特許第6063444号(P6063444)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6063444
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】齧歯類捕獲器
(51)【国際特許分類】
   A01M 23/16 20060101AFI20170106BHJP
   A01M 23/38 20060101ALI20170106BHJP
【FI】
   A01M23/16
   A01M23/38
【請求項の数】15
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-504165(P2014-504165)
(86)(22)【出願日】2012年4月10日
(65)【公表番号】特表2014-510540(P2014-510540A)
(43)【公表日】2014年5月1日
(86)【国際出願番号】DK2012050118
(87)【国際公開番号】WO2012139585
(87)【国際公開日】20121018
【審査請求日】2015年3月20日
(31)【優先権主張番号】PA201170170
(32)【優先日】2011年4月11日
(33)【優先権主張国】DK
(31)【優先権主張番号】61/475,529
(32)【優先日】2011年4月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515143577
【氏名又は名称】ワイズコン アー/エス
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フリッツボーゲル、プレベン
【審査官】 門 良成
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭57−083241(JP,A)
【文献】 特開昭50−121064(JP,A)
【文献】 特開昭54−020886(JP,A)
【文献】 特公昭48−001152(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01M 23/16
A01M 23/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鼠を含む齧歯類捕獲器であって:
1つの筐体と;
その中に前記筐体の1つまたは複数の側面から、1つの通路が延びている1つの捕獲室と;
その内の1つの電極が前記捕獲室の外側に配置されている2つの電極と;
1つの貯蔵器を含み、
前記筐体は齧歯類が入った前記捕獲室を、前記齧歯類が前記捕獲室に走り込むことが可能な下方位置と、前記捕獲室が殺害した齧歯類を前記貯蔵器の中に排出することの可能な上方位置との間で移送するための移送機構を含み、前記捕獲室と前記複数の電極が、前記電極の間に存在する齧歯類を殺害出来るように、前記捕獲室内で互いに近接させる装置を含むことを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項2】
請求項1に記載の齧歯類捕獲器であって、他の1つの電極が前記捕獲室内部に固定して配置されていることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項3】
請求項1または2のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記他の1つの電極が前記捕獲室の底部に板金部品として構成されていることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項4】
請求項2または3のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記捕獲室とその外側に配置されている電極が、前記捕獲室内に存在する齧歯類が2つの電極と接触させられるような方法で互いの方向に移動させられることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記捕獲室の外側に配置されている1つの電極が、前記捕獲室を貫通できることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記1つの電極が熊手様部材を含み、その脚が前記捕獲室内に構成された相補的なスロットを貫通できることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記捕獲室が1つの上側部分と下側部分とで構成され、滑動分離することで捕獲された齧歯類を放出できることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項8】
請求項7に記載の齧歯類捕獲器であって、前記捕獲室がその上方位置に達するまで滑動分離出来ないことを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記貯蔵器が殺害された齧歯類を収集するための1つの袋を含むことを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記1つの電極が傾斜可能な熊手様部材を含むことを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記通路が前記筐体の2つの対向する側面の間に延びていることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項12】
請求項1乃至11のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記捕獲室がその下方位置に有って前記通路を横切る状態の時に、齧歯類が前記捕獲室を通って通行できるように構成されていることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項13】
請求項1乃至12のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記捕獲室と前記捕獲器の前記筐体が、前記捕獲室が上方へ移動した際に前記捕獲室の開口が前記筐体の側面で覆われるように、互いに適合されていることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項14】
請求項1乃至13のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記貯蔵器が前記捕獲室がその上方位置に来たときに開かれる1つの蓋を含むことを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【請求項15】
請求項1乃至12のいずれかの請求項に記載の齧歯類捕獲器であって、前記貯蔵器が1つの取っ手を具備する蓋を含み、前記捕獲室が上方へ移動中に前記取っ手に当たると前記蓋が開かれるように構成されていることを特徴とする、前記齧歯類捕獲器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は特に鼠を含む齧歯類捕獲器に係わり、該捕獲器は:ひとつの筐体と;ひとつの通路が前記筐体の両側面から延びているひとつの捕獲室と;ひとつの電極が前記捕獲室の外側に配置されている二つの電極と;ひとつの貯蔵器とを含む。
【背景技術】
【0002】
地上に設置される既知の鼠取り器は、通常パタンと挟みつける何らかの種類の機構を含み、自然の成り行きとしてこれは例えば大型鼠(rat)または小型鼠(mouse)のような1匹の齧歯類を殺害することが可能であり、その後その捕獲器は空にされる必要がある。その他の型式の「餌罠」方式に基づく捕獲機能では、動物がその捕獲器の中に誘い込まれる。そのような型式が英国特許番号GB 187382Aに記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような従来技術型式による捕獲器の欠点は、その捕獲器が解除されているか又は生きた動物が捕獲されているかいずれかなので、短い時間間隔で点検しなければならない事である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
これらの欠点は齧歯類が入った前記捕獲室を、前記齧歯類が捕獲室に走り込むことが出来る下方位置と、殺害された動物を捕獲室が貯蔵器に排出することが可能な上方位置との間で移送するための移送機構を含む筐体で解決され、ここで捕獲室および複数の電極は、電極の間に入った齧歯類を殺害することができるように、これらの電極を前記捕獲室内で互いに近接させる装置を含む。
【0005】
本発明のいくつかの実施例は従属請求項に記載されている。
【0006】
明細書並びに請求項の中でこれらの電極は、電極の間に入った齧歯類を殺害することができるように、これらの電極を前記捕獲室内で互いに近接させる装置を含む、という表現法が用いられている、この表現は物理的な接点を意味すると必ずしも意図するものでは無い。むしろこれらの電極が、単純に機能的な観点から、これらの電極の間に存在する齧歯類を殺害できる程度に互いに近接されることを可能とすることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
以下において、本発明の1つの実施例を、添付図をもとに説明する。
図1図1は本発明に基づく筐体の1つの実施例の透視図である。
図2図2は捕獲器の1つの実施例の前面から見た断面図であり、1枚の側板が取り外されている。
図3図3は捕獲器の1つの実施例の前面から見た断面図であり、1枚の側板と底板が取り外されている。
図4図4は捕獲器の1つの実施例の1枚の側板が取り外されている前面から見た断面図であり、ここで捕獲器の捕獲室は上方排出位置と下方捕獲位置の間に位置している。
図5図5図4のa部分の拡大図である。
図6図6は拡大図の中に見られるいくつかの熊手様部材の脚を示す。
図7図7は、1本の電極がどの様に捕獲室の中に入っているかを見ることが出来るように、図示を目的としてもう1枚の側板が取り外されている、捕獲器の1つの実施例の前面から見た断面図である。
図8図8は、捕獲室が上方位置に有るときに、どのように空にされるかを見ることが出来るように、図示を目的としてもう1枚の側板が取り外されている捕獲器の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は齧歯類捕獲器の1つの実施例を示す。捕獲器は1つの筐体1と更に、1枚の天板2、1枚の底板5および4つの側面を有する。図示された実施例ではこれらは取り外し可能である。捕獲器の左下隅に入口/出口穴6が見られ、これは筐体を通って延びる1本の通路用である。この通路が横切る部分はまた捕獲室10と表されている。
【0009】
図2は前面から見た捕獲器の断面を示す概略図であり、取り外し可能な側板は取り除かれている。この図は齧歯類が開口6を走り通る際に入る捕獲室10を示す。
【0010】
従って図示された実施例では、捕獲室は開口6から筐体の反対側の開口(図示せず)に延びる1つの通路を構成する。
【0011】
勿論この通路は筐体のもう一方の開口まで延びるのではなく、反対側の端で単に閉鎖されるように構成することも出来る。
【0012】
更に、捕獲器は2本の電極を含む。その1つは捕獲室の上方に見られ、図示された実施例では一列の歯を含む1つの熊手様部材20で構成されている。
【0013】
第2電極は図3に図示されており、以下に説明する。
【0014】
この熊手様部材の背後に貯蔵器が示されており、図示された実施例では、これは取っ手41を具備した蓋を備えたバケツ様容器42で構成されている。
【0015】
図3は捕獲器1を示し、ここでは最下部の底板も取り外されている。見て分かるように、電動機部品が板金部品40を介して、その一部がガイド22の上に、また別の部分がラック21の上に装着されている。電動機、ラックおよびガイドにより、捕獲室を図1で占めるようにその下方位置と、必要であれば捕獲室がその内容物を貯蔵器/前記バケツ42の中に排出することの出来る上方位置との間に配置させることが可能である。
【0016】
板金40の後ろには、感知器(図示せず)が装着されており、これは捕獲室内に齧歯類/鼠が存在することを検出出来る。この感知器は赤外線感知器であるが、その他の型式の動作感知器も勿論採用可能であり、またこの感知器は単純に機械的原理に基づくものでも構わない。
【0017】
捕獲室の底部では、板金31が捕獲室にどのように具備されているか見ることができる。この板金は捕獲室の底部全面に渡って延びている。
【0018】
この板金は第2電極の役を果たす。
【0019】
通常、板金31は捕獲室内の齧歯類が捕獲室内のどこにあっても板金31の上にあるような寸法である。
【0020】
図4は捕獲器を示し、ここで捕獲室はその開口が捕獲器の側板で覆われる位置に移動されている。従って、捕獲室の移動は前述の感知器がその室内に齧歯類/鼠の存在を検知したときに開始される。
【0021】
捕獲器にはプログラム可能制御が装備されていてもよく、1つの実施例では動作が2段階で開始されるようにプログラムされており、ここで第1の迅速な上方への動きは両方の開口部が筐体の側板で覆われる位置まで捕獲室を引き上げる目的を果たす。
【0022】
これによりその齧歯類は捕獲される。
【0023】
そして、更に次の動きは熊手様部材の脚を捕獲室の中に入り込ませる目的で行われ、これはそこに存在する齧歯類が底部板金と熊手様部材との両方で電気的に接触するようなやり方でなされる。
【0024】
もちろん、第1の迅速な動きはまた、齧歯類の捕獲に加えて、齧歯類/鼠を介して2つの電極間を流れる電流によってその齧歯類が殺害される位置まで、捕獲室を動かす目的を果たすことも可能である。
【0025】
図6は何本かの熊手様部材の歯(図8の部分b)の近接/拡大図を示し、ここでそれらの下側に電流搬送媒体である板金部品50を露出させている切り欠きが具備されているのが見える。
【0026】
図示された実施例において、齧歯類の殺害はそれが熊手様部材から上述の前記板金部品を通り、その齧歯類を通って捕獲室の底部に位置する板金に流れる電流にさらされることにより行われる。
【0027】
図7は捕獲器の内部を図示し、ここで捕獲室は熊手様部材がその中を貫通する位置まで引き上げられている。熊手様部材の右側に1つの電極部材51が図示されており、これは熊手様部材20が取り付けられている軸の周りに張力が掛けられている。熊手様部材のもう一方の端には、弾力性のある部材が同様の方法で配置されている。この構成により、熊手様部材がその水平位置に向かって探ることを可能としているが、それは熊手様部材がその位置から回転(軸の周りに)する際にこの弾力性のある部材が引き伸ばされるからである。
【0028】
これは図8に更に明らかに示されている。
【0029】
一方では、傾斜可能熊手様部材の目的は、捕獲室が下方または上方に移動した際にその脚が捕獲室に追従可能であることであり、また他方では罠で捕獲する際に電流搬送部品の位置が捕獲された動物の大きさに適合するようにすることである。これにより動物の大きさがどのように変化しても、熊手様部材の電流搬送部品50をその動物と良好な接触を行わせる高い信頼性が得られる。捕獲器の後部には貯蔵器が図示されており、図示された実施例では、取っ手44が取り付けられた蓋43を備えた容器42で構成されている。
【0030】
図8では、捕獲室が上方位置に引き上げられた状態で図示されており、その位置ではその内容物を後方に配置されているバケツの中に排出する。ここで明らかなように、捕獲室は2つの部分からなっている。上側部分10bと下側部分10aであり、これらはバケツの蓋が捕獲室の上側部分で持ち上げられ、その間に同時に捕獲室の下側部分がその内容物をバケツの中に排出出来る位置に移動されるように分離されている。
【0031】
また図8から明らかなように、傾斜可能熊手様部材を具備した捕獲器の構造は、パイプが熊手様部材を貫通して移動することを可能としている;これは捕獲器が空にされる時に重要であり、そうでなければ熊手様部材はその様な動きを阻止されるからである。
【0032】
捕獲室の下側部分は、先に述べたように、1つのガイドによって制御されており、その最下部が上方への移動中に傾けられ、これにより齧歯類を付属の貯蔵器の中に排出する。
【0033】
捕獲室は齧歯類を意図せずに逃がしてしまう事を防止するために保護策が採られている、ここで;上側部分10bと下側部分10aは、下側部分が排出位置に向かって移動されるまで上側部分10bが傾斜出来ないように互いに幾何学的に適合されている。
【0034】
2つの部分は捕獲器内の複数のガイドによって別々に運ばれ、一定時間経過後に電動機が逆回転して捕獲室は、同時に閉じながらその下方位置に向かって移動する。
【0035】
ここで捕獲器は新たな使用準備が整う。
【0036】
本発明により、電流により機能する捕獲器を、人がそこから電気的ショックを受けない高いレベルの保護機能で製造することが可能であることが分かった。ひとつの安全機能は捕獲室がひとつ(または複数)の電極を含み、もう一方(ひとつまたは複数)の電極がそこから離れた距離に配置されていることである。この構成により、例えば子供の手が捕獲器横の開口から捕獲室の中に挿入されたとしても、両電極に同時に触れることが出来ないようになされている。とはいえ、勿論電極/熊手様部材が捕獲室に向かって移動するように捕獲器を構成することも可能であり、これは通常その逆が起こることが出来るようにするより高い安全性レベルと関連づけられている。
【0037】
この理由はまたひとつの安全機能として、捕獲室が熊手様部材に向かって引き上げられる際に、その捕獲室の終端部開口が捕獲器の側板で塞がれることがあげられる。これにより、何か(例えば、腕、猫の脚など)が捕獲室の終端部開口を貫通している限り捕獲室は動くことが出来ない。
【0038】
別の安全機能は熊手様部材の構成にあり、それは齧歯類と接触する領域を除き絶縁被覆で構成されていることである。これは図6に示されており、これらの領域は熊手様部材の最も下の部分であることが分かる。
【0039】
捕獲室の上下方向の動きを齧歯類が妨害することを防ぐために、捕獲器の内側(上下動の際に終端部開口が通過する領域)は滑らかな被覆で構成されている。
【0040】
通常使用される電流は約6,000ボルトであり、約2分間印加されるが、もちろん必要に応じて変更できる。
【0041】
この捕獲器の別の安全機能は、先に述べた赤外線感知器とは別に、日光を検知できる実際の光感知器を装備できることである。その実施例において、捕獲器は全く単純に日光の下では不活動の状態とし、光感知器が可視光を検知しなくなるまで自身を活動させないようにすることである。この機能の特長はまた人工光、例えばランプからの光もまた捕獲器を動作停止とできることである。
【0042】
光感知器を装備した捕獲器では、電子機器により通常その機能のスイッチを入れるかまたは切るか選択可能である。
【0043】
この捕獲器の下最後部左隅に捕獲器の電源100が見られ、図示された実施例では電池であるが、もちろん商用電源を含む他の電源ユニットも使用できる。
【0044】
この捕獲器は地上で使用されるため、太陽光発電を具備することも可能であろう。
【0045】
図示された実施例において、1つのバケツが貯蔵器内に配置されており、この中に台所用の一般的なごみ箱と全く同じ方法で1つの袋を取り付けられる。従って、この捕獲器は何匹かの齧歯類を、その間に「詰め替え」たり空にしたりすることなく続けて殺害するように使用することができる。
【0046】
この捕獲器に適切な電子機器を用意することにより、「殺害」個体数を記録することが可能であり、また同様に例えば携帯型インターネットおよび/またはインターネットを介して、電池状態、エラーまたは空にする必要などを含むその運転状況を報告する手段を装備することさえもできる。
【0047】
1つの実施例によれば、この捕獲器はプラスチック製の筐体ならびに捕獲室を含む関連部品が具備されている。
【0048】
導電性部品は通常金属で作られているが、これらはまた、関連する必要に応じて、導電性プラスチックで作ることも可能である。導電性部品をプラスチックで構成することはより容易な製造方法を提供し、押出成形を含むプラスチック製造方法は、捕獲器の電気部品およびその他の部品の両方に使用するのに適している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8