(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6067070
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年1月25日
(54)【発明の名称】磁界測定装置
(51)【国際特許分類】
G01R 33/07 20060101AFI20170116BHJP
G01R 33/02 20060101ALI20170116BHJP
【FI】
G01R33/06 H
G01R33/02 Q
【請求項の数】13
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-150654(P2015-150654)
(22)【出願日】2015年7月30日
(65)【公開番号】特開2016-35456(P2016-35456A)
(43)【公開日】2016年3月17日
【審査請求日】2015年7月30日
(31)【優先権主張番号】10 2014 011 245.4
(32)【優先日】2014年8月1日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】312016609
【氏名又は名称】マイクロナス ゲー・エム・ベー・ハー
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100165940
【弁理士】
【氏名又は名称】大谷 令子
(74)【代理人】
【識別番号】100099483
【弁理士】
【氏名又は名称】久野 琢也
(72)【発明者】
【氏名】ティモ カウフマン
(72)【発明者】
【氏名】クラウス ヘーベアレ
(72)【発明者】
【氏名】イェアク フランケ
(72)【発明者】
【氏名】オリヴァー ブライトヴィーザー
【審査官】
續山 浩二
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2013/0154618(US,A1)
【文献】
特開昭58−142203(JP,A)
【文献】
特開2001−059744(JP,A)
【文献】
特開2001−174284(JP,A)
【文献】
特開平11−202036(JP,A)
【文献】
特開平08−285953(JP,A)
【文献】
特開平06−273437(JP,A)
【文献】
特開平10−293041(JP,A)
【文献】
特開2004−077498(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2003/0205998(US,A1)
【文献】
西独国特許出願公開第04025837(DE,A)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0322325(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 33/07
G01R 33/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁界測定装置(10)であって、
第1のx‐y平面に形成される表面を有し、該表面に、相互に間隔をもって配置された2つの磁界センサ(30,40)を備えており、前記2つの磁界センサ(30,40)はそれぞれ磁界のz成分を測定し、ただしx方向及びy方向及びz方向はそれぞれ相互に直交している、第1の半導体基体(20)と、
第2のx‐y平面に形成された平坦な主延在面を有する第1の磁石(50)であって、該主延在面に沿って、前記第1の磁石(50)の対称面(58)で、磁化方向がN極(N)からS極(S)へ変化している、第1の磁石(50)と、
を備え、
前記第1の半導体基体(20)と前記第1の磁石(50)とは、相互に固定的に、かつ、y方向で間隔をもって、配置されており、
前記第1の半導体基体(20)は、前記第1の磁石(50)に対して、x‐y平面において並進してずらされて配置されており、前記第1のx‐y平面と前記第2のx‐y平面との間のz方向のずれは、前記第1の磁石(50)のz方向の厚さよりも小さい、
磁界測定装置(10)において、
前記2つの磁界センサのうち、一方の磁界センサ(30)は前記N極(N)の近傍に、他方の磁界センサ(40)は前記S極(S)の近傍に配置されていることにより、前記第1の磁石(50)の磁界のz成分が生じたとき、前記2つの磁界センサ(30,40)が相互に反対の極性を有する複数の信号を形成する、
ことを特徴とする磁界測定装置(10)。
【請求項2】
前記第1の磁石(50)は、x‐z平面の2つの側面と、y‐z平面に磁極面として形成される2つの端面とを含む直方体形状を有する、
請求項1記載の磁界測定装置(10)。
【請求項3】
前記2つの磁界センサ(30,40)はx方向に沿って間隔をもって配置されており、
前記2つの磁界センサ(30,40)を通る接続線は、前記第1の磁石(50)の前記対称面にほぼ直交するか又は正確に直交するように配置されている、
請求項1又は2記載の磁界測定装置(10)。
【請求項4】
前記2つの磁界センサ(30,40)のx‐y平面は、前記第1の磁石(50)の厚さの1/2の位置に配置されている、
請求項1から3までのいずれか1項記載の磁界測定装置(10)。
【請求項5】
x方向での前記第1の半導体基体(20)の長さは、前記第1の磁石(50)の長さとほぼ等しいか又は正確に等しい、
請求項1から4までのいずれか1項記載の磁界測定装置(10)。
【請求項6】
前記第1の半導体基体(20)及び前記第1の磁石(50)はx‐y平面でそれぞれ四角形状を有しており、前記第1の磁石(50)から前記第1の半導体基体(20)までのy方向での距離は2mmより小さい、
請求項1から5までのいずれか1項記載の磁界測定装置(10)。
【請求項7】
前記2つの磁界センサ(30,40)は、前記第1のx‐y平面内又は前記第1のx‐y平面の近傍に、ホールプレートとして形成されている、
請求項1から6までのいずれか1項記載の磁界測定装置(10)。
【請求項8】
前記第1の半導体基体(20)と同一に形成された第2の半導体基体(70)が設けられており、
前記第2の半導体基体(70)は、相互に間隔をもって配置された2つのさらなる磁界センサを有し、
2つの前記半導体基体(20,70)は、前記2つの磁界センサ(30,40)を通る接続線と、前記2つのさらなる磁界センサ(30,40)を通る接続線と、が相互にほぼ平行となるか又は正確に平行となり、かつ、2つの前記接続線間の距離が前記磁石に関して対称となるように、同じx‐y平面に配置されている、
請求項1から7までのいずれか1項記載の磁界測定装置(10)。
【請求項9】
第2の磁石(80)が設けられており、
前記第1の半導体基体(20)は2つの前記磁石(50,80)間に配置されている、
請求項1から8までのいずれか1項記載の磁界測定装置(10)。
【請求項10】
前記2つの磁石(50,80)の各主延在面は同じx‐y平面に形成されている、
請求項9記載の磁界測定装置(10)。
【請求項11】
各半導体基体(20,70)の表面に集積回路が設けられており、該集積回路は各磁界センサ(30,40)に電気的作用の点で接続されている、
請求項1から10までのいずれか1項記載の磁界測定装置(10)。
【請求項12】
前記磁界のz成分は、z方向で間隔をもって配置される強磁性プレート(60)によって生じる、
請求項1から11までのいずれか1項記載の磁界測定装置(10)。
【請求項13】
前記z方向で間隔をもって配置される強磁性プレート(60)が存在しない場合、前記磁界のz成分は生じない、
請求項12記載の磁界測定装置(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁界測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
欧州特許出願公開第2607857号明細書から、ホールセンサ及び磁石によって形成される装置であって、強磁性プレートを接近させることによりホールセンサにホール電圧を生じさせる装置が公知である。さらに、欧州特許第0916074号明細書、欧州特許出願公開第1182461号明細書、国際公開第2009/005237号、欧州特許出願公開第2584304号明細書、独国特許出願公開第19946935号明細書、米国特許第6917193号明細書、国際公開第2012/168635号などからは、磁界測定装置を形成する種々のアプローチが公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】欧州特許出願公開第2607857号明細書
【特許文献2】欧州特許第0916074号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第1182461号明細書
【特許文献4】国際公開第2009/005237号
【特許文献5】欧州特許出願公開第2584304号明細書
【特許文献6】独国特許出願公開第19946935号明細書
【特許文献7】米国特許第6917193号明細書
【特許文献8】国際公開第2012/168635号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした技術的背景から、本発明の課題は、従来技術をさらに発展させる装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題は、請求項1記載の特徴を有する磁界測定装置によって解決される。本発明の有利な実施形態は従属請求項の対象となっている。
【0006】
本発明の対象にしたがって、磁界測定装置が提供される。この磁界測定装置は、第1の半導体基体であって、第1のx‐y平面に形成される表面を有し、この表面に、相互に間隔をもって配置された2つの磁界センサを備え、2つの磁界センサがそれぞれ磁界のz成分を測定し、x方向及びy方向及びz方向はそれぞれ相互に直交している、第1の半導体基体を備え、さらに、第2のx‐y平面に形成される平坦な主延在面を有する第1の磁石が設けられ、この主延在面に沿って第1の磁石の対称面で磁化方向がN極からS極へ変化しており、第1の半導体基体と第1の磁石とは相互に堅く固定されており、第1の半導体基体は第1の磁石に対してx‐y平面において並進してずらされて配置されており、第1のx‐y平面と第2のx‐y平面との間のz方向のずれは、第1の磁石のz方向の厚さよりも小さい、磁界測定装置において、2つの磁界センサのうち一方の磁界センサはN極の近傍に、他方の磁界センサはS極の近傍に配置されていることにより、第1の磁石の磁界のz成分が生じたとき、2つの磁界センサが相互に反対の極性を有する複数の信号を形成する。
【0007】
特に、磁界測定装置が第1の磁石の磁界のz方向に生じる成分(磁界のz成分)のみを検出するように形成されることに注意されたい。このために、第1の磁石の磁界は、強磁性体、特に強磁性プレートによって、磁石の磁力線がx‐y平面での静止状態から少なくとも部分的にz方向へ偏向されるように変調される。好ましくは、磁界のz成分は、z方向で間隔をもって配置されるプレートによって形成される。さらに好ましくは、z方向で間隔をもって配置される強磁性プレートが存在しない場合、第1の磁石の磁界のz成分は殆ど生じないか又は全く生じない。なお、強磁性体を追加しても測定装置を1つの磁界測定装置として形成できることは、容易に理解されるはずである。z方向距離が小さい場合、強磁性体によるx‐y平面からの磁力線の偏向の大きさは、距離が大きい場合の偏向の大きさよりも格段に大きくなる。
【0008】
本発明の磁界測定装置の利点は、磁力線がx‐y平面での静止状態から偏向して磁界のz成分が発生したときに、相互に間隔をもって配置された2つの磁界センサを用いて、特にこれらのセンサを磁石に対する特別な位置に配置することにより、信号振幅を2重化できるということである。このために、2つの信号の差が求められる。また、差の測定によって、直流磁界のオフセットを大幅に抑圧することができる。
【0009】
本発明の一実施形態では、第1の磁石は、x‐z平面の2つの側面と、y‐z平面に磁極面として形成される2つの端面とを含む直方体形状を有する。
【0010】
本発明の別の実施形態では、2つの磁界センサはx方向に沿って間隔をもって配置され、2つの磁界センサを通る接続線は、第1の磁石の対称面にほぼ直交するか又は正確に直交するように配置される。言い換えれば、半導体基体の縁部が磁化方向に対して平行となるか又は少なくともほぼ平行となるように配置される。
【0011】
2つの磁界センサのx‐y平面は、第1の磁石の厚さの1/2の位置に配置されることが好ましい。或いは、言い換えれば、2つの磁界センサのx‐y平面が磁石の中央に位置するように、半導体基体がz方向でアライメントされることが好ましい。
【0012】
x方向での第1の半導体基体の長さは、第1の磁石の長さとほぼ等しいか又は正確に等しいと有利である。
【0013】
有利には、第1の半導体基体及び第1の磁石はx‐y平面でそれぞれ四角形状を有し、第1の磁石から第1の半導体基体までのy方向での距離は、10mmよりも小さく、特に2mmよりも小さいことが好ましい。
【0014】
研究によって、2つの磁界センサを、第1のx‐y平面内又は第1のx‐y平面の近傍に、ホールプレートとして形成すると有利であることが判明した。このようにすれば、各ホールプレートは第1の磁石の磁界のz成分のみに感応するようになる。
【0015】
本発明の別の実施形態では、第1の半導体基体と同一に形成された第2の半導体基体が設けられる。好ましくは、2つの半導体基体は、各磁界センサを通る接続線が相互にほぼ平行となるか又は正確に平行となるように、又は、特に各接続線がそれぞれ磁石から対称かつ等距離に位置するように、同じx‐y平面に配置される。
【0016】
本発明の別の実施形態では、第2の磁石が設けられ、第1の半導体基体は2つの磁石間に配置される。これにより、磁力線が2つの磁界センサを通る静止状態から偏向すると、磁束密度が高まる。2つの磁石の各主延在面は同じx‐y平面に形成されることが好ましい。
【0017】
各半導体基体の表面に集積回路が形成され、この集積回路が各磁界センサに電気的作用の点で接続されると有利である。
【0018】
本発明を以下に図を参照しながら詳細に説明する。図中、同じ要素には同じ参照番号を付してある。図示の実施例はきわめて模式的なものであり、横方向及び縦方向のいずれの寸法も縮尺通りには描かれておらず、特にことわりないかぎり、相互の幾何学的関係を導き出せない点に注意されたい。なお、
図1−
図4には、チャート状の座標系が示されている。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図2】
図1の実施例を90°回転させた断面図である。
【
図3】2つの半導体基体を有する実施例を示す図である。
【
図5】x‐y平面における静止位置からの磁力線の偏向を示す図である。
【
図6】強磁性プレートから磁石までの距離に依存する磁束密度の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1には、本発明の、第1の半導体基体20を含む磁界測定装置10の第1の実施例の断面図が示されている。第1の半導体基体20は、第1のx‐y平面に形成される表面を有しており、当該表面に、相互に間隔をもって配置された2つの磁界センサ30,40を備えている。磁界センサ30,40は、ホールプレートとして形成されており、それぞれ第1の磁石50の磁界のz成分のみを測定する。2つの磁界センサ30,40は第1のx‐y平面の近傍に位置するように構成されている。
【0021】
第1の磁石50は第2のx‐y平面に形成される平坦な主延在面55を有しており、当該主延在面55に沿って、第1の磁石50の対称面58で、磁化方向がN極(N)からS極(S)へ変化している。第1の半導体基体20と第1の磁石50とは相互に堅く固定されている。第1の磁石50は、x‐z平面に形成される2つの側面と、y−z平面に磁極面として形成される2つの端面とを含む、直方体形状を有している。
【0022】
ここでは、2つの磁界センサのうち、一方の磁界センサ30がN極(N)の近傍に配置されており、他方の磁界センサ40がS極(S)の近傍に配置されている。これにより、第1の磁石50の磁界のz成分が発生すると、磁界センサ30,40が、それぞれの信号、すなわち、相互に反対の極性を有する各ホール電圧を形成する。
【0023】
2つの磁界センサ30,40は、x方向に沿って相互に間隔をもって配置されている。2つの磁界センサ30,40を通る接続線は、第1の磁石50の対称面58にほぼ直交するか又は正確に直交するように配置されている。x方向で見た第1の半導体基体20の長さは、第1の磁石50の延在長さとほぼ等しいか又は正確に等しいと有利であると判明している。
【0024】
好ましくは、第1の半導体基体20及び第1の磁石50は、図示されていない金属支持体(リードフレームとも称される)上に配置される。
【0025】
第1の半導体基体20は、第1の磁石50に対してx‐y平面において並進してずらされて配置されている。好ましくは、第1のx‐y平面と第2のx‐y平面との間のz方向のずれは、第1の磁石のz方向の厚さよりも小さい。好ましくは、磁界センサのx‐y平面は第1の磁石50の厚さの1/2の位置に配置されている。
【0026】
さらに、z方向で第1の磁石50から間隔をおいた位置に、強磁性プレート60が配置されている。強磁性プレート60は、好ましくは軟磁性に形成されており、ターゲットとも称される。ターゲットの位置は、矢印62で示されているように、少なくともz方向で可変である。わかりやすくするために図示されていないが、磁力線はターゲットによってz軸の方向へ偏向されることが理解されるはずである。偏向の強度又は2つのホールプレートを通る磁束の変化の強度は距離に依存する。このことについては
図6に即して後述する。
【0027】
図2には、
図1に示されている実施例を90°回転させた断面図が示されている。以下では、
図1の実施例との相違点のみを説明する。第1の半導体基体20と第1の磁石50とはx‐y平面でそれぞれ四角形状を有している。第1の磁石50と第1の半導体基体20とはy方向で間隔をもって配置されている。好ましくは、y方向距離は2mm未満である。
【0028】
図3には、第1の半導体基体20と、−y方向で当該第1の半導体基体20から間隔をもって配置された第2の半導体基体70とを有する別の実施例が示されている。以下では、
図1,
図2の実施例との相違点のみを説明する。2つの半導体基体20,70の間に第1の磁石50が配置されている。第2の半導体基体70は、第1の半導体基体20と同一に形成されている。同じx‐y平面にある2つの半導体基体20,70は、各磁界センサを通る接続線が相互にほぼ平行となるか又は正確に平行となるように配置される。ここでは、磁石から各磁界センサまでのy方向距離ができるだけ等しくなることが望ましい。
【0029】
図4には、第1の磁石50とy方向で当該第1の磁石50から間隔をもって配置された第2の磁石80とを有する別の実施例が示されている。以下では、
図1−
図3の実施例との相違点のみを説明する。2つの磁石50,80間に第1の半導体基体20が配置されている。第2の磁石80は第1の磁石50と同一に形成されている。2つの磁石50,80は、それぞれの磁石50,80の側面が相互に平行となるように、同じx‐y平面に配置される。ここでは、y方向での各磁石50,80間の距離ができるだけ均等になることが望ましい。
【0030】
図5には、静止状態としてのx‐y平面からの磁力線の偏向が示されている。静止状態では、第1の磁石50及び/又は第2の磁石80の磁力線が2つのホールセンサ30,40を通る。ターゲットがz方向から接近すると、磁力線はz方向へ偏向し、逆もまた同様である。−z方向から接近するターゲットについても相応のことが当てはまる。z方向で間隔をもって配置される強磁性プレートが存在しない場合、磁界のz成分も生じない。ホールセンサ30,40は磁界のz成分を測定する。
【0031】
図6には、ターゲットから第1の磁石50及び/又は第2の磁石80までの距離DTMに依存して磁束密度ΔΦMが非比例的に変化する様子が示されている。以下では、
図1−
図5の実施例との相違点のみを説明する。ここでは、距離DTMが小さいときには、磁束密度ΔΦMはきわめて強くなり、距離DTMが大きいときには、磁束密度ΔΦMはきわめて小さくなることがわかる。
【符号の説明】
【0032】
10 磁界測定装置、 20 第1の半導体基体、 30,40 磁界センサ、 50 第1の磁石、 55 主延在面、 58 対称面、 60 強磁性プレート、 62 z方向、 70 第2の半導体基体、 80 第2の磁石、 ΔΦM 磁束密度、 DTM 距離