(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
生検装置を使用して得られた組織サンプルを収集するための組織サンプルホルダーであって、前記生検装置は、前記生検装置から遠位に延びるカッターを有し、前記カッターは、軸に沿ったカッター内腔を画定する、組織サンプルホルダーにおいて、
(a)回転可能なマニホールドであって、前記マニホールドは、導管と流体連通しており、前記マニホールドは、流体を向け直すように構成されており、前記マニホールドは、前記導管から前記カッター内腔へと真空を伝達するように構成されており、前記回転可能なマニホールドは、前記回転可能なマニホールドの遠位端に1つまたはそれ以上の遠位開口部を含み、前記真空は、前記導管から、前記遠位開口部の少なくとも1つを通って、前記回転可能なマニホールドの前記遠位端だけを通って前記カッター内腔へと伝達される、回転可能なマニホールドと、
(b)前記マニホールドに関連した複数の個別の組織サンプルチャンバであって、前記回転可能なマニホールドの各遠位開口部は前記個別の組織サンプルチャンバのうち関連する1つまたはそれ以上と実質的に平行であり、かつ連絡しており、前記組織サンプルチャンバの各々は、前記カッター内腔を通して伝達された少なくとも1つの組織サンプルを受容するように構成されている、組織サンプルチャンバと、
(c)前記マニホールドおよび前記組織サンプルチャンバを取り外し可能に覆うように構成されたカバー部材であって、前記マニホールドおよび組織サンプルチャンバは前記カバー部材の内部で回転するように構成されている、カバー部材と、
(d)組織サンプルホルダー回転機構であって、前記組織サンプルホルダー回転機構は、前記マニホールドを回転して、前記カッター内腔に対して前記組織サンプルチャンバを連続的に割出しするように作動可能である、組織サンプルホルダー回転機構と、
を含む、組織サンプルホルダー。
生検装置を使用して得られた組織サンプルを収集するための組織サンプルホルダーであって、前記生検装置は、導管、およびカッターを有し、前記カッターは、軸に沿ったカッター内腔を画定する、組織サンプルホルダーにおいて、
(a)回転可能なマニホールドであって、前記マニホールドは、前記導管と流体連通しており、前記マニホールドは、流体を、第1の軸方向に沿った前記カッター内腔から横方向へ向け直し、前記第1の軸方向とは実質的に反対の第2の軸方向に戻すように構成されており、前記回転可能なマニホールドは、前記回転可能なマニホールドの遠位端に1つまたはそれ以上の遠位開口部を含み、前記1つまたはそれ以上の遠位開口部は、前記導管と選択的に連絡するように構成されており、前記第1の軸方向の前記流体は、前記回転可能なマニホールドの前記遠位端で、近位方向に前記回転可能なマニホールドに入り、前記第2の軸方向の前記流体は、前記回転可能なマニホールドの前記遠位端で、遠位方向に前記マニホールドを出る、回転可能なマニホールドと、
(b)前記マニホールドに関連した複数の個別の組織サンプルチャンバであって、前記組織サンプルチャンバの各々は、前記カッター内腔を通して伝達された少なくとも1つの組織サンプルを受容するように構成されており、前記回転可能なマニホールドの前記遠位端の前記1つまたはそれ以上の遠位開口部の少なくとも1つは、前記個別の組織サンプルチャンバの1つまたはそれ以上と実質的に平行であり、かつ連絡している、組織サンプルチャンバと、
(c)組織サンプルホルダー回転機構であって、前記組織サンプルホルダー回転機構は、前記マニホールドを回転して、前記カッター内腔に対して前記組織サンプルチャンバを連続的に割出しするように作動可能である、組織サンプルホルダー回転機構と、
を含む、組織サンプルホルダー。
生検装置を使用して得られた組織サンプルを収集するための組織サンプルホルダーであって、前記生検装置は、導管、およびカッターを有し、前記カッターは、軸に沿ったカッター内腔を画定する、組織サンプルホルダーにおいて、
(a)長さ方向軸を画定する回転可能なマニホールドであって、前記回転可能なマニホールドは、前記長さ方向軸を中心に回転可能であり、前記回転可能なマニホールドは、複数の組織サンプルチャンバを含み、前記組織サンプルチャンバは、前記長さ方向軸から半径方向に離間し、かつ前記長さ方向軸を中心に互いから角度的に離間しており、前記組織サンプルチャンバは、前記長さ方向軸に実質的に平行に方向付けられている、回転可能なマニホールドと、
(b)前記複数の組織サンプルチャンバに実質的に平行に、かつ前記複数の組織サンプルチャンバから半径方向にずれて配置された長さ方向通路と、
(c)組織サンプルホルダー回転機構であって、前記組織サンプルホルダー回転機構は、前記長さ方向軸を中心に前記マニホールドを回転させて、前記カッター内腔に対して前記組織サンプルチャンバを連続的に割出しするように作動可能である、組織サンプルホルダー回転機構と、
を含み、
前記カッター内腔、前記長さ方向通路、および前記組織サンプルチャンバの少なくとも1つは、前記カッター内腔、前記長さ方向通路、および前記サンプルチャンバの前記少なくとも1つが一緒に空気圧式経路を画定するように流体連通しており、
前記組織サンプルチャンバの前記少なくとも1つは、前記カッター内腔と前記長さ方向通路との間の前記空気圧式経路に位置付けられている、組織サンプルホルダー。
軸に沿って延びたカッター内腔を画定する並進可能な組織サンプルカッターを有する生検装置を使用して得られた組織サンプルを収集するための組織サンプル組立体において、
(a)マニホールド軸を中心に回転可能なマニホールドであって、前記マニホールド軸は、前記カッター内腔の前記軸と実質的に平行で、かつ前記カッター内腔の前記軸からはずれており、前記回転可能なマニホールドは、複数のチャンバを含み、前記チャンバは、前記マニホールド軸から半径方向に離間し、かつ前記長さ方向軸を中心に互いから角度的に離間しており、前記マニホールドは、流体を、第1の軸方向に沿った前記カッター内腔から横方向へ向け直し、前記第1の軸方向とは実質的に反対の第2の軸方向に戻すように構成されており、前記回転可能なマニホールドは、前記回転可能なマニホールドの遠位端に1つまたはそれ以上の開口部を含み、前記第1の軸方向の前記流体は、前記回転可能なマニホールドの前記遠位端で、近位方向に前記回転可能なマニホールドに入り、前記第2の軸方向の前記流体は、前記回転可能なマニホールドの前記遠位端で、遠位方向に前記マニホールドを出る、回転可能なマニホールドと、
(b)前記回転可能なマニホールドによって取り外し可能に保持された複数の組織サンプル受容部材であって、各組織サンプル受容部材は、複数の組織サンプル区画部を有し、各組織サンプル区画部は、組織サンプルを受容し、保持するためのものであり、各組織サンプル区画部は、その中を通って延びる複数の真空開口部を有する、複数の組織サンプル受容部材と、
を含み、前記チャンバの数は、前記組織サンプル受容部材の数を超え、前記カッター内腔および前記チャンバの前記少なくとも1つは一緒に、前記組織サンプル区画部の1つの前記真空開口部を通して真空を提供するための空気圧式経路を画定する、組織サンプル組立体。
【0259】
本発明の種々の実施の形態を図示し、かつ、記述しており、この明細書に記述された方法およびシステムの更なる改善例は、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者による適切な変更によって達成され得る。このような数種の変更の可能性は、既に記述されており、他の変更の可能性は、当業者にとって明白なはずである。例えば、上述された実施例、実施の形態、幾何学的構造、材料、寸法、比率、処理ステップ、および、これらの同類は例示であるが、必須ではない。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲の請求項の観点から検討されるべきであり、当該範囲は、明細書に記述され、かつ、図面に示された詳細な構造および動作に限定されないものと理解される。
〔実施の態様1〕
(1−1) 組織サンプルを採取するために生検装置を操作する方法であって、
前記生検装置は、第1の内腔、第2の内腔、ならびに、遠位端および近位端によって画定された横方向組織受容孔を有するカニューレを含み、
前記第1の内腔は、少なくとも1つの開口部を通して前記第2の内腔と流体連通し、
組織受容孔は、前記第1の内腔と流体連通し、
前記生検装置は、前記カニューレに対して並進移動可能なカッターであって、カッター内腔を画定しているカッターをさらに含み、
前記カッターは、前記第1の内腔内に配設されている、
方法において、
前記方法は、
(a)前記孔の前記遠位端の遠位側の位置から、前記孔の前記遠位端の近位側の第1の位置に、前記カッターを近位方向に後退させることと、
(b)前記孔を通して組織を吸引するため、近位方向に前記カッターを後退させる前記動作の少なくとも一部の間に、前記カッター内腔を通して真空引きを行うことと、
(c)前記カッターを近位方向に後退させる前記動作の少なくとも一部の間に、前記第2の内腔を通して真空引きを行うことと、
(d)前記孔を通して吸引された組織を切り離すため、切断運動を完了するために、前記孔の前記遠位端の遠位側の位置に、前記カッターを遠位方向に前進させることと、
(e)前記切断運動の完了後に少なくとも一度、前記カッターを往復移動させることであって、
前記往復移動の動作は、前記孔の前記遠位端の近位側の第2の位置に、前記カッターを近位方向に後退させること、および、前記孔の前記遠位端の遠位側の位置に、前記カッターを前進させることを含む、
往復移動させることと、
(f)前記切断運動の完了後に少なくとも一度、前記カッターを往復移動させる前記動作の少なくとも一部の間に、前記第2の内腔に大気を通気させることと、
を含む、方法。
(1−2) 実施態様(1−1)に記載の方法において、
前記孔の前記遠位端の近位側の前記第1の位置は、前記孔の前記近位端の遠位側にある、方法。
(1−3) 実施態様(1−1)に記載の方法において、
前記孔の前記遠位端の近位側の前記第2の位置は、前記孔の前記遠位端の近位側の前記第1の位置の遠位側にある、方法。
(1−4) 実施態様(1−1)に記載の方法において、
前記孔は、前記遠位端と前記近位端との間に長さ方向中点を有し、前記孔の前記遠位端の近位側の前記第2の位置は、前記長さ方向中点の遠位側にある、方法。
(1−5) 実施態様(1−4)に記載の方法において、
前記孔の前記遠位端の近位側の前記第1の位置は、前記長さ方向中点の近位側にある、方法。
(1−6) 実施態様(1−1)に記載の方法において、
前記第2の内腔は、前記カッターの外部にあり、かつ、前記カッターに平行である、方法。
(1−7) 実施態様(1−1)に記載の方法において、
前記第2の内腔を通して生理食塩水の伝達を行うことをさらに含む、方法。
(1−8) 実施態様(1−7)に記載の方法において、
前記第2の内腔を通して生理食塩水の伝達を行う前記動作は、前記カッターを遠位方向に前進させる前記動作の少なくとも一部の間に実施される、方法。
(1−9) 実施態様(1−1)に記載の方法において、
前記カッターを遠位方向に前進させる前記動作の少なくとも一部の間に前記第2の内腔に大気を通気させることをさらに含む、方法。
(1−10) 実施態様(1−6)に記載の方法において、
前記カニューレは、前記第2の内腔を前記カッターから少なくとも部分的に分離する壁をさらに含み、前記壁は、貫通するよう形成された複数の開口部を有する、方法。
(1−11) 実施態様(1−10)に記載の方法において、
前記複数の開口部は、前記孔の前記遠位端の近位側の第1の開口部、および、前記第1の開口部の近位側の第2の開口部を含み、前記孔の前記遠位端の近位側の前記第2の位置は、前記第1の開口部と前記第2の開口部との間に、長さ方向に位置付けされる、方法。
(1−12) 生検装置内部に収容された組織サンプルを洗浄するために前記生検装置を操作する方法であって、
前記生検装置は、第1の内腔、第2の内腔、ならびに、遠位端および近位端によって画定された横方向組織受容孔を有するカニューレを含み、
前記第1の内腔は、少なくとも1つの開口部を通して前記第2の内腔と流体連通し、
組織受容孔は、前記第1の内腔と流体連通し、
前記生検装置は、前記カニューレに対して並進移動可能なカッターであって、カッター内腔を画定しているカッターをさらに含み、
前記カッターは、前記第1の内腔内に配設されている、
方法において、
前記方法は、
(a)少なくとも2回、前記カッターを往復移動させることであって、
前記往復移動の動作は、
(i)最初に、前記孔の前記遠位端の遠位側の位置から、前記孔の前記遠位端の近位側の位置に、前記カッターを近位方向に後退させること、
(ii)最初に、前記孔の前記遠位端の近位側の前記位置から、前記孔の前記遠位端の遠位側の前記位置に、前記カッターを遠位方向に前進させること、
(iii)二回目に、前記孔の前記遠位端の遠位側の前記位置から、前記孔の前記遠位端の近位側の前記位置に、前記カッターを近位方向に後退させること、および
(iv)二回目に、前記孔の前記遠位端の近位側の前記位置から、前記孔の前記遠位端の遠位側の前記位置に、前記カッターを遠位方向に前進させること、を含む、
往復移動させることと、
(b)前記カッターを往復移動させる前記動作の少なくとも一部の間に、前記カッター内腔を通して真空引きを行うことと、
(c)最初に前記カッターを近位方向に後退させる前記動作の間、および、最初に前記カッターを遠位方向に前進させる前記動作の間に、前記第2の内腔を通して生理食塩水の伝達を行うことと、
(d)二回目に前記カッターを近位方向に後退させる前記動作の間、および、二回目に前記カッターを遠位方向に前進させる前記動作の間に、前記第2の内腔に大気を通気させることと、
を含む、方法。
(1−13) 実施態様(1−12)に記載の方法において、
第2の内腔は、前記カッターの外部にあり、かつ、前記カッターに平行である、方法。
(1−14) 生検装置の回転可能な組織サンプルホルダーを操作する方法であって、
前記組織サンプルホルダーは、複数の個別組織サンプル室を有し、
前記生検装置は、カッター内腔を画定するカッターを有する、
方法において、
前記方法は、
(a)前記カッターで第1の組織サンプルを捕獲することと、
(b)前記組織サンプルホルダーの第1の組織サンプル室に前記第1の組織サンプルを伝達することであって、
前記第1の組織サンプル室は、前記第1の組織サンプル室が第1の回転位置にあるときに前記第1の組織サンプルを受容するように、
伝達することと、
(c)前記第1の組織サンプルをユーザーに提示するために、前記第1の組織サンプル室を第2の回転位置に位置付けるように、前記組織サンプルホルダーを回転させることと、
(d)前記第2の組織サンプル室に第2の組織サンプルを捕捉するために、前記第1の回転位置に前記組織サンプルホルダーの第2の組織サンプル室を位置付けるように、前記組織サンプルホルダーを回転させることであって、
前記第2の組織サンプル室は、前記第1の組織サンプル室に隣接し、
前記第2の組織サンプル室が前記第1の回転位置にあるときに、前記第1の組織サンプル室は、第3の回転位置にあるように、
回転させることと、
を含む、方法。
(1−15) 実施態様(1−14)に記載の方法において、
第2の回転位置に前記第1の組織サンプル室を位置付けるように、前記組織サンプルホルダーを回転させる前記動作は、前記組織サンプルホルダーを第1の方向に回転させることを含み、
前記組織サンプルホルダーの第2の組織サンプル室を前記第1の回転位置に位置付けるように、前記サンプルホルダーを回転させる前記動作は、前記組織サンプルホルダーを、前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転させることを含む、方法。
(1−16) 生検装置の回転可能な組織サンプルホルダーを操作する方法であって、
前記組織サンプルホルダーは、複数の個別組織サンプル室を有し、
前記生検装置は、カッター内腔を画定するカッターを有する、
方法において、
前記方法は、
(a)第1の組織サンプルを受容するために前記カッター内腔に対して第1の組織サンプル室を割り出す(indexing)ことと、
(b)割り出された前記第1の組織サンプル室に、前記カッター内腔を通して前記第1の組織サンプルを伝達することと、
(c)前記第1の組織サンプルをユーザーに提示するために、最初に前記組織サンプルホルダーを回転させることであって、
最初に前記組織サンプルホルダーを回転させる前記動作は、割り出された位置から提示位置に前記第1の組織サンプル室を回転させるように、
回転させることと、
(d)第2の組織サンプルを受容するために、前記カッター内腔に対して第2の組織サンプル室を割り出すことであって、
前記第2の組織サンプル室を割り出す前記動作は、二回目に前記組織サンプルホルダーを回転させることを含み、
二回目に前記組織サンプルホルダーを回転させる前記動作は、前記第1の組織サンプル室を、前記提示位置から離れるように回転させ、
前記第二の組織サンプル室は、前記第1の組織サンプル室に隣接するように、
割り出すことと、
を含む、方法。
(1−17) 実施態様(1−14)に記載の方法において、
前記第1の回転位置は、前記第2の回転位置と、前記第3の回転位置との間である、方法。
(1−18) 実施態様(1−14)に記載の方法において、
(a)ユーザー入力を受容することであって、
前記ユーザー入力は、プローブ洗浄サイクルまたは吸引サイクルのうちのいずれかを開始するための命令を含むように、
受容することと、
(b)前記組織サンプルホルダーの前記第2の組織サンプル室を前記第1の回転位置に位置付けるように前記組織サンプルホルダーを回転させる前記動作を実施する前に、前記第1の組織サンプル室を前記第1の回転位置に戻すことであって、
前記第1の組織サンプル室を前記第1の回転位置に戻す前記動作は、受容された前記ユーザー入力に反応して実施されるように、
戻すことと
をさらに含む、方法。
(1−19) 実施態様(1−14)に記載の方法において、
前記第1の回転位置は、ほぼ12時の位置に位置する、方法。
(1−20) 実施態様(1−19)に記載の方法において、
前記第2の回転位置は、ほぼ3時の位置またはほぼ9時の位置のうちのいずれかに位置する、方法。
(1−21) 実施態様(1−20)に記載の方法において、
前記第2の回転位置として前記3時の位置を使用するかまたは前記9時の位置を使用するかを選択する入力を受容することであって、
前記第2の回転位置は、前記受容された入力にしたがって定められる、
受容すること、
をさらに含む、方法。
(1−22) 実施態様(1−21)に記載の方法において、
前記生検装置は、左側部および右側部を有するハウジングを含み、
前記左側部および右側部はそれぞれ、前記生検装置の操作に関連する前記ユーザーからの命令を受けるよう作動可能なそれぞれのユーザーインターフェース特徴部を有し、
前記第2の回転位置として前記3時の位置を使用するかまたは前記9時の位置を使用するかを選択する、前記受容された入力は、前記ユーザーインターフェース特徴部のいずれが前記ユーザーから命令を受容するかに基づく、方法。
(1−23) 生検装置の回転可能な組織サンプルホルダーを操作する方法であって、
前記組織サンプルホルダーは、複数の個別組織サンプル室を有し、
前記生検装置は、カッター内腔を画定するカッターを有する、
方法において、
前記方法は、
(a)第1の組織サンプルを受容するために前記カッター内腔に対して第1の組織サンプル室を割り出すことと、
(b)割り出された前記第1の組織サンプル室に、前記カッター内腔を通して前記第1の組織サンプルを伝達することと、
(c)前記第1の組織サンプルをユーザーに提示するために、最初に前記組織サンプルホルダーを回転させることであって、
最初に前記組織サンプルホルダーを回転させる前記動作は、割り出された位置から提示位置に前記第1の組織サンプル室を回転させるように、
回転させることと、
(d)前記第2の組織サンプルを受容するために、前記割り出された位置に第2の組織サンプル室を位置させるように、二回目に前記組織サンプルホルダーを回転させることであって、
二回目に前記組織サンプルホルダーを回転させる前記動作は、前記第1の組織サンプル室を、前記提供位置から離れるように回転させるように、
回転させることと、
(e)前記第2の組織サンプルを前記ユーザーに提示するために、三回目に前記組織サンプルホルダーを回転させることであって、
三回目に前記組織サンプルホルダーを回転させる前記動作は、前記割り出された位置から前記提示位置に前記第2の組織サンプル室を回転させるように、
回転させることと、
(f)第3の組織サンプルを受容するために、前記割り出された位置に第3の組織サンプル室を位置させるように、四回目に前記組織サンプルホルダーを回転させることであって、
四回目に前記組織サンプルホルダーを回転させる前記動作は、前記第2の組織サンプル室を、前記提示位置から離れるように回転させるように、
回転させることと、
を含む、方法。
〔実施の態様2〕
(2−1) 生体組織検査装置の動作中に、該生体組織検査装置への流体連通を制御する方法であって、前記生体組織検査装置は、軸に沿ってカッター内腔を画定するカッターを有している、方法において、
(a)前記生体組織検査装置の複数の動作モードを与えることであって、該動作モードが、サンプル収集サイクル、プローブ洗浄サイクル、カッター位置付けサイクル、吸引サイクル、および保守用の減圧パルスサイクルを含み、前記動作モードがユーザーによって選択可能である、動作モードを与えることと、
(b)前記生体組織検査装置を経由して軸方向の流体連通を与えるように構成された第1の導管を与えることであって、前記軸方向の流体連通が前記カッター内腔の前記軸に沿うものである、第1の導管を与えることと、
(c)前記生体組織検査装置を経由して横方向の流体連通を与えるように構成された第2の導管を与えることであって、前記横方向の流体連通が前記カッター内腔の前記軸に対して横方向である、第2の導管を与えることと、
(d)前記複数の動作モードからユーザーによって選択されたモードに基づいて、前記第1の導管を経由する減圧の伝達、あるいは、前記第1の導管の封止を選択的に行なうことであって、前記伝達あるいは封止の選択的な動作が前記生体組織検査装置外部の真空制御モジュール内に配設されたバルブ締付けシステムによって実行される、伝達または封止を選択に行なうことと、
(e)前記複数の動作モードから前記ユーザーによって選択されたモードに基づいて、前記第2の導管を経由する減圧、生理食塩水、または大気の伝達、あるいは、前記第2の導管の封止を選択的に行なうことであって、前記伝達あるいは封止の選択的な動作が前記生体組織検査装置外部の真空制御モジュール内に配設されたバルブ締付けシステムによって実行される、伝達または封止を選択的に行なうことと、
(f)前記複数の動作モードから前記ユーザーによって選択されたモードに基づいて、動作サイクル中に前記カッターの軸方向の位置を変更することであって、ステップ(d)および(e)に従って実行された動作が、前記複数の動作モードから前記ユーザーによって選択されたモードに基づいて、前記動作サイクル中に前記カッターの前記軸方向の位置に応じて変わる、前記カッターの軸方向の位置を変更することと、
を含む、方法。
(2−2) 生体組織検査装置を用いて得られた組織サンプルを収集するための組織サンプルホルダーであって、前記生体組織検査装置は、軸に沿ってカッター内腔を画定するカッターを有する、組織サンプルホルダーにおいて、
(a)回転可能なマニホールドであって、該マニホールドが導管と流体連通しており、前記マニホールドが第1の軸方向から横方向へ、また前記第1の軸方向とは反対方向の第2の軸方向へ戻るよう流体の方向を変えるように構成されており、前記マニホールドが前記導管から前記カッター内腔へ減圧を伝達するように構成されており、前記マニホールドが該マニホールドの中心部分から半径方向に向けて延在する複数の壁部を有する、マニホールドと、
(b)複数の組織サンプルトレイであって、該各組織サンプルトレイが複数の個別チャンバを画定する複数の壁部を有しており、前記組織サンプルトレイの前記壁部が前記マニホールドの前記壁部に係合するように構成されており、前記各チャンバが少なくとも一つの組織サンプルを保持するように構成されており、前記組織サンプルトレイが前記マニホールドと流体連通しており、前記マニホールドが前記組織サンプルトレイを経由して前記導管から前記カッター内腔へ減圧を伝達できるように前記組織サンプルトレイが構成されており、前記複数の組織サンプルトレイが前記組織サンプルホルダーから取外し可能である、組織サンプルトレイと、
(c)前記マニホールドおよび前記複数の組織サンプルトレイを取外し可能に覆うように構成されたカバー部材であって、前記マニホールドおよび前記複数の組織サンプルトレイが前記カバー部材内で回転するように構成されている、カバー部材と、
(d)組織サンプルホルダー回転機構であって、前記組織サンプルトレイのチャンバを前記カッター内腔で割り出すために前記マニホールドを回転させるように前記組織サンプルホルダー回転機構が操作可能であり、前記生体組織検査装置の第1の部分が前記生体組織検査装置の第2の部分から分離された場合に、前記組織サンプルホルダー回転機構が前記マニホールドの回転を選択的に阻止するように構成された爪部を有している、組織サンプルホルダー回転機構と、
を含む、組織サンプルホルダー。
(2−3) 生体組織検査装置を用いて得られた組織サンプルを収集するための組織サンプルホルダーであって、前記生体組織検査装置は、軸に沿ってカッター内腔を画定するカッターを有する、組織サンプルホルダーにおいて、
(a)回転可能なマニホールドであって、該マニホールドが導管と流体連通しており、前記マニホールドが第1の軸方向から横方向へ、また前記第1の軸方向とは反対方向の第2の軸方向へ戻るよう流体の方向を変えるように構成されており、前記マニホールドが前記導管から前記カッター内腔へ減圧を伝達するように構成されており、前記マニホールドが該マニホールドの中心部分から半径方向に向けて延在する複数の壁部を有する、マニホールドと、
(b)複数の組織サンプルトレイであって、該各組織サンプルトレイが複数の個別チャンバを画定する複数の壁部を有しており、前記組織サンプルトレイの前記壁部が前記マニホールドの前記壁部に係合するように構成されており、前記各チャンバが少なくとも一つの組織サンプルを保持するように構成されており、前記組織サンプルトレイが前記マニホールドと流体連通しており、前記マニホールドが前記組織サンプルトレイを経由して前記導管から前記カッター内腔へ減圧を伝達できるように前記組織サンプルトレイが構成されており、前記複数の組織サンプルトレイが前記組織サンプルホルダーから取外し可能である、組織サンプルトレイと、
(c)前記マニホールドおよび前記複数の組織サンプルトレイを取外し可能に覆うように構成されたカバー部材であって、前記マニホールドおよび前記複数の組織サンプルトレイが前記カバー部材内で回転するように構成されており、前記カバー部材が近位側の開口部、および、該近位側の開口部を選択的に覆うためのハッチ部を有している、カバー部材と、
(d)前記マニホールドに沿って延在する通路であって、該通路が前記複数のチャンバのうち、二つのチャンバ間に位置付けされており、前記通路が前記組織サンプルトレイのうち、二つのトレイ間を延在するように前記マニホールドの一部内に設けられており、前記マニホールドが前記通路を前記カッター内腔と選択的に位置合わせするように移動可能であり、機器の一部が前記通路および前記近位側の開口部を通過して前記カッター内腔内に入れるように前記通路および前記近位側の開口部が構成されており、前記通路が前記導管と前記カッター内腔との間に流体隔離を与えるように構成されている、通路と、
を含む、組織サンプルホルダー。
(2−4) 生体組織検査装置において、
前記生体組織検査装置は、
(a)プローブ部であって、該プローブ部が軸に沿ってカッター内腔を画定するカッターを有しており、前記プローブ部が組織サンプルホルダーをさらに有しており、該組織サンプルホルダーが、
(i)回転可能なマニホールドであって、該マニホールドが導管と流体連通しており、前記マニホールドが第1の軸方向から横方向へ、また前記第1の軸方向とは反対方向の第2の軸方向へ戻るよう流体の方向を変えるように構成されており、前記マニホールドが前記導管から前記カッター内腔へ減圧を伝達するように構成されており、前記マニホールドが該マニホールドの中心部分から半径方向に向けて延在する複数の壁部を有する、マニホールド;
(ii)複数の組織サンプルトレイであって、該各組織サンプルトレイが複数の個別チャンバを画定する複数の壁部を有しており、前記組織サンプルトレイの前記壁部が前記マニホールドの前記壁部に係合するように構成されており、前記各チャンバが少なくとも一つの組織サンプルを保持するように構成されており、前記組織サンプルトレイが前記マニホールドと流体連通しており、前記マニホールドが前記組織サンプルトレイを経由して前記導管から前記カッター内腔へ減圧を伝達できるように前記組織サンプルトレイが構成されており、前記複数の組織サンプルトレイが前記組織サンプルホルダーから取外し可能である、組織サンプルトレイ;および、
(iii)前記マニホールドおよび前記複数の組織サンプルトレイを取外し可能に覆うように構成されたカバー部材であって、前記マニホールドおよび前記複数の組織サンプルトレイが前記カバー部材内で回転するように構成されている、カバー部材、
を含む、プローブ部と、
(b)ホルスター部であって、前記プローブ部が前記ホルスター部に選択的に係合可能であり、前記ホルスター部が
(i)組織サンプルホルダー回転機構であって、前記組織サンプルトレイのチャンバを前記カッター内腔で割り出すために前記マニホールドを回転させるように前記組織サンプルホルダー回転機構が操作可能である、組織サンプルホルダー回転機構;および、
(ii)組織サンプルホルダー位置検知システムであって、該組織サンプルホルダー位置検知システムがエンコーダホイールおよびセンサを有しており、前記エンコーダホイールが複数のスロットを有しており、前記エンコーダホイールが前記マニホールドに付随して回転するように構成されており、前記センサが前記エンコーダホイールの回転位置を検知し、これにより前記マニホールドの回転位置を検知するように構成されている、組織サンプルホルダー位置検知システム、
を含む、ホルスター部と、
(c)前記組織サンプルホルダー回転機構および前記組織サンプルホルダー位置検知システムと連絡状態にあるコントローラであって、前記組織サンプルホルダー位置検知システムによって検知されたときの前記マニホールドの回転位置に少なくとも部分的に基づいて、前記組織サンプルホルダー回転機構を制御するように前記コントローラが操作可能である、コントローラと、
を含む、生体組織検査装置。
(2−5) 生体組織検査装置を用いて得られた組織サンプルを収集するための組織サンプルホルダーであって、前記生体組織検査装置は、軸に沿ってカッター内腔を画定するカッターを有する、組織サンプルホルダーにおいて、
(a)回転可能なマニホールドであって、該マニホールドが導管と流体連通しており、前記マニホールドが第1の軸方向から横方向へ、また前記第1の軸方向とは反対方向の第2の軸方向へ戻るよう流体の方向を変えるように構成されており、前記マニホールドが前記導管から前記カッター内腔へ減圧を伝達するように構成されており、前記マニホールドが該マニホールドの中心部分から半径方向に向けて延在する複数の壁部を有する、マニホールドと、
(b)複数の組織サンプルトレイであって、該各組織サンプルトレイが複数の個別チャンバを画定する複数の壁部を有しており、前記組織サンプルトレイの前記壁部が前記マニホールドの前記壁部に係合するように構成されており、前記各チャンバが少なくとも一つの組織サンプルを保持するように構成されており、前記組織サンプルトレイが前記マニホールドと流体連通しており、前記マニホールドが前記組織サンプルトレイを経由して前記導管から前記カッター内腔へ減圧を伝達できるように前記組織サンプルトレイが構成されており、前記複数の組織サンプルトレイが前記組織サンプルホルダーから取外し可能である、組織サンプルトレイと、
(c)組織サンプルホルダー回転機構であって、前記組織サンプルトレイのチャンバを前記カッター内腔で割り出すために前記マニホールドを回転させるように前記組織サンプルホルダー回転機構が操作可能であり、前記生体組織検査装置の第1の部分が前記生体組織検査装置の第2の部分から分離された場合に、前記組織サンプルホルダー回転機構が前記マニホールドの回転を選択的に阻止するように構成された爪部を有している、組織サンプルホルダー回転機構と、
(d)前記組織サンプルホルダー回転機構と連絡状態にあるコントローラであって、該コントローラは、チャンバ内に収集された組織サンプルをユーザーに示すための表示位置まで前記マニホールドを回転させるように構成されており、前記組織サンプルが前記チャンバ内に収集された場合に、前記マニホールドは第1の位置にあり、前記表示位置は前記第1の位置から約90°の角度位置にあり、前記コントローラは、他の組織サンプルを採取するように前記生体組織検査装置に指示するユーザー入力に応じて前記マニホールドを第3の位置に回転させるようにさらに構成されており、前記第3の位置では空のチャンバが前記カッター内腔に位置合わせされており、前記空のチャンバは、収集された前記組織サンプルが存在する前記チャンバに隣接している、コントローラと、
を含む、組織サンプルホルダー。
(2−6) 生体組織検査装置において、
前記生体組織検査装置が、
(a)生体組織検査用プローブであって、該生体組織検査用プローブが、
(i)組織穿刺用先端部を有するカニューレであって、該カニューレが前記先端部の近位側に形成された横方向開口部を有しており、前記カニューレが第1の内腔部を第2の内腔部から分離する壁部を有しており、該壁部が、該壁部を貫通して形成された複数の開口部を有している、カニューレ、および、
(ii)前記カニューレの前記第1の内腔部内に配設されたカッターであって、前記カニューレが、前記横方向開口部を経由して突出する組織の一部を切除するために前記カニューレ内で並進移動可能であり、前記カッターが前記カニューレ内で回転可能であり、前記カッターがカッター内腔を画定している、カッター、
を含む、生体組織検査用プローブと、
(b)ホルスターであって、前記生体組織検査用プローブが前記ホルスターと選択的に連結されるように構成されており、前記ホルスターが、
(i)前記カニューレ内で前記カッターを並進移動させるように操作可能である機構、
(ii)前記カニューレ内で前記カッターを回転させるように操作可能である機構、ならびに、
(iii)薄膜スイッチを有する膜部によって与えられたユーザー・インターフェースであって、該ユーザー・インターフェースが、
(A)前記横方向開口部に対する、前記カニューレ内の前記カッターの長さ方向の位置を示す、照らされた表示部、
(B)前記カニューレ内の前記カッターの長さ方向の位置を選択的にかつ漸増的に調節するように操作可能である一つ以上のボタン、
(C)エラー状態を示すように構成されたトラブル表示点灯部、
(D)サンプル収集サイクルを開始するように操作可能であるボタンであって、前記サンプル収集サイクルが、前記カッター内腔を経由して真空引きを行うこと、および、前記カッターを回転させ、かつ、並進移動させることを含む、ボタン、
(E)プローブ洗浄サイクルを開始するように操作可能であるボタンであって、前記プローブ洗浄サイクルが、前記カッター内腔を経由して真空引きを行うこと、および、前記カニューレ内で前記カッターを往復移動させることを含む、ボタン、
(F)横方向の減圧処理サイクルを開始するように操作可能であるボタンであって、前記横方向の減圧処理サイクルが前記第2の内腔部を経由して前記壁部内の前記複数の開口部を通して真空引きを行うことを含む、ボタン、および、
(G)前記カニューレの射出準備および射出動作を行うように操作可能であるトリガー、
を含む、ユーザー・インターフェース、
を含む、ホルスターと、
を含む、生体組織検査装置。
(2−7) 生体組織検査システムにおいて、
前記生体組織検査システムが、
(a)患者から組織サンプルを採取するように構成された生体組織検査装置であって、該生体組織検査装置が、
(i)組織穿刺用先端部を有するカニューレであって、該カニューレが前記先端部の近位側に形成された横方向開口部を有しており、前記カニューレが第1の内腔部を第2の内腔部から分離する壁部を有しており、該壁部が、該壁部を貫通して形成された複数の開口部を有している、カニューレ、
(ii)前記カニューレの前記第1の内腔部内に配設されたカッターであって、前記カニューレが、前記横方向開口部を経由して突出する組織の一部を切除するために前記カニューレ内で並進移動可能であり、前記カッターが前記カニューレ内で回転可能であり、前記カッターがカッター内腔を画定している、カッター、および、
(iii)複数の個別の組織チャンバを有する回転可能な組織サンプルホルダーであって、前記各チャンバが、前記カッター内腔を経由して近位方向に伝達されたそれぞれの組織サンプルを保持するように構成されており、前記組織サンプルホルダーが、前記チャンバ内に複数の組織サンプルを連続的に収集するために回転するように操作可能である、組織サンプルホルダー、
を含む、生体組織検査装置と、
(b)真空制御モジュールであって、該真空制御モジュールが前記カッター内腔および前記第2の内腔部と選択的な連絡状態となる真空源を有しており、前記真空制御モジュールがスピーカーをさらに有しており、前記真空制御モジュールがユーザー・インターフェースを一括して与えるように構成された表示部および複数の容量性スイッチをさらに有しており、前記ユーザー・インターフェースが前記生体組織検査装置の動作を制御するボタンおよびアイコンを表示しており、該アイコンが、
(i)前記横方向開口部に対する前記カッターの位置を示す針穴絞り用のアイコン、
(ii)前記生体組織検査システムがサンプル観察モードにあるか否かを示すサンプル観察用のアイコン、
(iii)前記複数の容量性スイッチのうちの一つのスイッチによって与えられた隣接のボタンが前記回転可能な組織サンプルホルダーの位置を再設定するように操作可能であることを示す回転装置の再設定用のアイコン、
(iv)前記生体組織検査システムが保守用の減圧パルスモードにあるか否かを示す保守減圧パルス用のアイコン、
(v)前記真空源によって与えられた真空度レベルを示す真空度レベル用のアイコン、
(vi)前記スピーカーを経由して伝達された音の音量を示す音量レベル用のアイコン、
(vii)前記複数の容量性スイッチのうちの一つのスイッチによって与えられた隣接のボタンが前記生体組織検査システムを待機状態に置くように操作可能であることを示す待機状態用のアイコン、および、
(viii)前記複数の容量性スイッチのうちの一つのスイッチによって与えられた隣接のボタンが前記生体組織検査システムの動作を停止させるように操作可能であることを示す動作停止用のアイコン、
を含む、真空制御モジュールと、
を含み、
前記容量性スイッチの少なくとも一部が前記各アイコンに関連した対応のボタンを与えるように構成されており、前記各ボタンが、該ボタンに関連した前記アイコンに従って前記生体組織検査システムの状態を変更するように操作可能であり、
前記針穴絞り用のアイコン、前記サンプル観察用のアイコン、前記回転装置の再設定用のアイコン、および前記保守減圧パルス用のアイコンが、前記ユーザー・インターフェースによって与えられたプローブ用ページ上に与えられており、
前記真空度レベル用のアイコン、前記音量レベル用のアイコン、前記待機状態用のアイコン、および前記動作停止用のアイコンが、前記ユーザー・インターフェースによって与えられたシステム用ページ上に与えられており、
前記容量性スイッチの一つが前記プローブ用ページと前記システム用ページとの間を繰り返すように操作可能であるボタンを与えており、
前記スピーカーが前記各ボタンの作動と一意的に関連した音を発するように構成されている、生体組織検査システム。
(2−8) 生体組織検査システムにおいて、
前記生体組織検査システムが、
(a)患者から組織サンプルを採取するように構成された生体組織検査装置であって、該生体組織検査装置が、
(i)組織穿刺用先端部を有するカニューレであって、該カニューレが前記先端部の近位側に形成された横方向開口部を有しており、前記カニューレが第1の内腔部を第2の内腔部から分離する壁部を有しており、該壁部が、該壁部を貫通して形成された複数の開口部を有している、カニューレ、
(ii)前記カニューレの前記第1の内腔部内に配設されたカッターであって、前記カニューレが、前記横方向開口部を経由して突出する組織の一部を切除するために前記カニューレ内で並進移動可能であり、前記カッターが前記カニューレ内で回転可能であり、前記カッターがカッター内腔を画定している、カッター、および、
(iii)複数の個別の組織チャンバを有する回転可能な組織サンプルホルダーであって、前記各チャンバが、前記カッター内腔を経由して近位方向に伝達されたそれぞれの組織サンプルを保持するように構成されており、前記組織サンプルホルダーが、前記チャンバ内に複数の組織サンプルを連続的に収集するために回転するように操作可能である、組織サンプルホルダー、
を含む、生体組織検査装置と、
(b)真空制御モジュールであって、該真空制御モジュールが前記カッター内腔および前記第2の内腔部と選択的な連絡状態となる真空源を有しており、前記真空制御モジュールがスピーカーをさらに有しており、前記真空制御モジュールがグラフィカル・ユーザー・インターフェースを一括して与えるように構成された表示部および複数の容量性スイッチをさらに有しており、前記グラフィカル・ユーザー・インターフェースが複数の機能を果たすように操作可能であり、該複数の機能が、
(i)前記横方向開口部に対する前記カッターの位置を変更すること、
(ii)サンプル観察モードを選択的に作動すること、
(iii)前記回転可能な組織サンプルホルダーの位置を再設定すること、
(iv)保守用の減圧パルスモードを選択的に作動すること、
(v)前記真空源によって与えられた真空度レベルを変更すること、
(vi)前記スピーカーから発せられた音の音量レベルを変更すること、
(vii)前記生体組織検査システムを待機状態モードに選択的に置くこと、および、
(viii)前記生体組織検査システムの動作を選択的に停止させること、
を含む、真空制御モジュールと、
を含む、生体組織検査システム。
(2−9) 生体組織検査システムにおいて、
前記生体組織検査システムが、
(a)患者から組織サンプルを採取するように構成された生体組織検査装置であって、該生体組織検査装置が、
(i)組織穿刺用先端部を有するカニューレであって、該カニューレが前記先端部の近位側に形成された横方向開口部を有しており、前記カニューレが第1の内腔部を第2の内腔部から分離する壁部を有しており、該壁部が、該壁部を貫通して形成された複数の開口部を有している、カニューレ、および、
(ii)前記カニューレの前記第1の内腔部内に配設されたカッターであって、前記カニューレが、前記横方向開口部を経由して突出する組織の一部を切除するために前記カニューレ内で並進移動可能であり、前記カッターが前記カニューレ内で回転可能であり、前記カッターがカッター内腔を画定している、カッター、
を含む、生体組織検査装置と、
(b)前記カッター内腔と流体連通した第1のチューブであって、該第1のチューブがさらに真空源と流体連通している、第1のチューブと、
(c)針マニホールドを経由して前記第2の内腔部と流体連通した第2のチューブであって、該第2のチューブがさらに真空源と流体連通している、第2のチューブと、
(d)前記第2のチューブと流体連通した第3のチューブであって、該第3のチューブがさらに大気と流体連通している、第3のチューブと、
(e)前記第2のチューブと流体連通した第4のチューブであって、該第3のチューブがさらに生理食塩水の供給源と流体連通している、第4のチューブと、
(f)真空キャニスターであって、該真空キャニスターが前記第1のチューブおよび前記第2のチューブを経由して吸引した流体を収集するように構成されており、前記真空キャニスターが蓋部を有しており、該蓋部がその内部に形成された複数の溝部を有しており、前記第1のチューブ、前記第2のチューブ、前記第3のチューブ、および前記第4のチューブが、前記複数の溝部内に部分的に配設されており、前記蓋部が、前記第1のチューブ、前記第2のチューブ、前記第3のチューブ、および前記第4のチューブを経由する流体の伝達を選択的に阻止するために、前記第1のチューブ、前記第2のチューブ、前記第3のチューブ、および前記第4のチューブを締め付けるための複数の係合領域を有している、真空キャニスターと、
(g)真空制御モジュールであって、該真空制御モジュールが、
(i)前記真空源、
(ii)前記真空キャニスターを挿入した状態で収容するための区画部、
(iii)複数のソレノイドであって、該各ソレノイドが、前記第1のチューブ、前記第2のチューブ、前記第3のチューブ、および前記第4のチューブのうち、前記各ソレノイドに対応する一つのチューブに関連しており、前記各ソレノイドが、該ソレノイドに対応するロッドを作動させるように構成されている、ソレノイド、および、
(iv)複数の先端部であって、該各先端部が、前記ロッドのうち対応する1つのロッドに固定されており、該各先端部が、関連した係合領域に対して、前記第1のチューブ、前記第2のチューブ、前記第3のチューブ、および前記第4のチューブのうち、前記各先端部に対応する一つのチューブを締め付けて該対応のチューブを経由する流体の伝達を阻止するように構成されている、先端部、
を含む、真空制御モジュールと、
を含み、
前記第1のチューブ、前記第2のチューブ、前記第3のチューブ、または前記第4のチューブの一つ以上のチューブが、該チューブの一部を貫通して形成された複数の長さ方向外側スロットを有している、生体組織検査システム。
(2−10) 生体組織検査用プローブにおいて、
前記生体組織検査用プローブが、
(a)組織穿刺用先端部を有するカニューレであって、該カニューレが前記先端部の近位側に形成された横方向開口部を有しており、前記カニューレが第1の内腔部を第2の内腔部から分離する壁部を有しており、該壁部が、該壁部を貫通して形成された複数の開口部を有している、カニューレと、
(b)前記カニューレの前記第1の内腔部内に配設されたカッターであって、前記カニューレが、前記横方向開口部を経由して突出する組織の一部を切除するために前記カニューレ内で並進移動可能であり、前記カッターが前記カニューレ内で回転可能であり、前記カッターがカッター内腔を画定している、カッターと、
(c)前記カニューレに固定された針ハブであって、該針ハブが、前記カニューレによって画定された軸周りに前記カニューレを手動で回転させるために操作可能である指回し式制御装置を有しており、前記針ハブが第1のギアをさらに有しており、該第1のギアが、ノブならびに複数のギアおよびシャフトの回転に応じて前記カニューレを回転させるように操作可能である針回転機構の第2のギアと噛合するように操作可能である、針ハブと、
(d)前記カッターを回転させ、かつ、並進移動させるように操作可能であるカッター回転及び並進移動機構と、
(e)本体部であって、該本体部がタブを有しており、該タブが押し下げられるか、あるいは、取り外されるまで、前記本体部に対する前記カニューレおよび前記針ハブの軸方向の位置を保持するように前記タブが構成されており、前記タブが押し下げられた後のみ、あるいは、取り外された後のみに前記本体部から前記カニューレおよび前記針ハブが軸方向に引き出され得るように前記本体部が構成されており、前記タブが押し下げられ、あるいは、取り外され、かつ、前記カッター回転及び並進移動機構の第1の部分が前記カッター回転及び並進移動機構の第2の部分からネジ固定を解除された後のみに、前記本体部から前記カッターが軸方向に引き出され得るように前記本体部が構成されている、本体部と、
を含む、生体組織検査用プローブ。
(2−11) 患者から組織サンプルを採取するように構成された生体組織検査装置において、
前記生体組織検査装置が、
(a)プローブ部であって、該プローブ部が、
(i)組織穿刺用先端部を有するカニューレであって、該カニューレが前記先端部の近位側に形成された横方向開口部を有しており、前記カニューレが第1の内腔部を第2の内腔部から分離する壁部を有しており、該壁部が、該壁部を貫通して形成された複数の開口部を有している、カニューレ、
(ii)前記カニューレの前記第1の内腔部内に配設されたカッターであって、前記カニューレが、前記横方向開口部を経由して突出する組織の一部を切除するために前記カニューレ内で並進移動可能であり、前記カッターが前記カニューレ内で回転可能であり、前記カッターがカッター内腔を画定している、カッター、ならびに、
(iii)複数の個別の組織チャンバを有する回転可能な組織サンプルホルダーであって、前記各チャンバが、前記カッター内腔を経由して近位方向に伝達されたそれぞれの組織サンプルを保持するように構成されており、前記組織サンプルホルダーが、前記チャンバ内に複数の組織サンプルを連続的に収集するために回転するように操作可能であり、前記回転可能な組織サンプルホルダーが、シャフト、マニホールド、およびカップを有しており、前記シャフト、前記マニホールド、および前記カップが、透明または半透明である、組織サンプルホルダー、
を含む、プローブ部と、
(b)ホルスター部であって、前記プローブ部が該ホルスター部に選択的に係合可能であり、前記ホルスター部が、
(i)カッター回転及び並進移動機構であって、該カッター回転及び並進移動機構が前記カッターを回転させ、かつ、並進移動させるように操作可能である、カッター回転及び並進移動機構、
(ii)組織サンプルホルダー回転機構であって、該組織サンプルホルダー回転機構が前記組織サンプルホルダーを回転させるように操作可能である、組織サンプルホルダー回転機構、および、
(iii)複数の発光ダイオードであって、該発光ダイオードが前記回転可能な組織サンプルホルダーを照らすように構成されており、前記複数の発光ダイオードのうちの第1の発光ダイオードが前記組織サンプルホルダーの前記シャフトに位置合わせされており、前記複数の発光ダイオードのうちの第2および第3の発光ダイオードが前記組織サンプルホルダーの前記シャフトに対して横方向に位置付けされている、発光ダイオード、
を含む、ホルスター部と、
を含む、生体組織検査装置。
(2−12) 生体組織検査装置において、
前記生体組織検査装置が、
(a)生体組織検査用プローブであって、該生体組織検査用プローブが、
(i)組織穿刺用先端部を有するカニューレであって、該カニューレが前記先端部の近位側に形成された横方向開口部を有しており、前記カニューレが第1の内腔部を第2の内腔部から分離する壁部を有しており、該壁部が、該壁部を貫通して形成された複数の開口部を有している、カニューレ、
(ii)前記カニューレの前記第1の内腔部内に配設されたカッターであって、前記カニューレが、前記横方向開口部を経由して突出する組織の一部を切除するために前記カニューレ内で並進移動可能であり、前記カッターが前記カニューレ内で回転可能であり、前記カッターがカッター内腔を画定している、カッター、および、
(iii)本体部であって、前記カニューレが該本体部に対して長さ方向に移動可能である、本体部、
を含む、生体組織検査用プローブと、
(b)ホルスターであって、前記生体組織検査用プローブが前記ホルスターに選択的に連結されるように構成されており、前記ホルスターが、
(i)前記カニューレ内で前記カッターを並進移動させ、かつ、前記カニューレ内で前記カッターを回転させるように操作可能である機構、
(ii)針射出機構であって、該針射出機構が、
(A)前記カニューレと操作可能に連結されたフォーク部、
(B)前記フォークと連結された射出用ロッド、
(C)前記フォークを遠位側位置に向けて弾性的に付勢するバネ、
(D)前記射出用ロッドに連結されたネジ式ギア、
(E)前記射出用ロッドの近位端に位置付けされたソリ部、
(F)前記ソリ部が近位側位置に向けて動かされた場合に前記ソリ部に選択的に係合するように構成された捕捉部、および、
(G)前記ネジ式ギアと連絡状態にあるモータ及びギア集合体、を含み、
前記ネジ式ギアが、前記モータ及びギア集合体によって伝達される回転運動を、前記ソリ部を前記捕捉部に係合するために前記射出用ロッドを近位方向に移動させる直線運動に変換するように操作可能であり、前記モータ、前記ネジ式ギア、および前記射出用ロッドが、前記ソリ部が前記捕捉部に係合した後に前記射出用ロッドに対して前記ネジ式ギアを遠位方向に並進移動させるようにさらに構成されている、
針射出機構、
(iii)前記針射出機構の射出準備を行うために前記モータを作動させるように操作可能であるトリガーであって、前記針射出機構は、前記ソリ部が前記捕捉部に係合されると射出準備される、トリガー、ならびに、
(iv)前記ソリ部を前記捕捉部から係合解除することによって前記カニューレを射出するように操作可能であるトリガー及びボタン対であって、前記カニューレが、前記生体組織検査用プローブの前記本体部に対して前記フォーク部および前記カニューレを遠位方向に付勢する前記バネによって射出される、トリガー及びボタン対、
を含む、ホルスターと、
を含む、生体組織検査装置。
(2−13) 生体組織検査装置において、
前記生体組織検査装置が、
(a)生体組織検査用プローブであって、該生体組織検査用プローブが、
(i)組織穿刺用先端部を有するカニューレであって、該カニューレが前記先端部の近位側に形成された横方向開口部を有しており、前記カニューレが第1の内腔部を第2の内腔部から分離する壁部を有しており、該壁部が、該壁部を貫通して形成された複数の開口部を有している、カニューレ、
(ii)前記カニューレの前記第1の内腔部内に配設されたカッターであって、前記カニューレが、前記横方向開口部を経由して突出する組織の一部を切除するために前記カニューレ内で並進移動可能であり、前記カッターが前記カニューレ内で回転可能であり、前記カッターがカッター内腔を画定している、カッター、
(iii)本体部、ならびに、
(iv)カッター回転及び並進移動機構であって、該カッター回転及び並進移動機構が、
(A)前記カッターに一体固定されたスリーブであって、該スリーブが雄ネジ山を有する第1の部分および外側フラット部を有する第2の部分を有している、スリーブ、
(B)前記本体部に固定されたナットであって、該ナットが前記スリーブの前記雄ネジ山に係合するように構成された雌ネジ山を有しており、これにより、前記カッターが、前記スリーブの前記第1の部分が前記ナット内で回転する場合に長さ方向に並進移動することになり、前記雌ネジ山および前記雄ネジ山が、1インチ(2.5センチメートル)当たり約40個〜約50個のネジ山を与える相補的なファインピッチを有している、ナット、
(C)前記スリーブの前記第2の部分上でスライドさせられる第1のギアであって、該第1のギアが内側フラット部を有しており、前記第1のギアの回転が前記スリーブの回転を引き起こすように前記スリーブの前記外側フラット部に係合するように前記第1のギアの前記内側フラット部が構成されており、前記第1のギアが前記スリーブの前記第2の部分に沿って長さ方向に並進移動するように構成されている、第1のギア、
を含む、カッター回転及び並進移動機構、
を含む、生体組織検査用プローブと、
(b)ホルスターであって、前記生体組織検査用プローブが該ホルスターに選択的に連結されるように構成されており、前記ホルスターが、前記カッターを前記カニューレ内で並進移動させ、かつ、前記カッターを前記カニューレ内で回転させるように操作可能である機構を有しており、該機構が、第2のギアと連絡状態にあるモータを有しており、前記第1のギアが前記第2のギアと噛合し、これにより、前記生体組織検査用プローブ前記ホルスターに連結された場合に前記モータの作動が前記カッターの回転および並進移動を同時に行わせるように構成されている、ホルスターと、
を含む、生体組織検査装置。
〔実施の態様3〕
(3−1) 生検装置において、
(a)組織塊に挿入可能な針と、
(b)前記針により受容された組織から組織サンプルを切断するため、前記針に対して可動であるカッターと、
(c)前記針の近位側に配置された組織サンプルホルダーであって、前記組織サンプルホルダーは、前記カッターによって切られた組織サンプルを受容するように作動可能であり、前記組織サンプルホルダーは、回転可能な部材を備えている、組織サンプルホルダーと、
を具備し、
前記生検装置は、前記組織サンプルホルダーから前記サンプルを除去することなく、前記生検装置のユーザーによる観察のために組織サンプルを提示するように、前記回転可能な部材を回転させるよう作動可能である、生検装置。
(3−2) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記組織サンプルホルダーは、周方向に離間した位置に前記組織サンプルを保持するように構成されており、
前記生検装置は、予め定められた時計位置での観察のために特定の組織サンプルを提示するように、前記回転可能な部材を回転させるよう作動可能である、生検装置。
(3−3) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、サンプリングされている組織塊から前記針を除去することなく、複数の組織サンプルを獲得するように作動可能であり、
前記生検装置は、前記組織サンプルが切断された後で、次の組織サンプルを切断する前に、観察のために組織サンプルを提示するように、前記回転可能な部材を回転させるよう作動可能である、生検装置。
(3−4) 実施態様(3−3)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、前記組織サンプルが切断された後で、観察のために組織サンプルを提示するように、第1の方向に前記回転可能な部材を回転させるよう作動可能であり、
前記生検装置は、次の組織サンプルを切断する前に、その反対方向に、前記回転可能な部材を回転させるように作動可能である、生検装置。
(3−5) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、切断された組織サンプルを、第1の時計位置にある前記組織サンプルホルダーに運ぶように作動可能であり、
前記生検装置は、第2の時計位置での観察のために前記組織サンプルを提示するように、前記回転可能な部材を回転させるよう作動可能である、生検装置。
(3−6) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、切断された組織サンプルを前記カッターを介して前記組織サンプルホルダーに運び、前記カッターと整列した前記組織サンプルホルダー内の位置へと入れるように作動可能であり、
前記生検装置は、観察のために前記組織サンプルを提示するように、少なくとも90度、前記回転可能な部材を回転させるよう作動可能である、生検装置。
(3−7) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、12時の位置にある前記組織サンプルホルダーに、切断された組織サンプルを運ぶように作動可能であり、
前記生検装置は、前記生検装置の側部からの観察のために前記組織サンプルを提示するように、前記回転可能部材を回転させるよう作動可能である、生検装置。
(3−8) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、前記生検装置の2つの側部のいずれ側からも観察のために前記組織サンプルを提示できるように作動可能である、生検装置。
(3−9) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、組織をサンプリングするための動作モードと、組織を観察するための別の動作モードとを含む、生検装置。
(3−10) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記回転可能な部材の回転位置を検知するためのセンサ、
をさらに具備する、生検装置。
(3−11) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記組織サンプルホルダーの前記回転可能な部材を回転させるためのモータ、
をさらに具備する、生検装置。
(3−12) 実施態様(3−1)に記載の生検装置において、
前記回転可能な部材は、マニホールドを備える、生検装置。
(3−13) 生検装置を作動させる方法において、
前記生検装置は、カッター、針、前記カッターによって切断された組織サンプルを移送するための内腔、および前記カッターによって切断された前記組織サンプルを受容するための組織サンプルホルダーを有し、
前記方法は、
(a)前記生検装置の複数の動作のモードを提供することであって、前記動作のモードは、サンプルサイクル、および少なくとも1つの他の動作のモードを含み、前記動作のモードは、ユーザーによって選択可能である、提供することと、
(b)前記複数のモードからの前記ユーザーのモード選択に基づいて、前記内腔を介して、真空、生理食塩水、または大気の少なくとも1つを選択的に伝えることと、
(c)前記組織サンプルホルダーを介して真空を伝えることと、
(d)前記カッターによって切断された組織サンプルを、前記内腔を介して前記組織サンプルホルダーに移送することと、
(e)前記組織サンプルホルダー中、離間した関係で前記切断された組織サンプルを貯蔵することと、
を含む、方法。
(3−14) 実施態様(3−13)に記載の方法において、
前記生検装置は、前記サンプルモードとは別の前記生検装置の一部を洗浄するためのモードを提供し、
前記方法は、
(a)前記生検装置の一部を洗浄するために、ユーザーの選択を受け取る、および
(b)前記生検装置の一部を洗浄するため、前記ユーザーの選択に応答して、前記針部分に対して遠位側に前記カッターを前進させながら、および/または、前記針部分に対して近位側に前記カッターを引っ込めながら、前記生検装置の一部を洗浄する、
という作用をさらに含む、方法。
(3−15) 実施態様(3−13)に記載の方法において、
前記組織サンプルホルダーの一部を回転させるという作用、
をさらに含む、方法。
(3−16) 実施態様(3−15)に記載の方法において、
前記組織サンプルホルダーの一部を回転させる工程が、組織サンプルが切断されるたびに自動的に行われる、方法。
(3−17) 実施態様(3−13)に記載の方法において、
前記生検装置は、前記組織サンプルホルダー内に保持された組織サンプルを観察するためのユーザー選択可能な動作モードをさらに提供する、方法。
(3−18) 実施態様(3−17)に記載の方法において、
(a)前記組織サンプルホルダー内に保持された組織サンプルを観察するために、ユーザーの選択を受け取ることと、
(b)前記組織サンプルホルダー内に保持された組織サンプルを観察するため、前記ユーザーの選択に応答して、前記組織サンプルホルダーの一部を回転させることと、
をさらに含む、方法。
(3−19) 実施態様(3−13)に記載の方法において、
前記生検装置は、組織サンプルを取ることなく、生検処置の間、生検部位から液体を除去するためのモードをさらに提供する、
(3−20) 実施態様(3−19)に記載の方法において、
(a)前記生検部位から液体を除去するために、ユーザーの選択を受け取ることと、
(b)前記生検部位から液体を除去するため、前記ユーザーの選択に応答して吸引サイクルを開始することと、
をさらに含む、方法。
(3−21) 実施態様(3−13)に記載の方法において、
前記生検装置は、前記生検部位から液体を除去するための動作モードをさらに提供し、
前記方法は、
(a)前記ユーザーからの入力無しで、前記生検装置が予め定められた時間、ある状態になっていたことを決定することと、
(b)前記ユーザーからの入力無しで、前記生検装置が予め定められた時間、ある状態になっていたことを決定することに応答して、前記針を介して真空を伝えることと、
をさらに含む、方法。
(3−22) 実施態様(3−13)に記載の方法において、
前記生検部位から液体を除去するためのモード、
をさらに含み、
前記生検部位から液体を除去するためのモードは、前記カッターを引っ込めること、前記生検部位から流体を除去するため、前記生検装置を介して真空を適用すること、および組織サンプルを切断することなく、前記カッターを前進させることを含む、方法。
(3−23) 実施態様(3−13)に記載の方法において、
前記カッターを並進させるという作用の間、第2の導管を介して遠位側に、第1の導管を介して近位側に、生理食塩水を伝えるという作用、
をさらに含む、方法。
(3−24) 実施態様(3−13)に記載の方法において、
前記針は、第1の内腔、および第2の内腔を含み、
前記カッターは、前記第1の内腔の中を並進し、
前記第1の内腔、および前記第2の内腔は、前記針の遠位部分に流体連通している、方法。
(3−25) 実施態様(3−24)に記載の方法において、
前記生検装置の一部を洗浄するためのモードの前記ユーザーの選択に応答して、前記第2の内腔を大気に通気させること、
をさらに含む、方法。
(3−26) 実施態様(3−13)に記載の方法において、
前記生検装置は、サンプルモード、および少なくとも1つの他のモードをさらに提供し、
前記1つの他のモードは、前記生検装置の一部を介して生理食塩水を流すことを含む、方法。
(3−27) 組織塊から切断された組織サンプルを得るように作動可能な生検システムにおいて、
(a)生検装置であって、
組織塊に挿入可能な針部分、
前記針部分によって受容された組織から組織サンプルを切断するため、針に対して可動であるカッター、および
前記カッターによって切断された組織サンプルを受容するための組織サンプルホルダー、
を備える、生検装置と、
(b)前記生検装置の少なくとも3つの異なるユーザー選択可能な動作モードを提供するユーザーインターフェースと、
を具備し、
前記生検装置の前記ユーザー選択可能な動作モードの少なくとも1つは、サンプルモードを含み、
前記ユーザー選択可能な動作モードの少なくとも1つは、非サンプリングモードである、生検システム。
(3−28) 実施態様(3−27)に記載の生検システムにおいて、
前記ユーザー選択可能な動作モードの1つは、プローブ洗浄モードを含む、生検システム。
(3−29) 実施態様(3−27)に記載の生検システムにおいて、
前記ユーザー選択可能な動作モードの1つは、前記組織サンプルホルダーに貯蔵されたサンプルの観察をもたらすように作動できる観察モードを含む、生検システム。
(3−30) 実施態様(3−27)に記載の生検システムにおいて、
前記ユーザー選択可能な動作モードの1つは、組織をサンプリングすることなく、前記針に対して前記カッターを前進させるように作動可能である、生検システム。
(3−31) 実施態様(3−27)に記載の生検システムにおいて、
前記ユーザー選択可能な動作モードの1つは、前記針部分の横方向組織受容孔の有効長さを変えるように作動可能である、生検システム。
(3−32) 実施態様(3−27)に記載の生検システムにおいて、
前記針部分は、横方向組織受容孔を含み、
前記ユーザー選択可能な動作モードの1つは、前記横方向組織受容孔の長さを有効に短くするため、予め規定されたカッターの複数の位置からのユーザー選択を提供するように作動可能である、生検システム。
(3−33) 実施態様(3−27)に記載の生検システムにおいて、
前記ユーザー選択可能な動作モードの1つは、生検部位から流体を吸引するように作動可能である、生検システム。
(3−34) 実施態様(3−27)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、予め定められた時間、組織サンプルが取り出されることなく、前記針部分が組織中に挿入されたままである際に、生検部位から流体を除去するための動作サイクルを含む、生検システム。
(3−35) 実施態様(3−34)に記載の生検システムにおいて、
前記自動的に流体を除去するための前記動作サイクルは、前記針部分に対して、前記カッターを完全にではなく部分的に引っ込めるように作動可能である、生検システム。
(3−36) 実施態様(3−35)に記載の生検システムにおいて、
自動的に流体を除去するための前記動作サイクルは、前記カッターを介して真空を適用するように作動可能である、生検システム。
(3−37) 実施態様(3−34)に記載の生検システムにおいて、
前記生検部位から流体を除去するための前記動作サイクルは、さらなるユーザー入力が提供されない場合でも、予め定められた時間内、自動的に繰り返すように作動可能である、生検システム。
(3−38) 実施態様(3−34)に記載の生検システムにおいて、
前記生検部位から流体を除去するための前記動作サイクルは、前記生検部位から流体を除去するための前記動作サイクルの間に適用された真空のレベルが、前記カッターを介して前記組織サンプルホルダーに組織サンプルを移送するために適用される真空レベルよりも小さくなるように構成されている、生検システム。
(3−39) 生検装置において、
(a)針と、
(b)前記針によって受容された組織を切断するため、前記針に対して並進するように構成されたカッターと、
(c)本体部分であって、前記針が、前記本体部分に対して長さ方向に可動であり、前記針が、前記本体部分に対して回転可能である、本体部分と、
(d)前記カッターによって切断された前記組織サンプルを受容するための組織サンプルホルダーと、
(e)針射出機構であって、前記針射出機構は、前記本体部分に対して前記針を引っ込めるためのモータを備え、前記モータは、可逆モータである、針射出機構と、
を具備する、生検装置。
(3−40) 実施態様(3−39)に記載の生検装置において、
再利用可能な部分、および使い捨ての部分、
をさらに含み、
前記再利用可能な部分は、前記針射出機構を含み、
前記使い捨ての部分は、前記針、および前記カッターを含む、生検装置。
(3−41) 実施態様(3−40)に記載の生検装置において、
前記再利用可能な部分は、ユーザーインターフェースを含む、生検装置。
(3−42) 実施態様(3−40)に記載の生検装置において、
前記再利用可能な部分は、対向する側部を有し、
前記再利用可能な部分は、前記対向する側部のそれぞれにユーザーインターフェースを有する、生検装置。
(3−43) 実施態様(3−39)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、対向する側部を有し、
ユーザーは、前記生検装置のいずれの側部から前記カッターを動かしてもよい、生検装置。
(3−44) 実施態様(3−39)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、対向する側部を有し、
ユーザーは、前記生検装置のいずれの側部から射出のために前記針を引っ込めてもよい、生検装置。
(3−45) 実施態様(3−39)に記載の生検装置において、
前記生検装置は、対向する側部を有し、
前記ユーザーは、前記生検装置のいずれの側部から前記針を射出させてもよい、生検装置。
(3−46) 実施態様(3−39)に記載の生検装置において、
前記本体部分は、プローブ部分、およびホルスター部分を含み、
前記プローブ部分は、前記ホルスター部分に対して取り外し可能に固定されている、生検装置。
(3−47) 実施態様(3−46)に記載の生検装置において、
前記針は、前記プローブ部分から延びており、
前記針射出機構は、前記ホルスター部分に設けられている、生検装置。
(3−48) 実施態様(3−46)に記載の生検装置において、
前記ホルスターは、対向する側部を有し、
前記針の射出は、前記ホルスターの前記対向する側部のいずれ側から発動されてもよい、生検装置。
(3−49) 実施態様(3−39)に記載の生検装置において、
前記生検装置の2つの側部のそれぞれにユーザーインターフェースを有し、
前記生検装置は、前記生検装置の一方の側部の前記ユーザーインターフェースを使用可能状態にし、前記生検装置の他方の側部の前記ユーザーインターフェースを使用不可状態にするように作動可能である、生検装置。
(3−50) 実施態様(3−39)に記載の生検装置において、
前記針を引っ込めるための前記モータに加えて、前記カッターを並進させるためのモータ、および前記組織サンプルホルダーの一部を回転させるためのモータ、
をさらに具備する、生検装置。
(3−51) 実施態様(3−39)に記載の生検装置におて、
針回転機構、
をさらに具備し、
前記針は、前記針の近位端の近位側の位置から回転可能である、生検装置。
(3−52) 実施態様(3−51)に記載の生検装置において、
前記生検装置の第1の側部、および第2の側部のいずれか一方からの針の回転をもたらすように構成されている、生検装置。
(3−53) 実施態様(3−39)に記載の生検装置において、
前記針は、前記生検装置の第1の側部、および第2の側部のいずれの側から回転されてもよく、
前記針は、前記生検装置の前記第1の側部、および前記第2の側部のいずれの側から射出されてもよい、生検装置。
(3−54) 生検装置と使用するための組織サンプルホルダーにおいて、
(a)回転可能な部材であって、この回転可能な部材を介して流体の流れを受容するように構成された、回転可能な部材と、
(b)前記回転可能な部材によって運ばれ、前記回転可能な部材から取り外し可能である、少なくとも1つの組織サンプル受容用部材と、
を具備する、組織サンプルホルダー。
(3−55) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記回転可能な部材の少なくとも一部の周りに配置されたカバー、
をさらに具備する、組織サンプルホルダー。
(3−56) 実施態様(3−55)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記カバーは、透明である、組織サンプルホルダー。
(3−57) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記組織サンプルホルダーは、前記生検装置から取り外し可能である、組織サンプルホルダー。
(3−58) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記少なくとも1つの組織サンプル受容用部材は、前記生検装置から前記回転可能な部材を取り外すことなく、前記回転可能な部材から取り外し可能である、組織サンプルホルダー。
(3−59) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記回転可能な部材は、少なくとも1つの放射状通路を含む、組織サンプルホルダー。
(3−60) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記回転可能な部材は、少なくとも1つの長さ方向通路を含む、組織サンプルホルダー。
(3−61) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記回転可能な部材は、少なくとも1つの環状通路を含む、組織サンプルホルダー。
(3−62) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記回転可能な部材によって運ばれる少なくとも2つの別々の組織サンプル受容用部材を具備する、組織サンプルホルダー。
(3−63) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記少なくとも1つの組織サンプル受容用部材は、離間した関係で複数の組織サンプルを保持するように構成されている、組織サンプルホルダー。
(3−64) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記少なくとも1つの組織サンプル受容用部材は、曲率に従って曲げられるように構成されている、組織サンプルホルダー。
(3−65) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記少なくとも1つの組織サンプル受容用部材は、前記回転可能な部材中の少なくとも1つの通路に流体連通をもたらすために、この組織サンプル受容用部材を貫通する複数の開口部を含む、組織サンプルホルダー。
(3−66) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記少なくとも1つの組織サンプル受容用部材は、1つもしくはそれ以上の種類の標識または他の印を含む、組織サンプルホルダー。
(3−67) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記少なくとも1つの組織サンプル受容用部材は、前記組織サンプル受容用部材によって離間した関係で保持されている別々の組織サンプルを同定するために、複数の標識または他の印を有する、組織サンプルホルダー。
(3−68) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記少なくとも1つの組織サンプル受容用部材は、ホルマリンの中に置かれるように構成されている、組織サンプルホルダー。
(3−69) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記少なくとも1つの組織サンプル受容用部材は、放射線用マーカーを含む、組織サンプルホルダー。
(3−70) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記回転可能な部材は、流体の流れを向け直すように構成されている、組織サンプルホルダー。
(3−71) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記回転可能な部材は、前記生検装置を介して生検部位に生検マーカーを配備するための器具の挿入を可能にするように構成されている、この回転可能な部材を貫通する通路を含む、組織サンプルホルダー。
(3−72) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記回転可能な部材は、マニホールドを含む、組織サンプルホルダー。
(3−73) 実施態様(3−54)に記載の組織サンプルホルダーにおいて、
前記少なくとも1つの組織サンプル受容用部材は、トレイを含む、組織サンプルホルダー。
(3−74) 組織サンプルホルダーを有する生検装置と使用するための組織サンプル受容用部材において、
前記組織サンプル受容用部材は、前記生検装置の前記組織サンプルホルダーに解放可能に受容されるように構成されており、
前記組織サンプル受容用部材は、離間した関係で少なくとも2つの組織サンプルを保持するように構成されており、
前記組織サンプル受容用部材は、この組織サンプル受容用部材を貫通する複数の流体開口部を提供している、組織サンプル受容用部材。
(3−75) 実施態様(3−74)に記載の組織サンプル受容用部材において、
トレイを含む、組織サンプル受容用部材。
(3−76) 実施態様(3−74)に記載の組織サンプル受容用部材において、
離間した関係で少なくとも3つの組織サンプルを保持するように構成されている、組織サンプル受容用部材。
(3−77) 実施態様(3−74)に記載の組織サンプル受容用部材において、
前記組織サンプル受容用部材は、曲率に従って曲げられるように構成されている、組織サンプル受容用部材。
(3−78) 実施態様(3−74)に記載の組織サンプル受容用部材において、
複数の組織サンプル受容用チャンバを画定する壁部分を含む、組織サンプル受容用部材。
(3−79) 実施態様(3−74)に記載の組織サンプル受容用部材において、
テーパー状の壁部分を含む、組織サンプル受容用部材。
(3−80) 実施態様(3−74)に記載の組織サンプル受容用部材において、
離間した場所に複数の組織サンプルを保持し、複数の標識または他の印が前記離間した場所に関連するように構成されている、組織サンプル受容用部材。
(3−81) 実施態様(3−74)に記載の組織サンプル受容用部材において、
前記生検装置から前記組織サンプル受容用部材が取り外されると、前記組織サンプル受容用部材の離間した位置に複数の組織サンプルを保持するように構成されている、組織サンプル受容用部材。
(3−82) 実施態様(3−81)に記載の組織サンプル受容用部材において、
前記組織サンプル受容用部材は、離間した場所に保持された複数の組織サンプルと共にホルマリン中に浸漬されるように構成されている、組織サンプル受容用部材。
(3−83) 実施態様(3−74)に記載の組織サンプル受容用部材において、
前記組織サンプル受容用部材上の適所に前記組織サンプルを保持するため、カバーに挿入されるように構成されている、組織サンプル受容用部材。
(3−84) 生検システムにおいて、
(a)組織に挿入可能な針と、
(b)前記針によって受容された組織を切断するために、前記針に対して並進可能なカッターと、
(c)前記カッターによって切断された組織サンプルを受容して保持するように構成された組織サンプルホルダーであって、前記組織サンプルホルダーは、前記カッターと流体連通するように構成された少なくとも1つの通路を有する回転部材を含んでいる、組織サンプルホルダーと、
を具備し、
前記生検システムは、前記カッターおよび前記回転部材を介して流体の流れをもたらすように作動可能である、生検システム。
(3−85) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記回転部材は、流体の流れを向け直すように構成されている、生検システム。
(3−86) 実施態様(3−85)に記載の生検システムにおいて、
前記回転部材は、軸方向から放射方向に液体の流れを向け直すように構成されている、生検システム。
(3−87) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、前記回転部材を介して前記カッターに真空をもたらすように作動可能である、生検システム。
(3−88) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、前記カッターを介して前記回転部材を通して生理食塩水または他の液体をもたらすように作動可能である、生検システム。
(3−89) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記針は、横方向組織受容孔を含み、
前記生検システムは、前記カッターの遠位側に側方真空をもたらし、前記カッターを通して軸方向真空をもたらすように作動可能である、生検システム。
(3−90) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、前記カッターが遠位側に前進させられたときに、前記カッターの遠位側に生理食塩水または他の液体の流れをもたらすように作動可能である、生検システム。
(3−91) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、前記カッターが並進させられたときに、真空の流れから、前記カッターの遠位側の生理食塩水または他の液体の流れへと切り換えるように作動可能である、生検システム。
(3−92) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
真空源、および生理食塩水源、
をさらに含む、生検システム。
(3−93) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記組織サンプルホルダーの回転部材の回転位置を提供するためのセンサを含む、生検システム。
(3−94) 実施態様(3−93)に記載の生検システムにおいて、
前記センサは、前記カッターに対する前記回転部材の位置の表示を提供する、生検システム。
(3−95) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、
(i)前記針の横方向組織受容孔に対して前記カッターを引っ込め、
(ii)前記組織サンプルホルダーの前記回転部材を介して前記カッターを通して真空をもたらし、
(iii)前記横方向組織受容孔に組織を引き入れ、
(iv)組織サンプルを切断するために前記カッターを前進させ、
(v)大気圧を通気すること、または前記カッターの遠位側に生理食塩水を流すことのいずれか一方をもたらし、
(vi)切断された組織サンプルを、前記カッターを通して前記回転部材に伝達する、
ように作動可能である、生検システム。
(3−96) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、
(i)前記組織サンプルホルダーの前記回転部材を通して真空をもたらし、
(ii)組織サンプルを切断するために前記カッターを前進させ、
(iii)切断された組織サンプルを前記回転部材に伝達する、
ように作動可能である、生検システム。
(3−97) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、前記カッターの遠位側に生理食塩水をもたらすように作動可能である、生検システム。
(3−98) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、前記カッターが前記針の横方向組織受容孔を覆うように前進された状態で、前記カッターの遠位側へ真空、大気通気、または生理食塩水の少なくとも1つをもたらすように作動可能である、生検システム。
(3−99) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記生検システムは、
(i)第1の組織サンプルを切断し、
(ii)前記第1の組織サンプルを前記組織サンプルホルダーに運ぶために、前記組織サンプルホルダーを通して真空をもたらし、
(iii)前記組織サンプルホルダーの前記回転部材を回転させ、
(iv)第2の組織サンプルを切断し、
(v)前記第2の組織サンプルを前記組織サンプルホルダーに運ぶために、前記組織サンプルホルダーを通して真空をもたらす、
ように作動可能であり、
前記第1および第2の組織サンプルは、離間した関係で保持される、生検システム。
(3−100) 実施態様(3−84)に記載の生検システムにおいて、
前記回転部材は、マニホールドを含む、生検システム。
(3−101) 生検装置において、
(a)本体と、
(b)組織の中に挿入可能である針であって、前記針は、前記本体に対して遠位側に延びている、針と、
(c)前記針によって受容された組織を切断するため、前記針に対して可動であるカッターであって、前記カッターは、前記カッターによって定められた長さ方向軸周りに回転可能であり、前記カッターは、前記カッターによって定められた前記長さ方向軸に沿って並進可能である、カッターと、
(d)カッター駆動機構であって、
(i)前記カッターに固定されたスリーブであって、前記スリーブは、前記カッターによって定められた前記長さ方向軸周りに位置付けられており、前記スリーブは、雄ネジ切りを有するネジ山付き部分を含む、スリーブ、
(ii)ギアであって、前記ギアは、前記カッターによって定められた前記長さ方向軸周りに位置付けられており、前記ギアは、前記カッターを回転させるように作動可能である、ギア、および
(iii)ナットであって、前記ナットは、前記カッターによって定められた前記長さ方向軸周りに位置付けられており、前記ナットは、前記スリーブの前記雄ネジ切りに係合するように位置付けられた雌ネジ切りを含み、前記雌ネジ切りおよび雄ネジ切りは、前記カッターの回転に応答して前記カッターを並進させるように作動可能である、ナット、
を備える、カッター駆動機構と、
を具備する、生検装置。
(3−102) 実施態様(3−101)に記載の生検装置において、
前記スリーブは、前記カッターの周りに外側被覆されたプラスチックを含む、生検装置。
(3−103) 実施態様(3−101)に記載の生検装置において、
前記ギアは、前記スリーブに連結されている、生検装置。
(3−104) 実施態様(3−103)に記載の生検装置において、
前記スリーブは、外部フラット部を含み、
前記ギアは、前記外部フラット部の周りに位置付けられている、生検装置。
(3−105) 実施態様(3−104)に記載の生検装置において、
前記ネジ山付き部分は、前記外部フラット部の遠位側にある、生検装置。
(3−106) 実施態様(3−103)に記載の生検装置において、
前記スリーブは、前記ギアに対して並進するように作動可能である、生検装置。
(3−107) 実施態様(3−106)に記載の生検装置において、
前記スリーブは、前記ギアが前記スリーブを回転させている間、前記ギアに対して並進するように作動可能である、生検装置。
(3−108) 実施態様(3−101)に記載の生検装置において、
前記ナットは、前記本体に対して固定されている、生検装置。
(3−109) 実施態様(3−101)に記載の生検装置において、
前記雄ネジ切りは、1インチ(2.54cm)当たり約40〜50のネジ山のピッチを有する、生検装置。
(3−110) 実施態様(3−101)に記載の生検装置において、
前記針は、組織穿刺用先端部を有する、生検装置。
(3−111) 実施態様(3−110)に記載の生検装置において、
前記針は、前記組織穿刺用先端部の近位側に設けられた横方向組織受容孔をさらに含む、生検装置。
(3−112) 実施態様(3−101)に記載の生検装置において、
前記カッターは、前記針の周りに位置付けられている、生検装置。
(3−113) 実施態様(3−101)に記載の生検装置において、
前記カッターによって切断された組織サンプルを受容するように構成された組織サンプルホルダー、
をさらに具備する、生検装置。
(3−114) 実施態様(3−101)に記載の生検装置において、
前記本体は、プローブ部分、およびホルスター部分を含み、
前記プローブ部分は、前記ホルスター部分に取り外し可能に連結するように構成されており、
前記針は、前記プローブ部分から遠位側に延びている、生検装置。
(3−115) 実施態様(3−114に記載の生検装置において、
前記カッター、前記スリーブ、前記ギア、および前記ナットは、前記プローブ部分の内部に位置付けられている、生検装置。
(3−116) 実施態様(3−115)に記載の生検装置において、
前記ギアの一部は、前記プローブ部分に対して露出されており、
前記ギアの前記露出された部分は、前記ホルスター部分に対して露出された部分を有する相補的なギアと噛み合うように構成されている、生検装置。
(3−117) 実施態様(3−116)に記載の生検装置において、
前記ホルスター部分は、前記相補的なギアを駆動するように作動可能なモータを含み、これにより、前記プローブ部分および前記ホルスター部分が一緒に連結されると、前記カッター駆動機構を駆動させる、生検装置。
(3−118) 実施態様(3−101)に記載の生検装置において、
前記カッター駆動機構は、前記ギアを駆動するように作動可能なモータをさらに含み、これにより前記カッター駆動機構を駆動させる、生検装置。
【解決手段】組織サンプルホルダーは、(a)回転可能なマニホールドであって、前記マニホールドは、導管と流体連通しており、流体を向け直すように構成されており、前記導管から前記カッター内腔へと真空を伝達するように構成されており、前記回転可能なマニホールドの遠位端に1つまたはそれ以上の遠位開口部を含み、前記真空は、前記導管から、前記遠位開口部の少なくとも1つを通って、前記回転可能なマニホールドの前記遠位端だけを通って前記カッター内腔へと伝達される、回転可能なマニホールドと、(b)前記マニホールドに関連した複数の個別の組織サンプルチャンバと、(c)前記マニホールドおよび前記組織サンプルチャンバを取り外し可能に覆うように構成されたカバー部材と、(d)組織サンプルホルダー回転機構と、を含む。