【実施例】
【0041】
以下は添付の図面から参照しながら、本発明の衛生マスク用クッションパッドについて説明する。
図1は本発明の衛生マスク用クッションパッドの平面図である。
図にあるように本発明の内側側面は、左右の鼻に当たる部位aに添ったテーパー面形状をなし、頬に当たる部位bの曲線形状に沿うように設計されており、前記理由により共に各々の顔形状使用者の顔面の両頬より鼻筋当たる部位の形状と密着することで本発明を使用した前記マスクは、しっかりと使用者の顔面上で支えられている。
又衛生マスク内側上端面にも本発明は装接着により密着するので、本発明により使用者の顔面と衛生マスクの上端との間の空間を隙間無く埋めて密着する。
これにより衛生マスクの隙間から花粉や微細な異物が衛生マスク内空間へ侵入するのを遮断する遮断度がより高くなる。又本発明の表面積wが大きいほど衛生マスク内体積が大きくなる。また、本発明の設計形状により前記マスクの両頬より鼻筋当たる部位に、本発明の側面が密着し充分に安定して前記マスクを支えるので、前記マスク使用者が、運動等で頭部を揺り動かしても、又、前記マスクをしながら口を動かして会話をしても、本発明を使用した前記マスクは横や下にずれたり落ちたりせず装着されていた位置を保つ。
【0042】
図2は、衛生マスクに
図1の衛生マスクを装接着した形状を内側から見た俯瞰図である。このように(P・P’)(Q・Q’)にて装接着する。本発明を使用中の衛生マスクから取り外し再度他の衛生マスクに取り付けることも容易であり、くりかえし使うことができる。又本発明のマスク外気側である本発明の上側表面に微粒子用の薄い素材を装接着することにより、本発明の衛生マスク内空間への細菌ろ過率は上昇し、とりわけ上方から衛生マスクに落ちてきた花粉や微細な異物が、衛生マスクに落ちてきても衛生マスク上方の隙間を埋めている本発明が、隙無く衛生マスク上端部に密着しているため、衛生マスク内空間への花粉や微細な異物の侵入は阻止される。前述の本発明の機能に基き本発明は微粒子衛生マスクにも対応し使用できる。又衛生マスクの表面積に本発明の表面積がプラスされるので、衛生マスクを通過して循環するため、衛生マスク内空間と衛生マスク外大気の空気循環量が多くなり呼吸も楽になる。
【0043】
例えば高度な医療作業時の意思疎通に必要な会話を行う時にも、使用する微粒子衛生マスクに本発明を装接着することにより、マスク使用中に必要な会話を行っても、口も動かしやすく、呼吸時の酸素も充分に体内に吸入することも出来、そのため発音にも支障なく、聞き手にも十分に聞き取りやすい会話をすることが出来る。又本発明のマスク用クッションパッドは、サイズを各種そろえる事が可能であるので、各人の顔形状に密着しながらより快適に本発明を装接着した微粒子衛生マスク等を着用して使用することが出来る。
【0044】
図3は本発明の使用図である。このように本発明の側面が、使用者の両頬から鼻筋にかけてに沿う本発明のa,b面の形状、つまり使用者の鼻筋のテーパー面a及び両頬の曲線形状面bにかけての形状にしっかりと密着する本発明の側面形状であるa,b面がぐるりとおおい、かつ、本発明が衛生マスクにも密着していることにより、衛生マスク内上端部rと両頬から鼻筋のテーパー面にかけての間に出来る隙間を本発明がしっかり防止し、花粉や微細な異物の衛生マスク内空間への侵入を防止する。又、本発明は鼻筋より高く設けられていることによりd、本発明に密着する衛生マスクは使用者の顔面の周りよりぐるりと持ち上げられるので、それにより衛生マスク内空間はより体積が広くなる。斜線で示したのは衛生マスク内空間である。
【0045】
本発明のクッションパッドにおける平面形状は、例えば半円形・楔形・台形など衛生マスク内空間を充分に広く確保できる形であれば本発明の衛生マスク面に接する側面の形状は問わない。これにより衛生マスクの使用感も、本発明を使用することにより衛生マスク内空間がひろげられマスク内空間体積が増加して前記マスク着用時の快適さを増す。又本発明はこの図のように装接着されて鼻筋高よりも高ければ高いほど衛生マスク内空間はひろがり快適に使用できるので、その高さdは1cm以上が望ましい。
【0046】
図4は、本発明の衛生マスク用クッションパッドが左右に2分割されて使用される図である。
図にあるように本発明は左右に分かれ鼻に当たる部位a頬に当たる部位b共に各々の顔形状に添ったテーパー面形状をなし、使用者の顔面の両頬より鼻筋当たる部位の形状であるテーパーラインと密着する。又衛生マスク内側上端面とも装接着により密着するので、本発明により使用者の顔面と衛生マスクの上端との間の空間を隙間無く埋めて各々が密着する。これにより衛生マスクの隙間から花粉や微細な異物が衛生マスク内空間へ侵入するのを遮断する遮断度がより高くなる。又二分割された本発明が互いに付き合せられる面w長が大きいほど衛生マスク内体積が大きくなる。
【0047】
本発明の使用する衛生マスクへの本発明の装接着部図である。Pは接着面qは装着箇所である。装着q箇所及び接着面pは本発明のクッションパッドが、使用されるマスクmに本発明が安定して装着及び接着される状態を保つことができる本発明の衛生マスク側面のどちらかの箇所であればよい。例としては本発明が最も安定し装着されるのは
図5に示すqの面である。例としては本発明が最も安定し接着されるのは
図5に示すpの面である。
【0048】
図5は
図1に示す本発明の左側部である。又その断面図を下に記載する。このように本
発明において両頬から鼻筋のテーパー面にかけての形状は、使用者の顔面の両頬から鼻筋のテーパー面にかけての凹凸によるテーパー形状に沿うように鼻側テーパー面aと頬側曲線面bが設けられている。
本発明の鼻側テーパー面の内角として、 40°<f<85°が望ましい。又前記鼻側テーパー面の内角を小さく抑えることによって本発明を装接着した衛生マスク着用者の視界はより大きく拡げることが出来る。
【0049】
本発明の頬側の側面の内角として50°<g<85°が望ましい。又前記頬側の側面の内角を小さく抑えることによって本発明を装接着した衛生マスク着用者の視界はより大きく拡げることが出来る。
又鼻側テーパー面と頬側テーパー面は肌にふれる面なので肌触りの良い例えばラテックス等の素材を使用しても良い。又本発明の形状は鼻の形状に添っているので、本発明を使用する際には本発明が接する鼻筋の高さに本発明が最適に適合するために、本発明の肌に接する側面の位置決め、及び、鼻筋の高さ位置決め、の調節は、鼻筋の高さが下方へ行く程高くなることは周知のことであるから、本発明位置は鼻筋をスライドさせて高さ調節をはかる。これにより鼻筋の高さ調節が図れるので、本発明に沿う鼻筋高位に本発明を沿わせ設置して鼻筋に密着させる。このように調整することもできる。
【0050】
図6は本発明の2分割された本発明の側面を互いに密着させるために、本発明の使用者の顔面の頬側曲線面b両頬から鼻筋のテーパー面aにかけての形状に本発明の側面を沿わせながら、スライドして本発明同士が接触する側面を接着させて合わせて使用するクッションパッドの平面図である。この本発明は、多様な顔の大きさ形状に柔軟に対応できる。
このように前記の本発明の2分割された面の肌に接触する面を前記肌の接触させながら、本発明の側面の1部分である、互いの接着側面を接着させて合わせて使用すると、鼻筋の大きな使用者の鼻にも本発明は充分対応して鼻の形状に沿い密着するので、両頬から鼻筋のテーパー面にかけての凸凹形状に本発明はしっかり密着して衛生マスク上部の隙間を埋める。
【0051】
装着箇所及び接着面pは本発明のクッシヨンパッドが、使用される衛生マスクmに安定して装着及び接着される状態を保つことができる本発明の衛生マスク側面cのどちらかの箇所であればよい。
このクッションパッドを衛生マスクに付ける場合、接着することが望ましい。
又この分割されたクッションパッド同士の接触する側面を接装着する場合、マスク使用者の両頬から鼻筋の形状に本発明の側面a,bを合わせながら重ね合わせて接装着することが望ましい。
【0052】
図7は本発明を、使用者の顔面の頬側曲線面b両頬から鼻筋のテーパー面aにかけての折り目を折り、前記顔面形状に沿わせ折り曲げた側面が、前記顔面形状に密着さて使用されるように設計された本発明の斜視図である。この本発明は、多様な顔の大きさ形状に柔軟に対応できる。
この形状であるとあらゆる顔形の使用者にも顔面上でクッションパッドのサイズ調整を行うことにより、本発明が使用者の両頬から鼻筋にかけての、使用者の両頬から鼻筋のテーパー面にかけての形状であるところのテーパー形状に沿う本発明のa,b面の形状、つまり使用者の頬の曲線形状bから鼻筋にかけての形状に沿う形状を有するa,b面がぐるりとおおいかつ、本発明が衛生マスクにも密着していることにより、衛生マスク内上端と両頬から鼻筋のテーパー面にかけての間に出来る隙間を本発明が埋めて密着する。
【0053】
図8は、
図6の、スライドして本発明同士が接触する側面を接着させて合わせて使用するクッションパッドを装接着した俯瞰図である。すでにサイズ調整された本発明の衛生マスク用クッションパッドを衛生マスクに装接着し使用している。
図1より
図13にわたる各形状に設計された、本発明のクッションパッドにおける衛生マスク面に接する面の側面形状をなす本発明のクッションパッドの平面形状は、例えば半円形・楔形・台形など衛生マスク内空間を充分に安定して支える事ができる形、及び本発明が装接着される衛生マスクを充分に安定して保持できる形であれば本発明の平面の形状は問わない。
【0054】
図9は分割されない本発明のクッションパッド平面図である。
このように、例えば2種類以上の異素材の材質により本発明のクッションパッドが設計されてもよい。例えば、図面に示すクロスラインの部分とボーダーラインの部分にそれぞれ異素材の材質を使用する。例えばクロスラインの部分の材質には美容化粧水等を注入してあるクッション又はシートを使用する。ボーダーラインの部分には水分をはじく素材を使用する。本発明のクッションパッドの肌に接する面(以下は肌側と記す)に美容化粧水等を注入してあるクッション又はシートを使用すると、本発明の肌側は使用者の顔面形状に添うテーパー形状を成していることにより前記の美容化粧水等を注入してあるクッション又はシートが肌にしっかりと密着するため本発明に接する肌部分を美容化粧水等を使用してしっかりとパックすることができる。
【0055】
図10は分割されない本発明のクッションパッド装接着図である。本発明のクッションパッドは、既存の衛生マスク使用の際に本発明を衛生マスク内側上端部に装接着し、そして本発明を衛生マスク使用者の使用者の顔面の頬側曲線面b、
本発明の頬側の側面の内角50°<g<85°
及び、鼻筋のテーパー面a
本発明の鼻側テーパー面の内角40°<f<85°
にかけての凸凹面に密着させる、本発明が使用者の顔面と接触する部位に設けた、同顔面に本発明の側面が密着するように設けた鼻筋のテーパー面a及び両頬の曲線形状面bを密着させることにより、衛生マスク上端部と両頬から鼻筋のテーパー面にかけての隙間を埋める事により密着させる。
また本発明の構成素材の構成が一例として、上は紙及び布で共に細菌透過率99%NIOSH認定の紙または布を使用し、その下部分は通気性良好素材を使用すると本発明を装接着される前記既存の衛生マスクに微粒子衛生マスクを使用することも出来る。本発明を使用することで微粒子衛生マスクの高い細菌透過能力機能を損なわず前記の微粒子衛生マスクの装着感の向上を図ることが出来る。
【0056】
例えば高度な医療作業時の意思疎通に必要な会話を行う時にも、使用する微粒子衛生マスクに本発明を装接着することにより、マスク使用中に必要な会話を行っても、口も動かしやすく、呼吸時の酸素も充分に体内に吸入することも出来、そのため発音にも支障なく、聞き手にも十分に聞き取りやすい会話をすることが出来る。又本発明のマスク用クッションパッドは、サイズを各種そろえる事が可能であるので、各人の顔形状に密着しながらより快適に本発明を装接着した微粒子衛生マスク等を着用して心地よい着用感で高度な作業をすることが出来る。
【0057】
このように本発明の構成素材は通気性を有する素材であれば色々な形状の物質で構成
されることができる。これらを一体とする本発明のクッションパッドは、その側面を、既存の衛生マスクの上端部にクリップ等で装着又は、接着テープ・両面テープ等で接着することにより使用される。
【0058】
図11は
図9の説明文後半に記載されている本発明の1部分の材質に例えば美容化粧水
等を注入してあるクッション又はシートを使用した本発明の装接着図である。
衛生マスクの内側に接する本発明の面部分などに含在した物質が浸透するのを防止したい場合などは、前記の側面には水分をはじく素材を使用する。
このように異なる素材を使用することにより本発明の使用範囲は格段に広がる。
本発明のクッションパッドの肌に接する面(以下は肌側と記す)に例えば美容化粧水等
を注入してあるクッション又はシートを使用すると、本発明の肌側は使用者の顔面形状に添う鼻筋のテーパー面a及び両頬の曲線形状面b形状を成していることにより前記の美容化粧水等を注入してあるクッション又はシートが肌にしっかりと密着するため本発明に接する肌部分を美容化粧水等を使用して顔の表面より首の付け根までしっかり密着してパックすることができる。
【0059】
また本発明の形状は
図11に示すように使用目的によりその使用目的に適合するように設計してもよい。
図11に示すように本発明が使用者の顔面を大きく包み込むような形状は本発明に接する肌部分を美容化粧水等を使用してパックする場合に適している。
またこの場合は既存の衛生マスクを使用しなくてもよいが、本発明のパックの出来る衛生マスクのサイズが目元を囲んだりする形状で既存の衛生マスクに隠れないサイズの場合は仕方が無いが、本発明のパックの出来る衛生マスクのサイズが既存の衛生マスクに隠れるサイズの場合は、既存の衛生マスクを着用することにより周囲の目を気にすることなく外出等が出来る。また、既存の衛生マスク等に本発明を装接着することにより発生する、格段に向上するした衛生マスクの本来の機能、及び、効果、及び快適な装着間は、充分に得られる。
【0060】
図12は本発明に2つの衛生マスクを装接着した衛生マスクの内側から見た俯瞰図である。2つのマスクを本発明に装接着する場合、例えば外気に接する外側に既存の衛生マスクを着用し、前記衛生マスクの衛生マスク内空間に、縦サイズが前記マスク使用者の鼻から口より上方までの、前記衛生マスクよりひとまわり小さいマスクを装接着することにより、花粉症等で水のような鼻水が流れ続けても、前記のひとまわり小さいマスクが流れ出た水のような鼻水を吸収して、前記小さいマスクの外に鼻水が流れるのを防止するので、前記小さいマスクの外側に装接着している外側の衛生マスクには鼻水をもらさず、外側の衛生マスクに鼻水によるしみが出来ない。
その前記小さいマスクのたて着用時の縦サイズを使用者の鼻と口の間までとすると、流れ出た鼻水を小さいマスクが吸収してその外に鼻水が流れるのを防止するので、口まで流れず口の中に鼻水が入る不快感がなくなる。
【0061】
本発明の設計形状により、前記衛生マスク及び前記マスク使用者の口より上方までに装接着する小さいマスクを、前記マスク使用者の両頬より鼻筋に当たる部位に、本発明のマスクパッドの側面が密着し充分に安定して前記マスクを支えるので、前記マスク使用者が、運動等で頭部を揺り動かしても、前記マスクを着用しながら口を動かして会話をしても、本発明を使用した前記マスクは横や下にずれたり落ちたりせず装着されていた位置を保つ。
【0062】
又この衛生マスクを使用することにより鼻穴は二重の衛生マスクにより保護されるので、微細な花粉の鼻穴への侵入を二重に着用した衛生マスクが二重に防止することにより、花粉症等の症状の悪化原因の原因因子である微細な花粉や異物の鼻腔内への侵入をより強力に防止できる。また本発明に装接着した衛生マスクの形状は2つの衛生マスク例えば外気に接する外側に既存の衛生マスクを前記衛生マスクの衛生マスク内空間にひとまわり小さい衛生マスクを装接着することによっても各々の衛生マスク形状は又、本発明が鼻筋より高く設けられていることにより(w)、本発明に密着する各々衛生マスクは顔面の周りよりぐるりと持ち上げられるので、それにより二重衛生マスクの衛生マスク内空間はより広くなるため衛生マスクを二重に本発明に装接着することによる装着感の低下は感じられない。この衛生マスクを使用時の外見は既存の衛生マスク着用時に正面視外観は変わらない。
【0063】
図13は
図12に示す本発明に2つの衛生マスクを装接着した場合の衛生マスクの装着図である。
この図面のように本発明は鼻筋より高く設けられていることにより(w)、本発明に密着
する各々の衛生マスクは使用者の顔面の周りよりぐるりと持ち上げられるので、それにより衛生マスク内空間はより広くなる。斜線で示したのは衛生マスク内空間である。本発明のクッションパッドにおける各々の衛生マスクの衛生マスク面に接する面の形状は、例えば半円形・楔形・台形など衛生マスク内を充分に安定して支えられる形状であれば本発明の衛生マスク面に接する面の形状は問わないので、2つのマスクを本発明に装接着しても、本発明は安定して前記マスクを支えることができる。
これにより複数の衛生マスクを本発明に装接着した場合でも衛生マスクの使用感は、本発明を使用することにより衛生マスク内空間がひろげられ空間体積が増加することにより快適さを保持する。又本発明はこの図のように装接着されて鼻筋高よりも高ければ高いほど衛生マスク内空間はひろがり快適になるのでその高さ(d)は1cm以上が望ましい。