(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記画像の提出者を決定すること、および前記画像の前記提出者が前記デバイスの前記第2のユーザに知られていることを決定することによって、前記デバイスの前記第2のユーザが前記画像の撮影対象であることを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記画像の前記提出者が前記デバイスの前記第2のユーザに知られていることを決定することが、前記デバイスの前記第2のユーザと前記画像の前記提出者とがソーシャルメディアを介してネットワークで繋がっていることを決定することを含む、請求項6に記載の方法。
画像共有ネットワークにおいて前記画像を受信することをさらに含み、前記画像を修正することが、前記画像が前記画像共有ネットワークにおいて受信された後で発生する、請求項1に記載の方法。
前記画像修正器が、前記画像内の第2のユーザの顔を除去することまたは不明瞭にすることによって、前記画像を修正するように構成された、請求項11に記載のシステム。
前記データ相関器が、前記画像の前記提出者が前記デバイスの前記第2のユーザに知られていることを決定するために、ソーシャルメディアからのデータを使用するように構成された、請求項15に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
各図はすべて、本明細書で説明される少なくともいくつかの実施形態に従って構成される。
【0012】
以下の詳細な説明では、本明細書の一部を形成する添付の図面が参照される。これらの図面において、内容に別段の規定がない限り、類似の記号は、一般に、類似のコンポーネントを識別する。詳細な説明、図面、および請求項において説明される例示的な実施形態は、限定であることを意味しない。本明細書に提示される主題の趣旨または範囲から逸脱せずに、その他の実施形態を利用することが可能であり、その他の変更を行うことが可能である。一般に本明細書で説明され、図面で例示される本開示の態様は、そのすべてが本明細書に明示的に企図される幅広い異なる構造で構成すること、置換すること、組み合わせること、分離すること、および設計することが可能である点を容易に理解されるであろう。
【0013】
本明細書で説明されるいくつかの実施形態は、一般に、クラウドベースの画像共有ネットワークまたは画像共有サービスと、画像共有ネットワーク上で共有される画像内にキャプチャーされた第三者のプライバシーを維持する能力とに関する。例えば、画像共有ネットワークは、写真内の人物の顔を不明瞭にすることによって、知らずに撮影された人物のプライバシーを維持することが可能である。
【0014】
一般に、例えば、画像共有ネットワークは、写真またはビデオなどの画像を画像共有ネットワークのユーザから受信することが可能である。画像は、いつ、どこでその画像が撮影されたかに関する情報など、画像位置データを含むことが可能である。画像共有ネットワークは、そのプライバシーを保護させるために、画像共有サービスに登録した第三者から位置データを受信することも可能である。位置データは、第三者がいつ特定の位置にいたかを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、第三者からの位置データは、第三者に関連する、スマートフォンなどの移動体通信デバイスから、画像共有ネットワークに送信することができる。
【0015】
画像共有ネットワークは、1人または複数の第三者が画像内にキャプチャーされた確率を決定するために、第三者の位置データを画像位置データと相関させることが可能である。画像共有ネットワークが、1人または複数の第三者がその画像内にキャプチャーされたと決定した場合、第三者のプライバシーを保護するために、その画像を修正することが可能である。いくつかの実施形態では、画像は、その画像内の第三者の顔を不明瞭にすること、その画像内の第三者の顔を除去することによって、またはその画像が画像共有サービス上で公に共有されないように、その画像をプライベートとしてマーキングすることによって修正することが可能である。いくつかの実施形態では、画像共有ネットワークは、第三者がその画像をアップロードしたユーザを知っているかどうかを決定することが可能である。第三者がそのユーザを知っている場合、画像共有ネットワークは、その第三者がその画像の撮影対象であったと決定して、その画像を修正しないことが可能である。
【0016】
図1は、本明細書で説明される少なくともいくつかの実施形態に従って構成された、ある例示的な画像管理システム100のブロック図である。この例示的な実施形態では、画像管理システム100は、画像共有ネットワーク110と、通信ネットワーク112と、モバイルデバイス120と、画像キャプチャーデバイス130とを含むことが可能である。
【0017】
一般に、通信ネットワーク112は、モバイルデバイス120と画像キャプチャーデバイス130とが画像共有ネットワーク110と通信することを可能にする、1つもしくは複数の広域ネットワーク(WAN)および/またはローカルエリアネットワーク(LAN)を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、通信ネットワーク112は、複数のWANおよび/またはLANの間の論理的接続ならびに物理的接続によって形成されたグローバルインターネットワークを含めて、インターネットを含むことが可能である。その代わりに、または加えて、通信ネットワーク112は、1つもしくは複数のセルラRFネットワーク、ならびに/あるいは1つもしくは複数の有線ネットワークおよび/または、これらに限定されないが、802.xxネットワーク、Bluetoothアクセスポイント、無線アクセスポイント、IPベースのネットワークなど、無線ネットワークを含むことが可能である。通信ネットワーク112は、あるタイプのネットワークが別のタイプのネットワークとインターフェースをとることを可能にするサーバを含むことも可能である。
【0018】
画像共有ネットワーク110は、画像共有ネットワーク110のユーザによって画像共有ネットワーク110にアップロードされた画像を記憶および共有するように構成することができる。画像共有ネットワーク110は、写真などの画像を記憶することが可能である。これらの写真は、JPEG、TIFF、Exif、RAW、PNG、GIF、BMP、WEBP、PPM、PGM、PBM、およびPNMに限定されないが、これらを含めて、様々なファイルフォーマットで記憶することが可能である。画像共有ネットワーク110は、ビデオなどの画像を記憶することも可能である。ビデオは、DVおよびMP4に限定されないが、これらを含めて、様々なファイルフォーマットで記憶することが可能である。下でより詳細に説明されるように、画像共有ネットワーク110は、中でも、画像共有ネットワーク110上で共有される画像内にキャプチャーされた第三者のプライバシーを維持するために、画像を修正するように構成することができる。
【0019】
画像共有ネットワーク110は、画像を画像キャプチャーデバイス130などの画像キャプチャーデバイスから受信することが可能である。画像キャプチャーデバイス130は、画像をキャプチャーして、通信ネットワーク112を介して画像を画像共有ネットワーク110にアップロードすることが可能である。画像キャプチャーデバイス130は、通信ネットワーク112にアップロードされた画像に関するデータを作成することも可能である。例えば、画像キャプチャーデバイス130は、その画像がキャプチャーされた位置、およびその画像がキャプチャーされた時間に限定されないが、これらを含むことが可能な、それぞれの画像に関する画像データを作成することが可能である。画像キャプチャーデバイス130は、GPS、無線ネットワーク、有線ネットワークを使用して、または画像キャプチャー当事者119から位置データを受信することによって、画像がキャプチャーされた位置を決定することが可能である。例えば、いくつかの実施形態では、画像キャプチャーデバイス130の位置は、周囲のモバイル電話基地局からの信号強度に基づいて決定することが可能である。いくつかの実施形態では、画像データを、メタデータとして画像内に埋め込んで、その画像と共に画像キャプチャーデバイス130にアップロードすることが可能である。いくつかの実施形態では、画像データは、画像から分離されてよく、その画像とは別個に画像共有ネットワーク110にアップロードすることも可能である。
【0020】
画像キャプチャーデバイス130は、デジタルカメラまたはデジタルカムコーダなど、単なる画像キャプチャーデバイスであってもよい。いくつかの実施形態では、画像キャプチャーデバイス130は、モバイル電話もしくはスマートフォンなどのモバイル通信デバイス、ゲームシステム、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ハンドヘルド電子デバイス、またはタブレットコンピュータなどに限定されないが、これらを含めて、別のデバイス内に含まれることも可能である。
【0021】
いくつかの実施形態では、画像キャプチャーデバイス130は、通信ネットワーク112を介して画像共有ネットワーク110と通信しない場合がある。画像キャプチャーデバイス130は、画像および画像データをパーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはその他の電子デバイスなど、二次的デバイス(図示せず)にダウンロードすることが可能である。二次的デバイスは、通信ネットワーク112を介して画像および画像データを画像共有ネットワーク110にアップロードすることが可能である。いくつかの実施形態では、画像キャプチャーデバイス130は、画像データを生成しない場合がある。二次的デバイスは、画像データを生成して、その画像データを画像キャプチャーデバイス130からの画像と共に画像共有ネットワーク110にアップロードすることが可能である。
【0022】
画像共有ネットワーク110は、データをモバイルデバイス120などのデバイスから受信することも可能である。モバイルデバイス120は、中でも、画像共有ネットワーク110とインターフェースをとり、デバイスデータを生成して、通信ネットワーク112を介してそのデバイスデータを画像共有ネットワーク110に送信する、1つまたは複数のアプリケーションを実行するように構成され得るデバイスデータ生成器122を含むことが可能である。デバイスデータは、モバイルデバイス120の位置、およびモバイルデバイス120がその位置にある時間を含むことが可能であるが、これらに限定されない。例えば、デバイスデータは、モバイルデバイス120がある時間にある経度および緯度にあることを示すことができる。
【0023】
いくつかの実施形態では、デバイスデータ生成器122は、GPSを使用して、モバイルデバイス120の位置を決定することが可能である。その代わりに、または加えて、デバイスデータ生成器122は、1つもしくは複数の無線ネットワークまたは有線ネットワークを使用して、あるいはその位置を決定するための任意のその他の手段を使用して、モバイルデバイス120の位置を決定することが可能である。例えば、いくつかの実施形態では、モバイル通信ネットワークの周辺基地局からの信号強度に基づいて、デバイス120の位置を決定することが可能である。さらに、いくつかの実施形態では、デバイスデータ生成器122は、モバイルデバイス120が新しい位置に移動したことをデバイスデータ生成器122が決定するたびに、画像共有ネットワーク110に送信するために、追加のデバイスデータを生成することが可能である。その代わりに、または加えて、デバイスデータ生成器122は、設定された1つもしくは複数の時間間隔、例えば、1分ごと、2分ごと、5分ごと、またはその他の時間間隔で追加のデバイスデータを周期的に生成することが可能である。その代わりに、または加えて、デバイスデータ生成器122は、モバイルデバイス120の位置を監視して、モバイルデバイス120が直前に報告された位置から所定の距離を移動した後で、追加のデバイスデータを生成することが可能である。
【0024】
いくつかの実施形態では、デバイスデータ生成器122は、デバイス情報をリアルタイムで送信することが可能である。その代わりに、または加えて、デバイスデータ生成器122は、デバイス情報を記憶して、毎時間、2時間ごと、12時間ごと、または一日一度など、より低い頻度でそのデバイス情報を送信することが可能である。いくつかの実施形態では、デバイスデータ生成器122は、デバイスデータを画像共有ネットワーク110に自動的に送信することが可能である。その代わりに、または加えて、デバイスデータ生成器122は、モバイルデバイス120の所有者である第三者118の要求により、デバイスデータを画像共有ネットワーク110に送信することが可能である。
【0025】
モバイルデバイス120は、位置データおよび時間のデータを生成することが可能な任意の電子デバイスであってよい。例えば、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス120は、その位置を決定することができるモバイル電話もしくはスマートフォン、タブレット、GPSナビゲーションシステムデバイス、ゲームシステム、メディアプレイヤ、またはその他の電子デバイスなど、モバイル通信デバイスを含むことが可能であるが、これに限定されない。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス120は、通信ネットワーク112を介して画像共有ネットワーク110と通信しない場合がある。例えば、デバイスデータ生成器122は、デバイスデータを生成して、そのデバイスデータを画像共有ネットワーク110にアップロードできるパーソナルコンピュータ、ラップトップ、モバイル通信デバイス、タブレット、またはその他の電子デバイスなど、二次的デバイス(図示せず)にそのデバイスデータをダウンロードすることが可能である。
【0026】
モバイルデバイス120から受信されたデバイスデータは、画像共有ネットワーク110が、モバイルデバイス120の第三者118所有者の現在の位置および過去の位置、ならびに第三者118がそれらの位置にいた時間を決定することを可能にする。下でより詳細に説明されるように、モバイルデバイス120から受信されたデバイスデータと、画像キャプチャーデバイス130から受信された画像データとを使用して、画像共有ネットワーク110は、第三者118が、画像キャプチャーデバイス130を使用して画像キャプチャー当事者119によって撮影された画像内にキャプチャーされた確率を決定することが可能である。この決定に基づいて、いくつかの実施形態では、画像共有ネットワーク110は、第三者118の画像が画像共有ネットワーク110によって公に表示されることを防止するために、その画像を修正することが可能である。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス120の所有者である第三者118は、デバイスデータが生成されないように、または画像共有ネットワーク110に送信されないように、デバイスデータ生成器122をオフにすることができる。デバイスデータが生成されない場合、画像共有ネットワーク110は、第三者118の画像が画像共有ネットワーク110によって公に表示されることを防止しなくてよい。
【0027】
図2は、本明細書で説明される少なくともいくつかの実施形態に従って構成された、
図1に示された画像管理システム100内の画像共有ネットワーク110のコンポーネントを例示するブロック図である。例示されるように、画像共有ネットワーク110は、デバイスデータ解析器212と、解析データ記憶装置214と、画像記憶装置220と、画像解析器222と、解析画像データ記憶装置224と、データ相関器230と、計算ユニット232と、画像修正器234とを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、解析データ記憶装置214、画像記憶装置220、および解析画像データ記憶装置224は、それぞれ、一時的でないコンピュータ可読記憶媒体を含むことが可能であり、かつ/または、それぞれ、同じ一時的でないコンピュータ可読記憶媒体内もしくは異なる一時的でないコンピュータ可読記憶媒体内の論理パーティションを表すことが可能である。デバイスデータ解析器212、画像解析器222、データ相関器230、計算ユニット232、および画像修正器234のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの両方の組合せの形で実施することが可能である。その代わりに、または加えて、画像共有ネットワーク110は様々な個別のコンポーネントを有するとして例示されるが、様々なコンポーネントは、所望される実装形態によって、追加のコンポーネントに分割されてよく、組み合わされて、より少ないコンポーネントを形成してよく、または除去されてもよい。
【0028】
デバイスデータ解析器212は、モバイルデバイス120のデバイスデータ生成器122からデバイスデータを受信するように構成することができる。デバイスデータ解析器212は、その代わりに、または加えて、デバイスデータを使用して、モバイルデバイス120の移動経路を計算するように構成することも可能である。いくつかの実施形態では、画像共有ネットワーク110によって受信されたデバイスデータは、異なる時間間隔でモバイルデバイス120の位置を表すことが可能である。例えば、デバイスデータは、時間Aのモバイルデバイス120の位置、および時間Bのモバイルデバイス120の位置を含むことが可能であるが、時間AとBの間の期間中のモバイルデバイス120の位置を含まない可能性がある。例えば、モバイルデバイス120が移動しており、デバイスデータ生成器122が毎分デバイスデータを生成している場合、デバイスデータ内の位置データ点間のモバイルデバイス120の位置は、そのデバイスデータ内に含まれない可能性がある。少なくともこれらの事例において、デバイスデータ解析器212は、モバイルデバイス120によって提供されたデバイスデータに基づいて、1つまたは複数の時間枠においてモバイルデバイス120の位置を補間することが可能である。
【0029】
いくつかの実施形態では、デバイスデータ解析器212は、道路情報を使用して、1つまたは複数の時間枠においてデバイスの位置を補間することが可能である。デバイスデータ解析器212は、地理情報システムの道路情報を含めて、1つまたは複数のソースから道路情報を取得することが可能である。デバイスデータ解析器212は、デバイスデータからの2つの位置をリンクさせるために、道路の最近かつ最短の組合せを検索することができる。この情報を使用して、デバイスデータ解析器212は、モバイルデバイス120によって提供されたデータ点間の時間枠におけるモバイルデバイス120の位置を補間することが可能である。例えば、モバイルデバイス120がT秒ごとにデバイスデータを生成し、時間Aにおいて地点Dにおり、時間Cにおいて地点Fにいた場合、デバイスデータ解析器212は、時間Aの後、かつ時間Cの前に発生した時間Bにおいて、モバイルデバイス120が地点DとFの間の地点Eに位置し得ると、補間することが可能である。
【0030】
いくつかの実施形態では、デバイスデータ解析器212は、デバイス位置セルを作成するためにグリッドパターンを使用して地球を分割して、デバイスデータ点および補間デバイスデータ点をその適切なデバイスセル内に配置することも可能である。このデータ構造では、それぞれのデバイス位置セルは、現実世界の特定の領域に対応し得る。これにより、モバイルデバイス120を、モバイルデバイス120が横断する位置を含むデバイス位置セルと関連付けることが可能である。デバイス位置セルは、経度および緯度、地理的境界、通り、都市の境界、またはその他の要因のうちの1つもしくは複数に基づいて決定することが可能である。さらに、デバイス位置セルのサイズは、多様であってよく、所望される分解能、メモリ制約、処理電力、およびその他の要因に限定されないが、これらなど、1つまたは複数の要因に依存し得る。モバイルデバイス120から受信されたデバイスデータ、および任意の補間デバイスデータは、後で使用するために、解析データ記憶装置214内に記憶することが可能である。デバイスデータおよび補間デバイスデータは、いくつかの実施形態では、その関連するデバイス位置セルに従って記憶することが可能である。
【0031】
画像共有ネットワーク110は、画像キャプチャーデバイス130から画像を受信して、それらの画像を画像記憶装置220内に記憶するように構成することもできる。画像共有ネットワーク110は、画像キャプチャーデバイス130から画像データを受信するように構成することもできる。上記のように、いくつかの実施形態では、画像データは、画像の一部として埋め込まれてもよい。これらの実施形態およびその他の実施形態では、これらの画像は、画像から画像データを抽出するために、画像解析器222に送信することが可能である。いくつかの実施形態では、画像が画像記憶装置220内に記憶される前に、それらの画像は画像解析器222によって解析される。いくつかの実施形態では、これらの画像は、画像記憶装置220内に記憶されて、画像データを抽出するために、後で画像解析器222によってアクセスされて、解析される。
【0032】
画像から抽出されようと、または画像キャプチャーデバイス130から独立して受信されようと、画像データを解析することが可能である。いくつかの実施形態では、画像解析器222は、画像位置セルを作成するために、グリッドパターンを使用して地球を分割して、その画像データ内の位置データに基づいて、その画像を特定の画像位置セル内に配置することが可能である。このデータ構造では、それぞれの画像位置セルは、現実世界の特定の領域に対応し得る。これにより、画像を、その画像がキャプチャーされた位置を含む画像位置セルと関連付けることが可能である。例えば、いくつかの実施形態では、画像位置セルは、4都市ブロックであってよい。画像がそれらの4都市ブロック内でキャプチャーされた場合、その画像をその画像位置セルとリンクさせることが可能である。画像位置セルは、経度および緯度、地理的境界、通り、都市の境界、またはその他の要因のうちの1つもしくは複数に基づいて決定することが可能である。さらに、画像位置セルのサイズは、多様であってよく、所望される分解能、メモリ制約、処理電力、およびその他の要因に限定されないが、これらなど、1つまたは複数の要因に依存し得る。いくつかの実施形態では、画像位置セルは、デバイスデータを解析するために、サイズの点でデバイスデータ解析器212によって使用される位置セルに類似し得る。
【0033】
解析画像データ記憶装置224は、画像位置と画像時間とを含めて、画像データを記憶することが可能である。いくつかの実施形態では、画像データは、画像データに関連する画像位置セルに従って、解析画像データ記憶装置224内に記憶することが可能である。
【0034】
データ相関器230は、画像が、モバイルデバイス120がある位置にいるおおよその時間に同じ位置でキャプチャーされた事実を決定するために、デバイスデータを画像データと比較することによって、解析データ記憶装置214内に記憶されたデバイスデータを解析画像データ記憶装置224内に記憶された画像データと相関させるように構成することができる。データ相関器230は、任意の知られているアルゴリズムを使用して、デバイスデータを画像データと相関させることが可能である。画像データが画像位置セルに関連するいくつかの実施形態では、データ相関器230は、デバイスデータを画像データと相関させるために、モバイルデバイス120が画像位置セルを横断したかどうか、または画像位置セル内にあったかどうか、およびモバイルデバイス120が画像位置セルを横断したおおよその時間または画像位置セル内にあったおおよその時間を決定することが可能である。画像データが画像位置セルに関連し、デバイスデータがデバイス位置セルに関連するいくつかの実施形態では、データ相関器230は、モバイルデバイス120が横断したデバイス位置セルがその画像に関連する画像位置セルと同じであるかどうか、または当該画像位置セルに近いかどうかを決定することが可能である。デバイス位置セルと画像位置セルとが一致する場合、重複する場合、または近い関係にある場合、データ相関器230は、デバイスデータと画像データとの間の相関を決定するために、デバイス位置セルに関連する時間データと画像位置セルに関連する時間データとが一致するか、重複するか、または近い関係にあるかどうかを決定することが可能である。
【0035】
いくつかの実施形態では、デバイスデータおよび画像データの時間データと位置データとが対応する場合、データ相関器230は、画像キャプチャー当事者119がモバイルデバイス120の所有者である第三者118に知られているかどうかを決定することが可能である。データ相関器230が、画像キャプチャー当事者119が第三者118に知られていることを決定した場合、データ相関器230は、第三者118が画像キャプチャー当事者119によってキャプチャーされた任意の画像を承認したと決定することが可能である。結果として、画像共有ネットワーク110は、その画像を修正しなくてよい。
【0036】
データ相関器230は、その画像に関連する名前情報を、第三者118に関連する人々のリストと比較することによって、画像キャプチャー当事者119が第三者118に知られているかどうかを決定することが可能である。例えば、いくつかの実施形態では、画像共有ネットワーク110は、アップロードされた画像をその画像をアップロードした画像キャプチャー当事者119の名前と関連付けることが可能である。第三者118が仲間のリストを画像共有ネットワーク110に提供してもよい。データ相関器230は、第三者118が画像キャプチャー当事者119を知っているかどうかを決定するために、その仲間のリストと、関連付けた名前とを使用することが可能である。いくつかの実施形態では、第三者118は、第三者118が参加しているソーシャルネットワークに対するアクセスを画像共有ネットワーク110に付与することが可能であり、画像共有ネットワーク110は、第三者118のソーシャルネットワークの人間関係に基づいて、仲間のリストを生成することが可能である。
【0037】
デバイスデータと画像データとの間に相関が存在する場合、データ相関器230は、画像データとデバイスデータとを計算ユニット232に引き渡すように構成することができる。計算ユニット232は、第三者118が画像データに関連する画像内にキャプチャーされた確率を計算するように構成することができる。計算ユニット232は、デバイスデータと画像データとの間の相関の強さ、その画像がキャプチャーされた地域、およびその他の要因に限定されないが、それらなど、1つまたは複数の要因に基づいて、その確率を計算することが可能である。この確率が所定のしきい値を超える場合、計算ユニット232は、その画像が第三者118に関するプライバシーの問題を呈する可能性があることを示すように構成することができる。
【0038】
いくつかの実施形態では、所定のしきい値は、画像共有ネットワーク110によって決定されてよい。その代わりに、または加えて、第三者118は、第三者118のプライバシー要望に従って、所定のしきい値を決定することが可能である。その代わりに、または加えて、画像キャプチャー当事者119は、画像キャプチャー当事者の119プライバシー要望に従って、所定のしきい値を決定することが可能である。いくつかの実施形態では、第三者118および/または画像キャプチャー当事者119は、通信回線250によって所定のプライバシーしきい値を送信するために、データ相関器230と通信することが可能である。2名以上の当事者が所定のしきい値を設定した場合、画像共有ネットワーク110は、最低値、最高値、平均値、中央値、またはそれらのいくつかのその他の変形を使用することが可能である。
【0039】
画像修正器234は、第三者がその画像データに関連する画像によってキャプチャーされた確率が所定のしきい値を超えた場合、その画像を修正するように構成することができる。いくつかの実施形態では、画像を修正する前に、画像修正器234は、その画像が第三者をキャプチャーした可能性があるという通知を画像キャプチャー当事者119に送信することが可能である。この通知は、画像キャプチャーデバイス130を介して、もしくは画像キャプチャー当事者119に関連するいくつかのその他の電子デバイスを介して、画像キャプチャー当事者119に、および/または電子デールアドレス、電話番号、もしくは画像キャプチャー当事者119に関連するその他のアドレスに送信することが可能である。この通知は、第三者がその画像によってキャプチャーされた可能性があることを画像キャプチャー当事者119が理解していることを表明するように、画像キャプチャー当事者119に要求することが可能であり、その画像を共有しないように画像キャプチャー当事者119に要求することが可能である。いくつかの実施形態では、画像修正器234は、その画像を修正し、次いで、その画像が第三者の画像をキャプチャーした可能性があるため、その画像が修正されたという通知を画像キャプチャー当事者119に送信することが可能である。
【0040】
いくつかの実施形態では、画像修正器234は、画像記憶装置270内の画像にアクセスして、その画像内の顔のすべてまたはいくつかを不明瞭にすることによってその画像を修正するように構成することができる。いくつかの実施形態では、その画像の顔は、モザイク処理を実行することによって不明瞭にすることができる。いくつかの実施形態では、画像修正器234は、画像記憶装置270内の画像にアクセスして、その画像の公の表示を防止するために、その画像内の顔を除去することによって、またはその画像をプライベートとしてラベリングすることによって、その画像を修正することが可能である。
【0041】
いくつかの実施形態では、画像修正器234は、第三者118の顔を不明瞭にするかまたは除去することだけが可能である。第三者118は、通信回線250によって第三者118の顔の画像を画像修正器234に提出することが可能である。画像修正器234は、第三者118によって提出された画像に基づいて、その画像内の第三者118の顔を識別して、第三者118の顔だけを不明瞭にするかまたは除去することが可能である。
【0042】
いくつかの実施形態では、画像が修正される様式は、その画像が第三者をキャプチャーした確率に依存し得る。例えば、いくつかの実施形態では、確率がより低い画像は、その画像の顔を不明瞭にすることによって修正可能であり、確率がより高い画像は、その画像をプライベートとしてマーキングして、その画像が共有されることを防止することによって修正可能である。いくつかの実施形態では、画像修正器234は、公に示すことが可能な画像の写しを修正することが可能である。元の画像は、未修正かつプライベートな状態で維持可能である。
【0043】
いくつかの実施形態では、画像共有ネットワーク110の様々なコンポーネントは、別のネットワーク上に配置されてよく、または別のデバイスと結合されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、画像記憶装置220は、画像共有ネットワーク110と通信する別のネットワークの一部であってよい。画像キャプチャーデバイス130は、画像および画像データを画像共有ネットワーク110内の画像解析器222に送信することが可能である。画像解析器222は、その画像を解析して、その画像を他のネットワーク上の画像記憶装置220に送信することが可能である。いくつかの実施形態では、画像キャプチャーデバイス130は、画像を他のネットワーク上の画像記憶装置220に直接送信して、解析のために、画像データを画像解析器222に送信することが可能である。別のネットワーク上の画像記憶装置220を有することは、画像共有サービスが画像共有を処理するリソースおよび第三者のプライバシー保守を処理するリソースを分割すること可能にできる。
【0044】
別の例として、いくつかの実施形態では、画像キャプチャーデバイス130は、画像を維持して、画像データだけを画像解析器222に送信することが可能である。画像共有ネットワーク110がその画像が修正される必要があることを決定した場合、画像修正器234は、その画像を適切に修正するための要求を画像キャプチャーデバイス130に送信することが可能である。別の例として、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス120は、デバイスデータ解析器212と解析データ記憶装置214とを含むことが可能である。モバイルデバイス120は、デバイスデータを画像データと相関させるために、解析データをデータ相関器230に直接的に送信することが可能である。
【0045】
別の例として、いくつかの実施形態では、画像共有ネットワーク110は、画像記憶装置220、データ相関器230、計算ユニット232、および画像修正器234だけを含むことが可能である。モバイルデバイス120は、デバイスデータ生成器122と、デバイスデータ解析器212と、解析データ記憶装置214とを含むことが可能である。画像キャプチャーデバイス130は、画像解析器222と解析画像データ記憶装置224とを含むことが可能である。画像共有ネットワーク110は、解析された画像データとデバイスデータとをそれぞれ画像キャプチャーデバイス130ならびモバイルデバイス120から受信して、その画像データとデバイスデータとを相関させて、必要に応じて、その画像を適切に修正することが可能である。
【0046】
いくつかの実施形態では、デバイスデータ生成器122によって生成されたデバイスデータ、および画像データは解析されなくてよい。未加工のデバイスデータおよび画像データは、画像共有ネットワーク110によって受信されて、データ相関器230によって相関される。これらの実施形態およびその他の実施形態では、画像共有ネットワーク110は、デバイスデータ解析器212または画像解析器222を含まなくてもよい。当業者は、開示される実施形態の本質から逸脱せずに、
図1および2に関して上で説明されたコンポーネントの様々なその他の構成および組合せが存在する可能性がある点を理解されよう。
【0047】
図3は、本明細書で開示される少なくともいくつかの実施形態に従って構成された、
図1および2の画像管理システム100内で実施され得る方法300の1つの例示的な流れ図を示す。方法300は、ブロック302および/または304のうちの1つもしくは複数によって例示される様々な動作、機能、あるいは活動を含む。方法300は、ブロック302から開始することができる。
【0048】
ブロック302において、画像キャプチャーデバイス、例えば、
図1および2に例示される画像キャプチャーデバイス130は、画像をキャプチャーすることが可能である。画像キャプチャーデバイスは、画像がどこでキャプチャーされたかを示す位置データ、画像がいつキャプチャーされたかを示す時間データ、およびその画像キャプチャーデバイスを所有もしくは操作する当事者、またはそうでない場合、その画像キャプチャーデバイスに関連する当事者を示す画像データを含むことが可能であるが、これらに限定されない画像データを生成することも可能である。いくつかの実施形態では、画像データは、その画像キャプチャーデバイスを所有もしくは操作する当事者、またはそうでない場合、その画像キャプチャーデバイスに関連する当事者によって入力可能である。いくつかの実施形態では、画像データは、画像から分離されてよく、または画像内に埋め込まれることも可能である。ブロック302の後にブロック304が続いてよい。
【0049】
ブロック304において、画像キャプチャーデバイスは、画像データを
図1および2に例示された画像共有ネットワーク110など、画像共有ネットワークに送信することが可能である。いくつかの実施形態では、画像キャプチャーデバイスは、画像を画像共有ネットワークに送信することも可能である。
【0050】
当業者は、本明細書で開示されるこのプロセスおよび方法ならびにその他のプロセスおよび方法に関して、これらのプロセスおよび方法において実行される機能は、異なる順序で実施されてよい。さらに、概説されたステップおよび動作は、例としてだけ提供され、開示される実施形態の本質から逸脱せずに、これらのステップおよび動作のうちのいくつかは、オプションであってよく、組み合わされて、より少ないステップおよび動作を形成してよく、または追加のステップおよび動作に拡大されてもよい。
【0051】
図4は、本明細書で説明される少なくともいくつかの実施形態に従って構成された、
図1および2の画像管理システム100内で実施され得る方法400の1つの例示的な流れ図を示す。方法400は、ブロック402および/またはブロック404のうちの1つもしくは複数によって例示されるような様々な動作、機能、または活動を含む。方法400は、ブロック402から開始することができる。
【0052】
ブロック402において、モバイルデバイスは、そのモバイルデバイスに関するデバイスデータを生成することが可能である。モバイルデバイスは、例えば、
図1および2で例示されたモバイルデバイス120を含むことが可能である。デバイスデータは、そのデバイスの現在の位置および/または過去の位置を示すことができる位置データ、ならびにそのデバイスがいつそれらの位置にあったかを示すことができる時間データを含むことが可能であるが、これらに限定されない。ブロック402の後にブロック404が続いてよい。
【0053】
ブロック404において、モバイルデバイスは、デバイスデータを
図1および2に例示された画像共有ネットワーク110などの画像共有ネットワークに送信することが可能である。
【0054】
図5は、本明細書で説明される少なくともいくつかの実施形態に従って構成された、
図1および2の画像管理システム100内で実施され得る方法500の1つの例示的な流れ図を示す。方法500は、ブロック502、504、506、508、および/または510のうちの1つもしくは複数によって例示されるような様々な動作、機能、または活動を含むことが可能である。方法500は、ブロック502から開始することができる。
【0055】
ブロック502において、画像共有ネットワークは、通信ネットワークを介して画像データを画像キャプチャーデバイスから受信することが可能である。画像キャプチャーデバイスは、例えば、
図1および2の画像キャプチャーデバイス130を含むことが可能である。画像データは、画像がキャプチャーされた位置を示すことができる画像位置データを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、画像は写真であってよい。いくつかの実施形態では、画像は、ビデオからの画像であってよい。いくつかの実施形態では、画像データは、その画像がいつキャプチャーされたかを示す時間データを含むことが可能である。ブロック502の後にブロック504が続いてよい。
【0056】
ブロック504において、画像共有ネットワークは、通信ネットワークを介して画像キャプチャーデバイスと別個のモバイルデバイスからデバイスデータを受信することが可能である。モバイルデバイスは、例えば、
図1および2のモバイルデバイス120であってよく、かつ/または
図1および2の第三者118など、第三者に関連付けられてよく、もしくは第三者によって所有されてもよい。デバイスデータは、モバイルデバイスの現在の位置および/または過去の位置を示すことができるデバイス位置データを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、デバイスデータは、モバイルデバイスがいつデバイス位置データ内の位置にあったかを示すことができる時間データを含むことも可能である。ブロック504の後にブロック506が続いてよい。
【0057】
ブロック506において、画像データとデバイスデータとを相関させることが可能である。画像データおよびデバイスデータは、その画像が、そのデバイスが位置していたおおよその位置でキャプチャーされたかどうかを決定するために、デバイス位置データを画像位置データと比較することによって相関されることが可能である。いくつかの実施形態では、その画像が、そのデバイスがある位置にいたおおよその時間に同じ位置内でキャプチャーされたかどうかを決定するために、デバイス時間データを画像時間データと比較することによって、画像データおよびデバイスデータをさらに相関させることが可能である。画像データをデバイスデータと相関させるために、様々なアルゴリズムを使用することが可能である。ブロック506の後にブロック508が続いてよい。
【0058】
ブロック508において、デバイスのユーザが画像キャプチャーデバイスによってキャプチャーされ得る画像内に出現する確率は、デバイスデータを画像データと相関させることに基づいて計算可能である。ブロック508の後にブロック510が続いてよい。
【0059】
ブロック510において、モバイルデバイスのユーザがその画像内に出現する確率がしきい値を超える場合、その画像を修正することが可能である。このしきい値は、画像共有ネットワーク、モバイルデバイスの所有者、モバイルデバイスのユーザ、その画像の画像共有ネットワークへの提出者、またはそれらのいくつかの組合せによって事前に決定することができる。いくつかの実施形態では、画像共有サービスからその画像を除去することによって画像を修正することが可能である。その代わりに、または加えて、画像内の人物の顔を除去するかまたは不明瞭にすることによって、画像を修正することが可能である。その代わりに、または加えて、画像をその画像共有サービス内でプライベートに維持することによって、画像を修正することも可能である。
【0060】
図5で概説されたステップおよび動作は、例としてだけ提供され、これらのステップおよび動作のうちのいくつかは、オプションであってよく、組み合わされてより少なくステップおよび動作を形成してよく、または追加のステップおよび動作に拡張されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ブロック508によって表されたような、画像内にユーザが出現する確率を計算する動作は省略されてもよい。あるいは、いくつかの実施形態では、ブロック510によって表されたような、画像を修正する動作が省略されてもよい。
【0061】
その代わりに、または加えて、方法500は、モバイルデバイスのユーザが画像の撮影対象である場合を決定することをさらに含むことが可能である。この決定を行うことは、画像の提出者、およびその画像の提出者がそのモバイルデバイスのユーザに知られているかどうかを決定することを含むことも可能である。そのモバイルデバイスのユーザが画像の撮影対象である場合、その画像はそのモバイルデバイスのユーザのプライバシーを保護するために修正されなくてよい。この状況は、そのモバイルデバイスのユーザの友人または仲間がそのモバイルデバイスのユーザの承認を得て、そのモバイルデバイスのユーザの画像をキャプチャーするときに発生し得る。いくつかの実施形態では、画像の提出者がそのモバイルデバイスのユーザに知られているかどうかを決定することは、そのモバイルデバイスのユーザとその画像の提出者とがソーシャルメディアを介してネットワークで繋がっているかどうかを決定することを含むことが可能である。
【0062】
いくつかの実施形態では、画像共有ネットワークは、断続的にデバイスデータを受信することが可能である。いくつかの実施形態では、デバイスデータは、断続的なデバイス位置だけを提供することが可能である。結果として、断続的な位置データ間の時間間隔の間のデバイスのおおよその位置は、デバイスデータから利用可能でない場合がある。それに応じて、モバイルデバイスの位置をモバイルデバイスから受信されたデバイス位置データに基づいて補間することが可能である。モバイルデバイスの位置を補間することは、デバイスデータによって提供されたモバイルデバイスの2つの位置の間の経路を補間することを含むことが可能である。この経路は、道路情報またはその他の情報を使用することによって補間することができる。
【0063】
方法500の一例は以下のとおりである。ある人物は、その人物がその画像の撮影対象でないとき、自分の画像を公の画像共有サービス上に見出される画像内に表示させないことによって自らのプライバシーを保護することを望む場合がある。自らのプライバシーを保護するために、その人物は、自らの位置データを画像共有ネットワークに提供することが可能である。スマートフォンなど、その人物によって運ばれるモバイルデバイスは、その人物の位置を画像共有サービスに提供することが可能である。画像共有サービスは、その人物の位置データを記憶することが可能である。
【0064】
画像共有ネットワークは、画像共有サービスのユーザによって撮影された画像を受信することも可能である。これらの画像は、その画像が撮影された場所、およびその画像が撮影されたときなどの、画像データを含むことが可能である。画像共有ネットワークは、画像データを記憶して、その人物が位置した場所において画像がキャプチャーされたかどうかを決定するために、画像データをその人物のモバイルデバイスからのデータと比較することが可能である。その人物が位置した場所でその画像が撮影された場合、その人物は、その画像内にキャプチャーされている可能性がある。画像共有ネットワークは、その人物がその画像内にキャプチャーされた確率が所定のしきい値を超えるかどうかを決定して、その画像を修正することが可能である。その人物のプライバシーが保護されるように、画像内のその人物の顔を不明瞭にすることによって、画像を修正することが可能である。
【0065】
図6は、本明細書で説明された少なくともいくつかの実施形態に従って、キャプチャーされた画像を管理するように構成された1つの例示的なコンピューティングデバイス600を示すブロック図である。コンピューティングデバイス600は、モバイルデバイス120、および/もしくは画像キャプチャーデバイス130のうちのいずれか1つを含むことが可能であり、かつ/あるいは、例えば、
図1もしくは2、または両方のデバイスデータ解析器212、画像解析器222、データ相関器230、計算ユニット232、または画像修正器234のうちのいずれか1つもしくは複数を含むことが可能である。非常に基本的な構成602では、コンピューティングデバイス600は、通常、1つまたは複数のプロセッサ604およびシステムメモリ606を含む。メモリバス608は、プロセッサ604とシステムメモリ606との間で通信するために使用可能である。
【0066】
所望される構成に応じて、プロセッサ604は、マイクロプロセッサ(μP)、マイクロコントローラ(μC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、またはそれらの任意の組合せを含むが、これらに限定されない任意のタイプのものであってよい。プロセッサ604は、レベル1キャッシュ610およびレベル2キャッシュ612など、1つまたは複数のレベルのキャッシュと、プロセッサコア614と、レジスタ616とを含むことが可能である。例示的なプロセッサコア614は、論理演算装置(ALU)、浮動小数点演算装置(FPU)、デジタル信号処理コア(DSPコア)、またはそれらの任意の組合せを含むことが可能である。例示的なメモリコントローラ618は、プロセッサ604と共に使用することも可能であり、またはいくつかの実装形態では、メモリコントローラ618は、プロセッサ604の内部部品であってよい。
【0067】
所望される構成に応じて、システムメモリ606は、(RAMなど)揮発性メモリ、(ROM、フラッシュメモリなど)不揮発性メモリ、またはそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない任意のタイプのものであってよい。システムメモリ606は、オペレーティングシステム(OS)620と、1つまたは複数のアプリケーション622と、プログラムデータ624とを含むことが可能である。アプリケーション622は、本明細書で説明されるように画像データとデバイスデータを相関させるように構成された相関アルゴリズムなど、決定アプリケーション626、または
図3、4、および5の方法300、400、ならびに500に関して説明されたアルゴリズムを含めて、その他のアルゴリズムを含むことが可能である。アプリケーション622は、例えば、
図2のデータ相関器230に対応し得る。プログラムデータ624は、デバイスデータなど、本明細書で説明されたように、デバイスのユーザが画像内にキャプチャーされた確率を計算するために有用であり得る決定データ628を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、アプリケーション622は、
図5の方法500において説明されたような画像共有ネットワークを管理する実装形態が本明細書で説明されるよう提供できるように、OS620上でプログラムデータ624と共に動作するように構成することができる。この説明された構成602は、
図6において、内部破線内のコンポーネントによって例示される。
【0068】
コンピューティングデバイス600は、基本構成602と任意の必要とされるデバイスおよびインターフェースとの間の通信を円滑にするために、追加の特徴または機能性、ならびに追加のインターフェースを有することが可能である。例えば、記憶インターフェースバス634を経由して基本構成602と1つまたは複数のデータ記憶装置632との間の通信を円滑にするためにバス/インターフェースコントローラ630を使用することが可能である。データ記憶装置632は、取外し可能記憶装置636、取外し不可能記憶装置638、またはそれらの組合せであって良い。取外し可能記憶装置および取外し不可能記憶装置の例は、ほんのいくつかの例を挙げれば、フレキシブルディスクドライブおよびハードディスクドライブ(HDD)などの磁気ディスク装置、コンパクトディスク(CD)ドライブまたはデジタル多用途ディスク(DVD)ディスクなどの光ディスクドライブ、固体ドライブ(SSD)、およびテープドライブを含む。例示的なコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータなど、情報を記憶するための任意の方法または技術の形で実施される揮発性媒体および不揮発性媒体、取外し可能媒体および取外し不可能媒体を含むことが可能である。
【0069】
システムメモリ606、取外し可能記憶装置636、および取外し不可能記憶装置638は、コンピュータ記憶媒体の例である。コンピュータ記憶媒体は、所望される情報を記憶するために使用可能であり、コンピューティングデバイス600によってアクセス可能なRAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリもしくはその他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくはその他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、義気ディスク記憶装置もしくはその他の磁気記憶装置、または任意のその他の媒体を含むが、これらに限定されない。任意のそのようなコンピュータ記憶媒体は、コンピューティングデバイス600の一部であってよい。
【0070】
コンピューティングデバイス600は、バス/インターフェースコントローラ630を経由して様々なインターフェースドライブ(例えば、出力デバイス642、周辺インターフェース644、および通信デバイス646)から基本構成602に対する通信を円滑にするためのインターフェースバス640を含むことも可能である。例示的な出力デバイス642は、1つまたは複数のA/Vポート652を経由して、ディスプレイまたはスピーカなど、様々な外部デバイスと通信するように構成され得るグラフィックス処理ユニット648および音声処理ユニット650を含む。例示的な周辺インターフェース644は、1つもしくは複数のI/Oポート658を経由して入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置など)またはその他の周辺デバイス(例えば、プリンタ、スキャナなど)など、外部デバイスと通信するように構成され得るシリアルインターフェースコントローラ654またはパラレルインターフェースコントローラ656を含む。例示的な通信デバイス646は、1つまたは複数の通信ポート664を経由してネットワーク通信リンクを介して1つまたは複数の他のコンピューティングデバイス662との通信を円滑にするように構成され得るネットワークコントローラ660を含む。
【0071】
ネットワーク通信リンクは、通信媒体の一例であり得る。通信媒体は、通常、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波もしくはその他の移送機構など、変調データ信号内のその他のデータによって実施可能であり、任意の情報配信媒体を含むことが可能である。「変調データ信号」は、その特性セットのうちの1つもしくは複数を有する信号、または信号内の情報を符号化するように変更された信号であってよい。限定ではなく、例として、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接配線接続など、有線媒体と、音響媒体、無線周波数(RF)媒体、マイクロ波媒体、赤外線(IR)媒体、およびその他の無線媒体など、無線媒体とを含むことが可能である。本明細書で使用される場合、コンピュータ可読媒体という用語は、記憶媒体と通信媒体の両方を含むことが可能である。
【0072】
コンピューティングデバイス600は、上記の機能のいずれかを含むセルフォン、携帯情報端末(PDA)、パーソナルメディアプレイヤデバイス、無線ウェブウォッチデバイス、パーソナルヘッドセットデバイス、特定用途向けデバイス、またはハイブリッドデバイスなど、スモールフォームファクタ(small−form factor)携帯(すなわち、モバイル)電子デバイスの一部として実施可能である。コンピューティングデバイス600は、ラップトップコンピュータ構成と非ラップトップコンピュータ構成の両方を含めて、パーソナルコンピュータとして実施することも可能である。
【0073】
本開示は、様々な態様の例示として意図される、本明細書で説明された特定の実施形態の点で限定されるべきではない。当業者に明らかになるように、その趣旨および範囲から逸脱せずに、多くの修正および改変を行うことが可能である。本明細書に列挙された方法および装置に加えて、本開示の範囲内の機能的に均等な方法および装置は、前述の説明から当業者に明らかになるであろう。そのような修正および改変は、添付の請求項の範囲に包含されることが意図される。本開示は、そのような請求項が権利を得る均等物の完全範囲と共に、添付の請求項の点でだけ限定されるべきである。本開示は、当然、変化し得る特定の方法、試薬、化合物構成または生体系に限定されない点を理解されたい。本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためだけであり、限定的であることが意図されない点も理解されたい。
【0074】
本明細書における実質的にすべての複数形および/または単数形の用語の使用に対して、当業者は、状況および/または用途に適切なように、複数形から単数形に、および/または単数形から複数形に変換することができる。様々な単数形/複数形の置き換えは、理解しやすいように、本明細書で明確に説明することができる。
【0075】
通常、本明細書において、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本体部)において使用される用語は、全体を通じて「オープンな(open)」用語として意図されていることが、当業者には理解されよう(例えば、用語「含む(including)」は、「含むがそれに限定されない(including but not limited to)」と解釈されるべきであり、用語「有する(having)」は、「少なくとも有する(having at least)」と解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は、「含むがそれに限定されない(includes but is not limited to)」と解釈されるべきである、など)。導入される請求項で具体的な数の記載が意図される場合、そのような意図は、当該請求項において明示的に記載されることになり、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者にはさらに理解されよう。例えば、理解の一助として、添付の特許請求の範囲は、導入句「少なくとも1つの(at least one)」および「1つまたは複数の(one or more)」を使用して請求項の記載を導くことを含む場合がある。しかし、そのような句の使用は、同一の請求項が、導入句「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」および「a」または「an」などの不定冠詞を含む場合であっても、不定冠詞「a」または「an」による請求項の記載の導入が、そのように導入される請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、単に1つのそのような記載を含む実施形態に限定する、ということを示唆していると解釈されるべきではない(例えば、「a」および/または「an」は、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)。同じことが、請求項の記載を導入するのに使用される定冠詞の使用にも当てはまる。また、導入される請求項の記載で具体的な数が明示的に記載されている場合でも、そのような記載は、少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきであることが、当業者には理解されよう(例えば、他の修飾語なしでの「2つの記載(two recitations)」の単なる記載は、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)。さらに、「A、BおよびC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B、およびCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。「A、B、またはC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない)。2つ以上の代替用語を提示する事実上いかなる離接する語および/または句も、明細書、特許請求の範囲、または図面のどこにあっても、当該用語の一方(one of the terms)、当該用語のいずれか(either of the terms)、または両方の用語(both terms)を含む可能性を企図すると理解されるべきであることが、当業者にはさらに理解されよう。例えば、句「AまたはB」は、「A」または「B」あるいは「AおよびB」の可能性を含むことが理解されよう。
【0076】
加えて、本開示の特徴または態様がマーカッシュグループを用いて説明される場合、当業者は、それによって、本開示は、マーカッシュグループの任意の個々の要素または要素のサブグループを用いてやはり説明される点を認識されよう。
【0077】
当業者によって理解されるように、明細書を提供することに関してなど、任意の目的またはすべての目的で、本明細書で開示されたすべての範囲は、任意の考えられる部分的範囲およびすべての考えられる部分的範囲、ならびにその部分的範囲の組合せも包含する。任意の列挙された範囲は、同じ範囲が少なくとも同じ半分、1/3、1/4、1/5、1/10などに分解されていることを十分に説明し、これを可能にするとして容易に認識されよう。非限定的な例として、本明細書で説明されるそれぞれの範囲は、下1/3、中1/3、および上1/3などに容易に分解可能である。やはり当業者によって容易に理解されるように、「最大で」、「少なくとも」など、すべての語は、列挙された数を含み、上で議論されたように、後で部分的範囲に分解され得る範囲を指す。最終的に、当業者によって理解されるように、範囲は、それぞれの個々の要素を含む。したがって、例えば、1〜3個のセルを有するグループは、1個のセルを有するグループ、2個のセルを有するグループ、または3個のセルを有するグループを指す。同様に、1〜5個のセルを有するグループは、1個のセルを有するグループ、2個のセルを有するグループ、3個のセルを有するグループ、4個のセルを有するグループ、または5個のセルを有するグループを指し、以下同様である。
【0078】
前述の説明から、本開示の様々な実施形態は、本明細書において、例示のために説明されており、本開示の範囲および趣旨から逸脱せずに、様々な修正を行うことが可能である点を理解されよう。したがって、本明細書で開示された様々な実施形態は、限定的であることが意図されず、真の範囲および趣旨と共に、以下の請求項によって表示されている。