【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による板状電気連接部材定位構造を有する高透光発光ブロックは、底台、頂蓋、回路基板、少なくとも1個の発光パーツを有する。
該底台上には、少なくとも2個の楔孔を開設する。
該頂蓋は、中空透光体で、該頂蓋は、該底台の頂側に蓋をし、該頂蓋は、頂部、側部及び底部開口を有する。
該頂部には、少なくとも2個の中空楔柱を形成し、該中空楔柱と該2個の楔孔とは、位置が相互に対応する。
該側部は、頂部周縁から底台方向へと延伸し、該底台周縁相と相互に固定され、しかも該側部の少なくとも1個の内側面には、複数の突片を設置し、該複数の突片は該側部の内面から頂蓋の中心方向へと突出し、しかも間隔を開けて配列、設置され、該複数の突片間は、間隔を開けて配列され挿槽を形成する。
該底部開口は、該側部から取り囲んで成形される。
回路基板は、該底台の頂側に設置し、該回路基板は、少なくとも1個の電極回路を有し、該電極回路は、回路基板の該底台に向かった片側に設置され、該電極回路と該底台上の楔孔位置は相互に対応する。
該電極回路は、頂蓋方向に向かって延伸して設置する少なくとも1個の電気連接部材と電気的に連接し、該電気連接部材は、板状構造で、電気連接部材は、突出部、少なくとも2個の弾片及び連接部を有する。
該突出部は、両端を有し、該突出部の両端の内の一端と電極回路とは電気的に連接し、該突出部の両端の反対端と連接部とは、相互に連接し、しかも電気連接部材の突出部は、該挿槽中に挿入して設置される。
該弾片はそれぞれ中空楔柱に突出する。
該連接部は、突出部及び少なくとも2個の弾片に連接する。
該少なくとも1個の発光パーツは、回路基板上に取り付けられる。
【0007】
本発明は、板状の電気連接部材の突出部を、頂蓋の側部内面に、複数の突片を、間隔を開けて配列して形成する挿槽中に挿入して設置することで、電気連接部材の弾片と頂蓋の中空楔柱との正確な相互位置対応を効果的に助け、これにより弾片は電気連接部材と挿槽の相互挿入により確実に設置され、こうして弾片は中空楔柱に正確に通して設置され頂蓋の外部に突出し、弾片と中空楔柱との位置のずれにより、弾片が圧迫されて頂蓋内部に制限され、弾片が中空楔柱に突出できず、相互に重ねられた高透光発光ブロック間の電力伝送に影響を及ぼすことを回避できる。
【0008】
好ましくは、本発明による電気連接部材の連接部の頂蓋の頂部に向かう片側には、少なくとも1個の凸片を設置し、凸片の頂部に向かう片側には、突点を設置する。
該頂蓋の頂部の電気連接部材に向かう片側には、少なくとも1個の係合槽を陥没状に設置し、該係合槽内には、凹孔を設置する。
凸片と係合槽の位置と形状は相互に対応し、しかも電気連接部材と頂蓋とは、凹孔と突点との相対設置により、相互に係合して固定される。
この技術手段はさらに、頂蓋の係合槽中の凹孔及び電気連接部材の凸片の突点設置を利用し、電気連接部材と頂蓋との間は、頂蓋の挿槽による定位の他に、相互に係合して固定され、これにより電気連接部材の弾片が重力により回路基板の方向へと下垂し、中空楔柱に突出できないという状況の発生を回避でき、しかも2個の高透光発光ブロックを相互に重ねると、下方に位置する高透光発光ブロックは中空楔柱の弾片に突出し、頂蓋の係合槽の凹孔により、電気連接部材の凸片の突点と係合して固定され、上方に位置する高透光発光ブロックの回路基板は圧迫されて、下方へと過度に内縮することはなく、下方の高透光発光ブロックの弾片と上方の高透光発光ブロックの電極回路との相互接触と電気的連接を確保でき、2個の相互に重ねられた高透光発光ブロックの相互間は回路のショートが発生せず、2個の高透光発光ブロックの発光機能に影響が及ぶことはない。
【0009】
さらに好ましくは、本発明による電気連接部材の突出部、弾片及び連接部は、一体成形の板状構造である。
この技術手段は、一体成形の板状の電気連接部材を設置することで、電気連接部材は、一体成形のプレス成形方式により、強靭な剛性を備え、組み立て時に湾曲や変形がしにくく、しかも板状の構造設置により、頂蓋内側の挿槽中に挿入して設置しやすく、これにより電気連接部材定位の目的を達成する。
【0010】
さらに好ましくは、本発明による電気連接部材の弾片と連接部とは、一体成形の板状構造である。
突出部の連接部に向かった一端には、クリップデバイスを設置し、該クリップデバイスと連接部とは、取り外し可能状に挟持して連接され、しかも突出部上には、複数の上方接触部材を設置し、上方接触部材は、突出部から離れる方向へと延伸して、突出部に突出し、しかも上方接触部材と挿槽とは、相互に接触する。
この技術手段は、電気連接部材の二段式構造設置を利用し、電気連接部材はプレス成形時に該弾片と連接部の一体成形部分及び突出部をそれぞれ独立して成形し、生産効率を高め、材料消費を減らすことができる。
この他、突出部上の上方接触部材の設置により、二段式電気連接部材の挿槽中への固定を滑り落ちにくくできる。
【0011】
またさらに好ましくは、本発明による電気連接部材の突出部と電極回路との相互に接触する一端には、屈折セクションを形成し、該屈折セクションは、回路基板に向かい屈折して密着する。
該屈折セクションの回路基板に向かった片側には、第一凸点を設置し、しかも該第一凸点と該電極回路とは、相互に接触する。
該屈折セクションの該底台に向かった片側には、第二凸点を設置し、該第二凸点と該底台とは相互に接触する。
この技術手段は、底台を利用し、頂蓋の底部開口から回路基板方向へと取り付けると、電気連接部材の屈折セクションは、底台と回路基板との間に挟んで設置される。しかも、第一凸点と第二凸点の設置により、底台を取り付けると、第二凸点を圧迫でき、こうして屈折セクションの第一凸点は回路基板上の電極回路と確実に相互に接触でき、板状電気連接部材定位構造を有する高透光発光ブロックが、製造過程において、任意の部位或いは構造に生じるサイズ公差により、電気連接部材の屈折セクションが回路基板上の電極回路と相互に接触できず、電気的導通が形成できず、製品の導電性及び歩留りに影響が及ぶことを回避できる。
【0012】
最も好ましくは、本発明による該底台の周縁には、複数の欠槽を設置し、各欠槽中には、係合部材をそれぞれ突出状に設置する。
該頂蓋の側部内面の該底台に向かった片側には、複数の凸ブロックを設置し、該各凸ブロック中には、係合槽をそれぞれ陥没状に設置し、係合部材と係合槽とは、位置が相互に対応し、しかも相互に係合して固定される。
この技術手段は、底台の係合部材と頂蓋の係合槽の形状、位置が相互に対応することを利用し、底台と頂蓋との組合せ構造強度を強化し、これにより底台と頂蓋とは分離しにくくなり、高透光発光ブロックの落下後の解体や損壊を防止できる。
【0013】
最も好ましくは、本発明による該回路基板上には、少なくとも1個の定位孔を開設し、該底台の回路基板に向かった片側には、少なくとも1個の定位柱を突出状に設置し、定位孔と定位柱とは位置が相互に対応し、しかも相互に通して固定される。
この技術手段は、底台上の定位柱が回路基板上の定位孔を通過することを利用し、底台と回路基板とは相互に位置が対応して固定され、回路基板がブロック中で揺れ動くことを防止できる。
【0014】
本発明は板状電気連接部材定位構造を有する高透光発光ブロックの組み立て方法を提供する。該方法は、以下のステップを含む。
電気連接部材を挿入設置する。電気連接部材の突出部を、該頂蓋の底部開口から該頂蓋の側部の挿槽の延伸方向に沿って、該頂蓋の頂蓋頂部へと挿入して設置し、頂蓋内部へと進入させ、しかもこれにより電気連接部材の弾片は、頂蓋の中空楔柱に突出する。
回路基板を取り付ける。回路基板を、該頂蓋の底部開口から頂蓋の内部に挿入して取り付け、しかもこれにより回路基板上の少なくとも1個の電極回路と電気連接部材の突出部の一端とは、相互に接触し、導電通路を形成する。
底台を取り付ける。底台を、該頂蓋の底部開口から該頂蓋の底部開口の内縁に取り付ける。
【0015】
従来の技術と比べると、本発明方法の長所は、板状の電気連接部材の突出部を先に頂蓋の側部内面の挿槽中に挿入して設置することで、電気連接部材の弾片と頂蓋の中空楔柱との正確な相互位置対応を助け、これにより弾片は確実に、電気連接部材と挿槽の相互挿入設置により、中空楔柱を通過し、頂蓋の外部に突出し、しかも続く回路基板及び底台の取り付けを利用し、電気連接部材は頂蓋の内部に封鎖され、しかも相互に重ねられ、しかもいっしょに発光する板状電気連接部材定位構造を有する高透光発光ブロックを組み立てて形成できる。
【0016】
好ましくは、本発明による板状電気連接部材定位構造を有する高透光発光ブロックの少なくとも1個の電気連接部材の連接部の頂蓋の頂部に向かう片側には、少なくとも1個の凸片を設置する。
該頂蓋の頂部の少なくとも1個の電気連接部材に向かう片側には、少なくとも1個の係合槽を陥没状に設置する。
凸片と係合槽の位置と形状は相互に対応し、しかも電気連接部材と頂蓋とは、凸片と係合槽の相対設置により、相互に係合して固定される。
その組み立て方法は、電気連接部材の凸片を頂蓋の係合槽中に挿入して設置することで、電気連接部材と頂蓋とは相互に位置が対応して係合固定され、しかも弾片は頂蓋の中空楔柱に安定的に突出する。
この技術手段はさらに、電気連接部材の凸片を頂蓋の係合槽中に係合することで、電気連接部材と頂蓋間は、頂蓋の挿槽に定位する他に、相互に係合固定され、こうして各弾片の中空楔柱への突出を確保し、こうして相互に重ねられた2個の高透光発光ブロック相互間は、回路のショートが生じず、2個の高透光発光ブロックの発光機能に影響が及ぶことはない。