(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6063790
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】集合住宅インターホンシステム
(51)【国際特許分類】
H04M 9/00 20060101AFI20170106BHJP
H04M 11/04 20060101ALI20170106BHJP
G08B 27/00 20060101ALI20170106BHJP
【FI】
H04M9/00 D
H04M11/04
G08B27/00 B
【請求項の数】6
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-62384(P2013-62384)
(22)【出願日】2013年3月25日
(65)【公開番号】特開2014-187631(P2014-187631A)
(43)【公開日】2014年10月2日
【審査請求日】2015年8月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000100908
【氏名又は名称】アイホン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121142
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 恭一
(72)【発明者】
【氏名】高橋 智之
(72)【発明者】
【氏名】西尾 孝始
(72)【発明者】
【氏名】広瀬 信治
【審査官】
山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−014989(JP,A)
【文献】
特開2012−109684(JP,A)
【文献】
特開2009−049502(JP,A)
【文献】
特開2005−339130(JP,A)
【文献】
特開2005−126216(JP,A)
【文献】
特開2007−087377(JP,A)
【文献】
特開平07−325991(JP,A)
【文献】
特開2005−079686(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0095881(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G08B 19/00−31/00
H04M 3/00
3/16− 3/20
3/38− 3/58
7/00−11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
集合住宅の集合玄関に設置され来訪者が居住者を呼び出して通話するための集合玄関機と、前記集合住宅の個々の住戸に設置されて前記来訪者からの呼び出しに応答するための居室親機と、前記集合玄関機及び前記居室親機をそれぞれ制御する制御機とを備えた集合住宅インターホンシステムであって、
地震発生の緊急通報を発信する緊急通報機器が前記制御機に接続されると共に、
前記制御機は、前記緊急通報機器から前記緊急通報を受信したら、前記居室親機に警報を報音させるための警報信号を送信する通報制御部を具備し、
前記居室親機は、前記警報信号の受信をトリガとして予め記憶しているURL或いは前記警報信号により特定されたURLにアクセスし、コンテンツデータをインターネットプロトコルによりダウンロードする情報入手手段と、ダウンロードした前記コンテンツを表示する表示部とを有することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
【請求項2】
前記居室親機がアクセスするURLは、公衆通信ネットワークを介して通信が可能なサーバ内のURLであって、
前記サーバは、アクセスを許可するためのIPアドレス記憶部を有し、前記IPアドレス記憶部には前記居室親機のIPアドレスが記憶されていることを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
【請求項3】
前記情報入手手段は、前記警報信号の受信をトリガとしてアクセスしたURLに対して、一定時間毎にアクセスを繰り返し、コンテンツを更新することを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅インターホンシステム。
【請求項4】
前記URLのコンテンツを生成するコンテンツ生成手段は、集合住宅内のエレベータ制御部からエレベータ稼働情報を入手し、前記コンテンツとして前記エレベータ稼働情報を含む集合住宅内情報を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
【請求項5】
前記コンテンツ生成手段は、集合住宅のフロア毎に異なるURLでコンテンツを生成すると共に、前記居室親機は設置されたフロアに対応するURLを記憶し、
前記情報入手手段は、フロア毎に異なるURLにアクセスすることを特徴とする請求項4記載の集合住宅インターホンシステム。
【請求項6】
前記緊急通報機器が発信する緊急通報には特定のURL情報が添付され、前記情報入手手段は、前記緊急通報に添付された特定のURLに対してアクセスし、コンテンツデータをダウンロードすることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、集合住宅において使用される集合住宅インターホンシステムに関し、詳しくは地震等の緊急事態発生時に外部から情報を入手して居住者に提供する機能を備えた集合住宅インターホンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、インターホンシステムに外部のサーバに保存されている種々のコンテンツを閲覧する機能を備えたものがある。
例えば、特許文献1では、予め専用回線を介して外部サーバから定期的に特定の情報を入手して蓄積しておき、必要な時に取り出して表示させる機能に加え、蓄積されていない情報に関してはインターネットを介してサーバにアクセスして入手する機能を住戸機(居室親機)に備えた集合住宅インターホンシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−177818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の構成の場合、居室に設置されているインターホン機器により居住者が要求するコンテンツを入手して表示することは可能であった。しかしながら、地震発生等の緊急時に、居住者が必要とする情報を居住者による取得操作を待たずに自動で入手して提供するなど、緊急時に外部コンテンツの情報をスピーディーに入手して提供することはなかった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、緊急時に住戸内に設置されたインターホン機器により、居住者の操作を待たずに外部サーバ等から情報を入手して居住者に提供する集合住宅インターホンシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、集合住宅の集合玄関に設置され来訪者が居住者を呼び出して通話するための集合玄関機と、集合住宅の個々の住戸に設置されて来訪者からの呼び出しに応答するための居室親機と、集合玄関機及び居室親機をそれぞれ制御する制御機とを備えた集合住宅インターホンシステムであって、地震発生の緊急通報を発信する緊急通報機器が制御機に接続されると共に、制御機は、緊急通報機器から緊急通報を受信したら、居室親機に警報を報音させるための警報信号を送信する通報制御部を具備し、居室親機は、警報信号の受信をトリガとして予め記憶しているURL或いは警報信号により特定されたURLにアクセスし、コンテンツデータをインターネットプロトコルによりダウンロードする情報入手手段と、ダウンロードしたコンテンツを表示する表示部とを有することを特徴とする。
この構成によれば、緊急通報機器から緊急通報を受信したら、この緊急通報をトリガとして特定のURLから情報をダウンロードして居室親機に表示するため、居住者自身が入手操作することなく緊急時に有益な情報を速やかに入手することができ、居住者の緊急時の対応に役立てることができ、慌てて危険な行動を取ることを防止できる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、居室親機がアクセスするURLは、公衆通信ネットワークを介して通信が可能なサーバ内のURLであって、サーバは、アクセスを許可するためのIPアドレス記憶部を有し、IPアドレス記憶部には居室親機のIPアドレスが記憶されていることを特徴とする。
この構成によれば、ダウンロード先のサーバは公衆通信ネットワークを介してアクセスするため、サーバを他の集合住宅インターホンシステムと共用させることができ、サーバに対するコストを削減できる。それでいて、公衆通信ネットワークを介してアクセスする構成であってもIPアドレスでアクセス許可するため、第三者にコンテンツを見られたり改変されるのを防止できる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、情報入手手段は、警報信号の受信をトリガとしてアクセスしたURLに対して、一定時間毎にアクセスを繰り返し、コンテンツを更新することを特徴とする。
この構成によれば、居室親機に表示される情報は、常時最新の情報にでき、居住者は精度の高い情報を継続して把握でき、安心できるし的確な行動を取ることができる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構成において、URLのコンテンツを生成するコンテンツ生成手段は、集合住宅内のエレベータ制御部からエレベータ稼働情報を入手し、コンテンツとしてエレベータ稼働情報を含む集合住宅内情報を有することを特徴とする。
この構成によれば、エレベータ稼働情報を表示するため、居住者は避難ルートの判断に有益な情報を入手できる。
【0010】
請求項5の発明は、請求項4に記載の構成において、コンテンツ生成手段は、集合住宅のフロア毎に異なるURLでコンテンツを生成すると共に、居室親機は設置されたフロアに対応するURLを記憶し、情報入手手段は、フロア毎に異なるURLにアクセスすることを特徴とする。
この構成によれば、それぞれのフロアに対応するコンテンツが生成されるため、各フロアに的確な情報を提供することが可能となる。例えば、フロア毎に感震センサを設ければ、上層のフロアと下層のフロアで震度が異なるような場合でも、精度の高い情報を個々の居室親機に通知でき、居住者の避難等に役立てることができる。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構成において、緊急通報機器が発信する緊急通報には特定のURL情報が添付され、情報入手手段は、緊急通報に添付された特定のURLに対してアクセスし、コンテンツデータをダウンロードすることを特徴とする。
この構成によれば、警報信号の内容に応じてURLを変更することが可能となり、的確な情報の提供が可能となる。また、警報信号が発生していない状態ではアクセス先のURLを閉鎖しておくことも可能であり、データ管理がし易い。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、緊急通報機器から緊急通報を受信したら、この緊急通報をトリガとして特定のURLから情報をダウンロードして居室親機に表示するため、居住者自身が入手操作することなく緊急時に有益な情報を入手することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明に係る集合住宅インターホンシステムの一例を示す構成図であり、主要機器を回路ブロック図で示している。
【
図2】異常発生時に居室親機のモニタに表示される情報の説明図であり、(a)はコンテンツ取得中の表示状態、(b)はダウンロードしたコンテンツを表示した状態、(c)はダウンロードしたコンテンツの表示の他の例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る集合住宅インターホンシステムの構成図であり、1は集合住宅のエントランス等に設置されて来訪者が居住者を呼び出して通話するための集合玄関機、2は集合住宅の各住戸内に設置されて呼び出しを受けた居住者が応答するための居室親機、3は集合住宅の管理人室等に設置されて居室親機2との間の呼び出し/応答を実施するための管理室親機、4は集合玄関機1、居室親機2、管理室親機3の間の呼出信号、通話信号、警報信号等の送信を制御する制御機、5は居室親機2がアクセスするサーバ、6は地震発生情報を入手する緊急通報機器である。
【0015】
集合玄関機1、管理室親機3は、それぞれ伝送線L1.L2を介して制御機4に接続され、居室親機2は親機幹線L3を介して制御機4に接続されている。また、各居室親機2は、集合住宅内に配設されたLAN10及び公衆通信ネットワークNを介してサーバ5に接続されている。更に、制御機4は伝送線L3を介して緊急通報機器6に接続され、居室親機2と独立して公衆通信ネットワークNを介してサーバ5に接続されている。
尚、居室親機2とサーバ5との間の通信は、TCP/IP等の一般的なインターネットプロトコルが使用される。また、緊急通報機器6は、例えば気象庁が発する緊急地震速報を受信する緊急地震速報受信装置が使用される。
【0016】
集合玄関機1は、居室を選択して呼出操作する操作部11、通話するためのマイク12及びスピーカ13、来訪者を撮像するカメラ14等を備えている。
【0017】
居室親機2は、呼び出しに応答するための通話ボタン21、集合玄関機1から伝送されたカメラ14の撮像映像や各種情報を表示するモニタ22、警報音の報音や呼び出しに応答するための親機音響部23、警報発生時にアクセスするURL等を記憶する記憶部24、居室親機2を制御する親機CPU25、制御機4と通信すると共にサーバ5と通信するための親機IF26等を備えている。尚、記憶部24に記憶されたURLは、集合住宅のフロア毎に異なり、各フロアに対応するコンテンツを入手するよう構成されている。
【0018】
制御機4は、集合玄関機1と通信する玄関IF41、管理室親機3と通信する管理IF42、居室親機2と通信する居室IF43、緊急通報機器6と通信する外部IF44、公衆通信ネットワークNに接続する外部通信IF45、制御機全体を制御する制御機CPU46等を備えている。
【0019】
サーバ5は、集合住宅外に設置され、集合住宅の各種情報(例えば、エレベータの動作情報、受水槽の水量情報等)を別途設置されているマンション診断装置7から入手して居室親機2がアクセスするURLのコンテンツ作成する。またサーバ5は、アクセスを受け付けるためのIPアドレスを記憶するIPアドレス記憶部51を有している。
【0020】
マンション診断装置7は、集合住宅内に設置されたエレベータを制御するエレベータコントローラ7a、個々の住戸に飲料水を供給する受水槽(に設けられた水量センサ)7b、集合住宅の各フロア等に設置された感震センサ7c等が接続されており、地震発生を受けて一定時間間隔で情報の収集を開始し、エレベータの動作状況、飲料水の状況、個々のフロアの震度等の情報等を出力する。
このマンション診断装置7は集合住宅毎に設置され、サーバ5は周辺の集合住宅に設置されたマンション診断装置7の情報を公衆通信ネットワークNを介して収集し、緊急時に提示するコンテンツを生成する。
生成されるコンテンツは、集合住宅のフロアごとに作成され、htmlデータ、或いは画像データ(JPEGデータ)として保存される。
【0021】
上記構成の集合住宅インターホンシステムの動作について、次に説明する。但し、来訪者が集合玄関機1を操作して住戸を選択して居住者を呼び出す動作、居室親機2が呼び出しを報音して居住者が呼び出しに応答する動作については従来と同様であるため説明を省略し、ここでは地震が発生した緊急時の動作を中心に説明する。
地震発生を受けて緊急通報機器6が地震発生の情報を気象庁等から受信すると、緊急通報機器6から制御機4に緊急通報である地震発生情報が送信される。この情報を受信した制御機CPU46は、全ての居室親機2,2,・・に対して警報信号を生成して一斉送信する。
【0022】
警報信号を受信した居室親機2は、地震発生の警報を報音する。そして、親機CPU25が記憶部24に記憶されているURLを読み取り、LAN10、公衆通信ネットワークNを介してサーバ5にコンテンツの取得要求を行なう。このとき、多数の居室親機2,2,・・が同時にコンテンツの取得要求を行なうことから、コンテンツの伝送遅れが発生する可能性があるため、コンテンツの取得完了までは親機CPU25の制御によりモニタ22に
図2(a)に示すような情報取得中である旨の画面を表示する。この画像は記憶部24に記憶されている。
【0023】
居室親機2からコンテンツ取得要求を受信したサーバ5は、当該コンテンツ取得要求が正当な居室親機2からのものであるかどうかを居室親機2のIPアドレスで判断し、正しいIPアドレスからのコンテンツ取得要求であれば、コンテンツのダウンロードを許可する。
親機CPU25は、コンテンツの取得が完了したら、取得したコンテンツをモニタ22に表示する。
図2(b)は取得したwebページ等をモニタ22に表示した画面を示している。
図2(b)に示すように、コンテンツは集合住宅のフロア毎(階毎)に生成され、フロアの震度情報、受水槽の状況、エレベータの状況等が表示される。
また、これらの情報は、例えば3秒等の一定の時間間隔でマンション診断装置7の情報を収集して更新され、その後異常発生の通知がなく受水槽等に異状がないと判断されたら、サーバ5はコンテンツを
図2(c)のように変更し、災害が発生していない旨を通知する。この表示により、居住者は安全な状態にあることを認識できる。
【0024】
居室親機2がこのような表示を行うことにより、例えば
図2(b)の表示から居住者は水道の使用量に注意すれば直ちに避難する必要がないことを知ることができるし、
図2(c)の表示から余計な不安を払拭することができる。
但し、警報信号受信時はモニタ22にサーバ5から取得したコンテンツを表示するが、モニタ22には集合玄関機1のカメラ14で撮像した来客の映像表示や、火災発生時の警報表示等も行うため、これら呼び出しの発生等コンテンツ以外の表示要求が発生した場合には、コンテンツ表示よりカメラ14の撮像映像や火災警報の表示が優先される。
【0025】
このように、緊急通報機器6から緊急通報を受信したら、この緊急通報をトリガとして特定のURLから情報をダウンロードして居室親機2に表示するため、居住者自身が入手操作することなく緊急時に有益な情報を入手することができ、居住者の緊急時の対応に役立てることができ、慌てて危険な行動を取ることを防止できる。
また、ダウンロード先のサーバ5は公衆通信ネットワークNを介してアクセスするため、サーバ5を他の集合住宅インターホンシステムと共用させることができ、サーバ5に対するコストを削減できる。それでいて、公衆通信ネットワークNを介してアクセスする構成であってもIPアドレスでアクセス許可するため、第三者にコンテンツを見られたり改変されるのを防止できる。
更に、エレベータ稼働情報を表示するため、居住者は避難ルートの判断に有益な情報を入手できる。
また、フロア毎に異なるコンテンツにできるため、各フロアに的確な情報を提供することが可能となる。例えば、フロア毎に感震センサを設ければ上層のフロアと下層のフロアで震度が異なるような場合でも、精度の高い情報を個々の居室親機に通知でき、居住者の避難等に役立てることができる。
また、居室親機2に表示される情報は、更新されることで常時最新の情報にでき、居住者は精度の高い情報を継続して把握でき、安心できるし的確な行動を取ることができる。
【0026】
尚、構造ヘルスモニタリング(SHM:Structural Health Monitoring)が構築されている集合住宅においては、SHMにより解析された結果をサーバ5が保存し、上記表示に加えて居室親機2に表示させても良い。
また、上記実施形態では個々の居室親機2が異常発生時(警報信号受信時)にアクセスするURLを記憶しているが、制御機4に記憶させて警報信号の送信に連動させてURL情報を各居室親機2に送信しても良い。この場合、警報信号の内容に応じてURLを変更することが可能となり、的確な情報の提供が可能となる。また、警報信号が発生していない状態ではアクセス先のURLを閉鎖しておくことも可能であり、データ管理がし易くなるメリットがある。
また、指定されたURLからコンテンツデータをダウンロードする際に、居室親機2がLAN10及び公衆通信ネットワークNを介してサーバ5にアクセスするものであるが、
図1では予備回線として制御機4が別途公衆通信ネットワークNを介してサーバ5にアクセス可能に構成されており、LAN10等に不具合が生じてURLにアクセスできない場合は、制御機4を経由してアクセス可能となっている。
【符号の説明】
【0027】
1・・集合玄関機、2・・居室親機、4・・制御機、5・・サーバ(コンテンツ生成手段)6・・緊急通報機器、10・・LAN、22・・モニタ(表示部)、24・・記憶部、25・・親機CPU(情報入手手段)、46・・制御機CPU、51・・IPアドレス記憶部、N・・公衆通信ネットワーク。