(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記即時審査手段による前記クレジットカードの入会審査が承認されてから前記通常審査手段による前記クレジットカードの入会審査が承認されるまでの前記クレジットカードの利用限度額の上限が、前記通常審査手段による前記クレジットカードの入会審査が承認された後に設定可能な利用限度額の上限よりも低額に設定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のクレジットカードの即時発番システム。
前記通常審査手段による前記クレジットカードの入会審査が承認された後に設定可能な利用限度額の上限が、顧客が前記クレジットカードを受領した後に設定可能な利用限度額の上限よりも低額に設定されることを特徴とする請求項6に記載のクレジットカードの即時発番システム。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るクレジットカードの即時発番システムの概略を説明するための図である。カード会社システム10は、クレジットカードの即時発番システムを構成し、顧客端末20と外部信用情報機関30に接続される。
【0016】
顧客端末20は、時間的制約が課されることなく使用可能な端末であり、顧客が、主にクレジットカードの申込手続き、クレジットカードによる決済で必要とされる情報を照会するために用いられる。顧客端末20は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット、スマートフォン等である。カード会社システム10は、顧客端末20からクレジットカードの入会要求を受けると、外部信用情報機関30に対する照会の可否に応じて審査方法を決定し、その審査方法に基づいて審査した結果を顧客端末20に返す。カード会社システム10は、さらに審査を経て、承認されると、発行を予定するクレジットカードのクレジットカード番号を即時に発番し、顧客にクレジットカードを郵送する事前に通知する。外部信用情報機関30は、顧客の信用情報を集積・管理する機関であって、所定の受付時間内において、顧客の信用情報をカード会社システム10に対して提供する。
【0017】
図2は、本発明の実施形態に係るクレジットカードの即時発番システムを構成するカード会社システム10の機能ブロック図である。カード会社システム10は、その機能として、申込手続部102、審査方法決定部104、ネガティブ情報記憶部106、即時審査部108、通常審査部110、外信照会部112、審査結果通知部114、カード解約部116、番号発番部118、会員情報生成部120、会員情報記憶部122、会員情報照会・設定部124、利用枠設定部126、外信日次登録部128、カード作成・発送部130を備える。
【0018】
申込手続部102は、本発明の顧客情報受信手段に対応し、クレジットカードの申し込み手続きに関する各種処理を実行する。具体的には、申込手続部102は、顧客からのクレジットカードの申し込みに関する要求を受信すると、クレジットカードの入会に必要な情報(例えば、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先等の顧客情報)を入力するフォームを顧客端末20に提供し、さらに入力された顧客情報を入会審査に用いる情報として取得する。
【0019】
審査方法決定部104は、現在時刻等に基づいて、外部信用情報機関30に対する照会の可否を判定し、その判定結果に応じて、審査方法を決定する。その他において、審査方法決定部104は、外部信用情報機関30に対する問い合わせ結果に応じて、審査方法を決定することもできる。なお、本実施形態において、審査方法決定部104は、外部信用情報機関30に対する照会が可能である場合には通常審査を、外部信用情報機関30に対する照会ができない場合には即時審査を、審査方法として決定する。また、カード会社システム10は、後述するように、審査方法決定部104により審査方法が即時審査に決定され、即時審査を実施した場合であっても、審査の質を担保するために、その後において、外部信用情報機関30に対する照会が可能になると、通常審査を実施する。
【0020】
ネガティブ情報記憶部106は、例えば、延滞、破産手続開始などによる支払条件・総額変更等に関する情報をネガティブ情報として記憶する。なお、ネガティブ情報記憶部106に記憶されるネガティブ情報は、所定の外部の情報機関から提供されるネガティブ情報に基づいて、定期的に更新される。また、本実施形態において、ネガティブ情報記憶部106をカード会社システム10の内部に実装しているが、時間的な制約が課されることなく、ネガティブ情報にアクセスすることが可能であれば、ネガティブ情報記憶部106をカード会社システム10の外部に設置することもできる。
【0021】
即時審査部108は、外部信用情報機関30が受付時間外にある場合等、外部信用情報機関30に対する照会ができない場合に、ネガティブ情報記憶部106に記憶されたネガティブ情報(即ち、カード会社システム10の内部に記憶されたネガティブ情報)に基づいて、クレジットカードの入会に関する審査を行う。なお、即時審査部108における審査時間は、後述の通常審査部110における審査時間である10分前後よりも相応に短く、例えば、3分前後である。
【0022】
通常審査部110は、即時審査部108によりクレジットカードの入会に関する審査が承認された場合において、外部信用情報機関30に対する照会が可能になると、外部信用情報機関30に対して照会した結果に基づいて、クレジットカードの入会に関する審査を行う。また、通常審査部110は、審査方法決定部104により審査方法が通常審査に決定された場合(即ち、顧客からのクレジットカードの申し込みがあった時点において、外部信用情報機関30に対して照会を行うことが可能である場合)、外部信用情報機関30に対する照会結果に基づくクレジットカードの入会に関する審査と、ネガティブ情報記憶部106に記憶されたネガティブ情報に基づくクレジットカードの入会に関する審査を行う。外信照会部112は、外部信用情報機関30に対する照会が可能である場合に、外部信用情報機関30に対して、信用情報の照会手続きを行う。
【0023】
審査結果通知部114は、外部信用情報機関30に対する照会ができない場合に即時審査部108において審査された審査結果、又は外部信用情報機関30に対する照会が可能な場合に通常審査部110において審査された審査結果を、審査の承認・不承認を問わず、顧客端末20に対して通知する。
【0024】
番号発番部118は、顧客からのクレジットカードの申し込みがあった時点において、外部信用情報機関30に対する照会ができない場合に即時審査部108において審査が承認されると、また外部信用情報機関30に対する照会が可能な場合に通常審査部110において審査が承認されると、クレジットカード番号を発番する。なお、番号発番部118において発番されるクレジットカード番号は、後述のカード作成・発送部130において作成されるクレジットカードに付されるクレジットカード番号と同一の番号である。
【0025】
カード解約部116は、即時審査部108における即時審査で承認された場合であって、かつ後日において実施された通常審査部110における通常審査で承認されなかった場合に、クレジットカードの解約手続きを行う。具体的には、カード解約部116は、番号発番部118において発番されたクレジットカード番号を無効にする。
【0026】
会員情報生成部120は、申込手続部102において取得した顧客情報、番号発番部118において発番されたクレジットカード番号等に基づいて、会員情報を生成する。なお、会員情報には、クレジットカードにおける決済において必要とされる情報、例えば、クレジットカードの有効期限、セキュリティコード等も併せて記憶される。会員情報記憶部122は、会員情報生成部120において生成された会員情報を記憶する。
【0027】
会員情報照会・設定部124は、番号発番部118により発番されたクレジットカード番号、クレジットカードの有効期限、セキュリティコード等を通知すること、顧客からの会員情報の照会に応じて顧客の契約内容を顧客端末20に提供すること、また顧客からの会員情報の登録・変更に関する手続きに従って、その登録・変更内容を会員情報に設定すること等を行う(即ち、会員情報照会・設定部124は、本発明の会員情報提供手段として機能する)。
【0028】
利用枠設定部126は、外部信用情報機関30に対する照会ができない場合に、即時審査部108における審査で承認されると、利用枠(以下、利用限度額ともいう)の上限を例えば、3万円として一時的に設定し、さらに、その後に実施される、通常審査部110における審査で承認されると、顧客により申請可能な利用枠の上限を、例えば、3万円から30万円の範囲内で設定する。また、利用枠設定部126は、顧客からのクレジットカードの申し込みがあった時点において、外部信用情報機関30に対する照会が可能な場合に、通常審査部110における審査で承認されると、顧客により申請可能な利用枠の上限を例えば、3万円から30万円の範囲内で設定する。
【0029】
利用枠設定部126は、さらに、後述のカード作成・発送部130によりクレジットカードが発送され、顧客がクレジットカードを受領したことを確認すると、顧客により申請可能な利用枠の上限を例えば、3万円から50万円の範囲内で設定する。なお、利用枠設定部126は、(1)顧客により入力された所定のコード(即ち、受領確認に関するコード)を受信したこと、(2)カード作成・発送部130においてクレジットカードを発送してから所定の日数が経過したこと、(3)クレジットカードの請求を顧客が決済することのいずれか又はすべてに応じて、顧客がクレジットカードを受領したことを確認する。
【0030】
外信日次登録部128は、利用枠設定部126において設定された利用枠の上限に基づいて、外部信用情報機関30に日次登録を行う(即ち、日ごとに登録を行う)。カード作成・発送部130は、利用枠設定部126において設定された利用枠の上限、また会員情報記憶部122に記憶された会員情報に基づいて、クレジットカードを作成し、顧客に発送する。
【0031】
図3は、審査方法を決定する処理の手順を示すフローチャートである。カード会社システム10は、申込手続部102により、顧客からのクレジットカードの申し込みに関する要求を受信すると(S101)、
図3に示す処理を開始する。審査方法決定部104は、現在時刻等に応じて、外部信用情報機関30に対する照会(以下において、外信照会ともいう)が可能であるか否かを判定し(S102)、外信照会ができない場合には(S102 NG)審査方法を即時審査に決定し、外信照会が可能な場合には(S102 OK)審査方法を通常審査に決定する。なお、審査方法決定部104は、外部信用情報機関30に対する問い合わせ結果に応じて、審査方法を決定することもできる。また、前述のように、審査方法決定部104により審査方法が即時審査と決定され、即時審査が実施された場合であっても、その後において通常審査が実施される。
【0032】
申込手続部102は、審査方法決定部104により審査方法が即時審査と決定されると、即時審査に関する入力フォームを顧客端末20に送信し、表示させる(S103)。そして、顧客端末20から入力情報を受信すると(S104)、即時審査に関する処理を実行する(S105)。なお、即時審査に関する処理は、
図4を用いて後述する。
【0033】
また、申込手続部102は、審査方法決定部104により審査方法が通常審査と決定されると、通常審査に関する入力フォームを顧客端末20に送信し、表示させる(S106)。そして、顧客端末20から入力情報を受信すると(S107)、通常審査に関する処理を実行する(S108)。なお、ステップS108に示す通常審査に関する処理は、
図5を用いて後述する。
【0034】
図4は、審査方法として即時審査が適用された場合における処理の手順を示す図である。
図3において説明したように、申込手続部102により顧客からのクレジットカードの申し込みに関する要求を受信すると(S201)、審査方法決定部104は、外信照会ができないことを前提に、審査方法を即時審査に決定する(S202)。
【0035】
即時審査部108は、審査方法が即時審査に決定されると、ネガティブ情報記憶部106に記憶されたネガティブ情報を参照することで、クレジットカードの入会に関する審査を行う(S203)。審査結果通知部114は、審査結果に関わらず(S204 OK/NG)、審査結果を顧客端末20に通知する(S205)。なお、即時審査の結果、審査を経て、承認されると、通知内容にクレジットカード番号等を参照するためのURL(Uniform Resource Locator)が付される。
【0036】
番号発番部118は、即時審査部108において審査が承認されたことを前提に(S204 OK)、クレジットカード番号を発番する(S206)。会員情報生成部120は、番号発番部118においてクレジットカード番号が発番されると、そのクレジットカード番号、また申込手続部102において取得した顧客情報に基づいて、会員情報を生成し、会員情報記憶部122に記憶する(S207)。
【0037】
利用枠設定部126は、会員情報記憶部122に生成された会員情報が記憶されると、利用枠の上限を通常の利用枠の上限より低額の例えば、3万円として一時的に設定する(S208)。外信日次登録部128は、利用枠設定部126において設定された利用枠の上限に基づいて、外部信用情報機関30に日次登録を行う(S209)。
【0038】
また、顧客は、会員情報記憶部122に生成された会員情報が記憶されると、会員情報照会・設定部124によりクレジットカード番号、クレジットカードの有効期限、セキュリティコード等を照会し(S210)、さらに、それらのクレジットカードによる決済で必要とされる情報を用いて、ECサイト(Electronic Commerce Site)で電子商取引を行うことができる(S211)。
【0039】
その後、即ち、外部信用情報機関30に日次登録した後において、外部信用情報機関30に対する照会が可能になると、外信照会部112は、即時審査のみ実施された会員の会員情報を会員情報記憶部122より読み込み、1又は複数の外部信用情報機関30に対して、信用情報の照会手続きを行う(S301)。通常審査部110は、外部信用情報機関30からの照会結果に基づいて、クレジットカードの入会に関する審査を行う(S302)。
【0040】
通常審査の結果、審査が承認されなかった場合(S303 NG)、カード解約部116は、クレジットカードの解約手続きを行う(S304)。即ち、カード解約部116は、番号発番部118において発番されたクレジットカード番号を無効にする。また、通常審査の結果、審査が承認された場合(S303 OK)、利用枠設定部126は、顧客により申請された利用枠の上限(
図4の例では、30万円)に設定を更新する(S305)。
【0041】
外信日次登録部128は、利用枠設定部126において設定(更新)された利用枠の上限に基づいて、外部信用情報機関30に日次登録を行う(S306)。カード作成・発送部130は、利用枠設定部126において設定(更新)された利用枠の上限、また会員情報記憶部122に記憶された会員情報(クレジットカード番号、クレジットカードの有効期限等)に基づいて、クレジットカードを作成し、顧客に発送する(S307)。なお、
図4のステップS301において、1又は複数の外部信用情報機関30に対して、信用情報の照会手続きを行うようにしているが、照会手続きを行う外部信用情報機関30の数が多いほど、審査の質をより担保することができる。また、利用枠設定部126は、顧客がクレジットカードを受領したことを確認すると、顧客により申請可能な利用枠の上限(
図4の例では、50万円)を更新する。
【0042】
図5は、審査方法として即時審査が適用されなかった場合における処理の手順を示す図である。
図3において説明したように、申込手続部102により顧客からのクレジットカードの申し込みに関する要求を受信すると(S401)、審査方法決定部104は、外信照会が可能であることを前提に、審査方法を通常審査に決定する(S402)。
【0043】
外信照会部112は、審査方法が通常審査に決定されると、申込手続部102において取得した顧客情報に基づいて、1又は複数の外部信用情報機関30に対して、照会手続きを行う(S403)。通常審査部110は、外部信用情報機関30からの照会結果に基づくクレジットカードの入会に関する審査と、ネガティブ情報記憶部106に記憶されたネガティブ情報に基づくクレジットカードの入会に関する審査を行う(S404)。
【0044】
審査結果通知部114は、審査結果に関わらず(S405 OK/NG)、審査結果を顧客端末20に通知する(S406)。なお、通常審査の結果、審査が承認されると、通知内容にクレジットカード番号等を参照するためのURLが付される。
【0045】
番号発番部118は、通常審査部110において審査が承認されたことを前提に(S405 OK)、クレジットカード番号を発番する(S407)。会員情報生成部120は、番号発番部118においてクレジットカード番号が発番されると、そのクレジットカード番号、また申込手続部102において取得した顧客情報に基づいて、会員情報を生成し、会員情報記憶部122に記憶する(S408)。
【0046】
利用枠設定部126は、会員情報記憶部122に生成された会員情報が記憶されると、利用枠の上限を、顧客により申請された利用枠の上限(
図5の例では、30万円)で設定する(S409)。外信日次登録部128は、利用枠設定部126において設定された利用枠の上限に基づいて、外部信用情報機関30に日次登録を行う(S410)。
【0047】
また、顧客は、会員情報記憶部122に生成された会員情報が記憶されると、会員情報照会・設定部124によりクレジットカード番号、クレジットカードの有効期限、セキュリティコード等を照会し(S411)、さらに、それらのクレジットカードによる決済で必要とされる情報を用いて、ECサイトで電子商取引を行うことができる(S412)。その後、カード作成・発送部130は、利用枠設定部126において設定された利用枠の上限、また会員情報記憶部122に記憶された会員情報(クレジットカード番号、クレジットカードの有効期限等)に基づいて、クレジットカードを作成し、顧客に発送する(S413)。なお、利用枠設定部126は、顧客がクレジットカードを受領したことを確認すると、顧客により申請可能な利用枠の上限(
図4の例では、50万円)を更新する。
【0048】
図6は、即時審査におけるデータフローを示す図である。顧客は、顧客端末20よりクレジットカードの申し込みに関する要求602をカード会社システム10に対して送信する。具体的には、顧客は、顧客端末20において、クレジットカードの申し込みに関する画面を表示させる。なお、
図6には、図示していないが、ECサイトから、クレジットカードの申込画面を連動して表示させることもできる。
【0049】
カード会社システム10は、外部信用情報機関30に対して、信用情報の照会が可能であるか否かに関する問い合わせ604を行い、その問い合わせ結果606に基づいて、審査方法を決定する。なお、
図6に示す例では、顧客からのクレジットカードの申し込みがあった時点において、外部信用情報機関30に対して照会を行うことができず、カード会社システム10が、審査方法として即時審査を採用した場合を示している。
【0050】
カード会社システム10は、顧客端末20に、即時審査に関する申込入力フォーム608を提供する。顧客は、即時審査に関する申込入力フォーム608に必要事項を入力し、顧客情報610として、カード会社システム10に送信する。カード会社システム10は、顧客端末20からの顧客情報610、またカード会社システム10内部に記憶しているネガティブ情報に基づいて、即時審査を実施し、その審査結果612を顧客端末20に送信する。また、カード会社システム10は、審査の結果、承認されると、外部信用情報機関30に対して日次登録614を行う。
【0051】
顧客は、審査結果612に付されたURLからクレジットカード番号等を照会するために、カード会社システム10に対して、会員情報の照会要求616を行う。カード会社システム10は、顧客端末20からの会員情報の照会要求616に従って、クレジットカード番号等の会員情報618を提供する。なお、顧客は、クレジットカードの申し込みを行った顧客端末20(例えば、PC)と異なる顧客端末20(例えば、スマートフォン)を用いて、クレジットカード番号等の情報を照会することもできる。即ち、顧客は、クレジットカード番号等の会員情報を、複数の顧客端末において、互いに連携させることができる。
【0052】
顧客は、カード会社システム10より提供された会員情報618に基づいて、ECサイト40において、所定の商品に関する購入要求620を行う。ECサイト40は、カード会社システム10に対して承認要求622を送信し、カード会社システム10からの承認結果624を受信すると、決済結果626を顧客端末20に返す。
【0053】
その後において、外部信用情報機関30に対する信用情報の照会が可能になると、カード会社システム10は、外部信用情報機関30に対して、信用情報の照会要求628を行い、外部信用情報機関30からの照会結果630に基づいて通常審査を実施する。カード会社システム10は、審査の結果、承認されると、顧客により申請された利用枠の上限に設定を更新するように、外部信用情報機関30に対して日次登録632を行う。さらに、カード会社システム10は、会員情報618を構成するクレジットカード番号と同一のクレジットカード番号を付したクレジットカード634を作成し、顧客に対して発送する。
【0054】
図7は、即時審査における申込入力フォームの一例を示す図である。より具体的には、前述の
図3のステップS103において、申込手続部102により、顧客端末20に送信される申込入力フォームを示す図である。
図7の申込入力フォームに示されるように、顧客は、「氏名」、「生年月日」、「性別」、「住所」、「E-mailアドレス」、「電話番号」、「勤務先」「利用限度額(利用枠)」等、クレジットカードの入会に関する審査に必要な情報を入力する
【0055】
なお、
図7の下部に示すように、
図7では審査方法として即時審査を予定していることから、利用限度額の上限は一時的に3万円に設定され、顧客により申請された利用限度額の上限は、その後に実施される通常審査が完了する1日後に適用(設定)される旨の注意事項が表示される。
【0056】
図8は、本発明の他の実施形態に係るクレジットカードの即時発番システムの審査方法の決定に関する処理の手順を示すフローチャートである。
図8において、外部信用情報機関30に対する照会が可能である場合に、顧客は、審査方法(即時審査又は通常審査)を選択することができる。
【0057】
カード会社システム50は、申込手続部502により、顧客からのクレジットカードの申し込みに関する要求を受信すると(S501)、
図8に示す処理を開始する。審査方法決定部504は、外部信用情報機関30に対する問い合わせ結果、また現在時刻等に基づいて、外信照会が可能であるか否かを判定する(S502)。審査方法決定部504は、外信照会ができない場合(S502 NG)、審査方法を即時審査に決定し、即時審査に関する入力フォームを顧客端末20に送信し、表示させる(S503)。そして、顧客から入力情報を受信すると(S504)、即時審査に関する処理を実行する(S505)。
【0058】
一方、申込手続部502は、外信照会が可能である場合(S502 OK)、
図9において後述する審査方法の選択画面を送信し、表示させる(S506)。即ち、顧客に、審査方法(即時審査又は通常審査)を選択させる。そして、顧客端末20から審査方法を受信すると(S507)、その受信した審査方法に基づいて、審査方法を決定する(S508)。
【0059】
カード会社システム50は、審査方法決定部504により審査方法が即時審査に決定されると(S508「即時審査」)、前述のステップS503からステップS505までの処理を実行する。また、審査方法決定部504により審査方法が通常審査に決定されると(S508 「通常審査」)、通常審査に関する入力フォームを顧客端末20に送信し、表示させる(S509)。そして、顧客から入力情報を受信すると(S510)、通常審査に関する処理を実行する(S511)。
【0060】
図9は、申込手続部502により顧客端末20に提供される審査方法の選択画面の一例を示す図である。前述のように、外信照会が可能である場合、カード会社システム50は、通常審査を行うことが可能なため、顧客に対して、即時審査又は通常審査のいずれかの審査方法を選択するように促すことができる。
【0061】
この場合において、顧客が、即時審査を選択すると、利用限度額の上限は、通常審査が承認された場合に設定される利用限度額の上限よりも低額に設定されるが、通常審査よりも早期に(例えば、約3分程度で)クレジットカード番号を使用して、電子商取引を行うことができる。一方、顧客が、通常審査を選択すると、即時審査の場合よりもクレジットカード番号の通知は遅れるが(即ち、クレジットカード番号の使用は遅れるが)、利用限度額の上限を、即時審査が承認された場合に一時的に設定される利用限度額の上限よりも高額に設定することができる。
【0062】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。したがって、例えば、外信照会の可否を判定することなく(即ち、外信照会の可否に関わらず)、
図4に示す処理及び機能に基づいて、即時審査を実施し、その後に通常審査を実施することもできる。その他において、外部信用情報機関に対する照会が可能である場合に、ネガティブ情報に基づく審査と、外部信用情報機関に対する照会結果に基づく審査に必要な機能のみを実装したシステム(例えば、即時審査部を実装しない、
図5に示す機能を実装したシステム)において、通常審査を実施し、承認されることを前提に、10分前後という時間で、即時にクレジットカード番号を発番することもできる。
【0063】
また、本発明の範囲は、図示され、記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす、すべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画され得る。
【課題】顧客端末からクレジットカードの入会要求を受けると、その時間に関係することなく、審査を経て、承認されることを前提に、即時にクレジットカード番号を発番し、顧客端末に提供する。
【解決手段】本発明に係るクレジットカードの即時発番システムは、顧客端末から顧客情報を受信する顧客情報受信手段と、ネガティブ情報を記憶するネガティブ情報記憶手段と、前記ネガティブ情報に基づき、クレジットカードの入会審査を即時に行う即時審査手段と、前記即時審査手段による前記クレジットカードの入会審査が承認された場合に、クレジットカード番号を発番する番号発番手段と、前記顧客情報と前記クレジットカード番号とに基づいて、会員情報を生成する会員情報生成手段と、前記顧客端末からの照会要求に応じて、前記会員情報を提供する会員情報提供手段を備える。