(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6066469
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年1月25日
(54)【発明の名称】湾曲したバーおよび鋸歯状のリーディングエッジを有するコニカルローターリファイナープレートエレメント
(51)【国際特許分類】
D21D 1/26 20060101AFI20170116BHJP
B02C 7/06 20060101ALI20170116BHJP
B02C 7/12 20060101ALI20170116BHJP
【FI】
D21D1/26
B02C7/06
B02C7/12
【請求項の数】30
【外国語出願】
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2012-180815(P2012-180815)
(22)【出願日】2012年8月17日
(65)【公開番号】特開2013-44084(P2013-44084A)
(43)【公開日】2013年3月4日
【審査請求日】2015年2月16日
(31)【優先権主張番号】61/525,441
(32)【優先日】2011年8月19日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/566,373
(32)【優先日】2012年8月3日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502278600
【氏名又は名称】アンドリッツ インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100080850
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 静男
(72)【発明者】
【氏名】ラック ギングラス
【審査官】
長谷川 大輔
(56)【参考文献】
【文献】
特表2010−518272(JP,A)
【文献】
特表2000−502600(JP,A)
【文献】
実開平03−092793(JP,U)
【文献】
特開平03−113086(JP,A)
【文献】
特開昭47−004002(JP,A)
【文献】
特開2006−249651(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B02C1/00−7/18
15/00−17/24
D21B1/00−1/38
D21C1/00−11/14
D21D1/00−99/00
D21F1/00−13/12
D21G1/00−9/00
D21H11/00−27/42
D21J1/00−7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リグノセルロース材のメカニカルリファイナーのためのリファイニングプレートセグメントであって、該リファイニングプレートセグメントは、プレートの凸状コニカル基板上に凸状コニカルリファイニング表面を含み、該リファイニング表面は対向するリファイナープレートの凹状コニカルリファイニング表面に向かい合うように適合されており、
前記凸状コニカルリファイニング表面は、バーと、隣接するバーの間に形成された溝とを含み、それぞれのバーの角度は、バーの入り口におけるバーの延びる方向の接線を基準に、半径の外側の方向に沿って、バーの最外周縁において15度以上増加しており、この角度は、リファイニング表面の外周部において10〜45度のいずれかの範囲であるホールドバック角度であり、
前記バーのそれぞれは、不規則な表面を有するリーディング側壁を含み、前記不規則な表面はリーディング側壁から、リファイナープレートの回転方向に隣接するバー上の側壁へと向かって外側に延びている突起を含み、前記不規則な表面は、リファイニング表面の外周部またはその近傍から延び、バーに沿って半径の内側に延びていることを特徴とする凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項2】
バーのそれぞれが、バー全体にわたって延びるプレートの半径に対して湾曲した長手方向の形状を有する請求項1の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項3】
前記角度が、半径の外側の方向に沿って連続的および徐々に増加する請求項1の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項4】
前記角度が、半径の外側の方向に沿って段階的に増加する請求項1の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項5】
リファイニング表面への半径の内側の入口において、バーのそれぞれが、バーに対応する半径ラインの20度以内の角度で配置されている請求項1の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項6】
リファイニングプレートセグメントが、回転リファイニングコーンのために適合されており、リファイナーに装着されたときに静止凹状リファイニングコーンに向き合うように適合されている請求項1の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項7】
リファイニング表面が、複数のリファイニングゾーンを含み、第一のリファイニングゾーンは比較的広いバーと広い溝を有し、第二のリファイニングゾーンは比較的狭いバーと狭い溝を有し、第二のリファイニングゾーンはプレートセグメント上において第一のリファイニングゾーンから半径の外側にある請求項1の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項8】
ホールドバック角が、第二のリファイニングゾーンのバーに関するものである請求項7の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項9】
不規則な表面が、一連の傾斜を含み、それぞれの傾斜がそれぞれの溝の基板においてより低いエッジを有し、一連の傾斜が少なくとも部分的にリーディング側壁の上方に延びている請求項1の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項10】
不規則な表面が、リファイニング表面の入口に達することなくバーに沿って延びている請求項1の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項11】
リグノセルロース材のメカニカルリファイナーのための凸状コニカルリファイナープレートであって、該リファイナープレートは、基板上に凸状コニカルリファイニング表面を含み、該リファイニング表面は対向するリファイナープレートの凹状コニカルリファイニング表面に向かい合うように適合されており、
前記リファイニング表面は、バーと、バーの間にある溝とを含み、前記バーは半径の外側のセクションを少なくとも有し、該セクションは、バーの入口において対応する半径ラインに対して半径ラインの20度以内のそれぞれのバーの角度と、バーの外周部において10〜45度の範囲のホールドバック角度を有し、前記角度はバーの半径の内側の入口から外側の外周部までで少なくとも15度増加し、
バーのそれぞれは、半径の外側のセクションにおいて不規則な表面を有する側壁を含み、前記不規則な表面は、側壁から隣接するバーの上の側壁へ向けて外側に延びる突起を含み、
前記バーのそれぞれは、不規則な表面を有するリーディング側壁を含み、前記不規則な表面はリーディング側壁から、リファイナープレートの回転方向に隣接するバーの上の側壁へ向けて外側に延びる突起を含み、前記不規則な表面はリファイニング表面の外周部またはその近傍から延び、バーに沿って半径の内側に延びていることを特徴とする凸状コニカルリファイナープレート。
【請求項12】
バーのそれぞれが、バー全体にわたって延びるプレートの半径に対して湾曲した長手方向の形状を有する請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項13】
前記角度が半径の外側の方向に沿って連続的および徐々に増加する請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項14】
前記角度が半径の外側の方向に沿って段階的に増加する請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項15】
半径の内側のリファイニング表面への入口において、バーのそれぞれが、バーに対応する半径ラインの20度以内の角度で配置されている請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項16】
リファイニングプレートセグメントが回転リファイニングコーンのために適合されており、リファイナーに装着されたときに静止凹状リファイニングコーンに向き合うように適合されている請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項17】
不規則な表面の突起が、ジグザグ状、鋸歯状、一連の段差状、正弦または横向きのZパターンの少なくとも一つのパターンを形成する請求項11の凸状コニカルリファイナープレート。
【請求項18】
不規則な表面上の突起が、バーの幅を、不規則な表面がある側壁を有するバーの部分に沿って、バーの幅の少なくとも5分の1だけ変化させている請求項11の凸状コニカルリファイナープレート。
【請求項19】
リファイニング表面が、外側のリファイニング表面を含み、該リファイニング表面が内側のリファイニングセクションのバーにおける密度より高いバーの密度を有する請求項11の凸状コニカルリファイナープレート。
【請求項20】
不規則な表面の突起の数が、側壁の上方エッジにおいて最も顕著であり、プレートの基板の直近でより顕著でない請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項21】
リファイニング表面が、複数のリファイニングゾーンを含み、第一のリファイニングゾーンが比較的広いバーと広い溝を有し、第二のリファイニングゾーンが比較的狭いバーと狭い溝を有し、第二のリファイニングゾーンがプレートセグメント上で第一のリファイニングゾーンから半径の外側にある請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項22】
ホールドバック角が、第二のリファイニングゾーンのバーに関するものである請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項23】
不規則な表面が、一連の傾斜を含み、それぞれの傾斜がそれぞれの溝の基板においてより低いエッジを有し、一連の傾斜が少なくとも部分的にリーディング側壁の上方に延びている請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項24】
不規則な表面が、リファイニング表面の入口に達することなくバーに沿って延びている請求項11の凸状コニカルリファイニングプレート。
【請求項25】
リグノセルロース材のメカニカルリファイナーのための凸状コニカルリファイニングプレートセグメントであって、該リファイニングプレートセグメントは、基板上に凸状コニカルリファイニング表面を含み、該リファイニング表面は対向するリファイナープレートの凹状コニカルリファイニング表面に向かい合うように適合されており、
凸状コニカルリファイニング表面はバーと、バーの間にある溝とを含み、前記バーのそれぞれはバーに対応する半径ラインに対してある角度にあり、バーへの入口での角度は、半径ラインの20度以内であり、角度はバーに沿って半径の外側の方向に少なくとも15度増加し、角度はリファイニング表面の外周部において10〜45度の範囲であり、
前記バーのそれぞれは、不規則な表面を有するリーディング側壁を含み、前記不規則な表面はリーディング側壁から、リファイナープレートの回転方向に隣接するバー上の側壁から離れて内側に延びているくぼみを含み、前記不規則な表面はリファイニング表面の外周部またはその近傍から延び、バーに沿って半径の内側に延びていることを特徴とする凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項26】
リーディング側壁が、半円または長方形の形状を含む請求項25の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項27】
リファイナーが、高コンシステンシーリファイナーである請求項25の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項28】
リファイナーが、中コンシステンシーリファイナーである請求項25の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項29】
リファイナーが、6%より下のコンシステンシーで作動する請求項25の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【請求項30】
不規則な表面が、リファイニング表面の入口に達することなくバーに沿って延びている請求項25の凸状コニカルリファイニングプレートセグメント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はリグノセルロース材のためのコニカルリファイナーまたはディスク−コニカルリファイナーに関するものであり、例えば、メカニカルパルプ、サーモメカニカルパルプおよび種々のケミサーモメカニカルパルプ(メカニカルパルプおよびメカニカルパルプ化プロセスと総称する)の製造に使用されるリファイナーである。
【0002】
コニカルリファイナーまたはディスク−コニカルリファイナーのコニカルゾーンはメカニカルパルプ化プロセスで使用される。セルロース原料、典型的には木材または他のリグノセルロース材(木材チップと総称する)が、リファイナーディスクの一つの中央を通って供給され、ローターディスクの回転によって生み出される強い遠心力によって外側に押し出される。リファイナープレートはリファイナーディスクの対向する表面のそれぞれに装着される。木材チップは対向するリファイナープレートの間を、一般的に
半径方向に、プレートの外周部へ移動し、ディスクセクションがある場合は(ディスク−コニカルリファイナーにおいては)、ディスクセクションへ移動する。コニカルリファイナー(またはディスク−コニカルリファイナーのコニカルセクション)において、凸状ローターエレメントは、木材チップを凹状ステーターエレメントへ押し出す。
【0003】
水蒸気は供給メカニズムの主要な構成要素である。リファイニング中に生じる水蒸気は、コニカルゾーンを通って木材チップと置き換わる。
【0004】
コニカルリファイナーおよびディスク−コニカルリファイナーにおいて、リファイナーローターは、従来は1分間あたり1500〜2000回転(RPM)の回転速度で操作されている。木材チップがリファイニングエレメントの間にある間、エネルギーはローターおよびステーターに装着されているリファイナープレートを介して材料に伝えられる。
【0005】
リファイナープレートは一般的にバーと溝、ならびにダムのパターンを特徴とし、一体となって木材チップに繰り返しの圧縮およびせん断作用を与える。材料に与えられる圧縮およびせん断作用は材料からリグノセルロース繊維を分離し、材料のある程度の量の解繊または繊維化をもたらすが、通常は望ましくない繊維の切断がある程度の量で生じる。繊維の分離および解繊は、未処理の木材チップを適切な板または紙製造用繊維成分に変換するために必要である。
【0006】
メカニカルパルプ化プロセスにおいて、大きな量の摩擦が例えば木材チップとリファイナープレートとの間で起こり、この摩擦はプロセスのエネルギー効率を減少させる。メカニカルパルプ化において適用されるエネルギーの効率は、10%(パーセント)〜15%のオーダーであると推定されている。
【0007】
より高いエネルギー効率、例えばより低い摩擦で働くリファイナープレートを開発する努力が達成されており、これらの努力は、ディスク間の作用間隙を減少することに関してである。エネルギー効率を改善するための従来の技術は、典型的には、リファイナープレートセグメントの前面についてのデザイン上の特徴を含み、それは通常リファイナープレート上のリファイニングゾーンを横切る木材チップの供給をスピードアップさせるものである。これらの技術は、木材チップがリファイナープレートの間を流れることによって形成される繊維状パッドの厚さを減少させるという結果をもたらす。エネルギーがリファイナープレートによってより薄いファイバーパッドに加えられると、木材チップに加えられる圧縮率は与えられたエネルギー投入に対してより大きくなり、木材チップのリファイニングにおいてより効率的なエネルギー使用をもたらす。
【0008】
ファイバーパッドの厚さの減少は、より狭い作用間隙、例えば対向するリファイナープレートの間のクリアランスをもたらす。間隙の減少は、木材チップの繊維の切断の増加、ディスクによって製造されるパルプの強度特性の減少、リファイナープレートの摩耗率の増加およびリファイナープレートの稼働年数の減少という結果をもたらす。リファイナープレートのの稼働年数は、作用間隙が減少すると指数関数的に減少する。
【0009】
エネルギー効率は、リファイナーディスクの外周方向で最大となると信じられており、一般的に、同じことがフラットリファイニングゾーンおよびコニカルリファイニングゾーンに当てはまる。リファイナープレートの相対的な速度は、プレートの外周領域で最大である。リファイナープレート上のリファイニングバーは、リファイナープレートの外周領域で、より高い速度で、対向するプレート上で互いに交差する。リファイニングバーのより高い交差速度は、プレートの外周領域において、リファイニング効率を増加させると信じられている。
【0010】
木材繊維は、従来のリファイナープレートの外周領域を通って迅速に流れる傾向があり、この傾向は、リファイナープレートの形状がフラットであるかまたはコニカルであるかを問わない。外周領域での繊維の迅速性は、遠心力およびディスク間で生じる水蒸気の前への流れによって作りだされる力の影響による。外周領域で保持時間が短いことによって、リファイニング表面の最も効率的な部分において行うことができる仕事量が制限される。
【0011】
リファイニングゾーンの外周の方向に、より多くのエネルギーインプットがシフトするようにリファイナープレートをデザインすることは、全体のリファイニング効率を増大させ、パルプを精製するのに消費されるエネルギーを減少させるはずである。リファイナープレートは、リファイニングゾーンの外周で、繊維の保持時間を増大させるようにデザインされており、それによってリファイニング効率を増大させ、改善する。エネルギーインプットがリファイニングゾーンの外周部にシフトすると、リファイナープレート間の作用間隙は、リファイナープレートの稼働年数を長くするために十分に広くすることができる。
【0012】
新規なコニカルリファイナープレートが発明され、このリファイナープレートは、ある態様では、エネルギー効率を高め、ディスク間に比較的大きな作用間隙を可能にする。エネルギー効率および大きい作用間隙は、パルプを生産するためのエネルギー消費の減少、生産されるパルプの高い繊維品質、およびリファイナープレートセグメントの長い稼働年数をもたらす。
【0013】
ある態様では、リファイナープレートは、凸状コニカルロータープレートセグメントの集合体であり、各セグメントはバーを有する外側のリファイニングゾーンを有し、各バーは湾曲した長手方向の形状を有する
半径の外側のセクションと、ギザギザ状、鋸歯状または不規則な壁面を有するリーディング側壁を少なくとも有する。リーディング側壁上の不規則な表面は、形状が半円、長方形または曲線である突起として実現されてもよい。
【0014】
湾曲したバーおよびバーの間に生ずる湾曲した溝は、外側ゾーンでの木材チップ供給材料の保持時間を増加させ、これにより外側ゾーンでの木材チップ供給材料のリファイニングを増大させる。さらに、リーディング側壁上のギザギザ状の表面も、外側ゾーンでの木材チップ供給材料の保持時間を増加させるように作用する。
【0015】
他のプレートと向き合う凸状コニカルリファイニング表面を有するリファイニングプレートが発明され、前記凸状リファイニング表面は、表面から立ち上がる複数のバーを含む。バーは
半径の外側に、プレートの外周部エッジの方向へ延びており、バーの少なくともリーディング側壁上にギザギザ状または不規則な表面を有する。バーは湾曲しており、例えば指数関数な弧を有するかまたは渦巻き状の弧内にある。リファイニングプレートは、凸状コニカルロータープレートであってもよく、リファイナーにおいて凹状コニカルステータープレートに対向して配置される。
【0016】
リグノセルロース材のメカニカルリファイニングのためのリファイニングプレートが発明され、該リファイニングプレートセグメントは、基板上に凸状コニカルリファイニング表面を含み、該リファイニング表面は対向するリファイナープレートの凹状コニカルリファイニング表面に向かい合うように適合されており、
前記凸状リファイニング表面は、バーと、バーの間にある溝とを含み、それぞれのバーの角度は、バーに対応する
半径ラインに対して、
半径の外側の方向に沿って少なくとも15度増加しており、この角度はリファイニング表面の外周部において10〜45度、15〜35度、15〜45度、20〜35度のいずれかの範囲であるホールドバック角(holdback angle)であり、
前記バーのそれぞれは、不規則な表面を有するリーディング側壁を含み、前記不規則な表面は側壁から隣接するバー上の側壁へと向って外側に延びている突起を含み、前記不規則な表面は、リファイニング表面の外周部またはその近傍から延び、バーに沿って
半径の内側に延びているが、リファイニング表面の入口に達していなくてもよい。
【0017】
リグノセルロース材のメカニカルリファイナーのためのリファイニングプレートセグメントが発明され、該リファイニングプレートセグメントは、基板上に凸状コニカルリファイニング表面を含み、該リファイニング表面は対向するリファイナープレートの凹状コニカルリファイニング表面に向かい合うように適合されており、
前記凸状リファイニング表面は、バーと、バーの間にある溝とを含み、それぞれのバーの角度は、バーに対応する
半径ラインに対して、
半径の外側の方向に沿って少なくとも15度増加しており、この角度はリファイニング表面の外周部において10〜45度または15〜35度の範囲のホールドバック角であり、
前記バーのそれぞれは、不規則な表面を有するリーディング側壁を含み、前記不規則な表面は、側壁から隣接するバーの上の側壁へと向って外側に延びているバーにおいてくぼみを含み、前記不規則な表面はリファイニング表面の外周部またはその近傍から延び、バーに沿って
半径の内側に延びているが、リファイニング表面の入口に達していなくてもよい。
【0018】
バーのそれぞれは、バー全体にわたって延びているプレートの
半径に対して湾曲した長手方向の形状を有していてもよい。角度は、
半径の外側の方向に沿って連続的におよび徐々に、または
半径の外側の方向に沿って段階的に増加してもよい。リファイニング表面への
半径の内側の入口において、バーが、バーに対応する
半径ラインの10、15または20度以内の角度でそれぞれ配置されていてもよい。さらに、リファイニングプレートセグメントが回転リファイニングディスクのために適合されており、リファイナーに装着されたとき回転リファイニングディスクに向き合うように適合されていてもよい。
【0019】
リファイニング表面は複数のリファイニングゾーンを含んでいてもよく、第一のリファイニングゾーンは比較的広いバーと広い溝を有し、第二のリファイニングゾーンは比較的狭いバーと狭い溝を有し、第二のリファイニングゾーンはプレートセグメント上において第一のリファイニングゾーンから
半径の外側にあり、第二のリファイニングゾーンのためのホールドバック角は10〜45、15〜45および20〜35度のいずれかの範囲であってよい。
【0020】
バーのリーディング側壁上の不規則な表面は一連の傾斜を含んでいてもよく、各傾斜がそれぞれの溝の基板においてより低いエッジを有し、少なくとも部分的にリーディング側壁の上方に延びている。リーディング側壁上の不規則な表面は、半円形状、長方形または曲線形状(curvilinear shape)の突起として実現されてもよい。
【0021】
リグノセルロース材のメカニカルリファイナーのためのリファイナープレートが発明され、該リファイナープレートは、基板上に凸状コニカルリファイニング表面を含み、該リファイニング表面は対向するリファイナープレートの凹状コニカルリファイニング表面に向かい合うように適合されており、
前記凸状リファイニング表面は、バーと、バーの間にある溝とを含み、
前記バーは少なくとも
半径の外側のセクションを有し、該セクションは、バーの入口において対応する
半径ラインに対して
半径ラインの10、15または20度以内のそれぞれのバーの角度と、バーの外側の外周部において10〜45、15〜35、15〜45および20〜35度のいずれかの範囲のホールドバック角度を有し、前記角度はバーの
半径の内側の入口から外側の外周部までで少なくとも10〜15度増加し、
バーのそれぞれは、
半径の外側のセクションにおいて不規則な表面を有する側壁を含み、前記不規則な表面は、側壁から隣接するバーの上の側壁へ向って外側に延びている突起を含み、
前記バーのそれぞれは、不規則な表面を有するリーディング側壁を含み、前記不規則な表面は側壁から隣接するバーの上の側壁へと向って外側に延びている突起を含み、前記不規則な表面はリファイニング表面の外周部またはその近傍から延び、バーに沿って
半径の内側に延びているが、リファイニング表面の入口に達していなくてもよい。
【0022】
他の態様では、リグノセルロース材のメカニカルリファイナーのためのリファイナープレートが発明され、該リファイナープレートは基板上に凸状コニカルリファイニング表面を含み、該リファイニング表面は対向するリファイナープレートの凹状コニカルリファイニング表面に向かい合うように適合されており、
前記凸状リファイニング表面は、バーと、バーの間にある溝とを含み、
前記バーは少なくとも
半径の外側のセクションを有し、このセクションは、バーの入口において対応する
半径ラインに対して
半径ラインの10、15または20度以内のそれぞれのバーの角度と、バーの外側の外周部において10〜45、15〜35、15〜45および20〜35度のいずれかの範囲のホールドバック角度を有し、前記角度はバーの
半径の内側の入口から外側の外周部までで少なくとも10〜15度増加し、
バーのそれぞれは、
半径の外側のセクションにおいて不規則な表面を有する側壁を含み、前記不規則な表面は、側壁から隣接するバーの上の側壁へ向って外側に延びているバーにおけるくぼみを含み、
前記バーのそれぞれは、不規則な表面を有するリーディング側壁を含み、前記不規則な表面は側壁から隣接するバーの上の側壁へと向って外側に延びるバーにおけるくぼみを含み、前記不規則な表面はリファイニング表面の外周部またはその近傍から延び、バーに沿って
半径の内側に延びているが、リファイニング表面の入口に達していなくてもよい。
【0023】
リグノセルロース材のメカニカルリファイナーのためのリファイニングプレートセグメントが発明され、該リファイニングプレートセグメントは、基板上に凸状コニカルリファイニング表面を含み、該リファイニング表面は対向するリファイナープレートの凹状コニカルリファイニング表面に向かい合うように適合されており、
前記凸状リファイニング表面は、バーと、バーの間にある溝とを含み、前記バーのそれぞれはバーに対応する
半径ラインに対してある角度にあり、バーへの入口での角度は、
半径ラインの10、15または20度以内であり、角度はバーに沿って
半径の外側の方向に少なくとも10〜15度増加し、角度はリファイニング表面の外周において10〜45、15〜35、15〜45および20〜35度のいずれかの範囲であり、
前記バーのそれぞれは、不規則な表面を有するリーディング側壁を含み、前記不規則な表面は側壁から隣接するバー上の側壁へと向って外側に延びている突起を含み、前記不規則な表面はリファイニング表面の外周部またはその近傍から延び、バーに沿って
半径の内側に延び、バーに沿って
半径の内側に延びているが、リファイニング表面の入口に達していなくてもよい。
【0024】
他の態様では、リグノセルロース材のメカニカルリファイナーのためのリファイニングプレートセグメントが発明され、該リファイニングプレートセグメントは、基板上に凸状コニカルリファイニング表面を含み、該リファイニング表面は対向するリファイナープレートの凹状コニカルリファイニング表面に向かい合うように適合されており、
前記凸状リファイニング表面は、バーと、バーの間にある溝とを含み、前記バーのそれぞれはバーに対応する
半径ラインに対してある角度にあり、バーへの入口での角度は、
半径ラインの10、15または20度以内であり、角度はバーに沿って
半径の外側の方向に少なくとも10〜15度増加し、 角度はリファイニング表面の外周において10〜45、15〜35、15〜45および20〜35度のいずれかの範囲であり、
前記バーのそれぞれは、不規則な表面を有するリーディング側壁を含み、前記不規則な表面は側壁から隣接するバー上の側壁へと向って外側に延びているバーにおけるくぼみを含み、前記不規則な表面はリファイニング表面の外周部またはその近傍から延び、バーに沿って
半径の内側に延びているが、リファイニング表面の入口に達していなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】は、セルロース材をパルプに変換するかまたはパルプを解繊させるためのコニカルメカニカルリファイナーの概略図である。
【0026】
【
図2】は、ディスク−コニカルリファイナープレートの配置の断面図である。
【0027】
【
図3】は、コニカルローターリファイナープレートセグメントの斜視図である。
【0028】
【
図4】は、ローター、ステーターの各コニカルゾーンプレートの断面図を示す。
【0029】
【
図5】は、凸状コニカルローターデザインの平面図を示す。
【0030】
【
図6】は、新規なローターデザインに対向するのに使用できるであろう従来の凹状コニカルステータープレートの平面図を示す。
【0031】
比較的粗いバーと溝の配置を有し、有効なリファイニングゾーンの外周領域において該リファイニングゾーン中の繊維状パッドを長く保持するための他の特徴を有するコニカルローターリファイナープレートが発明された。これらの特徴は、バーの交差する回数がより少ないこと(より少ない圧縮機会)と、材料の格段に長い保持時間(これらは、コニカルローターエレメント又はコニカルローターリファイナープレートの特別なデザインによってもたらされる)とともにリファイニング表面の外周部への表面エリアによってリファイニングエネルギーを集中させる。これは厚い繊維マットの高圧縮率をもたらし、より大きい作用間隙を維持することとなる。対向するプレートの間の繊維の量を減らすことによって高い強度を達成する代わりに、高強度の圧縮は、バーの交差機会の回数を減らすことおよびそれぞれのバーの交差時に存在する繊維の量を増やすことにより達成される。
【0032】
図1は、コニカルリファイナーまたはディスク−コニカルリファイナー10を図示する概略図であり、このリファイナーはフィードシステム12から供給されるセルロース材をパルプ14に変換するかまたはフィードシステム12からの木材パルプを解繊させ、改良されたパルプ14とする。リファイナー10は、円錐形または部分的に円錐形のメカニカルリファイニング装置である。リファイナー10は、モーター18によって駆動されるローター16を含む。ローターリファイニングプレート20をローター16の円錐台の表面上に装着する。付加的なローターリファイニングプレート22を任意にローター16の前面の平面上に装着してもよい。これらのリファイニングプレートはローター16とともに回転する。ローター16の円錐台の円錐表面上のローターリファイニングプレート20は、ローター16の軸24の周りの一般的に環状の軌道を回転する。ローター16の前面のローターリファイニングプレート20は、ローターの軸に対して垂直の面で回転する。
【0033】
リファイナー10はコニカルステーター26を含み、このコニカルステーター26はローター16の円錐台部分を取り囲む。ステーター26はステーターリファイニングプレート28を含み、このステーターリファイニングプレート28は、ローター16上のローターリファイニングプレート20に対向する。狭い間隙30は、ローターリファイニングプレート20とステーターリファイニングプレート28との間にある。同様に、ステーターディスク32はローター16の前面に対面する。付加的なステーターリファイニングプレート33はステーターディスク32の上にあり、間隙34によってローター16の前面上の付加的なローターリファイニングプレート22から隔てられている。
【0034】
セルロース材、例えば木材チップやパルプは、ローター16の軸24に沿って中央入口36の中へ流れる。セルロース材が付加的なローター、ステーターの各リファイニングプレート22、33との間の間隙34へ流れ込むと、セルロース材は、回転しているローターリファイナープレート22によって与えられる遠心力によって、間隙34を通って
半径の外側に移動する。セルロース材が付加的なローター、ステーターの各リファイナープレート22、33の外側の周辺に到達すると、ローター16の円錐台部分上のローター、ステーターの各リファイナープレート20、28との間の狭い間隙30の中へ流れる。セルロース材はローター16によって与えられる遠心力によって狭い間隙30を通って軸方向に
半径方向に移動する。セルロース材が間隙34および30を通って移動すると、セルロース材は大きな圧縮力およびせん断力にさらされ、これらの力によってセルロース材はパルプまたはさらに精製パルプとなる。
【0035】
図2は、コニカルローター、ステーターの各リファイニングプレート20、28との間の間隙34および付加的なローター、ステーターの各リファイニングプレート22、33との間の間隙30を示すディスク−コニカルリファイナープレートの配置の断面図である。それぞれのリファイニングプレート20、22、28および33の前面は、バー38と溝40によリ形成されるファイニングパターンを有し、バー38と溝40は、それぞれのリファイニングプレート20、22、28または33の前表面を横切って一般的に
半径方向に延びている。溝40の底部は、それぞれのリファイニングプレート20、22、28または33の基板にある。溝の間のブリッジは基板から延び上がっている。溝40は、隣接するバー38との間の、プレート20、22、28または33の基板の上方の容積を有する。
【0036】
バー38および溝40のパターンは、バー38の間の距離、バー38の長さ、バー38の長手方向の形状および他の要素により大きく変化する。プレート20および22がローター16とともに動くと、ローターリファイニングプレート20、22上のバー38は、ステーターリファイニングプレート28、33上のバーと繰り返し交差する。バー38の交差により間隙30、34で繊維パッドに与えられるパルス状の力は、繊維パッド中のセルロース材に加えられるせん断力と圧縮力における実質的な要素である。
【0037】
リファイニングプロセスは、セルロース材で形成され、コニカルリファイナーまたはディスク−コニカルリファイナー10のプレート間の作用間隙30、34の中を移動する繊維パッドに周期的な圧縮とせん断を加える。リファイニングプロセスのエネルギー効率は、せん断で加えられるリファイニングエネルギーのパーセンテージを減少させること及びより低い圧縮率によって改善される。圧縮率の増大は、本明細書に開示されているプレートデザインで、プレートの
半径の外側の領域にあるギザギザ状のリーディング側壁を有する粗いバーによって達成される。せん断の量は、比較的広い作用間隙30または34によって減少するが、これらの間隙は従来のエネルギー効率のより高いリファイナープレートと比較して広い。
【0038】
リファイナー10中のローター、ステーターの各リファイニングプレート20、22、28、33の間の比較的広い作用間隙30または34によって、プレート20、22、28または33の間で形成されるパルプパッドはより厚くなる。
【0039】
高い圧縮力は、類似の高エネルギー効率装置で使用されている従来のロータープレートと比べて有意に粗いリファイナープレートを使用して、厚いパルプパッドで達成され得る。粗いリファイナープレートは、高エネルギー効率リファイナーで通常使用されている細かいファインリファイナープレートと比べて、比較的少ないバー38を有する。バー38の数がより少なくなると、ローター16上のバー38がステーター26上のバー38を横切って通過する際に加えられる圧縮サイクルが減少する。より少ない圧縮サイクルに投入されるエネルギーは、圧縮およびせん断のそれぞれの機会における強度を増大させ、エネルギー効率を増大させる。
【0040】
本明細書に開示されているローターリファイナープレート20および22のデザインは、高い繊維保持および高い圧縮を達成し、繊維の長さを保ち、リファイナープレートの摩耗寿命を改善しつつ高いエネルギー効率を提供する。これらのデザインは、コニカルリファイナーおよびディスク−コニカルリファイナーのための凸状コニカルローターリファイナープレート20において使用され、その際に既存または新規のステータープレートのデザインが凹状コニカルステーターリファイニングプレート28上で使用される。
【0041】
図3は、コニカルローター16のためのリファイナープレート40の斜視図である。リファイナープレート40は比較的粗いバー42と溝44の配置を有し、バー42の間の間隔は、従来の高エネルギーローターリファイニングプレートで用いられるものより大きい。バー42は、回転の方向50において、側壁のリーディング表面上の、バーの外周部のギザギザ状の表面において、後方傾斜角(back swept angle)46を有する。これらの特徴によって、プレート40の
半径の外側の部分52における繊維パッドの保持時間が増大する。外側部分52はエネルギーの多くを作用間隙30または34の繊維パッドに加えるので、外側部分52は一般的にリファイニングに最も効率の良い部分である。後方傾斜角46と側壁上のギザギザ状の表面48によって、
半径の外側の部分52においてパルプに加えられるリファイニングエネルギーが集中する。これらの特徴が、粗いバー42と溝44のパターンと組み合わさり、バー交差の頻度(圧縮機会)を減少させ、リファイニングゾーンの
半径の外側の部分52における繊維保持時間を実質的に増大させる。繊維パッドに加えられる圧縮の頻度がより少ないと、
半径の外側の部分52におけるパッドの保持時間がより長くなり、比較的広い作用間隙30または34によって、厚い繊維マットの圧縮率が高くなる。
【0042】
従来の低エネルギーリファイニングプレートは、狭い作用間隙を有し、対向するプレートの間の繊維の量を減少させ、これによってエネルギーをパルプの少ない集積物に集中させている。これに対して、リファイニングプレート40を用いて、高強度圧縮が達成されるが、これは、作用間隙30、34が比較的広く、これによってそれぞれのバー交差部に存在する繊維の量を増加させ、セルロース材を処理するリファイナーの能力を増大させるようになっているからである。
【0043】
リファイナープレート40は湾曲したバー42を有し、これらのバーは、コニカルリファイニングゾーンの
半径の外側の部分52において少なくとも存在するリーディング側壁の上にギザギザ状の表面48を有する。湾曲46およびバー42のリーディング側壁上のギザギザ状の表面48によって、繊維マットが減速し、これによってリファイニングゾーンの
半径の外側の部分52におけるパルプの保持時間が増加する。増加した保持時間によって、パルプへのエネルギー投入がより効率的であるリファイナーの外周部へのより大きいエネルギーの投入が可能となる。
【0044】
リーディング側壁のギザギザ状の表面48は、種々の大きさと形状をとり得る。表面48は外側の突起を有し、これらの突起はギザギザ状のコーナ(角部)、例えば鋸歯形状、一連の“7”の形状においてコーナ(角部)にポイント(頂点)を有する。これらは、バーの長さに沿って3mm〜8mmの間だけ互いに間隔をあけて配置されている。リーディング側壁エッジ上のギザギザ状の表面48の突起は、例えば1.0mm〜2.5mmの間の深さを有し、深さはバーの幅に延びている。突起の深さは、バー42の幅によって制限されることがある。バー42は、2.5mmと6.5mmとの間の平均幅を有する。バー42の幅は、リーディング側壁上のギザギザ状の表面48の特徴、特に突起によって変化する。
【0045】
他の態様では、バー42の表面のくぼみが突起と置き換わる。くぼみは図に示されていないが、突起と同じ場所にあり、突起と同じ大きさである。
【0046】
バー42上の後方傾斜角46は次第に増加する角度である。角度46は、バー42と、軸24およびローター16の円錐表面と平行な参照線49との間の角度であり、リファイナープレートの
半径の内側の入口56領域において参照線49に対して0度または10、15、20度以内である。角度46は、これがバー42に沿って
半径方向に、そして軸的に外側に動くに従って少なくとも10〜15度だけ増加する。リファイナープレート40の外周部において、角度46はホールドバック角度であり、10〜45度、15〜35度、15〜45度および20〜35度のいずれかの範囲である。
【0047】
図4、
図5および
図6は、ローター、ステーターの各コニカルゾーンプレートの断面図、凸状コニカルローターデザインの平面図および新規なローターデザインに対して用いられる従来の凹状コニカルステータープレートの平面図をそれぞれ示す。コニカルロータープレート140およびコニカルステータープレート150が作用間隙152によって隔てられていることが示されている。ロータープレート140は上述したとおりである。ステータープレート150は、バー154と溝156とを含み、これらは参照線148と平行であるか、または所望であると考えられる角度をなしている。ダム158が溝156に配置され、溝156を通る繊維の移動を減速させ、繊維を溝156の深くに移動させ、ダム158の隆起部の方へ流れ上がるようにしてもよい。ステータープレート150のプレートデザインは、従来のプレートデザインでもよく、まだ開発されていないステータープレートデザインでもよいが、ステータープレート150は、本発明に開示されているロータープレート140のデザインとともに依然として使用される。
【0048】
ステーター、リファイナーの各プレート140、150は、ステーター、ローターの対応する表面上に設置するために、わずかに凸状または凹状の湾曲を有してもよい。ステータープレート150は、ステーター上に環状に配置される。同様に、ロータープレート140はローターの円錐台部分の上に環状に配置される。
【0049】
本発明を現時点で最も実用的で好ましい態様と考えられるものとの関係で記述したが、本発明は開示された態様に限定されるものではなく、添付の請求項に記載された発明の要旨と範囲内に含まれる種々の修正物および等価物におよぶことを意図していることを理解されたい。