(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ワイパーストリップ(10)は、前記ワイパーストリップ(10)の幅方向に前記収容溝(14)を貫通するように形成される少なくとも一つのガイドクリップ脱着孔(15)をさらに備え、
前記ガイドクリップ(20)が、前記ガイドクリップ脱着孔(15)に貫通するように嵌め込まれる、請求項2に記載のフラットワイパーブレード。
前記ガイドクリップ(20)は、前記ガイドクリップ(20)が前記ワイパーストリップ(10)と結合した状態における前記ワイパーストリップ(10)の幅方向中央部の両側に前記ワイパーストリップ(10)の長手方向へ互いに平行に延びるガイドスプリング結合孔(24)を備え、
前記ガイドスプリング(30)は、前記ガイドクリップ(20)のガイドスプリング結合孔(24)を貫通して嵌め込まれる、請求項1に記載のフラットワイパーブレード。
前記固定ガイドクリップ(21)又は締結ガイドクリップ(22)は、前記ワイパーストリップ(10)の係止面(19)にその端が係止する係止部(29)をさらに備える、請求項5に記載のフラットワイパーブレード。
少なくとも一つの固定ガイドクリップ(21)、又は、少なくとも一つの締結ガイドクリップ(22)が、前記ワイパーストリップ(10)のガイドクリップ脱着孔(15)を貫通して嵌め込まれる段階と、
前記固定ガイドクリップ(21)、又は、前記締結ガイドクリップ(22)のガイドスプリング結合突部(26)が、前記ガイドスプリング(30)のガイドクリップ結合溝(36)に係止する段階と、
をさらに含む、請求項14ないし16のいずれか1項に記載のフラットワイパーブレードの結合方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、フラットワイパーブレードの製造に必要な部品数を最少化し、全体の高さを低くすることができるフラットワイパーブレード及びその結合方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るフラットワイパーブレードは、ワイピング面をワイピングするワイパーストリップ10と、前記ワイパーストリップ10の幅方向に前記ワイパーストリップ10を貫通するように嵌め込まれる少なくとも一つのガイドクリップ20と、前記ワイパーストリップ10及び前記ガイドクリップ20と結合して前記ワイパーストリップ10を支持するガイドスプリング30と、を備える。
【0009】
ここで、前記ワイパーストリップ10は、ベース部11及び前記ベース部11の下部に配置されるワイピングリップ部12を備え、前記ベース部11は、その幅方向中央部の両側に長手方向へ互いに平行に延びる収容溝14を備え、前記ガイドスプリング30は、前記収容溝14に嵌め込まれてもよい。
【0010】
ここで、前記ワイパーストリップ10は、前記ワイパーストリップ10の幅方向に前記収容溝14を貫通するように形成される少なくとも一つのガイドクリップ脱着孔15をさらに備え、前記ガイドクリップ20が、前記ガイドクリップ脱着孔15に貫通するように嵌め込まれてもよい。
【0011】
ここで、前記ワイパーストリップ10は、長手方向両端部の上端にスポイラーが一体に形成されてもよい。
【0012】
ここで、固定ガイドクリップ21又は締結ガイドクリップ22をさらに備え、前記固定ガイドクリップ21又は前記締結ガイドクリップ22は、前記ガイドクリップ脱着孔15に貫通するように嵌め込まれ、前記ガイドスプリング30は、前記固定ガイドクリップ21又は前記締結ガイドクリップ22が結合するガイドクリップ結合溝36を備えてもよい。
【0013】
ここで、前記固定ガイドクリップ21又は前記締結ガイドクリップ22は、両端部に形成された少なくとも一対のガイドスプリング結合突部26を備え、前記ガイドスプリング結合突部26は前記ガイドクリップ結合溝36に係止されてもよい。
【0014】
ここで、前記ガイドスプリング結合突部26は、前記ガイドクリップ結合溝36に弾性係止してもよい。
【0015】
ここで、前記ガイドクリップ20は、前記ガイドクリップ20が前記ワイパーストリップ10と結合した状態における前記ワイパーストリップ10の幅方向中央部の両側に前記ワイパーストリップ10の長手方向へ互いに平行に延びるガイドスプリング結合孔24を備え、前記ガイドスプリング30は、前記ガイドクリップ20のガイドスプリング結合孔24を貫通して嵌め込まれてもよい。
【0016】
ここで、前記ガイドクリップ20は、前記ワイパーストリップ10の係止面19にその端が係止される係止部29をさらに備えてもよい。
【0017】
ここで、前記固定ガイドクリップ21又は前記締結ガイドクリップ22は、前記ワイパーストリップ10の係止面19にその端が係止する係止部29をさらに備えてもよい。
【0018】
ここで、前記ガイドスプリング30は、第1ガイドスプリング31及び第2ガイドスプリング32を備えてもよい。
【0019】
ここで、前記ガイドクリップ脱着孔15の上面15aは、前記収容溝14の上面14aよりも上部に位置し、前記スポイラーの最上面11aよりも下部に位置し、前記ガイドクリップ脱着孔15の下面15bは、前記ベース部11の下面11bよりも上部に位置し、前記ガイドクリップ脱着孔15の高さ方向の間隙は、前記収容溝14の高さ方向の間隙より大きく、前記ベース部11の高さより小さく形成されてもよい。
【0020】
ここで、前記ワイパーストリップ10に着脱可能に結合する安着部100をさらに備え、前記ガイドスプリング30は、前記安着部100と結合してもよい。
【0021】
ここで、前記安着部100は、内部面150と、下面両側部から中央部を介して連結される少なくとも一つのブリッジ138を備え、前記ワイパーストリップ10は、長手方向中央部の上面に形成された少なくとも一つの安着部ブリッジ収容溝18をさらに備え、前記ブリッジ138は、前記安着部ブリッジ収容溝18に挿入され、前記ガイドスプリング30は、前記安着部100の前記内部面150と前記ブリッジ138の上面との間を貫通して嵌め込まれてもよい。
【0022】
また、本発明に係るフラットワイパーブレードのワイパーストリップ10、ガイドクリップ20、ガイドスプリング30、及び安着部100の結合方法は、少なくとも一つの前記ガイドクリップ20が前記ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれる段階と、前記ガイドスプリング30が、前記ワイパーストリップ10及び前記ガイドクリップ20と結合する段階と、前記ワイパーストリップ10、前記ガイドクリップ20、及び前記ガイドスプリング30が結合した状態で、前記安着部100が前記ワイパーストリップ10又は前記ガイドスプリング30に結合する段階と、を含んでもよい。
【0023】
また、本発明に係るフラットワイパーブレードのワイパーストリップ10、ガイドクリップ20、ガイドスプリング30、及び安着部100の結合方法は、少なくとも一つの前記ガイドクリップ20が前記ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15を貫通してそれぞれ嵌め込まれる段階と、前記安着部100が前記ワイパーストリップ10に結合する段階と、前記ワイパーストリップ10、前記ガイドクリップ20、及び前記安着部100が結合した状態で、前記ガイドスプリング30が、前記ワイパーストリップ10、前記ガイドクリップ20、及び前記安着部100に結合する段階と、を含んでもよい。
【0024】
また、本発明に係るフラットワイパーブレードのワイパーストリップ10、ガイドクリップ20、ガイドスプリング30、及び安着部100の結合方法は、前記安着部100が前記ワイパーストリップ10に結合する段階と、少なくとも一つの前記ガイドクリップ20が前記ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15を貫通してそれぞれ嵌め込まれる段階と、前記ワイパーストリップ10、前記ガイドクリップ20、及び前記安着部100が結合した状態で、前記ガイドスプリング30が、前記ワイパーストリップ10、前記ガイドクリップ20、及び前記安着部100に結合する段階と、を含んでもよい。
【0025】
ここで、少なくとも一つの固定ガイドクリップ21、又は、少なくとも一つの締結ガイドクリップ22が、前記ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれる段階と、前記固定ガイドクリップ21、又は、前記締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26が、前記ガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に係止する段階と、をさらに含んでもよい。
【0026】
ここで、前記少なくとも一つの前記ガイドクリップ20が、前記ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15を貫通してそれぞれ嵌め込まれる段階は、前記ガイドクリップ20の係止部29の端が前記ワイパーストリップ10の係止面19に係止する段階を含んでもよい。
【0027】
ここで、前記安着部100が前記ワイパーストリップ10に結合する段階は、前記ワイパーストリップ10の安着部ブリッジ収容溝18に前記安着部100のブリッジ138が挿入される段階を含んでいてもよい。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、フラットワイパーブレードの製造に必要な部品数を最小化し、全体の高さを低くすることができるフラットワイパーブレード及びその結合方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、添付された図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。本発明の実施形態の構成要素のうち、従来技術によって当業者が明確に把握でき、容易に再現できることについては、本発明の要旨を明確にするために、その具体的な説明を省略する。
【0031】
<実施形態>
まず、フラットワイパーブレード組立体1の全体的な構成を説明する。
【0032】
図1は、フラットワイパーブレード組立体の全体構成を示す斜視図であり、
図2は、
図1のフラットワイパーブレード組立体が分離した状態を示す分解斜視図である。
【0033】
図1に示されるように、本発明の実施形態に係るフラットワイパーブレード組立体1は、車両のガラス面に密着するフラットワイパーブレード2及びフラットワイパーブレード2をワイパーアーム(図示せず)と連結させるために、フラットワイパーブレード2の中央部位に組み立てられるアダプター部3を備える。
【0034】
以下、フラットワイパーブレード2について説明する。
【0035】
図1及び
図2に示されるように、フラットワイパーブレード2は、車両のガラス窓面に密着して車両のガラス窓面をワイピングし、長手方向両端部の上端にスポイラーが一体に形成されるワイパーストリップ10、ワイパーストリップ10の幅方向にワイパーストリップ10を貫通するように嵌め込まれる少なくとも一つのガイドクリップ20、ワイパーストリップ10の両側面に配置されてワイパーストリップ10を支持するガイドスプリング30、そして、アダプター部3をワイパーストリップ10及びガイドスプリング30に結合させるための安着部100を備える。
【0036】
ここで、上記では、安着部100と区分される別途のアダプター部3を備えると説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されず、安着部100とアダプター部3は一体型であってもよい。すなわち、安着部100はアダプター部3を含んでいてもよい。
【0037】
フラットワイパーブレード2は、前記ワイパーアームの先端に連結され、車両ガラスのガラス面に対して前記ワイパーアームから加圧力を受ける。前記ワイパーアームは、ワイパーモータ(図示せず)によって所定角度に往復回転し、これに伴い、フラットワイパーブレード2は、車両ガラスのガラス面(ワイピング面)において所定角度の範囲でワイピングする。
【0038】
以下、ワイパーストリップ10について説明する。
【0039】
図3は、
図2のワイパーストリップの一端部を示す斜視図であり、
図4は、
図2のワイパーストリップの他端部を示した斜視図であり、
図5は、
図2のワイパーストリップの中央部を示した斜視図であり、
図6aは、
図2のワイパーストリップをA位置から見た拡大側面図であり、
図6bは、
図2のワイパーストリップをB位置から見た拡大側面図であり、
図6cは、
図2のワイパーストリップをC位置から見た拡大側面図である。
【0040】
図3ないし
図6cに示すように、ワイパーストリップ10は、ベース部11及びベース部11の下部に配置されて直接ガラス面に接触してワイピングをするワイピングリップ(lip)部12を備える。ワイパーストリップ10は、全体的にフラットワイパーブレード2の長軸方向に細長い形状を有し、弾性材料、すなわちゴム材のような弾性材料、または弾性合成材料からなり、自動車のガラスにスライディング(sliding)接触するように配置され、そのガラス表面の異物を除去する。
【0041】
図1ないし
図5に示すように、ワイパーストリップ10は、ベース部11の両側面に配置されるガイドスプリング30によって支持され、ベース部11及びワイピングリップ12は、ワイパーストリップ10の長手方向へ連続して延びている。
【0042】
そして、
図3ないし
図6cに示すように、ベース部11には、その幅方向中央部両側に、ガイドスプリング30がスライディング方式で収容される一対の収容溝14が長手方向へ互いに平行に延びるように形成されている。ここで、収容溝14は、ワイパーストリップ10の一端では開放されるが(
図3参照)、ワイパーストリップ10の他端ではガイドスプリング30の動きを制限できるように閉鎖されていてもよい(
図4参照)。
【0043】
また、
図2ないし
図6cに示すように、ワイパーストリップ10のベース部11には、ワイパーストリップ10の長手方向両端部の上端にスポイラーが一体に形成されてもよい。ただし、本発明の実施形態に係るフラットワイパーブレード2にスポイラーを設けることは必須ではなく、必ずしもワイパーストリップ10のベース部11に一体に形成される必要もないので、本発明の実施形態に係るフラットワイパーブレード2は、スポイラーがない形態を採ったり、別途の部材で形成されたスポイラーがワイパーストリップ10の上部に公知の技術を用いて結合される形態を採ることもできる。
【0044】
一方、スポイラーがワイパーストリップ10の長手方向両端部の上端に一体に形成されれば、スポイラーを別途の部品で製造してワイパーストリップ10と結合させる必要がなくなり、フラットワイパーブレード2の製造工程が単純になり、製造コストが低減され、フラットワイパーブレード2全体の高さを低くすることができるという利点がある。
【0045】
そして、再び
図2、
図3、
図4、
図6a及び
図6bに示すように、ワイパーストリップ10は、ワイパーストリップ10の幅方向に収容溝14を貫通するように形成され、後述するガイドクリップ20が嵌め込まれる少なくとも一つのガイドクリップ脱着孔15を備えてもよい。ここで、ガイドクリップ脱着孔15の上面15aは、収容溝14の上面14aよりも上部に位置し、ベース部11の上端に形成されたスポイラーの最上面11aよりも下部に位置して、ガイドクリップ脱着孔15の下面15bは、収容溝14の下面14bよりも下部又は同じ高さに位置し、ベース部11の下面11bよりも上部に位置することができる。
【0046】
したがって、ガイドクリップ脱着孔15の高さ方向間隙は、収容溝14の高さ方向間隙よりは大きく、ベース部11の高さよりは小さく形成されてもよい。
【0047】
そして、
図5及び
図6cに示すように、ワイパーストリップ10のベース部11には、ワイパーストリップ10の長手方向中央部の上面に、後述する安着部100のブリッジ138が挿入される少なくとも一つの安着部ブリッジ収容溝18が形成されてもよい。ここで、安着部ブリッジ収容溝18の下面18bは、前記収容溝14の下面14bよりも下部に位置することができる。
【0048】
以下、ガイドクリップ20について説明する。
【0049】
図7aは、
図2のガイドクリップを示す斜視図であり、
図10は、
図2のワイパーストリップと
図2のガイドクリップ及び固定ガイドクリップが結合した状態を示す斜視図であり、
図11aは、
図10に示されたA−A'の断面を正面から見た断面図である。
【0050】
ガイドクリップ20は、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれる部材である。
図2、
図3、
図4、
図7a、
図10及び
図11aに示すように、ガイドクリップ20には、ガイドクリップ20がガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれた状態でのワイパーストリップ10の幅方向中央部両側に、ワイパーストリップ10の長手方向へ互いに平行に延びるガイドスプリング結合孔24が形成されていてもよい。
【0051】
以下、固定ガイドクリップ21及び締結ガイドクリップ22について説明する。
【0052】
図7bは、
図2の固定ガイドクリップ21を示す斜視図であり、
図7cは、
図2の締結ガイドクリップ22を示す斜視図であり、
図11bは、
図10に示されたB−B'の断面を正面から見た断面図であり、
図17は、
図2のワイパーストリップ10、ガイドクリップ15、固定ガイドクリップ21、安着部100、ガイドスプリング30、及び締結ガイドクリップ22が結合した状態を示す背面図であり、
図18dは、
図17に示されたD−D'の断面を正面から見た断面図である。
【0053】
固定ガイドクリップ21及び締結ガイドクリップ22は、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれる部材であって、
図2、
図3、
図4、
図7b、
図7c、
図10、
図11b、
図17及び
図18dに示すように、固定ガイドクリップ21及び締結ガイドクリップ22には、後述するガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に係止する少なくとも一対のガイドスプリング結合突部26が、固定ガイドクリップ21及び締結ガイドクリップ22がガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれた状態でのワイパーストリップ10の幅方向両端部に形成されてもよい。
【0054】
図面では、固定ガイドクリップ21及び締結ガイドクリップ22が、それぞれワイパーストリップ10の他端部及び一端部に位置するガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれているが、固定ガイドクリップ21及び締結ガイドクリップ22は、位置に関係なく、複数のガイドクリップ脱着孔15のいずれか一つに嵌め込まれてもよい。
【0055】
そして、
図2、
図3、
図4、
図7a、
図7b、
図7c、
図10、
図11a、
図11b、
図17及び
図18dに示すように、ガイドクリップ20、固定ガイドクリップ21、及び締結ガイドクリップ22は、ガイドクリップ20がガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれた状態でワイパーストリップ10の係止面19にその端が係止される係止部29をさらに備えていてもよい。
【0056】
具体的には、係止部29は、ガイドクリップ20がガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれた状態でのワイパーストリップ10の幅方向中央部の両側に位置する両端部のうち少なくとも一つの上面に形成されるとともに、その端が、ワイパーストリップ10の上端の側面に位置した係止面19に係止されてもよい。
【0057】
しかし、本発明の実施形態では、これと相違する係止部の構造も採用できる。例えば、係止部がガイドクリップ20、固定ガイドクリップ21、又は、締結ガイドクリップ22の上面又は下面中央部に形成され、これに対応する係止面がガイドクリップ脱着孔15の上面又は下面中央部に形成される構造や、係止部がガイドクリップ脱着孔15の上面15a又は下面15bのワイパーストリップ10の幅方向両端部に形成され、これに対応する係止面がガイドクリップ20、固定ガイドクリップ21又は締結ガイドクリップ22の上面又は下面に形成される構造も採択可能である。
【0058】
以下、安着部100について説明する。
【0059】
図8は、
図2の安着部100を示す斜視図であり、
図12は、
図2のワイパーストリップ10と安着部100の結合過程を説明するための斜視図である。
【0060】
図8及び
図12に示すように、安着部100は、ワイパーストリップ10及びガイドスプリング30とアダプター部3とを連結させる構成であって、安着部100の内部面150は、ワイパーストリップ10の長手方向中央部の上面と接してワイパーストリップ10と結合するようになる。しかし、安着部100は、その内部面150がガイドスプリング30の長手方向中央部の上面と接してガイドスプリング30と結合するように構成されていてもよい。
【0061】
安着部100には、下面両側部から中央部を介して連結される少なくとも一つのブリッジ138が形成されてもよい。
【0062】
以下、ガイドスプリング30について説明する。
【0063】
図9は、
図2のガイドスプリング20を示す斜視図であり、
図13は、
図2のワイパーストリップ10、ガイドクリップ20、固定ガイドクリップ21、及び安着部100が結合した状態で、ガイドスプリング30が、ワイパーストリップ10の収容溝と、ガイドクリップ20のガイドスプリング結合孔24と、安着部100の内部面150とブリッジ138の上面との間とを貫通して嵌め込まれる過程を示す斜視図である。
【0064】
図9に示すように、ガイドスプリング30は、フラットワイパーブレード2の長軸方向に薄くて細長い形状を有している。ここで、ガイドスプリング30は、第1ガイドスプリング31及び第2ガイドスプリング32で構成されてもよい。
【0065】
図2、
図9及び
図13に示すように、第1ガイドスプリング31及び第2ガイドスプリング32には、ガイドクリップ20のガイドスプリング結合孔24を貫通して収容溝14に嵌め込まれた状態でのワイパーストリップ10の幅方向両端部の外側側面において、固定ガイドクリップ21又は締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26を挿入できる位置に、幅方向に凹んだガイドクリップ結合溝36が形成されていてもよい。
【0066】
ワイパーアームから加圧力が加えられる場合、この加圧力は、ガイドスプリング30を介してワイパーストリップ10に分配される。この時、加圧力は、ガイドスプリング30によってワイパーストリップ10の長手方向に分散する。したがって、ガイドスプリング30は弾性を有することが必要であり、ワイパーストリップ10の形状を保持するための剛性を有することが必要である。
【0067】
以下、フラットワイパーブレード2の結合方法を順に説明する。
【0068】
図14は、
図13のワイパーストリップ10、固定ガイドクリップ21、及びガイドスプリング30が結合した状態で、ガイドスプリング30の高さ方向の中央部からフラットワイパーブレード2の幅方向へ水平に切断した断面を上から見た断面図であり、
図15は、
図2の締結ガイドクリップ22が、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれる過程を示す部分斜視図であり、
図16は、
図2のワイパーストリップ10、ガイドスプリング30、及び締結ガイドクリップ22が結合した状態を示す部分斜視図であり、
図18aは、
図17に示されたA−A'の断面を正面から見た断面図である。
図18bは、
図17に示されたB−B'の断面を正面から見た断面図であり、
図18cは、
図17に示されたC−C'の断面を正面から見た断面図である。
図19は、
図2のワイパーストリップ10、ガイドクリップ20、安着部100、及びガイドスプリング30が結合した状態でフラットワイパーブレード2の幅方向中央部からフラットワイパーブレード2の縦軸方向に垂直に切断した断面を示す断面図である。
【0069】
図2、
図10、
図11a、及び
図11bに示されるように、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15には、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21がそれぞれ貫通して嵌め込まれる。ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21は、ガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれる時、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21の係止部29及び/又はガイドクリップ脱着孔15の接触面が弾性変形することで、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21がガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれた後、係止部29及び/又はガイドクリップ脱着孔15の接触面が弾性によって原形に復帰しながら係止部29の端がワイパーストリップ10の係止面19に係止される。
【0070】
ここでは、係止部29の端がワイパーストリップ10の係止面19に弾性によって係止されると説明したが、必ずしもこれに限定されず、係止部29の端が別途の過程を通じてワイパーストリップ10の係止面19に係止されてもよい。
【0071】
したがって、ガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれるガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21は、ワイパーストリップ10の幅方向での相対的な位置が固定されるようになる。
【0072】
そして、
図10及び
図12に示すように、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21が、複数のガイドクリップ脱着孔15にそれぞれ貫通して嵌め込まれた後、ワイパーストリップ10の安着部ブリッジ収容溝18に安着部100のブリッジ138が挿入される。
【0073】
ただし、本実施形態において、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21が、複数のガイドクリップ脱着孔15にそれぞれ貫通して嵌め込まれる段階と安着部100のブリッジ138がワイパーストリップ10の安着部ブリッジ収容溝18に挿入される段階とは、必ずしもこの順になされる必要はなく、二段階の順序を入れ換えて実施しても構わない。
【0074】
次に、
図3、
図8、
図9、
図11a、
図11b、
図12、
図13、
図18c及び
図19に示すように、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21が、複数のガイドクリップ脱着孔15にそれぞれ貫通して嵌め込まれ、安着部100のブリッジ138がワイパーストリップ10の安着部ブリッジ収容溝18に挿入された後、第1ガイドスプリング31及び第2ガイドスプリング32で構成されるガイドスプリング30は、ワイパーストリップ10の収容溝14が開放したワイパーストリップ10の一端部を介して、ワイパーストリップ10の収容溝14と、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合孔24と、安着部100の内部面150とブリッジ138の上面との間とを貫通し、ワイパーストリップ10の幅方向中央部の両側にそれぞれ嵌め込まれることになる。したがって、ガイドクリップ20は、ワイパーストリップ10及びガイドスプリング30を結合させることになり、ガイドスプリング30が、安着部100の内部面150とブリッジ138の上面との間、及びワイパーストリップ10の収容溝14に嵌め込まれることにより、安着部100とワイパーストリップ10及びガイドスプリング30は、垂直方向への互いの分離が阻止される。
【0075】
図7b、
図11b及び
図14に示すように、ガイドスプリング30が固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合孔24を貫通して嵌め込まれる場合、固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合突部26が固定ガイドクリップ21の外側に弾性変形し、ガイドスプリング30がガイドスプリング結合孔24を貫通して嵌め込まれた後、このガイドスプリング結合突部26が、弾性によって原形に復帰した状態でガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に嵌め込まれる。
【0076】
したがって、
図4及び
図14に示すように、ガイドスプリング30は、収容溝14が閉鎖したワイパーストリップ10の他端部と、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15に結合した固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合突部26とにより、嵌め込まれる方向に追加される動きが阻止されるととともに、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15に結合した固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合突部26により、嵌め込まれる方向と反対方向への動きも阻止される。
【0077】
次に、
図7c、
図15、
図16及び
図18dに示すように、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21が、複数のガイドクリップ脱着孔15にそれぞれ貫通して嵌め込まれ、安着部100のブリッジ138がワイパーストリップ10の安着部ブリッジ収容溝18に挿入され、ガイドスプリング30が、ワイパーストリップ10の、収容溝14が開放した一端部を介して、ワイパーストリップ10の収容溝14と、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合孔24と、安着部100の内部面150とブリッジ138の上面との間とを貫通し、ワイパーストリップ10の幅方向中央部の両側にそれぞれ嵌め込まれた後、締結ガイドクリップ22がガイドクリップ脱着孔15に貫通して嵌め込まれる。
【0078】
締結ガイドクリップ22がガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれる時、締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26がガイドスプリング30の上面とガイドクリップ脱着孔15の上面との間に挿入され、締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26及び/又はガイドクリップ脱着孔15の上面が弾性変形して締結ガイドクリップ22がガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれた後、ガイドスプリング結合突部26及び/又はガイドクリップ脱着孔15の上面が弾性によって原形に復帰しながら、ガイドスプリング結合突部26の端がガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に係止される。
【0079】
したがって、ガイドスプリング30は、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15に結合した締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26により、嵌め込まれる方向、及び、嵌め込まれる方向と反対方向への動きもさらに阻止されるようになる。
【0080】
ガイドスプリング30が固定ガイドクリップ21に締結される段階、及び締結ガイド クリップ22がガイドクリップ脱着孔15に貫通して嵌め込まれる段階では、固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合突部26及び締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26の端が、ガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に弾性により係止されると説明したが、必ずしもこれに限定されず、ガイドスプリング結合突部26の端が別途の過程を通じてガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に係止されてもよい。
【0081】
また、ガイドスプリング30の長手方向の動きを阻止するため、固定ガイドクリップ21と締結ガイドクリップ22とを共用すると説明したが、必ずしもこれに限定されず、固定ガイドクリップ21又は締結ガイドクリップ22のいずれか一つだけを使用してもよい。
【0082】
また、ガイドスプリング30の嵌め込まれる方向、及び、それと反対方向への動きを阻止するために、必ずしも固定ガイドクリップ21及び/又は締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26と、ガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36とを用いる必要はなく、別途の部材で形成されたエンドキャップがワイパーストリップ10及びガイドスプリング30の長手方向両端部に公知の技術を用いて結合されることにで、ガイドスプリング30の嵌め込まれる方向、及び、それと反対方向への動きが阻止されてもよい。
【0083】
図1ないし
図19に示すように、本発明の実施形態に係るフラットワイパーブレード2は、このように、ヨーク部を使用せずに複数のガイドクリップを使用してスポイラー一体型のワイパーストリップと、ガイドスプリングとを結合することで、フラットワイパーブレードの製造に必要な部品数を最少化し、全体の高さを低くすることができるという利点がある。
【0084】
さらに、本発明の実施形態に係るフラットワイパーブレード2の結合方法には、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15にガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21がそれぞれ貫通して嵌め込まれて、ガイドスプリング30がワイパーストリップ10の収容溝14とガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合孔24に沿って嵌め込まれ、締結ガイドクリップ22がガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれた後、安着部100がワイパーストリップ10及び/又はガイドスプリング30に結合する方法も含まれる。以下、このようなフラットワイパーブレード2の結合方法を順に説明する。
【0085】
図20は、
図2のワイパーストリップ10、ガイドクリップ20、固定ガイドクリップ21が結合した状態で、ガイドスプリング30が、ワイパーストリップ10の収容溝14と、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合孔24を貫通して嵌め込まれる過程を示す斜視図である。
図21は、
図2のワイパーストリップ10、ガイドクリップ20、固定ガイドクリップ21、ガイドスプリング30及び締結ガイドクリップ22が結合した状態で、安着部100が結合する過程を示す斜視図である。
【0086】
図2、
図10、
図11a、及び
図11bに示されるように、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15には、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21がそれぞれ貫通して嵌め込まれる。ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21がガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれる時、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21の係止部29及び/又はガイドクリップ脱着孔15の接触面が弾性変形し、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21がガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれた後、係止部29及び/又はガイドクリップ脱着孔15の接触面が弾性によって原形に復帰しながら、係止部29の端がワイパーストリップ10の係止面19に係止してもよい。
【0087】
ここでは、係止部29の端がワイパーストリップ10の係止面19に弾性によって係止すると説明したが、必ずしもこれに限定されず、係止部29の端が別途の過程を通じてワイパーストリップ10の係止面19に係止してもよい。
【0088】
したがって、ガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれるガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21は、ワイパーストリップ10の幅方向で相対的な位置が固定されるようになる。
【0089】
次に、
図3、
図9、
図11a、
図11b及び
図20に示すように、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21が、複数のガイドクリップ脱着孔15にそれぞれ貫通して嵌め込まれた後、第1ガイドスプリング31及び第2ガイドスプリング32で構成されるガイドスプリング30は、ワイパーストリップ10の収容溝14が開放したワイパーストリップ10の一端部を介して、ワイパーストリップ10の収容溝14と、ガイド クリップ20及び固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合孔24とを貫通し、ワイパーストリップ10の幅方向中央部の両側にそれぞれ嵌め込まれるようになる。したがって、ガイドクリップ20は、ワイパーストリップ10及びガイドスプリング30を結合させるようになる。
【0090】
図7b、
図11b及び
図14に示すように、ガイドスプリング30が固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合孔24を貫通して嵌め込まれる時は、固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合突部26が固定ガイドクリップ21の外側に弾性変形し、ガイドスプリング30がガイドスプリング結合孔24を貫通して嵌め込まれた後、ガイドスプリング結合突部26が弾性によって原形に復帰しながらガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に嵌め込まれてもよい。
【0091】
したがって、
図4及び
図14に示すように、ガイドスプリング30は、収容溝14が閉鎖したワイパーストリップ10の他端部と、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15に結合した固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合突部26とにより、嵌め込まれる方向に追加される動きが阻止されるととともに、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15に結合した固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合突部26により、嵌め込まれる方向と反対方向への動きも阻止される。
【0092】
次に、
図7c、
図15、
図16及び
図18dに示すように、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21が複数のガイドクリップ脱着孔15にそれぞれ貫通して嵌め込まれ、ガイドスプリング30が、ワイパーストリップ10の収容溝14が開放した一端部を介して、ワイパーストリップ10の収容溝14と、ガイドクリップ20及び固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合孔24とを貫通して、ワイパーストリップ10の幅方向中央部の両側にそれぞれ嵌め込まれた後、締結ガイドクリップ22がガイドクリップ脱着孔15に貫通して嵌め込まれる。
【0093】
締結ガイドクリップ22がガイドクリップ脱着孔15に嵌め込まれる時、締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26がガイドスプリング30の上面とガイドクリップ脱着孔15の上面との間に挿入され、締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26及び/又はガイドクリップ脱着孔15の上面が弾性変形し、締結ガイドクリップ22がガイドクリップ脱着孔15を貫通して嵌め込まれた後、ガイドスプリング結合突部26及び/又はガイドクリップ脱着孔15の上面が弾性によって原形に復帰しながら、ガイドスプリング結合突部26の端がガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に係止されてもよい。
【0094】
したがって、ガイドスプリング30は、ワイパーストリップ10のガイドクリップ脱着孔15に結合した締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26により、嵌め込まれる方向、及び、嵌め込まれる方向と反対方向への動きもさらに阻止されるようになる。
【0095】
ガイドスプリング30が固定ガイドクリップ21に締結される段階、及び締結ガイドクリップ22がガイドクリップ脱着孔15に貫通して嵌め込まれる段階では、固定ガイドクリップ21のガイドスプリング結合突部26及び締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26の端がガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に弾性により係止されると説明したが、必ずしもこれに限定されず、ガイドスプリング結合突部26の端が別途の過程を通じてガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36に係止されてもよい。
【0096】
また、ガイドスプリング30の長手方向の動きを阻止するため、固定ガイドクリップ21と締結ガイドクリップ22とを共用すると説明したが、必ずしもこれに限定されず、固定ガイドクリップ21又は締結ガイドクリップ22のいずれか一つだけを使用してもよい。
【0097】
また、ガイドスプリング30の嵌め込まれる方向、及び、それと反対方向への動きを阻止するために、必ずしも固定ガイドクリップ21及び/又は締結ガイドクリップ22のガイドスプリング結合突部26と、ガイドスプリング30のガイドクリップ結合溝36とを用いる必要はなく、別途の部材で形成されたエンドキャップがワイパーストリップ10及びガイドスプリング30の長手方向両端部に公知の技術を用いて結合することで、ガイドスプリング30の嵌め込まれる方向、及び、それと反対方向への動きが阻止されてもよい。
【0098】
次に、
図21に示すように、安着部100がワイパーストリップ10及び/又はガイドスプリング30に結合する。この場合、安着部100がワイパーストリップ10及び/又はガイドスプリング30と結合する形態には制限がなく、公知の技術で実施されてもよい。以上の実施形態に説明された特徴、構造、効果などは、本発明の少なくとも一つの実施形態に含まれ、必ずしも一つの実施形態のみに限定されない。さらに、各実施形態において例示された特徴、構造、効果などは、その実施形態が属する分野の通常の知識を有する者によって、他の実施形態に組み合わされ又は変形されて実施可能である。したがって、このような組み合わせと変形に関する内容は、本発明の技術的思想の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【0099】
また、以上の実施形態を中心として説明したが、これは単に例示にすぎず、本発明を限定するものではなく、本発明が属する分野の通常の知識を有する者であれば、以上の実施形態の本質的な特性を外れない範囲において、様々な変形と応用が可能であることが理解できるはずである。すなわち、以上の実施形態に具体的に示される各構成要素は、種々変形して実施することができる。そして、このような変形と応用に関する相違点は、添付の請求の範囲において規定する本発明の技術的思想の範囲に含まれると解釈されるべきである。