(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6062546
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】スライド式メークアップ用具
(51)【国際特許分類】
A45D 40/20 20060101AFI20170106BHJP
【FI】
A45D40/20 Z
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-523754(P2015-523754)
(86)(22)【出願日】2013年6月27日
(86)【国際出願番号】JP2013067693
(87)【国際公開番号】WO2014207869
(87)【国際公開日】20141231
【審査請求日】2015年7月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】313008021
【氏名又は名称】ジャプロ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100072039
【弁理士】
【氏名又は名称】井澤 洵
(74)【代理人】
【識別番号】100123722
【弁理士】
【氏名又は名称】井澤 幹
(74)【代理人】
【識別番号】100157738
【弁理士】
【氏名又は名称】茂木 康彦
(72)【発明者】
【氏名】若松 潔
(72)【発明者】
【氏名】三好 英一郎
(72)【発明者】
【氏名】須田 重夫
【審査官】
梶本 直樹
(56)【参考文献】
【文献】
実公昭59−039965(JP,Y1)
【文献】
実公昭59−027207(JP,Y1)
【文献】
実公昭54−021180(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 40/00−40/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メークアップに用いる棒状の芯材を使用時にケースから進退可能にする構成を備えたスライド式メークアップ用具であって、
ケースを棒状芯材の突き出し方向に沿って二分し、かつ、二分されたものの一方と他方を摺動可能に組み合わせた一対のケース部材と、
棒状の芯材をその軸方向へ進退可能に配置するために、二分された上記ケース部材の内面にそれぞれ形成した摺動溝と、
上記摺動溝に沿って移動可能、かつ、芯材をその基端部にて保持した芯材保持体と、
一方のケース部材により芯材を押し出すとともに、押し出された芯材を元の位置へ戻すときに一方のケース部材と芯材とを結合状態とし、芯材を押し出した位置に置き去るときに一方のケース部材と芯材とを非結合状態とする結合手段とから成る
スライド式メークアップ用具。
【請求項2】
結合手段は、芯材保持体に形成された芯材の軸方向と交差する方向の第1結合孔と、ケース部材の一方に形成され、芯材保持体が摺動溝奥にあるときに第1結合孔と通じ合う位置に来る第2結合孔と、上記第1、第2結合孔の内部にて移動可能に設けた結合ピンとから成り、結合ピンは第1結合孔の長さよりは短く、第2結合孔の長さよりも長く設定されている
請求項1記載のスライド式メークアップ用具。
【請求項3】
結合手段の移動した位置を外部から把握するために、透明材料によってケースを形成し上記移動を目視可能にするか又は移動位置を示す表示をケースに設けた
請求項1又は2記載のスライド式メークアップ用具。
【請求項4】
芯材保持体は、摺動溝に沿って摺動可能、かつ、任意の位置で停止可能な嵌め合いの関係にあり、上記嵌め合いの抗力が、使用時に芯材に加わる圧力よりも大きく設定されている
請求項1ないし3のいずれかに記載のスライド式メークアップ用具。
【請求項5】
芯材保持体に突部を設け、摺動溝にその突部が移動可能なガイド溝を設けるとともに、ガイド溝の先端を停止部とした芯材抜け止め機構を有する
請求項1ないし4のいずれかに記載のスライド式メークアップ用具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メークアップに用いる棒状の芯材を使用時にケースから進退可能にする構成を備えたスライド式メークアップ用具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
化粧材として棒状の芯材を有するメークアップ用具には、例えば、アイブロー、アイライナー、リップライナー等があり、広く用いられている。棒状の化粧材はケースに収められ、必要な時に適切な長さだけ繰り出して筆記具のように使用し、使用後はケース内部に収納しておける様になっている。化粧材を移動させる従来の方式は繰り出し式と呼ばれるもので、口紅に用いられているのがその代表的なものといえる。
【0003】
しかし、繰り出し式の場合、化粧材の繰り出しのためのメカニズムが必要になるのは当然のことである。繰り出し機構としては例えばカム機構を用いたものがあり、移動量を正確かつ容易に調節することができるが、安易に採用できるものではない。何故なら繰り出し式メークアップ用具の製造には複雑なシステムも必要であり、また、組み立てコストも高くなり、商品価格を押し上げるという問題につながるからである。
【0004】
先行技術調査により見出されたものに実公昭32−15648号がある。これは内筒の端部を押し込むことで押し開き部を弾性挟持板に当て、先が筆になっている軸を露出させるものである。しかし、この構造は筆の出没どちらかを選択するのみで、露出量を調節する発想がない。また、実公昭50−35902号は先細状切欠溝を持つホルダーにメーキャップ棒を保持させ、突条により切欠溝を押し広げ、メーキャップ棒を押し出す構成である。故に、メーキャップ棒を押し出す操作がやや容易になるとしても、部品形状が特殊であり、部品点数も多くなるという問題がある。
【0005】
【特許文献1】実公昭32−15648号
【特許文献2】実公昭50−35902号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前記の実情に鑑みてなされたもので、その課題は、複雑な繰り出し式よりも簡素なスライド式の構成を持ち、棒状芯材の進退長さを容易、かつ、正確に調節できるようにすることである。また、本発明の他の課題は、低コストで製造可能であり、また、使用し易いスライド式メークアップ用具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するため、本発明は、メークアップに用いる棒状の芯材を使用時にケースから進退可能にする構成を備えたスライド式メークアップ用具について、ケースを棒状芯材の突き出し方向に沿って二分し、かつ、二分されたものの一方と他方を摺動可能に組み合わせた一対のケース部材と、棒状の芯材をその軸方向へ進退可能に配置するために、二分された上記ケース部材の内面にそれぞれ形成した摺動溝と、上記摺動溝に沿って移動可能、かつ、芯材をその基端部にて保持した芯材保持体と、一方のケース部材により芯材を押し出すとともに、押し出された芯材を元の位置へ戻すときに一方のケース部材と芯材とを結合状態とし、芯材を押し出した位置に置き去るときに一方のケース部材と芯材とを非結合状態とする結合手段とから構成するという手段を講じたものである。
【0008】
本発明のメークアップ用具は、スライド式であることを特徴とする。スライド式としながら、特に、棒状芯材の進退長さを容易、かつ、正確に調節できるように、使用し易く工夫し、所期の目的を達成するものである。そのために、本発明のメークアップ用具は、ケースを棒状芯材の突き出し方向に沿って二分し、かつ、二分されたものの一方と他方を摺動可能に組み合わせた一対のケース部材を有し、ケース部材相互のスライドによって棒状芯材の出し入れを行なう。
【0009】
摺動可能に組み合わされた一対のケース部材の内面にはそれぞれ摺動溝が形成され、その摺動溝には芯材をその基端部にて保持した芯材保持体が、摺動溝に沿って移動可能に設けられる。芯材保持体は、一方のケース部材と結合可能な結合手段の一部を構成する。この結合手段は、一方のケース部材により芯材を押し出すとともに、押し出された芯材を元の位置へ戻すときに一方のケース部材と芯材とを結合状態とし、芯材を押し出した位置に置き去るときに一方のケース部材と芯材とを非結合状態とする。
【0010】
結合手段は、例えば、芯材保持体に形成された芯材の軸方向と交差する方向の第1結合孔と、ケース部材の一方に形成され、芯材保持体が摺動溝奥にあるときに
第1結合孔と通じ合う位置に来る第2結合孔と、上記第1、第2結合孔の内部にて移動可能に設けた結合ピンとから成り、結合ピンは第1結合孔の長さよりは短く、第2結合孔の長さよりも長く設定することができる。第1結合孔より短く、第2結合孔より長くすることで、結合ピンは第1結合孔のみにある状態と、第1、第2両結合孔にかかる状態を取り得ることにな
る。
【0011】
また、結合手段の移動した位置を外部から把握するために、透明材料によってケースを形成し上記移動を目視可能にするか、又は移動位置を示す表示をケースに設けることができる。透明ケースは、結合ピンの移動を目視できるので、本発明の装置として好ましいものである。また、不透明なケースでも、矢印のような表示を付けることで結合ピンの間接的に位置を示すことができる。
【0012】
芯材保持体は、摺動溝に沿って摺動可能、かつ、任意に位置で停止可能な嵌め合いの関係にあり、上記嵌め合いにおける抗力を、使用時に芯材に加わる圧力よりも大きく設定することは望ましい構成である。この構成は、芯材を押し出して使用するときに、肌から範力として加えられる圧力に耐えるために必要なものであるが、要は、メークアップ用具の使用中に芯材とその保持体が押し戻されなければ良い。故に、芯材保持体と摺動溝との間に、摩擦抵抗を高めたり、微細な噛み合い等を生じたりするようにしても押し戻しに対する抗力として利用できる。
【0013】
また、本発明のスライド式メークアップ用具では、芯材抜け止め機構として、芯材保持体に突部を設け、摺動溝にその突部が移動可能なガイド溝を設けるとともに、ガイド溝の先端を停止部とすることが望ましい。この機構により、ケースを押し出し過ぎて芯材等が抜け落ちてしまうという事態を防ぐことができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は以上のように、複雑な繰り出し式よりも簡素なスライド式の構成を持ち、ケース部材と芯材とを結合状態又は非結合状態とする移動型の結合手段を有するので、棒状芯材の進退長さを容易、かつ、正確に調節できるようにすることができるという効果を奏する。また、本発明のものは簡素な構成であるので低コストで製造可能であり、また、一方のケース部材の出し入れで芯材の進退量を制御できるものであるから使用し易いスライド式メークアップ用具を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図示の実施形態を参照して本発明を詳細に説明する。
図1、
図2は本発明に係るスライド式メークアップ用具10の例1に関するもので、ケース11は、棒状芯材16の突き出し方向に沿って二分した一対のケース部材12、13から成っており、二分されたものの一方(12)と他方(13)を摺動可能に組み合わされている。上記摺動構成は二分された面に設けられ、図示の実施形態では一方のケース部材12の面にアリ足型の凸状部分14を形成し、他方のケース部材13の面にアリ溝型の凹状部分15を形成し(
図3F参照)、摺動可能な構造になっている。
【0016】
実施形態の場合、
図3A及びFを参照すると、あたかもケース11の上部の一部を切り取って形成したかのように、一方のケース部材12の方が他方のケース部材13よりも小さく設定されていることが分かる。そのため、他方のケース部材13の切り取られずに残された部分13aは、一方のケース部材12を操作する際に他方のケース部材13の保持に寄与する。この部分13aの切り取り部には端面13bがあり、この端面13bは一方のケース部材12を戻すときに元の位置を規定する面となる。また、一方のケース12の外面には、操作のための指当て12aが設けられている。図示の指当て12aは外面の凹みであるが、これを突起に変えても良いのは勿論である。
【0017】
棒状の芯材16は、例1の実施形態ではアイブロー用等として示しており、芯材16はその基端部にて芯材保持体17に保持されている(
図3C参照)。芯材保持体17は、後述する摺動溝18、19と嵌合して適度の抗力を生じる断面形状に形成され、その一端側に保持部17aを有し、保持部17aに芯材16の端部を嵌め込んで保持させたものである。また、芯材保持体17は、その他端側に結合手段を構成する第1結合孔21を有するが、これについては結合手段20の項において詳細に説明する。
【0018】
前述の摺動溝18、19は、芯材16と芯材保持体17をその軸方向へ進退可能に配置するために、二分された上記ケース部材12、13の内面にそれぞれ形成され、芯材保持体17に取り付けた芯材16のほぼ全体が収まる。芯材保持体17は、摺動溝18、19に沿って摺動可能なように、摺動溝18、19と嵌り合える断面形状を有し、かつまた、任意
の位置で停止可能な状態を得るために、摺動溝18、19と嵌め合いの関係にあり、上記嵌め合いにおける抗力は、使用時に芯材16に加わる圧力よりも大きく設定される。
【0019】
本発明では、一方のケース部材12により芯材16を押し出すとともに、押し出された芯材16を元の位置へ戻すときに一方のケース部材12と芯材16とを結合状態とし、芯材16を押し出した位置に置き去るときに一方のケース部材12と芯材16とを非結合状態とする移動型の結合手段20を備えている。本発明の結合手段20は、一方のケース部材12と芯材16との結合状態で芯材16を進退両方向へ移動させる。一方、一方のケース部材12の摺動溝18の端部18aでも芯材保持体17を押し得るため、非結合状態でも前進は可能である(
図3参照、但し、後退させることはできない。)。なお、一方のケース部材12は、後退させたときに基端部12bにて他方のケース部材13の端面13bと当たり得るが、それが元位置に戻った状態である。
【0020】
結合手段20は、芯材保持体17に形成された芯材16の軸方向と交差する方向の第1結合孔21と、ケース部材の一方12に形成され、芯材保持体17が摺動溝奥にあるときに第1結合孔21と通じ合う位置に来る第2結合孔22と、上記第1、第2結合孔21、22の内部にて移動可能に設けた結合ピン23とから成る(
図3B、C参照)。結合ピン23は、第2結合孔22の側に寄った位置の芯材保持体17に配置され(
図6C参照)、また、結合ピン23の寸法は、第1結合孔21の長さよりは短く、第2結合孔22の長さよりも長く設定されている。なお、芯材保持体17に形成した第1結合孔21と、一方のケース部材12に設けた第2結合孔22とは、原位置において一致しなければならない。
【0021】
さらに、本発明のスライド式メークアップ用具10は、芯材抜け止め機構を有している(特に、
図3D、
図3E参照)。図示の芯材抜け止め機構は、芯材保持体17に突部29を設け、その突部29が移動可能なガイド溝30を摺動溝19に設けるとともに、ガイド溝30の先端に立ち上がる壁を停止部30aとして構成されている。このような芯材抜け止め機構により、例えば、手探りで操作しても芯材16及び一方のケース部材12の抜け落ちが防止されるので、安心して使うことができる。
【0022】
このように構成された例1のスライド式メークアップ用具10の使用法について、
図4〜
図6を参照して説明する。なお、実施形態のものは、結合手段20の移動した位置を外部から把握するために、上記移動を目視可能にする透明材料によってケース11が形成されているものとする。
図4は、例1のスライド式メークアップ用具10が使用されていない状態を示しており、芯材保持体17に形成した第1結合孔21と、一方のケース部材12に設けた第2結合孔22とは原位置にある。
【0023】
原位置において、第1結合孔21と、第2結合孔22との位置は一致しており、第1結合孔21が上位に第2結合孔22が下位になるようにメークアップ用具10を置くことにより、結合ピン23が重力によって移動し、その下端が第2結合孔22に入り込んで一方のケース部材12と芯材保持体17とを結合状態とする。従って、一方のケース部材12を押し出し、前進させることで芯材16(芯材保持体17)もそれとともに移動する。
図5は一方のケース部材12が芯材16とともに押し出された状態を示す。
【0024】
このような芯材16を押し出した位置に置き去るときには、第2結合孔22が上位に、第1結合孔21が下位になるように結合手段20の態勢を上下逆に変更し、結合ピン23の重力移動により第2結合孔22から脱しさせ、一方のケース部材12と芯材保持体17とを非結合状態とする(
図6参照)。そして、この状態を保って一方のケース部材12を後退させることで、非結合状態にある芯材保持体17を前記押し出し位置に置き去ることができる。
図6は、芯材16を押し出した状態を示すが、その進退量は指当て12aの操作により容易に加減することができる。
【0025】
芯材16の前進を、一方のケース部材12と芯材保持体17の結合状態で行う上記に加えて、一方のケース部材12と芯材保持体17とが非結合状態にあっても、一方のケース部材12の摺動溝18の端部18aで芯材保持体17を押すことにより、芯材16(芯材保持体17)を移動させることができるのは前記のとおりである。このようにすると、任意の長さ芯材16を押し出したあと、一方のケース部材12を元に戻すだけで芯材16を押し出し位置に置き去ることができるので、操作がより容易になる。
【0026】
上記実施形態の例1では、芯材16をただ1個有するスライド式メークアップ用具10について説明した。しかし、本発明によれば、芯材16を2個有するスライド式メークアップ用具24を提供することもできるので、それを例2として説明する。
図7から明らかであるように、例2のスライド式メークアップ用具24は、1個の細長いケース25を有し、その中央部から前後にそれぞれ一方のケース部材26a、26bを設けるとともに、他方のケース部材27を前後一体として有している。
【0027】
よって、例2のスライド式メークアップ用具24は、例1のスライド式メークアップ用具10を2個結合し一体化したものに相当する。なお、スライド式メークアップ用具として機能するための構成要素は前述した例1のものと同じで良く、よって、詳細な説明は省略する。例2の場合、前後の芯材28a、28bを有するので、異なる二色の芯材色を選択し、使用することが可能である。その際、前後の芯材28a、28bを同時に使用するためには、一方のケース部材26a、26bと芯材28a、28bとを結合状態とする、第2結合孔22を2個共、同一の側に並べて設ければ操作がより容易である。
【0028】
このように構成されている本発明の例1、例2の実施形態によれば、ケース11の態勢を変えることで、結合ピン23を重力移動させ、一方のケース部材12、26a、26bと芯材16(芯材保持体17)を、結合状態にも、また、非結合状態にも設定することができる。そして、一方のケース部材12、26a、26bを押し出す量は、摺動溝18、19に沿って摺動可能、かつ、任意に位置で停止可能な嵌め合いの関係にある芯材保持体17の抗力より大きな力を加えれば、加減することができるので操作も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本発明に係るスライド式メークアップ用具の例1を示す斜視図である。
【
図2】同上における芯材の前進状態を示す説明図である。
【
図3】同じく例1に関するもので、Aは一方のケース部材の側面図、Bはその平面透視図、Cは芯材の平面図、Dは同じく芯材の側面図、Eは他方のケース部材の平面図、Fはその側面図、Gは例1のスライド式メークアップ用具を示す端面図である。
【
図4】同じく例1の使用状態を示すもので、Aは平面図、Bは側面図、Cは部分断面図である。
【
図5】同じく一方のケース部材を前進させた状態を示すもので、Aは平面図、Bは側面図、Cは部分断面図である。
【
図6】同じく一方のケース部材を後退させた状態を示すもので、Aは平面図、Bは側面図、Cは部分断面図である。
【
図7】本発明に係るスライド式メークアップ用具の例2を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
【0030】
10、24 スライド式メークアップ用具
11、25 ケース
12、26a、26b 一方のケース部材
13、27 他方のケース部材
14 凸状部分
15 凹状部分
16、28a、28b 芯材
17 芯材保持体
18、19 摺動溝
20 結合手段
21 第1結合孔
22 第2結合孔
23 結合ピン
29 突部
30 ガイド溝