(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この合成ゲームでは、アイテム合成に利用可能な多種類の素材アイテムがユーザーに対して付与される。しかしながら、知識の乏しいユーザーにとっては、いずれかの素材アイテムが付与されたとしても、その付与された素材アイテムがどのアイテムと関連しているのかを把握することができずに、その素材アイテムをアイテム合成に利用できない場合があった。そのため、インターネット上の攻略サイト等にアクセスし、その付与された素材アイテムと他のアイテムとの関連性について詳しく調べなければならなかった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、素材となるコンテンツが付与された際に、その素材コンテンツと他のコンテンツとの関連性を簡単に把握できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
合成元となる合成元コンテンツ及び素材となる素材コンテンツを用いてコンテンツ合成を行なう合成ゲームを実行する情報処理装置であって、
予め関連付けられた複数の素材コンテンツが合成元コンテンツに対応付けて設定されたコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶部と、
ユーザーの所持するコンテンツを含むユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶部と、
素材コンテンツを含む複数のコンテンツのうちのいずれかをユーザーに付与し所持させる付与部と、
前記付与部によって付与された素材コンテンツをユーザーが所持した際に、付与された前記素材コンテンツが対応付けられた合成元コンテンツ、及び、当該合成元コンテンツに対応付けられた複数の素材コンテンツを抽出し、抽出された前記合成元コンテンツ及び前記複数の素材コンテンツの関連性に関する通知を前記ユーザーに対して行なう通知部と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置である。
このような情報処理装置によれば、素材コンテンツが付与された際に、その付与された素材コンテンツと他のコンテンツとの関連性を簡単に把握できるので、その素材コンテンツを用いて効率良くコンテンツ合成を行なうことが可能となる。
【0007】
また、前記通知部は、抽出された前記合成元コンテンツ及び前記複数の素材コンテンツの関連性に関する通知を行なう際に、抽出された前記複数の素材コンテンツそれぞれに対する前記ユーザーの所持状態を通知することが望ましい。
これにより、素材コンテンツが付与された際に、その付与された素材コンテンツと関連性を有する他の素材コンテンツについて自分の所持状態を簡単に把握することが可能となる。
【0008】
また、ユーザーの所持するコンテンツのうち、合成元コンテンツに対応付けられた複数の素材コンテンツを前記合成元コンテンツに合成させる合成ゲームを実行する合成ゲームの進行を制御するゲーム進行部と、を備え、
前記通知部は、抽出された前記合成元コンテンツに対応付けられた前記複数の素材コンテンツすべてを前記ユーザーが所持していることを条件として、前記合成ゲームへ誘導する通知を行なうことが望ましい。
これにより、素材コンテンツが付与された際に、その付与された素材コンテンツを即座に合成ゲームで利用できることを簡単に把握することが可能となる。
【0009】
また、前記コンテンツ情報記憶部には、各々の素材コンテンツを獲得できるゲーム種目が記憶されており、
前記通知部は、抽出された前記合成元コンテンツ及び前記複数の素材コンテンツの関連性に関する通知を行なう際に、前記複数の素材コンテンツそれぞれを獲得できるゲーム種目に関する通知を行なうことが望ましい。
これにより、素材コンテンツが付与された際に、その付与された素材コンテンツと関連性を有する他の素材コンテンツを所持していない場合でも、その素材コンテンツを獲得できるゲーム種目を簡単に把握することが可能となる。
【0010】
また、前記ユーザー情報記憶部には、ユーザーの所持するポイント量が記憶されており、
前記通知部は、前記複数の素材コンテンツそれぞれを獲得できるクエストをゲーム種目として通知する際に、ユーザーの所持するポイント量とクエストで消費されるポイント量を比較して、複数のクエストの中から前記ユーザーがプレイ可能なクエストを抽出し、抽出されたクエストに関する通知を行なうことが望ましい。
これにより、素材コンテンツが付与された際に、その付与された素材コンテンツと関連性を有する他の素材コンテンツを所持していない場合でも、その素材コンテンツを獲得できるクエストのうち、即座にプレイ可能なクエストを簡単に把握することが可能となる。
【0011】
また、前記通知部は、付与された前記素材コンテンツが対応付けられた合成元コンテンツを抽出する際に、所定条件を満たす合成元コンテンツ、及び、所定条件を満たす前合成元コンテンツに対応付けられた複数の素材コンテンツを抽出し、抽出された所定条件を満たす前記合成元コンテンツ及び前記複数の素材コンテンツの関連性に関する通知を行なうことが望ましい。
これにより、その付与された素材コンテンツが対応付けられた合成元コンテンツが多数存在する場合でも、所定条件を満たす合成元コンテンツに絞り込むことが可能となる。
【0012】
また、素材となる複数の素材コンテンツを用いてコンテンツ合成を行ない合成先となる合成先コンテンツを生成する合成ゲームを実行する情報処理装置であって、
予め関連付けられた複数の素材コンテンツが合成先コンテンツに対応付けて設定されたコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶部と、
ユーザーの所持するコンテンツを含むユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶部と、
素材コンテンツを含む複数のコンテンツのうちのいずれかをユーザーに付与し所持させる付与部と、
前記付与部によって付与された素材コンテンツをユーザーが所持した際に、付与された前記素材コンテンツが対応付けられた合成先コンテンツ、及び、当該合成先コンテンツに対応付けられた複数の素材コンテンツを抽出し、抽出された前記合成先コンテンツ及び前記複数の素材コンテンツの関連性に関する通知を前記ユーザーに対して行なう通知部と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置である。
このような情報処理装置によれば、素材コンテンツが付与された際に、その付与された素材コンテンツと他のコンテンツとの関連性を簡単に把握できるので、その素材コンテンツを用いて効率良くコンテンツ合成を行なうことが可能となる。
【0013】
また、合成元となる合成元コンテンツ及び素材となる素材コンテンツを用いてコンテンツ合成を行なう合成ゲームのプログラムであって、
コンピューターを、
予め関連付けられた複数の素材コンテンツが合成元コンテンツに対応付けて設定されたコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段、
ユーザーの所持するコンテンツを含むユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段、
素材コンテンツを含む複数のコンテンツのうちのいずれかをユーザーに付与し所持させる付与手段、
前記付与手段によって付与された素材コンテンツをユーザーが所持した際に、付与された前記素材コンテンツが対応付けられた合成元コンテンツ、及び、当該合成元コンテンツに対応付けられた複数の素材コンテンツを抽出し、抽出された前記合成元コンテンツ及び前記複数の素材コンテンツの関連性に関する通知を前記ユーザーに対して行なう通知手段、
として機能させるためのプログラムである。
このようなプログラムによれば、素材コンテンツが付与された際に、その付与された素材コンテンツと他のコンテンツとの関連性を簡単に把握することが可能となる。
【0014】
また、素材となる複数の素材コンテンツを用いてコンテンツ合成を行ない合成先となる合成先コンテンツを生成する合成ゲームのプログラムであって、
コンピューターを、
予め関連付けられた複数の素材コンテンツが合成先コンテンツに対応付けて設定されたコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段、
ユーザーの所持するコンテンツを含むユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段、
素材コンテンツを含む複数のコンテンツのうちのいずれかをユーザーに付与し所持させる付与手段、
前記付与手段によって付与された素材コンテンツをユーザーが所持した際に、付与された前記素材コンテンツが対応付けられた合成先コンテンツ、及び、当該合成先コンテンツに対応付けられた複数の素材コンテンツを抽出し、抽出された前記合成先コンテンツ及び前記複数の素材コンテンツの関連性に関する通知を前記ユーザーに対して行なう通知手段、
として機能させるためのプログラムである。
このようなプログラムによれば、素材コンテンツが付与された際に、その付与された素材コンテンツと他のコンテンツとの関連性を簡単に把握することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、本発明の実施形態に係る情報処理装置、プログラム及び情報処理システムについて詳細に説明する。なお、本発明はコンテンツ合成が行われるゲームを採用する情報処理装置、プログラム及び情報処理システム等に広く適用できる。
【0017】
[実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、1台以上のクライアント端末10とサーバー装置20とがネットワークNを介して接続されている。
【0018】
クライアント端末10は、ユーザーが操作するPC、スマートフォン、タブレットなどの端末装置や、家庭用や業務用のゲーム専用機器などの端末装置である。サーバー装置20は、クライアント端末10でユーザーにより行われるゲームの管理や制御、ゲーム内での課金処理等を行う。ネットワークNは、インターネット等であって、移動無線基地局などを含む。
【0019】
なお、本発明は
図1に示すクライアント・サーバー型の情報処理システム1の他、ゲーム内での課金処理を行う仕組みを別途設けることで単体のゲーム装置においても適用可能である。
図1の情報処理システム1は一例であって用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、
図1のサーバー装置20は複数のコンピューターに分散して構成してもよい。
【0020】
<ハードウェア構成>
《クライアント端末及びサーバー装置》
図2は、本実施形態に係るコンピューター50の一例を示すハードウェア構成図である。本実施形態に係るクライアント端末10及びサーバー装置20は、例えば
図2に示すハードウェア構成のコンピューター50により実現される。なお、コンピューター50は情報処理装置の一例である。
【0021】
コンピューター50は、
図2に示すように、CPU51、RAM52、ROM53、通信インタフェース54、入力装置55、表示装置56、外部インタフェース57、及びHDD58などを備えており、それぞれがバスラインBで相互に接続されている。なお、入力装置55及び表示装置56は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
【0022】
CPU51は、ROM53やHDD58などの記憶装置からプログラムやデータをRAM52上に読み出し、読み出したプログラムやデータに基づく各種処理を実行することによって、コンピューター全体の制御や機能を実現する演算装置である。
【0023】
RAM52は、プログラムやデータを一時保持するための揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例であり、CPU51が各種処理を実行する際のワークエリアとしても利用される。
【0024】
ROM53は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM53には、コンピューター50の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。
【0025】
通信インタフェース54は、コンピューター50をネットワークNに接続するためのインタフェースである。これにより、コンピューター50は通信インタフェース54を介してデータ通信を行うことができる。
【0026】
入力装置55は、ユーザー又は管理者が各種信号を入力するのに用いる装置である。入力装置55は、例えば、タッチパネル、操作キーやボタン、キーボードやマウスなどの操作装置である。
【0027】
表示装置56は、ユーザー又は管理者に対して各種情報を画面表示するための装置である。表示装置56は、例えば、液晶や有機ELなどのディスプレイである。
【0028】
外部インタフェース57は、外部装置とデータ通信可能に接続するためのインタフェースである。これにより、コンピューター50は外部インタフェース57を介して記録媒体の読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。外部装置は、例えば、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどの記録媒体である。
【0029】
HDD58は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピューター全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションなどがある。
【0030】
なお、HDD58に替えて、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用してもよい。
【0031】
本実施形態に係るクライアント端末10及びサーバー装置20は、上述したハードウェア構成のコンピューター50においてプログラムを実行することにより、後述するような各種処理を実現できる。
【0032】
<ソフトウェア構成>
《サーバー装置》
図3は、本実施形態に係るサーバー装置20の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係るサーバー装置20は、例えば
図3に示す機能ブロックにより実現される。
【0033】
本実施形態に係るサーバー装置20は、プログラムを実行することにより、サーバー制御部200、サーバー記憶部220、及びサーバー通信部240を実現する。
【0034】
サーバー制御部200は、各種ゲームに関する処理を実行する機能を有する。このサーバー制御部200は、ゲーム進行部201、付与部202、通知部203、及び表示制御部204を含む。
【0035】
ゲーム進行部201は、クライアント端末10がユーザーから受け付けたゲーム操作に基づき、後述する対戦ゲーム、抽選ゲーム、及び合成ゲーム等、各種ゲームの進行を制御する。
【0036】
付与部202は、対戦ゲームや抽選ゲームにおいて、後述するキャラクター情報に設定された複数のキャラクターのうち1又は複数のキャラクターをユーザーに対して付与し所持させる。
【0037】
通知部203は、付与部202によって付与された素材キャラクターをユーザーが所持した際に、その付与された素材キャラクターが対応付けられた合成元キャラクター、及び、当該合成元キャラクターに対応付けられた複数の素材キャラクターを抽出し、その抽出された合成元キャラクター及び複数の素材キャラクターの関連性に関する通知をユーザーに対して行なう。
【0038】
表示制御部204は、例えば、ゲーム進行部201による対戦ゲーム、抽選ゲーム、及び合成ゲーム等の進行に従い、クライアント端末10の画面表示を制御する。
【0039】
サーバー記憶部220は、各種ゲームに関する情報を記憶する機能を有する。このサーバー記憶部220は、キャラクター情報記憶部221、ユーザー情報記憶部222、クエスト情報記憶部223、及び抽選ゲーム情報記憶部224を含む。
【0040】
キャラクター情報記憶部221は、コンテンツ情報記憶部の一例であって、コンテンツの一例としてのキャラクターに関するキャラクター情報(コンテンツ情報)を記憶している。キャラクター情報記憶部221が記憶するキャラクター情報には、対戦ゲーム、抽選ゲーム、合成ゲームで利用される各種キャラクター等が設定されている。
【0041】
ユーザー情報記憶部222は、ユーザーに関するユーザー情報を記憶している。ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報には、ユーザーのランク、ユーザーが所持する各種キャラクターやポイント量等が設定されている。
【0042】
クエスト情報記憶部223は、クエストに関するクエスト情報を記憶している。クエスト情報記憶部223が記憶するクエスト情報には、そのクエストで獲得可能な各種キャラクターや消費ポイント量等が設定されている。
【0043】
抽選ゲーム情報記憶部224は、抽選ゲームに関する抽選ゲーム情報を記憶している。抽選ゲーム情報記憶部224が記憶する抽選ゲーム情報には、その抽選ゲームで獲得可能な各種キャラクター等が設定されている。
【0044】
サーバー通信部240は、ネットワークNを介してクライアント端末10との通信を行う機能を有する。
【0045】
《クライアント端末》
図4は、本実施形態に係るクライアント端末10の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態に係るクライアント端末10は、例えば
図4に示す機能ブロックにより実現される。
【0046】
本実施形態に係るクライアント端末10は、プログラムを実行することにより、クライアント制御部100、クライアント記憶部120、クライアント通信部140、操作受付部150、画面表示部160を実現する。クライアント制御部100は、要求送信部101、応答受信部102を含む。
【0047】
操作受付部150は、クライアント端末10を操作するユーザーからの操作を受け付ける。また、クライアント制御部100は、クライアント端末10におけるゲームに関する処理を行う。要求送信部101は、操作受付部150がユーザーから受け付けた操作の内容に基づき、サーバー装置20に対して要求を送信する。応答受信部102は、要求送信部101がサーバー装置20に対して送信した要求に対する処理結果などの応答を受信する。
【0048】
また、クライアント記憶部120は、クライアント端末10において必要となる情報を記憶する。クライアント通信部140は、サーバー装置20との通信を行う。画面表示部160は、サーバー装置20からの制御に従い、クライアント端末10の画面表示を行う。
【0049】
なお、上述したように、本実施形態に係る情報処理システム1では、サーバー装置20がゲームの進行や表示制御を行うが、クライアント端末10が行ってもよい。具体的には、ゲーム進行部及び表示制御部の少なくとも一方を、サーバー装置20のサーバー制御部200に設けない構成にする一方で、クライアント端末10のクライアント制御部100に設ける構成にしてもよい。
【0050】
また、クライアント端末10のクライアント制御部100は、HTML(Hyper Text Markup Language)等で記載されたページデータやページデータ内に含まれるスクリプトなどをサーバー装置20から受信して、ゲームに関する処理を行うブラウザ型がある。また、クライアント端末10のクライアント制御部100は、インストールされたアプリケーションに基づいて、ゲームに関する処理を行うアプリケーション型がある。
【0051】
<ゲームの概要>
ここでは、本実施形態におけるゲームの概要について説明する。本実施形態におけるゲームには、少なくとも対戦ゲーム、抽選ゲーム、合成ゲームが含まれている。
【0052】
本実施形態における対戦ゲームは、複数キャラクターから構成されるパーティに対して敵キャラクターを出現させ、出現した敵キャラクターとパーティを構成する各キャラクターとを対戦させるゲームである。
【0053】
この対戦ゲームには、敵キャラクターを倒すことを目的とするクエストが難易度に応じて複数設定されている。ユーザーは、自らの所持するキャラクター等を用いてパーティを結成し、いずれかのクエストを選択して敵キャラクターとの対戦に挑むことができる。
【0054】
この対戦の結果、敵キャラクターを倒すことでクエストをクリアすることができた場合には、ユーザーに対しキャラクターが付与される場合がある。ユーザーは、付与されたキャラクターを用いて合成ゲームを行うこともできる。
【0055】
本実施形態における抽選ゲームは、ユーザーからキャラクターの抽選実行の操作を受け付けると、抽選条件に基づいて抽選対象であるキャラクター群から選択したキャラクターをユーザーに付与するゲームである。ユーザーは、付与されたキャラクターを用いて対戦ゲームや合成ゲームを行うことができる。
【0056】
本実施形態における合成ゲームは、ユーザーからキャラクターの合成実行の操作を受け付けると、合成元となるキャラクター(合成元キャラクター)に素材となるキャラクター(素材キャラクター)を組み合せることによって、合成元キャラクターの能力を強化させたり(強化合成)、合成元キャラクターを次の段階に成長させて合成先キャラクター(進化キャラクター)に進化させたり(進化合成)するゲームである。
【0057】
ユーザーは、自己の所持するキャラクターの中から合成元キャラクターと素材キャラクターを選択し、強化合成や進化合成を行なう。強化合成では、素材キャラクターがユーザーの手元から無くなってしまう代わりに、引き続き所持する合成元キャラクターの能力値を向上させたり、新たなスキルが追加させたりすることができる。進化合成では、合成元キャラクターに対して予め関連付けられた素材キャラクターすべてをその合成元キャラクターに合成させることで、そのすべての素材キャラクターがユーザーの手元から無くなってしまう代わりに、合成元キャラクターから成長させた進化キャラクターを所持することができる。
【0058】
<動作>
図5は、本実施形態における情報処理システム1の動作例を説明するフローチャートである。
【0059】
サーバー装置20のゲーム進行部201は、ユーザーがクエストをクリアすると、付与部202が付与した素材キャラクターをユーザーに獲得させる(ステップS11)。この際に、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報を更新することによって、その付与された素材キャラクターをユーザーの所持キャラクターに設定する。そして、サーバー装置20のゲーム進行部201は、素材キャラクターをユーザーに所持させると、通知部203に対してキャラクター獲得時の通知処理の実行を要求する。
【0060】
図6は、ユーザー情報の一例を示す構成図である。
図6に示すユーザー情報は、項目としてユーザーID、名前、ランク、所持キャラクター、所持ポイント、フレンド、パーティ等を有する。
【0061】
ユーザーIDは、ユーザーを一意に識別するための情報である。名前は、ユーザー名を示す情報である。ランクは、ユーザーのゲームレベルを示す情報である。所持キャラクターは、ユーザーが所持する各種キャラクターを示す情報である。ここでは、図中にて括弧書きで示すように、所持キャラクターの所持数も併せて設定されている。所持ポイントは、ユーザーが所持するゲームポイントの量を示す情報である。フレンドは、フレンド関係にあるユーザーを示す情報である。パーティは、ユーザーのパーティを構成する各キャラクターを示す情報である。
【0062】
図5に戻り、次に、サーバー装置20の通知部203は、ゲーム進行部201からキャラクター獲得時の通知処理の実行を要求されると、付与部202によって付与された素材キャラクターに対応付けられた合成元キャラクターを、複数種類のキャラクターの中からすべて抽出する(ステップS12)。
【0063】
本実施形態では、サーバー装置20の通知部203は、
図6に示すユーザー情報及び
図7に示すキャラクター情報を参照して、付与部202によって付与された素材キャラクターに対応付けられた合成元キャラクターのうち、所定条件を満たす合成元キャラクターのみを抽出する。ここでは、所定条件を満たす合成元キャラクターとして、ユーザーの所持キャラクターとして設定されている合成元キャラクター(つまり、ユーザーが所持している合成元キャラクター)が抽出される。
【0064】
図7は、キャラクター情報の一例を示す構成図である。
図7に示すキャラクター情報は、項目としてキャラクターID、名称、レアリティ、能力パラメーター、スキル、進化キャラクター、素材キャラクター、ゲーム種目等を有する。
【0065】
キャラクターIDは、合成元キャラクターや素材キャラクターを含む各種キャラクターを一意に識別するための情報である。名称は、キャラクター名を示す情報である。レアリティは、キャラクターの希少価値を示す情報である。ここでは、複数段階(例えば5段階)のレアリティのうちのいずれかが設定される。能力パラメーターは、キャラクターの能力を示す情報である。ここでは、攻撃、防御、HP等の能力値が設定されている。スキルは、発動可能な特殊技能を示す情報である。スキルは、特殊キャラクターを素材キャラクターとして強化合成に用いることによって発動できるようになる。進化キャラクターは、進化合成を行なった際に、合成先となる進化後のキャラクターを示す情報である。なお、1つのキャラクターに対して2種類以上の進化キャラクターを設定することも可能である。素材キャラクターは、合成元となるキャラクターに予め関連付けられた素材となるキャラクターを示す情報である。この素材キャラクターは、進化合成に必要となるキャラクターとなる。ゲーム種目は、そのキャラクターを獲得できるゲームの種類を示す情報である。ここでは、クエスト情報記憶部223が記憶するクエスト情報に設定された各種のクエストや、抽選ゲーム情報記憶部224が記憶する抽選ゲーム情報に設定された各種の抽選ゲーム等が、ゲーム種目として設定されている。
【0066】
図8は、クエスト情報の一例を示す構成図である。
図8に示すクエスト情報は、項目としてクエストID、名称、獲得可能キャラクター、消費ポイント、敵キャラクター等を有する。
【0067】
クエストIDは、クエストを一意に識別するための情報である。名称は、クエスト名を示す情報である。獲得可能キャラクターは、そのクエストをクリアしたときに所定確率に基づいて獲得できる各種キャラクターを示す情報である。消費ポイントは、そのクエストをプレイする際に消費されるポイントの量を示す情報である。敵キャラクターは、そのクエストにて出現する各種キャラクターを示す情報である。ここでは、メインとなるボスキャラクターに設定された敵キャラクターと、ボス以外のサブキャラクターに設定された敵キャラクターとが含まれる。
【0068】
図9は、抽選ゲーム情報の一例を示す構成図である。
図9に示す抽選ゲーム情報は、項目として抽選ID、名称、獲得可能キャラクター、確率等を有する。
【0069】
抽選IDは、抽選ゲームを一意に識別するための情報である。名称は、抽選ゲーム名を示す情報である。獲得可能キャラクターは、その抽選ゲームをプレイしたとき獲得できる各種キャラクターを示す情報である。確率は、その獲得可能キャラクターが抽選される確率を示す情報である。
【0070】
図5に戻り、次に、サーバー装置20の通知部203は、その付与された素材キャラクターに対応付けられた合成元キャラクターが抽出されると、キャラクター情報記憶部221が記憶するキャラクター情報を参照して、その抽出された合成元キャラクターに予め関連付けられた複数の素材キャラクターをすべて抽出する(ステップS13)。
【0071】
次に、サーバー装置20の通知部203は、その抽出された合成元キャラクターに予め関連付けられた複数の素材キャラクターがすべて抽出されると、その抽出された複数の素材キャラクターそれぞれについてユーザーの所持数を取得する(ステップS14)。
【0072】
具体的には、サーバー装置20の通知部203は、ユーザー情報記憶部222が記憶するユーザー情報を参照して、ユーザーの所持キャラクターの中からその抽出された複数の素材キャラクターそれぞれを検索する。その検索の結果、ユーザーの所持キャラクターの中に含まれていれば、その素材キャラクターの所持数を取得する。その一方、ユーザーの所持キャラクターの中に含まれていなければ、その素材キャラクターの所持数が0であるものとする。
【0073】
次に、サーバー装置20の通知部203は、このようにして各々の素材キャラクターの所持状態が把握されると、上述したステップS13の処理によって抽出された複数の素材キャラクターのうち、ユーザーが所持していない素材キャラクターが存在しているか否かを判定する(ステップS15)。
【0074】
この判定の結果、その抽出された複数の素材キャラクターの中にユーザーが所持していない素材キャラクターが存在していない場合は(つまり、その抽出された複数の素材キャラクターをユーザーがすべて所持している場合は)、その抽出された合成元キャラクターが進化合成可能であるものとして設定され、後述するステップS17の処理に進む。その一方で、その抽出された複数の素材キャラクターの中にユーザーが所持していない素材キャラクターが存在している場合には、その抽出された合成元キャラクターについて進化合成できるようにすべく、次のステップS16の処理に進む。
【0075】
次に、サーバー装置20の通知部203は、その抽出された複数の素材キャラクターの中にユーザーが所持していない素材キャラクターが存在する場合に、キャラクター情報記憶部221が記憶するキャラクター情報を参照して、その所持していない素材キャラクターに対応付けられたゲーム種目を取得する(ステップS16)。
【0076】
本実施形態では、キャラクター情報に複数のクエストがゲーム種目として設定されている場合や、ゲーム種目としてのクエストが複数取得できた場合には、いずれかのクエストに絞り込むことができる。すなわち、通知部203は、ユーザー情報及びクエスト情報を参照して、ユーザーの所持するポイント量とクエストで消費されるポイント量を比較し、複数のクエストの中からユーザーが即座にプレイ可能なクエストを優先的に選択する。つまり、ユーザーの所持するポイント量よりも少ないポイント量が消費ポイントとして設定されたクエストが優先的に抽出される。
【0077】
次に、サーバー装置20の通知部203は、このようにして取得した各種情報、及び、上述したステップS12の処理によって抽出された合成元キャラクターや、上述したステップS13の処理によって抽出された複数の素材キャラクターに基づいて、その抽出された合成元キャラクター及び複数の素材キャラクターの関連性に関する通知をユーザーに対して行なう(ステップS17)。
【0078】
本実施形態では、
図10に示すような通知画面によって通知が行われる。そのため、表示制御部204は、通知部203から画面表示制御の実行を要求されると、通知画面をクライアント端末10の画面表示部160に表示させる制御を行なう。
【0079】
図10は、キャラクター獲得時の通知画面の一例を示すイメージ図である。このキャラクター獲得時の通知画面510には、獲得キャラクター表示領域511と、合成元キャラクター表示領域512と、素材キャラクター表示領域513と、誘導アクション表示領域514が表示されている。
【0080】
獲得キャラクター表示領域511には、クエスト情報記憶部223が記憶するクエスト情報に設定された獲得可能キャラクターのうち、ユーザーによって獲得された素材キャラクター(「キャラA」)が表示されている。
【0081】
合成元キャラクター表示領域512には、ユーザーが所持している所持キャラクターのうち、上述したステップS12の処理によって抽出された合成元キャラクター(「キャラX」、「キャラY」、「キャラZ」)が一覧表示されている。
【0082】
素材キャラクター表示領域513には、上述したステップS13の処理によって抽出された複数の素材キャラクターが、合成元キャラクター表示領域512に表示されたそれぞれの合成元キャラクターに対応付けて表示されている。
【0083】
ここでは、合成元キャラクターである「キャラX」には、複数の素材キャラクターである「キャラA」及び「キャラB」が対応付けて表示されている。合成元キャラクターである「キャラY」には、複数の素材キャラクターである「キャラA」及び「キャラC」が対応付けて表示されている。合成元キャラクターである「キャラZ」には、複数の素材キャラクターである「キャラA」及び「キャラP」が対応付けて表示されている。
【0084】
また、素材キャラクター表示領域513では、上述したステップS14の処理によって取得された各素材キャラクターの所有数に基づいて、その抽出された複数の素材キャラクターそれぞれに対応付けてユーザーによる所持数が表示される(図中において括弧書きで示す)。
【0085】
誘導アクション表示領域514には、獲得キャラクター表示領域511に表示される素材キャラクターをユーザーが獲得したことによって、そのユーザーが次に行い得るアクションを誘導するための操作ボタンが表示されている。
【0086】
ここでは、「キャラX」、「キャラY」に対応付けて進化合成を誘導するための誘導ボタン514a、誘導ボタン514bが表示され、「キャラZ」に対応付けてゲーム種目へ誘導するための誘導ボタン514cが表示され、さらに、初期画面に戻るための操作ボタン514dが表示されている。
【0087】
誘導ボタン514aには、合成元キャラクターである「キャラX」に対応付けられた複数の素材キャラクターである「キャラA」及び「キャラB」をユーザーがすべて所持しているので、次に行ない得るアクションとして「キャラX」の進化合成が可能であることが表示されている。
【0088】
誘導ボタン514bには、合成元キャラクターである「キャラY」に対応付けられた複数の素材キャラクターである「キャラA」及び「キャラC」をユーザーがすべて所持しているので、次に行ない得るアクションとして「キャラY」の進化合成が可能であることが表示されている。
【0089】
誘導ボタン514cには、「キャラZ」の進化合成ができるようにすべく、上述したステップS16の処理によって取得された非所持の素材キャラクターのゲーム種目に基づいて、ユーザーが所持していない素材キャラクターである「キャラP」を獲得できる「クエスト8」が次に行ない得るアクションとして表示されている。
【0090】
そして、ユーザーによって誘導ボタン514a又は誘導ボタン514bが押されると、この通知画面510から
図11に示すような進化合成画面550に遷移する。この場合の進化合成画面550には、上述したステップS12の処理によって抽出された合成元キャラクターである「キャラX」が合成元キャラクター表示領域551に表示され、上述したステップS13の処理によって抽出された複数の素材キャラクターである「キャラA」及び「キャラB」が素材キャラクター表示領域552に表示される。そして、ユーザーによって操作ボタン553が押されることで、即座に進化合成を行なうことが可能となる。
【0091】
また、ユーザーによって誘導ボタン514cが押されると、この通知画面510から不図示の対戦ゲーム画面に遷移する。そして、ユーザーは、不足している「キャラP」を獲得すべく、この対戦ゲーム画面において即座に「クエスト8」をプレイすることが可能となる。
【0092】
以上のとおり、本実施形態に係る情報処理システム1によれば、付与部202によって素材キャラクターが付与された際に、
図10に示すような通知画面510が表示されることによって、ユーザーは、その付与された素材キャラクターが対応付けられた合成元キャラクター、及び、その合成元キャラクターを進化合成するために必要となる複数の素材キャラクターの関連性を簡単に把握できるようになる。その結果、その付与された素材キャラクターを用いて効率良くキャラクター合成を行なうことが可能となる。
【0093】
[その他の実施形態]
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
【0094】
<通知部>
前述の実施形態では、上述したステップS14の処理によって各素材キャラクターの所有数を取得し、
図10に示す通知画面510にて、その抽出された複数の素材キャラクターそれぞれに対応付けてその所持数を表示する場合を例に挙げて説明したが、各素材キャラクターの所有数を表示しないようにすることもできる。
【0095】
また、前述の実施形態では、上述したステップS16の処理によって非所持の素材キャラクターのゲーム種目を取得し、
図10に示す通知画面510にて、その取得されたゲーム種目に基づき非所持の素材キャラクターを獲得可能なクエスト等を表示する場合を例に挙げて説明したが、非所持の素材キャラクターを獲得可能なクエスト等を表示しないようにすることもできる。
【0096】
また、前述の実施形態では、
図10に示す通知画面510にて、上述したステップS12の処理によって抽出された合成元キャラクターに対応付けられた複数の素材キャラクターをユーザーがすべて所持している際に、合成ゲームへの誘導する表示を行なう場合を例に挙げて説明したが、合成ゲームへの誘導を表示しないようにすることもできる。
【0097】
<合成ゲーム>
前述の実施形態では、合成元キャラクターに対し予め関連付けられた複数の素材キャラクターすべて合成することによって、その合成元キャラクターを進化キャラクターに変化させる合成ゲームを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0098】
例えば、合成元キャラクターに対し素材キャラクターを合成するのではなく、互いに関連付けられたすべての素材キャラクター同士を合成することによって、合成先となる進化キャラクター(合成先キャラクター)を生成させる合成ゲームを実行してもよい。
【0099】
この場合、例えば、キャラクター情報記憶部221には、予め関連付けられた複数の素材キャラクターが合成先キャラクターに対応付けて設定されたキャラクター情報を記憶しておく。そして、通知部203は、付与部202によって付与された素材キャラクターをユーザーが所持した際に、そのキャラクター情報を参照して、その付与された素材キャラクターが対応付けられた合成先キャラクター、及び、当該合成先キャラクターに対応付けられた複数の素材キャラクターを抽出し、その抽出された合成先キャラクター及び複数の素材キャラクターの関連性に関する通知をユーザーに対して行ってもよい。
【0100】
<所定条件>
前述の実施形態では、上述したステップS12の処理において、ユーザーが既に所持していることを所定条件として合成元キャラクターを絞り込む場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0101】
例えば、合成元キャラクターのレアリティが所定値以上であること、キャラクター合成にて利用された回数が所定回数以上であること、不足している素材キャラクターが所定数であること等、様々な条件を適用することができる。
【0102】
また、所定条件によって合成元キャラクターを絞り込むのではなく、その条件を無くしてもよい。この場合、上述したステップS12の処理によって抽出された複数の合成元キャラクターの中からいずれかをユーザーに選択させてもよい。
【0103】
<ゲーム種目>
前述の実施形態では、上述したステップS16の処理において、非所持の素材キャラクターを獲得できるゲーム種目を取得する際に、複数のクエストの中からユーザーが即座にプレイ可能なクエストを所持ポイントに応じて絞り込む場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、所持ポイントに応じてクエストを絞り込むのではなく、複数のクエストの中からいずれかをユーザーに選択させてもよい。
【0104】
また、前述の実施形態では、ゲーム種目としてのクエストと抽選ゲームが複数取得できた場合にも、ユーザーが即座にプレイ可能なクエスト又は抽選ゲームに絞り込んでもよいし、ユーザーに選択させてもよい。同様に、前述の実施形態では、ゲーム種目としての抽選ゲームが複数取得できた場合にも、ユーザーが即座にプレイ可能な抽選ゲームに絞り込んでもよいし、ユーザーに選択させてもよい。
【0105】
<進化キャラクターの分解>
前述の実施形態では、上述したステップS15の判定処理において、上述したステップS13の処理によって抽出された複数の素材キャラクターのうち、ユーザーが所持していない素材キャラクターが存在していると判定された場合、ユーザーが所持する進化キャラクターを分解することによって、その非所持の素材キャラクターを獲得できることを通知してもよい。
【0106】
例えば、複数の素材キャラクターである「キャラP」と「キャラT」を進化合成に用いて、進化キャラクターである「キャラW」を所持できた場合、その進化後の「キャラW」を退化させると、「キャラW」がユーザーの手元から無くなってしまう代わりに、「キャラP」と「キャラT」の素材キャラクターに分解し、ユーザーが所持することができるものとする。この場合、
図10の通知画面において、不足している素材キャラクターである「キャラP」を、ユーザーが所持している進化キャラクターである「キャラW」の分解によって補えることを通知してもよい。さらにこの場合には、その「キャラP」に対応する誘導ボタンをユーザーが選択すると、分解ゲームの画面に遷移させてもよい。これにより、即座に「キャラW」を分解して不足分の「キャラP」を得ることができる。
【0107】
<コンテンツ>
上記の実施形態では、キャラクター情報に設定されたキャラクターであったが、コンテンツはこれに限られるものではない。例えば、コンテンツは、アイテム、カード、フィギュア、アバター等でもよい。
【解決手段】本発明は、合成元コンテンツ及び素材コンテンツを用いてコンテンツ合成を行なう合成ゲームを実行する情報処理装置であって、予め関連付けられた複数の素材コンテンツが合成元コンテンツに対応付けて設定されたコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶部と、ユーザーの所持するコンテンツを記憶するユーザー情報記憶部と、素材コンテンツを含む複数のコンテンツのうちのいずれかをユーザーに付与し所持させる付与部と、付与された素材コンテンツをユーザーが所持した際に、付与された前記素材コンテンツが対応付けられた合成元コンテンツ、及び、当該合成元コンテンツに対応付けられた複数の素材コンテンツを抽出し、抽出された前記合成元コンテンツ及び前記複数の素材コンテンツの関連性に関する通知を前記ユーザーに対して行なう通知部と、を備えた情報処理装置である。