特許第6065898号(P6065898)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6065898-温調システム 図000006
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6065898
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年1月25日
(54)【発明の名称】温調システム
(51)【国際特許分類】
   F24D 3/00 20060101AFI20170116BHJP
   F24F 1/00 20110101ALI20170116BHJP
   F24F 5/00 20060101ALI20170116BHJP
【FI】
   F24D3/00 S
   F24F1/00 331
   F24F5/00 101B
【請求項の数】3
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-264409(P2014-264409)
(22)【出願日】2014年12月26日
(65)【公開番号】特開2016-125676(P2016-125676A)
(43)【公開日】2016年7月11日
【審査請求日】2015年11月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002853
【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100081422
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 光雄
(74)【代理人】
【識別番号】100084146
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 宏
(74)【代理人】
【識別番号】100176463
【弁理士】
【氏名又は名称】磯江 悦子
(74)【代理人】
【識別番号】100183232
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 敏行
(74)【代理人】
【識別番号】100172236
【弁理士】
【氏名又は名称】岩木 宣憲
(72)【発明者】
【氏名】西田 照男
(72)【発明者】
【氏名】吉川 晋司
【審査官】 渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−170480(JP,A)
【文献】 特開2000−121078(JP,A)
【文献】 特開平03−271637(JP,A)
【文献】 特開2004−205200(JP,A)
【文献】 特開2010−196954(JP,A)
【文献】 特開2013−7523(JP,A)
【文献】 実開昭56−130614(JP,U)
【文献】 特開2012−83048(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24D 3/00− 3/18
F24F 1/00
F24F 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
温水または冷水が供給される複数の床パネル(P1〜P8)と、
上記床パネル(P1〜P8)がそれぞれ設置された複数の温調ゾーンのいずれかの温度を検出する温度センサ(404)を有するコントローラ(400)と、
上記床パネル(P1〜P8)の放熱量または吸熱量を制御する熱量制御部(222)と、
上記床パネル(P1〜P8)の各々に対して、上記床パネル(P1〜P8)の放熱量または吸熱量を、上記温度センサ(404)により検出された上記温調ゾーンの温度を用いて制御するか、あるいは、上記温度センサ(404)により検出された上記温調ゾーンの温度を用いることなく制御するかを選択する選択部(405)と
を備えたことを特徴とする温調システム。
【請求項2】
請求項1に記載の温調システムにおいて、
1つの上記コントローラ(400)の温度センサ(404)により検出された上記温調ゾーンの温度を用いて、複数の上記床パネル(P1〜P8)が制御可能であることを特徴とする温調システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の温調システムにおいて、
外気温度を検出する外気温度センサ(110)をさらに備え、
上記熱量制御部(222)は、上記温度センサ(404)により検出された上記温調ゾーンの温度と、上記外気温度センサ(110)により検出された外気温度とに基づいて、上記床パネル(P1〜P8)の放熱量または吸熱量を制御することを特徴とする温調システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温調システムに関し、詳しくは、温水を利用した暖房運転または冷水を利用した冷房運転のうちの少なくとも一方を行う温調システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、温調システムとしては、床暖房パネルと熱源機との間で循環ポンプを介して温水を循環させて暖房を行う温水床暖房装置がある(例えば、特開2004−20008号公報(特許文献1)参照)。
【0003】
上記温水床暖房装置では、遠隔操作器からの制御信号を受けて、熱源機に伝達するための中継器を備え、その中継器の室温検出サーミスタにより室内温度を検出する。そして、上記温水床暖房装置は、設定温度と室内温度との偏差に基づいて、室内温度が設定温度になるように床暖房パネルへの温水供給量を制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−020008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記温水床暖房装置では、屋内の複数の異なる場所(温調ゾーン)に床暖房パネルを設けた場合、中継器が設置されていない温調ゾーンの床暖房パネルへの温水供給量も、中継器が設置されていない温調ゾーンの床暖房パネルと同様に、中継器が設置されている温調ゾーンの室内温度に基づいて制御することが考えられる。しかし、このような制御を、中継器が設置されている温調ゾーンの室内温度と中継器が設置されていない温調ゾーンの室内温度とが異なっている場合に行うと、中継器が設置されていない温調ゾーンの床暖房パネルが実際とは異なる室内温度に基づいて制御されてしまい、中継器が設置されていない温調ゾーンの室内温度を設定温度にすることができないという問題が発生する。
【0006】
そこで、本発明の課題は、複数の床パネルの放熱量または吸熱量をそれぞれ適正に制御できる温調システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の温調システムは、
温水または冷水が供給される複数の床パネルと、
上記床パネルがそれぞれ設置された複数の温調ゾーンのいずれかの温度を検出する温度センサを有するコントローラと、
上記床パネルの放熱量または吸熱量を制御する熱量制御部と、
上記床パネルの各々に対して、上記床パネルの放熱量または吸熱量を、上記温度センサにより検出された上記温調ゾーンの温度を用いて制御するか、あるいは、上記温度センサにより検出された上記温調ゾーンの温度を用いることなく制御するかを選択する選択部と
を備えたことを特徴としている。
【0008】
ここで、「温調ゾーン」とは、床パネルから温熱または冷熱が供給される空間をいい、例えば、「リビング」、「キッチン」あるいは「寝室」などの室内空間をいう。また、「コントローラ」とは、この温調システムの運転を制御するための指令を行う操作機器である。
【0009】
本発明の温調システムによれば、選択部により、床パネルの各々に対して、床パネルの放熱量または吸熱量を、温度センサにより検出された温調ゾーンの温度を用いて制御するか、あるいは、温度センサにより検出された温調ゾーンの温度を用いることなく制御するかを選択できる。このため、温調ゾーンに応じて、床パネルの放熱量または吸熱量を適正に制御できる。
【0010】
また、一実施形態の温調システムでは、
1つのコントローラの温度センサにより検出された温調ゾーンの温度を用いて、複数の床パネルが制御可能である。
【0011】
上記実施形態によれば、1つのコントローラの温度センサにより検出された温調ゾーンの温度を用いて、複数の床パネルが制御可能である。このため、例えば、温度センサにより温度が検出される温調ゾーンと同程度の冷暖房負荷を有する温調ゾーンが複数存在する場合、これら複数の温調ゾーンの床パネルを1つのコントローラの温度センサにより検出された温調ゾーンの温度を用いて制御できる。
【0012】
また、一実施形態の温調システムでは、
外気温度を検出する外気温度センサをさらに備え、
上記熱量制御部は、上記温度センサにより検出された上記室内の温度と、上記外気温度センサにより検出された外気温度とに基づいて、上記床パネルの放熱量または吸熱量を制御する。
【0013】
上記実施形態によれば、選択された温調ゾーンの床パネルの放熱量または吸熱量は、温調ゾーンの温度に加え、外気温度に基づいて、制御される。このため、温調ゾーンに応じて、床パネルの放熱量または吸熱量を適正に制御できる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、複数の床パネルの放熱量または吸熱量をそれぞれ適正に制御できる温調システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施の一形態の温調システムの概略構成図である。
図2】上記温調システムのリモートコントローラの概略正面図である。
図3】上記リモートコントローラの画面表示を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の温調システムを図示の実施形態により詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の一形態の温調システムの概略構成図を示している。
【0018】
〔温調システムの全体構成〕
上記温調システムは、室外機100と、この室外機100に接続された床冷暖房ユニット200と、この床冷暖房ユニット200に接続された床パネルの一例としての第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8と、コントローラの一例としてのリモートコントローラ400とを備える。
【0019】
〔室外機100の構成〕
上記室外機100は、圧縮機101、四路切換弁102、室外熱交換器103、電動膨張弁104およびアキュムレータ105を有する。この電動膨張弁104の一端には、室外熱交換器103の一端が接続され、電動膨張弁104の他端には、床冷暖房ユニット200の水熱交換器201の他端が接続されている。また、四路切換弁102の第1ポート102aは、圧縮機101の吐出側に接続されている。また、四路切換弁102の第2ポート102bは、室外熱交換器103の他端に接続されている。また、四路切換弁102の第3ポート102cは、アキュムレータ105を介して圧縮機101の吸入側に接続されている。また、四路切換弁102の第4ポート102dは、床冷暖房ユニット200の水熱交換器201の一端に接続されている。この水熱交換器201には、プレート式水熱交換器を用いている。
【0020】
暖房運転時、四路切換弁102が実線の切換位置に切り換えられて、第1ポート102aと第4ポート102dとの間が連通すると共に、第2ポート102bと第3ポート102cとの間が連通する。
【0021】
一方、冷房運転時、四路切換弁102が点線の切換位置に切り換えられて、第1ポート102aと第2ポート102bとの間が連通すると共に、第3ポート102cと第4ポート102dとの間が連通する。
【0022】
また、上記室外機100は、第1〜第4温度センサ106〜109と、外気温度センサ110と、第1〜第4温度センサ106〜109により検出された冷媒温度および外気温度センサ110により検出された室外温度を表す信号を受ける室外機用制御装置120とを有する。上記第1〜第4温度センサ106〜109および外気温度センサ110は、例えばサーミスタからなる。
【0023】
上記第1温度センサ106は、電動膨張弁104と水熱交換器201との間の冷媒の温度を検出する。上記第2温度センサ107は、四路切換弁102の第4ポート102dと水熱交換器201との間の冷媒の温度を検出する。上記第3温度センサ108は、圧縮機101と四路切換弁102の第1ポート102aとの間の冷媒の温度を検出する。上記第4温度センサ109は、室外熱交換器103内の冷媒の温度を検出する。上記外気温度センサ110は、外気温度を検出する。
【0024】
上記室外機用制御装置120は、インバータ(図示せず)を介して、圧縮機101の運転周波数を制御する。この室外機用制御装置120は、水熱交換器201および室外熱交換器103の熱交換効率が最適となるように、電動膨張弁104の開度も制御する。また、室外機用制御装置120は、図示しない信号線を介して床冷暖房ユニット用制御装置220に接続されており、室外機用制御装置120と床冷暖房ユニット用制御装置220は、互いに協調動作する。
【0025】
また、上記室外熱交換器103、圧縮機101、水熱交換器201および電動膨張弁104を環状に接続することにより冷媒回路を構成している。
【0026】
また、図示しないが、室外熱交換器103の近傍には室外ファンが配置されている。この室外ファンが室外熱交換器103に送風を行う。
【0027】
〔床冷暖房ユニット200の構成〕
上記床冷暖房ユニット200は、水熱交換器201、膨張タンク202、循環ポンプ203、往きヘッダ204および戻りヘッダ205を有する。
【0028】
上記水熱交換器201は凝縮器または蒸発器として機能する。すなわち、水熱交換器201は、冷媒と水との熱交換を行う。これにより、水熱交換器201で所望の温度の温水または冷水が生成される。また、水熱交換器201には、室外機100からの冷媒が流れる流路と、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8からの戻り水が流れる流路とが設けられている。
【0029】
上記膨張タンク202は、正負圧弁が付いており、水熱交換器201からの温水(または冷水)が溜まる。また、膨張タンク202の上部には給水口202aが設けられており、給水口202aから膨張タンク202内に水が必要時に補充される。
【0030】
上記循環ポンプ203は、吸入側が膨張タンク202に接続されている一方、吐出側が往きヘッダ204に接続されている。これにより、循環ポンプ203は、水熱交換器201を通過する冷媒と熱交換した温水(または冷水)を第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に送ることができるようになっている。
【0031】
また、上記往きヘッダ204には、第1〜第8熱動弁V1〜V8の一端と、水抜き栓V9の一端とが接続されている。この第1〜第8熱動弁V1〜V8の他端には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の水入口が接続されている。第1〜第8熱動弁V1〜V8は、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に温水(または冷水)を供給するための流路を開閉する開閉弁である。
【0032】
上記第1〜第8熱動弁V1〜V8は、温水(または冷水)の流れを制御する。より詳しくは、第1〜第8熱動弁V1〜V8は、床冷暖房ユニット用制御装置220によって制御され、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の冷暖房能力設定に対応する開閉動作を行う。
【0033】
また、上記戻りヘッダ205には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の水出口が接続されている。これにより、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の温水(または冷水)が、床冷暖房ユニット200に戻り、水回路211を循環できるようになっている。
【0034】
また、上記床冷暖房ユニット200は、往き水温センサ212、第1〜第8戻り水温センサT1〜T8、冷媒温度センサ214、冷媒圧センサ215および床冷暖房ユニット用制御装置220を有する。上記往き水温センサ212、第1〜第8戻り水温センサT1〜T8、および、冷媒温度センサ214は、例えばサーミスタからなる。
【0035】
上記往き水温センサ212は、膨張タンク202から往きヘッダ204へ向かって流れる温水(または冷水)の温度、すなわち、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の往き水温を検出し、この温度を表す信号を床冷暖房ユニット用制御装置220に送出する。
【0036】
上記第1〜第8戻り水温センサT1〜T8は、それぞれ、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8から戻りヘッダ205を介して水熱交換器201へ向かって流れる温水(または冷水)の温度、すなわち、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の戻り水温を検出し、この温度を表す信号を床冷暖房ユニット用制御装置220に送出する。
【0037】
上記冷媒温度センサ214は、電動膨張弁104と水熱交換器201の他端とを接続する冷媒配管かつ水熱交換器201の近傍に配置されている。この冷媒温度センサ214は、電動膨張弁104と水熱交換器201の間の冷媒の温度を検出し、この温度を表す信号を床冷暖房ユニット用制御装置220に送出する。
【0038】
上記冷媒圧センサ215は、四路切換弁102と水熱交換器201の一端とを接続する冷媒配管かつ水熱交換器201の近傍に配置されている。また、冷媒圧センサ215は、四路切換弁102の第4ポート102dと水熱交換器201との間の冷媒の圧力を検出し、この圧力を表す信号を床冷暖房ユニット用制御装置220に送出する。
【0039】
上記床冷暖房ユニット用制御装置220は、リモートコントローラ400から、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の冷暖房能力設定を表す信号を受信する。また、床冷暖房ユニット用制御装置220は、リモートコントローラ400からの信号などに基づいて、循環ポンプ203および第1〜第8熱動弁V1〜V8などを制御する。
【0040】
〔第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の構成〕
上記第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8は、第1〜第8熱動弁V1〜V8を介して、温水(または冷水)の供給を受けて、温調ゾーンの冷暖房を行う。より詳しくは、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8は、蛇行形状に形成された第1〜第8水循環パイプ301〜308を有する。この第1〜第8水循環パイプ301〜308内には、水熱交換器201からの温水(または冷水)が流れる。また、第1〜第8水循環パイプ301〜308の上流側の端部が、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の水入口を形成する。また、第1〜第8水循環パイプ301〜308の下流側の端部が、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の水出口を形成する。
【0041】
ここで、上記温調ゾーンとは、第1〜第8水循環パイプ301〜308から温熱または冷熱が供給される空間を指す。
【0042】
図2は上記リモートコントローラ400の概略正面図を示している。
【0043】
〔リモートコントローラ400の構成〕
上記リモートコントローラ400は、操作部401と、この操作部401上に設けられた表示部402とを備える。リモートコントローラ400は、温調ゾーン単位で設置され、床冷暖房ユニット用制御装置220と有線または無線で通信を行う。
【0044】
上記操作部401は、ゾーン選択ボタン411、表示切替ボタン412、運転/停止ボタン413、戻るボタン414、メニュー/決定ボタン415、上ボタン416、下ボタン417、右ボタン418および左ボタン419を有する。ユーザーが、ゾーン選択ボタン411、表示切替ボタン412、…および左ボタン419を操作すると、この操作に対応する操作信号が床冷暖房ユニット用制御装置220(図1に示す)へ出力される。すなわち、床冷暖房ユニット用制御装置220は、リモートコントローラ400の操作部401から、ユーザーの操作に対応する操作信号を受信する。
【0045】
図3は上記リモートコントローラ400の画面表示を説明するための図を示している。
【0046】
図3に示すように、表示部402は、第1画面403を表示している。なお、表示部402は、第1画面403と第2画面(図示せず)を切り替えて表示することが可能である。
【0047】
この第1画面403および第2画面には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8(図1に示す)のうちの少なくとも1つの床冷暖房パネルに関わる情報を表示させることが可能である。また、第1画面403および第2画面には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8のうちの複数の床冷暖房パネルに関わる複数の情報を同時に表示可能である。ここで、上記情報とは、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8が運転している否かを示す情報と、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8のタイマー運転が設定されているか否かを示す情報と、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の運転モードを示す情報と、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の冷暖房能力の設定の情報とのうちの少なくとも1つを指す。
【0048】
上記第1画面403には、中央の主要領域が縦方向に4分割されて、第1表示領域431と、第2表示領域432と、第3表示領域433および第4表示領域434が設けられている。一方、図示しない第2画面にも、第1画面403と同様に中央の主要領域が縦方向に4分割されて、第5表示領域、第6表示領域、第7表示領域および第8表示領域が設けられている。この第1〜第4表示領域431〜434および第5〜第8表示領域のそれぞれには、少なくとも、制御グループを示すアルファベットと、運転または停止の漢字と、冷暖房の能力設定目盛の図形とが表示される。
【0049】
より詳しくは、図3の第1画面403では、第1床冷暖房パネルP1が制御グループAに属し、第2床冷暖房パネルP2が制御グループBに属し、第3床冷暖房パネルP3が制御グループCに属し、第4床冷暖房パネルP4が制御グループDに属するように設定されている。また、図示しない第2画面では、第5床冷暖房パネルP5が制御グループEに属し、第6床冷暖房パネルP6が制御グループFに属し、第7床冷暖房パネルP7が制御グループGに属し、第8床冷暖房パネルP8が制御グループHに属するように設定されている。
【0050】
次の表1には、その第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8と制御グループA〜Hとの関係を示している。
【0051】
【表1】
【0052】
この表1の制御グループ「A」〜「H」は、リモートコントローラ400の上ボタン416,下ボタン417,右ボタン418および左ボタン419の操作で変更可能になっている。例えば、「2」下の「B」を「A」に変更すると、第1,第2床冷暖房パネルP1,P2が制御グループAに属するように設定することが可能である。
【0053】
また、上記第1〜第4表示領域431〜434および第5〜第8表示領域には、温調ゾーンの名称が表示されている。この温調ゾーンの名称は、制御グループに属する床冷暖房パネルで冷暖房される温調ゾーンの名称である。例えば、第1表示領域431の「1Fリビング1」は、第1床冷暖房パネルP1で温調される温調ゾーンの名称を示している。
【0054】
また、上記第1〜第4表示領域431〜434および第5〜第8表示領域において、「運転」は、床冷暖房パネルが運転中であることを示す一方、「停止」は、床冷暖房パネルが停止中であることを示す。例えば、第3表示領域433の「停止」は、第3床冷暖房パネルP3が停止中で冷暖房を行っていないことを示している。
【0055】
また、上記第3,第4表示領域433,434では、タイマー運転が設定されていることを時計の図形で示している。すなわち、第3,第4床冷暖房パネルP3,P4は、ユーザーが設定した時間に冷暖房を行うようになっている。
【0056】
また、上記第1〜第4表示領域431〜434および第5〜第8表示領域には、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の運転モードが示される。
【0057】
また、上記第1〜第4表示領域431〜434では、冷暖房の能力を設定する能力設定目盛の図形501〜504が表示されている(第5〜第8表示領域も同様)。例えば、第4表示領域434の目盛の図形504は、暖房運転時、第4床冷暖房パネルP4の暖房能力が最小となる設定であることを示す一方、冷房運転時、第4床冷暖房パネルP4の冷房能力が最大となる設定であることを示している。また、第1表示領域431の目盛の図形504は、暖房運転時、第1床冷暖房パネルP1の暖房能力が最大となる設定であることを示す一方、冷房運転時、第1床冷暖房パネルP1の冷房能力が最小となる設定であることを示している。
【0058】
また、上記リモートコントローラ400は、温調ゾーン温度センサ404と、選択部の一例としてのリモコンサーモ設定部405と、エリア設定部406とを備える。リモコンサーモ設定部405およびエリア設定部406は、ソフトウェアで構成されている。
【0059】
温調ゾーン温度センサ404は、例えばサーミスタからなり、リモートコントローラ400が設置されている温調ゾーンの温度を検出する。
【0060】
リモコンサーモ設定部405は、温調ゾーンが属している制御グループの床冷暖房パネルP1〜P8の戻り水温の目標温度(以下、温調ゾーンの目標温度という)を算出するときに、温調ゾーン温度センサ404により検出された温度による補正(以下、目標温度補正という)を行うか否かの設定を行う。この設定は、リモコンサーモ設定部405によって、目標温度補正を行う1以上の温調ゾーンを選択することにより行われる。すなわち、リモコンサーモ設定部405によって、床冷暖房パネルP1〜P8の各々に対して、床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量または吸熱量を、温調ゾーン温度センサ404により検出された温調ゾーンの温度を用いて制御するか、あるいは、温調ゾーン温度センサ404により検出された温調ゾーンの温度を用いることなく制御するかが選択される。また、1つのリモートコントローラ400の温調ゾーン温度センサ404により検出された温調ゾーンの温度を用いて、複数の床冷暖房パネルP1〜P8が制御される。
【0061】
例えば、温調ゾーンA〜Hのうち、リモコンサーモ設定部405により温調ゾーンA〜Fが選択された場合、表示部402には、次の表2に示すように、各温調ゾーンA〜Fに対応するリモコンの欄に「○」が示され、温調ゾーンG,Hに対応するリモコンの欄に「−」が示された表が表示される。すなわち、リモコンの欄に「○」が示されている温調ゾーンでは、温調ゾーンの目標温度を算出するときに、目標温度補正が行われ、リモコンの欄に「−」が示されている温調ゾーンでは、温調ゾーンの目標温度を算出するときに、目標温度補正が行われない。ユーザーにより目標温度補正の設定が行われると、設定された目標温度補正の内容を表す操作信号が、リモートコントローラ400から床冷暖房ユニット用制御装置220に出力される。
【0062】
【表2】
【0063】
エリア設定部406は、リモートコントローラ400が設置されている温調ゾーンを設定する。例えば、温調ゾーンAにリモートコントローラ400が設置されていると設定された場合、次の表3に示すように、表示部402には、温調ゾーンAに対応するリモコンの欄に「I」が示される。また、メインのリモートコントローラ400に加え、サブのリモートコントローラ400が温調ゾーンEに設置されていると設定された場合、表示部402には、温調ゾーンEに対応するリモコンの欄に「II」が示される。ユーザーによりリモコン位置の設定が行われると、設定されたリモコンの位置を表す操作信号が、リモートコントローラ400から床冷暖房ユニット用制御装置220に出力される。
【0064】
【表3】
【0065】
また、エリア設定部406は、すべての温調ゾーンA〜Hについて、属するエリアを設定する。温調ゾーンの属するエリアを設定することで、目標温度補正が、どのリモートコントローラ400の温調ゾーン温度センサ404に基づいて行われるかが決定される。例えば、上記表3に示すようにメインとサブの2つのリモートコントローラ400が設置され、次の表4に示すように温調ゾーンA〜Hのエリアが決定されたとする。この場合、エリアの欄に「I」が示されている温調ゾーンA〜Dは、メインのリモートコントローラ400の温調ゾーン温度センサ404により検出された温度に基づく目標温度補正が行われる。また、エリアの欄に「II」が示されている温調ゾーンE〜Hは、サブのリモートコントローラ400の温調ゾーン温度センサ404により検出された温度に基づく目標温度補正が行われる。なお、メインとサブの2つのリモートコントローラ400が設置されていたとしても、温調ゾーンA〜Hのエリアを全て「I」とすることもできる。
【0066】
【表4】
【0067】
すなわち、リモコンサーモ設定部405およびエリア設定部406により、例えば、表2に示す目標温度補正の設定が行われており、表3に示すように、2つのリモートコントローラ400が設置され、表4に示すようにエリアが設定されているとする。この場合、温調ゾーンA〜Dは、目標温度を算出するときに、メインのリモートコントローラ400の温調ゾーン温度センサ404により検出された温度に基づく目標温度補正が行われ、温調ゾーンE,Fは、サブのリモートコントローラ400の温調ゾーン温度センサ404により検出された温度に基づく目標温度補正が行われる。また、温調ゾーンG,Hは、目標温度を算出するときに、目標温度補正が行われない。
【0068】
〔床冷暖房ユニット用制御装置220の構成〕
上記床冷暖房ユニット用制御装置220は、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなる。
【0069】
この床冷暖房ユニット用制御装置220は、図1に示すように、目標戻り水温算出部221と、熱量制御部222とを備える。目標戻り水温算出部221および熱量制御部222は、ソフトウェアで構成されている。
【0070】
目標戻り水温算出部221は、リモートコントローラ400の能力設定目盛に対応する目標戻り水温を第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎に算出する。目標戻り水温は、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の運転モードに応じて決定されるリモコン補正値と、外気温度センサ110により検出される外気温度と、リモコンサーモ設定部405により選択されている温水ゾーンに属している制御グループの床冷暖房パネルである場合は温調ゾーン温度センサ404により検出された温調ゾーンの温度と、設置されている床冷暖房パネルP1〜P8の種類に応じて決定される床冷暖房パネル補正値とに基づいて、算出される。すなわち、目標戻り水温は、リモコン補正値と、外気温度と、床冷暖房パネル補正値と、リモコンサーモ設定部405により選択されている温調ゾーンについては、温調ゾーンの温度とに基づいて算出される。
【0071】
熱量制御部222は、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に供給される温水または冷水の温度を決定する水温決定部223と、第1〜第8熱動弁V1〜V8のオンオフを制御する熱動弁制御部224とで構成されている。この熱量制御部222は、第1〜第8戻り水温センサT1〜T8により検出される戻り水温の各々が、目標戻り水温算出部221によって算出された目標戻り水温となるように、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量または吸熱量を制御する。
【0072】
水温決定部223は、設定されている目標室内温度に基づいて、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に供給する温水または冷水の温度を決定すると共に、この決定の結果を水温設定信号として出力し、室外機用制御装置120に送信する。水温設定信号を受信した室外機用制御装置120によって、圧縮機101の運転周波数および電動膨張弁104の開度が制御され、決定された温度の温水または冷水が第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に供給される。
【0073】
熱動弁制御部224は、目標戻り水温算出部221により算出された目標戻り水温に基づいて、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に対応する熱動弁V2〜V8のオンオフのデューティー比を制御する。詳しくは、第1〜第8戻り水温センサT1〜T8により検出される戻り水温が目標戻り水温となるような温水または冷水を第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に供給すると共に、温水または冷水を供給している第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に対応する第1〜第8熱動弁V1〜V8のオンオフを20分間隔で繰り返すように制御して、第1〜第8熱動弁V1〜V8のオフ時間を調整する。これにより、目標戻り水温算出部221により算出された目標戻り水温の温水または冷水が20分間連続で供給されたときと同じ熱量の温水または冷水が、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に供給されるようにする。
【0074】
〔暖房(冷房)運転時の制御〕
続いて、上記構成の温調システムの暖房(冷房)運転字の制御について説明する。まず、目標戻り水温算出部221が、リモートコントローラ400の冷暖房の能力設定目盛に対応する目標戻り水温を第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8毎に算出する。
【0075】
次に、第1〜第8戻り水温センサT1〜T8により検出される戻り水温が、上記目標戻り水温算出部221により算出された第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の目標戻り水温のうち、最も高い(最も低い)目標戻り水温になるように、熱量制御部222が第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量(吸熱量)を制御する。
【0076】
例えば、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8のうち、第1床冷暖房パネルP1の目標戻り水温が最も高い(最も低い)目標戻り水温、すなわち、最高目標戻り水温(最低目標戻り水温)であるとする。この場合、第1戻り水温センサT1により検出される戻り水温が第1床冷暖房パネルP1の目標戻り水温になるように、水温決定部223によって第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に供給される温水(冷水)の温度が制御される。そして、冷暖房ユニット用制御装置220によって循環ポンプ203がオンされると共に、熱動弁制御部224によって第1床冷暖房パネルP1に対応する熱動弁V1が全開にされる。
【0077】
また、他の第2〜第8床冷暖房パネルP2〜P8に対応する熱動弁V2〜V8は、それぞれに対応する目標戻り水温に基づいて、熱動弁制御部224によりオンオフ制御される。このとき、熱動弁制御部224は、第2〜第8床冷暖房パネルP2〜P8夫々の算出された目標戻り水温に基づいて、対応する熱動弁V2〜V8のオンオフのデューティー比を制御する。これにより、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8に供給される温水(冷水)が最高目標戻り水温(最低目標戻り水温)であったとしても、各床冷暖房パネルP1〜P8に対して、算出された目標往き水温の温水(冷水)が連続的に供給された状態に等しい熱量の温水(冷水)を供給できる。
【0078】
上記構成の温調システムによれば、リモコンサーモ設定部405によって、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の各々に対して、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量または吸熱量を、温調ゾーン温度センサ404により検出された温調ゾーンの温度を用いて制御するか、あるいは、温調ゾーン温度センサ404により検出された温調ゾーンの温度を用いることなく制御するかを選択できる。このため、温調ゾーンに応じて、床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量または吸熱量を適正に制御できる。
【0079】
また、1つのリモートコントローラ400の温調ゾーン温度センサ404により検出された温調ゾーンの温度を用いて、複数の床冷暖房パネルが制御可能である。このため、例えば、温調ゾーン温度センサ404により温度が検出される温調ゾーンと同程度の冷暖房負荷を有する温調ゾーンが複数存在する場合、これら複数の温調ゾーンの床冷暖房パネルP1〜P8を1つのリモートコントローラ400の温調ゾーン温度センサ404により検出された温調ゾーンの温度を用いて制御できる。
【0080】
また、選択された温調ゾーンの床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量または吸熱量が、温調ゾーンの温度に加え、外気温度に基づいて、制御される。このため、温調ゾーンに応じて、床冷暖房パネルP1〜P8の放熱量または吸熱量を適正に制御できる。
【0081】
〔変形例〕
上記実施形態では、表2に示すように、温調ゾーン毎に目標温度補正を行うか否かの設定を行っているが、これに限らない。床冷暖房パネル毎に設定されるようにしてもよい。
【0082】
また、上記実施形態では、表3に示すように、メインとサブの2つのリモートコントローラ400を設置しているが、これに限らない。リモートコントローラ400は、1つでもよいし、3以上でもよい。なお、設置されたリモートコントローラの数に応じて、エリアの最大数も変動する。例えば、リモートコントローラ400の設置数が1である場合、エリアの数は1となり、全ての温調ゾーンが同じエリアに属する。また、例えば、リモートコントローラの設置数が3である場合、エリアを3つまで設定できる。
【0083】
また、上記実施形態では、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8を設けているが、これに限らない。床冷暖房パネルは複数であればよく、2以上の任意の数の床冷暖房パネルを設置できる。
【0084】
また、上記実施形態では、暖房運転と冷房運転を行う温調システムについて説明したが、暖房運転または冷房運転のいずれか一方のみを行う温調システムにこの発明を適用してもよい。
【0085】
また、上記実施形態では、リモートコントローラ400により床冷暖房ユニット200を遠隔操作したが、コントローラはこれに限らず、床冷暖房ユニットに設けられたコントローラであってもよい。
【0086】
また、上記実施形態では、冷暖房ユニット用制御装置220の目標戻り水温算出部221および熱量制御部222をソフトウェアで構成したが、これに限らない。例えば、目標戻り水温算出部および熱量制御部の少なくとも1つをハードウェアで構成してもよい。
【0087】
また、上記実施形態では、リモートコントローラ400のリモコンサーモ設定部405およびエリア設定部406をソフトウェアで構成したが、これに限らない。例えば、リモコンサーモ設定部およびエリア設定部の少なくとも1つをハードウェアで構成してもよい。
【0088】
また、上記実施形態では、床冷暖房ユニット200の水熱交換器201にプレート式水熱交換器を用いたが、二重管式水熱交換器などの他の水熱交換器を用いてもよい。
【0089】
また、上記実施形態において、冷媒圧センサ215の代わりに、圧力スイッチを設けてもよい。
【0090】
また、上記実施形態では、室外機100の冷媒回路に電動膨張弁104を設けていたが、膨張機構の一例としての例えばキャピラリチューブを設けてもよい。
【0091】
また、上記実施形態において、第1〜第8床冷暖房パネルP1〜P8のうちの少なくとも一つを、天井冷暖房パネル、天井冷房パネル、天井暖房パネル、壁冷暖房パネル、壁冷房パネル、壁暖房パネル、または、室内設置型ラジエータなどの熱交換端末に換えてもよい。
【0092】
また、上記実施形態において、室外機用制御装置120と床冷暖房ユニット用制御装置220の間の通信は、有線で行ってもよいし、無線で行ってもよい。
【0093】
また、上記実施形態において、開閉弁として第1〜第8熱動弁V1〜V8を用いた温調システムについて説明したが、開閉弁はこれ限らず、電磁弁などの他の開閉機構を用いてもよい。
【0094】
上記実施形態および変形例で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいのは、勿論である。
【符号の説明】
【0095】
100…室外機
101…圧縮機
102…四路切換弁
103…室外熱交換器
104…電動膨張弁
105…アキュムレータ
106…第1温度センサ
107…第2温度センサ
108…第3温度センサ
109…第4温度センサ
110…外気温度センサ
120…室外機用制御装置
200…床冷暖房ユニット
201…水熱交換器
202…膨張タンク
203…循環ポンプ
204…往きヘッダ
205…戻りヘッダ
211…水回路
212…往き水温センサ
214…冷媒温度センサ
215…冷媒圧センサ
220…床冷暖房ユニット用制御装置
221…目標戻り水温算出部
222…熱量制御部
223…水温決定部
224…熱動弁制御部
400…リモートコントローラ
401…操作部
402…表示部
403…第1画面
404…温調ゾーン温度センサ
405…リモコンサーモ設定部
406…エリア設定部
431…第1表示領域
432…第2表示領域
433…第3表示領域
434…第4表示領域
501〜504…能力設定目盛の図形
V1…第1熱動弁
V2…第2熱動弁
V3…第3熱動弁
V4…第4熱動弁
V5…第5熱動弁
V6…第6熱動弁
V7…第7熱動弁
V8…第8熱動弁
V9…水抜き栓
P1…第1床冷暖房パネル
P2…第2床冷暖房パネル
P3…第3床冷暖房パネル
P4…第4床冷暖房パネル
P5…第5床冷暖房パネル
P6…第6床冷暖房パネル
P7…第7床冷暖房パネル
P8…第8床冷暖房パネル
T1…第1戻り水温センサ
T2…第2戻り水温センサ
T3…第3戻り水温センサ
T4…第4戻り水温センサ
T5…第5戻り水温センサ
T6…第6戻り水温センサ
T7…第7戻り水温センサ
T8…第8戻り水温センサ
図1
図2
図3