(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、エコロジーへの関心の高まりから、遊技機業界でもリユース対応が求められている。これにより、遊技機メーカでは、複数機種にわたって飾り枠を共用化し、そのリユース性を高める試みが行われている。
【0006】
しかしながら、上記のようにリユース性を高めようとした場合、飾り枠に貼り付けられる証紙については、その使用目的から、不正に転用・悪用されてしまうのは望ましくない。したがって、飾り枠を共用化するにあたり、飾り枠に設けられている証紙については、少なくとも遊技盤からの取り外しが難しくなるように飾り枠を構成することが望ましい。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、遊技盤に取り付けられる飾り枠のリユース性を高めるとともに、証紙が設けられている飾り枠を遊技盤から取り外し難くした弾球遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、遊技盤と、遊技盤に取り付けられるとともに所定の証紙が設けられる飾り枠とを備えた弾球遊技機において、前記飾り枠は、複数の構成部材から構成されるとともに、該複数の構成部材のうち、互いに隣接する2つの構成部材の一部がそれぞれ、遊技盤に対して前後に重ね合わせられた状態、かつ、重ね合わせの前後関係において、前記証紙が設けられるべき構成部材が、遊技盤側の最も後ろに配された状態で、遊技盤に取り付けられ
、前記飾り枠を構成し互いに隣接する2つの構成部材のうち、重ね合わせの前後関係において前側に位置する一方の構成部材は、裏面側から遊技盤に向けて突出する取付部を備えるとともに、重ね合わせの前後関係において後側に位置する他方の構成部材は、前記取付部が挿通されるべき挿通孔を備え、前記遊技盤には、各構成部材の挿通孔に対応する位置にそれぞれ取付孔が設けられ、各構成部材は、各取付部を取付孔に係止して抜け止め効果を発揮するものの、各構成部材を破壊することなく取り外し可能な係止構造により、遊技盤に取り付けられていることを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、証紙が設けられるべき構成部材が、重ね合わせの前後関係の最も後側に設けられることにより、この構成部材を取り外すことが難しくなる。すなわち、証紙が設けられる構成部材を取り外すためには、その前側に重ねられる他の構成部材を遊技盤から取り外さなければならず、証紙が設けられる構成部材の取り外しに手間がかかってしまう。このようにすることで、この構成部材に設けられる証紙を不正に転用しようとする者に対して、心理的な抑制効果を発揮することが可能になる。
【0010】
さらに、飾り枠を複数の構成部材に分割することにより、証紙が設けられるべき構成部材以外の構成部材を、複数機種の弾球遊技機にわたる共用部品として利用できる。これにより、遊技盤に取り付けられる飾り枠のリユース性を向上できるようになる。
【0012】
また、証紙が設けられるべき構成部材以外の各構成部材は、リユース可能になる。また、2つの構成部材を1つの係合構造で遊技盤に係止することができる。さらに、その係合構造を外部から視認できないように隠すことが可能になる。
【0013】
また、本発明によれば、
遊技盤と、遊技盤に取り付けられるとともに所定の証紙が設けられる飾り枠とを備えた弾球遊技機において、前記飾り枠は、複数の構成部材から構成されるとともに、該複数の構成部材のうち、互いに隣接する2つの構成部材の一部がそれぞれ、遊技盤に対して前後に重ね合わせられた状態、かつ、重ね合わせの前後関係において、前記証紙が設けられるべき構成部材が、遊技盤側の最も後側に配された状態で、遊技盤に取り付けられ、前記証紙が設けられるべき構成部材は、証紙が設けられる領域に隣接して、裏面側から遊技盤に向けて突出する取付部を備えるとともに、前記遊技盤には、取付部に対応する位置に取付孔が設けられ、前記証紙が設けられるべき構成部材は、取付部を取付孔に係止して抜け止め効果を発揮するとともに、構成部材を破壊しない限り取り外し不能な係止構造により、遊技盤に取り付けられている。
【0014】
かかる構成によれば、
証紙が設けられるべき構成部材が、重ね合わせの前後関係の最も後側に設けられることにより、この構成部材を取り外すことが難しくなる。すなわち、証紙が設けられる構成部材を取り外すためには、その前側に重ねられる他の構成部材を遊技盤から取り外さなければならず、証紙が設けられる構成部材の取り外しに手間がかかってしまう。このようにすることで、この構成部材に設けられる証紙を不正に転用しようとする者に対して、心理的な抑制効果を発揮することが可能になる。
さらに、飾り枠を複数の構成部材に分割することにより、証紙が設けられるべき構成部
材以外の構成部材を、複数機種の弾球遊技機にわたる共用部品として利用できる。これに
より、遊技盤に取り付けられる飾り枠のリユース性を向上できるようになる。
また、証紙が設けられるべき構成部材以外の構成部材を取り外した場合であっても、証紙が設けられるべき構成部材は、取りはずすことができなくなる。また、取付部は、証紙が設けられる領域に隣接して設けられているため、無理に取りはずした場合には、証紙が破れたり、証紙領域にクラックが生じたりする可能性が高くなる。これにより、証紙の再利用を制限することが可能になる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、遊技盤に取り付けられる飾り枠のリユース性を高めるとともに、証紙が設けられている飾り枠を遊技盤から取り外し難くすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1〜
図7は、本発明に係る弾球遊技機の一実施形態を示す。
【0018】
本実施形態に係る弾球遊技機は、
図1〜
図3に示すように、矩形状に枠組みされた外枠1と、外枠1に開閉自在に取り付けられる遊技盤保持枠(図示略)と、遊技盤保持枠の外側(前方側)に配置され、遊技盤保持枠に開閉自在に取り付けられる扉3と、扉3の内側(後方側)に配置され、遊技盤保持枠に保持される遊技盤4とを備える。なお、扉3には、内部の遊技盤4を視認できるように、透明板(例えばガラス板等)からなる窓部(図示略)が設けられている。
【0019】
そして、弾球遊技機は、遊技盤4に向けて遊技球を発射させるための発射装置(図示略)を操作するためのハンドル6と、発射装置に供給するための遊技球を貯留する受皿7と、電飾用のランプ8,…と、効果音を発生させるスピーカ9,9とを備える。さらに、弾球遊技機は、各部を制御すべく、主制御部及び副制御部を有する制御部(図示略)と、所定の条件で遊技球を払い出す払出装置(図示略)とを内部に備える。
【0020】
遊技盤4は、所定の情報を表示する表示装置4aと、発射装置から発射された遊技球を上部に導くためのガイドレール5と、遊技球が通過可能なゲート4bと、遊技球が入球可能な入球口4cと、遊技球を機内に回収するための回収口4dと、遊技球がゲート及び入球口4cに入球したことをそれぞれ検出する複数の検出部(図示略)と、所定の入球口を開閉させる開閉手段4eと、その盤面に装飾を施すための飾り枠10とを備える。
【0021】
なお、遊技盤4には、多数の遊技釘(図示略)が打設されており、遊技領域を転動する遊技球、即ち、上部に導かれた遊技球が、複数の遊技釘に衝突を繰り返しつつ、又は遊技釘間を通って下方に落下する。
【0022】
遊技盤4は、
図2に示すように、その表面に設けられる飾り枠10を有する。この飾り枠10は、複数(図例では3つ)に分割されている。
【0023】
具体的には、飾り枠10は、第1構成部材11と、第1構成部材11に接触するように遊技盤4に取り付けられる第2構成部材12と、この第2構成部材12に接触するように遊技盤4に取り付けられる第3構成部材13とを備える。また、遊技盤4は、
図3、
図7に示すように、第1構成部材11を取り付けるための第1取付孔41と、第2構成部材12を取り付けるための第2取付孔42と、第3構成部材13を取り付けるための第3取付孔43とを備える。
【0024】
第1構成部材11の下部の表面には、証紙を貼り付ける証紙貼付部15が設けられている。この証紙貼付部15には、弾球遊技機の製造業者名が掲載された証紙が貼り付けられ、証紙の上部には製造番号や製造業者名、製造年、製造月をそれぞれ記号で表した製造番号票が貼り付けられている。
【0025】
また、第1構成部材11は、所定の方向に突出する突起部17と、遊技盤4の第1取付孔41に取り付けられる第1取付部18とを備える。
【0026】
第1構成部材11の突起部17は、
図3、
図4に示すように、第1構成部材11の上部から上方に突出するように形成されている。この突起部17は板状に構成されている。また、この突起部17は、後述する第2構成部材12の第2取付部22が挿通される挿通孔19を備える。挿通孔19は、突起部17の厚さ方向に貫通して形成されている。
【0027】
第1取付部18は、
図3、
図4に示すように、第1構成部材11の背面側から後方に突出する突起部である。第1取付部18は、円柱状(又はテーパ状)に構成される。この第1取付部18の径は、遊技盤4の第1取付孔41の径より若干大きく形成される。これにより、第1取付部18は、遊技盤4の第1取付孔41に圧入される。さらに、第1取付部18は、遊技盤4の裏面側からの熱溶着によって、抜けはずれないように遊技盤4に固定される。
【0028】
第2構成部材12は、所定の方向に突出する突起部21と、遊技盤4の第2取付孔42に取り付けられる第2取付部22を備える。
【0029】
第2構成部材12の突起部21は、
図3、
図5に示すように、第2構成部材12の下部から下方に突出するように形成されている。この突起部21は板状に構成されている。また、この突起部21は、後述する第3構成部材13の第3取付部26が挿通される挿通孔23を備える。挿通孔23は、突起部21の厚さ方向に貫通して形成されている。
【0030】
第2取付部22は、
図3、
図5に示すように、第2構成部材12の背面側から後方に突出する突起部である。第2取付部22は、円柱状(又はテーパ状)に構成される。この第2取付部22の径は、第1構成部材11の突起部17に形成される挿通孔19の径よりも小さく形成されている。また、この第2取付部22の径は、遊技盤4の第2取付孔42の径より若干大きく形成される。これにより、第2取付部22は、第1構成部材11の突起部17における挿通孔19に挿通されるとともに、しまりばめによって遊技盤4の第2取付孔42に固定される。
【0031】
第3構成部材13は、遊技盤4の第3取付孔43に取り付けられる第3取付部26を備える。第3取付部26は、
図3、
図6に示すように、第3構成部材13の背面側から後方に突出する突起部である。この第3取付部26は、円柱状(又はテーパ状)に構成される。この第3取付部26の径は、第2構成部材12の突起部21に形成される挿通孔23の径よりも小さく形成されている。また、この第3取付部26の径は、遊技盤4の第3取付孔43の径より若干大きく形成される。これにより、第3取付部26は、第2構成部材12の突起部21における挿通孔23に挿通されるとともに、しまりばめによって遊技盤4の第3取付孔43に固定される。
【0032】
飾り枠10は、遊技盤4に対して以下の方法によって取り付けられる。
【0033】
最初に、第1構成部材11が遊技盤4に取り付けられる。具体的には、第1構成部材11の第1取付部18が、遊技盤の第1取付孔41に嵌め込まれる。さらに、この第1取付部18は、遊技盤4に裏面側から熱溶着される。これにより、第1構成部材11は、遊技盤4に取り外しできないように固定される。このとき、第1構成部材11は、その突起部17の挿通孔19が遊技盤4の第2取付孔42に一致するように位置付けられる。
【0034】
次に、第2構成部材12が遊技盤4に取り付けられる。具体的には、第2構成部材12の第2取付部22が、第1構成部材11の突起部17に形成されている挿通孔19に挿通されるとともに、遊技盤4の第2取付孔42に嵌め込まれる。これにより、第2構成部材12は、遊技盤4に固定される。このとき、第2構成部材12の一部は、第1構成部材11の突起部17に重ねられることになる。この状態において、第2構成部材12は、その突起部21の挿通孔23が遊技盤4の第3取付孔43に一致するように位置付けられる。
【0035】
最後に、第3構成部材13が遊技盤4に取り付けられる。具体的には、第3構成部材13の第3取付部26が、第2構成部材12の突起部21に形成されている挿通孔23に挿通されるとともに、遊技盤4の第3取付孔43に嵌め込まれる。これにより、第3構成部材13は、遊技盤4に固定される。このとき、第3構成部材13の一部は、第2構成部材12の突起部21に重ねられることになる。
【0036】
以上によって、飾り枠10の遊技盤4への取り付けが完了する。
【0037】
以上説明したように、遊技盤4が弾球遊技機に取り付けられた状態において、飾り枠10は、互いに隣接する2つの構成部材の一部がそれぞれ、遊技盤4に対して前後に重ね合わせられた状態になる。すなわち、隣接する第1構成部材11と第2構成部材12との重ね合わせの関係では、第2構成部材12の一部が第1構成部材11の一部である突起部17に重ねられる。このとき、重ね合わせの前後関係では、第2構成部材12の一部が、第1構成部材11の一部よりも前側に位置することになる。
【0038】
また、隣接する第2構成部材12と第3構成部材13との重ね合わせの関係では、第3構成部材13の一部が、第2構成部材12の一部である突起部21に重ね合わせられる。このとき、重ね合わせの前後関係では、第3構成部13の一部が、第2構成部材12の一部よりも前側に位置することになる。
【0039】
したがって、第1構成部材11、第2構成部材12、及び第3構成部材13における重ね合わせの前後関係では、証紙が設けられるべき第1構成部材11は、最も後側の遊技盤4側で配された状態で遊技盤4に取り付けられている。また、第3構成部材13は、最も前側に位置することになる。第2構成部材12は、第1構成部材11よりも前側で、第3構成部材13よりも後側に位置することになる。
【0040】
また、上記構成の遊技盤4では、飾り枠10を構成し互いに隣接する2つの構成部材のうち、重ね合わせの前後関係において前側に位置する一方の構成部材は、裏面側から遊技盤4に向けて突出する取付部を備え、後側に位置する他方の構成部材は、その周縁部から外側に向けて突設された突起部に、取付部が挿通されるべき挿通孔を備えることになる。具体的には、互いに隣接する第1構成部材11と第2構成部材12とにおける重ね合わせの前後関係においては、前側に位置する第2構成部材12は、その裏面側から遊技盤4に向けて突出する第2取付部22を備える。さらに、後側に位置する第1構成部材11は、その周縁部から外側(例えば上方)に向けて突出する突起部17に、第2取付部22が挿通されるべき挿通孔19を備える。
【0041】
同様に、互いに隣接する第2構成部材12と第3構成部材13における重ね合わせの前後関係においては、前側に位置する第3構成部材13は、その裏面側から遊技盤4に向けて突出する第3取付部26を備える。さらに、後側に位置する第2構成部材12は、その周縁部から外側(例えば下方)に向けて突出する突起部21に、第3取付部26が挿通される挿通孔23を備える。
【0042】
なお、各構成部材11〜13における「裏面」とは、各構成部材11〜13の後側の面であり、遊技盤4に対向する面のことをいう。
【0043】
また、遊技盤4には、各構成部材11、12に形成される挿通孔19、23に対応する位置にそれぞれ取付孔42、43が設けられることになる。さらに、第1構成部材11を除く各構成部材12、13は、各取付部22、26を取付孔42、43に係止して抜け止め効果を発揮することになる。この係止構造は、各構成部材12、13を破壊することなく取り外し可能な構造である。これにより、第2構成部材12及び第3構成部材13のリユース性を向上させることが可能になる。
【0044】
一方、証紙が設けられるべき第1構成部材11は、証紙が設けられる領域である証紙貼付部15に隣接して、裏面側から遊技盤に向けて突出する第1取付部18を備える。遊技盤4には、この第1取付部18に対応する位置に第1取付孔41が設けられる。第1構成部材11は、第1取付部18を第1取付孔41に係止させることにより抜け止め効果を発揮するが、この係止構造は、第1取付部18が熱溶着によって第1取付孔41に固定されていることから、第1構成部材11を破壊しない限り取り外し不能なものになる。これにより、第1構成部材11を遊技盤4から取りはずして証紙が再利用されるということが制限されることになる。
【0045】
以上説明した本発明に係る弾球遊技機によれば、飾り枠10を遊技盤4に取り付ける際に、第1構成部材11の突起部17に第2構成部材12の一部を重ね、さらに、第2構成部材12の突起部21に第3構成部材13の一部を重ねて設けることで、第1構成部材11に設けられる証紙貼付部15を遊技盤4から取り外すことが難しくなる。すなわち、第1構成部材11を取り外すには、必ず第2構成部材12を取り外さなければならず、この第2構成部材12を取り外すには、第3構成部材13を取り外さなければならない。したがって、弾球遊技機は、第1構成部材11を遊技盤4から取り外すために手間がかかるようになっているのである。
【0046】
これによって、証紙を貼り付ける証紙貼付部15が設けられている第1構成部材11を取り外して、転用しようとする場合に、その取り外しに非常に時間がかかることになる。したがって、証紙を転用して悪用しようとする行為を抑止することが可能になる。
【0047】
さらに、飾り枠10を第1構成部材11、第2構成部材12、及び第3構成部材13の3つに分割することによって、例えば、証紙貼付部が設けられていない第2構成部材12や第3構成部材13を、共用部品として、弾球遊技機の他の機種に利用することも可能になる。これによって、弾球遊技機のリユース性を向上することが可能になる。
【0048】
さらに、第2構成部材12は、第1構成部材11への一部の重ね合わせと、第2取付部22の第2取付孔42への取り付けとを同時に行うことができることから、その取り付け作業を効率良く行うことができる。同様に、第3構成部材13についても、第2構成部材12への一部の重ね合わせと、第3取付部26の第3取付孔43への取り付けとを同時に行うことができるため、取り付け作業を効率良く行うことが可能になる。
【0049】
なお、本発明に係る弾球遊技機は、上記の実施形態に限定されず、種々の変更・変形が可能である。
【0050】
例えば、飾り枠10が、第1構成部材11、第2構成部材12、及び第3構成部材13の3つの部材に分割された例を示したが、これに限定されず、2つ又は4つ以上に分割して構成されてもよい。
【0051】
上記の実施形態では、第2構成部材11の第2取付部22及び第3構成部材13の第3取付部26はしまりばめ(圧入)によって、遊技盤4の第2取付孔42、第3取付孔43に圧入して固定される例を示したが、これに限定されない。例えば、第2取付部22、第3取付部26を第2取付孔42、第3取付孔43に圧入した後、遊技盤4の裏面側から、ねじ止めによって、第2取付部22、第3取付部26を遊技盤4に固定するようにしてもよい。この場合、第2構成部材12及び第3構成部材13は、ねじを取り外すことによって、遊技盤4から取り外すことが可能である。
【0052】
上記の実施形態では、第1構成部材11の第1取付部18が熱溶着によって遊技盤4に固定される構成を例示したが、例えば、第1取付部18をしまりばめによって、第1取付孔41に固定してもよい。また、第1取付部18を、第1取付孔41に圧入するとともに、遊技盤4の裏面側からねじ止めによって、固定するようにしてもよい。
【0053】
上記の実施形態では、第1構成部材11の突起部17に挿通孔19を形成し、第2構成部材12の突起部21に挿通孔23を形成した例を示したが、これに限定されない。第1構成部材11に突起部17を形成することなく、第1構成部材11の所定位置に挿通孔19を形成し、第2構成部材12を第1構成部材11に重ねてもよい。第2構成部材12に突起部21を形成することなく、第2構成部材12の所定位置に挿通孔23を形成し、第3構成部材13を第2構成部材12に重ねてもよい。