(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6067420
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年1月25日
(54)【発明の名称】通信カメラ用覗き見防止装置
(51)【国際特許分類】
G03B 11/04 20060101AFI20170116BHJP
G02B 5/00 20060101ALI20170116BHJP
H04N 5/225 20060101ALI20170116BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20170116BHJP
H04M 1/21 20060101ALI20170116BHJP
【FI】
G03B11/04 A
G02B5/00 Z
H04N5/225 D
H04M1/02 C
H04M1/21 M
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-39644(P2013-39644)
(22)【出願日】2013年2月28日
(65)【公開番号】特開2014-167559(P2014-167559A)
(43)【公開日】2014年9月11日
【審査請求日】2015年1月14日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ・ 曽根明日香は、アドレスhttp://umineco.shop−pro.jp/で公開されている曽根明日香のウェブサイトに曽根明日香が発明した通信カメラ用覗き見防止装置を平成24年9月15日掲載した。 ・ 曽根明日香は、アドレスhttp://ameblo.jp/konnnaramiennra/及びhttp://profile.ameba.jp/konnnaramiennra/で公開されている曽根明日香のウェブサイトに曽根明日香が発明した通信カメラ用覗き見防止装置を平成24年9月6日掲載した。 ・ 曽根明日香は、アドレスhttp://ameblo.jp/konnnaramiennra/及びhttp://profile.ameba.jp/konnnaramiennra/で公開されている曽根明日香のウェブサイトに曽根明日香が発明した通信カメラ用覗き見防止装置を平成24年9月20日掲載した。 ・ 曽根明日香は、アドレスhttp://ameblo.jp/konnnaramiennra/及びhttp://profile.ameba.jp/konnnaramiennra/で公開されている曽根明日香のウェブサイトに曽根明日香が発明した通信カメラ用覗き見防止装置を平成24年10月1日掲載した。 ・ 曽根明日香は、アドレスhttp://ameblo.jp/konnnaramiennra/及びhttp://profile.ameba.jp/konnnaramiennra/で公開されている曽根明日香のウェブサイトに曽根明日香が発明した通信カメラ用覗き見防止装置を平成24年11月24日掲載した。 ・ 曽根明日香は、刊行物「mr partner」,3月号 No.294 第139頁に、曽根明日香が発明した通信カメラ用覗き見防止装置を平成25年2月9日掲載することによって公開した。この掲載された内容がそのままの内容で平成25年2月9日AM11:00〜11:58に「mr partner」とタイアップしている中央エフエム株式会社(東京都中央区日本橋茅場町2−17−13)の「PIN UP」という番組にて紹介された。 ・ 曽根明日香は、刊行物「mina」11月号 第158頁に、曽根明日香が発明した通信カメラ用覗き見防止装置を平成24年10月19日掲載することによって公開した。この掲載された内容がそのままの
(73)【特許権者】
【識別番号】511170434
【氏名又は名称】曽根 明日香
(74)【代理人】
【識別番号】100095614
【弁理士】
【氏名又は名称】越川 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100083530
【弁理士】
【氏名又は名称】野末 祐司
(72)【発明者】
【氏名】曽根 明日香
【審査官】
小倉 宏之
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2011/0058255(US,A1)
【文献】
登録実用新案第3097613(JP,U)
【文献】
特開2004−053836(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3177336(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3173514(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3170619(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 11/04
G02B 5/00
H04M 1/02
H04M 1/21
H04N 5/225
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に搭載された通信カメラに覗き見防止具を設置し、この覗き見防止具によって前記通信カメラの撮影用レンズを覆ったりこの覆いを解除したりする電子機器に搭載された通信カメラ用覗き見防止装置において、前記覗き見防止具は電子機器のフレームに貼着された合成樹脂製のフィルムからなる円板状のベースシートとこのベースシートに立設された支軸と、前記ベースシートに重設された状態で前記支軸を中心として揺動する合成樹脂製のフィルムからなる当該ベースシートよりも僅かに大径の真円状のカバーシートとからなり、前記ベースシートに撮影孔が形成されているとともにこの撮影孔は前記撮影用レンズの前方に、かつ当該ベースシートの中心部から周辺側に配置され、前記カバーシートを揺動させることによって前記撮影孔を覆ったりこの覆いを解除したりすることを特徴とする通信カメラ用覗き見防止装置。
【請求項2】
前記カバーシートに補助孔を開け、この補助孔に透明脚色シートを張設し、前記カバーシートを揺動することによってこの補助孔を前記撮影孔に一致させ、前記透明脚色シートでこの撮影孔を覆うことができることを特徴とする請求項1の通信カメラ用覗き見防止装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は通信カメラ用覗き見防止装置に関し、パソコンに搭載されたウェブカメラや携帯電話に搭載された携帯カメラによる覗き見や盗撮を防止するために使用されるものである。
【背景技術】
【0002】
近年、他人のパソコンや携帯電話にウイルスを侵入させ、そのウェブカメラを乗っ取って他人の私生活を覗き見したり、盗撮したりする事件が発生している。
【0003】
このため、従来においては、パソコンや携帯電話等の電子機器に覗き見防止具を貼着し、この覗き見防止具におけるスライド板を水平方向にスライドさせることによって前記通信カメラの撮影用レンズを覆ったりこの覆いを解除したりして前記覗き見を防止していた。
【0004】
【特許文献1】実登録第3170619号公報
【特許文献2】実登録第3173514号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、かかる従来の覗き見防止装置にあっては、スライド板が鞘ケース内に収容された状態でスライドしていたため、鞘ケースの全体形状が大きくなり、電子機器に貼着するに際して広い面積を必要する結果、使用できる電子機器が制限されざるを得ないという不都合を有した。
【0006】
この発明の課題は前記不都合を解消することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題を達成するために、この発明に係る通信カメラ用覗き見防止装置においては、電子機器に搭載された通信カメラに覗き見防止具を設置し、この覗き見防止具によって前記通信カメラの撮影用レンズを覆ったりこの覆いを解除したりする電子機器に搭載された通信カメラ用覗き見防止装置において、前記覗き見防止具は電子機器のフレームに貼着された合成樹脂製のフィルムからなる
円板状のベースシートとこのベースシートに立設された支軸と、前記ベースシートに重設された状態で前記支軸を中心として揺動する合成樹脂製のフィルムからなる
当該ベースシートよりも僅かに大径の真円状のカバーシートとからなり、前記ベースシートに撮影孔が形成されているとともにこの撮影孔は前記撮影用レンズの前方に、かつ当該ベースシートの中心部から周辺側に配置され、前記カバーシートを揺動させることによって前記撮影孔を覆ったりこの覆いを解除したりするものである。
【0008】
この場合、前記カバーシートに補助孔を開け、この補助孔に透明脚色シートを張設し、前記カバーシートを揺動することによってこの補助孔を前記撮影孔に一致させ、前記透明脚色シートでこの撮影孔を覆うこともできる。
【発明の効果】
【0010】
この発明に係る通信カメラ用覗き見防止装置は上記のように構成されているため、即ち、電子機器に搭載された通信カメラに覗き見防止具を設置し、この覗き見防止具によって前記通信カメラの撮影用レンズを覆ったりこの覆いを解除したりする電子機器に搭載された通信カメラ用覗き見防止装置において、前記覗き見防止具は電子機器のフレームに貼着された合成樹脂製のフィルムからなる
円板状のベースシートとこのベースシートに立設された支軸と、前記ベースシートに重設された状態で前記支軸を中心として揺動する合成樹脂製のフィルムからなる
当該ベースシートよりも僅かに大径の真円状のカバーシートとからなり、前記ベースシートに撮影孔が形成されているとともにこの撮影孔は前記撮影用レンズの前方に、かつ当該ベースシートの中心部から周辺側に配置され、前記カバーシートを揺動させることによって前記撮影孔を覆ったりこの覆いを解除したりするものであるため、電子機器に貼着するに際してベースシートの面積さえ確保すれば良く、カバーシートの揺動ストロークまで確保する必要がない。また、前記ベースシートの撮影孔を当該ベースシートの中心部から周辺側に配置すれば、ベースシートの周縁に撮影孔を配置できるため、撮影レンズが電子機器の周縁近傍に設置されていても電子機器からはみださない状態でベースシートを貼着することができる。
【0011】
よって、この通信カメラ用覗き見防止装置を使用すれば、電子機器に貼着するに際して広い面積を必要とせず、よって、使用できる電子機器の範囲が拡大される。
【0012】
この場合、前記カバーシートに補助孔を開け、この補助孔に透明脚色シートを張設し、前記カバーシートを揺動することによってこの補助孔を前記撮影孔に一致させ、前記透明脚色シートでこの撮影孔を覆うことができるようにすれば、被写体からの光線はこの透明脚色シートを介して撮影用レンズに達するため、この透明脚色シートによって脚色された映像を捕えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
この発明に係る通信カメラ用覗き見防止装置は実施するにあたって下記の構成に最も主要な特徴を有する。
【0015】
この発明に係る「電子機器」にはパソコン、携帯電話、通信機能を備えたデジタルカメラ等が該当する。
【0016】
また、「通信カメラ」には、ウェブカメラ、デジ゛タルカメラ等が該当する。
【0017】
「カバーシート」及び「ベースシート」の材料は、合成樹脂のフィルム状の薄いものが適している。また、両者は同一形状にするのが適している。なお、これらの形状は、円、四角等の図形、キャラクター等の図形等如何なるものでもよい。
【0018】
「カバーシート」の表面には模様、写真等を印刷したり描いたりすることができる。
【0019】
「ベースシート」をパソコン等に貼着する場合には、両面テープが適している。面ファスナー等によって着脱可能にすることもできる。また、「ベースシート」の裏面に接着材を塗布し、この塗布面に剥離紙を貼り付け、使用の際にこの剥離紙を剥がして接着させることもできる。なお、ベースシートと両面テープ、接着材層との間に裏面にクッションシートを介在させることもできる。
【0020】
さらに、「カバーシート」を一対の分割カバーシートに分割し、この分割カバーシートが各々前記支軸を中心として揺動し前記撮影孔を覆ったりこの覆いを解除したりすることもできる。
【0021】
さらに、「透明脚色シート」とは、透明着色シート、凸レンズシート、魚眼レンズシート等、被写体からの光線を脚色して撮影用レンズに達するようにするためのものであり、各々の機能に基づいて脚色された映像を捕えることができる。
【0022】
「支軸」には実施例で使用した支持ピン以外に鳩目等の支軸として機能する全ての軸部材が含まれる。
【0023】
「覗き見・盗撮」等は、パソコン等の電子機器に侵入したウィルス等によって、電子機器の通信カメラを誤作動させ、意思に反して使用者の私生活を覗き見したり、盗撮したりすることである。
【実施例】
【0024】
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
【0025】
図1はこの発明に係る通信カメラ用覗き見防止装置をスマートフォンに使用した場合の第一実施例の斜視図、
図2は
図1におけるII部拡大図、
図2−1は
図2における覗き見防止具の背面図、
図2−2は同右側面図、
図2−3は同平面図、
図3は
図2におけるIII―III線断面図、
図4は
図2における作動状態図、
図5は
図2に相当する第二実施例の図、
図6は
図2に相当する代三実施例の図、
図7は
図6におけるVII―VII線断面図、
図8は
図6におけるVIII―VIII線断面図、
図9は
図2に相当する第四実施例の図、
図10は
図2に相当する第五実施例の図、
図11は同作動状態の図、
図12はこの発明に係る通信カメラ用覗き見防止装置をノートパソコンに使用した場合の斜視図である。
【0026】
図1〜
図4に基づいて、この発明に係る通信カメラ用覗き見防止装置をスマートフォンに使用した場合の第一実施例を説明する。
【0027】
図1において、10はスマートフォン、11はそのフレームである。12はタッチパネルであり前記フレーム11の表面に設置されている。このタッチパネル12上には所要数のタッチパッド13,13,…が設置されている。また、14は送話部(マイク)であり、前記フレーム11の下部に設置され、また、15は受話部(スピーカー)であり、同フレーム11の上部に設置されている。この送話部14と受話部15は電話としての機能を果たす。
【0028】
20は前面ウェブカメラ(この発明の「通信カメラ」に相当する)であり、前記フレーム11に内蔵され、その撮影用レンズ21は透明部(フレーム11の)22を介してフレーム11の上部略中央に露出している(
図3参照のこと)。
【0029】
なお、図示はしないが、前記フレーム11の背面にも背面ウェブカメラ(この発明の「通信カメラ」に相当する)が前面ウェブカメラ20と同様に設置されている。
【0030】
Aは覗き見防止具であり、前記フレーム11の前記撮影用レンズ(前面ウェブカメラ20)21を覆う状態で両面テープ16によって前記フレーム11に貼着されている。
【0031】
次に、
図2〜
図4に基づいて前記覗き見防止具Aについて詳述する。
【0032】
図において、31はベースシートであり、前記両面テープ16を介して前記フレーム11に貼着されている。このベースシート31は合成樹脂のフィルム等によって円板状に形成されている。32は撮影孔であり、前記ベースシート31の略中心部に形成されている。この撮影孔32は前記撮影用レンズ21の全体を覗けるように位置している。なお、前記両面テープ16にもこの撮影孔32に沿って透孔17が形成されている。また、この両面テープ16はクッション材としての機能も発揮する。また、ベースシート31の裏面に接着材を塗布し、この塗布面に剥離紙を貼り付け、使用の際にこの剥離紙を剥がして接着させることもできる。なお、ベースシート31と両面テープ16又は接着材層との間に裏面にクッションシートを介在させることもできる。
【0033】
41はカバーシートであり、前記ベースシート31に重設されている。このカバーシート41も前記ベースシート31同様に合成樹脂のフィルム等によって円板状に形成されている。前記カバーシート41は前記ベースシート31よりも僅かに大径の真円状をしている。51は支持ピン(この発明の「支軸」に相当する)であり、前記カバーシート41と前記ベースシート31とを貫通し、後記ピン部511を折り曲げることによって前記重設状態を固定している。
図4に示すように、この支持ピン51を中心として前記カバーシート41は前記ベースシート31に対して揺動することによって前記撮影孔32を覆ったりこの覆いを解除したりする。なお、前記カバーシート41の表面には文字、図形、模様、その他写真等によって適宜デザインを施すことができる。また、前記支持ピン51はピン部511と押板部512とからなり、この実施例においては、この押板部512は星形をしているが如何なる形状をしていてもよい。更に、前記ピン部511の前記ベースシート31から突出した部分は前記両面テープ16によってカバーされる。また、前記支持ピン51の代わりに鳩目等を支軸として使用することもできる。
なお、前記
図2に左側面図は
図2−2の右側面図と対称に表れ、同底面図は
図2−3の平面図と対称に表れる。
【0034】
図5は第二実施例を示したものであり、前記ベースシート31の撮影孔32を当該ベースシート31の中心部から周辺側に配置したものである。このように、前記撮影孔32を配置すれば、前記ベースシート31において、前記撮影孔32と前記ベースシート31の周縁との幅を狭く設置することができ(
図4におけるベースシート31を参照のこと)、前記ベースシート31の周縁に撮影孔32を配置することができるため、撮影レンズ21がフレーム11の周縁近傍に設置されていてもこのフレーム11から外側にはみださない状態で前記ベースシート31を貼着することができるものである。
【0035】
図6〜
図8は第三実施例を示したものである。図において、52,54は補助孔であり、前記カバーシート41に形成されている。この補助孔52,54は前記撮影孔32と同径(又はそれ以上)の真円状であり、支持ピン51から同じ距離に位置している。このため、前記カバーシート41を揺動することによってこの補助孔52,54を前記撮影孔32に一致させることができる。55,55は透明着色シート(この発明の「透明脚色シート」に相当する)であり、前記補助孔52,54に張設されている。前記補助孔52,54が前記撮影孔32に一致した際に、この透明着色シート55,55で、前記撮影孔32は覆われ、被写体からの光線はこの透明着色シート55,55を介して撮影用レンズ21に達し、この透明着色シート55,55の色彩に着色された映像を捕えることができる。なお、透明着色シート55の代わりに「透明脚色シート」として凸レンズシート、魚眼レンズシート等を使用することもできる。
【0036】
図9は第四実施例を示したものであり、前記カバーシート41を一対の分割カバーシート411,412に分割し、この分割カバーシート411,412を各々前記支持ピン51を中心として外側方向(矢印B,C方向)に揺動し前記撮影孔32を覆ったりこの覆いを解除したりするものである。
【0037】
更に、
図10及び
図11第五実施例を示したものであり、カメラの絞り機構を応用したものである。この場合、ベースシート31に支持ピン51,51,…を介して揺動可能に設置された羽根状のカバー41,41,…が設置されている。カバーシート41,41,…にはカム穴71,71,が形成されている。また、撮影孔32の中心Oの周りに回転するリング70が設置され、このリング70には作動ピン72,72、…が設置されている。この作動ピン72,72、…は前記羽根状カバーシート41,41,…のカム穴71,71,に嵌められており、リング70の回転に従ってカム運動をして、羽根状カバーシート41,41,…を揺動させ、撮影孔32を拡げたり狭めたりする。
図10は開いた状態であり、この状態でリング70を右回りさせると羽根状カバーシート41,41,…は左回りに揺動して
図11の閉まった状態となる。閉まった状態から開放する場合には
図11の状態でリング70を左回りさせればよい。
【0038】
図12は前記覗き見防止具Aをノートパソコン(この発明の「電子機器」に相当する)60に使用した場合の斜視図である。このノートパソコン60において、61はキーボード部、62はディスプレイ部、63はその液晶ディスプレイ、64はフレームである。65はその透明部、66は内蔵されたウェブカメラの撮影用レンズであり、前記スマートフォン10の場合と同様に構成されている
【産業上の利用可能性】
【0039】
この発明に係る通信カメラ用覗き見防止装置は、電子機器に貼着するに際してベースシートの面積さえ確保すれば良く、カバーシートの揺動ストロークまで確保する必要がない。このため、電子機器に貼着するに際して広い面積を必要とせず、よって、使用できる電子機器の範囲が拡大される。産業上の利用可能性は高いものである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【
図1】
図1はこの発明に係る通信カメラ用覗き見防止装置をスマートフォンに使用した場合の第一実施例の斜視図ある。
【
図2-1】
図2−1は
図2における覗き見防止具の背面図である。
【
図8】
図8は
図6におけるVIII―VIII線断面図である。
【
図12】
図12はこの発明に係る通信カメラ用覗き見防止装置をノートパソコンに使用した場合の斜視図である。
【符号の説明】
【0041】
10 … スマートフォン
11 … フレーム
12 … タッチパネル
13 … タッチパッド
14 … 送話部(マイク)
15 … 受話部(スピーカー)
16 … 両面テープ
17 … 透孔
20 … 前面ウェブカメラ(通信カメラ)
21 … 撮影用レンズ
22 … 透明部(フレーム11の)
A … 覗き見防止具
31 … ベースシート
32 … 撮影孔
41 … カバーシート
51 … 支持ピン(支軸)
511… ピン部
512… 押板部
52 … 補助孔
54 … 補助孔
55 … 透明着色シート(透明補助シート)
411 … 分割カバーシート
412 … 分割カバーシート
60 … ノートパソコン(電子機器)
61 … キーボード部
62 … ディスプレイ部
63 … 液晶ディスプレイ
64 … フレーム
65 … 透明部
66 … 撮影用レンズ
70 … リング
O … 撮影孔の中心
72 … 作動ピン
71 … カム穴