特許第6064216号(P6064216)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6064216周辺装置管理システム、管理装置、及び管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6064216
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年1月25日
(54)【発明の名称】周辺装置管理システム、管理装置、及び管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20170116BHJP
   H04L 12/28 20060101ALI20170116BHJP
【FI】
   G06F13/00 351N
   G06F13/00 357A
   H04L12/28 200M
【請求項の数】7
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2015-222114(P2015-222114)
(22)【出願日】2015年11月12日
【審査請求日】2015年11月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000136136
【氏名又は名称】株式会社PFU
(74)【代理人】
【識別番号】100137394
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 敏弘
(72)【発明者】
【氏名】作井 雅仁
(72)【発明者】
【氏名】荒屋 吉恒
【審査官】 寺谷 大亮
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−012247(JP,A)
【文献】 特開2005−242564(JP,A)
【文献】 特開2008−015799(JP,A)
【文献】 特開2006−173681(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
H04L 12/28
G06F 13/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
周辺装置が接続可能なクライアント端末と、周辺装置を管理する管理装置とを含む周辺装置管理システムであって、
前記クライアント端末は、
接続されている周辺装置の稼働状態を検知する検知部と、
前記検知部により検知された稼働状態を、既定の通信間隔で前記管理装置に通知する通知部と、
前記通知部が通知に用いる通信の通信間隔を設定する間隔設定部と
を有し、
前記管理装置は、
前記通知部から通知された周辺装置の稼働状態を格納する格納部と、
いずれかのクライアント端末上で管理対象の周辺装置が稼働したことを条件として、定期通知をクライアント端末に指示する指示部と
を有し、
前記クライアント端末の通知部は、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されていない場合に、前期間隔設定部による設定に応じて、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されているときよりも長い通信間隔で前記管理装置と通信し、
前記クライアント端末の間隔設定部は、前記指示部からの定期通知の指示に応じて、有限時間の通信間隔を設定し、
前記クライアント端末の前記通知部は、設定された通信間隔で、稼働状態を定期通知する
周辺装置管理システム。
【請求項2】
前記クライアント端末は、
前記通知部が通知に用いる通信の通信間隔を設定する間隔設定部
をさらに有し、
前記間隔設定部は、当該クライアント端末に周辺装置が接続されていない場合に、通信間隔を無限大に設定し、
前記通知部は、前記間隔設定部による設定に応じて、周辺装置が接続されていない場合に、通知を中止する
請求項1に記載の周辺装置管理システム。
【請求項3】
周辺装置が接続可能なクライアント端末と、周辺装置を管理する管理装置とを含む周辺装置管理システムであって、
前記クライアント端末は、
接続されている周辺装置の稼働状態を検知する検知部と、
前記検知部により検知された稼働状態を、既定の通信間隔で前記管理装置に通知する通知部と
を有し、
前記管理装置は、
前記通知部から通知された周辺装置の稼働状態を格納する格納部と、
周辺装置が接続されているクライアント端末の変更を検知する移動検知部と、
前記移動検知部によりいずれかの周辺装置について変更が検知された場合に、変更されたクライアント端末に対して、通信間隔の変更を指示する指示部と
を有し、
前記クライアント端末の通知部は、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されていない場合に、前記指示部により指示された通信間隔に応じて、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されているときよりも長い通信間隔で前記管理装置と通信する
周辺装置管理システム。
【請求項4】
前記格納部は、管理対象の周辺装置の稼働状態を、周辺装置の識別情報と、この周辺装置の稼働状態を通知したクライアント端末の識別情報とに関連付けて格納し、
前記移動検知部は、前記格納部に格納されているクライアント端末の識別情報と周辺装置の識別情報とに基づいて、周辺装置の移動を検知する
請求項に記載の周辺装置管理システム。
【請求項5】
前記管理装置は、
周辺装置が接続されていないクライアント端末の識別情報を除外して、稼働状態の周辺装置の識別情報、及び、これに関連付けられたクライアント端末の識別情報と、停止状態の周辺装置の識別情報、及び、これに関連付けられたクライアント端末の識別情報を表示させる表示部
をさらに有する
請求項1に記載の周辺装置管理システム。
【請求項6】
周辺装置が接続可能なクライアント端末と通信を行い、周辺装置を管理する管理装置であって、
前記クライアント端末からの定期的な通信による定期通知を受信する通知受信部と、
前記通知受信部により受信した情報に基づいて、周辺装置の有無及び稼働状態をクライアント端末の識別情報に関連付けて格納する格納部と、
前記格納部に格納された周辺装置の有無又は稼働状態に応じて、定期通知の通信間隔をクライアント端末に指示する指示部と
を有し、
前記指示部は、クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されていない場合に、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されているときよりも長い通信間隔を指示し、
前記指示部は、いずれかのクライアント端末上で管理対象の周辺装置が稼働したことを条件として、定期通知をクライアント端末に指示する
管理装置。
【請求項7】
周辺装置が接続可能なクライアント端末を介して、周辺装置を管理する管理方法であって、
前記クライアント端末が、接続されている周辺装置の稼働状態を検知する検知ステップと、
前記クライアント端末が、前記検知ステップで検知された稼働状態を、既定の通信間隔で管理装置に通知する通知ステップと、
前記クライアント端末が、通知に用いる通信の通信間隔を設定する間隔設ステップと、
前記管理装置が、前記クライアント端末から通知された周辺装置の稼働状態を格納する格納ステップと、
前記管理装置が、いずれかのクライアント端末上で管理対象の周辺装置が稼働したことを条件として、定期通知をクライアント端末に指示する指示ステップと
を有し、
前記通知ステップにおいて、前記クライアント端末は、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されていない場合に、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されているときよりも長い通信間隔で前記管理装置と通信し、
前記間隔設定ステップにおいて、前記クライアント端末は、前記管理装置の定期通知の指示に応じて、有限時間の通信間隔を設定し、
前記通知ステップにおいて、前期クライアント端末は、設定された通信間隔で、稼働状態を定期通知する
管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、周辺装置管理システム、管理装置、及び管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、監視対象機器の稼働状態を示すステータス情報を、コンピュータネットワークを介して、統合監視装置に送信するローカル監視装置であって、第1種のコンピュータネットワークを介して、前記ステータス情報を前記機器から取得するローカル情報取得手段と、前記ローカル情報取得手段によって取得されたステータス情報を保存するローカル情報保存手段と、このローカル情報保存手段に保存された複数個のステータス情報のうちの少なくとも一部を、前記第1種のコンピュータネットワークを前記統合監視装置に接続する第2種のコンピュータネットワークを介して、前記統合監視装置に向けて送信するローカル情報送信手段とを備えたローカル監視装置が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、事務機器を遠隔管理する遠隔管理装置において、管理対象の事務機器から収集すべきデータの項目を選択する選択画面を提供する提供手段と、この提供手段により提供した選択画面において選択されたデータの項目を当該事務機器から収集すべきデータの項目として記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている当該事務機器から収集すべきデータの項目に基づいて選択したデータを当該事務機器から収集する収集手段と、を具備することを特徴とする事務機器の遠隔管理装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献3には、電子機器と、前記電子機器の状態を示す機器状態情報を、前記電子機器から取得するエージェント部と、前記エージェント部へ前記機器状態情報の取得指示を送信し、前記エージェント部から前記機器状態情報を受信するリモートメンテナンスサーバーと、前記機器状態情報の取得指示を前記リモートメンテナンスサーバーに出力させるサービス端末装置と、前記電子機器の顧客についての顧客管理情報を含む顧客データベースとを備え、前記リモートメンテナンスサーバーは、(a)前記電子機器の稼動スケジュール情報を取得し、(b)前記サービス端末装置により指定された前記機器状態情報の取得指示の送信タイミングが、前記稼動スケジュール情報に基づく稼働時間外である場合、前記顧客データベースの前記顧客管理情報に基づいて前記取得指示の推奨送信タイミングを特定し、特定した前記推奨送信タイミングを前記サービス端末装置に通知すること、を特徴とする機器管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−353145
【特許文献2】特開2005−327097
【特許文献2】特開2014−238738
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
無駄なネットワーク通信を抑制できる周辺装置管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る周辺装置管理システムは、周辺装置が接続可能なクライアント端末と、周辺装置を管理する管理装置とを含む周辺装置管理システムであって、前記クライアント端末は、接続されている周辺装置の稼働状態を検知する検知部と、前記検知部により検知された稼働状態を、既定の通信間隔で前記管理装置に通知する通知部とを有し、前記管理装置は、前記通知部から通知された周辺装置の稼働状態を格納する格納部を有し、前記クライアント端末の通知部は、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されていない場合に、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されているときよりも長い通信間隔で前記管理装置と通信する。
【0008】
好適には、前記クライアント端末は、前記通知部が通知に用いる通信の通信間隔を設定する間隔設定部をさらに有し、前記間隔設定部は、当該クライアント端末に周辺装置が接続されていない場合に、通信間隔を無限大に設定し、前記通知部は、前記間隔設定部による設定に応じて、周辺装置が接続されていない場合に、通知を中止する。
【0009】
好適には、前記管理装置は、いずれかのクライアント端末上で管理対象の周辺装置が稼働したことを条件として、定期通知をクライアント端末に指示する指示部をさらに有し、当該クライアント端末の間隔設定部は、前記指示部からの定期通知の指示に応じて、有限時間の通信間隔を設定し、前記通知部は、設定された通信間隔で、稼働状態を定期通知する。
【0010】
好適には、前記管理装置は、周辺装置が接続されているクライアント端末の変更を検知する移動検知部をさらに有し、前記指示部は、前記移動検知部によりいずれかの周辺装置について変更が検知された場合に、変更されたクラアント端末に対して、通信間隔の変更を指示する。
【0011】
好適には、前記格納部は、管理対象の周辺装置の稼働状態を、周辺装置の識別情報と、この周辺装置の稼働状態を通知したクライアント端末の識別情報とに関連付けて格納し、前記移動検知部は、前記格納部に格納されているクライアント端末の識別情報と周辺装置の識別情報とに基づいて、周辺装置の移動を検知する。
【0012】
好適には、前記管理装置は、周辺装置が接続されていないクライアント端末の識別情報を除外して、稼働状態の周辺装置の識別情報、及び、これに関連付けられたクライアント端末の識別情報と、停止状態の周辺装置の識別情報、及び、これに関連付けられたクライアント端末の識別情報を表示させる表示部をさらに有する。
【0013】
本発明に係る管理装置は、周辺装置が接続可能なクライアント端末と通信を行い、周辺装置を管理する管理装置であって、前記クライアント端末からの定期的な通信による定期通知を受信する通知受信部と、前記通知受信部により受信した情報に基づいて、周辺装置の有無及び稼働状態をクライアント端末の識別情報に関連付けて格納する格納部と、前記格納部に格納された周辺装置の有無又は稼働状態に応じて、定期通知の通信間隔をクライアント端末に指示する指示部とを有し、前記指示部は、クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されていない場合に、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されているときよりも長い通信間隔を指示する。
【0014】
本発明に係る管理方法は、周辺装置が接続可能なクライアント端末を介して、周辺装置を管理する管理方法であって、前記クライアント端末が、接続されている周辺装置の稼働状態を検知する検知ステップと、前記クライアント端末が、前記検知ステップで検知された稼働状態を、既定の通信間隔で管理装置に通知する通知ステップと、前記管理装置が、前記クライアント端末から通知された周辺装置の稼働状態を格納する格納ステップと、を有し、前記通知ステップにおいて、前記クライアント端末は、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されていない場合に、当該クライアント端末に管理対象の周辺装置が接続されているときよりも長い通信間隔で前記管理装置と通信する。
【発明の効果】
【0015】
周辺装置管理システムにおいて、無駄なネットワーク通信を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】周辺装置管理システム1のハードウェア構成を例示する図である。
図2】クライアント端末3のハードウェア構成を例示する図である。
図3】クライアント端末3の機能構成を例示する図である。
図4】管理サーバ7のハードウェア構成を例示する図である。
図5】管理サーバ7の機能構成を例示する図である。
図6】定常状態における周辺装置管理システム1を模式的に表わす図である。
図7】周辺装置接続における周辺装置管理システム1を模式的に表わす図である。
図8】周辺装置移動における周辺装置管理システム1を模式的に表わす図である。
図9】周辺装置移動後における周辺装置管理システム1を模式的に表わす図である。
図10】従来技術における管理サーバ7の表示画面を例示する図である。
図11】本発明における管理サーバ7の表示画面を例示する図である。
図12】端末管理テーブル900及び周辺装置管理テーブル910を例示する図である。
図13】周辺装置移動処理(S10)のフローチャートである。
図14】管理対象除外処理(S20)のフローチャートである。
図15】通信間隔設定処理(S30)のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、周辺装置管理システム1のハードウェア構成を例示する図である。
図1に例示するように、周辺装置管理システム1は、クライアント端末3A〜3Dと、周辺装置5A及び5Bと、管理サーバ7とを含む。
クライアント端末3は、例えば、コンピュータ端末であり、有線又は無線により周辺装置5に接続している。また、クライアント端末3は、ネットワークを介して管理サーバ7に接続している。
例えば、管理サーバ7とクライアント端末3との間には、ファイアウォールなどが設置され、クライアント端末3から管理サーバ7へのhttp(HyperText Transfer Protocol)及びhttps(HyperText Transfer Protocol Secure)などの一部の通信のみが許可されている。
本例のクライアント端末3が、http通信を用いて、ハートビートを管理サーバ7に定期的に送信することにより、管理サーバ7は、ファイアウォール越しに、周辺装置5の稼働状況を監視する。ここで、ハートビートとは、本発明に係る通知データの一例であり、クライアント端末3が管理サーバ7に対して周辺装置5の稼働状況を通知するための信号である。
周辺装置5は、クライアント端末3に有線又は無線で接続される装置であり、例えば、スキャナ5A、又は、プリンタ5Bなどである。
より具体的に、周辺装置5は、クライアント端末3と、SCSI(Small Computer System Interface)、USB(Universal Serial Bus)、又は、IEEE1394などで接続される。
管理サーバ7は、本発明に係る管理装置の一例である。管理サーバ7は、コンピュータ端末であり、サーバ機能を有する。管理サーバ7は、インターネット、LAN(Local Area Network)、又はWAN(Wide Area Network)などのネットワークを介してクライアント端末3と接続しており、周辺装置5を管理する。
本例において、管理サーバ7は、周辺装置5が接続されているクライアント端末3を管理対象とすることにより、周辺装置5を管理する。
【0018】
図2は、クライアント端末3のハードウェア構成を例示する図である。
図2に例示するように、クライアント端末3は、CPU300、メモリ302、Hard Disk Drive304(HDD304)、ネットワークインタフェース306(ネットワークIF306)、表示装置308、及び入力装置310を有し、これらの構成はバス312を介して互いに接続している。
CPU300は、例えば、中央演算装置である。
メモリ302は、例えば、揮発性メモリであり、主記憶装置として機能する。
HDD304は、例えば、ハードディスクドライブ装置であり、不揮発性の記録装置としてコンピュータプログラムやその他のデータファイルを格納する。
ネットワークIF306は、有線又は無線で通信するためのインタフェースであり、インターネットを介したクライアント端末3との通信を実現する。
表示装置308は、例えば、液晶ディスプレイである。
入力装置310は、例えば、キーボード及びマウスである。
【0019】
図3は、クライアント端末3の機能構成を例示する図である。
図3に例示するように、本例のクライアント端末3には、通知間隔決定プログラム30がインストールされている。
通知間隔決定プログラム30は、検知部350、間隔決定部370、通知部380、及び受信部390を有する。
なお、通知間隔決定プログラム30の一部又は全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現されてもよく、また、OS(Operating System)の機能を一部借用して実現されてもよい。
【0020】
通知間隔決定プログラム30において、検知部350は、接続されている周辺装置5の稼働状態を検知する。
例えば、検知部350は、周辺装置5の電源投入切断状態、及び周辺装置情報(周辺装置5の機器の種類、機種名、シリアル番号、及び、機器の消耗状態など)などの稼働状態を検知する。
より具体的に、検知部350は、周辺装置5が接続されている場合における周辺装置5の電源投入切断状態、及び、周辺装置5が新たに接続された場合の電源投入状態などを検知する。
【0021】
間隔設定部370は、通知部380が通知に用いる通信の通信間隔を設定する。
例えば、間隔設定部370は、クライアント端末3に周辺装置5が接続されていない場合に、クライアント端末3に管理対象の周辺装置5が接続されているときよりも長い通信間隔を設定する。
本例の間隔設定部370は、クライアント端末3に周辺装置5が接続されていない場合に、ハートビート通知の応答として管理サーバ7から返却された情報により、ハートビート通知停止の指示があった場合は、ハートビート通知の通信間隔を無限大に設定する。
また、間隔設定部370は、管理サーバ7からの定期的な通知(定期通知)の指示に応じて、有限時間の通信間隔を設定する。
本例の間隔設定部370は、ハートビート通知の応答として管理サーバ7から返却された情報により、定期通知の指示があった場合は、ハートビート通知の周期を有限時間の通信間隔に設定する。
【0022】
通知部380は、検知部350により検知された稼働状態を、既定の通信間隔で管理サーバ7に通知する。
本例の通知部380は、検知部350により検知された電源投入状態を、管理サーバ7に、ハートビート通知(電源投入検知によるハートビート通知)する。なお、電源投入検知によるハートビート通知は周辺装置情報を含んでもよい。
また、本例の通知部380は、検知部350により周辺装置5の電源投入切断状態が検知されない定常状態において、周辺装置5に接続されたクライアント端末3が管理対象である場合、周辺装置情報をハートビート通知(定期通知におけるハートビート通知)する。なお、定期通知におけるハートビート通知は周辺装置5の電源切断投入状態を含んでもよい。
また、通知部380は、クライアント端末3に管理対象の周辺装置5が接続されていない場合に、クライアント端末3に管理対象の周辺装置5が接続されているときよりも長い通信間隔で管理サーバ7と通信する。
本例の通知部380は、クライアント端末3に管理対象の周辺装置5が接続されていない場合に、定期通知におけるハートビート通知の応答として、管理サーバ7より定期通知におけるハートビート通知停止の指示を受け、定期通知におけるハートビート通知を中止する。
【0023】
受信部390は、稼働状態通知に対する管理サーバ7からの返却された情報を受信する。
本例の受信部390は、ハートビート通知に対する管理サーバ7から返却された情報を受信する。
【0024】
図4は、管理サーバ7のハードウェア構成を例示する図である。
図4に例示するように、画像管理サーバ7は、CPU700、メモリ702、ハードディスクドライブ704(HDD704)、ネットワークインタフェース706(ネットワークIF706)、表示装置708、及び入力装置710を有し、これらの構成はバス712を介して互いに接続している。
CPU700は、例えば、中央演算装置である。
メモリ702は、例えば、揮発性メモリであり、主記憶装置として機能する。
HDD704は、例えば、ハードディスクドライブ装置であり、不揮発性の記録装置としてコンピュータプログラムやその他のデータファイルを格納する。
ネットワークIF706は、有線又は無線で通信するためのインタフェースであり、インターネットを介したクライアント端末3との通信を実現する。
表示装置708は、例えば、液晶ディスプレイである。
入力装置710は、例えば、キーボード及びマウスである。
【0025】
図5は、管理サーバ7の機能構成を例示する図である。
図5に例示するように、本例の管理サーバ7には、周辺装置管理プログラム70がインストールされると共に、周辺情報データベース600(周辺情報DB600)が構成される。なお、これらのデータベースが、本発明に係る格納手段の一例である。
周辺装置管理プログラム70は、通知受信部750、格納部760、移動検知部770、指示部780、及び表示部790を有する。
なお、周辺装置管理プログラム70の一部又は全部は、ASICなどのハードウェアにより実現されてもよく、また、OSの機能を一部借用して実現されてもよい。
【0026】
周辺装置管理プログラム70において、通知受信部750は、クライアント端末3からの定期的な通信による定期通知を受信する。
本例の通知受信部750は、周辺装置の稼働状態として、クライアント端末3から送信されるハートビート通知を受信する。
【0027】
格納部760は、クライアント端末3から通知された周辺装置5の稼働状態を格納する。
例えば、格納部760は、管理対象の周辺装置5の稼働状態を、周辺装置5の識別情報と、この周辺装置5の稼働状態を通知したクライアント端末3の識別情報とに関連付けて周辺情報DB600格納する。
また、格納部760は、通知受信部750により受信した情報に基づいて、周辺装置5の有無及び稼働状態をクライアント端末3の識別情報に関連付けて周辺情報DB600に格納する。
本例の格納部760は、通知受信部750により受信したクライアント端末ID、端末名、接続周辺装置ID、及び管理状態などを、図12に例示される周辺情報DB600上の端末管理テーブル900に格納する。また、格納部760は、通知受信部750により受信した接続周辺装置ID、周辺装置種別、周辺装置機種名、周辺装置シリアル番号(No.)、及び、稼働状態などを、図12に例示される周辺情報DB600の周辺装置情報管理テーブル910に格納する。
【0028】
移動検知部770は、周辺装置5が接続されているクライアント端末3の変更を検知する。
例えば、移動検知部770は、格納部760に格納されているクライアント端末3の識別情報と周辺装置5の識別情報とに基づいて、周辺装置5の移動を検知する。
本例の移動検知部770は、クライアント端末3より周辺装置5の電源投入検知によるハートビート通知を新たに受信した際、電源投入検知によるハートビートが通知された周辺装置5と同一の周辺装置5が接続されたクライアント端末3の有無を周辺情報DB600上に蓄積された情報から検索する。検索の結果、同一の周辺装置5が接続されているクライアント端末3を検出した場合、「検出したクライアント端末3」から「電源投入検知によるハートビート通知したクライアント端末3」に「周辺装置5が移動された」、と判断し、電源投入検知によるハートビート通知をした端末以外の同一周辺装置5が接続されたクライアント端末3の管理状態を管理対象外に更新する。
これにより、管理サーバ7は、クライアント端末3に周辺装置5が接続されていない状態、及び、クライアント端末3に周辺装置5は接続されているが電源切断状態を判別できる。
【0029】
指示部780は、いずれかのクライアント端末3上で管理対象の周辺装置5が稼働したことを条件として、定期通知をクライアント端末3に指示する。
例えば、指示部780は、移動検知部770によりいずれかの周辺装置5について変更が検知された場合に、変更されたクライアント端末3に対して、通信間隔の変更を指示する。
また、指示部780は、格納部760に格納された周辺装置5の有無又は稼働状態に応じて、定期通知の通信間隔をクライアント端末3に指示する。
例えば、指示部780は、クライアント端末3に管理対象の周辺装置5が接続されていない場合に、当該クライアント端末3に管理対象の周辺装置5が接続されているときよりも長い通信間隔を指示する。
本例の指示部780は、移動検知部770によりクライアント端末3が管理対象外端末として更新された場合、定期通知におけるハートビート通知の返却情報により、定期通知におけるハートビート通知を停止することをクライアント端末3に指示する。
【0030】
表示部790は、周辺装置5が接続されていないクライアント端末3の識別情報を除外して、稼働状態の周辺装置5の識別情報、及び、これに関連付けられたクライアント端末3の識別情報と、停止状態の周辺装置5の識別情報、及び、これに関連付けられたクライアント端末3の識別情報を表示させる。
本例の表示部790は、格納部760により周辺情報DB600に格納されたデータのうち、周辺装置5が接続されていないクライアント端末3の識別情報を除外して、端末名、接続周辺装置種別、接続周辺装置機種名、接続周辺装置シリアル番号(No.)、及び接続周辺装置稼働状態を表示させる。
これにより、周辺装置5が接続されているクライアント端末3のみが管理対象として一覧表示され、周辺装置5が接続されていないクライアント端末3は表示されないため、周辺装置5が接続されている端末及び周辺装置5の情報を参照しやすくなる。
【0031】
図6は、定常状態における周辺装置管理システム1を模式的に表わす図である。ここで、定常状態とは、周辺装置5の移動がなく、クライアント端末3が管理サーバ7に定期通知におけるハートビート通知をしている状態である。
図6に例示するように、本実施形態において、周辺装置管理システム1には、管理サーバ7、端末A、端末B、端末C、及び、端末Aに接続されたスキャナ5が存在する。ここで、端末A、端末B及び端末Cはクライアント端末3を表わす。(以下、図7図8及び図9において同様である。)端末Aは、管理サーバ7に、定期通知におけるハートビート通知をする。端末B及び端末Cは、周辺装置5が接続されておらず、管理対象外であるため、ハートビート通知の通知間隔が無限大に設定されている。つまり、端末B及び端末Cは、定期通知におけるハートビート通知を行わない。
なお、周辺装置管理システム1の初期状態において、端末A、端末B、及び端末Cは、管理サーバ7に初期状態におけるハートビート通知を行う。管理サーバ7は、端末管理テーブル900を参照し、スキャナ5が接続された端末Aが管理対象であること確認した場合、管理サーバ7は、初期状態におけるハートビート通知の応答として管理対象であることを端末Aに返却し、返却情報により、定期通知におけるハートビート通知を行うよう指示する。端末Aは、管理サーバ7の指示に応じて、定期通知におけるハートビート通知を行う。また、管理サーバ7は、端末管理テーブル900を参照し、周辺装置5が接続されていない端末B及び端末Cが管理対象でないことを確認した場合、管理サーバ7は、初期状態におけるハートビート通知の応答として管理対象外であることを端末B及び端末Cに返却し、返却情報により、定期通知におけるハートビート通知の通知間隔を無限大に設定するよう指示する。端末B及び端末Cは、管理サーバ7の指示に応じて、定期通知におけるハートビート通知を停止する。
【0032】
図7は、周辺装置接続における周辺装置管理システム1を模式的に表わす図である。
図7に例示するように、本実施形態において、周辺装置管理システム1は、管理サーバ7、端末A、端末B、端末C、端末Aに接続されたスキャナ5、及び、新たに端末Bに接続されたプリンタ5を有する。プリンタ5が端末Bに新たに接続され、プリンタ5の電源が投入された場合、端末Bは、プリンタ5の電源投入状態を、管理サーバ7に電源投入検知によるハートビート通知をする。管理サーバ7は、端末管理テーブル900において、プリンタ5の接続周辺装置ID「H002」を端末Bに関連付けて登録し、端末Bの「管理状態」を「管理対象外」から「管理対象」に変更し、登録を行う。管理サーバ7は、電源投入検知によるハートビート通知の応答として、端末Bに、端末Bが管理対象であることを返却し、返却情報により、定期通知におけるハートビート通知の通知間隔を「無限大」から「通常」に変更を行うよう指示する。端末Bは、返却された情報に基づいて、ハートビート通知の通知間隔を「無限大」から「通常」に変更し、定期通知におけるハートビート通知をする。
【0033】
図8は、周辺装置移動における周辺装置管理システム1を模式的に表わす図である。
図8に例示するように、本実施形態において、周辺装置管理システム1は、管理サーバ7、端末A、端末B、端末C、端末Bに接続されたプリンタ5、及び、端末Aからク端末Cに移動されたスキャナ5を有する。
本実施形態において、端末Aに接続されていたスキャナ5が、移動し、端末Cと接続され、スキャナ5の電源が投入された場合、端末Cは、スキャナ5の電源投入状態を、管理サーバ7に電源投入検知によるハートビート通知をする。管理サーバ7は、端末管理テーブル900において、プリンタ5の接続周辺装置ID「H001」を端末Cに関連付けて登録し、端末Cの「管理状態」を「管理対象外」から「管理対象」に変更し、登録を行う。
また、管理サーバ7は、端末Cよりスキャナ5の電源投入検知によるハートビート通知を受信した際、ハートビートを通知した端末Cに接続されたスキャン5と、同一の周辺装置5が接続された端末の有無を周辺情報DB600上にある端末管理テーブル900から検索する。管理サーバ7は、検索の結果、同一のスキャナ5が接続されている端末Aを検出し、「検出した端末A」から「稼働状態をハートビート通知した端末C」に「スキャナ5が移動された」、と判断し、ハートビート通知端末以外の同一のスキャナ5が接続された端末Aの管理状態を管理「対象外」に更新する。
また、管理サーバ7は、電源投入検知によるハートビート通知の応答として、端末Cに、端末Cが管理対象であることを返却し、返却情報により、定期通知におけるハートビート通知の通知間隔を「無限大」から「通常」に変更を行うよう指示する。端末Cは、返却された情報に基づいて、定期通知におけるハートビート通知をする。
【0034】
図9は、周辺装置移動後における周辺装置管理システム1を模式的に表わす図である。
図9の実施形態は、図8の後の通信処理を例示する。図9の実施形態において、周辺装置管理システム1は、管理サーバ7、端末A、端末B、端末C、端末Bに接続されたプリンタ5、及び、端末Cに接続されたスキャナ5を有する。
本実施形態において、端末Aは、管理サーバ7に、スキャナ5の移動後に、定期通知におけるハートビート通知を行う。管理サーバ7は、端末管理テーブル900を参照し、端末Aが管理対象外であることを、定期通知におけるハートビート通知の応答として端末Aに返却し、返却情報により、定期通知におけるハートビート通知の通知間隔を「通常」から「無限大」に変更を行うよう指示する。端末Aは、その返却情報に基づき、定期通知におけるハートビート通知を停止する。
【0035】
図10は、従来技術における管理サーバ7の表示画面を例示する図である。
図10に例示するように、従来技術において、管理サーバ7は、クライアント端末3における端末名、接続周辺装置種別、接続周辺装置機種名、接続周辺装置シリアルNo.及び、接続周辺装置稼働状態を一覧表示する。管理サーバ7は、周辺装置5が接続されていないクライアント端末3の識別情報も表示するため、表示ページは1から10ページとなっている。
【0036】
図11は、本発明における管理サーバ7の表示画面を例示する図である。
図11に例示するように、本発明において、管理サーバ7は、クライアント端末3における端末名、接続周辺装置種別、接続周辺装置機種名、接続周辺装置シリアルNo.及び、接続周辺装置稼働状態を一覧表示する。管理サーバ7は、周辺装置5が接続されていないクライアント端末3の識別情報を表示しないため、表示ページは1ページとなっている。
これにより、従来技術と比較して、情報の閲覧性が大きく向上する。
【0037】
図12は、端末管理テーブル900及び周辺装置管理テーブル910を例示する図である。
図12に例示するように、本発明において、管理サーバ7は、クライアント端末ID、端末名、接続周辺装置ID、及び管理状態などを、端末管理テーブル900に格納する。
また、管理サーバ7は、接続周辺装置ID、周辺装置種別、周辺装置機種名、周辺装置シリアルNo.、及び、稼働状態などを、周辺装置情報管理テーブル910に格納する。
【0038】
図13は、周辺装置移動処理(S10)のフローチャートである。
図13に例示するように、ステップ100(S100)において、周辺装置管理プログラム70の通知受信部750は、クライアント端末3から電源投入検知によるハートビート通知を受信するまで待機し(S100:No)、受信すると、S105の処理に移行する(S100:Yes)。
【0039】
ステップ105(S105)において、格納部760は、通知受信部750により受信した周辺装置5の稼働状態を周辺装置管理テーブル910に格納し、端末管理テーブル900において稼働状態を新たに電源投入検知によるハートビート通知をしたクライアント端末3の管理状態を管理対象に更新する。
【0040】
ステップ110(S110)において、移動検知部770は、電源投入検知によるハートビート通知したクライアント端末3に接続された周辺装置5と、同一の周辺装置5が接続されたクライアント端末3の有無を、格納部760により格納された周辺情報DB600上の端末管理テーブ900から検索する。検索の結果、ハートビート通知したクライアント端末3に接続された周辺装置5と、同一の周辺装置5が接続されたクライアント端末3が存在する場合に、S115の処理に移行し(S110:Yes)、ハートビート通知したクライアント端末3に接続された周辺装置5と、同一の周辺装置5が接続されたクライアント端末3が存在しない場合に、S120の処理に移行する(S110:No)。
【0041】
ステップ115(S115)において、移動検知部770は、検索された「同一の周辺装置5が接続されたクライアント端末3」から「新たに電源投入検知によるハートビート通知したクライアント端末3」に「周辺装置5が移動された」、と判断し、「同一の周辺装置5が接続されたクライアント端末3」の管理状態を管理対象外に更新する。
【0042】
ステップ120(S120)において、本例の指示部780は、電源投入検知によるハートビート通知の応答として、管理対象であることを電源投入検知によるハートビート通知をしたクライアント端末3に返却し、返却情報により、定期通知におけるハートビート通知の通知周期を通常に戻すように指示する。
【0043】
図14は、管理対象から除外する管理対象除外処理(S20)のフローチャートである。
図14に例示するように、ステップ200(S200)において、周辺管理プログラム70の通知受信部750は、管理対象外のクライアント端末3から定期通知におけるハートビート通知を受信するまで待機し(S200:No)、受信すると、S205の処理に移行する(S200:Yes)。
【0044】
ステップ205(S205)において、指示部780は、移動検知部770によりハートビート通知を行ったクライアント端末3が管理対象外と認定されている場合は、S210の処理に移行し(S205:Yes)、ハートビート通知を行ったクライアント端末3が管理対象の場合は、処理を終了する(S205:No)。
【0045】
ステップ210(S210)において、指示部780は、移動検知部770により管理対象外と設定されたクライアント端末3に管理対象外であることを返却し、返却情報により、定期通知におけるハートビート通知の周期を長く設定することを指示する。
【0046】
図15は、通知間隔設定処理(S30)のフローチャートである。
図15に例示するように、ステップ300(S300)において、通知間隔決定プログラム30の検知部350は、周辺装置5の電源投入状態を新たに検知するまで待機し(S300:No)、検知すると、S305の処理に移行する(S300:Yes)。
【0047】
ステップ305(S305)において、通知部380は、検知部350により検知された電源投入状態を、管理サーバ7に電源投入検知によるハートビート通知する。
【0048】
ステップ310(S310)において、受信部390は、電源投入検知によるハートビート通知の返却情報を管理サーバ7から受信するまで待機し(S310:No)、受信すると、S315の処理に移行する(S310:Yes)。
【0049】
ステップ315(S315)において、間隔設定部370は、受信部390が受信した返却情報に基づき、定期通知におけるハートビート通知の定期通知間隔を設定する。
【0050】
ステップ320(S320)において、通知部380は、間隔設定部370により設定された定期通知間隔により、定期通知におけるハートビート通知をする。
【0051】
以上説明したように、本実施形態の周辺装置管理システム1は、周辺装置5が接続されていないクライアント端末3からの通信を抑制することができるため、無駄なネットワーク通信を防ぎ、ネットワーク負荷や管理サーバ7上での周辺情報DB600のアクセス負荷を回避することができる。
【符号の説明】
【0052】
1…周辺装置管理システム
3…クライアント端末
5…周辺装置
7…管理サーバ
30…通知間隔決定プログラム
70…周辺装置管理プログラム
300…CPU
302…メモリ
304…HDD
306…ネットワークIF
308…表示装置
310…入力装置
312…バス
350…検知部
370…間隔設定部
380…通知部
390…受信部
600…周辺情報DB
700…CPU
702…メモリ
704…HDD
706…ネットワークIF
708…表示装置
710…入力装置
712…バス
750…通知受信部
760…格納部
770…移動検知部
780…指示部
790…表示部
900…端末管理テーブル
910…周辺装置情報管理テーブル
【要約】
【課題】 無駄なネットワーク通信を抑制できる周辺装置管理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
管理サーバ7は、クライアント端末3に管理対象の周辺装置5が接続されていない場合に、クライアント端末3から送信されるハートビート通知の返却情報により、ハートビート通知を停止するようクライアント端末3に指示する。指示に基づき、クライアント端末3は、ハートビート通知を停止する。また、管理サーバ7は、クライアント端末3上で管理対象の周辺装置5が稼働したことを条件として、ハートビート通知の返却情報により、ハートビート通知の定期通知をクライアント端末3に指示する。指示に基づき、クライアント端末3は、ハートビート通知を定期通知する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15