(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
有害生物に対処し、それを防除する方法であって、有害生物、有害生物の場所、または有害生物による攻撃を受けやすい植物に、請求項13に記載の殺虫組成物を施用する工程を含む方法。
【発明を実施するための形態】
【0009】
式(I)または(I’)の化合物の好ましい群において:
R
2が、好ましくは、水素、C
1〜C
6アルキルカルボニル、C
1〜C
6アルコキシカルボニル、ホルミル、フェニルC
1〜C
5アルキルカルボニル、フェニルC
1〜C
5アルコキシカルボニル、フェニルカルボニル、C
3〜C
6シクロアルキルカルボニル、C
1〜C
6アルコキシC
1〜C
6アルコキシカルボニル、特に好ましくは、水素、C
1〜C
6アルキルカルボニル、C
1〜C
6アルコキシカルボニルまたはホルミル、最も好ましくは水素であり、ここで、上のフェニル基が、互いに独立して、C
1〜C
3アルキル、C
1〜C
3ハロアルキル、C
1〜C
3アルコキシ、C
1〜C
3ハロアルコキシ、C
1〜C
3アルキルチオ、C
1〜C
3アルキルスルフィニル、C
1〜C
3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロで場合により置換されてもよい。
【0010】
Yが、好ましくは、C−H、C−F、N、C−CF
3、C−Cl、C−CH
3、C−シクロ−PrまたはC−CN、最も好ましくはC−H、C−F、N、C−CF
3またはC−CNであり、さらにより好ましくは、Yが、C−F、C−HまたはNである。
【0013】
Zが、好ましくは、−N=CH−または−NH−CH
2−、最も好ましくは−N=CH−である。
【0014】
R
1がQ
1である場合、
Xが、好ましくは、O、N−CH
3またはN−H、最も好ましくはOであり、
A
1が、好ましくは、水素、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
3ハロアルキル、C
2〜C
6アルキニル、C
2〜C
6アルケニル、フェニルC
1〜C
4アルキル、ヘテロアリールC
1〜C
4アルキル、C
3〜C
6シクロアルキル(ここで、環メチレン基が、OまたはSで場合により置換されてもよい)、またはC
3〜C
6シクロアルキルC
1〜C
4アルキル(ここで、環または鎖メチレン基が、OまたはSで場合により置換されてもよい)、最も好ましくは、水素、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
3ハロアルキルである。好ましい実施形態において、A
1が、C
1〜C
6アルキルまたはC
1〜C
3ハロアルキルであり、
A
2が、好ましくは、水素、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
3ハロアルキル、フェニル、ヘテロアリールまたはC
3〜C
6シクロアルキル、最も好ましくは、水素、C
1〜C
6アルキル、C
1〜C
3ハロアルキルまたはシクロプロピルである。好ましい実施形態において、A
2が、水素またはC
1〜C
4アルキルであり、上のフェニルおよびヘテロアリール基が、互いに独立して、C
1〜C
3アルキル、C
1〜C
3ハロアルキル、C
1〜C
3アルコキシ、C
1〜C
3ハロアルコキシ、C
1〜C
3アルキルチオ、C
1〜C
3アルキルスルフィニル、C
1〜C
3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロで場合により置換されてもよい。
【0015】
R
1がQ
2である場合、
Xが、好ましくは、O、N−CH
3またはN−H、最も好ましくはOであり、
B
1が、好ましくは、CH
2、CH(CH
3)、CH(CF
3)、C(CF
3)(CH
3)、C(CH
3)
2、C(CF
3)
2、C(CH
2)
2、S(O)
2、C(アリール)HまたはC(アリール)(CH
3)、最も好ましくは、C(CH
3)
2、C(CF
3)
2またはCH(CH
3)であり、特に好ましい実施形態において、B
1がC(CH
3)
2、C(CF
3)
2である。
B
2が、好ましくは、O、NH、N(CH
3)またはCH
2、最も好ましくは、OまたはCH
2であり、特に好ましい実施形態において、CH
2である。
【0016】
R
1がQ
3である場合、
Xが、好ましくは、O、N−CH
3またはN−H、最も好ましくはOであり、
C
1が、好ましくは、CH
2、C(O)、CH(CH
3)、C(CH
3)
2またはC(CH
2)
2、最も好ましくは、C(O)またはCH
2であり、特に好ましい実施形態において、CH
2である。
C
2が、好ましくは、CH
2、CH(CH
3)、C(CH
3)
2またはC(CH
2)
2、最も好ましくはCH
2、またはC(CH
3)
2であり、特に好ましい実施形態において、CH
2である。
C
3が、好ましくは、CH
2、NH、N(CH
3)、またはO、最も好ましくは、CH
2またはOであり、特に好ましい実施形態において、Oである。
【0017】
特に興味深いのは、式(I)または(I’)(式中、
R
2が、好ましくは、H、C(O)Meであり、
Yが、好ましくは、CH、CFまたはNであり、
Zが、好ましくは、N=CHまたはNH−CH
2であり、
R
1がQ
1であり、XがOであり、A
1が、H、CH
3またはエチルであり、A
2が、HまたはCH
3であり、または
R
1がQ
2であり、XがOであり、B
1が、CMe
2、またはC(CF
3)
2であり、B
2がCH
2であり、または
R
1がQ
3であり、XがOであり、C
1が、CH
2またはCOであり、C
2がCH
2であり、C
3が、O、CH
2またはNHである)の化合物である。
【0018】
式(I)または(I’)の化合物の特に好ましい群において、
− R
2が、H、C(O)CH
3、C(O)Ot−Bu、C(O)OCH
2Ph、C(O)OEt、C(O)O(CH
2)
2OCH
3、C(O)イソ−ブチル、C(O)イソ−プロピル、またはC(O)シクロ−Pr、好ましくはHであり、
− Yが、C−H、C−F、C−Cl、C−Br、C−CH
3、C−CF
3、C−シクロ−Pr、C−C≡N、C−CH=CH
2、またはN、好ましくは、C−H、C−F、またはNであり、
− Wが、CHまたはNであり、
− nが、0または1、好ましくは0であり、
− Zが、N=CHまたはNH−CH
2であり、
− R
1がQ
1であり、Xが、O、N−MeまたはNH、好ましくはOであり、A
1が、H、CH
3、エチル、CH
2CF
3、tert−ブチル、3,5−Cl
2C
6H
3、CH
2−2,6−Cl
2C
6H
3、好ましくは、H、CH
3、エチルであり、A
2が、H、CH
3、エチル、CF
3、t−C
4H
9、3,5−Cl
2C
6H
3、好ましくは、HまたはCH
3である。
【0019】
最も好ましくは、
− R
2が、H、C(O)CH
3、C(O)Ot−Bu、C(O)OCH
2Ph、C(O)OEt、C(O)O(CH
2)
2OCH
3、C(O)イソ−ブチル、C(O)イソ−プロピル、またはC(O)シクロ−Pr、好ましくはHであり、
− Yが、C−H、C−F、C−Cl、C−Br、C−CH
3、C−CF
3、C−シクロ−Pr、C−C≡N、C−CH=CH
2、またはN、好ましくは、C−H、C−F、またはNであり、
− Wが、CHまたはNであり、
− nが、0または1、好ましくは0であり、
− Zが、N=CHまたはNH−CH
2であり、
− R
1がQ
1であり、XがOであり、A
1が、H、CH
3、エチル、CH
2CF
3、tert−ブチル、3,5−Cl
2C
6H
3、CH
2−2,6−Cl
2C
6H
3、好ましくは、H、CH
3、エチルであり、A
2がHである。
【0020】
式(I)または(I’)の化合物の特に好ましい群において、
− R
2が、H、C(O)CH
3、C(O)Ot−Bu、C(O)OCH
2Ph、C(O)OEt、C(O)O(CH
2)
2OCH
3、C(O)イソ−ブチル、C(O)イソ−プロピル、またはC(O)シクロ−Pr、好ましくはHであり、
− Yが、C−H、C−F、C−Cl、C−Br、C−CH
3、C−CF
3、C−シクロ−Pr、C−C≡N、C−CH=CH
2、またはN、好ましくは、C−H、C−F、またはNであり、
− Wが、CHまたはNであり、
− nが、0または1、好ましくは0であり、
− Zが、N=CHまたはNH−CH
2であり、
− R
1がQ
2であり、Xが、O、N−MeまたはNH、好ましくはOであり、B
1が、CMe
2、CHMe、C(CF
3)Me、C(CF
3)
2、CH(CF
3)、CH(3,5−Cl
2C
6H
3)、CH(2,6−Cl
2C
6H
3)、C(CF
3)(3,5−Cl
2C
6H
3)、C(CH
2)
2、好ましくは、CMe
2、またはC(CF
3)
2であり、B
2が、CH
2、OまたはNH、好ましくはCH
2である。
【0021】
最も好ましくは、
− R
2が、H、C(O)CH
3、C(O)Ot−Bu、C(O)OCH
2Ph、C(O)OEt、C(O)O(CH
2)
2OCH
3、C(O)イソ−ブチル、C(O)イソ−プロピル、またはC(O)シクロ−Pr、好ましくはHであり、
− Yが、C−H、C−F、C−Cl、C−Br、C−CH
3、C−CF
3、C−シクロ−Pr、C−C≡N、C−CH=CH
2、またはN、好ましくは、C−H、C−F、またはNであり、
− Wが、CHまたはNであり、
− nが、0または1、好ましくは0であり、
− Zが、N=CHまたはNH−CH
2であり、
− R
1がQ
2であり、XがOであり、B
1が、CMe
2、CHMe、C(CF
3)Me、C(CF
3)
2、CH(CF
3)、CH(3,5−Cl
2C
6H
3)、CH(2,6−Cl
2C
6H
3)、C(CF
3)(3,5−Cl
2C
6H
3)、C(CH
2)
2、好ましくは、CMe
2、またはC(CF
3)
2であり、B
2がCH
2である。
【0022】
式(I)または(I’)の化合物の特に好ましい群において、
− R
2が、H、C(O)CH
3、C(O)Ot−Bu、C(O)OCH
2Ph、C(O)OEt、C(O)O(CH
2)
2OCH
3、C(O)イソ−ブチル、C(O)イソ−プロピル、またはC(O)シクロ−Pr、好ましくはHであり、
− Yが、C−H、C−F、C−Cl、C−Br、C−CH
3、C−CF
3、C−シクロ−Pr、C−C≡N、C−CH=CH
2、またはN、好ましくは、C−H、C−F、またはNであり、
− Wが、CHまたはNであり、
− nが、0または1、好ましくは0であり、
− Zが、N=CHまたはNH−CH
2であり、
− R
1がQ
3であり、Xが、O、N−MeまたはNH、好ましくはOであり、C
1が、CH
2またはCOであり、C
2がCH
2であり、C
3が、O、CH
2またはNHである。
【0023】
本発明の化合物は、様々な方法によって調製され得る。例えば、式(I)または(I’)(式中、置換基が、上記の置換基に割り当てられる意味を有する)の化合物は、例えば、米国特許第5384403号明細書に記載される、当該技術分野において公知の手順(スキーム1)を適用して、例えば、一般式(II)(式中、R
2が、水素(IIa)または上記の(IIbおよびII’b)として規定される任意の置換基のいずれかであり得、R
2が、酸素(II’b)または窒素(IIb)のいずれかに結合され得る)の化合物を、一般式(III)のアルデヒドまたは一般式(IV)のニトリルで処理することによって、それ自体公知の方法によって調製され得る。一般式(Ia)の得られる化合物は、例えば、米国特許第8034931号明細書に記載される、当該技術分野において公知の手順を適用して、一般式(Ic)または(I’c)の化合物へと転化され得る。一般式(Ia)の化合物はまた、例えば、米国特許第5384403号明細書に記載される、当該技術分野において公知の手順を適用して、一般式(Ib)の化合物へと転化され得る。一般式(Ic)または(I’c)の化合物は、例えば、米国特許第8034931号明細書に記載される、当該技術分野において公知の手順を適用して、一般式(Id)または(I’d)の化合物へと転化され得る。一般式(Ib)の化合物は、例えば、欧州特許第735035号明細書に記載される、当該技術分野において公知の手順を適用して、一般式(Id)または(I’d)の化合物へとさらに転化され得る。
【0024】
【化3】
一般式(III)のアルデヒドおよび一般式(IV)のニトリルは、公知の化合物であるかまたは当業者に公知の方法によって調製され得る。
【0025】
一般式(II)のトリアジノンは、(IIa)(式中、R
2が水素である)または(IIb)(式中、R
2が、上記のように規定される任意の置換基であり得る)のいずれかであり得る。一般式(IIa)の化合物は、例えば、米国特許第534842号明細書および米国特許第5648487号明細書に記載される、当該技術分野において公知の手順(スキーム2)を適用して、一般式(V)および(VI)の化合物から調製され得る。一般式(IIb)の化合物は、例えば、国際公開第2008121670号パンフレットに記載される、当該技術分野において公知の手順を適用して、一般式(V)および(VI)の化合物から調製され得る。好ましくは、R
aが、C
1〜C
6フルオロアルキル、例えばトリフルオロメチルまたはC
1〜C
6アルキル、例えばメチルである一般式(V)のオキサジアゾロンが、文献において公知であり、または当業者に公知の方法によって調製され得る。一般式(VI)のハロメチルケトン(Hal=ハロゲン、好ましくは、クロロまたはブロモである)が、文献において公知であり、または当業者に公知の方法によって調製され得る。
【0026】
【化4】
あるいは、一般式(IIc)(式中、A
2=H)および(IId)(式中、A
2が、上記のように規定される)(ここで、R
1がQ
1である)のトリアジノンが、スキーム3に示されるように、一般式(IX)の中間体から、様々な方法によって調製され得る。
【0027】
式(IIc)(式中、XおよびA
1が、上記のように規定される)の化合物は、文献、例えば、“Greene’s protective groups in organic synthesis”,4th Ed.,Wiley(2007),p.626−926に記載されているこれらの保護基を除去するための方法を用いて、式(XIIIa)(式中、PG
1、PG
2およびPG
3が、互いに独立して、水素または文献、例えば、“Greene’s protective groups in organic synthesis”,4th Ed.,Wiley(2007),p.626−926に記載されるものから選択される窒素保護基(「PG」)、好ましくは、C
1〜C
6アルキルカルボニル、C
1〜C
6アルコキシカルボニル、フェニルC
1〜C
5アルコキシカルボニル、フェニルカルボニル、C
1〜C
6アルキルスルホニル、フェニルスルホニルを表す)の化合物から調製され得る。
【0028】
式(XIIIa)の化合物は、式(XIIa)のアルデヒドと、一般式(XVIII)(式中、A
1およびXが、上記のように規定される)の化合物およびその塩、例えばヒドロキシルアミン、O−アルキルヒドロキシルアミンまたはアルキルヒドラジンとの反応によって調製され得る。このような反応は、場合により、溶媒、例えば、メタノールまたはエタノールなどのアルコール、または水、またはそれらの混合物の存在下で、場合により、塩基、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、または酢酸ナトリウムなどの有機塩基、あるいは炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基の存在下で行われる。反応は、0℃〜100℃、好ましくは15℃〜30℃の温度で、特に周囲温度で行われる。式(XVIII)の化合物は、市販されているかまたは当業者に公知の方法によって作製され得る。
【0029】
式(IId)(式中、XおよびA
1が、上記のように規定される)の化合物は、文献、例えば、“Greene’s protective groups in organic synthesis”,4th Ed.,Wiley(2007),p.626−926に記載されているこれらの保護基を除去するための方法を用いて、式(XIIIb)(式中、PG
1、PG
2およびPG
3が、互いに独立して、水素または文献、例えば、“Greene’s protective groups in organic synthesis”,4th Ed.,Wiley(2007),p.626−926に記載されるものから選択される窒素保護基(「PG」)、好ましくは、C
1〜C
6アルキルカルボニル、C
1〜C
6アルコキシカルボニル、フェニルC
1〜C
5アルコキシカルボニル、フェニルカルボニル、C
1〜C
6アルキルスルホニル、フェニルスルホニルを表す)の化合物から調製され得る。
【0030】
式(XIIIb)の化合物は、式(XIIb)のケトンと、一般式(XVIII)(式中、A
1およびXが、上記のように規定される)の化合物およびその塩、例えばヒドロキシルアミン、O−アルキルヒドロキシルアミンまたはアルキルヒドラジンとの反応によって調製され得る。このような反応は、場合により、溶媒、例えば、メタノールまたはエタノールなどのアルコール、または水、またはそれらの混合物の存在下で、場合により、塩基、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、または酢酸ナトリウムなどの有機塩基、あるいは炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基の存在下で行われる。反応は、0℃〜100℃、好ましくは15℃〜30℃の温度で、特に周囲温度で行われる。式(XVIII)の化合物は、市販されているかまたは当業者に公知の方法によって作製され得る。
【0031】
一般式(XIIb)(式中、A
2が、上記のように規定される)の化合物は、文献、例えばJournal of Organic Chemistry(2009),74,3566−3568またはJournal of the American Chemical Society(2010),132,3266−3267に記載される方法を用いて、一般式(XIIa)のアルデヒドから調製され得る。具体例が、実験項に記載される。
【0032】
一般式(XIIa)の化合物は、当業者に公知の方法を用いて、式(XI)のアルコールの酸化によって得られる。具体例が、実験項に記載される。
【0033】
一般式(XI)のアルコールは、文献、例えば、“Greene’s protective groups in organic synthesis”,4th Ed.,Wiley(2007),p.13−366に記載されるものから選択される方法を用いて、化合物(X)のアルコール保護基PG
4の選択的除去によって調製され得る。好適な保護基(PG
4)は、文献、例えば、“Greene’s protective groups in organic synthesis”,4th Ed.,Wiley(2007),p.13−366に記載されるものから選択され得、好ましくは、フェニルC
1〜C
6アルキルであり、ここで、フェニル基は、C
1〜C
3アルキル、C
1〜C
3ハロアルキル、C
1〜C
3アルコキシ、C
1〜C
3ハロアルコキシ、C
1〜C
3アルキルチオ、C
1〜C
3アルキルスルフィニル、C
1〜C
3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロ、最も好ましくはベンジルで場合により置換される。
【0034】
一般式(X)の化合物は、文献、例えば、“Greene’s protective groups in organic synthesis”,4th Ed.,Wiley(2007),p.626−926に記載されるものから選択される方法を用いて、一般式(IX)の化合物から調製され得る。
【0035】
一般式(IX)の化合物は、上に示される一般式(IIa)の化合物と同様の方法で調製され得る。具体例が、実験項に記載される。
【0036】
あるいは、一般式(IIe)(式中、B
2、R
6、R
7が、上記のように規定される)(ここで、R
1がQ
2である)のトリアジノンが、当該技術分野において公知の手順(スキーム4)を用いて、一般式(XIIa)の中間体から、様々な方法によって調製され得る。
【0037】
【化5】
例えば、式(IIe)の化合物は、2段階反応で中間体(XIIIc)から得られる。第1の段階において、式(XIIIc)の中間体、例えばオキシム(X=O)が、好適な溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムアミドなどの極性溶媒の存在下で、ハロゲン化剤、例えば、N−クロロスクシンイミド(「NCS」)などのスクシンイミドと反応される。第1の段階は、0℃〜100℃、好ましくは15℃〜30℃の温度で、特に周囲温度で行われる。
【0038】
【化6】
第2の段階において、式(XIXc)のハロゲン化された(Hal=ハロゲン、好ましくはクロロまたはブロモである)中間体は、好適な溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムアミドまたはイソプロパノールなどの極性溶媒の存在下で、塩基、例えば、トリエチルアミンなどの有機塩基、または炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基の存在下で、反応剤(XIV)(式中、B
2、R
6、R
7が、上記のように規定される)、例えば、オレフィンまたはイミンと反応される。これらの2つの段階を別々に行って、場合により、中間体(XIXc)を単離するか、またはより好都合には、これらの2つの段階を、中間体の単離なしで、1つの反応容器中で連続して行うことが可能である。第2の段階は、0℃〜100℃、好ましくは15℃〜30℃の温度で、特に周囲温度で行われる。式(XIV)の化合物は、市販されているかまたは当業者に公知の方法によって調製され得る。
【0039】
化合物(XIIIc)は、(XIIIa)および(XIIIb)について記載される手順にしたがって、(XIIa)から調製され得る。
【0040】
あるいは、一般式(IIf)(式中、R
11、R
12、R
13、R
13が、上記のように規定される)(ここで、R
1がQ
3である)のトリアジノンが、当該技術分野において公知の手順(スキーム5)を用いて、一般式(XIIa)の中間体から、様々な方法によって調製され得る。
【0041】
例えば、一般式(IIf)の化合物は、文献、例えば、“Greene’s protective groups in organic synthesis”,4th Ed.,Wiley(2007),p.626−926に記載されている方法を用いて、式(XVII)(式中、PG
1、PG
2およびPG
3が、互いに独立して、水素または文献、例えば、“Greene’s protective groups in organic synthesis”,4th Ed.,Wiley(2007),p.626−926に記載されるものから選択される窒素保護基(上述される「PG」)を表す)の化合物から調製され得る。
【0042】
一般式(XVII)の化合物は、当業者に公知の様々な方法によって調製され得る。例えば、一般式(XVI)の化合物は、文献、例えば、国際公開第20070311213号パンフレットに記載される方法を用いて、脱水され得る。
【0043】
一般式(XVI)の化合物は、文献、例えば、Journal of Medicinal Chemistry(2001),44,619−626に記載されるペプチド結合方法を用いて、一般式(XV)の化合物およびO−アルキルヒドロキシルアミン(XX)から調製され得る。O−アルキルヒドロキシルアミン(XX)は、市販されているかまたは当業者に公知の方法によって調製され得る。
【0044】
一般式(XV)の酸は、公知の方法を用いて、式(XIIa)の化合物から、様々な方法によって、例えば、好適な溶媒混合物、例えばテトラヒドロフラン、tert−ブタノールおよび水の存在下で、オレフィン、例えば2−メチルブタ−2−エンの存在下における、酸化剤、例えば亜塩素酸ナトリウムとの反応によって調製され得る。反応は、−50℃〜50℃、好ましくは−20℃〜20℃の温度で、特に周囲温度で行われ得る。
【0045】
一般式(XIIa)の化合物は、上述されるように調製され得る。
【0046】
【化7】
化合物(I)が、出発化合物(I)の1つ以上の置換基を、慣例的な方法で、本発明に係る他の置換基で置換することによって、別の化合物(I)へと、それ自体公知の方法で転化され得る。
【0047】
それぞれ好適な反応条件および出発材料の選択に応じて、例えば、1つの反応工程において、1つの置換基を、本発明に係る別の置換基で単に置換することが可能であり、または複数の置換基が、同じ反応工程において、本発明に係る他の置換基で置換され得る。
【0048】
化合物Iの塩は、それ自体公知の方法で調製され得る。したがって、例えば、化合物Iの酸付加塩が、好適な酸または好適なイオン交換試薬による処理によって得られ、塩基による塩が、好適な塩基または好適なイオン交換試薬による処理によって得られる。
【0049】
化合物Iの塩は、例えば、好適な塩基性化合物または好適なイオン交換試薬による処理によって、遊離化合物I、酸付加塩へと、および、例えば、好適な酸または好適なイオン交換試薬による処理によって、塩基による塩へと、慣例的な方法で転化され得る。
【0050】
化合物Iの塩は、例えば塩化銀を形成する無機塩が不溶性であり、したがって反応混合物から沈殿する好適な溶媒中で、例えば、塩酸塩などの無機酸塩を、酸のナトリウム塩、バリウム塩または銀塩などの好適な金属塩、例えば酢酸銀で処理することによって、化合物Iの他の塩、酸付加塩、例えば、他の酸付加塩へと、それ自体公知の方法で転化され得る。
【0051】
手順または反応条件に応じて、塩形成特性を有する化合物Iが、遊離形態または塩の形態で得られる。
【0052】
化合物Iおよび、必要に応じて、その互変異性体は、それぞれ遊離形態または塩形態で、分子中に現われる不斉炭素原子の数、絶対配置および相対配置に応じて、および/または分子中に現われる非芳香族二重結合の配置に応じて、可能な異性体の1つの形態でまたはこれらの混合物として、例えば、対掌体および/またはジアステレオマーなどの純粋な異性体の形態で、あるいは鏡像異性体混合物、例えばラセミ体、ジアステレオマー混合物またはラセミ混合物などの異性体混合物として存在することができ;本発明は、純粋な異性体に関し、可能な全ての異性体混合物にも関し、立体化学の詳細がそれぞれ特に記載されていない場合でも、上記および下記で、この意味でそれぞれ理解されるべきである。
【0053】
化合物Iのジアステレオマー混合物またはラセミ混合物は、どの出発材料および手順が選択されたかに応じて得られる遊離形態または塩形態で、例えば、分別結晶化、蒸留および/またはクロマトグラフィーによって、成分の物理化学的差異に基づいて、純粋なジアステレオマーまたはラセミ体へと、公知の方法で分離され得る。
【0054】
同様の方法で得られるラセミ体などの鏡像異性体混合物は、公知の方法によって、例えば、光学活性溶媒からの再結晶化によって、キラル吸着剤におけるクロマトグラフィー、例えば、好適な微生物を用いたアセチルセルロースにおける高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって、例えば、1つのみの鏡像異性体が複合されるキラルクラウンエーテルを用いた、包接化合物の形成を介した特定の固定化酵素による開裂によって、またはジアステレオマー塩への転化によって、例えば、塩基性最終生成物ラセミ体を、カルボン酸、例えば、ショウノウ酸、酒石酸またはリンゴ酸、またはスルホン酸、例えばカンファースルホン酸などの光学活性酸と反応させ、このように得られるジアステレオマー混合物を、例えば、異なる溶解度に基づく分別結晶によって分離して、好適な物質、例えば塩基性物質の作用によって、所望の鏡像異性体がそれから放出され得るジアステレオマーを得ることによって、光学対掌体へと分解され得る。
【0055】
純粋なジアステレオマーまたは鏡像異性体は、本発明にしたがって、好適な異性体混合物を分離することによるだけでなく、ジアステレオ選択的またはエナンチオ選択的合成の一般に知られている方法によっても、例えば、好適な立体化学特性を有する出発材料を用いて、本発明に係る方法を行うことによっても得られる。
【0056】
個々の成分が異なる生物学的活性を有する場合、それぞれ、生物学的により有効な異性体、例えば鏡像異性体またはジアステレオマー、または異性体混合物、例えば鏡像異性体混合物またはジアステレオマー混合物を単離または合成することが有利である。
【0057】
化合物Iおよび、必要に応じて、その互変異性体は、それぞれ遊離形態または塩形態で、必要に応じて、水和物の形態で得ることもでき、および/または他の溶媒、例えば、固体形態で存在する化合物の結晶化に使用されたかもしれない溶媒を含む。
【0058】
以下の表に表される化合物は、上述される方法にしたがって調製され得る。以下の例は、本発明を例示することが意図され、式(I)または(I’)の好ましい化合物を示す。
【0092】
本発明に係る化合物は、低い施用量でも有害生物防除の分野において予防的におよび/または治療的に有益な活性成分であり、非常に好ましい殺生物スペクトルを有し、温血動物種、魚類および植物によって良好な耐容性を示される。本発明に係る活性成分は、昆虫またはダニ目(Acarina)の代表例などの、通常の感受性の動物有害生物種だけでなく、よく発生する耐性がある動物有害生物種の全てまたは個々の発育段階に対しても作用する。本発明に係る活性成分の殺虫または殺ダニ活性は、それ自体が直接、すなわち、すぐにまたはいくらかの時間が経過してから初めて、例えば脱皮中に起こる有害生物の破壊として、または間接的に、例えば、減少した産卵および/または孵化率として現れることがあり、良好な活性は、少なくとも50〜60%の破壊率(致死率)に相当する。
【0093】
式(I)または(I’)の化合物は、鱗翅目(Lepidoptera)、双翅目(Diptera)、半翅目(Hemiptera)、総翅目(Thysanoptera)、直翅目(Orthoptera)、網翅目(Dictyoptera)、鞘翅目(Coleoptera)、ノミ目(Siphonaptera)、膜翅目(Hymenoptera)およびシロアリ目(Isoptera)などの昆虫有害生物、およびさらに他の無脊椎有害生物、例えば、ダニ、線虫および軟体動物有害生物の蔓延に対処し、それを防除するのに使用され得る。昆虫、ダニ、線虫および軟体動物は、以下、まとめて有害生物と呼ばれる。本発明の化合物の使用によって、対処され、防除され得る有害生物には、農業(この用語は、食品および繊維製品用の作物の栽培を含む)、園芸および畜産、コンパニオンアニマル、林業および植物由来の製品(果物、穀物および木材など)の貯蔵に関連する有害生物;人工の構造物の損傷および人間および動物の疾病の伝播に関連する有害生物;およびさらに不快な有害生物(ハエなど)が含まれる。
【0094】
式(I)または(I’)の化合物により防除され得る有害生物種の例は以下が挙げられる:
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(アブラムシ)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)(アブラムシ)、マメクロアブラムシ(Aphis fabae)(アブラムシ)、カスミカメムシ属(Lygus spp.)(カプシド)、ホシカメムシ属(Dysdercus spp.)(カプシド)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)(ウンカ)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)(ヨコバイ)、アオカメムシ属(Nezara spp.)(カメムシ)、カメムシ属(Euschistus spp.)(カメムシ)、クモヘリカメムシ属(Leptocorisa spp.)(カメムシ)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)(アザミウマ)、アザミウマ属(Thrips spp.)(アザミウマ)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)(コロラドハムシ)、ワタミハナゾウムシ(Anthonomus grandis)(ワタミゾウムシ)、マルカイガラムシ属(Aonidiella spp.(カイガラムシ)、コナジラミ属(Trialeurodes spp.)(コナジラミ)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)(コナジラミ)、ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)(アワノメイガ)、スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)(エジプトヨトウ)、ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)(オオタバコガ)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)(オオタバコガ)、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)(オオタバコガ)、ワタノメイガ(Sylepta derogata)(ワタノメイガ)、オオモンシロチョウ(Pieris brassicae)(モンシロチョウ)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)(コナガ)、アグロティス属(Agrotis spp.)(ヨトウムシ)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)(ニカメイチュウ)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)(バッタ)、オーストラリアトビバッタ(Chortiocetes terminifera)(バッタ)、ディアブロティカ属(Diabrotica spp.)(ネキリムシ)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)(ヨーロッパアカダニ)、ミカンハダニ(Panonychus citri)(ミカンアカダニ)、テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)(ナミハダニ)、ニセナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)(ニセナミハダニ)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)(ミカンサビダニ)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)(チャノホコリダニ)、ヒメハダニ属(Brevipalpus spp.)(ヒメハダニ)、オウシマダニ(Boophilus microplus)(ウシダニ)、アメリカイヌカクダニ(Dermacentor variabilis)(アメリカイヌダニ)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)(ネコノミ)、ハモグリバエ属(Liriomyza spp.)(ハモグリムシ)、イエバエ(Musca domestica)(イエバエ)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)(蚊)、ハマダラカ属(Anopheles spp.)(蚊)、イエカ属(Culex spp.)(蚊)、キンバエ属(Lucillia spp.)(クロバエ)、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)(ゴキブリ)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)(ゴキブリ)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)(ゴキブリ)、ムカシシロアリ科(Mastotermitidae)(例えばマストテルメス属(Mastotermes spp.))、レイビシロアリ科(Kalotermitidae)(例えばネオテルメス属(Neotermes spp.))、ミゾガシラシロアリ科(Rhinotermitidae)(例えばイエシロアリ(Coptotermes formosanus)、ミゾガシラシロアリ(Reticulitermes flavipes)、ヤマトシロアリ(R.speratu)、R.ビルギニクス(R.virginicus)、R.ヘスペルス(R.hesperus)、およびR.サントネンシス(R.santonensis))ならびにシロアリ科(Termitidae)(例えばキイロマルガシラシロアリ(Globitermes sulphureus))のシロアリ、アカカミアリ(Solenopsis geminata)(ヒアリ)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)(ファラオアリ)、ダラミニア属(Damalinia spp.)およびホソジラミ属(Linognathus spp.)(ハジラミおよびシラミ)、ネコブセンチュウ属(Meloidogyne spp.)(根こぶ線虫)、グロボデラ属(Globodera spp.)およびヘテロデラ属(Heterodera spp.)(シスト線虫)、ネグサレセンチュウ属(Pratylenchus spp.)(根ぐされ線虫)、ロドフォラス属(Rhodopholus spp.)(バナナモグリ線虫)、ティレンキュラス属(Tylenchulus spp.)(ミカン線虫)、ヘモンカス・コントリウス(Haemonchus contortus)(捻転胃虫)、カエノラブディティス・エレガンス(Caenorhabditis elegans)(酢線虫)、トリコストロンギラス属(Trichostrongylus spp.)(胃腸蛔虫)およびノハラナメクジ(Deroceras reticulatum)(ナメクジ)。
【0095】
上記の有害生物のさらなる例は以下のとおりである:
ダニ目(Acarina)から、例えば、
アシブトコナダニ(Acarus siro)、イシイハダニ(Aceria sheldoni)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、キララマダニ属(Amblyomma spp.)、ナガヒメダニ属(Argas spp.)、ウシマダニ属(Boophilus spp.)、ブレビパルパス属(Brevipalpus spp.)、クローバービラハダニ(Bryobia praetiosa)、カリピトリメルス属(Calipitrimerus spp.)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)、デルマニスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、イエロ一マイト(Eotetranychus carpini)、サビダニ属(Eriophyes spp.)、ダニ属(Hyalomma spp.)、タネガタマダニ属(Ixodes spp.)、オリゴニクス・プラテンシス(Olygonychus pratensis)、カズキダニ属(Ornithodoros spp.)、パノニシュス属(Panonychus spp.)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス属(Psoroptes spp.)、コイタマダニ属(Rhipicephalus spp.)、ネダニ属(Rhizoglyphus spp.)、ヒゼンダニ属(Sarcoptes spp.)、ホコリダニ属(Tarsonemus spp.)およびテトラニクス属(Tetranychus spp.);
シラミ目(Anoplura)から、例えば、
ブタジラミ属(Haematopinus spp.)、ホソジラミ属(Linognathus spp.)、ペディクルス属(Pediculus spp.)、ペンフィグス属(Pemphigus spp.)およびフィロクセラ属(Phylloxera spp.);
鞘翅目(Coleoptera)から、例えば、
コメツキ属(Agriotes spp.)、アンソノムス属(Anthonomus spp.)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)、カエトクネマ・チビアリス(Chaetocnema tibialis)、コスモポリテス属(Cosmopolites spp.)、クルクリオ属(Curculio spp.)、カツオブシムシ属(Dermestes spp.)、ディアブロティカ属(Diabrotica spp.)、ホシテントウ属(Epilachna spp.)、エレムヌス属(Eremnus spp.)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemLineata)、リッソルホプトルス属(Lissorhoptrus spp.)、メロロンタ属(Melolontha spp.)、オリカエフィルス属(Orycaephilus spp.)、オティオリンクス属(Otiorhynchus spp.)、フリクチヌス属(Phlyctinus spp.)、ポピリア属(Popillia spp.)、プシリオデス属(Psylliodes spp.)、リゾペルタ属(Rhizopertha spp.)、コガネムシ科(Scarabeidae)、コクゾウムシ属(Sitophilus spp.)、シトトルガ属(Sitotroga spp.)、ゴミムシダマシ属(Tenebrio spp.)、コクヌストモドキ属(Tribolium spp.)およびトロゴデルマ属(Trogoderma spp.);
双翅目(Diptera)から、例えば、
ヤブカ属(Aedes spp.)、アンテリゴナ・ソカタ(Antherigona soccata)、ビビオ・ホルチュラヌス(Bibio hortulanus)、クロバエ(Calliphora erythrocephala)、セラチチス属(Ceratitis spp.)、クリソミア属(Chrysomyia spp.)、イエカ属(Culex spp.)、ウサギヒフバエ属(Cuterebra spp.)、ダクス属(Dacus spp.)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)、ヒメイエバエ属(Fannia spp.)、ウマバエ属(Gastrophilus spp.)、ツェツェバエ属(Glossina spp.)、ウシバエ属(Hypoderma spp.)、シラミバエ属(Hyppobosca spp.)、ハモグリバエ属(Liriomyza spp.)、キンバエ属(Lucilia spp.)、メラナグロミザ属(Melanagromyza spp.)、イエバエ属(Musca spp.)、ヒツジバエ属(Oestrus spp.)、オルセオリア属(Orseolia spp.)、キモグリバエ(Oscinella frit)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、ハナバエ属(Phorbia spp.)、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)、キノコバエ属(Sciara spp.)、サシバエ属(Stomoxys spp.)、アブ属(Tabanus spp.)、タンニア属(Tannia spp.)およびガガンボ属(Tipula spp.);
異翅目(Heteroptera)から、例えば、
トコジラミ属(Cimex spp.)、ジスタンチエラ・テオブロマ(Distantiella theobroma)、ホシカメムシ属(Dysdercus spp.)、カメムシ属(Euchistus spp.)、エウリガステル属(Eurygaster spp.)、クモヘリカメムシ属(Leptocorisa spp.)、アオカメムシ属(Nezara spp.)、ピエスマ属(Piesma spp.)、ロードニウス属(Rhodnius spp.)、サールベルゲラ・シンギュラリス(Sahlbergella singularis)、スコチノフフォラ属(Scotinophara spp.)およびサシガメ属(Triatoma spp.);
同翅目(Homoptera)から、例えば、
ミカンワタコナジラミ(Aleurothrixus floccosus)、アレイロデス・ブラシカエ(Aleyrodes brassicae)、マルカイガラムシ属(Aonidiella spp.)、アリマキ科(Aphididae)、アフィス属(Aphis spp.)、アスピディオトゥス属(Aspidiotus spp.)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、セロプラスタ属(Ceroplaster spp.)、クリソムファルス・アオニジウム(Chrysomphalus aonidium)、オンシツマルカイガラムシ(Chrysomphalus dictyospermi)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、エンポアスカ属(Empoasca spp.)、リンゴワタムシ(Eriosoma larigerum)、エリスロニューラ属(Erythroneura spp.)、ガスカルジア属(Gascardia spp.)、ラオデルファクス属(Laodelphax spp.)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、レピドサフェス属(Lepidosaphes spp.)、マクロシフス属(Macrosiphus spp.)、ミズス属(Myzus spp.)、ツマグロヨコバイ属(Nephotettix spp.)、ニラパルバタ属(Nilaparvata spp.)、パルラトリア属(Parlatoria spp.)、ペンフィグス属(Pemphigus spp.)、プラノコッカス属(Planococcus spp.)、シューダウラカスピス属(Pseudaulacaspis spp.)、シュードコッカス属(Pseudococcus spp.)、キジラミ属(Psylla spp.)、プルビナリア・エチオピカ(Pulvinaria aethiopica)、クアドラスピディオツス属(Quadraspidiotus spp.)、ロパロシフム属(Rhopalosiphum spp.)、サイセティア属(Saissetia spp.)、スカホイデウス属(Scaphoideus spp.)、スキザフィス属(Schizaphis spp.)、シトビオン属(Sitobion spp.)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)およびニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri);
膜翅目(Hymenoptera)から、例えば、
ヒメハキリアリ属(Acromyrmex)、ハキリアリ属(Atta spp.)、セフス属(Cephus spp.)、マツバチ属(Diprion spp.)、マツハバチ科(Diprionidae)、シマトウヒハバチ(Gilpinia polytoma)、ハバチ属(Hoplocampa spp.)、ラシウス属(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ネオジプリオン属(Neodiprion spp.)、ソレノプシス属(Solenopsis spp.)およびスズメバチ属(Vespa spp.);
シロアリ目(Isoptera)から、例えば、
ヤマトシロアリ属(Reticulitermes spp.);
鱗翅目(Lepidoptera)から、例えば、
アクレリス属(Acleris spp.)、アドキソフィエス属(Adoxophyes spp.)、アエゲリア属(Aegeria spp.)、アグロティス属(Agrotis spp.)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillaceae)、アミロイス属(Amylois spp.)、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルチップス属(Archips spp.)、アルギロタエニア属(Argyrotaenia spp.)、アウトグラファ属(Autographa spp.)、アフリカズイム(Busseola fusca)、スジマラダメイガ(Cadra cautella)、モモシンクイガ(Carposina nipponensis)、ツドガ属(Chilo spp.)、コリストネウラ属(Choristoneura spp.)、ブドウホソハマキ(Clysia ambiguella)、クナファロクロシス属(Cnaphalocrocis spp.)、クネファシア属(Cnephasia spp.)、コチリス属(Cochylis spp.)、コレオフォラ属(Coleophora spp.)、ケブカノメイガ(Crocidolomia binotalis)、クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)、シジア属(Cydia spp.)、ジアトラエア属(Diatraea spp.)、ジパロプシス・カスタネア(Diparopsis castanea)、エアリアス属(Earias spp.)、エフェスチア属(Ephestia spp.)、ユーコスマ属(Eucosma spp.)、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)、ユープロクチス属(Euproctis spp.)、ヤガ属(Euxoa spp.)、グラホリタ属(Grapholita spp.)、ヘディア・ヌビフェラナ(Hedya nubiferana)、ヘリオティス属(Heliothis spp.)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、レウコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)、リトコレチス属(Lithocollethis spp.)、ホソバヒメハマキ(Lobesia botrana)、マイマイガ属(Lymantria spp.)、リオネチア属(Lyonetia spp.)、マラコソマ属(Malacosoma spp.)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タバコスズメガ(Manduca sexta)、オペロフテラ属(Operophtera spp.)、アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)、パメネ属(Pammene spp.)、パンデミス属(Pandemis spp.)、マツキリガ(Panolis flammea)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiela)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、モンシロチョウ(Pieris rapae)、モンシロチョウ属(Pieris spp.)、コナガ(Plutella xylostella)、プレイス属(Prays spp.)、スシルポファガ属(Scirpophaga spp.)、セサミア属(Sesamia spp.)、スパルガノチス属(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属(Spodoptera spp.)、シナンテドン属(Synanthedon spp.)、タウメトポエア属(Thaumetopoea spp.)、トルトリックス属(Tortrix spp.)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)およびスガ属(Yponomeuta spp.);
食毛目(Mallophaga)から、例えば、
ダマリネア属(Damalinea spp.)およびトリコデクテス属(Trichodectes spp.);
直翅目(Orthoptera)から、例えば、
ゴキブリ属(Blatta spp.)、チャバネゴキブリ属(Blattella spp.)、ケラ属(Gryllotalpa spp.)、マデラゴキブリ(Leucophaea maderae)、バッタ属(Locusta spp.)、ワモンゴキブリ属(Periplaneta spp.)およびコオロギ属(Schistocerca spp.);
チャタテムシ目(Psocoptera)から、例えば、
リポセリス属(Liposcelis spp.);
ノミ目(Siphonaptera)から、例えば、
ナガノミ属(Ceratophyllus spp.)、イヌノミ属(Ctenocephalides spp.)およびケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis);
総翅目(Thysanoptera)から、例えば、
ハナアザミウマ属(Frankliniella spp.)、ヘルシノトリプス属(Hercinothrips spp.)、シルトトリプス・アウランチィ(Scirtothrips aurantii)、タエニオトリプス属(Taeniothrips spp.)、スリップス・パルミ(Thrips palmi)およびスリップス・タバシ(Thrips tabaci);および
シミ目(Thysanura)から、例えば、
セイヨウシミ(Lepisma saccharina)。
【0096】
本発明に係る活性成分は、特に植物、特に有用な植物および農業、園芸および森林における観賞植物、またはこのような植物の果実、花、茎葉、茎、塊茎または根などの器官において発生する上記のタイプの有害生物を防除、すなわち、抑制または破壊するのに使用され得、場合によっては、後の時点で形成される植物器官でさえ、これらの有害生物から保護されたままである。
【0097】
好適な標的作物は、特に、コムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、イネ、トウモロコシまたはソルガムなどの穀物;テンサイまたは飼料用ビートなどのビート;果実、例えば、リンゴ、西洋ナシ、プラム、モモ、アーモンド、サクランボまたは液果類、例えばイチゴ、ラズベリーまたはブラックベリーなどの、仁果類、核果類または柔らかい果物;インゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメまたはダイズなどのマメ科植物;ナタネ、カラシナ、ケシ、オリーブ、ヒマワリ、ヤシ、ヒマ、カカオまたはアメリカホドイモ(ground nut)などの油脂植物;カボチャ、キュウリまたはメロンなどのウリ科植物;ワタ、アマ、麻またはジュートなどの繊維植物;オレンジ、レモン、グレープフルーツまたはタンジェリンなどの柑橘類の果物;ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモまたはピーマンなどの野菜類;アボカド、シナモンまたはショウノウなどのクスノキ科(Lauraceae)の植物;およびさらにタバコ、堅果類、コーヒー、ナス、サトウキビ、茶、コショウ、ブドウ、ホップ、オオバコ科の植物、ラテックス植物および観賞植物である。
【0098】
「作物」という用語は、従来の品種改良方法または遺伝子組み換えの結果として、ブロモキシニルのような除草剤または除草剤の種類(例えば、HPPD阻害剤、ALS阻害剤、例えばプリミスルフロン、プロスルフロンおよびトリフロキシスルフロン、EPSPS(5−エノール−ピロビル−シキメート−3−ホスフェート−シンターゼ)阻害剤、GS(グルタミンシンターゼ)阻害剤など)に対する耐性を与えられた作物も含むことが理解されるべきである。従来の品種改良方法(突然変異誘発)によって、イミダゾリノン、例えばイマザモックス(imazamox)に対する耐性を与えられた作物の一例は、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(キャノーラ)である。遺伝子組み換え方法によって除草剤または除草剤の種類に対する耐性を与えられた作物の例としては、RoundupReady(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)の商標名で市販されているグリホサート耐性およびグルホシネート耐性トウモロコシ種が挙げられる。
【0099】
「作物」という用語は、例えば、毒素産生細菌、特に、バチルス属(Bacillus)の細菌に由来する公知のような1つ以上の選択的に作用する毒素を合成することができるように、組み換えDNA技術の使用によって形質転換された作物も含むことも理解されるべきである。
【0100】
このようなトランスジェニック植物によって発現され得る毒素としては、例えば、殺虫タンパク質、例えば、セレウス菌(Bacillus cereus)またはバチルス・ポピリエ(Bacillus popliae)に由来する殺虫タンパク質;またはδ−エンドトキシン、例えばCryIA(b)、CryIA(c)、CryIF、CryIF(a2)、CryIIA(b)、CryIIIA、CryIIIB(b1)もしくはCry9cなどの、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する殺虫タンパク質、または植物性殺虫タンパク質(VIP)、例えばVIP1、VIP2、VIP3もしくはVIP3A;または細菌コロニー形成線虫、例えば、フォトラブダス・ルミネセンス(Photorhabdus luminescens)、キセノラブダス・ネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)などのフォトラブダス属(Photorhabdus spp.)またはキセノラブダス属(Xenorhabdus spp.)の殺虫タンパク質;サソリ毒素、クモ形類毒素、ハチ毒素および他の昆虫に特有の神経毒素などの、動物によって産生される毒素;ストレプトマイセス属(Streptomycetes)毒素などの、真菌によって産生される毒素、エンドウレクチン、オオムギレクチンまたはユキノハナレクチンなどの植物レクチン;凝集素;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤などのプロテイナーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリンまたはブリオジンなどのリボソーム不活性化タンパク質(RIP);3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グリコシル−トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン阻害剤、HMG−COA−レダクターゼなどのステロイド代謝酵素、ナトリウムチャネルまたはカルシウムチャネルの遮断薬などのイオンチャネル遮断薬、幼若ホルモンエステラーゼ、利尿剤ホルモン受容体、スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼおよびグルカナーゼが挙げられる。
【0101】
本発明に関して、δ−エンドトキシン、例えばCryIA(b)、CryIA(c)、CryIF、CryIF(a2)、CryIIA(b)、CryIIIA、CryIIIB(b1)もしくはCry9c、または植物性殺虫タンパク質(VIP)、例えばVIP1、VIP2、VIP3もしくはVIP3Aによって、明らかに、ハイブリッド毒素、切断毒素(truncated toxin)および改変毒素も理解される。ハイブリッド毒素は、それらのタンパク質の異なるドメインの新たな組合せによって組み換えにより産生される(例えば、国際公開第02/15701号パンフレットを参照)。切断毒素、例えば、切断CryIA(b)が公知である。改変毒素の場合、天然毒素の1つ以上のアミノ酸が置換される。このようなアミノ酸置換では、好ましくは、天然に存在しないプロテアーゼ認識配列が、毒素に挿入され、例えば、CryIIIA055の場合、カテプシン−D−認識配列が、CryIIIA毒素に挿入される(国際公開第03/018810号パンフレットを参照)。
【0102】
このような毒素またはこのような毒素を合成することが可能なトランスジェニック植物の例が、例えば、欧州特許出願公開第0374753号明細書、国際公開第93/07278号パンフレット、国際公開第95/34656号パンフレット、欧州特許出願公開第0427529号明細書、欧州特許出願公開第451878号明細書および国際公開第03/052073号パンフレットに開示されている。
【0103】
このようなトランスジェニック植物の調製のための方法は、当業者に一般に知られており、例えば、上記の刊行物に記載されている。CryI型のデオキシリボ核酸およびそれらの調製が、例えば、国際公開第95/34656号パンフレット、欧州特許出願公開第0367474号明細書、欧州特許出願公開第0401979号明細書および国際公開第90/13651号パンフレットから公知である。
【0104】
トランスジェニック植物に含まれる毒素は、害虫に対する耐性を植物に与える。このような昆虫は、昆虫の分類群において見られるが、カブトムシ(鞘翅目(Coleoptera))、双翅昆虫(双翅目(Diptera))およびチョウ(鱗翅目(Lepidoptera))において特に一般的に見られる。
【0105】
殺虫剤耐性(insecticidal resistance)をコードし、1つ以上の毒素を発現する1つ以上の遺伝子を含むトランスジェニック植物が公知であり、それらのいくつかが、市販されている。このような植物の例は、YieldGard(登録商標)(CryIA(b)毒素を発現するトウモロコシ変種);YieldGard Rootworm(登録商標)(CryIIIB(b1)毒素を発現するトウモロコシ変種);YieldGard Plus(登録商標)(CryIA(b)およびCryIIIB(b1)毒素を発現するトウモロコシ変種);Starlink(登録商標)(Cry9(c)毒素を発現するトウモロコシ変種);Herculex I(登録商標)(CryIF(a2)毒素、および除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るための酵素ホスフィノトリシンN−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現するトウモロコシ変種);NuCOTN 33B(登録商標)(CryIA(c)毒素を発現するワタ変種);Bollgard I(登録商標)(CryIA(c)毒素を発現するワタ変種);Bollgard II(登録商標)(CryIA(c)およびCryIIA(b)毒素を発現するワタ変種);VIPCOT(登録商標)(VIP毒素を発現するワタ変種);NewLeaf(登録商標)(CryIIIA毒素を発現するジャガイモ変種);NatureGard(登録商標)Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21グリホサート耐性形質)、Agrisure(登録商標)CB Advantage(Bt11アワノメイガ(CB)形質)およびProtecta(登録商標)である。
【0106】
このようなトランスジェニック作物のさらなる例は、以下のとおりである:
1.Syngenta Seeds SAS(Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France)製のBt11トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。切断型CryIA(b)毒素の遺伝子導入による発現によってアワノメイガ(ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)およびセサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対して耐性にされた遺伝子組み換えトウモロコシ。Bt11トウモロコシはまた、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るために、酵素PATを遺伝子導入により発現させる。
【0107】
2.Syngenta Seeds SAS(Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France)製のBt176トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。CryIA(b)毒素の遺伝子導入による発現によってアワノメイガ(ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)およびセサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対して耐性にされた遺伝子組み換えトウモロコシ。Bt176トウモロコシはまた、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るために、酵素PATを遺伝子導入により発現させる。
【0108】
3.Syngenta Seeds SAS(Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France)製のMIR604トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。改変されたCryIIIA毒素の遺伝子導入による発現によって耐虫性を与えられたトウモロコシ。この毒素は、カテプシン−D−プロテアーゼ認識配列の挿入によって改変されたCry3A055である。このようなトランスジェニックトウモロコシ植物の作製が、国際公開第03/018810号パンフレットに記載されている。
【0109】
4.Monsanto Europe S.A.(270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium)製のMON 863トウモロコシ、登録番号C/DE/02/9。MON 863は、CryIIIB(b1)毒素を発現し、特定の鞘翅目(Coleoptera)昆虫に対する耐性を有する。
【0110】
5.Monsanto Europe S.A.(270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium)製のIPC 531ワタ、登録番号C/ES/96/02。
【0111】
6.Pioneer Overseas Corporation(Avenue Tedesco,7 B−1160 Brussels,Belgium)製の1507トウモロコシ、登録番号 C/NL/00/10。特定の鱗翅目(Lepidoptera)昆虫に対する耐性を得るためのタンパク質Cry1Fの発現および除草剤グルホシネートアンモニウムに対する耐性を得るためのPATタンパク質の発現のための遺伝子組み換えトウモロコシ。
【0112】
7.Monsanto Europe S.A.(270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium)製のNK603×MON 810トウモロコシ、登録番号C/GB/02/M3/03。遺伝子組み換え種NK603およびMON 810を交配することによる従来法で育種された雑種トウモロコシ種からなる。NK603×MON 810トウモロコシは、除草剤Roundup(登録商標)(グリホサートを含有する)に対する耐性を与える、アグロバクテリウム属(Agrobacterium sp.)株CP4から得られるタンパク質CP4 EPSPS、およびアワノメイガを含む特定の鱗翅目(Lepidoptera)に対する耐性をもたらす、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)から得られるCryIA(b)毒素も遺伝子導入により発現させる。
【0113】
耐虫性植物のトランスジェニック作物も、BATS(Zentrum fuer Biosicherheit und Nachhaltigkeit,Zentrum BATS,Clarastrasse 13,4058 Basel,Switzerland)Report 2003に記載されている。
【0114】
「作物」という用語は、例えば、いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP、例えば欧州特許出願公開第0392225号明細書を参照)などの、選択的作用を有する抗病原性物質を合成することができるように、組み換えDNA技術の使用によって形質転換された作物も含むことが理解されるべきである。このような抗病原性物質およびこのような抗病原性物質を合成することが可能なトランスジェニック植物の例が、例えば、欧州特許出願公開第0392225号明細書、国際公開第95/33818号パンフレット、および欧州特許出願公開第0353191号明細書から公知である。このようなトランスジェニック植物を産生する方法は、当業者に一般に知られており、例えば、上記の刊行物に記載されている。
【0115】
このようなトランスジェニック植物によって発現され得る抗病原性物質としては、例えば、ナトリウムチャネルおよびカルシウムチャネルの遮断薬などのイオンチャネル遮断薬、例えば、KP1、KP4またはKP6毒素;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP;例えば欧州特許出願公開第0392225号明細書を参照);微生物によって産生される抗病原性物質、例えばペプチド抗生物質または複素環式抗生物質(例えば国際公開第95/33818号パンフレットを参照)または植物病原体防御に関与するタンパク質またはポリペプチド因子(国際公開第03/000906号パンフレットに記載されるような、いわゆる「植物病害耐性遺伝子」)が挙げられる。
【0116】
作物はまた、真菌(例えばフザリウム属(Fusarium)、炭疽病菌(Anthracnose)、またはエキビョウキン(Phytophthora))、細菌(例えばシュードモナス属(Pseudomonas))またはウイルス(例えばジャガイモ葉巻病ウイルス、トマト黄化壊疽ウイルス、キュウリモザイクウイルス)病原体に対する耐性の向上のために改変され得る。
【0117】
作物は、ダイズシストセンチュウなどの線虫に対する向上した耐性を有するものも含む。
【0118】
非生物的ストレスに耐性のある作物は、例えば、NF−YBまたは当該技術分野において公知の他のタンパク質の発現によって、乾燥、高い塩分、高温、寒気、霜、または光放射に対する向上した耐性を有するものを含む。
【0119】
向上した収穫高または品質を示す作物は、向上した開花または果実の熟成特性(熟成の遅延など);変性油、でんぷん、アミノ酸、脂肪酸、ビタミン、フェノールまたは他の含有物(Vistive(商標)ダイズ変種など);向上した栄養利用(向上した窒素同化など);および向上した品質の植物生成物(より高い品質の綿花など)を伴うものを含む。
【0120】
本発明に係る化合物および組成物の使用のさらなる分野は、貯蔵品および貯蔵室の保護および原料(木材、織物など)、床仕上げ材または建築物の保護、また、衛生分野において、特に、上記のタイプの有害生物からのヒト、家畜および生産性家畜(productive livestock)の保護である。
【0121】
衛生分野において、本発明に係る化合物および組成物は、カタダニ(hard tick)、ヒメダニ(soft tick)、疥癬ダニ、ツツガムシ、ハエ(サシバエおよび舐性(licking)のハエ)、寄生性のハエ幼虫、シラミ、ケジラミ、ハジラミおよびノミなどの外部寄生生物に対して有効である。
【0122】
このような寄生生物の例は以下のとおりである:
シラミ目(Anoplurida)のうち:ブタジラミ属(Haematopinus spp.)、ホソジラミ属(Linognathus spp.)、ペディクルス属(Pediculus spp.)およびケジラミ属(Phtirus spp.)、ソレノポテス属(Solenopotes spp.)。
ハジラミ目(Mallophagida)のうち:トリメノポン属(Trimenopon spp.)、タンカクハジラミ属(Menopon spp.)、トリノトン属(Trinoton spp.)、ボビコラ属(Bovicola spp.)、ウェルネッキエラ属(Werneckiella spp.)、レピケントロン属(Lepikentron spp.)、ダマリナ属(Damalina spp.)、トリコデクテス属(Trichodectes spp.)およびフェリコラ属(Felicola spp.)。
双翅目(Diptera)ならびにその亜目であるネマトセリナ亜目(Nematocerina)および短角亜目(Brachycerina)のうち、例えば、ヤブカ属(Aedes spp.)、ハマダラカ属(Anopheles spp.)、イエカ属(Culex spp.)、ブヨ属(Simulium spp.)、ツノマユブユ属(Eusimulium spp.)、サシチョウバエ属(Phlebotomus spp.)、ルツォミヤ属(Lutzomyia spp.)、キュリコイデス属(Culicoides spp.)、メクラアブ属(Chrysops spp.)、ヒボミトラ属(Hybomitra spp.)、キイロアブ属(Atylotus spp.)、アブ属(Tabanus spp.)、ゴマフアブ属(Haematopota spp.)、フィリポミア属(Philipomyia spp.)、ブラウラ属(Braula spp.)、イエバエ属(Musca spp.)、トゲアシメマトイ属(Hydrotaea spp.)、サシバエ属(Stomoxys spp.)、ヘマトビア属(Haematobia spp.)、モレリア属(Morellia spp.)、ヒメイエバエ属(Fannia spp.)、ツェツェバエ属(Glossina spp.)、オオクロバエ属(Calliphora spp.)、キンバエ属(Lucilia spp.)、オビキンバエ属(Chrysomyia spp.)、ヴォールファールトニクバエ属(Wohlfahrtia spp.)、ニクバエ属(Sarcophaga spp.)、ヒツジバエ属(Oestrus spp.)、ウシバエ属(Hypoderma spp.)、ウマバエ属(Gasterophilus spp.)、シラミバエ属(Hippobosca spp.)、シカシラミバエ属(Lipoptena spp.)およびヒツジシラミバエ属(Melophagus spp.)。
ノミ目(Siphonapterida)のうち、例えば、ヒトノミ属(Pulex spp.)、イヌノミ属(Ctenocephalides spp.)、ネズミノミ属(Xenopsylla spp.)、ナガノミ属(Ceratophyllus spp.)。
異翅目(Heteropterida)のうち、例えば、トコジラミ属(Cimex spp.)、サシガメ属(Triatoma spp.)、ロードニウス属(Rhodnius spp.)、パンストロギルス属(Panstrongylus spp.)。
ゴキブリ目(Blattarida)のうち、例えば、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、チャバネゴキブリ(Blattelagermanica)およびスペラ属(Supella spp.)。
ダニ亜綱(Acaria(Acarida))ならびにマダニ亜目(Metastigmata)および中気門亜目(Mesostigmata)のうち、例えば、ナガヒメダニ属(Argas spp.)、カズキダニ属(Ornithodorus spp.)、オトビウス属(Otobius spp.)、タネガタマダニ属(Ixodes spp.)、キララマダニ属(Amblyomma spp.)、ウシマダニ属(Boophilus spp.)、カクマダニ属(Dermacentor spp.)、チマダニ属(Haemophysalis spp.)、イボマダニ属(Hyalomma spp.)、コイタマダニ属(Rhipicephalus spp.)、デルマニスス属(Dermanyssus spp.)、ライリエチア属(Raillietia spp.)、ニューモニスス属(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ属(Sternostoma spp.)およびバロア属(Varroa spp.)。
ダニ目(Actinedida)(前気門類(Prostigmata))およびカイチュウ目(Acaridida)(コナダニ亜目(Astigmata))のうち、例えば、アカラピス属(Acarapis spp.)、ツメダニ属(Cheyletiella spp.)、オルニソケイレチア属(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属(Myobia spp.)、ヒツジツメダニ属(Psorergatesspp.)、ニキビダニ属(Demodex spp.)、ツツガムシ属(Trombicula spp.)、リストロホルス属(Listrophorus spp.)、コナダニ属(Acarus spp.)、チロファグス属(Tyrophagus spp.)、ゴミコナダニ属(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス属(Hypodectes spp.)、プテロリクス属(Pterolichus spp.)、キュウセンヒゼンダニ属(Psoroptes spp.)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)、ミミヒゼンダニ属(Otodectes spp.)、ヒゼンダニ属(Sarcoptes spp.)、ショウセンコウヒゼンダニ属(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属(Knemidocoptes spp.)、シトジテス属(Cytodites spp.)およびラミノシオプテス属(Laminosioptes spp.)。
【0123】
本発明に係る化合物および組成物はまた、木材、織物、プラスチック、接着剤、のり、塗料、紙および厚紙、皮革、床仕上げ材および建築物などの材料の場合、昆虫の加害から保護するのに好適である。
【0124】
本発明に係る組成物は、例えば、以下の有害生物に対して使用され得る:ヨーロッパイエカミキリ(Hylotrupes bajulus)、クロロホルス・ピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、キセストビウム・ルホビロスム(Xestobium rufovillosum)、プチリヌスペクチコルニス(Ptilinuspecticornis)、デンドロビウム・ペルチネクス(Dendrobium pertinex)、マツザイシバンムシ(Ernobius mollis)、オオナガシバンムシ(Priobium carpini)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、アフリカヒラタキクイムシ(Lyctus africanus)、アメリカヒラタキクイムシ(Lyctus planicollis)、ナラヒラタキクイムシ(Lyctus linearis)、リクツス・プベセンス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロン・アエクアレ(Trogoxylon aequale)、ミンテスルギコリス(Minthesrugicollis)、キシルボルス属種(Xyleborus spec.)、トリプトデンドロン属種(Tryptodendron spec.)、アパテ・モナクス(Apate monachus)、ボストリクス・カプシンス(Bostrychus capucins)、ヘテロボストリクス・ブルンネウス(Heterobostrychus brunneus)、シノキシロン属種(Sinoxylon spec.)およびチビタケナガシンクイムシ(Dinoderus minutus)などのカブトムシ、ならびにさらにコルリキバチ(Sirex juvencus)、モミノオオキバチ(Urocerus gigas)、ウロセルス・ギガス・タイグヌス(Urocerus gigas taignus)およびウロセルス・アウグル(Urocerus augur)などの膜翅類の昆虫(hymenopteran)、ならびにカロテルメス・フラヴィコリス(Kalotermes flavicollis)、ニシインドカンザイシロアリ(Cryptotermes brevis)、ヘテロテルメス・インディコラ(Heterotermes indicola)、キアシシロアリ(Reticulitermes flavipes)、レティクリテルメス・サントネンシス(Reticulitermes santonensis)、レティキュリテルメス・ルシフグス(Reticulitermes lucifugus)、ムカシシロアリ(Mastotermes darwiniensis)、ネバダオオシロアリ(Zootermopsis nevadensis)およびイエシロアリ(Coptotermes formosanus)などのシロアリ、ならびにセイヨウシミ(Lepisma saccharina)などのシミ。
【0125】
したがって、本発明は、昆虫、ダニ、線虫または軟体動物に対処し、それを防除する方法を提供し、この方法は、殺虫的に、殺ダニ的に、殺線虫的にまたは殺軟体動物的に有効な量の式(I)または(I’)の化合物、または式(I)または(I’)の化合物を含有する組成物を、有害生物、有害生物の場所、または有害生物による攻撃を受けやすい植物に施用する工程を含む。式(I)または(I’)の化合物は、好ましくは、昆虫またはダニに対して使用される。
【0126】
本明細書において使用される際の「植物」という用語は、苗、低木および高木を含む。
【0127】
したがって、本発明は、乳剤、懸濁濃縮物、直接噴霧可能または希釈可能な液剤、延展可能なペースト、希釈乳剤、可溶性粉剤、分散性粉剤、水和剤、ダスト剤(dust)、粒剤またはポリマー物質中への封入物などの殺虫組成物にも関し、これは、本発明に係る活性成分の少なくとも1つを含み、意図される目的およびそのときの状況に合わせて選択されるべきである。
【0128】
これらの組成物において、活性成分は、純粋な形態で、例えば、特定の粒径における固体活性成分で用いられ、または好ましくは、増量剤、例えば溶媒または固体担体など、または表面活性化合物(界面活性剤)などの、製剤化の技術分野において通常使用される助剤の少なくとも1つとともに用いられる。
【0129】
好適な溶媒の例は、非水素化または部分的に水素化された芳香族炭化水素、好ましくは、キシレン混合物、アルキル化ナフタレンまたはテトラヒドロナフタレンなどのアルキルベンゼンのC8〜C12留分、パラフィンまたはシクロヘキサンなどの脂肪族または脂環式炭化水素、エタノール、プロパノールまたはブタノール、グリコールなどのアルコールならびにプロピレングリコール、ジプロピレングリコールエーテル、エチレングリコールまたはエチレングリコールモノメチルエーテルまたはエチレングリコールモノエチルエーテルなどの、それらのエーテルおよびエステル、シクロヘキサノン、イソホロンまたはジアセトンアルコールなどのケトン、N−メチルピロリド−2−オン、ジメチルスルホキシドまたはN,N−ジメチルホルムアミドなどの強い極性の溶媒、水、非エポキシ化またはエポキシ化ナタネ油、ヒマシ油、ヤシ油またはダイズ油などのエポキシ化またはエポキシ化植物油、およびシリコーン油である。
【0130】
例えば、ダスト剤および分散性粉剤に使用される固体担体は、一般に、方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイトまたはアタパルジャイトなどの粉砕された天然鉱物である。物理的特性を向上させるために、高度に分散したシリカまたは高度に分散した吸収性ポリマーを加えることも可能である。粒剤のための好適な粒子状吸着性担体は、軽石、レンガ砂(brick grit)、海泡石またはベントナイトなどの多孔質型であり、好適な非吸収性担体材料は、方解石または砂である。さらに、多くの無機性または有機性の粒状材料、特に、ドロマイトまたは粉砕した植物残渣が使用され得る。
【0131】
好適な表面活性化合物は、製剤化される活性成分のタイプに応じて、良好な乳化、分散および湿潤特性を有する非イオン性、カチオン性および/またはアニオン性界面活性剤あるいは界面活性剤混合物である。後述される界面活性剤は、例としてみなされるに過ぎず;製剤化の技術分野において通常使用され、および本発明にしたがって好適な多くのさらなる界面活性剤が、関連文献に記載されている。
【0132】
好適な非イオン性界面活性剤は、特に、脂肪族または脂環式アルコールのポリグリコールエーテル誘導体、飽和または不飽和脂肪酸のポリグリコールエーテル誘導体またはアルキルフェノールのポリグリコールエーテル誘導体であり、これは、約3〜約30個のグリコールエーテル基および約8〜約20個の炭素原子を(環状)脂肪族炭化水素基に含有し得、または約6〜約18個の炭素原子をアルキルフェノールのアルキル部分に含有し得る。アルキル鎖中の1〜約10個の炭素原子および約20〜約250個のエチレングリコールエーテル基および約10〜約100個のプロピレングリコールエーテル基を有する、ポリプロピレングリコール、エチレンジアミノポリプロピレングリコールまたはアルキルポリプロピレングリコールとの水溶性ポリエチレンオキシド付加物も好適である。通常、上記の化合物は、1つのプロピレングリコール単位につき1〜約5つのエチレングリコール単位を含む。挙げられる例は、ノニルフェノキシポリエトキシエタノール、ヒマシ油ポリグリコールエーテル、ポリプロピレングリコール/ポリエチレンオキシド付加物、トリブチルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリエチレングリコールまたはオクチルフェノキシポリエトキシエタノールである。ポリオキシエチレンソルビタントリオレエートなどのポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステルも好適である。
【0133】
カチオン性界面活性剤は、特に、置換基として約8〜約22個のC原子を有する少なくとも1つのアルキル基およびさらなる置換基として(非ハロゲン化またはハロゲン化)低級アルキルまたはヒドロキシアルキルまたはベンジル基を一般に有する第四級アンモニウム塩である。塩は、好ましくは、ハロゲン化物、メチル硫酸塩またはエチル硫酸塩の形態である。例は、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムおよび臭化ベンジルビス(2−クロロエチル)エチルアンモニウムである。
【0134】
好適なアニオン性界面活性剤の例は、水溶性の石けんまたは水溶性の合成表面活性化合物である。好適な石けんの例は、オレイン酸またはステアリン酸の、または例えば、ヤシ油またはトール油から得られる天然脂肪酸混合物のナトリウム塩またはカリウム塩などの、約10〜約22個のC原子を有する脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩または(非置換または置換)アンモニウム塩であり;脂肪酸メチルタウレートも挙げられるべきである。しかしながら、合成界面活性剤、特に、脂肪族スルホネート、脂肪族サルフェート、スルホン酸化ベンズイミダゾール誘導体またはアルキルアリールスルホネートがより高い頻度で使用される。一般に、脂肪族スルホネートおよび脂肪族サルフェートは、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩または(置換または非置換)アンモニウム塩として存在し、一般に、約8〜約22個のC原子のアルキル基を有し、アルキルはまた、アシル基のアルキル部分を含むものと理解されるべきであり;その挙げられる例は、リグノスルホン酸の、ドデシル硫酸エステルのまたは天然の脂肪酸から調製される脂肪族アルコールサルフェート混合物のナトリウム塩またはカルシウム塩である。この基は、脂肪族アルコール/エチレンオキシド付加物の硫酸エステルおよびスルホン酸の塩も含む。スルホン酸化ベンズイミダゾール誘導体は、好ましくは、2つのスルホニル基および約8〜約22個のC原子の脂肪酸基を含む。アルキルアリールスルホネートの例は、デシルベンゼンスルホン酸の、ジブチルナフタレンスルホン酸のまたはナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩、カルシウム塩またはトリエタノールアンモニウム塩である。さらに、p−ノニルフェノール/(4−14)エチレンオキシド付加物のリン酸エステル、またはリン脂質の塩などの好適なホスフェートも可能である。さらなる好適なホスフェートは、脂肪族または芳香族アルコールによるリン酸のトリス−エステルおよび/または脂肪族または芳香族アルコールによるアルキルホスホン酸のビス−エステルであり、これは、高性能の油性補助剤である。これらのトリス−エステルは、例えば、国際公開第0147356号パンフレット、国際公開第0056146号パンフレット、欧州特許出願公開第0579052または欧州特許出願公開第1018299号明細書に記載されており、またはそれらの化学名で市販されている。新規な組成物に使用するための好ましいリン酸のトリス−エステルは、トリス−(2−エチルヘキシル)ホスフェート、トリス−n−オクチルホスフェートおよびトリス−ブトキシエチルホスフェートであり、ここで、トリス−(2−エチルヘキシル)ホスフェートが最も好ましい。好適なアルキルホスホン酸のビス−エステルは、ビス−(2−エチルヘキシル)−(2−エチルヘキシル)−ホスホネート、ビス−(2−エチルヘキシル)−(n−オクチル)−ホスホネート、ジブチル−ブチルホスホネートおよびビス(2−エチルヘキシル)−トリプロピレン−ホスホネートであり、ここで、ビス−(2−エチルヘキシル)−(n−オクチル)−ホスホネートが特に好ましい。
【0135】
本発明に係る組成物は、植物由来または動物由来の油、鉱油、このような油のアルキルエステルまたはこのような油と油誘導体との混合物を含む添加剤をさらに含み得るのが好ましい。本発明に係る組成物に使用される添加剤の量は、一般に、スプレー混合物を基準にして、0.01〜10%である。例えば、油添加剤は、スプレー混合物が調製された後、所望の濃度でスプレータンクに加えられ得る。好ましい油添加剤は、鉱油または植物由来の油、例えば、ADIGOR(登録商標)およびMERO(登録商標)などのナタネ油、オリーブ油またはヒマワリ油、AMIGO(登録商標)(Rhone−Poulenc Canada Inc.)などの乳化植物油、植物由来の油のアルキルエステル、例えば、メチル誘導体、あるいは魚油または牛脂などの動物由来の油を含む。好ましい添加剤は、例えば、活性成分として、実質的に80重量%の、魚油のアルキルエステルおよび15重量%のメチル化ナタネ油、およびさらに5重量%の通例の乳化剤およびpH調整剤を含有する。特に好ましい油添加剤は、C
8〜C
22脂肪酸のアルキルエステル、特に、C
12〜C
18脂肪酸のメチル誘導体を含み、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸のメチルエステルが重要である。それらのエステルは、ラウリン酸メチル(CAS−111−82−0)、パルミチン酸メチル(CAS−112−39−0)およびオレイン酸メチル(CAS−112−62−9)として知られている。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体は、Emery(登録商標)2230および2231(Cognis GmbH)である。それらのおよび他の油誘導体は、the Compendium of Herbicide Adjuvants,5th Edition,Southern Illinois University,2000からも知られている。また、アルコキシ化脂肪酸が、本発明の組成物における添加剤としてならびに国際公開第08/037373号パンフレットに記載されているポリメチルシロキサン系添加剤として使用され得る。
【0136】
油添加剤の施用および作用は、それらを、非イオン性、アニオン性またはカチオン性界面活性剤などの表面活性物質と組み合わせることによってさらに向上され得る。好適なアニオン性、非イオン性およびカチオン性界面活性剤の例が、国際公開第97/34485号パンフレットの7および8頁に挙げられている。好ましい表面活性物質は、ドデシルベンジルスルホネート(dodecylbenzylsulfonate)タイプ、特にそのカルシウム塩のアニオン性界面活性剤、およびさらに脂肪族アルコールエトキシレートタイプの非イオン性界面活性剤である。5〜40のエトキシ化度を有するエトキシ化C
12〜C
22脂肪族アルコールが特に好ましい。市販の界面活性剤の例は、Genapolタイプ(Clariant AG)である。シリコーン界面活性剤、特に、例えばSilwet L−77(登録商標)として市販されているポリアルキル−オキシド変性ヘプタメチルトリシロキサン、およびさらに過フッ素化界面活性剤も好ましい。全添加剤に対する表面活性物質の濃度は、一般に、1〜30重量%である。油または鉱油またはそれらの誘導体と、界面活性剤との混合物からなる油添加剤の例は、Edenor ME SU(登録商標)、Turbocharge(登録商標)(Syngenta AG,CH)およびActipron(登録商標)(BP Oil UK Limited,GB)である。
【0137】
前記表面活性物質はまた、単独で、すなわち、油添加剤なしで製剤に使用され得る。
【0138】
さらに、油添加剤/界面活性剤混合物への有機溶媒の添加が、作用のさらなる向上に寄与し得る。好適な溶媒は、例えば、Solvesso(登録商標)(ESSO)およびAromatic Solvent(登録商標)(Exxon Corporation)である。このような溶媒の濃度は、総重量の10〜80重量%である。溶媒と混合され得るこのような油添加剤が、例えば、米国特許第4834908号明細書に記載されている。この文献に開示される市販の油添加剤は、MERGE(登録商標)(BASF Corporation)という名称で知られている。本発明にしたがって好ましいさらなる油添加剤は、SCORE(登録商標)(Syngenta Crop Protection Canada.)である。
【0139】
上に挙げられる油添加剤に加えて、本発明に係る組成物の活性を向上させるために、アルキルピロリドンの配合物(例えばAgrimax(登録商標))がスプレー混合物に加えられることも可能である。例えば、ポリアクリルアミド、ポリビニル化合物またはポリ−1−p−メンテン(例えばBond(登録商標)、Courier(登録商標)またはEmerald(登録商標))などの、合成ラテックスの配合物も使用され得る。プロピオン酸を含有する溶液、例えばEurogkem Pen−e−trate(登録商標)も、活性促進剤としてスプレー混合物中に混合され得る。
【0140】
一般に、組成物は、0.1〜99%、特に、0.1〜95%の、式(I)または(I’)の活性成分と、1〜99.9%、特に、5〜99.9%の、少なくとも1つの固体または液体補助剤とを含み、一般に、組成物の0〜25%、特に、0.1〜20%が、界面活性剤であることが可能である(%はそれぞれ、重量パーセントを意味する)。濃縮された組成物が商品として好ましい傾向があるが、最終消費者は、一般に、かなり低い濃度の活性成分を有する希釈組成物を使用する。好ましい組成物は、特に以下のように構成される(%=重量パーセント):
【0141】
乳剤:
活性成分:1〜95%、好ましくは5〜50%、より好ましくは5〜20%
界面活性剤:1〜30%、好ましくは10〜20%
溶媒:5〜98%、好ましくは70〜85%
【0142】
ダスト剤:
活性成分:0.1〜10%、好ましくは2〜5%、
固体担体:99.9〜90%、好ましくは99.9〜99%
【0143】
懸濁濃縮物:
活性成分:5〜75%、好ましくは10〜50%、より好ましくは10〜40%
水:94〜24%、好ましくは88〜30%
界面活性剤:1〜40%、好ましくは2〜30%
【0144】
油性懸濁濃縮物:
活性成分:2〜75%、好ましくは5〜50%、より好ましくは10〜25%
油:94〜24%、好ましくは88〜30%
界面活性剤:1〜40%、好ましくは2〜30%
【0145】
水和剤:
活性成分:0.5〜90%、好ましくは1〜80%、より好ましくは25〜75%
界面活性剤:0.5〜20%、好ましくは1〜15%
固体担体:5〜99%、好ましくは15〜98%
【0146】
粒剤:
活性成分:0.5〜30%、好ましくは3〜25%、より好ましくは3〜15%
固体担体:99.5〜70%、好ましくは97〜85%
【0147】
好ましくは、「活性成分」という用語は、上に示される表1〜7から選択される化合物のうちの1つを指す。それは、式(I)または(I’)の化合物、特に、前記表1〜7から選択される化合物と、他の殺虫剤、殺真菌剤、除草剤、毒性緩和剤、補助剤などとの混合物も指し、この混合物は、以下に具体的に開示される。
【0148】
組成物は、安定剤、例えば非エポキシ化またはエポキシ化植物油(例えばエポキシ化ヤシ油、ナタネ油またはダイズ油)、消泡剤、例えば、シリコーン油、防腐剤、粘性調節剤、結合剤および/または粘着付与剤;肥料、特に、本発明の化合物の効力を促進し得る、国際公開第08/017388号パンフレットに記載されるような、硝酸アンモニウムおよび尿素などの窒素含有肥料などのさらなる固体または液体助剤;または特定の効果を得るための他の活性成分、例えば、本発明の化合物の効力を促進することができ、アルコキシ化脂肪酸などの浸透促進剤と組み合わせて使用され得る、国際公開第07/068427号パンフレットおよび国際公開第07/068428号パンフレットに記載されるような、アンモニウム塩またはホスホニウム塩、特に、ハロゲン化物、硫酸(水素)塩、硝酸塩、炭酸(水素)塩、クエン酸塩、酒石酸塩、ギ酸塩および酢酸塩;殺菌剤、殺真菌剤、殺線虫剤、植物活性化剤、殺軟体動物剤または除草剤も含み得る。
【0149】
本発明に係る組成物は、例えば、固体活性成分を粉砕し、篩にかけ、および/または圧縮することによって、助剤の非存在下で、および、例えば、活性成分を、1つまたは複数の助剤と均質混合し、および/または粉砕することによって、少なくとも1つの助剤の存在下で、それ自体公知の方法で調製される。組成物の調製のためのこれらの方法およびこれらの組成物の調製のための化合物Iの使用も、本発明の主題である。
【0150】
組成物のための施用方法、すなわち、噴霧、霧化(atomizing)、散布、はけ塗り(brushing on)、粉衣(dressing)、拡散(scattering)または注ぎかけ(pouring)など(これらは、そのときの状況における意図される目的に合わせて選択されるべきである)の、上記のタイプの有害生物を防除する方法および上記のタイプの有害生物を防除するための組成物の使用が、本発明の他の主題である。典型的な濃度の割合は、0.1〜1000ppm、好ましくは0.1〜500ppmの活性成分である。ヘクタール当たりの施用量は、一般に、ヘクタール当たり1〜2000gの活性成分、特に、10〜1000g/ha、好ましくは、10〜600g/haである。
【0151】
作物保護の分野における施用の好ましい方法は、植物の茎葉への施用(葉面施用)であり、該当する有害生物による加害の危険性に合わせて施用頻度および施用量を選択することができる。あるいは、活性成分は、植物の場所に液体組成物を潅注することによって、または固体形態の活性成分を、植物の場所、例えば土壌中に、例えば粒剤の形態で導入すること(土壌施用)によって、根系(全身作用)を介して植物に到達することができる。水稲作物の場合、このような粒剤は、水田に計量供給され得る。
【0152】
本発明に係る組成物は、上記のタイプの有害生物からの、植物繁殖材料、例えば、果実、塊茎または穀粒などの種子、または苗の保護にも好適である。繁殖材料は、植え付けの前にこの組成物で処理され得、例えば、種子は、種まきの前に処理され得る。あるいは、この組成物は、種子仁を液体組成物に浸漬することによって、または固体組成物の層を塗布することによって、種子仁に塗付され得る(コーティング)。繁殖材料が施用の場所に植え付けられる場合、この組成物を、例えば、ドリルまき(drilling)の際に畝間に施用することも可能である。植物繁殖材料のためのこれらの処理方法およびこのように処理された植物繁殖材料は、本発明のさらなる主題である。式(I)または(I’)の化合物を含む植物繁殖材料が、本発明のさらなる対象である。
【0153】
本発明に係る組成物のさらなる施用方法は、土壌への点滴施用、鱗茎または塊茎などの植物の部分の浸漬、土壌潅注、ならびに土壌注入を含む。これらの方法は、当該技術分野において公知である。
【0154】
殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺軟体動物剤としての式(I)または(I’)の化合物を、有害生物、有害生物の場所、または有害生物による攻撃を受けやすい植物に施用するために、式(I)または(I’)の化合物は、通常、式(I)または(I’)の化合物に加えて、好適な不活性希釈剤または担体および、場合により、本明細書に記載の通りの、または、例えば、EP−B−1062217号明細書に記載の、表面活性剤(SFA)の形態の製剤補助剤を含む組成物へと製剤化される。SFAは、界面張力を低下させ、それによって他の特性(例えば分散、乳化および湿潤)を変化させることによって、界面(例えば、液/固、液/気または液/液界面)の特性を変更することができる化学薬品である。全ての組成物(固体製剤および液体製剤の両方)が、式(I)または(I’)の化合物の0.0001〜95重量%、より好ましくは1〜85重量%、例えば5〜60重量%を占めることが好ましい。この組成物は、一般に、式(I)または(I’)の化合物が0.1g〜10kg/ヘクタール、好ましくは1g〜6kg/ヘクタール、より好ましくは1g〜1kg/ヘクタールの割合で施用されるように、有害生物の防除に使用される。
【0155】
種子粉衣に使用される場合、式(I)または(I’)の化合物は、種子1キログラム当たり0.0001g〜10g(例えば0.001gまたは0.05g)、好ましくは0.005g〜10g、より好ましくは0.005g〜4gの割合で使用される。
【0156】
別の態様において、本発明は、殺虫的に、殺ダニ的に、殺線虫的にまたは殺軟体動物的に有効な量の式(I)または(I’)の化合物と、それに適した担体または希釈剤とを含む、殺虫、殺ダニ、殺線虫または殺軟体動物組成物を提供する。
【0157】
さらに他の態様において、本発明は、ある場所で有害生物に対処し、それを防除する方法であって、有害生物または有害生物の場所を、殺虫的に、殺ダニ的に、殺線虫的にまたは殺軟体動物的に有効な量の、式(I)または(I’)の化合物を含む組成物で処理する工程を含む方法を提供する。
【0158】
この組成物は、粉剤(DP)、水溶剤(SP)、水溶顆粒(SG)、水和性顆粒(WG)、水和剤(WP)、粒剤(GR)(徐放性又は即放性)、可溶濃縮剤(SL)、油混和性液剤(OL)、超低量液剤(UL)、乳化性濃縮物(EC)、分散性濃縮物(DC)、乳剤(水中油(EW)および油中水(EO)の両方)、マイクロエマルション(ME)、懸濁濃縮物(SC)、油性懸濁濃縮物(OD)、エアゾール、薫蒸/燻煙剤(fogging/smoke formulation)、カプセル懸濁剤(CS)および種子処理製剤を含む多くの剤型から選択することができる。いずれの場合も、選択される剤型は、想定される具体的な目的ならびに式(I)または(I’)の化合物の物理的、化学的及び生物学的特性に応じて決まるであろう。
【0159】
粉剤(DP)は、式(I)または(I’)の化合物を、1種以上の固体希釈剤(例えば天然粘土、カオリン、葉ろう石、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、キーゼルグール、チョーク、珪藻土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルクならびに他の有機および無機固体担体)と混合し、この混合物を微粉末へと機械的に粉砕することによって調製され得る。
【0160】
水溶剤(SP)は、水への分散性/溶解性を改善するために、式(I)または(I’)の化合物を、1種以上の水溶性無機塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムなど)または1種以上の水溶性有機固体(多糖など)および、場合により、1種以上の湿潤剤、1種以上の分散剤または前記物質の混合物と混合することによって調製され得る。次に、この混合物は、微粉末に粉砕される。また、同様の組成物を造粒して、水溶顆粒(SG)を形成してもよい。
【0161】
水和剤(WP)は、式(I)または(I’)の化合物を、1種以上の固体希釈剤または担体、1種以上の湿潤剤ならびに、好ましくは、1種以上の分散剤および、場合により、1種以上の懸濁化剤と混合して、液体中の分散を促進することによって調製され得る。次に、この混合物は、微粉末に粉砕される。また、同様の組成物を造粒して、水和性顆粒(WG)を形成してもよい。
【0162】
粒剤(GR)は、式(I)または(I’)の化合物と1種以上の粉末化された固体希釈剤または担体との混合物を造粒することによるか、あるいは式(I)または(I’)の化合物(または好適な物質中のその溶液)を、多孔質の顆粒物質(軽石、アタパルジャイト粘土、フラー土、キーゼルグール、珪藻土または粉砕されたトウモロコシの穂軸など)中に吸収することによるか、または式(I)または(I’)の化合物(または好適な物質中のその溶液)を、硬質のコア材(砂、ケイ酸塩、無機の炭酸塩、硫酸塩またはリン酸塩など)上に吸着し、必要に応じて乾燥させることによって、予め形成されたブランク顆粒(blank granule)から造粒することによるかのいずれかによって形成され得る。吸収または吸着を補助するのに一般的に使用される物質としては、溶媒(例えば脂肪族および芳香族石油系溶媒、アルコール、エーテル、ケトンおよびエステルなど)および固着剤(ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖類および植物油など)が挙げられる。また、1種以上の他の添加剤が、粒剤に含まれてもよい(例えば乳化剤、湿潤剤または分散剤)。
【0163】
分散性濃縮物(DC)は、式(I)または(I’)の化合物を、水あるいはケトン、アルコールまたはグリコールエーテルなどの有機溶媒に溶解させることによって調製され得る。これらの溶液は、(例えば水希釈性を改善し、または噴霧タンク中の結晶化を防止するために)表面活性剤を含有してもよい。
【0164】
乳化性濃縮物(EC)または水中油乳剤(EW)は、式(I)または(I’)の化合物を、有機溶媒(場合により、1種以上の湿潤剤、1種以上の乳化剤または前記物質の混合物を含有する)に溶解させることによって調製され得る。ECに使用するのに適した有機溶媒としては、芳香族炭化水素(SOLVESSO 100、SOLVESSO 150およびSOLVESSO 200によって例示されるアルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど;SOLVESSOは登録商標である)、ケトン(シクロヘキサノンまたはメチルシクロヘキサノンなど)およびアルコール(ベンジルアルコール、フルフリルアルコールまたはブタノールなど)、N−アルキルピロリドン(N−メチルピロリドンまたはN−オクチルピロリドンなど)、脂肪酸のジメチルアミド(C
8〜C
10脂肪酸のジメチルアミドなど)および塩素化炭化水素が挙げられる。EC製品は、水に加えると自然に乳化して、適切な装置によって噴霧施用可能なほど十分な安定性を有する乳剤を生成し得る。EWの調製は、式(I)または(I’)の化合物を液体として(それが室温で液体でない場合、適当な温度、典型的に70℃未満で溶融させてもよい)または溶液中で(それを適切な溶媒に溶解させることによって)得る工程と、次に、得られた液体または溶液を高せん断下で、1種以上のSFAを含有する水へ乳化して、乳剤を生成する工程とを含む。EWに使用するのに適した溶媒としては、植物油、塩素化炭化水素(クロロベンゼンなど)、芳香族溶媒(アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど)および水溶性の低い他の適切な有機溶媒が挙げられる。
【0165】
マイクロエマルション(ME)は、水を、1種以上のSFAと1種以上の溶媒とのブレンドと混合して、熱力学的に安定した等方性(isotropic)液体製剤を自然に生じさせることによって調製され得る。式(I)または(I’)の化合物は、最初、水または溶媒/SFAブレンドのいずれかの中に存在する。MEに使用するのに適した溶媒としては、ECまたはEWへの使用に関して上述したものが挙げられる。MEは、水中油または油中水系のいずれかであり得(どちらの系が存在するかは、伝導度測定によって決定され得る)、水溶性および油溶性有害生物防除剤を同じ製剤中で混合することに適し得る。MEは、水へ希釈するのに適しており、マイクロエマルションのまま残るかまたは従来の水中油乳剤を形成する。
【0166】
懸濁濃縮物(SC)は、式(I)または(I’)の化合物の微粉化された不溶性固体粒子の水性または非水性懸濁液を含み得る。SCは、好適な媒体中で、式(I)の固体化合物を、場合により1種以上の分散剤とともにボールミル粉砕またはビーズミル粉砕して、この化合物の微粒子懸濁液を生成することによって調製され得る。1種以上の湿潤剤が、組成物に含まれてもよく、懸濁化剤が、粒子の沈降速度を低下させるために含まれてもよい。あるいは、式(I)または(I’)の化合物は、乾式ミル粉砕され、上述した物質を含有する水に加えられて、所望の最終生成物を生成してもよい。
【0167】
油性懸濁濃縮物(OD)は、式(I)または(I’)の化合物の微粉化された不溶性固体粒子を、有機流体(例えば少なくとも1つの鉱油または植物油)に懸濁させることによって、同様に調製され得る。ODは、少なくとも1つの浸透促進剤(例えばアルコールエトキシレートまたは関連する化合物)、少なくとも1つの非イオン性界面活性剤および/または少なくとも1つのアニオン性界面活性剤、および場合により、乳化剤、発泡防止剤、防腐剤、酸化防止剤、染料、および/または不活性な充填材の群からの少なくとも1つの添加剤をさらに含み得る。ODは、適切な装置によって噴霧施用可能なほど十分な安定性を有するスプレー溶液を生成するために、使用前に水で希釈するように意図され、使用前に水で希釈するのに適している。
【0168】
エアゾール製剤は、式(I)または(I’)の化合物および好適な噴射剤(例えばn−ブタン)を含む。式(I)または(I’)の化合物はまた、好適な媒体(例えば水またはn−プロパノールなどの水混和性液体)に溶解または分散されて、非加圧式の、手動噴霧ポンプにおいて使用するための組成物が得られる。
【0169】
式(I)または(I’)の化合物は、閉鎖された空間において、この化合物を含有する煙を生成するのに適した組成物を形成するために、火工品(pyrotechnic)混合物と乾燥状態で混合されてもよい。
【0170】
カプセル懸濁剤(CS)は、各油滴がポリマーシェルによって封入され、かつ式(I)または(I’)の化合物および、場合により、そのための担体または希釈剤を含有する油滴の水性分散液が得られる追加の重合段階を伴う以外は、EW製剤の調製と同様の方法で調製され得る。ポリマーシェルは、界面重縮合反応またはコアセルベーション手順のいずれかによって生成され得る。この組成物は、式(I)または(I’)の化合物の制御放出を提供し、種子処理に使用されてもよい。式(I)または(I’)の化合物はまた、生分解性ポリマーマトリックス中で製剤化されて、この化合物の遅延制御放出を提供することができる。
【0171】
式(I)または(I’)の化合物はまた、種子処理、例えば乾燥種子処理用の粉剤(DS)、水溶性粉剤(SS)またはスラリー処理用の水和性粉剤(WS)を含む粉末組成物として、あるいはフロアブル剤(FS)、液剤(LS)またはカプセル懸濁剤(CS)を含む液体組成物として使用するために製剤化され得る。DS、SS、WS、FSおよびLS組成物の調製は、それぞれ、上述したDP、SP、WP、SC、ODおよびDC組成物の調製と非常に類似している。種子を処理するための組成物は、組成物の種子への付着を補助する物質(例えば鉱油または塗膜形成バリア)を含んでいてもよい。
【0172】
本発明の組成物は、組成物の生物学的性能を改善するために(例えば表面上の湿潤、保持または分散;処理された表面における耐雨性;あるいは式(I)または(I’)の化合物の取り込みまたは移動性を改善することによる)、1種以上の添加剤を含んでいてもよい。このような添加剤としては、表面活性剤(SFA)、油系噴霧添加剤、例えば特定の鉱油、植物油、または天然植物油(ダイズ油およびナタネ油など)、およびこれらと、他の生物学的強化(bio−enhancing)助剤(式(I)または(I’)の化合物の作用を補助し、または調整し得る成分)とのブレンドが挙げられる。式(I)または(I’)の化合物の効果の増大は、例えば、アンモニウム塩および/またはホスホニウム塩、および/または場合により、脂肪族アルコールアルコキシレート(例えばナタネ油メチルエステル)または植物油エステルなどの少なくとも1つの浸透促進剤を加えることによって行われ得る。
【0173】
湿潤剤、分散剤および乳化剤は、カチオン型、アニオン型、両性イオン型または非イオン型の表面活性剤(SFA)であってもよい。
【0174】
好適なカチオン型のSFAとしては、第四級アンモニウム化合物(例えば臭化セチルトリメチルアンモニウム)、イミダゾリンおよびアミン塩が挙げられる。
【0175】
好適なアニオン型SFAとしては、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステルの塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化された芳香族化合物の塩(例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、スルホン酸ブチルナフタレンならびにジ−イソプロピル−およびトリ−イソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウムの混合物)、硫酸エーテル、硫酸アルコールエーテル(例えばラウレス−3−硫酸ナトリウム)、カルボン酸エーテル(例えばラウレス−3−カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル(1種以上の脂肪族アルコールとリン酸との反応からの生成物(主にモノ−エステル)または五酸化リン(主に、ジ−エステル)、例えばラウリルアルコールとテトラリン酸との反応物;さらにこれらの生成物は、エトキシ化されていてもよい)、スルホスクシナメート(sulfosuccinamate)、パラフィンまたはオレフィンスルホネート、タウレートおよびリグノスルホネートが挙げられる。
【0176】
好適な両性型のSFAとしては、ベタイン、プロピオネートおよびグリシネートが挙げられる。
【0177】
好適な非イオン型のSFAとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどのアルキレンオキシドまたはそれらの混合物の、脂肪族アルコール(オレイルアルコールまたはセチルアルコールなど)またはアルキルフェノール(オクチルフェノール、ノニルフェノールまたはオクチルクレゾールなど)との縮合生成物;長鎖脂肪酸または無水ヘキシトールから誘導される部分エステル;前記部分エステルのエチレンオキシドとの縮合生成物;ブロックポリマー(エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを含む);アルカノールアミド;単純なエステル(例えば脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えばラウリルジメチルアミンオキシド);およびレシチンが挙げられる。
【0178】
好適な懸濁化剤としては、親水コロイド(多糖類、ポリビニルピロリドンまたはナトリウムカルボキシメチルセルロースなど)および膨潤粘土(ベントナイトまたはアタパルジャイトなど)が挙げられる。
【0179】
式(I)または(I’)の化合物は、殺虫化合物の公知の施用手段のいずれかによって施用され得る。例えば、式(I)または(I’)の化合物は、製剤化された状態または製剤化されていない状態で、有害生物または有害生物の場所(有害生物の生息場所、または有害生物が蔓延しやすい栽培植物など)または葉、茎、枝または根を含む植物のいずれかの部分に、植えられる前の種子にまたは植物が生育し、または植えられる他の媒体(根の周囲の土壌、土壌一般、水田の水または水耕栽培系など)に、直接施用されてもよく、あるいは噴霧、粉衣、浸漬による施用、クリームまたはペースト製剤としての施用、蒸気としての施用あるいは土壌または水性環境への組成物(顆粒組成物または水溶性バッグに充填された組成物など)の散布または導入による施用を行ってもよい。
【0180】
式(I)または(I’)の化合物はまた、動電型の噴霧技術または他の低容量の方法を用いて、植物に注入されるかまたは植生に噴霧されてもよく、あるいは地上または空中灌漑システム(land or aerial irrigation system)によって施用されてもよい。
【0181】
水性調製物(水溶液または分散液)として使用される組成物は、一般に高い割合の活性成分を含有する濃縮物の形態で供給され、この濃縮物は、使用前に水に加えられる。これらの濃縮物としては、DC、SC、OD、EC、EW、ME、SG、SP、WP、WGおよびCSが挙げられ、これらは、多くの場合、長期間の貯蔵に耐え、このような貯蔵の後、水に加えると、従来の噴霧装置によって施用できるほど十分な時間にわたって均質なままである水性調製物を形成可能であることが必要である。このような水性調製物は、使用される目的に応じて様々な量の式(I)または(I’)の化合物(例えば0.0001〜10重量%)を含有してもよい。
【0182】
式(I)または(I’)の化合物は、肥料(例えば窒素−、カリウム−またはリン含有肥料、およびより好ましくは硝酸アンモニウムおよび/または尿素肥料)との混合物中で使用され得る。好適な剤型としては、肥料の顆粒が挙げられる。この混合物は、好ましくは最大で25重量%の式(I)または(I’)の化合物を含有する。
【0183】
したがって、本発明は、肥料と式(I)または(I’)の化合物とを含む肥料組成物も提供する。
【0184】
本発明の組成物は、生物学的活性を有する他の化合物、例えば微量栄養素あるいは殺菌・殺カビ活性を有する化合物または植物成長の調節、除草、毒性緩和、殺虫、殺線虫または殺ダニの活性を有する化合物を含有してもよい。
【0185】
式(I)または(I’)の化合物は、組成物の単独の活性成分であってもよく、または必要に応じて、有害生物防除剤(昆虫、ダニ、軟体動物および線虫有害生物防除剤)、殺真菌剤、共力剤、除草剤、毒性緩和剤または植物成長調節剤などの1種以上の追加の活性成分と混合されてもよい。それによって、本発明に係る組成物の活性は、かなり範囲が拡大され得、より広い意味で、相乗活性として表すこともできる意外な利点を有し得る。追加の活性成分は:より広い活性スペクトルまたは施用場所におけるより増大された残留性を有する組成物を提供し;植物毒性を減少させることによって、より良好な植物/作物の耐容性を示す組成物を提供し;様々な発育段階の昆虫を防除する組成物を提供し;式(I)または(I’)の化合物の活性を相乗し、または活性を補完し(例えば作用の速度を速め、または撥性(repellency)を克服することによって);あるいは個々の成分に対する耐性の発生を克服または防止するのを補助する。特定の追加の活性成分は、組成物の意図される用途に応じて決まる。好適な有害生物防除剤の例としては、以下が挙げられる:
a)ペルメトリン、シペルメトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、デルタメトリン、シハロトリン(特に、λ−シハロトリン)、ビフェントリン、フェンプロパトリン、シフルトリン、テフルトリン、魚に安全なピレスロイド(例えばエトフェンプロクス)、天然ピレトリン、テトラメトリン、s−ビオアレトリン、フェンフルトリン、プラレトリンまたは5−ベンジル−3−フリルメチル−(E)−(1R,3S)−2,2−ジメチル−3−(2−オキソチオラン−3−イリデンメチル)シクロプロパンカルボキシレートなどのピレスロイド;
b)プロフェノホス、スルプロオス、アセフェート、メチルパラチオン、アジンホス−メチル、デメトン−s−メチル、ヘプテノホス、チオメトン、フェナミホス、モノクロトホス、プロフェノホス、トリアゾホス、メタミドホス、ジメトエート、ホスファミドン、マラチオン、クロルピリホス、ホサロン、テルブホス、フェンスルホチオン、ホノホス、ホレート、ホキシム、ピリミホス−メチル、ピリミホス−エチル、フェニトロチオン、ホスチアゼートまたはジアジノンなどの有機ホスフェート;
c)ピリミカルブ、トリアザメート、クロエトカルブ、カルボフラン、フラチオカルブ、エチオフェンカルブ、アルジカルブ、チオフロックス、カルボスルファン、ベンジオカルブ、フェノブカルブ、プロポクサー、メトミルまたはオキサミルなどのカルバメート(アリールカルバメートを含む);
d)ジフルベンズロン、トリフルムロン、ヘキサフルムロン、フルフェノクスロンまたはクロルフルアズロンなどのベンゾイル尿素;
e)シヘキサチン、酸化フェンブタスズまたはアゾシクロチンなどの有機スズ化合物;
f)テブフェンピラドおよびフェンピロキシメートなどのピラゾール;
g)アベルメクチンまたはミルベマイシン、例えばアバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、イベルメクチン、ミルベマイシン、スピノサド、スピネトラム、またはアザジラクチンなどのマクロライド;
h)ホルモンまたはフェロモン;
i)エンドスルファン、ベンゼンヘキサクロリド、DDT、クロルダンまたはジエルドリンなどの有機塩素化合物;
j)クロルジメホルムまたはアミトラズなどのアミジン;
k)クロロピクリン、ジクロロプロパン、臭化メチルまたはメタムなどの燻蒸剤;
l)イミダクロプリド、チアクロプリド、アセタミプリド、クチアニジン、ニテンピラム、ジノテフラン、またはチアメトキサムなどのネオニコチノイド化合物;
m)テブフェノジド、クロマフェノジドまたはメトキシフェノジドなどのジアシルヒドラジン;
n)ジオフェノランまたはピリプロキシフェンなどのジフェニルエーテル;
o)インドキサカルブ;
p)クロルフェナピル;
q)式(I)または(I’)の化合物またはピリフルキナゾンと異なるピメトロジン化合物;
r)スピロテトラマト、スピロジクロフェンまたはスピロメシフェン;
s)フルベンジアミド、クロラントラニリプロール、またはシアントラニリプロール;
t)シエノピラフェンまたはシフルメトフェン;または
u)スルホキサフロール。
【0186】
組成物の意図される用途に適している場合、上に列挙した有害生物防除剤の主な化学薬品の種類に加えて、特定の標的を有する他の有害生物防除剤が、組成物に用いられてもよい。例えば、特定の作物に対する選択的殺虫剤、例えばコメに使用されるメイガ特異的殺虫剤(カルタップなど)またはウンカ特異的殺虫剤(ブプロフェジンなど)が用いられてもよい。あるいは特定の昆虫の種/段階に特異的な殺虫剤または殺ダニ剤(例えば、クロフェンテジン、フルベンジミン、ヘキシチアゾックスまたはテトラジホンなど、殺ダニ性卵−幼虫駆除剤;ジコホールまたはプロパルギットなど、殺ダニ性運動阻害剤(acaricidal motilicide);ブロモプロピレートまたはクロロベンジレートなどの殺ダニ剤;あるいはヒドラメチルノン、シロマジン、メトプレン、クロルフルアズロンまたはジフルベンズロンなどの成長調節剤)も組成物に含まれてもよい。
【0187】
式IまたはI’の化合物と、活性成分との以下の混合物が好ましく、ここで、好ましくは、「式IまたはI’の化合物」という用語は、上の表1〜7から選択される化合物を意味する:
植物由来または動物由来の油、鉱油、このような油またはこのような油の混合物のアルキルエステル、および石油(代替名)(628)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される補助剤、
1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2−エトキシエタノール(IUPAC名)(910)+式IまたはI’の化合物、2,4−ジクロロフェニルベンゼンスルホネート(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1059)+式IまたはI’の化合物、2−フルオロ−N−メチル−N−1−ナフチルアセドアミド(IUPAC名)(1295)+式IまたはI’の化合物、4−クロロフェニルフェニルスルホン(IUPAC名)(981)+式IまたはI’の化合物、アバメクチン(1)+式IまたはI’の化合物、アセキノシル(3)+式IまたはI’の化合物、アセトプロール[CCN]+式IまたはI’の化合物、アクリナトリン(9)+式IまたはI’の化合物、アルジカルブ(16)+式IまたはI’の化合物、アルドキシカルブ(863)+式IまたはI’の化合物、α−シペルメトリン(202)+式IまたはI’の化合物、アミジチオン(870)+式IまたはI’の化合物、アミドフルメト[CCN]+式IまたはI’の化合物、アミドチオエート(872)+式IまたはI’の化合物、アミトン(875)+式IまたはI’の化合物、アミトンシュウ酸水素塩(875)+式IまたはI’の化合物、アミトラズ(24)+式IまたはI’の化合物、アラマイト(881)+式IまたはI’の化合物、三酸化二ヒ素(882)+式IまたはI’の化合物、AVI 382(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、AZ 60541(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、アジンホス−エチル(44)+式IまたはI’の化合物、アジンホス−メチル(45)+式IまたはI’の化合物、アゾベンゼン(IUPAC名)(888)+式IまたはI’の化合物、アゾシクロチン(46)+式IまたはI’の化合物、アゾトエート(889)+式IまたはI’の化合物、ベノミル(62)+式IまたはI’の化合物、ベノキサホス(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ベンゾキシメート(71)+式IまたはI’の化合物、安息香酸ベンジル(IUPAC名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ビフェナゼート(74)+式IまたはI’の化合物、ビフェントリン(76)+式IまたはI’の化合物、ビナパクリル(907)+式IまたはI’の化合物、ブロフェンバレレート(代替名)+式IまたはI’の化合物、ブロモシクレン(918)+式IまたはI’の化合物、ブロモホス(920)+式IまたはI’の化合物、ブロモホス−エチル(921)+式IまたはI’の化合物、ブロモプロピレート(94)+式IまたはI’の化合物、ブプロフェジン(99)+式IまたはI’の化合物、ブトカルボキシム(103)+式IまたはI’の化合物、ブトキシカルボキシム(104)+式IまたはI’の化合物、ブチルピリダベン(代替名)+式IまたはI’の化合物、多硫化カルシウム(IUPAC名)(111)+式IまたはI’の化合物、カンフェクロル(941)+式IまたはI’の化合物、カーバノレート(943)+式IまたはI’の化合物、カルバリル(115)+式IまたはI’の化合物、カルボフラン(118)+式IまたはI’の化合物、カルボフェノチオン(947)+式IまたはI’の化合物、CGA 50’439(開発コード)(125)+式IまたはI’の化合物、キノメチオナト(126)+式IまたはI’の化合物、クロルベンシド(959)+式IまたはI’の化合物、クロルジメホルム(964)+式IまたはI’の化合物、塩酸クロルジメホルム(964)+式IまたはI’の化合物、クロルフェナピル(130)+式IまたはI’の化合物、クロルフェネトール(968)+式IまたはI’の化合物、クロルフェンソン(970)+式IまたはI’の化合物、クロルフェンスルフィド(971)+式IまたはI’の化合物、クロルフェンビンホス(131)+式IまたはI’の化合物、クロロベンジレート(975)+式IまたはI’の化合物、クロロメブホルム(977)+式IまたはI’の化合物、クロロメチウロン(978)+式IまたはI’の化合物、クロロプロピレート(983)+式IまたはI’の化合物、クロルピリホス(145)+式IまたはI’の化合物、クロルピリホス−メチル(146)+式IまたはI’の化合物、クロルチオホス(994)+式IまたはI’の化合物、シネリンI(696)+式IまたはI’の化合物、シネリンII(696)+式IまたはI’の化合物、シネリン(696)+式IまたはI’の化合物、クロフェンテジン(158)+式IまたはI’の化合物、クロサンテル(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、クマホス(174)+式IまたはI’の化合物、クロタミトン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、クロトキシホス(1010)+式IまたはI’の化合物、クフラネブ(1013)+式IまたはI’の化合物、シアントエート(1020)+式IまたはI’の化合物、シエノピラフェン[CCN]+式IまたはI’の化合物、シフルメトフェン(CAS登録番号:400882−07−7)+式IまたはI’の化合物、シハロトリン(196)+式IまたはI’の化合物、シヘキサチン(199)+式IまたはI’の化合物、シペルメトリン(201)+式IまたはI’の化合物、DCPM(1032)+式IまたはI’の化合物、DDT(219)+式IまたはI’の化合物、デメフィオン(1037)+式IまたはI’の化合物、デメフィオン−O(1037)+式IまたはI’の化合物、デメフィオン−S(1037)+式IまたはI’の化合物、デメトン(1038)+式IまたはI’の化合物、デメトン−メチル(224)+式IまたはI’の化合物、デメトン−O(1038)+式IまたはI’の化合物、デメトン−O−メチル(224)+式IまたはI’の化合物、デメトン−S(1038)+式IまたはI’の化合物、デメトン−S−メチル(224)+式IまたはI’の化合物、デメトン−S−メチルスルホン(1039)+式IまたはI’の化合物、ジアフェンチウロン(226)+式IまたはI’の化合物、ジアリホス(1042)+式IまたはI’の化合物、ジアジノン(227)+式IまたはI’の化合物、ジクロフルアニド(230)+式IまたはI’の化合物、ジクロルボス(236)+式IまたはI’の化合物、ジクリホス(代替名)+式IまたはI’の化合物、ジコホル(242)+式IまたはI’の化合物、ジクロトホス(243)+式IまたはI’の化合物、ジエノクロル(1071)+式IまたはI’の化合物、ジフロビダジン[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジメホックス(1081)+式IまたはI’の化合物、ジメトエート(262)+式IまたはI’の化合物、ジナクチン(代替名)(653)+式IまたはI’の化合物、ジネクス(1089)+式IまたはI’の化合物、ジネクス−ジクレキシン(1089)+式IまたはI’の化合物、ジノブトン(269)+式IまたはI’の化合物、ジノカップ(270)+式IまたはI’の化合物、ジノカップ−4[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジノカップ−6[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジノクトン(1090)+式IまたはI’の化合物、ジノペントン(1092)+式IまたはI’の化合物、ジノスルホン(1097)+式IまたはI’の化合物、ジノテルボン(1098)+式IまたはI’の化合物、ジオキサチオン(1102)+式IまたはI’の化合物、ジフェニルスルホン(IUPAC名)(1103)+式IまたはI’の化合物、ジスルフィラム(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジスルホトン(278)+式IまたはI’の化合物、DNOC(282)+式IまたはI’の化合物、ドフェナピン(1113)+式IまたはI’の化合物、ドラメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、エンドスルファン(294)+式IまたはI’の化合物、エンドチオン(1121)+式IまたはI’の化合物、EPN(297)+式IまたはI’の化合物、エプリノメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、エチオン(309)+式IまたはI’の化合物、エトエート−メチル(1134)+式IまたはI’の化合物、エトキサゾール(320)+式IまたはI’の化合物、エトリムホス(1142)+式IまたはI’の化合物、フェナザフロル(1147)+式IまたはI’の化合物、フェナザキン(328)+式IまたはI’の化合物、酸化フェンブタスズ(330)+式IまたはI’の化合物、フェノチオカルブ(337)+式IまたはI’の化合物、フェンプロパトリン(342)+式IまたはI’の化合物、フェンピラド(代替名)+式IまたはI’の化合物、フェンピロキシメート(345)+式IまたはI’の化合物、フェンソン(1157)+式IまたはI’の化合物、フェントリファニル(1161)+式IまたはI’の化合物、フェンバレレート(349)+式IまたはI’の化合物、フィプロニル(354)+式IまたはI’の化合物、フルアクリピリム(360)+式IまたはI’の化合物、フルアズロン(1166)+式IまたはI’の化合物、フルベンジミン(1167)+式IまたはI’の化合物、フルシクロクスロン(366)+式IまたはI’の化合物、フルシトリネート(367)+式IまたはI’の化合物、フルエネチル(1169)+式IまたはI’の化合物、フルフェノクスロン(370)+式IまたはI’の化合物、フルメトリン(372)+式IまたはI’の化合物、フルオルベンシド(1174)+式IまたはI’の化合物、フルバリネート(1184)+式IまたはI’の化合物、FMC 1137(開発コード)(1185)+式IまたはI’の化合物、ホルメタネート(405)+式IまたはI’の化合物、塩酸ホルメタネート(405)+式IまたはI’の化合物、ホルモチオン(1192)+式IまたはI’の化合物、ホルムパラネート(1193)+式IまたはI’の化合物、γ−HCH(430)+式IまたはI’の化合物、グリオジン(1205)+式IまたはI’の化合物、ハルフェンプロックス(424)+式IまたはI’の化合物、ヘプテノホス(432)+式IまたはI’の化合物、ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1216)+式IまたはI’の化合物、ヘキシチアゾクス(441)+式IまたはI’の化合物、IKA 2002(CAS登録番号:211923−74−9)+式IまたはI’の化合物、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+式IまたはI’の化合物、イソカルボホス(代替名)(473)+式IまたはI’の化合物、イソプロピルO−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート(IUPAC名)(473)+式IまたはI’の化合物、イベルメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジャスモリンI(696)+式IまたはI’の化合物、ジャスモリンII(696)+式IまたはI’の化合物、ヨードフェンホス(1248)+式IまたはI’の化合物、リンダン(430)+式IまたはI’の化合物、ルフェヌロン(490)+式IまたはI’の化合物、マラチオン(492)+式IまたはI’の化合物、マロノベン(1254)+式IまたはI’の化合物、メカルバム(502)+式IまたはI’の化合物、メホスホラン(1261)+式IまたはI’の化合物、メスルフェン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、メタクリホス(1266)+式IまたはI’の化合物、メタミドホス(527)+式IまたはI’の化合物、メチダチオン(529)+式IまたはI’の化合物、メチオカルブ(530)+式IまたはI’の化合物、メトミル(531)+式IまたはI’の化合物、臭化メチル(537)+式IまたはI’の化合物、メトルカルブ(550)+式IまたはI’の化合物、メビンホス(556)+式IまたはI’の化合物、メキサカルベート(1290)+式IまたはI’の化合物、ミルベメクチン(557)+式IまたはI’の化合物、ミルベマイシンオキシム(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ミパホックス(1293)+式IまたはI’の化合物、モノクロトホス(561)+式IまたはI’の化合物、モルホチオン(1300)+式IまたはI’の化合物、モキシ
デクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ナレド(567)+式IまたはI’の化合物、NC−184(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、NC−512(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、ニフルリジド(1309)+式IまたはI’の化合物、ニコマイシン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ニトリラカルブ(1313)+式IまたはI’の化合物、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体(1313)+式IまたはI’の化合物、NNI−0101(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、NNI−0250(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、オメトエート(594)+式IまたはI’の化合物、オキサミル(602)+式IまたはI’の化合物、オキシデプロホス(1324)+式IまたはI’の化合物、オキシジスルホトン(1325)+式IまたはI’の化合物、pp’−DDT(219)+式IまたはI’の化合物、パラチオン(615)+式IまたはI’の化合物、ペルメトリン(626)+式IまたはI’の化合物、石油(代替名)(628)+式IまたはI’の化合物、フェンカプトン(1330)+式IまたはI’の化合物、フェントエート(631)+式IまたはI’の化合物、ホレート(636)+式IまたはI’の化合物、ホサロン(637)+式IまたはI’の化合物、ホスホラン(1338)+式IまたはI’の化合物、ホスメット(638)+式IまたはI’の化合物、ホスファミドン(639)+式IまたはI’の化合物、ホキシム(642)+式IまたはI’の化合物、ピリミホス−メチル(652)+式IまたはI’の化合物、ポリクロロテルペン(慣用名)(1347)+式IまたはI’の化合物、ポリナクチン(代替名)(653)+式IまたはI’の化合物、プロクロノール(1350)+式IまたはI’の化合物、プロフェノホス(662)+式IまたはI’の化合物、プロマシル(1354)+式IまたはI’の化合物、プロパルギット(671)+式IまたはI’の化合物、プロペタンホス(673)+式IまたはI’の化合物、プロポキサー(propoxur)(678)+式IまたはI’の化合物、プロチダチオン(1360)+式IまたはI’の化合物、プロトエート(1362)+式IまたはI’の化合物、ピレトリンI(696)+式IまたはI’の化合物、ピレトリンII(696)+式IまたはI’の化合物、ピレトリン(696)+式IまたはI’の化合物、ピリダベン(699)+式IまたはI’の化合物、ピリダフェンチオン(701)+式IまたはI’の化合物、ピリミジフェン(706)+式IまたはI’の化合物、ピリミテート(1370)+式IまたはI’の化合物、キナルホス(711)+式IまたはI’の化合物、キンチオキス(1381)+式IまたはI’の化合物、R−1492(開発コード)(1382)+式IまたはI’の化合物、RA−17(開発コード)(1383)+式IまたはI’の化合物、ロテノン(722)+式IまたはI’の化合物、シュラーダン(1389)+式IまたはI’の化合物、セブホス(代替名)+式IまたはI’の化合物、セラメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、SI−0009(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、ソファミド(1402)+式IまたはI’の化合物、スピロジクロフェン(738)+式IまたはI’の化合物、スピロメシフェン(739)+式IまたはI’の化合物、SSI−121(開発コード)(1404)+式IまたはI’の化合物、スルフィラム(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、スルフルアミド(750)+式IまたはI’の化合物、スルホテップ(753)+式IまたはI’の化合物、硫黄(754)+式IまたはI’の化合物、SZI−121(開発コード)(757)+式IまたはI’の化合物、τ−フルバリネート(398)+式IまたはI’の化合物、テブフェンピラド(763)+式IまたはI’の化合物、TEPP(1417)+式IまたはI’の化合物、テルバム(代替名)+式IまたはI’の化合物、テトラクロルビンホス(777)+式IまたはI’の化合物、テトラジホン(786)+式IまたはI’の化合物、テトラナクチン(代替名)(653)+式IまたはI’の化合物、テトラスル(1425)+式IまたはI’の化合物、チアフェノックス(代替名)+式IまたはI’の化合物、チオカルボキシム(1431)+式IまたはI’の化合物、チオファノックス(800)+式IまたはI’の化合物、チオメトン(801)+式IまたはI’の化合物、チオキノックス(1436)+式IまたはI’の化合物、ツリンギエンシン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、トリアミホス(1441)+式IまたはI’の化合物、トリアラテン(1443)+式IまたはI’の化合物、トリアゾホス(820)+式IまたはI’の化合物、トリアズロン(代替名)+式IまたはI’の化合物、トリクロルホン(824)+式IまたはI’の化合物、トリフェノホス(1455)+式IまたはI’の化合物、トリナクチン(代替名)(653)+式IまたはI’の化合物、バミドチオン(847)+式IまたはI’の化合物、バニリプロール[CCN]およびYI−5302(化合物コード)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される殺ダニ剤、
ベトキサジン[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジオクタン酸銅(IUPAC名)(170)+式IまたはI’の化合物、硫酸銅(172)+式IまたはI’の化合物、シブトリン[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジクロン(1052)+式IまたはI’の化合物、ジクロロフェン(232)+式IまたはI’の化合物、エンドタール(295)+式IまたはI’の化合物、フェンチン(347)+式IまたはI’の化合物、消石灰[CCN]+式IまたはI’の化合物、ナーバム(566)+式IまたはI’の化合物、キノクラミン(714)+式IまたはI’の化合物、キノナミド(1379)+式IまたはI’の化合物、シマジン(730)+式IまたはI’の化合物、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)および水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される殺藻剤、
アバメクチン(1)+式IまたはI’の化合物、クルホマート(1011)+式IまたはI’の化合物、ドラメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、エマメクチン(291)+式IまたはI’の化合物、エマメクチン安息香酸塩(291)+式IまたはI’の化合物、エプリノメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、イベルメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ミルベマイシンオキシム(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、モキシデクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ピペラジン[CCN]+式IまたはI’の化合物、セラメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、スピノサド(737)およびチオファネート(1435)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される駆虫剤、
クロラロース(127)+式IまたはI’の化合物、エンドリン(1122)+式IまたはI’の化合物、フェンチオン(346)+式IまたはI’の化合物、ピリジン−4−アミン(IUPAC名)(23)およびストリキニーネ(745)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される殺鳥剤、
1−ヒドロキシ−1H−ピリジン−2−チオン(IUPAC名)(1222)+式IまたはI’の化合物、4−(キノキサリン−2−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+式IまたはI’の化合物、8−ヒドロキシキノリン硫酸塩(446)+式IまたはI’の化合物、ブロノポール(97)+式IまたはI’の化合物、ジオクタン酸銅(IUPAC名)(170)+式IまたはI’の化合物、水酸化銅(IUPAC名)(169)+式IまたはI’の化合物、クレゾール[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジクロロフェン(232)+式IまたはI’の化合物、ジピリチオン(1105)+式IまたはI’の化合物、ドジシン(1112)+式IまたはI’の化合物、フェナミノスルフ(1144)+式IまたはI’の化合物、ホルムアルデヒド(404)+式IまたはI’の化合物、ヒドラルガフェン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、カスガマイシン(483)+式IまたはI’の化合物、塩酸カスガマイシン水和物(483)+式IまたはI’の化合物、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)(IUPAC名)(1308)+式IまたはI’の化合物、ニトラピリン(580)+式IまたはI’の化合物、オクチリノン(590)+式IまたはI’の化合物、オキソリン酸(606)+式IまたはI’の化合物、オキシテトラサイクリン(611)+式IまたはI’の化合物、ヒドロキシキノリン硫酸カリウム(446)+式IまたはI’の化合物、プロベナゾール(658)+式IまたはI’の化合物、ストレプトマイシン(744)+式IまたはI’の化合物、セスキ硫酸ストレプトマイシン(744)+式IまたはI’の化合物、テクロフタラム(766)+式IまたはI’の化合物、およびチオメルサール(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される殺菌剤、
コカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV(代替名)(12)+式IまたはI’の化合物、アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)(代替名)(13)+式IまたはI’の化合物、ムチカブリダニ属(Amblyseius spp.)(代替名)(19)+式IまたはI’の化合物、アナグラファ・ファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV(代替名)(28)+式IまたはI’の化合物、アナグルス・アトムス(Anagrus atomus)(代替名)(29)+式IまたはI’の化合物、アフェリヌス・アブドミナリス(Aphelinus abdominalis)(代替名)(33)+式IまたはI’の化合物、アフィジウス・コレマニ(Aphidius colemani)(代替名)(34)+式IまたはI’の化合物、アフィドレテス・アフィジミザ(Aphidoletes aphidimyza)(代替名)(35)+式IまたはI’の化合物、オートグラファ・カリフォルニカ(Autographa californica)NPV(代替名)(38)+式IまたはI’の化合物、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)(代替名)(48)+式IまたはI’の化合物、バチルス・スフェリクス・ネイデ(Bacillus sphaericus Neide)(学名)(49)+式IまたはI’の化合物、バチルス・チューリンゲンシス・ベルリナー(Bacillus thuringiensis Berliner)(学名)(51)+式IまたはI’の化合物、バチルス・チューリンゲンシス亜種アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)(学名)(51)+式IまたはI’の化合物、バチルス・チューリンゲンシス亜種イスラエンシス(Bacillus thuringiensis subsp.israelensis)(学名)(51)+式IまたはI’の化合物、バチルス・チューリンゲンシス亜種ジャポネンシス(Bacillus thuringiensis subsp.japonensis)(学名)(51)+式IまたはI’の化合物、バチルス・チューリンゲンシス亜種クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)(学名)(51)+式IまたはI’の化合物、バチルス・チューリンゲンシス亜種テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subsp.tenebrionis)(学名)(51)+式IまたはI’の化合物、ビューベリア・バシアナ(Beauveria bassiana)(代替名)(53)+式IまたはI’の化合物、ビューベリア・ブロングニアルティ(Beauveria brongniartii)(代替名)(54)+式IまたはI’の化合物、クリソペラ・カルネア(Chrysoperla carnea)(代替名)(151)+式IまたはI’の化合物、ツマアカオオテントウムシ(Cryptolaemus montrouzieri)(代替名)(178)+式IまたはI’の化合物、シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)GV(代替名)(191)+式IまたはI’の化合物、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)(代替名)(212)+式IまたはI’の化合物、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)(代替名)(254)+式IまたはI’の化合物、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)(学名)(293)+式IまたはI’の化合物、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(代替名)(300)+式IまたはI’の化合物、ヘリコペルパ・ゼア(Helicoverpa zea)NPV(代替名)(431)+式IまたはI’の化合物、ヘテロラブディティス・バクテリオフォラ(Heterorhabditis bacteriophora)およびH.メギディス(H.megidis)(代替名)(433)+式IまたはI’の化合物、サカハチテントウ(Hippodamia convergens)(代替名)(442)+式IまたはI’の化合物、レプトマスティクス・ダクチロピィ(Leptomastix dactylopii)(代替名)(488)+式IまたはI’の化合物、マクロロフス・カリギノスス(Macrolophus caliginosus)(代替名)(491)+式IまたはI’の化合物、ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV(代替名)(494)+式IまたはI’の化合物、メタフィカス・ヘルボルス(Metaphycus helvolus)(代替名)(522)+式IまたはI’の化合物、メタリジウム・アニソプリエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)(学名)(523)+式IまたはI’の化合物、メタリジウム・アニソプリエ変種アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)(学名)(523)+式IまたはI’の化合物、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPVおよびN.レコンティ(N.lecontei)NPV(代替名)(575)+式IまたはI’の化合物、オリウス属(Orius spp.)(代替名)(596)+式IまたはI’の化合物、ペシロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(代替名)(613)+式IまたはI’の化合物、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)(代替名)(644)+式IまたはI’の化合物、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)多カプシド核多角体病ウイルス(学名)(741)+式IまたはI’の化合物、スタイナーネマ・ビビオニス(Steinernema bibionis)(代替名)(742)+式IまたはI’の化合物、スタイナーネマ・カルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)(代替名)(742)+式IまたはI’の化合物、スタイナーネマ・フェルチアエ(Steinernema feltiae)(代替名)(742)+式IまたはI’の化合物、スタイナーネマ・グラッセリ(Steinernema glaseri)(代替名)(742)+式IまたはI’の化合物、スタイナーネマ・リオブラベ(Steinernema riobrave)(代替名)(742)+式IまたはI’の化合物、スタイナーネマ・リオブラビス(Steinernema riobravis)(代替名)(742)+式IまたはI’の化合物、スタイナーネマ・スカプテリシ(Steinernema scapterisci)(代替名)(742)+式IまたはI’の化合物、スタイナーネマ属(Steinernema spp.)(代替名)(742)+式IまたはI’の化合物、トリコグラムマ属(Trichogramma spp.)(代替名)(826)+式IまたはI’の化合物、チフロドロムス・オシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)(代替名)(844)およびバーティシリウム・レカニ(Verticillium lecanii)(代替名)(848)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される生物剤、
ヨードメタン(IUPAC名)(542)および臭化メチル(537)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される土壌滅菌剤、
アフォレート[CCN]+式IまたはI’の化合物、ビサジル(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ブスルファン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジフルベンズロン(250)+式IまたはI’の化合物、ジマチフ(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ヘメル[CCN]+式IまたはI’の化合物、ヘンパ[CCN]+式IまたはI’の化合物、メテパ[CCN]+式IまたはI’の化合物、メチオテパ[CCN]+式IまたはI’の化合物、メチルアフォレート[CCN]+式IまたはI’の化合物、モルジド[CCN]+式IまたはI’の化合物、ペンフルロン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、テパ[CCN]+式IまたはI’の化合物、チオヘンパ(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、チオテパ(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、トレタミン(代替名)[CCN]およびウレデパ(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される不妊化剤、
(E)−デカ−5−エン−1−イルアセテートおよび(E)−デカ−5−エン−1−オール(IUPAC名)(222)+式IまたはI’の化合物、(E)−トリデカ−4−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(829)+式IまたはI’の化合物、(E)−6−メチルヘプタ−2−エン−4−オール(IUPAC名)(541)+式IまたはI’の化合物、(E,Z)−テトラデカ−4,10−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(779)+式IまたはI’の化合物、(Z)−ドデカ−7−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(285)+式IまたはI’の化合物、(Z)−ヘキサデカ−11−エナール(IUPAC名)(436)+式IまたはI’の化合物、(Z)−ヘキサデカ−11−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(437)+式IまたはI’の化合物、(Z)−ヘキサデカ−13−エン−11−イン−1−イルアセテート(IUPAC名)(438)+式IまたはI’の化合物、(Z)−イコス−13−エン−10−オン(IUPAC名)(448)+式IまたはI’の化合物、(Z)−テトラデカ−7−エン−1−アール(IUPAC名)(782)+式IまたはI’の化合物、(Z)−テトラデカ−9−エン−1−オール(IUPAC名)(783)+式IまたはI’の化合物、(Z)−テトラデカ−9−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(784)+式IまたはI’の化合物、(7E,9Z)−ドデカ−7,9−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(283)+式IまたはI’の化合物、(9Z,11E)−テトラデカ−9,11−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(780)+式IまたはI’の化合物、(9Z,12E)−テトラデカ−9,12−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(781)+式IまたはI’の化合物、14−メチルオクタデカ−1−エン(IUPAC名)(545)+式IまたはI’の化合物、4−メチルノナン−5−オールおよび4−メチルノナン−5−オン(IUPAC名)(544)+式IまたはI’の化合物、α−マルチストリアチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ブレビコミン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、コドレルア(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、コドレモン(代替名)(167)+式IまたはI’の化合物、キュールア(代替名)(179)+式IまたはI’の化合物、ディスパールア(277)+式IまたはI’の化合物、ドデカ−8−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(286)+式IまたはI’の化合物、ドデカ−9−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(287)+式IまたはI’の化合物、ドデカ−8+式IまたはI’の化合物、10−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(284)+式IまたはI’の化合物、ドミニカルア(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、4−メチルオクタン酸エチル(IUPAC名)(317)+式IまたはI’の化合物、オイゲノール(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、フロンタリン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ゴシップルア(代替名)(420)+式IまたはI’の化合物、グランドルア(421)+式IまたはI’の化合物、グランドルアI(代替名)(421)+式IまたはI’の化合物、グランドルアII(代替名)(421)+式IまたはI’の化合物、グランドルアIII(代替名)(421)+式IまたはI’の化合物、グランドルアIV(代替名)(421)+式IまたはI’の化合物、ヘキサルア[CCN]+式IまたはI’の化合物、イプスジエノール(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、イプセノール(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジャポニルア(代替名)(481)+式IまたはI’の化合物、リネアチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、リトルア(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ループルア(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、メドルア[CCN]+式IまたはI’の化合物、メガトモ酸(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、メチルオイゲノール(代替名)(540)+式IまたはI’の化合物、ムスカルア(563)+式IまたはI’の化合物、オクタデカ−2,13−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(588)+式IまたはI’の化合物、オクタデカ−3,13−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(589)+式IまたはI’の化合物、オルフラルア(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、オリクタルア(代替名)(317)+式IまたはI’の化合物、オストラモン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、シグルア[CCN]+式IまたはI’の化合物、ソルジジン(代替名)(736)+式IまたはI’の化合物、スルカトール(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、テトラデカ−11−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(785)+式IまたはI’の化合物、トリメドルア(839)+式IまたはI’の化合物、トリメドルアA(代替名)(839)+式IまたはI’の化合物、トリメドルアB
1(代替名)(839)+式IまたはI’の化合物、トリメドルアB
2(代替名)(839)+式IまたはI’の化合物、トリメドルアC(代替名)(839)およびトランク−コール(trunc−call)(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される昆虫フェロモン、
2−(オクチルチオ)エタノール(IUPAC名)(591)+式IまたはI’の化合物、ブトピロノキシル(933)+式IまたはI’の化合物、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)(936)+式IまたはI’の化合物、アジピン酸ジブチル(IUPAC名)(1046)+式IまたはI’の化合物、フタル酸ジブチル(1047)+式IまたはI’の化合物、コハク酸ジブチル(IUPAC名)(1048)+式IまたはI’の化合物、ジエチルトルアミド[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジメチルカルベート[CCN]+式IまたはI’の化合物、フタル酸ジメチル[CCN]+式IまたはI’の化合物、エチルヘキサンジオール(1137)+式IまたはI’の化合物、ヘキサアミド[CCN]+式IまたはI’の化合物、メトキン−ブチル(1276)+式IまたはI’の化合物、メチルネオデカンアミド[CCN]+式IまたはI’の化合物、オキサメート[CCN]およびピカリジン[CCN]+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される昆虫忌避剤、
1−ジクロロ−1−ニトロエタン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1058)+式IまたはI’の化合物、1,1−ジクロロ−2,2−ビス(4−エチルフェニル)エタン(IUPAC名)(1056)、+式IまたはI’の化合物、1,2−ジクロロプロパン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1062)+式IまたはI’の化合物、1,2−ジクロロプロパンおよび1,3−ジクロロプロペン(IUPAC名)(1063)+式IまたはI’の化合物、1−ブロモ−2−クロロエタン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(916)+式IまたはI’の化合物、2,2,2−トリクロロ−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチルアセテート(IUPAC名)(1451)+式IまたはI’の化合物、2,2−ジクロロビニル2−エチルスルフィニルエチルメチルホスフェート(IUPAC名)(1066)+式IまたはI’の化合物、2−(1,3−ジチオラン−2−イル)フェニルジメチルカルバメート(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1109)+式IまたはI’の化合物、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(935)+式IまたはI’の化合物、2−(4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルメチルカルバメート(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1084)+式IまたはI’の化合物、2−(4−クロロ−3,5−キシリルオキシ)エタノール(IUPAC名)(986)+式IまたはI’の化合物、2−クロロビニルジエチルホスフェート(IUPAC名)(984)+式IまたはI’の化合物、2−イミダゾリドン(IUPAC名)(1225)+式IまたはI’の化合物、2−イソバレリルインダン−1,3−ジオン(IUPAC名)(1246)+式IまたはI’の化合物、2−メチル(プロパ−2−イニル)アミノフェニルメチルカルバメート(IUPAC名)(1284)+式IまたはI’の化合物、2−チオシアナトエチルラウレート(IUPAC名)(1433)+式IまたはI’の化合物、3−ブロモ−1−クロロプロパ−1−エン(IUPAC名)(917)+式IまたはI’の化合物、3−メチル−1−フェニルピラゾール−5−イルジメチルカルバメート(IUPAC名)(1283)+式IまたはI’の化合物、4−メチル(プロパ−2−イニル)アミノ−3,5−キシリルメチルカルバメート(IUPAC名)(1285)+式IまたはI’の化合物、5,5−ジメチル−3−オキソシクロヘキサ−1−エニルジメチルカルバメート(IUPAC名)(1085)+式IまたはI’の化合物、アバメクチン(1)+式IまたはI’の化合物、アセフェート(2)+式IまたはI’の化合物、アセタミプリド(4)+式IまたはI’の化合物、アセチオン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、アセトプロール[CCN]+式IまたはI’の化合物、アクリナトリン(9)+式IまたはI’の化合物、アクリロニトリル(IUPAC名)(861)+式IまたはI’の化合物、アラニカルブ(15)+式IまたはI’の化合物、アルジカルブ(16)+式IまたはI’の化合物、アルドキシカルブ(863)+式IまたはI’の化合物、アルドリン(864)+式IまたはI’の化合物、アレトリン(17)+式IまたはI’の化合物、アロサミジン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、アリキシカルブ(866)+式IまたはI’の化合物、α−シペルメトリン(202)+式IまたはI’の化合物、α−エクジソン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、α−エンドスルファン[CCN]+式IまたはI’の化合物、リン化アルミニウム(640)+式IまたはI’の化合物、アミジチオン(870)+式IまたはI’の化合物、アミドチオエート(872)+式IまたはI’の化合物、アミノカルブ(873)+式IまたはI’の化合物、アミトン(875)+式IまたはI’の化合物、アミトンシュウ酸水素塩(875)+式IまたはI’の化合物、アミトラズ(24)+式IまたはI’の化合物、アナバシン(877)+式IまたはI’の化合物、アチダチオン(883)+式IまたはI’の化合物、AVI 382(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、AZ 60541(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、アザジラクチン(代替名)(41)+式IまたはI’の化合物、アザメチホス(42)+式IまたはI’の化合物、アジンホス−エチル(44)+式IまたはI’の化合物、アジンホス−メチル(45)+式IまたはI’の化合物、アゾトエート(889)+式IまたはI’の化合物、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタエンドトキシン(代替名)(52)+式IまたはI’の化合物、ヘキサフルオロケイ酸バリウム(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、多硫化バリウム(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(892)+式IまたはI’の化合物、バルトリン[CCN]+式IまたはI’の化合物、Bayer 22/190(開発コード)(893)+式IまたはI’の化合物、Bayer 22408(開発コード)(894)+式IまたはI’の化合物、ベンジオカルブ(58)+式IまたはI’の化合物、ベンフラカルブ(60)+式IまたはI’の化合物、ベンスルタップ(66)+式IまたはI’の化合物、β−シフルトリン(194)+式IまたはI’の化合物、β−シペルメトリン(203)+式IまたはI’の化合物、ビフェントリン(76)+式IまたはI’の化合物、ビオアレトリン(78)+式IまたはI’の化合物、ビオアレトリンS−シクロペンテニル異性体(代替名)(79)+式IまたはI’の化合物、ビオエタノメトリン[CCN]+式IまたはI’の化合物、ビオペルメトリン(908)+式IまたはI’の化合物、ビオレスメトリン(80)+式IまたはI’の化合物、ビス(2−クロロエチル)エーテル(IUPAC名)(909)+式IまたはI’の化合物、ビストリフルロン(83)+式IまたはI’の化合物、ホウ砂(86)+式IまたはI’の化合物、ブロフェンバレレート(代替名)+式IまたはI’の化合物、ブロムフェンビンホス(914)+式IまたはI’の化合物、ブロモシクレン(918)+式IまたはI’の化合物、ブロモ−DDT(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ブロモホス(920)+式IまたはI’の化合物、ブロモホス−エチル(921)+式IまたはI’の化合物、ブフェンカルブ(924)+式IまたはI’の化合物、ブプロフェジン(99)+式IまたはI’の化合物、ブタカルブ(926)+式IまたはI’の化合物、ブタチオホス(927)+式IまたはI’の化合物、ブトカルボキシム(103)+式IまたはI’の化合物、ブトネート(932)+式IまたはI’の化合物、ブトキシカルボキシム(104)+式IまたはI’の化合物、ブチルピリダベン(代替名)+式IまたはI’の化合物、カズサホス(109)+式IまたはI’の化合物、ヒ酸カルシウム[CCN]+式IまたはI’の化合物、シアン化カルシウム(444)+式IまたはI’の化合物、多硫化カルシウム(IUPAC名)(111)+式IまたはI’の化合物、カンフェクロル(941)+式IまたはI’の化合物、カーバノレート(943)+式IまたはI’の化合物、カルバリル(115)+式IまたはI’の化合物、カルボフラン(118)+式IまたはI’の化合物、二硫化炭素(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(945)+式IまたはI’の化合物、四塩化炭素(IUPAC名)(946)+式IまたはI’の化合物、カルボフェノチオン(947)+式IまたはI’の化合物、カルボスルファン(119)+式IまたはI’の化合物、カルタップ(123)+式IまたはI’の化合物、カルタップ塩酸塩(123)+式IまたはI’の化合物、セバジン(代替名)(725)+式IまたはI’の化合物、クロラントラニリプロール[CCN]+式IまたはI’の化合物、クロルビシクレン(960)+式IまたはI’の化合物、クロルダン(128)+式IまたはI’の化合物、クロルデコン(963)+式IまたはI’の化合物、クロルジメホルム(964)+式IまたはI’の化合物、塩酸クロルジメホルム(964)+式IまたはI’の化合物、クロルエトキシホス(129)+式IまたはI’の化合物、クロルフェナピル(130)+式IまたはI’の化合物、クロルフェンビンホス(131)+式IまたはI’の化合物、クロルフルアズロン(132)+式IまたはI’の化合物、クロルメホス(136)+式IまたはI’の化合物、クロロホルム[CCN]+式IまたはI’の化合物、クロロピクリン(141)+式IまたはI’の化合物、クロルホキシム(989)+式IまたはI’の化合物、クロルプラゾホス(990)+式IまたはI’の化合物、クロルピリホス(145)+式IまたはI’の化合物、クロルピリホス−メチル(146)+式IまたはI’の化合物、クロルチオホス(994)+式IまたはI’の化合物、クロマフェノジド(150)+式IまたはI’の化合物、シネリンI(696)+式IまたはI’の化合物、シネリンII(696)+式IまたはI’の化合物、シネリン(696)+式IまたはI’の化合物、シス−レスメトリン(代替名)+式IまたはI’の化合物、シスメトリン(80)+式IまたはI’の化合物、クロシトリン(代替名)+式IまたはI’の化合物、クロエトカルブ(999)+式IまたはI’の化合物、クロサンテル(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、クロチアニジン(165)+式IまたはI’の化合物、アセト亜ヒ酸銅[CCN]+式IまたはI’の化合物、ヒ酸銅[CCN]+式IまたはI’の化合物、オレイン酸銅[CCN]+式IまたはI’の化合物、クマホス(174)+式IまたはI’の化合物、クミトエート(1006)+式IまたはI’の化合物、クロタミトン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、クロトキシホス(1010)+式IまたはI’の化合物、クルホマート(1011)+式IまたはI’の化合物、氷晶石(代替名)(177)+式IまたはI’の化合物、CS 708(開発コード)(1012)+式IまたはI’の化合物、シアノフェンホス(1019)+式IまたはI’の化合物、シアノホス(184)+式IまたはI’の化合物、シアントエート(1020)+式IまたはI’の化合物、シアントラニリプロール[CCN]+式IまたはI’の化合物、シクレトリン[CCN]+式IまたはI’の化合物、シクロプロトリン(188)+式IまたはI’の化合物、シフルトリン(193)+式IまたはI’の化合物、シハロトリン(196)+式IまたはI’の化合物、シペルメトリン(201)+式IまたはI’の化合物、シフェノトリン(206)+式IまたはI’の化合物、シロマジン(209)+式IまたはI’の化合物、サイチオアート(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、d−リモネン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、d−テトラメトリン(代替名)(788)+式IまたはI’の化合物、DAEP(1031)+式IまたはI’の化合物、ダゾメット(216)+式IまたはI’の化合物、DDT(219)+式IまたはI’の化合物、デカルボフラン(1034)+式IまたはI’の化合物、デルタメトリン(223)+式IまたはI’の化合物、デメフィオン(1037)+式IまたはI’の化合物、デメフィオン−O(1037)+式IまたはI’の化合物、デメフィオン−S(1037)+式IまたはI’の化合物、デメトン(1038)+式IまたはI’の化合物、デメトン−メチル(224)+式IまたはI’の化合物、デメトン−O(1038)+式IまたはI’の化合物、デメトン−O−メチル(224)+式IまたはI’の化合物、デメトン−S(1038)+式IまたはI’の化合物、デメトン−S−メチル(224)+式IまたはI’の化合物、デメトン−S−メチルスルホン(1039)+式IまたはI’の化合物、ジアフェンチウロン(226)+式IまたはI’の化合物、ジアリホス(1042)+式Iまたは
I’の化合物、ジアミダホス(1044)+式IまたはI’の化合物、ジアジノン(227)+式IまたはI’の化合物、ジカプトン(1050)+式IまたはI’の化合物、ジクロフェンチオン(1051)+式IまたはI’の化合物、ジクロルボス(236)+式IまたはI’の化合物、ジクリホス(代替名)+式IまたはI’の化合物、ジクレシル(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジクロトホス(243)+式IまたはI’の化合物、ジシクラニル(244)+式IまたはI’の化合物、ジエルドリン(1070)+式IまたはI’の化合物、ジエチル5−メチルピラゾール−3−イルホスフェート(IUPAC名)(1076)+式IまたはI’の化合物、ジフルベンズロン(250)+式IまたはI’の化合物、ジロール(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジメフルトリン[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジメホックス(1081)+式IまたはI’の化合物、ジメタン(1085)+式IまたはI’の化合物、ジメトエート(262)+式IまたはI’の化合物、ジメトリン(1083)+式IまたはI’の化合物、ジメチルビンホス(265)+式IまたはI’の化合物、ジメチラン(1086)+式IまたはI’の化合物、ジネクス(1089)+式IまたはI’の化合物、ジネクス−ジクレキシン(1089)+式IまたはI’の化合物、ジノプロプ(1093)+式IまたはI’の化合物、ジノサム(1094)+式IまたはI’の化合物、ジノセブ(1095)+式IまたはI’の化合物、ジノテフラン(271)+式IまたはI’の化合物、ジオフェノラン(1099)+式IまたはI’の化合物、ジオキサベンゾホス(1100)+式IまたはI’の化合物、ジオキサカルブ(1101)+式IまたはI’の化合物、ジオキサチオン(1102)+式IまたはI’の化合物、ジスルホトン(278)+式IまたはI’の化合物、ジチクロホス(1108)+式IまたはI’の化合物、DNOC(282)+式IまたはI’の化合物、ドラメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、DSP(1115)+式IまたはI’の化合物、エクジステロン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、EI 1642(開発コード)(1118)+式IまたはI’の化合物、エマメクチン(291)+式IまたはI’の化合物、エマメクチン安息香酸塩(291)+式IまたはI’の化合物、EMPC(1120)+式IまたはI’の化合物、エンペントリン(292)+式IまたはI’の化合物、エンドスルファン(294)+式IまたはI’の化合物、エンドチオン(1121)+式IまたはI’の化合物、エンドリン(1122)+式IまたはI’の化合物、EPBP(1123)+式IまたはI’の化合物、EPN(297)+式IまたはI’の化合物、エポフェノナン(1124)+式IまたはI’の化合物、エプリノメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、エスフェンバレレート(302)+式IまたはI’の化合物、エタホス(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、エチオフェンカルブ(308)+式IまたはI’の化合物、エチオン(309)+式IまたはI’の化合物、エチプロール(310)+式IまたはI’の化合物、エトエート−メチル(1134)+式IまたはI’の化合物、エトプロホス(312)+式IまたはI’の化合物、ギ酸エチル(IUPAC名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、エチル−DDD(代替名)(1056)+式IまたはI’の化合物、二臭化エチレン(316)+式IまたはI’の化合物、二塩化エチレン(化学名)(1136)+式IまたはI’の化合物、エチレンオキシド[CCN]+式IまたはI’の化合物、エトフェンプロックス(319)+式IまたはI’の化合物、エトリムホス(1142)+式IまたはI’の化合物、EXD(1143)+式IまたはI’の化合物、ファンファー(323)+式IまたはI’の化合物、フェナミホス(326)+式IまたはI’の化合物、フェナザフロル(1147)+式IまたはI’の化合物、フェンクロルホス(1148)+式IまたはI’の化合物、フェネタカルブ(1149)+式IまたはI’の化合物、フェンフルトリン(1150)+式IまたはI’の化合物、フェニトロチオン(335)+式IまたはI’の化合物、フェノブカルブ(336)+式IまたはI’の化合物、フェノキサクリム(1153)+式IまたはI’の化合物、フェノキシカルブ(340)+式IまたはI’の化合物、フェンピリトリン(1155)+式IまたはI’の化合物、フェンプロパトリン(342)+式IまたはI’の化合物、フェンピラド(代替名)+式IまたはI’の化合物、フェンスルホチオン(1158)+式IまたはI’の化合物、フェンチオン(346)+式IまたはI’の化合物、フェンチオン−エチル[CCN]+式IまたはI’の化合物、フェンバレレート(349)+式IまたはI’の化合物、フィプロニル(354)+式IまたはI’の化合物、フロニカミド(358)+式IまたはI’の化合物、フルベンジアミド(CAS登録番号:272451−65−7)+式IまたはI’の化合物、フルコフロン(1168)+式IまたはI’の化合物、フルシクロクスロン(366)+式IまたはI’の化合物、フルシトリネート(367)+式IまたはI’の化合物、フルエネチル(1169)+式IまたはI’の化合物、フルフェネリム[CCN]+式IまたはI’の化合物、フルフェノクスロン(370)+式IまたはI’の化合物、フルフェンプロックス(1171)+式IまたはI’の化合物、フルメトリン(372)+式IまたはI’の化合物、フルバリネート(1184)+式IまたはI’の化合物、FMC 1137(開発コード)(1185)+式IまたはI’の化合物、ホノホス(1191)+式IまたはI’の化合物、ホルメタネート(405)+式IまたはI’の化合物、塩酸ホルメタネート(405)+式IまたはI’の化合物、ホルモチオン(1192)+式IまたはI’の化合物、ホルムパラネート(1193)+式IまたはI’の化合物、ホスメチラン(1194)+式IまたはI’の化合物、ホスピレート(1195)+式IまたはI’の化合物、ホスチアゼート(408)+式IまたはI’の化合物、ホスチエタン(1196)+式IまたはI’の化合物、フラチオカルブ(412)+式IまたはI’の化合物、フレトリン(1200)+式IまたはI’の化合物、γ−シハロトリン(197)+式IまたはI’の化合物、γ−HCH(430)+式IまたはI’の化合物、グアザチン(422)+式IまたはI’の化合物、酢酸グアザチン(422)+式IまたはI’の化合物、GY−81(開発コード)(423)+式IまたはI’の化合物、ハルフェンプロックス(424)+式IまたはI’の化合物、ハロフェノジド(425)+式IまたはI’の化合物、HCH(430)+式IまたはI’の化合物、HEOD(1070)+式IまたはI’の化合物、ヘプタクロル(1211)+式IまたはI’の化合物、ヘプテノホス(432)+式IまたはI’の化合物、ヘテロホス[CCN]+式IまたはI’の化合物、ヘキサフルムロン(439)+式IまたはI’の化合物、HHDN(864)+式IまたはI’の化合物、ヒドラメチルノン(443)+式IまたはI’の化合物、シアン化水素(444)+式IまたはI’の化合物、ハイドロプレン(445)+式IまたはI’の化合物、ヒキンカルブ(1223)+式IまたはI’の化合物、イミダクロプリド(458)+式IまたはI’の化合物、イミプロトリン(460)+式IまたはI’の化合物、インドキサカルブ(465)+式IまたはI’の化合物、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+式IまたはI’の化合物、IPSP(1229)+式IまたはI’の化合物、イサゾホス(1231)+式IまたはI’の化合物、イソベンザン(1232)+式IまたはI’の化合物、イソカルボホス(代替名)(473)+式IまたはI’の化合物、イソドリン(1235)+式IまたはI’の化合物、イソフェンホス(1236)+式IまたはI’の化合物、イソラン(1237)+式IまたはI’の化合物、イソプロカルブ(472)+式IまたはI’の化合物、イソプロピルO−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート(IUPAC名)(473)+式IまたはI’の化合物、イソプロチオラン(474)+式IまたはI’の化合物、イソチオエート(1244)+式IまたはI’の化合物、イソキサチオン(480)+式IまたはI’の化合物、イベルメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ジャスモリンI(696)+式IまたはI’の化合物、ジャスモリンII(696)+式IまたはI’の化合物、ヨードフェンホス(1248)+式IまたはI’の化合物、幼若ホルモンI(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、幼若ホルモンII(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、幼若ホルモンIII(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ケレバン(1249)+式IまたはI’の化合物、キノプレン(484)+式IまたはI’の化合物、λ−シハロトリン(198)+式IまたはI’の化合物、ヒ酸鉛[CCN]+式IまたはI’の化合物、レピメクチン(CCN)+式IまたはI’の化合物、レプトホス(1250)+式IまたはI’の化合物、リンダン(430)+式IまたはI’の化合物、リリムホス(1251)+式IまたはI’の化合物、ルフェヌロン(490)+式IまたはI’の化合物、リチダチオン(1253)+式IまたはI’の化合物、m−クメニルメチルカルバメート(IUPAC名)(1014)+式IまたはI’の化合物、リン化マグネシウム(IUPAC名)(640)+式IまたはI’の化合物、マラチオン(492)+式IまたはI’の化合物、マロノベン(1254)+式IまたはI’の化合物、マジドックス(1255)+式IまたはI’の化合物、メカルバム(502)+式IまたはI’の化合物、メカルフォン(1258)+式IまたはI’の化合物、メナゾン(1260)+式IまたはI’の化合物、メホスホラン(1261)+式IまたはI’の化合物、塩化第一水銀(513)+式IまたはI’の化合物、メスルフェンホス(1263)+式IまたはI’の化合物、メタフルミゾン(CCN)+式IまたはI’の化合物、メタム(519)+式IまたはI’の化合物、メタム−カリウム(代替名)(519)+式IまたはI’の化合物、メタム−ナトリウム(519)+式IまたはI’の化合物、メタクリホス(1266)+式IまたはI’の化合物、メタミドホス(527)+式IまたはI’の化合物、フッ化メタンスルホニル(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1268)+式IまたはI’の化合物、メチダチオン(529)+式IまたはI’の化合物、メチオカルブ(530)+式IまたはI’の化合物、メトクロトホス(1273)+式IまたはI’の化合物、メトミル(531)+式IまたはI’の化合物、メトプレン(532)+式IまたはI’の化合物、メトキン−ブチル(1276)+式IまたはI’の化合物、メトトリン(代替名)(533)+式IまたはI’の化合物、メトキシクロル(534)+式IまたはI’の化合物、メトキシフェノジド(535)+式IまたはI’の化合物、臭化メチル(537)+式IまたはI’の化合物、メチルイソチオシアネート(543)+式IまたはI’の化合物、メチルクロロホルム(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、塩化メチレン[CCN]+式IまたはI’の化合物、メトフルトリン[CCN]+式IまたはI’の化合物、メトルカルブ(550)+式IまたはI’の化合物、メトキサジアゾン(1288)+式IまたはI’の化合物、メビンホス(556)+式IまたはI’の化合物、メキサカルベート(1290)+式IまたはI’の化合物、ミルベメクチン(557)+式IまたはI’の化合物、ミルベマイシンオキシム(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ミパホックス(1293)+式IまたはI’の化合物、ミレックス(1294)+式IまたはI’の化合物、モノクロトホス(5
61)+式IまたはI’の化合物、モルホチオン(1300)+式IまたはI’の化合物、モキシデクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ナフタロホス(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ナレド(567)+式IまたはI’の化合物、ナフタレン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1303)+式IまたはI’の化合物、NC−170(開発コード)(1306)+式IまたはI’の化合物、NC−184(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、ニコチン(578)+式IまたはI’の化合物、硫酸ニコチン(578)+式IまたはI’の化合物、ニフルリジド(1309)+式IまたはI’の化合物、ニテンピラム(579)+式IまたはI’の化合物、ニチアジン(1311)+式IまたはI’の化合物、ニトリラカルブ(1313)+式IまたはI’の化合物、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体(1313)+式IまたはI’の化合物、NNI−0101(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、NNI−0250(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、ノルニコチン(慣用名)(1319)+式IまたはI’の化合物、ノバルロン(585)+式IまたはI’の化合物、ノビフルムロン(586)+式IまたはI’の化合物、O−5−ジクロロ−4−ヨードフェニルO−エチルエチルホスホノチオエート(IUPAC名)(1057)+式IまたはI’の化合物、O,O−ジエチルO−4−メチル−2−オキソ−2H−クロメン−7−イルホスホロチオエート(IUPAC名)(1074)+式IまたはI’の化合物、O,O−ジエチルO−6−メチル−2−プロピルピリミジン−4−イルホスホロチオエート(IUPAC名)(1075)+式IまたはI’の化合物、O,O,O’,O’−テトラプロピルジチオピロホスフェート(IUPAC名)(1424)+式IまたはI’の化合物、オレイン酸(IUPAC名)(593)+式IまたはI’の化合物、オメトエート(594)+式IまたはI’の化合物、オキサミル(602)+式IまたはI’の化合物、オキシデメトン−メチル(609)+式IまたはI’の化合物、オキシデプロホス(1324)+式IまたはI’の化合物、オキシジスルホトン(1325)+式IまたはI’の化合物、pp’−DDT(219)+式IまたはI’の化合物、パラ−ジクロロベンゼン[CCN]+式IまたはI’の化合物、パラチオン(615)+式IまたはI’の化合物、パラチオン−メチル(616)+式IまたはI’の化合物、ペンフルロン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、ペンタクロロフェノール(623)+式IまたはI’の化合物、ラウリン酸ペンタクロロフェニル(IUPAC名)(623)+式IまたはI’の化合物、ペルメトリン(626)+式IまたはI’の化合物、石油(代替名)(628)+式IまたはI’の化合物、PH 60−38(開発コード)(1328)+式IまたはI’の化合物、フェンカプトン(1330)+式IまたはI’の化合物、フェノトリン(630)+式IまたはI’の化合物、フェントエート(631)+式IまたはI’の化合物、ホレート(636)+式IまたはI’の化合物、ホサロン(637)+式IまたはI’の化合物、ホスホラン(1338)+式IまたはI’の化合物、ホスメット(638)+式IまたはI’の化合物、ホスニクロール(1339)+式IまたはI’の化合物、ホスファミドン(639)+式IまたはI’の化合物、ホスフィン(IUPAC名)(640)+式IまたはI’の化合物、ホキシム(642)+式IまたはI’の化合物、ホキシム−メチル(1340)+式IまたはI’の化合物、ピリメタホス(1344)+式IまたはI’の化合物、ピリミカルブ(651)+式IまたはI’の化合物、ピリミホス−エチル(1345)+式IまたはI’の化合物、ピリミホス−メチル(652)+式IまたはI’の化合物、ポリクロロジクロロペンタジエン異性体(IUPAC名)(1346)+式IまたはI’の化合物、ポリクロロテルペン(慣用名)(1347)+式IまたはI’の化合物、亜ヒ酸カリウム[CCN]+式IまたはI’の化合物、チオシアン酸カリウム[CCN]+式IまたはI’の化合物、プラレトリン(655)+式IまたはI’の化合物、プレコセンI(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、プレコセンII(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、プレコセンIII(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、プリミドホス(1349)+式IまたはI’の化合物、プロフェノホス(662)+式IまたはI’の化合物、プロフルトリン[CCN]+式IまたはI’の化合物、プロマシル(1354)+式IまたはI’の化合物、プロメカルブ(1355)+式IまたはI’の化合物、プロパホス(1356)+式IまたはI’の化合物、プロペタンホス(673)+式IまたはI’の化合物、プロポキサー(678)+式IまたはI’の化合物、プロチダチオン(1360)+式IまたはI’の化合物、プロチオホス(686)+式IまたはI’の化合物、プロトエート(1362)+式IまたはI’の化合物、プロトリフェンビュート[CCN]+式IまたはI’の化合物、ピメトロジン(688)+式IまたはI’の化合物、ピラクロホス(689)+式IまたはI’の化合物、ピラフルプロール[CCN]+式IまたはI’の化合物、ピラゾホス(693)+式IまたはI’の化合物、ピレスメトリン(1367)+式IまたはI’の化合物、ピレトリンI(696)+式IまたはI’の化合物、ピレトリンII(696)+式IまたはI’の化合物、ピレトリン(696)+式IまたはI’の化合物、ピリダベン(699)+式IまたはI’の化合物、ピリダリル(700)+式IまたはI’の化合物、ピリダフェンチオン(701)+式IまたはI’の化合物、ピリフルキナゾン[CCN]+式IまたはI’の化合物、ピリミジフェン(706)+式IまたはI’の化合物、ピリミテート(1370)+式IまたはI’の化合物、ピリプロール[CCN]+式IまたはI’の化合物、ピリプロキシフェン(708)+式IまたはI’の化合物、クアッシア(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、キナルホス(711)+式IまたはI’の化合物、キナルホス−メチル(1376)+式IまたはI’の化合物、キノチオン(1380)+式IまたはI’の化合物、キンチオキス(1381)+式IまたはI’の化合物、R−1492(開発コード)(1382)+式IまたはI’の化合物、ラフォキサニド(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、レスメトリン(719)+式IまたはI’の化合物、ロテノン(722)+式IまたはI’の化合物、RU 15525(開発コード)(723)+式IまたはI’の化合物、RU 25475(開発コード)(1386)+式IまたはI’の化合物、リアニア(代替名)(1387)+式IまたはI’の化合物、リアノジン(慣用名)(1387)+式IまたはI’の化合物、サバジラ(代替名)(725)+式IまたはI’の化合物、シュラーダン(1389)+式IまたはI’の化合物、セブホス(代替名)+式IまたはI’の化合物、セラメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、SI−0009(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、SI−0205(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、SI−0404(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、SI−0405(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、シラフルオフェン(728)+式IまたはI’の化合物、SN 72129(開発コード)(1397)+式IまたはI’の化合物、亜ヒ酸ナトリウム[CCN]+式IまたはI’の化合物、シアン化ナトリウム(444)+式IまたはI’の化合物、フッ化ナトリウム(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1399)+式IまたはI’の化合物、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム(1400)+式IまたはI’の化合物、ナトリウムペンタクロロフェノキシド(623)+式IまたはI’の化合物、セレン酸ナトリウム(IUPAC名)(1401)+式IまたはI’の化合物、チオシアン酸ナトリウム[CCN]+式IまたはI’の化合物、ソファミド(1402)+式IまたはI’の化合物、スピネトラム[CCN]+式IまたはI’の化合物、スピノサド(737)+式IまたはI’の化合物、スピロメシフェン(739)+式IまたはI’の化合物、スピロテトラマト[CCN]+式IまたはI’の化合物、スルコフロン(746)+式IまたはI’の化合物、スルコフロン−ナトリウム(746)+式IまたはI’の化合物、スルフルアミド(750)+式IまたはI’の化合物、スルホテップ(753)+式IまたはI’の化合物、スルホキサフロール[CCN]+式IまたはI’の化合物、フッ化スルフリル(756)+式IまたはI’の化合物、スルプロオス(1408)+式IまたはI’の化合物、タール油(代替名)(758)+式IまたはI’の化合物、τ−フルバリネート(398)+式IまたはI’の化合物、タジムカルブ(1412)+式IまたはI’の化合物、TDE(1414)+式IまたはI’の化合物、テブフェノジド(762)+式IまたはI’の化合物、テブフェンピラド(763)+式IまたはI’の化合物、テブピリムホス(764)+式IまたはI’の化合物、テフルベンズロン(768)+式IまたはI’の化合物、テフルトリン(769)+式IまたはI’の化合物、テメホス(770)+式IまたはI’の化合物、TEPP(1417)+式IまたはI’の化合物、テラレトリン(1418)+式IまたはI’の化合物、テルバム(代替名)+式IまたはI’の化合物、テルブホス(773)+式IまたはI’の化合物、テトラクロロエタン[CCN]+式IまたはI’の化合物、テトラクロルビンホス(777)+式IまたはI’の化合物、テトラメトリン(787)+式IまたはI’の化合物、テトラメチルフルトリン(CAS登録番号:84937−88−2)+式IまたはI’の化合物、θ−シペルメトリン(204)+式IまたはI’の化合物、チアクロプリド(791)+式IまたはI’の化合物、チアフェノックス(代替名)+式IまたはI’の化合物、チアメトキサム(792)+式IまたはI’の化合物、チクロホス(1428)+式IまたはI’の化合物、チオカルボキシム(1431)+式IまたはI’の化合物、チオシクラム(798)+式IまたはI’の化合物、チオシクラムシュウ酸水素塩(798)+式IまたはI’の化合物、チオジカルブ(799)+式IまたはI’の化合物、チオファノックス(800)+式IまたはI’の化合物、チオメトン(801)+式IまたはI’の化合物、チオナジン(1434)+式IまたはI’の化合物、チオスルタップ(803)+式IまたはI’の化合物、チオスルタップ−ナトリウム(803)+式IまたはI’の化合物、ツリンギエンシン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、トルフェンピラド(809)+式IまたはI’の化合物、トラロメトリン(812)+式IまたはI’の化合物、トランスフルトリン(813)+式IまたはI’の化合物、トランスペルメトリン(1440)+式IまたはI’の化合物、トリアミホス(1441)+式IまたはI’の化合物、トリアザメート(818)+式IまたはI’の化合物、トリアゾホス(820)+式IまたはI’の化合物、トリアズロン(代替名)+式IまたはI’の化合物、トリクロルホン(824)+式IまたはI’の化合物、トリクロルメタホス−3(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、トリクロロナート(1452)+式IまたはI’の化合物、トリフェノホス(1455)+式IまたはI’の化合物、トリフルムロン(835)+式IまたはI’の化合物、トリメタカルブ(840)+式IまたはI’の化合物、トリプレン(1459)+式IまたはI’の化合物、バミドチオン(847)+式IまたはI’の化合物、バニリプロール[CCN]+式IまたはI’の化合物、ベラトリジン(代替名)(725)+式IまたはI’の化合物、ベラトリン(代替名)(725)+式IまたはI’の化合物、XMC(853
)+式IまたはI’の化合物、キシリルカルブ(854)+式IまたはI’の化合物、YI−5302(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、ζ−シペルメトリン(205)+式IまたはI’の化合物、ゼタメトリン(zetamethrin)(代替名)+式IまたはI’の化合物、リン化亜鉛(640)+式IまたはI’の化合物、ゾラプロホス(1469)およびZXI 8901(開発コード)(858)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される殺虫剤、
ビス(トリブチルスズ)オキシド(IUPAC名)(913)+式IまたはI’の化合物、ブロモアセトアミド[CCN]+式IまたはI’の化合物、ヒ酸カルシウム[CCN]+式IまたはI’の化合物、クロエトカルブ(999)+式IまたはI’の化合物、アセト亜ヒ酸銅[CCN]+式IまたはI’の化合物、硫酸銅(172)+式IまたはI’の化合物、フェンチン(347)+式IまたはI’の化合物、リン酸第二鉄(IUPAC名)(352)+式IまたはI’の化合物、メタアルデヒド(518)+式IまたはI’の化合物、メチオカルブ(530)+式IまたはI’の化合物、ニクロサミド(576)+式IまたはI’の化合物、ニクロサミド−オールアミン(576)+式IまたはI’の化合物、ペンタクロロフェノール(623)+式IまたはI’の化合物、ナトリウムペンタクロロフェノキシド(623)+式IまたはI’の化合物、タジムカルブ(1412)+式IまたはI’の化合物、チオジカルブ(799)+式IまたはI’の化合物、トラロピリル[CCN]+式IまたはI’の化合物、酸化トリブチルスズ(913)+式IまたはI’の化合物、トリフェンモルフ(1454)+式IまたはI’の化合物、トリメタカルブ(840)+式IまたはI’の化合物、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)および水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される殺軟体動物剤、
AKD−3088(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、1,2−ジブロモ−3−クロロプロパン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1045)+式IまたはI’の化合物、1,2−ジクロロプロパン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1062)+式IまたはI’の化合物、1,2−ジクロロプロパンおよび1,3−ジクロロプロペン(IUPAC名)(1063)+式IまたはI’の化合物、1,3−ジクロロプロペン(233)+式IまたはI’の化合物、3,4−ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1−ジオキシド(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1065)+式IまたはI’の化合物、3−(4−クロロフェニル)−5−メチルローダニン(IUPAC名)(980)+式IまたはI’の化合物、5−メチル−6−チオキソ−1,3,5−チアジアジナン−3−イル酢酸(IUPAC名)(1286)+式IまたはI’の化合物、6−イソペンテニルアミノプリン(代替名)(210)+式IまたはI’の化合物、アバメクチン(1)+式IまたはI’の化合物、アセトプロール[CCN]+式IまたはI’の化合物、アラニカルブ(15)+式IまたはI’の化合物、アルジカルブ(16)+式IまたはI’の化合物、アルドキシカルブ(863)+式IまたはI’の化合物、AZ 60541(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、ベンクロチアズ[CCN]+式IまたはI’の化合物、ベノミル(62)+式IまたはI’の化合物、ブチルピリダベン(代替名)+式IまたはI’の化合物、カズサホス(109)+式IまたはI’の化合物、カルボフラン(118)+式IまたはI’の化合物、二硫化炭素(945)+式IまたはI’の化合物、カルボスルファン(119)+式IまたはI’の化合物、クロロピクリン(141)+式IまたはI’の化合物、クロルピリホス(145)+式IまたはI’の化合物、クロエトカルブ(999)+式IまたはI’の化合物、サイトカイニン(代替名)(210)+式IまたはI’の化合物、ダゾメット(216)+式IまたはI’の化合物、DBCP(1045)+式IまたはI’の化合物、DCIP(218)+式IまたはI’の化合物、ジアミダホス(1044)+式IまたはI’の化合物、ジクロフェンチオン(1051)+式IまたはI’の化合物、ジクリホス(代替名)+式IまたはI’の化合物、ジメトエート(262)+式IまたはI’の化合物、ドラメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、エマメクチン(291)+式IまたはI’の化合物、エマメクチン安息香酸塩(291)+式IまたはI’の化合物、エプリノメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、エトプロホス(312)+式IまたはI’の化合物、二臭化エチレン(316)+式IまたはI’の化合物、フェナミホス(326)+式IまたはI’の化合物、フェンピラド(代替名)+式IまたはI’の化合物、フェンスルホチオン(1158)+式IまたはI’の化合物、フルエンスルホン(CAS登録番号:318290−98−1)+式IまたはI’の化合物、ホスチアゼート(408)+式IまたはI’の化合物、ホスチエタン(1196)+式IまたはI’の化合物、フルフラール(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、GY−81(開発コード)(423)+式IまたはI’の化合物、ヘテロホス[CCN]+式IまたはI’の化合物、イミシアホス[CCN]+式IまたはI’の化合物、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+式IまたはI’の化合物、イサミドホス(1230)+式IまたはI’の化合物、イサゾホス(1231)+式IまたはI’の化合物、イベルメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、キネチン(代替名)(210)+式IまたはI’の化合物、メカルフォン(1258)+式IまたはI’の化合物、メタム(519)+式IまたはI’の化合物、メタム−カリウム(代替名)(519)+式IまたはI’の化合物、メタム−ナトリウム(519)+式IまたはI’の化合物、臭化メチル(537)+式IまたはI’の化合物、メチルイソチオシアネート(543)+式IまたはI’の化合物、ミルベマイシンオキシム(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、モキシデクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、クワ暗斑病菌(Myrothecium verrucaria)組成物(代替名)(565)+式IまたはI’の化合物、NC−184(化合物コード)+式IまたはI’の化合物、オキサミル(602)+式IまたはI’の化合物、ホレート(636)+式IまたはI’の化合物、ホスファミドン(639)+式IまたはI’の化合物、ホスホカルブ[CCN]+式IまたはI’の化合物、セブホス(代替名)+式IまたはI’の化合物、セラメクチン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物、スピノサド(737)+式IまたはI’の化合物、テルバム(代替名)+式IまたはI’の化合物、テルブホス(773)+式IまたはI’の化合物、テトラクロロチオフェン(IUPAC/ケミカルアブストラクツ名)(1422)+式IまたはI’の化合物、チアフェノックス(代替名)+式IまたはI’の化合物、チオナジン(1434)+式IまたはI’の化合物、トリアゾホス(820)+式IまたはI’の化合物、トリアズロン(代替名)+式IまたはI’の化合物、キシレノール[CCN]+式IまたはI’の化合物、YI−5302(化合物コード)およびゼアチン(代替名)(210)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される殺線虫剤、
エチルキサントゲン酸カリウム[CCN]およびニトラピリン(580)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される硝化阻害剤、
アシベンゾラル(6)+式IまたはI’の化合物、アシベンゾラル−S−メチル(6)+式IまたはI’の化合物、プロベナゾール(658)およびオオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物(代替名)(720)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される植物活性化剤、
2−イソバレリルインダン−1,3−ジオン(IUPAC名)(1246)+式IまたはI’の化合物、4−(キノキサリン−2−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+式IまたはI’の化合物、α−クロロヒドリン[CCN]+式IまたはI’の化合物、リン化アルミニウム(640)+式IまたはI’の化合物、アンチュ(antu)(880)+式IまたはI’の化合物、三酸化二ヒ素(882)+式IまたはI’の化合物、炭酸バリウム(891)+式IまたはI’の化合物、ビスチオセミ(912)+式IまたはI’の化合物、ブロディファコウム(89)+式IまたはI’の化合物、ブロマジオロン(91)+式IまたはI’の化合物、ブロメタリン(92)+式IまたはI’の化合物、シアン化カルシウム(444)+式IまたはI’の化合物、クロラロース(127)+式IまたはI’の化合物、クロロファシノン(140)+式IまたはI’の化合物、コレカルシフェロール(代替名)(850)+式IまたはI’の化合物、クマクロール(1004)+式IまたはI’の化合物、クマフリル(1005)+式IまたはI’の化合物、クマテトラリル(175)+式IまたはI’の化合物、クリミジン(1009)+式IまたはI’の化合物、ジフェナコウム(246)+式IまたはI’の化合物、ジフェチアロン(249)+式IまたはI’の化合物、ジファシノン(273)+式IまたはI’の化合物、エルゴカルシフェロール(301)+式IまたはI’の化合物、フロクマフェン(357)+式IまたはI’の化合物、フルオロアセトアミド(379)+式IまたはI’の化合物、フルプロパダイン(1183)+式IまたはI’の化合物、フルプロパダイン塩酸塩(1183)+式IまたはI’の化合物、γ−HCH(430)+式IまたはI’の化合物、HCH(430)+式IまたはI’の化合物、シアン化水素(444)+式IまたはI’の化合物、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+式IまたはI’の化合物、リンダン(430)+式IまたはI’の化合物、リン化マグネシウム(IUPAC名)(640)+式IまたはI’の化合物、臭化メチル(537)+式IまたはI’の化合物、ノルボルミド(1318)+式IまたはI’の化合物、ホサセチム(1336)+式IまたはI’の化合物、ホスフィン(IUPAC名)(640)+式IまたはI’の化合物、リン[CCN]+式IまたはI’の化合物、ピンドン(1341)+式IまたはI’の化合物、亜ヒ酸カリウム[CCN]+式IまたはI’の化合物、ピリヌロン(1371)+式IまたはI’の化合物、シリロシド(1390)+式IまたはI’の化合物、亜ヒ酸ナトリウム[CCN]+式IまたはI’の化合物、シアン化ナトリウム(444)+式IまたはI’の化合物、フルオロ酢酸ナトリウム(735)+式IまたはI’の化合物、ストリキニーネ(745)+式IまたはI’の化合物、硫酸タリウム[CCN]+式IまたはI’の化合物、ワルファリン(851)およびリン化亜鉛(640)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される殺鼠剤、
2−(2−ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート(IUPAC名)(934)+式IまたはI’の化合物、5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−ヘキシルシクロヘキサ−2−エノン(IUPAC名)(903)+式IまたはI’の化合物、ファルネソールおよびネロリドール(代替名)(324)+式IまたはI’の化合物、MB−599(開発コード)(498)+式IまたはI’の化合物、MGK 264(開発コード)(296)+式IまたはI’の化合物、ピペロニルブトキシド(649)+式IまたはI’の化合物、ピプロタール(1343)+式IまたはI’の化合物、プロピル異性体(1358)+式IまたはI’の化合物、S421(開発コード)(724)+式IまたはI’の化合物、セサメックス(1393)+式IまたはI’の化合物、セサモリン(1394)およびスルホキシド(1406)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される共力剤、
アントラキノン(32)+式IまたはI’の化合物、クロラロース(127)+式IまたはI’の化合物、ナフテン酸銅[CCN]+式IまたはI’の化合物、オキシ塩化銅(171)+式IまたはI’の化合物、ジアジノン(227)+式IまたはI’の化合物、ジシクロペンタジエン(化学名)(1069)+式IまたはI’の化合物、グアザチン(422)+式IまたはI’の化合物、酢酸グアザチン(422)+式IまたはI’の化合物、メチオカルブ(530)+式IまたはI’の化合物、ピリジン−4−アミン(IUPAC名)(23)+式IまたはI’の化合物、チラム(804)+式IまたはI’の化合物、トリメタカルブ(840)+式IまたはI’の化合物、ナフテン酸亜鉛[CCN]およびジラム(856)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される動物忌避剤、
イマニン(代替名)[CCN]およびリバビリン(代替名)[CCN]+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される殺ウイルス剤、
酸化第二水銀(512)+式IまたはI’の化合物、オクチリノン(590)およびチオファネート−メチル(802)+式IまたはI’の化合物からなる物質の群から選択される傷保護剤、
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
の化合物からなる群から選択される殺虫剤、
【化16】
の化合物からなる群から選択される殺虫剤。
【0188】
活性成分の後ろの角括弧における参照番号、例えば[3878−19−1]は、ケミカルアブストラクツ登録番号を意味する。式A−1〜A−26の化合物は、国際公開第03/015518号パンフレットまたは国際公開第04/067528号パンフレットに記載されている。式A−27の化合物は、国際公開第06/022225号パンフレットおよび国際公開第07/112844号パンフレットに記載されている。上記の混合の相手は公知である。活性成分が、“The Pesticide Manual”[The Pesticide Manual−A World Compendium;Thirteenth Edition;Editor:C.D.S.TomLin;英国作物保護協議会(the British Crop Protection Council)]に含まれている場合、それらは、特定の化合物について上記において丸括弧中に示される項目番号でその中に記載されており;例えば、「アバメクチン」という化合物は、項目番号(1)で記載されている。「[CCN]」が、上記において特定の化合物に付加されている場合、該当する化合物は、“Compendium of Pesticide Common Names”に含まれており、それは、インターネット上でアクセス可能であり[A.Wood;Compendium of Pesticide Common Names,Copyright(著作権)1995−2004];例えば、「アセトプロール」という化合物は、インターネットアドレスhttp://www.alanwood.net/pesticides/acetoprole.htmLに記載されている。
【0189】
上記の活性成分のほとんどは、上記においていわゆる「一般名」で呼ばれ、関連する「ISO一般名」または別の「一般名」が、個々の場合に使用される。表記が「一般名」でない場合、代わりに使用される表記の性質が、特定の化合物について丸括弧中に示され;その場合、IUPAC名、IUPAC/ケミカルアブストラクツ名、「化学名」、「慣用名」、「化合物名」または「開発コード」が使用され、あるいは、それらの表記の1つも使用されず、「一般名」も使用されない場合、「代替名」が用いられる。「CAS登録番号」は、ケミカルアブストラクツ登録番号を意味する。
【0190】
本発明に係る式IまたはI’の化合物はまた、1つ以上の殺真菌剤と組み合わせて使用され得る。特に、式IまたはI’の化合物と殺真菌剤との以下の混合物において、式IまたはI’の化合物という用語は、好ましくは、表1〜7のうちの1つから選択される化合物を意味する:
式IまたはI’の化合物+(E)−N−メチル−2−[2−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル]−2−メトキシ−イミノアセトアミド(SSF−129)、式IまたはI’の化合物+4−ブロモ−2−シアノ−N,N−ジメチル−6−トリフルオロメチルベンズイミダゾール−1−スルホンアミド、式IまたはI’の化合物+α−[N−(3−クロロ−2,6−キシリル)−2−メトキシアセトアミド]−γ−ブチロラクトン、式IまたはI’の化合物+4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−p−トリルイミダゾール−1−スルホンアミド(IKF−916、シアミダゾスルファミド)、式IまたはI’の化合物+3−5−ジクロロ−N−(3−クロロ−1−エチル−1−メチル−2−オキソプロピル)−4−メチルベンズアミド(RH−7281、ゾキサミド)、式IまたはI’の化合物+N−アリル−4,5,−ジメチル−2−トリメチルシリルチオフェン−3−カルボキサミド(MON65500)、式IまたはI’の化合物+N−(1−シアノ−1,2−ジメチルプロピル)−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)プロピオンアミド(AC382042)、式IまたはI’の化合物+N−(2−メトキシ−5−ピリジル)−シクロプロパンカルボキサミド、式IまたはI’の化合物+アシベンゾラル、式IまたはI’の化合物+アラニカルブ、式IまたはI’の化合物+アルジモルフ、式IまたはI’の化合物+アメトクトラジン、式IまたはI’の化合物+アミスルブロム、式IまたはI’の化合物+アニラジン、式IまたはI’の化合物+アザコナゾール、式IまたはI’の化合物+アゾキシストロビン、式IまたはI’の化合物+ベナラキシル、式IまたはI’の化合物+ベナラキシル−M、式IまたはI’の化合物+ベノミル、式IまたはI’の化合物+ベンチアバリカルブ、式IまたはI’の化合物+ビロキサゾール、式IまたはI’の化合物+ビテルタノール、式IまたはI’の化合物+ビキサフェン、式IまたはI’の化合物+ブラストサイジンS、式IまたはI’の化合物+ボスカリド、式IまたはI’の化合物+ブロムコナゾール、式IまたはI’の化合物+ブピリメート、式IまたはI’の化合物+カプタホール、式IまたはI’の化合物+カプタン、式IまたはI’の化合物+カルベンダジム、式IまたはI’の化合物+カルベンダジムクロルハイドレート、式IまたはI’の化合物+カルボキシン、式IまたはI’の化合物+カルプロパミド、カルボン、式IまたはI’の化合物+CGA41396、式IまたはI’の化合物+CGA41397、式IまたはI’の化合物+キノメチオネート、式IまたはI’の化合物+クラザフェノン(chlazafenone)、式IまたはI’の化合物+クロロタロニル、式IまたはI’の化合物+クロゾリネート、式IまたはI’の化合物+クロジラコン、式IまたはI’の化合物+オキシ塩化銅、オキシキノール酸銅(copper oxyquinolate)、硫酸銅、トール油酸銅(copper tallate)およびボルドー液などの銅含有化合物、式IまたはI’の化合物+シアゾファミド、式IまたはI’の化合物+シフルフェナミド、式IまたはI’の化合物+シモキサニル、式IまたはI’の化合物+シプロコナゾール、式IまたはI’の化合物+シプロジニル、式IまたはI’の化合物+デバカルブ、式IまたはI’の化合物+ジ−2−ピリジルジスルフィド1,1’−ジオキシド、式IまたはI’の化合物+ジクロフルアニド、式IまたはI’の化合物+ジクロメジン、式IまたはI’の化合物+ジクロラン、式IまたはI’の化合物+ジエトフェンカルブ、式IまたはI’の化合物+ジフェノコナゾール、式IまたはI’の化合物+ジフェンゾコート、式IまたはI’の化合物+ジフルメトリム、式IまたはI’の化合物+O,O−ジ−イソ−プロピル−S−ベンジルチオホスフェート、式IまたはI’の化合物+ジメフルアゾール、式IまたはI’の化合物+ジメトコナゾール、式IまたはI’の化合物+ジメトモルフ、式IまたはI’の化合物+ジメチリモール、式IまたはI’の化合物+ジモキシストロビン、式IまたはI’の化合物+ジニコナゾール、式IまたはI’の化合物+ジノカップ、式IまたはI’の化合物+ジチアノン、式IまたはI’の化合物+塩化ドデシルジメチルアンモニウム、式IまたはI’の化合物+ドデモルフ、式IまたはI’の化合物+ドジン、式IまたはI’の化合物+ドグアジン、式IまたはI’の化合物+エジフェンホス、式IまたはI’の化合物+エポキシコナゾール、式IまたはI’の化合物+エチリモル、式IまたはI’の化合物+エチル(Z)−N−ベンジル−N([メチル(メチル−チオエチリデンアミノオキシカルボニル)アミノ]チオ)−β−アラニネート、式IまたはI’の化合物+エトリジアゾール、式IまたはI’の化合物+ファモキサドン、式IまたはI’の化合物+フェナミドン(RPA407213)、式IまたはI’の化合物+フェナリモル、式IまたはI’の化合物+フェンブコナゾール、式IまたはI’の化合物+フェンフラム、式IまたはI’の化合物+フェンヘキサミド(KBR2738)、式IまたはI’の化合物+フェノキサニル、式IまたはI’の化合物+フェンピクロニル、式IまたはI’の化合物+フェンプロピジン、式IまたはI’の化合物+フェンプロピモルフ、式IまたはI’の化合物+フェンピラザミン/イプフェンピラゾロン(ipfenpyrazolone)、式IまたはI’の化合物+酢酸トリフェニルスズ、式IまたはI’の化合物+水酸化トリフェニルスズ、式IまたはI’の化合物+フェルバム、式IまたはI’の化合物+フェリムゾン、式IまたはI’の化合物+フルアジナム、式IまたはI’の化合物+フルジオキソニル、式IまたはI’の化合物+フルメトバー、式IまたはI’の化合物+フルモルフ、式IまたはI’の化合物+フルオピコリド、式IまたはI’の化合物+フルオピラム、式IまたはI’の化合物+フルオキサストロビン、式IまたはI’の化合物+フルオロイミド、式IまたはI’の化合物+フルキンコナゾール、式IまたはI’の化合物+フルシラゾール、式IまたはI’の化合物+フルチアニル、式IまたはI’の化合物+フルトラニル、式IまたはI’の化合物+フルトリアホール、式IまたはI’の化合物+フルキサピロキサド、式IまたはI’の化合物+ホルペット、式IまたはI’の化合物+フベリダゾール、式IまたはI’の化合物+フララキシル、式IまたはI’の化合物+フラメトピル、式IまたはI’の化合物+グアザチン、式IまたはI’の化合物+ヘキサコナゾール、式IまたはI’の化合物+ヒドロキシイソオキサゾール、式IまたはI’の化合物+ヒメキサゾール、式IまたはI’の化合物+イマザリル、式IまたはI’の化合物+イミベンコナゾール、式IまたはI’の化合物+イミノクタジン、式IまたはI’の化合物+イミノクタジン三酢酸塩、式IまたはI’の化合物+イプコナゾール、式IまたはI’の化合物+イプロベンホス、式IまたはI’の化合物+イプロジオン、式IまたはI’の化合物+イプロバリカルブ(SZX0722)、式IまたはI’の化合物+イソプロパニルブチルカルバメート、式IまたはI’の化合物+イソプロチオラン、式IまたはI’の化合物+イソピラザム、式IまたはI’の化合物+イソチアニル、式IまたはI’の化合物+カスガマイシン、式IまたはI’の化合物+クレソキシム−メチル、式IまたはI’の化合物+LY186054、式IまたはI’の化合物+LY211795、式IまたはI’の化合物+LY248908、式IまたはI’の化合物+マンコゼブ、式IまたはI’の化合物+マンジプロパミド、式IまたはI’の化合物+マネブ、式IまたはI’の化合物+メフェノキサム、式IまたはI’の化合物+メパニピリム、式IまたはI’の化合物+メプロニル、式IまたはI’の化合物+メプチルジノカップ、式IまたはI’の化合物+メタラキシル、式IまたはI’の化合物+メトコナゾール、式IまたはI’の化合物+メチラム、式IまたはI’の化合物+メチラム−亜鉛、式IまたはI’の化合物+メトミノストロビン、式IまたはI’の化合物+メトラフェノン、式IまたはI’の化合物+ミクロブタニル、式IまたはI’の化合物+ネオアソジン、式IまたはI’の化合物+ニッケルジメチルジチオカルバメート、式IまたはI’の化合物+ニコビフェン、式IまたはI’の化合物+ニトロタール−イソプロピル、式IまたはI’の化合物+ヌアリモル、式IまたはI’の化合物+オフレース、式IまたはI’の化合物+有機水銀化合物、式IまたはI’の化合物+オリザストロビン、式IまたはI’の化合物+オキサジキシル、式IまたはI’の化合物+オキサスルフロン、式IまたはI’の化合物+オキソリン酸、式IまたはI’の化合物+オキシポコナゾール、式IまたはI’の化合物+オキシカルボキシン、式IまたはI’の化合物+ペフラゾエート、式IまたはI’の化合物+ペンコナゾール、式IまたはI’の化合物+ペンシクロン、式IまたはI’の化合物+ペンフルフェン、式IまたはI’の化合物+ペンチオピラド、式IまたはI’の化合物+フェナジンオキシド、式IまたはI’の化合物+ホセチル−Al、式IまたはI’の化合物+リン酸、式IまたはI’の化合物+フタリド、式IまたはI’の化合物+ピコキシストロビン(ZA1963)、式IまたはI’の化合物+ポリオキシンD、式IまたはI’の化合物+ポリラム、式IまたはI’の化合物+プロベナゾール、式IまたはI’の化合物+プロクロラズ、式IまたはI’の化合物+プロシミドン、式IまたはI’の化合物+プロパモカルブ、式IまたはI’の化合物+プロピコナゾール、式IまたはI’の化合物+プロピネブ、式IまたはI’の化合物+プロピオン酸、式IまたはI’の化合物+プロキンアジド、式IまたはI’の化合物+プロチオコナゾール、式IまたはI’の化合物+ピラクロストロビン、式IまたはI’の化合物+ピラゾホス、式IまたはI’の化合物+ピリベンカルブ、式IまたはI’の化合物+ピリフェノックス、式IまたはI’の化合物+ピリメタニル、式IまたはI’の化合物+ピロキロン、式IまたはI’の化合物+ピロキシフル、式IまたはI’の化合物+ピロールニトリン、式IまたはI’の化合物+第四級アンモニウム化合物、式IまたはI’の化合物+キノメチオネート、式IまたはI’の化合物+キノキシフェン、式IまたはI’の化合物+キントゼン、式IまたはI’の化合物+セダキサン、式IまたはI’の化合物+シプコナゾール(F−155)、式IまたはI’の化合物+五塩化石炭酸ナトリウム、式IまたはI’の化合物+スピロキサミン、式IまたはI’の化合物+ストレプトマイシン、式IまたはI’の化合物+硫黄、式IまたはI’の化合物+テブコナゾール、式IまたはI’の化合物+テクロフタラム、式IまたはI’の化合物+テクナゼン、式IまたはI’の化合物+テブフロキン、式IまたはI’の化合物+テトラコナゾール、式IまたはI’の化合物+チアベンダゾール、式IまたはI’の化合物+チフルザミド、式IまたはI’の化合物+2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール、式IまたはI’の化合物+チオファネート−メチル、式IまたはI’の化合物+チラム、式IまたはI’の化合物+チアジニル、式IまたはI’の化合物+チミベンコナゾール、式IまたはI’の化合物+トルクロホス−メチル、式IまたはI’の化合物+トリルフルアニド、式IまたはI’の化合物+トリアジメホン、式IまたはI’の化合物+トリアジメノール、式IまたはI’の化合物+トリアズブチル、式IまたはI’の化合物+トリアゾキシド、式IまたはI’の化合物+トリシクラゾール、式IまたはI’の化合物+トリデモルフ、式IまたはI’の化合物+トリフロキシストロビン、式IまたはI’の化合物+トリホリン、式IまたはI’の化合物+トリフルミゾール、式IまたはI’の化合物+トリチコナゾール、式IまたはI’の化合物+バリダマイシンA、式IまたはI’の化合物+バリフェナル、式IまたはI’の化合物+バパム、式IまたはI’の化合物+ビンクロゾリン、式IまたはI’の化合物+ジネブお
よび式IまたはI’の化合物+ジラム。
【0191】
式IまたはI’の化合物は、種子伝染病、土壌伝染病または葉の真菌病から植物を保護するために土壌、泥炭または他の発根媒体と混合されてもよい。
【0192】
本発明に係る式IまたはI’の化合物はまた、1つ以上の他の共力剤と組み合わせて使用され得る。特に、式IまたはI’の化合物の以下の混合物(ここで、この用語は、好ましくは、表1〜7のうちの1つから選択される化合物を意味する)が重要である:
式IまたはI’の化合物+ピペロニルブトキシド、式IまたはI’の化合物+セサメックス、式IまたはI’の化合物+サフロキサンおよび式IまたはI’の化合物+ドデシルイミダゾール。
【0193】
本発明に係る式IまたはI’の化合物はまた、1つ以上の他の除草剤と組み合わせて使用され得る。特に、式IまたはI’の化合物の以下の混合物(ここで、この用語は、好ましくは、表1〜7のうちの1つから選択される化合物を意味する)が重要である:
式IまたはI’の化合物+アセトクロール、式IまたはI’の化合物+アシフルオルフェン、式IまたはI’の化合物+アシフルオルフェン−ナトリウム、式IまたはI’の化合物+アクロニフェン、式IまたはI’の化合物+アクロレイン、式IまたはI’の化合物+アラクロル、式IまたはI’の化合物+アロキシジム、式IまたはI’の化合物+アリルアルコール、式IまたはI’の化合物+アメトリン、式IまたはI’の化合物+アミカルバゾン、式IまたはI’の化合物+アミドスルフロン、式IまたはI’の化合物+アミノシクロピラクロール、式IまたはI’の化合物+アミノピラリド、式IまたはI’の化合物+アミトロール、式IまたはI’の化合物+スルファミン酸アンモニウム、式IまたはI’の化合物+アニロホス、式IまたはI’の化合物+アシュラム、式IまたはI’の化合物+アトラトン、式IまたはI’の化合物+アトラジン、式IまたはI’の化合物+アジムスルフロン、式IまたはI’の化合物+BCPC、式IまたはI’の化合物+ベフルブタミド、式IまたはI’の化合物+ベナゾリン、式IまたはI’の化合物+ベンカルバゾン、式IまたはI’の化合物+ベンフルラリン、式IまたはI’の化合物+ベンフレセート、式IまたはI’の化合物+ベンスルフロン、式IまたはI’の化合物+ベンスルフロン−メチル、式IまたはI’の化合物+ベンスリド、式IまたはI’の化合物+ベンタゾン、式IまたはI’の化合物+ベンズフェンジゾン、式IまたはI’の化合物+ベンゾビシクロン、式IまたはI’の化合物+ベンゾフェナップ、式IまたはI’の化合物+ビシクロピロン、式IまたはI’の化合物+ビフェノックス、式IまたはI’の化合物+ビアラホス、式IまたはI’の化合物+ビスピリバック、式IまたはI’の化合物+ビスピリバック−ナトリウム、式IまたはI’の化合物+ホウ砂、式IまたはI’の化合物+ブロマシル、式IまたはI’の化合物+ブロモブチド、式IまたはI’の化合物+ブロモキシニル、式IまたはI’の化合物+ブタクロール、式IまたはI’の化合物+ブタフェナシル、式IまたはI’の化合物+ブタミホス、式IまたはI’の化合物+ブトラリン、式IまたはI’の化合物+ブトロキシジム、式IまたはI’の化合物+ブチレート、式IまたはI’の化合物+カコジル酸、式IまたはI’の化合物+塩素酸カルシウム、式IまたはI’の化合物+カフェンストロール、式IまたはI’の化合物+カルベタミド、式IまたはI’の化合物+カルフェントラゾン、式IまたはI’の化合物+カルフェントラゾン−エチル、式IまたはI’の化合物+CDEA、式IまたはI’の化合物+CEPC、式IまたはI’の化合物+クロルフルレノール、式IまたはI’の化合物+クロルフルレノール−メチル、式IまたはI’の化合物+クロリダゾン、式IまたはI’の化合物+クロリムロン、式IまたはI’の化合物+クロリムロン−エチル、式IまたはI’の化合物+クロロ酢酸、式IまたはI’の化合物+クロロトルロン、式IまたはI’の化合物+クロルプロファム、式IまたはI’の化合物+クロルスルフロン、式IまたはI’の化合物+クロルタール、式IまたはI’の化合物+クロルタール−ジメチル、式IまたはI’の化合物+シニドン−エチル、式IまたはI’の化合物+シンメチリン、式IまたはI’の化合物+シノスルフロン、式IまたはI’の化合物+シスアニリド、式IまたはI’の化合物+クレトジム、式IまたはI’の化合物+クロジナホップ、式IまたはI’の化合物+クロジナホップ−プロパルギル、式IまたはI’の化合物+クロマゾン、式IまたはI’の化合物+クロメプロップ、式IまたはI’の化合物+クロピラリド、式IまたはI’の化合物+クロランスラム、式IまたはI’の化合物+クロランスラム−メチル、式IまたはI’の化合物+CMA、式IまたはI’の化合物+4−CPB、式IまたはI’の化合物+CPMF、式IまたはI’の化合物+4−CPP、式IまたはI’の化合物+CPPC、式IまたはI’の化合物+クレゾール、式IまたはI’の化合物+クミルロン、式IまたはI’の化合物+シアナミド、式IまたはI’の化合物+シアナジン、式IまたはI’の化合物+シクロエート、式IまたはI’の化合物+シクロスルファムロン、式IまたはI’の化合物+シクロキシジム、式IまたはI’の化合物+シハロホップ、式IまたはI’の化合物+シハロホップ−ブチル、式IまたはI’の化合物+2,4−D、式IまたはI’の化合物+3,4−DA、式IまたはI’の化合物+ダイムロン、式IまたはI’の化合物+ダラポン、式IまたはI’の化合物+ダゾメット、式IまたはI’の化合物+2,4−DB、式IまたはI’の化合物+3,4−DB、式IまたはI’の化合物+2,4−DEB、式IまたはI’の化合物+デスメジファム、式IまたはI’の化合物+ジカンバ、式IまたはI’の化合物+ジクロベニル、式IまたはI’の化合物+オルト−ジクロロベンゼン、式IまたはI’の化合物+パラ−ジクロロベンゼン、式IまたはI’の化合物+ジクロルプロップ、式IまたはI’の化合物+ジクロルプロップ−P、式IまたはI’の化合物+ジクロホップ、式IまたはI’の化合物+ジクロホップ−メチル、式IまたはI’の化合物+ジクロスラム、式IまたはI’の化合物+ジフェンゾコート、式IまたはI’の化合物+ジフェンゾコートメチルサルフェート(difenzoquat metilsulfate)、式IまたはI’の化合物+ジフルフェニカン、式IまたはI’の化合物+ジフルフェンゾピル、式IまたはI’の化合物+ジメフロン、式IまたはI’の化合物+ジメピペレート、式IまたはI’の化合物+ジメタクロール、式IまたはI’の化合物+ジメタメトリン、式IまたはI’の化合物+ジメテナミド、式IまたはI’の化合物+ジメテナミド−P、式IまたはI’の化合物+ジメチピン、式IまたはI’の化合物+ジメチルアルシン酸、式IまたはI’の化合物+ジニトラミン、式IまたはI’の化合物+ジノテルブ、式IまたはI’の化合物+ジフェナミド、式IまたはI’の化合物+ジクワット、式IまたはI’の化合物+二臭化ジクワット、式IまたはI’の化合物+ジチオピル、式IまたはI’の化合物+ジウロン、式IまたはI’の化合物+DNOC、式IまたはI’の化合物+3,4−DP、式IまたはI’の化合物+DSMA、式IまたはI’の化合物+EBEP、式IまたはI’の化合物+エンドタール、式IまたはI’の化合物+EPTC、式IまたはI’の化合物+エスプロカルブ、式IまたはI’の化合物+エタルフルラリン、式IまたはI’の化合物+エタメトスルフロン、式IまたはI’の化合物+エタメトスルフロン−メチル、式IまたはI’の化合物+エトフメセート、式IまたはI’の化合物+エトキシフェン、式IまたはI’の化合物+エトキシスルフロン、式IまたはI’の化合物+エトベンザニド、式IまたはI’の化合物+フェノキサプロップ−P、式IまたはI’の化合物+フェノキサプロップ−P−エチル、式IまたはI’の化合物+フェントラザミド、式IまたはI’の化合物+硫酸第一鉄、式IまたはI’の化合物+フラムプロップ−M、式IまたはI’の化合物+フラザスルフロン、式IまたはI’の化合物+フロラスラム、式IまたはI’の化合物+フルアジホップ、式IまたはI’の化合物+フルアジホップ−ブチル、式IまたはI’の化合物+フルアジホップ−P、式IまたはI’の化合物+フルアジホップ−P−ブチル、式IまたはI’の化合物+フルカルバゾン、式IまたはI’の化合物+フルカルバゾン−ナトリウム、式IまたはI’の化合物+フルセトスルフロン、式IまたはI’の化合物+フルクロラリン、式IまたはI’の化合物+フルフェンナセット、式IまたはI’の化合物+フルフェンピル、式IまたはI’の化合物+フルフェンピル−エチル、式IまたはI’の化合物+フルメトスラム、式IまたはI’の化合物+フルミクロラック、式IまたはI’の化合物+フルミクロラック−ペンチル、式IまたはI’の化合物+フルミオキサジン、式IまたはI’の化合物+フルオメツロン、式IまたはI’の化合物+フルオログリコフェン、式IまたはI’の化合物+フルオログリコフェン−エチル、式IまたはI’の化合物+フルプロパネート、式IまたはI’の化合物+フルピルスルフロン、式IまたはI’の化合物+フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム、式IまたはI’の化合物+フルレノール、式IまたはI’の化合物+フルリドン、式IまたはI’の化合物+フルロクロリドン、式IまたはI’の化合物+フルロキシピル、式IまたはI’の化合物+フルルタモン、式IまたはI’の化合物+フルチアセット、式IまたはI’の化合物+フルチアセット−メチル、式IまたはI’の化合物+ホメサフェン、式IまたはI’の化合物+ホラムスルフロン、式IまたはI’の化合物+ホサミン、式IまたはI’の化合物+グルホシネート、式IまたはI’の化合物+グルホシネート−アンモニウム、式IまたはI’の化合物+グルホシネート−P、式IまたはI’の化合物+グリホサート、式IまたはI’の化合物+グリホサート−トリメシウム、式IまたはI’の化合物+ハロスルフロン、式IまたはI’の化合物+ハロスルフロン−メチル、式IまたはI’の化合物+ハロキシホップ、式IまたはI’の化合物+ハロキシホップ−P、式IまたはI’の化合物+HC−252、式IまたはI’の化合物+ヘキサジノン、式IまたはI’の化合物+イマザメタベンズ、式IまたはI’の化合物+イマザメタベンズ−メチル、式IまたはI’の化合物+イマザモックス、式IまたはI’の化合物+イマザピック、式IまたはI’の化合物+イマザピル、式IまたはI’の化合物+イマザキン、式IまたはI’の化合物+イマゼタピル、式IまたはI’の化合物+イマゾスルフロン、式IまたはI’の化合物+インダノファン、式IまたはI’の化合物+インダジフラム、式IまたはI’の化合物+ヨードメタン、式IまたはI’の化合物+ヨードスルフロン、式IまたはI’の化合物+ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム、式IまたはI’の化合物+イオキシニル、式IまたはI’の化合物+イプフェンカルバゾン、式IまたはI’の化合物+イソプロツロン、式IまたはI’の化合物+イソウロン、式IまたはI’の化合物+イソキサベン、式IまたはI’の化合物+イソキサクロルトール、式IまたはI’の化合物+イソキサフルトール、式IまたはI’の化合物+カルブチレート、式IまたはI’の化合物+ラクトフェン、式IまたはI’の化合物+レナシル、式IまたはI’の化合物+リニュロン、式IまたはI’の化合物+MAA、式IまたはI’の化合物+MAMA、式IまたはI’の化合物+MCPA、式IまたはI’の化合物+MCPA−チオエチル、式IまたはI’の化合物+MCPB、式IまたはI’の化合物+メコプロップ、式IまたはI’の化合物+メコプロップ−P、式IまたはI’の化合物+メフェナセット、式IまたはI’の化合物+メフルイジド、式IまたはI’の化合物+メソスルフロン、式IまたはI’の化合物+メソスルフロン−メチル、式IまたはI’の化合物+メソトリオン、式IまたはI’の化合物+メタム、式IまたはI’の化合物+メタミホップ、式IまたはI’の化合物+メタミトロン、式IまたはI’の化合物+メタザクロール、式IまたはI’の化合物+メタベンズチアズロン、式IまたはI’の化合物+メチルアルソン酸、式IまたはI’の化合物+メチルダイムロン、式IまたはI’の化合物+メチルイソチオシアネート、式IまたはI’の化合物+メトベンズロン、式IまたはI’の化合物+メトラクロール、式IまたはI’の化合物+S−メトラクロール、式IまたはI’の化合物+メトスラム、式IまたはI’の化合物+メトクスロン、式IまたはI’の化合物+メトリブジン、式IまたはI’の化合物+メトスルフロン、式IまたはI’の化合物+メトスルフロン−メチル、式IまたはI’の化合物+MK−616、式IまたはI’の化合物+モリネート、式IまたはI’の化合物+モノリニュロン、式IまたはI’の化合物+MSMA、式IまたはI’の化合物+ナプロアニリド、式IまたはI’の化
合物+ナプロパミド、式IまたはI’の化合物+ナプタラム、式IまたはI’の化合物+ネブロン、式IまたはI’の化合物+ニコスルフロン、式IまたはI’の化合物+ノナン酸、式IまたはI’の化合物+ノルフルラゾン、式IまたはI’の化合物+オレイン酸(脂肪酸)、式IまたはI’の化合物+オルベンカルブ、式IまたはI’の化合物+オルソスルファムロン、式IまたはI’の化合物+オリザリン、式IまたはI’の化合物+オキサジアルギル、式IまたはI’の化合物+オキサジアゾン、式IまたはI’の化合物+オキサスルフロン、式IまたはI’の化合物+オキサジクロメホン、式IまたはI’の化合物+オキシフルオルフェン、式IまたはI’の化合物+パラコート、式IまたはI’の化合物+二塩化パラコート、式IまたはI’の化合物+ペブレート、式IまたはI’の化合物+ペンジメタリン、式IまたはI’の化合物+ペノキススラム、式IまたはI’の化合物+ペンタクロロフェノール、式IまたはI’の化合物+ペンタノクロール、式IまたはI’の化合物+ペントキサゾン、式IまたはI’の化合物+ペトキサミド、式IまたはI’の化合物+石油、式IまたはI’の化合物+フェンメジファム、式IまたはI’の化合物+フェンメジファム−エチル、式IまたはI’の化合物+ピクロラム、式IまたはI’の化合物+ピコリナフェン、式IまたはI’の化合物+ピノキサデン、式IまたはI’の化合物+ピペロホス、式IまたはI’の化合物+亜ヒ酸カリウム、式IまたはI’の化合物+カリウムアジド、式IまたはI’の化合物+プレチラクロール、式IまたはI’の化合物+プリミスルフロン、式IまたはI’の化合物+プリミスルフロン−メチル、式IまたはI’の化合物+プロジアミン、式IまたはI’の化合物+プロフルアゾール、式IまたはI’の化合物+プロホキシジム、式IまたはI’の化合物+プロメトン、式IまたはI’の化合物+プロメトリン、式IまたはI’の化合物+プロパクロール、式IまたはI’の化合物+プロパニル、式IまたはI’の化合物+プロパキザホップ、式IまたはI’の化合物+プロパジン、式IまたはI’の化合物+プロファム、式IまたはI’の化合物+プロピソクロール、式IまたはI’の化合物+プロポキシカルバゾン、式IまたはI’の化合物+プロポキシカルバゾン−ナトリウム、式IまたはI’の化合物+プロピリスルフロン、式IまたはI’の化合物+プロピザミド、式IまたはI’の化合物+プロスルホカルブ、式IまたはI’の化合物+プロスルフロン、式IまたはI’の化合物+ピラクロニル、式IまたはI’の化合物+ピラフルフェン、式IまたはI’の化合物+ピラフルフェン−エチル、式IまたはI’の化合物+ピラスルフトール、式IまたはI’の化合物+ピラゾリネート、式IまたはI’の化合物+ピラゾスルフロン、式IまたはI’の化合物+ピラゾスルフロン−エチル、式IまたはI’の化合物+ピラゾキシフェン、式IまたはI’の化合物+ピリベンゾキシム、式IまたはI’の化合物+ピリブチカルブ、式IまたはI’の化合物+ピリダホル、式IまたはI’の化合物+ピリデート、式IまたはI’の化合物+ピリフタリド、式IまたはI’の化合物+ピリミノバック、式IまたはI’の化合物+ピリミノバック−メチル、式IまたはI’の化合物+ピリミスルファン、式IまたはI’の化合物+ピリチオバック、式IまたはI’の化合物+ピリチオバック−ナトリウム、式IまたはI’の化合物+ピロックススラム、式IまたはI’の化合物+ピロキサスルホン、式IまたはI’の化合物+キンクロラック、式IまたはI’の化合物+キンメラック、式IまたはI’の化合物+キノクラミン、式IまたはI’の化合物+キザロホップ、式IまたはI’の化合物+キザロホップ−P、式IまたはI’の化合物+リムスルフロン、式IまたはI’の化合物+サフルフェナシル、式IまたはI’の化合物+セトキシジム、式IまたはI’の化合物+シデュロン、式IまたはI’の化合物+シマジン、式IまたはI’の化合物+シメトリン、式IまたはI’の化合物+SMA、式IまたはI’の化合物+亜ヒ酸ナトリウム、式IまたはI’の化合物+アジ化ナトリウム、式IまたはI’の化合物+塩素酸ナトリウム、式IまたはI’の化合物+スルコトリオン、式IまたはI’の化合物+スルフェントラゾン、式IまたはI’の化合物+スルホメツロン、式IまたはI’の化合物+スルホメツロン−メチル、式IまたはI’の化合物+スルホセート、式IまたはI’の化合物+スルホスルフロン、式IまたはI’の化合物+硫酸、式IまたはI’の化合物+タール油、式IまたはI’の化合物+2,3,6−TBA、式IまたはI’の化合物+TCA、式IまたはI’の化合物+TCA−ナトリウム、式IまたはI’の化合物+テブチウロン、式IまたはI’の化合物+テフリルトリオン、式IまたはI’の化合物+テンボトリオン、式IまたはI’の化合物+テプラロキシジム、式IまたはI’の化合物+テルバシル、式IまたはI’の化合物+テルブメトン、式IまたはI’の化合物+テルブチラジン、式IまたはI’の化合物+テルブトリン、式IまたはI’の化合物+テニルクロール、式IまたはI’の化合物+チアゾピル、式IまたはI’の化合物+チエンカルバゾン、式IまたはI’の化合物+チフェンスルフロン、式IまたはI’の化合物+チフェンスルフロン−メチル、式IまたはI’の化合物+チオベンカルブ、式IまたはI’の化合物+チオカルバジル、式IまたはI’の化合物+トプラメゾン、式IまたはI’の化合物+トラルコキシジム、式IまたはI’の化合物+トリ−アレート、式IまたはI’の化合物+トリアスルフロン、式IまたはI’の化合物+トリアジフラム、式IまたはI’の化合物+トリベヌロン、式IまたはI’の化合物+トリベヌロン−メチル、式IまたはI’の化合物+トリカンバ、式IまたはI’の化合物+トリクロピル、式IまたはI’の化合物+トリエタジン、式IまたはI’の化合物+トリフロキシスルフロン、式IまたはI’の化合物+トリフロキシスルフロン−ナトリウム、式IまたはI’の化合物+トリフルラリン、式IまたはI’の化合物+トリフルスルフロン、式IまたはI’の化合物+トリフルスルフロン−メチル、式IまたはI’の化合物+トリヒドロキシトリアジン、式IまたはI’の化合物+トリトスルフロン、式IまたはI’の化合物+[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]酢酸エチルエステル(CAS登録番号353292−31−6)、式IまたはI’の化合物+4−[(4,5−ジヒドロ−3−メトキシ−4−メチル−5−オキソ)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルカルボニルスルファモイル]−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸(BAY636)、式IまたはI’の化合物+BAY747(CAS登録番号335104−84−2)、式IまたはI’の化合物+トプラメゾン(CAS登録番号210631−68−8)、式IまたはI’の化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン(CAS登録番号352010−68−5)、および式IまたはI’の化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン。
【0194】
本発明に係る式IまたはI’の化合物はまた、毒性緩和剤と組み合わせて使用され得る。好ましくは、これらの混合物において、式IまたはI’の化合物は、上の表1〜7に挙げられる化合物のうちの1つである。毒性緩和剤との以下の混合物が、特に、考慮に入れられる:
式IまたはI’の化合物+クロキントセット−メキシル、式IまたはI’の化合物+クロキントセット酸およびその塩、式IまたはI’の化合物+フェンクロラゾール−エチル、式IまたはI’の化合物+フェンクロラゾール酸およびその塩、式IまたはI’の化合物+メフェンピル−ジエチル、式IまたはI’の化合物+メフェンピル二酸、式IまたはI’の化合物+イソキサジフェン−エチル、式IまたはI’の化合物+イソキサジフェン酸、式IまたはI’の化合物+フリラゾール、式IまたはI’の化合物+フリラゾールR異性体、式IまたはI’の化合物+ベノキサコール、式IまたはI’の化合物+ジクロルミド、式IまたはI’の化合物+AD−67、式IまたはI’の化合物+オキサベトリニル、式IまたはI’の化合物+シオメトリニル、式IまたはI’の化合物+シオメトリニルZ−異性体、式IまたはI’の化合物+フェンクロリム、式IまたはI’の化合物+シプロスルファミド、式IまたはI’の化合物+ナフタル酸無水物、式IまたはI’の化合物+フルラゾール、式IまたはI’の化合物+N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド、式IまたはI’の化合物+CL 304,415、式IまたはI’の化合物+ジシクロノン、式IまたはI’の化合物+フルキソフェニム、式IまたはI’の化合物+DKA−24、式IまたはI’の化合物+R−29148および式IまたはI’の化合物+PPG−1292。毒性緩和効果も、式IまたはI’の化合物+ジムロン、式IまたはI’の化合物+MCPA、式IまたはI’の化合物+メコプロップおよび式IまたはI’の化合物+メコプロップ−Pの混合物化合物の場合に観察され得る。
【0195】
式IまたはI’の化合物の混合の相手はまた、例えば、The Pesticide Manual,12th Edition(BCPC),2000に記載されるように、エステルまたは塩の形態であってもよい。
【0196】
式IまたはI’の化合物と混合される活性成分の上記の様々な一覧において、式IまたはI’の化合物は、好ましくは、表1〜7の化合物であり、ここで、Gは、水素、C(O)OEtまたはC(O)OiPrであり得る。
【0197】
式IまたはI’の化合物、特に、前記表1〜7から選択される化合物と、他の殺虫剤、殺真菌剤、除草剤、毒性緩和剤、補助剤などとの上述される混合物において、混合比は、広い範囲にわたって変化することがあり、好ましくは、100:1〜1:6000、特に、50:1〜1:50、より特定的に、20:1〜1:20、さらにより特定的に、10:1〜1:10である。それらの混合比は、一方では、重量比を含み、他方ではモル比も含むことが理解される。
【0198】
混合物は、上述される配合で有利に使用され得る(その場合、「活性成分」は、式IまたはI’の化合物と、混合の相手とのそれぞれの混合物に関する)。
【0199】
混合物によっては、著しく異なる物理的、化学的または生物学的特性を有する活性成分を含み得るため、従来の同じ剤型に容易に加えられないものもある。こうした場合、他の剤型を調製してもよい。例えば、1種の活性成分が水不溶性固体であり、他の活性成分が水不溶性液体である場合でも、固体活性成分を(SCの調製と同様の調製を用いて)懸濁液として分散させる一方、液体活性成分を(EWの調製と同様の調製を用いて)乳剤として分散させることによって、各活性成分を同じ連続水相中に分散させることが可能であり得る。得られる組成物は、サスポエマルション(SE)製剤である。
【0200】
表1〜7から選択される式IまたはI’の化合物と、上記の1つ以上の活性成分とを含む混合物は、例えば、単一の「調合済みの(ready−mix)」形態で、「タンクミックス(tank−mix)」などの単一の活性成分構成要素の別個の配合物から構成される組み合わされたスプレー混合物で、および数時間または数日間などの適度に短い期間で、順次、すなわち相次いで施用される場合、単一の活性成分の併用で施用され得る。表1〜7から選択される式IまたはI’の化合物および上記の活性成分を施用する順序は、本発明の実施にとって重要ではない。
【0201】
本発明のさらなる態様において、ネオニコチノイド系殺虫剤(IRAC作用機序分類:グループ4(グループ4Aおよび4Cを含む))に耐性のある半翅目(Hemiptera)の昆虫に対処し、それを防除する方法であって、遊離形態または農芸化学的に許容できる塩形態の式(I)または(I’)の化合物を、前記ネオニコチノイド耐性昆虫に施用する工程を含む方法が提供される。
【0202】
式(I)または(I’)の化合物が、このようなネオニコチノイド耐性昆虫を防除する能力によって、本発明は、有用な植物の作物を保護する方法も提供し、前記作物は、半翅目(Hemiptera)のこのような昆虫からの攻撃を受けやすく、および/または攻撃を受ける。このような方法は、遊離形態または農芸化学的に許容できる塩形態の式(I)または(I’)の化合物を前記作物に施用し、遊離形態または農芸化学的に許容できる塩形態の式(I)または(I’)の化合物で前記作物の植物繁殖材料を処理し、および/または遊離形態または農芸化学的に許容できる塩形態の式(I)または(I’)の化合物を前記昆虫に施用する工程を含む。
【0203】
式(I)または(I’)の化合物は、ネオニコチノイド耐性半翅目(Hemiptera)(例えば、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)およびトビイロウンカ(Nilaparvata lugens))に対する交差耐性を示さないため、式(I)または(I’)の化合物は、ネオニコチノイドの種類の殺虫剤に対する耐性を制御するために、耐性管理手法に使用され得る。このような手法は、式(I)または(I’)の化合物およびネオニコチノイド系殺虫剤を、前記昆虫または前記昆虫からの攻撃を受けやすく、および/または攻撃を受ける有用な植物の作物に交互に施用することを含み得る。このような手法は、施用の変更(application alternation)(植物繁殖材料の処理および葉面散布などの異なるタイプの施用を含む)によって、または季節ごとの/作物の変更(例えば、第1の生育期における防除のための第1の作物における請求項1に記載の化合物の使用、および次の作物/生育期のためのネオニコチノイド系殺虫剤の使用、または逆の場合も同様)によって、施用に適用され得、これは、本発明のさらなる態様をさらに形成する。
【0204】
本明細書に記載されるように、多くの商業的に重要な作物の半翅目(Hemiptera)有害生物の昆虫、これらの昆虫が保有するウイルスも脅威を与える。ネオニコチノイド系殺虫剤に対する耐性の発生により、この脅威の深刻さが増している。したがって、本発明のさらなる態様は、植物ウイルスを保有するネオニコチノイド耐性昆虫による攻撃を受けやすく、および/または攻撃を受ける有用な植物の作物における前記植物ウイルスを防除する方法であって、遊離形態または農芸化学的に許容できる塩形態の式(I)または(I’)の化合物を前記作物に施用し、遊離形態または農芸化学的に許容できる塩形態の式(I)または(I’)の化合物で、前記作物の植物繁殖材料を処理し、および/または遊離形態または農芸化学的に許容できる塩形態の式(I)または(I’)の化合物を前記昆虫に施用する工程を含む方法を提供する。本発明のこの態様にしたがって防除され得る植物ウイルスの例としては、ソベモウイルス属(Sobemovirus)、カリモウイルス属(Caulimovirus)(カリモウイルス科(Caulimoviridae))、クロステロウイルス属(Closterovirus)(クロステロウイルス科(Closteroviridae))、セキウイルス属(Sequivirus)(セキウイルス科(Sequiviridae))、エナモウイルス属(Enamovirus)(ルテオウイルス科(Luteoviridae))、ルテオウイルス属(Luteovirus)(ルテオウイルス科(Luteoviridae))、ポレロウイルス属(Polerovirus)(ルテオウイルス科(Luteoviridae))、ウンブラウイルス属(Umbravirus)、ナノウイルス属(Nanovirus)(ナノウイルス科(Nanoviridae))、サイトラブドウイルス属(Cytorhabdovirus)(ラブドウイルス科(Rhabdoviridae))、ヌクレオラブドウイルス属(Nucleorhabdovirus)(ラブドウイルス科(Rhabdoviridae))が挙げられる。
【0205】
本明細書に記載される本発明の方法は、昆虫が、ネオニコチノイド系殺虫剤に耐性があるかどうか、および/または前記昆虫が植物ウイルスを保有しているかどうかを評価する工程も含み得る。この工程は、一般に、式(I)または(I’)の化合物を実際に施用する前に、処理される領域(例えば、作物、田畑、生息場所)から昆虫の試料を収集する工程と、(例えば、利用可能な任意の好適な表現型、生化学的または分子生物学的手法を用いて)ウイルスの耐性/感受性および/または存在または非存在について試験する工程とを含むであろう。
【0206】
本明細書において使用される際のネオニコチノイド系殺虫剤という用語は、昆虫ニコチン性アセチルコリン受容体で作用する任意の殺虫化合物を指し、特に、Yamamoto(1996,Agrochem Jpn 68:14−15)にしたがってネオニコチノイド系殺虫剤として分類される化合物を指す。ネオニコチノイド系殺虫剤の例としては、IRAC(殺虫剤抵抗性管理委員会(insecticide resistance action committee)、Crop Life)作用機序分類スキームのグループ4Aおよび4Cのもの、例えばアセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、チアメトキサムおよびスルホキサフロール、ならびに同じ作用機序を有する任意の化合物が挙げられる。
【0207】
昆虫に適用される際の「防除する(control)」または「防除(controlling)」という用語は、標的とする昆虫が、保護される作物からよけるかまたは保護される作物に引き寄せられないことを意味する。さらに、昆虫に適用される際、「防除する」または「防除」という用語は、昆虫が摂食または産卵する能力がないこと、またはそのような能力の低下も指し得る。これらの用語は、標的とする昆虫が殺滅されることを含み得る。
【0208】
したがって、本発明の方法は、防虫するのに十分な活性成分の量(すなわち、防虫的に(repellently)有効な量の活性成分)、昆虫の摂食を停止させるのに十分な活性成分の量の使用を含んでいてもよく、または本発明の方法は、殺虫的に有効な量の活性成分(すなわち、昆虫を殺滅するのに十分な量)の使用、あるいは上記の効果の任意の組合せを含み得る。「防除する」または「防除」という用語がウイルスに適用される場合、それは、有用な植物の作物のウイルス感染のレベルが、式(I)または(I’)の化合物のいずれの施用もない場合に観察されるより低いことを意味する。
【0209】
「施用(applying)」および「施用(application)」という用語は、例えば、昆虫が有害生物となる作物または植物への、または前記作物または昆虫の場所への施用による、または実際に、植物の前記作物の植物繁殖材料の処理による、防除される昆虫への直接の施用、ならびに前記昆虫への間接的な施用を意味することが理解される。
【0210】
したがって、式(I)または(I’)の化合物は、殺有害生物化合物の公知の施用手段のいずれかによって施用され得る。例えば、式(I)または(I’)の化合物は、製剤化された状態または製剤化されていない状態で、有害生物または有害生物の場所(有害生物の生息場所、または有害生物が蔓延しやすい栽培植物など)または葉、茎、枝または根を含む植物のいずれかの部分に、植えられる前の種子などの植物繁殖材料に、または植物が生育し、または植えられる他の媒体(根の周囲の土壌、土壌一般、水田の水または水耕栽培系など)に、直接施用されてもよく、あるいは噴霧、粉衣、浸漬による施用、クリームまたはペースト製剤としての施用、蒸気としての施用あるいは土壌または水性環境への組成物(顆粒組成物または水溶性バッグに充填された組成物など)の散布または導入による施用を行ってもよい。
【0211】
本発明の方法は、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphum pisum)、ミカンミドリアブラムシ(Aphis citricola)、マメアブラムシ(Aphis craccivora)、マメクロアブラムシ(Aphis fabae)、アフィス・フラングラエ(Aphis frangulae)、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、クロウメモドキアブラムシ(Aphis nasturtii)、リンゴアブラムシ(Aphis pomi)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、ロシアコムギアブラムシ(Diuraphis noxia)、リンゴコブアブラムシ(Dysaphis devecta)、オオバコアブラムシ(Dysaphis plantaginea)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum avenae)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、イバラヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum rosae)、ニワウメクロコブアブラムシ(Myzus cerasi F.)、タバコアブラムシ(Myzus nicotianae)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、レタスヒゲナガアブラムシ(Nasonovia ribisnigri)、レタスネアブラムシ(Pemphigus bursarius)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)、リンゴクビレアブラムシ(Rhopalosiphum insertum Wa)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis Fitch)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi L.)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum Rond.)、コムギアブラムシ(Sitobion avenae)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、トキソプテラ・シトリコラ(Toxoptera citricola)、ブドウネアブラムシ(Phylloxera vitifoliae)、アシルトシフォン・ジルホヅム(Acyrthosiphon dirhodum)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon solani)、イチゴネアブラムシ(Aphis forbesi)、アフィス・グロスラリアエ(Aphis grossulariae)、アフィス・イダエイ(Aphis idaei)、アフィス・イリノイセンシス(Aphis illinoisensis)、アフィス・マイディラディシス(Aphis maidiradicis)、アフィス・ルボルム(Aphis ruborum)、アフィス・シュネイデリ(Aphis schneideri)、ブラチカウズス・ペルシカエコラ(Brachycaudus persicaecola)、ニンジンフタオアブラムシ(Cavariella aegopodii Scop.)、クリプトミズス・ガレオプシディス(Cryptomyzus galeopsidis)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、ヒアダフィス・シュードブラシカエ(Hyadaphis pseudobrassicae)、ヒアロプテルス・アミグダリ(Hyalopterus amygdali)、ヒペロミズス・パリズス(Hyperomyzus pallidus)、キクヒメヒゲナガアブラムシ(Macrosiphoniella sanborni)、ムギウスイロアブラムシ(Metopolophium dirhodum)、リンゴコブアブラムシ(Myzus malisuctus)、カワリコブアブラムシ(Myzus varians)、ネオトキソプテラ属(Neotoxoptera sp)、ナシミドリオオアブラムシ(Nippolachnus piri Mats.)、カンショワタアブラムシ(Oregma lanigera Zehnter)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum fitchii Sand.)、クワイクビレアブラムシ(Rhopalosiphum nymphaeae)、カンショアブラムシ(Rhopalosiphum sacchari Ze)、サップアフィス・ピリコラOkam.+T(Sappaphis piricola Okam.+T)、ナシアブラムシ(Schizaphis piricola)、トキソプテラ・テオブロマエSch(Toxoptera theobromae Sch)、およびフィロキセラ・コシネア(Phylloxera coccinea)などのアリマキ科(Aphididae)のネオニコチノイド耐性昆虫(および昆虫のネオニコチノイド耐性)の防除に特に適用可能である。
【0212】
ネオニコチノイド耐性アブラムシの具体例としては、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、タバコアブラムシ(Myzus nicotianae)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)が挙げられる。
【0213】
一実施形態において、ネオニコチノイド耐性アブラムシは、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)およびタバコアブラムシ(Myzus nicotianae)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)およびホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)のうちの1つ以上である。
【0214】
以下の表は、主要なアブラムシおよびそれらが標的とする作物を列挙している。
【0216】
本発明の方法はまた、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、ミカンクロトゲコナジラミ(Aleurocanthus woglumi)、アレウロディクス・ココイス(Aleurodicus cocois)、アレウロディクス・デストラクター(Aleurodicus destructor)、アレウロディクス・ディスペルセス(Aleurodicus disperses)、アレウロディクス・プルビナツス(Aleurodicus pulvinatus)、ミカンワタコナジラミ(Aleurothrixus floccosus)、キャッサバコナジラミ(Aleurotrachelus socialis)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ジアレウロデス・シトロフォリ(Dialeurodes citrifolii)、レカノイデウス・フロシムス(Lecanoideus floccissimus)、ヤマモモコナジラミ(Parabemisia myricae)、トリアレウロデス・リシニ(Trialeurodes ricini)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)などのコナジラミ科(Aleyrodidae)のネオニコチノイド耐性昆虫(および昆虫のネオニコチノイド耐性)の防除に特に適用可能である。
【0217】
一実施形態において、ネオニコチノイド耐性コナジラミは、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)およびオンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)のうちの1つ以上である。
【0218】
以下の表は、主要なコナジラミおよびそれらが標的とする作物を列挙している。
【0220】
本発明の方法はまた、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、ペルキンシエラ・バスタトリクス(Perkinsiella vastatrix)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、タゴソデス・オリジコルス(Tagosodes orizicolus)、タロファグス・コロカシアエ(Tarophagus colocasiae)、タロファグス・ペルセフォン(Tarophagus persephone)、タロファグス・プロセルピナ(Tarophagus Proserpina)などのウンカ科(Delpacidae)のネオニコチノイド耐性昆虫(および昆虫のネオニコチノイド耐性)の防除に特に適用可能である。
【0221】
一実施形態において、ネオニコチノイド耐性ウンカは、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)およびヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)のうちの1つ以上である。
【0222】
以下の表は、主要なウンカおよびそれらが標的とする作物を列挙している。
【0224】
「植物繁殖材料」という用語は、繁殖に使用され得る、種子などの植物の生殖性部分ならびに挿し木および塊茎(例えば、ジャガイモなど)などの生殖性植物材料の全てを表すものと理解される。したがって、本明細書において使用される際、植物の部分は、繁殖材料を含む。例えば、(厳密な意味での)種子、根、果実、塊茎、鱗茎、根茎、植物の部分が挙げられる。発芽後または土壌からの出芽後に植え替えられる、発芽植物および幼植物も挙げられる。これらの幼植物は、浸漬による全体的または部分的処理によって、植え替えの前に保護され得る。
【0225】
後の時点で成長する植物の部分および植物器官は、種子などの植物繁殖材料から発達する植物の任意の部分である。植物の部分、植物器官および植物も、植物繁殖材料への化合物の施用によって行われる有害生物被害からの保護から利益を得ることができる。一実施形態において、後の時点で成長する植物の特定の部分および特定の植物器官も、それ自体が化合物を施用され得る(または化合物で処理され得る)植物繁殖材料とみなすことができ;したがって、植物の処理された部分および処理された植物器官から発達する植物、植物のさらなる部分およびさらなる植物器官も、植物の特定の部分および特定の植物器官への化合物の施用によって行われる有害生物被害からの保護から利益を得ることができる。
【0226】
殺有害生物活性成分を、植物繁殖材料、特に、種子に施用または処理するための方法は、当該技術分野において公知であり、繁殖材料の粉衣、コーティング、ペレッティング(pelleting)および浸漬適用方法を含む。植物繁殖材料は種子であることが好ましい。
【0227】
本発明の方法は、任意の生理学的状態の種子に適用され得ると考えられるが、種子は、処理プロセス中に損傷を受けないほど十分に耐久性のある状態であることが好ましい。典型的に、種子は、田畑から収穫された種子;植物から取り出された種子;および任意の穂軸、柄、外側の皮、および周囲の果肉または他の種子以外の植物材料から分離される種子であろう。種子はまた、処理が種子に対する生物学的損傷を生じない程度に生物学的に安定しているのが好ましいであろう。処理は、種子の収穫と種まきとの間の任意の時点でまたは播種プロセス中に種子に適用され得る(種子を標的とした施用(seed directed application))と考えられる。種子はまた、処理前または処理後のいずれかにプライミングされ得る。
【0228】
化合物の均一な分配および種子へのその付着性が、繁殖材料処理の際に望ましい。処理は、種子などの植物繁殖材料における、化合物、例えば、活性成分の混合物を含有する製剤の薄膜(粉衣)(この場合、元のサイズおよび/または形状は認識可能である)から、中間状態(コーティングなど)まで、次に、より厚い膜(異なる材料(担体、例えば、粘土;他の活性成分などの異なる製剤;ポリマー;および着色剤など)の多層によるペレッティングなど(この場合、種子の元の形状および/またはサイズはもはや認識できない)まで様々であり得る。制御放出材料中にまたは材料の層間に施用されるか、またはその両方である。
【0229】
種子処理は、未播種の種子にも行われ、「未播種の種子」という用語は、種子の収穫と、植物の発芽および成長のための地面への種まきとの間の任意の期間の種子を含むことを意味する。
【0230】
未播種の種子への処理は、活性成分が土壌に施用される実施を含むことを意味せず、植え付けプロセスの際に種子を標的にし得る任意の施用の実施を含むであろう。
【0231】
好ましくは、処理は、播種された種子が化合物で予め処理されているように、種まきの前に行われる。特に、種子コーティングまたは種子ペレッティングが、化合物の処理に好ましい。処理の結果として、化合物は、種子に付着され、したがって、有害生物防除に利用可能になる。
【0232】
処理された種子は、任意の他の活性成分で処理された種子と同じように、貯蔵され、取り扱われ、播種され、耕作され得る。
【0233】
以下の実施例は、本発明を例示するが、本発明を限定するものではない。
【0234】
以下のLC−MS方法を用いて、化合物を特性評価した:
【実施例】
【0240】
実施例1:6−[(E)−メトキシイミノメチル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.001)の調製
工程A:1−ベンジルオキシ−3−クロロ−プロパン−2−オン
【化17】
酢酸エチル(125mL)中の1−ベンジルオキシ−3−クロロ−プロパン−2−オール(10.0g、50.0mmol)[Journal of Organic Chemistry(1990),55,4897にしたがって調製された]の溶液に、水(75mL)中のNaHCO
3(12.6g、150mmol)およびNaBr(5.66g、55.0mmol)の溶液を加えた。二相混合物を0℃に冷却した後、2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−イル)オキシル(「TEMPO」)(391mg、2.50mmol)を一度に加えた後、NaOCl(水中6重量%、85.4mL、75.0mmol)を、激しく撹拌された溶液に滴下して加えた。添加の完了後、0℃における撹拌を30分間続けた。その後、反応混合物の色が完全に変化するまでNa
2SO
3水溶液を加えた。追加の固体Na
2SO
3を加えて、水相を飽和させた。混合物を分液漏斗に移し、層を分離した。有機層を塩水(100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、ろ過し、減圧下で(20℃で)濃縮した。残りの油をさらに精製せずに使用した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)4.26(s,2H)、4.33(s,2H)、4.62(s,2H)、7.31〜7.45(m,5H)。
【0241】
工程B:3−(3−ベンジルオキシ−2−オキソ−プロピル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−オン
【化18】
0℃でDMF(200mL)中の5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−オンナトリウム塩(34.6g、284mmol)の撹拌懸濁液に、DMF(80mL)中の1−ベンジルオキシ−3−クロロ−プロパン−2−オン(56.4g、284mmol)の溶液を滴下して加えた。添加の完了後、反応混合物を室温に温め、撹拌を16時間続けた。得られた反応混合物を水および塩水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わされた有機層を、水、塩水で洗浄し、乾燥させた(Na
2SO
4)。溶媒の蒸発の後、所望の生成物が褐色の油として得られた。フラッシュクロマトグラフィー(25%のEtOAc/ヘプタン)による精製により、所望の生成物が、黄色がかった油として得られた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)2.27(s,3H)、4.27(s,2H)、4.62(s,2H)、4.75(s,2H)、7.30〜7.46(m,5H)。
【0242】
工程C:N−[6−(ベンジルオキシメチル)−3−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−4−イル]アセトアミド
【化19】
イソプロパノール(140mL)中の3−(3−ベンジルオキシ−2−オキソ−プロピル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−オン(36.4g、139mmol)の溶液に、ヒドラジン水和物(水中62重量%、11.8mL、152mmol)を、室温で一度に加えた。混合物を24時間にわたって75℃まで加熱した。揮発物を減圧下で除去し、残りの褐色の油を、フラッシュクロマトグラフィー(7%のMeOH/ジクロロメタン)によって精製したところ、所望の生成物が、黄色がかった固体として得られた。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)2.04(s,3H)、4.12(s,2H)、4.23(s,2H)、4.54(s,2H)、7.24〜7.44(m,5H)、8.25(s,1H)、8.69(s,1H)。
【0243】
工程D:tert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−(ベンジルオキシメチル)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化20】
室温でDMF(120mL)中のN−[6−(ベンジルオキシメチル)−3−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−4−イル]アセトアミド(20.7g、75.0mmol)の撹拌溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(65.5g、300mmol)を数回に分けて加えた。添加の完了後、4−ジメチルアミノピリジン(0.46g、3.8mmol)を一度に加え、混合物を24時間撹拌した。反応混合物を水および塩水で希釈し、EtOAcで抽出した。組み合わされた有機層を、塩水で洗浄し、乾燥させた(Na
2SO
4)。溶媒の蒸発およびフラッシュクロマトグラフィー(30〜40%のEtOAc/ヘプタン)による精製により、所望の生成物が黄色の粘着性の油として得られた。LCMS(方法I)保持時間1.98分間。[M+H]
+477。
【0244】
工程E:tert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−(ヒドロキシメチル)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化21】
アルゴン雰囲気下で、EtOH(400mL)中のtert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−(ベンジルオキシメチル)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(38.0g、79.7mmol)の撹拌溶液に、パラジウム炭素(乾燥、5重量%のPd、8.00g)を加えた。反応混合物を水素でパージし、60℃まで加熱した。この温度で、反応混合物を、H
2−雰囲気(約1気圧)下で24時間撹拌した。混合物をアルゴンでパージし、次に、シリカゲルのショートプラグ(short plug)を用いてろ過した後、追加のEtOAcですすいだ。溶媒の蒸発により、所望の生成物が粘着性の油として得られた。LCMS(方法I)保持時間1.57分間。[M+H]
+387。
【0245】
工程F:tert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−ホルミル−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化22】
CHCl
3(47mL)中のtert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−(ヒドロキシメチル)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(3.01g、7.78mmol)の撹拌溶液に、酸化マンガン(IV)(7.96g、77.8mmol)を加え、得られた混合物を、20時間にわたって還流状態で加熱した。得られた反応混合物を、Celite上でろ過した後、20%のMeOH/CHCl
3ですすいだ。減圧下での溶媒の除去により、所望の生成物が粘着性の油として得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に直接使用した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)1.43(s,9H)、1.52(s,9H)、2.48(s,3H)、4.26(d
AB,1H)、4.34(d
AB,1H)、9.58(s,1H)。
【0246】
工程G:tert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−[(E)−メトキシイミノメチル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化23】
室温でMeOH(1.8mL)中のtert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−ホルミル−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(1.15g、3.00mmol)の溶液に、ピリジン(0.88mL、10.9mmol)を加えた後、O−メチルヒドロキシルアミンHCl塩(376mg、4.50mmol)を加えた。得られた混合物を、室温で20時間撹拌し、次に、減圧下で濃縮した。残渣をEtOAcに再溶解させ、水で洗浄し、乾燥させた(Na
2SO
4)。溶媒の蒸発の後、粗生成物が粘性の油として得られ、それを、さらに精製せずに次の工程に使用した。LCMS(方法I)保持時間1.77分間。[M+H]
+372。
【0247】
工程H:4−アミノ−6−[(E)−メトキシイミノメチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン
【化24】
0℃でMeOH(120mL)中のtert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−[(E)−メトキシイミノメチル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(12.4g、30.0mmol)の溶液に、塩化アセチル(10.7mL、150mmol)をゆっくりと加えた。添加の完了後、反応混合物をこの温度でさらに30分間撹拌してから、室温に温めた。室温でさらに20時間撹拌した後、反応混合物を、飽和NaHCO
3で注意深く中和した。揮発物を減圧下で除去し、残渣をアセトニトリルで繰り返し希釈し、蒸発させた。残りの材料を、高温のアセトニトリルとともに10分間撹拌し、ろ過した。ろ液の濃縮により、所望の生成物がオフホワイトの固体として得られた。LCMS(方法K)保持時間0.42分間。[M+H]
+172。
【0248】
工程I:6−[(E)−メトキシイミノメチル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.001)
【化25】
EtOH中の4−アミノ−6−[(E)−メトキシイミノメチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(2.57g、15.0mmol)の溶液に、ピリジン−3−カルバルデヒド(1.41mL、15.0mmol)を加えた後、1滴の濃HClを加えた。混合物を3時間にわたって60℃まで加熱し、次に、室温に冷ました。シリカゲルの添加後、反応混合物を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(5%のMeOH/CH
2Cl
2)によって精製したところ、化合物1−001が白色の固体として得られた。LCMS(方法H)保持時間0.97分間。[M+H]
+261。融点237〜238℃。
【0249】
実施例2:4−[(E)−(5−フルオロ−3−ピリジル)メチレンアミノ]−6−[(E)−メトキシイミノメチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.002)の調製
【化26】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−[(E)−メトキシイミノメチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよび5−フルオロピリジン−3−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法K)保持時間0.63分間。[M+H]
+279。融点226〜227℃。
【0250】
実施例3:6−[(E)−メトキシイミノメチル]−4−[(E)−(1−オキシドピリジン−1−イウム−3−イル)メチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.012)
【化27】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−[(E)−メトキシイミノメチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよび1−オキシドピリジン−1−イウム−3−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法K)保持時間0.48分間。[M+H]
+277。融点229℃(分解)。
【0251】
実施例4:6−[(E)−メトキシイミノメチル]−4−[(E)−ピリミジン−5−イルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.013)
【化28】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−[(E)−メトキシイミノメチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよびピリミジン−5−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法H)保持時間1.09分間。[M+H]
+262。融点244〜245℃。
【0252】
実施例5:6−[(E)−メトキシイミノメチル]−4−[(E)−ピラジン−2−イルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.014)
【化29】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−[(E)−メトキシイミノメチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよびピラジン−2−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法H)保持時間1.15分間。[M+H]
+262。融点233〜234℃。
【0253】
実施例6:6−[(E)−N−メトキシ−C−メチル−カルボンイミドイル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.063)
工程A:tert−ブチル4−アセトアミド−6−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化30】
0℃でTHF(11.0mL)中のtert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−ホルミル−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(1.15g、3.00mmol)[実施例1、工程Fにしたがって調製された]の溶液に、MeMgBr(Et
2O中3Mの溶液、1.50mL、4.50mmol)を、シリンジを介してゆっくりと加えた。反応混合物を室温に温め、さらに20時間撹拌した。反応混合物を、飽和NH
4Cl溶液でクエンチし、水層をEtOAcで抽出した。組み合わされた有機層を塩水で洗浄し、乾燥させた(Na
2SO
4)後、溶媒を減圧下で除去したところ、所望の生成物が粘性の油として得られた。LCMS(方法I)保持時間1.19分間。[M+Na]
+323。
【0254】
工程B:tert−ブチル4−アセトアミド−6−アセチル−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化31】
酢酸エチル(3.9mL)中のtert−ブチル4−アセトアミド−6−(1−ヒドロキシエチル)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(601mg、1.50mmol)の溶液に、水(2.6mL)中のNaHCO
3(378mg、4.50mmol)およびNaBr(170mg、1.65mmol)の溶液を加えた。二相混合物を0℃に冷却した後、2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−1−イル)オキシル(「TEMPO」)(12.0mg、0.0750mmol)を一度に加えた後、NaOCl(水中6重量%、2.79mL、2.25mmol)を激しく撹拌された溶液に滴下して加えた。添加の完了後、0℃における撹拌を30分間続けた。その後、反応混合物の色が完全に変化するまでNa
2SO
3水溶液を加えた。追加の固体Na
2SO
3を加えて、水相を飽和させた。混合物を分液漏斗に移し、層を分離した。有機層を塩水(100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、ろ過し、減圧下で濃縮した。LCMS(方法I)保持時間1.42分間。[(M−Boc)+Na]
+221。
【0255】
工程C:tert−ブチル4−アミノ−6−[(E)−N−メトキシ−C−メチル−カルボンイミドイル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化32】
表題化合物が、実施例1、工程Gに記載される手順にしたがって、tert−ブチル4−アセトアミド−6−アセチル−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレートおよびO−メチルヒドロキシルアミンHCl塩から得られた。LCMS(方法H)保持時間1.50分間。[M+H]
+286。
【0256】
工程D:4−アミノ−6−[(E)−N−メトキシ−C−メチル−カルボンイミドイル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン
【化33】
表題化合物が、実施例1、工程Hに記載される手順にしたがって、tert−ブチル4−アミノ−6−[(E)−N−メトキシ−C−メチル−カルボンイミドイル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレートから得られた。LCMS(方法H)保持時間1.01分間。[M+H]
+186。
【0257】
工程E:6−[(E)−N−メトキシ−C−メチル−カルボンイミドイル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.063)
【化34】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−[(E)−N−メトキシ−C−メチル−カルボンイミドイル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよびピリジン−3−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法K)保持時間0.53分間。[M+H]
+275。融点230〜231℃。
【0258】
実施例7:6−[(E)−エトキシイミノメチル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.075)
工程A:tert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−[(E)−エトキシイミノメチル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化35】
室温でEtOH(1.0mL)中のtert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−ホルミル−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(192mg、0.500mmol)および酢酸ナトリウム(45mg、0.55mmol)の溶液に、O−エチルヒドロキシルアミンHCl−塩(54mg、0.55mmol)を加えた。混合物を70℃まで加熱し、2時間撹拌した。得られた反応混合物を高温でろ過し、固体残渣をEtOHで洗浄した。ろ液を濃縮したところ、所望の生成物が得られ、それを、さらに精製せずに使用した。LCMS(方法I)保持時間1.94分間。[M+Na]
+450。
【0259】
工程B:4−アミノ−6−[(E)−エトキシイミノメチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン
【化36】
表題化合物が、実施例1、工程Hに記載される手順にしたがって、tert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−[(E)−エトキシイミノメチル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレートから得られた。LCMS(方法J)保持時間4.98分間。[M+H]
+186。
【0260】
工程C:6−[(E)−エトキシイミノメチル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.075)
【化37】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−[(E)−エトキシイミノメチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよびピリジン−3−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法I)保持時間1.10分間。[M+H]
+275。融点233〜234℃。
【0261】
実施例8:(6E)−3−オキソ−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルバルデヒドオキシム(化合物1−105)
工程A:tert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−[(E)−ヒドロキシイミノメチル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化38】
表題化合物が、実施例1、工程Gに記載される手順にしたがって、tert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−ホルミル−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレートおよびヒドロキシルアミンHCl−塩から得られた。LCMS(方法I)保持時間1.55分間。[M+Na]
+380。
【0262】
工程B:(6E)−4−アミノ−3−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルバルデヒドオキシム
【化39】
表題化合物が、実施例1、工程Hに記載される手順にしたがって、tert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−[(E)−ヒドロキシイミノメチル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレートから得られた。LCMS(方法J)保持時間2.83分間。[M+H]
+158。
【0263】
工程C:(6E)−3−オキソ−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルバルデヒドオキシム(化合物1.111)
【化40】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、(6E)−4−アミノ−3−オキソ−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−6−カルバルデヒドオキシムおよびピリジン−3−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法I)保持時間0.23分間。[M+H]
+247。融点272℃(分解)。
【0264】
実施例9:6−[(E)−(ジメチルヒドラゾノ)メチル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.117)
工程A:tert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−[(E)−(ジメチルヒドラゾノ)メチル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化41】
EtOH中のtert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−ホルミル−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(461mg、1.20mmol)の溶液に、N,N−ジメチルヒドラジン(0.110mL、1.44mmol)を加えた後、1滴の濃HClを加えた。混合物を室温で20時間撹拌した後、揮発物を蒸発させたところ、表題化合物が粘性の油として得られた。LCMS(方法K)保持時間0.99分間。[M+H]
+427。
【0265】
工程B:4−アミノ−6−[(E)−(ジメチルヒドラゾノ)メチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン
【化42】
表題化合物が、実施例1、工程Hに記載される手順にしたがって、tert−ブチル4−[アセチル(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−6−[(E)−(ジメチルヒドラゾノ)メチル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレートから得られた。LCMS(方法K)保持時間0.45分間。[M+H]
+185。
【0266】
工程C:6−[(E)−(ジメチルヒドラゾノ)メチル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物1.117)
【化43】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−[(E)−(ジメチルヒドラゾノ)メチル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよびピリジン−3−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法K)保持時間0.48分間。[M+H]
+274。融点229℃(分解)。
【0267】
実施例10:6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物3.001)
工程A:tert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−[(Z)−C−クロロ−N−ヒドロキシ−カルボンイミドイル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化44】
室温でDMF(11mL)中のtert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−[(E)−ヒドロキシイミノメチル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(3.20g、8.00mmol)の溶液に、N−クロロスクシンイミド(「NCS」))(1.39g、10.4mmol)をゆっくりと加え、得られた溶液を、室温で20時間撹拌した。氷水を加えた後、混合物をジエチルエーテルで抽出し、組み合わされた有機層を塩水で洗浄した。乾燥(Na
2SO
4)および減圧下での蒸発により、所望の生成物が粘性の油として得られ、それを得られたままの状態で使用した。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)1.48(s,9H)、1.62(s,9H)、4.60(s,2H)、8.05(s,1H)。
【0268】
工程B:tert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化45】
−78℃で、ゴム隔壁およびアルゴンバルーンを備えたアルゴンでフラッシュした丸底フラスコ中に、気体の2−メチルプロパ−1−エン(2.97g、53.0mmol)を、カニューレを介して凝縮した。CHCl
3(10.0mL)中のtert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−[(Z)−C−クロロ−N−ヒドロキシ−カルボンイミドイル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(2.30g、5.30mmol)の溶液を加えた後、トリエチルアミン(0.747mL、5.30mmol)を、シリンジを介してゆっくりと加えた。添加の完了後、反応混合物を、一晩、室温になるまでゆっくりと温めた。20時間撹拌した後、反応混合物を飽和NH
4Clでクエンチし、水層をEtOAcで抽出した。組み合わされた有機層を、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。得られた粘着性の油を、得られたままの状態で使用した。LCMS(方法K)保持時間0.96分間。[M−H]
-410。
【0269】
工程C:4−アミノ−6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン
【化46】
0℃でEtOH(30mL)中のtert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート(2.50g、5.51mmol)の溶液に、塩化アセチル(2.16mL、27.6mmol)をゆっくりと加えた。添加の完了後、反応混合物を室温に温め、撹拌をさらに20時間続けた。反応混合物を0℃に冷却し、pH7に達するまで、MeOH中のNaOMeで注意深く処理した。揮発物を減圧下で除去し、残渣をアセトニトリルで繰り返し希釈し、蒸発させた。残りの固体を高温のアセトニトリルとともに10分間撹拌し、ろ過した。ろ液の濃縮により、所望の生成物がオフホワイトの固体として得られた。LCMS(方法K)保持時間0.47分間。[M+H]
+212。
【0270】
工程D:6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物3.001)
【化47】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよびピリジン−3−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法K)保持時間0.52分間。[M+H]
+301。融点212℃(分解)。
【0271】
実施例11:6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−4−[(E)−(5−フルオロ−3−ピリジル)メチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物3.002)
【化48】
60℃でEtOH中の4−アミノ−6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(238mg、1.01mmol)の溶液に、ピリジン−3−カルバルデヒド(0.141mL、1.50mmol)を加えた後、1滴の濃HClを加えた。混合物をこの温度で30分間撹拌した。室温に冷ました後、形成された沈殿物をろ過し、エーテルで洗浄し、乾燥させたところ、所望の生成物が白色の固体として得られた。LCMS(方法I)保持時間1.39分間。[M+H]
+319。融点260℃(分解)。
【0272】
実施例12:6−[5,5−ビス(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物3.079)
工程A:tert−ブチル6−[5,5−ビス(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレート
【化49】
表題化合物が、実施例10、工程Bに記載される手順にしたがって、tert−ブチル4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−6−[(Z)−C−クロロ−N−ヒドロキシ−カルボンイミドイル]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレートおよび3,3,3−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)プロパ−1−エンから得られた。LCMS(方法K)保持時間1.10分間。[M−H]
-518。
【0273】
工程B:4−アミノ−6−[5,5−ビス(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン
【化50】
表題化合物が、実施例1、工程Hに記載される手順にしたがって、tert−ブチル6−[5,5−ビス(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−カルボキシレートから得られた。LCMS(方法K)保持時間0.75分間。[M+H]
+320。
【0274】
工程C:6−[5,5−ビス(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−4−[(E)−3−ピリジルメチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物3.079)
【化51】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−[5,5−ビス(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよびピリジン−3−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法K)保持時間0.75分間。[M+H]
+409。融点270℃(分解)
【0275】
実施例13:6−[5,5−ビス(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−4−[(E)−(5−フルオロ−3−ピリジル)メチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(化合物3.080)
【化52】
表題化合物が、実施例1、工程Iに記載される手順にしたがって、4−アミノ−6−[5,5−ビス(トリフルオロメチル)−4H−イソオキサゾール−3−イル]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オンおよび5−フルオロピリジン−3−カルバルデヒドから得られた。LCMS(方法K)保持時間0.87分間。[M+H]
+427。融点290℃(分解)
【0276】
実施例14:2−[6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−4−[(E)−(5−フルオロ−3−ピリジル)メチレンアミノ]−3−オキソ−5H−1,2,4−トリアジン−2−イル]アセトニトリル(化合物3.185)
【化53】
無水THF(8.0mL)中の6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−4−[(E)−(5−フルオロ−3−ピリジル)メチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(150mg、0.471mmol)の溶液に、窒素雰囲気下で、0℃で、NaH(28.2mg、0.707mmol)を加えた。反応混合物を0℃で10分間撹拌した後、2−ブロモアセトニトリル(36.2μL、62.2mg、0.518mmol)を滴下して加えた。反応混合物を室温に温め、撹拌を2時間続けた。反応混合物を、メタノール、次に氷の添加によってクエンチした。有機層を、ロータリーエバポレータ中で蒸発させ、水層を酢酸エチルで抽出した。組み合わされた有機層を、塩水で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮したところ、粗生成物が得られた。フラッシュクロマトグラフィー(60〜70%のEtOAc/ヘキサン)による精製により、所望の生成物が白色の固体として得られた。融点195〜197℃。
【0277】
実施例15:[6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−4−[(E)−(5−フルオロ−3−ピリジル)メチレンアミノ]−5H−1,2,4−トリアジン−3−イル]イソプロピルカーボネート(化合物7.071)
【化54】
0℃で無水THF(20mL)中のNaH(鉱油中60重量%、15.1mg、0.377mmol)の懸濁液に、窒素雰囲気下で、6−(5,5−ジメチル−4H−イソオキサゾール−3−イル)−4−[(E)−(5−フルオロ−3−ピリジル)メチレンアミノ]−2,5−ジヒドロ−1,2,4−トリアジン−3−オン(100mg、0.314mmol)を加えた。反応混合物を、0℃で10分間撹拌した後、クロロギ酸イソプロピル(トルエン中1Mの溶液、0.32mL、0.32mmol)を滴下して加えた。反応混合物を室温に温め、撹拌を2時間続けた。反応混合物を、メタノール、次に氷の添加によってクエンチした。有機層を、ロータリーエバポレータ中で蒸発させ、水層を酢酸エチルで抽出した。組み合わされた有機層を、塩水で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮したところ、粗生成物が得られた。フラッシュクロマトグラフィー(60〜70%のEtOAc/ヘキサン)による精製により、所望の生成物が白色の固体として得られた。融点153〜155℃。
【0278】
【表42】
【0279】
【表43】
【0280】
【表44】
【0281】
本発明は、特に対象となる以下の一般式IIの中間化合物も包含する。
【0282】
【表45】
【0283】
【表46】
【0284】
【表47】
【0285】
【表48】
【0286】
【表49】
【0287】
任意の所望の濃度の乳剤が、水による希釈によってこのような濃縮物から調製され得る。
【0288】
【表50】
【0289】
この液剤は、微液滴の形態で使用するのに好適である。
【0290】
【表51】
【0291】
活性成分は、ジクロロメタンに溶解され、その溶液が、担体に噴霧され、その後、溶媒が、減圧下で蒸発される。
【0292】
【表52】
【0293】
即時使用可能なダスト剤が、担体および活性成分を均質混合することによって得られる。
【0294】
【表53】
【0295】
活性成分は、添加剤と混合され、混合物が、好適なミルにおいて十分に粉砕される。これにより、水和剤が得られ、これは、水で希釈されて、任意の所望の濃度の懸濁液が得られる。
実施例F6:押出粒剤
活性成分:10%
リグノスルホン酸ナトリウム:2%
カルボキシメチルセルロース:1%
カオリン:87%
【0296】
活性成分は、添加剤と混合され、混合物は、粉砕され、水で濡らされ、押し出され、粒状にされ、空気流中で乾燥される。
【0297】
実施例F7:被覆粒剤
活性成分:3%
ポリエチレングリコール(分子量200):3%
カオリン:94%
【0298】
ミキサー中で、微粉化された活性成分は、ポリエチレングリコールで濡らされたカオリンに均一に適用される。これにより、ほこりのない被覆された粒剤が得られる。
【0299】
実施例F8a:懸濁濃縮物
活性成分:40%
エチレングリコール:10%
ノニルフェノキシポリエチレングリコールエーテル(15モルのEO):6%
リグノスルホン酸ナトリウム:10%
カルボキシメチルセルロース:1%
37%のホルムアルデヒド水溶液:0.2%
シリコーン油(75%の水性乳剤):0.8%
水:32%
【0300】
実施例F8b:懸濁濃縮物
活性成分:10%
ホルムアルデヒドと縮合されたナフタレンスルホン酸、ナトリウム塩:2%
水およびプロピレングリコール中のアクリルグラフトコポリマーの溶液:8%
シリコーン消泡エマルジョン:0.5%
DL−プロパンジオール−(1,2):3%
ヘテロ多糖類:0.5%
1,2−ベンズイソチアゾール−3−オン:0.2%
水:75.8%
【0301】
微粉化された活性成分は、添加剤と均質混合される。任意の所望の濃度の懸濁液が、水による希釈によって、このように得られた懸濁濃縮物から調製され得る。
【0302】
【表54】
【0303】
活性成分は、補助剤と十分に混合され、混合物が、好適なミルにおいて十分に粉砕され、種子処理に直接使用され得る粉剤が得られる。
【0304】
実施例F10:種子処理用のフロアブル剤
活性成分:40%
プロピレングリコール:5%
コポリマーブタノールPO/EO:2%
10〜20モルのEOを含むトリスチレンフェノール:2%
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(水中20%の溶液の形態):0.5%
モノアゾ−顔料カルシウム塩:5%
シリコーン油(水中75%の乳剤の形態):0.2%
水:45.3%
【0305】
微粉化された活性成分は、補助剤と均質混合され、懸濁濃縮物が得られ、この懸濁濃縮物から、任意の所望の希釈率の懸濁液が、水による希釈によって得られる。このような希釈を用いて、生きた植物ならびに植物繁殖材料が処理され、噴霧、注ぎかけまたは浸漬によって、微生物による加害から保護され得る。
【0306】
実施例F11a:油性懸濁濃縮物(植物油をベースとする)
活性成分:10%
16モルのEOを含むトリスチリルフェノール:10%
ポリヒドロキシステアリン酸とポリアルキレングリコールとのブロックコポリマー:2%
AEROSIL 200:1%
ナタネ油メチルエステル:12%
オレイン酸:65%
【0307】
実施例F11b:油性懸濁濃縮物(鉱油をベースとする)
活性成分:10%
エトキシ化アルコール(C16〜18およびC18不飽和):5%
直鎖状ドデシル−ベンゼンスルホン酸Ca−塩:2.5%
2−ピロリジノン、1−エテニルヘキサデシル−、ホモポリマー:1%
有機親和性粘土:1%
石油の混合物:80.5%
【0308】
微粉化された活性成分は、添加剤と均質混合される。任意の所望の濃度の懸濁液が、水による希釈によって、このように得られた懸濁濃縮物から調製され得る。
【0309】
好ましくは、上で使用される「活性成分」という用語は、上に示される表1〜7から選択される化合物のうちの1つを指す。それは、式IまたはI’の化合物、特に、前記表1〜7から選択される化合物と、他の殺虫剤、殺真菌剤、除草剤、毒性緩和剤、補助剤などとの混合物も指し、この混合物は、上に具体的に開示される。
【0310】
生物学的実施例
これらの実施例は、式IまたはI’の化合物の殺有害生物/殺虫特性を説明するものである。
【0311】
実施例B1:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性
(混合群、摂食/残存接触活性、予防)
ヒマワリの葉片を、24ウェルマイクロタイタープレートにおいて寒天上に配置し、試験溶液を噴霧する。乾燥させた後、葉片に、混合齢のアブラムシ個体群を寄生させる。6日間のインキュベーション期間の後、死亡率および特別な効果(例えば植物毒性)について試料を調べる。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.001、E.002、E.003、E.004、E.005、E.006、E.007、E.008、E.010、E.011、E.012、E.016、E.017、E.018、E.019、E.020、E.021、E.022、E.023、E.024、E.025、E.026、E.027、E.028、E.030、E.031、E.032、E.033、E.034、E.036、E.037、E.039、E.040、E.041、E.044、E.045、E.046、E.050、E.051、E.052、E.053、E.054、E.056、E.057、E.059、E.060、E.061、E.063、E.067、E.068、E.069、E.070、E.071、E.072、E.074、E.075、E.076、E.077、E.078、E.079、E.080、E.081、E.082、E.083、E.084、E.085、E.086、E.087、E.088、E.089、E.090、E.091、E.092、E.093、E.094、E.095、E.096、E.097は、200ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
【0312】
実施例B2:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性
(混合群、浸透性/摂食活性、治療)
混合齢のアブラムシ個体群を寄生させたエンドウの苗の根を、試験溶液中に直接入れる。寄生の6日後、死亡率およびこの植物に対する特別な効果について試料を調べる。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.001、E.002、E.003、E.004、E.005、E.006、E.007、E.009、E.010、E.012、E.013、E.018、E.022、E.023、E.024、E.025、E.026、E.027、E.028、E.029、E.032、E.034、E.039、E.040、E.045、E.051、E.052、E.053、E.054、E.057、E.060、E.061、E.072、E.075、E.076、E.077、E.079、E.080、E.081、E.082、E.083、E.085、E.087、E.088、E.089、E.090、E.092、E.093、E.094、E.095、E.096、E.097は、24ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
【0313】
実施例B3:ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)(ミカンキイロアザミウマ)に対する活性
(摂食/残存接触活性、予防)
ヒマワリの葉片を、24ウェルマイクロタイタープレートにおいて寒天上に配置し、試験溶液を噴霧する。乾燥させた後、葉片に、混合齢のアザミウマ個体群を寄生させる。寄生させた後の7日間のインキュベーション期間の後、死亡率および特別な効果(例えば植物毒性)について試料を調べる。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.001、E.013、E.016、E.017、E.030、E.032、E.035、E.044、E.045、E.046、E.056、E.059、E.061、E.070、E.072、E.076、E.080、E.081、E.082、E.083、E.085、E.087、E.089、E.093、E.094、E.095は、200ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
【0314】
実施例B4:タバココナジラミ(Bemisia tabaci)(タバココナジラミ)に対する活性
(摂食/残存接触活性、予防)
ワタの葉片を、24ウェルマイクロタイタープレートにおいて寒天上に配置し、試験溶液を噴霧する。乾燥させた後、葉片に、12〜18匹の成虫を寄生させる。寄生させた後の6日間のインキュベーション期間の後、死亡率および特別な効果(例えば植物毒性)について試料を調べる。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.001、E.002、E.003、E.004、E.006、E.007、E.008、E.010、E.013、E.016、E.019、E.024、E.025、E.027、E.028、E.029、E.030、E.032、E.033、E.034、E.035、E.036、E.037、E.038、E.040、E.043、E.044、E.045、E.046、E.053、E.056、E.059、E.060、E.061、E.064、E.077、E.081、E.082、E.084、E.085、E.091、E.092、E.093は、200ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
【0315】
実施例B5:オオムギにおけるムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)(ムギクビレアブラムシ)混合群に対する活性、(種子処理)浸透性/摂食活性、予防
処理されたオオムギの種子を、土壌で満たした350mLのポットに播種する。播種の2週間後、オオムギの苗に、混合齢のアブラムシ個体群を寄生させる。7日間のインキュベーション期間の後、対照と比較した効力ならびに植物毒性(シュートがない出芽(shoot−missing emergence)がないこと)のグレードを推定し、パーセンテージで表す。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.002、E.018は、種子当たり0.3mgの活性成分(a.i.)の濃度で80%を超える活性を示す。
【0316】
実施例B6:テンサイにおけるマメアブラムシ(Aphis craccivora)(マメアブラムシ)混合群、(種子処理)浸透性/摂食活性、予防
処理されたテンサイの種子を、土壌で満たした350mLのポットに播種する。播種の2週間後、テンサイの苗に、混合齢のアブラムシ個体群を寄生させる。7日間のインキュベーション期間の後、対照と比較した効力ならびに植物毒性(シュートがない出芽がないこと)のグレードを推定し、パーセンテージで表す。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.001、E.002、E.003、E.004、E.017、E.018、E.028は、種子当たり0.3mgの活性成分の濃度で80%を超える活性を示す。
【0317】
実施例B7:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性:
(混合群、接触/摂食)
混合齢の感受性のアブラムシ個体群を寄生させたエンドウの苗を、噴霧チャンバーで、希釈された試験溶液で処理する。処理の6日後、死亡率について試料を調べる。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.001、E.002、E.003、E.006、E.007、E.008、E.009、E.017、E.018、E.026、E.027、E.028、E.036は、3ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
【0318】
実施例B8:ネオニコチノイド耐性モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性:
(混合群、接触/摂食)
混合齢のネオニコチノイド耐性アブラムシ個体群を寄生させたエンドウの苗を、噴霧チャンバーで、希釈された試験溶液で処理する。処理の6日後、死亡率について試料を調べる。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.001、E.002、E.003、E.006、E.007、E.008、E.009、E.017、E.018、E.026、E.027、E.028、E.036は、3ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
【0319】
実施例B9:タバココナジラミ(Bemisia tabaci)(シルバーリーフコナジラミ)に対する活性:
(成虫、接触/摂食活性、治療)
ワタの葉片(直径5cm)を、プラスチック製のペトリ皿に裏返して入れる。皿に5mlの0.5%の寒天を注ぐ。自動化されたトラック噴霧機(track sprayer)で、200L/haで化合物を施用する。スプレーの付着物を乾燥させた後、葉片に10匹の成虫を寄生させる。皿を綿の円形フィルタで覆い、プラスチック製の蓋で封をする。寄生の4日後、成虫の死亡率%について評価する。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.013、E.017、E.027、E.032、E.033、E.034、E.036、E.037、E.081、E.095は、50ppmの濃度で80%を超える活性を示す。特に、化合物E.013、E.017、E.027、E.033、E.034、E.036、E.081、E.095は、12.5ppmの濃度で80%を超える活性を示す。特に、化合物E.013、E.027、E.036は、3ppmの濃度で80%を超える活性を示す。特に、化合物E.013、E.036は、0.8ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
【0320】
実施例B10:ネオニコチノイド耐性タバココナジラミ(Bemisia tabaci)(シルバーリーフコナジラミ)に対する活性:
(成虫、接触/摂食活性、治療)
ワタの葉片(直径5cm)を、プラスチック製のペトリ皿に裏返して入れる。皿に5mlの0.5%の寒天を注ぐ。自動化されたトラック噴霧機で、200L/haで化合物を施用する。スプレーの付着物を乾燥させた後、葉片に10匹のネオニコチノイド耐性の成虫を寄生させる。皿を綿の円形フィルタで覆い、プラスチック製の蓋で封をする。寄生の4日後、成虫の死亡率%について評価する。この試験において、上の表に挙げられる化合物は、良好な活性を示す。特に、化合物E.013、E.017、E.027、E.032、E.033、E.034、E.036、E.081、E.095は、200ppmの濃度で80%を超える活性を示す。特に、化合物E.013、E.017、E.027、E.032、E.033、E.034、E.036、E.081は、50ppmの濃度で80%を超える活性を示す。特に、化合物E.013、E.027、E.032、E.033、E.036、E.081は、12.5ppmの濃度で80%を超える活性を示す。特に、化合物E.013、E.027、E.032、E.033、E.036は、3ppmの濃度で80%を超える活性を示す。特に、化合物E.036は、0.8ppmの濃度で80%を超える活性を示す。