(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記メタデータは、メディアがサポートするMP4スペックのバージョン、メディアの付加情報を代表する情報及びメディアを構成する各セグメントに対する付加情報のうち少なくとも1つを含み、
前記付加情報を代表する情報は、メディアを生成した端末に対する情報、メディアに対するキーワード、メディアに対する説明、メディアを構成する言語、メディア生成の際の位置情報、メディア生成の際の環境を示すセンサ情報のうち少なくとも1つを含み、
前記各セグメントに対する付加情報は、各セグメントに対するプロファイル、各セグメントに対応する位置情報、各セグメントに対応する環境を示すセンサ情報、各セグメントに対する代表フレーム、当該メディアにおける各セグメントの位置及び各セグメントに対する説明のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
前記メタデータは、メディアがサポートするMP4スペックのバージョン、メディアの付加情報を代表する情報及びメディアを構成する各セグメントに対する付加情報のうち少なくとも1つを含み、
前記付加情報を代表する情報は、メディアを生成した端末に対する情報、メディアに対するキーワード、メディアに対する説明、メディアを構成する言語、メディア生成の際の位置情報、メディア生成の際の環境を示すセンサ情報のうち少なくとも1つを含み、
前記各セグメントに対する付加情報は、各セグメントに対するプロファイル、各セグメントに対応する位置情報、各セグメントに対応する環境を示すセンサ情報、各セグメントに対する代表フレーム、当該メディアにおける各セグメントの位置及び各セグメントに対する説明のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付された図面を参照して詳しく説明する。なお、本発明を説明するに当たって、関連する公知の機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に不明確にするおそれがあると判断された場合、その詳細な説明は省略する。また、以下で記載される用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であって、これはユーザ、運用者の意図または慣例などによって異なることがある。したがって、その定義は本明細書全般にわたる内容に基づいて行われるべきである。
【0016】
以下、本発明では、通信システムの端末における位置情報を含むメディアを生成してメディアサーバに登録した後、関連づけられた端末の間メディアを共有する方法及び装置を提供することにある。
【0017】
図1は、本発明によるソーシャルネットワークを用いてメディアを共有するための通信システムの構成を示す。
【0018】
前記
図1に示すように、本発明による第1端末100は、ステップ120で友人との関係を示すユーザ関係情報をSN(Social Network)ベースのメディアサーバ110に送信する。前記ユーザ関係情報は、前記第1端末100の連絡先に保存されたユーザの電話番号及び各ユーザとの関係(例えば、友人、家族、同僚、その他)を含むことができる。ここで、前記第1端末100は、ユーザ設定に応じて特定の関係に対応するユーザの情報のみを含むユーザ関係情報を前記メディアサーバ110に送信することもできる。例えば、前記第1端末100は、家族及び友人限定でメディア共有を希望する場合、前記家族及び友人の電話番号及び関係情報のみを前記メディアサーバ110に送信できる。ここでは、説明の便宜のために、前記第1端末100のユーザが第2端末102のユーザと友人の関係にあり、よって、前記第1端末100が第2端末102の電話番号及び関係を前記メディアサーバ110に送信することを仮定する。
【0019】
以降、前記第1端末100は、ステップ122で他の端末との共有を希望するメディアを生成し、生成されたメディアを前記メディアサーバ110に送信する。この時、前記メディアはオーディオ、画像、ビデオ及びテキストのような様々なメディアの集合で構成されたリッチメディア(Rich Media)である場合があり、位置情報、時間情報及びセンサ情報を含むことができる。ここで、前記第1端末100は、リッチメディアを生成するために、HTML5(Hyper Text Markup Language 5)のようなマークアップ言語(Markup language)又はMP4(MPEG−4、part 4)を利用できる。前記第1端末100は、前記HTML5を用いる場合、少なくとも1つのメディア及び前記メディアに対する位置及びセンサ情報をそれぞれ入力された後、HTML5を介してレイアウトを生成して1つのリッチメディアファイルを生成することができ、MP4プロトコルを用いる場合は、少なくとも1つのメディアを含むMP4ファイルを生成し、MP4ファイルのメタデータを介して前記少なくとも1つのメディアに対する位置及びセンサ情報のような付加情報を示すことができる。
【0020】
前記SNベースのメディアサーバ110は、前記ステップ120で前記第1端末100から受信されたユーザ関係情報に基づいて前記第1端末100に対するソーシャルネットワークを形成し、形成されたソーシャルネットワークに対する情報を保存する。以降、前記SNベースのメディアサーバ110は、ステップ122で前記第1端末100からメディアが受信された場合、前記第1端末100のメディアを登録及び保存する。
【0021】
一方、第2端末102は、ユーザの要求又はメディア共有のためのアプリケーションプログラム(Application:App)の駆動に応じて前記メディアサーバ110に位置情報を送信してメディア共有を要求する。すなわち、前記第2端末102は、メディア共有のためのアプリ(App)が駆動されると、ステップ123及びステップ126のように、移動(ステップ124)によって位置情報が変更される度に、又は所定の周期毎に自らの位置情報及び識別情報を前記メディアサーバ110に送信する。
【0022】
すると、前記SNベースのメディアサーバ110は、前記第2端末102のソーシャルネットワークに属する端末が登録したメディアのうち前記第2端末102の位置情報に対応するメディアが存在するかを確認し、前記第2端末102の位置情報に対応するメディアが存在する場合は、当該メディアを前記第2端末102に提供する。ここで、前記第2端末102のソーシャルネットワークに属する端末とは、前記第2端末102と友人の関係にある端末を意味し、ここでは第1端末100であり得る。すなわち、前記メディアサーバ110は、第1端末100が登録したメディアの中に前記第2端末102の位置に対応するメディアが存在するかを確認し、メディアが存在する場合は、当該メディアを前記第2端末102に送信する。ここで、前記メディアサーバ110は、前記第1端末100が登録したメディアに含まれた位置情報と前記第2端末102の位置情報とが同一ではなくても、2つの位置情報がしきい値範囲内の場合、当該メディアを前記第2端末102の位置に対応するメディアであると判断できる。すなわち、前記第2端末102が、ステップ126のようにA地域で位置情報を前記メディアサーバ110に送信した場合、前記メディアサーバ110は、前記第1端末100が前記A地域で登録したメディアを検索してステップ128を介して前記第2端末102に提供する。
【0023】
図2は、本発明の実施形態による通信システムにおける端末のブロック構成を示している。
【0024】
前記
図2を参照すると、前記端末は、制御部200、送受信部210、入力部220、表示部230、保存部240、位置情報収集部250、センサ260及びカメラ270を含んで構成され、前記制御部200は、SN(Social Network)管理部202、メディア生成部204及びメディア共有部206を含んで構成される。
【0025】
前記制御部200は、前記端末の全般的な動作を制御し、本発明によってSN管理部202、メディア生成部204及びメディア共有部206を含むことによって、関連づけられた他の端末とメディアを共有するための機能を制御及び処理する。
【0026】
前記SN管理部202を介してメディア共有のためのソーシャルネットワークを形成するための機能を制御する。すなわち、前記SN管理部202は友人との関係を示すユーザ関係情報を収集してメディアサーバに送信するための機能を制御する。ここで、前記ユーザ関係情報とは、前記端末の連絡先に保存されたユーザの電話番号及び各ユーザとの関係(例えば、友人、家族、同僚、その他)情報を含むことができる。また、前記SN管理部202は、ユーザ設定に応じて特定の関係に対応するユーザの情報のみを前記メディアサーバに送信することもできる。例えば、前記SN管理部202は、家族及び友人限定でメディア共有を希望する場合、前記家族及び友人の電話番号及び関係情報のみを前記メディアサーバに送信できる。また、前記SN管理部202は、前記端末の連絡先が変更される場合、前記ユーザ関係情報を再度収集してメディアサーバに送信できる。例えば、前記SN管理部202は、新しい電話番号の登録、既登録の電話番号の削除又は既登録の電話番号の変更イベントが発生した場合、これを反映したユーザ関係情報をメディアサーバに送信できる。
【0027】
また、前記メディア生成部204は、ユーザ制御に応じて他の端末との共有を希望するメディアを生成するための機能を制御する。特に、前記メディア生成部204は、メディアを生成する際に、ユーザの環境情報を収集して前記メディアに追加するための機能を制御する。すなわち、前記メディア生成部204は、前記位置情報収集部250を制御して前記メディア生成の際の位置情報を収集し、追加的に前記センサ260を制御して各種センサを介して感知可能な環境情報を収集した後、収集された情報を前記メディアに追加する。ここで、前記メディアは、オーディオ、画像、ビデオ及びテキストなどのようなメディアの集合で構成されたリッチメディア(Rich Media)である場合がある。前記メディア生成部204は、HTML5(Hyper Text Markup Language 5)のようなマークアップ言語(Markup language)又はMP4ベースのリッチメディアを生成できる。ここで、前記HTML5ベースのリッチメディアを生成する場合、前記メディア生成部204は、各種オーディオ、ビデオ及びテキストのようなメディアと位置情報及び各種センサ情報をユーザから入力された後、前記HTML5を介してレイアウト(layout)を生成することによって、1つのリッチメディアファイルを生成できる。また、前記MP4ベースのリッチメディアを生成する場合、前記メディア生成部204は、前記各種オーディオ、画像、ビデオ及びテキストを含むMP4ファイルを生成し、MP4ファイルのメタデータコンテナに位置情報及び各種センサ情報を追加することによって、1つのリッチメディアファイルを生成できる。ここで、前記MP4ベースのリッチメディアファイルは、
図6のように構成され得る。前記
図6を参照すると、前記MP4ファイルは、当該ファイルを再生するために必要な情報を含むmoovコンテナ600、ビデオ、オーディオ及びイメージフレームのような実際のデータを含むmdatコンテナ610及び付加情報を含むmetaコンテナ620で構成される。ここで、前記metaコンテナ620は、下記
図7乃至
図10に示すように構成されることができ、これについては以下で詳細に説明する。
【0028】
また、前記メディア生成部204は、メディアを生成する間に位置及び環境情報が変更され得るので、よって、生成されるメディアを所定の基準に応じて複数のセグメントに分割し、分割されたセグメントそれぞれに対して位置情報及び環境情報を追加できる。
【0029】
前記メディア共有部206は、関連づけられた他の端末とメディアを共有するために前記メディア生成部204で生成したメディアをメディアサーバに送信するための機能を制御及び処理し、ユーザからメディア共有が要求されるか、またはメディア共有アプリ(App)が実行される際に、前記端末の現在の位置情報に対応するメディアを提供することを前記メディアサーバに要求する。この時、前記メディア共有部206は、ユーザからメディア共有が要求される場合は、当該時点にのみ前記メディアサーバにメディア提供を要求することができ、前記メディア共有アプリが実行される場合は所定の周期毎に、又は位置情報が変更される毎に前記メディアサーバにメディア提供を要求できる。前記メディア共有部206のメディア提供要求の時点は設計方式に応じて変更され得ることは勿論である。ここで、前記メディア共有部206は、メディア提供のために現在の端末の位置情報及び前記端末の識別情報(例えば、電話番号)を前記メディアサーバに送信できる。前記メディア共有部206は、前記メディアサーバからメディアが受信された場合、メディアが受信されたことをユーザに知らせ、受信されたメディアを再生するための機能を制御及び処理する。
【0030】
前記送受信部210は、前記制御部200の制御に応じて信号を送受信し、特にメディアサーバとメディア共有のための信号を送受信処理する。
【0031】
前記入力部220は、少なくとも1つのキー及びタッチセンサを含んでユーザが入力するキーに対応するデータ又はユーザのタッチに対応するデータを前記制御部200に提供する。
【0032】
前記表示部230は、前記端末の動作中に発生する各種状態情報、数字、文字及び映像を表示し、前記制御部200の制御に応じてメディアが受信されたことを知らせるメッセージを表示し、メディア再生時に発生する各種映像を表示する。
【0033】
前記保存部240は、前記端末の動作に必要な各種プログラム及びデータを保存し、ユーザと関連づけられた友人の電話番号及び関係情報を保存する。また、前記保存部240は、前記制御部200の制御に応じて生成されたメディアを保存し、前記メディアサーバから受信されたメディアを保存することができる。
【0034】
前記位置情報収集部250は、前記制御部200の制御に応じて駆動されて前記端末の位置情報を収集して前記制御部200に提供する。すなわち、前記位置情報収集部250は、メディアを生成する間に前記端末の位置情報を収集できる。ここで、前記位置情報収集部250は、GPS受信機であり得る。また、前記位置情報は、緯度、経度を含み、設計方式に応じて都市名、国名などのような当該位置の地域名を含むこともできる。
【0035】
前記センサ260は、前記制御部200の制御に応じて駆動されて感知可能な環境情報を収集して前記制御部200に提供する。ここで、前記センサ260は、各種センサを含むことによって、方向、加速度、明るさ、磁場及び天気情報のうち少なくとも1つを収集して前記制御部200に提供する。例えば、前記センサ260は、磁気センサ、加速度センサ、照度センサ、温度センサなどのような様々なセンサを含むことができる。
【0036】
前記カメラ部270は、映像撮影の際に感知される光信号を電気的信号に変換するカメラセンサと、前記カメラセンサによって撮影されるアナログ映像信号をデジタルデータに変換する信号処理部と、を備える。前記カメラ部270は、前記制御部200の制御に応じてメディア生成のための撮影を行って映像信号をフレーム単位で処理して前記制御部200に提供する。また、前記カメラ部270は、前記制御部200の制御に応じて映像撮影のためのズーム(Zoom)レベルを調節し、調節されたズームレベルに対する情報を前記制御部200に提供する。
【0037】
図3は、本発明の実施形態による通信システムにおけるメディアサーバのブロック構成を示す。
【0038】
前記
図3を参照すると、前記サーバは、制御部300、送受信部310及び保存部320を含んで構成され、前記制御部300は、SN形成部302及びメディア共有部304を含んで構成される。
【0039】
前記制御部300は、前記サーバの全般的な動作を制御及び処理し、特に前記SN形成部302及びメディア共有部304を含むことによって、ソーシャルネットワークを形成した端末の間のメディア共有のための機能を制御及び処理する。すなわち、前記SN形成部302は、端末からユーザ関係情報を受信し、前記端末と関連づけられた端末を1つのソーシャルネットワークに形成し、形成されたソーシャルネットワークに対する情報を前記保存部320に保存する。
【0040】
前記メディア共有部304は、端末からメディアが受信された場合、当該メディアを当該端末に対するメディアとして保存する。また、前記メディア共有部304は、特定の端末から位置情報に対応するメディア提供が要求される際に、前記特定の端末のソーシャルネットワークに属する他の端末を検索し、検索された他の端末が登録したメディアのうち前記特定の端末の位置情報に対応するメディアが存在するか否かを確認する。前記メディア共有部304は、前記特定の端末の位置情報に対応するメディアが存在する場合は、当該メディアを前記特定の端末に送信するための機能を制御及び処理し、前記特定の端末の位置情報に対応するメディアが存在しない場合、当該メディアが存在しないことを示す信号を送信するための機能を制御及び処理する。ここで、前記メディア共有部304は、前記特定の端末の位置情報と前記特定の端末のソーシャルネットワークに属する端末が登録したメディアの位置情報とが同一でなくても、2つの位置情報がしきい値範囲内の場合、当該メディアを前記特定の端末の位置に対応するメディアであると判断できる。
【0041】
前記送受信部310は、前記制御部300の制御に応じて信号を送受信し、特にソーシャルネットワークを形成した端末の間のメディア共有のための信号を送受信処理する。
【0042】
前記保存部320は、前記サーバの動作に必要な各種プログラム及びデータを保存する。特に、前記保存部320に含まれたSN保存部322は、前記制御部300の制御に応じて各端末に対するソーシャルネットワーク情報、すなわち、各端末と関連づけられた友人の電話番号及び関係情報を保存する。また、前記保存部320に含まれたメディア保存部324は、前記制御部300の制御に応じて各端末から受信されたメディアを各端末の識別情報(例えば、電話番号)とマッピングして保存する。
【0043】
図4は、本発明の実施形態による通信システムにおける端末のメディア共有手順を示す。
【0044】
前記
図4を参照すると、前記端末は、ステップ401でソーシャルネットワークへの登録又は更新が必要か否かを確認する。すなわち、前記端末は、メディア共有のためのソーシャルネットワークが形成されていない初期の場合、又は連絡先の情報が変更された場合は、ソーシャルネットワークへの登録又は更新が必要であると判断できる。もし、前記ソーシャルネットワークへの登録又は更新が必要であると判断されない場合は、前記端末は下記ステップ407に進む。
【0045】
一方、前記ソーシャルネットワークへの登録又は更新が必要であると判断した場合、端末は、ステップ403に進んで前記端末に保存されたユーザ関係情報を収集し、ステップ405に進んで前記収集されたユーザ関係情報をメディアサーバに送信する。ここで、前記ユーザ関係情報は、前記端末の連絡先に保存されたユーザの電話番号及び各ユーザとの関係(例えば、友人、家族、同僚、その他)情報を含むことができ、この時、前記ユーザ関係情報は、ユーザ設定に応じて特定の関係に対応するユーザの情報のみを含むか、又は連絡先の情報が変更されたユーザの情報のみを含むこともできる。例えば、前記端末のユーザが家族及び友人限定でメディア共有を希望する場合、前記家族及び友人の電話番号及び関係情報のみを前記メディアサーバに送信することができ、新しい電話番号の登録、既登録の電話番号の削除又は既登録の電話番号の変更イベントが発生した場合、これを反映したユーザ関係情報をメディアサーバに送信できる。
【0046】
前記端末は、ステップ407でメディア生成イベントが発生したか否かを確認する。ここで、前記メディア生成イベントは、画像、オーディオ及びビデオの直接生成によるメディア生成イベントの場合もあり、端末が既に保存されている画像、オーディオ及びビデオの選択によるメディア生成イベントの場合もある。もし、前記メディア生成イベントが発生していない場合、前記端末は、下記ステップ413に進む。
【0047】
一方、前記メディア生成イベントが発生した場合、上記端末は、ステップ409に進んで位置情報及びセンサ情報のうち少なくとも1つを含むリッチメディアを生成し、ステップ411で前記生成されたリッチメディアをメディアサーバに送信する。ここで、前記位置情報及びセンサ情報は、当該メディアを生成する際に対応する位置情報及び各種環境情報を示し、緯度、経度、都市名、国名、方向、加速度、明るさ、磁場、ズームレベル、気象情報などを意味する。ここで、前記リッチメディアは、HTML5(Hyper Text Markup Language 5)のようなマークアップ言語(Markup language)又はMP4ベースに生成され得る。この時、前記MP4ベースのリッチメディアを生成する場合、前記端末は、前記各種オーディオ、画像、ビデオ及びテキストを含むMP4ファイルを生成し、MP4ファイルのメタデータコンテナに位置情報及び各種センサ情報を追加できる。ここで、前記MP4ベースのリッチメディアファイルは
図6のように構成されることができ、より詳細には下記で説明する
図7乃至
図10に示すように構成され得る。
【0048】
以降、前記端末は、ステップ413に進んでメディア共有イベントが発生したか否かを確認する。すなわち、前記端末は、ユーザからメディア共有が要求されるか、またはメディア共有のためのアプリ(App)が実行されたか否かを確認する。もし、前記メディア共有イベントが発生していない場合、前記端末は、前記ステップ401に戻り以下のステップを再度行う。
【0049】
一方、前記メディア共有イベントが発生した場合、前記端末は、ステップ415で端末の現在の位置情報を前記メディアサーバに送信することによって、前記端末の位置情報に対応するメディアを提供することを要求する。ここで、前記端末は、前記メディア共有アプリが実行される場合、所定周期毎に、又は位置情報が変更される毎に前記メディアサーバに端末の位置情報を送信できる。この時、前記端末は前記端末の識別情報(例えば、電話番号)を共に送信する。
【0050】
以降、前記端末は、ステップ417で前記メディアサーバから前記位置情報に対応するリッチメディアを受信し、ステップ419に進んで受信されたリッチメディアを再生した後、本発明によるアルゴリズムを終了する。前記メディアサーバに前記端末の位置情報に対応するリッチメディアが存在しない場合、前記端末は、前記メディアサーバからメディアが存在しないことを知らせる信号を受信することができ、この時、設定に応じて現在の位置に対応するメディアが無いことをユーザに知らせることもでき、知らせないこともできることは勿論である。
【0051】
図5は、本発明の実施形態による通信システムにおけるメディアサーバのメディア共有手順を示す。
【0052】
前記
図5を参照すると、前記メディアサーバは、ステップ501で端末からユーザ関係情報が受信されたか否かを確認する。もし、端末からユーザ関係情報が受信されなかった場合、前記メディアサーバは下記ステップ507に進む。
【0053】
一方、前記端末からユーザ関係情報が受信された場合、前記メディアサーバは、ステップ503に進んで当該端末に対するソーシャルネットワーク情報が存在するか否かを確認する。前記メディアサーバは、前記当該端末に対するソーシャルネットワーク情報が存在する場合、受信されたユーザ関係情報に基づいて前記端末のソーシャルネットワークを更新し、前記当該端末に対するソーシャルネットワーク情報が存在しない場合、前記受信されたユーザ関係情報に基づいて前記端末に対するソーシャルネットワークを形成してその情報を保存する。
【0054】
以降、前記メディアサーバは、ステップ507で端末からメディアが受信されたか否かを確認する。前記メディアサーバは、前記端末からメディアが受信されなかった場合、下記ステップ511に進み、前記端末からメディアが受信された場合、下記ステップ509に進んで当該端末のメディアを登録及び保存する。この時、前記メディアサーバは、前記端末の電話番号に前記メディアをマッピングして保存することができる。
【0055】
以降、前記メディアサーバは、ステップ511で端末から位置情報が受信されたか否かを確認する。前記端末から位置情報が受信されなかった場合、前記メディアサーバは前記ステップ501に戻り以下のステップを再度行う。
【0056】
一方、前記端末から位置情報が受信された場合、前記メディアサーバは、ステップ513で前記端末のソーシャルネットワークに属する端末が登録したメディアを検索して、ステップ515に進んで検索されたメディアのうち前記受信された位置情報に対応するメディアが存在するか否かを確認する。
【0057】
もし、前記位置情報に対応するメディアが存在する場合、前記メディアサーバは、ステップ517に進んで前記位置情報に対応するメディアを当該端末に送信し、本発明によるアルゴリズムを終了する。
【0058】
一方、前記位置情報に対応するメディアが存在しない場合、前記メディアサーバは、ステップ521で当該位置に対応するメディアが無いことを前記端末に知らせ、本発明によるアルゴリズムを終了する。
【0059】
図7は、本発明の実施形態による通信システムにおけるメディアファイルに含まれるメタデータの構造を示す。
【0060】
前記
図7を参照すると、本発明による前記metaコンテナ620は、スペックバージョン(SpecVersion)700、メディア情報(MediaInfo)710及びコンテンツ情報(ContentsInformation)720を含んで構成される。前記スペックバージョン700は、当該メディアファイルがサポートするMP4スペックのバージョンを示し、メディア情報710は、メディアファイルの付加情報を代表する情報を示し、前記コンテンツ情報720は、前記メディアファイルを構成する各セグメントに対する付加情報を示す。ここで、実線で表示された情報は、上位ノードに対して必需的に含まれるべき情報であり、点線で表示された情報は、上位ノードに対して選択的に含まれ得る情報を示す。すなわち、前記メディア情報710は、前記メディアファイルを代表する付加情報を示すので前記metaコンテナ620に必需的に含まれなければならないが、前記コンテンツ情報720は、前記メディアファイルを構成する各セグメントに対する情報を示すので前記metaコンテナ620に含まれなくても良く、前記メディアファイルを構成するセグメント数に対応する数だけ含まれ得る。
【0061】
では、ここで、
図8乃至
図10を参照して前記metaコンテナ620に含まれたメディア情報710及びコンテンツ情報720の詳細な構造について述べる。
【0062】
まず、
図8は、前記メディア情報710の詳細な構造を示す。
【0063】
前記
図8に示すように、前記メディア情報710は、前記メディアファイルを生成した端末に対する情報(CreationDevice)、前記メディアファイルに対するキーワード(Keyword)、前記メディアファイルに対する説明(Description)、前記メディアファイルを構成する言語(Language)、前記メディアファイル生成の際の位置情報(Location)810、前記メディアファイル生成の際に感知されたセンサ情報(Sensor)820を含んで構成される。すなわち、前記メディア情報710に含まれた位置情報810及びセンサ情報820は、前記メディアファイルが生成された代表位置情報及び生成の際の代表環境情報を示す。例えば、前記端末でメディアファイルを生成する間に移動によって位置情報が変更される場合もあり、前記メディアファイルを生成する間に周辺環境情報が変更される場合もあるので、前記位置情報810及びセンサ情報820はこれらを代表する値に設定され得る。すなわち、前記位置情報810及びセンサ情報820は、下記
図9及び
図10に示す各セグメントの位置情報及びセンサ情報を代表する値になる。前記様々な場所及び様々な環境を代表する値は、ユーザの選択に応じて決定されても良く、予め設定された方式に応じて決定されても良いことは勿論である。この時、前記位置情報810は、緯度及び経度を含み、設計方式に応じて都市名及び国名などのような当該位置の地域名を含むこともできる。また、前記センサ情報820は、方向(Orientation)、加速度(Accelerometer)、明るさ(Light)、磁場(MagneticField)、ズームレベル(ZoomInfo)、気象(Weather)情報を含むことができ、前記気象情報は、温度(Temperature)、湿度(Humidity)、天気(Condition)情報を含むことができる。
【0064】
次いで、前記コンテンツ情報720について述べると、前記コンテンツ情報720は、前記
図7に示すように、各セグメントに対するプロファイル(Profile)722、位置(Location)724及びセンサ(Sensor)726情報を含むことができる。ここで、前記プロファイル722は、当該セグメントに含まれた情報を示し、前記位置724及びセンサ726情報は、各セグメントが生成された位置及び環境を示し、
図9及び
図10と同じ構造で構成される。
【0065】
図9は、前記コンテンツ情報720に含まれる位置情報724の詳細な構造を示し、
図10は、前記コンテンツ情報720に含まれるセンサ情報726の詳細な構造を示す。
【0066】
前記
図9に示すように、前記コンテンツ情報720に含まれる位置724情報は、それぞれのセグメントに対する位置情報を示し、1つのセグメントに対する位置情報のみを含む場合もあり、前記メディアファイルを構成する全てのセグメントそれぞれに対する位置情報を含む場合もある。この時、前記各セグメントに対する位置情報は当該セグメントに対する代表フレーム(keyFrame)、メディア位置(MediaPosition)、当該セグメントに対する説明(Description)、地域情報(AreaInfo)を含んで構成され、前記地域情報は、緯度、経度、都市名及び国名などを含むことができる。
【0067】
また、前記
図10に示すように、前記コンテンツ情報720に含まれるセンサ726情報は、それぞれのセグメントに対するセンサ情報を示し、1つのセグメントに対するセンサ情報のみを含む場合もあり、前記メディアファイルを構成する全てのセグメントそれぞれに対するセンサ情報を含む場合もある。この時、各セグメントに対するセンサ情報は、当該セグメントに対する代表フレーム、メディア位置(MediaPosition)、当該セグメントに対する説明(Description)及びセンサ情報(SensorInfo)を含んで構成され、方向(Orientation)、加速度(Accelerometer)、明るさ(Light)、磁場(MagneticField)、ズームレベル(ZoomInfo)、気象(Weather)情報を含むことができる。
【0068】
前記
図7乃至
図10に示すように、端末でメディアファイルのmetaコンテナ620を介して当該メディアファイルに対応する位置情報及びセンサ情報を示し、これを用いて友人とメディアを共有することによって、単純なメディア共有から離れ、ユーザの間の経験を共有するような効果を得ることができる。
【0069】
例えば、ユーザAが旅行地で写真及びビデオを撮影し、この時、位置情報及びセンサを介して獲得した環境情報と前記写真及びビデオを含むリッチメディアを生成した後、これをサーバに登録すれば、前記ユーザAの友人が前記旅行地に到着した時、自動的に前記ユーザAが登録したリッチメディアを受信して、前記ユーザAが撮影した写真及びビデオを鑑賞することができ、同時に写真及びビデオ撮影当時の状況がわかる。
【0070】
また、ユーザAが特定の場所で写真を撮影し、撮影された写真に写真撮影当時の天気、写真撮影条件(例えば、ズーム情報)などを含めてリッチメディアを生成した後、これをサーバに登録すれば、以降、前記ユーザAの友人であるユーザBが前記特定の場所に到着した時、自動的に前記ユーザAが登録したリッチメディアを受信することができる。すると、ユーザBはユーザAが撮影した写真と前記写真をどのような条件で撮影したかが分かり、写真撮影のための参考資料として利用できる。
【0071】
本発明は、通信システムの端末で位置情報及びセンサ情報を示すメタデータを含むメディアを生成し、前記メタデータを用いて前記端末と関連づけられた他の端末と前記メディアを共有することによって、ユーザが認知できない状況で他のユーザの経験を込めたメディアを提供し、ユーザにプレゼントをもらったような楽しみを提供できる効果があり、既存のウェブサイト中心の共有から離れ、空間的な制約を受けることなくユーザが活動する全ての地域で生活と繋がるメディア共有サービスを提供できる効果がある。
【0072】
一方、本発明を実施するための形態では具体的な実施形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内で様々な変形が可能であることは勿論である。したがって、本発明の範囲は説明された実施形態に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲のみでなくこの特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。