(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6063146
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】外部記憶装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/00 20060101AFI20170106BHJP
【FI】
G06F3/00 V
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-102720(P2012-102720)
(22)【出願日】2012年4月27日
(65)【公開番号】特開2013-232053(P2013-232053A)
(43)【公開日】2013年11月14日
【審査請求日】2015年2月26日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】508255779
【氏名又は名称】株式会社バッファローメモリ
(74)【代理人】
【識別番号】100122275
【弁理士】
【氏名又は名称】竹居 信利
(72)【発明者】
【氏名】菅原 識介
(72)【発明者】
【氏名】沖永 隆幸
(72)【発明者】
【氏名】高田 陽介
(72)【発明者】
【氏名】真国 一起
【審査官】
田中 啓介
(56)【参考文献】
【文献】
特表2010−511963(JP,A)
【文献】
特開平04−298856(JP,A)
【文献】
特開2009−151525(JP,A)
【文献】
特表2010−514063(JP,A)
【文献】
特開2008−269385(JP,A)
【文献】
特開2005−327230(JP,A)
【文献】
特開2005−190052(JP,A)
【文献】
国際公開第2006/038260(WO,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0009825(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/00、3/06−3/08
3/18、13/38−13/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体装置との間でのデータ転送を行うためのインターフェースを有する外部記憶装置において、
前記外部記憶装置は複数のSATAインターフェースに準拠した信号用インターフェースを備え、これら複数の信号用インターフェースは単一のディスクコントローラであって、前記本体装置からデータの読み出しが指令されると、読み出したデータを前記複数の信号用インターフェースに送出し、送出時に空いている信号用インターフェースから順次当該データを転送するディスクコントローラに接続され、
前記外部記憶装置は直方体の筐体を備え、
前記複数の信号用インターフェースは、前記筐体の同一側面に設けられていることを特徴とする外部記憶装置。
【請求項2】
前記外部記憶装置は2つの前記信号用インターフェースを備え、2つの前記信号用インターフェースは前記筐体の同一側面の横方向に隣接して配置される
ことを特徴とする請求項1記載の外部記憶装置。
【請求項3】
前記外部記憶装置は1つの電源用インターフェースをさらに備え、
この電源用インターフェースは2つの前記信号用インターフェースに続いて配置される
ことを特徴とする請求項2記載の外部記憶装置。
【請求項4】
前記外部記憶装置はSFF Committeeに準拠した2.5インチフォームファクタを有する
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の外部記憶装置。
【請求項5】
前記外部記憶装置はSFF Committeeに準拠した2.5インチフォームファクタを有し、
2つの前記信号用インターフェースのうち1つの前記信号用インターフェースは、SATA規格に準拠した前記電源用インターフェース及び前記信号用インターフェースが設けられていない位置に配置される
ことを特徴とする請求項3記載の外部記憶装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体装置との間でのデータ転送を行うためのインターフェースを有する外部記憶装置に係り、特に、複数個のインターフェース及び各々のインターフェースに対応する複数のコネクタを備える外部記憶装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フラッシュメモリが好適に用いられる不揮発性半導体メモリを記憶媒体とするSSD(Solid State Drive)は、フラッシュメモリの書き込み/読み出し速度が格段に速く、また、HDD(Hard Disc Drive)のような可動部を有しない、耐衝撃性に優れる等の利点があり、パーソナルコンピュータ(PC)が備える外部記憶装置として採用が進んでいる。
【0003】
フラッシュメモリチップ単体としてのデータ転送速度等を定めるONFI(Open NAND Flash Interface)ワーキンググループが定める最新の規格ONFI3.0によれば、フラッシュメモリチップ単体でのデータ転送速度は将来400MB/sに至るとされており、8つのフラッシュメモリチップに対して並行にかつほぼ同時に(パラレルに)データ転送を行う構成を採用すれば、全体で400×8=3.2GB/s(=25.6Gbps)のデータ転送速度を得ることができる。なお、現在実現されているONFI2.1/2.2であっても200MB/sのデータ転送速度が得られている。
【0004】
一方、SSDはHDDの置換用途として製品が設計、製造されており、PCとの外部インターフェースもHDDで用いられているもの、例えばSATA(Serial Advanced Technology Attachment)が多用されている。しかしながら、現在多用されているSATA3においてはデータ転送速度が最大6Gbpsであり、フラッシュメモリチップのデータ転送速度の高速化が図られても、この外部インターフェースのデータ転送速度が律速状態になっていることが多い。このため、フラッシュメモリチップのデータ転送速度の高速化が進んでも、外部インターフェースのデータ転送速度以上の高速化を望みにくい状況にあった。
【0005】
なお、単一の記憶装置とホスト装置とを複数のインターフェースで接続し、このホスト装置が複数のインターフェースを用いて同時に記憶装置にアクセスする技術が既に提案されている(特許文献1参照)が、この特許文献1に開示された技術では、複数のインターフェースは異なる種類のインターフェースであり、データアクセスの高速化を目的とするものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003―303471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、記憶媒体のデータ転送速度を反映した外部装置とのデータ転送速度を得ることの可能な外部記憶装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、本体装置との間でのデータ転送を行うためのインターフェースを有する外部記憶装置に適用される。そして、この外部記憶装置は複数個のインターフェース及び各々のインターフェースに対応する複数のコネクタを備えるとともに、直方体の筐体を備え、複数個のコネクタは、筐体の同一側面に設けられていることを特徴とする。
【0009】
本発明の外部記憶装置は複数個のインターフェース及び各々のインターフェースに対応する複数のコネクタを備えているので、これらインターフェース及びコネクタを用いて、本体装置との間でデータ転送を行うことができる。
【0010】
ここで、複数個のインターフェースは同一種類のインターフェースであってもよい。さらに、本発明の外部記憶装置は2つのインターフェース及び2つのコネクタを備え、2つのコネクタを筐体の同一側面の横方向に隣接して設けてもよい。この場合、2つのコネクタのうち一方のコネクタをSATA規格に準拠した信号線及び電源線用の1組のコネクタとして、他方のコネクタをSATA規格に準拠した信号線用のコネクタとしてもよい。加えて、一方のコネクタの信号線用コネクタと他方のコネクタの信号線用コネクタとを隣接して設けてもよい。
【0011】
そして、本発明の外部記憶装置はSFF Committeeに準拠した2.5インチフォームファクタを有してもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の外部記憶装置は複数個のインターフェース及び各々のインターフェースに対応する複数のコネクタを備えているので、これらインターフェース及びコネクタを用いて、本体装置との間でデータ転送を行うことができる。従って、通常のインターフェースを1つのみ持つ外部記憶装置に比較して、インターフェース単体によるデータ転送速度を超えるデータ転送速度を実現することができる。これにより、フラッシュメモリのデータ転送速度により近い外部記憶装置全体でのデータ転送速度を実現することができ、記憶媒体のデータ転送速度を反映した外部装置とのデータ転送速度を得ることの可能な外部記憶装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施形態である外部記憶装置の外観構成を示す斜視図である。
【
図2】一実施形態の外部記憶装置の内部構成を示す斜視図である。
【
図3】一実施形態の外部記憶装置の内部基板を示す平面図である。
【
図4】一実施形態の外部記憶装置の内部基板を示す裏面図である。
【
図5】一実施形態の外部記憶装置のコネクタを示す平面図である。
【
図6】一実施形態の外部記憶装置のコネクタを示す正面図である。
【
図7】一実施形態の外部記憶装置のコネクタのピン配置を示す図である。
【
図8】一実施形態の外部記憶装置の概略構成を示すブロック図である。
【
図9】一実施形態の外部記憶装置におけるデータ転送手順を示す図である。
【
図10】SFF Committeeに準拠した2.5インチフォームファクタの外部記憶装置のコネクタ部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である外部記憶装置について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である外部記憶装置の外観構成を示す斜視図である。本実施形態の外部記憶装置は、2.5インチのSSD装置である。本実施形態の外部記憶装置の特徴は、SFF(Small Form Factor)Committeeが定めるSFF−8201規格に準拠した、言い換えれば2.5インチのディスクドライブ(ディスクドライブではあるがSSDにも適用される)のフォームファクターにおいて、SATA規格に準拠したコネクタの隣に、更にSATA規格の信号線コネクタを増設したことにある。これにより、本実施形態の外部記憶装置は2つのSATAインターフェースを備えることになる。
【0015】
図10は、SFF−8201規格に定められた2.5インチのディスクドライブのフォームファクターの一例を示す図である。
図10において、1は平面視長方形状を有する直方体状の筐体であり、この筐体1の一方の短辺側側面には、SATA規格に準拠したコネクタ2、詳細には信号線コネクタ2a及び電源線コネクタ2bが設けられている。そして、信号線コネクタ2aは筐体1の長辺側側面との間に一定の間隔をもって設けられており、この信号線コネクタ2aと筐体1の長辺側側面との間には、コネクタが設けられていない領域Aが形成されている。本実施形態の外部記憶装置は、この領域AにSATA規格の信号線コネクタを増設したものである。
【0016】
図1に戻って、10は本実施形態の外部記憶装置の筐体であり、SFF−8201規格に定められた2.5インチのディスクドライブのフォームファクターを有する、平面視長方形状を有する直方体状に形成されている。この筐体10の短辺側側面には、同様にSFF−8201規格に準拠した2.5インチのディスクドライブのフォームファクターに定められた位置に、SATA規格に準拠したコネクタ11、より詳細には信号線コネクタ11a及び電源線コネクタ11bが設けられている。そして、
図10の領域Aに示す位置には、SATA規格に準拠した信号線コネクタ12が設けられている。以下、信号線コネクタ11aと区別する意味で、信号線コネクタ12を適宜増設信号線コネクタ12と称する。従って、信号線コネクタ11aと増設信号線コネクタ12とは筐体10の同一側面の横方向に隣接して設けられている。
【0017】
図2〜
図4は、本実施形態の外部記憶装置の内部に設けられた基板を示す図であって、
図2は内部基板の斜視図、
図3は内部基板の平面図、
図4は内部基板の裏面図である。これら図において、11a、11b、12はそれぞれ上述のSATA規格に準拠した信号線コネクタ、電源線コネクタ及び増設信号線コネクタである。また、13は内部基板、14はSSDコントローラチップ、15はDRAMキャッシュチップ、16は電源IC、17はNANDフラッシュチップ、18は電気二重層コンデンサである。本実施形態では、NANDフラッシュチップ17が8チップ設けられている。
【0018】
本実施形態では、
図3に詳細に示すように、信号線コネクタ11a及び増設信号線コネクタ12はSSDコントローラ14に結線されている。また、電気二重層コンデンサ18は電源の瞬断が生じた際の一時的なバックアップ電源として作用する。本実施形態の電気二重層コンデンサ18は、アルミラミネートフィルムにより密封されてなる平面視長方形状を有する。電気二重層コンデンサ18が設けられている位置の内部基板13は、この電気二重層コンデンサ18の電極位置である両端部分を除き切り欠かれており、すなわち電気二重層コンデンサ18が設けられている位置の内部基板13には切欠13aが形成されている。アルミラミネートフィルムにより密封された本実施形態の電気二重層コンデンサ18は、動作時において温度上昇が生じると厚さ方向に膨張する傾向があるので、この電気二重層コンデンサ18全体を内部基板13上に載せた場合、膨張時に筐体10と内部基板13との間に挟まれてしまう可能性がある。そこで、膨張時の余裕を持たせるために、内部基板13に切欠13aを設けている。
【0019】
図5及び
図6は、信号線コネクタ11a、電源線コネクタ11b及び増設信号線コネクタ12の詳細を示す図であり、
図5は平面図、
図6は正面図である。これら図に示すように、信号線コネクタ11a、電源線コネクタ11b及び増設信号線コネクタ12は、SATA規格に準拠した寸法、形状及びピン配置を備えている。具体的には、信号線コネクタ11aは信号線S1〜S7を備え、電源線コネクタ11bは電源線P1〜P15を備え、増設信号線コネクタ12は信号線S1〜S7を備えている。これら信号線コネクタ11a、電源線コネクタ11b及び増設信号線コネクタ12のピン配置を
図7に示す。
【0020】
本実施形態では、信号線コネクタ11a及び増設信号線コネクタ12は略同一形状を有するが、信号線コネクタ11a及び増設信号線コネクタ12は、これらの間の中間点を基準点として点対称に形成されている。これは、本実施形態の外部記憶装置をPC等のホスト装置に取り付ける際に、信号線コネクタ11aと増設信号線コネクタ12との接続を取り違えないためである。
【0021】
図8は、本実施形態の外部記憶装置のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。
図8において、20は本実施形態の外部記憶装置、21はSSDコントローラ、22はDRAMキャッシュ、23はDC−DCコンバータ、24はフラッシュメモリである。
【0022】
SSDコントローラ21は、外部記憶装置20全体の制御を行うCPU25と、フラッシュメモリ24に対するデータ書き込み/読み出しの制御を行うフラッシュコントローラ26と、SATAインターフェースにおけるデータの送受信制御を行うSATAコントローラ27と、SATAコントローラ27によるデータ送受信を実際の信号線コネクタ11a、12における電気信号に変換するSATA PHY28とを備えており、これらは共通のバスにより接続されている。
【0023】
既に説明の通り、本実施形態ではSATA規格に準拠した信号線コネクタ11a、12を2つ備えており、これに対応してSATAコントローラ27及びSATA PHY28も2組備えられている。便宜的に、信号線コネクタ11a及びこれに対応するSATAコントローラ27及びSATA PHY28を用いたデータの送受信をポートAを用いたデータ送受信、増設信号線コネクタ12及びこれに対応するSATAコントローラ27及びSATA PHY28を用いたデータの送受信をポートBを用いたデータ送受信と称する。
【0024】
DRAMキャッシュ22は、SSDコントローラ21によるデータ送受信の際にデータを一時的にキャッシュするために用いられる。DC−DCコンバータ23は、電源線コネクタ11bから供給された電源電圧を、外部記憶装置20を構成する各ハードウェアに適した電源電圧に変換して供給する。フラッシュメモリ24は、本実施形態では4枚のフラッシュメモリダイを4枚スタックして構成されている。
【0025】
また、
図8において、30は本実施形態の外部記憶装置20が接続されるホスト装置(本体装置)であり、このホスト装置30は、ホスト装置30全体の制御を行うCPU31と、外部記憶装置20に対するデータ書き込み/読み出しを行うためのSATAコントローラ32及びSATA PHY33、及び外部記憶措置20に電源電圧を供給するための電源34を備えている。本実施形態の外部記憶装置20は、既に説明の通り、2つのSATAインターフェースを備えるので、ホスト装置30もこれに対応して2組のSATAコントローラ32及びSATA PHY33を備えている。また、
図8には図示を省略したが、ホスト装置30も本実施形態の外部記憶装置20と同様に、SATA規格に準拠した信号線、電源線コネクタ及び増設信号線コネクタを備えている。
【0026】
次に、
図9を参照して、本実施形態の外部記憶装置20におけるデータ転送手順を説明する。ホスト装置30から外部記憶装置20に対してデータの読み出しが指令されると、CPU25は該当するデータをフラッシュメモリ24から読み出し、DRAMキャッシュ22に一時的にキャッシュする(ア)。次いで、CPU25は、DRAMキャッシュ22内のデータにヘッダ及び番号データを付加してポートAまたはポートBに送出し、送出時に空いているポートAまたはポートBから順次このデータを転送する(イ)。データに付加すべき番号データは、例えば1回のデータ読み出し時にのみ有効なものであり、データ転送サイクル順に0から昇順で付与される自然数データである。また、「空いているポート」とは、CRC(Cyclic Redundancy Check)検出の結果データ再送が生じている等の理由のためにその時点でデータ転送ができないポートを避ける、という意味である。このようにして、ポートA及びポートBを用いて順次転送されたデータは、番号データをキーとしてホスト装置30に蓄積される(ウ)。また、外部記憶装置20へのデータの書き込みの場合は、
図9に示す手順の逆の手順を用いてデータ書き込みが行われる。
【0027】
従って、本実施形態によれば、外部記憶装置20に2つのSATAインターフェースを設け、この2つのSATAインターフェースを用いてデータの書き込み/読み出しを行っているので、通常のSATAインターフェースを1つのみ持つSSD装置に比較して、SATAインターフェース単体によるデータ転送速度を超えるデータ転送速度を実現することができる。これにより、フラッシュメモリのデータ転送速度により近い外部記憶装置全体でのデータ転送速度を実現することができる。
【0028】
また、本実施形態の外部記憶装置20では、SFF−8201規格に定められた2.5インチのディスクドライブのフォームファクターにおいて、SATA規格に準拠するコネクタ11と筐体10の長辺側側面との間に存在する、コネクタ等が設けられていない領域Aに増設信号線コネクタ
12を設けている。従って、通常のSSD装置用の取付構造を殆ど変更することなく、外部記憶装置20をPC等のホスト装置に取り付けることが可能であり、大幅な変更作業を行うことなく通常のSSD装置を本実施形態の外部記憶装置20に容易に置換することが可能である。
【0029】
なお、本発明の外部記憶装置は、その細部が上述の実施形態に限定されず、種々の変形例が可能である。一例として、上述の実施形態では、SSDである外部記憶装置20のキャッシュとしてDRAMキャッシュ22を用いていたが、これに限定されず、NORキャッシュメモリ等の周知のキャッシュメモリを用いることが可能である。加えて、このDRAMキャッシュ22を、MRAM、FRAM(登録商標)、PRAM、FeRAM等の不揮発性メモリに置換することで、キャッシュ内容を維持するための内部電源(電気二重層コンデンサ18)を不要とすることが可能になる。
【符号の説明】
【0030】
10 筐体
11 コネクタ
11a 信号線コネクタ
11b 電源線コネクタ
12 増設信号線コネクタ
13 内部基板
14 SSDコントローラチップ
15 DRAMキャッシュチップ
16 電源IC
17 NANDフラッシュチップ
18 電気二重層コンデンサ
20 外部記憶装置
21 SSDコントローラ
22 DRAMキャッシュ
23 DC−DCコンバータ
24 フラッシュメモリ
25 CPU
26 フラッシュコントローラ
27 SATAコントローラ
28 SATA PHY
A 領域