【0138】
一実施態様において、本発明の化合物は、以下のものから選択される:
9-アリルオキシ-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-3-イル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-4-イル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル、
3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル、
4-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル、
[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イルオキシ]-アセトニトリル、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(オキサゾール-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(ピリジン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(3,5-ジクロロ-フェニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-ベンゾフラン-2-イル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-インドール-1-カルボン酸tert-ブチルエステル、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1H-インドール-2-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-3H-イミダゾール-4-イルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(5-tert-ブチル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
5-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ピリジン-2-カルボン酸メチルアミド、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ペント-1-イニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-ピリジン-2-イル-エチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-ピラジン-2-イル-エチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1H-インドール-5-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-メトキシ-フェニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-メトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1H-インダゾール-5-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-メトキシ-フェニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンズアミド、
5-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-2-フルオロ-ベンズアミド、
N-{3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-フェニル}-アセトアミド、
9-シクロプロピルエチニル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-ヒドロキシ-シクロペンチルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリミジン-5-イル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロヘキス-1-エニル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-メチル-1H-インドール-5-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-2-イルエチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
5-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ペント-4-インニトリル、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-メトキシ-フェニルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-3-イルエチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
4-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-N-メチル-ベンズアミド、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-フェニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(2-クロロ-フェニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イルメトキシ)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-[1,2,4]オキサジアゾール-5-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-モルホリン-4-イル-フェニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-4-フルオロ-ベンズアミド、
3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-5-フルオロ-ベンズアミド、
9-(3,3-ジメチル-ブト-1-イニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-4-イルエチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-イソオキサゾール-5-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-メチル-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-メトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
5-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ピリジン-2-カルボニトリル、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-イソプロポキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-エトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(2,3-ジメトキシ-フェニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(3-クロロ-2-メトキシ-ピリジン-4-イル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-イソニコチノニトリル、
9-(2,5-ジメトキシ-フェニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-エトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(2,6-ジメトキシ-ピリジン-3-イル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
4-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ニコチノニトリル、
9-tert-ブトキシメチル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-ピロリジン-1-イル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-ピロリジン-1-イル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-フェニル-オキサゾール-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(5-tert-ブチル-オキサゾール-2-イルメトキシ)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(5-シクロプロピル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-エチル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-メチル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-イソプロピル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロペンチルエチニル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロヘキシルエチニル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ヘキス-1-イニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-[3-(ベンジル-メチル-アミノ)-プロプ-1-イニル]-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-5-メチル-ヘキス-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロプロピル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4-メチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-エチル-3-ヒドロキシ-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-フェニル-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(3-ベンジルアミノ-プロプ-1-イニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[(フラン-2-イルメチル)-アミノ]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[1-(3-メチル-ブチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-メチル-フラン-2-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ヘキス-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1H-ピラゾール-4-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-プロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-[2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル、
2-[2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル、
9-(5-シクロプロピル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-エチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリミジン-2-イルエチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-フェニルアミノ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-ピリジン-3-イル-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロペンチルオキシメチル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-4-メチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロプロピルエチニル-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-イミダゾール-1-イル-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(2-シクロプロピル-エチル)-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロペンチルオキシメチル-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-ピリジン-3-イル-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-アリルオキシ-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-アリルオキシ-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(テトラヒドロ-ピラン-4-イルオキシメチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-{3-[(ピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-プロプ-1-イニル}-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ペンチル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロプロピルエチニル-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(2-シクロプロピル-エチル)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(オキセタン-3-イルオキシメチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-オキセタン-3-イルメトキシメチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(2,2-ジメチル-ブチルアミノ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4-メチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-エチル-ヘキシルアミノ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-メトキシ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-エトキシ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロプロピルメトキシ-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-フルオロ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[3-(2-メトキシ-エトキシ)-プロプ-1-イニル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[3-(2-エトキシ-エトキシ)-プロプ-1-イニル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[3-(2-フルオロ-エトキシ)-プロプ-1-イニル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(2,2-ジメチル-プロポキシメチル)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロヘキシルオキシメチル-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロプロピルメトキシメチル-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(テトラヒドロ-ピラン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(4,4-ジメチル-ペンチルオキシ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-4-メチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(3-シクロプロピル-プロポキシ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロヘキシルアミノ-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4,4-ジメチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-シクロペンチルメトキシメチル-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-フェニルアミノ-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(シクロヘキシル-メチル-アミノ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(シクロヘキシルメチル-アミノ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[(テトラヒドロ-ピラン-4-イルメチル)-アミノ]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-エチル-3-ヒドロキシ-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-メチル-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(2,2-ジメチル-プロポキシ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(テトラヒドロ-ピラン-4-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-4-メチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(テトラヒドロ-ピラン-4-イルメトキシメチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-メトキシ-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(オキセタン-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
9-(3-シクロプロピル-プロポキシ)-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[2-(1-ヒドロキシ-シクロペンチル)-エチル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン、
2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-テトラヒドロ-ピラン-4-イルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン。
【実施例】
【0206】
(一般的な合成手順)
(概略)
本発明の化合物は、以下の一般的方法及び手順を用いて容易に入手可能な出発材料から調製することができる。典型的な又は好ましいプロセス条件(すなわち、反応温度、時間、反応物のモル比、溶媒、圧力など)が与えられる場合、別途明記されない限り、他のプロセス条件も使用することができることが理解されるであろう。最適な反応条件は、使用される特定の反応物又は溶媒によって異なり得るが、そのような条件は、当業者によって、ルーチンの最適化手順により決定されることができる。
【0207】
さらに、当業者には明らかであるように、特定の官能基が望ましくない反応を受けるのを防ぐために、従来の保護基が必要となる場合がある。特定の官能基のための好適な保護基、並びに保護及び脱保護のための好適な条件の選択は、当技術分野において周知である。例えば、数多くの保護基、並びにそれらの導入及び除去は、T. W. Greene及びP. G. M. Wutsの文献、有機合成における保護基(Protecting Groups in Organic Synthesis), Wiley-Blackwell;第4改訂版(2006)、及びその中に引用されている参考文献に記載されている。
【0208】
以下の方法は、本明細書において先に記載されている代表的な6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オンの調製に関して詳細に提示されている。本発明の化合物は、有機合成の分野の当業者によって、公知の又は市販の出発材料及び試薬から調製されることができる。
【0209】
全ての試薬は商用等級であり、別途明記されない限り、それ以上精製することなく、受け取った状態で使用された。市販の無水溶媒は、不活性雰囲気下で実施される反応に使用された。別途規定されない限り、試薬等級溶媒が他の全ての場合に使用された。カラムクロマトグラフィーは、シリカ標準(30〜70μm)上で実施された。薄層クロマトグラフィーは、予めコーティングされたシリカゲル60 F-254プレート(0.25mm厚)を用いて実施された。
1H NMRスペクトルは、Bruker Advance 400 NMRスペクトロメータ(400MHz)又はBruker Advance 300 NMRスペクトロメータ(300MHz)で記録した。
1H NMRスペクトルの化学シフト(δ)は、内部基準としてのテトラメチルシラン(δ0.00)又は適当な残留溶媒ピークと比べた百万分率(ppm)で報告される。多重度は、一重線(s)、二重線(d)、二重線の二重線(dd)、三重線(t)、四重線(q)、多重線(m)、及びブロード(br)として与えられる。エレクトロスプレーMSスペクトルは、WatersプラットフォームLC/MSスペクトロメータ又はAgilent 1100 Series LC/MSDのいずれかで得られた。分析的LCMS:使用したカラム、Waters Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、2.1mm ID×50mm L、又はWaters Acquity UPLC BEH C18 1.7μm、2.1mm ID×30mm L、又はWatersのXBridge C18 3.5μm、2.1mm ID×50mm L。全ての方法でMeCN/H
2O勾配が使用されている。MeCN及びH
2Oは、0.1%ギ酸又はNH
3(10mM)のいずれかを含有する。分取LCMS:使用したカラム、Waters XBridge Prep C18 5μm、ODB 30mm ID×100mm L。全ての方法でMeOH/H
2O勾配又はMeCN/H
2O勾配のいずれかが使用されている。MeOH、MeCN、及びH
2Oは、0.1%ギ酸又は0.1%ジエチルアミンのいずれかを含有する。分析的キラルLC:使用したカラム、Chiralpak IA 5μm 250×4.6mm。マイクロ波加熱は、Biotage Initiatorを用いて実施された。
【0210】
表1:実験項で使用される略語の一覧
【表1】
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【0211】
(一般的な合成方法)
(中間体)
本発明による化合物を調製するための中間体を、以下のスキームに従って生成させることができる。
【化31】
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【0212】
(中間体1: [2-(3-メトキシ-フェニル)-エチル]-尿素)
3-メトキシフェネチルアミン(100g、661.3mmol、1当量)、尿素(157.3g、2619.0mmol、4当量)、AcOH(36mL)、及び水性HCl(12mL)のH
2O(800mL)溶液を還流下で5日間加熱した。反応混合物をRTに冷却し、固体を濾過して除去し、水で洗浄し、乾燥させると、中間体1が得られた。
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0213】
(中間体2: [2-(3-ヒドロキシ-フェニル)-エチル]-尿素)
中間体1(72g、370.7mmol)の濃HBr(500mL)溶液を還流下で一晩加熱した。反応混合物を、NaHCO
3の添加により塩基性pHにし、EtOAcで抽出した。有機層をMgSO
4上で乾燥させ、真空下で濃縮すると、中間体2が得られた。
【化33】
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【0214】
(中間体3: [2-(3-アリルオキシ-フェニル)-エチル]-尿素)
中間体2(45g、249.7mmol、1当量)及びK
2CO
3(103.5g、749.1mmol、3当量)の窒素雰囲気下の無水DMF(300mL)溶液に、臭化アリル(50.5mL、499.4mmol、2当量)を添加した。反応混合物を2.5日間撹拌し、その後、DMFを蒸発乾固させた。残渣をEtOAcに溶解させ、飽和Na
2CO
3、ブラインで洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、真空下で濃縮すると、中間体3が得られた。
【化34】
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【0215】
(中間体4: 1-[2-(3-アリルオキシ-フェニル)-エチル]-ピリミジン-2,4,6-トリオン)
ナトリウム(20.06g、872mmol、1当量)をEtOH(1.4L)に溶解させた。マロン酸ジエチル(132.4mL、872mmol、1当量)を添加し、反応混合物を還流下で1時間加熱した。EtOH(300mL)中の中間体3(96g、436mmol、0.5当量)を添加し、反応混合物を還流下で12時間加熱した。反応液をRTに冷却し、1N水性HClを添加し、沈殿物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させると、中間体4が得られた。
【化35】
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MW(計算値):288.3; MW(観測値):289.3(M+1)
【0216】
(中間体5: 9-アリルオキシ-2-クロロ-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
中間体4(20g、69.4mmol、1当量)のPOCl
3(150mL)溶液を50℃で3日間撹拌した。POCl
3を真空下で蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、飽和NaHCO
3でクエンチした。有機層を水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、濃縮すると、中間体5が得られた。
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):288.7; MW(観測値):289.3(M+1)
【0217】
(一般的方法)
(一般的方法A:)
【化37】
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NaH(2当量、鉱油中60%)の0℃の無水DCM溶液に、適切なキラリティを有する2-ヒドロキシメチル-[1,4]ジオキサン(2当量)を添加し、15分後、中間体5(1当量)を0℃で添加し、反応液をRTで終了まで撹拌する。飽和NH
4Clを反応混合物に添加し、有機層を水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、濃縮する。所望の生成物をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製する。
【0218】
2-ヒドロキシメチル-[1,4]ジオキサン、(R)2-ヒドロキシメチル-[1,4]ジオキサン、及び(S)2-ヒドロキシメチル-[1,4]ジオキサンは市販されているか、又は容易に調製することができる[Young Kimらの文献; Bioorganic & Medicinal Chemistry 15(2007) 2667-2679]。
【0219】
(一般的方法Aの例示的合成:)
(化合物118: 9-アリルオキシ-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
(R)2-ヒドロキシメチル-[1,4]ジオキサン(56.6g、479mmol、2当量)及びNaH(19.9g、479mmol、2当量、鉱油中60%)の無水DCM(300mL)溶液を0℃で30分間撹拌した。無水DCM(700mL)溶液中の中間体5(69.2g、240mmol、1当量)を0℃で添加した。反応混合物を2時間撹拌した。飽和NH
4Clを添加し、有機層を水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させた。粗生成物をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー(MeOH/DCM)により精製すると、化合物118が得られた。
【化38】
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【0220】
(化合物1: 9-アリルオキシ-2-(-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
化合物1を、一般的方法Aを用いて、2-ヒドロキシメチル-[1,4]ジオキサンから調製した。
【化39】
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MW(計算値):370.4; MW(観測値):371.4(M+1)
【0221】
(化合物117: 9-アリルオキシ-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
化合物117を、一般的方法Aを用いて、(S)2-ヒドロキシメチル-[1,4]ジオキサンから調製した。
【化40】
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MW(計算値):370.4; MW(観測値):371.2(M+1)
【0222】
(一般的方法B:)
【化41】
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化合物1、117、又は118(1当量)のDCM/MeOH(1/1)の混合物中の懸濁液に、K
2CO
3(2当量)及びPd(PPh
3)
4(0.05当量)を添加する。反応混合物を脱気した後、RTで撹拌する。終了後、水を該反応混合物に添加し、水層を分離する。水溶液のpHを2M水性HClでpH 1に調整する。沈殿物を濾過して除去し、水で洗浄し、乾燥させると、中間体6、7、又は8が得られる。
【0223】
(一般的方法Bの例示的合成:)
(中間体6: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
化合物118(31.15g、84.2mmol、1当量)のDCM/MeOH(1/1、800mL)の混合物中の懸濁液に、K
2CO
3(23.2g、138.2mmol、2当量)及びPd(PPh
3)
4(4.86g、4.21mmol、0.05当量)を添加した。反応混合物をRTで2時間撹拌した。水(800mL)を添加し、水層を分離した。水溶液のpHを2M水性HClでpH 1に調整する。沈殿物を濾過して除去し、水で洗浄し、乾燥させると、中間体6が得られた。
【化42】
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MW(計算値):330.4; MW(観測値):331.3(M+1)
【0224】
(中間体7: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
中間体7を、一般的方法Bを用いて、化合物117から調製した。
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0225】
(中間体8: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
中間体8を、一般的方法Bを用いて、化合物1から調製した。
【化44】
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MW(計算値):330.4; MW(観測値):331.0(M+1)
【0226】
(一般的方法C:)
中間体6、7、又は8(1当量)、N-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(1.2当量)、及びEt
3N(1.3当量)の窒素下のDCM溶液をRTで終了まで撹拌する。反応混合物を濃縮し、粗製物をiPrOHからの結晶化により精製すると、中間体9、10、又は11が得られる。
【0227】
(一般的方法Cの例示的合成:)
(中間体9:トリフルオロ-メタンスルホン酸2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イルエステル)
中間体6(24g、72.7mmol、1当量)、N-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)(31.15g、87.2mmol、1.2当量)、及びEt
3N(13.2mL、94.4mmol、1.3当量)の窒素雰囲気下のDCM(700mL)溶液をRTで一晩撹拌する。反応混合物を濃縮する。粗製物をiPrOH(75mL)中に取り、還流下で加熱し、RTに冷却する。RTで2日後、固体を濾過して除去し、乾燥させると、中間体9が得られる。
【化45】
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【0228】
(中間体10:トリフルオロ-メタンスルホン酸2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イルエステル)
中間体10を、一般的方法Cを用いて、中間体7から調製した。
【0229】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0230】
(中間体11:トリフルオロ-メタンスルホン酸2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イルエステル)
中間体11を、一般的方法Cを用いて、中間体8から調製した。
【化47】
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MW(計算値):462.4; MW(観測値):463.3(M+1)
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
(中間体13: 9-アミノ-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン塩酸塩)
(工程1: 9-(ベンズヒドリリデン-アミノ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体12))
中間体9(1g、2.16mmol、1当量)、Pd(OAc)
2(24mg、0.11mmol 0.05当量)、Cs
2CO
3(2.11g、6.48mmol、3当量) BINAP(134mg、0.21mmol、0.1当量)、及びベンゾフェノンイミン(587mg、3.24mmol、1.5当量)のトルエン(20mL)溶液を、マイクロ波中、150℃で45分間加熱した。溶媒を蒸発乾固させ、粗混合物を水中に取り、EtOAcで抽出した。有機層をMgSO
4上で乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによる精製後、中間体12の9-(ベンズヒドリリデン-アミノ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オンが得られ、これを次の工程で直ちに使用した。
【0232】
(工程2: 9-アミノ-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン塩酸塩(中間体13))
最小限のDCM/Et
2O中の中間体12の溶液に、Et
2O(4mL)中の2N HClを添加した。沈殿物を濾過して除去し、乾燥させると、中間体13が得られた。
【化49】
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MW(計算値):329.4; MW(観測値):330.2(M+1)
【0233】
(一般的方法D:)
【化50】
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対応するアルコール(2当量)をNaH(2当量、鉱油中60%)の0℃のTHF溶液に添加する。反応液をRTまで30分間温め、その後、再び0℃で冷却する。ブロモメチルトリフルオロボレート(1当量)を該反応液に一度に添加し、混合物をRTで数時間から3日間撹拌する(
19F-NMRでモニタリングする)。反応液をKHF
2(1.5M、3当量)溶液でクエンチし、混合物を蒸発乾固させる。残渣をアセトンに懸濁させ、無機物を濾過して除去し、濾液を蒸発乾固させる。残渣を最小量のアセトンに懸濁させ、Et
2Oを添加し、生成物を濾過により得る。
【0234】
(一般的方法Dの例示的合成:)
(中間体14:テトラヒドロ-2H-ピラン-4-オール-メチル トリフルオロボレート)
【化51】
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テトラヒドロ-ピラン-4-オール(152mg、1.49mmol、2当量)をNaH(60mg、1.49mmol、2当量、鉱油中60%)の0℃のTHF(4mL)溶液に添加した。反応液をRTまで30分間温め、その後、再び0℃で冷却した。ブロモメチルトリフルオロボレート(150mg、0.75mmol、1当量)を該反応液に一度に添加し、混合物をRTで1日間撹拌した(
19F-NMRでモニタリングした)。反応液をKHF
2(1.5mL、1.5M、3当量)溶液でクエンチし、混合物を蒸発乾固させた。残渣をアセトンに懸濁させ、無機物を濾過して除去し、濾液を蒸発乾固させた。残渣を最小量のアセトン(1.5mL)に懸濁させ、Et
2O(6mL)を添加した。中間体14を濾過により得た。
【化52】
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【0235】
(中間体15:カリウム3-オキシ-オキセタンメチルトリフルオロボレート)
【化53】
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中間体15を、オキセタン-3-オールを用いて、一般的方法Dにより調製した(トリフルオロボレート試薬は、濾液ではなく、無機物とともに回収された)。
【化54】
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【0236】
(中間体16:カリウム(3-メチル-3-メチルオキシ-オキセタン-メチルトリフルオロボレート)
【化55】
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中間体16を、(3-メチルオキセタン-3-イル)メタノールを用いて、一般的方法Dにより調製した(トリフルオロボレート試薬は、濾液ではなく、無機物とともに回収された)。
【化56】
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【0237】
(中間体17:カリウム2,2-ジメチル-プロピルオキシ-メチルトリフルオロボレート)
【化57】
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中間体17を、2,2-ジメチル-プロパン-1-オールを用いて、一般的方法Dにより調製した。
【化58】
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【0238】
(中間体18:カリウムシクロプロピルメトキシ-メチルトリフルオロボレート)
【化59】
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中間体18を、シクロプロピル-メタノールを用いて、一般的方法Dにより調製した。
【化60】
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【0239】
(中間体19:シクロペンチルメトキシ-メチルトリフルオロボレート)
【化61】
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中間体19を、シクロペンチル-メタノールを用いて、一般的方法Dにより調製した。
【化62】
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【0240】
(中間体20:カリウム2-シクロプロピル-エチル-トリフルオロボレート)
【化63】
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還流冷却器及び追加の漏斗を備えた2首丸底フラスコに、Mg(193mg、8.05mmol、3当量)及びEt
2O(1mL)をN
2下で仕込んだ。1滴のニートの(2-ブロモ-エチル)-シクロプロパン、次いで、2滴のジブロモエタンを添加した。最初の泡が現われたら、Et
2O(5mL)中の(2-ブロモ-エチル)-シクロプロパン(400mg、2.68mmol、1当量)を滴加した。添加が終了すると、得られた懸濁液をRTで1時間撹拌した。N
2でパージした別々のフラスコ中で、THF(6mL)中のB(OMe)
3(0.45mL、4.02mmol、1.5当量)から作られた溶液を-78℃に冷却した。この溶液に、2-シクロプロピル-エチルマグネシウムブロミド懸濁液を、両頭針を介して滴加した。混合物を-78℃で1時間撹拌しておき、その後、RTまで1時間温めた。該混合物を0℃に冷却した後、KHF
2(2.5mL、4.5M、4.1当量)の飽和水溶液を滴加し、反応混合物をRTに温めておいた。30分後、溶液を真空中で濃縮した。乾燥した固体を熱いアセトンで粉砕化し、濾過して、無機塩を除去した。得られた濾液を濃縮し、固体残渣をEt
2Oで粉砕化した。カリウム2-シクロプロピル-エチル-トリフルオロボレートを濾過し、真空中で乾燥させた。
【化64】
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【0241】
(一般的方法E:)
【化65】
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バイアルに、中間体9、10、又は11(1当量)、適当なボロン酸、ボロン酸エステル、又はカリウムトリフルオロボレート(4.4当量)、Cs
2CO
3(2.6当量)、(DPPF)PdCl
2.DCM(0.05当量)を、1,4-ジオキサン/H
2O(10/1、v/v)中で仕込み、混合物をN
2で脱気する。バイアルを密閉し、80℃で加熱する。反応が終了したら、バイアルをRTに冷却し、反応液を後処理するか、又は揮発性物質を真空下で蒸発させる。その後、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー、分取TLC、又は分取HPLC-MSのいずれかによる精製の後、生成物が得られる。
【0242】
(一般的方法Eの例示的合成:)
(化合物2: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-3-イル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化66】
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バイアルに、中間体11(84mg、0.074mmol、1当量)、ピリジン-3-ボロン酸(40mg、0.327mmol、4.4当量)、Cs
2CO
3(62mg、0.190mmol、2.6当量)、(DPPF)PdCl
2.DCM(3.3mg、0.004mmol、0.05当量)を、1,4-ジオキサン(1mL)及びH
2O(0.1mL)中で仕込み、混合物をN
2で脱気した。バイアルを密閉し、80℃で加熱した。1時間後、バイアルをRTに冷却し、揮発性物質を真空下で蒸発させた。その後、残渣を、7.5%MeOH/DCMで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物2が得られた。
【化67】
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【0243】
(一般的方法F:)
【化68】
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中間体6、7、又は8(1当量)、適当なアルキル化剤(1.5当量)、K
2CO
3(2当量)、KI(1当量)のMEK溶液を80℃で加熱する。反応が終了したら、揮発性物質を蒸発乾固させ、残渣をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、所望の生成物が得られる。
【0244】
(一般的方法Fの例示的合成:)
(化合物8: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(オキサゾール-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化69】
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中間体8(40mg、0.12mmol、1当量)、2-クロロメチルオキサゾール(21mg、0.18mmol、1.5当量)、K
2CO
3(33mg、0.24mmol、2当量)、KI(20mg、0.12mmol、1当量)のMEK(2mL)溶液を80℃で16時間加熱した。反応液を蒸発乾固させ、残渣を、4%MeOH/DCMで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物8が得られた。
【化70】
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MW(計算値):411.4; MW(観測値):412.4(M+1)
【0245】
(一般的方法G:)
【化71】
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中間体9、10、11(1当量)をDMFに溶解させ、適当なアルキン(3当量)、次いで、TEA(3.5当量)を添加し、混合物を脱気する。Pd(PPh
3)
3Cl
2(0.05当量)をCuI(0.2当量)とともに添加し、反応混合物を80℃で加熱する。反応が終了したら、それをRTに冷却し、後処理するか、又は揮発性物質を蒸発乾固させる。その後、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー、分取TLC、又は分取HPLC-MSのいずれかによる精製の後に、生成物が得られる。
【0246】
(一般的方法Gの例示的合成:)
(化合物16: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-メチル-1H-イミダゾール-2-イルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化72】
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中間体11(1.4g、3.03mmol、1当量)をDMF(20mL)に溶解させ、5-エチニル-1-メチル-1H-イミダゾール(0.92mL、9.09mmol、3当量)、次いで、TEA(1.48mL、10.61mmol、3.5当量)を添加した。混合物を脱気し、Pd(PPh
3)
3Cl
2(106mg、0.15mmol、0.05当量)をCuI(115mg、0.61mmol、0.2当量)とともに添加した。反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応液をRTに冷却し、ブラインでクエンチし、その後、混合物をEtOAcで抽出した。有機層をMgSO
4上で乾燥させ、溶媒を真空下で蒸発させた。その後、粗生成物を、0〜5%MeOH/DCMで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物16が得られた。
【化73】
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MW(計算値):418.4; MW(観測値):419.4(M+1)
【0247】
(一般的方法H:)
【化74】
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tBuOK(3当量)を、対応するアセチレンアルコール(1当量)のTHF溶液に添加し、その後、MeI(10当量)を添加し、反応液をRTで撹拌する。反応が終了したら、反応混合物を濾過し、濾液を蒸発乾固させる。分取TLCによる精製の後に、生成物が得られる。
【0248】
(一般的方法Hの例示的合成:)
(化合物110: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-4-メチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化75】
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tBuOK(5.19mg、0.046mmol、0.95当量)を、化合物90(20mg、0.049mmol、1当量)のTHF(2mL)溶液に添加し、その後、MeI(0.030mL、0.487mmol、10当量)を添加し、反応液をRTで16時間撹拌した。tBuOK(11mg、0.097mmol、2当量)をもう少し添加し、反応液をさらに1日間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を蒸発乾固させた。粗生成物を、2%MeOH/DCMで溶出させる分取TLCにより精製すると、化合物110が得られた。
【化76】
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MW(計算値):424.5; MW(観測値):425.2(M+1)
【0249】
(一般的方法I:)
【化77】
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バイアルにPd/C(10%w/w)を仕込み、適当なアルキン(1当量)のMeOH溶液を添加する。この系をN
2でパージした後、H
2で満たし、その後、反応液をRTで終了まで撹拌する。反応液をセライトに通して濾過し、濾液を蒸発乾固させる。シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー、分取TLC、又は分取HPLC-MSのいずれかによる精製の後に、混じりけのない生成物が得られる。
【0250】
(一般的方法Iの例示的合成:)
(化合物116: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-ピリジン-3-イル-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化78】
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バイアルにPd/C(9mg、10%w/w)を仕込み、化合物108(87mg 0.20mmol、1当量)のMeOH(10mL)溶液を添加した。この系をN
2でパージした後、H
2で満たし、その後、反応液をRTで16時間撹拌した。反応液をセライトに通して濾過し、濾液を蒸発乾固させた。粗生成物を分取HPLC-MSにより精製すると、化合物116が得られた。
【化79】
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MW(計算値):449.5; MW(観測値):450.1(M+1)
【0251】
(一般的方法J:)
【化80】
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中間体13(1当量)をDMFに溶解させ、適当なアルデヒド(4当量)、次いで、KOH(1当量)を添加する。反応液をRTで15分間撹拌した後、STAB(10当量)を添加し、その後、混合物をRTで反応の終了まで撹拌する。その後、該混合物をブラインでクエンチし、EtOAcで抽出し、有機層をMgSO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させる。分取HPLC-MSによる精製により、対応する生成物が得られる。
【0252】
(一般的方法Jの例示的合成:)
(化合物126: 9-(2,2-ジメチル-ブチルアミノ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化81】
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中間体13(50mg、0.14mmol、1当量)をDMF(2mL)に溶解させ、2,2-ジメチルブタナール(56mg、0.56mmol、4当量)、次いで、KOH(8mg、0.14mmol、1当量)を添加した。反応液をRTで15分間撹拌した後、STAB(297mg、1.40mmol、10当量)を添加し、その後、混合物をRTで2日間撹拌した。反応液をブラインでクエンチし、混合物をEtOAcで抽出した。有機層をMgSO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させた。粗生成物を分取HPLC-MSにより精製すると、化合物126が得られた。
【化82】
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MW(計算値):413.5; MW(観測値):414.4(M+1)
【0253】
(一般的方法K:)
【化83】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体15))
中間体15の2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オンを、中間体9及びプロプ-2-イン-1-オールを用いて、一般的方法Eにより合成した。
【0254】
(工程2:)
中間体15(1当量)をTHF/DMF(1/1)の混合物に溶解させ、NaH(1.1当量、鉱油中60%)、次いで、適当なアルキル化剤(1当量)を添加し、反応液を70℃で撹拌する。反応が終了したら、混合物をブライン及びEtOAcで後処理し、有機層をMgSO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させる。分取HPLC-MSによる精製により、対応する生成物が得られる。
【0255】
(一般的方法Kの例示的合成:)
(化合物133: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[3-(2-メトキシ-エトキシ)-プロプ-1-イニル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化84】
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中間体15(92mg、0.25mmol、1当量)をTHF/DMF(6mL、1/1)の混合物に溶解させ、NaH(11mg、0.275mmol、1.1当量、鉱油中60%)、次いで、1-ブロモ-2-メトキシ-エタン(35mg、0.25mmol、1当量)を添加し、反応液をRTで16時間、その後、70℃で1日間撹拌した。混合物をブライン及びEtOAcで後処理し、有機層をMgSO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させた。粗生成物を分取HPLC-MSにより精製すると、化合物133が得られた。
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):426.5; MW(観測値):427.4(M+1)
【0256】
(一般的方法L:)
【化86】
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tBuOK(2.2当量)のDMF溶液に、中間体6(1当量)の0℃のDMF溶液を滴加し、混合物を1時間撹拌する。適当なアルキル化剤(10当量)のDMF溶液を先の0℃の溶液に滴加し、その後、反応液を80℃で撹拌する。反応が終了したら、混合物をRTに冷却し、水でクエンチし、EtOAcで抽出する。合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させる。分取TLCによる精製により、生成物が分離される。
【0257】
(一般的方法Lの例示的合成:)
(化合物158: 9-(2,2-ジメチル-プロポキシ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
tBuOK(19mg、0.166mmol、1.1当量)のDMF(2mL)溶液に、中間体6(50mg、0.151mmol、1当量)の0℃のDMF(2mL)を滴加し、混合物を1時間撹拌した。1-ヨード-2,2-ジメチル-プロパン(0.021mL、0.159mmol、1.05当量)のDMF(2mL)溶液を先の0℃の溶液に滴加し、その後、反応液を80℃で1日間撹拌した。追加の試薬の1-ヨード-2,2-ジメチル-プロパン(0.4mL、10当量)及びtBuOK(19mg、0.166mmol、1.1当量)を添加し、反応液を80℃でもう1日間撹拌した。混合物をRTに冷却し、水でクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させた。分取TLC[DCM/MeOH、98/2]による精製により、化合物158が得られた。
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):400.5; MW(観測値):401.2(M+1)
【0258】
(本発明の化合物)
本発明による化合物を下記の通りに生成させることができる。
【0259】
(化合物1: 9-アリルオキシ-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0260】
(化合物2: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-3-イル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0261】
(化合物3: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-4-イル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びピリジン-4-ボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0262】
(化合物4: 2-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル)
この化合物は、中間体11及び2-シアノフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0263】
(化合物5: 3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル)
この化合物は、中間体11及び3-シアノフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0264】
(化合物6: 4-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル)
この化合物は、中間体11及び4-シアノフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0265】
(化合物7: [2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イルオキシ]-アセトニトリル)
この化合物は、中間体8及びブロモ-アセトニトリルを用いて、一般的方法Fにより調製される。KIは実験で使用されなかった。
【0266】
(化合物8: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(オキサゾール-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0267】
(化合物9: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(ピリジン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及びピリジン-2-イル-メタノール塩酸塩を用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0268】
(化合物10: 9-(3,5-ジクロロ-フェニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3,5-ジクロロフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0269】
(化合物11: 9-ベンゾフラン-2-イル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-ベンゾフラン-2-イルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0270】
(化合物12: 2-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-インドール-1-カルボン酸tert-ブチルエステル)
この化合物は、中間体11及び1-(tert-ブトキシカルボニル)-1H-インドール-2-イルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0271】
(化合物13: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1H-インドール-2-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
化合物12(57mg、0.11mmol)をDCM/TFA(1/1、2mL)の混合物に溶解させ、反応液をRTで6時間撹拌した。混合物を蒸発乾固させると、化合物13がTFA塩として回収された。
【化90】
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MW(計算値):429.5 MW(観測値):430.5(M+1)
【0272】
(化合物14: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-メトキシ-5-ピリジンボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0273】
(化合物15: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-トリフルオロメチル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-(トリフルオロメチル)ピリジン-5-ボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0274】
(化合物16: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-3H-イミダゾール-4-イルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0275】
(化合物17: 9-(5-tert-ブチル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び5-(tert-ブチル)-3-(クロロメチル)-1,2,4-オキサジアゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0276】
(化合物18: 5-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ピリジン-2-カルボン酸メチルアミド)
この化合物は、中間体11及び2-(N-メチルアミノカルボニル)ピリジン-5-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0277】
(化合物19: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ペント-1-イニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びペント-1-インを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0278】
(化合物20: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-ピリジン-2-イル-エチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化91】
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(工程1: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-((E)-2-ピリジン-2-イル-ビニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体22))
丸底フラスコに、中間体11(50mg、0.11mmol、1当量)、2-ビニル-ピリジン(0.014mL、0.13mmol、1.2当量)、(DPPF)PdCl
2.DCM(4.4mg、0.0054mmol、0.05当量)、及びTEA(0.03mL、0.22mmol、2当量)をN
2下で仕込み、その後、該フラスコを脱気した。その後、DMF(2mL)を添加し、反応液を100℃で16時間撹拌した。反応液をRTに冷却し、蒸発乾固させ、その後、残渣を、0〜3%MeOH/DCMで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、中間体22の2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-((E)-2-ピリジン-2-イル-ビニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オンが得られた。
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):417.5; MW(観測値):418.4(M+1)
【0279】
(工程2: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-ピリジン-2-イル-エチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物20))
丸底フラスコに、中間体22(45mg、0.11mmol、1当量)、PtO
2(6mg、0.025mmol、0.23当量)を仕込み、THF(2mL)を添加した。この系をN
2でパージした後、H
2で満たし、その後、反応液をRTで16時間撹拌した。反応混合物をSPEグアニジンカートリッジに通して濾過し、溶媒を蒸発乾固させた。粗生成物を、1〜10%MeOH/DCMで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物20が得られた。
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):419.5; MW(観測値):420.5(M+1)
【0280】
(化合物21: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-ピラジン-2-イル-エチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化94】
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(工程1: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-((E)-2-ピラジン-2-イル-ビニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体23))
丸底フラスコに、中間体11(50mg、0.11mmol、1当量)、2-ビニル-ピリジン(0.014mL、0.13mmol、1.2当量)、(DPPF)PdCl
2.DCM(4.4mg、0.0054mmol、0.05当量)、及びTEA(0.03mL、0.22mmol、2当量)をN
2下で仕込み、その後、該フラスコを脱気した。その後、DMF(2mL)を添加し、反応液を100℃で16時間撹拌した。該反応液をRTに冷却し、蒸発乾固させ、その後、残渣を、0〜4%MeOH/DCMで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、中間体23の2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-((E)-2-ピラジン-2-イル-ビニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オンが得られた。
【化95】
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MW(計算値):418.5; MW(観測値):419.4(M+1)
【0281】
(工程2: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-ピラジン-2-イル-エチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物21))
丸底フラスコに、中間体23(38mg、0.09mmol、1当量)、PtO
2(5mg、0.021mmol、0.23当量)を仕込み、THF(2mL)を添加した。この系をN
2でパージした後、H
2で満たし、その後、反応液をRTで16時間撹拌した。反応混合物をSPEグアニジンカートリッジに通して濾過し、溶媒を蒸発乾固させた。粗生成物を、1〜10%MeOH/DCMで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物21が得られた。
【化96】
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MW(計算値):420.5; MW(観測値):421.5(M+1)
【0282】
(化合物22: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1H-インドール-5-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び5-インドリルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0283】
(化合物23: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-メトキシ-フェニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-メトキシフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0284】
(化合物24: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-メトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3-メトキシ-5-ピリジンボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0285】
(化合物25: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1H-インダゾール-5-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1H-インダゾール-5-ボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0286】
(化合物26: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-メトキシ-フェニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び4-メトキシフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0287】
(化合物27: 3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンズアミド)
この化合物は、中間体11及び3-アミノカルボニルフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0288】
(化合物28: 5-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-2-フルオロ-ベンズアミド)
この化合物は、中間体11及び3-(アミノカルボニル)-4-フルオロベンゼンボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0289】
(化合物29: N-{3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-フェニル}-アセトアミド)
この化合物は、中間体11及び3-アセトアミドフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0290】
(化合物30: 9-シクロプロピルエチニル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びエチニル-シクロプロパンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0291】
(化合物31: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-ヒドロキシ-シクロペンチルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-エチニル-シクロペンタノールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0292】
(化合物32: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリミジン-5-イル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び5-ピリミジニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0293】
(化合物33: 9-シクロヘキス-1-エニル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びシクロヘキセン-1-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0294】
(化合物34: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-メチル-1H-インドール-5-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-メチルインドール-5-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0295】
(化合物35: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-メチル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び6-メチルピリジン-3-イルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0296】
(化合物36: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-2-イルエチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-エチニル-ピリジンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0297】
(化合物37: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3-メトキシ-プロピンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0298】
(化合物38: 5-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ペント-4-インニトリル)
この化合物は、中間体11及びペント-4-インニトリルを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0299】
(化合物39: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びプロプ-2-イン-1-オールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0300】
(化合物40: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-メトキシ-フェニルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-エチニル-4-メトキシ-ベンゼンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0301】
(化合物41: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-3-イルエチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3-エチニル-ピリジンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0302】
(化合物42: 4-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-N-メチル-ベンズアミド)
この化合物は、中間体11及び4-(N-メチルアミノカルボニル)フェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0303】
(化合物43: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-フェニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3-メトキシフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0304】
(化合物44: 9-(2-クロロ-フェニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-クロロフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0305】
(化合物45: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びブト-3-イン-1-オールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0306】
(化合物46: 9-(1,5-ジメチル-1H-ピラゾール-3-イルメトキシ)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び3-クロロメチル-1,5-ジメチル-1H-ピラゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0307】
(化合物47: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び3-クロロメチル-1-メチル-1H-ピラゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0308】
(化合物48: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-[1,2,4]オキサジアゾール-5-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び5-クロロメチル-3-メチル-[1,2,4]オキサジアゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0309】
(化合物49: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-モルホリン-4-イル-フェニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び4-モルホリノフェニルボロン酸を、塩基としてのCsF及び溶媒としてのDMFとともに用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0310】
(化合物50: 3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-4-フルオロ-ベンズアミド)
この化合物は、中間体11及び5-カルバモイル-2-フルオロベンゼンボロン酸を、塩基としてのCsF及び溶媒としてのDMFとともに用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0311】
(化合物51: 3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-5-フルオロ-ベンズアミド)
この化合物は、中間体11及び3-(アミノカルボニル)-5-フルオロベンゼンボロン酸を、塩基としてのCsF及び溶媒としてのDMFとともに用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0312】
(化合物52: 9-(3,3-ジメチル-ブト-1-イニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3,3-ジメチル-ブト-1-インを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0313】
(化合物53: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリジン-4-イルエチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び4-エチニル-ピリジンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0314】
(化合物54: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-イソオキサゾール-5-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び5-クロロメチル-3-メチル-イソオキサゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0315】
(化合物55: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-メチル-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-メチル-ブト-3-イン-2-オールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0316】
(化合物56: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-メトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-メトキシ-3-ピリジニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0317】
(化合物57: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びカリウム(シアノメチル)トリフルオロボレートを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0318】
(化合物58: 9-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0319】
(化合物59: 5-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ピリジン-2-カルボニトリル)
この化合物は、中間体11及び2-シアノピリジン-5-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0320】
(化合物60: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-イソプロポキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び6-イソプロポキシピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0321】
(化合物61: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-エトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び6-エトキシピリジン-3-ボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0322】
(化合物62: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-モルホリン-4-イル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジニル]モルホリンを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0323】
(化合物63: 9-(2,3-ジメトキシ-フェニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2,3-ジメトキシフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0324】
(化合物64: 9-(3-クロロ-2-メトキシ-ピリジン-4-イル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3-クロロ-2-メトキシピリジン-4-ボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0325】
(化合物65: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-メチル-ピリジン-4-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-メチルピリジン-4-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0326】
(化合物66: 3-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-イソニコチノニトリル)
この化合物は、中間体11及び4-シアノピリジン-3-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0327】
(化合物67: 9-(2,5-ジメトキシ-フェニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2,5-ジメトキシフェニルボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0328】
(化合物68: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-[1,2']ビピリジニル-5'-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジニル]ピペリジンを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0329】
(化合物69: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-エトキシ-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-エトキシピリジン-3-ボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0330】
(化合物70: 9-(2,6-ジメトキシ-ピリジン-3-イル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2,6-ジメトキシ-3-ピリジンボロン酸を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0331】
(化合物71: 4-[2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ニコチノニトリル)
この化合物は、中間体11及び3-シアノピリジン-4-ボロン酸、ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0332】
(化合物72: 9-tert-ブトキシメチル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びカリウムtert-ブトキシメチルトリフルオロボレートを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0333】
(化合物73: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-ピロリジン-1-イル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-(ピロリジン-1-イル)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0334】
(化合物74: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(6-ピロリジン-1-イル-ピリジン-3-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-(1-ピロリジニル)-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジンを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0335】
(化合物75: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-フェニル-オキサゾール-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び2-クロロメチル-5-フェニル-オキサゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0336】
(化合物76: 9-(5-tert-ブチル-オキサゾール-2-イルメトキシ)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び5-tert-ブチル-2-クロロメチル-オキサゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0337】
(化合物77: 9-(5-シクロプロピル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び3-クロロメチル-5-シクロプロピル-[1,2,4]オキサジアゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0338】
(化合物78: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-エチル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び3-クロロメチル-5-エチル-[1,2,4]オキサジアゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0339】
(化合物79: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-メチル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び3-クロロメチル-5-メチル-[1,2,4]オキサジアゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0340】
(化合物80: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-イソプロピル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体8及び3-クロロメチル-5-イソプロピル-[1,2,4]オキサジアゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0341】
(化合物81: 9-シクロペンチルエチニル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びエチニル-シクロペンタンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0342】
(化合物82: 9-シクロヘキシルエチニル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びエチニル-シクロヘキサンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0343】
(化合物83: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3-メチル-ブト-1-インを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0344】
(化合物84: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ヘキス-1-イニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びヘキス-1-インを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0345】
(化合物85: 9-[3-(ベンジル-メチル-アミノ)-プロプ-1-イニル]-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びベンジル-メチル-プロプ-2-イニル-アミンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0346】
(化合物86: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-5-メチル-ヘキス-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び5-メチル-ヘキス-1-イン-3-オールを、塩基としてのiPr
2NH及び溶媒としてのTHFとともに用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0347】
(化合物87: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びブト-3-イン-2-オールを、塩基としてのiPr
2NH及び溶媒としてのTHFとともに用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0348】
(化合物88: 9-シクロプロピル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びカリウムシクロプロピルトリフルオロボレートを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0349】
(化合物89: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びペント-1-イン-3-オールを、塩基としてのiPr
2NH及び溶媒としてのTHFとともに用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0350】
(化合物90: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4-メチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び4-メチル-ペント-1-イン-3-オールを、塩基としてのiPr
2NH及び溶媒としてのTHFとともに用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0351】
(化合物91: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-エチル-3-ヒドロキシ-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【0352】
この化合物は、中間体11及び3-エチル-ペント-1-イン-3-オールを、塩基としてのiPr
2NH及び溶媒としてのTHFとともに用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0353】
(化合物92: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-フェニル-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-フェニル-ブト-3-イン-2-オールを、塩基としてのCs
2CO
3及び溶媒としてのMeCNとともに還流下で用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0354】
(化合物93: 9-(3-ベンジルアミノ-プロプ-1-イニル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びベンジル-プロプ-2-イニル-アミンを、塩基としてのCs
2CO
3及び溶媒としてのMeCNとともに還流下で用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0355】
(化合物94: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[(フラン-2-イルメチル)-アミノ]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化97】
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中間体11(200mg、0.433mmol、1当量)、フラン-2-イルメタンアミン(0.038mL、0.433mmol、1当量)、及びCs
2CO
3(0.17g、0.519mmol、1.2当量)のトルエン(4mL)懸濁液をArで30分間脱気した後、BINAP(+/-)(16mg、0.026mmol、0.06当量)及びPd(OAc)
2(3.88mg、0.017mmol、0.04当量)を添加した。反応液を65℃まで16時間加熱した。該反応液をRTに冷却し、BINAP(+/-)(16mg、0.026mmol、0.06当量)及びPd(OAc)
2(3.88mg、0.017mmol、0.04当量)を添加し、反応液を脱気した。該反応液を80℃までさらに1日間加熱した。該反応液をRTに冷却し、BINAP(+/-)(16mg、0.026mmol、0.06当量)及びPd(OAc)
2(3.88mg、0.017mmol、0.04当量)を添加し、反応液を脱気した。該反応液を80℃までさらに1日間加熱した。該反応液をRTに冷却し、DCMで希釈し、0.5N水性KHSO
4で洗浄した。水層をDCMで抽出し、合わせた有機層をNa
2SO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させた。粗生成物を分取HPLC-MS[H
2O(98→2): MeCN(2→98)/0.1%HCO
2H]により精製すると、化合物94が得られた。
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):409.4; MW(観測値):410.2(M+1)
【0356】
(化合物95: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-エチル-1H-ピラゾール-4-ボロン酸、ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0357】
(化合物96: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[1-(3-メチル-ブチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-(3-メチルブチル)-1H-ピラゾール-4-ボロン酸、ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0358】
(化合物97: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(5-メチル-フラン-2-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び2-メチルフラン-5-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0359】
(化合物98: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ヘキス-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びヘキス-1-イン-3-オール、塩基としてのCs
2CO
3、及び溶媒としてのMeCNを還流下で用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0360】
(化合物99: 9-(3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び3,5-ジメチルピラゾール-4-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0361】
(化合物100: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1H-ピラゾール-4-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びピラゾール-4-ボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0362】
(化合物101: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-プロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-プロピル-1H-ピラゾール-4-ボロン酸、ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0363】
(化合物102: 2-[2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル)
この化合物は、中間体10及び2-シアノフェニルボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0364】
(化合物103: 2-[2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-4-オキソ-6,7-ジヒドロ-4H-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-9-イル]-ベンゾニトリル)
この化合物は、中間体9及び2-シアノフェニルボロン酸ピナコールエステルを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0365】
(化合物104: 9-(5-シクロプロピル-[1,2,4]オキサジアゾール-3-イルメトキシ)-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体7及び3-クロロメチル-5-シクロプロピル-[1,2,4]オキサジアゾールを用いて、一般的方法Fにより調製される。
【0366】
(化合物105: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-エチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
(工程1: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-プロプ-1-イニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体24))
中間体24の2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-プロプ-1-イニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オンは、中間体11及びエチニル-トリメチル-シランを用いて、一般的方法Eにより合成される。
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):410.5; MW(観測値):411.4(M+1)
【0367】
(工程2: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-エチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物105))
TBAF(4.06mL、4.06mmol、1.2当量)を、中間体24(1.39g、3.39mmol、1当量)の0℃のTHF(40mL)溶液に滴加し、反応液を0℃で1時間撹拌した。その後、該反応液を蒸発乾固させ、残渣を1N HClに再溶解させた。水相をDCMで抽出し、合わせた有機層をMgSO
4上で乾燥させ、溶媒を真空下で蒸発させた。粗生成物を、0〜5%MeOH/DCMで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物105が得られた。
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):330.3; MW(観測値):331
【0368】
(化合物106: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ピリミジン-2-イルエチニル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
化合物105(50mg、0.15mmol、1当量)をDMF(3mL)に溶解させ、5-ブロモ-ピリミジン(47mg、0.30mmol、2当量)、次いで、TEA(0.062mL、0.44mmol、3当量)を添加し、混合物を脱気した。Pd(PPh
3)
3Cl
2(5mg、0.0074mmol、0.05当量)をCuI(6mg、0.029mmol、0.2当量)とともに添加し、反応混合物を80℃で16時間加熱した。揮発性物質を蒸発乾固させ、粗生成物を、0〜5%MeOH/DCMで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物106が得られた。
【0369】
(化合物107: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-フェニルアミノ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びフェニル-プロプ-2-イニル-アミンを、塩基としてのiPr
2NH及び溶媒としてのTHFとともに用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0370】
(化合物108: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-ピリジン-3-イル-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-ピリジン-3-イル-プロプ-2-イン-1-オールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0371】
(化合物109: 9-シクロペンチルオキシメチル-2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びカリウムシクロペントキシメチルトリフルオロボレートを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0372】
(化合物110: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-4-メチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0373】
(化合物111: 9-シクロプロピルエチニル-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体10及びエチニル-シクロプロパンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0374】
(化合物112: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体9及び3-メチル-ブト-1-インを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0375】
(化合物113: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-イミダゾール-1-イル-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及び1-プロプ-2-イニル-1H-イミダゾールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0376】
(化合物114: 9-(2-シクロプロピル-エチル)-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
丸底フラスコに、中間体10(2g、4.33mmol、1当量)、中間体20(1.1g、6.5mmol、1.5当量)、K
2CO
3(1.8g、13mmol、3当量)、Pd(OAc)
2(19mg、0.087mmol、0.02当量)、RuPhos(81mg、0.173mmol、0.04当量)、トルエン(30mL)、及びH
2O(3mL)を仕込んだ。混合物をN
2で脱気し、80℃で16時間加熱した。反応液をRTに冷却し、ブラインでクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層をMgSO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させた。粗生成物を、70〜90%EtOAc/Hで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物114が得られた。
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):382.5; MW(観測値):383.4(M+1)
【0377】
(化合物115: 9-シクロペンチルオキシメチル-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体10及びカリウムシクロペントキシメチルトリフルオロボレートを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0378】
(化合物116: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-ピリジン-3-イル-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0379】
(化合物117: 9-アリルオキシ-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0380】
(化合物118: 9-アリルオキシ-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0381】
(化合物119: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(テトラヒドロ-ピラン-4-イルオキシメチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体10及び中間体14を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0382】
(化合物120: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-{3-[(ピリジン-3-イルメチル)-アミノ]-プロプ-1-イニル}-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体11及びプロプ-2-イン-1-イル(ピリジン-3-イルメチル)アミンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0383】
(化合物121: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-ペンチル-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、化合物111を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0384】
(化合物122: 9-シクロプロピルエチニル-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
中間体9(13.5g、29.20mmol、1当量)を、脱気したDMF(1000mL)に、窒素雰囲気下で溶解させ、エチニルシクロプロパン(3.5g、53.00mmol、1.8当量)、次いで、Pd(PPh
3)
3Cl
2(1.11g、1.58mmol、0.05当量)、CuI(1.9g、9.98mmol、0.34当量)、及びTEA(12.5mL、89.7mmol、3.1当量)を添加した。反応混合物を80℃で3時間及び室温で15時間撹拌した。反応液を真空下で濃縮した。その後、粗生成物を熱いiPrOH中での粉砕化により精製すると、化合物122が得られた。
【0385】
【化105】
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MW(計算値):378.4; MW(観測値):379.4
ee=98.3%
【0386】
(化合物123: 9-(2-シクロプロピル-エチル)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化106】
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丸底フラスコに、中間体9(2.08g、4.51mmol、1当量)、中間体20(1.35g、7.67mmol、1.7当量)、K
2CO
3(1.87g、13.53mmol、3当量)、Pd(OAc)
2(20mg、0.09mmol、0.02当量)、RuPhos(84mg、0.18mmol、0.04当量)、トルエン(30mL)、及びH
2O(3mL)を仕込んだ。混合物をN
2で脱気し、80℃で1.5日間加熱した。反応液をRTに冷却し、試薬のカリウム2-シクロプロピル-エチル-トリフルオロボレート(0.3当量)、Pd(OAc)
2(0.02当量)、RuPhos(0.04当量)をもう少し添加し、反応液を脱気し、反応液を80℃で16時間加熱した。反応液をRTに冷却し、H
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層をMgSO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させた。粗生成物を、80〜90%EtOAc/Hで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物123が得られた。
【化107】
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MW(計算値):382.5; MW(観測値):383.4
【0387】
(化合物124: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(オキセタン-3-イルオキシメチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体9及び中間体15を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0388】
(化合物125: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メチル-オキセタン-3-イルメトキシメチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体9及び中間体16を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0389】
(化合物126: 9-(2,2-ジメチル-ブチルアミノ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0390】
(化合物127: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4-メチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化108】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4-メチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体25))
中間体25は、中間体9、4-メチル-ペント-1-イン-3-オール、塩基としてのiPr
2NH、及び溶媒としてのTHFを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【化109】
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MW(計算値):410.5; MW(観測値):411.2(M+1)
【0391】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4-メチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物127))
化合物127は、中間体25を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0392】
(化合物128: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-エチル-ヘキシルアミノ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体13及び2-エチル-ヘキサナールを用いて、一般的方法Jにより調製される。
【0393】
(化合物129: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-メトキシ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体6及び1-ブロモ-2-メトキシ-エタンを用いて、一般的方法Fにより調製される。KIはこの実験で使用されなかった。
【0394】
(化合物130: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-エトキシ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体6及び1-ブロモ-2-エトキシ-エタンを用いて、一般的方法Fにより調製される。KIはこの実験で使用されなかった。
【0395】
(化合物131: 9-シクロプロピルメトキシ-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体6及びブロモメチル-シクロプロパンを用いて、一般的方法Fにより調製される。KIはこの実験で使用されなかった。
【0396】
(化合物132: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-フルオロ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体6及び1-ブロモ-2-フルオロ-エタンを用いて、一般的方法Fにより調製される。KIはこの実験で使用されなかった。
【0397】
(化合物133: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[3-(2-メトキシ-エトキシ)-プロプ-1-イニル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0398】
(化合物134: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[3-(2-エトキシ-エトキシ)-プロプ-1-イニル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体21及び1-ブロモ-2-エトキシ-エタンを用いて、一般的方法Kにより調製される。
【0399】
(化合物135: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[3-(2-フルオロ-エトキシ)-プロプ-1-イニル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体21及び1-ブロモ-2-フルオロ-エタンを用いて、一般的方法Kにより調製される。
【0400】
(化合物136: 9-(2,2-ジメチル-プロポキシメチル)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、マイクロ波中に120℃で20分間入れたDME/H
2O(2/1)混合物中の中間体9と、中間体17とを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0401】
(化合物137: 9-シクロヘキシルオキシメチル-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、DME/H
2O(2/1)混合物中の中間体9及びカリウムシクロヘキシルオキシメチルトリフルオロボレートを、マイクロ波中、120℃で20分間用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0402】
(化合物138: 9-シクロプロピルメトキシメチル-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、マイクロ波中に120℃で20分間入れたDME/H
2O(2/1)混合物中の中間体9と、中間体18とを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0403】
(化合物139: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(テトラヒドロ-ピラン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体6及び2-ブロモメチル-テトラヒドロ-ピランを用いて、一般的方法Fにより調製される。KIはこの実験で使用されなかった。
【0404】
(化合物140: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化110】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体26))
中間体26は、中間体9及びブト-3-イン-2-オールを用いて、一般的方法Gにより調製され、粗生成物は、特徴付けられることなく、次の工程で使用された。
【0405】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物140))
化合物140は、中間体26を用いて、一般的方法Iにより調製された。
【0406】
(化合物141: 9-(4,4-ジメチル-ペンチルオキシ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化111】
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中間体6(0.1g、0.303mmol、1当量)、4,4-ジメチル-ペンタン-1-オール(35mg、0.303mmol、1当量)、及びPPh
3(95mg、0.363mmol、1.2当量)を1,4-ジオキサン(5mL)に懸濁させ、混合物をN
2で脱気した。DIAD(0.065mL、0.333mmol、1.1当量)を滴加し、反応液をRTで2時間撹拌した。反応混合物を蒸発乾固させ、残渣を、EtOAcで溶出させる分取TLCにより精製すると、化合物141が得られた。
【化112】
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MW(計算値):428.5; MW(観測値):429.2(M+1)
【0407】
(化合物142: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-4-メチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化113】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-4-メチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体27))
中間体27は、中間体25を用いて、一般的方法Hにより調製される。
MW(計算値):424.5; MW(観測値):425.2(M+1)
【0408】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-4-メチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物142))
化合物142は、中間体27を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0409】
(化合物143: 9-(3-シクロプロピル-プロポキシ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化114】
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中間体6(2.12g、2.42mmol、1当量)、4,4-ジメチル-ペンタン-1-オール(0.77g、7.71mmol、1.2当量)、及びPPh
3(2.02g、7.71mmol、1.2当量)を1,4-ジオキサン(50mL)に懸濁させ、混合物をN
2で脱気した。DIAD(1.56mL、7.71mmol、1.1当量)を滴加し、反応液をRTで2時間撹拌した。反応混合物をブラインでクエンチし、EtOAcで抽出し、有機相をMgSO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させた。60〜100%EtOAc/Hで溶出させるシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーによる精製により、化合物143が得られた。
【化115】
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MW(計算値):412.5; MW(観測値):413.5
【0410】
(化合物145: 9-シクロヘキシルアミノ-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体13及びシクロヘキサノンを用いて、一般的方法Jにより調製される。
【0411】
(化合物146: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4,4-ジメチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化116】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4,4-ジメチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体28))
中間体28は、中間体9を用いて、一般的方法Gにより調製される。
MW(計算値):424.5; MW(観測値):425.4(M+1)
【0412】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-4,4-ジメチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物146))
化合物146は、中間体28を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0413】
(化合物147: 9-シクロペンチルメトキシメチル-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、マイクロ波中に120℃で20分間入れたDME/H
2O(2/1)混合物中の中間体9と、中間体19とを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0414】
(化合物148: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化117】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体29))
中間体29は、中間体26を用いて、一般的方法Hにより調製される。
MW(計算値):396.4; MW(観測値):397.2(M+1)
【0415】
(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物148))
化合物148は、中間体29を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0416】
(化合物149: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-フェニルアミノ-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化118】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-フェニルアミノ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体30))
中間体30は、中間体9及びフェニル-プロプ-2-イニル-アミンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
MW(計算値):443.5; MW(観測値):444.2(M+1)
【0417】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-フェニルアミノ-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物149))
化合物149は、中間体30を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0418】
(化合物150: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化119】
[この文献は図面を表示できません]
(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体31))
中間体31は、中間体9、ペント-4-イン-2-オール、塩基としてのiPr
2NH、及び溶媒としてのTHFを用いて、一般的方法Gにより調製された。
MW(計算値):396.4; MW(観測値):397.2(M+1)
【0419】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物150))
化合物150は、中間体31を用いて、一般的方法Iにより調製された。
【0420】
(化合物151: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体32))
中間体32は、中間体9、ブト-3-イン-1-オール、塩基としてのiPr
2NH、及び溶媒としてのTHFを用いて、一般的方法Gにより調製された。
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):382.4; MW(観測値):383.2(M+1)
【0421】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物151))
化合物151は、中間体32を用いて、一般的方法Iにより調製された。
【0422】
(化合物152: 9-(シクロヘキシル-メチル-アミノ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化122】
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MeI(0.007mg、0.11mmol、1.2当量)を、DMF(5mL)中の化合物147(38mg、0.092mmol、1当量)及びNaH(6mg、0.15mmol、1.6当量)に添加し、反応液をRTで16時間撹拌した。NaH(6mg、0.15mmol、1.6当量)及びMeI(0.07mg、0.11mmol、1.2当量)を反応混合物にもう少し添加し、それをさらに2日間撹拌した。混合物をブラインでクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層をMgSO
4上で乾燥させ、蒸発乾固させた。残渣を分取HPLC-MSにより精製すると、化合物152が得られた。
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):425.5; MW(観測値):426.4
【0423】
(化合物153: 9-(シクロヘキシルメチル-アミノ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体13及びシクロヘキサンカルバルデヒドを用いて、一般的方法Jにより調製される。
【0424】
(化合物154: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[(テトラヒドロ-ピラン-4-イルメチル)-アミノ]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体13及びテトラヒドロ-ピラン-4-カルバルデヒドを用いて、一般的方法Jにより調製される。
【0425】
(化合物155: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-エチル-3-ヒドロキシ-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-エチル-3-ヒドロキシ-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体33))
中間体33は、中間体9及び3-エチル-ペント-1-イン-3-オールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):424.5; MW(観測値):425.5(M+1)
【0426】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-エチル-3-ヒドロキシ-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物155))
化合物155は、中間体33を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0427】
化合物156: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-メチル-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-メチル-ブト-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体34))
中間体34は、中間体9及び2-メチル-ブト-3-イン-2-オールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
MW(計算値):396.4; MW(観測値):397.3(M+1)
【0428】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-3-メチル-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物156))
化合物156は、中間体34を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0429】
(化合物157: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体35))
中間体35は、中間体9及びペント-1-イン-3-オールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0430】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-ヒドロキシ-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物157))
化合物157は、中間体35を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0431】
(化合物158: 9-(2,2-ジメチル-プロポキシ)-2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
合成は、上で完全に記載されている。
【0432】
(化合物159: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(テトラヒドロ-ピラン-4-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体6及びメタンスルホン酸テトラヒドロ-ピラン-4-イルメチルエステルを用いて、一般的方法Lにより調製される。
【0433】
(化合物160: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-4-メチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化130】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-4-メチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体36))
バイアルに、中間体9(0.15g、0.324mmol、1当量)、2-メチル-5-トリメチルシラニル-ペント-4-イン-2-オール(66mg、0.389mmol、1.2当量)、CuI(2.5mg、0.013mmol、0.04当量)、iPr
2NH(0.41mL、2.92mmol、9当量)、及びTHF(2mL)を仕込んだ。溶液をArで15分間パージし、Pd(PPh
3)Cl
2(11mg、0.016mmol、0.05当量)をTBAF(0.39mL、0.39mmol、1.2当量、THF中、1M)とともに添加した。バイアルを密閉し、反応液を80℃まで16時間加熱した。反応混合物を蒸発乾固させ、粗生成物を分取TLC[DCM/MeOH、98/2]により精製すると、中間体36の2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-4-メチル-ペント-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オンが得られた。
【化131】
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MW(計算値):410.5; MW(観測値):411.4
【0434】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-4-メチル-ペンチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物160))
化合物160は、中間体36を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0435】
(化合物161: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(テトラヒドロ-ピラン-4-イルメトキシメチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体9及びカリウム4-(テトラヒドロピラニルメトキシ)メチルトリフルオロボレートを用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0436】
(化合物162: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-メトキシ-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化132】
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(工程1: 1-[2-(3-メトキシ-フェニル)-エチル]-ピリミジン-2,4,6-トリオン(中間体37))
ナトリウム(236mg、10.2mmol、2当量)を、脱気したEtOH(18mL)に添加し、ナトリウムが完全に溶解したら、マロン酸エチル(1.56mL、10.2mmol、2当量)を添加し、反応液を1時間還流させた。その後、EtOH(4mL)中の中間体1(995mg、5.12mmol、1当量)を添加し、反応液を1日間還流させた。2N水性HClを添加すると、所望の中間体37である1-[2-(3-メトキシ-フェニル)-エチル]-ピリミジン-2,4,6-トリオンが沈殿し、それを濾過し、H
2Oで洗浄し、最後に乾燥させた。
【化133】
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MW(計算値):262.3; MW(観測値):263.3(M+1)
【0437】
(工程2: 2-クロロ-9-メトキシ-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体38))
中間体37(920mg、3.51mmol、1当量)を、POCl
3(5mL)中、50℃で2日間加熱した。揮発性物質を真空下で蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、NaHCO
3の飽和水溶液で洗浄した後、MgSO
4上で乾燥させた。有機相を蒸発させると、中間体38の2-クロロ-9-メトキシ-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オンが得られ、これをそれ以上精製することなく、次の工程で使用した。
【化134】
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【0438】
(工程3: 2-([1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-メトキシ-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物162))
[1,4]ジオキサン-2-イル-メタノール(42mg、0.36mmol、2当量)を、NaH(14mg、0.36mmol、2当量、鉱油中60%)とともにDCM(3mL)に溶解させた。30分後、中間体38(50mg、0.18mmol、1当量)を混合物に添加し、反応液をRTで16時間撹拌した。反応混合物を蒸発乾固させ、粗生成物を分取HPLC-MSにより精製すると、化合物162が得られた。
【化135】
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MW(計算値):344.4; MW(観測値):345.0
【0439】
(化合物163: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(オキセタン-3-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体6及びメタンスルホン酸オキセタン-3-イルメチルエステルを用いて、一般的方法Lにより調製される。
【0440】
(化合物164: 9-(3-シクロプロピル-プロポキシ)-2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-6,7-ジヒドロピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
中間体6(1.15g、3.48mmol、1当量)及び3-シクロプロパン-1-オール(0.349g、3.48mmol、1当量)の1,4-ジオキサン溶液をアルゴンで10分間脱気した。PPh
3(1.096g、4.18mmol、1.2当量)を添加し、反応混合物をアルゴンでさらに5分間脱気した。DIAD(0.745mL、3.83mmol、1.1当量)を0℃で滴加した。反応混合物をRTで16時間撹拌した。3-シクロプロピルプロパン-1-オール(0.150mg、1.49mmol、0.43当量)及びPPh
3(0.30g、1.14mmol、0.33当量)を添加した。反応混合物を0℃に冷却し、DIAD(0.350mL、1.80mmol、5.2当量)を添加した。RTで1時間後、反応混合物を真空下で濃縮し、粗生成物をシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、化合物164が得られた。
【化136】
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MW(計算値):412.5; MW(観測値):413.0(M+1)
【0441】
(化合物165: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化137】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体39))
中間体39は、中間体9及び3-メトキシ-プロピンを用いて、一般的方法Gにより調製された。
【化138】
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MW(計算値):382.4; MW(観測値):383.4(M+1)
【0442】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物165))
化合物165は、中間体39を用いて、一般的方法Iにより調製された。
【0443】
(化合物166: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[2-(1-ヒドロキシ-シクロペンチル)-エチル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化139】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-ヒドロキシ-シクロペンチルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体40))
中間体40は、中間体9及び3-メトキシ-プロピンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[2-(1-ヒドロキシ-シクロペンチル)-エチル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物166))
化合物166は、中間体40を用いて、一般的方法Iにより調製された。
【0445】
(化合物167: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-ヒドロキシ-テトラヒドロ-ピラン-4-イルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
この化合物は、中間体10及び4-エチニル-テトラヒドロ-ピラン-4-オールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【0446】
(化合物168: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化141】
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(工程1: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-プロプ-1-イニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体40))
中間体41は、中間体10及び3-メトキシ-プロピンを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【化142】
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【0447】
(工程2: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(3-メトキシ-プロピル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物165))
化合物168は、中間体41を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0448】
(化合物169: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-[2-(1-ヒドロキシ-シクロペンチル)-エチル]-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化143】
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(工程1: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-ヒドロキシ-シクロペンチルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(中間体42))
中間体42は、中間体10及び1-エチニル-シクロペンタノールを用いて、一般的方法Gにより調製される。
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
(工程2: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(1-ヒドロキシ-シクロペンチルエチニル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン(化合物169))
化合物169は、中間体42を用いて、一般的方法Iにより調製される。
【0450】
(化合物170: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-プロポキシ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化145】
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中間体6(0.15g、0.45mmol、1当量)、2-プロポキシ-エタノール(63μL、0.55mmol、1.2当量)、及びPPh
3(144mg、0.55mmol、1.2当量)を1,4-ジオキサン(5mL)に懸濁させ、混合物をN
2で脱気した。DIAD(0.108mL、0.55mmol、1.2当量)を添加し、反応液をRTで一晩撹拌した。0.5当量のDIAD及びPPh3を添加し、反応混合物を室温でさらに2時間撹拌した。反応混合物をブラインで希釈し、EtOAcで抽出し、MgSO
4上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムで精製すると、化合物170が得られた。
【0451】
(化合物171: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-イソプロポキシ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化146】
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中間体6(0.15g、0.45mmol、1当量)、2-イソプロポキシ-エタノール(63μL、0.55mmol、1.2当量)、及びPPh
3(144mg、0.55mmol、1.2当量)を1,4-ジオキサン(5mL)に懸濁させ、混合物をN
2で脱気した。DIAD(0.108mL、0.55mmol、1.2当量)を添加し、反応液をRTで5時間撹拌した。0.5当量のDIAD及びPPh
3を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をブラインで希釈し、EtOAcで抽出し、MgSO
4上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムで精製すると、化合物171が得られた。
【0452】
(化合物172: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-プロポキシ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化147】
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中間体7(0.25g、0.76mmol、1当量)、2-プロポキシ-エタノール(105μL、0.91mmol、1.2当量)、及びPPh
3(238mg、0.91mmol、1.2当量)を1,4-ジオキサン(10mL)に懸濁させ、混合物をN
2で脱気した。DIAD(0.180mL、0.91mmol、1.2当量)を添加し、反応液をRTで一晩撹拌した。0.3当量のDIAD及びPPh
3を添加し、反応混合物を室温でさらに24時間撹拌した。反応混合物をブラインで希釈し、EtOAcで抽出し、MgSO
4上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムで精製すると、化合物172が得られた。
【0453】
(化合物173: 2-((R)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(2-イソプロポキシ-エトキシ)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
【化148】
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中間体7(0.25g、0.76mmol、1当量)、2-イソプロポキシ-エタノール(105μL、0.91mmol、1.2当量)、及びPPh
3(238mg、0.91mmol、1.2当量)を1,4-ジオキサン(10mL)に懸濁させ、混合物をN
2で脱気した。DIAD(0.180mL、0.91mmol、1.2当量)を添加し、反応液をRTで5時間撹拌した。0.3当量のDIAD及びPPh
3を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物をブラインで希釈し、EtOAcで抽出し、MgSO
4上で乾燥させ、濃縮した。粗生成物をシリカゲルカラムで精製すると、化合物173が得られた。
【0454】
(化合物174: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-メトキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
(工程1:カリウム3-メトキシ-プロピル-トリフルオロボレート)
【化149】
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還流冷却器及び追加の漏斗を備えた2首丸底フラスコに、Mg(471mg、19.20mmol、3当量)及びEt
2O(2mL)をN
2下で仕込んだ。1滴のニートの(2-ブロモ-エチル)-シクロプロパン、次いで、2滴のジブロモエタンを添加した。最初の泡が現われたら、Et
2O(10mL)中の1-ブロモ-3-メトキシ-プロパン(1g、6.54mmol、1当量)を滴加した。添加が終了すると、得られた懸濁液をRTで1時間撹拌した。N
2でパージした別々のフラスコ中で、THF(12mL)中のB(OMe)
3(1.1mL、9.81mmol、1.5当量)から作られた溶液を-78℃に冷却した。この溶液に、3-メトキシ-プロピルマグネシウムブロミド懸濁液を、両頭針を介して滴加した。混合物を-78℃で1時間撹拌しておき、その後、RTまで1時間温めた。該混合物を0℃に冷却した後、KHF
2(5.8mL、4.5M、4.1当量)の飽和水溶液を滴加し、反応混合物をRTに温めておいた。30分後、溶液を真空中で濃縮した。乾燥した固体を熱いアセトンで粉砕化し、濾過して、無機塩を除去した。得られた濾液を濃縮し、固体残渣をEt
2Oで粉砕化した。カリウム3-メトキシ-プロピル-トリフルオロボレートである、中間体43を濾過し、真空中で乾燥させた。
【化150】
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【0455】
(工程2: 2-((S)-1-[1,4]ジオキサン-2-イルメトキシ)-9-(4-メトキシ-ブチル)-6,7-ジヒドロ-ピリミド[6,1-a]イソキノリン-4-オン)
化合物174は、中間体9及び43を用いて、一般的方法Eにより調製される。
【0456】
【表2】
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【0457】
【表3】
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【0458】
(生物学的実施例)
(1.インビトロアッセイ)
(1.1.細胞ベースのアッセイ: GTp-γS結合アッセイ)
以下のアッセイをGPR84活性化の決定に使用することができる。[
35S]GTPγS結合アッセイは、GPCRのアゴニスト占有後のGタンパク質活性化のレベルを、非加水分解性類似体[
35S]GTPγSのGαサブユニットへの結合を決定することにより測定するものである。
【0459】
本アッセイは、以下の試薬が添加される96ウェルプレートで実施される。まず、50μLの化合物をアッセイプレートに添加し、その後、20μLの3,3'ジインドリルメタンをEC
80濃度(GPR84の活性の80%を生じさせる濃度)で添加する。最終工程で、膜-GTPγS-SpAビーズからなる30μLの混合物を添加する[混合物は、GPR84を過剰発現している安定細胞株から得られる20μg/ウェルの膜(膜は、0.1μM GDPとともに4℃で15分間プレインキュベートする)、0.1nM [
35S]GTPγS(Perkin Elmer, NEG030)、及び0.5mg/ウェルのPVT-WGA SpAビーズ(Perkin Elmer, RPNQ0001)からなる]。全ての成分を、20mM HEPES pH 7.4; 5mM MgCl
2; 250mM NaCl; 0.05%BSA; 75ug/mLサポニンを含むアッセイバッファーに希釈する。反応液を室温で90分間インキュベートし、その後、2000rpmで15分間遠心分離する。遠心分離後すぐに、プレートをTopcountリーダー(Perkin Elmer)で読み取る(読取時間、1分/ウェル)。
【0460】
【表4】
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【0461】
(2.細胞アッセイ)
(2.1.ヒト好中球遊走アッセイ)
本発明者らは、GPR84アゴニスト(MCFA、例えば、ナトリウムデカノエート、3,3'ジインドリルメタン、及びエンベリンが好中球走化性を誘導すること、並びにGPR84アンタゴニストが、GPR84アゴニスト誘導性走化性を遮断することができるが、IL8誘導性走化性を遮断することがないことを示し、これにより、Gタンパク質共役受容体84(GPR84)が好中球動員プロセスにおける必須プレーヤーであることが示された。
【0462】
したがって、GPR84のアゴニスト又はアンタゴニストの作用は、好中球遊走試験でアッセイすることができる。好中球遊走アッセイでは、ヒト志願者由来のバフィーコートから新たに単離された好中球を化合物で30分間処理する。その後、好中球を、Corning HTSトランスウェル96透過性サポートシステムの上のウェルに移す。該サポートシステムの下のウェルには、EC
80濃度(GPR84の活性の80%を生じさせる濃度)のエンベリン溶液が満たされている。1時間インキュベートした後、下の区画中のエンベリンへと向かう好中球の遊走を、ATPliteルミネセンスATP検出アッセイシステム(Perkin Elmer, カタログ番号:436110)を用いて、下のウェルのATP含量を測定することにより定量することができる。
【0463】
(2.1.1 ヒトバフィーコートからの好中球の単離)
ヒトのバフィーコートを等容量の氷冷DPBSで希釈する。20mLの希釈したバフィーコートを、4mLのACDバッファー(140mMクエン酸、200mMクエン酸ナトリウム、及び220mMデキストロース)と穏やかに混合する。その後、12mLの6%デキストラン/0.9%NaCl溶液(250mL H
2Oに溶解させた15gデキストランT2000及び2.25g NaCl)をこの混合物に添加し、試料を最大20回穏やかに反転させる。全容量を新しい受容器(recipient)に移し、二相の完全な分離が生じるように、室温で1時間インキュベートする。その後、黄色がかった上清を、清潔な遠心分離チューブに移し、1300rpm及び4℃で12分間遠心分離する。遠心分離後、上清を廃棄し、赤血球溶解が生じるように、残存する細胞ペレットを12mLの氷冷H
2Oに速やかに再懸濁させる。20秒後、4mLの氷冷した0.6M KClを添加する。試料を慎重に混合し、1300rpm、4℃で6分間遠心分離する。上清を廃棄し、赤血球溶解手順をもう1回繰り返す。その後、細胞ペレットを4mLのDPBSに再懸濁させ、15mL遠心分離チューブ中の5mLのLymphoprep(Nycomed Pharma, カタログ番号:1114545)上に重層する。1300rpm、4℃で12分間遠心分離した後、上清を除去し、好中球を含む細胞ペレットを、25mLの走化性バッファー(10mM HEPESを補充したRPMI 1640培地;各実験用に新たに作製されたもの)に再懸濁させる。
【0464】
(2.1.2 遊走アッセイ)
1ミリリットル当たり8.9×10
6細胞の細胞懸濁液を調製する。走化性バッファー中の20μLの化合物溶液を180μLの細胞懸濁液に添加する。混合物を、15分後の細胞の再懸濁を間に挟んで、37℃で30分間インキュベートする。この後、70μLの細胞懸濁液を、5.0μmの細孔径のポリカーボネートメンブレンを備えたCorning HTSトランスウェル96透過性サポートシステム(Corning, カタログ番号:3387)の上の区画に移す。その後、該トランスウェルシステムのレシーバーウェルを、化合物及び走化性物質(エンベリン)を含む200μLの走化性バッファーで満たす。5%CO
2中、37℃で1時間インキュベートした後、トランスウェルシステムの上のプレートを取り外し、レシーバープレート中の細胞懸濁液を、96ウェルV底プレートに移す。50μLのDPBSをレシーバープレートに添加して、残存する細胞の乾燥を防ぐ。該V底プレートを1500rpmで6分間遠心分離する。上清を除去し、細胞を50μLのDPBSに再懸濁させる。その後、細胞をトランスウェルシステムのレシーバープレートに戻す。この後、100μLのATPlite溶液(Perkin Elmer, カタログ番号:436110)を細胞に添加した。プレートを、振盪させながら、暗所で10分間インキュベートする。その後、170μLの細胞溶解液を白色96ウェルプレートに移し、発光を測定する。検出された発光シグナルは、上のウェルからレシーバーウェルに遊走した細胞の数に線形相関するものとみなされる。
【0465】
【表5】
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【0466】
(2.2.ラット好中球遊走アッセイ)
本発明者らは、GPR84アゴニスト(MCFA、例えば、ナトリウムデカノエート、3,3'ジインドリルメタン、及びエンベリンが好中球走化性を誘導すること、並びにGPR84アンタゴニストが、GPR84アゴニスト誘導性走化性を遮断することができるが、IL8誘導性走化性を遮断することがないことを示し、これにより、Gタンパク質共役受容体84(GPR84)が好中球動員プロセスにおける必須プレーヤーであることが示された。
【0467】
したがって、GPR84のアゴニスト又はアンタゴニストの作用は、好中球遊走試験でアッセイすることができる。ラット好中球遊走アッセイでは、グリコーゲン(0.1%、w/v)の腹腔内注射後のラットから新たに単離された好中球を化合物で30分間処理する。その後、好中球を、Corning HTSトランスウェル96透過性サポートシステムの上のウェルに移す。該サポートシステムの下のウェルには、EC80(GPR84の活性の80%を生じさせる濃度)のエンベリン溶液が満たされている。1時間インキュベートした後、下の区画中のエンベリンへと向かう好中球の遊走を、Cell Titer Glow Substrateアッセイシステム(Promega, カタログ番号:G755B)を用いて、下のウェルのATP含量を測定することにより定量することができる。
【0468】
(2.2.1.ラットからの好中球の単離)
グリコーゲン(0.1%、w/v)を腹腔内注射してから24時間後、細胞を25mL HBSSによる腹腔洗浄により回収し、その後、1300rpm及び4℃で12分間遠心分離する。遠心分離後、上清を廃棄し、赤血球溶解が生じるように、残存する細胞ペレットを12mLの氷冷H
2Oに速やかに再懸濁させる。20秒後、4mLの氷冷した0.6M KClを添加する。試料を慎重に混合し、1300rpm、4℃で6分間遠心分離する。上清を廃棄し、細胞ペレットを4mLのDPBSに再懸濁させ、15mL遠心分離チューブ中の5mLのLymphoprep(Axis Shield, カタログ番号:1114544)上に重層する。1500rpm、4℃で30分間遠心分離した後、上清を除去し、好中球を含む細胞ペレットを、5mLの走化性バッファー(10mM HEPESを補充したRPMI 1640培地;各実験用に新たに作製されたもの)に再懸濁させる。
【0469】
(2.2.2.遊走アッセイ)
1ミリリットル当たり8.9×106細胞の細胞懸濁液を調製する。走化性バッファー中の10μLの化合物溶液を90μLの細胞懸濁液に添加する。混合物を、15分後の細胞の再懸濁を間に挟んで、37℃で30分間インキュベートする。この後、75μLの細胞懸濁液を、5.0μmの細孔径のポリカーボネートメンブレンを備えたCorning HTSトランスウェル96透過性サポートシステム(Corning, カタログ番号:3387)の上の区画に移す。その後、該トランスウェルシステムのレシーバーウェルを、化合物及び走化性物質(エンベリン)を含む200μLの走化性バッファーで満たす。5%CO2中、37℃で1時間インキュベートした後、トランスウェルシステムの上のプレートを取り外し、70μLのCell Titer Glow Substrate(Promega, カタログ番号:G755B)をレシーバープレートに添加する。レシーバープレートを、振盪させながら、暗所で10分間インキュベートする。その後、180μLの細胞溶解液を白色96ウェルプレートに移し、発光を測定する。検出された発光シグナルは、上のウェルからレシーバーウェルに遊走した細胞の数に線形相関するものとみなされる。
【0470】
(3.ADME、PK、及び安全性モデル)
(3.1 水溶解度)
DMSO中の10mMストックから、化合物の段階希釈液をDMSO中に調製する。この希釈系列を96 NUNC MaxisorbプレートF底に移し、室温の0.1Mのリン酸バッファー、pH 7.4又は0.1Mのクエン酸バッファー、pH 3.0を添加する。
【0471】
最終濃度は、5回の均等希釈ステップで18.75μM〜300μMの範囲である。最終DMSO濃度は3%を超えない。
【0472】
200μMのピレンを各96ウェルプレートの端点に添加し、これは、顕微鏡のZ軸補正のための参照点の役割を果たす。
【0473】
アッセイプレートを密閉し、230rpmで振盪させながら、37℃で1時間インキュベートする。その後、プレートを白色光顕微鏡下でスキャンし、濃度毎に個々の沈殿物の写真を得る。沈殿物を解析し、特注で開発したソフトウェアツールによって数値に変換する。化合物が完全に溶解するように見える最初の濃度は、報告された濃度であるが、本当の濃度は、この濃度と1つ上の希釈ステップとの中間辺りに位置する。
【0474】
溶解度値は、μM及びμg/mLで報告する。
【0475】
(3.2.熱力学的溶解度)
2mg/mLの化合物の2つの個別の溶液を、2mLガラスバイアル中、室温で、0.1Mのリン酸バッファー、pH 7.4又は0.1Mのクエン酸バッファー、pH 3.0中に調製する。
【0476】
磁気撹拌子を入れた後、試料を室温で24時間撹拌する。
【0477】
24時間後、バイアルを1400rpmで10分間遠心分離する。その後、試料の上清をMultiscreen(登録商標) Solubility Plate(Millipore, MSSLBPC50)に移し、真空マニホールドを援用して、清潔なGreinerのポリプロピレン製V底96ウェルプレートに濾過する(10〜12" Hg)。試料1つ当たり、2つの希釈液(倍数10及び100)をDMSO中に作製する。獲得されるピーク面積が標準曲線の範囲内にない場合は、他の希釈液を作製することができる。
【0478】
乾燥物質から作製された10mMのDMSOストックを用いて、200μg/mLの作業ストックを作製する。化合物の標準曲線を200μg/mLの作業ストックからDMSO中に作成する。8つの濃度及び2つの品質管理試料(QC)を2mLチューブに作製する。最初の3つの濃度(50、35、及び15μg/mL)並びに第一のQC試料(20μg/mL)を200μg/mLの作業ストックから作製する。4番目の濃度(5μg/mL)を50μg/mL溶液を用いて、5番目の濃度(1μg/mL)を15μg/mLを用いて作製する。最後の3つの濃度(0.2、0.1、及び0.05μg/mL)を1μg/mL溶液を用いて作製する。第二のQC試料(0.5μg/mL)を第一のQC試料を用いて作製する。
【0479】
品質管理希釈液及び試料希釈液のあらゆる段階の希釈系列のうち、一定の容量を96ウェルディープウェルプレートに移す。試料をLC-MS/MSシステム(Applied Biosystems製のAPI2000)に注入する。
【0480】
試料を、LC-MS/MSで、0.5mL/分の流量で分析する。溶媒Aは、水中の0.1%ギ酸であり、溶媒Bは、メタノール中の0.1%ギ酸である。試料を、陽イオンスプレー下、Pursuit 5 C18 2.0mmカラム(Varian)にかける。溶媒勾配は、1.4分の総実行時間を有し、10%B〜100%Bの範囲である。
【0481】
熱力学的溶解度試料を、QuanLynxソフトウェアを援用して解析する。標準曲線について、線形曲線又は二次曲線を解析で使用することができる。15%を超える偏差を有する標準曲線の試料は除外し;該曲線の最低濃度は最大20%まで変動してもよい。試料のピーク面積を標準曲線に対してプロットし、化合物の溶解度を得る。
【0482】
溶解度値は、μM又はμg/mLで報告する。
【0483】
(3.3ミクロソーム安定性)
DMSO中の化合物の10mMストック溶液を、105mMリン酸バッファー、pH7.4に1,668倍希釈する。この化合物希釈液のうち、50μLを2つの96アッセイプレート:1つは0分時点用(T0プレート)及び1つは30分時点用(T30プレート)に移し、37℃で予め温める。
【0484】
0時点参照試料(T0プレート)において、100μLのMeOH(1:1)をウェルに添加する。その後、各アッセイプレート(T0分及びT30分)において、50μLのミクロソーム混合物を添加する。
【0485】
最終反応濃度は: 3μM化合物、0.5mg/mLミクロソーム、0.4U/mL GDPDH、3.3mM MgCl
2、3.3mMグルコース-6-リン酸、及び1.3mM NADP
+である。
【0486】
T30プレートを、37℃、300rpmでインキュベートし、インキュベーションの30分後、反応をMeOH(1:1)で停止させる。試料を混合し、遠心分離し、上清をLC-MS/MSでの分析(Applied Biosystems製のAPI2000)のために回収する。
【0487】
試料を、LC-MS/MSで、0.5mL/分の流量で分析する。溶媒Aは、水中の0.1%ギ酸であり、溶媒Bは、メタノール中の0.1%ギ酸である。試料を、陽イオンスプレー下、Pursuit 5 C18 2.0mmカラム(Varian)にかける。溶媒勾配は、1.4分の総実行時間を有し、10%B〜100%Bの範囲である。0時点での親化合物のピーク面積を100%の残存とみなす。30分間のインキュベーション後の残存率を0時点から算出する。最終試験濃度の化合物のバッファーへの溶解を顕微鏡で調査し、結果も報告する。
【0488】
(3.4 肝細胞安定性)
試験化合物(1μMの初期濃度、n=2)を、4mM L-グルタミン及び2mM硫酸マグネシウムを含むウィリアム培地E中、25万〜50万個の生細胞/mLの細胞密度で、懸濁状態のプールされた凍結保存肝細胞(Celsis International)とともにインキュベートする。インキュベーションを、振盪水浴中、37℃で実施し、100μLの試料を、インキュベーション液から、0、10、20、45、及び90分で採取し、反応を、分析用内部標準としてのカルバマゼピンを含む100μLのアセトニトリルの添加により終結させる。試料を遠心分離し、上清画分をLC-MS/MSで分析する。残存する化合物の割合を決定するために、機器応答(すなわち、ピーク高)の基準をゼロ時点試料(100%とする)にする。各々の化合物の%残存のLnプロットを用いて、肝細胞インキュベーションの半減期を決定する。半減期値は、以下の関係から算出する: T
1/2(分)=-0.693/λ(ここで、λは、Ln濃度対時間曲線の傾きである)。標準化合物のテストステロン、ミダゾラム、及び4-メチルウンベリフェロンを、本アッセイデザインに含める。
【0489】
(3.5 血漿タンパク質結合(平衡透析))
DMSO中の化合物の10mMストック溶液をDMSOに10倍希釈する。この溶液を、新たに解凍したヒト、ラット、マウス、又はイヌの血漿(BioReclamation社)にさらに希釈し、5μMの最終濃度及び0.5%の最終DMSO濃度にする。
【0490】
インサート(ThermoScientific)を備えたPierce Red Deviceプレートを調製し、バッファーチャンバーに450μLのPBSを、及び血漿チャンバーに300μLのスパイク血漿を満たす。プレートを、100rpmで振盪させながら、37℃で4時間インキュベートする。インキュベーション後、両チャンバーのうちの120μLを96ウェル丸底PPディープウェルプレート(Nunc)中の480μLのメタノールに移し、アルミ箔の蓋で密閉する。試料を混合し、すぐに、1400rcfで、4℃で30分間遠心分離し、上清を、LC-MS/MS(Applied Biosystems製のAPI2000)での分析用に、96 v底PPプレート(Greiner, 651201)に移す。
【0491】
試料を、LC-MS/MSで、0.5mL/分の流量で分析する。溶媒Aは、水中の0.1%ギ酸であり、溶媒Bは、メタノール中の0.1%ギ酸である。試料を、陽イオンスプレー下、Pursuit 5 C18 2.0mmカラム(Varian)にかける。溶媒勾配は、1.4分の総実行時間を有し、10%B〜100%Bの範囲である。
【0492】
バッファーチャンバーと血漿チャンバーの中の化合物のピーク面積を100%の化合物であるとみなす。血漿への結合率をこれらの結果から導き、血漿への結合率として報告する。
【0493】
最終試験濃度の化合物のPBSへの溶解を顕微鏡で調査して、沈殿物が観察されるかどうかを示す。
【0494】
(3.6 Caco2透過性)
2方向Caco-2アッセイを下記の通りに実施する。Caco-2細胞を欧州細胞培養コレクション(European Collection of Cell Cultures)(ECACC、カタログ86010202)から入手し、24ウェルトランスウェルプレート(Corning、細胞増殖面積:0.33cm
2、メンブレン細孔径:0.4μM、メンブレン直径:6.5mm)中での21日間の細胞培養後に使用する。
【0495】
2×10
5細胞/ウェルを、DMEM+GlutaMAX(商標)-I+1%NEAA+10%FBS(FetalClone II)+1%Pen/Strepからなるプレーティング培地に播種する。培地は2〜3日毎に交換する。
【0496】
試験化合物及び参照化合物(プロプラノロール及びローダミン123又はビンブラスチン、全てSigmaから購入)を、25mMのHEPES(pH 7.4)を含むハンクス平衡塩類溶液中に調製し、トランスウェルプレートアセンブリの頂端チャンバー(125μL)又は基底チャンバー(600μL)のいずれかに、10μMの濃度で、最終DMSO濃度を0.25%にして添加する。
【0497】
50μMのルシファーイエロー(Sigma)を全ウェル中のドナーバッファーに添加し、細胞層の完全性を、ルシファーイエローの透過をモニタリングすることにより評価する。ルシファーイエロー(LY)は、親油性バリアを自由に透過することができないので、高度のLY輸送は、細胞層の完全性が乏しいことを示す。
【0498】
オービタルシェーカーで、150rpmで振盪させながら、37℃で1時間インキュベートした後、70μLのアリコートを頂端チャンバー(A)と基底チャンバー(B)の両方から採取し、96ウェルプレート中、分析用内部標準(0.5μMのカルバマゼピン)を含む、100μLの50:50アセトニトリル:水の溶液に添加する。
【0499】
ルシファーイエローを、Spectramax Gemini XS(Ex 426nm及びEm 538nm)を用いて、基底側及び頂端側からの150μLの液体を含む清潔な96ウェルプレート中で測定する。
【0500】
試料中の化合物の濃度を、高速液体クロマトグラフィー/質量分析(LC-MS/MS)により測定する。
【0501】
見掛けの透過度(P
app)値を以下の関係から算出する:
P
app=[化合物]
受容体最終×V
受容体/([化合物]
供与体初期×V
供与体)/T
inc×V
供与体/表面積×60×10
-6cm/s
V=チャンバー容積
T
inc=インキュベーション時間
表面積=0.33cm
2。
【0502】
頂端細胞表面からの能動的な排出の指標としての排出率を、P
app B>A/P
app A>Bの比を用いて算出する。
【0503】
以下のアッセイ許容基準を使用する:
プロプラノロール:P
app(A>B)値≧20(×10
-6cm/s)
ローダミン123又はビンブラスチン:P
app(A>B)値<5(×10
-6cm/s)、排出率≧5
ルシファーイエロー透過度:≦100nm/s。
【0504】
(3.7 QT延長の傾向)
QT延長の可能性をhERG手動パッチクランプアッセイで評価する。
【0505】
(3.7.1 従来型の全細胞パッチクランプ)
全細胞パッチクランプ記録を、Pulse v8.77ソフトウェア(HEKA)により制御されるEPC10増幅器を用いて実施する。直列抵抗は、通常、10MΩ未満であり、60%を超えて補償され、記録はリーク減算されない。電極は、GC150TFピペットガラス(Harvard)から製造する。
【0506】
外部浴溶液は、以下のものを含む:135mM NaCl、5mM KCl、1.8mM CaCl
2、5mMグルコース、10mM HEPES、pH 7.4。
【0507】
内部パッチピペット溶液は、以下のものを含む:100mM グルコン酸K、20mM KCl、1mM CaCl
2、1mM MgCl
2、5mM Na
2ATP、2mMグルタチオン、11mM EGTA、10mM HEPES、pH 7.2。
【0508】
薬物は、Biologic MEV-9/EVH-9急速灌流システムを用いて灌流させる。
【0509】
記録は全て、hERGチャネルを安定発現するHEK293細胞で実施する。細胞を、2本の白金ロッド(Goodfellow)を用いて記録チャンバーに固定された12mm丸型カバーガラス(German glass, Bellco)上で培養する。hERG電流は、活性化パルスを+40mVまで1000ミリ秒間、その後、テール電流パルスを-50mVまで2000ミリ秒間用いて誘起し、保持電位は-80mVとする。パルスを20秒毎に印加し、全ての実験を室温で実施する。
【0510】
(3.7.2 データ解析)
IC
50値を試験される各々の化合物について算出する。手動hERGパッチクランプのIC
50と全血アッセイの未結合IC
50の間の倍差(fold difference)を算出する。
【0511】
濃度応答曲線を得るために、ピークテール電流振幅を-50mVまでの電圧ステップの間測定する。濃度-応答データのカーブフィッティングは、次の方程式を用いて行なう:
y = a + [( b −a )/ ( 1+ 10^ ( ( logc-x ) d )]
【0512】
上式において、aは最小応答であり、bは最大応答であり、dはヒル勾配であり、この方程式を用いて、IC
50(y=50であり、かつcがIC
50値である場合)とIC
20(y=20であり、かつcがIC
20値である場合)の両方を算出することができる。GraphPad(登録商標) Prism(登録商標)(Graphpad(登録商標) Software社)ソフトウェアを全てのカーブフィッティングに使用する。100倍以上の差は、QT延長の可能性が低いことを示す。
【0513】
(3.8 薬物動態試験)
(3.8.1 ラットにおける単回投与薬物動態試験)
化合物を、静脈内経路用にPEG200/生理食塩水混合物中に、及び経口経路用にPEG400/0.5%メチルセルロース(10/90v/v)中に製剤化する。試験化合物を、雄のSprague-Dawley系ラットに、単回経食道強制飼養として5〜10mg/kgで経口投与し、及び尾静脈を介したボーラスとして1mg/kgで静脈内投与する。各群は3匹のラットからなる。血液試料を、ヘパリンリチウムを抗血液凝固薬として用いて、カニューレ装着ラットを用いて頸静脈から、又は後眼窩洞において、以下の範囲の時点:0.05〜8時間(静脈内経路)及び0.25〜6又は24時間(経口経路)で採取する。全血試料を5000rpmで10分間遠心分離し、得られる血漿試料を解析するまで-20℃で保存する。
【0514】
(3.8.2 ラットにおける複数回投与薬物動態試験)
化合物を、経口経路用にPEG400/0.5%メチルセルロース(10/90v/v)中に製剤化する。試験化合物を、毎日の経食道強制飼養として、30又は300mg/kgで、雄のSprague-Dawley系ラットに14日間経口投与する。各群は3匹のラットからなる。血液試料を、ヘパリンリチウムを抗血液凝固薬として用いて、尾静脈から、以下の時点:0.25、1、4、8、及び24時間で、1、7、及び14日目に採取する。さらに、血液試料を、2日目には、0.25、1、及び4時間で、並びに4日目及び11日目には、0.25時間で採取する。全血試料を、5000rpmで10分間遠心分離し、得られる血漿試料を解析するまで-20℃で保存する。
【0515】
(3.8.3 血漿中の化合物レベルの定量)
各々の試験化合物の血漿濃度をLC-MS/MS法で決定する。この方法では、質量分析計を、ポジティブ又はネガティブエレクトロスプレーモードで操作する。
【0516】
(3.8.4 薬物動態パラメータの決定)
薬物動態パラメータは、Winnonlin(登録商標)(Pharsight(登録商標), US)を用いて算出する。
【0517】
(3.9 7日間のラット毒性試験)
試験化合物を用いる7日間の経口毒性試験をSprague-Dawley系の雄ラットで実施し、10mL/kg/日の一定服用量での、強制飼養による、100、300、及び1000mg/kg/日の日用量での、その毒性及び毒物動態を評価する。
【0518】
試験化合物をPEG400/0.5%メチルセルロース(10/90、v/v)中に製剤化する。各群は、6匹の主要な雄ラット及び3匹の毒物動態用のサテライト動物を含む。4番目の群には、PEG400/0.5%メチルセルロース(10/90、v/v)のみが、同じ頻度、服用量で、かつ同じ投与経路で与えられ、これは、ビヒクル対照群としての役割を果たす。
【0519】
本試験の目的は、有害事象が確認されない最小用量(無毒性量−NOAEL)を決定することである。
【0520】
(3.10 シトクロムP450阻害)
可逆的CYP阻害及び時間依存的CYP3A4阻害をヒト肝臓ミクロソーム及び特異的プローブ基質で決定する。
【0521】
(3.10.1 ヒト肝臓ミクロソームにおけるP450阻害、可逆的阻害)
試験化合物の阻害能を、ヒトシトクロムP450アイソザイムCYP1A2、2C8、2C9、2C19、2D6、及び3A4について評価する。
【0522】
試験化合物の10mMストック溶液をDMSO中に調製し、Trisバッファー(100mM pH 7.4)に段階希釈し、肝臓ミクロソーム(Xenotech LLC)及びNADPHに、振盪水浴中、37℃で添加する。7つの異なる試験化合物濃度(0.05〜100μM)、1%DMSO、及び1mM NADPHを得て、反応させる。
【0523】
15又は30分後、反応を、分析用内部標準としてのカルバマゼピンを含む100μLのアセトニトリルの添加により終結させる。試料を遠心分離し、上清画分をLC-MS/MSで分析する。各々のアイソフォームについて、ミダゾラム及びテストステロンをプローブ基質として用いて、プローブ代謝の低下率を決定するために、機器応答(すなわち、ピーク高)の基準をDMSO対照の場合の応答(100%とみなす)とする。プローブ代謝の阻害率及び対数[試験化合物濃度]をGraphpad Prismソフトウェアを用いてプロットする。IC
50を決定するために、S字形用量応答モデルをデータにフィッティングさせる。
【0524】
ニフェジピン及びアトルバスタチンをプローブ基質として用いるCYP3A4の阻害は、以下の通りに実施する。
【0525】
試験化合物の1.67mMストック溶液をメタノール中に調製し、50mMリン酸カリウムバッファー、pH 7.4に1:3で段階希釈し、ヒト肝臓ミクロソーム(BD Gentest)及びプローブ基質に添加する。7つの異なる試験化合物濃度(0.045〜33.3μM)、2%メタノール、0.1mg/mLミクロソーム、10μMアトルバスタチン、又は5μMニフェジピン。37℃で5分間、予め温めた後、補因子混合物(7.65mg/mLグルコース-6-リン酸、1.7mg/mL NADP、6U/mLのグルコース-6-リン酸脱水素酵素)を添加することにより、反応を開始させた。
【0526】
37℃で5分後(ニフェジピン)又は10分後(アトルバスタチン)、反応(50μL)を、内部標準(ワルファリン)を含む150μLアセトニトリル:メタノール(2:1)溶液で終結させる。試料を遠心分離し、上清画分をLC-MS/MSで分析する。プローブ代謝の低下率を決定するために、機器応答(試験化合物/内部標準ピーク面積の比)の基準を溶媒対照の場合の応答(100%とみなす)とする。対照活性のパーセント対濃度のプロットを作成し、GraphPad Prismソフトウェアを用いてフィッティングさせて、IC
50を得る。
【0527】
(3.10.2 ヒト肝臓ミクロソームにおけるCYP3A4阻害、時間依存的)
試験化合物の時間依存的阻害能を、ヒトシトクロムP450アイソザイム3A4について評価する。化合物をヒト肝臓ミクロソームとともにプレインキュベートした後、プローブ基質を添加する。結果を、化合物がヒト肝臓ミクロソームとともにプレインキュベートされない条件と比較して、時間依存的阻害を示すIC
50の変化があったかどうかを確認する。
【0528】
試験化合物の10mMストック溶液をDMSO中に調製し、Trisバッファー(100mM pH 7.4)で1:20希釈し、Trisバッファー/5%DMSOにさらに段階希釈する。
【0529】
補因子のNADPH、及び各々の試験化合物希釈液を、0及び30分のプレインキュベーションの間、2つの別々のプレート中で混合する。ヒト肝臓ミクロソーム(Xenotech LLC)を、「30分のプレインキュベーション」プレートにのみ添加し、その後、両方のプレートを、振盪水浴中、37℃で30分間インキュベートする。プレインキュベーション後、ミクロソームを「0分」プレートに添加し、適当なプローブ基質(0.5%DMSO中)を両方のプレートに添加する。その後、プレートを、さらなるインキュベーションのために水浴に戻す。
【0530】
全部で、6つの異なる試験化合物濃度(1.6〜50μM)を評価する。反応を、分析用内部標準としてのカルバマゼピンを含む100μLのアセトニトリルで終結させる。試料を遠心分離し、上清画分をLC-MS/MSで分析する。各々のアイソフォームについて、プローブ代謝の低下率を決定するために、機器応答(すなわち、内部標準とのピーク高比)の基準をDMSO対照の場合の応答(100%とみなす)とする。プローブ代謝の阻害率及び対数[試験化合物濃度]をGraphpad Prismソフトウェアを用いてプロットする。IC
50を決定するために、S字形用量応答モデルをデータにフィッティングさせる。
【0531】
(4.インビボ試験)
本発明の化合物のインビボ活性は、以下のインビボ効力炎症モデルで示すことができる。
【0532】
(4.1 炎症性腸疾患(マウス))
マウス慢性DSS誘導性炎症性腸疾患モデル(IBD)は、炎症性腸疾患の十分に検証された疾患モデルである(Wirtz S.らの文献、2007 Nature Protocols 2, 541-546; Sina C.らの文献、2009 J. Immunol. 183 7514-7522)。
【0533】
慢性結腸炎を誘導するために、雌BALB/cマウスに、飲用水に溶解させた4%デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)を4日間与え、その後、通常の飲用水を3日間与える。このサイクルを3回繰り返す。このプロトコルにより、高死亡率を回避しつつ、強い結腸炎を誘導することが可能になる。動物をいくつかの群に分ける:
a.無傷群(水;ビヒクルのみ、n=10)、
b.罹患群(DSS;ビヒクルのみ、n=10)、
c.参照として使用されるスルファサラジン群(DSS; 20mg/kg/日、p.o.、n=10)、及び
d.試験化合物群(DSS; 1、3、10、30mg/kg/日、p.o.、n=10)。
【0534】
臨床パラメータを1日おきに測定する。疾患活動性指標(DAI)は、体重減少、便の硬さ、及び直腸出血についての個々のスコアを組み合わせた合成尺度である。マウスを、Sinaらの文献(2009)に導入されているプロトコルに従って、実験20日目に屠殺する。屠殺時に、結腸全体を摘出し、滅菌PBSですすぐ。遠位結腸分節を、組織学的解析、遺伝子発現及びタンパク質レベルの測定のために解剖する。
【0535】
(4.2 コラーゲン誘導性関節炎(マウス))
マウスコラーゲン誘導性関節炎(CIA)は、最も信頼できる関節リウマチモデルである(Brandらの文献、2007 Nature Protocols 2, 1269-1275、Linらの文献、2007 Br J Pharmacol 1, 829-831)。DBA1//J雄マウスにII型コラーゲン溶液(フロイント完全アジュバント)を注射する。21日後、免疫反応を2回目の注射(フロイント不完全アジュバント)でブーストする。31日目に、関節炎をKhachigianらの方法(Khachigianらの文献、2006 Nature Protocols 1, 2512-2516)に従ってスコアリングし、動物を、1群当たり2の平均臨床スコアに達するように無作為化する。動物をいくつかの群:無傷群(処置なし、n=5)、罹患群(ビヒクルのみ、n=10)、参照としてのエンブレル(登録商標)群(10mg/kg、週3回、i.p.、n=10)、及び試験化合物群(3、10、又は30mg/kg/日、p.o.、n=10)に分ける。治療的投与は、31日目から46日目まで持続し、関節炎は毎日スコアリングされる。マウスを46日目に屠殺し、各々の個々の動物の後足のX線写真を撮影し、骨侵食の重症度を放射線学的ラーセンスコアで順位付ける(Salveminiらの文献、2001 Arthritis Rheum 44, 2909-2921)。
【0536】
(4.3 タバコの煙モデル(マウス))
雌の近交系C57BL/6Jマウスにタバコの煙(TS)を連続11日間毎日暴露すると、最後の暴露から24時間後、同様に処置された空気に暴露された群と比較したときの、気管支肺胞洗浄液(BAL)中に回収される全細胞数の増加により示されるように、肺の炎症が引き起こされる。TSへの暴露期間を、試験開始時(1日目)の初期の25分から3日目〜11日目までの最大45分に増大させる。動物をいくつかの群:無傷群(処置なし、n=5)、罹患群(ビヒクルのみ、n=10)、参照としてのロフルミラスト群(5mg/kg/日 p.o.、n=10)、及び試験化合物群(10又は30mg/kg/1日2回、p.o.、n=10)に分ける。11日目の最後に、マクロファージ、上皮細胞、好中球、及び白血球の数をBAL中で計数する。BALを、遺伝子発現及びタンパク質レベルについてさらに解析する。肺組織を、組織学的解析、遺伝子発現及びタンパク質レベルの測定のために解剖する。
【0537】
前述の説明は例示的かつ説明的な性質のものであって、本発明及びその好ましい実施態様を説明することが意図されるものであることが当業者に理解されるであろう。ルーチンの実験を通じて、当業者は、本発明の精神を逸脱することなくなされ得る明白な修正及び変更を認識するであろう。添付の特許請求の範囲の範囲内に入る全てそのような修正は、その中に含まれることが意図される。したがって、本発明は、上記の説明によるだけでなく、以下の特許請求の範囲及びその等価物によっても定義されることが意図される。
【0538】
限定されないが、本明細書中に引用される特許及び特許出願を含む、全ての刊行物は、各々の個々の刊行物が、あたかも完全に示されているように引用により本明細書中に組み込まれていることが具体的にかつ個別的に示されているかのように、引用により本明細書中に組み込まれる。
【0539】
様々な化合物の示差的細胞透過能力などの因子が、インビトロの生化学的アッセイ及び細胞アッセイでの化合物の活性の違いの一因となり得ることが理解されるべきである。
【0540】
本出願で与えられ、記載されている本発明の化合物の化学物質名の少なくとも一部は、市販の化学物質命名ソフトウェアプログラムの使用によって自動的に作り出されたものである場合があり、独立に確認されたものではない。この機能を実施する代表的なプログラムとしては、Open Eye Software社によって販売されているLexichem命名ツール、及びMDL社によって販売されているAutonom Softwareツールが挙げられる。表示された化学物質名と図示された構造が異なる場合、図示された構造が優先する。
【0541】
本明細書中に示される化学構造は、ChemDraw(登録商標)又はISIS(登録商標)/DRAWのいずれかを用いて作成された。本明細書中の構造中の炭素、酸素、又は窒素原子上に現われる空の原子価はいずれも、水素原子の存在を示す。キラル中心が構造中に存在するものの、具体的な立体化学が該キラル中心について示されていない場合、キラル構造と関連する両方のエナンチオマーが該構造によって包含される。
【0542】
(参考文献)
【化151】
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