特許第6065052号(P6065052)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6065052
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年1月25日
(54)【発明の名称】テトラヒドロカルボリン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 471/04 20060101AFI20170116BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20170116BHJP
   C07D 471/14 20060101ALI20170116BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20170116BHJP
   A61K 31/4375 20060101ALI20170116BHJP
   A61K 31/4545 20060101ALI20170116BHJP
   A61K 31/497 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 13/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 13/08 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 21/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 25/04 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20170116BHJP
【FI】
   C07D471/04 103H
   C07D471/04CSP
   A61K45/00
   C07D471/04 104Z
   C07D471/14 101
   A61K31/437
   A61K31/4375
   A61K31/4545
   A61K31/497
   A61P11/00
   A61P13/00
   A61P13/08
   A61P17/00
   A61P19/02
   A61P21/00
   A61P25/04
   A61P29/00 101
   A61P35/00
   A61P43/00 111
   A61P43/00 123
   A61P43/00 121
【請求項の数】28
【全頁数】213
(21)【出願番号】特願2015-100802(P2015-100802)
(22)【出願日】2015年5月18日
(62)【分割の表示】特願2012-523864(P2012-523864)の分割
【原出願日】2011年7月5日
(65)【公開番号】特開2015-214544(P2015-214544A)
(43)【公開日】2015年12月3日
【審査請求日】2015年5月18日
(31)【優先権主張番号】特願2011-60765(P2011-60765)
(32)【優先日】2011年3月18日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2010-154280(P2010-154280)
(32)【優先日】2010年7月6日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000185983
【氏名又は名称】小野薬品工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】特許業務法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大畑 正
(72)【発明者】
【氏名】中谷 真悟
(72)【発明者】
【氏名】杉山 哲也
(72)【発明者】
【氏名】森元 崇史
【審査官】 東 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−297278(JP,A)
【文献】 国際公開第03/099765(WO,A1)
【文献】 特表2003−500453(JP,A)
【文献】 特表2007−518822(JP,A)
【文献】 特表2004−518730(JP,A)
【文献】 国際公開第2006/068164(WO,A1)
【文献】 Xiaoming Zhang, et al.,Oxidative methods for promoting iminium cation cyclization reactions,Tetrahedron Letters,1993年,34(33),5239-5242頁
【文献】 SEEFELD,Mark A.,BIOORGANIC & MEDICINAL CHEMISTRY LETTERS,2001年,Vol.11,pp.2241-2244
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】
[式中、Rはハロゲン原子、メチル基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルキル基(ジハロメチル基及びトリハロメチル基を除く)、C1〜4ハロアルコキシ基(ジハロメトキシ基及びトリハロメトキシ基を除く)、カルボキシル基、シアノ基、C1〜3アルキルスルホニル基、カルバモイル基または
【化2】
(式中、環Aは5〜7員単環(ベンゼンを除く)を表わし、Eは結合手、メチレン基または酸素原子を表わし、R1-1はハロゲン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルキル基またはC1〜4ハロアルコキシ基を表わし、mは0〜3の整数を表わす。但し、複数のR1-1が表わす基は各々同じでも異なっていてもよい。)を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基またはC1〜4ハロアルキル基を表わし、RはC1〜4アルキル基を表わし、Rは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、
環Aは(i)C3〜7単環式炭素環、(ii)C8〜10二環式炭素環、(iii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む4〜7員単環式複素環または(iv)酸素原子、窒素原子、および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む8〜10員二環式複素環を表わし、Xは窒素原子または炭素原子を表わし、Tは結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜4アルキレン基、C2〜4アルケニレン基もしくはC2〜4アルキニレン基(基中、RはC1〜4アルキル基、水酸基またはアミノ基を表わす。)を表わし、Uは(i)メチレン基、(ii)酸素原子、(iii)−NR−(基中、Rは水素原子またはメチル基を表わす。)または(iv)1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環、C5〜10の架橋炭素環もしくは5〜10員の架橋複素環(基中、Rはハロゲン原子、C1〜4アルキル基、水酸基、オキソ基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルコキシ基、シアノ基またはベンジルオキシ基を表わす。)を表わし、Yは(i)結合手または(ii)1もしくは2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基またはC2〜3アルケニレン基(基中、Rはメチル基を表わす。)を表わし、Wは結合手または直鎖C1〜3アルキレン基を表わし、Zはメチレン基、酸素原子また酸化されていてもよい硫黄原子を表わし、qは1〜4の整数を表わし、rは各々0〜5の整数を表わし、tは0〜2の整数を表わす。但し、複数のR、R、R、R、RおよびRが表わす基は各々同じでも異なっていてもよく、同一の炭素原子に結合する2個のRおよびRは、各々結合する炭素原子と一緒になってC3〜5シクロアルキルを形成してもよい。]で示される化合物、その塩、またはれらの溶媒和物(ただし、(1) シス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(2) トランス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(3) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(4) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(5) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(6) 4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(7) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(8) 4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(9) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(10) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(11) (1R,3R)−3−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(12) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(13) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(14) トランス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(15) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(16) 2−メトキシ−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸、
(17) 4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(18) 4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(19) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(20) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(21)6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(22)4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メチル安息香酸、
(23) シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、および
(24) rel−[(2R,6S)−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸ならびにそれらの塩、ならびに
(25) メチル 1−{2−オキソ−2−[9−(フェニルスルホニル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]エチル}シクロヘキサ−2,5−ジエン−1−カルボキシレート、および
(26) メチル 4−オキソ−1−{2−オキソ−2−[9−(フェニルスルホニル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]エチル}シクロヘキサ−2,5−ジエン−1−カルボキシレート、
を除く。)。
【請求項2】
一般式(II)
【化3】
[式中、R3aおよびR3bは各々独立して水素原子またはメチル基を表わし、その他の記号は請求項1記載と同じ意味を表わす。但し、R3aおよびR3bは、結合する炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成してもよい。]で示される請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Yが1または2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基(基中、Rは請求項1記載と同じ意味を表わす。)である請求項2記載の化合物。
【請求項4】
Xが窒素原子である請求項3記載の化合物。
【請求項5】
Xが炭素原子である請求項3記載の化合物。
【請求項6】
が水素原子である請求項4または5記載の化合物。
【請求項7】
一般式(IV−2)
【化4】
(式中、Uは1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環またはC5〜10の架橋炭素環(基中、Rは請求項1と同じ意味を表わす。)を表わし、Yは1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基を表わし、Tは結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基を表わし、その他の記号は請求項1および請求項2と同じ意味を表わす。)で示される請求項6記載の化合物。
【請求項8】
が無置換のメチレン基であり、かつTが結合手または無置換のメチレン基である請求項7記載の化合物。
【請求項9】
1〜5個のRで置換されていてもよいC5〜10の架橋炭素環におけるC5〜10の架橋炭素環が、ビシクロ[2.2.1]ヘプタンまたはビシクロ[2.2.2]オクタンである請求項7または8記載の化合物。
【請求項10】
1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環における5〜7員単環が、(i)C5〜7単環式炭素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜7員単環式複素環である請求項7または8記載の化合物。
【請求項11】
C5〜7単環式炭素環がベンゼン、シクロペンタンまたシクロヘキサンである請求項10記載の化合物。
【請求項12】
一般式(IV−3)
【化5】
(式中、すべての記号は請求項1および請求項7と同じ意味を表わす。)で示される請求項6記載の化合物。
【請求項13】
一般式(V)
【化6】
(式中、Uはメチレン基、酸素原子または−NR−を表わし、R5aおよびR5bは各々独立して水素原子またはメチル基を表わし、その他の記号は請求項1および請求項2と同じ意味を表わす。但し、R5aおよびR5bは、結合する炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成してもよい。)で示される請求項6記載の化合物。
【請求項14】
環AがC5〜6単環式炭素環またはC9〜10二環式炭素環である請求項7〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
環Aが(i)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む9〜10員二環式複素環である請求項7〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
C5〜6単環式炭素環が、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘキセンまたはベンゼンであり、C9〜10二環式炭素環が、ナフタレンである請求項14記載の化合物。
【請求項17】
酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環が、チオフェン、フラン、ピラゾール、イソオキサゾール、チアゾールまたはピリジンであり、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む9〜10員二環式複素環が、ベンゾチオフェン、インドールまたはイミダゾピリジンである請求項15記載の化合物。
【請求項18】
一般式(I)
【化7】
[式中、Rはハロゲン原子、メチル基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルキル基(ジハロメチル基及びトリハロメチル基を除く)、C1〜4ハロアルコキシ基(ジハロメトキシ基及びトリハロメトキシ基を除く)、カルボキシル基、シアノ基、C1〜3アルキルスルホニル基、カルバモイル基または
【化8】
(式中、環Aは5〜7員単環(ベンゼンを除く)を表わし、Eは結合手、メチレン基または酸素原子を表わし、R1-1はハロゲン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルキル基またはC1〜4ハロアルコキシ基を表わし、mは0〜3の整数を表わす。但し、複数のR1-1が表わす基は各々同じでも異なっていてもよい。)を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基またはC1〜4ハロアルキル基を表わし、RはC1〜4アルキル基を表わし、Rは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、
環Aは(i)C3〜7単環式炭素環、(ii)C8〜10二環式炭素環、(iii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む4〜7員単環式複素環または(iv)酸素原子、窒素原子、および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む8〜10員二環式複素環を表わし、Xは窒素原子または炭素原子を表わし、Tは結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜4アルキレン基、C2〜4アルケニレン基もしくはC2〜4アルキニレン基(基中、RはC1〜4アルキル基、水酸基またはアミノ基を表わす。)を表わし、Uは(i)メチレン基、(ii)酸素原子、(iii)−NR−(基中、Rは水素原子またはメチル基を表わす。)または(iv)1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環、C5〜10の架橋炭素環もしくは5〜10員の架橋複素環(基中、Rはハロゲン原子、C1〜4アルキル基、水酸基、オキソ基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルコキシ基、シアノ基またはベンジルオキシ基を表わす。)を表わし、Yは(i)結合手または(ii)1もしくは2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基またはC2〜3アルケニレン基(基中、Rはメチル基を表わす。)を表わし、Wは結合手または直鎖C1〜3アルキレン基を表わし、Zはメチレン基、酸素原子また酸化されていてもよい硫黄原子を表わし、qは1〜4の整数を表わし、rは各々0〜5の整数を表わし、tは0〜2の整数を表わす。但し、複数のR、R、R、R、RおよびRが表わす基は各々同じでも異なっていてもよく、同一の炭素原子に結合する2個のRおよびRは、各々結合する炭素原子と一緒になってC3〜5シクロアルキルを形成してもよい。]で示される化合物、その塩、またはれらの溶媒和物を有効成分として含有する医薬組成物。
【請求項19】
(1) シス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(2) トランス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(3) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(4) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(5) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(6) 4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(7) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(8) 4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(9) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(10) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(11) (1R,3R)−3−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(12) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(13) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(14) トランス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(15) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(16) 2−メトキシ−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸、
(17) 4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(18) 4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(19) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(20) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(21)6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(22)4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メチル安息香酸、
(23) シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸もしくは
(24) rel−[(2R,6S)−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸、
またはそれらの塩を有効成分として含有する請求項18記載の医薬組成物。
【請求項20】
一般式(I)
【化9】
[式中、Rはハロゲン原子、メチル基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルキル基(ジハロメチル基及びトリハロメチル基を除く)、C1〜4ハロアルコキシ基(ジハロメトキシ基及びトリハロメトキシ基を除く)、カルボキシル基、シアノ基、C1〜3アルキルスルホニル基、カルバモイル基または
【化10】
(式中、環Aは5〜7員単環(ベンゼンを除く)を表わし、Eは結合手、メチレン基または酸素原子を表わし、R1-1はハロゲン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルキル基またはC1〜4ハロアルコキシ基を表わし、mは0〜3の整数を表わす。但し、複数のR1-1が表わす基は各々同じでも異なっていてもよい。)を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基またはC1〜4ハロアルキル基を表わし、RはC1〜4アルキル基を表わし、Rは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、
環Aは(i)C3〜7単環式炭素環、(ii)C8〜10二環式炭素環、(iii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む4〜7員単環式複素環または(iv)酸素原子、窒素原子、および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む8〜10員二環式複素環を表わし、Xは窒素原子または炭素原子を表わし、Tは結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜4アルキレン基、C2〜4アルケニレン基もしくはC2〜4アルキニレン基(基中、RはC1〜4アルキル基、水酸基またはアミノ基を表わす。)を表わし、Uは(i)メチレン基、(ii)酸素原子、(iii)−NR−(基中、Rは水素原子またはメチル基を表わす。)または(iv)1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環、C5〜10の架橋炭素環もしくは5〜10員の架橋複素環(基中、Rはハロゲン原子、C1〜4アルキル基、水酸基、オキソ基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルコキシ基、シアノ基またはベンジルオキシ基を表わす。)を表わし、Yは(i)結合手または(ii)1もしくは2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基またはC2〜3アルケニレン基(基中、Rはメチル基を表わす。)を表わし、Wは結合手または直鎖C1〜3アルキレン基を表わし、Zはメチレン基、酸素原子また酸化されていてもよい硫黄原子を表わし、qは1〜4の整数を表わし、rは各々0〜5の整数を表わし、tは0〜2の整数を表わす。但し、複数のR、R、R、R、RおよびRが表わす基は各々同じでも異なっていてもよく、同一の炭素原子に結合する2個のRおよびRは、各々結合する炭素原子と一緒になってC3〜5シクロアルキルを形成してもよい。]で示される化合物、その塩、またはれらの溶媒和物を有効成分として含有する尿排出障害の予防、治療および/または症状改善剤。
【請求項21】
請求項20記載の一般式(I)で示される化合物、その塩またはそれらの溶媒和物を有効成分として含有する癌、間質性肺炎もしくは肺線維症、強皮症、疼痛、線維筋痛症または関節炎リウマチの予防および/または治療剤。
【請求項22】
前立腺肥大に伴う尿排出障害である請求項20記載の剤。
【請求項23】
尿道内圧を低下させることを特徴とする請求項20記載の剤。
【請求項24】
尿排出障害に伴う症状が、尿勢低下、尿線分割、尿線途絶、排尿遅延、腹圧排尿および/または終末滴下である請求項20記載の剤。
【請求項25】
請求項20記載の一般式(I)で示される化合物、その塩またはそれらの溶媒和物を有効成分として含有するENPP2阻害剤。
【請求項26】
請求項20記載の一般式(I)で示される化合物、その塩またはそれらの溶媒和物を有効成分として含有する尿道内圧低下剤。
【請求項27】
(1) シス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(2) トランス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(3) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(4) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(5) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(6) 4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(7) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(8) 4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(9) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(10) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(11) (1R,3R)−3−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(12) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(13) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(14) トランス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(15) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(16) 2−メトキシ−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸、
(17) 4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(18) 4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(19) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(20) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(21)6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(22)4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メチル安息香酸、
(23) シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸もしくは
(24) rel−[(2R,6S)−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸、
またはそれらの塩を有効成分として含有する請求項20乃至26のいずれかに記載の剤。
【請求項28】
請求項20記載の一般式(I)で示される化合物、その塩またはそれらの溶媒和物と、α1遮断薬、5α−リダクターゼ阻害薬、抗アンドロゲン剤および/またはアセチルコリンエステラーゼ阻害薬とを組み合わせてなる医薬。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ENPP2阻害活性を有するテトラヒドロカルボリン誘導体、その塩もしくはその溶媒和物またはそれらのプロドラッグ(以下、本発明化合物という。)ならびにその用途に関する。
【背景技術】
【0002】
尿排出障害とは尿が出にくくなる障害であり、神経因性膀胱による膀胱収縮低下や前立腺肥大による尿道圧迫等を原因とする。主要先進国においては、前立腺肥大に伴う尿排出障害をもつ患者でも、少なくとも1500万人を超えていると言われている。現在、主流である尿排出障害治療薬はα1拮抗剤であるが、その約半数では薬効が不十分であったり、長期使用によって効果が減弱するとの報告がある。しかしながら、それら患者に有効な治療薬の開発が十分でないのが現状である。
【0003】
ところで、ENPP2(Ectonucleotide Pyrophosphatase/Phosphodiesterase 2)は、オートタキシン(Autotaxin)あるいはLysoPLDとも呼ばれ、血液中において、リゾリン脂質であるリゾホスファチジン酸(以下、LPAと略記する。)を産生する酵素である(非特許文献1参照)。ENPP2は多くのがん組織に高発現し、がん細胞の運動性を促進することから、当初は癌の転移や浸潤に関与する分子と捉えられていたが(非特許文献2参照)、のちにLPAの主要な産生酵素であることが確認され、LPAが関与する様々な生理機能に関与する可能性が報告されている(非特許文献3参照および特許文献1参照)。例えば、LPAは前立腺や尿道の収縮に関与していることから、その産生酵素であるENPP2が尿排出障害治療の新たな標的となる可能性がある。しかしながら、これまでに報告されているENPP2阻害剤に関する先行技術文献、例えば、非特許文献4ないし6、イミダゾール誘導体に関する特許文献2、ピペリジンおよびピペラジン誘導体に関する特許文献3、チアゾール誘導体に関する特許文献4には、尿排出障害治療剤としての用途は全く示されていない。
【0004】
一方、本発明化合物に関連する先行技術として、以下のものがある。すなわち、一般式(A)
【0005】
【化1】
【0006】
(式中、環Aは任意の置換可能な環原子が置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリール基を表わし、Jは−NR2A′−等(ここで、R2A′は置換されていてもよいアラルキル等を表わす。)を表わし、R3Aは水素原子等を表わし、Lは−(CO)−等を表わし、R4AはC1−C8脂肪族基等を表わし、R4Aによって表わされる基は−(CO)OR等(ここで、Rは水素原子等を表わす。)で置換されており、R5AおよびR6Aは各々独立して水素原子等を表わす(基の定義を一部抜粋)。)で示される化合物からなるホスホパンテテインアデニルトランスフェラーゼ(PPAT)阻害活性を有する抗菌剤(特許文献5参照)、一般式(B)
【0007】
【化2】
【0008】
(式中、環A2Bは単環式含窒素複素環を表わし、環A3Bは単環式炭素環または単環式複素環を表わし、複数のR1Bは各々独立して置換基を表わし、R2Bは水素原子または置換基を表わし、tBおよびsBは各々独立して0〜5の整数を表わすが、tBおよびsBの和は5以下であり、J1Bは置換基を有していてもよい炭素原子等を表わし、J2B、J3B、J4BおよびJ5Bは各々独立して炭素原子等を表わし、X、YおよびZは各々独立して主鎖の原子数1〜3のスペーサー等を表わし、Bは置換基を有していてもよい炭化水素基等を表わす(基の定義を一部抜粋)。)で示される化合物からなるミトコンドリアベンゾジアゼピン(MBR)受容体拮抗剤(特許文献6参照)、一般式(D)
【0009】
【化3】
【0010】
(式中、Aは−N(R9D)−等を表わし、R1DおよびR2Dは各々独立して水素原子等を表わし、R3Dは、−C(O)R10D(ここで、R10Dは水素原子等を表わす。)等を表わし、R4D、R5D、R6DおよびR7Dは各々独立して水素原子等を表わし、R8Dは各々独立してハロゲン原子、−C(O)OR23D(ここで、R23Dは水素原子等を表わす。)または−OR27D(ここで、R27Dは必要に応じて置換したアルキル等を表わす。)等を表わし、R9Dは必要に応じて置換したアルキル等を表わす(基の定義を一部抜粋)。)で示される化合物からなるオーファン核内受容体アゴニスト(特許文献7参照)、一般式(E)
【0011】
【化4】
【0012】
(式中、R1aE、R1bE、R1cEおよびR1dEは、各々独立して水素原子、ハロゲンまたはC1〜4アルキル基等を表わし、R2EおよびR3Eは一緒になって−CH−CH−N(−CO−R20E)−CH−(ここで、R20Eはフェニル、フェニル−C1〜4アルキル−、ピリジルまたはピリジル−C1〜4アルキル−であり、フェニルはR15aEで置換され、ピリジルはその窒素原子でR14Eで置換されていてもよい。)を形成し、Aは、−C1〜4アルキル−等を表わし、R4Eは置換基を有するフェニルまたは置換基を有していてもよいピリジル等を表わす(基の定義を一部抜粋)。)で示される化合物からなるXa因子阻害剤(特許文献8参照)および一般式(G)
【0013】
【化5】
【0014】
(式中、U1Gは−CH−等を表わし、V1Gは−N(COR4G)−等(ここで、R4Gは置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアリールアルキル基等を表わす。)を表わし、Zは−C1〜3アルキル−R8G等(ここで、R8Gは置換基を有していてもよいフェニル基を表わす。)を表わし、R3Gはハロゲンまたはアルキル基等を表わし、RはC1〜3アルキル基を表わし、nGおよびpGは各々0〜3の整数を表わす(基の定義を一部抜粋)。)で示される化合物からなるコレシストキニンまたはガストリン受容体結合剤の合成中間体(特許文献9参照)である。
【0015】
さらに、本発明化合物に関連する先行技術として、PDE阻害剤(特許文献10〜15参照)、ヒスタミン受容体拮抗剤(特許文献16参照)、5−HT2拮抗剤(特許文献17参照)、ヒスタミンH3拮抗剤(特許文献18参照)、5−HT6拮抗剤(特許文献19参照)、PPAT阻害剤(特許文献20参照)、HDAC阻害剤(特許文献21参照)、sPLA2阻害剤(特許文献22参照)、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤(特許文献23参照)、アンジオテンシンII変換酵素阻害剤(特許文献24参照)、EDG−5拮抗剤(特許文献25参照)、PTPase阻害剤(特許文献26参照)、ADAM−TS阻害剤(特許文献27参照)、抗癌剤(特許文献28参照)、キネシン関連タンパク質阻害剤(特許文献29参照)、FabI阻害剤(特許文献30参照)、メラトニン誘導体(特許文献31参照)、VEGF発現阻害剤(特許文献32参照)およびインシュリン受容体拮抗剤(特許文献33参照)等もある。
【0016】
しかしながら、本発明化合物は何れの先行技術にも記載されておらず、各々の先行技術に記載されている化合物が、ENPP2阻害活性を有することあるいはLPAに起因する尿排出障害に有効であることも示唆されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】国際公開第02/062389号パンフレット
【特許文献2】国際公開第09/046804号パンフレット
【特許文献3】国際公開第09/046841号パンフレット
【特許文献4】国際公開第09/046842号パンフレット
【特許文献5】国際公開第04/968802号パンフレット
【特許文献6】国際公開第04/113300号パンフレット
【特許文献7】国際公開第03/099821号パンフレット
【特許文献8】国際公開第99/033800号パンフレット
【特許文献9】国際公開第97/032860号パンフレット
【特許文献10】国際公開第02/064590号パンフレット
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【特許文献15】国際公開第02/098875号パンフレット
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【特許文献17】米国特許第6350757号明細書
【特許文献18】国際公開第09/003003号パンフレット
【特許文献19】国際公開第07/028460号パンフレット
【特許文献20】国際公開第09/102377号パンフレット
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【特許文献23】欧州特許出願公開第675112号明細書
【特許文献24】特開昭60−246385号公報
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【特許文献26】国際公開第03/033496号パンフレット
【特許文献27】国際公開第01/087883号パンフレット
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【特許文献32】国際公開第06/058088号パンフレット
【特許文献33】国際公開第00/016798号パンフレット
【非特許文献】
【0018】
【非特許文献1】Journal of Cell Biology,2002年、第158巻,p.227−233
【非特許文献2】Journal of Biological Chemistry,2004年,第279巻,第17号,p.17634−17639
【非特許文献3】Biochim Biophys Acta.,2008年,第1781号,第9巻,p.513−518
【非特許文献4】Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,2007年,第17巻,第6号,p.1634−1640
【非特許文献5】Journal of Pharmacology And Experimental Therapeutics,2008年,第327巻,第3号,p.809−19
【非特許文献6】Biochimica et Biophysica Acta,2008年,第1781巻,第9号,p.588−94
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
本発明の課題は、既存薬では効果が不十分な尿排出障害患者に有用な医薬品を提供するため、既存薬とは異なる標的であるENPP2に阻害活性を有する化合物を開発することにある。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明者らは、尿排出障害の予防、治療または症状改善のための新たな標的としてENPP2に着目し、その阻害化合物を見出すべく鋭意研究した結果、一般式(I)で示される化合物を見出した。さらに、それら化合物が尿排出障害の予防、治療または症状改善に有効であることを見出して、本発明を完成した。
【0021】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1] 一般式(I)
【0022】
【化6】
【0023】
[式中、Rはハロゲン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルキル基、C1〜4ハロアルコキシ基、カルボキシル基、シアノ基、C1〜3アルキルスルホニル基、カルバモイル基または
【0024】
【化7】
【0025】
(式中、環Aは5〜7員単環を表わし、Eは結合手、メチレン基または酸素原子を表わし、R1-1はハロゲン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルキル基またはC1〜4ハロアルコキシ基を表わし、mは0〜3の整数を表わす。但し、複数のR1-1が表わす基は各々同じでも異なっていてもよい。)を表わし、Rは水素原子、ハロゲン原子、C1〜4アルキル基、C1〜4アルコキシ基またはC1〜4ハロアルキル基を表わし、RはC1〜4アルキル基を表わし、Rは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、環Aは(i)C3〜7単環式炭素環、(ii)C8〜10二環式炭素環、(iii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む4〜7員単環式複素環または(iv)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む8〜10員二環式複素環を表わし、Xは窒素原子または炭素原子を表わし、Tは結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜4アルキレン基、C2〜4アルケニレン基もしくはC2〜4アルキニレン基(基中、RはC1〜4アルキル基、水酸基またはアミノ基を表わす。)を表わし、Uは(i)メチレン基、(ii)酸素原子、(iii)−NR−(基中、Rは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わす。)または(iv)1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環、C5〜10の架橋炭素環もしくは5〜10員の架橋複素環(基中、Rはハロゲン原子、C1〜4アルキル基、水酸基、オキソ基、C1〜4アルコキシ基、C1〜4ハロアルコキシ基、シアノ基またはベンジルオキシ基を表わす。)を表わし、Yは(i)結合手または(ii)1もしくは2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基またはC2〜3アルケニレン基(基中、Rはメチル基を表わす。)を表わし、Wは結合手または直鎖C1〜3アルキレン基を表わし、Zはメチレン基、酸素原子または酸化されていてもよい硫黄原子を表わし、qは1〜4の整数を表わし、rは0〜5の整数を表わし、tは0〜2の整数を表わす。但し、複数のR、R、R、R、RおよびRが表わす基は各々同じでも異なっていてもよく、同一の炭素原子に結合する2個のRおよび2個のRは、各々結合する炭素原子と一緒になってC3〜5シクロアルキルを形成してもよい。]で示される化合物、その塩もしくはその溶媒和物またはそれらのプロドラッグ。
[2] 一般式(II)
【0026】
【化8】
【0027】
[式中、R3aおよびR3bは、各々独立して水素原子またはメチル基を表わし、その他の記号は前記[1]記載と同じ意味を表わす。但し、R3aおよびR3bは、結合する炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成してもよい。]で示される前記[1]記載の化合物。
[3] Yが1または2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基(基中、Rは前記[1]と同じ意味を表わす。)である前記[1]または[2]記載の化合物。
[4] Xが窒素原子である前記[1]ないし[3]のいずれかに記載の化合物。
[5] Xが炭素原子である前記[1]ないし[3]のいずれかに記載の化合物。
[6] Rが水素原子である前記[1]ないし[5]のいずれかに記載の化合物。
[7] 一般式(IV−2)
【0028】
【化9】
【0029】
(式中、Uは1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環またはC5〜10の架橋炭素環(基中、Rは前記[1]と同じ意味を表わす。)を表わし、Yは1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基を表わし、Tは結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基を表わし、その他の記号は前記[1]および前記[2]と同じ意味を表わす。)で示される前記[6]記載の化合物。
[8] Yが無置換のメチレン基であり、かつTが結合手または無置換のメチレン基である前記[7]記載の化合物。
[9] 1〜5個のRで置換されていてもよいC5〜10の架橋炭素環におけるC5〜10の架橋炭素環が、ビシクロ[2.2.1]ヘプタンまたはビシクロ[2.2.2]オクタンである前記[1]ないし[8]のいずれかに記載の化合物。
[10] 1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環における5〜7員単環が、(i)C5〜7単環式炭素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜7員単環式複素環である前記[7]または[8]の記載の化合物。
[11]C5〜7単環式炭素環が、(i)C5〜7単環式芳香族炭素環または(ii)C5〜7単環式非芳香族炭素環である前記[10]記載の化合物。
[12] C5〜7単環式芳香族炭素環がベンゼンであり、C5〜7単環式非芳香族炭素環がシクロペンタンまたはシクロヘキサンである前記[11]記載の化合物。
[13] 1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環における5〜7員単環が、(i)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜7員単環式芳香族複素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜7員単環式非芳香族複素環である前記[10]記載の化合物。
[14] 一般式(IV−3)
【0030】
【化10】
【0031】
(式中、すべての記号は前記[1]および[7]と同じ意味を表わす。)で示される前記[6]記載の化合物。
[15] 一般式(V)
【0032】
【化11】
【0033】
(式中、Uはメチレン基、酸素原子または−NR−を表わし、R5aおよびR5bは各々独立して水素原子またはメチル基を表わし、その他の記号は前記[1]と同じ意味を表わす。但し、R5aおよびR5bは、結合する炭素原子と一緒になってシクロプロピルを形成してもよい。)で示される前記[6]記載の化合物。
[16] 環Aが(i)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む9〜10員二環式複素環である前記[1]ないし[15]のいずれかに記載の化合物。
[17] 環Aが、C5〜6単環式炭素環またはC9〜10二環式炭素環である前記[1]ないし[15]のいずれかに記載の化合物。
[18] 酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環が、チオフェン、フラン、ピラゾール、イソオキサゾール、チアゾールまたはピリジンであり、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む9〜10員二環式複素環が、ベンゾチオフェン、インドールまたはイミダゾピリジンである前記[16]記載の化合物。
[19] C5〜6単環式炭素環が、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘキセンまたはベンゼンであり、C9〜10二環式炭素環がナフタレンである前記[17]記載の化合物。
[20] 一般式(IV−3)で示される化合物が、
(1) シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸または
(2) rel−[(2R,6S)−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸である前記[14]記載の化合物。
[21] 一般式(IV−2)で示される化合物が、4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メチル安息香酸である前記[18]記載の化合物。
[22] 一般式(IV−2)で示される化合物が、
(1) シス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(2) トランス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(3) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(4) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(5) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(6) 4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(7) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(8) 4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(9) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(10) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(11) (1R,3R)−3−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(12) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(13) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(14) トランス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(15) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(16) 2−メトキシ−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸、
(17) 4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(18) 4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(19) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸または
(20) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸である前記[19]記載の化合物。
[23] 一般式(V)で示される化合物が、6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸である前記[19]記載の化合物。
[24] 前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグを有効成分として含有する医薬組成物。
[25] 前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグを有効成分として含有する尿排出障害の予防、治療および/または症状改善剤。
[26] 前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグを有効成分として含有する癌、間質性肺炎もしくは肺線維症、強皮症、疼痛、線維筋痛症または関節炎リウマチの予防および/または治療剤。
[27] 前立腺肥大に伴う尿排出障害である前記[25]記載の剤。
[28] 尿道内圧を低下させることを特徴とする前記[25]記載の剤。
[29] 尿排出障害に伴う症状が、尿勢低下、尿線分割、尿線途絶、排尿遅延、腹圧排尿および/または終末滴下である前記[26]記載の剤。
[30] 前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグを有効成分として含有するENPP2阻害剤。
[31] 前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグを有効成分として含有する尿道内圧低下剤。
[32]前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグと、α1遮断薬、5α−リダクターゼ阻害薬、抗アンドロゲン剤および/またはアセチルコリンエステラーゼ阻害薬とを組み合わせてなる医薬。
[33] 前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩もしくはその溶媒和物またはそれらのプロドラッグの有効量を、尿排出障害の予防、治療および/または症状改善が求められる患者に投与することを特徴とする尿排出障害の予防、治療および/または症状改善方法。
[34] 尿排出障害の予防、治療および/または症状改善するための、前記[1]記載の一般式(I)で示される化合物、その塩もしくはその溶媒和物またはそれらのプロドラッグ。
【発明の効果】
【0034】
本発明化合物は、尿排出障害、特に、前立腺肥大に伴う尿排出障害に対する有効な予防、治療および/または症状改善剤となる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】ウレタン麻酔下ラットの尿道内圧に対する本発明化合物(実施例3記載の化合物)の作用(平均±標準偏差(n=3〜6))を示す。
図2】ウレタン麻酔下ラットの尿道内圧に対する本発明化合物(実施例31(24)記載の化合物)の作用を示す。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0037】
本発明明細書中、ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられる。
【0038】
本発明明細書中、C1〜3アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基およびイソプロピル基が挙げられる。
【0039】
本発明明細書中、C1〜4アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基が挙げられる。
【0040】
本発明明細書中、C2〜3アルケニレン基とは、エテニレン基およびプロペニレン基である。
【0041】
本発明明細書中、C2〜4アルケニレン基とは、エテニレン基、プロペニレン基およびブテニレン基である。
【0042】
本発明明細書中、C2〜3アルキニレン基とは、エチニレン基およびプロピニレン基である。
【0043】
本発明明細書中、C2〜4アルキニレン基とは、エチニレン基、プロピニレン基およびブチニレン基である。
【0044】
本発明明細書中、C1〜3アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基等が挙げられる。
【0045】
本発明明細書中、C1〜4アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられる。
【0046】
本発明明細書中、直鎖C1〜3アルキレン基としては、メチレン基、エチレン基およびn−プロピレン基が挙げられる。
【0047】
本発明明細書中、直鎖C1〜4アルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、n−プロピレン基およびn−ブチレン基が挙げられる。
【0048】
本発明明細書中、C1〜3ハロアルキル基としては、例えば、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、1−フルオロエチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、ペンタフルオロエチル基、1−フルオロプロピル基、2−クロロプロピル基、3−フルオロプロピル基および3−クロロプロピル基等が挙げられる。
【0049】
本発明明細書中、C1〜4ハロアルキル基としては、例えば、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、1−フルオロエチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、ペンタフルオロエチル基、1−フルオロプロピル基、2−クロロプロピル基、3−フルオロプロピル基および3−クロロプロピル基、4,4,4−トリフルオロブチル基および4−ブロモブチル等が挙げられる。
【0050】
本発明明細書中、C1〜3ハロアルコキシ基としては、例えば、トリフルオロメトキシ基、トリクロロメトキシ基、クロロメトキシ基、ブロモメトキシ基、フルオロメトキシ基、ヨードメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ジブロモメトキシ基、2−クロロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、2,2,2−トリクロロエトキシ基、3−ブロモプロポキシ基、3−クロロプロポキシ基、2,3−ジクロロプロポキシ基等が挙げられる。
【0051】
本発明明細書中、C1〜4ハロアルコキシ基としては、例えば、トリフルオロメトキシ基、トリクロロメトキシ基、クロロメトキシ基、ブロモメトキシ基、フルオロメトキシ基、ヨードメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ジブロモメトキシ基、2−クロロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、2,2,2−トリクロロエトキシ基、3−ブロモプロポキシ基、3−クロロプロポキシ基、2,3−ジクロロプロポキシ基、1−フルオロブトキシ基、4−フルオロブトキシ基および1−クロロブトキシ基等が挙げられる。
【0052】
本発明明細書中、C1〜3アルキルスルホニル基としては、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基およびプロピルスルホニル基等が挙げられる。
【0053】
本発明明細書中、C3〜5シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基およびシクロペンチル基が挙げられる。
【0054】
本発明明細書中、環Aが表わす「C3〜7単環式炭素環」としては、例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、ベンゼン、シクロヘプタン、シクロヘプテンおよびシクロヘプタジエン等であり、「C5〜6単環式炭素環」としては、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエンおよびベンゼン等であり、「C8〜10二環式炭素環」としては、例えば、ペンタレン、パーヒドロペンタレン、インデン、パーヒドロインデン、インダン、アズレン、パーヒドロアズレン、ナフタレン、ジヒドロナフタレン、テトラヒドロナフタレンおよびパーヒドロナフタレン等であり、「C9〜10二環式炭素環」としては、例えば、インデン、パーヒドロインデン、インダン、アズレン、パーヒドロアズレン、ナフタレン、ジヒドロナフタレン、テトラヒドロナフタレンおよびパーヒドロナフタレン等である。
【0055】
一方、本発明明細書中、環Aが表わす「酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む4〜7員単環式複素環」としては、例えば、アゼチジン、オキセタン、チエタン、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、ピロリン、ピロリジン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、フラザン、オキサジアゾール、チアジアゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、テトラゾリン、テトラゾリジン、フラン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、ピリジン、オキサジン、チアジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサジアジン、チアジアジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ピラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、オキサチアン、ジオキサン、チオピラン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジチアン、アゼピン、ジアゼピン、オキセピン、チエピン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアゼピン、チアジアゼピン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピンおよびパーヒドロチアジアゼピン等であり、「酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環」としては、例えば、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、ピロリン、ピロリジン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、フラザン、オキサジアゾール、チアジアゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、テトラゾリン、テトラゾリジン、フラン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、ピリジン、オキサジン、チアジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサジアジン、チアジアジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ピラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、オキサチアン、ジオキサン、チオピラン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピランおよびジチアン等である。
【0056】
また、本発明明細書中、環Aが表わす「酸素原子、窒素原子、および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む8〜10員二環式複素環」としては、例えば、チエノピラゾール、チエノイミダゾール、ピラゾロチアゾール、インドール、イソインドール、インドリジン、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ベンゾチオフェン、イソベンゾチオフェン、インダゾール、プリン、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、イミダゾピリジン、ベンゾフラザン、ベンゾチアジアゾール、ベンゾトリアゾール、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、パーヒドロベンゾフラン、ジヒドロイソベンゾフラン、パーヒドロイソベンゾフラン、ジヒドロベンゾチオフェン、パーヒドロベンゾチオフェン、ジヒドロイソベンゾチオフェン、パーヒドロイソベンゾチオフェン、ジヒドロインダゾール、パーヒドロインダゾール、ジヒドロベンゾオキサゾール、パーヒドロベンゾオキサゾール、ジヒドロベンゾチアゾール、パーヒドロベンゾチアゾール、ジヒドロベンゾイミダゾール、パーヒドロベンゾイミダゾール、ジオキサインダン、ベンゾジチオラン、ジチアナフタレン、キノリン、イソキノリン、キノリジン、フタラジン、プテリジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、クロメン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、パーヒドロキノリン、ジヒドロイソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、パーヒドロイソキノリン、ジヒドロフタラジン、テトラヒドロフタラジン、パーヒドロフタラジン、ジヒドロナフチリジン、テトラヒドロナフチリジン、パーヒドロナフチリジン、ジヒドロキノキサリン、テトラヒドロキノキサリン、パーヒドロキノキサリン、ジヒドロキナゾリン、テトラヒドロキナゾリン、パーヒドロキナゾリン、ジヒドロシンノリン、テトラヒドロシンノリン、パーヒドロシンノリン、ベンゾオキサチアン、ジヒドロベンゾオキサジン、ジヒドロベンゾチアジン、ピラジノモルホリン、ベンゾジオキサン、クロマンおよびベンゾジチアン等であり、環Aが表わす「酸素原子、窒素原子、および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む9〜10員二環式複素環」としては、例えば、インドール、イソインドール、インドリジン、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ベンゾチオフェン、イソベンゾチオフェン、インダゾール、プリン、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、イミダゾピリジン、ベンゾフラザン、ベンゾチアジアゾール、ベンゾトリアゾール、インドリン、イソインドリン、ジヒドロベンゾフラン、パーヒドロベンゾフラン、ジヒドロイソベンゾフラン、パーヒドロイソベンゾフラン、ジヒドロベンゾチオフェン、パーヒドロベンゾチオフェン、ジヒドロイソベンゾチオフェン、パーヒドロイソベンゾチオフェン、ジヒドロインダゾール、パーヒドロインダゾール、ジヒドロベンゾオキサゾール、パーヒドロベンゾオキサゾール、ジヒドロベンゾチアゾール、パーヒドロベンゾチアゾール、ジヒドロベンゾイミダゾール、パーヒドロベンゾイミダゾール、ジオキサインダン、ベンゾジチオラン、ジチアナフタレン、キノリン、イソキノリン、キノリジン、フタラジン、プテリジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、クロメン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、パーヒドロキノリン、ジヒドロイソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、パーヒドロイソキノリン、ジヒドロフタラジン、テトラヒドロフタラジン、パーヒドロフタラジン、ジヒドロナフチリジン、テトラヒドロナフチリジン、パーヒドロナフチリジン、ジヒドロキノキサリン、テトラヒドロキノキサリン、パーヒドロキノキサリン、ジヒドロキナゾリン、テトラヒドロキナゾリン、パーヒドロキナゾリン、ジヒドロシンノリン、テトラヒドロシンノリン、パーヒドロシンノリン、ベンゾオキサチアン、ジヒドロベンゾオキサジン、ジヒドロベンゾチアジン、ピラジノモルホリン、ベンゾジオキサン、クロマンおよびベンゾジチアン等である。
【0057】
本発明明細書中、Uが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環」の「3〜7員単環」としては、例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロブテン、シクロブタジエン、オキシラン、アジリジン、チイラン、アゼチジン、オキセタン、チエタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、ベンゼン、シクロヘプタン、シクロヘプテン、シクロヘプタジエン、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、ピロリン、ピロリジン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、フラザン、オキサジアゾール、チアジアゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、テトラゾリン、テトラゾリジン、フラン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、ピリジン、オキサジン、チアジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサジアジン、チアジアジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ピラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、オキサチアン、ジオキサン、チオピラン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジチアン、アゼピン、ジアゼピン、オキセピン、チエピン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアゼピン、チアジアゼピン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピンおよびパーヒドロチアジアゼピン等である。
【0058】
本発明明細書中、Uが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環」の「5〜7員単環」としては、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、ベンゼン、シクロヘプタン、シクロヘプテン、シクロヘプタジエン、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、ピロリン、ピロリジン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、フラザン、オキサジアゾール、チアジアゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、テトラゾリン、テトラゾリジン、フラン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、ピリジン、オキサジン、チアジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサジアジン、チアジアジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ピラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、オキサチアン、ジオキサン、チオピラン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジチアン、アゼピン、ジアゼピン、オキセピン、チエピン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアゼピン、チアジアゼピン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピンおよびパーヒドロチアジアゼピン等である。
【0059】
本発明明細書中、Uが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環」における「3〜7員単環」が「C3〜7単環式炭素環」である場合の「C3〜7単環式炭素環」としては、例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロブテン、シクロブタジエン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、ベンゼン、シクロヘプタン、シクロヘプテンおよびシクロヘプタジエンであり、そのうち、C3〜7単環式芳香族炭素環としてはベンゼンであり、一方、「C3〜7単環式非芳香族炭素環」としては、例えば、シクロプロパン、シクロブタン、シクロブテン、シクロブタジエン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタン、シクロヘプテンおよびシクロヘプタジエンである。
【0060】
本発明明細書中、UまたはUが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環」における「5〜7員単環」が「C5〜7単環式炭素環」である場合の「C5〜7単環式炭素環」としては、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、ベンゼン、シクロヘプタン、シクロヘプテンおよびシクロヘプタジエンであり、そのうち、C5〜7単環式芳香族炭素環としてはベンゼンであり、一方、「C5〜7単環式非芳香族炭素環」としては、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタン、シクロヘプテンおよびシクロヘプタジエンである。
【0061】
本発明明細書中、Uが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環」における「3〜7員単環」が「酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む3〜7員単環式複素環」である場合の「酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む3〜7員単環式複素環」としては、例えば、オキシラン、アジリジン、チイラン、アゼチジン、オキセタン、チエタン、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、ピロリン、ピロリジン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、フラザン、オキサジアゾール、チアジアゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、テトラゾリン、テトラゾリジン、フラン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、ピリジン、オキサジン、チアジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサジアジン、チアジアジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ピラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、オキサチアン、ジオキサン、チオピラン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジチアン、アゼピン、ジアゼピン、オキセピン、チエピン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアゼピン、チアジアゼピン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピンおよびパーヒドロチアジアゼピン等であり、そのうち、「酸素原子、窒素原子、および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む3〜7員単環式芳香族複素環」としては、例えば、ピロール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、フラン、チオフェン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、フラザン、オキサジアゾール、チアジアゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジンおよびピリダジンであり、一方、「3〜7員単環式非芳香族複素環」としては、例えば、オキシラン、アジリジン、チイラン、アゼチジン、オキセタン、チエタン、ピロリン、ピロリジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾリン、テトラゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、ジオキソラン、ジチオラン、ピラン、チオピラン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、オキサチアン、ジオキサン、ジチアン、アゼピン、ジアゼピン、オキセピン、チエピン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアゼピン、チアジアゼピン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピンおよびパーヒドロチアジアゼピン等である。
【0062】
本発明明細書中、Uが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環」における「5〜7員単環」が「酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜7員単環式複素環」である場合の「酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜7員単環式複素環」としては、例えば、ピロール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、ピロリン、ピロリジン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、フラザン、オキサジアゾール、チアジアゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、テトラゾリン、テトラゾリジン、フラン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、チオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジチオラン、ピリジン、オキサジン、チアジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、オキサジアジン、チアジアジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、ピラン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、オキサチアン、ジオキサン、チオピラン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジチアン、アゼピン、ジアゼピン、オキセピン、チエピン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアゼピン、チアジアゼピン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピンおよびパーヒドロチアジアゼピン等であり、そのうち、「酸素原子、窒素原子、および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜7員単環式芳香族複素環」としては、例えば、ピロール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピラゾール、フラン、チオフェン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、フラザン、オキサジアゾール、チアジアゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジンおよびピリダジンであり、一方、「5〜7員単環式非芳香族複素環」としては、例えば、ピロリン、ピロリジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾリン、テトラゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ジヒドロオキサゾール、テトラヒドロオキサゾール、ジヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、ジヒドロチアゾール、テトラヒドロチアゾール、ジヒドロイソチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、ジオキソラン、ジチオラン、ピラン、チオピラン、オキサジン、オキサジアジン、チアジン、チアジアジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、ジヒドロチオピラン、テトラヒドロチオピラン、ジヒドロオキサジン、テトラヒドロオキサジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロチアジン、テトラヒドロチアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、モルホリン、チオモルホリン、オキサチアン、ジオキサン、ジチアン、アゼピン、ジアゼピン、オキセピン、チエピン、オキサゼピン、オキサジアゼピン、チアゼピン、チアジアゼピン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、ジヒドロオキセピン、テトラヒドロオキセピン、パーヒドロオキセピン、ジヒドロチエピン、テトラヒドロチエピン、パーヒドロチエピン、ジヒドロオキサゼピン、テトラヒドロオキサゼピン、パーヒドロオキサゼピン、ジヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、ジヒドロチアゼピン、テトラヒドロチアゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジヒドロチアジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピンおよびパーヒドロチアジアゼピン等である。
【0063】
本発明明細書中、UまたはUが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよいC5〜10の架橋炭素環」における「C5〜10の架橋炭素環」としては、例えば、ビシクロ[1.1.1]ペンタン、ビシクロ[2.1.1]ヘキサン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、ビシクロ[3.1.1]ヘプタン、ビシクロ[3.1.1]ヘプタ−2−エン、ビシクロ[2.2.2]オクタン、ビシクロ[3.2.1]オクタン、ビシクロ[2.2.2]オクタ−2−エン、ビシクロ[3.3.1]ノナン、ビシクロ[3.2.2]ノナン、アダマンタンおよびノルアダマンタン等が挙げられる。
【0064】
本発明明細書中、UまたはUが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい5〜10員の架橋複素環」における「5〜10員の架橋複素環」としては、例えば、アザビシクロ[2.1.1]ヘキサン、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン、アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン、アザビシクロ[3.2.1]オクタン、オキサビシクロ[3.2.1]オクタン、アザビシクロ[2.2.2]オクタン、ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1−アザトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン、3−アザビシクロ[3.3.1]ノナンおよび3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン等が挙げられる。
【0065】
本発明明細書中、環Aが表わす「5〜7員の単環」は、Uが表わす「5〜7員の単環」と同じ意味を表わす。
【0066】
本発明明細書中、Zが表わす「酸化されていてもよい硫黄原子」としては、硫黄原子、−SO−または−SO−が挙げられる。
【0067】
本発明において、環Aとして好ましくは、(i)C3〜6単環式炭素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む4〜6員単環式複素環であり、より好ましくは(i)C5〜6単環式炭素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環であり、さらに好ましくは、シクロヘプタン、シクロヘキサン、シクロヘキセンもしくはベンゼンまたはチオフェン、フラン、ピラゾール、イソオキサゾール、チアゾールもしくはピリジンであり、最も好ましくは、シクロヘキサン、ベンゼン、チオフェン、ピリジン、チアゾールまたはピラゾールである。
【0068】
本発明において、Rとして好ましくは、ハロゲン原子、C1〜3ハロアルキル基またはC1〜3ハロアルコキシ基であり、より好ましくは、ハロゲン原子またはC1〜3ハロアルキル基である。
【0069】
本発明において、Zとして好ましくは、メチレン基である。
【0070】
本発明において、Wとして好ましくは、Zがメチレン基であるとき、結合手であり、Zが酸素原子または酸化されていてもよい硫黄原子であるとき、メチレン基またはエチレン基である。
【0071】
本発明において、Uが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)」における「5〜7員単環」として好ましくは、C5〜7単環式炭素環および5〜7員単環式非芳香族複素環であり、より好ましくはベンゼン、シクロヘキサン、シクロペンタン、ピロリジン、ピペラジンおよびピペリジンであり、さらに好ましくはベンゼン、シクロペンタンまたはシクロヘキサンである。UまたはUが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよいC5〜10の架橋炭素環」における「C5〜10の架橋炭素環」として好ましくは、ビシクロ[2.2.1]ヘプタンまたはビシクロ[2.2.2]オクタンである。
【0072】
本発明において、Yとして好ましくは、1または2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、より好ましくは1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、さらに好ましくは無置換のメチレン基である。
【0073】
本発明において、Uが1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環、C5〜10の架橋炭素環または5〜10員の架橋複素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)である場合、Yが1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、かつTが結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)である化合物が好ましく、より好ましくは、Yが無置換のメチレン基であり、かつTが結合手または無置換のメチレン基である化合物であり、さらに好ましくは、Yが無置換のメチレン基であり、かつTが結合手である化合物である。
【0074】
本発明において、Uがメチレン基、酸素原子または−NR−(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)である場合、Yが無置換のメチレン基であり、かつTが1または2個のRで置換されていてもよいエチレン基(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)である化合物が好ましい。
【0075】
本発明において、一般式(I)で示される化合物として好ましくは、一般式(II)
【0076】
【化12】
【0077】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物であり、より好ましくは、一般式(III)
【0078】
【化13】
【0079】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物または一般式(III−1)
【0080】
【化14】
【0081】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物であり、さらに好ましくは一般式(IV)
【0082】
【化15】
【0083】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物または一般式(IV−1)
【0084】
【化16】
【0085】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物である。
【0086】
ここで、一般式(IV)で示される化合物のうち、Uが1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環またはC5〜10の架橋炭素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)である場合には、一般式(IV−2)
【0087】
【化17】
【0088】
(式中、Uは1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環またはC5〜10の架橋炭素環(基中、R前記と同じ意味を表わす。)を表わし、Yは1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基を表わし、Tは結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物が好ましく、より好ましくは、一般式(IV−2)において、Yが無置換のメチレン基であり、かつTが結合手または無置換のメチレン基である化合物であり、さらに好ましくは、Yが無置換のメチレン基であり、かつTが結合手である化合物である。
【0089】
同様に、一般式(IV−1)で示される化合物のうち、Uが1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環またはC5〜10の架橋炭素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)である場合には、一般式(IV−3)
【0090】
【化18】
【0091】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物が好ましく、より好ましくは、一般式(IV−3)において、Yが無置換のメチレン基を表わし、かつTが結合手または無置換のメチレン基である化合物であり、さらに好ましくは、Yが無置換のメチレン基を表わし、かつTが結合手である化合物である。
【0092】
一般式(IV)で示される化合物のうち、Uがメチレン基、酸素原子または−NR−(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)である化合物として好ましくは、一般式(V)
【0093】
【化19】
【0094】
(式中、Uはメチレン基、酸素原子または−NR−を表わし、R5aおよびR5bは各々独立して水素原子またはメチル基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物であり、より好ましくは、一般式(VI)
【0095】
【化20】
【0096】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物である。
【0097】
本発明化合物のうち、Uが1〜5個のRで置換されていてもよいC3〜7単環式炭素環またはC5〜10の架橋炭素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、環AがC3〜6単環式炭素環またはC8〜10二環式炭素環であり、Xが窒素原子である化合物として好ましくは、
(1) シス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(2) トランス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(3) (シス−4−{[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}シクロヘキシル)酢酸、
(4) (トランス−4−{[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}シクロヘキシル)酢酸、
(5) 3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸、
(6) 4−{[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}安息香酸、
(7) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸、
(8) シス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(9) シス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(10) シス−4−{2−オキソ−2−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(11) シス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(12) シス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(13) シス−4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(15) シス−4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(16) シス−4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(19) シス−4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(22) トランス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(23) トランス−4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(25) トランス−4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(26) トランス−4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(29) トランス−4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(30) トランス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(31) トランス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(32) トランス−4−{2−オキソ−2−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(33) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(36) シス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(37) トランス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(38) トランス−4−{2−[9−(4−シアノベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(39) トランス−4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(40) トランス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(41) トランス−4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(43) 4−{2−[9−(4−シアノベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸、
(44) シス−4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(45) シス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(46) シス−4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(47) シス−4−{2−[9−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(48) トランス−4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(49) トランス−4−{2−[9−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(50) シス−4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(51) シス−4−{2−[9−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(57) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−エトキシ安息香酸、
(58) 2−エトキシ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸、
(59) (3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸、
(60) (3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸、
(61) 4−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸、
(62) 4−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸、
(63) 3−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸、
(64) 3−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸、
(65) 2−クロロ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸、
(66) 3−フルオロ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸、
(67) 3−クロロ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸、
(68) 2−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸、
(69) 2−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸、
(70) 2−クロロ−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}カルボン酸、
(71) 2−フルオロ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}カルボン酸、
(72) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−メチルカルボン酸、
(73) 4−{2−[9−(2−シクロヘキシルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
(74) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(75) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−メトキシ安息香酸、
(76) (4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸、
(77) (4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸、
(78) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸、
(79) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−フルオロ安息香酸、
(80) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸、
(81) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(82) (2−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸、
(83) (2−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸、
(84) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−メトキシ安息香酸、
(85) 2−(4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)−2−メチルプロパン酸、
(86) 2−(4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)−2−メチルプロパン酸
(87) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−ヒドロキシ安息香酸、
(88) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−ヒドロキシ安息香酸、
(89) 2−(ベンジルオキシ)−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸、
(90) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(91) 2−メトキシ−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸、
(92) 4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(93) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(94) 4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(95) 4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(97) 4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(98) 4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(101) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸、
(102) 4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸、
(103) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸、
(104) 2−メチル−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸、
(105) 4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸、
(106) 4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸、
(111) 4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
(112) 4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸、
(113) 4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸、
(114) 4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸、
(118) 4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(119) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(120) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(125) 4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(126) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(127) 2,6−ジメトキシ−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸、
(128) 4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(129) 4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(130) 4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(132) 4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(133) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(134) シス−3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロブタンカルボン酸、
(135) シス−3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロブタンカルボン酸、
(136) トランス−3−{2−[9−(3−フルオロベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロブタンカルボン酸、
(137) トランス−3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロブタンカルボン酸、
(138) 4−{(1E)−3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソ−1−プロペン−1−イル}安息香酸、
(139) シス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(140) シス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(141) トランス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(142) トランス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(143) トランス−1−メチル−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(144) トランス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(145) トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(146) トランス−4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(148) トランス−4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(149) トランス−4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(150) トランス−4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(151) トランス−4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(153) シス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(154) シス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(155) シス−4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(156) シス−4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(157) シス−1−メチル−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(158) シス−4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(159) シス−4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(160) シス−4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(163) シス−4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(169) トランス−4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(171) (1R,3R)−3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(172) (1R,3R)−3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(173) (1S,3S)−3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(174) (1R,3R)−3−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(176) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(177) (1R,3R)−3−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(178) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(179) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(180) (1R,3R)−3−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(181) (1R,3R)−3−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(184) (1R,3R)−1,2,2−トリメチル−3−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロペンタンカルボン酸、
(187) (1R,3R)−3−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(188) (1S,3S)−3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(189) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(190) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(191) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(192) 4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(193) 4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(194) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(195) 4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(196) 4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(197) 4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(201) 4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(202) 4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(205) 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(206) 4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(207) 4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、もしくは
(208) 4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、それらの塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグである。
【0098】
本発明化合物のうち、Uが酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環式複素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、環AがC3〜6単環式炭素環またはC8〜10二環式炭素環であり、Xが窒素原子である化合物として好ましくは、
(1) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸、
(2) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸、
(3) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸、
(4) 3−(1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロパン酸、
(5) (1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)酢酸、
(6) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−ピペリジンカルボン酸、
(7) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−ピペリジンカルボン酸、
(8) (3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−オキソ−1−イミダゾリジニル)酢酸、
(9) 1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−3−ピペリジンカルボン酸、
(10) (4−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)酢酸、
(11) (1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−3−ピロリジニル)酢酸、
(12) (4−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−1−ピペラジニル)酢酸、
(13) 1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸、
(14) (1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−ピロリジニル)酢酸、
(15) (1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸、
(16) (4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸、
(17) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−ピロリジンカルボン酸、
(18) (1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−ピロリジニル)酢酸、
(19) (2S)−1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−ピロリジンカルボン酸、
(20) 1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−4−ピペリジンカルボン酸、
(21) 1−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸、
(23) (2R)−1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−ピロリジンカルボン酸、
(24) (1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−4−ピペリジニル)酢酸、
(25) (1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−ピロリジニル)酢酸、
(26) 1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−3−ピロリジンカルボン酸、
(27) 1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−ピペリジンカルボン酸、
(28) (1−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸、
(30) (4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペリジニル)酢酸、
(32) (4−{[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}−1−ピペリジニル)酢酸、
(33) (4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸、
(35) (4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸、
(38) 1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸、
(40) 1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸、
(43) 1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸、
(44) 1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸、
(46) (1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸、
(48) (1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸、
(52) (4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸、
(54) (4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸、
(57) (1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸、
(58) (1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸、
(61) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−メチル−4−ピペリジンカルボン酸、
(62) 1−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−メチル−4−ピペリジンカルボン酸、
(63) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸、
(64) 1−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸、
(65) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−メトキシ−4−ピペリジンカルボン酸、
(66) 1−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−メトキシ−4−ピペリジンカルボン酸、
(67) rel−[(2R,6S)−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸、
(68) rel−[(2R,6S)−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸、
(69) rel−[(3R,5S)−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3,5−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸、
(70) rel−[(3R,5S)−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3,5−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸、
(71) 1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸、
(72) 1−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸、
(73) 5−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−チオフェンカルボン酸、
(74) 5−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−チオフェンカルボン酸、もしくは
(75) 5−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−チオフェンカルボン酸、それらの塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグである。
【0099】
本発明化合物のうち、Uが1〜5個のRで置換されていてもよいC3〜7単環またはC5〜10の架橋式炭素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、環Aが(i)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含むC8〜10二環式複素環であり、Xが窒素原子である化合物として好ましくは、
(1) シス−4−(2−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(2) シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(3) トランス−4−(2−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(4) トランス−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(5) トランス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(6) シス−4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(8) シス−4−(2−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(9) シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(10) トランス−4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(12) シス−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(14) トランス−4−(2−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(15) トランス−4−(2−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(16) トランス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(18) 4−(2−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)安息香酸、
(20) 4−(2−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)安息香酸、
(21) 4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)安息香酸、
(22) 4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)安息香酸、
(27) [1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−4−ピペリジニル]酢酸、
(28) [1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−4−ピペリジニル]酢酸、
(29) トランス−4−(2−{9−[(5−フルオロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(30) シス−4−(2−{9−[(5−フルオロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(31) トランス−4−(2−{9−[(5−フルオロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(32) シス−4−(2−{9−[(5−フルオロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(42) 2−メトキシ−4−[2−オキソ−2−(9−{[5−(トリフルオロメチル)−2−チエニル]メチル}−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[
(46) 4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メトキシ安息香酸、
(47) 4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メトキシ安息香酸、
(50) 4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メチル安息香酸、
(51) 4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メチル安息香酸、
(58) 4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(59) 4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメトキシ安息香酸、
(66) トランス−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(67) トランス−4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(69) シス−4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(70) シス−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
(80) (1R,3R)−3−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(81) (1R,3R)−3−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸、
(84) 4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(85) 4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸、
(92) 4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(93) 4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
(94) 4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(95) 4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
(96) 4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、
(97) 4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、もしくは
(99) 4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸、それらの塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグである。
【0100】
本発明化合物のうち、Uが1〜5個のRで置換されていてもよいC3〜7単環またはC5〜10の架橋式炭素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、Xが炭素原子である化合物として好ましくは、
(2) 1−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸、
(3) (4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸、
(5) (4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸、
(8) 1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸、
(9) 1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸、
(12) シス−4−{2−[9−(4−シアノベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸、
(13) シス−4−(2−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(15) シス−4−(2−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(16) シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸、
(17) (1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸、もしくは
(19) (1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸、それらの塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグである。
【0101】
本発明化合物のうち、Uが酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、1〜5個のRで置換されていてもよい3〜7員単環式複素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、Xが炭素原子である化合物として好ましくは、
(1) [1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−4−ピペリジニル]酢酸、
(3) 1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−4−ピペリジンカルボン酸、
(6) [4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−1−ピペラジニル]酢酸、
(8) 1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−4−メチル−4−ピペリジンカルボン酸、もしくは
(13) rel−[(2R,6S)−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸、それらの塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグである。
【0102】
また、本発明化合物のうち、Uがメチレン基、酸素原子または−NR−(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、Xが窒素原子であり、環AがC3〜6単環式炭素環またはC8〜10二環式炭素環である化合物として好ましくは、
(1) 6−[9−(シクロヘキシルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(2) 6−[9−(2−シクロヘキシルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(3) 6−[9−(3−シクロヘキシルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(4) 6−[9−(4−シクロヘキシルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(5) 6−[9−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(6) 6−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(7) 6−[9−(3,4−ジメチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(8) 6−[9−(3,5−ジメチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(9) 6−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(10) 6−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(11) 6−オキソ−6−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(12) 6−[9−(シクロヘキシルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(13) 6−[9−(2−シクロヘキシルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(14) 6−[9−(3−シクロヘキシルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(15) 6−[9−(4−シクロヘキシルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(16) 6−[9−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(17) 6−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(18) 6−[9−(3,4−ジメチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(19) 6−[9−(3,5−ジメチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(20) 6−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(21) 6−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(22) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(23) エチル 7−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−7−オキソヘプタノアート、
(24) メチル 6−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(25) メチル 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(26) エチル 7−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタノアート、
(27) エチル 7−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタノアート、
(28) エチル 6−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート、
(29) メチル 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート、
(31) メチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート、
(32) エチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサノアート、
(33) 5−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−5−オキソペンタン酸、
(34) 6−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサン酸、
(35) 7−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−7−オキソヘプタン酸、
(36) 6−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(37) 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(38) 7−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタン酸、
(39) 7−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタン酸、
(40) 6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(41) 6−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(42) 7−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタン酸、
(43) 6−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(44) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(45) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(46) 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(49) 5−オキソ−5−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタン酸、
(50) 7−オキソ−7−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタン酸、
(51) 6−オキソ−6−[9−(2−フェノキシエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(52) 3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(53) 2−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2−メチルプロパン酸、
(54) 3−({2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸、
(55) 6−(9′−ベンジル−8′,9′−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,5′−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン]−7′(6′H)−イル)−6−オキソヘキサン酸、
(56) 3−[{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}(メチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロパン酸、
(57) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(58) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(59) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(60) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(61) 6−[9−(シクロペンチルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(62) 6−[9−(3−シクロヘキセン−1−イルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(63) 6−オキソ−6−{9−[2−(フェニルチオ)エチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}ヘキサン酸、
(66) 6−[9−(シクロプロピルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(67) 6−[9−(シクロブチルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(68) 6−[9−(シクロペンチルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(69) 6−[9−(3−シクロヘキセン−1−イルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(70) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−{9−[2−(フェニルチオ)エチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}ヘキサン酸、
(73) メチル 5−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−5−オキソペンタノアート、
(74) メチル 6−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(75) メチル 6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサノアート、
(77) エチル 7−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタノアート、
(78) メチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(79) メチル 5−オキソ−5−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタノアート、
(80) メチル 6−(9′−ベンジル−8′,9′−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,5′−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン]−7′(6′H)−イル)−6−オキソヘキサノアート、
(81) 6−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(82) 6−オキソ−6−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(83) 7−オキソ−7−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタン酸、
(84) 6−オキソ−6−[9−(3−フェノキシプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(85) 6−[9−(シクロブチルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(86) エチル 7−オキソ−7−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタノアート、
(87) 6−オキソ−6−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(88) 7−オキソ−7−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタン酸、
(89) 6−[9−(シクロプロピルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(90) メチル 5−オキソ−5−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタノアート、
(91) メチル 6−オキソ−6−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサノアート、
(92) メチル 6−オキソ−6−[9−(2−フェノキシエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサノアート、
(93) 5−オキソ−5−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタン酸、
(94) エチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサノアート、
(95) 2−({2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}アミノ)−2−メチルプロパン酸、
(96) エチル 7−オキソ−7−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタノアート、
(97) メチル 5−オキソ−5−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタノアート、
(98) メチル 6−オキソ−6−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサノアート、
(99) エチル 7−オキソ−7−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタノアート、
(100) メチル 6−(9−ベンジル−6,6−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサノアート、
(101) 5−オキソ−5−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタン酸もしくは
(102) メチル 6−(9−ベンジル−6−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサノアート、
(103) 6−[9−(3−シアノベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(104) 6−[9−(4−シアノベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(105) 3−({1−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−1−オキソ−2−プロパニル}アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸、
(106) {3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}酢酸、
(107) 6−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(108) 6−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(111) {4−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−4−オキソブトキシ}酢酸、
(114) 5−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}オキシ)ペンタン酸、
(115) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,4,6−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(116) 6−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(117) 6−[9−(2,3−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(118) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,6−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(119) 6−[9−(3−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(120) 6−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(121) 6−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(122) 6−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(123) 6−[9−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(124) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,4−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(125) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(126) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(ペンタフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(129) 6−[9−(2,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(130) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(131) 6−[9−(2−フルオロ−3−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(133) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,4,5−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(135) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,5,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(136) 6−[9−(2−フルオロ−4−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(139) 6−[9−(4−フルオロ−3−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(142) 5−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}オキシ)−2,2−ジメチルペンタン酸、
(143) 4−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}オキシ)−2,2−ジメチルブタン酸、
(144) 6−[9−(3−フルオロ−5−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(151) 6−[9−(3−フルオロ−4−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(154) 6−[9−(4−クロロ−3−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(157) 6−[9−(2−フルオロ−5−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(158) 6−[9−(2,6−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(162) 6−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(163) 6−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(164) 6−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(166) 6−[9−(5−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(167) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(169) 5−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}アミノ)−2,2−ジメチルペンタン酸、
(170) 4−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}アミノ)−2,2−ジメチルブタン酸、
(171) 6−[9−(4−カルバモイルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(172) 6−[9−(4−シアノベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(174) 6−[9−(4−クロロ−2,6−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(176) 6−[9−(3−クロロ−2,6−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(177) 2−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸、
(178) 6−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(179) 3,3−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(180) 6−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(181) 3,3−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(183) 6−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(186) 6−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(188) 3,3−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(189) 3−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(190) 6−[9−(4−クロロ−3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(191) 6−[9−(4−クロロ−2,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(192) 6−[9−(4−シアノベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(193) 3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(194) 2,2−ジメチル−3−{2−オキソ−2−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エトキシ}プロパン酸、
(195) 2,2−ジメチル−3−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エトキシ}プロパン酸、
(196) 3−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(197) 3−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(198) 3−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(199) 3−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(201) 2,2−ジメチル−3−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エトキシ}プロパン酸、
(203) 3−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(206) 3−{2−[9−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(207) 3−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸、
(210) 2−{3−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸、
(211) 2−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸、
(212) 2−メチル−2−{3−オキソ−3−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]プロポキシ}プロパン酸、
(213) 2−メチル−2−{3−オキソ−3−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]プロポキシ}プロパン酸、
(214) 2−メチル−2−{3−オキソ−3−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]プロポキシ}プロパン酸、
(215) 2−{3−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸、
(216) 2−{3−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸、
(217) 2−{3−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸、
(226) 6−[9−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(229) 6−[9−(3−クロロ−4−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(230) 6−[9−(3−フルオロ−4−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(234) 6−[9−(3−フルオロ−5−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(235) 6−[9−(2−フルオロ−3−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(238) 6−[9−(4−フルオロ−3−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(241) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−6−オキサヘキサン酸、
(242) 1−{4−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−4−オキソブチル}シクロプロパンカルボン酸、
(243) 1−{4−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−4−オキソブチル}シクロプロパンカルボン酸、
(244) (2E)−6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキセン酸、
(245) (2E)−6−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキセン酸、
(246) (2S)−2−アミノ−6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキサヘキサン酸、もしくは
(247) (2S)−2−アミノ−6−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキサヘキサン酸、それらの塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグである。
【0103】
また、本発明化合物のうち、Uがメチレン基、酸素原子または−NR−(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、Xが炭素原子であり、環AがC3〜6単環式炭素環またはC8〜10二環式炭素環である化合物として好ましくは、
(1) メチル 5−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−5−オキソペンタノアート、
(2) エチル 6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート、
(3) 6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−6−オキソヘキサン酸、
(4) 7−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−7−オキソヘプタン酸、
(5) 6−[9−(3−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(6) 6−[9−(4−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(7) 6−[9−(4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(8) 6−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(9) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(10) 6−[9−(2−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(11) 6−[9−(4−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(12) 6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサン酸、
(13) 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(16) 6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(17) 7−[9−(4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタン酸、
(18) 7−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタン酸、
(19) 7−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタン酸、
(20) 7−オキソ−7−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘプタン酸、
(21) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサン酸、
(22) 6−{9−[3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(23) 7−{9−[3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−7−オキソヘプタン酸、
(24) 6−{9−[3−(3−クロロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(25) 7−{9−[3−(3−クロロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−7−オキソヘプタン酸、
(26) 6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(27) メチル 6−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(28) メチル 6−[9−(4−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(29) メチル 6−[9−(4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(30) メチル 6−[9−(3−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(31) メチル 6−[9−(2−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(32) メチル 6−[9−(4−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(33) メチル 6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサノアート、
(34) メチル 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(36) エチル 7−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタノアート、
(37) エチル 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサノアート、
(38) 6−[9−(3−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(39) 6−[9−(2−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(40) メチル 6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−6−オキソヘキサノアート、
(41) エチル 7−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−7−オキソヘプタノアート、
(42) メチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(43) メチル 6−[9−(3−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(44) メチル 4−{[2−(6−メトキシ−6−オキソヘキサノイル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−β−カルボリン−9−イル]メチル}ベンゾアート、
(45) メチル 6−[9−(4−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(47) エチル 7−オキソ−7−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘプタノアート、
(48) エチル 7−[9−(4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタノアート、
(49) エチル 7−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタノアート、
(50) メチル 6−{9−[3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−6−オキソヘキサノアート、
(51) エチル 7−{9−[3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−7−オキソヘプタノアート、
(52) エチル 6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサノアート、
(53) 5−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−5−オキソペンタン酸、
(54) 6−[9−(2−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(55) 6−[9−(2−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(56) 6−[9−(4−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(57) メチル 6−[9−(2−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(58) メチル 6−[9−(2−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(59) メチル 6−{9−[3−(3−クロロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−6−オキソヘキサノアート、
(60) エチル 7−{9−[3−(3−クロロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−7−オキソヘプタノアート、
(62) メチル 6−[9−(2−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート、
(63) メチル 2−{[2−(6−メトキシ−6−オキソヘキサノイル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−β−カルボリン−9−イル]メチル}ベンゾアート、
(64) メチル 6−オキソ−6−{9−[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}ヘキサノアート、
(68) 6−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(69) 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(70) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(71) 6−[9−(4−シアノベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、もしくは
(75) 6−[9−(4−シアノベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、それらの塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグである。
【0104】
また、本発明化合物のうち、Uがメチレン基、酸素原子または−NR−(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、Xが窒素原子であり、環Aが(i)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含むC8〜10二環式複素環である化合物として好ましくは、
(1) 6−オキソ−6−[9−(2−チエニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(2) 6−オキソ−6−[9−(3−チエニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(3) 6−{9−[(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(4) 6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(9) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2−チエニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
(10) 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3−チエニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(11) 6−{9−[(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(12) 6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(17) メチル 6−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサノアート、
(20) 6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(22) 6−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(23) 6−{9−[(1−メチル−1H−インドール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(24) 6−[9−(2−フリルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(25) 6−[9−(3−フリルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(28) メチル 6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート、
(30) 6−オキソ−6−[9−(3−ピリジニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(31) 6−[9−(2−フリルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(32) 6−[9−(3−フリルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸、
(34) 2,2−ジメチル−6−{9−[(5−メチル−3−イソオキサゾリル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(36) メチル 2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサノアート、
(37) 6−オキソ−6−[9−(4−ピリジニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(38) 2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(40) 6−{9−[(5−メチル−3−イソオキサゾリル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(43) 6−オキソ−6−[9−(2−ピリジニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸、
(44) 2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(46) 6−{9−[(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(47) 6−{9−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(50) 2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(52) 6−(9−ベンジル−6−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサン酸、
(55) 6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(56) 6−{9−[(5−フルオロ−2−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(57) 2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(58) 6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(59) 6−{9−[(3−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(60) 6−{9−[(6−クロロ−2−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(61) 6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(62) 6−{9−[(3−フルオロ−4−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(63) 6−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(64) 6−{9−[(5−フルオロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(65) 6−{9−[(3−フルオロ−2−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(66) 6−{9−[(4−クロロ−2−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(67) 6−{9−[(2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(68) 6−{9−[(2−クロロ−4−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(69) 6−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(70) 6−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(74) 6−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(76) 6−{9−[(5−カルバモイル−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(77) 6−{9−[(5−シアノ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(79) 6−{9−[(2−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(82) 6−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(84) 6−{9−[(4−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(85) 6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(89) 6−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(90) 6−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(91) 6−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(95) 6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(96) 6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(97) 6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(98) 6−{9−[(5−フルオロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(99) 3−(2−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエトキシ)−2,2−ジメチルプロパン酸、
(100) 3−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエトキシ)−2,2−ジメチルプロパン酸、
(101) 3−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエトキシ)−2,2−ジメチルプロパン酸、
(102) 3−(2−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエトキシ)−2,2−ジメチルプロパン酸、
(106)2−(3−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3−オキソプロポキシ)−2−メチルプロパン酸、
(107)2−(3−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3−オキソプロポキシ)−2−メチルプロパン酸、
(108)2−(3−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3−オキソプロポキシ)−2−メチルプロパン酸、
(111) 6−{9−[(4,5−ジクロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(112) 6−{9−[(5−フルオロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(118) 2,2−ジメチル−6−{9−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸、
(127) (2Z)−6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキセン酸、もしくは
(128) 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキシン酸、それらの塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグである。
【0105】
また、本発明化合物のうち、Uがメチレン基、酸素原子または−NR−(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、Xが炭素原子であり、環Aが(i)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環または(ii)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含むC8〜10二環式複素環である化合物として好ましくは、
(1) 6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(2) 6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(3) 6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(5) 6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、
(7) 6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、もしくは
(8) 6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸、それらの塩もしくはそれらの溶媒和物またはそれらのプロドラッグである。
【0106】
本発明においては、特に断わらない限り、当業者にとって明らかなように記号
【0107】
【化21】
【0108】
は紙面の向こう側(すなわちα−配置)に結合していることを表わし、
【0109】
【化22】
【0110】
は紙面の手前側(すなわちβ−配置)に結合していることを表わし、
【0111】
【化23】
【0112】
は、α−配置、β−配置またはそれらの任意の混合物であることを表わす。
【0113】
本発明においては、特に指示しない限り異性体はこれをすべて包含する。例えば、アルキル基には直鎖のものおよび分枝鎖のものが含まれる。さらに、不斉炭素の存在等による異性体(R、S体、α、β配置、エナンチオマー、ジアステレオマー)、旋光性を有する光学活性体(D、L、d、l体)、クロマトグラフ分離による極性体(高極性体、低極性体)、平衡化合物(例えば、アミド結合に生じる互変異性体等)、回転異性体、これらの任意の割合の混合物、ラセミ混合物はすべて本発明に含まれる。
【0114】
一般式(I)で示される化合物は、公知の方法で相当する塩に変換される。塩は、水溶性のものが好ましい。適当な塩としては、酸付加塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩のような無機酸塩、酢酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、グルクロン酸塩、グルコン酸塩のような有機酸塩等)、アルカリ金属(カリウム、ナトリウム等)の塩、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム塩または薬学的に許容される有機アミン(例えば、テトラメチルアンモニウム、トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルカミン等)の塩等が挙げられる。
【0115】
一般式(I)で示される化合物およびその塩は、溶媒和物に変換することもできる。溶媒和物は低毒性かつ水溶性であることが好ましい。適当な溶媒和物としては、例えば、水、アルコール系の溶媒(例えば、エタノール等)との溶媒和物が挙げられる。
【0116】
また、一般式(I)で示される化合物のプロドラッグは、生体内において酵素や胃酸等による反応により一般式(I)で示される化合物に変換される化合物をいう。具体的には、一般式(I)で示される化合物がアミノ基を有する場合、例えば、該アミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、アセトキシメチル化、tert−ブチル化された化合物、一般式(I)で示される化合物が水酸基を有する場合、例えば、該水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物、一般式(I)で示される化合物がカルボキシ基を有する場合、例えば、該カルボキシ基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルアミド化された化合物が挙げられるが、これらの化合物は公知の方法によって製造することができる。また、一般式(I)で示される化合物のプロドラッグは水和物および非水和物のいずれであってもよい。また、一般式(I)で示される化合物のプロドラッグは、廣川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻「分子設計」163〜198頁に記載されているような、生理的条件で一般式(I)で示される化合物に変化するものであってもよい。
【0117】
さらに、一般式(I)で示される化合物を構成する各原子は、その同位元素(例えば、H、H、13C、14C、35S、125I等)等で置換されていてもよい。
【0118】
[本発明化合物の製造方法]
一般式(I)で示される本発明化合物は、例えば、以下に示す方法、実施例に示す方法またはこれらに準ずる方法に従って製造することができる。
【0119】
一般式(I)で示される化合物のうち、一般式(I−A)
【0120】
【化24】
【0121】
(式中、Tは1または2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基を表わし、R4−1は、C1〜4アルキル基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物は、以下の反応工程式1に示される方法で製造することができ、一般式(I)で示される化合物のうち、Uがメチレン基であって、Tが1または2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、かつRが水素原子である化合物は、一般式(I−A)で示される化合物をさらに脱保護反応に付すことにより製造することができる。
【0122】
ここで、脱保護反応は、例えば、アルカリ加水分解による脱保護反応の場合には、例えば、有機溶媒(例えば、メタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)中、アルカリ金属の水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等)、アルカリ土類金属の水酸化物(例えば、水酸化バリウム、水酸化カルシウム等)または炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)あるいはその水溶液もしくはこれらの混合物を用いて、0〜40℃で行なわれる。
【0123】
【化25】
【0124】
(式中、Rはアミノ基の保護基(例えば、tert−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、フルオレニルカルボニル基、トリチル基、o−ニトロベンゼンスルフェニル基等)を表わし、XおよびXはハロゲン原子を表わし、Tは無置換の直鎖C1〜3アルキレン基を表わし、Tは1または2個のRで置換された直鎖C1〜3アルキレン基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)
反応工程式1中、反応1−1は公知であり、例えば、塩基(例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム等)存在下、有機溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトン、エチルメチルケトン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセタミド、酢酸エチル等)中、および触媒(例えば、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化テトラブチルアンモニウム等)の存在下または非存在下、一般式(I−A−3)で示される化合物と一般式(I−A−4)で示される化合物とを0℃〜還流温度で反応させることにより行なうことができる。
【0125】
反応工程式1中、反応1−2は公知であり、例えば、塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等)の存在下、有機溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)中、一般式(I−A−1)で示される化合物と一般式(I−A−5)で示される化合物とを−20℃〜還流温度で反応させることにより行なうことができる。または、有機溶媒(例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等)中、アルカリ水溶液(例えば、重曹水または水酸化ナトリウム溶液等)を用いて、一般式(I−A−1)で示される化合物と一般式(I−A−5)で示される化合物とを0℃〜還流温度で反応させることにより行なうこともできる。
【0126】
反応工程式1中、反応1−2′は公知であり、例えば、縮合剤を用いる方法、酸ハライドを用いる方法および混合酸無水物を用いる方法等で行うことができる。
【0127】
縮合剤を用いる方法は、例えば、一般式(I−A−1)で示される化合物と一般式(I−A−6)で示される化合物を、有機溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)中、または無溶媒下で、塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルアミノピリジン等)の存在下または非存在下、縮合剤(例えば、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、エチレンジクロリド(EDC)、1,1′−カルボニルジイミダゾール(CDI)、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨウ素、1−プロピルホスホン酸環状無水物(PPA)等)を用い、1−ヒドロキシベンズトリアゾール(HOBt)を用いるか用いないで、0℃〜還流温度で反応させることにより行なわれる。
【0128】
酸ハライドを用いる方法は、例えば、一般式(I−A−6)で示される化合物を有機溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等)中または無溶媒で、酸ハライド化剤(例えば、オキザリルクロライド、チオニルクロライド等)と−20℃〜還流温度で反応させ、得られた酸ハライドを塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等)の存在下、一般式(I−A−1)で示される化合物と有機溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、酢酸エチル等)中、0℃〜還流温度で反応させることにより行なわれる。また、得られた酸ハライドを有機溶媒(例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン等)中、相間移動触媒(例えば、テトラブチルアンモニウムクロライド、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、トリオクチルメチルアンモニウムクロリド、トリメチルデシルアンモニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムブロミド等の四級アンモニウム塩等)の存在下または非存在下、アルカリ水溶液(例えば、重曹水または水酸化ナトリウム溶液等)を用いて、一般式(I−A−1)で示される化合物と0℃〜還流温度で反応させることにより行なうこともできる。
【0129】
一方、混合酸無水物を用いる方法は、例えば、一般式(I−A−6)で示される化合物を有機溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)中または無溶媒下で、塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等)の存在下、酸ハライド(例えば、ピバロイルクロライド、トシルクロライド、メシルクロライド等)、または酸誘導体(例えば、クロロギ酸エチル、クロロギ酸イソブチル等)と、0〜還流温度で反応させ、得られた混合酸無水物を有機溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)中、一般式(I−A−1)で示される化合物と0℃〜還流温度で反応させることにより行なうこともできる。
【0130】
これらの反応は、いずれも不活性ガス(アルゴン、窒素等)雰囲気下、無水条件で行なうことが望ましい。
【0131】
一般式(I)で示される化合物のうち、一般式(I−B)
【0132】
【化26】
【0133】
(式中、Uは、酸素原子または−NR−を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物は、以下の反応工程式2に示される方法で製造することができ、一般式(I)で示される化合物のうち、Uが−N(CH)−である化合物は、一般式(I−B)で示される化合物のうち、Uが−NH−である化合物をさらに還元的アミノ化反応に付すことにより製造することができる。一方、一般式(I)で示される化合物のうち、Uが酸素原子または−NR−(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であって、Tが1または2個のRで置換されていてもよい直鎖C1〜3アルキレン基(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、かつRが水素原子である化合物は、一般式(I−B)で示される化合物をさらに脱保護反応に付すことにより製造することができる。
【0134】
ここで、還元的アミノ化反応はよく知られており、例えば、不活性有機溶媒(ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトニトリル等)および酢酸の混合溶媒中、還元剤(水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリウム等)の存在下、0〜100℃で反応させることにより行なわれる。
【0135】
一方、脱保護反応は、例えば、アルカリ加水分解による脱保護反応の場合には、例えば、有機溶媒(例えば、メタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)中、アルカリ金属の水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等)、アルカリ土類金属の水酸化物(例えば、水酸化バリウム、水酸化カルシウム等)または炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)あるいはその水溶液もしくはこれらの混合物を用いて、0〜40℃で行なわれる。
【0136】
【化27】
【0137】
(式中、XおよびXは各々独立してハロゲン原子を表わし、Uhtは水酸基またはアミノ基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)
反応工程式2中、反応2−1は上記反応1−2と同様の方法で行うことができ、反応2−2は上記反応1−1と同様の方法で行うことができる。
【0138】
反応工程式1中の一般式(I−A−3)で示される化合物のうち、一般式(I−A−3a)
【0139】
【化28】
【0140】
(式中、R3cおよびR3dは各々独立してメチル基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物は、以下の反応工程式3で示される方法で製造することができる。
【0141】
【化29】
【0142】
(式中、Xはハロゲン原子を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)
反応工程式3中、反応3−1は反応1−1と同様の方法で行うことができる。反応3−2は公知であり、例えば、有機溶媒(メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等)中で還元剤(水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、ボラン−ピリジン錯体、ボラン−テトラヒドロフラン錯体等)存在下、約−10℃〜還流温度で反応させることにより行なわれる。また、不活性溶媒[エーテル系(例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチルエーテル等)、アルコール系(例えば、メタノール、エタノール等)、ベンゼン系(例えば、ベンゼン、トルエン等)、ケトン系(例えば、アセトン、メチルエチルケトン等)、ニトリル系(例えば、アセトニトリル等)、アミド系(例えば、ジメチルホルムアミド等)、水、酢酸エチル、酢酸またはそれらの2以上の混合溶媒等]中、水素化触媒(例えば、パラジウム炭素、パラジウム黒、パラジウム、水酸化パラジウム、二酸化白金、ニッケル、ラネーニッケル、塩化ルテニウム等)の存在下、無機酸(例えば、塩酸、硫酸、次亜塩素酸、ホウ酸、テトラフルオロホウ酸等)または有機酸(例えば、酢酸、p−トルエンスルホン酸、シュウ酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸等)の存在下または非存在下、常圧または加圧下の水素雰囲気下またはギ酸アンモニウム存在下、0〜200℃の温度で行なわれる。無機酸または有機酸を用いる場合には、その塩を用いてもよい。
【0143】
また、反応3−3は公知であり、例えば、酸(例えば、塩化水素、硫酸、酢酸、トリフルオロ酢酸等)存在下、有機溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトン、エチルメチルケトン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセタミド、酢酸エチル等)中、一般式(I−A−3a−2)で示される化合物とホルムアルデヒドとを0℃〜還流温度で反応させることにより行なうことができる。
【0144】
反応工程式1中の一般式(I−A−6)で示される化合物のうち、一般式(I−A−6a)
【0145】
【化30】
【0146】
(式中、Tはメチレン基またはエチレン基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物は、以下の反応工程式4で示される方法で製造することができる。
【0147】
【化31】
【0148】
(式中、Xは脱離基(例えば、ハロゲン原子等)を表わし、Rp1は水酸基の保護基(例えば、メトキシメチル基、ベンジル基またはテトラヒドロピラニル基等)を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)
反応工程式4中、反応4−1は公知であり、例えば、塩基(例えば、リチウムヘキサメチルジシラジド、リチウムジイソプロピルアミドおよびナトリウムヘキサメチルジシラジド等)存在下、有機溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセタミド等)中、一般式(I−A−6a−2)で示される化合物と一般式(I−A−6a−3)で示される化合物とを−78℃〜還流温度で反応させることにより行なうことができる。
【0149】
一方、一般式(I−A−6)で示される化合物のうち、一般式(I−A−6b)
【0150】
【化32】
【0151】
(式中、TSSは結合手またはメチレン基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物は、以下の反応工程式5で示される方法で製造することができる。
【0152】
【化33】
【0153】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)
反応工程式5中、反応5−1は公知であり、例えば、塩基(例えば、ナトリウムメトキシド,ナトリウムエトキシド等)存在下または非存在下、有機溶媒(例えば、メタノール,エタノール等)中、0℃〜還流温度下で行なうことができる。また、反応5−2は公知であり、例えば、一般式(I−A−6b−1)で示される化合物を有機溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等)中または無溶媒で、酸ハライド化剤(例えば、オキザリルクロライド、チオニルクロライド等)と−20℃〜還流温度で反応させ、得られた酸ハライドをジアゾメチル化剤(例えば、ジアゾメタン、トリメチルシリルジアゾメタン等)の存在下、有機溶媒(例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、酢酸エチル等)中、−20℃〜還流温度で反応させ、得られたジアゾメチルケトンを有機溶媒(例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン等)中または無溶媒で、塩基(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミン等)存在下、触媒(例えば、酸化銀、酢酸銀等)存在下または非存在下、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール等)の存在下、−20℃〜還流温度で反応に付すことによって行うことができる。
【0154】
一般式(I−C)
【0155】
【化34】
【0156】
(式中、Yは結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物のうち、Uが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)」における「5〜7員単環」が、C5〜7単環式炭素環またはYに結合する炭素原子を有する5〜7員単環式複素環であるか、またはUが1〜5個のRで置換されていてもよいC5〜10の架橋炭素環である場合、一般式(I−A−1)で示される化合物と一般式(I−C−1)
【0157】
【化35】
【0158】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物とを、反応工程式1における反応1−2′と同様の反応に付すことにより製造することができ、また、一般式(I−C−2)
【0159】
【化36】
【0160】
(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物と一般式(I−C−1)で示される化合物とを反応工程式1における反応1−2′と同様の反応に付し、さらに、一般式(I−A−4)で示される化合物を用いて反応工程式1における反応1−1と同様の反応に付すことにより製造することもできる。
【0161】
一方、一般式(I−C)で示される化合物のうち、Uが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)」における「5〜7員単環」が、Yに結合する窒素原子を有する5〜7員単環式含窒素複素環である化合物は、一般式(I−C−3)
【0162】
【化37】
【0163】
(式中、Xはハロゲン原子を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物と一般式(I−C−4)
【0164】
【化38】
【0165】
(式中、環Dは1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環式含窒素複素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)を表わし、Xは炭素原子または窒素原子を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物とを、反応工程式1における反応1−1と同様の反応に付すことにより製造することができる。さらに、一般式(I)で示される化合物のうち、Uが1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環またはC5〜10の架橋炭素環(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、Yが結合手または1もしくは2のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であり、Tが結合手または1もしくは2個のRで置換されていてもよいメチレン基またはエチレン基(基中、Rは前記と同じ意味を表わす。)であって、Rが水素原子である化合物は、一般式(I−C)で示される化合物をさらに脱保護反応に付すことにより製造することができる。ここで、環Dが表わす「1〜5個のRで置換されていてもよい5〜7員単環式含窒素複素環」における「5〜7員単環式含窒素複素環」としては、例えば、ピロール、ピロリン、ピロリジン、テトラヒドロオキサゾール、テトラヒドロイソオキサゾール、テトラヒドロチアゾール、テトラヒドロイソチアゾール、イミダゾール、ピラゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ジヒドロフラザン、テトラヒドロフラザン、ジヒドロオキサジアゾール、テトラヒドロオキサジアゾール、ジヒドロチアジアゾール、テトラヒドロチアジアゾール、トリアゾール、トリアゾリン、トリアゾリジン、テトラゾール、テトラゾリン、テトラゾリジン、ジヒドロピリジン、テトラヒドロピリジン、ピペリジン、テトラヒドロオキサジン、テトラヒドロチアジン、モルホリン、チオモルホリン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピラジン、ピペラジン、ジヒドロピリミジン、テトラヒドロピリミジン、パーヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、テトラヒドロピリダジン、パーヒドロピリダジン、ジヒドロオキサジアジン、テトラヒドロオキサジアジン、ジヒドロチアジアジン、テトラヒドロチアジアジン、アゼピン、ジヒドロアゼピン、テトラヒドロアゼピン、パーヒドロアゼピン、パーヒドロオキサゼピン、パーヒドロチアゼピン、ジアゼピン、ジヒドロジアゼピン、テトラヒドロジアゼピン、パーヒドロジアゼピン、テトラヒドロオキサジアゼピン、パーヒドロオキサジアゼピン、テトラヒドロチアジアゼピンおよびパーヒドロチアジアゼピンが挙げられる。
【0166】
なお、一般式(I−C−3)で示される化合物は、反応工程式2における一般式(I−B-1)で示される化合物を製造する方法と同様の方法で製造することができる。
【0167】
上記反応工程式中、アミノ基に保護基を導入する方法は、T. W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, New York, 1999に記載された方法、例えば、Rがtert−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、フルオレニルカルボニル基、トリチル基、o−ニトロベンゼンスルフェニル基等の保護基導入においては、ジ−tert−ブチルジカーボネート、ベンジルオキシカルボニルクロリド、フルオレニルカルボニルクロリド、トリチルクロリド、o−ニトロベンゼンスルフェニルクロリド等をそれぞれ用いて、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、酢酸エチルまたは水等の溶媒中、−50〜100℃で反応させて行うことができる。この際、必要により、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のアミン類、2−エチルヘキサン酸ナトリウムおよび2−エチルヘキサン酸カリウム等の有機酸塩または水酸化ナトリウムおよび炭酸カリウム等の無機塩基等の塩基を用いて行うことができる。
【0168】
上記反応工程式中、カルボキシル基、水酸基またはアミノ基の保護基の脱保護反応は、よく知られており、例えば、アルカリ加水分解による脱保護反応、酸性条件下における脱保護反応、加水素分解による脱保護反応、シリル基の脱保護反応、金属を用いた脱保護反応、有機金属を用いた脱保護反応等が挙げられる。
【0169】
例えば、アルカリ加水分解による脱保護反応は、例えば、有機溶媒(メタノール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなど単独で、あるいはそれらのうち複数の溶媒の任意の割合からなる混合溶媒)中、アルカリ金属の水酸化物(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなど)、アルカリ土類金属の水酸化物(水酸化バリウム、水酸化カルシウムなど)または炭酸塩(炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど)あるいはその水溶液もしくはこれらの混合物を用いて、0〜40℃の温度で行なわれる。
【0170】
一方、酸条件下での脱保護反応は、例えば、有機溶媒(ジクロロメタン、クロロホルム、1,4−ジオキサン、酢酸エチル、アニソールなど単独で、あるいはそれらのうち複数の溶媒の任意の割合からなる混合溶媒)中、有機酸(酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸など)、または無機酸(塩酸、硫酸など)もしくはこれらの混合物(臭化水素/酢酸など)中、0〜100℃の温度で行なわれる。
【0171】
加水素分解による脱保護反応は、例えば、溶媒(エーテル系(テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチルエーテルなど)、アルコール系(メタノール、エタノールなど)、ベンゼン系(ベンゼン、トルエンなど)、ケトン系(アセトン、メチルエチルケトンなど)、ニトリル系(アセトニトリルなど)、アミド系(N,N−ジメチルホルムアミドなど)、水、酢酸エチル、酢酸またはそれらの2以上の混合溶媒など)中、触媒(パラジウム−炭素、パラジウム黒、水酸化パラジウム、酸化白金、ラネーニッケルなど)の存在下、常圧または加圧下の水素雰囲気下またはギ酸アンモニウム存在下、0〜200℃の温度で行なわれる。
【0172】
シリル基の脱保護反応は、例えば、水と混和し得る有機溶媒(テトラヒドロフラン、アセトニトリルなど単独で、あるいはそれらのうち複数の溶媒の任意の割合からなる混合溶媒)中、テトラブチルアンモニウムフルオライドを用いて、0〜40℃の温度で行なわれる。
【0173】
金属を用いる脱保護反応は、例えば、酸性溶媒(酢酸、pH4.2〜7.2の緩衝液またはそれらの溶液とテトラヒドロフランなどの有機溶媒との混合液)中、粉末亜鉛の存在下、超音波をかけるかまたは超音波をかけないで、0〜40℃の温度で行なわれる。
【0174】
金属錯体を用いる脱保護反応は、例えば、有機溶媒(ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニトリル、1,4−ジオキサン、エタノールなど)、水またはそれらの混合溶媒中、トラップ試薬(水素化トリブチルスズ、トリエチルシラン、ジメドン、モルホリン、ジエチルアミン、ピロリジンなど)、有機酸(酢酸、ギ酸、2−エチルヘキサン酸など)および/または有機酸塩(2−エチルヘキサン酸ナトリウム、2−エチルヘキサン酸カリウムなど)の存在下、ホスフィン系試薬(トリフェニルホスフィンなど)の存在下または非存在下、金属錯体(テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(0)、二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、酢酸パラジウム(II)、塩化トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)など)を用いて、0〜40℃の温度で行なわれる。
【0175】
また、上記以外にも、例えば、T. W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, New York, 1999に記載された方法によって、脱保護反応を行なうことができる。
【0176】
カルボキシル基の保護基としては、例えば、メチル、エチル、tert−ブチル、トリクロロエチル、ベンジル(Bn)、フェナシル、p−メトキシベンジル、トリチル、2−クロロトリチル等が挙げられる。
【0177】
アミノ基の保護基としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル(Alloc)基、1−メチル−1−(4−ビフェニル)エトキシカルボニル(Bpoc)基、トリフルオロアセチル基、9−フルオレニルメトキシカルボニル基、ベンジル(Bn)基、p−メトキシベンジル基、ベンジルオキシメチル(BOM)基、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル(SEM)基等が挙げられる。
【0178】
水酸基の保護基としては、例えば、メチル、トリチル、メトキシメチル(MOM)、1−エトキシエチル(EE)、メトキシエトキシメチル(MEM)、2−テトラヒドロピラニル(THP)、トリメチルシリル(TMS)、トリエチルシリル(TES)、tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、tert−ブチルジフェニルシリル(TBDPS)、アセチル(Ac)、ピバロイル、ベンゾイル、ベンジル(Bn)、p−メトキシベンジル、アリルオキシカルボニル(Alloc)、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル(Troc)等が挙げられる。
【0179】
本発明化合物のうち、上記に示した以外の化合物については、公知の方法、例えば、Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations、2nd Edition(Richard C.Larock,John Wiley & Sons Inc,1999)等に記載された方法、または公知の方法を一部改変した方法等を組み合わせて用いることで製造することができる。
【0180】
本明細書中の各反応において、原料として用いた、各々一般式(I−A−3)、一般式(I−A−4)、一般式(I−A−5)、一般式(I−A−6)、一般式(I−B−2)、一般式(I−B−3)、一般式(I−A−3a−5)、一般式(I−A−3a−6)、一般式(I−A−6a−2)、一般式(I−A−6a−3)、一般式(I−A−6b−2)、一般式(I−C−1)、一般式(I−C−2)および一般式(I−C−4)で示される化合物は公知であるか、あるいはTerahedron Letters, 2002, Vol.43, No.22, p.4059-4061およびWO2000/52032等の公知の方法により容易に製造することができる。
【0181】
本明細書中の各反応において、加熱を伴う反応は、当業者にとって明らかなように、水浴、油浴、砂浴またはマイクロウェーブを用いて行なうことができる。
【0182】
本明細書中の各反応において、適宜、高分子ポリマー(例えば、ポリスチレン、ポリアクリルアミド、ポリプロピレン、ポリエチレングリコール等)に担持させた固相担持試薬を用いてもよい。
【0183】
本明細書中の各反応において、反応生成物は通常の精製手段、例えば、常圧下または減圧下における蒸留、シリカゲルまたはケイ酸マグネシウムを用いた高速液体クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、イオン交換樹脂、スカベンジャー樹脂あるいはカラムクロマトグラフィーまたは洗浄、再結晶などの方法により精製することができる。精製は反応ごとに行なってもよいし、いくつかの反応終了後に行なってもよい。
【0184】
[毒性]
本発明化合物の毒性は低いものであるため、医薬品として安全に使用することができる。
【0185】
[医薬品への適用]
本発明化合物は、尿排出障害、特に、前立腺肥大に伴う尿排出障害の予防、治療および/または尿排出障害に伴う症状(例えば、尿勢低下、尿線分割、尿線途絶、排尿遅延、腹圧排尿、終末滴下等)の改善剤として有用である。また、本発明化合物は、癌、間質性肺炎もしくは肺線維症、強皮症、疼痛、線維筋痛症または関節炎リウマチの治療剤としても有用である。
【0186】
本発明化合物は、例えば、(1)その予防、治療および/または症状改善効果の補完および/または増強、(2)その動態・吸収改善、投与量の低減および/または(3)その副作用の軽減のために、例えば、α1遮断薬(例えば、タムスロシン、シロドシン、プラゾシン、テラゾシン、ブナゾシン、アルフゾシン、インドラミン、ナフトピジル、メシル酸ドキサゾシン、ウラピジル、AIO−8507L等)等、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬(例えば、ジスチグミン、ネオスチグミン等)、5α−リダクターゼ阻害薬(例えば、フィナステリド、GI−998745等)または抗アンドロゲン剤(例えば、オキセンドロン、酢酸オサテロン、ビカルタミド等)とともに組み合わせて投与してもよい。
【0187】
本発明化合物とそれら他の薬剤の併用剤は、1つの製剤中に両成分を配合した配合剤の形態で投与してもよく、別々の製剤にして投与する形態をとってもよい。別々の製剤にして投与する場合には、同時投与および時間差による投与が含まれる。また、時間差による投与は、本発明化合物を先に投与し、他の薬剤を後に投与してもよいし、他の薬剤を先に投与し、本発明化合物を後に投与してもよく、それぞれの投与方法は同じでも異なっていてもよい。
【0188】
前記他の薬剤の投与量は、臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。また、本発明化合物と他の薬剤の配合比は、投与対象の年齢および体重、投与方法、投与時間、対象疾患、症状、組み合わせなどにより適宜選択することができる。例えば、本発明化合物1質量部に対し、他の薬剤を0.01乃至100質量部用いればよい。他の薬剤は任意の2種以上を適宜の割合で組み合わせて投与してもよい。また、前記他の薬剤には、現在までに見出されているものだけでなく今後見出されるものも含まれる。
【0189】
本発明化合物または本発明化合物と他の薬剤の併用剤を上記の目的で用いるには、通常、全身的または局所的に、経口または非経口の形で投与される。
【0190】
本発明化合物の投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人一人当たり、一回につき、1μgから1gの範囲で一日一回から数回経口投与されるか、または成人一人当たり、一回につき、0.1μgから300mgの範囲で一日一回から数回非経口投与されるか、または一日1時間から24時間の範囲で静脈内に持続投与される。
【0191】
もちろん前記したように、投与量は種々の条件により変動するので、上記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また範囲を越えて投与の必要な場合もある。
【0192】
本発明化合物または本発明化合物と他の薬剤の併用剤を投与する際には、経口投与のための内服用固形剤もしくは内服用液剤、経口投与における徐放性製剤または非経口投与のための注射剤、外用剤、吸入剤もしくは坐剤等として用いられる。
【0193】
経口投与のための内服用固形剤には、例えば、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤および顆粒剤等が含まれる。カプセル剤には、ハードカプセルおよびソフトカプセルが含まれる。
【0194】
このような内服用固形剤においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質はそのままか、または賦形剤(例えば、ラクトース、マンニトール、グルコース、微結晶セルロース、デンプン等)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等)、崩壊剤(例えば、繊維素グリコール酸カルシウム等)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム等)、安定剤、溶解補助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸等)等と混合され、常法に従って製剤化して用いられる。また、必要によりコーティング剤(例えば、白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等)で被覆していてもよいし、また2以上の層で被覆していてもよい。さらに、ゼラチンのような吸収されうる物質のカプセルも包含される。
【0195】
経口投与のための内服用液剤は、薬剤的に許容される水剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤およびエリキシル剤等を含む。このような液剤においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質が、一般的に用いられる希釈剤(例えば、精製水、エタノール、またはそれらの混液等)に溶解、懸濁または乳化される。さらに、この液剤は、湿潤剤、懸濁化剤、乳化剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、保存剤または緩衝剤等を含有していてもよい。
【0196】
また、経口投与における徐放性製剤もまた有効である。これらの徐放性製剤に用いるゲル形成物質とは、溶媒を含んで膨潤し、そのコロイド粒子が互いにつながり、三次元の網目構造をとり、流動性を失ったゼリー様の物体を形成し得る物質である。製剤上は、主に結合剤、増粘剤および徐放性基剤として使用される。例えば、アラビアゴム、カンテン、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、グアガム、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、メチルセルロースまたはヒドロキシエチルメチルセルロースが使用できる。
【0197】
非経口投与のための注射剤としては、溶液、懸濁液、乳濁液および用時溶剤に溶解または懸濁して用いる固形の注射剤を包含する。注射剤は、ひとつまたはそれ以上の活性物質を溶剤に溶解、懸濁または乳化させて用いられる。溶剤として、例えば、注射用蒸留水、生理食塩水、植物油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、エタノールのようなアルコール類等およびそれらの組み合わせが用いられる。さらに、この注射剤は、安定剤、溶解補助剤(例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸、ポリソルベート80(登録商標)等)、懸濁化剤、乳化剤、無痛化剤、緩衝剤または保存剤等を含んでいてもよい。これらは最終工程において滅菌するか無菌操作法によって製造される。また、無菌の固形剤(例えば、凍結乾燥品を製造し、その使用前に無菌化または無菌の注射用蒸留水または他の溶剤に溶解される。)として使用することもできる。
【0198】
非経口投与のための外用剤の剤形には、例えば、噴霧剤、吸入剤、スプレー剤、エアゾル剤、軟膏剤、ゲル剤、クリーム剤、湿布剤、貼付剤、リニメント剤および点鼻剤等が含まれる。これらはひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、公知の方法または通常使用されている処方により調製される。
【0199】
噴霧剤、吸入剤、およびスプレー剤は、一般的に用いられる希釈剤以外に亜硫酸水素ナトリウムのような安定剤と等張性を与えるような緩衝剤、例えば、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウムあるいはクエン酸のような等張剤を含有していてもよい。スプレー剤の製造方法は、例えば、米国特許第2868691号および同第3095355号に詳しく記載されている。
【0200】
非経口投与のための吸入剤としては、エアロゾル剤、吸入用粉末剤または吸入用液剤が含まれ、当該吸入用液剤は用時に水または他の適当な媒体に溶解または懸濁させて使用する形態であってもよい。
【0201】
これらの吸入剤は公知の方法に準じて製造される。
【0202】
例えば、吸入用液剤の場合には、防腐剤(例えば、塩化ベンザルコニウム、パラベン等)、着色剤、緩衝化剤(例えば、リン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等)、等張化剤(例えば、塩化ナトリウム、濃グリセリン等)、増粘剤(例えば、カリボキシビニルポリマー等)、吸収促進剤などを必要に応じて適宜選択して調製される。
【0203】
吸入用粉末剤の場合には、滑沢剤(例えば、ステアリン酸およびその塩等)、結合剤(例えば、デンプン、デキストリン等)、賦形剤(例えば、乳糖、セルロース等)、着色剤、防腐剤(例えば、塩化ベンザルコニウム、パラベン等)または吸収促進剤などを必要に応じて適宜選択して調製される。
【0204】
吸入用液剤を投与する際には、通常噴霧器(例えば、アトマイザー、ネブライザー等)が使用され、吸入用粉末剤を投与する際には通常粉末薬剤用吸入投与器が使用される。
【0205】
軟膏剤は、公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に混和または溶融させて調製される。軟膏基剤は、公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、高級脂肪酸または高級脂肪酸エステル(例えば、アジピン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、アジピン酸エステル、ミリスチン酸エステル、パルミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、オレイン酸エステル等)、ロウ類(例えば、ミツロウ、鯨ロウ、セレシン等)、界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル等)、高級アルコール(例えば、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール等)、シリコン油(例えば、ジメチルポリシロキサン等)、炭化水素類(例えば、親水ワセリン、白色ワセリン、精製ラノリン、流動パラフィン等)、グリコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、マクロゴール等)、植物油(例えば、ヒマシ油、オリーブ油、ごま油、テレピン油等)、動物油(例えば、ミンク油、卵黄油、スクワラン、スクワレン等)、水、吸収促進剤またはかぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保湿剤、保存剤、安定化剤、抗酸化剤または着香剤等を含んでいてもよい。
【0206】
ゲル剤は、公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させて調製される。ゲル基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、低級アルコール(例えば、エタノール、イソプロピルアルコール等)、ゲル化剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース等)、中和剤(例えば、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等)、界面活性剤(例えば、モノステアリン酸ポリエチレングリコール等)、ガム類、水、吸収促進剤およびかぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保存剤、抗酸化剤または着香剤等を含んでいてもよい。
【0207】
クリーム剤は、公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融または乳化させて製造される。クリーム基剤は、公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、高級脂肪酸エステル、低級アルコール、炭化水素類、多価アルコール(例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、高級アルコール(例えば、2−ヘキシルデカノール、セタノール等)、乳化剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、脂肪酸エステル類等)、水、吸収促進剤およびかぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保存剤、抗酸化剤または着香剤等を含んでいてもよい。
【0208】
湿布剤は、公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させ、練合物とし支持体上に展延塗布して製造される。湿布基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、増粘剤(例えば、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、デンプン、ゼラチン、メチルセルロース等)、湿潤剤(例えば、尿素、グリセリン、プロピレングリコール等)、充填剤(例えば、カオリン、酸化亜鉛、タルク、カルシウム、マグネシウム等)、水、溶解補助剤、粘着付与剤およびかぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保存剤、抗酸化剤または着香剤等を含んでいてもよい。
【0209】
貼付剤は、公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させ、支持体上に展延塗布して製造される。貼付剤用基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、高分子基剤、油脂、高級脂肪酸、粘着付与剤およびかぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保存剤、抗酸化剤または着香剤等を含んでいてもよい。
【0210】
リニメント剤は、公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物を水、アルコール(例えば、エタノール、ポリエチレングリコール等)、高級脂肪酸、グリセリン、セッケン、乳化剤および懸濁化剤等から選ばれるものが単独でまたは2種以上に溶解、懸濁または乳化させて調製される。さらに、保存剤、抗酸化剤または着香剤等を含んでいてもよい。
【0211】
非経口投与のためその他の組成物としては、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、常法により処方される直腸内投与のための坐剤および腟内投与のためのペッサリー等が含まれる。
【0212】
本明細書において明示的に引用される全ての特許文献および非特許文献もしくは参考文献の内容は全て本明細書の一部としてここに引用する。
【実施例】
【0213】
以下、実施例および生物学的実施例によって本発明を詳述するが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明の化合物名および実施例に示す化合物名は、ACD/Name(バージョン6.00、Advanced Chemistry Development Inc.社製)によって命名した。
【0214】
クロマトグラフィーによる分離の箇所およびTLCに示されているカッコ内の溶媒は、使用した溶出溶媒または展開溶媒を示し、割合は体積比を表す。NMRの箇所に示した数値は記載した測定溶媒を用いた時のH−NMRの測定値である。
【0215】
HPLC保持時間を測定するための逆相高速液体クロマトグラフィー分析条件は以下の通りである。
使用機器:Waters LC/MS
質量分析計:Waters社製ZMD4000
ELSD検出器:Sedex社製75 ELS detector
カラム:UNIZON US−C18,5um,50x4.6mm
カラム温度:50℃
流速:3mL/分
移動相A:0.1%(トリフルオロ酢酸−5%メタノール)/水溶液
移動相B:0.1%トリフルオロ酢酸−メタノール溶液
LC−MS/ELS Gradient:
【0216】
【表1】
【0217】
実施例1:9−(3−フェニルプロピル)−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−β−カルボリン 塩酸塩
【0218】
【化39】
【0219】
tert−ブチル 1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−カルボキシラート(CAS No.168824−94−0)(545mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶解し、(3−ブロモプロピル)ベンゼン(478mg)、テトラブチルアンモニウムブロミド(32mg)、炭酸セシウム(782mg)を順次加え、60℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製した。さらに、得られた化合物(162mg)に4N塩化水素ジオキサン溶液(3mL)を室温で加え、1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、下記物性値を有する標題化合物(121mg)を得た。
TLC : Rf 0.47 (クロロホルム:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.84 - 2.04 (m, 2 H), 2.55 - 2.66 (m, 2 H), 2.94 (t, J=5.5 Hz, 2 H), 3.41 (t, J=5.5 Hz, 2 H), 4.12 (t, J=7.3 Hz, 2 H), 4.40 (s, 2 H), 7.00 - 7.10 (m, 1 H), 7.10 - 7.22 (m, 4 H), 7.22 - 7.34 (m, 2 H), 7.41 (d, J=8.2 Hz, 1 H), 7.47 (d, J=7.7 Hz, 1 H), 9.67 (s, 2 H)。
【0220】
実施例2:メチル 6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサノアート
【0221】
【化40】
【0222】
実施例1で製造した化合物(100mg)のピリジン(1mL)溶液に、室温でメチル 6−クロロ−6−オキソヘキサノアート(0.052mL)を加え、2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:4)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(90mg)を得た。
TLC : Rf 0.45 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.57 - 1.86 (m, 4 H) 2.00 - 2.25 (m, 2 H) 2.33 - 2.42 (m, 2 H) 2.45 - 2.57 (m, 2 H) 2.59 - 2.96 (m, 4 H) 3.62 - 3.71 (m, 3 H) 3.71 - 3.97 (m, 2 H) 3.97 - 4.12 (m, 2 H) 4.41 - 4.87 (m, 2 H) 7.05 - 7.36 (m, 8 H) 7.43 - 7.54 (m, 1 H)。
【0223】
実施例3:6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサン酸
【0224】
【化41】
【0225】
実施例2で製造した化合物(83mg)のエチレングリコールジメチルエーテル(1mL)およびメタノール(1mL)混合溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を室温で加え、2時間撹拌した。反応混合物に1N塩酸(1mL)および水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(66mg)を得た。
TLC : Rf 0.50 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.61 - 1.89 (m, 4 H) 1.99 - 2.21 (m, 2 H) 2.30 - 2.59 (m, 4 H) 2.60 - 2.76 (m, 2 H) 2.75 - 2.94 (m, 2 H) 3.69 - 3.97 (m, 2 H) 3.87 - 4.11 (m, 2 H) 4.42 - 4.84 (m, 2 H) 5.52 - 6.86 (m, 1 H) 7.03 - 7.38 (m, 8 H) 7.42 - 7.54 (m, 1 H)。
【0226】
実施例3(1)〜実施例3(56)
実施例1に準じた操作によって製造されたβ−カルボリン誘導体を用い、メチル 6−クロロ−6−オキソヘキサノアートの代わりに相当するカルボン酸ハライドを用いて、実施例2に準じた操作に付し、必要により、実施例3に準じた操作に付すことにより、以下の化合物を得た。
【0227】
実施例3(1):メチル 5−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−5−オキソペンタノアート
TLC:Rf 0.33 (クロロホルム:メタノール:アンモニア水=50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.81 - 2.09 (m, 2 H) 2.21 - 2.61 (m, 4 H) 2.78 - 2.97 (m, 2 H) 3.60 - 3.71 (m, 3 H) 3.73 - 3.98 (m, 2 H) 4.47 - 4.75 (m, 2 H) 5.23 - 5.32 (m, 2 H) 6.96 - 7.36 (m, 8 H) 7.46 - 7.60 (m, 1 H)。
【0228】
実施例3(2):6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.44 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.33 - 1.65 (m, 4 H) 2.09 - 2.50 (m, 4 H) 2.61 - 2.87 (m, 2 H) 3.67 - 3.85 (m, 2 H) 4.63 (s, 2 H) 5.31 - 5.45 (m, 2 H) 6.95 - 7.12 (m, 4 H) 7.17 - 7.32 (m, 3 H) 7.37 - 7.47 (m, 2 H) 11.97 (s, 1 H)。
【0229】
実施例3(3):7−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−7−オキソヘプタン酸
TLC:Rf 0.33 (クロロホルム:メタノール:水=90:10:1) ;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.11 - 1.59 (m, 6 H) 2.09 - 2.47 (m, 4 H) 2.62 - 2.84 (m, 2 H) 3.66 - 3.84 (m, 2 H) 4.63 (s, 2 H) 5.32 - 5.44 (m, 2 H) 6.95 - 7.13 (m, 4 H) 7.16 - 7.34 (m, 3 H) 7.37 - 7.49 (m, 2 H) 11.80 - 12.15 (m, 1 H)
実施例3(4):6−[9−(3−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.57 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.45 - 1.88 (m, 4 H), 2.08 - 2.62 (m, 4 H), 2.71 - 3.04 (m, 2 H), 3.68 - 3.99 (m, 5 H), 4.36 - 4.80 (m, 2 H), 5.08 - 5.31 (s, 2 H), 6.49 - 6.67 (m, 2 H), 6.68 - 6.88 (m, 1 H), 6.99 - 7.35 (m, 4 H), 7.40 - 7.59 (m, 1 H)。
【0230】
実施例3(5):6−[9−(4−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.57 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.51 - 1.88 (m, 4 H), 2.16 - 2.65 (m, 4 H), 2.68 - 3.03 (m, 2 H), 3.60 - 4.03 (m, 2 H), 4.35 - 4.79 (m, 2 H), 5.08 - 5.38 (s, 2 H), 6.85 - 7.04 (m, 2 H), 7.05 - 7.35 (m, 5 H), 7.44 - 7.64 (m, 1 H)。
【0231】
実施例3(6):6−[9−(4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.52 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.46 - 1.92 (m, 4 H), 2.09 - 2.66 (m, 4 H), 2.71 - 3.07 (m, 2 H), 3.69 - 4.03 (m, 2 H), 4.32 - 4.86 (m, 2 H), 5.08 - 5.37 (s, 2 H), 6.80 - 7.35 (m, 7 H), 7.42 - 7.65 (m, 1 H)。
【0232】
実施例3(7):6−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.30 (クロロホルム:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.47 - 1.88 (m, 4 H), 2.19 - 2.60 (m, 4 H), 2.72 - 3.02 (m, 2 H), 3.63 - 4.08 (m, 2 H), 4.37 - 4.79 (m, 2 H), 5.10 - 5.35 (s, 2 H), 6.75 - 6.98 (m, 1 H), 6.96 - 7.35 (m, 6 H), 7.43 - 7.63 (m, 1 H)。
【0233】
実施例3(8):6−[9−(3−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.30 (クロロホルム:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.44 - 1.87 (m, 4 H), 2.16 - 2.61 (m, 4 H), 2.71 - 3.07 (m, 2 H), 3.67 - 4.03 (m, 2 H), 4.29 - 4.86 (m, 2 H), 5.11 - 5.37 (s, 2 H), 6.57 - 7.04 (m, 3 H), 7.03 - 7.39 (m, 4 H), 7.44 - 7.62 (m, 1 H)。
【0234】
実施例3(9):6−[9−(2−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.31 (塩化メチレン:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.48 - 1.90 (m, 4 H), 2.20 - 2.59 (m, 4 H), 2.71 - 3.02 (m, 2 H), 3.68 - 4.02 (m, 2 H), 4.42 - 4.88 (m, 2 H), 5.29 (s, 2 H), 6.52 - 6.76 (m, 1 H), 6.81 - 7.40 (m, 6 H), 7.42 - 7.63 (m, 1 H)。
【0235】
実施例3(10):6−[9−(4−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.31 (塩化メチレン:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.48 - 1.86 (m, 4 H), 2.12 - 2.58 (m, 7 H), 2.76 - 2.98 (m, 2 H), 3.66 - 4.01 (m, 2 H), 4.36 - 4.79 (m, 2 H), 5.20 (s, 2 H), 6.83 - 6.98 (m, 2 H), 6.99 - 7.39 (m, 5 H), 7.42 - 7.60 (m, 1 H)。
【0236】
実施例3(11):6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.21 (塩化メチレン:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.54 - 1.87 (m, 4 H), 2.18 - 2.59 (m, 4 H), 2.76 - 3.00 (m, 2 H), 3.67 - 4.04 (m, 2 H), 4.39 - 4.78 (m, 2 H), 5.11 - 5.27 (m, 2 H), 6.73 - 6.93 (m, 1 H), 6.94 - 7.34 (m, 5 H), 7.43 - 7.60 (m, 1 H)。
【0237】
実施例3(14):7−[9−(4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタン酸
TLC:Rf 0.33 (塩化メチレン:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.17 - 1.84 (m, 6 H), 2.11 - 2.57 (m, 4 H), 2.73 - 3.03 (m, 2 H), 3.62 - 4.07 (m, 2 H), 4.36 - 4.82 (m, 2 H), 5.22 (s, 2 H), 6.83 - 7.34 (m, 7 H), 7.40 - 7.62 (m, 1 H)。
【0238】
実施例3(15):7−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタン酸
TLC:Rf 0.33 (塩化メチレン:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.17 - 1.84 (m, 6 H), 2.14 - 2.58 (m, 4 H), 2.76 - 3.00 (m, 2 H), 3.65 - 4.05 (m, 2 H), 4.39 - 4.79 (m, 2 H), 5.22 (s, 2 H), 6.75 - 6.96 (m, 1 H), 6.96 - 7.35 (m, 6 H), 7.41 - 7.64 (m, 1 H)。
【0239】
実施例3(16):7−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタン酸
TLC:Rf 0.33 (塩化メチレン:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.23 - 1.85 (m, 6 H), 2.13 - 2.59 (m, 4 H), 2.70 - 3.03 (m, 2 H), 3.68 - 4.06 (m, 2 H), 4.37 - 4.80 (m, 2 H), 5.20 (s, 2 H), 6.75 - 6.94 (m, 1 H), 6.95 - 7.32 (m, 5 H), 7.40 - 7.65 (m, 1 H)。
【0240】
実施例3(17):7−オキソ−7−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘプタン酸
TLC:Rf 0.33 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.20 - 1.38 (m, 2 H) 1.41 - 1.62 (m, 4 H) 1.85 - 2.06 (m, 2 H) 2.10 - 2.24 (m, 2 H) 2.35 - 2.81 (m, 6 H) 3.68 - 3.83 (m, 2 H) 4.02 - 4.17 (m, 2 H) 4.58 - 4.76 (m, 2 H) 6.98 (t, J=7.5 Hz, 1 H) 7.07 (t, J=7.5 Hz, 1 H) 7.12 - 7.31 (m, 5 H) 7.34 (d, J=7.5 Hz, 1 H) 7.40 (d, J=7.5 Hz, 1 H) 11.96 (s, 1 H)。
【0241】
実施例3(18):6−{9−[3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.54 (クロロホルム:メタノール:水=90:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.39 - 1.67 (m, 4 H) 1.81 - 2.06 (m, 2 H) 2.12 - 2.81 (m, 8 H) 3.67 - 3.83 (m, 2 H) 3.99 - 4.17 (m, 2 H) 4.60 - 4.76 (m, 2 H) 6.98 (t, J=7.5 Hz, 1 H) 7.02 - 7.13 (m, 3 H) 7.13 - 7.27 (m, 2 H) 7.34 (d, J=8.0 Hz, 1 H) 7.40 (d, J=7.5 Hz, 1 H) 11.61 - 12.32 (m, 1 H)。
【0242】
実施例3(19):7−{9−[3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−7−オキソヘプタン酸
【0243】
【化42】
【0244】
TLC:Rf 0.54 (クロロホルム:メタノール:水=90:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.20 - 1.39 (m, 2 H) 1.38 - 1.66 (m, 4 H) 1.82 - 2.03 (m, 2 H) 2.11 - 2.82 (m, 8 H) 3.66 - 3.83 (m, 2 H) 3.99 - 4.17 (m, 2 H) 4.60 - 4.75 (m, 2 H) 6.98 (t, J=7.5 Hz, 1 H) 7.02 - 7.12 (m, 3 H) 7.12 - 7.28 (m, 2 H) 7.34 (d, J=8.0 Hz, 1 H) 7.40 (d, J=7.5 Hz, 1 H) 11.74 - 12.16 (m, 1 H)。
【0245】
実施例3(20):6−{9−[3−(3−クロロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.22 (クロロホルム:メタノール:水=90:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.40 - 1.66 (m, 4 H) 1.86 - 2.06 (m, 2 H) 2.13 - 2.81 (m, 8 H) 3.68 - 3.84 (m, 2 H) 4.02 - 4.16 (m, 2 H) 4.61 - 4.78 (m, 2 H) 6.94 - 7.02 (m, 1 H) 7.03 - 7.11 (m, 1 H) 7.11 - 7.43 (m, 6 H) 11.95 (s, 1 H)。
【0246】
実施例3(21):7−{9−[3−(3−クロロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−7−オキソヘプタン酸
TLC:Rf 0.31 (クロロホルム:メタノール:水=90:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.23 - 1.38 (m, 2 H) 1.42 - 1.64 (m, 4 H) 1.87 - 2.06 (m, 2 H) 2.11 - 2.81 (m, 8 H) 3.68 - 3.83 (m, 2 H) 4.02 - 4.17 (m, 2 H) 4.59 - 4.78 (m, 2 H) 6.94 - 7.02 (m, 1 H) 7.03 - 7.12 (m, 1 H) 7.12 - 7.44 (m, 6 H) 11.93 (s, 1 H)。
【0247】
実施例3(22):メチル 6−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.33 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.50 - 1.87 (m, 4 H), 2.16 - 2.59 (m, 4 H), 2.73 - 3.00 (m, 2 H), 3.57 - 3.69 (m, 3 H), 3.70 - 4.00 (m, 2 H), 4.41 - 4.77 (m, 2 H), 5.14 - 5.29 (m, 2 H), 6.77 - 6.91 (m, 1 H), 6.96 - 7.36 (m, 6 H), 7.41 - 7.63 (m, 1 H)。
【0248】
実施例3(23):メチル 6−[9−(4−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.43 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.54 - 1.84 (m, 4 H), 2.15 - 2.58 (m, 4 H), 2.71 - 3.01 (m, 2 H), 3.62 - 3.69 (m, 3 H), 3.69 - 4.01 (m, 2 H), 4.38 - 4.76 (m, 2 H), 5.12 - 5.31 (m, 2 H), 6.84 - 7.39 (m, 7 H), 7.41 - 7.63 (m, 1 H)。
【0249】
実施例3(24):メチル 6−[9−(4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.36 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.46 - 1.75 (m, 4 H), 2.08 - 2.49 (m, 4 H), 2.69 - 2.89 (m, 2 H), 3.55 - 3.61 (m, 3 H), 3.62 - 3.91 (m, 2 H), 4.32 - 4.72 (m, 2 H), 5.06 - 5.23 (m, 2 H), 6.72 - 7.32 (m, 7 H), 7.32 - 7.55 (m, 1 H)。
【0250】
実施例3(25):メチル 6−[9−(3−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.59 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.42 - 1.87 (m, 4 H), 2.11 - 2.58 (m, 7 H), 2.73 - 3.01 (m, 2 H), 3.59 - 3.71 (m, 3 H), 3.70 - 4.01 (m, 2 H), 4.36 - 4.81 (m, 2 H), 5.15 - 5.27 (m, 2 H), 6.64 - 7.40 (m, 7 H), 7.43 - 7.64 (m, 1 H)。
【0251】
実施例3(26):メチル 6−[9−(2−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.45 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.51 - 1.84 (m, 4 H), 2.19 - 2.58 (m, 4 H), 2.75 - 2.99 (m, 2 H), 3.60 - 3.70 (m, 3 H), 3.70 - 4.02 (m, 2 H), 4.46 - 4.82 (m, 2 H), 5.23 - 5.36 (s, 2 H), 6.53 - 6.70 (m, 1 H), 6.85 - 7.36 (m, 6 H), 7.42 - 7.60 (m, 1 H)。
【0252】
実施例3(27):メチル 6−[9−(4−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.45 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.51 - 1.84 (m, 4 H), 2.09 - 2.56 (m, 7 H), 2.75 - 3.00 (m, 2 H), 3.57 - 3.69 (m, 3 H), 3.69 - 3.97 (m, 2 H), 4.38 - 4.78 (m, 2 H), 5.12 - 5.28 (m, 2 H), 6.82 - 7.37 (m, 7 H), 7.39 - 7.62 (m, 1 H)。
【0253】
実施例3(28):メチル 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.42 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.50 - 1.85 (m, 4 H), 2.22 - 2.59 (m, 4 H), 2.76 - 3.00 (m, 2 H), 3.60 - 3.72 (m, 3 H), 3.72 - 4.00 (m, 2 H), 4.43 - 4.75 (m, 2 H), 5.13 - 5.27 (m, 2 H), 6.73 - 6.94 (m, 1 H), 6.93 - 7.31 (m, 5 H), 7.43 - 7.61 (m, 1 H)。
【0254】
実施例3(30):エチル 7−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.32 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.11 - 1.85 (m, 9 H), 2.16 - 2.58 (m, 4 H), 2.71 - 3.03 (m, 2 H), 3.66 - 4.01 (m, 2 H), 4.11 (q, J=7.0 Hz, 2 H), 4.39 - 4.77 (m, 2 H), 5.07 - 5.32 (m, 2 H), 6.77 - 6.94 (m, 1 H), 6.93 - 7.35 (m, 5 H), 7.39 - 7.66 (m, 1 H)。
【0255】
実施例3(31):6−[9−(3−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.31 (塩化メチレン:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.46 - 1.89 (m, 4 H), 2.11 - 2.58 (m, 7 H), 2.73 - 3.00 (m, 2 H), 3.68 - 4.01 (m, 2 H), 4.38 - 4.80 (m, 2 H), 5.20 (s, 2 H), 6.71 - 6.83 (m, 1 H), 6.82 - 6.94 (m, 1 H), 6.95 - 7.39 (m, 5 H), 7.41 - 7.61 (m, 1 H)。
【0256】
実施例3(32):6−[9−(2−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.46 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.41 - 1.88 (m, 4 H), 2.15 - 2.62 (m, 4 H), 2.71 - 3.06 (m, 2 H), 3.66 - 4.04 (m, 5 H), 4.40 - 4.81 (m, 2 H), 5.15 - 5.35 (m, 2 H), 6.30 - 6.57 (m, 1 H), 6.66 - 6.84 (m, 1 H), 6.82 - 7.00 (m, 1 H), 7.01 - 7.38 (m, 4 H), 7.40 - 7.68 (m, 1 H)。
【0257】
実施例3(33):メチル 6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.44 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.47 - 1.85 (m, 4 H) 2.13 - 2.59 (m, 4 H) 2.78 - 2.97 (m, 2 H) 3.60 - 3.70 (m, 3 H) 3.71 - 3.99 (m, 2 H) 4.40 - 4.83 (m, 2 H) 5.21 - 5.33 (m, 2 H) 6.95 - 7.35 (m, 8 H) 7.45 - 7.58 (m, 1 H)。
【0258】
実施例3(34):エチル 7−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.55 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.17 - 1.81 (m, 9 H) 2.13 - 2.54 (m, 4 H) 2.79 - 2.96 (m, 2 H) 3.70 - 3.99 (m, 2 H) 4.05 - 4.19 (m, 2 H) 4.40 - 4.79 (m, 2 H) 5.17 - 5.35 (m, 2 H) 6.90 - 7.40 (m, 8 H) 7.43 - 7.61 (m, 1 H)。
【0259】
実施例3(35):メチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.33 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.51 - 1.83 (m, 4 H), 2.15 - 2.58 (m, 4 H), 2.75 - 2.99 (m, 2 H), 3.60 - 3.71 (m, 3 H), 3.70 - 4.02 (m, 2 H), 4.40 - 4.77 (m, 2 H), 5.17 - 5.31 (m, 2 H), 6.59 - 7.02 (m, 3 H), 7.03 - 7.36 (m, 4 H), 7.40 - 7.65 (m, 1 H)。
【0260】
実施例3(36):メチル 6−[9−(3−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.33 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.54 - 1.79 (m, 4 H), 2.11 - 2.56 (m, 4 H), 2.77 - 2.95 (m, 2 H), 3.62 - 3.68 (m, 3 H), 3.68 - 3.97 (m, 5 H), 4.40 - 4.76 (m, 2 H), 5.14 - 5.27 (m, 2 H), 6.47 - 6.91 (m, 3 H), 7.01 - 7.38 (m, 4 H), 7.41 - 7.63 (m, 1 H)。
【0261】
実施例3(37):メチル 4−{[2−(6−メトキシ−6−オキソヘキサノイル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−β−カルボリン−9−イル]メチル}ベンゾアート
TLC:Rf 0.27 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.51 - 1.82 (m, 4 H), 2.15 - 2.57 (m, 4 H), 2.78 - 2.99 (m, 2 H), 3.56 - 3.71 (m, 3 H), 3.71 - 4.00 (m, 5 H), 4.41 - 4.74 (m, 2 H), 5.25 - 5.36 (m, 2 H), 7.02 - 7.26 (m, 5 H), 7.42 - 7.65 (m, 1 H), 7.86 - 8.04 (m, 2 H)。
【0262】
実施例3(38):メチル 6−[9−(4−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.26 (ヘキサン:酢酸エチル=3:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.46 - 1.87 (m, 4 H), 2.10 - 2.58 (m, 4 H), 2.75 - 2.97 (m, 2 H), 3.59 - 3.69 (m, 3 H), 3.68 - 3.98 (m, 5 H), 4.40 - 4.74 (m, 2 H), 5.12 - 5.25 (m, 2 H), 6.72 - 6.84 (m, 2 H), 6.88 - 7.02 (m, 2 H), 7.05 - 7.22 (m, 2 H), 7.24 - 7.33 (m, 1 H), 7.38 - 7.59 (m, 1 H)。
【0263】
実施例3(40):エチル 7−オキソ−7−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘプタノアート
TLC:Rf 0.29 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.16 - 1.33 (m, 3 H) 1.31 - 1.84 (m, 8 H) 1.98 - 2.96 (m, 8 H) 3.68 - 4.20 (m, 6 H) 4.43 - 4.83 (m, 2 H) 7.04 - 7.36 (m, 8 H) 7.41 - 7.57 (m, 1 H)。
【0264】
実施例3(41):エチル 7−[9−(4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.30 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.12 - 1.84 (m, 9 H), 2.09 - 2.59 (m, 4 H), 2.72 - 3.01 (m, 2 H), 3.65 - 4.01 (m, 2 H), 4.11 (q, J=7.0 Hz, 2 H), 4.35 - 4.79 (m, 2 H), 5.06 - 5.37 (m, 2 H), 6.80 - 7.34 (m, 7 H), 7.39 - 7.64 (m, 1 H)。
【0265】
実施例3(42):エチル 7−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.34 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.11 - 1.86 (m, 9 H), 2.14 - 2.56 (m, 4 H), 2.74 - 3.03 (m, 2 H), 3.63 - 4.01 (m, 2 H), 4.11 (q, J=7.1 Hz, 2 H), 4.39 - 4.79 (m, 2 H), 5.10 - 5.34 (m, 2 H), 6.74 - 6.95 (m, 1 H), 6.96 - 7.34 (m, 6 H), 7.41 - 7.66 (m, 1 H)。
【0266】
実施例3(43):メチル 6−{9−[3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.15 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.62 - 1.85 (m, 4 H) 2.00 - 2.16 (m, 2 H) 2.29 - 2.58 (m, 4 H) 2.58 - 2.74 (m, 2 H) 2.76 - 2.95 (m, 2 H) 3.63 - 3.70 (m, 3 H) 3.72 - 3.97 (m, 2 H) 3.99 - 4.10 (m, 2 H) 4.48 - 4.84 (m, 2 H) 6.90 - 7.04 (m, 2 H) 7.05 - 7.24 (m, 5 H) 7.44 - 7.53 (m, 1 H)。
【0267】
実施例3(44):エチル 7−{9−[3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.22 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.26 (t, J=7.0 Hz, 3 H) 1.36 - 1.51 (m, 2 H) 1.58 - 1.83 (m, 4 H) 1.98 - 2.18 (m, 2 H) 2.24 - 2.56 (m, 4 H) 2.56 - 2.74 (m, 2 H) 2.76 - 2.94 (m, 2 H) 3.73 - 3.97 (m, 2 H) 3.98 - 4.20 (m, 4 H) 4.50 - 4.82 (m, 2 H) 6.89 - 7.04 (m, 2 H) 7.04 - 7.24 (m, 5 H) 7.41 - 7.55 (m, 1 H)。
【0268】
実施例3(45):5−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−5−オキソペンタン酸
TLC:Rf 0.52 (クロロホルム:メタノール: アンモニア水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.59 - 1.81 (m, 2 H) 2.15 - 2.48 (m, 4 H) 2.64 - 2.84 (m, 2 H) 3.70 - 3.84 (m, 2 H) 4.65 (s, 2 H) 5.33 - 5.42 (m, 2 H) 6.96 - 7.34 (m, 7 H) 7.38 - 7.48 (m, 2 H) 12.02 (s, 1 H)。
【0269】
実施例3(46):6−[9−(2−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.52 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.46 - 1.87 (m, 4 H), 2.15 - 2.60 (m, 4 H), 2.73 - 3.03 (m, 2 H), 3.68 - 4.04 (m, 2 H), 4.35 - 4.79 (m, 2 H), 5.20 - 5.41 (m, 2 H), 6.19 - 6.46 (m, 1 H), 6.92 - 7.31 (m, 5 H), 7.32 - 7.47 (m, 1 H), 7.45 - 7.63 (m, 1 H)。
【0270】
実施例3(47):6−[9−(2−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.30 (クロロホルム:メタノール=15:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.43 - 1.85 (m, 4 H), 2.09 - 2.67 (m, 7 H), 2.76 - 3.04 (m, 2 H), 3.67 - 4.01 (m, 2 H), 4.23 - 4.79 (m, 2 H), 5.11 - 5.27 (s, 2 H), 6.19 - 6.52 (m, 1 H), 6.81 - 7.34 (m, 6 H), 7.40 - 7.66 (m, 1 H)。
【0271】
実施例3(48):6−[9−(4−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.23 (クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.46 - 1.87 (m, 4 H), 2.09 - 2.59 (m, 4 H), 2.71 - 3.01 (m, 2 H), 3.67 - 4.01 (m, 5 H), 4.37 - 4.80 (m, 2 H), 5.04 - 5.34 (m, 2 H), 6.70 - 6.86 (m, 2 H), 6.86 - 7.05 (m, 2 H), 7.03 - 7.38 (m, 3 H), 7.41 - 7.57 (m, 1 H)。
【0272】
実施例3(49):メチル 6−[9−(2−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.48 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.33 - 1.68 (m, 4 H), 2.19 - 2.47 (m, 4 H), 2.61 - 2.93 (m, 2 H), 3.48 - 3.61 (m, 3 H), 3.66 - 3.88 (m, 2 H), 4.47 - 4.69 (m, 2 H), 5.34 - 5.54 (m, 2 H), 6.18 - 6.40 (m, 1 H), 6.96 - 7.21 (m, 3 H), 7.20 - 7.39 (m, 2 H), 7.42 - 7.59 (m, 2 H)。
【0273】
実施例3(50):メチル 6−[9−(2−メチルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.38 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.50 - 1.87 (m, 4 H), 2.09 - 2.56 (m, 7 H), 2.77 - 2.99 (m, 2 H), 3.58 - 3.70 (m, 3 H), 3.70 - 4.05 (m, 2 H), 4.31 - 4.71 (m, 2 H), 5.10 - 5.30 (m, 2 H), 6.22 - 6.43 (m, 1 H), 6.79 - 7.32 (m, 6 H), 7.40 - 7.65 (m, 1 H)。
【0274】
実施例3(51):メチル 6−{9−[3−(3−クロロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.29 (ヘキサン:酢酸エチル=3:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.55 - 1.89 (m, 4 H), 1.99 - 2.97 (m, 10 H), 3.59 - 3.72 (m, 3 H), 3.71 - 3.99 (m, 2 H), 3.99 - 4.11 (m, 2 H), 4.45 - 4.88 (m, 2 H), 6.98 - 7.28 (m, 7 H), 7.43 - 7.54 (m, 1 H)。
【0275】
実施例3(52):エチル 7−{9−[3−(3−クロロフェニル)プロピル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.34 (ヘキサン:酢酸エチル=3:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.25 (t, J=7.0 Hz, 3 H), 1.35 - 1.52 (m, 2 H), 1.57 - 1.84 (m, 4 H), 2.00 - 2.19 (m, 2 H), 2.24 - 2.94 (m, 8 H), 3.71 - 3.98 (m, 2 H), 3.99 - 4.19 (m, 4 H), 4.47 - 4.84 (m, 2 H), 6.99 - 7.28 (m, 7 H), 7.43 - 7.54 (m, 1 H)。
【0276】
実施例3(54):メチル 6−[9−(2−メトキシベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.35 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.51 - 1.81 (m, 4 H), 2.18 - 2.57 (m, 4 H), 2.78 - 3.00 (m, 2 H), 3.60 - 3.71 (m, 3 H), 3.73 - 4.01 (m, 5 H), 4.44 - 4.80 (m, 2 H), 5.22 (s, 2 H), 6.35 - 6.51 (m, 1 H), 6.66 - 6.81 (m, 1 H), 6.83 - 6.99 (m, 1 H), 7.03 - 7.36 (m, 4 H), 7.44 - 7.60 (m, 1 H)。
【0277】
実施例3(55):メチル 2−{[2−(6−メトキシ−6−オキソヘキサノイル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−β−カルボリン−9−イル]メチル}ベンゾアート
TLC:Rf 0.38 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.41 - 1.86 (m, 4 H), 2.10 - 2.58 (m, 4 H), 2.76 - 3.08 (m, 2 H), 3.57 - 3.71 (m, 3 H), 3.71 - 4.11 (m, 5 H), 4.37 - 4.75 (m, 2 H), 5.62 - 5.79 (s, 2 H), 6.19 - 6.37 (m, 1 H), 6.98 - 7.41 (m, 5 H), 7.42 - 7.66 (m, 1 H), 7.91 - 8.20 (m, 1 H)。
【0278】
実施例3(56):メチル 6−オキソ−6−{9−[2−(トリフルオロメチル)ベンジル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}ヘキサノアート
TLC:Rf 0.59 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.50 - 1.82 (m, 4 H) 2.14 - 2.57 (m, 4 H) 2.80 - 3.01 (m, 2 H) 3.57 - 3.72 (m, 3 H) 3.73 - 4.01 (m, 2 H) 4.38 - 4.76 (m, 2 H) 5.45 (s, 2 H) 6.36 - 6.49 (m, 1 H) 7.04 - 7.43 (m, 5 H) 7.49 - 7.63 (m, 1 H) 7.65 - 7.79 (m, 1 H)。
【0279】
実施例4:N,N−ジメチル−1−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メタンアミン
【0280】
【化43】
【0281】
7−アザインドール(150g)、ジメチルアミン塩酸塩(114g)および1−ブタノール(1.275L)混合物に37%ホルムアルデヒド水溶液(103g)を加え、120℃油浴上で2.5時間撹拌した。反応液を40℃付近まで冷却後、水(1.35L)に投入し、濃塩酸(54mL)およびメチル tert−ブチルエーテル(MTBE)(630mL)を加えて撹拌し、分液して水層を採取した。この水層をさらにMTBEで洗浄したのち、48%水酸化ナトリウム水溶液を加えた。これをクロロホルムで抽出し、抽出液に少量のメタノールを加えたのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾去後減圧濃縮し、下記物性値を有する標題化合物(179g)を得た。
TLC:Rf 0.29 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 2.27 (s, 6 H) 3.60 (s, 2 H) 7.08 (dd, J=8.00, 5.00 Hz, 1 H) 8.06 (dd, J=8.00, 1.50 Hz, 1 H) 8.31 (dd, J=5.00, 1.50 Hz, 1 H) 9.80 (s, 1 H)。
【0282】
実施例5:3−(2−ニトロエチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
【0283】
【化44】
【0284】
実施例4で製造した化合物(70.8g)をメタノール(600mL)とニトロメタン(600mL)の混合液に溶解し、6℃に冷却した後、硫酸ジメチル(42mL)を約30秒で加え、その後、約4分間氷浴上で撹拌した。室温で15分撹拌したのち再度氷冷し、28%ナトリウムメトキシド/メタノール溶液(90.6mL)を14分間で滴下した。氷浴をはずし1.5時間撹拌し、析出した淡黄白色粉末を濾去した。濾液にトルエン(600mL)を加えたのち、30℃水浴上で減圧濃縮し、黄白色のペーストを得た。これに酢酸エチル(600mL)および飽和重曹水(1200mL)を加えてよく振り混ぜ、不溶物(淡黄白色粉末)をセライトを用いて濾去したのち分液した。水層を酢酸エチル(600mL)で抽出し、有機層を合わせて飽和食塩水(300mL)で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、下記物性値を有する標題化合物(51.25g)を得た。
TLC:Rf 0.68 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 3.49 (t, J=7.0 Hz, 2 H) 4.67 (t, J=7.0 Hz, 2 H) 7.12 (dd, J=8.00, 5.00 Hz, 1 H) 7.91 (dd, J=8.00, 1.50 Hz, 1 H) 8.34 (dd, J=5.00, 1.50 Hz, 1 H) 9.60 (s, 1 H)。
【0285】
実施例6:2−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)エタンアミン
【0286】
【化45】
【0287】
実施例5で製造した化合物(114.9g)をエタノール(1.15L)に懸濁し、20%水酸化パラジウム/炭素(50%含水品、57.7g)を加えた。水素雰囲気下70℃水浴上で約8時間撹拌した。室温に戻し窒素雰囲気下で終夜静置したのち、再度水素置換操作を行い、水素雰囲気下70℃水浴上で約8時間撹拌した。室温に戻したのちセライトを用いて触媒を濾去した。濾液を減圧濃縮し、下記物性値を有する標題化合物(99.6g)を得た。
TLC:Rf 0.14 (クロロホルム:メタノール:水= 90:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 2.89 (t, J=6.5 Hz, 2 H) 3.01 (t, J=7.0 Hz, 2 H) 7.07 (dd, J=8.00, 5.00 Hz, 1 H) 7.15 (s, 1 H) 7.92 (dd, J=8.00, 1.50 Hz, 1 H) 8.29 (dd, J=5.00, 1.50 Hz, 1 H) 10.12 (s, 1 H)。
【0288】
実施例7:6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン 塩酸塩
【0289】
【化46】
【0290】
実施例6で製造した化合物(99.6g)をエタノール(2.89L)に溶解し、4M塩化水素/1,4−ジオキサン溶液(150.5mL)および37%ホルムアルデヒド水溶液(53.65g)を加えて3時間加熱還流した。40℃弱まで放冷後、ジイソプロピルエーテル(IPE)(3.4L)およびMTBE(2.38L)で希釈し、結晶を濾取した。この結晶を約500mL MTBEで洗浄したのち減圧乾燥し、下記物性値を有する標題化合物(85.72g)を得た。
TLC:Rf 0.27 (クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=90:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 2.94 (t, J=6.0 Hz, 2 H) 3.40 - 3.44 (m, 2 H) 4.33 (s, 2H), 7.14 (dd, J=8.00, 5.00 Hz, 1 H) 8.01 (dd, J=8.00, 1.50 Hz, 1 H) 8.23 (dd, J=5.00, 1.50 Hz, 1 H) 9.75 (s, 2 H), 11.87 (s, 1 H)。
【0291】
実施例8:tert−ブチル 5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート
【0292】
【化47】
【0293】
実施例7で製造した化合物(95.9g)を1,4−ジオキサン(1.94L)に懸濁し、1M水酸化ナトリウム水溶液(480mL,0.48mol)を加えた。この溶液を氷冷し、ジ−tert−ブチルジカルボネート(104.8g)を加えたのち、室温で12.5時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(6L)に投入し、酢酸エチル(2L)で3回抽出した。抽出液を飽和食塩水(2L)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた淡褐色固体をシリカゲルカラム(酢酸エチル)で処理し、目的の画分を採取した。溶媒を減圧留去し、ヘキサン(880mL)を加えて混合したのち、室温で終夜静置した。結晶を濾取し、ヘキサン:酢酸エチル(10:1)の混合液(150mL)を用い洗浄後、室温で減圧乾燥し、下記物性値を有する標題化合物(72.1g)を得た。
TLC:Rf 0.60 (クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=90:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.51 (s, 9 H), 2.79 (t, J=6.0 Hz, 2 H) 3.79 (t, J=6.0 Hz, 2 H) 4.71 (s, 2H), 7.05 (dd, J=8.00, 5.00 Hz, 1 H) 7.79 (m, 1 H) 8.23 (m, 1 H) 10.10 - 10.75 (m, 1 H)。
【0294】
実施例9:6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
【0295】
【化48】
【0296】
tert−ブチル 1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−カルボキシラートの代わりに、実施例8で製造した化合物を用い、(3−ブロモプロピル)ベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゼンを用いて、実施例1→実施例2→実施例3に準じた操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物(81.5mg)を得た。
TLC:Rf 0.43 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.31 - 1.66 (m, 4 H) 2.09 - 2.48 (m, 4 H) 2.57 - 2.89 (m, 2 H) 3.63 - 3.89 (m, 2 H) 4.55 - 4.69 (m, 2 H) 5.42 - 5.54 (m, 2 H) 6.85 - 7.15 (m, 4 H) 7.26 - 7.40 (m, 1 H) 7.84 - 7.94 (m, 1 H) 8.16 - 8.25 (m, 1 H) 11.93 (s, 1 H)。
【0297】
実施例9(1)〜実施例9(83)
1−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゼンの代わりに相当するアルキルハライドを用い、tert−ブチル 1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−カルボキシラートの代わりに実施例8で製造した化合物を用いて、実施例1に準じた操作に付し、さらにメチル 6−クロロ−6−オキソヘキサノアートの代わりに相当するカルボン酸エステル誘導体を用いて実施例2に準じた操作に付し、必要により、実施例3に準じた操作に付すことにより、以下の化合物を得た。
【0298】
実施例9(1):6−[9−(シクロヘキシルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.06;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=398 (M + H)+
【0299】
実施例9(2):6−[9−(2−シクロヘキシルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
【0300】
【化49】
【0301】
HPLC保持時間(分):4.30;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=412 (M + H)+
【0302】
実施例9(3):6−[9−(3−シクロヘキシルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.39;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=426 (M + H)+
【0303】
実施例9(4):6−[9−(4−シクロヘキシルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.51;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=440 (M + H)+
【0304】
実施例9(5):6−[9−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.41;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=460 (M + H)+
【0305】
実施例9(6):6−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.44;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=460 (M + H)+
【0306】
実施例9(7):6−[9−(3,4−ジメチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.21;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=420 (M + H)+
【0307】
実施例9(8):6−[9−(3,5−ジメチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.21;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=420 (M + H)+
【0308】
実施例9(9):6−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.17;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=428 (M + H)+
【0309】
実施例9(10):6−オキソ−6−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.31;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=446 (M + H)+
【0310】
実施例9(11):エチル 7−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.34 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.18 - 1.78 (m, 9 H) 2.04 - 2.53 (m, 4 H) 2.73 - 2.92 (m, 2 H) 3.66 - 3.97 (m, 2 H) 4.11 (q, J=7.00 Hz, 2 H) 4.36 - 4.72 (m, 2 H) 5.40 - 5.55 (m, 2 H) 7.00 - 7.36 (m, 6 H) 7.73 - 7.86 (m, 1 H) 8.26 - 8.34 (m, 1 H)。
【0311】
実施例9(12):メチル 6−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.24 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.64 - 1.78 (m, 4 H) 2.13 - 2.54 (m, 4 H) 2.74 - 2.91 (m, 2 H) 3.67 (s, 3 H) 3.69 - 3.95 (m, 2 H) 4.41 - 4.70 (m, 2 H) 5.38 - 5.50 (m, 2 H) 6.88 - 7.19 (m, 5 H) 7.74 - 7.85 (m, 1 H) 8.26 - 8.35 (m, 1 H)。
【0312】
実施例9(13):メチル 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.20 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.65 - 1.77 (m, 4 H) 2.19 - 2.57 (m, 4 H) 2.74 - 2.94 (m, 2 H) 3.66 (s, 3 H) 3.71 - 3.99 (m, 2 H) 4.43 - 4.72 (m, 2 H) 5.35 - 5.49 (m, 2 H) 6.99 - 7.15 (m, 3 H) 7.16 - 7.24 (m, 1 H) 7.75 - 7.87 (m, 1 H) 8.27 - 8.34 (m, 1 H)。
【0313】
実施例9(14):エチル 7−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.42 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.25 (t, J=7.50 Hz, 3 H) 1.32 - 1.79 (m, 4 H) 2.10 - 2.50 (m, 4 H) 2.73 - 2.92 (m, 2 H) 3.68 - 3.96 (m, 2 H) 4.11 (q, J=7.50 Hz, 2 H) 4.41 - 4.71 (m, 2 H) 5.39 - 5.49 (m, 2 H) 6.88 - 7.19 (m, 5 H) 7.73 - 7.86 (m, 1 H) 8.26 - 8.34 (m, 1 H)。
【0314】
実施例9(15):エチル 7−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.42 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.25 (t, J=7.50 Hz, 3 H) 1.33 - 1.77 (m, 6 H) 2.16 - 2.52 (m, 4 H) 2.86 (m, J=5.50, 5.50 Hz, 2 H) 3.70 - 3.97 (m, 2 H) 4.11 (q, J=7.50 Hz, 2 H) 4.43 - 4.73 (m, 2 H) 5.35 - 5.47 (m, 2 H) 6.99 - 7.14 (m, 3 H) 7.16 - 7.24 (m, 1 H) 7.74 - 7.88 (m, 1 H) 8.26 - 8.34 (m, 1 H)。
【0315】
実施例9(16):5−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−5−オキソペンタン酸
TLC:Rf 0.47 (クロロホルム:メタノール: アンモニア水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.54 - 1.80 (m, 2 H) 2.12 - 2.56 (m, 4 H) 2.62 - 2.85 (m, 2 H) 3.66 - 3.83 (m, 2 H) 4.50 - 4.74 (m, 2 H) 5.39 - 5.55 (m, 2 H) 7.04 - 7.33 (m, 6 H) 7.84 - 7.92 (m, 1 H) 8.16 - 8.24 (m, 1 H)。
【0316】
実施例9(17):6−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.48 (クロロホルム:メタノール: アンモニア水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.33 - 1.60 (m, 4 H) 2.10 - 2.48 (m, 4 H) 2.62 - 2.85 (m, 2 H) 3.65 - 3.85 (m, 2 H) 4.61 (s, 2 H) 5.41 - 5.53 (m, 2 H) 7.03 - 7.36 (m, 6 H) 7.83 - 7.93 (m, 1 H) 8.16 - 8.24 (m, 1 H) 11.97 (s, 1 H)。
【0317】
実施例9(18):7−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−7−オキソヘプタン酸
TLC:Rf 0.51 (クロロホルム:メタノール:アンモニア水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.12 - 1.60 (m, 6 H) 2.09 - 2.47 (m, 4 H) 2.61 - 2.83 (m, 2 H) 3.65 - 3.83 (m, 2 H) 4.61 (s, 2 H) 5.39 - 5.54 (m, 2 H) 7.03 - 7.34 (m, 6 H) 7.85 - 7.92 (m, 1 H) 8.17 - 8.24 (m, 1 H) 11.95 (s, 1 H)。
【0318】
実施例9(19):6−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.34 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.40 - 1.59 (m, 4 H) 2.13 - 2.53 (m, 4 H) 2.64 - 2.86 (m, 2 H) 3.70 - 3.84 (m, 2 H) 4.59 - 4.67 (m, 2 H) 5.44 - 5.53 (m, 2 H) 6.98 - 7.14 (m, 2 H) 7.17 - 7.36 (m, 3 H) 7.90 (d, J=7.69 Hz, 1 H) 8.21 (d, J=4.76 Hz, 1 H) 11.95 (s, 1 H)。
【0319】
実施例9(20):6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.40 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.42 - 1.58 (m, 4 H) 2.14 - 2.52 (m, 4 H) 2.63 - 2.83 (m, 2 H) 3.71 - 3.82 (m, 2 H) 4.62 - 4.69 (m, 2 H) 5.43 - 5.49 (m, 2 H) 7.02 - 7.15 (m, 2 H) 7.29 - 7.48 (m, 2 H) 7.90 (dd, J=7.8, 1.4 Hz, 1 H) 8.22 (d, J=4.6 Hz, 1 H) 11.95 (s, 1 H)。
【0320】
実施例9(21):7−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタン酸
TLC:Rf 0.41 (塩化メチレン:メタノール=9:1) ;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.15 - 1.58 (m, 6 H) 2.11 - 2.53 (m, 4 H) 2.63 - 2.82 (m, 2 H) 3.70 - 3.82 (m, 2 H) 4.62 (s, 2 H) 5.41 - 5.50 (m, 2 H) 7.06 - 7.24 (m, 5 H) 7.86 - 7.91 (m, 1 H) 8.18 - 8.24 (m, 1 H) 11.94 (s, 1 H)。
【0321】
実施例9(22):7−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタン酸
TLC:Rf 0.42 (塩化メチレン:メタノール=9:1) ;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.16 - 1.57 (m, 6 H) 2.11 - 2.53 (m, 4 H) 2.63 - 2.83 (m, 2 H) 3.70 - 3.83 (m, 2 H) 4.64 (s, 2 H) 5.43 - 5.50 (m, 2 H) 7.02 - 7.15 (m, 2 H) 7.29 - 7.48 (m, 2 H) 7.86 - 7.94 (m, 1 H) 8.18 - 8.25 (m, 1 H) 11.93 (s, 1 H)。
【0322】
実施例9(23):6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.47 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.48 - 1.60 (m, 4 H) 1.95 - 2.09 (m, 2 H) 2.15 - 2.28 (m, 2 H) 2.40 - 2.81 (m, 6 H) 3.73 - 3.84 (m, 2 H) 4.16 - 4.28 (m, 2 H) 4.69 - 4.77 (m, 2 H) 7.04 (dd, J=7.7, 4.6 Hz, 1 H) 7.10 - 7.29 (m, 5 H) 7.82 (dd, J=7.7, 1.1 Hz, 1 H) 8.18 (dd, J=4.6, 1.1 Hz, 1 H)。
【0323】
実施例9(24):7−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタン酸
TLC:Rf 0.47 (塩化メチレン:メタノール=9:1) ;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.14 - 1.59 (m, 6 H) 2.11 - 2.52 (m, 4 H) 2.63 - 2.87 (m, 2 H) 3.70 - 3.82 (m, 2 H) 4.63 (s, 2 H) 5.43 - 5.52 (m, 2 H) 6.98 - 7.07 (m, 1 H) 7.10 (dd, J=7.8, 4.7 Hz, 1 H) 7.18 - 7.36 (m, 3 H) 7.87 - 7.93 (m, 1 H) 8.19 - 8.24 (m, 1 H) 11.93 (s, 1 H)。
【0324】
実施例9(26):5−オキソ−5−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタン酸
【0325】
【化50】
【0326】
TLC:Rf 0.44 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.90 - 2.23 (m, 4 H) 2.39 - 2.92 (m, 8 H) 3.71 - 3.98 (m, 2 H) 4.17 - 4.33 (m, 2 H) 4.52 - 4.86 (m, 2 H) 6.99 - 7.32 (m, 6 H) 7.69 - 7.80 (m, 1 H) 8.24 - 8.34 (m, 1 H)。
【0327】
実施例9(27):7−オキソ−7−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタン酸
TLC:Rf 0.49 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.32 - 1.83 (m, 4 H) 2.01 - 2.92 (m, 12 H) 3.68 - 3.99 (m, 2 H) 4.14 - 4.35 (m, 2 H) 4.42 - 4.87 (m, 2 H) 6.99 - 7.09 (m, 1 H) 7.10 - 7.33 (m, 5 H) 7.69 - 7.81 (m, 1 H) 8.22 - 8.34 (m, 1 H)。
【0328】
実施例9(28):6−オキソ−6−[9−(2−フェノキシエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
【0329】
【化51】
【0330】
TLC:Rf 0.62 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.45 - 1.68 (m, 4 H) 2.15 - 2.31 (m, 2 H) 2.36 - 2.60 (m, 2 H) 2.61 - 2.83 (m, 2 H) 3.71 - 3.85 (m, 2 H) 4.17 - 4.34 (m, 2 H) 4.47 - 4.66 (m, 2 H) 4.82 - 5.03 (m, 2 H) 6.81 - 6.95 (m, 3 H) 7.02 - 7.11 (m, 1 H) 7.15 - 7.28 (m, 2 H) 7.80 - 7.87 (m, 1 H) 8.14 - 8.22 (m, 1 H) 11.98 (s, 1 H)。
【0331】
実施例9(29):6−[9−(シクロペンチルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.94;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=384 (M + H)+
【0332】
実施例9(30):6−[9−(3−シクロヘキセン−1−イルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.02;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=396 (M + H)+
【0333】
実施例9(31):6−オキソ−6−{9−[2−(フェニルチオ)エチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}ヘキサン酸
【0334】
【化52】
【0335】
HPLC保持時間(分):3.95;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=438 (M + H)+
【0336】
実施例9(34):メチル 6−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.25 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.66 - 1.76 (m, 4 H) 2.15 - 2.52 (m, 4 H) 2.76 - 2.92 (m, 2 H) 3.64 - 3.67 (m, 3 H) 3.75 - 3.95 (m, 2 H) 4.40 - 4.70 (m, 2 H) 5.41 - 5.49 (m, 2 H) 6.93 - 7.15 (m, 3 H) 7.16 - 7.27 (m, 2 H) 7.76 - 7.85 (m, 1 H) 8.27 - 8.33 (m, 1 H)。
【0337】
実施例9(35):メチル 6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサノアート
TLC:Rf 0.30 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.63 - 1.82 (m, 4 H) 2.05 - 2.91 (m, 10 H) 3.67 (s, 3 H) 3.72 - 3.97 (m, 2 H) 4.17 - 4.32 (m, 2 H) 4.45 - 4.84 (m, 2 H) 6.97 - 7.34 (m, 6 H) 7.69 - 7.81 (m, 1 H) 8.24 - 8.31 (m, 1 H)。
【0338】
実施例9(37):エチル 7−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−7−オキソヘプタノアート
TLC:Rf 0.38 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.20 - 1.32 (m, 3 H) 1.29 - 1.78 (m, 6 H) 2.11 - 2.50 (m, 4 H) 2.76 - 2.91 (m, 2 H) 3.69 - 3.96 (m, 2 H) 4.12 (q, J=7.50 Hz, 2 H) 4.40 - 4.71 (m, 2 H) 5.39 - 5.51 (m, 2 H) 6.92 - 7.23 (m, 5 H) 7.75 - 7.87 (m, 1 H) 8.23 - 8.35 (m, 1 H)。
【0339】
実施例9(38):メチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.35 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.50 - 1.82 (m, 4 H) 2.12 - 2.53 (m, 4 H) 2.74 - 2.91 (m, 2 H) 3.65 (s, 3 H) 3.69 - 3.97 (m, 2 H) 4.39 - 4.72 (m, 2 H) 5.39 - 5.54 (m, 2 H) 6.72 - 6.82 (m, 1 H) 6.84 - 7.01 (m, 2 H) 7.01 - 7.16 (m, 1 H) 7.17 - 7.34 (m, 1 H) 7.73 - 7.86 (m, 1 H) 8.24 - 8.34 (m, 1 H)。
【0340】
実施例9(39):メチル 5−オキソ−5−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタノアート
TLC:Rf 0.51 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.92 - 2.22 (m, 4 H) 2.37 - 2.91 (m, 8 H) 3.62 - 3.71 (m, 3 H) 3.74 - 3.98 (m, 2 H) 4.19 - 4.31 (m, 2 H) 4.51 - 4.84 (m, 2 H) 6.97 - 7.31 (m, 6 H) 7.68 - 7.80 (m, 1 H) 8.22 - 8.32 (m, 1 H)。
【0341】
実施例9(40):6−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.39 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.40 - 1.57 (m, 4 H) 2.11 - 2.53 (m, 4 H) 2.62 - 2.83 (m, 2 H) 3.68 - 3.84 (m, 2 H) 4.62 (s, 2 H) 5.40 - 5.50 (m, 2 H) 7.05 - 7.25 (m, 5 H) 7.89 (d, J=7.5 Hz, 1 H) 8.21 (d, J=4.4 Hz, 1 H) 11.96 (s, 1 H)。
【0342】
実施例9(41):6−オキソ−6−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.41 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.59 - 1.91 (m, 6 H) 2.32 - 2.90 (m, 10 H) 3.72 - 3.99 (m, 2 H) 4.21 (t, J=7.50 Hz, 2 H) 4.54 - 4.85 (m, 2 H) 6.98 - 7.08 (m, 1 H) 7.08 - 7.30 (m, 5 H) 7.69 - 7.82 (m, 1 H) 8.23 - 8.32 (m, 1 H)。
【0343】
実施例9(42):7−オキソ−7−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタン酸
TLC:Rf 0.49 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.57 - 1.92 (m, 8 H) 2.28 - 2.90 (m, 10 H) 3.73 - 3.99 (m, 2 H) 4.21 (t, J=7.41 Hz, 2 H) 4.54 - 4.86 (m, 2 H) 6.98 - 7.08 (m, 1 H) 7.07 - 7.30 (m, 5 H) 7.69 - 7.81 (m, 1 H) 8.22 - 8.33 (m, 1 H)。
【0344】
実施例9(43):6−オキソ−6−[9−(3−フェノキシプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.58 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.39 - 1.64 (m, 4 H) 2.08 - 2.49 (m, 6 H) 2.59 - 2.84 (m, 2 H) 3.65 - 3.82 (m, 2 H) 3.94 (t, J=6.00 Hz, 2 H) 4.26 - 4.42 (m, 2 H) 4.66 - 4.85 (m, 2 H) 6.83 - 6.95 (m, 3 H) 7.04 (dd, J=7.50, 5.00 Hz, 1 H) 7.19 - 7.30 (m, 2 H) 7.83 (dd, J=7.50, 1.50 Hz, 1 H) 8.13 - 8.20 (m, 1 H) 11.96 (s, 1 H)。
【0345】
実施例9(44):6−[9−(シクロブチルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.82;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=370 (M + H)+
【0346】
実施例9(45):エチル 7−オキソ−7−[9−(3−フェニルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタノアート
TLC:Rf 0.70 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.17 - 1.33 (m, 3 H) 1.34 - 1.51 (m, 2 H) 1.59 - 1.81 (m, 4 H) 2.07 - 2.91 (m, 10 H) 3.70 - 3.97 (m, 2 H) 4.12 (q, J=7.00 Hz, 2 H) 4.17 - 4.31 (m, 2 H) 4.43 - 4.86 (m, 2 H) 6.97 - 7.34 (m, 6 H) 7.68 - 7.84 (m, 1 H) 8.22 - 8.39 (m, 1 H)。
【0347】
実施例9(46):6−オキソ−6−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.35 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.56 - 1.81 (m, 4 H) 2.02 - 2.52 (m, 4 H) 2.64 - 2.86 (m, 2 H) 3.02 - 3.22 (m, 2 H) 3.57 - 3.81 (m, 2 H) 3.81 - 4.30 (m, 2 H) 4.32 - 4.44 (m, 2 H) 6.81 - 7.30 (m, 6 H) 7.70 - 7.83 (m, 1 H) 8.27 - 8.37 (m, 1 H)。
【0348】
実施例9(47):7−オキソ−7−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタン酸
TLC:Rf 0.40 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.28 - 1.80 (m, 6 H) 1.99 - 2.49 (m, 4 H) 2.63 - 2.86 (m, 2 H) 3.05 - 3.20 (m, 2 H) 3.57 - 3.81 (m, 2 H) 3.82 - 4.32 (m, 2 H) 4.33 - 4.45 (m, 2 H) 6.81 - 7.30 (m, 6 H) 7.70 - 7.83 (m, 1 H) 8.28 - 8.36 (m, 1 H)。
【0349】
実施例9(48):6−[9−(シクロプロピルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.64;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=356 (M + H)+
【0350】
実施例9(49):メチル 5−オキソ−5−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタノアート
TLC:Rf 0.25 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.60 - 2.12 (m, 8 H) 2.36 - 2.93 (m, 8 H) 3.63 - 3.71 (m, 3 H) 3.74 - 3.99 (m, 2 H) 4.13 - 4.30 (m, 2 H) 4.59 - 4.87 (m, 1 H) 6.95 - 7.33 (m, 5 H) 7.67 - 7.81 (m, 1 H) 8.17 - 8.39 (m, 1 H)。
【0351】
実施例9(50):メチル 6−オキソ−6−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサノアート
TLC:Rf 0.24 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.60 - 1.94 (m, 8 H) 2.28 - 2.91 (m, 8 H) 3.61 - 3.70 (m, 3 H) 3.71 - 3.99 (m, 2 H) 4.21 (t, J=7.50 Hz, 2 H) 4.52 - 4.87 (m, 2 H) 6.97 - 7.32 (m, 6 H) 7.68 - 7.82 (m, 1 H) 8.21 - 8.32 (m, 1 H)。
【0352】
実施例9(51):メチル 6−オキソ−6−[9−(2−フェノキシエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサノアート
TLC:Rf 0.35 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.61 - 1.85 (m, 4 H) 2.30 - 2.44 (m, 2 H) 2.43 - 2.58 (m, 2 H) 2.71 - 2.91 (m, 2 H) 3.61 - 3.70 (m, 3 H) 3.73 - 4.02 (m, 2 H) 4.24 - 4.40 (m, 2 H) 4.60 (t, J=5.00 Hz, 2 H) 4.82 - 5.09 (m, 2 H) 6.75 - 6.98 (m, 3 H) 6.99 - 7.11 (m, 1 H) 7.16 - 7.25 (m, 2 H) 7.70 - 7.81 (m, 1 H) 8.21 - 8.30 (m, 1 H)。
【0353】
実施例9(52):5−オキソ−5−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタン酸
TLC:Rf 0.35 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.53 - 2.15 (m, 4 H) 2.35 - 2.92 (m, 10 H) 3.76 - 3.99 (m, 2 H) 4.14 - 4.29 (m, 2 H) 4.62 - 4.84 (m, 2 H) 6.98 - 7.30 (m, 6 H) 7.70 - 7.82 (m, 1 H) 8.22 - 8.32 (m, 1 H)。
【0354】
実施例9(53):エチル 7−オキソ−7−[9−(4−フェニルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタノアート
TLC:Rf 0.33 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.18 - 1.30 (m, 3 H) 1.33 - 1.93 (m, 10 H) 2.21 - 2.90 (m, 8 H) 3.71 - 3.98 (m, 2 H) 4.03 - 4.27 (m, 4 H) 4.53 - 4.87 (m, 2 H) 6.97 - 7.31 (m, 6 H) 7.69 - 7.81 (m, 1 H) 8.21 - 8.31 (m, 1 H)。
【0355】
実施例9(54):メチル 5−オキソ−5−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタノアート
TLC:Rf 0.20 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.80 - 2.07 (m, 2 H) 2.09 - 2.57 (m, 4 H) 2.66 - 2.87 (m, 2 H) 3.02 - 3.21 (m, 2 H) 3.57 - 3.82 (m, 5 H) 3.89 - 4.32 (m, 2 H) 4.32 - 4.45 (m, 2 H) 6.86 - 7.30 (m, 6 H) 7.70 - 7.82 (m, 1 H) 8.25 - 8.36 (m, 1 H)。
【0356】
実施例9(55):メチル 6−オキソ−6−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサノアート
TLC:Rf 0.20 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.61 - 1.78 (m, 4 H) 2.01 - 2.51 (m, 4 H) 2.62 - 2.87 (m, 2 H) 3.01 - 3.24 (m, 2 H) 3.56 - 3.81 (m, 5 H) 3.81 - 4.32 (m, 2 H) 4.33 - 4.45 (m, 2 H) 6.83 - 7.32 (m, 6 H) 7.70 - 7.83 (m, 1 H) 8.27 - 8.35 (m, 1 H)。
【0357】
実施例9(56):エチル 7−オキソ−7−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘプタノアート
TLC:Rf 0.31 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.20 - 1.30 (m, 3 H) 1.31 - 1.80 (m, 8 H) 2.00 - 2.48 (m, 4 H) 2.63 - 2.86 (m, 2 H) 3.00 - 3.24 (m, 2 H) 3.56 - 3.82 (m, 2 H) 3.81 - 4.34 (m, 2 H) 4.06 - 4.44 (m, 2 H) 6.83 - 7.30 (m, 6 H) 7.69 - 7.82 (m, 1 H) 8.25 - 8.35 (m, 1 H)。
【0358】
実施例9(57):5−オキソ−5−[9−(2−フェニルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ペンタン酸
TLC:Rf 0.28 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.77 - 2.10 (m, 2 H) 2.20 - 2.60 (m, 4 H) 2.66 - 2.86 (m, 2 H) 2.99 - 3.17 (m, 2 H) 3.58 - 3.84 (m, 2 H) 3.95 - 4.30 (m, 2 H) 4.33 - 4.48 (m, 2 H) 6.83 - 7.29 (m, 6 H) 7.69 - 7.88 (m, 1 H) 8.32 (dd, J=5.00, 1.50 Hz, 1 H)。
【0359】
実施例9(58):6−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.18;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=428 (M + H)+
【0360】
実施例9(59):6−オキソ−6−[9−(2−チエニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
【0361】
【化53】
【0362】
HPLC保持時間(分):3.94;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=398 (M + H)+
【0363】
実施例9(60):6−オキソ−6−[9−(3−チエニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.90;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=398 (M + H)+
【0364】
実施例9(61):6−{9−[(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.26;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=461 (M + H)+
【0365】
実施例9(62):6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.97;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=427 (M + H)+
【0366】
実施例9(67):メチル 6−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.22 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.45 - 1.81 (m, 4 H) 2.06 - 2.54 (m, 4 H) 2.71 - 2.93 (m, 2 H) 3.66 (s, 3 H) 3.68 - 3.95 (m, 2 H) 4.38 - 4.70 (m, 2 H) 5.43 - 5.53 (m, 2 H) 7.02 - 7.36 (m, 6 H) 7.74 - 7.86 (m, 1 H) 8.26 - 8.35 (m, 1 H)。
【0367】
実施例9(68):6−{9−[(1−メチル−1H−インドール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.02;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=445 (M + H)+
【0368】
実施例9(69):6−オキソ−6−[9−(3−ピリジニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.44 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.38 - 1.62 (m, 4 H) 2.12 - 2.50 (m, 4 H) 2.62 - 2.86 (m, 2 H) 3.68 - 3.84 (m, 2 H) 4.61 - 4.76 (m, 2 H) 5.44 - 5.57 (m, 2 H) 7.09 (dd, J=7.50, 4.50 Hz, 1 H) 7.30 (dd, J=7.50, 4.50 Hz, 1 H) 7.44 - 7.56 (m, 1 H) 7.85 - 7.93 (m, 1 H) 8.18 - 8.24 (m, 1 H) 8.39 - 8.50 (m, 2 H) 11.96 (s, 1 H)。
【0369】
実施例9(70):6−[9−(2−フリルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.76;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=382 (M + H)+
【0370】
実施例9(71):6−[9−(3−フリルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.77;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=382 (M + H)+
【0371】
実施例9(73):6−オキソ−6−[9−(4−ピリジニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.44 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.32 - 1.65 (m, 4 H) 2.11 - 2.49 (m, 4 H) 2.63 - 2.89 (m, 2 H) 3.68 - 3.87 (m, 2 H) 4.51 - 4.73 (m, 2 H) 5.41 - 5.61 (m, 2 H) 6.96 - 7.07 (m, 2 H) 7.10 (dd, J=8.00, 5.00 Hz, 1 H) 7.87 - 7.95 (m, 1 H) 8.14 - 8.22 (m, 1 H) 8.43 - 8.49 (m, 2 H) 11.95 (s, 1 H)。
【0372】
実施例9(74):6−{9−[(5−メチル−3−イソオキサゾリル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.79
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=397 (M + H)+
【0373】
実施例9(76):6−オキソ−6−[9−(2−ピリジニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.47 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.34 - 1.67 (m, 4 H) 2.10 - 2.48 (m, 4 H) 2.62 - 2.87 (m, 2 H) 3.66 - 3.88 (m, 2 H) 4.58 - 4.87 (m, 2 H) 5.43 - 5.62 (m, 2 H) 6.97 - 7.14 (m, 2 H) 7.20 - 7.29 (m, 1 H) 7.63 - 7.76 (m, 1 H) 7.81 - 7.91 (m, 1 H) 8.15 (dd, J=4.50, 1.50 Hz, 1 H) 8.44 - 8.50 (m, 1 H) 11.96 (s, 1 H)。
【0374】
実施例9(78):6−{9−[(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.44;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=396 (M + H)+
【0375】
実施例9(79):6−{9−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.42;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=396 (M + H)+
【0376】
実施例9(82):メチル 5−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−5−オキソペンタノアート
TLC:Rf 0.29 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2)。
【0377】
実施例9(83):6−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
TLC : Rf 0.42 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.38 - 1.66 (m, 4 H), 2.10 - 2.44 (m, 4 H), 2.57 - 2.84 (m, 2 H), 3.61 - 3.87 (m, 2 H), 4.75 (s, 2 H), 5.44 - 5.64 (m, 2 H), 6.88 - 7.04 (m, 2 H), 7.10 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.87 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.17 - 8.32 (m, 1 H), 11.97 (s, 1 H)。
【0378】
実施例10:6−メトキシ−5,5−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
【0379】
【化54】
【0380】
テトラヒドロフラン(THF)(180mL)に2.0M リチウムジイソプロピルアミド/THF−エチルベンゼン−ヘプタン溶液(272mL)を加え、ドライアイス−メタノール浴で−68℃に冷却し、イソ酪酸メチル(55.38g)のTHF(180mL)溶液を50分間、−64℃以下で滴下した。−65℃付近で1時間撹拌し、次いで、[(4−ブロモブトキシ)メチル]ベンゼン(40.0g)およびヘキサメチルリン酸トリアミド(29.48g)のTHF(90mL)溶液を約30分間、−62℃以下で滴下した。同温度で30分撹拌したのちドライアイス浴をはずし、約1.5時間撹拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液(1.4L)に投入し、ヘキサン:酢酸エチル(3:1)混合液(1.6L)で抽出した。抽出液を水および飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた橙色液体をシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル=15:1)で処理した。得られた化合物(82.0g)をメタノール(820mL)に溶かし、窒素雰囲気下で4N塩化水素/1,4−ジオキサン溶液(82mL)および10%パラジウム炭素(50%含水品、8.2g)を加え、50℃の湯浴上で撹拌しながら、3.5時間、水素を液中に吹き込んだ。室温まで冷却したのち系内を窒素置換し、セライトを用いて触媒を濾去し、減圧濃縮した。残渣にトルエンを加えて再度減圧濃縮する操作を2回行ったのち、シリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製した。得られた化合物(23.88g)、四塩化炭素(170mL)および過ヨウ素酸ナトリウム(65.9g)を、水(255mL)およびアセトニトリル(170mL)の混合液に加えて撹拌し、次いで三塩化ルテニウム(n水和物)(716mg)を少量ずつ約3分間で加えた。室温で4時間撹拌したのち、反応混合物を水(0.8L)に分散し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水洗したのち、飽和食塩水を加えて撹拌し、セライト濾過後分液した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。得られた残渣をトルエンに溶解して濃縮操作を2回行い、下記物性値を有する標題化合物(27.2g)を得た。
TLC : Rf 0.36 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.18 (s, 6 H) 1.51 - 1.64 (m, 4 H) 2.30 - 2.39 (m, 2 H) 3.66 (s, 3 H)。
【0381】
実施例11:メチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート
実施例10で製造した化合物(77mg)と、実施例1に準じた操作によって製造した9−(3−フルオロベンジル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン(120mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2.5mL)溶液に、室温でトリエチルアミン(0.075mL)、EDC(115mg)およびHOBt(67mg)を加え、3時間撹拌した。反応混合物に飽和水素ナトリウム水溶液および水を加え、酢酸エチルで抽出した。水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=6:4)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(133mg)を得た。
TLC:Rf 0.55 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.11 - 1.23 (m, 6 H) 1.42 - 1.72 (m, 4 H) 2.09 - 2.49 (m, 2 H) 2.71 - 2.93 (m, 2 H) 3.57 - 3.68 (m, 3 H) 3.68 - 3.96 (m, 2 H) 4.39 - 4.71 (m, 2 H) 5.39 - 5.52 (m, 2 H) 6.71 - 6.82 (m, 1 H) 6.83 - 7.01 (m, 2 H) 7.02 - 7.14 (m, 1 H) 7.17 - 7.31 (m, 1 H) 7.73 - 7.86 (m, 1 H) 8.25 - 8.34 (m, 1 H)。
【0382】
実施例12:6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
【0383】
【化55】
【0384】
実施例11で製造した化合物を実施例3に準じた操作に付して、下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.49 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.96 - 1.13 (m, 6 H) 1.32 - 1.53 (m, 4 H) 2.22 - 2.46 (m, 2 H) 2.62 - 2.84 (m, 2 H) 3.67 - 3.83 (m, 2 H) 4.62 (s, 2 H) 5.39 - 5.56 (m, 2 H) 6.85 - 7.14 (m, 4 H) 7.27 - 7.39 (m, 1 H) 7.84 - 7.94 (m, 1 H) 8.18 - 8.23 (m, 1 H) 12.00 (s, 1 H)。
【0385】
実施例12(1)〜実施例12(198)
実施例1に準じた操作によって製造されたβ−カルボリン誘導体または実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用い、6−メトキシ−5,5−ジメチル−6−オキソヘキサン酸の代わりに相当するカルボン酸誘導体を用いて、実施例11に準じた操作に付し、必要により、実施例12に準じた操作に付すことによって以下の化合物を得た。
【0386】
実施例12(1):6−[9−(シクロヘキシルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.32;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=426 (M + H)+
【0387】
実施例12(2):6−[9−(2−シクロヘキシルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.49;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=440 (M + H)+
【0388】
実施例12(3):6−[9−(3−シクロヘキシルプロピル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.58;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=454 (M + H)+
【0389】
実施例12(4):6−[9−(4−シクロヘキシルブチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.68;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=468 (M + H)+
【0390】
実施例12(5):6−[9−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.59;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=488 (M + H)+
【0391】
実施例12(6):6−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.64;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=488 (M + H)+
【0392】
実施例12(7):6−[9−(3,4−ジメチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.41;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=448 (M + H)+
【0393】
実施例12(8):6−[9−(3,5−ジメチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.43;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=448 (M + H)+
【0394】
実施例12(9):6−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.39;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=456 (M + H)+
【0395】
実施例12(10):6−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.37;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=456 (M + H)+
【0396】
実施例12(11):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.49;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=474 (M + H)+
【0397】
実施例12(12):エチル 6−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.24 (ヘキサン:酢酸エチル=3:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.06 - 1.33 (m, 9 H), 1.41 - 1.78 (m, 4 H), 2.04 - 2.49 (m, 2 H), 2.72 - 2.91 (m, 2 H), 3.65 - 3.96 (m, 2 H), 4.01 - 4.18 (m, 2 H), 4.36 - 4.70 (m, 2 H), 5.41 - 5.54 (m, 2 H), 7.00 - 7.37 (m, 6 H), 7.73 - 7.86 (m, 1 H), 8.26 - 8.35 (m, 1 H)。
【0398】
実施例12(13):メチル 6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.49 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.09 - 1.24 (m, 6 H) 1.50 - 1.68 (m, 4 H) 2.14 - 2.49 (m, 2 H) 2.85 (t, J=5.49 Hz, 2 H) 3.59 - 3.68 (m, 3 H) 3.69 - 3.97 (m, 2 H) 4.42 - 4.71 (m, 2 H) 5.35 - 5.47 (m, 2 H) 6.93 - 7.14 (m, 3 H) 7.16 - 7.24 (m, 1 H) 7.75 - 7.88 (m, 1 H) 8.26 - 8.34 (m, 1 H)。
【0399】
実施例12(15):6−(9−ベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.27 (クロロホルム:メタノール:水= 90:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.11 (m, 6 H), 1.30 - 1.54 (m, 4 H), 2.16 - 2.45 (m, 2 H), 2.58 - 2.86 (m, 2 H), 3.65 - 3.83 (m, 2 H), 4.61 (s, 2 H), 5.39 - 5.53 (m, 2 H), 7.04 - 7.17 (m, 3 H), 7.17 - 7.35 (m, 3 H), 7.84 - 7.93 (m, 1 H), 8.16 - 8.24 (m, 1 H), 12.01 (s, 1 H)。
【0400】
実施例12(16):6−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.48 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.01 - 1.10 (m, 6 H) 1.37 - 1.50 (m, 4 H) 2.24 - 2.51 (m, 2 H) 2.64 - 2.83 (m, 2 H) 3.70 - 3.82 (m, 2 H) 4.63 (s, 2 H) 5.43 - 5.53 (m, 2 H) 6.98 - 7.07 (m, 1 H) 7.11 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H) 7.18 - 7.36 (m, 3 H) 7.90 (dd, J=7.8, 1.4 Hz, 1 H) 8.19 - 8.24 (m, 1 H) 12.02 (s, 1 H)。
【0401】
実施例12(17):6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.72 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.16 - 1.30 (m, 6 H), 1.45 - 1.81 (m, 4 H), 2.09 - 2.59 (m, 2 H), 2.70 - 2.94 (m, 2 H), 3.68 - 4.00 (m, 2 H), 4.41 - 4.76 (m, 2 H), 5.29 - 5.52 (m, 2 H), 6.90 - 7.15 (m, 3 H), 7.14 - 7.24 (m, 1 H), 7.70 - 7.90 (m, 1 H), 8.21 - 8.40 (m, 1 H)。
【0402】
実施例12(19):6−[9−(シクロプロピルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.99;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=384 (M + H)+
【0403】
実施例12(20):6−[9−(シクロブチルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.12;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=398 (M + H)+
【0404】
実施例12(21):6−[9−(シクロペンチルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.21;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=412 (M + H)+
【0405】
実施例12(22):6−[9−(3−シクロヘキセン−1−イルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.27;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=424 (M + H)+
【0406】
実施例12(23):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−{9−[2−(フェニルチオ)エチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}ヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.23;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=466 (M + H)+
【0407】
実施例12(26):エチル 6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.72 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.06 - 1.34 (m, 9 H) 1.45 - 1.83 (m, 4 H) 2.11 - 2.53 (m, 2 H) 2.76 - 2.99 (m, 2 H) 3.69 - 3.98 (m, 2 H) 4.00 - 4.19 (m, 2 H) 4.43 - 4.75 (m, 2 H) 5.21 - 5.31 (m, 2 H) 6.97 - 7.08 (m, 2 H) 7.08 - 7.37 (m, 6 H) 7.47 - 7.60 (m, 1 H)。
【0408】
実施例12(27):6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
【0409】
【化56】
【0410】
TLC:Rf 0.35 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.99 - 1.09 (m, 6 H) 1.31 - 1.54 (m, 4 H) 2.10 - 2.46 (m, 2 H) 2.62 - 2.83 (m, 2 H) 3.65 - 3.85 (m, 2 H) 4.63 (s, 2 H) 5.29 - 5.45 (m, 2 H) 6.93 - 7.49 (m, 9 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0411】
実施例12(28):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.36 (クロロホルム:メタノール:水=90:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.11 (m, 6 H) 1.37 - 1.55 (m, 4 H) 1.85 - 2.81 (m, 8 H) 3.66 - 3.83 (m, 2 H) 4.00 - 4.17 (m, 2 H) 4.58 - 4.76 (m, 2 H) 6.98 (t, J=7.5 Hz, 1 H) 7.07 (t, J=7.5 Hz, 1 H) 7.12 - 7.30 (m, 5 H) 7.33 (d, J=7.5 Hz, 1 H) 7.40 (d, J=7.5 Hz, 1 H) 12.05 (s, 1 H)。
【0412】
実施例12(29):エチル 2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサノアート
TLC:Rf 0.50 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.11 - 1.32 (m, 9 H) 1.52 - 1.79 (m, 4 H) 1.98 - 2.22 (m, 2 H) 2.27 - 2.55 (m, 2 H) 2.60 - 2.93 (m, 4 H) 3.68 - 3.98 (m, 2 H) 3.96 - 4.21 (m, 4 H) 4.42 - 4.83 (m, 2 H) 7.05 - 7.36 (m, 8 H) 7.42 - 7.55 (m, 1 H)。
【0413】
実施例12(30):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2−チエニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.20;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=426 (M + H)+
【0414】
実施例12(31):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3−チエニルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.18;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=426 (M + H)+
【0415】
実施例12(32):6−{9−[(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.47;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=489 (M + H)+
【0416】
実施例12(33):6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.23;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=455 (M + H)+
【0417】
実施例12(40):6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.44 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.99 - 1.14 (m, 6 H) 1.37 - 1.56 (m, 4 H) 1.98 - 2.06 (m, 3 H) 2.30 - 2.47 (m, 2 H) 2.62 - 2.85 (m, 2 H) 3.67 - 3.86 (m, 5 H) 4.62 - 4.77 (m, 2 H) 5.44 - 5.52 (m, 2 H) 5.71 (s, 1 H) 7.09 (dd, J=8.00, 5.00 Hz, 1 H) 7.83 - 7.94 (m, 1 H) 8.16 - 8.25 (m, 1 H) 12.05 (br. s., 1 H)。
【0418】
実施例12(42):6−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
【0419】
【化57】
【0420】
TLC:Rf 0.44 (酢酸エチル);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.13 (m, 6 H) 1.38 - 1.55 (m, 4 H) 2.33 - 2.47 (m, 2 H) 2.58 - 2.85 (m, 2 H) 3.63 - 3.87 (m, 2 H) 4.76 (s, 2 H) 5.47 - 5.64 (m, 2 H) 6.91 - 7.04 (m, 2 H) 7.11 (dd, J=7.50, 5.00 Hz, 1 H) 7.88 (d, J=7.50 Hz, 1 H) 8.20 - 8.30 (m, 1 H) 12.07 (s, 1 H)。
【0421】
実施例12(43):6−[9−(2−フリルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.05;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=410 (M + H)+
【0422】
実施例12(44):6−[9−(3−フリルメチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.08;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=410 (M + H)+
【0423】
実施例12(47):メチル 6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.30 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.16 - 1.23 (m, 6 H) 1.53 - 1.73 (m, 4 H) 2.15 - 2.24 (m, 3 H) 2.20 - 2.51 (m, 2 H) 2.73 - 2.91 (m, 2 H) 3.61 - 3.68 (m, 3 H) 3.71 - 3.97 (m, 2 H) 3.74 (s, 3 H) 4.48 - 4.78 (m, 2 H) 5.38 - 5.53 (m, 2 H) 5.89 (s, 1 H) 7.03 - 7.14 (m, 1 H) 7.74 - 7.85 (m, 1 H) 8.26 - 8.34 (m, 1 H)。
【0424】
実施例12(49):2,2−ジメチル−6−{9−[(5−メチル−3−イソオキサゾリル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):4.06;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=425 (M + H)+
【0425】
実施例12(51):メチル 2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.24 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.13 - 1.23 (m, 6 H) 1.51 - 1.68 (m, 4 H) 2.31 - 2.49 (m, 2 H) 2.71 - 2.89 (m, 2 H) 3.60 - 3.69 (m, 3 H) 3.71 - 3.97 (m, 5 H) 4.69 - 4.89 (m, 2 H) 5.39 - 5.48 (m, 2 H) 5.97 - 6.09 (m, 1 H) 7.01 - 7.10 (m, 1 H) 7.17 - 7.25 (m, 1 H) 7.72 - 7.81 (m, 1 H) 8.27 - 8.33 (m, 1 H)。
【0426】
実施例12(52):2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.70;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=424 (M + H)+
【0427】
実施例12(55):2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.14 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.99 - 1.13 (m, 6 H) 1.47 (m, 4 H) 2.31 - 2.47 (m, 2 H) 2.59 - 2.84 (m, 2 H) 3.64 - 3.86 (m, 5 H) 4.71 - 4.89 (m, 2 H) 5.29 - 5.42 (m, 2 H) 5.92 - 6.04 (m, 1 H) 7.07 (dd, J=8.00, 5.00 Hz, 1 H) 7.51 - 7.59 (m, 1 H) 7.80 - 7.89 (m, 1 H) 8.15 - 8.25 (m, 1 H) 12.07 (s, 1 H)。
【0428】
実施例12(57):2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
HPLC保持時間(分):3.67;
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=424 (M + H)+
【0429】
実施例12(60):6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC : Rf 0.47 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1)
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.97 - 1.13 (m, 6 H) 1.35 - 1.54 (m, 4 H) 2.29 - 2.47 (m, 2 H) 2.61 - 2.86 (m, 2 H) 3.66 - 3.86 (m, 2 H) 4.69 (br. s., 2 H) 5.44 - 5.57 (m, 2 H) 7.12 (dd, J=7.90, 4.80 Hz, 1 H) 7.40 - 7.48 (m, 1 H) 7.51 - 7.63 (m, 1 H) 7.87 - 7.95 (m, 1 H) 8.18 - 8.39 (m, 2 H) 12.06 (s, 1 H)。
【0430】
実施例12(61):6−{9−[(5−フルオロ−2−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.21(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos.): m/z=439(M + H)+
【0431】
実施例12(62):2,2−ジメチル−6−{9−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.46(クロロホルム:メタノール:水=10:2:0.2);
MS (ESI, Pos.): m/z=424 (M + H)+
【0432】
実施例12(63):6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.23(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.12 (m, 6 H), 1.36 - 1.53 (m, 4 H), 2.01 - 2.11 (m, 3 H), 2.29 - 2.81 (m, 4 H), 3.58 - 3.67 (m, 3 H), 3.67 - 3.83 (m, 2 H), 4.68 (s, 2 H), 5.15 - 5.30 (m, 2 H), 7.06 (dd, J=7.7, 4.6 Hz, 1 H), 7.33 - 7.49 (m, 1 H), 7.79 - 7.88 (m, 1 H), 8.17 - 8.25 (m, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0433】
実施例12(64):6−{9−[(3−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
MS (ESI, Pos.): m/z=460 (M + H)+
【0434】
実施例12(65):6−[9−(3−シアノベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.58(酢酸エチル:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=445 (M + H)+
【0435】
実施例12(66):6−[9−(4−シアノベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.58(酢酸エチル:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=445 (M + H)+
【0436】
実施例12(67):6−{9−[(6−クロロ−2−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.48(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.01 - 1.15 (m, 6 H) 1.36 - 1.58 (m, 4 H) 2.34 - 2.47 (m, 2 H) 2.63 - 2.90 (m, 2 H) 3.67 - 3.90 (m, 2 H) 4.61 - 4.91 (m, 2 H) 5.43 - 5.63 (m, 2 H) 6.86 - 7.17 (m, 2 H) 7.40 (d, J=7.87 Hz, 1 H) 7.72 - 7.83 (m, 1 H) 7.84 - 7.95 (m, 1 H) 8.17 (dd, J=4.67, 1.37 Hz, 1 H) 12.03 (br. s., 1 H)。
【0437】
実施例12(68):6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.39(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=445 (M + H)+
【0438】
実施例12(69):6−{9−[(3−フルオロ−4−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.43(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (ESI, Pos.): m/z=439 (M + H)+
【0439】
実施例12(70):6−{9−[(5−フルオロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.55(酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.11 (m, 6 H), 1.36 - 1.53 (m, 4 H), 2.31 - 2.53 (m, 2 H), 2.63 - 2.85 (m, 2 H), 3.70 - 3.86 (m, 2 H), 4.66 - 4.76 (m, 2 H), 5.54 (s, 2 H), 7.11 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.40 - 7.55 (m, 1 H), 7.91 (dd, J=7.8, 1.3 Hz, 1 H), 8.18 - 8.24 (m, 1 H), 8.24 - 8.35 (m, 1 H), 8.47 (d, J=2.6 Hz, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0440】
実施例12(71):6−{9−[(3−フルオロ−2−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.55(酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.12 (m, 6 H), 1.35 - 1.54 (m, 4 H), 2.27 - 2.45 (m, 2 H), 2.64 - 2.85 (m, 2 H), 3.66 - 3.87 (m, 2 H), 4.64 - 4.83 (m, 2 H), 5.57 - 5.72 (m, 2 H), 7.05 (dd, J=7.8, 4.5 Hz, 1 H), 7.33 - 7.44 (m, 1 H), 7.69 - 7.80 (m, 1 H), 7.80 - 7.89 (m, 1 H), 8.12 (dd, J=4.5, 1.1 Hz, 1 H), 8.20 - 8.27 (m, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0441】
実施例12(72):6−{9−[(4−クロロ−2−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.34(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.95 - 1.14 (m, 6 H) 1.31 - 1.56 (m, 4 H) 2.29 - 2.46 (m, 2 H) 2.62 - 2.86 (m, 2 H) 3.66 - 3.86 (m, 2 H) 4.61 - 4.84 (m, 2 H) 5.44 - 5.61 (m, 2 H) 7.03 - 7.11 (m, 1 H) 7.23 - 7.35 (m, 1 H) 7.42 (dd, J=5.00, 2.00 Hz, 1 H) 7.82 - 7.92 (m, 1 H) 8.15 (dd, J=5.00, 1.50 Hz, 1 H) 8.43 (d, J=5.00 Hz, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0442】
実施例12(73):6−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.44(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.92 - 1.17 (m, 6 H) 1.27 - 1.54 (m, 4 H) 2.18 - 2.45 (m, 2 H) 2.61 - 2.83 (m, 2 H) 3.62 - 3.84 (m, 2 H) 4.61 (s, 2 H) 5.34 - 5.54 (m, 2 H) 7.03 - 7.26 (m, 5 H) 7.84 - 7.93 (m, 1 H) 8.17 - 8.24 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0443】
実施例12(74):6−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.44(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.94 - 1.15 (m, 6 H) 1.28 - 1.54 (m, 4 H) 2.19 - 2.45 (m, 2 H) 2.60 - 2.85 (m, 2 H) 3.64 - 3.83 (m, 2 H) 4.60 (s, 2 H) 5.38 - 5.53 (m, 2 H) 7.04 - 7.19 (m, 3 H) 7.35 (d, J=8.5 Hz, 2 H) 7.83 - 7.93 (m, 1 H) 8.16 - 8.23 (m, 1 H) 12.03 (s, 1 H)。
【0444】
実施例12(75):6−{9−[(2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.49(酢酸エチル:メタノール=9:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.08 - 1.33 (m, 6 H), 1.52 - 1.81 (m, 4 H), 2.17 - 2.67 (m, 8 H), 2.69 - 2.91 (m, 2 H), 3.64 - 3.98 (m, 2 H), 4.39 - 4.86 (m, 2 H), 5.40 - 5.60 (m, 2 H), 6.99 - 7.17 (m, 1 H), 7.67 - 7.86 (m, 1 H), 8.24 - 8.39 (m, 1 H)。
【0445】
実施例12(76):6−{9−[(2−クロロ−4−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.50(塩化メチレン:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.96 - 1.13 (m, 6 H), 1.36 - 1.54 (m, 4 H), 2.27 - 2.45 (m, 2 H), 2.63 - 2.88 (m, 2 H), 3.68 - 3.87 (m, 2 H), 4.57 - 4.71 (m, 2 H), 5.53 (s, 2 H), 6.92 - 7.03 (m, 1 H), 7.12 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.17 - 7.30 (m, 1 H), 7.93 (dd, J=7.8, 1.6 Hz, 1 H), 8.19 (dd, J=4.8, 1.6 Hz, 1 H), 8.30 (d, J=5.1 Hz, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0446】
実施例12(79):6−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.52(ヘキサン:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.97 - 1.13 (m, 6 H), 1.33 - 1.54 (m, 4 H), 2.29 - 2.46 (m, 2 H), 2.61 - 2.82 (m, 2 H), 3.68 - 3.82 (m, 2 H), 4.60 - 4.77 (m, 2 H), 5.26 - 5.42 (m, 2 H), 6.88 - 6.97 (m, 1 H), 7.04 - 7.20 (m, 2 H), 7.83 - 7.91 (m, 1 H), 8.16 - 8.25 (m, 1 H), 12.02 (s, 1 H)。
【0447】
実施例12(80):6−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.24(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.12 (m, 6 H), 1.34 - 1.53 (m, 4 H), 2.15 - 2.46 (m, 8 H), 2.60 - 2.82 (m, 2 H), 3.66 - 3.81 (m, 2 H), 4.55 - 4.68 (m, 2 H), 5.20 - 5.33 (m, 2 H), 6.21 - 6.29 (m, 1 H), 7.08 (dd, J=7.7, 4.8 Hz, 1 H), 7.86 (dd, J=7.9, 1.3 Hz, 1 H), 8.19 - 8.26 (m, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0448】
実施例12(81):6−[9−(3−クロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.59(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.93 - 1.14 (m, 6 H), 1.33 - 1.55 (m, 4 H), 2.23 - 2.45 (m, 2 H), 2.62 - 2.84 (m, 2 H), 3.67 - 3.84 (m, 2 H), 4.62 (s, 2 H), 5.32 - 5.47 (m, 2 H), 6.86 - 7.18 (m, 4 H), 7.24 - 7.36 (m, 2 H), 7.36 - 7.49 (m, 2 H), 12.03 (s, 1 H)。
【0449】
実施例12(82):6−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.59(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.12 (m, 6 H), 1.31 - 1.57 (m, 4 H), 2.22 - 2.46 (m, 2 H), 2.61 - 2.85 (m, 2 H), 3.64 - 3.85 (m, 2 H), 4.63 (s, 2 H), 5.29 - 5.45 (m, 2 H), 6.88 - 7.13 (m, 3 H), 7.25 - 7.49 (m, 4 H), 12.03 (s, 1 H)。
【0450】
実施例12(88):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,4,6−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.94 - 1.19 (m, 6 H), 1.29 - 1.60 (m, 4 H), 2.28 - 2.47 (m, 2 H), 2.58 - 2.83 (m, 2 H), 3.61 - 3.85 (m, 2 H), 4.66 (s, 2 H), 5.34 - 5.56 (m, 2 H), 7.04 (dd, J=8.0, 5.0 Hz, 1 H), 7.08 - 7.25 (m, 2 H), 7.76 - 7.87 (m, 1 H), 8.10 - 8.21 (m, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0451】
実施例12(89):6−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.12 (m, 6 H), 1.30 - 1.58 (m, 4 H), 2.23 - 2.49 (m, 2 H), 2.59 - 2.89 (m, 2 H), 3.62 - 3.87 (m, 2 H), 4.64 (s, 2 H), 5.37 - 5.58 (m, 2 H), 6.83 (dd, J=8.0 Hz, 1 H), 7.09 (dd, J=8.0, 4.5 Hz, 1 H), 7.16 (dd, J=8.0, 2.0 Hz, 1 H), 7.46 (dd, J=10.0, 2.0 Hz, 1 H), 7.88 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 8.18 (dd, J=4.5, 2.0 Hz, 1 H), 12.00 (s, 1 H)。
【0452】
実施例12(90):6−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.36(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.99 - 1.13 (m, 6 H), 1.38 - 1.54 (m, 4 H), 2.30 - 2.51 (m, 2 H), 2.61 - 2.83 (m, 2 H), 3.68 - 3.84 (m, 2 H), 4.74 (s, 2 H), 5.53 - 5.65 (m, 2 H), 6.99 - 7.16 (m, 2 H), 7.36 - 7.43 (m, 1 H), 7.83 - 7.93 (m, 1 H), 8.19 - 8.27 (m, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0453】
実施例12(92):6−{9−[(5−カルバモイル−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.38(塩化メチレン:メタノール=9:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.95 - 1.14 (m, 6 H), 1.35 - 1.56 (m, 4 H), 2.30 - 2.50 (m, 2 H), 2.60 - 2.86 (m, 2 H), 3.65 - 3.87 (m, 2 H), 4.73 (s, 2 H), 6.54-6.70 (m, 2 H), 6.96 - 7.16 (m, 2 H), 7.30 (brs, 1 H), 7.53 (d, J=3.6 Hz, 1 H), 7.76-7.98 (m, 2 H), 8.23 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0454】
実施例12(93):6−{9−[(5−シアノ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.46(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.10 (m, 6 H), 1.35 - 1.55 (m, 4 H), 2.30 - 2.50 (m, 2 H), 2.60 - 2.85 (m, 2 H), 3.68 - 3.85 (m, 2 H), 4.74 (s, 2 H), 5.65-5.75 (m, 2 H) , 7.12 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7. 15 - 7.26 (m, 1 H), 7.81 (d, J=3.6 Hz, 1 H), 7.89 (d J=7.5 Hz, 1 H), 8.24 (d, J=4.5 Hz, 1 H), 12.06 (s, 1 H)。
【0455】
実施例12(94):6−[9−(2,3−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.51(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.96 - 1.13 (m, 6 H), 1.31 - 1.56 (m, 4 H), 2.27 - 2.46 (m, 2 H), 2.62 - 2.86 (m, 2 H), 3.66 - 3.85 (m, 2 H), 4.65 (s, 2 H), 5.46 - 5.64 (m, 2 H), 6.56 - 6.66 (m, 1 H), 7.02 - 7.09 (m, 1 H), 7.09 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.26 - 7.40 (m, 1 H), 7.89 (dd, J=7.5, 1.5 Hz, 1 H), 8.18 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0456】
実施例12(95):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,6−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.49 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.96 - 1.16 (m, 6 H), 1.33 - 1.56 (m, 4 H), 2.30 - 2.46 (m, 2 H), 2.60 - 2.81 (m, 2 H), 3.63 - 3.84 (m, 2 H), 4.60 - 4.76 (m, 2 H), 5.46 - 5.58 (m, 2 H), 7.05 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.07 - 7.17 (m, 1 H), 7.39 - 7.53 (m, 1 H), 7.83 (dd, J=7.5, 1.5 Hz, 1 H), 8.16 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1 H), 11.93 (s, 1 H)。
【0457】
実施例12(96):6−[9−(3−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.50 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.99 - 1.10 (m, 6 H), 1.35 - 1.53 (m, 4 H), 2.26 - 2.45 (m, 2 H), 2.65 - 2.83 (m, 2 H), 3.67 - 3.85 (m, 2 H), 4.59 - 4.70 (m, 2 H), 5.48 - 5.62 (m, 2 H), 6.69 - 6.79 (m, 1 H), 7.04 - 7.14 (m, 2 H), 7.43 - 7.53 (m, 1 H), 7.90 (dd, J=7.5, 1.5 Hz, 1 H), 8.18 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0458】
実施例12(97):6−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
【0459】
【化58】
【0460】
TLC:Rf 0.38(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.14 (m, 6 H), 1.35 - 1.52 (m, 4 H), 2.25 - 2.82 (m, 4 H), 3.67 - 3.84 (m, 2 H), 4.64 (s, 2 H), 5.41 - 5.54 (m, 2 H), 6.85 - 7.02 (m, 2 H), 7.09 (dd, J=7.9, 4.8 Hz, 1 H), 7.21 - 7.33 (m, 1 H), 7.89 (dd, J=7.9, 1.4 Hz, 1 H), 8.19 (dd, J=4.8, 1.4 Hz, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0461】
実施例12(98):6−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC: Rf 0.38 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.12 (m, 6 H), 1.37 - 1.52 (m, 4 H), 2.24 - 2.81 (m, 4 H), 3.68 - 3.84 (m, 2 H), 4.66 (s, 2 H), 5.47 - 5.58 (m, 2 H), 6.82 - 6.96 (m, 1 H), 7.09 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.15 - 7.25 (m, 1 H), 7.89 (dd, J=7.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.18 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0462】
実施例12(99):6−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.19 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.11 (m, 6 H), 1.34 - 1.53 (m, 4 H), 2.24 - 2.82 (m, 4 H), 3.68 - 3.84 (m, 2 H), 4.63 (s, 2 H), 5.43 - 5.53 (m, 2 H), 6.84 - 6.97 (m, 1 H), 7.05 - 7.28 (m, 2 H), 7.46 - 7.55 (m, 1 H), 7.86 - 7.94 (m, 1 H), 8.18 - 8.24 (m, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0463】
実施例12(100):6−[9−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.23(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.11 (m, 6 H), 1.36 - 1.53 (m, 4 H), 2.28 - 2.84 (m, 4 H), 3.69 - 3.84 (m, 2 H), 4.60 - 4.69 (m, 2 H), 5.44 - 5.52 (m, 2 H), 6.85 - 7.00 (m, 1 H), 7.00 - 7.15 (m, 2 H), 7.29 - 7.36 (m, 1 H), 7.87 - 7.95 (m, 1 H), 8.18 - 8.25 (m, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0464】
実施例12(101):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,4−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.48 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.97 - 1.14 (m, 6 H), 1.32 - 1.55 (m, 4 H), 2.28 - 2.46 (m, 2 H), 2.63 - 2.84 (m, 2 H), 3.65 - 3.84 (m, 2 H), 4.66 (s, 2 H), 5.44 - 5.60 (m, 2 H), 6.66 - 6.79 (m, 1 H), 7.09 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.12 - 7.26 (m, 1 H), 7.89 (dd, J=7.5, 1.5 Hz, 1 H), 8.19 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0465】
実施例12(102):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.46(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.97 - 1.17 (m, 6 H), 1.34 - 1.57 (m, 4 H), 2.32 - 2.46 (m, 2 H), 2.58 - 2.81 (m, 2 H), 3.65 - 3.82 (m, 2 H), 4.69 (s, 2 H), 5.41 - 5.56 (m, 2 H), 7.05 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.43 - 7.57 (m, 1 H), 7.83 (dd, J=7.5, 1.5 Hz, 1 H), 8.16 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0466】
実施例12(103):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(ペンタフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.16 (m, 6 H), 1.35 - 1.58 (m, 4 H), 2.35 - 2.48 (m, 2 H), 2.61 - 2.80 (m, 2 H), 3.66 - 3.82 (m, 2 H), 4.72 (s, 2 H), 5.48 - 5.65 (m, 2 H), 7.06 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.84 (dd, J=7.5, 1.5 Hz, 1 H), 8.15 - 8.20 (m, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0467】
実施例12(107):6−[9−(2,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.20(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.96 - 1.14 (m, 6 H), 1.36 - 1.56 (m, 4 H), 2.24 - 2.48 (m, 2 H), 2.62 - 2.87 (m, 2 H), 3.66 - 3.87 (m, 2 H), 4.60 - 4.75 (m, 2 H), 5.40 - 5.57 (m, 2 H), 6.51 - 6.69 (m, 1 H), 7.03 - 7.37 (m, 3 H), 7.81 - 7.97 (m, 1 H), 8.12 - 8.25 (m, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0468】
実施例12(108):6−{9−[(2−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.56 (酢酸エチル);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.13 (m, 6 H), 1.36 - 1.54 (m, 4 H), 2.28 - 2.45 (m, 2 H), 2.62 - 2.81 (m, 2 H), 3.66 - 3.83 (m, 2 H), 4.67 (s, 2 H), 5.30 - 5.44 (m, 2 H), 6.56 - 6.65 (m, 1 H), 7.10 (dd, J=7.7, 4.6 Hz, 1 H), 7.30 - 7.39 (m, 1 H), 7.88 (dd, J=7.7, 1.3 Hz, 1 H), 8.22 (dd, J=4.6, 1.3 Hz, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0469】
実施例12(109):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.50 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.95 - 1.16 (m, 6 H), 1.33 - 1.56 (m, 4 H), 2.30 - 2.46 (m, 2 H), 2.64 - 2.83 (m, 2 H), 3.68 - 3.85 (m, 2 H), 4.67 (s, 2 H), 5.37 - 5.55 (m, 2 H), 6.93 - 7.06 (m, 1 H), 7.09 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.52 - 7.66 (m, 1 H), 7.84 - 7.94 (m, 1 H), 8.16 - 8.24 (m, 1 H), 12.03 (s, 1 H)。
【0470】
実施例12(110):6−[9−(2−フルオロ−3−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.12 (m, 6 H), 1.32 - 1.54 (m, 4 H), 2.17 - 2.47 (m, 5 H), 2.64 - 2.86 (m, 2 H), 3.67 - 3.85 (m, 2 H), 4.62 (s, 2 H), 5.40 - 5.57 (m, 2 H), 6.51 - 6.63 (m, 1 H), 6.88 - 6.98 (m, 1 H), 7.08 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.12 - 7.21 (m, 1 H), 7.89 (dd, J=7.5, 1.5 Hz, 1 H), 8.18 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1 H), 12.01 (s, 1 H)。
【0471】
実施例12(113):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,4,5−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.51(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.97 - 1.14 (m, 6 H), 1.32 - 1.55 (m, 4 H), 2.28 - 2.46 (m, 2 H), 2.63 - 2.84 (m, 2 H), 3.65 - 3.84 (m, 2 H), 4.68 (s, 2 H), 5.44 - 5.60 (m, 2 H), 6.83 - 6.95 (m, 1 H), 7.10 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.89 (dd, J=7.5, 1.5 Hz, 1 H), 8.19 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0472】
実施例12(115):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,5,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.59(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.16 (m, 6 H), 1.33 - 1.60 (m, 4 H), 2.32 - 2.47 (m, 2 H), 2.62 - 2.83 (m, 2 H), 3.66 - 3.84 (m, 2 H), 4.71 (s, 2 H), 5.47 - 5.66 (m, 2 H), 7.06 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.78 - 7.93 (m, 2 H), 8.16 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0473】
実施例12(116):6−[9−(2−フルオロ−4−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.54(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.97 - 1.13 (m, 6 H), 1.31 - 1.53 (m, 4 H), 2.24 (s, 3 H), 2.35 - 2.46 (m, 2 H), 2.62 - 2.84 (m, 2 H), 3.66 - 3.83 (m, 2 H), 4.62 (s, 2 H), 5.38 - 5.52 (m, 2 H), 6.66 - 6.78 (m, 1 H), 6.83 - 6.91 (m, 1 H), 7.00 - 7.13 (m, 2 H), 7.88 (d, J=8.0 Hz, 1 H), 8.18 (dd, J=4.5, 1.5 Hz, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0474】
実施例12(119):6−[9−(4−フルオロ−3−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.24(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.13 (m, 6 H), 1.33 - 1.53 (m, 4 H), 2.10 - 2.83 (m, 7 H), 3.66 - 3.82 (m, 2 H), 4.62 (s, 2 H), 5.34 - 5.46 (m, 2 H), 6.84 - 7.22 (m, 4 H), 7.83 - 7.92 (m, 1 H), 8.18 - 8.26 (m, 1 H), 12.02 (br s, 1 H)。
【0475】
実施例12(123):6−[9−(3−フルオロ−5−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.95 - 1.13 (m, 6 H), 1.31 - 1.53 (m, 4 H), 2.18 - 2.46 (m, 2 H), 2.22 (s, 3 H), 2.63 - 2.84 (m, 2 H), 3.67 - 3.82 (m, 2 H), 4.62 (s, 2 H), 5.35 - 5.50 (m, 2 H), 6.60 - 6.94 (m, 3 H), 7.09 (dd, J=7.5, 4.5 Hz, 1 H), 7.84 - 7.93 (m, 1 H), 8.17 - 8.24 (m, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0476】
実施例12(130):6−[9−(3−フルオロ−4−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.44(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.99 - 1.11 (m, 6 H) 1.32 - 1.52 (m, 4 H) 2.16 (s, 3 H) 2.21 - 2.84 (m, 4 H) 3.67 - 3.83 (m, 2 H) 4.62 (s, 2 H) 5.38 - 5.49 (m, 2 H) 6.77 - 6.98 (m, 2 H) 7.09 (dd, J=7.9, 4.8 Hz, 1 H) 7.14 - 7.23 (m, 1 H) 7.84 - 7.92 (m, 1 H) 8.17 - 8.24 (m, 1 H) 12.04 (br. s., 1 H)。
【0477】
実施例12(133):6−[9−(4−クロロ−3−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.29(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.96 - 1.14 (m, 6 H), 1.28 - 1.56 (m, 4 H), 2.18 - 2.29 (m, 3 H), 2.34 - 2.83 (m, 4 H), 3.66 - 3.86 (m, 2 H), 4.61 (s, 2 H), 5.33 - 5.51 (m, 2 H), 6.80 - 6.97 (m, 1 H), 7.09 (dd, J=7.9, 4.8 Hz, 1 H), 7.14 - 7.25 (m, 1 H), 7.26 - 7.37 (m, 1 H), 7.83 - 7.94 (m, 1 H), 8.15 - 8.26 (m, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0478】
実施例12(137):6−[9−(2−フルオロ−5−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.47(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.01 - 1.11 (m, 6 H) 1.35 - 1.54 (m, 4 H) 2.08 - 2.17 (m, 3 H) 2.24 - 2.84 (m, 4 H) 3.68 - 3.84 (m, 2 H) 4.64 (s, 2 H) 5.40 - 5.53 (m, 2 H) 6.65 - 6.76 (m, 1 H) 7.04 - 7.17 (m, 3 H) 7.84 - 7.94 (m, 1 H) 8.15 - 8.24 (m, 1 H) 12.05 (br. s., 1 H)。
【0479】
実施例12(138):6−{9−[(4−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.54(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.14 (m, 6 H), 1.33 - 1.54 (m, 4 H), 2.21 - 2.51 (m, 2 H), 2.62 - 2.85 (m, 2 H), 3.65 - 3.88 (m, 2 H), 3.66 - 3.87 (m, 2 H), 4.64 (s, 2 H), 5.30 - 5.47 (m, 2 H), 6.81 - 7.16 (m, 2 H), 7.59 - 7.69 (m, 1 H), 7.82 - 7.94 (m, 1 H), 8.13 - 8.23 (m, 1 H)。
【0480】
実施例12(139):6−[9−(2,6−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.16 (m, 6 H), 1.35 - 1.54 (m, 4 H), 2.22 - 2.49 (m, 2 H), 2.57 - 2.82 (m, 2 H), 3.64 - 3.82 (m, 2 H), 4.64 (s, 2 H), 5.42 - 5.57 (m, 2 H), 6.97 - 7.14 (m, 3 H), 7.31 - 7.46 (m, 1 H), 7.76 - 7.89 (m, 1 H), 8.11 - 8.21 (m, 1 H), 12.04 (s, 1 H)。
【0481】
実施例12(142):6−[9−(5−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
【0482】
【化59】
【0483】
TLC:Rf 0.42(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.02 - 1.09 (m, 6 H) 1.37 - 1.53 (m, 4 H) 2.24 - 2.83 (m, 4 H) 3.70 - 3.84 (m, 2 H) 4.64 - 4.71 (m, 2 H) 5.45 - 5.53 (m, 2 H) 6.87 - 6.94 (m, 1 H) 7.10 (dd, J=7.7, 4.8 Hz, 1 H) 7.26 - 7.34 (m, 1 H) 7.35 - 7.43 (m, 1 H) 7.85 - 7.94 (m, 1 H) 8.16 - 8.23 (m, 1 H) 12.02 (br. s., 1 H)。
【0484】
実施例12(143):2,2−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.47(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.96 - 1.14 (m, 6 H) 1.37 - 1.56 (m, 4 H) 2.22 - 2.86 (m, 4 H) 3.70 - 3.85 (m, 2 H) 4.63 - 4.75 (m, 2 H) 5.50 - 5.60 (m, 2 H) 6.44 - 6.55 (m, 1 H) 7.10 (dd, J=7.8, 4.9 Hz, 1 H) 7.41 - 7.51 (m, 1 H) 7.87 - 7.92 (m, 1 H) 8.17 - 8.21 (m, 1 H) 12.04 (br. s., 1 H)。
【0485】
実施例12(145):6−[9−(3−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.59 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.94 - 1.16 (m, 6 H) 1.31 - 1.55 (m, 4 H) 2.24 - 2.46 (m, 2 H) 2.78 (br. s., 2 H) 3.65 - 3.87 (m, 2 H) 4.63 (s, 2 H) 5.31 - 5.49 (m, 2 H) 6.81 (m, 2 H) 6.95 - 7.15 (m, 3 H) 7.25 - 7.51 (m, 3 H) 12.03 (s, 1 H)。
【0486】
実施例12(146):6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.53 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.97 - 1.16 (m, 6 H) 1.34 - 1.58 (m, 4 H) 2.27 - 2.47 (m, 8 H) 2.58 - 2.82 (m, 2 H) 3.63 - 3.81 (m, 2 H) 4.57 - 4.74 (m, 2 H) 5.36 - 5.56 (m, 2 H) 6.97 - 7.05 (m, 1 H) 7.06 - 7.15 (m, 1 H) 7.36 - 7.50 (m, 2 H) 12.05 (s, 1 H)。
【0487】
実施例12(147):6−[9−(4−シアノベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.56(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.95 - 1.14 (m, 6 H) 1.30 - 1.56 (m, 4 H) 2.19 - 2.48 (m, 2 H) 2.61 - 2.87 (m, 2 H) 3.65 - 3.85 (m, 2 H) 4.60 (s, 2 H) 5.41 - 5.57 (m, 2 H) 6.96 - 7.22 (m, 4 H) 7.33 - 7.40 (m, 1 H) 7.45 (d, J=7.50 Hz, 1 H) 7.69 - 7.82 (m, 2 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0488】
実施例12(148):6−[9−(4−カルバモイルベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.42(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.96 - 1.14 (m, 6 H) 1.29 - 1.58 (m, 4 H) 2.20 - 2.46 (m, 2 H) 2.61 - 2.87 (m, 2 H) 3.66 - 3.86 (m, 2 H) 4.62 (s, 2 H) 5.33 - 5.52 (m, 2 H) 6.96 - 7.14 (m, 4 H) 7.31 (br. s., 1 H) 7.34 - 7.49 (m, 2 H) 7.71 - 7.81 (m, 2 H) 7.87 (br. s., 1 H) 12.04 (br. s., 1 H)。
【0489】
実施例12(150):6−[9−(4−クロロ−2,6−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.17 (ヘキサン:酢酸エチル,=1:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.16 (m, 6 H) 1.37 - 1.56 (m, 4 H) 2.23 - 2.82 (m, 4 H) 3.64 - 3.86 (m, 2 H) 4.69 (s, 2 H) 5.38 - 5.56 (m, 2 H) 6.99 - 7.12 (m, 1 H) 7.28 - 7.46 (m, 2 H) 7.79 - 7.90 (m, 1 H) 8.11 - 8.22 (m, 1 H) 12.07 (s, 1 H)。
【0490】
実施例12(152):6−[9−(3−クロロ−2,6−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.53(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.00 - 1.10 (m, 6 H) 1.38 - 1.56 (m, 4 H) 2.23 - 2.84 (m, 4 H) 3.67 - 3.83 (m, 2 H) 4.65 - 4.73 (m, 2 H) 5.46 - 5.57 (m, 2 H) 7.05 (dd, J=7.8, 4.7 Hz, 1 H) 7.13 - 7.21 (m, 1 H) 7.55 - 7.65 (m, 1 H) 7.83 (dd, J=7.7, 1.5 Hz, 1 H) 8.16 (dd, J=4.8, 1.7 Hz, 1 H) 12.05 (br. s., 1 H)。
【0491】
実施例12(159):6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.44(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=545 (M + H)+
【0492】
実施例12(160):6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.36 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=437 (M + H)+
【0493】
実施例12(163):6−[9−(4−クロロ−3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.45(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=490 (M + H)+
【0494】
実施例12(164):6−[9−(4−クロロ−2,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.46(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=490 (M + H)+
【0495】
実施例12(166):6−{9−[(5−フルオロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.42(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=444 (M + H)+
【0496】
実施例12(172):6−{9−[(4,5−ジクロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.44(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=494 (M + H)+
【0497】
実施例12(174):6−{9−[(5−フルオロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.36(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=444 (M + H)+
【0498】
実施例12(178):6−[9−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.61 (酢酸エチル);
MS (FAB, Pos.): m/z=484 (M + H)+
【0499】
実施例12(181):6−[9−(3−クロロ−4−メチルベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.43 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=468 (M + H)+
【0500】
実施例12(182):6−[9−(3−フルオロ−4−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.43 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=468 (M + H)+
【0501】
実施例12(187):6−[9−(3−フルオロ−5−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.48 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=468 (M + H)+
【0502】
実施例12(188):6−[9−(2−フルオロ−3−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.43 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=468 (M + H)+
【0503】
実施例12(195):6−[9−(4−フルオロ−3−メトキシベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.50 (クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=468 (M + H)+
【0504】
実施例12(198):2,2−ジメチル−6−{9−[(2−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.45 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=441 (M + H)+
【0505】
実施例13:エチル 6−ジアゾ−3,3−ジメチル−5−オキソヘキサノアート
【0506】
【化60】
【0507】
4,4−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−2,6(3H)−ジオン(7.11g)をエタノール(50mL)に溶解し、100℃で16時間撹拌した。室温まで冷却したのち反応液を減圧濃縮した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出した。水層に5N塩酸を加え酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3)で精製した。得られた化合物(1.50g)を酢酸エチル(13.3mL)に溶解し、塩化チオニル(1.16mL)を加えて、60℃で8時間撹拌した。室温まで冷却したのち、反応液を減圧濃縮した。THF:アセトニトリル(1:1)混合液(15mL)に2.0Mトリメチルシリルジアゾメタン/ヘキサン溶液(8.8mL)を加え、0℃に冷却したのち、上記酸クロリドのTHF:アセトニトリル(1:1)混合液(6mL)を加えて、室温へ昇温し、1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた黄色油状物をシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル=90:10→70:30)で処理し、下記物性値を有する標題化合物(1.21g)を得た。
TLC : Rf 0.28 (ヘキサン:酢酸エチル=4:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.12 (s, 6 H), 1.26 (t, J=7.1 Hz, 3 H), 2.34 - 2.47 (m, 4 H), 4.13 (q, J=7.1 Hz, 2 H), 5.38 (s, 1 H)。
【0508】
実施例14:6−エトキシ−4,4−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
【0509】
【化61】
【0510】
実施例13で製造した化合物(1.06g)をベンジルアルコール(5.0mL)に溶解し、トリエチルアミン(1.39mL)と酢酸銀(17mg)を順次加えて、室温で15分撹拌した。さらに、60℃に昇温して1時間撹拌した後、室温まで冷却して、反応液を1N塩酸(10mL)に投入し、ヘキサン(30mL)で抽出した。抽出液を1N塩酸(5mL)、飽和食塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた淡黄色液体をシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル=100:0→90:10→85:15)で処理した。得られた化合物(728mL)をエタノール(5.0mL)に溶解し、窒素雰囲気下で10%パラジウム炭素(50%含水品、73mg)を加え、室温で撹拌しながら、1.5時間水素を液中に吹き込んだ。系内を窒素置換したのちセライトを用いて触媒を濾去し、減圧濃縮することで下記物性値を有する標題化合物(459mg)を得た。
TLC : Rf 0.39 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.02 (s, 6 H), 1.26 (t, J=7.1 Hz, 3 H), 1.63 - 1.76 (m, 2 H), 2.20 (s, 2 H), 2.31 - 2.44 (m, 2 H), 4.12 (q, J=7.1 Hz, 2 H)。
【0511】
実施例15:6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
【0512】
【化62】
【0513】
実施例14で製造した化合物ならびに実施例1に準じた操作によって製造されたβ−カルボリン誘導体を用いて、実施例11および実施例12に準じた操作に付すことによって以下の化合物を得た。
TLC:Rf 0.38 (ヘキサン:酢酸エチル=2:3);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.86 - 1.01 (m, 6 H) 1.43 - 1.62 (m, 2 H) 2.03 - 2.52 (m, 4 H) 2.64 - 2.85 (m, 2 H) 3.72 - 3.84 (m, 2 H) 4.60 - 4.69 (m, 2 H) 5.31 - 5.44 (m, 2 H) 6.96 - 7.12 (m, 4 H) 7.17 - 7.33 (m, 3 H) 7.37 - 7.48 (m, 2 H) 11.94 (s, 1 H)。
【0514】
実施例15(1)〜実施例15(29)
6−エトキシ−4,4−ジメチル−6−オキソヘキサン酸の代わりに相当するエステル、ならびに実施例1に準じた操作によって製造されたβ−カルボリン誘導体あるいは実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11に準じた操作に付し、必要により、実施例12に準じた操作に付すことによって以下の化合物を得た。
【0515】
実施例15(1):エチル 6−(9−ベンジル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル)−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.36 (ヘキサン:酢酸エチル=3:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 0.88 - 1.11 (m, 6 H) 1.17 - 1.31 (m, 3 H) 1.54 - 1.81 (m, 2 H) 2.08 - 2.27 (m, 2 H) 2.21 - 2.54 (m, 2 H) 2.78 - 2.99 (m, 2 H) 3.74 - 3.98 (m, 2 H) 4.00 - 4.19 (m, 2 H) 4.53 - 4.76 (m, 2 H) 5.22 - 5.36 (m, 2 H) 6.97 - 7.34 (m, 8 H) 7.47 - 7.57 (m, 1 H)。
【0516】
実施例15(2):エチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.18 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 5.31 - 5.50 (m, 6 H) 5.60 - 5.71 (m, 3 H) 5.95 - 6.16 (m, 2 H) 6.52 - 6.63 (m, 2 H) 6.64 - 6.92 (m, 2 H) 7.14 - 7.35 (m, 2 H) 8.13 - 8.36 (m, 2 H) 8.52 (q, J=7.50 Hz, 2 H) 8.92 - 9.11 (m, 2 H) 9.81 - 9.99 (m, 2 H) 11.08 - 11.39 (m, 3 H) 11.43 - 11.53 (m, 1 H) 11.58 - 11.63 (m, 1 H) 12.14 - 12.25 (m, 1 H) 12.66 - 12.74 (m, 1 H)。
【0517】
実施例15(3):6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.23 (ヘキサン:酢酸エチル=2:3);
1H-NMR(CDCl3):δ 0.95 - 1.15 (m, 6 H) 1.62 - 1.84 (m, 2 H) 2.17 - 2.30 (m, 2 H) 2.24 - 2.56 (m, 2 H) 2.77 - 2.95 (m, 2 H) 3.76 - 3.99 (m, 2 H) 4.51 - 4.72 (m, 2 H) 5.43 - 5.57 (m, 2 H) 6.73 - 6.83 (m, 1 H) 6.85 - 7.00 (m, 2 H) 7.06 - 7.17 (m, 1 H) 7.21 - 7.25 (m, 1 H) 7.76 - 7.90 (m, 1 H) 8.28 - 8.36 (m, 1 H)。
【0518】
実施例15(4);6−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.26 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.88 - 1.02 (m, 6 H), 1.45 - 1.63 (m, 2 H), 2.08 - 2.18 (m, 2 H), 2.23 - 2.85 (m, 4 H), 3.72 - 3.88 (m, 2 H), 4.65 - 4.78 (m, 2 H), 5.29 - 5.43 (m, 2 H), 6.87 - 7.01 (m, 1 H), 7.04 - 7.19 (m, 2 H), 7.83 - 7.92 (m, 1 H), 8.16 - 8.27 (m, 1 H), 11.97 (s, 1 H)。
【0519】
実施例15(6);6−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.52 (酢酸エチル);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.87 - 1.03 (m, 6 H) 1.43 - 1.64 (m, 2 H) 2.03 - 2.19 (m, 2 H) 2.23 - 2.88 (m, 4 H) 3.72 - 3.87 (m, 2 H) 4.62 - 4.74 (m, 2 H) 5.44 - 5.57 (m, 2 H) 6.77 - 6.88 (m, 1 H) 7.11 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H) 7.15 - 7.22 (m, 1 H) 7.43 - 7.53 (m, 1 H) 7.91 (dd, J=7.8, 1.6 Hz, 1 H) 8.20 (dd, J=4.8, 1.6 Hz, 1 H) 11.97 (s, 1 H)。
【0520】
実施例15(7);6−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.43(酢酸エチル);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.85 - 1.05 (m, 6 H) 1.42 - 1.65 (m, 2 H) 2.03 - 2.22 (m, 2 H) 2.24 - 2.89 (m, 4 H) 3.72 - 3.87 (m, 2 H) 4.61 - 4.76 (m, 2 H) 5.39 - 5.57 (m, 2 H) 6.83 - 7.04 (m, 2 H) 7.11 (dd, J=7.7, 4.8 Hz, 1 H) 7.20 - 7.37 (m, 1 H) 7.90 (dd, J=7.7, 1.5 Hz, 1 H) 8.20 (dd, J=4.8, 1.5 Hz, 1 H) 11.97 (s, 1 H)。
【0521】
実施例15(8);6−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.46 (酢酸エチル);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.86 - 1.05 (m, 6 H) 1.41 - 1.64 (m, 2 H) 2.05 - 2.19 (m, 2 H) 2.25 - 2.87 (m, 4 H) 3.71 - 3.88 (m, 2 H) 4.59 - 4.76 (m, 2 H) 5.43 - 5.62 (m, 2 H) 6.81 - 6.98 (m, 1 H) 7.11 (dd, J=7.7, 4.8 Hz, 1 H) 7.16 - 7.28 (m, 1 H) 7.84 - 7.96 (m, 1 H) 8.16 - 8.25 (m, 1 H) 11.97 (s, 1 H)。
【0522】
実施例15(10);6−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.22 (酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.84 - 1.05 (m, 6 H) 1.41 - 1.63 (m, 2 H) 2.04 - 2.18 (m, 2 H) 2.18 - 2.32 (m, 2 H) 2.62 - 2.88 (m, 2 H) 3.69 - 3.86 (m, 2 H) 4.57 - 4.72 (m, 2 H) 5.38 - 5.54 (m, 2 H) 7.01 - 7.27 (m, 5 H) 7.83 - 7.95 (m, 1 H) 8.16 - 8.27 (m, 1 H) 11.97 (br s, 1 H)。
【0523】
実施例15(11);3,3−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.28(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.87 - 1.04 (m, 6 H) 1.43 - 1.65 (m, 2 H) 2.05 - 2.19 (m, 2 H) 2.22 - 2.47 (m, 2 H) 2.65 - 2.87 (m, 2 H) 3.73 - 3.87 (m, 2 H) 4.60 - 4.74 (m, 2 H) 5.41 - 5.53 (m, 2 H) 6.96 - 7.20 (m, 3 H) 7.88 - 7.96 (m, 1 H) 8.18 - 8.26 (m, 1 H) 11.97 (s, 1 H)。
【0524】
実施例15(12);6−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.25 (酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.87 - 1.04 (m, 6 H) 1.41 - 1.61 (m, 2 H) 2.04 - 2.17 (m, 2 H) 2.19 - 2.47 (m, 2 H) 2.63 - 2.87 (m, 2 H) 3.72 - 3.86 (m, 2 H) 4.56 - 4.71 (m, 2 H) 5.42 - 5.54 (m, 2 H) 7.05 - 7.22 (m, 3 H) 7.28 - 7.43 (m, 2 H) 7.85 - 7.96 (m, 1 H) 8.17 - 8.27 (m, 1 H) 11.97 (s, 1 H)。
【0525】
実施例15(13);3,3−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.47(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.88 - 1.04 (m, 6 H) 1.45 - 1.63 (m, 2 H) 2.07 - 2.18 (m, 2 H) 2.29 - 2.47 (m, 2 H) 2.65 - 2.86 (m, 2 H) 3.74 - 3.86 (m, 2 H) 4.65 - 4.76 (m, 2 H) 5.41 - 5.54 (m, 2 H) 7.01 (ddd, J=10.70, 8.87, 7.14 Hz, 1 H) 7.11 (dd, J=7.68, 4.76 Hz, 1 H) 7.52 - 7.68 (m, 1 H) 7.91 (dd, J=7.68, 1.28 Hz, 1 H) 8.21 (dd, J=4.76, 1.46 Hz, 1 H) 11.97 (s, 1 H)。
【0526】
実施例15(15);6−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.42 (酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.87 - 1.04 (m, 6 H) 1.47 - 1.66 (m, 2 H) 2.09 - 2.18 (m, 2 H) 2.28 - 2.47 (m, 2 H) 2.62 - 2.84 (m, 2 H) 3.70 - 3.86 (m, 2 H) 4.70 - 4.84 (m, 2 H) 5.48 - 5.64 (m, 2 H) 6.90 - 7.05 (m, 2 H) 7.12 (dd, J=7.68, 4.76 Hz, 1 H) 7.82 - 7.95 (m, 1 H) 8.20 - 8.30 (m, 1 H) 12.00 (br s, 1 H)。
【0527】
実施例15(16);6−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.47(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.90 - 1.03 (m, 6 H) 1.46 - 1.63 (m, 2 H) 2.10 - 2.17 (m, 2 H) 2.18 - 2.25 (m, 3 H) 2.25 - 2.47 (m, 5 H) 2.62 - 2.85 (m, 2 H) 3.70 - 3.84 (m, 2 H) 4.58 - 4.70 (m, 2 H) 5.18 - 5.36 (m, 2 H) 6.17 - 6.35 (m, 1 H) 7.01 - 7.16 (m, 1 H) 7.88 (dd, J=7.87, 1.46 Hz, 1 H) 8.15 - 8.32 (m, 1 H) 11.98 (s, 1 H)。
【0528】
実施例15(17);6−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=488 (M + H)+
【0529】
実施例15(20);6−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=460 (M + H)+
【0530】
実施例15(21);6−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.38(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=472 (M + H)+
【0531】
実施例15(23);6−[9−(4−シアノベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.55(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=444 (M + H)+
【0532】
実施例15(24);6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.43(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=454 (M + H)+
【0533】
実施例15(26);6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.36(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=437 (M + H)+
【0534】
実施例15(27);6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.40(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=454 (M + H)+
【0535】
実施例15(29);3,3−ジメチル−6−オキソ−6−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]ヘキサン酸
TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=983 (2M + H)+, 492 (M + H)+
【0536】
実施例16:7−(クロロアセチル)−9−(3−フルオロベンジル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン
【0537】
【化63】
【0538】
実施例1に準じた操作によって製造した9−(3−フルオロベンジル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン(500mg)のTHF(10mL)懸濁液に、トリエチルアミン(0.59mL)およびクロロアセチルクロライド(0.135mL)を順次加え、30分間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(459mg)を得た。
TLC : Rf 0.29 (ヘキサン:酢酸エチル=3:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 2.80 - 3.02 (m, 2 H) 3.76 - 4.23 (m, 4 H) 4.50 - 4.75 (m, 2 H) 5.42 - 5.52 (m, 2 H) 6.71 - 6.85 (m, 1 H) 6.86 - 7.03 (m, 2 H) 7.06 - 7.15 (m, 1 H) 7.19 - 7.34 (m, 1 H) 7.77 - 7.88 (m, 1 H) 8.26 - 8.37 (m, 1 H)。
【0539】
実施例17:メチル 3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパノアート
【0540】
【化64】
【0541】
メチル 3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノアート(0.04mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に0℃で水素化ナトリウム(60%油中、12mg)を加え、20分間撹拌した。反応混合物に、実施例16で製造した化合物(54mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を滴下し、1時間撹拌した。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(28mg)を得た。
TLC:Rf 0.48(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.04 - 1.33 (m, 6 H) 2.77 - 2.92 (m, 2 H) 3.38 - 3.57 (m, 2 H) 3.57 - 3.70 (m, 3 H) 3.74 - 3.96 (m, 2 H) 4.01 - 4.27 (m, 2 H) 4.53 - 4.67 (m, 2 H) 5.43 - 5.51 (m, 2 H) 6.71 - 7.00 (m, 3 H) 7.05 - 7.14 (m, 1 H) 7.18 - 7.31 (m, 1 H) 7.76 - 7.86 (m, 1 H) 8.26 - 8.34 (m, 1 H)。
【0542】
実施例18:3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
実施例17で製造した化合物(28mg)のエチレングリコールジメチルエーテル(1mL)およびメタノール(1mL)混合溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を室温で加え、一晩撹拌した。反応混合物に1N塩酸(1mL)および水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(11mg)を得た。
TLC:Rf 0.51 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.97 - 1.14 (m, 6 H) 2.66 - 2.88 (m, 2 H) 3.35 - 3.50 (m, 2 H) 3.62 - 3.85 (m, 2 H) 4.07 - 4.29 (m, 2 H) 4.61 (s, 2 H) 5.48 (s, 2 H) 6.84 - 7.01 (m, 2 H) 7.02 - 7.11 (m, 1 H) 7.11 (dd, J=8.00, 4.50 Hz, 1 H) 7.33 (ddd, J=8.00, 8.00, 6.00 Hz, 1 H) 7.90 (dd, J=8.00, 1.50 Hz, 1 H) 8.21 (dd, J=4.50, 1.50 Hz, 1 H) 12.19 (s, 1 H)。
【0543】
実施例18(1)〜18(23)
メチル 3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロパノアートの代わりに相当するエステルならびに実施例1に準じた操作によって製造されたβ−カルボリン誘導体あるいは実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例17に準じた操作に付し、必要に応じて、実施例18に準じた操作に付すことによって、以下の化合物を得た。
【0544】
実施例18(1):2−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2−メチルプロパン酸
【0545】
【化65】
【0546】
TLC:Rf 0.33 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.17 - 1.42 (m, 6 H) 2.61 - 2.90 (m, 2 H) 3.65 - 3.96 (m, 2 H) 4.02 - 4.34 (m, 2 H) 4.49 - 5.07 (m, 2 H) 5.36 - 5.64 (m, 2 H) 6.78 - 7.16 (m, 4 H) 7.24 - 7.38 (m, 1 H) 7.81 - 7.95 (m, 1 H) 8.14 - 8.27 (m, 1 H)。
【0547】
実施例18(2):3−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.24(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=440(M + H)+
【0548】
実施例18(3):3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.19(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=453 (M + H)+
【0549】
実施例18(4):2,2−ジメチル−3−{2−オキソ−2−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エトキシ}プロパン酸
TLC:Rf 0.26(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=476 (M + H)+
【0550】
実施例18(5):2,2−ジメチル−3−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エトキシ}プロパン酸
TLC:Rf 0.20(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=476 (M + H)+
【0551】
実施例18(6):3−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.18(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=456 (M + H)+
【0552】
実施例18(7):3−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.16(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=474 (M + H)+
【0553】
実施例18(8):3−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.13(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=474 (M + H)+
【0554】
実施例18(9):3−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.15(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=474 (M + H)+
【0555】
実施例18(11):2,2−ジメチル−3−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エトキシ}プロパン酸
TLC:Rf 0.15(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=494 (M + H)+
【0556】
実施例18(13):3−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.19(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos.):m/z=492 (M + H)+
【0557】
実施例18(16):3−{2−[9−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.21(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (FAB, Pos.):m/z=490 (M + H)+
【0558】
実施例18(17):3−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.24(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (FAB, Pos.):m/z=490 (M + H)+
【0559】
実施例18(20):3−(2−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエトキシ)−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.22(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (FAB, Pos.):m/z=462 (M + H)+
【0560】
実施例18(21):3−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエトキシ)−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.24(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (FAB, Pos.):m/z=462 (M + H)+
【0561】
実施例18(22):3−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエトキシ)−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.33(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (FAB, Pos.):m/z=462 (M + H)+
【0562】
実施例18(23):3−(2−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエトキシ)−2,2−ジメチルプロパン酸
TLC:Rf 0.22(クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (FAB, Pos.):m/z=456 (M + H)+
【0563】
実施例19:メチル 3−[(2−{9−[(3−フルオロベンジル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロパノアート
実施例16で製造した化合物(72mg)とメチル 3−アミノ−2,2−ジメチルプロパノアート 塩酸塩(67mg)のTHF(5mL)溶液に、0℃でトリエチルアミン(0.14mL)を加えた。室温で1時間撹拌した後、テトラブチルアンモニウムブロミド(10mg)を加え、60℃で14時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却し、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水(2L)で洗浄後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム(酢酸エチル:メタノール=9:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(80mg)を得た。
TLC:Rf 0.47 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.08 - 1.26 (m, 6 H), 2.60 - 2.73 (m, 2 H), 2.74 - 2.90 (m, 2 H), 3.24 - 3.58 (m, 2 H), 3.59 - 3.68 (m, 3 H), 3.66 - 3.96 (m, 2 H), 4.38 - 4.71 (m, 2 H), 5.38 - 5.51 (m, 2 H), 6.69 - 6.99 (m, 3 H), 7.02 - 7.13 (m, 1 H), 7.16 - 7.31 (m, 1 H), 7.73 - 7.86 (m, 1 H), 8.21 - 8.36 (m, 1 H)。
【0564】
実施例20:3−({2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸 塩酸塩
【0565】
【化66】
【0566】
実施例19で製造した化合物(10mg)を5mol/L塩酸(0.5mL)に溶解し、60℃で4時間撹拌した。反応溶液を減圧留去濃縮し、下記物性値を有する標題化合物(8mg)を得た。
TLC:Rf 0.30 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.17 - 1.29 (m, 6 H) 2.73 - 2.92 (m, 2 H) 2.98 - 3.17 (m, 2 H) 3.65 - 3.93 (m, 2 H) 4.13 - 4.26 (m, 2 H) 4.62 - 4.75 (m, 2 H) 5.44 - 5.59 (m, 2 H) 6.86 - 7.20 (m, 4 H) 7.27 - 7.41 (m, 1 H) 7.90 - 8.02 (m, 1 H) 8.18 - 8.29 (m, 1 H) 8.64 - 8.93 (m, 2 H)。
【0567】
実施例20(1)〜実施例20(2)
メチル 3−アミノ−2,2−ジメチルプロパノアートの代わりに相当するカルボン酸エステル誘導体を用いて、実施例17および実施例18に準じた操作に付すことにより以下の化合物を得た。
【0568】
実施例20(1):2−({2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}アミノ)−2−メチルプロパン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.34 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.45 - 1.60 (m, 6 H) 2.72 - 2.93 (m, 2 H) 3.72 - 3.97 (m, 2 H) 4.05 - 4.22 (m, 2 H) 4.67 - 4.78 (m, 2 H) 5.45 - 5.59 (m, 2 H) 6.82 - 7.22 (m, 4 H) 7.25 - 7.40 (m, 1 H) 7.88 - 8.03 (m, 1 H) 8.17 - 8.29 (m, 1 H) 8.97 - 9.38 (m, 2 H)。
【0569】
実施例20(2):3−[{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}(メチル)アミノ]−2,2−ジメチルプロパン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.43 (クロロホルム:メタノール:水= 50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.09 - 1.39 (m, 6 H) 2.72 - 2.98 (m, 5 H) 3.22 - 4.03 (m, 4 H) 4.39 - 4.58 (m, 2 H) 4.57 - 4.79 (m, 2 H) 5.52 (s, 2 H) 6.87 - 7.20 (m, 4 H) 7.27 - 7.41 (m, 1 H) 7.91 - 8.02 (m, 1 H) 8.20 - 8.30 (m, 1 H) 9.04 - 9.43 (m, 1 H)。
【0570】
実施例21:2−(1H−インドール−3−イル)プロパンニトリル
【0571】
【化67】
【0572】
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルアセトニトリル(100mg)をTHF(1.5mL)に溶解し、−30℃に冷却後、リチウムジイソプロピルアミド(2.0M ヘプタン:THF:エチルベンゼン混合溶液、0.01mL)を滴下し、0℃で30分間撹拌した。反応混合物を−30℃に冷却後、ヨウ化メチル(199mg)を滴下し、2時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(103mg)を得た。
TLC : Rf 0.42 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.77 (d, J=7.0 Hz, 3 H), 4.16 (q, J=7.0 Hz, 1 H), 7.16 (dd, J=8.0, 5.0 Hz, 1 H), 7.33 (d, J=3.0 Hz, 1 H), 8.03 (dd, J=8.0, 1.0 Hz, 1 H), 8.37 (dd, J=5.0, 1.0 Hz, 1 H), 9.18 (s, 1 H)。
【0573】
実施例22:tert−ブチル 4−メチル−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−カルボキシラート
【0574】
【化68】
【0575】
水素化リチウムアルミニウム(51mg)の無水THF(3mL)懸濁液に室温で、実施例21で製造した化合物(77mg)の無水THF(1mL)溶液を滴下し、原料が消失するまで撹拌した。反応混合物に2N水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を加え、室温で撹拌した。反応混合物を綿栓ろ過し、ろ液を濃縮した。残渣をエタノール(3mL)に溶解し、4N塩化水素ジオキサン溶液(0.142mL)および37%ホルムアルデヒド水溶液(0.047mL)を加え、90℃で5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、得られた残渣に1,4−ジオキサン(2.5mL)を加え懸濁し、1N水酸化ナトリウム水溶液(0.56mL)およびジ−tert−ブチルジカルボネート(130mg)を室温で加え、17時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し、下記物性値を有する標題化合物(47mg)を得た。
TLC : Rf 0.17 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.34 (d, J=7.0 Hz, 3 H), 1.51 (s, 9 H),3.08 - 3.89 (m, 3 H),4.60 - 4.95 (m, 2 H), 7.08 (dd, J=8.0, 5.0 Hz, 1 H), 7.86 (d, J=8.0, 1 H), 8.21 (dd, J=5.0, 1.0 Hz, 1 H), 11.40 - 11.90 (m, 1 H)。
【0576】
実施例23:6−[9−(3−フルオロベンジル)−5−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
【0577】
【化69】
【0578】
実施例22で製造した化合物を用いて実施例1に準じた操作に付し、さらに実施例11および実施例12に準じた操作に付すことにより、下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.24 (ヘキサン:酢酸エチル=2:3);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.16 - 1.24 (m, 6 H) 1.31 - 1.41 (m, 3 H) 1.45 - 1.81 (m, 4 H) 2.29 - 2.51 (m, 2 H) 3.12 - 3.32 (m, 1 H) 3.40 - 3.98 (m, 2 H) 4.39 - 4.84 (m, 2 H) 5.32 - 5.62 (m, 2 H) 6.72 - 7.01 (m, 3 H) 7.03 - 7.16 (m, 1 H) 7.19 - 7.26 (m, 1 H) 7.83 - 7.96 (m, 1 H) 8.27 - 8.34 (m, 1 H)。
【0579】
実施例23(1)〜実施例23(14)
6−エトキシ−4,4−ジメチル−6−オキソヘキサン酸の代わりに相当するカルボン酸誘導体ならびに実施例21および22に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11に準じた操作に付し、必要により、実施例12に準じた操作に付すことによって以下の化合物を得た。
【0580】
実施例23(1):6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.27 (ヘキサン:酢酸エチル=2:3);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.17 - 1.28 (m, 6 H) 1.38 - 1.47 (m, 6 H) 1.52 - 1.79 (m, 4 H) 2.20 - 2.51 (m, 2 H) 3.40 - 3.70 (m, 2 H) 4.40 - 4.71 (m, 2 H) 5.41 - 5.51 (m, 2 H) 6.75 - 6.83 (m, 1 H) 6.84 - 7.02 (m, 2 H) 7.04 - 7.14 (m, 1 H) 7.18 - 7.26 (m, 1 H) 7.91 - 8.01 (m, 1 H) 8.27 - 8.33 (m, 1 H)。
【0581】
実施例23(2):6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.27 (ヘキサン:酢酸エチル=2:3);
1H-NMR(CDCl3):δ 0.99 - 1.11 (m, 6 H) 1.36 - 1.50 (m, 6 H) 1.61 - 1.84 (m, 2 H) 2.17 - 2.29 (m, 2 H) 2.30 - 2.56 (m, 2 H) 3.45 - 3.68 (m, 2 H) 4.49 - 4.70 (m, 2 H) 5.42 - 5.55 (m, 2 H) 6.74 - 6.99 (m, 3 H) 7.04 - 7.15 (m, 1 H) 7.19 - 7.25 (m, 1 H) 7.92 - 8.03 (m, 1 H) 8.27 - 8.34 (m, 1 H)。
【0582】
実施例23(3):エチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.29 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 0.94 - 1.11 (m, 6 H) 1.22 - 1.31 (m, 3 H) 1.37 - 1.51 (m, 6 H) 1.58 - 1.79 (m, 2 H) 2.14 - 2.26 (m, 2 H) 2.30 - 2.53 (m, 2 H) 3.45 - 3.67 (m, 2 H) 4.14 (q, J=7.50 Hz, 2 H) 4.55 - 4.69 (m, 2 H) 5.40 - 5.62 (m, 2 H) 6.74 - 7.01 (m, 3 H) 7.03 - 7.13 (m, 1 H) 7.21 - 7.26 (m, 1 H) 7.91 - 8.02 (m, 1 H) 8.26 - 8.34 (m, 1 H)。
【0583】
実施例23(4):6−(9′−ベンジル−8′,9′−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,5′−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン]−7′(6′H)−イル)−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.26 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 0.85 - 1.02 (m, 2 H) 1.29 - 1.45 (m, 2 H) 1.46 - 1.82 (m, 4 H) 2.07 - 2.49 (m, 4 H) 3.47 - 3.74 (m, 2 H) 4.45 - 4.79 (m, 2 H) 5.43 - 5.54 (m, 2 H) 6.93 - 7.39 (m, 6 H) 7.54 - 7.66 (m, 1 H) 8.22 - 8.31 (m, 1 H)。
【0584】
実施例23(5):メチル 6−(9′−ベンジル−8′,9′−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,5′−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン]−7′(6′H)−イル)−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.34 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 0.86 - 1.01 (m, 2 H) 1.28 - 1.45 (m, 2 H) 1.61 - 1.77 (m, 4 H) 2.05 - 2.48 (m, 4 H) 3.46 - 3.74 (m, 2 H) 3.66 (s, 3 H) 4.44 - 4.77 (m, 2 H) 5.43 - 5.55 (m, 2 H) 6.91 - 7.37 (m, 6 H) 7.52 - 7.66 (m, 1 H) 8.20 - 8.31 (m, 1 H)。
【0585】
実施例23(6):メチル 6−(9−ベンジル−6,6−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.52 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.41 - 1.65 (m, 4 H) 1.55 (s, 6 H) 2.00 (t, J=7.00 Hz, 2 H) 2.26 (t, J=7.00 Hz, 2 H) 2.83 (s, 2 H) 3.66 (s, 3 H) 4.35 (s, 2 H) 5.51 (s, 2 H) 7.00 - 7.12 (m, 3 H) 7.19 - 7.34 (m, 3 H) 7.77 - 7.82 (m, 1 H) 8.27 - 8.34 (m, 1 H)。
【0586】
実施例23(7):メチル 6−(9−ベンジル−6−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサノアート
TLC:Rf 0.27 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.03 - 1.25 (m, 3 H) 1.61 - 1.78 (m, 4 H) 2.02 - 3.14 (m, 7 H) 3.66 (s, 3 H) 3.75 - 4.60 (m, 2 H) 5.32 - 5.74 (m, 2 H) 7.00 - 7.36 (m, 6 H) 7.73 - 7.86 (m, 1 H) 8.24 - 8.36 (m, 1 H)。
【0587】
実施例23(8):6−(9−ベンジル−6−メチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル)−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.33 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.06 - 1.22 (m, 3 H) 1.50 - 1.81 (m, 2 H) 2.23 - 3.15 (m, 5 H) 3.70 - 4.64 (m, 4 H) 5.24 - 5.74 (m, 4 H) 6.98 - 7.35 (m, 6 H) 7.73 - 7.86 (m, 1 H) 8.26 - 8.36 (m, 1 H)。
【0588】
実施例23(9):6−[9−(4−シアノベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.45(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.92 - 1.15 (m, 6 H), 1.20 - 1.55 (m, 10 H), 2.25 - 2.50 (m, 2 H), 3.40 - 3.60 (m, 2 H), 4.45 - 4.65 (m, 2 H), 5.45 - 5.65 (m, 2 H), 7.08 (dd, J=4.8, 7.8 Hz ,1 H), 7.18 - 7.33 (m, 2 H), 7.77 (d, J=8.1 Hz, 2 H), 8.08 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.17 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 12.03 (s, 1 H)。
【0589】
実施例23(10):6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.35(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.95 - 1.15 (m, 6 H), 1.20 - 1.40 (m, 6 H), 1.40 - 1.60 (m, 4 H), 2.25 - 2.60 (m, 8 H), 3.35 - 3.55 (m, 2 H), 4.69 (s, 2 H), 5.40 - 5.65 (m, 2 H), 7.07 (dd, J=7.8, 4.8 Hz ,1 H), 8.04 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.21 (d, J=4.8 Hz, 1 H), 12.05 (s, 1 H)。
【0590】
実施例23(11):6−[9−(4−シアノベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.44(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=473 (M + H)+
【0591】
実施例23(12):6−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=483 (M + H)+
【0592】
実施例23(13):6−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.38(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=466 (M + H)+
【0593】
実施例23(14):6−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3,3−ジメチル−6−オキソヘキサン酸
TLC:Rf 0.44(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=483 (M + H)+
【0594】
実施例24:エチル 5−((クロロカルボニル)オキシ)ペンタノアート
【0595】
【化70】
【0596】
エチル 5−ヒドロキシペンタノアート(1.12g,7.66mmol)を塩化メチレン 25mLに溶解させ,零度で撹拌している中にトリホスゲン(772mg,0.34当量)、ピリジン(0.743mL,1.2当量)を順に加えて、室温で1時間撹拌した。反応終了後、水を加えて抽出操作(塩化メチレン)を行った。分離した有機層を飽和食塩水を用いて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去し、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:10)により精製して下記物性値の標題化合物(972mg)を得た。
TLC:Rf 0.29 (酢酸エチル: n−ヘキサン=1:10);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.22 - 1.29 (m, 3 H) 1.65 - 1.84 (m, 4 H) 2.32 - 2.38 (m, 2 H) 4.10 - 4.18 (m, 2 H) 4.29 - 4.36 (m, 2 H)。
【0597】
実施例25:5−エトキシ−5−オキシペンチル 9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート
【0598】
【化71】
【0599】
実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造した9−(3−フルオロベンジル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン 二塩酸塩(100mg,0.28mmol)を塩化メチレン2.8mLに溶解させ、室温で撹拌している中にピリジン(0.136mL,6.0当量),実施例24で製造された化合物(175mg,3.0当量)を順に加えて、室温で1時間撹拌した。反応終了後、水を加えて抽出操作(塩化メチレン)を行った。分離した有機層を飽和食塩水を用いて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去し、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン;12%→33%→45%)により精製し、下記物性値を有する標題化合物(111mg)を得た。
TLC:Rf 0.66(酢酸エチル: n−ヘキサン=1:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.21 - 1.28 (m, 3 H) 1.60 - 1.78 (m, 4 H) 2.31 - 2.38 (m, 2 H) 2.77 - 2.86 (m, 2 H) 3.62 - 3.84 (m, 2 H) 4.06 - 4.18 (m, 4 H) 4.49 - 4.56 (m, 2 H) 5.41 - 5.46 (m, 2 H) 6.72 - 6.97 (m, 3 H) 7.05 - 7.11 (m, 1 H) 7.20 - 7.29 (m, 1 H) 7.78 - 7.83 (m, 1 H) 8.28 - 8.31 (m, 1 H)。
【0600】
実施例26:5−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}オキシ)ペンタン酸
【0601】
【化72】
【0602】
実施例25で製造した化合物を用いて、実施例3に準じた操作に付すことによって、下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.46(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.37 - 1.66 (m, 4 H), 2.13 - 2.31 (m, 2 H), 2.66 - 2.80 (m, 2 H), 3.65 - 3.76 (m, 2 H), 3.90 - 4.10 (m, 2 H), 4.56 (s, 2 H), 5.47 (s, 2 H), 6.86 - 7.16 (m, 4 H), 7.27 - 7.40 (m, 1 H), 7.85 - 7.96 (m, 1 H), 8.15 - 8.26 (m, 1 H), 12.03 (s, 1 H)。
【0603】
実施例26(1)〜実施例26(2)
エチル 5−((クロロカルボニル)オキシ)ペンタノアートの代わりに相当するエステルを用いて、実施例25→実施例26に準じた操作に付すことによって、以下の化合物を得た。
【0604】
実施例26(1):5−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}オキシ)−2,2−ジメチルペンタン酸
TLC:Rf 0.51(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.07 - 1.36 (m, 6 H), 1.49 - 1.74 (m, 4 H), 2.73 - 2.88 (m, 2 H), 3.68 - 3.86 (m, 2 H), 3.99 - 4.18 (m, 2 H), 4.44 - 4.59 (m, 2 H), 5.44 (s, 2 H), 6.70 - 7.00 (m, 3 H), 7.04 - 7.13 (m, 1 H), 7.16 - 7.31 (m, 1 H), 7.74 - 7.87 (m, 1 H), 8.25 - 8.35 (m, 1 H)。
【0605】
実施例26(2):4−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}オキシ)−2,2−ジメチルブタン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.08 - 1.36 (m, 6 H), 1.85 - 2.07 (m, 2 H), 2.60 - 2.81 (m, 2 H), 3.58 - 3.85 (m, 2 H), 4.17 - 4.32 (m, 2 H), 4.39 - 4.61 (m, 2 H), 5.26 - 5.61 (m, 2 H), 6.64 - 7.09 (m, 4 H), 7.14 - 7.28 (m, 1 H), 7.55 - 7.70 (m, 1 H), 8.04 - 8.40 (m, 1 H)。
【0606】
実施例27:メチル 5−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}アミノ)−2,2−ジメチルペンタノアート
【0607】
【化73】
【0608】
実施例10で製造された化合物(211mg,1.12mmol)を1.2mLトルエンに溶解させ、室温で撹拌している中にジフェニルホスホリルアジド(0.241mL,1.12mmol)およびトリエチルアミン(0.156mL,1.12mmol)を順に加えて、120度で2時間撹拌して室温まで放冷した(これを溶液Aとする。)。一方、実施例1に準じた操作によって製造した9−(3−フルオロベンジル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン 二塩酸塩(200mg,0.56mmol)およびピリジン(0.234mL,1.68mmol)を2.8mL塩化メチレンに溶解させ室温で撹拌している中に、溶液Aを加えて室温で1時間撹拌した。この反応溶液に飽和重曹水を加えて抽出操作(酢酸エチル)を行った。分離した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去して粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン;50%→70%)により精製して、下記物性値を有する標題化合物(256mg)を得た。
TLC:Rf 0.55(メタノール:クロロホルム=1:10);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.18 (s, 6 H) 1.23 - 1.58 (m, 4 H) 2.79 - 2.90 (m, 2 H) 3.15 - 3.28 (m, 2 H) 3.58 - 3.74 (m, 5 H) 4.51 (s, 2 H) 4.66 - 4.78 (m, 1 H) 5.46 (s, 2 H) 6.74 - 6.84 (m, 1 H) 6.86 - 6.99 (m, 2 H) 7.04 - 7.13 (m, 1 H) 7.18 - 7.28 (m, 1 H) 7.75 - 7.85 (m, 1 H) 8.25 - 8.33 (m, 1 H)。
【0609】
実施例28:5−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}アミノ)−2,2−ジメチルペンタン酸
【0610】
【化74】
【0611】
実施例27で製造した化合物を用いて、実施例3に準じた操作に付すことによって下記物性値を有する標題化合物(68mg)を得た。
TLC:Rf 0.29(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.05 (s, 6 H) 1.25 - 1.48 (m, 4 H) 2.64 - 2.76 (m, 2 H) 2.92 - 3.07 (m, 2 H) 3.57 - 3.72 (m, 2 H) 4.51 (s, 2 H) 5.44 (s, 2 H) 6.66 - 6.77 (m, 1 H) 6.87 - 7.16 (m, 4 H) 7.26 - 7.42 (m, 1 H) 7.84 - 7.94 (m, 1 H) 8.14 - 8.26 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0612】
実施例28(1)
実施例10で製造された化合物の代わりに相当するエステルを用いて、実施例27→実施例28に準じた操作に付すことによって以下の化合物を得た。
【0613】
実施例28(1):4−({[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}アミノ)−2,2−ジメチルブタン酸
TLC:Rf 0.48(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.10 (s, 6 H) 1.55 - 1.69 (m, 2 H) 2.63 - 2.77 (m, 2 H) 2.95 - 3.10 (m, 2 H) 3.57 - 3.68 (m, 2 H) 4.50 (s, 2 H) 5.43 (s, 2 H) 6.58 - 6.68 (m, 1 H) 6.88 - 7.15 (m, 4 H) 7.28 - 7.40 (m, 1 H) 7.84 - 7.93 (m, 1 H) 8.15 - 8.23 (m, 1 H) 12.13 (s, 1 H)。
【0614】
実施例29:メチル シス−4−(ジアゾアセチル)シクロヘキサンカルボキシラート
【0615】
【化75】
【0616】
シス−4−(メトキシカルボニル)シクロヘキサンカルボン酸(5.89g)の酢酸エチル溶液(5.0mL)に塩化チオニル(4.6mL)を加えて、60℃で6時間撹拌した。室温へ冷却後濃縮し、トルエン共沸した。得られた油状物のTHF:アセトニトリル(1:1)溶液(26mL)溶液を、2.0Mトリメチルシリルジアゾメタン(32mL)のTHF:アセトニトリル(1:1)溶液(100mL)に加えて室温で一晩撹拌した。酢酸(5mL)と水(20mL)を加えたのちTHFとアセトニトリルを留去し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。酢酸エチルで抽出して有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20→65:35→50:50)で単離精製することにより、下記物性値を有する標題化合物(5.16g)を得た。
TLC : 0.33 (酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.52 - 1.79 (m, 6 H) 2.00 - 2.16 (m, 2 H) 2.26 - 2.42 (m, 1 H) 2.56 (quin, J=4.94 Hz, 1 H) 3.69 (s, 3 H) 5.30 (s, 1 H)。
【0617】
実施例30:[シス−4−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]酢酸
【0618】
【化76】
【0619】
実施例29で製造された化合物(6.06g)のTHF:水(10:1)溶液(41mL)を、トリフルオロ酢酸銀(318mg)とトリエチルアミン(12.1mL)のTHF:水(10:1)溶液(80mL)に室温において1時間かけて滴下したのち、室温で一晩撹拌した。THFを留去後、t−ブチルメチルエーテル(120mL)を加えてセライト濾過し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(350mL)で抽出した。水相を分離し、5N塩酸(65mL)を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮することにより、下記物性値を有する標題化合物(3.75g)を得た。
TLC:Rf 0.70(酢酸エチル);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.25 - 1.40 (m, 2 H) 1.50 - 1.74 (m, 4 H) 1.87 - 2.07 (m, 3 H) 2.30 (d, J=7.32 Hz, 2 H) 2.57 (quin, J=5.03 Hz, 1 H) 3.69 (s, 3 H)。
【0620】
実施例31:シス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
【0621】
【化77】
【0622】
実施例30で製造した化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11および実施例3に準じた操作に付すことによって下記物性値を有する標題化合物(53mg)を得た。
TLC:Rf 0.34(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.04 - 1.29 (m, 2 H) 1.32 - 1.63 (m, 4 H) 1.65 - 1.96 (m, 3 H) 2.13 - 2.47 (m, 3 H) 2.62 - 2.85 (m, 2 H) 3.70 - 3.84 (m, 2 H) 4.64 (s, 2 H) 5.39 - 5.54 (m, 2 H) 7.02 - 7.30 (m, 5 H) 7.81 - 7.94 (m, 1 H) 8.16 - 8.28 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0623】
実施例31(1)〜実施例31(198)
シス−4−(メトキシカルボニル)シクロヘキサンカルボン酸の代わりに相当するエステルを用い、4−フルオロベンジルクロリドの代わりに相当するハライドを用いて、実施例29→実施例30→実施例31に準じた操作に付すことによって以下の化合物を得た。
【0624】
実施例31(1):シス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
【0625】
【化78】
【0626】
TLC:Rf 0.49(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.10 - 1.31 (m, 2 H), 1.34 - 1.60 (m, 4 H), 1.63 - 1.96 (m, 3 H), 2.11 - 2.45 (m, 3 H), 2.61 - 2.84 (m, 2 H), 3.68 - 3.87 (m, 2 H), 4.63 (s, 2 H), 5.42 - 5.57 (m, 2 H), 6.85 - 7.15 (m, 4 H), 7.26 - 7.40 (m, 1 H), 7.84 - 7.96 (m, 1 H), 8.16 - 8.26 (m, 1 H), 12.03 (s, 1 H)。
【0627】
実施例31(2):トランス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.45(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.73 - 1.37 (m, 4 H), 1.45 - 1.92 (m, 5 H), 1.94 - 2.36 (m, 3 H), 2.62 - 2.85 (m, 2 H), 3.69 - 3.85 (m, 2 H), 4.64 (s, 2 H), 5.43 - 5.56 (m, 2 H), 6.85 - 7.17 (m, 4 H), 7.27 - 7.41 (m, 1 H), 7.85 - 7.95 (m, 1 H), 8.16 - 8.26 (m, 1 H), 11.97 (s, 1 H)。
【0628】
実施例31(3):シス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.39(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.08 - 1.31 (m, 2 H) 1.35 - 1.61 (m, 4 H) 1.69 - 1.96 (m, 3 H) 2.16 - 2.46 (m, 3 H) 2.62 - 2.86 (m, 2 H) 3.69 - 3.87 (m, 2 H) 4.60 - 4.73 (m, 2 H) 5.41 - 5.58 (m, 2 H) 6.86 - 7.04 (m, 2 H) 7.05 - 7.16 (m, 1 H) 7.21 - 7.36 (m, 1 H) 7.83 - 7.96 (m, 1 H) 8.16 - 8.26 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0629】
実施例31(4):シス−4−{2−オキソ−2−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.37(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.08 - 1.29 (m, 2 H) 1.34 - 1.63 (m, 4 H) 1.70 - 1.96 (m, 3 H) 2.22 - 2.46 (m, 3 H) 2.63 - 2.83 (m, 2 H) 3.70 - 3.87 (m, 2 H) 4.61 - 4.75 (m, 2 H) 5.38 - 5.54 (m, 2 H) 6.95 - 7.20 (m, 3 H) 7.85 - 7.97 (m, 1 H) 8.17 - 8.27 (m, 1 H) 12.03 (br s, 1 H)。
【0630】
実施例31(5):シス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.34(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.05 - 1.29 (m, 2 H) 1.33 - 1.61 (m, 4 H) 1.68 - 1.94 (m, 3 H) 2.14 - 2.47 (m, 3 H) 2.63 - 2.84 (m, 2 H) 3.70 - 3.84 (m, 2 H) 4.58 - 4.68 (m, 2 H) 5.41 - 5.54 (m, 2 H) 7.05 - 7.23 (m, 3 H) 7.30 - 7.41 (m, 2 H) 7.85 - 7.95 (m, 1 H) 8.18 - 8.25 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0631】
実施例31(6):シス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.49(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.07 - 1.30 (m, 2 H) 1.35 - 1.62 (m, 4 H) 1.71 - 1.96 (m, 3 H) 2.21 - 2.47 (m, 3 H) 2.62 - 2.84 (m, 2 H) 3.71 - 3.86 (m, 2 H) 4.63 - 4.79 (m, 2 H) 5.37 - 5.57 (m, 2 H) 6.93 - 7.06 (m, 1 H) 7.07 - 7.17 (m, 1 H) 7.52 - 7.70 (m, 1 H) 7.86 - 7.96 (m, 1 H) 8.15 - 8.25 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0632】
実施例31(7):シス−4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.53(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.09 - 1.30 (m, 2 H) 1.37 - 1.61 (m, 4 H) 1.74 - 1.94 (m, 3 H) 2.18 - 2.47 (m, 3 H) 2.65 - 2.84 (m, 2 H) 3.72 - 3.86 (m, 2 H) 4.61 - 4.71 (m, 2 H) 5.44 - 5.56 (m, 2 H) 6.81 - 6.91 (m, 1 H) 7.07 - 7.14 (m, 1 H) 7.15 - 7.23 (m, 1 H) 7.43 - 7.53 (m, 1 H) 7.87 - 7.94 (m, 1 H) 8.17 - 8.23 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0633】
実施例31(9):シス−4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.47(酢酸エチル:メタノール=19:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.10 - 1.30 (m, 2 H) 1.35 - 1.64 (m, 4 H) 1.68 - 1.95 (m, 3 H) 2.22 - 2.47 (m, 3 H) 2.63 - 2.83 (m, 2 H) 3.72 - 3.85 (m, 2 H) 4.58 - 4.72 (m, 2 H) 5.46 - 5.60 (m, 2 H) 6.84 - 6.99 (m, 1 H) 7.07 - 7.15 (m, 1 H) 7.16 - 7.28 (m, 1 H) 7.86 - 7.95 (m, 1 H) 8.16 - 8.24 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0634】
実施例31(10):シス−4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.43(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=484 (M + H)+
【0635】
実施例31(13):シス−4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.43(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=500 (M + H)+
【0636】
実施例31(14):シス−4−{2−[9−(4−シアノベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.48(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.05 - 1.31 (m, 2 H) 1.33 - 1.63 (m, 4 H) 1.66 - 1.96 (m, 3 H) 2.14 - 2.47 (m, 3 H) 2.64 - 2.85 (m, 2 H) 3.70 - 3.85 (m, 2 H) 4.57 - 4.67 (m, 2 H) 5.46 - 5.58 (m, 2 H) 6.98 - 7.22 (m, 4 H) 7.32 - 7.42 (m, 1 H) 7.44 - 7.51 (m, 1 H) 7.72 - 7.82 (m, 2 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0637】
実施例31(15):シス−4−(2−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.44(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.07 - 1.30 (m, 2 H) 1.34 - 1.61 (m, 4 H) 1.72 - 1.95 (m, 3 H) 2.21 - 2.47 (m, 3 H) 2.62 - 2.84 (m, 2 H) 3.72 - 3.87 (m, 2 H) 4.63 - 4.75 (m, 2 H) 5.41 - 5.51 (m, 2 H) 6.98 - 7.16 (m, 2 H) 7.35 - 7.51 (m, 4 H) 8.14 - 8.28 (m, 1 H) 12.04 (br s, 1 H)。
【0638】
実施例31(17):シス−4−(2−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.31(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.09 - 1.31 (m, 2 H) 1.34 - 1.61 (m, 4 H) 1.70 - 1.93 (m, 3 H) 1.93 - 2.04 (m, 3 H) 2.18 - 2.47 (m, 3 H) 2.61 - 2.82 (m, 2 H) 3.61 - 3.84 (m, 5 H) 4.57 - 4.70 (m, 2 H) 5.26 - 5.48 (m, 3 H) 6.93 - 7.15 (m, 2 H) 7.35 - 7.49 (m, 2 H) 12.03 (br s, 1 H)。
【0639】
実施例31(18):シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
【0640】
【化79】
【0641】
TLC:Rf 0.36(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.08 - 1.32 (m, 2 H) 1.36 - 1.64 (m, 4 H) 1.69 - 1.97 (m, 3 H) 2.21 - 2.47 (m, 9 H) 2.59 - 2.81 (m, 2 H) 3.66 - 3.83 (m, 2 H) 4.64 - 4.75 (m, 2 H) 5.41 - 5.56 (m, 2 H) 6.97 - 7.07 (m, 1 H) 7.07 - 7.18 (m, 1 H) 7.37 - 7.52 (m, 2 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0642】
実施例31(21):シス−4−(2−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.38(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=472 (M + H)+
【0643】
実施例31(22):シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.40(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=466 (M + H)+
【0644】
実施例31(23):トランス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.39(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.81 - 1.09 (m, 2 H) 1.20 - 1.38 (m, 2 H) 1.53 - 1.94 (m, 5 H) 2.02 - 2.16 (m, 1 H) 2.20 - 2.39 (m, 2 H) 2.64 - 2.84 (m, 2 H) 3.70 - 3.87 (m, 2 H) 4.65 - 4.74 (m, 2 H) 5.41 - 5.54 (m, 2 H) 7.01 (ddd, J=10.79, 8.87, 7.04 Hz, 1 H) 7.11 (dd, J=7.78, 4.67 Hz, 1 H) 7.54 - 7.69 (m, 1 H) 7.87 - 7.95 (m, 1 H) 8.21 (dd, J=4.67, 1.37 Hz, 1 H) 11.98 (s, 1 H)。
【0645】
実施例31(24):トランス−4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
【0646】
【化80】
【0647】
TLC:Rf 0.38(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.77 - 1.10 (m, 2 H) 1.13 - 1.38 (m, 2 H) 1.48 - 1.94 (m, 5 H) 2.00 - 2.39 (m, 3 H) 2.62 - 2.86 (m, 2 H) 3.70 - 3.87 (m, 2 H) 4.61 - 4.72 (m, 2 H) 5.43 - 5.57 (m, 2 H) 6.78 - 6.91 (m, 1 H) 7.11 (dd, J=7.68, 4.76 Hz, 1 H) 7.16 - 7.23 (m, 1 H) 7.43 - 7.54 (m, 1 H) 7.86 - 7.96 (m, 1 H) 8.20 (dd, J=4.76, 1.46 Hz, 1 H) 11.98 (s, 1 H)。
【0648】
実施例31(26):トランス−4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.38(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.77 - 1.11 (m, 2 H) 1.12 - 1.42 (m, 2 H) 1.54 - 1.93 (m, 5 H) 2.01 - 2.18 (m, 1 H) 2.18 - 2.40 (m, 2 H) 2.61 - 2.88 (m, 2 H) 3.68 - 3.87 (m, 2 H) 4.60 - 4.74 (m, 2 H) 5.44 - 5.63 (m, 2 H) 6.84 - 7.01 (m, 1 H) 7.11 (dd, J=7.87, 4.76 Hz, 1 H) 7.22 (td, J=8.83, 1.74 Hz, 1 H) 7.85 - 7.96 (m, 1 H) 8.15 - 8.25 (m, 1 H) 11.98 (s, 1 H)。
【0649】
実施例31(27):トランス−4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.57(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=967 (2M + H)+, 484 (M + H)+
【0650】
実施例31(30):トランス−4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.57(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=500 (M + H)+
【0651】
実施例31(31):トランス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.34(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=450 (M + H)+
【0652】
実施例31(32):トランス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
【0653】
【化81】
【0654】
TLC:Rf 0.37(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.75 - 1.37 (m, 4 H), 1.45 - 1.92 (m, 5 H), 1.92 - 2.38 (m, 3 H), 2.62 - 2.84 (m, 2 H), 3.68 - 3.84 (m, 2 H), 4.65 (s, 2 H), 5.38 - 5.56 (m, 2 H), 6.86 - 7.03 (m, 2 H), 7.10 (dd, J = 7.8, 4.8 Hz), 7.21 - 7.36 (m, 1 H), 7.84 - 7.94 (m, 1 H), 8.20 (dd, J = 4.8, 1.2Hz, 1 H), 11.97 (s, 1 H)。
【0655】
実施例31(33):トランス−4−{2−オキソ−2−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.34(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=486 (M + H)+
【0656】
実施例31(34):トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
【0657】
【化82】
【0658】
TLC:Rf 0.36(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.75 - 1.38 (m, 4 H), 1.40 - 1.92 (m, 5 H), 1.96 - 2.40 (m, 3 H), 2.63 - 2.84 (m, 2 H), 3.65 - 3.84 (m, 2 H), 4.62 (s, 2 H), 5.39 - 5.54 (m, 2 H), 7.04 - 7.23 (m, 3 H), 7.30 - 7.43 (m, 2 H), 7.89 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.16 - 8.26 (m, 1 H), 11.96 (s, 1 H)。
【0659】
実施例31(36):トランス−4−(2−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.40 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.78 - 1.10 (m, 2 H) 1.12 - 1.39 (m, 2 H) 1.51 - 1.93 (m, 5 H) 2.00 - 2.18 (m, 1 H) 2.20 - 2.39 (m, 2 H) 2.60 - 2.83 (m, 2 H) 3.69 - 3.86 (m, 2 H) 4.70 - 4.82 (m, 2 H) 5.54 - 5.67 (m, 2 H) 7.02 - 7.18 (m, 2 H) 7.39 - 7.45 (m, 1 H) 7.85 - 7.94 (m, 1 H) 8.19 - 8.28 (m, 1 H) 11.98 (s, 1 H)。
【0660】
実施例31(37):トランス−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.41(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.80 - 1.10 (m, 2 H) 1.13 - 1.39 (m, 2 H) 1.53 - 1.95 (m, 5 H) 2.00 - 2.18 (m, 1 H) 2.21 - 2.38 (m, 2 H) 2.60 - 2.81 (m, 2 H) 3.69 - 3.85 (m, 2 H) 4.72 - 4.81 (m, 2 H) 5.50 - 5.63 (m, 2 H) 6.90 - 7.05 (m, 2 H) 7.07 - 7.15 (m, 1 H) 7.84 - 7.92 (m, 1 H) 8.20 - 8.28 (m, 1 H) 11.97 (br s, 1 H)。
【0661】
実施例31(38):トランス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.44(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.75 - 1.09 (m, 2 H) 1.14 - 1.38 (m, 2 H) 1.47 - 1.93 (m, 5 H) 2.02 - 2.37 (m, 6 H) 2.38 - 2.46 (m, 3 H) 2.61 - 2.82 (m, 2 H) 3.68 - 3.83 (m, 2 H) 4.57 - 4.70 (m, 2 H) 5.21 - 5.34 (m, 2 H) 6.19 - 6.29 (m, 1 H) 7.04 - 7.15 (m, 1 H) 7.83 - 7.92 (m, 1 H) 8.19 - 8.28 (m, 1 H) 11.98 (s, 1 H)。
【0662】
実施例31(39):シス−4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.39(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.09 - 1.31 (m, 2 H) 1.33 - 1.62 (m, 4 H) 1.65 - 1.96 (m, 3 H) 2.19 - 2.48 (m, 3 H) 2.61 - 2.81 (m, 2 H) 3.71 - 3.85 (m, 2 H) 4.66 - 4.75 (m, 2 H) 5.30 - 5.42 (m, 2 H) 6.89 - 6.96 (m, 1 H) 7.05 - 7.24 (m, 2 H) 7.85 - 7.92 (m, 1 H) 8.18 - 8.25 (m, 1 H) 12.04 (br s, 1 H)。
【0663】
実施例31(41):シス−4−(2−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.19(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.08 - 1.65 (m, 9 H) 1.70 - 2.07 (m, 6 H) 2.28 - 2.47 (m, 3 H) 3.47 - 3.58 (m, 2 H) 3.72 - 3.79 (m, 3 H) 4.62 - 4.71 (m, 2 H) 5.40 - 5.55 (m, 2 H) 5.56 - 5.74 (m, 1 H) 7.04 - 7.13 (m, 1 H) 8.02 - 8.11 (m, 1 H) 8.16 - 8.25 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0664】
実施例31(42):シス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.21(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.07 - 1.65 (m, 9 H) 1.69 - 2.02 (m, 3 H) 2.30 - 2.50 (m, 9 H) 3.45 - 3.57 (m, 2 H) 4.64 - 4.75 (m, 2 H) 5.47 - 5.62 (m, 2 H) 7.03 - 7.14 (m, 1 H) 8.01 - 8.09 (m, 1 H) 8.18 - 8.26 (m, 1 H) 12.04 (br s, 1 H)。
【0665】
実施例31(44):トランス−4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.39(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=472 (M + H)+
【0666】
実施例31(46):シス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=504 (M + H)+
【0667】
実施例31(47):トランス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=504 (M + H)+
【0668】
実施例31(48):シス−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.37(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.09 - 1.32 (m, 2 H) 1.37 - 1.63 (m, 4 H) 1.71 - 1.95 (m, 3 H) 2.22 - 2.49 (m, 3 H) 2.59 - 2.82 (m, 2 H) 3.70 - 3.84 (m, 2 H) 4.68 - 4.83 (m, 2 H) 5.48 - 5.64 (m, 2 H) 6.90 - 7.05 (m, 2 H) 7.06 - 7.16 (m, 1 H) 7.83 - 7.92 (m, 1 H) 8.20 - 8.29 (m, 1 H) 12.04 (s, 1 H)。
【0669】
実施例31(50):トランス−4−{2−[9−(4−シアノベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC : Rf 0.43 (クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=485 (M + H)+
【0670】
実施例31(51):トランス−4−(2−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC : Rf 0.38 (クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=495 (M + H)+
【0671】
実施例31(52):トランス−4−(2−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC :Rf 0.35(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=478 (M + H)+
【0672】
実施例31(53):トランス−4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.35 (クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=495 (M + H)+
【0673】
実施例31(54):トランス−4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=468 (M + H)+
【0674】
実施例31(55):トランス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=468 (M + H)+
【0675】
実施例31(56):トランス−4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=967 (2M + H)+, 484 (M + H)+
【0676】
実施例31(59):シス−4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.54(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=935 (2M + H)+, 468 (M + H)+
【0677】
実施例31(60):シス−4−{2−オキソ−2−[9−(2,3,4−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.54(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=971 (2M + H)+, 486 (M + H)+
【0678】
実施例31(61):シス−4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.54(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=967 (2M + H)+, 484 (M + H)+
【0679】
実施例31(62):シス−4−{2−[9−(3,4−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.54(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=999 (2M + H)+,500 (M + H)+
【0680】
実施例31(63):トランス−4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.39(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=468 (M + H)+
【0681】
実施例31(64):トランス−4−{2−[9−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.39(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=484 (M + H)+
【0682】
実施例31(65):シス−4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.39(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=935 (2M + H)+, 468 (M + H)+
【0683】
実施例31(66):シス−4−{2−[9−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.39(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=967 (2M + H)+, 484 (M + H)+
【0684】
実施例31(75):トランス−4−(2−{9−[(5−フルオロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.34(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=456 (M + H)+
【0685】
実施例31(76):シス−4−(2−{9−[(5−フルオロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.35(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=456 (M + H)+
【0686】
実施例31(77):トランス−4−(2−{9−[(5−フルオロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.33(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=456 (M + H)+
【0687】
実施例31(78):シス−4−(2−{9−[(5−フルオロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.36(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=456 (M + H)+
【0688】
実施例31(79):(シス−4−{[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}シクロヘキシル)酢酸
TLC:Rf 0.45(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.16 - 1.69 (m, 9 H), 1.88 - 2.23 (m, 3 H), 2.59 - 2.89 (m, 2 H), 3.69 - 3.85 (m, 2 H), 4.55 - 4.70 (m, 2 H), 5.42 - 5.57 (m, 2 H), 6.87 - 7.00 (m, 2 H), 7.00 - 7.16 (m, 2 H), 7.27 - 7.40 (m, 1 H), 7.90 (d, J=7.7 Hz, 1 H), 8.21 (d, J=4.0 Hz, 1 H), 11.99 (s, 1 H)。
【0689】
実施例31(80):(トランス−4−{[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}シクロヘキシル)酢酸
TLC:Rf 0.45(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.77 - 1.15 (m, 2 H), 1.19 - 1.81 (m, 7 H), 2.01 - 2.15 (m, 2 H), 2.58 - 2.86 (m, 3 H), 3.78 (t, J=5.2 Hz, 2 H), 4.55 - 4.72 (m, 2 H), 5.40 - 5.58 (m, 2 H), 6.85 - 7.02 (m, 2 H), 7.02 - 7.16 (m, 2 H), 7.28 - 7.40 (m, 1 H), 7.90 (d, J=7.7 Hz, 1 H), 8.16 - 8.28 (m, 1 H), 12.00 (s, 1 H)。
【0690】
実施例31(81):3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
TLC:Rf 0.33 (酢酸エチル);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.66 - 2.80 (m, 2 H) 3.75 - 3.98 (m, 4 H) 4.62 - 4.77 (m, 2 H) 5.48 (s, 2 H) 6.87 - 7.01 (m, 2 H) 7.01 - 7.17 (m, 2 H) 7.23 - 7.56 (m, 3 H) 7.70 - 7.98 (m, 3 H) 8.17 - 8.28 (m, 1 H) 12.90 (br s, 1 H)。
【0691】
実施例31(82):4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
TLC:Rf 0.19(酢酸エチル);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.62 - 2.80 (m, 2 H) 3.73 - 4.00 (m, 4 H) 4.61 - 4.77 (m, 2 H) 5.42 - 5.53 (m, 2 H) 6.85 - 7.00 (m, 2 H) 7.00 - 7.16 (m, 2 H) 7.21 - 7.43 (m, 3 H) 7.73 - 7.97 (m, 3 H) 8.16 - 8.26 (m, 1 H) 12.82 (br s, 1 H)。
【0692】
実施例31(83):4−{2−[9−(4−シアノベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
TLC:Rf 0.24(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos.): m/z=451 (M + H)+
【0693】
実施例31(84):4−(2−{9−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)安息香酸
TLC:Rf 0.20(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos.): m/z=461 (M + H)+
【0694】
実施例31(86):4−(2−{9−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)安息香酸
TLC:Rf 0.14(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos.): m/z=444 (M + H)+
【0695】
実施例31(87):4−(2−{9−[(2,5−ジメチル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)安息香酸
TLC:Rf 0.15(塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos.): m/z=461 (M + H)+
【0696】
実施例31(88):4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)安息香酸
TLC:Rf 0.36(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=466 (M + H)+
【0697】
実施例31(90):4−{[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}安息香酸
TLC:Rf 0.17(酢酸エチル);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.75 - 2.92 (m, 2 H) 3.50 - 4.08 (m, 2 H) 4.43 - 4.88 (m, 2 H) 5.20 - 5.64 (m, 2 H) 6.49 - 7.67 (m, 7 H) 7.79 - 8.09 (m, 3 H) 8.18 - 8.29 (m, 1 H) 13.17 (br s, 1 H)。
【0698】
実施例31(91):(4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.41(塩化メチレン:メタノール:28%アンモニア水=15:5:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=527 (M + H)+
【0699】
実施例31(93):(4−{[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]カルボニル}−1−ピペリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.09(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.62 - 2.11 (m, 4 H) 2.63 - 3.63 (m, 7 H) 3.73 - 4.18 (m, 4 H) 4.55 - 4.82 (m, 2 H) 4.87 - 5.34 (m, 1 H) 5.47 - 5.67 (m, 2 H) 6.87 - 7.25 (m, 4 H) 7.27 - 7.42 (m, 1 H) 7.90 - 8.07 (m, 1 H) 8.20 - 8.32 (m, 1 H) 9.97 - 10.37 (m, 1 H)。
【0700】
実施例31(94):4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−エトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.60 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=506 (M + H)+
【0701】
実施例31(95):2−エトキシ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
TLC:Rf 0.60 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=975 (2M + H)+, 488 (M + H)+
【0702】
実施例31(98):4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.20 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=494 (M + H)+
【0703】
実施例31(99):(3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸
TLC:Rf 0.65 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=915 (2M + H)+, 458 (M + H)+
【0704】
実施例31(100):(3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸
TLC:Rf 0.65 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=951 (2M + H)+, 476 (M + H)+
【0705】
実施例31(102):シス−3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロブタンカルボン酸
TLC:Rf 0.52(酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=422 (M + H)+
【0706】
実施例31(103):4−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸
TLC:Rf 0.40 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.60 - 2.98 (m, 6 H), 3.68 - 3.86 (m, 2 H), 4.64 (s, 2 H), 5.48 (s, 2 H), 6.84 - 7.14 (m, 4 H), 7.22 - 7.42 (m, 3 H), 7.75 - 7.85 (m, 1 H), 7.89 (dd, J = 7.5, 1.5 Hz, 1 H), 8.20 (dd, J = 4.5, 1.5 Hz, 1 H), 12.8 (brs, 1 H)。
【0707】
実施例31(104):4−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸
TLC:Rf 0.40 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.63 - 2.96 (m, 6 H), 3.66 - 3.84 (m, 2 H), 4.66 (s, 2 H), 5.46 (s, 2 H), 6.78 - 7.03 (m, 2 H), 7.09 (dd, J = 7.5, 4.8 Hz, 1 H), 7.16 - 7.42 (m, 3 H), 7.67 - 7.86 (m, 2 H), 7.88 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 8.15-8.22 (m, 1 H), 12.7 (brs, 1 H)。
【0708】
実施例31(106):3−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸
TLC:Rf 0.38 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.60 - 2.92 (m, 6 H), 3.70 - 3.84 (m, 2 H), 4.58 - 4.68 (m, 2 H), 5.43 - 5.50 (m, 2 H), 6.84 - 7.14 (m, 4 H), 7.22 - 7.55 (m, 3 H), 7.63 - 7.92 (m, 3 H), 8.20 (dd, J = 4.8, 1.8 Hz, 1 H), 12.8 (brs, 1 H)。
【0709】
実施例31(107):3−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸
TLC:Rf 0.38 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.60 - 2.96 (m, 6 H), 3.68 - 3.84 (m, 2 H), 4.60 - 4.72 (m, 2 H), 5.45 (s, 2 H), 6.80 - 7.02 (m, 2 H), 7.08 (dd, J = 7.5, 4.8 Hz, 1 H), 7.15 - 7.54 (m, 3 H), 7.63 - 7.91 (m, 3 H), 8.15 - 8.21 (m, 1 H), 12.8 (brs, 1 H)。
【0710】
実施例31(109):シス−3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロブタンカルボン酸
TLC:Rf 0.49 (酢酸エチル);
MS (FAB, Pos.): m/z=440 (M + H)+
【0711】
実施例31(111):トランス−3−{2−[9−(3−フルオロベンジル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロブタンカルボン酸
TLC:Rf 0.32 (酢酸エチル);
MS (FAB, Pos.): m/z=422 (M + H)+
【0712】
実施例31(112):トランス−3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}シクロブタンカルボン酸
TLC:Rf 0.25 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=440 (M + H)+
【0713】
実施例31(114):2−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸
TLC:Rf 0.38 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=458 (M + H)+
【0714】
実施例31(115):2−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}安息香酸
TLC:Rf 0.38 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=476 (M + H)+
【0715】
実施例31(120):5−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−チオフェンカルボン酸
TLC:Rf 0.13 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=464 (M + H)+
【0716】
実施例31(121):5−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−チオフェンカルボン酸
TLC:Rf 0.20 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=482 (M + H)+
【0717】
実施例31(123):4−{2−[9−(2−シクロヘキシルエチル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
TLC:Rf 0.45 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=446 (M + H)+
【0718】
実施例31(124):(4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸
TLC:Rf 0.36 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=458 (M + H)+
【0719】
実施例31(125):(4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸
TLC:Rf 0.36 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=476 (M + H)+
【0720】
実施例31(127):4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
【0721】
【化83】
【0722】
TLC:Rf 0.35 (クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=476 (M + H)+
【0723】
実施例31(128):4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
【0724】
【化84】
【0725】
TLC:Rf 0.46 (クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=494 (M + H)+
【0726】
実施例31(129):4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
【0727】
【化85】
【0728】
TLC:Rf 0.46 (クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=512 (M + H)+
【0729】
実施例31(130):4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.44 (クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=498 (M + H)+
【0730】
実施例31(131):(2−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸
TLC:Rf 0.30 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=458 (M + H)+
【0731】
実施例31(132):(2−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)酢酸
TLC:Rf 0.30 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=476 (M + H)+
【0732】
実施例31(134):4−{(1E)−3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソ−1−プロペン−1−イル}安息香酸
TLC:Rf 0.15 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=456 (M + H)+
【0733】
実施例31(135):(1R,3R)−3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.45 (クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (FAB, Pos.): m/z=478 (M + H)+
【0734】
実施例31(137):(1R,3R)−3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.49 (クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (FAB, Pos.): m/z=496 (M + H)+
【0735】
実施例31(139):4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.48 (酢酸エチル);
MS (FAB, Pos.): m/z=476 (M + H)+
【0736】
実施例31(140):4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
【0737】
【化86】
【0738】
TLC:Rf 0.50 (酢酸エチル);
MS (FAB, Pos.): m/z=492 (M + H)+
【0739】
実施例31(141):4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.50 (酢酸エチル);
MS (FAB, Pos.): m/z=492 (M + H)+
【0740】
実施例31(142):4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
【0741】
【化87】
【0742】
TLC:Rf 0.57 (酢酸エチル);
MS (FAB, Pos.): m/z=510 (M + H)+
【0743】
実施例31(143):4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.45 (酢酸エチル);
MS (FAB, Pos.): m/z=510 (M + H)+
【0744】
実施例31(145):4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.48 (酢酸エチル);
MS (FAB, Pos.): m/z=498 (M + H)+
【0745】
実施例31(146):(1S,3S)−3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.45 (クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=478 (M + H)+
【0746】
実施例31(151):4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.71 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=510 (M + H)+
【0747】
実施例31(156):(1R,3R)−3−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.43 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=496 (M + H)+
【0748】
実施例31(158):(1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.34 (クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=494 (M + H)+, 460。
【0749】
実施例31(159):(1R,3R)−3−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.34 (クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=494 (M + H)+, 460。
【0750】
実施例31(160):(1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
【0751】
【化88】
【0752】
TLC:Rf 0.34 (クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=512 (M + H)+, 478。
【0753】
実施例31(161):(1R,3R)−3−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.34 (クロロホルム:メタノール:水=10:1:0.1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=512 (M + H)+, 478。
【0754】
実施例31(162):(1R,3R)−3−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
【0755】
【化89】
【0756】
TLC:Rf 0.41 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=478 (M + H)+
【0757】
実施例31(163):(1R,3R)−3−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.43 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=496 (M + H)+
【0758】
実施例31(166):(1R,3R)−1,2,2−トリメチル−3−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.50 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=514 (M + H)+
【0759】
実施例31(169):(1R,3R)−3−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
【0760】
【化90】
【0761】
TLC:Rf 0.33 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=512 (M + H)+
【0762】
実施例31(170):4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−カルボン酸
【0763】
【化91】
【0764】
TLC:Rf 0.22 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=494 (M + H)+
【0765】
実施例31(173):(1S,3S)−3−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.41 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=496 (M + H)+
【0766】
実施例31(177):(1R,3R)−3−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.31 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=500 (M + H)+
【0767】
実施例31(178):(1R,3R)−3−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1,2,2−トリメチルシクロペンタンカルボン酸
TLC:Rf 0.31 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=500 (M + H)+
【0768】
実施例31(181):4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
【0769】
【化92】
【0770】
TLC:Rf 0.51 (クロロホルム:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=462 (M + H)+
【0771】
実施例31(182):4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
【0772】
【化93】
【0773】
TLC:Rf 0.48 (クロロホルム:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=480 (M + H)+
【0774】
実施例31(183):4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.65 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=480 (M + H)+
【0775】
実施例31(184):4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.33 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=498 (M + H)+
【0776】
実施例31(188):4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
【0777】
【化94】
【0778】
TLC:Rf 0.38 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=462 (M + H)+
【0779】
実施例31(189):4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
【0780】
【化95】
【0781】
TLC:Rf 0.48 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=478 (M + H)+。
【0782】
実施例31(190):4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.49 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 40 V): m/z=478 (M + H)+
【0783】
実施例31(191):4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.50 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=496 (M + H)+。
【0784】
実施例31(192):4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.54 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 40 V): m/z=496 (M + H)+
【0785】
実施例31(193):4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.61 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=496 (M + H)+
【0786】
実施例31(195):4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1−カルボン酸
TLC:Rf 0.61 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ES, Pos.): m/z=480 (M+H)+
【0787】
実施例32:tert−ブチル 1−[2−(ベンジルオキシ)−2−オキソエチル]ピペリジン−4−カルボキシラート
【0788】
【化96】
【0789】
tert−ブチル ピペリジン−4−カルボキシラート(2.6g)のアセトニトリル懸濁液(39mL)に、ジイソプロピルエチルアミン(4.4mL)を加え、続いて、ベンジルブロモアセテート(2.0mL)を室温で少量ずつ加え、4時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:3→0:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(3.4g)を得た。
TLC:Rf 0.66(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.44 (s, 9 H) 1.68 - 1.92 (m, 4 H) 2.10 - 2.35 (m, 3 H) 2.83 - 2.96 (m, 2 H) 3.26 (s, 2 H) 5.16 (s, 2 H) 7.25 - 7.41 (m, 5 H)。
【0790】
実施例33:[4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル]酢酸
【0791】
【化97】
【0792】
実施例32で製造した化合物(3.4g)をエタノール(41mL)に溶解し、アルゴン雰囲気下で、5%Pd/C(50%含水品、340mg)を加え、室温で撹拌しながら2.5時間水素を液中に吹き込んだ。系内をアルゴン置換したのち、セライトを用いて触媒を濾去し、減圧濃縮することで下記物性値を有する標題化合物(2.5g)を得た。
TLC:Rf 0.30(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.44 (s, 9 H) 1.97 - 2.25 (m, 4 H) 2.40 - 2.54 (m, 1 H) 2.95 - 3.45 (m, 4 H) 3.46 (s, 2 H) 7.43 - 7.96 (br.s, 1 H)。
【0793】
実施例34:tert−ブチル 1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ピペリジン−4−カルボキシラート
【0794】
【化98】
【0795】
実施例33で製造した化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11に準じた操作に付すことによって下記物性値を有する標題化合物(50mg)を得た。
TLC:Rf 0.58(ジクロロメタン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.42 - 1.44 (m, 9 H) 1.48 - 1.95 (m, 4 H) 2.00 - 2.28 (m, 3 H) 2.68 - 2.96 (m, 4 H) 3.13 - 3.30 (m, 2 H) 3.84 - 3.98 (m, 2 H) 4.65 - 4.88 (m, 2 H) 5.47 (s, 2 H) 6.70 - 7.16 (m, 3 H) 7.81 (dd, J=7.8, 1.5 Hz, 1 H) 8.23 - 8.34 (m, 1 H)。
【0796】
実施例35:1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸 塩酸塩
【0797】
【化99】
【0798】
実施例34で製造した化合物(30mg)に室温で4N塩化水素ジオキサン溶液(4mL)および水(0.1mL)を順次加え、終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、得られた固体を酢酸エチルで洗浄し、ろ取および乾燥を行うことで、下記物性値を有する標題化合物(25mg)を得た。
TLC:Rf 0.23(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.71 - 2.31 (m, 4 H) 2.64 - 4.53 (m, 12 H) 4.63 - 4.80 (m, 2 H) 5.51 - 5.63 (m, 2 H) 6.91 - 7.04 (m, 1 H) 7.14 (dd, J=7.7, 4.8 Hz, 1 H) 7.18 - 7.28 (m, 1 H) 7.87 - 8.02 (m, 1 H) 8.23 (dd, J=4.7, 1.4 Hz, 1 H) 9.47 - 9.77 (m, 1 H)。
【0799】
実施例35(1)〜実施例35(122)および参考例1
実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体ならびに[4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−1−イル]酢酸の代わりに相当するエステルを用い、実施例11→実施例34→実施例35に準じた操作に付すことによって以下の化合物を得た。
【0800】
実施例35(1):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.22(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.93 - 2.37 (m, 6 H), 2.60 - 4.20 (m, 9 H), 4.44 - 5.36 (m, 2 H), 5.39 - 5.61 (m, 2 H), 6.85 - 7.17 (m, 4 H), 7.23 - 7.44 (m, 1 H), 7.82 - 7.98 (m, 1 H), 8.13 - 8.26 (m, 1 H), 8.83 - 13.71 (m, 1 H)。
【0801】
実施例35(2):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−ピペリジンカルボン酸
【0802】
【化100】
【0803】
TLC:Rf 0.09(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.29 - 2.23 (m, 4 H), 2.64 - 4.29 (m, 11 H), 4.58 - 4.84 (m, 2 H), 5.34 - 5.67 (m, 2 H), 6.80 - 7.21 (m, 4 H), 7.26 - 7.43 (m, 1 H), 7.80 - 8.04 (m, 1 H), 8.15 - 8.30 (m, 1 H), 9.30 - 13.65 (m, 1 H)。
【0804】
実施例35(3):1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−3−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.11(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.56 - 2.09 (m, 4 H), 2.53 - 3.31 (m, 11 H), 3.70 - 3.94 (m, 2 H), 4.51 - 4.70 (m, 2 H), 5.36 - 5.57 (m, 2 H), 6.68 - 6.98 (m, 3 H), 7.01 - 7.13 (m, 1 H), 7.15 - 7.28 (m, 1 H), 7.74 - 7.85 (m, 1 H), 8.21 - 8.35 (m, 1 H)。
【0805】
実施例35(4):1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.44(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 2.27 - 3.42 (m, 12 H), 3.67 - 3.96 (m, 2 H), 4.47 - 4.71 (m, 2 H), 5.38 - 5.53 (m, 2 H), 6.52 - 6.66 (m, 1 H), 6.70 - 6.99 (m, 3 H), 7.03 - 7.15 (m, 1 H), 7.15 - 7.33 (m, 1 H), 7.73 - 7.86 (m, 1 H), 8.24 - 8.35 (m, 1 H)。
【0806】
実施例35(5):(1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸
TLC:Rf 0.24(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.78 - 2.18 (m, 9 H), 2.56 - 2.87 (m, 4 H), 3.00 - 3.26 (m, 2 H), 3.71 - 4.20 (m, 2 H), 4.54 - 4.85 (m, 2 H), 5.40 - 5.54 (m, 2 H), 6.85 - 7.16 (m, 4 H), 7.27 - 7.40 (m, 1 H), 7.84 - 7.97 (m, 1 H), 8.16 - 8.25 (m, 1 H)。
【0807】
実施例35(6):1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−4−ピペリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.05(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.70 - 2.43 (m, 4 H) 2.64 - 3.88 (m, 13 H) 4.08 - 4.79 (m, 3 H) 5.45 - 5.59 (m, 2 H) 6.85 - 7.19 (m, 4 H) 7.29 - 7.40 (m, 1 H) 7.91 - 8.02 (m, 1 H) 8.23 (dd, J=4.8, 1.3 Hz, 1 H) 10.26 (br. s., 1 H)。
【0808】
実施例35(7):1−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.53(塩化メチレン:メタノール:28%アンモニア水=15:5:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1. 25 - 1.55 (m, 6 H), 1.70 - 2.15 (m, 5 H), 2.90 - 3.22 (m, 2 H), 3.35 - 3.70 (m, 4 H), 4.25 - 4.52 (m, 2 H), 4.55 - 4.80 (m, 2 H), 5.40 - 5.60 (m, 2 H), 6.82 - 7.04 (m, 1 H), 7.10 (dd, J=7.8, 4.5 Hz, 1 H), 7.20 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.49 (d, J=9.9 Hz, 1 H), 8.11 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 8.16 - 8.26 (m, 1 H), 9.52 - 9.74 (br, 1H), 12.2 - 13.0 (br, 1 H)。
【0809】
実施例35(9):(1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−4−ピペリジニル)酢酸
TLC:Rf 0.06(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.98 - 1.73 (m, 5 H) 1.81 - 3.52 (m, 13 H) 3.72 - 3.82 (m, 2 H) 4.59 - 4.70 (m, 2 H) 5.44 - 5.54 (m, 2 H) 6.85 - 7.14 (m, 4 H) 7.27 - 7.38 (m, 1 H) 7.86 - 7.94 (m, 1 H) 8.18 - 8.23 (m, 1 H)。
【0810】
実施例35(10):1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.16(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(CD3OD):δ 0.82 - 2.33 (m, 6 H) 2.76 - 3.98 (m, 11 H) 4.58 - 4.74 (m, 2 H) 5.42 - 5.60 (m, 2 H) 6.69 - 7.36 (m, 5 H) 7.92 - 7.99 (m, 1 H) 8.19 - 8.25 (m, 1 H)。
【0811】
実施例35(11):(1−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸
TLC:Rf 0.55(塩化メチレン:メタノール:28%アンモニア水=15:5:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=527 (M + H)+
【0812】
実施例35(14):1−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.23(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=484 (M + H)+
【0813】
実施例35(16):1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.23(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (FAB, Pos.):m/z=501 (M + H)+
【0814】
実施例35(19):1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.24(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=502 (M + H)+
【0815】
実施例35(20):1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.24(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=500 (M + H)+
【0816】
実施例35(23):1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.27(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=531 (M + H)+
【0817】
実施例35(24):1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.27(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=529 (M + H)+
【0818】
実施例35(26):(1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.35(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=517(M + H)+
【0819】
実施例35(28):(1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.40(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=515 (M + H)+
【0820】
実施例35(30):(1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.40(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=516 (M + H)+
【0821】
実施例35(32):(1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.42(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=514 (M + H)+
【0822】
実施例35(37):(1−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.30(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=545 (M + H)+
【0823】
実施例35(38):(1−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ピペリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.31(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=543 (M + H)+
【0824】
実施例35(55):[1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−4−ピペリジニル]酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.44(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=487 (M + H)+
【0825】
実施例35(56):[1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−4−ピペリジニル]酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=515 (M + H)+
【0826】
実施例35(57):(4−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−1−ピペラジニル)酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.10(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.66 - 4.06 (m, 18 H), 4.32 - 4.94 (m, 4 H), 5.44 - 5.64 (m, 2 H), 6.84 - 7.19 (m, 4 H), 7.27 - 7.42 (m, 1 H), 7.89 - 8.02 (m, 1 H), 8.17 - 8.31 (m, 1 H), 9.47 - 11.85 (m, 1 H)。
【0827】
実施例35(58):(4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.14(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.65 - 2.96 (m, 2 H), 3.34 - 5.33 (m, 18 H), 5.49 - 5.66 (m, 2 H), 6.85 - 7.23 (m, 4 H), 7.27 - 7.42 (m, 1 H), 7.92 - 8.06 (m, 1 H), 8.19 - 8.31 (m, 1 H)。
【0828】
実施例35(59):(4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.09(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ ppm 2.66 - 2.96 (m, 2 H) 3.22 - 6.05 (m, 21 H) 6.94 - 7.09 (m, 1 H) 7.11 - 7.28 (m, 2 H) 7.92 - 8.02 (m, 1 H) 8.19 - 8.26 (m, 1 H)。
【0829】
実施例35(61):(4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.05(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.68 - 3.00 (m, 2 H) 3.35 - 5.91 (m, 21 H) 7.10 - 7.34 (m, 3 H) 7.50 - 7.54 (m, 1 H) 7.92 - 8.04 (m, 1 H) 8.21 - 8.30 (m, 1 H)。
【0830】
実施例35(64):(4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=517 (M + H)+
【0831】
実施例35(66):(4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=515 (M + H)+
【0832】
実施例35(69):(4−{2−[9−(3−クロロ−2,4−ジフルオロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.18(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=546 (M + H)+
【0833】
実施例35(71):(4−{2−[9−(3,5−ジクロロベンジル)−5,5−ジメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−ピペラジニル)酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.18(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (FAB Pos.):m/z=544 (M + H)+
【0834】
実施例35(79):(1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−3−ピロリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.13(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.40 - 2.31 (m, 2 H), 2.61 - 3.91 (m, 15 H), 4.33 - 5.16 (m, 3 H), 5.44 - 5.60 (m, 2 H), 6.83 - 7.22 (m, 4 H), 7.26 - 7.40 (m, 1 H), 7.91 - 8.02 (m, 1 H), 8.19 - 8.28 (m, 1 H), 10.27 - 10.94 (m, 1 H)。
【0835】
実施例35(80):(1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−ピロリジニル)酢酸
TLC:Rf 0.18(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.17 - 2.96 (m, 11 H), 3.23 - 4.20 (m, 4 H), 4.57 - 4.81 (m, 2 H), 5.36 - 5.58 (m, 2 H), 6.83 - 7.15 (m, 4 H), 7.26 - 7.41 (m, 1 H), 7.84 - 7.97 (m, 1 H), 8.08 - 8.25 (m, 1 H)。
【0836】
実施例35(81):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−ピロリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.13(クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.74 - 2.03 (m, 2 H) 2.58 - 3.70 (m, 10 H) 3.73 - 3.86 (m, 2 H) 4.56 - 4.84 (m, 2 H) 5.37 - 5.57 (m, 2 H) 6.84 - 7.18 (m, 4 H) 7.27 - 7.40 (m, 1 H) 7.84 - 7.96 (m, 1 H) 8.16 - 8.27 (m, 1 H)。
【0837】
実施例35(82):(1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−ピロリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.11(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.58 - 2.36 (m, 4 H) 2.61 - 4.83 (m, 14 H) 5.41 - 5.65 (m, 2 H) 6.85 - 7.22 (m, 4 H) 7.28 - 7.44 (m, 1 H) 7.91 - 8.03 (m, 1 H) 8.19 - 8.31 (m, 1 H) 9.65 - 9.92 (m, 1 H)。
【0838】
実施例35(83):(2S)−1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−ピロリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.18 (クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.76 - 2.46 (m, 4 H) 2.65 - 4.48 (m, 11 H) 4.49 - 4.93 (m, 3 H) 5.48 - 5.57 (m, 2 H) 6.85 - 7.20 (m, 4 H) 7.28 - 7.40 (m, 1 H) 7.92 - 8.00 (m, 1 H) 8.19 - 8.28 (m, 1 H) 9.82 (br. s., 1 H)。
【0839】
実施例35(84):(2R)−1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−ピロリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.19(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(CD3OD):δ 0.79 - 2.50 (m, 6 H) 2.77 - 4.01 (m, 9 H) 4.55 - 4.76 (m, 2 H) 5.46 - 5.58 (m, 2 H) 6.69 - 7.04 (m, 3 H) 7.15 (dd, J=7.78, 4.85 Hz, 1 H) 7.24 - 7.36 (m, 1 H) 7.89 - 7.99 (m, 1 H) 8.18 - 8.24 (m, 1 H)。
【0840】
実施例35(85):(1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−2−ピロリジニル)酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.09(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.56 - 2.05 (m, 4 H) 2.15 - 4.37 (m, 15 H) 4.61 - 4.77 (m, 2 H) 5.46 - 5.57 (m, 2 H) 6.84 - 7.21 (m, 4 H) 7.27 - 7.41 (m, 1 H) 7.90 - 7.99 (m, 1 H) 8.19 - 8.27 (m, 1 H)。
【0841】
実施例35(86):1−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−3−ピロリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.05(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.95 - 4.42 (m, 17 H) 4.60 - 4.78 (m, 2 H) 5.46 - 5.76 (m, 2 H) 6.84 - 7.19 (m, 4 H) 7.27 - 7.41 (m, 1 H) 7.89 - 8.00 (m, 1 H) 8.19 - 8.26 (m, 1 H)。
【0842】
実施例35(87):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸
TLC:Rf 0.24(クロロホルム:メタノール=10:1);
MS (FAB, Pos):m/z=434 (M + H)+
【0843】
実施例35(88):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−5−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸
TLC:Rf 0.27 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (FAB, Pos):m/z=496 (M + H)+
【0844】
実施例35(89):(3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−オキソ−1−イミダゾリジニル)酢酸
TLC:Rf 0.10 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.64 - 2.89 (m, 2 H), 3.27 - 3.41 (m, 4 H), 3.65 - 3.88 (m, 4 H), 3.98 - 4.19 (m, 2 H), 4.53 - 4.74 (m, 2 H), 5.47 (s, 2 H), 6.84 - 7.16 (m, 4 H), 7.26 - 7.39 (m, 1 H), 7.85 - 7.95 (m, 1 H), 8.16 - 8.26 (m, 1 H), 12.66 (s, 1 H)。
【0845】
実施例35(90):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸
TLC:Rf 0.58(クロロホルム:メタノール:水=5:2:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.70 - 2.97 (m, 2 H), 3.74 - 3.92 (m, 2 H), 4.59 - 4.89 (m, 2 H), 5.42 - 5.57 (m, 2 H), 5.60 - 5.74 (m, 2 H), 6.84 - 7.18 (m, 4 H), 7.25 - 7.40 (m, 1 H), 7.89 - 8.00 (m, 1 H), 8.19 - 8.27 (m, 1 H), 8.49 - 8.59 (m, 1 H), 13.07 (s, 1 H)。
【0846】
実施例35(91):3−(1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)プロパン酸
TLC:Rf 0.30(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1)
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.51 - 2.61 (m, 2 H), 2.67 - 2.95 (m, 4 H), 3.75 - 3.88 (m, 2 H), 4.58 - 4.86 (m, 2 H), 5.42 - 5.60 (m, 4 H), 6.84 - 7.16 (m, 4 H), 7.25 - 7.40 (m, 1 H), 7.69 - 7.76 (m, 1 H), 7.89 - 7.98 (m, 1 H), 8.18 - 8.27 (m, 1 H), 12.12 (s, 1 H)。
【0847】
実施例35(92):(1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)酢酸
TLC:Rf 0.72 (クロロホルム:メタノール:水=5:2:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.68 - 2.96 (m, 2 H), 3.66 (s, 2 H), 3.76 - 3.90 (m, 2 H), 4.60 - 4.85 (m, 2 H), 5.41 - 5.65 (m, 4 H), 6.85 - 7.17 (m, 4 H), 7.25 - 7.41 (m, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.89 - 7.99 (m, 1 H), 8.18 - 8.27 (m, 1 H), 12.31 (s, 1 H)。
【0848】
実施例35(93):(4−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロピル}−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)酢酸
TLC:Rf 0.25 (クロロホルム:メタノール:水=9:3:0.2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.62 - 2.89 (m, 6 H), 3.70 - 3.87 (m, 2 H), 4.50 - 4.58 (m, 2 H), 4.66 (s, 2 H), 5.48 (s, 2 H), 6.84 - 7.15 (m, 4 H), 7.24 - 7.39 (m, 1 H), 7.57 - 7.68 (m, 1 H), 7.85 - 7.94 (m, 1 H), 8.16 - 8.25 (m, 1 H)。
【0849】
実施例35(94):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−メチル−4−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.49 (クロロホルム:メタノール=4:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=465 (M + H)+
【0850】
実施例35(95):1−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−メチル−4−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.49 (クロロホルム:メタノール=4:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=483 (M + H)+
【0851】
実施例35(97):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.26 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=467 (M + H)+
【0852】
実施例35(98):1−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.26 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=485 (M + H)+
【0853】
実施例35(100):rel−[(2R,6S)−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.20 (クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=494 (M + H)+
【0854】
実施例35(101):rel−[(2R,6S)−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.19 (クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=512 (M + H)+
【0855】
実施例35(103):rel−[(3R,5S)−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3,5−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸
TLC:Rf 0.07 (クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=494 (M + H)+
【0856】
実施例35(104):rel−[(3R,5S)−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3,5−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸
TLC:Rf 0.09 (クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=512 (M + H)+
【0857】
実施例35(105):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−メトキシ−4−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.16 (クロロホルム:メタノール:水=80:20:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=481 (M + H)+
【0858】
実施例35(106):1−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−4−メトキシ−4−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.17 (クロロホルム:メタノール:水=80:20:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=499 (M + H)+
【0859】
実施例35(109):[1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−4−ピペリジニル]酢酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.30 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=486 (M + H)+
【0860】
実施例35(111):1−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.28 (クロロホルム:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=449 (M + H)+
【0861】
実施例35(112):1−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.27 (クロロホルム:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=467 (M + H)+
【0862】
実施例35(114):1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−4−ピペリジンカルボン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.15 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=472 (M + H)+
【0863】
実施例35(116):[4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−1−ピペラジニル]酢酸 二塩酸塩
TLC:Rf 0.09 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=487 (M + H)+
【0864】
実施例35(118):(2S)−2−アミノ−6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.13 (クロロホルム:メタノール:水=80:20:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=425 (M + H)+
【0865】
実施例35(119):(2S)−2−アミノ−6−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソヘキサン酸 塩酸塩
TLC:Rf 0.17 (クロロホルム:メタノール:水=80:20:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=443 (M + H)+
【0866】
実施例35(122):rel−[(2R,6S)−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメチル−1−ピペラジニル]酢酸 二塩酸塩
【0867】
【化101】
【0868】
TLC:Rf 0.51 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=515 (M + H)+
【0869】
実施例35(125):1−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル}−2−オキソエチル)−4−メチル−4−ピペリジンカルボン酸
TLC:Rf 0.30 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=486 (M + H)+
【0870】
参考例1:3−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエトキシ}−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸
TLC:Rf 0.19(クロロホルム:メタノール:水=8:2:0.2);
1H-NMR(CD3OD):δ 2.80 - 2.99 (m, 2 H), 3.76 - 3.98 (m, 2 H), 4.59 - 4.74 (m, 2 H), 4.92 - 5.17 (m, 2 H), 5.47 - 5.56 (m, 2 H), 6.35 - 6.42 (m, 1 H), 6.74 - 7.02 (m, 3 H), 7.15 (dd, J=7.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.23 - 7.34 (m, 1 H), 7.96 (dd, J=7.8, 1.5 Hz, 1 H), 8.18 - 8.24 (m, 1 H)。
【0871】
実施例36:tert−ブチル 2−メチル−2−[3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)プロポキシ]プロパノアート
【0872】
【化102】
【0873】
tert−ブチル 2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノアート(1.0g)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(22mL)に、氷浴下で水素化ナトリウム(250mg)を加え、室温で1時間撹拌した。その後、氷浴下で、2−(3−ブロモプロポキシ)テトラヒドロ−2H−ピラン(0.88mL)を滴下し、室温で終夜撹拌した。反応混合物に氷浴下で水および1N塩酸を加え、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物をtert−ブチル 2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノアートとの混合物(400mg)として得た。
TLC:Rf 0.23(ヘキサン:酢酸エチル=8:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.37 (s, 6 H) 1.47 (s, 9 H) 1.31 - 1.93 (m, 8 H) 3.42 - 3.56 (m, 4 H) 3.77 - 3.91 (m, 2 H) 4.55 - 4.60 (m, 1 H)。
【0874】
実施例37:tert−ブチル 2−(3−ヒドロキシプロポキシ)−2−メチルプロパノアート
【0875】
【化103】
【0876】
実施例36で製造した化合物(400mg:tert−ブチル 2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノアートとの混合物)のメタノール溶液(4.3mL)に、室温でp−トルエンスルホン酸一水和物(26mg)を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物にトリエチルアミン(18L)を加え、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=8:1→4:1→2:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(130mg)を得た。
TLC:Rf 0.22(ヘキサン:酢酸エチル=4:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.37 (s, 6 H) 1.46 (s, 9 H) 1.64 - 1.84 (m, 2 H) 3.31 (br.s, 1 H) 3.51 - 3.60 (m, 2 H) 3.73 - 3.84 (m, 2 H)。
【0877】
実施例38:3−(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエトキシ)プロパン酸
【0878】
【化104】
【0879】
実施例37で製造した化合物(116mg)のアセトニトリル溶液に、リン酸二水素ナトリウムの緩衝溶液(2.7mL,pH:6.58)、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン 1−オキシル(9mg)および亜塩素酸ナトリウム(97mg)の水溶液(1.2mL)ならびに次亜塩素酸ナトリウム溶液(50μL)を室温で順次加え、50℃に昇温し、2.5時間撹拌した。反応混合物に氷浴下、飽和亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、無色透明になることを確認後、濃縮した。得られた残渣に5N塩酸を加え、酢酸エチルで2回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮することで、下記物性値を有する標題化合物(118mg)を得た。
TLC:Rf 0.23(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 1.41 (s, 6 H) 1.48 (s, 9 H) 2.69 (t, J=6.0 Hz, 2 H) 3.69 (t, J=6.0 Hz, 2 H)。
【0880】
実施例39:2−{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸 塩酸塩
【0881】
【化105】
【0882】
実施例38で製造した化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例35に準じた操作に付すことによって、下記物性値を有する標題化合物(59mg)を得た。
TLC:Rf 0.09(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.20 - 1.34 (m, 6 H) 2.23 - 2.87 (m, 4 H) 3.50 - 3.84 (m, 4 H) 4.21 - 5.05 (m, 4 H) 5.47 - 5.57 (m, 2 H) 6.87 - 7.17 (m, 4 H) 7.28 - 7.39 (m, 1 H) 7.90 - 7.98 (m, 1 H) 8.20 - 8.25 (m, 1 H)。
【0883】
実施例39(1)〜実施例39(16)
3−(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエトキシ)プロパン酸の代わりに相当するエステルを用い、実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例39に準じた操作に付すことによって以下の化合物を得た。
【0884】
実施例39(1):{3−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}酢酸
TLC:Rf 0.22(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 2.60 - 2.88 (m, 4 H) 3.60 - 3.85 (m, 4 H) 3.90 - 4.05 (m, 2 H) 4.56 - 4.75 (m, 2 H) 5.38 - 5.58 (m, 2 H) 6.84 - 7.15 (m, 4 H) 7.26 - 7.38 (m, 1 H) 7.85 - 7.93 (m, 1 H) 8.20 (dd, J=5.00, 1.50 Hz, 1 H) 12.56 (br. s., 1 H)。
【0885】
実施例39(2):{4−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−4−オキソブトキシ}酢酸
TLC:Rf 0.34(クロロホルム:メタノール:水=10:2:0.2);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.61 - 1.83 (m, 2 H), 2.32 - 2.50 (m, 2 H), 2.63 - 2.86 (m, 2 H), 3.35 - 3.51 (m, 2 H), 3.69 - 3.84 (m, 2 H), 3.91 - 3.99 (m, 2 H), 4.59 - 4.70 (m, 2 H), 5.43 - 5.54 (m, 2 H), 6.85 - 7.15 (m, 4 H), 7.27 - 7.40 (m, 1 H), 7.86 - 7.95 (m, 1 H), 8.21 (d, J=4.6 Hz, 1 H)。
【0886】
実施例39(3):2−{3−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸
TLC:Rf 0.20(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos.):m/z=440 (M + H)+
【0887】
実施例39(4):2−{3−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸
TLC:Rf 0.21(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos.):m/z=458 (M + H)+
【0888】
実施例39(5):2−メチル−2−{3−オキソ−3−[9−(3,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]プロポキシ}プロパン酸
TLC:Rf 0.19(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos.):m/z=476 (M + H)+
【0889】
実施例39(6):2−メチル−2−{3−オキソ−3−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]プロポキシ}プロパン酸
TLC:Rf 0.19(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos.):m/z=476 (M + H)+
【0890】
実施例39(7):2−メチル−2−{3−オキソ−3−[9−(2,3,4,6−テトラフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]プロポキシ}プロパン酸
TLC:Rf 0.19(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos.):m/z=494 (M + H)+
【0891】
実施例39(8):2−{3−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸
TLC:Rf 0.17(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos.):m/z=456 (M + H)+
【0892】
実施例39(9):2−{3−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸
TLC:Rf 0.19(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=474 (M + H)+
【0893】
実施例39(10):2−{3−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−オキソプロポキシ}−2−メチルプロパン酸
TLC:Rf 0.17(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=474 (M + H)+
【0894】
実施例39(14):2−(3−{9−[(4−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3−オキソプロポキシ)−2−メチルプロパン酸
MS (ESI, Pos.):m/z=462 (M + H)+
【0895】
実施例39(15):2−(3−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3−オキソプロポキシ)−2−メチルプロパン酸
TLC:Rf 0.16(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos.):m/z=462 (M + H)+
【0896】
実施例39(16):2−(3−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−3−オキソプロポキシ)−2−メチルプロパン酸
TLC:Rf 0.16(クロロホルム:メタノール:28%アンモニア水=85:13:2);
MS (ESI, Pos. 20 V):m/z=462 (M + H)+
【0897】
実施例40:3−({1−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−1−オキソ−2−プロパニル}アミノ)−2,2−ジメチルプロパン酸 二塩酸塩
【0898】
【化106】
【0899】
実施例16でクロロアセチルクロライドの代わりに2−クロロプロピオニルクロライドを用いて,実施例19および実施例20に準じた操作に付すことによって以下の化合物を得た。
TLC:Rf 0.61(クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
1H-NMR(DMSO-d6):δ 0.93 - 1.59 (m, 9 H), 2.65 - 3.22 (m, 4 H), 3.57 - 4.12 (m, 3 H), 4.47 - 5.00 (m, 2 H), 5.35 - 5.79 (m, 2 H), 6.86 - 7.43 (m, 5 H), 7.84 - 8.06 (m, 1 H), 8.17 - 8.37 (m, 1 H), 8.42 - 9.89 (m, 3 H)。
【0900】
実施例41:tert−ブチル 1−[4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ブチル]シクロプロパンカルボキシラート
【0901】
【化107】
【0902】
アルゴン雰囲気下、tert−ブチル シクロプロピルカルボキシラート(3.76g)および2‐(4‐ブロモブトキシ)テトラヒドロ‐2H‐ピラン(7.52g、を無水/THF(106mL)に溶解させ、内温‐65℃に冷却した。リチウムジイソプロピルアミド溶液(2.0M、THF:ヘプタン:エチルベンゼン溶液)(19.8mL)を15分かけて滴下した。滴下終了後、室温で8時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を止め、水、ヘキサン:酢酸エチル(1:1)を加えて抽出した。有機層を希塩酸、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、98:2→90:10)にて精製し、下記物性値を有する標題化合物(3.86g)を得た。
TLC:Rf 0.40 (ヘキサン:酢酸エチル=9:1);
1H-NMR(CDCl3): δ 0.60 (2 H), 1.10 (2 H), 1.42 (9 H), 1.45 ‐ 1.90 (12 H), 3.34 ‐ 3.43 (1 H), 3.45 ‐ 3.54 (1 H), 3.68 ‐ 3.78 (1 H), 3.82 ‐ 3.91 (1 H), 4.54 ‐ 4.60 (1 H)。
【0903】
実施例42:4−[1−(tert−ブトキシカルボニル)シクロプロピル]ブタン酸
【0904】
【化108】
【0905】
実施例41で製造した化合物を(4.32g)のメタノール(29mL)溶液に、p‐トルエンスルホン酸一水和物(28mg)を加えて室温で24時間撹拌した。水、飽和飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてからメタノールを留去し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥してから濃縮することによりtert−ブチル 1−(4−ヒドロキシブチル)シクロプロパンカルボキシラート(3.20g)を得た。これをアセトニトリル(118mL)に溶解させ、リン酸緩衝液(pH6.6、79mL)を加えて40℃にて撹拌した。2,2,6,6‐テトラメチルピペリジン1‐オキシル フリーラジカル(TEMPO、227mg)、亜塩素酸ナトリウム水溶液(亜塩素酸ナトリウム2.62g、水16mL)および次亜塩素酸ナトリウム水溶液(0.5%、16mL)を加えて15時間撹拌した。放冷後、亜硫酸ナトリウム水溶液および2規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で逆抽出し、2規定塩酸を加えて酸性にしてから酢酸エチルで抽出した。水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち、濃縮して下記物性値を有する標題化合物(3.08g)を得た。
TLC:Rf 0.38 (ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(DMSO-d6): δ 0.64 (2 H), 0.97 (2 H), 1.36 (s, 9 H), 1.36 ‐ 1.46 (2 H), 1.54 ‐ 1.70 (2 H), 2.16 (2 H), 12.0 (1 H)。
【0906】
実施例43:1−{4−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−4−オキソブチル}シクロプロパンカルボン酸
【0907】
【化109】
【0908】
実施例42で製造した化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例35に準じた操作に付すことによって、下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.46 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6): δ 0.56 - 0.72 (m, 2 H), 0.95 - 1.06 (m, 2 H), 1.32 - 1.72 (m, 4 H), 2.22 - 2.45 (m, 2 H), 2.63 - 2.84 (m, 2 H), 3.68 - 3.82 (m, 2 H), 4.62 (s, 2 H), 5.42 - 5.54 (m, 2 H), 6.85 - 7.05 (m, 4 H), 7.28 - 7.38 (m, 1H), 7.85 - 7.94 (m, 1 H), 8.20 (dd, J = 4.8, 1.5Hz, 1 H), 11.97 (brs, 1 H)。
【0909】
実施例43(1):1−{4−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−4−オキソブチル}シクロプロパンカルボン酸
実施例42で製造した化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例35に準じた操作に付すことによって以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.48 (塩化メチレン:酢酸エチル:メタノール=8:4:1);
1H-NMR(DMSO-d6): δ 0.59 - 0.71 (m, 2 H), 0.96 - 1.05 (m, 2 H), 1.36 - 1.75 (m, 4 H), 2.26 - 2.48 (m, 2 H), 2.63 - 2.84 (m, 2 H), 3.66 - 3.82 (m, 2 H), 4.64 (s, 2 H), 5.41 - 5.54 (m, 2 H), 6.86 - 7.02 (m, 2 H), 7.10 (dd, J = 7.8, 4.8Hz, 1H), 7.22 - 7.33 (m, 1 H), 7,85 - 7.92 (m, 1H), 8.20 (dd, J = 4.8, 1.5Hz, 1 H), 12.00 (brs, 1 H)。
【0910】
実施例44:エチル 8−メチル−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−カルボキシラート
【0911】
【化110】
【0912】
エチル−4−オキソシクロヘキサンカルボキシレート(25.1g)、エチレングリコール(32.3g)をトルエン80mLに溶解させ、室温で撹拌している中にp−トルエンスルホン酸一水和物(563mg)を加え、その温度で終夜撹拌した。反応終了後、ヘキサン:酢酸エチル=3:1溶液(150mL)を加えて希釈した後、水100mLを加え抽出操作を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去し粗生成物を得た。これをトルエン共沸してケタール中間体(32.1g)を得た。
【0913】
リチウムジイソプロピルアミド(37.5mL)をTHF50mLに溶解させ、内温−30℃で撹拌している中に、上記ケタール中間体(10.7g)のTHF12mL溶液を5分かけて滴下した。この溶液を内温−30℃で20分撹拌した後、その温度でヨウ化メチル(14.2g)のTHF12mL溶液を5分かけて滴下した。このときの内温は−5℃まで上昇した。この溶液を内温23℃になるまで1時間撹拌し、水を加えて反応を停止させ、抽出操作(THF、1回)を行った後、水層を2規定塩酸水溶液で中和し、再抽出操作(酢酸エチル、2回)を行った。得られた有機層を水、飽和食塩水の順に洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去して下記物性値を有する標題化合物(12.8g)を得た。
TLC:Rf 0.51(ヘキサン:酢酸エチル=4:1);
1H-NMR(CDCl3): δ 1.19 (s, 3 H), 1.25 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.43-1.71 (m, 6 H), 2.09-2.17 (m, 2 H), 3.93 (s, 4 H), 4.15 (q, J = 7.2 Hz, 2 H)。
【0914】
実施例45:エチル 1−メチル−4−オキソシクロヘキサンカルボキシラート
【0915】
【化111】
【0916】
実施例44で製造した化合物(12.8g)をアセトン100mLに溶解させ、室温で撹拌している中に2規定塩酸水溶液50mLを加え、その温度で終夜撹拌した。反応終了後、減圧下、溶媒を留去して、テトラブチルメチルエーテル100mLを加え抽出操作を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去して粗生成物9.7gを得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=3%→25%)により精製して下記物性値を有する標題化合物(8.34g)を得た。
TLC:Rf 0.41(ヘキサン:酢酸エチル=4:1);
1H-NMR(CDCl3): δ 1.25-1.32 (m, 6 H), 1.58-1.73 (m, 2 H), 2.27-2.51 (m, 6 H), 4.22 (q, J = 7.2 Hz, 2 H)。
【0917】
実施例46:エチル トランス−4−(2,2−ジメチル−4,6−ジオキソ−1,3−ジオキサン−5−イル)−1−メチルシクロヘキサンカルボキシラート
実施例45で製造した化合物(3.68g)、メルドラム酸(3.17g)をジメチルホルムアミド40mLに溶解させ、室温で撹拌している中にナトリウムトリアセトキシボロハイドライド(5.09g)を加え、その温度で4時間撹拌した。反応終了後、水300mLを加え、抽出操作(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水の順に洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去し粗生成物6.8gを得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=18%→29%)により精製してトランス:シス=10:11の異性体混合物(3.36g)を得た。これを酢酸エチル4mLに溶解させ、室温で一晩静置した。析出してきた結晶をろ過して、減圧乾燥することで以下の物性値を有する標題化合物(437mg)を得た。
TLC:Rf 0.48(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3): δ 1.12-1.29 (m, 8 H), 1.48-1.60 (m, 2 H), 1.67-1.87 (m, 8 H), 2.24-2.46 (m, 3 H), 3.33 (d, J = 3.3 Hz, 1 H), 4.17 (q, J = 7.2 Hz, 2 H)。
【0918】
実施例47:[トランス−4−(エトキシカルボニル)−4−メチルシクロヘキシル]酢酸
【0919】
【化112】
【0920】
実施例46で製造した化合物(370mg)をジメチルホルムアミド2.5mL、水0.25mLに溶解させ、115℃で2時間撹拌した。反応終了後、水30mLを加え、抽出操作(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)を行った。得られた有機層を飽和食塩水を用いて洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去して以下の物性値を有する標題化合物(274mg)を得た。
TLC:Rf 0.41(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3): δ 0.98-1.29 (m, 10 H), 1.63-1.80 (m, 3 H), 2.15-2.27 (m, 4 H), 4.13 (q, J = 7.2 Hz, 2 H)。
【0921】
実施例48:シス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
【0922】
【化113】
【0923】
実施例47で製造した化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例3に準じた操作に付して、下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.26 (n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=464 (M + H)+
【0924】
実施例48(1)〜実施例48(41)
実施例47で製造した化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例3に準じた操作に付して、下記物性値を有する標題化合物を得た。
【0925】
実施例48(1):シス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.35 (n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=482 (M + H)+
【0926】
実施例48(3):トランス−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.46 (n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (FAB, Pos.): m/z=464 (M + H)+
【0927】
実施例48(4):トランス−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.54 (n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (FAB, Pos.): m/z=482 (M + H)+
【0928】
実施例48(6):トランス−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.47 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=486 (M + H)+
【0929】
実施例48(7):トランス−1−メチル−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.64 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=500 (M + H)+
【0930】
実施例48(8):トランス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
【0931】
【化114】
【0932】
TLC:Rf 0.43 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=464 (M + H)+
【0933】
実施例48(9):トランス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
【0934】
【化115】
【0935】
TLC:Rf 0.43 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=480 (M + H)+
【0936】
実施例48(10):トランス−4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.45 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=480 (M + H)+
【0937】
実施例48(12):トランス−4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.30 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=486 (M + H)+
【0938】
実施例48(13):トランス−4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.39 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=482 (M + H)+
【0939】
実施例48(14):トランス−4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.36 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=498 (M + H)+
【0940】
実施例48(15):トランス−4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.46 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=498 (M + H)+
【0941】
実施例48(16):トランス−4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.33 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=498 (M + H)+
【0942】
実施例48(19):シス−4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.30 (酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=464 (M + H)+
【0943】
実施例48(20):シス−4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.28 (酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1)
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=480 (M + H, 35Cl)+
【0944】
実施例48(21):シス−4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.33 (酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=480 (M + H, 35Cl)+
【0945】
実施例48(22):シス−4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.42 (酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=482 (M + H)+
【0946】
実施例48(23):シス−1−メチル−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}シクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.43 (酢酸エチル:n−ヘキサン);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=500 (M + H)+
【0947】
実施例48(24):シス−4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.43 (酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=498 (M + H, 35Cl)+
【0948】
実施例48(25):シス−4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.32 (酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=498 (M + H, 35Cl)+
【0949】
実施例48(26):シス−4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.32 (酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=498 (M + H, 35Cl)+
【0950】
実施例48(29):シス−4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.25 (酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=486 (M + H, 35Cl)+
【0951】
実施例48(30):シス−4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.18 (酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=486 (M + H, 35Cl)+
【0952】
実施例48(34):シス−4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.59 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=482 (M + H)+
【0953】
実施例48(41):トランス−4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−1−メチルシクロヘキサンカルボン酸
TLC:Rf 0.31 (ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=482 (M + H)+
【0954】
実施例49:メチル 4−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−2−クロロベンゾアート
【0955】
【化116】
【0956】
活性亜鉛(530mg)を含む無水THF(4.5mL)懸濁液にtert−ブチル ブロモ酢酸(800μL)、1,2−ジブロモエタン(15μL)を加え、Biotage社製マイクロウェーブ合成装置イニシエーターを用い、90℃で3分間反応した。遠心分離を行い、上澄み液を得ることで2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル亜鉛ブロミドのTHF溶液を調製した。
【0957】
メチル 2−クロロ−4−ヨードベンゾアート(296mg)に2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル亜鉛ブロミドのTHF溶液(4.5mL)を加え、次いでビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(51mg)を加え、CEM社製マイクロウェーブ合成装置を用い、50W、80℃で10分間反応した。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルを加えた。不溶物をセライトでろ去後、分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧濃縮した。得られた残渣を中圧分取液体クロマトグラフW−prep 2XY(カラム:メインカラムM,インジェクトカラムS;自動条件設定:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1,Rf=0.60)にて精製して、下記物性値を有する標題化合物(94mg)を得た。
TLC:Rf 0.58 (n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1);
1H-NMR(CDCl3):δ 7.80 (d, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.22 (dd, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.53 (s, 2H), 1.44 (s, 9H)。
【0958】
実施例50:メチル 4−(カルボキシメチル)−2−クロロベンゾアート
【0959】
【化117】
【0960】
実施例49で製造された化合物(87mg)の塩化メチレン(1.0mL)溶液にトリフルオロ酢酸(0.5mL)を加えて室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下、濃縮乾固させ下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC : Rf 0.28 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
1H-NMR(CDCl3): δ 7.82 (d, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.24 (dd, 1H), 3.93 (s, 3H), 3.68 (s, 2H)。
【0961】
実施例51:2−クロロ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
【0962】
【化118】
【0963】
実施例50で製造した化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例3に準じた操作に付して、下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.26 (クロロホルム:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=478 (M + H)+
【0964】
実施例51(1)〜実施例51(80)
実施例50で製造した化合物の代わりに相当するエステルならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例3に準じた操作に付して、下記物性値を有する標題化合物を得た。
【0965】
実施例51(1):3−フルオロ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
TLC:Rf 0.43 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=462 (M + H)+
【0966】
実施例51(2):3−クロロ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
TLC:Rf 0.36 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=478 (M + H)+
【0967】
実施例51(3):2−クロロ−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}カルボン酸
TLC:Rf 0.28 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=496 (M + H)+
【0968】
実施例51(5):2−フルオロ−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}カルボン酸
TLC:Rf 0.29 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=462 (M + H)+
【0969】
実施例51(6):4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−メチルカルボン酸
TLC:Rf 0.40 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=458 (M + H)+
【0970】
実施例51(7):4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.45 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=474 (M + H)+
【0971】
実施例51(8):4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.40 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=474 (M + H)+
【0972】
実施例51(9):4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.52 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=458 (M + H)+
【0973】
実施例51(10):4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−フルオロ安息香酸
TLC:Rf 0.28 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=480 (M + H)+
【0974】
実施例51(12):5−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−チオフェンカルボン酸
TLC:Rf 0.10 (酢酸エチル);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=450 (M + H)+
【0975】
実施例51(13):4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.50 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=476 (M + H)+
【0976】
実施例51(15):4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.54 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=492 (M + H)+
【0977】
実施例51(17):4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−3−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.45 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=492 (M + H)+
【0978】
実施例51(19):2−(4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)−2−メチルプロパン酸
TLC:Rf 0.55 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=486 (M + H)+
【0979】
実施例51(20):2−(4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}フェニル)−2−メチルプロパン酸
TLC:Rf 0.49 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=504 (M + H)+
【0980】
実施例51(22):2−(ベンジルオキシ)−4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}安息香酸
TLC:Rf 0.56 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=568 (M + H)+
【0981】
実施例51(23):4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
【0982】
【化119】
【0983】
TLC:Rf 0.37 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=492 (M + H)+
【0984】
実施例51(24):2−メトキシ−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸
【0985】
【化120】
【0986】
TLC:Rf 0.34 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=510 (M + H)+
【0987】
実施例51(25):4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.38 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=496 (M + H)+
【0988】
実施例51(26):4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.51 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=474 (M + H)+
【0989】
実施例51(27):4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.52 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=490 (M + H)+
【0990】
実施例51(28):4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.50 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=490 (M + H)+
【0991】
実施例51(29):4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.51 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (APCI, Pos. 20 V): m/z=508 (M + H)+
【0992】
実施例51(31):4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.51 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=508 (M + H)+
【0993】
実施例51(32):4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.48 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=508 (M + H)+
【0994】
実施例51(35):4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.44 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=496 (M + H)+
【0995】
実施例51(38):4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.40 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=474 (M + H)+
【0996】
実施例51(39):4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.38 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=474 (M + H)+
【0997】
実施例51(40):4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.38 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=476 (M + H)+
【0998】
実施例51(41):2−メチル−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸
TLC:Rf 0.38 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=494 (M + H)+
【0999】
実施例51(42):4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.43 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=492 (M + H)+
【1000】
実施例51(43):4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.50 (塩化メチレン:メタノール=9:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=492 (M + H)+
【1001】
実施例51(48):4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メチル安息香酸
【1002】
【化121】
【1003】
TLC:Rf 0.41 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=480 (M + H)+
【1004】
実施例51(49):4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.48 (塩化メチレン:メタノール:水);
MS (FAB, Pos.): m/z=480 (M + H)+
【1005】
実施例51(52):4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.46 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=458 (M + H)+
【1006】
実施例51(53):4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.35 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=492 (M + H)+
【1007】
実施例51(54):4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.35 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=492 (M + H)+
【1008】
実施例51(55):4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−メチル安息香酸
TLC:Rf 0.35 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=476 (M + H)+
【1009】
実施例51(61):4−{2−[9−(4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.50 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=504 (M + H)+
【1010】
実施例51(62):4−{2−[9−(4−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.50 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=520 (M + H)+
【1011】
実施例51(64):4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.23 (酢酸エチル:メタノール= 9:1);
MS (ESI, Pos. 20V): m/z=522 (M + H)+
【1012】
実施例51(70):4−{2−[9−(3−クロロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.44 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=520 (M + H)+
【1013】
実施例51(71):4−{2−[9−(3,5−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.40 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=522 (M + H)+
【1014】
実施例51(72):2,6−ジメトキシ−4−{2−オキソ−2−[9−(2,4,5−トリフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]エチル}安息香酸
TLC:Rf 0.42 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=540 (M + H)+
【1015】
実施例51(73):4−{2−[9−(4−クロロ−2−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.42 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=538 (M + H)+
【1016】
実施例51(74):4−{2−[9−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.46 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=538 (M + H)+
【1017】
実施例51(75):4−{2−[9−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.42 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=538 (M + H)+
【1018】
実施例51(77):4−{2−[9−(3,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.48 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=522 (M + H)+
【1019】
実施例51(78):4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.88 (酢酸エチル:酢酸:水= 3:1:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=504 (M + H)+
【1020】
実施例51(79):4−(2−{9−[(5−クロロ−3−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.88 (酢酸エチル:酢酸:水= 3:1:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=526 (M + H)+
【1021】
実施例51(80):4−(2−{9−[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル}−2−オキソエチル)−2,6−ジメトキシ安息香酸
TLC:Rf 0.88 (酢酸エチル:酢酸:水= 3:1:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=526 (M + H)+
【1022】
実施例52:(4E)−6−メトキシ−6−オキソ−4−ヘキセン酸
【1023】
【化122】
【1024】
4−オキソブタン酸(5.0mL、約15%水溶液)、トリメチルホスホアセテート(7.8g)を水10mLに溶解させ、0℃で撹拌している中に炭酸カリウム(4.06g)を加え、60℃で終夜撹拌した。この溶液に飽和重曹水100mLを加え逆抽出操作(酢酸エチル、3回)した後、水層を1規定塩酸水溶液で酸性(pH4)にしてから抽出操作(酢酸エチル、3回)を行った。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去して下記物性値を有する標題化合物(1.01g)を得た。
TLC:Rf 0.45 (ヘキサン:酢酸エチル=1:3);
1H-NMR(CDCl3): δ 2.52-2.57 (m, 4 H), 3.74 (s, 3 H), 5.83-5.91 (m, 1 H), 6.89-7.02 (m, 1 H)。
【1025】
実施例53:(2E)−6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキセン酸
【1026】
【化123】
【1027】
実施例52で製造された化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例3に準じた操作に付して下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.29 (n−ヘキサン:酢酸エチル=1:3);
MS (FAB, Pos.): m/z=408 (M + H)+
【1028】
実施例53(1):(2E)−6−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキセン酸
実施例52で製造された化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例3に準じた操作に付して以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.37 (n−ヘキサン:酢酸エチル=1:3);
MS (FAB, Pos.): m/z=426 (M + H)+
【1029】
実施例54:6−エトキシ−5,5−ジメチル−4,6−ジオキソヘキサン酸
【1030】
【化124】
【1031】
脱水THF(20mL)に2.0M LDA/THF−エチルベンゼン−ヘプタン溶液(7.88mL)を加え、ドライアイス−メタノール浴で−78℃付近に冷却し、エチル 2−メチルプロパノアート(1.74g)の脱水THF(5mL)溶液をゆっくり滴下した。−78℃付近で1時間撹拌した後に、この溶液をコハク酸無水物(1.50g)の脱水THF(5mL)懸濁液に氷浴下5分かけて滴下した。同温度で40分撹拌した後、室温で3時間撹拌した。反応液に氷浴下、水をゆっくり投入し、酢酸エチル、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え抽出した。得られた水相に1N塩酸水溶液を加えpHを3付近にし、酢酸エチルで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた粗生成物をジクロロメタンで洗浄し、こはく酸無水物由来の化合物をろ取して除き、得られたろ液を減圧濃縮することで、下記物性値を有する標題化合物(2.22g)を得た。
TLC : Rf 0.45 (クロロホルム:酢酸エチル:メタノール=6:3:1);
1H-NMR (DMSO-d6) : δ 1.17 (t, J=7.2 Hz, 3 H) 1.29 (s, 6 H) 2.39 (t, J=6.3 Hz, 2 H) 2.72 (t, J=6.3 Hz, 2 H) 4.10 (q, J=7.2 Hz, 2 H) 12.12 (s, 1 H)。
【1032】
実施例55:エチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2,2−ジメチル−3,6−ジオキソヘキサノアート
【1033】
【化125】
【1034】
実施例1で製造された化合物(259mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に、実施例54で製造された化合物(355mg)、トリエチルアミン(433μL)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(199mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(288mg)を室温下で順次加え、16時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(381mg)を得た。
TLC : Rf 0.49 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR (CDCl3): δ 1.26 (t, J=7.2 Hz, 3 H) 1.41 (s, 6 H) 2.48 - 2.96 (m, 6 H) 3.75 - 3.97 (m, 2 H) 4.19 (q, J=7.2 Hz, 2 H) 4.49 - 4.68 (m, 2 H) 5.43 - 5.52 (m, 2 H) 6.70 - 7.32 (m, 5 H) 7.76 - 7.87 (m, 1 H) 8.26 - 8.40 (m, 1 H)。
【1035】
実施例56:エチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−6−オキソヘキサノアート
【1036】
【化126】
【1037】
実施例55で製造された化合物(22mg)のメタノール(1mL)溶液に氷浴下で水素化ホウ素ナトリウム(3.5mg)を加え、室温で2.5時間撹拌した。その後、氷浴下で反応混合物に水および1N塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して下記物性値を有する標題化合物(22mg)を得た。
TLC : Rf 0.34 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR(CDCl3) : δ 1.15 - 1.49 (m, 9 H) 1.50 - 3.74 (m, 8 H) 3.76 - 3.96 (m, 2 H) 4.14 (m, 2 H) 4.46 - 4.68 (m, 2 H) 5.42 - 5.50 (m, 2 H) 6.68 - 7.32 (m, 5 H) 7.77 - 7.92 (m, 1 H) 8.23 - 8.35 (m, 1 H)。
【1038】
実施例57:6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−6−オキサヘキサン酸
【1039】
【化127】
【1040】
実施例56で製造された化合物(20mg)を1,2−ジメトキシエタン(0.5mL)、メタノール(0.5mL)に溶解させ、1N水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を加え室温で30分間撹拌した。反応溶液に水、tert−ブチルメチルエーテルを加えて抽出し、得られた水相に1N塩酸水溶液を加えpHを3付近にし、酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を分取薄相クロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製し、下記物性値を有する標題化合物(4mg)を得た。
TLC : Rf 0.38 (酢酸エチル);
1H-NMR (CDCl3) : δ 1.16 - 1.39(s, 6 H) 1.45 - 2.98 (m, 7 H) 3.22 - 4.10 (m, 3 H) 4.46 - 4.72 (m, 2 H) 5.42 - 5.55 (m, 2 H) 6.70 - 7.35 (m, 5 H) 7.78 - 7.85 (m, 1 H) 8.28 - 8.36 (m, 1 H)。
【1041】
実施例58:6−エトキシ−6−オキソ−4−ヘキシン酸
【1042】
【化128】
【1043】
4−ペンチン酸(2.01g)、ヘキサメチルホスホアミド(6.99mL)をTHF80mLに溶解させ、−78℃で撹拌している中にLDA(20.1mL)を20分かけて滴下した。この溶液を−78℃で1時間撹拌した後、エチルクロロフォーメート(2.18g)のTHF20mL溶液を15分かけて滴下し、その温度で30分撹拌した。その後、酢酸(1.15mL)を加え室温まで昇温し、10%リン酸二水素カリウム水溶液を加えて抽出操作(THF1回、テトラブチルメチルエーテル2回)を行った。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去し粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(A/B=30%→45%、A=酢酸エチル:酢酸=30:1、B=n−ヘキサン)により精製して下記物性値を有する標題化合物(641mg)を得た。
TLC:Rf 0.50 (ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=5:5:0.1);
1H-NMR(CDCl3): δ 1.31 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.67 (s, 4 H), 4.22 (q, J = 7.2 Hz, 2 H)。
【1044】
実施例59:エチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキシン酸
【1045】
【化129】
【1046】
実施例58で製造された化合物(174mg)ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体(300mg)をジメチルホルムアミド4.3mLに溶解させ、室温で撹拌している中に1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(245mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(196mg)、トリエチルアミン(355μL)を順に加え、その温度で終夜撹拌した。反応終了後、水を加え抽出操作(ヘキサン:酢酸エチル=2:1、3回)を行った。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=33%→54%)により精製して下記物性値を有する標題化合物(341mg)を得た。
TLC:Rf 0.26(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
1H-NMR(CDCl3): δ 1.25-1.34 (m, 3 H), 2.43-2.91 (m, 6 H), 3.73-3.96 (m, 2 H), 4.16-4.25 (m, 2 H), 4.42-4.67 (m, 2 H), 5.43-5.52 (m, 2 H), 6.73-7.34 (m, 5 H), 7.77-7.86 (m, 1 H), 8.27-8.32 (m, 1 H)。
【1047】
実施例60:6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキシン酸
【1048】
【化130】
【1049】
実施例59で製造された化合物を実施例3に準じた操作に付して、下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.32 (クロロホルム:メタノール:水=50:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=406 (M + H)+
【1050】
実施例61:エチル 6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキセノアート
【1051】
【化131】
【1052】
実施例59で製造された化合物(109mg)を酢酸エチル1.5mL、ヘキサン1.5mLに溶解させ、室温で撹拌している中にリンドラー触媒(20mg)を加え、水素雰囲気の室温下で4.5時間撹拌した。反応溶液をセライト(登録商標)ろ過後、溶媒を留去してシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン=35%→56%)により精製し、下記物性値を有する標題化合物(101mg)を得た。
TLC:Rf 0.44 (ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
1H-NMR (CDCl3): δ1.25-1.34 (m, 3 H), 2.39-2.67 (m, 2 H), 2.78-3.06 (m, 4 H),3.66-3.95 (m, 2 H), 4.16-4.23 (m, 2 H), 4.56-4.67 (m, 2 H), 5.43-5.56 (m, 2 H), 5.77-5.84 (m, 1 H), 6.28-6.40 (m, 1 H), 6.73-7.31 (m, 5 H), 7.77-7.85 (m, 1 H), 8.29-8.32 (m, 1 H)。
【1053】
実施例62:(2Z)−6−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−6−オキソ−2−ヘキセン酸
【1054】
【化132】
【1055】
実施例61で製造された化合物を実施例3に準じた操作に付して、下記物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.52 (クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR(CDCl3): δ 2.38-2.95 (m, 6 H),3.76-3.97 (m, 2 H), 4.47-4.50 (m, 2 H), 5.46-5.51 (m, 2 H), 5.88-6.15 (m, 2 H), 6.71-7.31 (m, 5 H), 7.77-7.87 (m, 1 H), 8.29-8.34 (m, 1 H)。
【1056】
実施例63:メチル 2−(ベンジルオキシ)−4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}ベンゾアート
【1057】
【化133】
【1058】
メチル 2−クロロ−4−ヨードベンゾアートの代わりにメチル2−(ベンジルオキシ)−4−ブロモベンゾアートを用いて実施例49に準じた操作によって製造された化合物を、さらに実施例50に準じた操作に付した。得られた化合物ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11に準じた操作に付して、標記化合物を得た。
【1059】
実施例64:メチル 4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−ヒドロキシベンゾアート
【1060】
【化134】
【1061】
実施例63で製造された化合物(70mg)のメタノール/THF(1:1)溶液1.24mLに5%パラジウム炭素(7mg,10wt%)を加え、水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。反応溶液をセライト濾過した後、溶媒を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム(ヘキサン/酢酸エチル=70:30〜40:60)により精製して下記物性値を有する標題化合物(55.2mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3): δ 2.68, 2.83, 3.61, 3.72, 3.83, 3.94, 4.34, 4.69, 5.35, 5.36, 6.58-6.90, 6.90-7.00, 7.03-7.13, 7.20-7.29, 7.68-7.85, 8.28-8.31, 10.73, 10.77。
【1062】
実施例65:4−{2−[9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−ヒドロキシ安息香酸
【1063】
【化135】
【1064】
実施例64で製造された化合物(53.8mg)のジメチルエーテル/メタノール(1:1)溶液3.0mLに1N水酸化ナトリウム水溶液(1.5mL)を加え室温で2.5時間、50℃で3時間撹拌した後、室温にて一晩静置した。翌日再度50℃で5時間撹拌した後、反応溶液に水を加えた。tert−ブチルメチルエーテルで洗浄後、水層に1N塩酸水溶液を加え酸性(pH3)にし、酢酸エチルを用いて2回抽出を行った。抽出した有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、フィルター濾過して得られた溶液を減圧濃縮し、下記物性値を有する標記化合物(46.6mg)を得た。
TLC:Rf 0.16 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=460 (M + H)+
【1065】
実施例65(1)
実施例63において製造された[3−(ベンジルオキシ)−4−(メトキシカルボニル)フェニル]酢酸ならびに実施例4→実施例5→実施例6→実施例7→実施例1に準じた操作によって製造されたテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、実施例11→実施例3に準じた操作に付して、以下の化合物を得た。
【1066】
実施例65(1):4−{2−[9−(2,4−ジフルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−イル]−2−オキソエチル}−2−ヒドロキシ安息香酸
TLC:Rf 0.16 (塩化メチレン:メタノール:水=90:10:1);
MS (FAB, Pos.): m/z=478 (M + H)+
【1067】
参考例2:9−(3−フルオロベンジル)−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−カルボキサミド
【1068】
【化136】
【1069】
実施例1に準じた操作によって製造した9−(3−フルオロベンジル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン(100mg)、トリエチルアミン(263μL)を塩化メチレン3mLに溶解させ、室温撹拌している中にトリメチルシリルイソシアネート(311mg)を加え、室温で10分撹拌した。この溶液に飽和重曹水を加え抽出操作(塩化メチレン、1回)を行った。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させた後、減圧下、溶媒を留去し粗生成物を得た。これを酢酸エチルで発汗洗浄後、減圧下、乾燥して下記物性値を有する標題化合物(72mg)を得た。
TLC:Rf 0.28 (クロロホルム:メタノール=10:1);
1H-NMR (DMSO-d6): δ 2.67-2.73 (m, 2 H), 3.58-3.67 (m, 2 H), 4.50 (s, 2 H), 5.43 (s, 2 H), 6.17 (s, 2 H), 6.90-7.37 (m, 5 H), 7.84-7.91 (m, 1 H), 8.17-8.21 (m, 1 H)。
【1070】
参考例2(1)〜参考例2(2)
9−(3−フルオロベンジル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジンに相当するテトラヒドロピリドピロロピリジン誘導体を用いて、参考例2に準じた操作に付して、以下の化合物を得た。
【1071】
参考例2(1):9−{[2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−5−イル]メチル}−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−カルボキサミド
TLC:Rf 0.36 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=382 (M + H)+
【1072】
参考例2(2):9−{[4−メチル−2−(トリフルオロメチル)−1,3−チアゾール−5−イル]メチル}−5,6,8,9−テトラヒドロ−7H−ピリド[4′,3′:4,5]ピロロ[2,3−b]ピリジン−7−カルボキサミド
TLC:Rf 0.37 (クロロホルム:メタノール:水=100:10:1);
MS (ESI, Pos. 20 V): m/z=396 (M + H)+
【1073】
実施例66:ヒトENPP2阻害活性測定
各濃度の被験化合物溶液(10%ジメチルスルホキシド)10μLと5μg/mLのヒトENPP2溶液(緩衝液A:100mmol/L Tris−HCl(pH9.0),500mmol/L NaCl,5mmol/L MgCl,0.05% TritonX−100)40μLを混合し、さらに2mmol/Lの16:0−リゾホスファチジルコリン(LPC)溶液(緩衝液A)50μLを添加し、37℃下で24時間反応させた。続いて、その反応溶液10μLに測定緩衝液(0.5mmol/L アミノアンチピリン,0.3mmol/L N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メチルアニリン,1U/mL ペルオキシダーゼ,3U/mL コリンオキシダーゼ,100mmol/L Tris−HCl(pH8.5),5mmol/L CaCl)90μLを添加し、37℃下で20分間反応させ、555nmで分光光度測定を行った。
【1074】
標準曲線を用いて、各被験化合物におけるコリン産生量(酵素活性)を算出し、被験化合物を添加しない陽性対照における酵素活性を0%阻害率、被験化合物およびヒトENPP2を添加しない陰性対照における酵素活性を100%阻害として、各被験化合物の阻害活性百分率を計算した。さらに、表3に示される本発明化合物に付いては、各濃度の阻害活性百分率からIC50値を算出した。
[結果]
表2より、本発明化合物は1μMにおいても高いENPP2阻害率を有し、表3のIC50値より、本発明化合物は有意なENPP2阻害活性を有することが確認された。
【1075】
【表2】
【1076】
【表3】
【1077】
実施例67:麻酔下ラットでの尿道内圧測定
SD系雄性ラット(Crl:CD(SD)、日本チャールス・リバー、7〜10週齢)を1.5g/kgウレタンの頸背部皮下投与にて麻酔した。頸部正中切開後、静脈内投与用の頸静脈カテ−テルを挿入した。下腹部を正中切開し、恥骨付近で尿道を結紮した。先端に襟をつけ生理食塩液を満たした尿道内圧測定用の尿道カテ−テルを切開した膀胱頂部から尿道内へ挿入し、膀胱頸部で結紮固定した。尿道カテ−テルを圧トランスデュ−サ−(日本光電製)に接続して、尿道内圧を測定した。尿道内圧については、はじめに尿道内に生理食塩液を注入して約20mmHgに合わせた後、尿道内圧が低下して安定するのを確認(10分間の圧低下が0.75mmHg以内)し、安定時の内圧が10mmHg以上の個体を実験に使用した。実施例3記載の化合物(投与量:0.1、0.3、1.0mg/kg)及び実施例31(24)記載の化合物(投与量:0.03、0.1、0.3mg/kg)を各々静脈内投与し、約30分後にソムノペンチル1mLを静脈内投与した。尿道内圧低下率(%)は、化合物投与前(0分)の尿道内圧高から死後基線値(ソムノペンチル投与後10分間での尿道内圧の最低値)を引いた値を100%とし、化合物投与後の尿道内圧をもとに算出した。
[結果]
実施例3記載の化合物(図1)および実施例31(24)記載の化合物(図2)は、尿道内圧を有意に低下させた。
【1078】
製剤例1
以下の各成分を常法により混合した後打錠して、一錠中に5mgの活性成分を含有する錠剤1万錠を得た。
・6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサン酸・・・50g
・カルボキシメチルセルロースカルシウム(崩壊剤)・・・20g
・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤)・・・10g
・微結晶セルロース・・・920g
製剤例2
以下の各成分を常法により混合した後、溶液を常法により滅菌し、5mLずつアンプルに充填し、常法により凍結乾燥し、1アンプル中20mgの活性成分を含有するアンプル1万本を得た。
・6−オキソ−6−[9−(3−フェニルプロピル)−1,3,4,9−テトラヒドロ−2H−β−カルボリン−2−イル]ヘキサン酸・・・200g
・マンニトール・・・20g
・蒸留水・・・50L
【産業上の利用可能性】
【1079】
本発明化合物はENPP2阻害活性を有し、尿排出障害の予防、治療および/または症状改善剤として有用である。
図1
図2