(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6063179
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】タッチスクリーン装置のロック解除装置及び方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20130101AFI20170106BHJP
G06F 3/0481 20130101ALI20170106BHJP
【FI】
G06F3/0488 130
G06F3/0481 170
【請求項の数】20
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2012-185817(P2012-185817)
(22)【出願日】2012年8月24日
(65)【公開番号】特開2013-45470(P2013-45470A)
(43)【公開日】2013年3月4日
【審査請求日】2015年8月18日
(31)【優先権主張番号】61/527,398
(32)【優先日】2011年8月25日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/567,499
(32)【優先日】2012年8月6日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アーロン シー ライト
(72)【発明者】
【氏名】バラスブラーマニャム ガットゥ
【審査官】
岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2011/0041102(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0269040(US,A1)
【文献】
特表2009−521753(JP,A)
【文献】
特開平09−101874(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0306718(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0162182(US,A1)
【文献】
国際公開第2010/040670(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/03− 3/0489
G06F 3/14− 3/153
H04M 1/00
H04M 1/24− 1/253
H04M 1/58− 1/62
H04M 1/66− 1/82
H04M 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンディスプレイを含む装置をロック解除する方法であって、
予め定義されたアプリケーション、または前記装置の機能と連結された少なくとも一つ以上のアイコン、または表示が表れるようにタッチスクリーンを設定するステップと、
前記タッチスクリーンの入力を感知するステップと、
前記入力が前記装置のロックを解除する要求に該当するか否かを決定するステップと、
前記入力が前記装置の機能、または前記アプリケーションと関連があるか否かを決定するステップと、
前記入力が前記装置のロックを解除する要求に該当する場合に前記装置をロック解除するステップと、
前記入力が前記装置の機能、または前記アプリケーションと関連がある場合に前記入力に関連する装置の機能、またはアプリケーションをロードするステップと、
を有し、
前記装置をロック解除する要求に該当する入力は、前記アイコンを囲む閉曲線を入力するジェスチャであり、
ロードされる前記装置の機能、または前記アプリケーションは前記閉曲線で囲まれた前記アイコン、または表示と連結された装置の機能、またはアプリケーションであることを特徴とするロック解除方法。
【請求項2】
前記装置は、携帯端末であることを特徴とする請求項1に記載のロック解除方法。
【請求項3】
前記入力は、前記タッチスクリーンのタッチに対応するジェスチャ、及び前記タッチスクリーンでタッチの特定の動きのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項2に記載のロック解除方法。
【請求項4】
前記装置のロックを解除する要求として少なくとも1つのジェスチャを保存するステップと、
該当する特定の機能に関連する少なくとも1つのジェスチャをそれぞれ連結するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項3に記載のロック解除方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つのジェスチャは該当形状を形成するための前記タッチスクリーンでのタッチの動きを含み、
前記該当形状は、正方形、三角形、円形、及び8字形のうちの少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする請求項4に記載のロック解除方法。
【請求項6】
前記閉曲線は円形、四角形、三角形、及び8字形のうち、いずれか一つを含むことを特徴とする請求項2に記載のロック解除方法。
【請求項7】
前記アイコンを囲む閉曲線を入力するジェスチャは、前記アイコン、または表示を選択するジェスチャと、前記装置をロック解除するジェスチャを含み、
前記アイコン、または表示を選択するジェスチャと、前記装置をロック解除するジェスチャは、同時に行われることを特徴とする請求項2に記載のロック解除方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つが円を描くジェスチャに該当するタッチは、前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つを選択することに該当することを特徴とする請求項2に記載のロック解除方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つに対応するタッチスクリーン領域でのタッチは、
前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つを選択することに該当することを特徴とする請求項2に記載のロック解除方法。
【請求項10】
前記装置をロック解除する要求として少なくとも1つのジェスチャを保存するステップと、
該当する特定の機能と少なくとも1つのジェスチャのそれぞれを連結するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項7に記載のロック解除方法。
【請求項11】
ロック状態からロック解除状態に切り替える装置であって、
タッチスクリーンと、
予め定義されたアプリケーション、または前記装置の機能と連結した少なくとも一つ以上のアイコン、または表示を含むスタート領域とロック解除領域が表れるようにタッチスクリーンを設定し、前記タッチスクリーンの入力を感知し、前記入力が前記装置のロックを解除する要求に該当するか否かを決定し、前記入力が前記装置の機能、またはアプリケーションと関連があるか否かを決定し、前記入力が前記装置のロックを解除する要求に該当する場合に前記装置をロック解除し、前記入力が前記装置の機能、またはアプリケーションと関連がある場合に前記入力に関連する装置の機能、またはアプリケーションをロードする少なくとも1つ以上の制御器と、を備え、
前記装置のロックを解除する要求に該当する入力は、前記アイコンを囲む閉曲線を入力するジェスチャであり、
ロードされる前記装置の機能、またはアプリケーションは前記閉曲線に囲まれた前記アイコン、または表示に連結された装置の機能、またはアプリケーションであることを特徴とするロック解除装置。
【請求項12】
前記装置は、携帯端末であることを特徴とする請求項11に記載のロック解除装置。
【請求項13】
前記入力は、前記タッチスクリーンのタッチに対応するジェスチャ、及び前記タッチスクリーンでタッチの特定の動きのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項12に記載のロック解除装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つ以上の制御器は、
前記装置のロックを解除する要求として少なくとも1つのジェスチャを保存し、
該当する特定の機能に関連する少なくとも1つのジェスチャをそれぞれ連結することを特徴とする請求項13に記載のロック解除装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのジェスチャは該当形状を形成するための前記タッチスクリーンでのタッチの動きを含み、
前記該当形状は、正方形、三角形、円形、及び8字形のうちの少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする請求項14に記載のロック解除装置。
【請求項16】
前記閉曲線は円形、四角形、三角形、及び8字形のうち、いずれか一つを含むことを特徴とする請求項12に記載のロック解除装置。
【請求項17】
前記アイコンを囲む閉曲線を入力するジェスチャは、前記アイコン、または前記表示を選択するジェスチャと、前記装置をロック解除するジェスチャを含み、
前記アイコン、または表示を選択するジェスチャと、前記装置をロック解除するジェスチャは、同時に行われることを特徴とする請求項12に記載のロック解除装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つが円を描くジェスチャに該当するタッチは、前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つを選択することに該当することを特徴とする請求項12に記載のロック解除装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つに対応するタッチスクリーン領域でのタッチは、
前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つを選択することに該当することを特徴とする請求項12に記載のロック解除装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つ以上の制御器は、
前記装置をロック解除する要求として少なくとも1つのジェスチャを保存し、
該当する特定の機能と少なくとも1つのジェスチャのそれぞれを連結することを特徴とする請求項17に記載のロック解除装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチスクリーンを有する装置のアイドル/ロック状態からアクティブ/ロック解除状態に切り替える装置及び方法に関し、より詳細には、アイドル/ロック状態からアクティブ/ロック解除状態に携帯端末を切り替えて入力に関連するアプリケーションを自動的にロードするための入力を受信する装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯端末はユーザ間の無線通信を提供するために開発された。技術が進歩することに伴い、携帯端末は今や単純な電話通話を超えて多くの追加機能を提供する。例えば、携帯端末は、アラーム、ショットメッセージサービス(Short Messaging Service:SMS)、マルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service:MMS)、Eメール、ゲーム、近距離通信の遠隔制御、搭載されたデジタルカメラを使った画像キャプチャ機能、オーディオ及び動画コンテンツのためのマルチメディア機能、スケジューリング機能、そして携帯用電子装置によって提供される類似する他の機能のような追加機能を提供する。提供される多くの特徴により、携帯端末は実質的に日常生活で必需品となっている。
【0003】
従来のモバイル端末は、ユーザが携帯端末をロック解除できるようにすることに関連する命令を入力する入力手段を含む。例えば、従来の携帯端末は、ユーザがボタンを押すか、タッチスクリーンにスクリーンスワイプジェスチャ(screen swipe gesture)を行うか、又は他の一般的な方法で携帯端末をロック解除することができるように構成される。モバイル装置がロック解除されるか又はアクティブ状態(active state)に切り替える際、ユーザはモバイル装置に接続されてモバイル装置を制御するインタフェースを使用する。
【0004】
従来技術によって携帯端末をロック解除する方法は、独立したプロセスによって行われる。即ち、携帯端末をロック解除する方法は、装置の他の相互動作とは関連がない。従って、携帯端末が従来の技術による方法やインタフェースを使用して、ロック解除されるか又はアクティブ状態に切り替えられると、携帯端末は、ロック解除状態又はアクティブ状態に進み、携帯端末は、最近使用したアプリケーションをロードする。また、携帯端末が従来技術による方法やインタフェースを使用してロック解除されるか又はアクティブ状態に切り替えられると、携帯端末は、ロック解除状態又はアクティブ状態に進み、携帯端末は、ホームスクリーンをロードする。従って、従来技術によって携帯端末をロック解除する方法は、ロック解除状態又はアクティブ状態への進入時にロードされるか又は/及びユーザに表示されるアプリケーションとは関連しない。
【0005】
従来技術によって携帯端末をロック解除する方法は、相対的に非効率的である。例えば、携帯端末がロックされているか又は非アクティブ状態でユーザが特定の機能のためにモバイル装置を使用しようとする場合、ユーザは、先ず携帯端末をロック解除する方法を使用して携帯端末をロック解除し、その後、希望するアプリケーションをロードするか又は希望する機能を行う命令を入力しなければならない。
【0006】
図1(a)〜(c)は、従来技術による携帯端末インタフェースを示す図である。
【0007】
図1(a)〜(c)を参照すると、携帯端末インタフェース100はスクリーン101を含む。スクリーン101は、携帯端末が非活性状態又はロック状態にある場合に、携帯端末インタフェース100に表示される。スクリーン101はロック解除画像109も含む。携帯端末をロック解除するために、ユーザは、ロック解除画像109を操作して、ロック領域105を横切って初期ロック位置103からロック解除位置107にドラッグする。ロック解除画像109を操作するために、ユーザは、タッチスクリーンでロック解除画像109をタッチし、ロック解除画像109がロック解除位置107にドラッグされるまでタッチスクリーンとの接触を維持しながらロック解除画像109をドラッグする。ロック解除画像109がロック解除位置107にドラッグされた時、携帯端末は、アクティブ状態又はロック解除状態に切り替えられる。携帯端末がアクティブ状態又はロック解除状態に切り替えられることによって、携帯端末は、ホームスクリーン又は最近使用したアプリケーションをロードして表示する。
【0008】
図2は、従来技術による携帯端末をロック解除する方法を示すフローチャートである。
【0009】
図2を参照すると、携帯端末は、ステップ202でユーザによってアクティブにされる。携帯端末がアクティブにされると、携帯端末は、ステップ204でロック状態又は非アクティブ状態(inactive state)にあるか否かを確認する。携帯端末がロック状態又は非アクティブ状態でない場合にステップ206に進み、携帯端末は、ユーザから入力を受信する。ステップ206で入力が受信された場合にステップ208に進み、携帯端末は、受信した入力に該当する命令を行う。
【0010】
ステップ204で携帯端末がロック状態にある場合にステップ210に進み、携帯端末は、ユーザからの入力を受信する。ステップ210で入力が受信されると、携帯端末は、ステップ212で、受信した入力がロック解除入力に該当するか否かを決定する。言い換えると、携帯端末は、受信入力が携帯端末のロックを解除するために定義された入力に該当するか否かを決定する。ステップ212で、受信した入力がロック解除入力に該当する場合にステップ214に進み、最近使用したアプリケーションをロードする。また、ステップ214でホームスクリーンが表示される。ステップ212で、受信した入力がロック解除入力に該当しない場合、携帯端末は、他の入力を受信するためにステップ210に進む。
【0011】
従って、携帯端末をアイドル/ロック状態からアクティブ/ロック解除状態に、より効率的に切り替える装置及び方法が必要である。
【0012】
上記情報は、本発明の理解を助けるための背景情報としてのみ提供される。上記のいずれか1つでも本発明に対して先行技術として適用するか否かについては、いかなる決定も行わず、いかなる主張もしない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】韓国特許出願公開第10−2009−0069344号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、アイドル/ロック状態からアクティブ/ロック解除状態に携帯端末を効率的に切り替える装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するためになされた本発明の一特徴によるタッチスクリーンディスプレイを含む装置をロック解除する方法は、
予め定義されたアプリケーション、または前記装置の機能と連結された少なくとも一つ以上のアイコン、または表示が表れるようにタッチスクリーンを設定するステップと、前記タッチスクリーン
の入力を感知するステップと、前記入力が前記装置のロックを解除する要求に該当するか否かを決定するステップと、前記入力が前記装置の機能
、または前記アプリケーションと関連があるか否かを決定するステップと、前記入力が前記装置のロックを解除する要求に該当する場合に前記装置をロック解除するステップと、前記入力が前記装置の機能
、または前記アプリケーションと関連がある場合に前記入力に関連する
装置の機能、またはアプリケーションをロードするステップと、を有
し、前記装置をロック解除する要求に該当する入力は、前記アイコンを囲む閉曲線を入力するジェスチャであり、ロードされる前記装置の機能、または前記アプリケーションは前記閉曲線で囲まれた前記アイコン、または表示と連結された装置の機能、またはアプリケーションであることを特徴とする。
【0016】
前記装置は、携帯端末であり得る。
前記入力は、前記タッチスクリーンのタッチに対応するジェスチャ、及び前記タッチスクリーンでタッチの特定の動きのうちの少なくとも1つであり得る。
前記ロック解除方法は、前記装置のロックを解除する要求として少なくとも1つのジェスチャを保存するステップと、該当する特定の機能に関連する少なくとも1つのジェスチャをそれぞれ連結するステップと、を更に含んでもよい。
前記少なくとも1つのジェスチャは該当形状を形成するための前記タッチスクリーンでのタッチの動きを含み、前記該当形状は、正方形、三角形、円形、及び8字形のうちの少なくとも1つ以上を含み得る。
前記閉曲線は円形、四角形、三角形、及び8字形のうち、いずれか一つを含んでもよい。
前記アイコンを囲む閉曲線を入力するジェスチャは、前記アイコン、または表示を選択するジェスチャと、前記装置をロック解除するジェスチャを含み、前記アイコン、または表示を選択するジェスチャと、前記装置をロック解除するジェスチャは、同時に行われ得る。
前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つが円を描くジェスチャに該当するタッチは、前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つを選択することに該当し得る。
前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つに対応す
るタッチスクリーン領域でのタッチは、前記少なくとも1つ以上の表示されたアイコンのうちの1つを選択することに該当し得る。
前記ロック解除方法は、前記装置をロック解除する要求として少なくとも1つのジェスチャを保存するステップと、該当する特定の機能と少なくとも1つのジェスチャのそれぞれを連結するステップと、を更に含んでもよい。
【0017】
上記目的を達成するためになされた本発明の一特徴によるロック状態からロック解除状態に切り替える装置は、タッチスクリーンと、
予め定義されたアプリケーション、または前記装置の機能と連結した少なくとも一つ以上のアイコン、または表示を含むスタート領域とロック解除領域が表れるようにタッチスクリーンを設定し、前記タッチスクリーン
の入力を
感知し、前記入力が前記装置のロックを解除する要求に該当するか否かを決定し、前記入力が前記装置の機能
、またはアプリケーションと関連があるか否かを決定し、前記入力が前記装置のロックを解除する要求に該当する場合に前記装置をロック解除し、前記入力が前記装置の機能
、またはアプリケーションと関連がある場合に前記入力に関連する
装置の機能、またはアプリケーションをロードする少なくとも1つ以上の制御器と、を備え
、前記装置のロックを解除する要求に該当する入力は、前記アイコンを囲む閉曲線を入力するジェスチャであり、ロードされる前記装置の機能、またはアプリケーションは前記閉曲線に囲まれた前記アイコン、または表示に連結された装置の機能、またはアプリケーションであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明のロック解除状態に切り替える時に機能又はアプリケーションが自動的にロードされる携帯端末をロック解除する装置及び方法は、携帯端末と携帯端末をロック解除するプロセスの効率性を高めることができる。複数のステップを1つのステップに結合することによって、本発明による携帯端末をロック解除する方法は、ユーザの時間を節約し、そしてユーザが入力するように求められる入力の数を減らす。また、携帯端末をロック解除するアプリケーション、作業(task)、入力モードを指定するか連結することによって、本発明はユーザに多くの長所と便宜を提供する。例えば、本発明はロック解除ステップで多重選択事項を許容する。提示された多重選択事項は、ロック解除ステップと結合して、ユーザが特定の設定、プロファイル、状態(state)、又はアプリケーションを実行できるように許容する。また、多重選択事項は電話を受信するステップと結合できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】(a)〜(c)は従来技術による携帯端末のインタフェースを示す図である。
【
図2】従来技術による携帯端末をロック解除する方法を示すフローチャートである。
【
図3】本発明の一実施形態による携帯端末をロック解除する方法を示すフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態による携帯端末をロック解除する方法を構成する方法を示すフローチャートである。
【
図5】本発明の一実施形態による携帯端末の構成を簡略に示すブロックダイアグラムである。
【
図6】(a)、(b)は本発明の一実施形態による携帯端末のインタフェースを示す図である。
【
図7】(a)、(b)は本発明の他の実施形態による携帯端末のインタフェースを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。図面全般に亘って、参照番号などは同一又は類似の要素、機能及び構造を描写するために用る。そして、本発明を説明するに当たって、関連する公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に不明確にするおそれがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これはユーザや運用者の意図又は慣例などに応じて異なることがある。従って、その定義は本明細書全般に亘る内容に基づいて行われるべきである。
【0021】
本発明の実施形態は、タッチスクリーンディスプレイを含む装置をロック解除する装置及び方法を含む。
【0022】
本発明の実施形態は、ロック解除するか又は電話を受けるステップと結合して、特定の設定、プロファイル、状態、又はアプリケーションをユーザが開始することを許容するように、様々な選択事項を提供する。ロック解除するか又は電話を受けるステップで、アプリケーション、プロファイル、設定、又は状態選択のうちの1つを選択することによって、ユーザは装置をロック解除することもできる。本発明の実施形態において、装置をロック解除するステップに特別な機能又はアプリケーションを開始するステップを統合することは、便利さや単純さを追加して時間節約ステップを構成する。本発明の実施形態によると、ユーザは、ユーザ環境設定によって、基本選択事項を受諾するか、装置をロック解除するステップで提示された選択事項をカスタマイズして構成できる。例えば、ユーザがロック解除ジェスチャにカメラアプリケーションを割り当て、そのようなロック解除ジェスチャが装置をロック解除するために使われた後、カメラアプリケーションが直ちに開始される。
【0023】
本発明の実施形態によると、装置をロック解除する方法は、ユーザが予め定義された領域でタッチスクリーン装置と接触して意図するロック解除選択によりタッチをドラッグする。スタート領域又はロック解除領域は形や大きさが異なる場合がある。ユーザがロック解除領域をタッチした場合、装置は選択対象(例えば、ロック解除状態に切り替えられる時に選択された機能やロードされるアプリケーション)をロック解除する。本発明の実施形態によると、ユーザは対象アイコンや領域の方向へ移動しながらタッチスクリーンをタッチし続ける。結果的に、ユーザはタッチジェスチャを介して効果的に2つの領域を連結する。ユーザがこのような相互動作を完了すると、ユーザはタッチスクリーンのタッチを解除する(release)。その時、装置はロック解除を行って選択されたロック解除選択(例えば、機能又はアプリケーション)を実行する。本発明の他の実施形態によると、投げ縄ジェスチャ(lassoing gesture)は意図するロック解除選択の周りで行われる。例えば、ユーザがタッチスクリーンをタッチして意図するロック解除選択の周りに円形の模様を描く。
【0024】
本発明の実施形態によると、視覚的フィードバックは、装置をロック解除しようとする試みの成功又は失敗を示してユーザに提供される。
【0025】
本発明の実施形態によると、装置をロック解除する方法は、ロック解除を必要とするモバイル装置又は固定装置に使用される。
【0026】
本発明の実施形態によると、ロック解除選択は、自動で又は手動で設定されるか、或いは解除される。
【0027】
本発明の実施形態によると、ロック解除選択は、アプリケーションの実行、特定モードの設定、イベントトリガ、ユーザの感情の描写、質問応答などを含む。
【0028】
本発明の実施形態によると、ロック解除方法は、簡単なジェスチャ又は入力、複雑なジェスチャ又は入力、或いはカスタマイズジェスチャ又は入力で構成される。
【0029】
本発明の実施形態によると、ロック解除方法はユーザが定義することができる。
【0030】
本発明の実施形態によると、モバイル装置に応答する方法は、装置をロック解除する方法に類似した機能を含む。例えば、モバイル装置に応答する方法は、アイドル状態及び/又はロック状態から通話に応答する間、環境メニュ(contextual menu)でユーザが選択することを許容する。
【0031】
図3、本発明の一実施形態による携帯端末をロック解除する方法を示すフローチャートである。
【0032】
図3を参照すると、本実施形態による携帯端末は、ロック状態からロック解除状態に切り替える時に予め定義された機能又はアプリケーションをロード(例えば、実行(launch))する。例えば、携帯端末のロック解除に関連する予め定義された入力を基に、携帯端末は、自動的にロック状態からロック解除状態に切り替える時に予め定義された機能又はアプリケーションをロードする。
【0033】
携帯端末がロック状態にある場合、携帯端末は、ステップ302でタッチスクリーンの入力を感知する。入力はタッチスクリーン上でタッチに対応するジェスチャ又は一連のジェスチャである。
【0034】
タッチスクリーンで入力が感知されると、携帯端末は、ステップ304で、感知された入力が装置をロック解除する要求に対応するか否かを決定する。例えば、携帯端末は、感知された入力が携帯端末をロック解除する以前に定義された入力に対応するか否かを決定する。感知された入力が携帯端末をロック解除する入力に対応しない場合、携帯端末は、携帯端末が追加入力の検出を待つためにステップ302に進む。感知された入力が携帯端末をロック解除する入力に対応する場合、携帯端末は、感知された入力が機能や携帯端末に保存されたアプリケーションと関連があるか否かを決定する。
【0035】
本実施形態によると、携帯端末をロック解除する入力はタッチスクリーンのタッチに対応するジェスチャ又は複数のジェスチャを含む。例えば、携帯端末をロック解除する入力は、選択のためのジェスチャであるか、或いは携帯端末がロック解除状態に切り替える時に希望する機能又はロードされるアプリケーションを確認するジェスチャを含む。他の例として、携帯端末をロック解除する入力は、携帯端末をロック解除するためであることを示すロック解除ジェスチャを含むことができる。携帯端末をロック解除する入力は、選択ジェスチャとロック解除ジェスチャを含み、選択ジェスチャは、携帯端末をロック解除状態に切り替える時に機能又はロードされるアプリケーションを選択し、ロック解除ジェスチャは、携帯端末をロック解除してロック解除状態への切り替えを開始する。
【0036】
携帯端末は、ステップ306で入力が携帯端末に保存された機能又はアプリケーションに連結されているか否かを決定する。本実施形態によると、次の入力が、携帯端末に保存された機能又はアプリケーションに連結されている場合、携帯端末は、ロック解除状態に切り替える時にその機能又はアプリケーションがロードされるようにする。本実施形態によると、図示していないが、次の入力が、携帯端末に保存された機能又はアプリケーションに連結されていない場合、携帯端末は、ロック解除状態に切り替える時にホームスクリーン又は最近使用したアプリケーションをロードする。
【0037】
携帯端末は、ステップ308でロック解除状態に切り替える。ロック解除状態に切り替えられる時に、携帯端末は、ステップ310で、入力に関連する機能又はアプリケーションをロードする。例えば、感知された入力が携帯端末をロック解除する入力に対応する場合、ロック解除状態に切り替える時に、携帯端末は、入力に連結された機能又はアプリケーションを自動的にロードする。他の例として、ロック解除状態に切り替える時に、携帯端末は、選択ジェスチャによって選択されたアイコン又は他の表示(indicia)に連結された機能を自動的にロードすることができる。
【0038】
図4は、本発明の一実施形態による携帯端末をロック解除する方法を構成する方法を示すフローチャートである。
【0039】
図4を参照すると、本実施形態で、ユーザは携帯端末をロック解除する方法を構成できる。例えば、ユーザが携帯端末をロック解除する方法をカスタマイズできる。言い換えると、ユーザが携帯端末をロック解除する入力を定義することによって、携帯端末は、ロック状態にある時に入力が受信されると携帯端末をロック解除状態に切り替える。
【0040】
携帯端末は、ステップ402でロック解除方法を構成するためにユーザの要求を受信する。携帯端末がロック解除方法を構成する要求を受信すると、携帯端末は、携帯端末をロック解除する要求として保存される入力をユーザが入力するようにユーザに要求する。
【0041】
携帯端末は、ステップ404で携帯端末をロック解除する要求として保存される入力を受信する。言い換えると、携帯端末は、ユーザが携帯端末をロック解除する入力として保存しようとする入力を受信する。本発明において、モバイル装置をロック解除する要求として保存された入力は、定義された機能又はアプリケーションのうちの1つを選択する役割を行うジェスチャを含む。
【0042】
携帯端末は、ステップ406で、携帯端末をロック解除する要求として保存された入力(例えば、携帯端末をロック解除する入力)と、携帯端末がロック状態にある場合、入力受信時にロードされる該当機能に連結するための入力を受信する。例えば、携帯端末は、ユーザが少なくとも1つ以上のジェスチャと機能又はアプリケーションとの間の連結を定義する入力をユーザから受信する。ここで、機能又はアプリケーションは、携帯端末がロック状態にある場合、ジェスチャ入力によってロック状態からロック解除状態に切り替える時にロードされる。
【0043】
本実施形態によると、モバイル装置をロック解除する要求として保存される入力は、タッチスクリーン上のタッチの動きに対応するジェスチャを含む。言い換えると、ジェスチャは、ユーザがタッチスクリーンと接触を維持することによって、ユーザによって輪郭が現れる形であり得る。例えば、ジェスチャは、円形、四角形、三角形、8字形のような形でタッチスクリーン上にタッチを移動するユーザ操作に対応する。
【0044】
本実施形態によると、ジェスチャは、タッチスクリーンの特定の領域に対する一連のタップ(a series of taps)に該当する。例えば、ジェスチャは、タッチスクリーンに表示されるアイコン又は他の表示(indicia)上に予め定義されたタップ数に該当する。例えば、ユーザは定義された時間区間内に定義されたタップ数であるジェスチャを定義することができる。例えば、ジェスチャは、互いに1秒以内に或るアイコン又は表示にそれぞれタップ(tap)して、アイコン又は他の表示を三回叩くことであると定義できる。
【0045】
本実施形態によると、ジェスチャは、タッチスクリーンに表示されるアイコン又は他の表示にタッチ又は近接するようにする操作に該当する。例えば、ジェスチャは、少なくとも1つのアイコン又は他の表示に円を描くタッチ(例えば、少なくとも1つのアイコン又は他の表示の周囲に投げ縄(lasso)タッチを形成する)に対応する。他の例を挙げると、ジェスチャは、少なくとも1つのアイコン又は他の表示の周囲に定義された形(例えば、四角形、三角形など)を形成するタッチに該当する。ジェスチャは、少なくとも1つ以上のアイコン又は表示のうちの一方のエッジから他方のエッジまでタッチすることに該当する。また、ジェスチャは、少なくとも1つのアイコン又は他の表示を十字架形にタッチすることに該当する。
【0046】
本実施形態によると、モバイル装置をロック解除する要求として保存される入力は、ロック解除ジェスチャに対応する他のジェスチャに続いて、タッチスクリーンに表示される少なくとも1つのアイコン又は表示の選択に該当するジェスチャを含む。少なくとも1つのアイコン又は表示の選択に対応するジェスチャは、ユーザがロック状態からロック解除状態に切り替える時にロードされることを希望する連結機能又はアプリケーションを識別するために使われる。ロック解除ジェスチャは、ロック状態からロック解除状態に切り替え、そして選択に関連する機能又はアプリケーションのロードをトリガするために使われる。例えば、アイコン又は表示の選択に該当するジェスチャは、アイコン又は他の表示に円を描くタッチである。他の例として、アイコン又は表示の選択に該当するジェスチャは、希望するアイコン又は他の表示にタッチすることである。ロック解除ジェスチャの例は、ロック解除領域に定義されたタッチスクリーンのある領域に、選択されたアイコン又は他の表示をドラッグすることに対応するタッチである。
【0047】
携帯端末が装置をロック解除する要求として保存された入力を受信した後、携帯端末は、関連する機能又はロードされるアプリケーションに対応する入力を受信し、入力及び連結されたロードされる機能又はアプリケーションを保存する。
【0048】
本実施形態によると、携帯端末は、携帯端末をロック解除する多数の入力を保存し、多数の入力のそれぞれに対する該当機能又はアプリケーションの少なくとも1つの連関関係(association)を保存する。携帯端末が入力に関連するロードされる機能又はアプリケーションを保存した後、携帯端末は、ユーザが新しい入力及び該当する関連機能又はアプリケーションとの連結を定義することを希望するか否かを要求する。ステップ408で、携帯端末は、ユーザが異なる入力に該当する関連機能又はアプリケーションとの連関関係を定義することに関する入力を受信する。携帯端末は、ユーザから異なる入力を定義しようとする指示を受信するとステップ404に進む。携帯端末は、ユーザから異なる入力を定義しないという指示を受信した場合、携帯端末をロック解除する方法を構成する手順を終了する。
【0049】
図5は、本発明の一実施形態による携帯端末の構成を簡略に示すブロックダイアグラムである。
【0050】
図5を参照すると、本実施形態による携帯端末500は、オーディオ処理部550、入力部540、表示部530、保存部520、及び制御器510を含む。例えば、このような構成を有する携帯端末500は、ロック解除状態に切り替える時に特定の機能又はアプリケーションをロードする。携帯端末500は、入力部540を介して入力された信号を基にロック解除状態に切り替える。
【0051】
本実施形態によると、携帯端末500は、携帯端末500をロック解除する入力を定義するように構成される。携帯端末500は、表示部530及び入力部540を介してユーザと携帯端末500との間の相互動作に基づいて構成される。携帯端末500は、携帯端末500をロック解除する入力が入力部540を介して入力された時にロック解除状態に切り替え、携帯端末500をロック解除する特別な入力に連結された以前に定義された機能又はアプリケーションを自動的にロードする。以下、携帯端末500の各構成要素を詳細に説明する。
【0052】
オーディオ処理部550は、音響構成要素で構成される。オーディオ処理部550は、オーディオ信号を伝送して受信する。そして、オーディオ信号をエンコード及びデコードする。例えば、オーディオ処理部550は、コーデック(CODEC)とオーディオ増幅器を含む。オーディオ処理部550は、マイクMICとスピーカSPKに連結されている。オーディオ処理部550は、マイクMICから入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、デジタル音声信号に該当するデータを生成して制御器510へデータを伝送する。また、オーディオ処理部550は、制御器510から入力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカSPKを介してアナログ音声信号を出力する。また、オーディオ処理部550は、スピーカSPKを介して携帯端末500で生成された様々なオーディオ信号を出力する。例えば、オーディオ処理部550は、オーディオファイル(例えば、MP3ファイル)の再生、動画ファイルの再生などに該当するオーディオ信号を、スピーカを介して出力する。特に、本発明において、携帯端末をロック解除するために予め定義された入力がサウンドに該当する場合、携帯端末をロック解除する入力はオーディオ処理部550を介して入力される。
【0053】
入力部540は、ユーザ入力を受信するための入力キー及び機能キーを含む。例えば、入力部540は、数字又は様々な文字情報の入力を受信するか又は様々な機能を設定し、携帯端末500の機能を制御するための入力キーや機能キーを含む。例えば、入力部540は、音声通話を要求する通話キー、ビデオ通話を要求するビデオ通話キー、音声通話又はビデオ通話の終了を要求する終了キー、オーディオ信号のボリュームを調整するボリュームキー、方向キーなどを含む。本発明において、特に入力部540は、携帯端末500をロック解除する入力に関連する信号を制御器510に伝送する。そのような入力部540は、タッチパッド、タッチスクリーン、ボタン型のキーパッド、ジョイスティック、ホイールキー(wheel key)などのような入力手段の結合によって形成される。
【0054】
表示部530は、ユーザによって入力された情報又はユーザだけでなく携帯端末500の様々なメニューに提供される情報を表示する。例えば、表示部530は、アイドルスクリーン、メッセージ作成スクリーン、呼び出しスクリーンのような携帯端末500のユーザに様々なスクリーンを提供する。特に、本実施形態において、表示部530は、ロックスクリーン及び/又は携帯端末500をロック解除する方法を構成するスクリーンを表示する。例えば、表示部530は、ユーザが携帯端末500をロック解除するためのインタフェースを表示する。例えば、表示部530は、ユーザが携帯端末500をロック解除する入力を行うために、タッチスクリーンを介して入力を操作するか又は入力できるインタフェースを表示する。表示部530は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)、能動型有機発光ダイオード(Active Matrix Organic Light Emitting Diode:AMOLED)などで構成される。しかし、本実施形態はこのような制限に限定されない。表示部530がタッチスクリーンで形成される場合、表示部530は、入力部540の機能を行うことができる。
【0055】
本実施形態において、保存部520は、オペレーティング機能(operating functions)を行うプログラムだけでなく、ユーザデータを保存する。例えば、保存部520は、携帯端末500の一般的な動作を制御するプログラム、携帯端末500をブートするオペレーティングシステム(OS)、そして、カメラ機能、サウンド再生機能、画像又は動画再生機能、NFC(Near Field Communication)機能のような他の選択的機能を行うアプリケーションを保存する。また、保存部520は、携帯端末のユーザによって生成されるユーザデータ(例えば、ショットメッセージ、ゲームファイル、音楽ファイル、動画ファイルなど)を保存する。特に、本発明において、保存部520は、携帯端末をロック解除する入力と携帯端末500がロック解除状態に切り替える時にロードされる機能又はアプリケーションをマッピングして保存するテーブルを保存することができる。例えば、保存部520は、携帯端末500をロック解除する少なくとも1つの入力と、携帯端末500をロック解除状態に切り替える時に自動的にロードされる予め定義された機能又はアプリケーションとの間の連関関係を保存する。
【0056】
本実施形態において、携帯端末500は、少なくとも1つの制御器510を含んで構成される。少なくとも1つの制御器510は、携帯端末500の一般的な動作を制御する。例えば、制御器510は、携帯端末500に含まれる様々な構成要素又はユニットの動作を制御する。制御器510は、携帯端末500に含まれる様々な構成要素に信号を伝送して携帯端末500の内部ブロック間の信号の流れを制御する。特に、本実施形態で、制御器510は、ロック解除状態に切り替える時に入力部540を介して入力された携帯端末500をロック解除する入力に関連する予め定義された機能又はアプリケーションをロード(例えば、実行)するように制御する。このため、制御器510は、入力部540を介して入力された入力が携帯端末500をロック解除する入力に該当するか否かを決定し、携帯端末500をロック解除する入力がロック解除状態に切り替える時にロードされる関連機能又はアプリケーションであるかを決定し、保存部520に保存された連関関係を基に、ロック解除状態に切り替える時に関連機能又はアプリケーションをロードする。
【0057】
図6(a)、(b)は、本発明の一実施形態による携帯端末のインタフェースを示す図である。
【0058】
図6(a)を参照すると、携帯端末のディスプレイ装置は、携帯端末インタフェース600を表示する。携帯端末インタフェース600はスクリーン601を含む。スクリーン601は、携帯端末が非アクティブ又はロック状態にある場合に携帯端末インタフェース600に表示される。スクリーン601は、ロック解除領域610とスタート領域630を含む。本実施形態において、スタート領域630は、携帯端末がロック解除状態に切り替える時にロードされる機能又はアプリケーションに連結された少なくとも1つ以上のそれぞれのアイコン又は表示620a〜620gを含む。例えば、携帯端末は、スタート領域630からロック解除領域610に少なくとも1つのアイコン又は表示620a〜620gがドラッグされると、ロック状態からロック解除状態に切り替える。言い換えると、携帯端末は、携帯端末をロック解除する入力が入力された時にロック解除状態に切り替え、この時、アイコン又は表示620a〜620gがユーザにより選択されて(例えば、選択ジェスチャを介して)スタート領域630からロック解除領域610にドラッグされる(例えば、ロック解除ジェスチャを介して)。例を挙げると、ユーザがタッチジェスチャ(例えば、アイコン又は表示620a〜620gがドラッグされる)を介して、ロック解除領域610とスタート領域630を効果的に連結する。
【0059】
図6(b)を参照すると、スクリーン601は、ユーザによって構成されるか又はカスタマイズされる。本実施形態によると、ユーザは、ロック解除領域610の大きさを変更でき、ロック解除領域610の形を変更でき、スクリーン601でのロック解除領域の位置を変更できる。本実施形態において、ユーザは、スタート領域630の大きさを変更でき、スタート領域630の形を変更でき、スタート領域630の位置を変更でき、アイコン又は表示620a〜620gの配列を変更できる。
【0060】
本実施形態によると、意図しない携帯端末のロック解除を防止するか又は携帯端末をロック解除するプロセスを作るために、ユーザは、ロック解除領域610、スタート領域630、そしてアイコン又は表示620a〜620gの構成や配列を定義することができる。例えば、スタート領域630及び/又はロック解除領域610の大きさは、携帯端末のロック解除を容易にするために増大できる。反対に、スタート領域630及び/又はロック解除領域の大きさは、携帯端末のロック解除を難しくすることによって、意図しない携帯端末のロック解除が発生する可能性を減らすことができる。他の例として、スタート領域630とロック解除領域610との間の距離が増加されるか又は減少され得る。
【0061】
本実施形態によると、アイコン又は表示620a〜620gが追加されるか或いはスタート領域630から除去され得る。ユーザは、それぞれのアイコン又は表示620a〜620gに連結された機能又はアプリケーションを構成できる。このため、ユーザはロック解除状態に切り替える時にアイコン又は表示620a〜620gのそれぞれに対してどのような機能又はアプリケーションが直ちにロードされるかをカスタマイズできる。また、ユーザは、それぞれのアイコン又は表示620a〜620gに関連して表示された形、大きさ、又はグラフィックを構成できる。
【0062】
図7(a)、(b)は、本発明の他の実施形態による携帯端末のインタフェースを示す図である。
【0063】
図7(a)を参照すると、携帯端末のディスプレイ装置は、携帯端末インタフェース700を表示する。携帯端末インタフェース700はスクリーン701を含む。携帯端末が非アクティブ状態又はロック状態にある場合、スクリーン701は、携帯端末インタフェース700に表示される。スクリーン701はスタート領域730を含む。本実施形態において、スタート領域730は、携帯端末がロック解除状態に切り替える時にロードされる機能又はアプリケーションにそれぞれ関連がある少なくとも1つ以上のアイコン又は表示720a〜720eを含む。例えば、携帯端末は、携帯端末をロック解除する入力によってロック状態からロック解除状態に切り替える。例えば、携帯端末をロック解除する入力は、アイコン又は表示720a〜720e上に、或いはアイコン又は表示720a〜720eに近接した範囲に形成されるジェスチャに該当する。
【0064】
本実施形態によると、携帯端末をロック解除する入力は、ロック解除状態に切り替える時にロードされることを希望する機能又はアプリケーションに関連する選択されたアイコン又は表示720a〜720eの周囲に形成される投げ縄タッチ入力(touch lasso input)740に該当するタッチスクリーン上のタッチに該当する。言い換えると、携帯端末は、携帯端末をロック解除する入力が行われる時にロック解除状態に切り替えるようにし、ユーザは、選択されたアイコン又は表示720a〜720eの周辺に投げ縄を形成する。他の実施形態において、携帯端末をロック解除する入力は、アイコン又は表示720a〜720eのうちの1つが周囲にユーザが形(例えば、円形、四角形、三角形など)を形成するタッチに該当する。他の実施形態において、携帯端末をロック解除する入力は、ユーザが携帯端末をロック解除する予め定義された入力に該当するアイコン又は表示720a〜720eの一連のタップ(a series of taps)を入力するタッチに該当する。また、他の実施形態において、携帯端末をロック解除する入力は、十字架形を形成するために又は選択されたアイコン720a〜720eを介してスクラッチモーション(scratching motion)を形成するためにユーザがアイコン又は表示720a〜720eに一連のタッチを入力するタッチに対応する。
【0065】
図7(b)を参照すると、スクリーン701は、ユーザによって設定されるか又はカスタマイズされる。本実施形態において、ユーザは、スタート領域730の大きさを変更でき、スタート領域730の形を変更でき、スタート領域730の位置を変更でき、アイコン又は表示720a〜720eの配列を変更できる。
【0066】
本実施形態において、ユーザは、スタート領域730、及びアイコン又は表示720a〜720eの構成や配列を定義することができる。
【0067】
本実施形態において、アイコン又は表示720a〜720eは、追加されるか又はスタート領域730から除去される。ユーザは、アイコン又は表示720a〜720eにそれぞれ関連する機能又はアプリケーションを構成できる。このため、ユーザは、ロック解除状態に切り替える時にどのような機能又はアプリケーションが直ちにロードされるかをカスタマイズすることができる。ユーザは、アイコン又は表示720a〜720eのそれぞれに関連して表示された形、大きさ、又はグラフィックを構成できる。
【0068】
本発明の実施形態において、携帯端末をロック解除する方法は、様々なコンピュータ手段によって実行プログラム命令の形態に具現することができ、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、そして個別的なデータ構造又はその組み合わせを含む。記録媒体に記録されたプログラム命令は、本発明の実施形態のために特別にデザインされるか、構成されるか、又はコンピュータソフトウェア分野の通常的な技術を持つ者に知られているものである。
【0069】
コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク又は磁気テープ、CD−ROM又はDVD、フロプティカルディスク、及びROM、RAM、プログラム命令語を保存し実行するフラッシュメモリのようなハードウェアデバイスの光磁気メディア又はマグネティック媒体を含む。また、プログラム命令は、コンパイラを介して生成される機械語コード及びインタープリタを使用してコンピュータを介して実行可能な高級言語コードを含む。ハードウェア装置は、本発明の実施形態の動作を行うために少なくとも1つのソフトウェアモジュールで作動するように構成される。
【0070】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0071】
100、600、700 携帯端末インタフェース
101、601、701 スクリーン
103 初期ロック位置
105 ロック領域
107 ロック解除位置
109 ロック解除画像
500 携帯端末
510 制御器
520 保存部
530 表示部
540 入力部
550 オーディオ処理部
610 ロック解除領域
620a〜620g、720a〜720e アイコン又は表示
630、730 スタート領域