(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6062866
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】遠隔装置の保有者のプレゼンスに関して通知する方法
(51)【国際特許分類】
H04M 11/00 20060101AFI20170106BHJP
H04W 4/02 20090101ALI20170106BHJP
【FI】
H04M11/00 301
H04W4/02
【請求項の数】9
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-541286(P2013-541286)
(86)(22)【出願日】2011年11月18日
(65)【公表番号】特表2013-546279(P2013-546279A)
(43)【公表日】2013年12月26日
(86)【国際出願番号】EP2011070500
(87)【国際公開番号】WO2012072431
(87)【国際公開日】20120607
【審査請求日】2014年5月29日
(31)【優先権主張番号】10306323.6
(32)【優先日】2010年11月30日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】504326572
【氏名又は名称】ジエマルト・エス・アー
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】レリトー,ドウニ
(72)【発明者】
【氏名】ニツテル,フレデリツク
【審査官】
望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−252273(JP,A)
【文献】
特開2010−28322(JP,A)
【文献】
国際公開第2007/058241(WO,A1)
【文献】
国際公開第2010/005170(WO,A2)
【文献】
特開2010−233104(JP,A)
【文献】
特開2008−277997(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M11/00
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
UICCを備えた遠隔装置(10、11)を保持する遠隔装置の保有者のプレゼンスに関して通知する方法であって、前記方法は、遠隔装置の保有者(1)がフェムトセル(2、20)の通話エリアの下にいつ入ったか、またはフェムトセル(2、20)の通話エリアをいつ離れたかを検出することを含み、
遠隔装置がフェムトセル(2、20)の通話エリアの下に入るたびに、またはフェムトセル(2、20)の通話エリアを離れるたびに、UICCが遠隔装置からイベントを受信することによって前記イベントを検出し、前記イベントは、遠隔装置がフェムトセル(2、20)の通話エリアの下に入ったこと、またはフェムトセル(2、20)の通話エリアを離れたことを示すことと、
前記フェムトセル(2、20)を識別することが可能なデータを備えるメッセージを、前記フェムトセル(2、20)を介して、UICCによって遠隔サーバ(3)に送信することとをさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記遠隔装置の保有者の位置を決定することを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
遠隔装置の保有者(1)の位置に関するデータを、前記遠隔サーバ(3)にあらかじめ格納された所定のリストメンバに送信することを含み、前記位置データは前記遠隔サーバ(3)に格納されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
遠隔サーバ(3)が、遠隔装置の保有者(1)の位置に関するデータを更新し、格納することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
遠隔装置の保有者の位置に関するデータを専用ウェブサイト上で、または前記遠隔サーバ(3)に接続されたSCWS上で直接調べることを含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
第2の遠隔サーバの販売促進データを遠隔装置の保有者に送信することを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
第2の遠隔サーバにより決定されたデータに基づき、前記遠隔装置の保有者のプロファイリングを処理することを含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
携帯端末を遠隔装置として使用することを含むことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
無線のサーバを遠隔サーバとして使用することを含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に位置の特定に関し、より詳細には遠隔装置の保有者のプレゼンスに関して通知する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
移動ネットワーク(Mobile Network、MNO)が、マクロセルIDを使用して、位置情報サービス(Location Based Service、LBS)を提案する場合がある。位置情報サービスは、移動装置の地理的位置を使用する移動ネットワークを通して、移動装置でアクセス可能な情報および娯楽のサービスである。このようなサービスのおかげで、移動装置の時間位置を決定して、対象となるすぐ近くの地点にエンドユーザを接続する、交通または天候などの現在の状況についてエンドユーザに知らせる、または無線装置を介してルーティングおよびトラッキングの情報を提供することが可能である。
【0003】
それにもかかわらず、セルIDベースの三角測量を使用することで、あまり正確ではない。ユーザは、おおよその精度でしか、すなわち3キロメートルから200メートルまでの精度でしか通知されない。
【0004】
位置測定のための代わりの技術的解決策がGPSの使用である。しかしながら、すべての携帯端末がGPSを使用可能であるわけではなく、このため、たとえばトラッキングサービス、マーケティングサービスなどのGPSサービスをユーザが使用できない。それゆえ、当技術分野では、このようなサービスに正確な精度を提供する解決策が必要である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】USAT仕様3GPP TS 31.111リリース9
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
よりよい精度で遠隔装置の保有者の位置に関する情報を提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、遠隔装置を保持する遠隔装置の保有者のプレゼンスに関して通知する方法であって、遠隔装置の保有者がフェムトセルの通話エリアの下にいつ入ったか、またはフェムトセルの通話エリアをいつ離れたかを検出することを特徴とする方法を提供する。
【0008】
本発明の他の様態によれば、
−方法は前記フェムトセルを識別することが可能なデータを備えるメッセージを遠隔サーバに送信することを備えてもよく、
−方法は、前記遠隔装置の保有者の位置を決定することを備えてもよく、
−方法は、遠隔装置の保有者の位置に関するデータを、前記遠隔サーバにあらかじめ格納された所定のリストメンバに送信することを備えてもよく、前記位置データは前記遠隔サーバに格納され、
−遠隔サーバは、遠隔装置の保有者の位置に関するデータを更新してもよく、このデータを格納してもよく、
−方法は、遠隔装置の保有者の位置に関するデータを専用ウェブサイト上で、または前記遠隔サーバに接続されたSCWS上で直接調べることを備えてもよく、
−方法は、第2の遠隔サーバの販売促進データを遠隔装置の保有者に送信することを備えてもよく、
−方法は、第2の遠隔サーバにより決定されたデータに基づき、前記遠隔装置の保有者のプロファイリングを処理することを備えてもよく、
−方法は、遠隔装置として携帯端末を使用することを備えてもよく、
−方法は、遠隔装置としてUICCを使用することを備えてもよく、
−方法は、遠隔装置として無線のサーバを使用することを備えてもよい。
【0009】
本発明のおかげで、有利には、フェムトセルを装備した、識別された場所での、家族の一員などの人のプレゼンスを、セルIDよりもよい細分性で、より正確に調べることが可能である。
【0010】
本発明は、有利には、ターゲット広告を提供する。
【0011】
以下で説明される添付図面と共に、本発明の例として示される、以下の詳細説明を注意深く考察すると、本発明のさまざまな様態、特徴、および利点が当業者に、より完全に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】第1の実施形態による本発明のアーキテクチャの概略図を図式的に示す。
【
図2】第2の実施形態による本発明のアーキテクチャの概略図を図式的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、本明細書で提供される詳細な説明に従って理解されることができる。
【0014】
携帯端末10などの遠隔装置10を有するユーザ1が
図1に示されている。遠隔装置10はUICC11を備え、フェムトセル2とローカルに接続されるように適合される。
【0015】
フェムトセルが、広帯域インターネット接続を介して接続を通信事業者に戻してルーティングするように適合されていることはよく知られている。フェムトセルは、たとえばユーザの住居またはオフィスビルの内部に設置された場合に移動電話の受信状態を改善する無線アクセスポイントであり、4または5つの携帯端末まで同時にサービス提供するように適合される。フェムトセルは、典型的には10メートルの通話エリアを有する。
【0016】
携帯端末が、規定されたUSIMアプリケーションツールキットのようなCSGセル選択イベントにより制御されるフェムトセルに入る、フェムトセルから出る、またはフェムトセルにキャンプオンするときに、UICCアプリケーションが通知される。
【0017】
USATアプリケーションが、このCSGセル選択イベントに登録することができる。次いで、携帯端末がCSGセルを離れる、CSGセルに入る、またはCSGセルにキャンプオンするたびに、このことについて通知するイベントがUICCに送信される。このイベントのおかげで、エンドユーザがフェムトセルの通話エリアの下に入ったとき、UICCはUSIMツールキットイベント「CSGセル選択イベント」により通知される。フェムトセルを装備した住居で開始された携帯端末呼が、携帯端末から始まり、フェムトセルに送信され、フェムトセルから広帯域接続を介してインターネットに至り、携帯電話事業者のコアネットワーク上で中継され、呼び出された相手の携帯端末に達する。
【0018】
携帯端末10はフェムトセル対応携帯端末であり、CSGセルUSAT機能を実装する。
【0019】
第1の実施形態では、ユーザ1または遠隔装置の保有者1は、遠隔装置の保有者1の位置情報を提供するサービスなどのサービスを利用する。サービスを利用するために、ユーザ1はまず、たとえば自分の電話番号およびパスワードを使って専用ウェブサイト上でアカウントを作成し、次いで、確認のために自分の携帯端末10に自分のPINコードを入力する。無線の(Over−The−Air、OTA)サーバ3がSMSを送信して、対応するUICCアプレットを活動化させる。
【0020】
遠隔装置の保有者1はまた、自分がどこに位置するかを知ることを認められた人々に関する情報を与える。そうするために、ユーザ1は、許可された人の電話番号を備える通知メンバリストを専用ウェブサイトで追加する。OTAサーバ3は、確認のために、関係する人にSMSを送信する。通知メンバリストは設定可能であることがよく理解されるであろう。いつでも、任意のメンバがサービスの利用を取り消すことができる、またはユーザは通知メンバリストを修正してもよい。
【0021】
ユーザ1がフェムトセル2の通話エリアの下に入ったとき、UICC11はイベント「CSGセル選択イベント」を検出する。UICC11は、暗号化されたSMSをOTAサーバ3に自動的に送信する。UICC11により送信されたSMSは、フェムトセル2を識別するためにMSISDN、およびフェムトセル2の名称を備える。
【0022】
送信されるメッセージは、SIPのようなIPベースのメッセージとすることができることがよく理解されよう。
【0023】
OTAサーバ3は、ユーザ1の状態に関するデータベースを備える。このようなSMSを受信したとき、OTAサーバはデータベース内のユーザ1の状態を更新することができる。
【0024】
OTAサーバ3は、記載された人にSMSによりプレゼンス通知を送信する。SMSは、ユーザ1のMSISDN、およびこの場合フェムトセル2である、関係するフェムトセルの名称を備える。この方法は、有利にはリアルタイムであり、自動的である。ユーザがフェムトセル2にカバーされたエリアを離れたとき、同じくイベントが検出され、SMSがOTAサーバ3に送信される。状態は更新される。
【0025】
家族の住居内にフェムトセルが存在するとき、両親が、たとえば、自分たちの子供が家にいるか、またはフェムトセルの通話エリアの下にいないかどうかを知ることができる。
【0026】
送られるSMSの数を制限することができる。所定の時間の間だけ、たとえば、1時間当たり1つのSMSだけ、または異なるフェムトセルにより検出されたときだけなどに、プレゼンス通知が送信されることができる。
【0027】
他の実施形態では、この送信は自動的ではない。このとき、プレゼンス情報は、専用ウェブサイト上で、または記載された人のだれかが利用可能である場合には、記載された人のうちのだれのものでもUICC上に埋め込まれ、かつOTAサーバ3に接続されたスマート・カード・ウェブ・サーバ(SCWS)上で直接調べることができる。任意の記載された人のUICC上のSCWSは、OTAサーバ3によりユーザ1の状態に従って無線で更新される。たとえば、家族全員がこのサービスを利用している場合、および家族が家にフェムトセルを有する場合、家族の1人が家族の一員の、家でのプレゼンスを調べることが可能である。その上、家族の1人がフェムトセルの通話エリアの下にいないとき、専用ウェブサイト上でこの人の最後のプレゼンス情報が調べられることができる。
【0028】
このような方法は、有利には、マクロセルIDを使用するMNOの位置サービスに対する改善および補完的な解決策を提案することができる。上述のように、セルIDベースの三角測量は、田園地域では3キロメートルより大きな精度を、密集した市街地では最大で200メートルの精度を有する。MNO位置サービスは、ユーザ1に関するさらに多くの情報をOTAサーバ3に要求してもよい。利用可能であるとき、MNO位置サービスは、ユーザ1に関してOTAサーバ3から得た正確な情報を、記載された人に提供する。
【0029】
これらの実施形態のおかげで、信頼できない場合があるIPアドレスは使用されず、GPSは使用されない。遠隔装置は、GPSが非活動化されることができるGPS対応とすることができる、またはGPSを有しなくてもよい。UICCベースの解決策は、GPS情報を取り出すために拡張されることができる。セルID三角測量と比較して、精度が改善される。さらに、サービス利用者が通話エリアの下にあるがフェムトセルに接続されていないとき、位置情報がコアネットワークに送信されないので、UICCは、位置情報を提供することができる唯一の構成要素である。
【0030】
他の実施形態では、ユーザ1は、マーケティングサービスなどのサービスを利用する。サービスを利用するために、ユーザ1はまず販売促進メッセージを受信することに同意する。ユーザ1は個人情報を与えるよう要求されることがあり、移動体通信事業者(Mobile Network Operator、MNO)がすでにこれらの情報を有している場合、このステップは、スキップされることができる。
【0031】
対象とされるユーザのプロファイルを決定するために、コーヒーショップ4などの広告主が専用ウェブサイトを介してユーザ1の事業者と交信し、たとえば提供の性質、対象とされる顧客などの要件を作成する。プロファイルメッセージまたは提供は、たとえば「無料のコーヒー」であり、対象とされる顧客は、たとえば「1週間に4回以上、通話エリアの下にいるだれでも」または「だれでも」である。
【0032】
ユーザは、指定された広告主からのメッセージだけを受信するためにサービスを利用することができる、またはどんなプロファイリングもなしに任意の広告主から任意のメッセージを受信してもよいことがよく理解されよう。
【0033】
この実施形態では、フェムトセル20は、コーヒーショップなどの広告主の販売地点の1つに配置される。ユーザ1がフェムトセル20の通話エリアの下に入ったとき、UICC110はイベント「CSGセル選択イベント」を検出する。UICC110は、暗号化されたSMSを事業者30に自動的に送信する。UICC110により送信されたSMSは、フェムトセル20を、すなわち広告主を識別するためにMSISDN、およびフェムトセル20の名称を備える。
【0034】
事業者30は、ユーザ1の状態に関するデータベースを備える。このようなSMSを受信したとき、事業者30はユーザ1のデータベースの状態を更新することができ、プロファイリングを実行する。広告主により規定される要件をユーザ1が満たす場合、事業者30はSMSによりマーケティング通知をユーザ1に送信する。マーケティング通知は販売促進のSMSである。このマーケティング通知を受信したとき、ユーザ1は、販売促進を提供する小売店に非常に近くにおり、小売店の中に入るまたは入らないことを非常に迅速に決定することができる。ユーザは、販売地点が自分の近くにあるときに、販売地点を長い間探す必要がない。
【0035】
この方法のおかげで、事業者が利用者に販売促進メッセージを送信するのは、登録された利用者が、フェムトセルの通話エリアの下に入り、かつ広告主により規定された要件を満たすときだけである。UICCは、小売店のすぐ近くを歩いている人の識別情報を認識している唯一の構成要素である。UICCは、利用者がフェムトセルの通話エリアの下にいるときに事業者が通知されることができるようにし、この情報のおかげで、事業者は、利用者の位置に基づき販売促進メッセージを利用者に送信することができる。
【0036】
この方法は完全なエンド・ツー・エンドの解決策である。この方法は、3GPP規格で規定された機構に基づいているので、事業者の現在のコアネットワークを実質的に何も修正することなく事業者により容易に展開されることができる。この方法により、解決策があらゆるフェムトセルに関して任意の携帯端末で作動するとき、事業者はあらゆるエンドユーザに到達することができるようになる。この解決策は、任意のネットワークに関してフェムトセル製造業者とは無関係である。
【0037】
これらの実施形態すべてについて、携帯端末10およびUICC11はRel−9+USAT機能を実装する。より詳細には、携帯端末およびUICCは、USAT仕様3GPP TS 31.111リリース9に記載されるように、イベント「CSGセル選択」を実装し、「周囲のCSGセルの発見(discovery of surrounding CSG cells)」を伴うローカル情報コマンドを提供する。ユーザ1だけが自分の携帯端末および自分のUICCをアップグレードする必要がある。たとえば、通知メンバリストの一員は、自分たちの携帯端末をアップグレードする必要がなく、自分たち自身の従来型の携帯端末を保有することができる。
【0038】
他の実施形態によれば、
図2に示されるように、フェムトセル2、20は、サービスの課金を容易にするUICCを備える。そうするために、ネットワークからおよび利用者のUICCからの相互認証が存在する。UICCと事業者の既存のHLR/AKAの間にEAP−AKA対話が生成される。ネットワークはフェムトセル2、20の利用者を認証し、UICCはネットワークを認証する。利用者がサービスを使用するよう許可された場合、フェムトセル2、20は事業者のコアネットワークにアクセスすることができる。
【0039】
UICCにより、事業者は何も修正することなくフェムトセルのサービスの課金を事業者の既存の課金システムに一体化することが可能になる。課金はUICC内部に格納されたIMSIに基づき、あらゆる利用者に対して固有のものである。このとき、このサービスの課金は、フェムトセル内でUICCがサービスの利用者を認証するおかげで実現される。