特許第6068515号(P6068515)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6068515セリン/トレオニンキナーゼ阻害剤
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6068515
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年1月25日
(54)【発明の名称】セリン/トレオニンキナーゼ阻害剤
(51)【国際特許分類】
   C07D 401/04 20060101AFI20170116BHJP
   C07D 405/14 20060101ALI20170116BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20170116BHJP
   C07D 401/14 20060101ALI20170116BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20170116BHJP
   C07D 409/14 20060101ALI20170116BHJP
   C07D 493/08 20060101ALI20170116BHJP
   C07D 417/14 20060101ALI20170116BHJP
   C07D 471/04 20060101ALI20170116BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20170116BHJP
   A61P 1/04 20060101ALI20170116BHJP
【FI】
   C07D401/04
   C07D405/14CSP
   A61K31/506
   C07D401/14
   C07D413/14
   C07D409/14
   C07D493/08 B
   C07D417/14
   C07D471/04 104Z
   A61K45/00
   A61P35/00
   A61P43/00 111
   A61P35/02
   A61P29/00
   A61P19/02
   A61P1/04
   A61P43/00 121
【請求項の数】174
【全頁数】306
(21)【出願番号】特願2014-560091(P2014-560091)
(86)(22)【出願日】2013年3月1日
(65)【公表番号】特表2015-508828(P2015-508828A)
(43)【公表日】2015年3月23日
(86)【国際出願番号】US2013028622
(87)【国際公開番号】WO2013130976
(87)【国際公開日】20130906
【審査請求日】2015年9月11日
(31)【優先権主張番号】61/605,523
(32)【優先日】2012年3月1日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504344509
【氏名又は名称】アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】509012625
【氏名又は名称】ジェネンテック, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】ブレーク, ジェームズ エフ.
(72)【発明者】
【氏名】シカレリ, マーク ジョセフ
(72)【発明者】
【氏名】ガリー, ルスタム ファルディナンド
(72)【発明者】
【氏名】ゴーディノ, ジョン
(72)【発明者】
【氏名】グリナ, ジョナス
(72)【発明者】
【氏名】モレノ, デイビッド エー.
(72)【発明者】
【氏名】モーア, ピーター ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】レン, リ
(72)【発明者】
【氏名】シュワルツ, ジェイコブ
(72)【発明者】
【氏名】チェン, フイフェン
(72)【発明者】
【氏名】ロバージ, カーク
(72)【発明者】
【氏名】ジョウ, アイフ
【審査官】 三木 寛
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/020786(WO,A1)
【文献】 特表2003−517477(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/077275(WO,A1)
【文献】 特表2005−530810(JP,A)
【文献】 特表2008−502692(JP,A)
【文献】 特表2005−531501(JP,A)
【文献】 国際公開第2005/018557(WO,A1)
【文献】 PETER STANETTY,NOVEL AND EFFICIENT ACCESS TO PHENYLAMINO-PYRIMIDINE TYPE PROTEIN KINASE C INHIBITORS 以下備考,JOURNAL OF ORGANIC CHEMISTRY,2005年 6月24日,V70 N13,P5215-5220,UTILIZING A NEGISHI CROSS-COUPLING STRATEGY
【文献】 富岡 清,人名反応に学ぶ有機合成戦略,日本,(株)化学同人,2007年 3月30日,第1版,P310-311, 448-449
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 401/04
C07D 401/14
C07D 405/14
C07D 409/14
C07D 413/14
C07D 417/14
C07D 471/04
C07D 493/08
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化151】
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(式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
から選択される化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩。
【請求項2】
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
式II:
【化152】
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の構造を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
式III:
【化153】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
式IV:
【化154】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、請求項1からのいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
式V:
【化155】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、請求項1からのいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
式VI:
【化156】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、請求項1からのいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
式VII:
【化157】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、請求項に記載の化合物。
【請求項10】
式VIII:
【化158】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、請求項に記載の化合物。
【請求項11】
式IX:
【化159】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、請求項に記載の化合物。
【請求項12】
式X:
【化160】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、請求項に記載の化合物。
【請求項13】
が、(a)ハロゲン、OR、NR、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1から6個の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、前記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲンおよびORから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(c)ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているフェニル、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)C−Cアルキルおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されている7から10員二環式複素環から選択される、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
が、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、前記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、(e)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環から選択される、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
が、(a)ハロゲン、OR、NR、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1から6個の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、前記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲンおよびORから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(c)ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているフェニル、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)C−Cアルキルおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されている7から10員二環式複素環から選択される、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
各Rが、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
各Rが、水素およびメチルから独立して選択される、請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
およびRが各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される、請求項1から17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
およびRが各々、水素およびメチルから独立して選択される、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
各Rが、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される、請求項1から19のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
各Rが、水素およびメチルから選択される、請求項1から20のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
が、1−ヒドロキシプロパン−2−イル、イソプロピル、1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−シクロプロピルエチル、1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、オキセタン−3−イルメチル、4−メトキシブタン−2−イル、4,4,4−トリフルオロ−1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−アミノプロパン−2−イル、3−ヒドロキシシクロペンチル、3,3−ジフルオロシクロブチル、3−ヒドロキシシクロブチル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、4−フルオロ−2−メチルフェニル、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロジオキソチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソテトラヒドロチオフェン−3−イル、オキセタン−3−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、2,2−ジメチルテトラヒドロピラン−4−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−4−イル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、ピペリジン(piperdin)−3−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、4−(2−メトキシピリジン1−オキシド)、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イル、1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、2−メトキシカルボニルピリジン−4−イル2−カルボキシピリジン−4−イル、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イル、ピリダジン−4−イル、テトラゾール−5−イル、1−メチルテトラゾール−5−イル、2−メチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタピラゾール−3−イル、3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルおよび2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルから選択される、請求項1から21のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項23】
が、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イルおよび1−メチルピラゾール−5−イルから選択される、請求項1から22のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項24】
が、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される、請求項1から23のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項25】
が、水素、メチル、C(=O)C(CHNHまたはC(=O)CHである、請求項1から24のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
が、メチルである、請求項1から25のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項27】
が、水素、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、メチレン、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される、請求項1から26のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項28】
が、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)C−Cアルケニル、(f)フェニル、(g)O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される、請求項1から23のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
が、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、メチレン、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される、請求項1から23または28のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
が、CHOH、CHCHOHおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される、請求項1から29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】
各Rが、ハロゲン、メチル、CF、OCH、OCHF、CNおよびシクロプロピルから独立して選択される、請求項1から30のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
およびRが、水素、OHおよびCHOHから独立して選択される、請求項1から31のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項33】
が、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニル、4−クロロ−3−メトキシフェニル、4−フルオロ−3−メトキシフェニル、5−クロロピリジン−3−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、インドリン−6−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イル、5−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−6−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル、(4−メトキシフェニル)メチル、(4−フルオロフェニル)メチル、(3−クロロフェニル)メチル、(4−クロロフェニル)メチル、(4−メチルフェニル)メチル、(3−メトキシフェニル)メチル、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(3−メチルフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(4−シアノフェニル)メチル、(3−フルオロフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(3,4−ジクロロフェニル)メチル、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチルおよび1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロキシエチルから選択される、請求項1から32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
xが0である、請求項1から33のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項35】
が、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニル、4−クロロ−3−メトキシフェニル、4−フルオロ−3−メトキシフェニル、5−クロロピリジン−3−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、インドリン−6−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イル、5−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イルおよびピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イルから選択される、請求項1から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項36】
が、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニルおよび3−クロロ−5−フルオロフェニルから選択される、請求項1から35のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項37】
が、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イルおよび4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イルおよび5−フルオロインドール−6−イルから選択される、請求項1から35のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項38】
xが1である、請求項1から33のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項39】
が、(4−メトキシフェニル)メチル、(4−フルオロフェニル)メチル、(3−クロロフェニル)メチル、(4−クロロフェニル)メチル、(4−メチルフェニル)メチル、(3−メトキシフェニル)メチル、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(3−メチルフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(4−シアノフェニル)メチル、(3−フルオロフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(3,4−ジクロロフェニル)メチル、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチルおよび1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロキシエチルから選択される、請求項1から33または38のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項40】
が、水素である、請求項1から27および31から33のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項41】
が、水素であるか、OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキルであり;
xが、0であり;
が、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員複素環であるか、または1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員ヘテロアリールである、
請求項1から23のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項42】
が、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;
が、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、
が、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである、
請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項43】
が、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;
が、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、
が、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである、
請求項1から12または42のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項44】
が、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イルおよび1−メチルピラゾール−5−イルから選択され;
が、CHOH、CHCHOHおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択され;そして、
が、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニルおよび3−クロロ−5−フルオロフェニルから選択される、
請求項1から12、42または43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項45】
が、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールから選択され;
が、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、
が、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員ヘテロアリールであって、1個のNヘテロ原子を含有するヘテロアリールである、
請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項46】
が、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;
が、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、
が、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員ヘテロアリールであって、1個のNヘテロ原子を含有するヘテロアリールである、
請求項1から12または45のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項47】
が、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イルおよび1−メチルピラゾール−5−イルから選択され;
が、CHOH、CHCHOHおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択され;そして、
が、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イルおよび4−フルオロインドール−2−イルから選択される、
請求項1から12、45または46のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項48】
が、水素、Fおよびメチルから選択される、請求項1から47のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項49】
が、水素、F、Clおよびメチルから選択される、請求項1から48のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項50】
が、水素およびC−Cアルキルから選択される、請求項1から49のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項51】
が、水素およびメチルから選択される、請求項1から50のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項52】
が、水素およびハロゲンから選択される、請求項1から51のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項53】
が、水素およびFから選択される、請求項1から52のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項54】
が水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから選択され、Rが水素であり、Rが水素であるか;
が水素であり、Rが水素およびC−Cアルキルから選択され、Rが水素であるか;または
が水素であり、Rが水素であり、Rが水素およびハロゲンから選択される、請求項1から47のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項55】
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((R)−ピロリジン−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−2−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリダジン−3(2H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−メチル−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン;
1−ベンズヒドリル−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((6−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4−クロロ−3−フルオロフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(2−((1S,4R,5R)−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシブチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(2−ヒドロキシ−1−(1H−インドール−2−イル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((R)−ピロリジン−3−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)酢酸;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ビニル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロキシプロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)((R)−ピロリジン−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−フェニルエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−フェニルエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(イソプロピルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ジオキソ−チオピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((R)−1−シクロプロピルエチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((R)−1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−6−メチル−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル) アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((R)−1−(3−クロロフェニル)プロピル)−4−(2−((1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((R)−1−(3−クロロフェニル)プロピル)−4−(2−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ) ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((オキセタン−3−イルメチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−(5−クロロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(3−クロロフェニル)プロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((オキセタン−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(2−ヒドロキシ−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(2−ヒドロキシ−1−m−トリルエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
3−(2−ヒドロキシ−1−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル)ベンゾニトリル;
1−(2−ヒドロキシ−1−(3−メトキシフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((3−クロロフェニル)((S)−ピロリジン−3−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((R)−テトラヒドロフラン−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−テトラヒドロフラン−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3,4−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((オキセタン−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3,3−ジフルオロシクロブチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
(S)−1−(1−(2−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
1−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((S)−ピロリジン−3−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロフェニル)プロピル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(2,3−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−フェニルエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)((S)−ピロリジン−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(5−クロロピリジン−3−イル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(2−((6−メトキシピリジン−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(2−)(6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3,5−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3R,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3R,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2,2−ジメチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−4−メトキシブタン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−メトキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(5−クロロ−2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
1−(1−(2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(((S)−1−ヒドロキシブタン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(2−ヒドロキシ−1−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル)−2−メトキシベンゾニトリル;
(S)−1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−エチルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((6−メチルピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−シクロプロピルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((4,4,4−トリフルオロ−1−ヒドロキシブタン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(ピロリジン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4−メトキシフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4−フルオロフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−クロロフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−(2−(アゼチジン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4−クロロフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4−メチルフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−メトキシフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(ピペリジン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−インドール−5−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−メチルフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(3−(トリフルオロメチル)フェネチル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(4−(トリフルオロメトキシ)フェネチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(1H−インドール−5−イル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(2−((1−アミノプロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((5−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−(2−((5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((cis)−2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(1H−インドール−2−イル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(3,4−ジクロロフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル)ベンゾニトリル;
1−(1−(1H−インドール−6−イル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ビニル)−4−(2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−エチル−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((R)−1−(メチルアミノ)プロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−フルオロフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(((cis)−2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(3−(トリフルオロメトキシ)フェネチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((S)−1−(メチルアミノ)プロパン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((4−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[c]ピラゾール−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−5−((4−(1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−1−メチル−1H−ピラゾールカルボ−4−カルボニトリル;
1−((3,4−ジクロロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((4−フルオロ−2−メチルフェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−インダゾール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−インドール−7−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イルメチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−インドール−4−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−(((cis)−2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−エチル−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−イソプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((3,4−ジクロロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((3−クロロ−1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(インドリン−6−イルメチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イルメチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((R)−1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,3,5−トリメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((cis)−3−ヒドロキシシクロブチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((trans)−3−ヒドロキシシクロブチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((5−クロロベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−メトキシシクロブチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((5−クロロ−1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((5−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((3−メチル−1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1−メチル−1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−インドール−3−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((6−クロロベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((2−メチル−1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((7−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−((4−(1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)−2−メトキシピリジン 1−オキシド;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((2,3−ジメチル−1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((3−メチル−1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((3−クロロ−1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((2−メチル−1H−インドール−3−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−エチル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((6−クロロ−1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((3−シクロプロピル−1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((6−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((3−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−フルオロ−1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−(5−フルオロ−2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−(5−フルオロ−2−((3−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ビニル)−4−(2−((1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−((4−(1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピコリン酸メチル;
(S)−4−((4−(1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピコリン酸;
(S)−1−(1−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((3−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−シクロプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−シクロプロピル−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2,3−ジメチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2,5−ジメチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−((3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((7−フルオロ−1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−クロロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−(2−((1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−メチルピリダジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(ピリダジン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((R)−ピロリジン−3−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((4−フルオロ−1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
2−アミノ−2−メチルプロパン酸(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル;
(S)−1−(1−(5−フルオロ−1H−インドール−2−イル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
酢酸(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)エチル;
1−((5−フルオロ−1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ビニル)−4−(2−((1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4−メトキシベンジル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−フルオロ−4−メトキシベンジル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−メトキシフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−4−(2−((2H−テトラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1R,3R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシブチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−((1S,3R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシブチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(2−アミノ−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−クロロベンジル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4−クロロベンジル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4−クロロ−3−フルオロベンジル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−クロロ−4−フルオロベンジル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−(ヒドロキシメチル)ピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−2−((4−(1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4(3H)−オン;
(S)−4−(2−((1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−メチルオキセタン−3−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((4−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3,5−ジメチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3−ヒドロキシピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン;または
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
であ化合物;またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩。
【請求項56】
化合物
【化160A】
[この文献は図面を表示できません]

またはその医薬的に許容され得る塩。
【請求項57】
化合物
【化160B】
[この文献は図面を表示できません]

またはその医薬的に許容され得る塩と、少なくとも一つの医薬的に許容され得る担体、賦形剤または希釈剤とを含む医薬組成物。
【請求項58】
請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む医薬組成物。
【請求項59】
請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩と、少なくとも一つの医薬的に許容され得る担体、賦形剤または希釈剤とを含む医薬組成物。
【請求項60】
過剰増殖性疾患の処置において使用するための、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む医薬組成物。
【請求項61】
過剰増殖性疾患の処置のための医薬品の製造における、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩の使用。
【請求項62】
医薬品として使用するための組成物であって、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【請求項63】
治療において使用するための組成物であって、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【請求項64】
過剰増殖性疾患の処置において使用するための組成物であって、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【請求項65】
細胞におけるERKプロテインキナーゼ活性を阻害するための組成物であって、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【請求項66】
ERKプロテインキナーゼ活性の阻害を、それを必要とする患者において行うための組成物であって、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【請求項67】
過剰増殖性障害の処置または過剰増殖性障害の重症度の改善を、それを必要とする患者において行うための組成物であって、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【請求項68】
前記過剰増殖性障害が、腺腫、膀胱癌、脳癌、乳癌、結腸癌、表皮癌、濾胞状癌、尿生殖路の癌、神経膠芽腫、ホジキン病、頭頸部癌、ヘパトーマ、角化性棘細胞腫、腎臓癌、大細胞癌、白血病、肺腺癌、肺癌、リンパ障害、黒色腫および非黒色腫皮膚癌、骨髄異形成症候群、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫、卵巣癌、乳頭状癌、膵臓癌、前立腺癌、直腸癌、肉腫、小細胞癌、精巣癌、奇形癌腫(tetracarcinoma)、甲状腺癌および未分化癌から成る群より選択される、請求項67に記載の組成物。
【請求項69】
前記過剰増殖性疾患が、黒色腫、膵臓癌、甲状腺癌、結腸直腸癌、肺癌、乳癌および卵巣癌から成る群より選択される、請求項67に記載の組成物。
【請求項70】
前記過剰増殖性疾患が、急性骨髄性白血病、慢性骨髄単球性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫および骨髄性白血病から成る群より選択される、請求項67に記載の組成物。
【請求項71】
請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩が、過剰増殖性障害を処置または改善するために使用される少なくとも一つの他の化学療法剤と併用投与される、請求項67から70のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項72】
炎症性疾患の処置において使用するための、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む医薬組成物。
【請求項73】
炎症性疾患の処置に使用するための医薬品の製造における、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩の使用。
【請求項74】
炎症性疾患の処置用の組成物であって、請求項1から56のいずれか一項に記載の化合物を含む、組成物。
【請求項75】
炎症性障害の処置または炎症性障害の重症度の改善を、それを必要とする患者において行うための組成物であって、請求項1から55のいずれか一項に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩、あるいは請求項56に記載の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を含む、組成物。
【請求項76】
前記炎症性障害が、関節炎、腰痛、炎症性腸疾患およびリウマチから選択される、請求項72、74および75のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項77】
前記炎症性障害が、関節炎、腰痛、炎症性腸疾患およびリウマチから選択される、請求項73に記載の使用。
【請求項78】
式10.1の化合物であって、
【化161】
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式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;ならびに
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択される、
化合物。
【請求項79】
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、請求項78に記載の化合物。
【請求項80】
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、請求項78または79に記載の化合物。
【請求項81】
式1.4:
【化162】
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を有する、請求項78から80のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項82】
4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンである、請求項79から81のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項83】
式10.2の化合物であって、
【化163】
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式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である、
化合物。
【請求項84】
式10.3:
【化164】
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を有する、請求項83に記載の化合物。
【請求項85】
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、請求項83または84に記載の化合物。
【請求項86】
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、請求項83から85のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項87】
構造3.2:
【化165】
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を有する、請求項83から86のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項88】
0から3個のR基で置換されている、請求項83から87のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項89】
1または2個のR基で置換されている、請求項83から88のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項90】
メタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル;
メタンスルホン酸(R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル;
メタンスルホン酸2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル;および
メタンスルホン酸2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル
から選択される化合物。
【請求項91】
メタンスルホン酸(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロピルである化合物。
【請求項92】
式10.6の化合物であって、
【化166】
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式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である、
化合物。
【請求項93】
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、請求項92に記載の化合物。
【請求項94】
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、請求項92または93に記載の化合物。
【請求項95】
構造10.7:
【化167】
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を有する、請求項92から94のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項96】
構造8.1
【化168】
[この文献は図面を表示できません]

を有する、請求項92から95のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項97】
0から3個のR基で置換されている、請求項95または96に記載の化合物。
【請求項98】
1または2個のR基で置換されている、請求項95から97のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項99】
(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンである化合物。
【請求項100】
式10.1の化合物を調製するプロセスであって、
(a)構造
【化171】
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を有する化合物を、構造
【化172】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物とカップリングさせて、構造
【化173】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を調製する工程;および
(b)構造
【化174】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を加水分解して、式10.1の化合物
【化175】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;ならびに
11は、Cl、BrおよびIから選択される)
を包含するプロセス。
【請求項101】
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、請求項100に記載のプロセス。
【請求項102】
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、請求項100または101に記載のプロセス。
【請求項103】
式1.4の化合物が調製される、請求項100から102のいずれか一項に記載のプロセスであって、
(a)式1.1の化合物
【化176】
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を式1.2の化合物
【化177】
[この文献は図面を表示できません]

とカップリングさせて、式1.3の化合物
【化178】
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を調製する工程;および
(b)前記式1.3の化合物を加水分解して、式1.4の化合物
【化179】
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を調製する工程
を包含する、プロセス。
【請求項104】
前記工程(a)におけるカップリングが、鈴木反応によって行われる、請求項100から103のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項105】
前記工程(b)における加水分解が、酸性条件下で行われる、請求項100または104のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項106】
前記工程(b)における加水分解が、HCl水溶液の添加により行われる、請求項100から105のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項107】
式10.2の化合物を調製するプロセスであって、
式10.1の化合物
【化180】
[この文献は図面を表示できません]

を、構造
【化181】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物と反応させて、式10.2の化合物
【化182】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;
xは、0または1であり;ならびに
Xは、Cl、Br、I、OMsまたはOTfである)
を包含するプロセス。
【請求項108】
式10.3の化合物が調製される、請求項107に記載のプロセスであって、
式10.1の化合物
【化183】
[この文献は図面を表示できません]

を式3.1の化合物
【化184】
[この文献は図面を表示できません]

と反応させて、式10.3の化合物
【化185】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
【請求項109】
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、請求項107または108に記載のプロセス。
【請求項110】
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、請求項107から109のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項111】
式3.2の化合物が調製される、請求項107から110のいずれか一項に記載のプロセスであって、
式1.4の化合物
【化186】
[この文献は図面を表示できません]

を式3.1の化合物
【化187】
[この文献は図面を表示できません]

と反応させて、式3.2の化合物
【化188】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
【請求項112】
前記化合物が、0から3個のR基で置換されている、請求項107から111のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項113】
前記化合物が、1または2個のR基で置換されている、請求項107から112のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項114】
前記反応が、アルキル化である、請求項107から113のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項115】
前記反応が、塩基の存在下で行われる、請求項107から114のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項116】
前記塩基が、KHMDSまたはKOt−Buである、請求項115に記載のプロセス。
【請求項117】
前記反応が、溶媒中で行われる、請求項107から116のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項118】
前記溶媒が、THF、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンである、請求項117に記載のプロセス。
【請求項119】
前記反応が、触媒を含む、請求項107から118のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項120】
前記触媒が、テトラブチルアンモニウムヨージドである、請求項119に記載のプロセス。
【請求項121】
式10.2の化合物を調製するプロセスであって、
式10.1の化合物
【化189】
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を、構造
【化190】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物と反応させて、式10.2の化合物
【化191】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
を包含するプロセス。
【請求項122】
式10.3の化合物が調製される、請求項121に記載のプロセスであって、
式10.1の化合物
【化192】
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を式4.1の化合物
【化193】
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と反応させて、式10.3の化合物
【化194】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
【請求項123】
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、請求項121または122に記載のプロセス。
【請求項124】
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、請求項121から123のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項125】
式3.2の化合物が調製される、請求項121から124のいずれか一項に記載のプロセスであって、
式1.4の化合物
【化195】
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を式4.1の化合物
【化196】
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と反応させて、式3.2の化合物
【化197】
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を調製する工程を包含する、プロセス。
【請求項126】
前記化合物が、0から3個のR基で置換されている、請求項121から125のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項127】
前記化合物が、1または2個のR基で置換されている、請求項121から126のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項128】
前記反応が、光延反応である、請求項121から127のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項129】
前記反応がDIADおよびPPhを含む、請求項121から128のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項130】
前記反応が、溶媒中でのものである、請求項121から129のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項131】
前記溶媒が、THFである、請求項130に記載のプロセス。
【請求項132】
式10.6の化合物を調製するプロセスであって、
式10.2の化合物
【化198】
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を酸化して、式10.6の化合物
【化199】
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を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
を包含するプロセス。
【請求項133】
式10.7の化合物が調製される、請求項132に記載のプロセスであって、
式10.3の化合物
【化200】
[この文献は図面を表示できません]

を酸化して、式10.7の化合物
【化201】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
【請求項134】
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、請求項132または133に記載のプロセス。
【請求項135】
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、請求項132から134のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項136】
式8.1の化合物が調製される、請求項132から135のいずれか一項に記載のプロセスであって、
式3.2の化合物
【化202】
[この文献は図面を表示できません]

を酸化して、式8.1の化合物
【化203】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
【請求項137】
前記化合物が、0から3個のR基で置換されている、請求項132から136のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項138】
前記化合物が、1または2個のR基で置換されている、請求項132から137のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項139】
前記酸化が、mCPBAでのものである、請求項132から138のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項140】
前記酸化が、溶媒中でのものである、請求項132から139のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項141】
前記溶媒が、DCMである、請求項140に記載のプロセス。
【請求項142】
式10.8の化合物を調製するプロセスであって、
(a)構造
【化204】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を、構造
【化205】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物とカップリングさせて、構造
【化206】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を調製する工程;
(b)構造
【化207】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物をNHと反応させて、構造
【化208】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を調製する工程;および
(c)構造
【化209】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を加水分解して、式10.8の化合物
【化210】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;ならびに
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される)
を包含するプロセスであって、
ただし、式10.8の化合物は、
【化1】
[この文献は図面を表示できません]

または
【化2】
[この文献は図面を表示できません]

ではない、
プロセス
【請求項143】
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、請求項142に記載のプロセス。
【請求項144】
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、請求項142または143に記載のプロセス。
【請求項145】
式9.4の化合物が調製される、請求項142から144のいずれか一項に記載のプロセスであって、
(a)式9.1の化合物
【化211】
[この文献は図面を表示できません]

を式1.2の化合物
【化212】
[この文献は図面を表示できません]

とカップリングさせて、式9.2の化合物
【化213】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程;
(b)前記式9.2の化合物をNHと反応させて、式9.3の化合物
【化214】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程;および
(c)前記式9.3の化合物を加水分解して、式9.4の化合物
【化215】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
を包含する、プロセス。
【請求項146】
前記工程(a)におけるカップリングが、鈴木カップリングである、請求項142から145のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項147】
工程(a)における前記カップリングが、Pd触媒を含む、請求項142から146のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項148】
前記工程(a)におけるPd触媒が、PdCl(dppf)である、請求項147に記載のプロセス。
【請求項149】
前記工程(a)におけるカップリングが、塩基の存在下で行われる、請求項142から148のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項150】
前記工程(a)における塩基が、NaCOである、請求項149に記載のプロセス。
【請求項151】
前記工程(b)における反応が、塩基の存在下で行われる、請求項142から150のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項152】
前記工程(b)における塩基が、ヒューニッヒ塩基である、請求項151に記載のプロセス。
【請求項153】
前記工程(b)における反応が、溶媒中で行われる、請求項142から152のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項154】
前記工程(b)における溶媒が、N,N−ジメチルアセトアミドまたは2−ブタノールである、請求項153に記載のプロセス。
【請求項155】
前記工程(b)における反応が、熱を用いて行われる、請求項142から154のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項156】
前記工程(c)における加水分解が、酸水溶液を用いて行われる、請求項142から155のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項157】
前記工程(c)における酸が、HClである、請求項156に記載のプロセス。
【請求項158】
前記工程(c)における加水分解が、塩基を用いて行われる、請求項142から155のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項159】
前記工程(c)における塩基が、NaOHである、請求項158に記載のプロセス。
【請求項160】
式Iの化合物を調製するプロセスであって、
式10.6の化合物
【化216】
[この文献は図面を表示できません]

をNHと反応させて、式Iの化合物
【化217】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
を包含するプロセス。
【請求項161】
前記反応が、溶媒中で行われる、請求項160に記載のプロセス。
【請求項162】
前記溶媒が、sec−BuOHである、請求項61に記載のプロセス。
【請求項163】
式Iの化合物を調製するプロセスであって、
式10.6の化合物
【化218】
[この文献は図面を表示できません]

をNHと反応させて、式Iの化合物
【化219】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
を包含するプロセス。
【請求項164】
前記反応が、溶媒中で行われる、請求項163に記載のプロセス。
【請求項165】
前記溶媒が、sec−BuOHである、請求項64に記載のプロセス。
【請求項166】
式Iの化合物を調製するプロセスであって、
式10.8の化合物
【化220】
[この文献は図面を表示できません]

を、構造
【化221】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物と反応させて、式Iの化合物
【化222】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;
xは、0または1であり;ならびに
Xは、Cl、Br、I、OMsまたはOTfである)
を包含するプロセス。
【請求項167】
前記反応が、塩基の存在下で行われる、請求項166に記載のプロセス。
【請求項168】
前記塩基が、KHMDSまたはKOt−Buである、請求項67に記載のプロセス。
【請求項169】
前記反応が、溶媒中で行われる、請求項166から168のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項170】
前記溶媒が、THF、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンである、請求項169に記載のプロセス。
【請求項171】
前記反応が、触媒を用いて行われる、請求項166から170のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項172】
前記触媒が、テトラブチルアンモニウムヨージドである、請求項171に記載のプロセス。
【請求項173】
式XI:
【化223】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
pdは、OP(=O)(OH)またはCHOP(=O)(OH)であり;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
から選択される化合物。
【請求項174】
リン酸二水素(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル;および
リン酸二水素(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エトキシ)メチル
から選択される、請求項173に記載の化合物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の背景
発明の分野
【0002】
本発明は、セリン/トレオニンキナーゼを阻害する化合物であって、癌性組織において一般に過活性であるかまたは過発現するシグナル伝達経路を阻害することにより過剰増殖性疾患および新生物疾患の処置に有用である化合物に関する。本化合物は、ERK(細胞外シグナル調節キナーゼ)の選択的阻害剤である。本発明は、さらに、本発明の化合物での癌または過剰増殖性疾患の処置方法に関する。
【背景技術】
【0003】
最新技術の説明
【0004】
腫瘍の成長、進行および転移に関与するプロセスは、癌細胞において活性化されるシグナル伝達経路によって媒介される。ERK経路は、リガンド結合細胞表面受容体チロシンキナーゼ(receptor tyrosine kinase:「RTK’s」)、例えば、ErbBファミリー、PDGF、FGFおよびVEGF受容体チロシンキナーゼからの細胞外シグナルを中継することにより、哺乳動物細胞成長の調節に中心的な役割を果たす。RTKの活性化は、Rasの活性化で始まる一連のリン酸化事象を誘導する。Rasの活性化は、Raf(セリン−トレオニンキナーゼ)の動員および活性化につながる。活性化されたRafは、次に、MEK1/2をリン酸化および活性化し、そのMEK1/2が、次に、ERK1/2をリン酸化および活性化する。活性化されると、ERK1/2は、細胞骨格変化および転写活性化をはじめとする多数の細胞事象に関与する幾つかの下流の標的をリン酸化する。ERK/MAPK経路は、細胞増殖に最も重要なものの1つであり、またERK/MAPK経路は多くの腫瘍において活性化されることが多いと考えられている。ERK1/2の上流にあるRas遺伝子は、結腸直腸腫瘍、黒色腫、乳房腫瘍および膵臓腫瘍をはじめとする幾つかの癌では、変異を起こされる。多くのヒト腫瘍において、高いRas活性は、ERK活性の上昇を伴う。加えて、BRAF(Rafファミリーのセリン−トレオニンキナーゼ)の変異は、キナーゼ活性の増加を随伴する。BRAFの変異は、黒色腫(60%)、甲状腺癌(40%より高率)および結腸直腸癌において同定されている。これらの観察は、ERK1/2シグナル伝達経路が、広範囲のヒト腫瘍における抗癌治療に対する魅力的な経路であることを示す(Kohno,M.およびJ.Pouyssegur、「Pharmacological inhibitors of the ERK signaling pathway: application as anticancer drugs」、Prog.Cell Cycle Res.第5巻(2003):219−224頁)。
【0005】
ERK経路は、疼痛および炎症の処置の有望な治療標的としても特記されている(Ma,WeiyaおよびRemi Quirion、「The ERK/MAPK pathway,as a target for the treatment of neuropathic pain」、Expert Opin.Ther.Targets.9(4)(2005):699−713頁;ならびにSommer,ClaudiaおよびFrank Birklein、「Resolvins and inflammatory pain」、F1000 Medicine Reports.3:19(2011))。
したがって、ERK活性(すなわち、ERK1および/またはERK2活性)の小分子阻害剤は、例えば、黒色腫、膵臓癌、甲状腺癌、結腸直腸癌、肺癌、乳癌および卵巣癌などの広範囲の癌の処置はもちろん、疼痛および炎症、例えば、関節炎、腰痛、炎症性腸疾患およびリウマチの処置にも有用であるだろう。このような寄与を本明細書において提供する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Kohno,M.およびJ.Pouyssegur、「Pharmacological inhibitors of the ERK signaling pathway: application as anticancer drugs」、Prog.Cell Cycle Res.第5巻(2003):219−224頁
【非特許文献2】Ma,WeiyaおよびRemi Quirion、「The ERK/MAPK pathway,as a target for the treatment of neuropathic pain」、Expert Opin.Ther.Targets.9(4)(2005):699−713頁
【非特許文献3】Sommer,ClaudiaおよびFrank Birklein、「Resolvins and inflammatory pain」、F1000 Medicine Reports.3:19(2011)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明の要旨
癌および過剰増殖性状態に対して使用することができる新たな新規治療剤が必要とされ続けている。Raf/MEK/ERK経路は、多くの癌性組織において過発現し、そして/または過活性であることが多い重要なシグナル伝達経路である。新たな医薬化合物の設計および開発が必要不可欠である。
【0008】
より具体的には、1つの態様は、式Iの化合物
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、X、X、Y、Y、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
またはそれらの立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは医薬的に許容され得る塩を提供する。
【0009】
もう1つの態様は、式II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXおよびXの化合物、またはこれらの立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を提供する。
【0010】
もう1つの態様は、治療有効量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXによる化合物、またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を、それを必要とする患者に投与することによる、過剰増殖性障害の処置方法を提供する。上記化合物を単独で投与することができ、または少なくとも一つの他の抗過剰増殖もしくは化学療法化合物と併用投与(co−administer)することができる。
【0011】
もう1つの態様は、細胞におけるERKプロテインキナーゼ活性を阻害する方法であって、ERKキナーゼ活性の減弱または除去に有効な量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXによる化合物、またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩で上記細胞を処置する工程を包含する方法を提供する。
【0012】
もう1つの態様は、ERKによりモジュレートされる疾患または障害を処置または予防する方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物に、有効量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物、またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与する工程を包含する方法を提供する。かかる疾患および障害の例としては、癌などの過剰増殖性障害が挙げられるが、これらに限定されない。
【0013】
もう1つの態様は、癌を処置または予防する方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物に、有効量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物、またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を単独で、または抗癌特性を有する一つもしくは複数のさらなる化合物と併用で投与する工程を包含する方法を提供する。
【0014】
もう1つの態様は、哺乳動物において過剰増殖性疾患を処置する方法であって、治療有効量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物、またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を上記哺乳動物に投与する工程を包含する方法を提供する。
【0015】
もう1つの態様は、過剰増殖性疾患の処置のための医薬品の製造における、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物、またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩の使用を提供する。
【0016】
もう1つの態様は、例えば、過剰増殖性疾患の処置において使用するための、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物、またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を提供する。
【0017】
もう1つの態様は、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物、またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩と、医薬的に許容され得る担体、希釈剤または賦形剤とを含む医薬組成物を提供する。
【0018】
もう1つの態様は、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXまたはXの化合物を調製するための中間体を提供する。上記式の特定の化合物を、上記式の他の化合物のための中間体として使用してもよい。
【0019】
もう1つの態様は、本明細書に記載する化合物の調製プロセス、分離方法および精製方法を含む。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
式I:
【化151】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
から選択される化合物またはその立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは医薬的に許容され得る塩。
(項目2)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目1に記載の化合物。
(項目3)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目1または2に記載の化合物。
(項目4)
式II:
【化152】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、項目1から3のいずれか一項に記載の化合物。
(項目5)
式III:
【化153】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、項目1から3のいずれか一項に記載の化合物。
(項目6)
式IV:
【化154】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、項目1から5のいずれか一項に記載の化合物。
(項目7)
式V:
【化155】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、項目1から5のいずれか一項に記載の化合物。
(項目8)
式VI:
【化156】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目9)
式VII:
【化157】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目10)
式VIII:
【化158】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目11)
式IX:
【化159】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目12)
式X:
【化160】
[この文献は図面を表示できません]

の構造を有する、項目1から7のいずれか一項に記載の化合物。
(項目13)
が、(a)ハロゲン、OR、NR、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1から6個の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、前記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲンおよびORから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(c)ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているフェニル、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)C−Cアルキルおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されている7から10員二環式複素環から選択される、項目1から12のいずれか一項に記載の化合物。
(項目14)
が、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合によりされているC−Cアルキルであって、前記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、(e)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環から選択される、項目1から12のいずれか一項に記載の化合物。
(項目15)
が、(a)ハロゲン、OR、NR、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1から6個の基で場合によりされているC−Cアルキルであって、前記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲンおよびORから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(c)ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているフェニル、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)C−Cアルキルおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されている7から10員二環式複素環から選択される、項目1から12のいずれか一項に記載の化合物。
(項目16)
各Rが、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される、項目1から15のいずれか一項に記載の化合物。
(項目17)
各Rが、水素およびメチルから独立して選択される、項目1から16のいずれか一項に記載の化合物。
(項目18)
およびRが各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される、項目1から17のいずれか一項に記載の化合物。
(項目19)
およびRが各々、水素およびメチルから独立して選択される、項目1から18のいずれか一項に記載の化合物。
(項目20)
各Rが、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される、項目1から19のいずれか一項に記載の化合物。
(項目21)
各Rが、水素およびメチルから選択される、項目1から20のいずれか一項に記載の化合物。
(項目22)
が、1−ヒドロキシプロパン−2−イル、イソプロピル、1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−シクロプロピルエチル、1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、オキセタン−3−イルメチル、4−メトキシブタン−2−イル、4,4,4−トリフルオロ−1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−アミノプロパン−2−イル、3−ヒドロキシシクロペンチル、3,3−ジフルオロシクロブチル、3−ヒドロキシシクロブチル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、4−フルオロ−2−メチルフェニル、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロジオキソチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソテトラヒドロチオフェン−3−イル、オキセタン−3−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、2,2−ジメチルテトラヒドロピラン−4−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−4−イル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、ピペリジン(piperdin)−3−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、4−(2−メトキシピリジン1−オキシド)、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イル、1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、メチル4−ピコリネート、4−ピコリン酸、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イル、ピリダジン−4−イル、テトラゾール−5−イル、1−メチルテトラゾール−5−イル、2−メチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタピラゾール−3−イル、3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルおよび2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルから選択される、項目1から21のいずれか一項に記載の化合物。
(項目23)
が、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イルおよび1−メチルピラゾール−5−イルから選択される、項目1から22のいずれか一項に記載の化合物。
(項目24)
が、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される、項目1から23のいずれか一項に記載の化合物。
(項目25)
が、水素、メチル、C(=O)C(CHNHまたはC(=O)CHである、項目1から24のいずれか一項に記載の化合物。
(項目26)
が、メチルである、項目1から25のいずれか一項に記載の化合物。
(項目27)
が、水素、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、メチレン、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される、項目1から26のいずれか一項に記載の化合物。
(項目28)
が、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)C−Cアルケニル、(f)フェニル、(g)O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される、項目1から23のいずれか一項に記載の化合物。
(項目29)
が、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、メチレン、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される、項目1から23または28のいずれか一項に記載の化合物。
(項目30)
が、CHOH、CHCHOHおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される、項目1から29のいずれか一項に記載の化合物。
(項目31)
各Rが、ハロゲン、メチル、CF、OCH、OCHF、CNおよびシクロプロピルから独立して選択される、項目1から30のいずれか一項に記載の化合物。
(項目32)
およびRが、水素、OHおよびCHOHから独立して選択される、項目1から31のいずれか一項に記載の化合物。
(項目33)
が、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニル、4−クロロ−3−メトキシフェニル、4−フルオロ−3−メトキシフェニル、5−クロロピリジン−3−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、インドリン−6−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イル、5−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−6−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル、(4−メトキシフェニル)メチル、(4−フルオロフェニル)メチル、(3−クロロフェニル)メチル、(4−クロロフェニル)メチル、(4−メチルフェニル)メチル、(3−メトキシフェニル)メチル、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(3−メチルフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(4−シアノフェニル)メチル、(3−フルオロフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(3,4−ジクロロフェニル)メチル、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチルおよび1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロキシエチルから選択される、項目1から32のいずれか一項に記載の化合物。
(項目34)
xが0である、項目1から33のいずれか一項に記載の化合物。
(項目35)
が、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニル、4−クロロ−3−メトキシフェニル、4−フルオロ−3−メトキシフェニル、5−クロロピリジン−3−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、インドリン−6−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イル、5−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イルおよびピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イルから選択される、項目1から34のいずれか一項に記載の化合物。
(項目36)
が、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニルおよび3−クロロ−5−フルオロフェニルから選択される、項目1から35のいずれか一項に記載の化合物。
(項目37)
が、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イルおよび4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イルおよび5−フルオロインドール−6−イルから選択される、項目1から35のいずれか一項に記載の化合物。
(項目38)
xが1である、項目1から33のいずれか一項に記載の化合物。
(項目39)
が、(4−メトキシフェニル)メチル、(4−フルオロフェニル)メチル、(3−クロロフェニル)メチル、(4−クロロフェニル)メチル、(4−メチルフェニル)メチル、(3−メトキシフェニル)メチル、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(3−メチルフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(4−シアノフェニル)メチル、(3−フルオロフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(3,4−ジクロロフェニル)メチル、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチルおよび1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロキシエチルから選択される、項目1から33または38のいずれか一項に記載の化合物。
(項目40)
が、水素である、項目1から27および31から33のいずれか一項に記載の化合物。
(項目41)
が、水素であるか、OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキルであり;
xが、0であり;
が、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員複素環であるか、または1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員ヘテロアリールである、
項目1から23のいずれか一項に記載の化合物。
(項目42)
が、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;
が、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、
が、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである、
項目1から12のいずれか一項に記載の化合物。
(項目43)
が、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;
が、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、
が、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである、
項目1から12または42のいずれか一項に記載の化合物。
(項目44)
が、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イルおよび1−メチルピラゾール−5−イルから選択され;
が、CHOH、CHCHOHおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択され;そして、
が、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニルおよび3−クロロ−5−フルオロフェニルから選択される、
項目1から12、42または43のいずれか一項に記載の化合物。
(項目45)
が、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールから選択され;
が、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、
が、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員ヘテロアリールであって、1個のNヘテロ原子を含有するヘテロアリールである、
項目1から12のいずれか一項に記載の化合物。
(項目46)
が、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;
が、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、
が、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員ヘテロアリールであって、1個のNヘテロ原子を含有するヘテロアリールである、
項目1から12または45のいずれか一項に記載の化合物。
(項目47)
が、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イルおよび1−メチルピラゾール−5−イルから選択され;
が、CHOH、CHCHOHおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択され;そして、
が、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イルおよび4−フルオロインドール−2−イルから選択される、
項目1から12、45または46のいずれか一項に記載の化合物。
(項目48)
が、水素、Fおよびメチルから選択される、項目1から47のいずれか一項に記載の化合物。
(項目49)
が、水素、F、Clおよびメチルから選択される、項目1から48のいずれか一項に記載の化合物。
(項目50)
が、水素およびC−Cアルキルから選択される、項目1から49のいずれか一項に記載の化合物。
(項目51)
が、水素およびメチルから選択される、項目1から50のいずれか一項に記載の化合物。
(項目52)
が、水素およびハロゲンから選択される、項目1から51のいずれか一項に記載の化合物。
(項目53)
が、水素およびFから選択される、項目1から52のいずれか一項に記載の化合物。
(項目54)
が水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから選択され、Rが水素であり、Rが水素であるか;
が水素であり、Rが水素およびC−Cアルキルから選択され、Rが水素であるか;または
が水素であり、Rが水素であり、Rが水素およびハロゲンから選択される、
項目1から47のいずれか一項に記載の化合物。
(項目55)
実施例1から323から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目56)
実施例1から310から選択される、項目1に記載の化合物。
(項目57)
項目1から56のいずれか一項に記載の化合物であって、前記化合物が実施例311から323ではないという条件を有する、化合物。
(項目58)
項目1から57のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
(項目59)
項目1から57のいずれか一項に記載の化合物と少なくとも一つの医薬的に許容され得る担体、賦形剤または希釈剤とを含む医薬組成物。
(項目60)
過剰増殖性疾患の処置において使用するための、項目1から57のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
(項目61)
過剰増殖性疾患の処置のための医薬品の製造における、項目1から57のいずれか一項に記載の化合物の使用。
(項目62)
医薬品として使用するための、項目1から57のいずれか一項に記載の化合物。
(項目63)
治療において使用するための、項目1から57のいずれか一項に記載の化合物。
(項目64)
過剰増殖性疾患の処置において使用するための、項目1から57のいずれか一項に記載の化合物。
(項目65)
細胞におけるERKプロテインキナーゼ活性を阻害する方法であって、前記細胞を項目1から57に記載の化合物で処置する工程を包含する方法。
(項目66)
ERKプロテインキナーゼ活性の阻害を、それを必要とする患者において行う方法であって、前記患者に項目1から57に記載の化合物を投与する工程を包含する方法。
(項目67)
過剰増殖性障害の処置または過剰増殖性障害の重症度の改善を、それを必要とする患者において行う方法であって、前記患者に項目1から57に記載の化合物を投与する工程を包含する方法。
(項目68)
前記過剰増殖性障害が、腺腫、膀胱癌、脳癌、乳癌、結腸癌、表皮癌、濾胞状癌、尿生殖路の癌、神経膠芽腫、ホジキン病、頭頸部癌、ヘパトーマ、角化性棘細胞腫、腎臓癌、大細胞癌、白血病、肺腺癌、肺癌、リンパ障害、黒色腫および非黒色腫皮膚癌、骨髄異形成症候群、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫、卵巣癌、乳頭状癌、膵臓癌、前立腺癌、直腸癌、肉腫、小細胞癌、精巣癌、奇形癌腫(tetracarcinoma)、甲状腺癌および未分化癌から成る群より選択される、項目67に記載の方法。
(項目69)
前記過剰増殖性疾患が、黒色腫、膵臓癌、甲状腺癌、結腸直腸癌、肺癌、乳癌および卵巣癌から成る群より選択される、項目67に記載の方法。
(項目70)
前記過剰増殖性疾患が、急性骨髄性白血病、慢性骨髄単球性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫および骨髄性白血病から成る群より選択される、項目67に記載の方法。
(項目71)
項目1から57のいずれか一項に記載の化合物が、過剰増殖性障害を処置または改善するために使用される少なくとも一つの他の化学療法剤と併用投与される、項目67から70のいずれか一項に記載の方法。
(項目72)
炎症性疾患の処置において使用するための、項目1から57のいずれか一項に記載の化合物を含む医薬組成物。
(項目73)
炎症性疾患の処置に使用するための医薬品の製造における、項目1から57のいずれか一項に記載の化合物の使用。
(項目74)
炎症性疾患の処置用の、項目1から57のいずれか一項に記載の化合物。
(項目75)
炎症性障害の処置または炎症性障害の重症度の改善を、それを必要とする患者において行う方法であって、前記患者に項目1から57に記載の化合物を投与する工程を包含する方法。
(項目76)
前記炎症性障害が、関節炎、腰痛、炎症性腸疾患およびリウマチから選択される、項目72から75のいずれか一項に記載の組成物、使用、化合物または方法。
(項目77)
式10.1の化合物であって、
【化161】
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式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;ならびに
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択される、
化合物。
(項目78)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目77に記載の化合物。
(項目79)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目77または78に記載の化合物。
(項目80)
式1.4:
【化162】
[この文献は図面を表示できません]

を有する、項目77から79のいずれか一項に記載の化合物。
(項目81)
4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンである、項目77から80のいずれか一項に記載の化合物。
(項目82)
式10.2の化合物であって、
【化163】
[この文献は図面を表示できません]

式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である、
化合物。
(項目83)
式10.3:
【化164】
[この文献は図面を表示できません]

を有する、項目82に記載の化合物。
(項目84)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目82または83に記載の化合物。
(項目85)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目82から84のいずれか一項に記載の化合物。
(項目86)
構造3.2:
【化165】
[この文献は図面を表示できません]

を有する、項目82から85のいずれか一項に記載の化合物。
(項目87)
0から3個のR基で置換されている、項目82から86のいずれか一項に記載の化合物。
(項目88)
1または2個のR基で置換されている、項目82から87のいずれか一項に記載の化合物。
(項目89)
メタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル;
メタンスルホン酸(R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル;
メタンスルホン酸2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル;および
メタンスルホン酸2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル
から選択される化合物。
(項目90)
メタンスルホン酸(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロピルである化合物。
(項目91)
式10.6の化合物であって、
【化166】
[この文献は図面を表示できません]

式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である、
化合物。
(項目92)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目91に記載の化合物。
(項目93)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目91または92に記載の化合物。
(項目94)
構造10.7:
【化167】
[この文献は図面を表示できません]

を有する、項目91から93のいずれか一項に記載の化合物。
(項目95)
構造8.1
【化168】
[この文献は図面を表示できません]

を有する、項目91から94のいずれか一項に記載の化合物。
(項目96)
0から3個のR基で置換されている、項目94または95に記載の化合物。
(項目97)
1または2個のR基で置換されている、項目94から96のいずれか一項に記載の化合物。
(項目98)
(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンである化合物。
(項目99)
式10.8の化合物であって、
【化169】
[この文献は図面を表示できません]

式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;ならびに
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される、化合物。
(項目100)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目99に記載の化合物。
(項目101)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目99または100に記載の化合物。
(項目102)
構造9.4:
【化170】
[この文献は図面を表示できません]

を有する、項目99から101のいずれか一項に記載の化合物。
(項目103)
式10.1の化合物を調製するプロセスであって、
(a)構造
【化171】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を、構造
【化172】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物とカップリングさせて、構造
【化173】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を調製する工程;および
(b)構造
【化174】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を加水分解して、式10.1の化合物
【化175】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;ならびに
11は、Cl、BrおよびIから選択される)
を包含するプロセス。
(項目104)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目103に記載のプロセス。
(項目105)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目103または104に記載のプロセス。
(項目106)
式1.4の化合物が調製される、項目103から105のいずれか一項に記載のプロセスであって、
(a)式1.1の化合物
【化176】
[この文献は図面を表示できません]

を式1.2の化合物
【化177】
[この文献は図面を表示できません]

とカップリングさせて、式1.3の化合物
【化178】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程;および
(b)前記式1.3の化合物を加水分解して、式1.4の化合物
【化179】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
を包含する、プロセス。
(項目107)
前記工程(a)におけるカップリングが、鈴木反応によって行われる、項目103から106のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目108)
前記工程(b)における加水分解が、酸性条件下で行われる、項目103または107のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目109)
前記工程(b)における加水分解が、HCl水溶液の添加により行われる、項目103から108のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目110)
式10.2の化合物を調製するプロセスであって、
式10.1の化合物
【化180】
[この文献は図面を表示できません]

を、構造
【化181】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物と反応させて、式10.2の化合物
【化182】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;
xは、0または1であり;ならびに
Xは、Cl、Br、I、OMsまたはOTfである)
を包含するプロセス。
(項目111)
式10.3の化合物が調製される、項目110に記載のプロセスであって、
式10.1の化合物
【化183】
[この文献は図面を表示できません]

を式3.1の化合物
【化184】
[この文献は図面を表示できません]

と反応させて、式10.3の化合物
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程を包含する、プロセス。
(項目112)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目110または111に記載のプロセス。
(項目113)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目110から112のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目114)
式3.2の化合物が調製される、項目110から113のいずれか一項に記載のプロセスであって、
式1.4の化合物
【化186】
[この文献は図面を表示できません]

を式3.1の化合物
【化187】
[この文献は図面を表示できません]

と反応させて、式3.2の化合物
【化188】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
(項目115)
前記化合物が、0から3個のR基で置換されている、項目110から114のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目116)
前記化合物が、1または2個のR基で置換されている、項目110から115のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目117)
前記反応が、アルキル化である、項目110から116のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目118)
前記反応が、塩基の存在下で行われる、項目110から117のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目119)
前記塩基が、KHMDSまたはKOt−Buである、項目110から118のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目120)
前記反応が、溶媒中で行われる、項目110から119のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目121)
前記溶媒が、THF、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンである、項目110から120のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目122)
前記反応が、触媒を含む、項目110から121のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目123)
前記触媒が、テトラブチルアンモニウムヨージドである、項目110から122のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目124)
式10.2の化合物を調製するプロセスであって、
式10.1の化合物
【化189】
[この文献は図面を表示できません]

を、構造
【化190】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物と反応させて、式10.2の化合物
【化191】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
を包含するプロセス。
(項目125)
式10.3の化合物が調製される、項目124に記載のプロセスであって、
式10.1の化合物
【化192】
[この文献は図面を表示できません]

を式4.1の化合物
【化193】
[この文献は図面を表示できません]

と反応させて、式10.3の化合物
【化194】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
(項目126)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目124または125に記載のプロセス。
(項目127)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目124から126のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目128)
式3.2の化合物が調製される、項目124から127のいずれか一項に記載のプロセスであって、
式1.4の化合物
【化195】
[この文献は図面を表示できません]

を式4.1の化合物
【化196】
[この文献は図面を表示できません]

と反応させて、式3.2の化合物
【化197】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
(項目129)
前記化合物が、0から3個のR基で置換されている、項目124から128のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目130)
前記化合物が、1または2個のR基で置換されている、項目124から129のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目131)
前記反応が、光延反応である、項目124から130のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目132)
前記反応がDIADおよびPPhを含む、項目124から131のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目133)
前記反応が、溶媒中でのものである、項目124から132のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目134)
前記溶媒が、THFである、項目124から133のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目135)
式10.6の化合物を調製するプロセスであって、
式10.2の化合物
【化198】
[この文献は図面を表示できません]

を酸化して、式10.6の化合物
【化199】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
を包含するプロセス。
(項目136)
式10.7の化合物が調製される、項目135に記載のプロセスであって、
式10.3の化合物
【化200】
[この文献は図面を表示できません]

を酸化して、式10.7の化合物
【化201】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
(項目137)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目135または136に記載のプロセス。
(項目138)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目135から137のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目139)
式8.1の化合物が調製される、項目135から138のいずれか一項に記載のプロセスであって、
式3.2の化合物
【化202】
[この文献は図面を表示できません]

を酸化して、式8.1の化合物
【化203】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程を包含する、プロセス。
(項目140)
前記化合物が、0から3個のR基で置換されている、項目135から139のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目141)
前記化合物が、1または2個のR基で置換されている、項目135から140のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目142)
前記酸化が、mCPBAでのものである、項目135から141のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目143)
前記酸化が、溶媒中でのものである、項目135から142のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目144)
前記溶媒が、DCMである、項目135から143のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目145)
式10.8の化合物を調製するプロセスであって、
(a)構造
【化204】
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を有する化合物を、構造
【化205】
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を有する化合物とカップリングさせて、構造
【化206】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を調製する工程;
(b)構造
【化207】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物をNHと反応させて、構造
【化208】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を調製する工程;および
(c)構造
【化209】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物を加水分解して、式10.8の化合物
【化210】
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を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;ならびに
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される)
を包含するプロセス。
(項目146)
が、CHおよびNから選択され;そして、Xが、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい、項目145に記載のプロセス。
(項目147)
が、CRおよびNから選択され;そして、Yが、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい、項目145または146に記載のプロセス。
(項目148)
式9.4の化合物が調製される、項目145から147のいずれか一項に記載のプロセスであって、
(a)式9.1の化合物
【化211】
[この文献は図面を表示できません]

を式1.2の化合物
【化212】
[この文献は図面を表示できません]

とカップリングさせて、式9.2の化合物
【化213】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程;
(b)前記式9.2の化合物をNHと反応させて、式9.3の化合物
【化214】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程;および
(c)前記式9.3の化合物を加水分解して、式9.4の化合物
【化215】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
を包含する、プロセス。
(項目149)
前記工程(a)におけるカップリングが、鈴木カップリングである、項目145から148のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目150)
工程(a)における前記カップリングが、Pd触媒を含む、項目145から149のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目151)
前記工程(a)におけるPd触媒が、PdCl(dppf)である、項目145から150のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目152)
前記工程(a)におけるカップリングが、塩基の存在下で行われる、項目145から151のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目153)
前記工程(a)における塩基が、NaCOである、項目145から152のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目154)
前記工程(b)における反応が、塩基の存在下で行われる、項目145から153のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目155)
前記工程(b)における塩基が、ヒューニッヒ塩基である、項目145から154のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目156)
前記工程(b)における反応が、溶媒中で行われる、項目145から155のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目157)
前記工程(b)における溶媒が、N,N−ジメチルアセトアミドまたは2−ブタノールである、項目145から156のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目158)
前記工程(b)における反応が、熱を用いて行われる、項目145から157のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目159)
前記工程(c)における加水分解が、酸水溶液を用いて行われる、項目145から158のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目160)
前記工程(c)における酸が、HClである、項目145から159のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目161)
前記工程(c)における加水分解が、塩基を用いて行われる、項目145から158のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目162)
前記工程(c)における塩基が、NaOHである、項目145から158または161のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目163)
式Iの化合物を調製するプロセスであって、
式10.6の化合物
【化216】
[この文献は図面を表示できません]

をNHと反応させて、式Iの化合物
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
を包含するプロセス。
(項目164)
前記反応が、溶媒中で行われる、項目163に記載のプロセス。
(項目165)
前記溶媒が、sec−BuOHである、項目163または164に記載のプロセス。
(項目166)
式Iの化合物を調製するプロセスであって、
式10.6の化合物
【化218】
[この文献は図面を表示できません]

をNHと反応させて、式Iの化合物
【化219】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
を包含するプロセス。
(項目167)
前記反応が、溶媒中で行われる、項目166に記載のプロセス。
(項目168)
前記溶媒が、sec−BuOHである、項目166または167に記載のプロセス。
(項目169)
式Iの化合物を調製するプロセスであって、
式10.8の化合物
【化220】
[この文献は図面を表示できません]

を、構造
【化221】
[この文献は図面を表示できません]

を有する化合物と反応させて、式Iの化合物
【化222】
[この文献は図面を表示できません]

を調製する工程
(これらの式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;
xは、0または1であり;ならびに
Xは、Cl、Br、I、OMsまたはOTfである)
を包含するプロセス。
(項目170)
前記反応が、塩基の存在下で行われる、項目169に記載のプロセス。
(項目171)
前記塩基が、KHMDSまたはKOt−Buである、項目169または170に記載のプロセス。
(項目172)
前記反応が、溶媒中で行われる、項目169から171のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目173)
前記溶媒が、THF、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンである、項目169から172のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目174)
前記反応が、触媒を用いて行われる、項目169から173のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目175)
前記触媒が、テトラブチルアンモニウムヨージドである、項目169から174のいずれか一項に記載のプロセス。
(項目176)
式XI:
【化223】
[この文献は図面を表示できません]

(式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
pdは、OP(=O)(OH)またはCHOP(=O)(OH)であり;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である)
から選択される化合物。
(項目177)
リン酸二水素(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル;および
リン酸二水素(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エトキシ)メチル
から選択される、項目176に記載の化合物。

【発明を実施するための形態】
【0020】
発明の詳細な説明
ここで、特定の実施形態について詳細に言及することにし、それらの例を付随する構造および式で例示する。列挙する実施形態を説明するが、それらが、実施形態に本発明を限定することを意図したものではないことは、理解される。それどころか、本発明は、すべての代替形態、変更形態および等価物を包含することを意図したものであり、すべての代替形態、変更形態および等価物が、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内に含まれ得る。本発明の実施の際に使用され得る、本明細書に記載する方法および材料と同様のまたは等価の多くの方法および材料を、当業者は認識する。本発明は、いかなる点においても、記載する方法および材料に限定されない。以下のものに限定されないが、定義する用語、用語の語法、記載する技法またはこれらに類するものを含めて、援用する文献および同様の資料の一つもしくは複数が本願と万一異なるかまたは矛盾する場合には、本願が優先される。
【0021】
定義
【0022】
本明細書において用いる場合の「a」または「an」実体という句は、その実体の一つもしくは複数を指す。例えば、化合物(a compound)は、一つもしくは複数の化合物または少なくとも一つの化合物を指す。したがって、用語「a」(または「an」)、「一つもしくは複数」および「少なくとも一つ」を本明細書では交換可能に用いることができる。
【0023】
「本明細書中で定義するとおりの」という句は、発明の詳細な説明または最も広い請求項において提供されるような、各群についての最も広い定義を指す。下で提供されるすべての他の実施形態において、各実施形態中に存在することが可能であり、かつ明確に定義されていない置換基は、発明の詳細な説明において提供される最も広い定義を保有する。
【0024】
移行句においてであろうと、特許請求の範囲の本文においてであろうと、本明細書において用いる場合、用語「含む(包含する)(comprise(s))」および「含む(包含する)(comprising)」は、非限定的意味を有すると解釈すべきである。すなわち、これらの用語は、「少なくとも有する」または「少なくとも含む」という句と同義に解釈すべきである。プロセスについての文脈で用いるとき、用語「包含する(含む)(分詞形)」は、そのプロセスが、列挙されている工程を少なくとも含むが、追加の工程も含むことがあることを意味する。化合物または組成物の文脈で用いるとき、用語「含む(包含する)(分詞形)」は、その化合物または組成物が列挙されている特徴または成分を少なくとも含むが、追加の特徴または成分も含むことがあることを意味する。加えて、本明細書においておよび後続の特許請求の範囲において用いるときの「含む(include)」、「含む(including)」および「含む(includes)」は、述べられている特徴、整数、成分または工程の存在を明記することを意図したものであるが、一つもしくは複数の他の特徴、整数、成分、工程、またはそれらの群の存在または追加を除外しない。
【0025】
用語「独立して」は、ある変数が、同じ化合物中のその同じまたは異なる定義を有する変数の存在または不在に関係なく、1事例ごとに適用されることを示すために本明細書では用いる。したがって、R”が、2回現れ、「独立して炭素または窒素」と定義されている化合物では、両方のR”が炭素である場合があるか、両方のR”が窒素である場合があるか、または一方のR”が炭素であり、他方が窒素である場合がある。
【0026】
任意の変数(例えば、R、R4a、Ar、XまたはHet)が、本発明において用いるかまたは請求項に記載する化合物を図示および説明する任意の部分または式中に1より多くの回数出現するとき、各存在に対するその定義は、あらゆる他の存在におけるその定義から独立している。また、置換基および/または変数の組み合わせは、かかる化合物が結果として安定した化合物になる場合にのみ許される。
【0027】
本明細書において用いる場合の用語「任意選択の」または「場合により」は、その後に記載される事象または状況が、発生することもあるが、発生する必要はないこと、およびその記載が、その事象または状況が発生する事例と、発生しない事例を含むことを意味する。例えば、「場合により置換されている」は、その場合により置換されている部分に水素が組み入れられていても、置換基が組み入れられていてもよいことを意味する。
【0028】
用語「約」は、おおよそ、ほぼ、概算で、およそを意味するために本明細書では用いられる。用語「約」を数値範囲と共に用いるとき、それは、示されている数値より上および下に境界を広げることによりその範囲を修飾する。一般に、用語「約」は、述べられている値より上および下に20%の変化で数値を修飾するために本明細書では用いられる。
【0029】
本明細書において用いる場合、変数の数値範囲の詳述は、本発明をその範囲内の値のいずれかに等しい変数で実施できることを伝えることが意図されている。したがって、本質的に不連続である変数について、該変数は、数値範囲の任意の整数値(その範囲の終点を含む)に等しくてもよい。同様に、本質的に連続である変数については、その変数が、数値範囲の任意の実数値(その範囲の終点を含む)に等しくてもよい。一例として、0と2の間の値を有すると記載される変数は、本質的に不連続である変数については0、1または2であり得、そして、本質的に連続である変数については0.0、0.1、0.01、0.001または他の任意の実数であり得る。
【0030】
式Iの化合物は、互変異性を示す。互変異性化合物は、2種もしくは2種超の相互変換可能な化学種として存在することができる。プロトン移動(prototropic)互変異性体は、二原子間の、共有結合している水素原子の移動の結果として生ずる。互変異性体は、一般に、平衡状態で存在し、個々の互変異性体を単離しようとする試みは、通常、化学的および物理的特性が化合物の混合物と一致する混合物を生じさせる。平衡の位置は、分子内の化学的特徴に依存する。例えば、多くの脂肪族アルデヒドおよびケトン、例えばアセトアルデヒドでは、ケト型が優位を占める。その一方で、フェノールでは、エノール型が優位を占める。一般的なプロトン移動互変異性体としては、ケト/エノール(−C(=O)−CH− ←→ −C(−OH)=CH−)、アミド/イミド酸(−C(=O)−NH− ←→ −C(−OH)=N−)およびアミジン(−C(=NR)−NH− ←→ −C(−NHR)=N−)互変異性体が挙げられる。最後の2つは、ヘテロアリール環および複素環式環において特に一般的であり、本発明は、上記化合物のすべての互変異性体を含む
【0031】
式Iの化合物の一部は、一つもしくは複数のキラル中心を含有することがあり、したがって、2種もしくは2種超の立体異性体型で存在することがあることは、当業者には理解される。これらの異性体のラセミ体、個々の異性体、および一方のエナンチオマーで富化された混合物はもちろん、2つのキラル中心があるときにはジアステレオマー、および特定のジアステレオマーで部分的に富化された混合物も、本発明の範囲内である。本発明は、式Iの化合物の個々の立体異性体(例えば、エナンチオマー)、ラセミ混合物または部分的に分割された混合物のすべておよび、適宜、それらの個々の互変異性体型を含む。
【0032】
式Iの化合物は、塩基性中心を含有することがあり、非毒性塩を形成する酸から適する酸付加塩が形成される。無機酸の塩の例としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸塩、重硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩およびリン酸水素塩が挙げられる。有機酸の塩の例としては、酢酸塩、フマル酸塩、パモ酸塩、アスパラギン酸塩、ベシル酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、カンシル酸塩、DおよびL−乳酸塩、DおよびL−酒石酸塩、エシル酸塩、メシル酸塩、マロン酸塩、オロチン酸塩、グルセプト酸塩、メチル硫酸塩、ステアリン酸塩、グルクロン酸塩、2−ナプシル酸塩、トシル酸塩、ヒベンズ酸塩、ニコチン酸塩、イセチオン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、コハク酸塩、糖酸塩、安息香酸塩、エシル酸塩およびパモ酸塩が挙げられる。適する塩に関する総説については、Berge,Stephen M.ら、「Pharmaceutical salts」、J.Pharm.Sci.第66巻、第1号(1977):1−19、およびPaulekuhn,G.Steffenら、「Trends in Active Pharmaceutical Ingredient Salt Selection based on Analysis of the Orange Book Database」、J.Med.Chem.第50巻、第26号(2007):6665−6672を参照されたい。
【0033】
本明細書において用いる専門および科学用語は、別段の定義がない限り、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されている意味を有する。本明細書の中で当業者に公知の様々な方法論および材料に言及する。薬理学の一般原理を示す標準参考図書としては、Hardman,Joel Griffithら、Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics、New York:McGraw−Hill Professional、2001が挙げられる。これらの化合物の調製において使用される出発原料および試薬は、一般に、Sigma−Aldrich(ミズーリ州セントルイス)などの商品供給業者から入手可能であるか、または当業者に公知の方法により参考文献に示されている手順に従って調製される。後続の説明および実施例において言及する材料、試薬およびこれらに類するものは、別段の断り書きがない限り、市販元から得ることができる。一般合成手順は、専門書、例えば、Louis F.FieserおよびMary Fieser、Reagents for Organic Synthesis、第1−23巻、New York:Wiley 1967−2006版(the Wiley InterScience(登録商標)ウェブサイト経由でも入手可能);LaRock,Richard C.、Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations、New York:Wiley−VCH、1999;B.TrostおよびI.Fleming編、Comprehensive Organic Synthesis、第1−9巻、Oxford:Pergamon 1991;A.R.KatritzkyおよびC.W.Rees編、Comprehensive Heterocyclic Chemistry、Oxford:Pergamon 1984;A.R.KatritzkyおよびC.W.Rees編、Comprehensive Heterocyclic Chemistry II、Oxford:Pergamon 1996;ならびにPaquette,Leo A.編、Organic Reactions、第1−40巻、New York:Wiley & Sons 1991に記載されており、これらは当業者によく知られている。
【0034】
用語「アルキル」は、炭素原子の直鎖または分枝鎖基を含む。一部のアルキル部分を例えばメチル(「Me」)、エチル(「Et」)、プロピル(「Pr」)およびブチル(「Bu」)と略記し、さらに、化合物の特定の異性体を示すために略語、例えば、1−プロピルまたはn−プロピル(「n−Pr」)、2−プロピルまたはイソプロピル(「i−Pr」)、1−ブチルまたはn−ブチル(「n−Bu」)、2−メチル−1−プロピルまたはイソブチル(「i−Bu」)、1−メチルプロピルまたはs−ブチル(「s−Bu」)、1,1−ジメチルエチルまたはt−ブチル(「t−Bu」)およびこれらに類するものを用いる。これらの略語をときには元素の省略形および化学構造と併用し、例えば、メタノール(「MeOH」)またはエタノール(「EtOH」)である。特定の実施形態において、アルキルは、C1−10アルキルである。特定の実施形態において、アルキルは、C1−6アルキルである。
【0035】
本願の全体を通して用いるさらなる略語としては、例えば、ベンジル(「Bn」)、フェニル(「Ph」)、アセテート(「Ac」)およびメシレート(「Ms」)を挙げることができる。
【0036】
用語「アルケニル」および「アルキニル」もまた、炭素原子の直鎖または分枝鎖基を含む。
【0037】
用語「複素環」および「複素環式」は、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する4から7員飽和または部分不飽和環を含む。特定の事例では、これらの用語は、5から6員環のみを含む「5から6員複素環式」など、具体的にさらに限定されることがある。
【0038】
用語「ヘテロアリール」は、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有する5から6員芳香環を含む。特定の事例において、これらの用語は、1また2個の窒素ヘテロ原子を含有する5から6員ヘテロアリールなど、具体的にさらに限定されることがある。当業者には周知であるように、ヘテロアリール環は、それらの全炭素対応物より低い芳香族特性を有する。したがって、本発明のために、ヘテロアリール基は、ある程度の芳香族特性を有することだけを必要とする。
【0039】
(明確な頂点で接続されているものとは対照的に)環構造の中へと描かれている結合は、その結合が適する環原子のいずれに連結されていてもよいことを示す。
【0040】
用語「処置する」または「処置」は、治療法的手段、予防法的手段、一時的緩和または予防手段を指す。有益なまたは所望の臨床結果としては、検出可能であるにせよ、検出不能であるにせよ、症状の緩和、疾患の程度の減少、安定した(すなわち、悪化しない)病状、疾患進行の遅延または減速、病状の改善または一時的緩和、および(部分的であるにせよ、完全であるにせよ)寛解が挙げられるが、これらに限定されない。「処置」は、処置を受けない場合に期待される生存と比較して、生存を延長することを意味する場合もある。処置を必要とする者は、既にその状態または障害を有する者はもちろん、その状態もしくは障害に罹患しやすい者またはその状態もしくは障害を予防すべき者も含む。
【0041】
「治療有効量」または「有効量」という句は、かかる処置を必要とする哺乳動物に投与したとき、本明細書に記載する(i)特定の疾患、状態もしくは障害の処置もしくは予防、(ii)特定の疾患、状態もしくは障害の一つもしくは複数の症状の減弱、改善もしくは除去、または(iii)特定の疾患、状態もしくは障害の一つもしくは複数の症状の発症の予防もしくは遅延に十分な、本明細書に記載する化合物の量を意味する。かかる量に対応する化合物の量は、特定の化合物、疾患状態およびその重症度、処置を必要とする哺乳動物の固有性(例えば、体重)などの因子によって様々であるが、それにもかかわらず当業者はそれをごく普通に決めることができる。
【0042】
用語「癌」および「癌(性)の」は、異常なまたは無秩序な細胞成長を典型的に特徴とする、哺乳動物における生理的状態を指すかまたは記述する。「腫瘍」は、一つもしくは複数の癌性細胞を含む。癌の例としては、癌腫、リンパ腫、芽種、肉腫および白血病またはリンパ性悪性病変が挙げられるが、これらに限定されない。かかる癌のより詳細な例としては、扁平細胞癌(例えば、扁平上皮細胞癌);小細胞肺癌、非小細胞肺癌(non−small cell lung cancer:「NSCLC」)、肺腺腫および肺扁平上皮癌腫をはじめとする、肺癌;腹膜癌;肝細胞癌;胃腸癌をはじめとする、胃の癌または胃癌;膵臓癌;神経膠芽腫;子宮頸癌;卵巣癌;肝臓癌;膀胱癌;ヘパトーマ;乳癌;結腸癌;直腸癌;結腸直腸癌;子宮内膜または子宮癌腫;唾液腺癌腫;腎臓癌または腎癌;前立腺癌;外陰癌;甲状腺癌、肝癌腫;肛門癌腫;陰茎癌腫;黒色腫をはじめとする皮膚癌;ならびに頭頸部癌が挙げられる。
【0043】
「化学療法剤」は、癌の処置に有用な化合物である。化学療法剤の例としては、エルロチニブ(TARCEVA(登録商標)、Genentech/OSI Pharm.)、ボルテゾミブ(VELCADE(登録商標)、Millennium Pharm.)、フルベストラント(FASLODEX(登録商標)、AstraZeneca)、スニチニブ(sunitib)(SUTENT(登録商標)、Pfizer/Sugen)、レトロゾール(FEMARA(登録商標)、Novartis)、メシル酸イマチニブ(GLEEVEC(登録商標)、Novartis)、フィナスネート(VATALANIB(登録商標)、Novartis)、オキサリプラチン(ELOXATIN(登録商標)、Sanofi)、5−FU(5−フルオロウラシル)、ロイコボリン、ラパマイシン(シロリムス、RAPAMUNE(登録商標)、Wyeth)、ラパチニブ(TYKERB(登録商標)、GSK572016、Glaxo Smith Kline)、ロナファルニブ(Lonafamib)(SCH 66336)、ソラフェニブ(NEXAVAR(登録商標)、Bayer Labs)、ゲフィチニブ(IRESSA(登録商標)、AstraZeneca)、AG1478、アルキル化剤、例えば、チオテパおよびCYTOXAN(登録商標)シクロホスファミド(cyclosphosphamide);アルキルスルホネート、例えば、ブスルファン、インプロスルファンおよびピポスルファン;アジリジン、例えば、ベンゾドーパ、カルボコン、メツレドーパおよびウレドーパ;アルトレタミン、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホラミド、トリエチレンチオホスホラミドおよびトリメチロールメラミン(trimethylomelamine)をはじめとする、エチレンイミン(ethylenimines)およびメチルメラミン(methylamelamines);アセトゲニン(特に、ブラタシンおよびブラタシノン);カンプトテシン(合成類似体トポテカンを含む);ブリオスタチン;カリスタチン;CC−1065(そのアドゼレシン、カルゼルシンおよびビゼルシン合成類似体を含む);クリプトフィシン(特に、クリプトフィシン1およびクリプトフィシン8);ドラスタチン;デュオカルマイシン(合成類似体、KW−2189およびCB1−TM1を含む);エリュテロビン;パンクラチスタチン;サルコジクチイン;スポンギスタチン;ナイトロジェンマスタード、例えば、クロランブシル、クロマファジン、クロロホスファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロレタミン、メクロレタミンオキシド塩酸塩、メルファラン、ノブエンビキン、フェネステリン、プレドニムスチン、トロホスファミド、ウラシルマスタード;ニトロソウレア、例えば、カルムスチン、クロロゾトシン、ホテムスチン、ロムスチン、ニムスチンおよびラニムスチン(ranimnustine);抗生物質、例えば、エンジイン抗生物質(例えば、カリケアマイシン、特に、カリケアマイシンγ1Iおよびカリケアマイシンω1I(Angew Chem.Intl.Ed.Engl.1994 33:183−186);ダイネマイシンAをはじめとするダイネマイシン;ビスホスホネート、例えば、クロドロネート;エスペラミシン;ならびにネオカルチノスタチン発色団および関連色素タンパク質エンジイン抗生物質発色団)、アクラシノマイシン、アクチノマイシン、アントラマイシン(authramycin)、アザセリン、ブレオマイシン、カクチノマイシン、カルビシン(carabicin)、カルミノマイシン(caminomycin)、カルジノフィリン、クロモマイシン(chromomycinis)、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デトルビシン、6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン、ADRIAMYCIN(登録商標)(ドキソルビシン)、モルホリノ−ドキソルビシン、シアノモルホリノ−ドキソルビシン、2−ピロリノ−ドキソルビシンおよびデオキシドキソルビシン)、エピルビシン、エソルビシン、イダルビシン、マルセロマイシン、マイトマイシン、例えばマイトマイシンC、ミコフェノール酸、ノガラマイシン、オリボマイシン、ペプロマイシン、ポルフィロマイシン、ピューロマイシン、ケラマイシン、ロドルビシン、ストレプトニグリン、ストレプトゾシン、ツベルシジン、ウベニメクス、ジノスタチン、ゾルビシン;代謝拮抗物質、例えば、メトトレキサートおよび5−フルオロウラシル(5−FU);葉酸類似体、例えば、デノプテリン、メトトレキサート、プテロプテリン、トリメトレキサート;プリン類似体、例えば、フルダラビン、6−メルカプトプリン、チアミプリン、チオグアニン;ピリミジン類似体、例えば、アンシタビン、アザシチジン、6−アザウリジン、カルモフール、シタラビン、ジデオキシウリジン、ドキシフルリジン、エノシタビン、フロクスウリジン;アンドロゲン、例えば、カルステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エピチオスタノール、メピチオスタン、テストラクトン;抗副腎剤(anti−adrenals)、例えば、アミノグルテチミド、ミトタン、トリロスタン;葉酸補充剤(replenishner)、例えば、フォリン酸(frolinic acid);アセグラトン;アルドホスファミドグリコシド;アミノレブリン酸;エニルウラシル;アムサクリン;ベストラブシル;ビスアントレン;エダトレキサート;デホファミン;デメコルチン;ジアジクオン;エルホミチン;酢酸エリプチニウム;エポチロン;エトグルシド;硝酸ガリウム;ヒドロキシウレア;レンチナン;ロニダミン(lonidainine);メイタンシノイド、例えば、メイタンシンおよびアンサマイトシン;ミトグアゾン;ミトキサントロン;モピダモール(mopidamnol);ニトラクリン(nitraerine);ペントスタチン;フェナメット;ピラルビシン;ロソキサントロン;ポドフィリン酸;2−エチルヒドラジド;プロカルバジン;PSK(登録商標)多糖類複合体(JHS Natural Products、オレゴン州ユージーン);ラゾキサン;リゾキシン;シゾフラン;スピロゲルマニウム;テヌアゾン酸;トリアジクオン;2,2’,2”−トリクロロトリエチルアミン;トリコテセン(特に、T−2毒素、ベルカリン(verracurin)A、ロリジンAおよびアングイジン);ウレタン;ビンデシン;ダカルバジン;マンノムスチン;ミトブロニトール;ミトラクトール;ピポブロマン;ガシトシン;アラビノシド(「Ara−C」);シクロホスファミド;チオテパ;タキソイド、例えば、TAXOL(パクリタキセル;Bristol−Myers Squibb Oncology、ニュージャージー州プリンストン)、ABRAXANE(登録商標)(クレモホール不含)、パクリタキセルのアルブミン改変ナノ粒子製剤(American Pharmaceutical Partners、イリノイ州ショームバーグ)、およびTAXOTERE(登録商標)(ドセタキセル、ドキセタキセル;Sanofi−Aventis);クロラムブシル(chloranmbucil);GEMZAR(登録商標)(ゲムシタビン);6−チオグアニン;メルカプトプリン;メトトレキサート;白金類似体、例えば、シスプラチンおよびカルボプラチン;ビンブラスチン;エトポシド(VP−16);イホスファミド;ミトキサントロン;ビンクリスチン;NAVELBINE(登録商標)(ビノレルビン);ノバントロン;テニポシド;エダトレキサート;ダウノマイシン;アミノプテリン;カペシタビン(XELODA(登録商標));イバンドロネート;CPT−11;トポイソメラーゼ阻害剤RFS 2000;ジフルオロメチルオルニチン(DMFO);レチノイド、例えば、レチノイン酸;ならびに上記のもののいずれかの医薬的に許容され得る塩、酸および誘導体が挙げられる。
【0044】
次のものも「化学療法剤」の定義に含まれる。(i)腫瘍に対するホルモン作用を調節または阻害するように作用する抗ホルモン剤、例えば、抗エストロゲン剤および選択的エストロゲン受容体モジュレーター(selective estrogen receptor modulators:SERM)(これは、例えば、タモキシフェン(NOLVADEX(登録商標);タモキシフェンクエン酸塩を含む)、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、4−ヒドロキシタモキシフェン、トリオキシフェン、ケオキシフェン、LY117018、オナプリストンおよびFARESTON(登録商標)(トレミフェンクエン酸塩(tremifine citrate))を含む);(ii)副腎におけるエストロゲン産生を調節する、酵素アロマターゼを阻害するアロマターゼ阻害剤、例えば、4(5)−イミダゾール、アミノグルテチミド、MEGASE(登録商標)(酢酸メゲストロール)、AROMASIN(登録商標)(エキセメスタン;Pfizer)、ホルメスタン(formestanie)、ファドロゾール、RIVISOR(登録商標)(ボロゾール)、FEMARA(登録商標)(レトロゾール;Novartis)、およびARIMIDEX(登録商標)(アナストロゾール;AstraZeneca)など;(iii)抗アンドロゲン剤、例えば、フルタミド、ニルタミド、ビカルバミド、ロイプロリドおよびゴセレリン;ならびにトロキサシタビン(1,3−ジオキソランヌクレオシドシトシン類似体);(iv)プロテインキナーゼ阻害剤;(v)脂質キナーゼ阻害剤;(vi)アンチセンスオリゴヌクレオチド、特に、例えば、PKC−アルファ、RafおよびH−Rasなどの異常細胞増殖に関与するシグナル伝達経路における遺伝子の発現を阻害するもの;(vii)リボザイム、例えば、VEGF発現阻害剤(例えば、ANGIOZYME(登録商標))およびHER2発現阻害剤;(viii)ワクチン、例えば、遺伝子療法ワクチン、例えばALLOVECTIN(登録商標)、LEUVECTIN(登録商標)およびVAXID(登録商標);PROLEUKIN(登録商標)、rIL−2;トポイソメラーゼ1阻害剤、例えばLURTOTECAN(登録商標);ABARELIX(登録商標)rmRH;(ix)抗血管新生剤、例えば、ベバシズマブ(AVASTIN(登録商標)、Genentech);ならびに(x)上記のもののいずれかの医薬的に許容され得る塩、酸および誘導体。
【0045】
「医薬的に許容され得る」という句は、物質または組成物が、製剤を構成する他の成分および/またはそれで処置される哺乳動物と、化学的におよび/または毒物学的に適合性であることを示す。
【0046】
本明細書において用いる場合の「医薬的に許容され得る塩」という句は、本明細書に記載する化合物の医薬的に許容され得る有機または無機塩を指す。
【0047】
本明細書に記載する化合物は、必ずしも医薬的に許容され得る塩ではないかかる化合物の他の塩であって、本明細書に記載する化合物を調製および/もしくは精製するための、ならびに/または本明細書に記載する化合物のエナンチオマーを分離するための中間体として有用であり得る塩も含む。
【0048】
用語「哺乳動物」は、本明細書に記載する疾患を有するかまたは該疾患を発症するリスクがある温血動物を意味し、モルモット、イヌ、ネコ、ラット、マウス、ハムスター、および霊長類(ヒトを含む)を含むが、これらに限定されない。
【0049】
本願において用いる場合の用語「プロドラッグ」は、式Iの化合物の前駆体または誘導体形態であって、その親化合物または薬物と比較して活性が低いかもしくは不活性であり、かつ、in vivoで代謝されてより活性の高い親形態になることが可能である、式Iの化合物の前駆体または誘導体形態を指す。例えば、Wilman,DE.、「Prodrugs in Cancer Chemotherapy」、Biochem.Soc.Trans.第14巻、第2号(1986):375−382頁;ならびにStella,Valentino J.およびKenneth J.Himmelstein、「Prodrugs:A Chemical Approach to Targeted Drug Delivery」、In Directed Drug Delivery、Borchardt,Ronald T.、Arnold J.ReptaおよびValentino J.Stella編、University of Michigan:Humana Press 1985、247−267頁を参照されたい。本発明のプロドラッグには、より活性の高い細胞傷害性遊離薬物に変換され得る、ホスフェート含有プロドラッグ、チオホスフェート含有プロドラッグ、スルフェート含有プロドラッグ、ペプチド含有プロドラッグ、D−アミノ酸修飾プロドラッグ、グリコシル化プロドラッグ、β−ラクタム含有プロドラッグ、場合により置換されているフェノキシアセトアミド含有プロドラッグ、場合により置換されているフェニルアセトアミド含有プロドラッグ、5−フルオロシトシンおよび他の5−フルオロウリジンプロドラッグが挙げられるが、これらに限定されない。
【0050】
ERK阻害剤
【0051】
ERKによってモジュレート(modulate)される疾患、状態および/または障害の処置に潜在的に有用である化合物およびそれらの医薬製剤を、本明細書において提供する。
【0052】
一つの実施形態は、式Iの化合物
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)(CR−(5から6員ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(c)(CR−(9から10員二環式複素環)(この式中の複素環は、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、および(d)(CR−(9から10員二環式ヘテロアリール)(この式中のヘテロアリールは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)から選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素およびC−Cアルキルから選択され;ならびに
xは、0または1である)
またはそれらの立体異性体、互変異性体、プロドラッグもしくは医薬的に許容され得る塩を提供する。
【0053】
もう一つの実施形態では、式Iの化合物またはそれらの立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を提供する。
【0054】
特定の実施形態において、Xは、CHおよびNから選択され;そして、Xは、CRおよびNから選択され;XおよびXの一方のみがNであってよい。
【0055】
特定の実施形態において、Yは、CRおよびNから選択され;そして、Yは、CRおよびNから選択され;YおよびYの一方のみがNであってよい。
【0056】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、式IIによって表される立体化学的配向を有するものであるか、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、X、X、Y、Y、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を有する。
【0057】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、式IIIによって表される立体化学的配向を有するものであるか、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、X、X、Y、Y、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を有する。
【0058】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、式IVによって表される立体化学的配向を有するものであるか、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、X、X、Y、Y、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を有する。
【0059】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、式Vによって表される立体化学的配向を有するものであるか、
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、X、X、Y、Y、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を有する。
【0060】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、式VIを有するものであるか、
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書において定義するとおりである)
またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を有する。
【0061】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、式VIIを有するものであるか、
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書において定義するとおりである)
またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を有する。
【0062】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、式VIIIを有するものであるか、
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、R、R、Rは、本明細書において定義するとおりである)
またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を有する。
【0063】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、式IXを有するものであるか、
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書において定義するとおりである)
またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を有する。
【0064】
特定の実施形態において、本発明の化合物は、式Xを有するものであるか、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、R、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書において定義するとおりである)
またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を有する。
【0065】
特定の実施形態において、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)1個もしくは複数のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリール、(c)1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環、および(d)1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールから選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
は、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である。
【0066】
特定の実施形態において、
は、CHおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、CRおよびNから選択され;
は、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環から選択され;
は、(a)水素、(b)ORおよびオキソから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールから選択され;
は、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)1個もしくは複数のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリール、(c)1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員複素環、および(d)1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員ヘテロアリールから選択され;
、R、RおよびRは各々、水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択され;
、R、R、R、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択され;
各Rは、C−Cアルキルであり;
およびRは、水素、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択され;
各Rは、ハロゲン、CN、シクロプロピル、ハロゲンで場合により置換されているC−Cアルキル、およびハロゲンで場合により置換されているC−Cアルコキシから独立して選択され;
およびRは、独立して、水素またはC−Cアルキルであり;ならびに
xは、0または1である。
【0067】
特定の実施形態において、Rは、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、上記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、(e)ハロゲン、OR、オキシド、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環から選択される。
【0068】
特定の実施形態において、Rは、(a)ハロゲン、OR、NR、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1から6個の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、上記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲンおよびORから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(c)ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているフェニル、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリール、および(f)C−Cアルキルおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されている7から10員二環式複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環から選択される。
【0069】
特定の実施形態において、各Rは、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される。特定の実施形態において、各Rは、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される。特定の実施形態において、各Rは、水素およびメチルから独立して選択される。
【0070】
特定の実施形態において、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される。特定の実施形態において、RおよびRは各々、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される。特定の実施形態において、RおよびRは各々、水素およびメチルから独立して選択される。
【0071】
特定の実施形態において、各Rは、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される。特定の実施形態において、各Rは、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される。特定の実施形態において、Rは、水素およびメチルから選択される。
【0072】
特定の実施形態において、各Rは、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される。特定の実施形態において、各Rは、水素およびC−Cアルキルから独立して選択される。特定の実施形態において、各Rは、メチルおよびエチルから独立して選択される。
【0073】
特定の実施形態において、Rは、1−ヒドロキシプロパン−2−イル、イソプロピル、1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−シクロプロピルエチル、1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、オキセタン−3−イルメチル、4−メトキシブタン−2−イル、4,4,4−トリフルオロ−1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−アミノプロパン−2−イル、3−ヒドロキシシクロペンチル、3,3−ジフルオロシクロブチル、3−ヒドロキシシクロブチル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、4−フルオロ−2−メチルフェニル、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロジオキソチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソテトラヒドロチオフェン−3−イル、オキセタン−3−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、2,2−ジメチルテトラヒドロピラン−4−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−4−イル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、ピペリジン(piperdin)−3−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、4−(2−メトキシピリジン1−オキシド)、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イル、1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、メチル4−ピコリネート、4−ピコリン酸、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イル、ピリダジン−4−イル、テトラゾール−5−イル、1−メチルテトラゾール−5−イル、2−メチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタピラゾール−3−イル、3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルおよび2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルから選択される。
【0074】
特定の実施形態において、Rは、1−ヒドロキシプロパン−2−イル、イソプロピル、1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−シクロプロピルエチル、1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、オキセタン−3−イルメチル、4−メトキシブタン−2−イル、4,4,4−トリフルオロ−1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−アミノプロパン−2−イル、3−ヒドロキシシクロペンチル、3,3−ジフルオロシクロブチル、3−ヒドロキシシクロブチル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、4−フルオロ−2−メチルフェニル、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロジオキソチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソテトラヒドロチオフェン−3−イル、オキセタン−3−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、2,2−ジメチルテトラヒドロピラン−4−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−4−イル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、ピペリジン(piperdin)−3−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、4−(2−メトキシピリジン1−オキシド)、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イル、1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、メチル4−ピコリネート、4−ピコリン酸、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イル、ピリダジン−4−イル、2−メチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタピラゾール−3−イル、3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルおよび2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルから選択される。
【0075】
特定の実施形態において、Rは、(a)ハロゲン、OR、NR、オキソ、CN、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、上記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲン、OR、CNおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、C−Cシクロアルキル、(c)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、フェニル、(d)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、(e)ハロゲン、OR、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲン、オキソおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリール、および(f)ハロゲン、OR、オキソ、CN、C−CシクロアルキルおよびC−Cアルキル(ハロゲンおよびORから独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から独立して選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている、7から10員二環式複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環から選択される。
【0076】
特定の実施形態において、Rは、(a)ハロゲン、OR、NR、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1から6個の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、上記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキル、(b)ハロゲンおよびORから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(c)ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているフェニル、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリール、および(f)C−Cアルキルおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されている7から10員二環式複素環から選択される。
【0077】
特定の実施形態において、Rは、1−ヒドロキシプロパン−2−イル、イソプロピル、1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−シクロプロピルエチル、1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、オキセタン−3−イルメチル、4−メトキシブタン−2−イル、4,4,4−トリフルオロ−1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−アミノプロパン−2−イル、3−ヒドロキシシクロペンチル、3,3−ジフルオロシクロブチル、3−ヒドロキシシクロブチル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、4−フルオロ−2−メチルフェニル、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロジオキソチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソテトラヒドロチオフェン−3−イル、オキセタン−3−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、2,2−ジメチルテトラヒドロピラン−4−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−4−イル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、ピペリジン(piperdin)−3−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イルおよび1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、メチル4−ピコリネート、4−ピコリン酸、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イル、ピリダジン−4−イル、テトラゾール−5−イル、1−メチルテトラゾール−5−イル、2−メチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタピラゾール−3−イル、3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルおよび2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルから選択される。
【0078】
特定の実施形態において、Rは、1−ヒドロキシプロパン−2−イル、イソプロピル、1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−シクロプロピルエチル、1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、オキセタン−3−イルメチル、4−メトキシブタン−2−イル、4,4,4−トリフルオロ−1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−アミノプロパン−2−イル、3−ヒドロキシシクロペンチル、3,3−ジフルオロシクロブチル、3−ヒドロキシシクロブチル、2−クロロ−4−フルオロフェニル、4−フルオロ−2−メチルフェニル、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロジオキソチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソテトラヒドロチオフェン−3−イル、オキセタン−3−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、2,2−ジメチルテトラヒドロピラン−4−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−4−イル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、ピペリジン(piperdin)−3−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イルおよび1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、メチル4−ピコリネート、4−ピコリン酸、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イル、ピリダジン−4−イル、2−メチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタピラゾール−3−イル、3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルおよび2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルから選択される。
【0079】
特定の実施形態において、Rは、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イルおよび1−メチルピラゾール−5−イルから選択される。
【0080】
特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、OR、NR、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1から6個の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、上記複素環がO、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキルである。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、OR、NR、C−Cシクロアルキルおよび3から7員複素環から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているC−Cアルキルであって、上記複素環が1個のOヘテロ原子を含有するものであるC−Cアルキルである。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、OR、NR、シクロプロピルおよびオキセタニルから独立して選択される1から4個の基で場合により置換されているC−Cアルキルである。特定の実施形態において、Rは、1−ヒドロキシプロパン−2−イル、イソプロピル、1−ヒドロキシブタン−2−イル、1−シクロプロピルエチル、1−ヒドロキシ−3−メトキシプロパン−2−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1−シクロプロピル−2−ヒドロキシエチル、オキセタン−3−イルメチル、4−メトキシブタン−2−イル、4,4,4−トリフルオロ−1−ヒドロキシブタン−2−イルおよび1−アミノプロパン−2−イルから選択される。
【0081】
特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、C−CアルキルおよびORから独立して選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキルである。特定の実施形態において、Rは、ハロゲンおよびORから独立して選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキルである。特定の実施形態において、Rは、3−ヒドロキシシクロペンチル、3,3−ジフルオロシクロブチルおよび3−ヒドロキシシクロブチルから選択される。
【0082】
特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、C−CアルキルおよびORから独立して選択される1または2個の基で場合により置換されているフェニルである。特定の実施形態において、Rは、ハロゲンおよびC−Cアルキルから独立して選択される1または2個の基で場合により置換されているフェニルである。特定の実施形態において、Rは、2−クロロ−4−フルオロフェニルおよび4−フルオロ−2−メチルフェニルから選択される。
【0083】
特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、オキソおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、オキソおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロジオキソチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソテトラヒドロチオフェン−3−イル、オキセタン−3−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、2,2−ジメチルテトラヒドロピラン−4−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−4−イル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、ピペリジン(piperdin)−3−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イルおよび6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イルから選択される。
【0084】
特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロジオキソチオピラン−4−イル、1,1−ジオキソテトラヒドロチオフェン−3−イル、オキセタン−3−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、2,2−ジメチルテトラヒドロピラン−4−イル、2−メチルテトラヒドロピラン−4−イル、ピロリジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、ピペリジン(piperdin)−3−イルおよび2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イルから選択される。
【0085】
特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、1個のオキソ基で場合により置換されている3から7員部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員部分不飽和複素環であって、1個のNヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、1個のオキソ基で場合により置換されている3から7員部分不飽和複素環であって、1個のNヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イルである。
【0086】
特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、CN、OR、シクロプロピル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、CN、OR、シクロプロピル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、CN、OR、シクロプロピル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシル、メトキシ、オキソおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチルおよびCFから独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、1または2個のNヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、4−(2−メトキシピリジン1−オキシド)、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イル、1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、メチル4−ピコリネート、4−ピコリン酸、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イル、ピリダジン−4−イル、テトラゾール−5−イルおよび1−メチルテトラゾール−5−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イル、1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、メチル4−ピコリネート、4−ピコリン酸、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イル、ピリダジン−4−イル、テトラゾール−5−イルおよび1−メチルテトラゾール−5−イルから選択される。
【0087】
特定の実施形態において、Rは、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、4−(2−メトキシピリジン1−オキシド)、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イル、1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、メチル4−ピコリネート、4−ピコリン酸、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イルおよびピリダジン−4−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、1−メチルピラゾール−4−イル、2−メチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリミジン−4−イル、6−メトキシピリミジン−4−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−メチルピラゾール−3−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、2−エチルピリミジン−4−イル、6−メチルピリジン−2−イル、2−シクロプロピルピリミジン−4−イル、5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル、5−シクロプロピル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−ブロモ−2−メチルピリジン−4−イル、1,5−ジメチルピラゾール−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−2−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール(methypyrazol)−4−イル、5−エトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、1−イソプロピルピラゾール−4−イル、4−メチルイミダゾール−5−イル、1−メチルイミダゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−4−イル、2−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピリジン−4−イル、1−メチル−4−シアノピラゾール−5−イル、3−メチルピリジン−4−イル、1−エチル−3−メチルピラゾール−5−イル、1−メチルピラゾール−5−イル、1,4−ジメチルピラゾール−5−イル、1−エチルピラゾール−5−イル、3−イソプロピル−1−メチルピラゾール−5−イル、3−メチルピラゾール−4−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イル、3,5−ジメチルピラゾール−4−イル、2−シクロプロピル−5−メトキシピリジン−4−イル、5−エチル−1−メチルピラゾール−4−イル、5−メトキシ−2−メチルピリジン−4−イル、5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−エチル−1−メチルピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチルピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル、1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−5−イル、1−メチル−1,2,3−トリアゾール−5−イル、2−メチルピリジン−4−イル、1−(2−ヒドロキシエチル)ピラゾール−5−イル、メチル4−ピコリネート、4−ピコリン酸、1−シクロプロピル−5−メチルピラゾール−4−イル、1−シクロプロピル−3−メチルピラゾール−4−イル、2,3−ジメチルピリジン−4−イル、2,5−ジメチルピリジン−4−イル、1,3,4−オキサジアゾール(oxadizol)−2−イル、3−メチルピリダジン−4−イルおよびピリダジン−4−イルから選択される。
【0088】
特定の実施形態において、Rは、C−Cアルキルおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されている7から10員二環式複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、C−Cアルキルおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されている7から10員二環式複素環であって、OおよびNから選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、C−Cアルキルおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されている7から10員二環式複素環であって、OおよびNから選択される1または2個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、2−メチル−2,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタピラゾール−3−イル、3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルおよび2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルから選択される。
【0089】
特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。
【0090】
特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)ORおよびオキソから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(d)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルキニル、(e)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cシクロアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。
【0091】
特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。
【0092】
特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)ORおよびオキソから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)ORから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルケニル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。
【0093】
特定の実施形態において、Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択される。特定の実施形態において、Rは、水素およびC−Cアルキル(オキソおよびNHから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている)から選択される。特定の実施形態において、Rは、水素、メチル、C(=O)C(CHNHまたはC(=O)CHである。
【0094】
特定の実施形態において、Rは、水素およびC−Cアルキルから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素またはメチルである。
【0095】
特定の実施形態において、Rは、メチルである。
【0096】
特定の実施形態において、Rは、水素、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、メチレン、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、および1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。
【0097】
特定の実施形態において、Rは、水素、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、メチレン、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、および1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。
【0098】
特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)C−Cアルケニル、(f)フェニル、(g)O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。
【0099】
特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)ORおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)C−Cアルケニル、(f)フェニル、(g)O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。
【0100】
特定の実施形態において、Rは、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)C−Cアルケニル、(f)フェニル、(g)O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、メチレン、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。
【0101】
特定の実施形態において、Rは、(b)ORおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)C−Cアルケニル、(f)フェニル、(g)O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、メチレン、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。
【0102】
特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)C−Cアルケニル、(f)フェニル、(g)1個のNヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。
【0103】
特定の実施形態において、Rは、(a)水素、(b)ORおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(c)C−Cアルケニル、(f)フェニル、(g)1個のNヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。
【0104】
特定の実施形態において、Rは、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(f)フェニル、(g)1個のNヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CH、CHNH、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。
【0105】
特定の実施形態において、Rは、(b)ORおよびオキソから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(f)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、(b)ORおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(f)フェニル、(g)1個のNヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、フェニル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。
【0106】
特定の実施形態において、Rは、(b)ORおよびオキソから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(g)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている3から7員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、(b)ORおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、(g)1個のNヘテロ原子を含有する3から7員複素環、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。
【0107】
特定の実施形態において、Rは、OR、オキソおよびNHから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキルである。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、C(=O)OH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CHおよびCHNHから選択される。特定の実施形態において、Rは、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCH、CHOC(=O)C(CHNH、CHOC(=O)CHおよびCHNHから選択される。
【0108】
特定の実施形態において、Rは、ORおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキルである。特定の実施形態において、Rは、メチル、エチル、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOH、CHOCHおよびC(=O)OHから選択される。特定の実施形態において、Rは、CHOH、CHCHOH、CHCH(OH)CH、CHC(CHOHおよびCHOCHから選択される。
【0109】
特定の実施形態において、Rは、1個もしくは複数のOR基で場合により置換されているC−Cアルケニルである。特定の実施形態において、Rは、C−Cアルケニルである。特定の実施形態において、Rは、メチレンである。
【0110】
特定の実施形態において、Rは、ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているフェニルである。特定の実施形態において、Rは、フェニルである。
【0111】
特定の実施形態において、Rは、ORおよびRから選択される1または2個の基で場合により置換されている5から6員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有する5から6員複素環である。特定の実施形態において、Rは、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有する5から6員複素環である。特定の実施形態において、Rは、1個のNヘテロ原子を含有する5から6員複素環である。特定の実施形態において、Rは、ピロリジン−2−イルおよびピロリジン−3−イルから選択される。
【0112】
特定の実施形態において、Rは、ORおよびRから選択される1または2個の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、ORおよびRから選択される1または2個の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、オキサゾール−5−イルおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択される。
【0113】
特定の実施形態において、Rは、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1から3個のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)1から3個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリール、(c)1から3個のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環、および(d)1から3個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールから選択される。
【0114】
特定の実施形態において、Rは、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1または2個のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)1または2個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリール、(c)1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環、および(d)1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールから選択される。
【0115】
特定の実施形態において、Rは、(a)(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1または2個のR基で場合により置換されていてもよい)、(b)1または2個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリール、(c)1または2個のR基で場合により置換されている9から10員複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(d)1または2個のR基で場合により置換されている9から10員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択される。
【0116】
特定の実施形態において、各Rは、ハロゲン、メチル、CF、OCH、OCHF、CNおよびシクロプロピルから独立して選択される。
【0117】
特定の実施形態において、Rは、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニル、4−クロロ−3−メトキシフェニル、4−フルオロ−3−メトキシフェニル、5−クロロピリジン−3−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、インドリン−6−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イル、5−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−6−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル、(4−メトキシフェニル)メチル、(4−フルオロフェニル)メチル、(3−クロロフェニル)メチル、(4−クロロフェニル)メチル、(4−メチルフェニル)メチル、(3−メトキシフェニル)メチル、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(3−メチルフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(4−シアノフェニル)メチル、(3−フルオロフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(3,4−ジクロロフェニル)メチル、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチルおよび1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロキシエチルから選択される。
【0118】
特定の実施形態において、Rは、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニル、4−クロロ−3−メトキシフェニル、5−クロロピリジン−3−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、インドリン−6−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−6−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イル、(4−メトキシフェニル)メチル、(4−フルオロフェニル)メチル、(3−クロロフェニル)メチル、(4−クロロフェニル)メチル、(4−メチルフェニル)メチル、(3−メトキシフェニル)メチル、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(3−メチルフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(4−シアノフェニル)メチル、(3−フルオロフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(3,4−ジクロロフェニル)メチル、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチルおよび1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロキシエチルから選択される。
【0119】
特定の実施形態において、xは、0である。特定の実施形態において、Rは、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニル、4−クロロ−3−メトキシフェニル、4−フルオロ−3−メトキシフェニル、5−クロロピリジン−3−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、インドリン−6−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イル、5−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イルおよびピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イルから選択される。
【0120】
特定の実施形態において、xは、0である。特定の実施形態において、Rは、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニル、4−クロロ−3−メトキシフェニル、5−クロロピリジン−3−イル、1,3−ジメチルピラゾール−5−イル、インドリン−6−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イルおよびピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イルから選択される。
【0121】
特定の実施形態において、xは、1である。特定の実施形態において、RおよびRは、水素、OHおよびCHOHから独立して選択される。特定の実施形態において、Rは、水素およびOHから選択され、およびRは、水素およびCHOHから選択される。特定の実施形態において、RはOHであり、かつRはCHOHであるか、またはRおよびRは水素である。特定の実施形態において、Rは、(4−メトキシフェニル)メチル、(4−フルオロフェニル)メチル、(3−クロロフェニル)メチル、(4−クロロフェニル)メチル、(4−メチルフェニル)メチル、(3−メトキシフェニル)メチル、(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(3−メチルフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル、(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(4−シアノフェニル)メチル、(3−フルオロフェニル)メチル、(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル、(3,4−ジクロロフェニル)メチル、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチルおよび1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロキシエチルから選択される。
【0122】
特定の実施形態において、Rは、(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1から3個のR基で場合により置換されていてもよい)である。特定の実施形態において、Rは、(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1または2個のR基で場合により置換されていてもよい)である。特定の実施形態において、xは、0である。特定の実施形態において、Rは、1から3個のR基で場合により置換されているフェニルである。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである。特定の実施形態において、Rは、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニル、4−クロロ−3−メトキシフェニル、および4−フルオロ−3−メトキシフェニルから選択される。特定の実施形態において、Rは、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニルおよび3−クロロ−5−フルオロフェニルから選択される。特定の実施形態において、Rは、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニルおよび3−クロロ−5−フルオロフェニルから選択される。
【0123】
特定の実施形態において、Rは、(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1から3個のR基で場合により置換されていてもよい)である。特定の実施形態において、Rは、(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1または2個のR基で場合により置換されていてもよい)である。特定の実施形態において、xは、0である。特定の実施形態において、Rは、1から3個のR基で場合により置換されているフェニルである。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである。特定の実施形態において、Rは、フェニル、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチルフェニル、3−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、2−クロロフェニル、4−(ジフルオロメトキシ)フェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニル、3−クロロ−5−フルオロフェニル、4−クロロ−2−フルオロフェニル、5−クロロ−2−フルオロフェニル、3−フルオロ−5−メトキシフェニル、2−フルオロ−3−メトキシフェニル、2−フルオロ−5−メトキシフェニル、3−メトキシ−4−シアノフェニルおよび4−クロロ−3−メトキシフェニルから選択される。
【0124】
特定の実施形態において、Rは、(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1から3個のR基で場合により置換されていてもよい)である。特定の実施形態において、Rは、(CR−フェニル(この式中のフェニルは、1または2個のR基で場合により置換されていてもよい)である。特定の実施形態において、xは、1である。特定の実施形態において、Rは、(CR)−フェニル(この式中のフェニルは、1から3個のR基で場合により置換されていてもよい)である。特定の実施形態において、Rは、(CR)−フェニル(この式中のフェニルは、1または2個のR基で場合により置換されていてもよい)である。特定の実施形態において、Rは、(CH)−フェニル(この式中のフェニルは、1から3個のR基で場合により置換されていてもよい)である。特定の実施形態において、Rは、(CH)−フェニル(この式中のフェニルは、1または2個のR基で場合により置換されていてもよい)である。
【0125】
特定の実施形態において、Rは、1から3個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、1または2個のNヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、5−クロロピリジン−3−イルおよび1,3−ジメチルピラゾール−5−イルから選択される。
【0126】
特定の実施形態において、Rは、1から4個のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であって、1個のNヘテロ原子を含有する複素環である。特定の実施形態において、Rは、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する9から10員二環式複素環である。特定の実施形態において、Rは、1個のNヘテロ原子を含有する9から10員二環式複素環である。特定の実施形態において、xは、0である。特定の実施形態において、Rは、インドリン−6−イルである。
【0127】
特定の実施形態において、Rは、1から4個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、xは、0である。特定の実施形態において、Rは、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イル、5−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イルおよびピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、4−フルオロインドール−6−イルおよび5−フルオロインドール−6−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、4−フルオロインドール−6−イルおよび5−フルオロインドール−6−イルから選択される。
【0128】
特定の実施形態において、Rは、1から4個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、O、NおよびSから選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。特定の実施形態において、xは、0である。特定の実施形態において、Rは、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イル、4−フルオロインドール−2−イル、7−フルオロインドール−6−イル、インダゾール−6−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチルベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル、6−クロロベンゾオキサゾール−2−イルおよびピロロ[2,3−c]ピリジン−2−イルから選択される。特定の実施形態において、Rは、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イルおよび4−フルオロインドール−2−イルから選択される。
【0129】
特定の実施形態において、Rは、水素であり、xは、1である。
【0130】
特定の実施形態において、Rは、水素であるか、OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキルであり;xは、0であり;Rは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であるか、あるいは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、水素であるか、OR、オキソおよびNHから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキルであり;xは、0であり;Rは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であるか、あるいは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、水素であるか、ORおよびオキソから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキルであり;xは、0であり;Rは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であるか、あるいは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、水素またはC−Cアルキルであり;xは、0であり;Rは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であるか、あるいは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、水素またはC−Cアルキルであり;xは、0であり;Rは、1から4個のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であるか、あるいは、1から4個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、水素またはメチルであり;xは、0であり;Rは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であるか、あるいは、1個もしくは複数のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールである。特定の実施形態において、Rは、水素またはメチルであり;xは、0であり;Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式複素環であるか、あるいは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールである。
【0131】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;Rは、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである。
【0132】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;Rは、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである。
【0133】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;Rは、(b)ORおよびオキソから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである。
【0134】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;Rは、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである。
【0135】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;Rは、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである。
【0136】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;Rは、(b)ORおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1または2個のR基で場合により置換されているフェニルである。
【0137】
特定の実施形態において、Rは、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イルおよび1−メチルピラゾール−5−イルから選択され;Rは、CHOH、CHCHOHおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択され;そして、Rは、3−クロロフェニル、3−フルオロフェニル、4−クロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,3−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、4−クロロ−3−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、3−クロロ−2−フルオロフェニルおよび3−クロロ−5−フルオロフェニルから選択される。
【0138】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールから選択され;Rは、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1から4個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。
【0139】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールから選択され;Rは、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1から4個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。
【0140】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲン、オキソ、ORおよびC−Cアルキル(ORで場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、3から7員飽和または部分不飽和複素環であって、O、N、S、S(=O)およびS(=O)から成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、C−Cシクロアルキル、オキシドおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から4個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールから選択され;Rは、(b)ORおよびオキソから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)ORおよびRから選択される1個もしくは複数の基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1から4個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。
【0141】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;Rは、(b)OR、オキソ、NH、NH(C−Cアルキル)およびN(C−Cアルキル)から選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、1個のNヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。
【0142】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;Rは、(b)OR、オキソおよびNHから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、1個のNヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。
【0143】
特定の実施形態において、Rは、(d)ハロゲンおよびC−Cアルキル(OHで場合により置換されている)から独立して選択される1または2個の基で場合により置換されている、3から7員飽和複素環であって、O、NおよびS(=O)から成る群より選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環、および(e)ハロゲン、CN、OR、シクロプロピルおよびC−Cアルキル(ヒドロキシルおよびハロゲンから独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている)から独立して選択される1から3個の基で場合により置換されている、5から6員ヘテロアリールであって、OおよびNから成る群より選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;Rは、(b)ORおよびオキソから選択される1または2個の基で場合により置換されているC−Cアルキル、および(h)1個のR基で場合により置換されている5から6員ヘテロアリールであって、O、NおよびSから成る群より選択される1または2個のヘテロ原子を含有するヘテロアリールから選択され;そして、Rは、1または2個のR基で場合により置換されている9から10員二環式ヘテロアリールであって、1個のNヘテロ原子を含有するヘテロアリールである。
【0144】
特定の実施形態において、Rは、テトラヒドロピラン−4−イル、3−フルオロテトラヒドロピラン−4−イル、2−(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン−4−イル、1,3−ジメチルピラゾール−4−イルおよび1−メチルピラゾール−5−イルから選択され;Rは、CHOH、CHCHOHおよび1−メチル−ピラゾール−4−イルから選択され;そして、Rは、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、インドール−6−イル、インドール−7−イル、3−クロロインドール−6−イル、5−クロロインドール−2−イル、3−メチルインドール−6−イル、1−メチルインドール−6−イル、5−フルオロインドール−2−イル、2−メチルインドール−6−イル、7−フルオロインドール−2−イル、3−メチルインドール−2−イル、3−クロロインドール−2−イル、2−メチルインドール−3−イル、6−クロロインドール−2−イル、3−シクロプロピルインドール−6−イル、6−フルオロインドール−2−イル、2,3−ジメチルインドール−6−イルおよび4−フルオロインドール−2−イルから選択される。
【0145】
特定の実施形態において、Rは、水素、Fおよびメチルから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素およびFから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素およびメチルから選択される。特定の実施形態において、Rは、Fおよびメチルから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素である。特定の実施形態において、Rは、Fである。特定の実施形態において、Rは、メチルである。
【0146】
特定の実施形態において、Rは、水素、F、Clおよびメチルから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素、Fおよびメチルから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素およびFから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素およびメチルから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素である。特定の実施形態において、Rは、Fである。特定の実施形態において、Rは、Clである。特定の実施形態において、Rは、メチルである。
【0147】
特定の実施形態において、Rは、水素およびC−Cアルキルから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素およびメチルから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素である。特定の実施形態において、Rは、メチルである。
【0148】
特定の実施形態において、Rは、水素およびハロゲンから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素およびFから選択される。特定の実施形態において、Rは、水素である。特定の実施形態において、Rは、Fである。
【0149】
特定の実施形態において、
は水素、ハロゲンおよびC−Cアルキルから選択され、Rは水素であり、Rは水素であるか;または
は水素であり、Rは水素およびC−Cアルキルから選択され、Rは水素であるか;または
は水素であり、Rは水素であり、Rは水素およびハロゲンから選択される。
【0150】
特定の実施形態では、実施例1から323の化合物を提供する。特定の実施形態では、実施例1から310の化合物を提供する。
【0151】
特定の実施形態では、実施例1から288および311から323の化合物を提供する。特定の実施形態では、実施例1から288の化合物を提供する。
【0152】
特定の実施形態では、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXまたはXの化合物を提供する。特定の実施形態では、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXまたはXの化合物を提供するが、但し、上記化合物は、実施例311から323ではない。
【0153】
本明細書に記載する特定の化合物が不斉中心またはキラル中心を含有することがあり、したがって、異なる立体異性体形態で存在することがあることは、理解される。ジアステレオマー、エナンチオマーおよびアトロプ異性体ならびにこれらの混合物、例えばラセミ混合物を含む(しかしこれらに限定されない)、本明細書に記載する化合物のすべての立体異性体形態が本化合物の一部を構成することが意図されている。
【0154】
本明細書に示す構造に関して、任意の特定のキラル原子の立体化学が指定されていない場合には、すべての立体異性体が企図され、本明細書に記載する化合物として含まれる。立体化学が、特定の立体配置を表す塗りつぶしの楔形または断続線によって指定されている場合には、その立体異性体は、そのように指定され、定義される。
【0155】
式Iの特定の化合物が式Iのさらなる化合物の中間体として使用されることがあることも理解される。
【0156】
さらに、本明細書に記載する化合物が、非溶媒和形態はもちろん、医薬的に許容され得る溶媒、例えば水、エタノールおよびこれらに類するものとの溶媒和された形態でも存在することがあること、ならびに上記化合物が溶媒和形態と非溶媒和形態の両方を包含することが意図されていることは、理解される。
【0157】
式Iの化合物のプロドラッグは、実施例Aに記載のアッセイにおいて(このアッセイにおいて、より活性の高い形態に変換され得るプロドラッグもあるが)式Iの化合物ほど活性ではない。しかし、上記プロドラッグは、in vivoで、より活性の高い代謝産物、すなわち式Iの化合物に変換されることが可能である。実施例290、293、αおよびβは、式Iのプロドラッグの例である。式Iの化合物のプロドラッグとしては、式XI
【化12】
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を有する化合物が挙げられる(式中、X、X、Y、Y、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりであり、Rpdは、OP(=O)(OH)またはCHOP(=O)(OH)である)。
【0158】
化合物の合成
【0159】
本明細書に記載する化合物は、化学技術分野において周知のプロセスに類似したプロセスを含む合成経路により、特に本明細書に掲載する説明にかんがみて、合成することができる。出発原料は、一般に、市販元、例えば、Sigma−Aldrich(ミズーリ州セントルイス)、Alfa Aesar(マサチューセッツ州ワードヒル)もしくはTCI(オレゴン州ポートランド)から入手可能であるか、または当業者に周知の方法を用いて容易に調製される(例えばLouis F.FieserおよびMary Fieser、Reagents for Organic Synthesis、第1−23巻、New York:Wiley 1967−2006版(the Wiley InterScience(登録商標)ウェブサイト経由でも入手可能)、またはBeilsteins Handbuch der organischen Chemie、第4版、Springer−Verlag編、Berlin(増補編を含む)(the Beilsteinオンラインデータベース経由でも入手可能)に全般的に記載されている方法によって調製される)。
【0160】
例示を目的として、スキーム1〜10は、本明細書に記載する化合物および重要な中間体の一般調製方法を示す。個々の反応段階のより詳細な説明については、以下の実施例セクションを参照されたい。他の合成経路を用いてこれらの化合物を合成できることを、当業者は理解する。特定の出発原料および試薬をスキームの中に描き、以下で論ずるが、様々な誘導体および/または反応条件を生じさせるために他の出発原料および試薬を容易に代用することができる。加えて、以下で説明する方法によって調製される化合物の多くを、当業者に周知の従来の化学を用いて、本開示にかんがみて、さらに修飾することができる。
【化13】
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【0161】
スキーム1は、化合物1.4(式中、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)の一般合成スキームを示す。4−ハロピリミジン1.1(式中、R11=Cl、BrまたはI)を、NaCOなどの塩基の存在下でPdCl(dppf)などのPd触媒を用いて4−ピリジンボロン酸1.2とカップリングさせて、中間体1.3を得ることができる。化合物1.3の加水分解をHCl水溶液などの酸性条件下で遂行して、ピリドン1.4を得ることができる。
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
スキーム2は、化合物1.4(式中、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)の代替調製スキームを示す。PdCl(PPhおよびCu(I)Iなどの触媒の存在下、N−メチル−2−ピロリドン(「NMP」)などの適する溶媒中でのスタナン2.1とヨードピリジン2.2のStilleカップリングを用いて、中間体1.3を得ることができる。化合物1.3の加水分解をHCl水溶液などの酸性条件下で遂行して、ピリドン1.4を得ることができる。
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【0163】
スキーム3は、化合物3.2(式中、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)の一般調製スキームを示す。ピリドン1.4を、塩基、例えばカリウムビス(トリメチルシリル)アミド(「KHMDS」)またはKOt−Buと、適する溶媒、例えばテトラヒドロフラン(「THF」)、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンと、任意選択の触媒、例えばテトラブチルアンモニウムヨージドの存在下、ベンジル求電子試薬3.1(式中、Xは、Cl、Br、I、メシル酸エステル(「OMs」)またはトリフレート(「OTf」)である)でアルキル化して、N−ベンジルピリドン3.2を得ることができる。
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【0164】
スキーム4は、化合物3.2(式中、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)の代替調製スキームを示す。THFなどの適する溶媒中のベンジルアルコール4.1を、アゾジカルボン酸ジイロプロピル(「DIAD」)およびトリフェニルホスフィン(「PPh」)で活性化することができる。ピリドン1.4でのその後の処理により、N−ベンジルピリドン3.2が得られる。
【化17】
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【0165】
スキーム5は、化合物5.5(Rが本明細書中で定義するとおりである3.1のサブセット)の一般調製スキームを示す。THFなどの適する溶媒中、メチルトリフェニルホスホニウムブロミドなどのウィッティヒ試薬およびNaHなどの塩基でのアルデヒド5.1の処理により、アルケン5.2が得られる。アルケン5.2のジヒドロキシル化を、シャープレス(Sharpless)触媒(AD−mix−β)で遂行して、ジオール5.3を得ることができる。第一級ヒドロキシル基をtert−ブチルジメチルシリルクロリド(「TBSCl」)で選択的に保護して、アルコール5.4を得ることができ、その後、それを、MsClおよび塩基、例えばトリエチルアミンで、対応するメシレート5.5に変換することができる。
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【0166】
スキーム6は、メシレート中間体5.5(式中、Rは、本明細書中で定義するとおりである)への代替経路を示す。THF中のO,N−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩およびイソプロピルマグネシウムクロリドを使用して、tert−ブチルジメチルシリル保護エステル6.1をワインレブ(Weinreb)アミド6.2に変換することができる。THFなどの適する溶媒中の(置換)フェニルマグネシウムブロミド6.3でのワインレブアミド6.2のグリニャール(Grignard)反応により、ケトン6.4が得られる。メチルtert−ブチルエーテル(「MTBE」)などの適する溶媒中のボラン−N,N,−ジメチルアニリン錯体と触媒作用の(R)−2−メチル−CBS−オキサザボロリジンなどのキラル還元系でのケトン6.4の還元により、キラルアルコール5.4が得られる。その後、これをスキーム5におけるがごとく対応するメシレート5.5に変換することができる。
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【0167】
スキーム7は、ラセミメシレート中間体7.3(式中、Rは、本明細書中で定義するとおりである)の一般調製スキームを示す。THFなどの溶媒中での7.1と6.3のグリニャール反応によりアルコール7.2が得られ、その後、これをMsClと反応させて7.3(5.5のラセミバージョン)を得ることができる。
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【0168】
スキーム8は、化合物8.2(式中、R、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)の一般調製スキームを示す。化合物3.2を、ジクロロメタン(「DCM」)などの適する溶媒中、メタ−クロロ過安息香酸(「mCPBA」)などの酸化剤で、メチルスルホン中間体8.1に酸化することができる。sec−BuOHなどの適する溶媒中のアミンNHでのメチルスルホン部分のその後の置換により生成物8.2が得られる。
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0169】
スキーム9は、中間体ピリドン9.4(式中、R、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)の一般調製方法を示す。2,4−ジクロロピリミジン9.1をNaCOなどの塩基の存在下、PdCl(dppf)などのPd触媒で4−ピリジンボロン酸1.2とカップリングさせて、中間体9.2を得ることができる。この中間体を、N,N−ジメチルアセトアミドまたは2−ブタノールなどの適する溶媒中、ヒューニッヒ塩基(Huning’s base)などの任意選択の塩基の存在下でアミン、NHと熱的にまたはマイクロ波反応装置において反応させて、中間体9.3を得ることができる。1M HClなどの酸水溶液中または1M NaOHなどの塩基水溶液中いずれかでの9.3の加水分解により、中間体ピリドン9.4が得られる。
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0170】
スキーム10は、化合物8.2(式中、R、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)の代替調製方法を示す。ピリドン9.4を、適する溶媒、例えばTHF、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンと共に塩基、例えばKHMDSまたはKOt−Buの存在下で、任意選択の触媒、例えばテトラブチルアンモニウムヨージドを用いて、ベンジル求電子剤3.1(式中、Xは、Cl、Br、I、OMsまたはOTfである)でアルキル化して、8.2を得ることができる。
【0171】
式Iの化合物の調製において、中間体の遠隔官能基(例えば、第一級または第二級アミンなど)の保護が必要であることがある。かかる保護の必要性は、遠隔官能基の性質、および調製方法の条件に依存して変わる。適するアミノ保護基(NH−Pg)としては、アセチル、トリフルオロアセチル、t−ブチルオキシカルボニル(「Boc」)、ベンジルオキシカルボニル(「CBz」)および9−フルオレニルメチレンオキシカルボニル(「Fmoc」)が挙げられる。かかる保護の必要性は、当業者によって容易に決められる。保護基およびそれらの使用の概要については、T.W.Greeneら、Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis、New York:Wiley Interscience、2006を参照されたい。
【0172】
特定の実施形態では、中間体1.4
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
を提供する(式中、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)。
【0173】
特定の実施形態では、中間体3.2
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
を提供する(式中、R、R、R、R、Rおよび各Rは、本明細書中で定義するとおりである)。特定の実施形態において、中間体3.2は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体3.2は、1または2個のR基で置換されている。
【0174】
特定の実施形態では、中間体5.5
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
を提供する(式中、各Rは、本明細書中で定義するとおりである)。特定の実施形態において、中間体5.5は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体5.5は、1または2個のR基で置換されている。
【0175】
特定の実施形態では、中間体7.3
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
を提供する(式中、各Rは、本明細書中で定義するとおりである)。特定の実施形態において、中間体7.3は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体7.3は、1または2個のR基で置換されている。
【0176】
特定の実施形態では、中間体8.1
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
を提供する(式中、R、R、R、R、Rおよび各Rは、本明細書中で定義するとおりである)。特定の実施形態において、中間体8.1は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体8.1は、1または2個のR基で置換されている。
【0177】
特定の実施形態では、中間体9.4
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
を提供する(式中、R、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)。
【0178】
特定の実施形態では、中間体10.1を
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
提供する(式中、X、X、Y、YおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)。
【0179】
特定の実施形態では、中間体10.2を
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
提供する(式中、X、X、Y、Y、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)。
【0180】
特定の実施形態では、中間体10.3を
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
提供する(式中、X、X、Y、Y、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)。特定の実施形態において、中間体10.3は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体10.3は、1または2個のR基で置換されている。
【0181】
特定の実施形態では、中間体10.4を
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
提供する(式中、Rは、本明細書中で定義するとおりである)。
【0182】
特定の実施形態では、中間体10.5
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
を提供する(式中、Rは、本明細書中で定義するとおりである)。
【0183】
特定の実施形態では、中間体10.6
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
を提供する(式中、X、X、Y、Y、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)。
【0184】
特定の実施形態では、中間体10.7を
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
提供する(式中、X、X、Y、Y、R、Rおよび各Rは、本明細書中で定義するとおりである)。特定の実施形態において、中間体10.7は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体10.7は、1または2個のR基で置換されている。
【0185】
特定の実施形態では、中間体10.8
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
を提供する(式中、X、X、Y、Y、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)。
【0186】
特定の実施形態では、式10.1の化合物を調製するプロセスであって、
(a)構造
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物を、構造
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物とカップリングさせて、構造
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物を調製する工程;および
(b)構造
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物を加水分解して、式10.1の化合物
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、RおよびR11は、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態では、工程(a)におけるカップリングを鈴木反応によって行う。特定の実施形態では、工程(b)における加水分解を酸性条件下で行う。特定の実施形態では、工程(b)における加水分解をHCl水溶液の添加によって行う。
【0187】
特定の実施形態では、1.4の化合物を調製するプロセスであって、
(a)式1.1の化合物
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
を式1.2の化合物
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
とカップリングさせて、式1.3の化合物
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程;および
(b)上記式1.3の化合物を加水分解して、式1.4の化合物
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、R、R、R、RおよびR11は、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態では、工程(a)におけるカップリングを鈴木反応によって行う。特定の実施形態では、工程(b)における加水分解を酸性条件下で行う。特定の実施形態では、工程(b)における加水分解をHCl水溶液の添加によって行う。
【0188】
特定の実施形態では、10.2の化合物を調製するプロセスであって、
式10.1の化合物
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
を、構造
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物と反応させて、式10.2の化合物
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、R、R、RおよびXは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態では、上記反応は、アルキル化である。特定の実施形態では、上記反応を塩基の存在下で行う。特定の実施形態において、上記塩基は、KHMDSまたはKOt−Buである。特定の実施形態では、上記反応を溶媒中で行う。特定の実施形態において、上記溶媒は、THF、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンである。特定の実施形態において、上記反応は、触媒を含む。特定の実施形態において、上記触媒は、テトラブチルアンモニウムヨージドである。
【0189】
特定の実施形態では、10.3の化合物を調製するプロセスであって、
式10.1の化合物
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
を式3.1の化合物
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
と反応させて、式10.3の化合物
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、R、R、RおよびXは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、上記反応は、アルキル化である。特定の実施形態では、上記反応を塩基の存在下で行う。特定の実施形態において、上記塩基は、KHMDSまたはKOt−Buである。特定の実施形態では、上記反応を溶媒中で行う。特定の実施形態において、上記溶媒は、THF、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンである。特定の実施形態において、上記反応は、触媒を含む。特定の実施形態において、上記触媒は、テトラブチルアンモニウムヨージドである。特定の実施形態において、中間体3.1および10.3は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体3.1および10.3は、1または2個のR基で置換されている。
【0190】
特定の実施形態では、3.2の化合物を調製するプロセスであって、
式1.4の化合物
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
を式3.1の化合物
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
と反応させて、式3.2の化合物
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、R、R、R、R、R、RおよびXは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、上記反応は、アルキル化である。特定の実施形態では、上記反応を塩基の存在下で行う。特定の実施形態において、上記塩基は、KHMDSまたはKOt−Buである。特定の実施形態では、上記反応を溶媒中で行う。特定の実施形態において、上記溶媒は、THF、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンである。特定の実施形態において、上記反応は、触媒を含む。特定の実施形態において、上記触媒は、テトラブチルアンモニウムヨージドである。特定の実施形態において、中間体3.1および10.3は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体3.1および10.3は、1または2個のR基で置換されている。
【0191】
特定の実施形態では、10.2の化合物を調製するプロセスであって、
式10.1の化合物
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
を、構造
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物と反応させて、式10.2の化合物
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、上記反応は、光延反応である。特定の実施形態において、上記反応は、DIADおよびPPhを含む。特定の実施形態において、上記反応は、溶媒中でのものである。特定の実施形態において、上記溶媒は、THFである。
【0192】
特定の実施形態では、10.3の化合物を調製するプロセスであって、
式10.1の化合物
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
を式4.1の化合物
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
と反応させて、式10.3の化合物
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、上記反応は、光延反応である。特定の実施形態において、上記反応は、DIADおよびPPhを含む。特定の実施形態において、上記反応は、溶媒中でのものである。特定の実施形態において、上記溶媒は、THFである。特定の実施形態において、中間体4.1および10.3は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体4.1および10.3は、1または2個のR基で置換されている。
【0193】
特定の実施形態では、3.2の化合物を調製するプロセスであって、
式1.4の化合物
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
を式4.1の化合物
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
と反応させて、式3.2の化合物
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、上記反応は、光延反応である。特定の実施形態において、上記反応は、DIADおよびPPhを含む。特定の実施形態において、上記反応は、溶媒中でのものである。特定の実施形態において、上記溶媒は、THFである。特定の実施形態において、中間体4.1および3.2は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体4.1および3.2は、1または2個のR基で置換されている。
【0194】
特定の実施形態では、式10.6の化合物を調製するプロセスであって、
式10.2の化合物
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
を酸化して、式10.6の化合物
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、上記酸化は、mCPBAでのものである。特定の実施形態において、上記酸化は、溶媒中でのものである。特定の実施形態において、上記溶媒は、DCMである。
【0195】
特定の実施形態では、式10.7の化合物を調製するプロセスであって、
式10.3の化合物
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
を酸化して、式10.7の化合物
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、上記酸化は、mCPBAでのものである。特定の実施形態において、上記酸化は、溶媒中でのものである。特定の実施形態において、上記溶媒は、DCMである。特定の実施形態において、中間体10.3および10.7は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体10.3および10.7は、1または2個のR基で置換されている。
【0196】
特定の実施形態では、式8.1の化合物を調製するプロセスであって、
式3.2の化合物
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
を酸化して、式8.1の化合物
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、R、R、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、上記酸化は、mCPBAでのものである。特定の実施形態において、上記酸化は、溶媒中でのものである。特定の実施形態において、上記溶媒は、DCMである。特定の実施形態において、中間体3.2および8.1は、0から3個のR基で置換されている。特定の実施形態において、中間体3.2および8.1は、1または2個のR基で置換されている。
【0197】
特定の実施形態では、式10.8の化合物を調製するプロセスであって、
(a)構造
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物を、構造
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物とカップリングさせて、構造
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物を調製する工程;
(b)構造
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物をNHと反応させて、構造
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物を調製する工程;および
(c)構造
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物を加水分解して、式10.8の化合物
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、工程(a)におけるカップリングは、鈴木カップリングである。特定の実施形態において、工程(a)におけるカップリングは、Pd触媒を含む。特定の実施形態において、工程(a)におけるPd触媒は、PdCl(dppf)である。特定の実施形態では、工程(a)におけるカップリングを塩基の存在下で行う。特定の実施形態において、工程(a)における塩基は、NaCOである。特定の実施形態では、工程(b)における反応を塩基の存在下で行う。特定の実施形態において、工程(b)における塩基は、ヒューニッヒ塩基である。特定の実施形態では、工程(b)における反応を溶媒中で行う。特定の実施形態において、工程(b)における溶媒は、N,N−ジメチルアセトアミドまたは2−ブタノールである。特定の実施形態では、工程(b)における反応を加熱しながら行う。特定の実施形態では、工程(c)における加水分解を酸水溶液を用いて行う。特定の実施形態において、工程(c)における酸は、HClである。特定の実施形態では、工程(c)における加水分解を塩基で行う。特定の実施形態において、工程(c)における塩基は、NaOHである。
【0198】
特定の実施形態では、式9.4の化合物を調製するプロセスであって、
(a)式9.1の化合物
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
を式1.2の化合物
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
とカップリングさせて、式9.2の化合物
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程;
(b)式9.2の化合物をNHと反応させて、式9.3の化合物
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程;および
(c)式9.3の化合物を加水分解して、式9.4の化合物
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、R、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態において、工程(a)におけるカップリングは、鈴木カップリングである。特定の実施形態において、工程(a)におけるカップリングは、Pd触媒を含む。特定の実施形態において、工程(a)におけるPd触媒は、PdCl(dppf)である。特定の実施形態では、工程(a)におけるカップリングを塩基の存在下で行う。特定の実施形態において、工程(a)における塩基は、NaCOである。特定の実施形態では、工程(b)における反応を塩基の存在下で行う。特定の実施形態において、工程(b)における塩基は、ヒューニッヒ塩基である。特定の実施形態では、工程(b)における反応を溶媒中で行う。特定の実施形態において、工程(b)における溶媒は、N,N−ジメチルアセトアミドまたは2−ブタノールである。特定の実施形態では、工程(b)における反応を加熱しながら行う。特定の実施形態では、工程(c)における加水分解を酸水溶液を用いて行う。特定の実施形態において、工程(c)における酸は、HClである。特定の実施形態では、工程(c)における加水分解を塩基で行う。特定の実施形態において、工程(c)における塩基は、NaOHである。
【0199】
特定の実施形態では、式Iの化合物を調製するプロセスであって、
式10.6の化合物
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
をNHと反応させて、式Iの化合物
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態では、上記反応を溶媒中で行う。特定の実施形態において、上記溶媒は、sec−BuOHである。
【0200】
特定の実施形態では、式Iの化合物を調製するプロセスであって、
式10.8の化合物
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
を、構造
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
を有する化合物と反応させて、式Iの化合物
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
を調製する工程
(これらの式中、X、X、Y、Y、R、R、R、RおよびXは、本明細書中で定義するとおりである)
を包含するプロセスを提供する。特定の実施形態では、上記反応を塩基の存在下で行う。特定の実施形態において、上記塩基は、KHMDSまたはKOt−Buである。特定の実施形態では、上記反応を溶媒中で行う。特定の実施形態において、上記溶媒は、THF、2−メチルテトラヒドロフランまたはジオキサンである。特定の実施形態では、上記反応を、触媒を用いて行う。特定の実施形態において、上記触媒は、テトラブチルアンモニウムヨージドである。
【0201】
分離方法
【0202】
反応生成物を互いに分離することおよび/または出発原料から分離することが有利であることがある。各工程または一連の工程の所望の生成物を、当該技術分野において一般的な技術により、所望の均質度まで分離および/または精製(以降、分離)する。典型的に、かかる分離は、多相抽出、溶媒もしくは溶媒混合物からの結晶化、蒸留、昇華またはクロマトグラフィーを含む。クロマトグラフィーは、任意の数の方法を伴うことができ、それらの方法としては、例えば、逆相および順相;サイズ排除;イオン交換;高、中および低圧液体クロマトグラフィー法および装置;小規模分析;擬似移動床(simulated moving bed:「SMB」)および分取薄層または厚層クロマトグラフィー、ならびに小規模薄層およびフラッシュクロマトグラフィーの技法が挙げられる。当業者は、所望の分離を達成する可能性が最も高い技法を利用する。
【0203】
当業者に周知の方法により、例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶により、ジアステレオマー混合物を、それらの物理化学的相違に基づいてそれらの個々のジアステレオマーに分離することができる。エナンチオマーは、適切な光学活性化合物(例えば、キラル助剤、例えばキラルアルコールまたはモッシャー(Mosher)の酸塩化物)との反応によりエナンチオマー混合物をジアステレオマー混合物に変換すること、上記ジアステレオマーを分離すること、および個々のジアステレオマーを対応する純粋なエナンチオマーに変換する(例えば、加水分解する)ことによって、分離することができる。キラルHPLCカラムの使用によりエナンチオマーを分離することもできる。
【0204】
単一の立体異性体であって、その立体異性体を実質的に含まない単一の立体異性体(例えばエナンチオマー)は、光学活性分割剤を使用するジアステレオマーの形成などの方法を用いるラセミ混合物の分割によって得ることができる(Eliel,E.およびWilen,S.、Stereochemistry of Organic Compounds、New York:John Wiley & Sons,Inc.、1994;Lochmuller,C.H.ら、「Chromatographic resolution of enantiomers:Selective review」、J.Chromatogr.第113巻、第3号(1975):283−302頁)。本明細書に記載するキラル化合物のラセミ混合物を任意の適する方法によって分離および単離することができ、それらの方法としては、(1)キラル化合物でのイオン性、ジアステレオマー塩の形成、そして分別結晶または他の方法による分離、(2)キラル誘導体化試薬でのジアステレオマー化合物の形成、ジアステレオマーの分離、そして純粋な立体異性体への変換;および(3)キラル条件下での実質的に純粋なまたは富化された立体異性体の直接的分離が挙げられる。Wainer,Irving W.編、Drug Stereochemistry:Analytical Methods and Pharmacology、New York:Marcel Dekker,Inc.、1993を参照されたい。
【0205】
方法(1)のもとで、エナンチオマーとして純粋なキラル塩基、例えばブルシン、キニーネ、エフェドリン、ストリキニン、α−メチル−β−フェニルエチルアミン(アンフェタミン)およびこれらに類するものと、酸性官能基を有する不斉化合物、例えばカルボン酸およびスルホン酸との反応により、ジアステレオマー塩を形成することができる。上記ジアステレオマー塩を分別結晶またはイオンクロマトグラフィーによって分離するように誘導することができる。アミノ化合物の光学異性体の分離については、キラルカルボン酸またはスルホン酸、例えば樟脳スルホン酸、酒石酸、マンデル酸または乳酸の付加により、結果としてジアステレオマー塩の形成が起き得る。
【0206】
あるいは、方法(2)により、分割すべき基質をキラル化合物の一方のエナンチオマーと反応させて、ジアステレオマー対を形成する(Eliel,E.およびWilen,S.、Stereochemistry of Organic Compounds、New York:John Wiley & Sons,Inc.、1994、322頁)。不斉化合物を、エナンチオマーとして純粋なキラル誘導体化試薬、例えばメンチル誘導体と反応させることにより、ジアステレオマー化合物を形成し、その後、それらのジアステレオマーを分離し、加水分解して、純粋なまたは富化されたエナンチオマーを生じさせることができる。光学純度の判定方法は、塩基の存在下でのキラルエステル、例えばメンチルエステル、例えば(−)クロロギ酸メンチルの作製、またはラセミ混合物のモッシャーエステル、酢酸α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル(Jacob III、Peyton、「Resolution of (±)−5−Bromonornicotine.Synthesis of (R)− and (S)−Nornicotine of High Enantiomeric Purity」、J.Org.Chem.第47巻、第21号(1982):4165−4167頁)の作製、および2つのアトロプ異性エナンチオマーまたはジアステレオマーが存在する場合のH NMRスペクトルの分析を伴う。アトロプ異性化合物の安定なジアステレオマーを、アトロプ異性ナフチル−イソキノリンの分離方法(国際公開第96/15111号)に従って順相および逆相クロマトグラフィーにより分離および単離することができる。
【0207】
方法(3)により、キラル固定相を使用するクロマトグラフィー(Lough,W.J.編、Chiral Liquid Chromatography、New York:Chapman and Hall、1989;Okamoto、Yoshioら、「Optical resolution of dihydropyridine enantiomers by high−performance liquid chromatography using phenylcarbamates of polysaccharides as a chiral stationary phase」、J.of Chromatogr.、第513巻(1990):375−378頁)によって2つのエナンチオマーのラセミ混合物を分離することができる。富化されたまたは精製されたエナンチオマーを、光学回転および円偏光二色性などの、不斉炭素原子を有する他のキラル分子を区別するために用いられる方法によって区別することができる。
【0208】
生物学的評価
【0209】
式Iの化合物のERK活性の活性の判定は、多数の直接および間接検出方法によって可能である。本明細書に記載する特定の例示的化合物をそれらのERK阻害アッセイに対して評価した(生物学的実施例1)。ERK結合活性の範囲は、1nM(ナノモル濃度)未満から約10μM(マイクロモル濃度)までであった。細胞ベースの機能アッセイ(生物学的実施例2)を用いて、P90RSKのリン酸化を評価することにより下流シグナル伝達に対するERK阻害剤の効果を判定した。
【0210】
投与および医薬製剤
【0211】
本明細書に記載する化合物を、処置すべき状態に適している任意の都合の良い経路によって投与することができる。適する経路としては、経口、非経口(皮下、筋肉内、静脈内、動脈内、皮内、クモ膜下および硬膜外を含む)、経皮、直腸、鼻、局所(頬側および舌下を含む)、膣、腹腔内、肺内および鼻腔内経路が挙げられる。
【0212】
上記化合物を任意の都合の良い投与形態、例えば、錠剤、粉末、カプセル、溶液、分散液、懸濁液、シロップ、スプレー、坐剤、ゲル、エマルジョン、パッチなどで投与することができる。かかる組成物は、医薬調製物における通常の成分、例えば、希釈剤、担体、pH調整剤、甘味剤、充填材およびさらなる活性剤を含有することがある。非経口投与が所望される場合、上記組成物は、無菌であり、そして注射または注入に適する溶液または懸濁液形態である。
【0213】
典型的な製剤は、本明細書に記載する化合物と担体、希釈剤または賦形剤とを混合することによって調製される。適する担体、希釈剤および賦形剤は、当業者に周知であり、例えば、Ansel,Howard C.ら、Ansel’s Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems、Philadelphia:Lippincott,Williams & Wilkins、2004;Gennaro,Alfonso R.ら、Remington:The Science and Practice of Pharmacy、Philadelphia:Lippincott,Williams & Wilkins、2000;およびRowe,Raymond C.、Handbook of Pharmaceutical Excipients、Chicago、Pharmaceutical Press、2005に詳細に記載されている。上記製剤は、薬物(すなわち、本明細書に記載する化合物またはその医薬組成物)の上品な体裁を生じさせるようにまたは医薬製品(すなわち、医薬品)の製造を援助するために、一種もしくは複数種の緩衝剤、安定剤、界面活性剤、湿潤剤、滑沢剤、乳化剤、懸濁化剤、保存剤、酸化防止剤、不透明化剤(opaquing agent)、潤滑剤、加工助剤、着色剤、甘味剤、芳香剤、矯味矯臭剤、希釈剤および他の公知添加剤も含むことがある。
【0214】
一実施形態は、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を含む医薬組成物を含む。さらなる実施形態は、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を、医薬的に許容され得る担体、希釈剤または賦形剤とともに含む医薬組成物を提供する。
【0215】
本発明の化合物での処置方法
【0216】
本明細書に記載する一つもしくは複数の化合物またはその(それらの)立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与することによる疾患または状態の処置または予防方法も提供する。一実施形態では、哺乳動物における過剰増殖性疾患の処置方法であって、治療有効量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を上記哺乳動物に投与する工程を包含する方法を提供する。
【0217】
もう一つの実施形態は、癌を処置または予防する方法であって、上記方法は、かかる処置を必要とする哺乳動物において癌を処置または予防する方法であり、上記哺乳動物に治療有効量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与する工程を包含する、方法を提供する。
【0218】
もう一つの実施形態は、疼痛を処置または予防する方法であって、上記方法は、かかる処置を必要とする哺乳動物において疼痛を処置または予防する方法であり、上記哺乳動物に治療有効量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与する工程を包含する、方法を提供する。
【0219】
もう一つの実施形態は、炎症性障害を処置または予防する方法であって、上記方法は、かかる処置を必要とする哺乳動物において炎症性障害を処置または予防する方法であり、上記哺乳動物に治療有効量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与する工程を包含する、方法を提供する。
【0220】
もう一つの実施形態は、細胞におけるERKプロテインキナーゼ活性の阻害方法であって、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXによる化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩で上記細胞を処置する工程を包含する方法を提供する。
【0221】
もう一つの実施形態は、細胞におけるERKプロテインキナーゼ活性の阻害方法であって、ERKキナーゼ活性を減弱させるかまたは除去するのに有効な量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXによる化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩で上記細胞を処置する工程を包含する方法を提供する。
【0222】
もう一つの実施形態は、ERKプロテインキナーゼ活性の阻害を、それを必要とする患者において行う方法であって、上記患者に式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXによる化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与する工程を包含する、方法を提供する。
【0223】
もう一つの実施形態は、過剰増殖性障害の処置または過剰増殖性障害の重症度の改善を、それを必要とする患者において行う方法であって、上記患者に式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXによる化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与する工程を包含する方法を提供する。
【0224】
もう一つの実施形態は、過剰増殖性障害の処置または過剰増殖性障害の重症度の改善を、それを必要とする患者において行う方法であって、上記患者に式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXによる化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩と、上記過剰増殖性障害の処置または改善に使用される少なくとも一つの他の化学療法剤とを併用投与する工程を包含する方法を提供する。
【0225】
もう一つの実施形態は、疼痛の処置または疼痛の重症度の改善を、それを必要とする患者において行う方法であって、上記患者に式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXによる化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与する工程を包含する方法を提供する。
【0226】
もう一つの実施形態は、炎症性障害の処置または炎症性障害の重症度の改善を、それを必要とする患者において行う方法であって、上記患者に式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXによる化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与する工程を包含する方法を提供する。
【0227】
もう一つの実施形態では、ERKによってモジュレートされる疾患または障害の処置または予防方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物に有効量の式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩を投与する工程を包含する方法。かかる疾患および障害の例としては、過剰増殖性疾患、例えば癌、および疼痛または炎症性疾患が挙げられるが、これらに限定されない。
【0228】
もう一つの実施形態は、過剰増殖性疾患の処置のための医薬品の製造における、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩の使用を提供する。もう一つの実施形態は、癌の処置のための医薬品の製造における、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩の使用を提供する。
【0229】
もう一つの実施形態は、疼痛の処置のための医薬品の製造における、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩の使用を提供する。
【0230】
もう一つの実施形態は、炎症性疾患の処置のための医薬品の製造における、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩の使用を提供する。
【0231】
もう一つの実施形態は、過剰増殖性疾患の処置において使用するための、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩の使用を提供する。もう一つの実施形態は、癌の処置において使用するための、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩の使用を提供する。
【0232】
もう一つの実施形態は、疼痛の処置において使用するための、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩の使用を提供する。
【0233】
もう一つの実施形態は、炎症性疾患の処置において使用するための、式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IXもしくはXの化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容され得る塩の使用を提供する。
【0234】
特定の実施形態において、上記過剰増殖性疾患は、癌である。特定の実施形態では、上記癌を、乳、卵巣、子宮頚、前立腺、精巣、尿生殖路、食道、喉頭、神経膠芽腫、神経芽細胞腫、胃、皮膚、角化性棘細胞腫、肺、類表皮癌、大細胞癌、NSCLC、小細胞癌、肺腺癌、骨、結腸、腺腫、膵臓、腺癌、甲状腺、濾胞状癌、未分化癌、乳頭状癌、精上皮腫、黒色腫、肉腫、膀胱癌、肝臓癌および胆汁道(biliary passages)、腎臓癌、骨髄性障害、リンパ障害(lymphoid disorder)、ヘアリー細胞、口腔および咽頭(口腔)、唇、舌、口、咽頭、小腸、結腸−直腸、大腸、直腸、脳および中枢神経系、ホジキンよび白血病から選択することができる。特定の実施形態において、上記癌障害は、黒色腫である。特定の実施形態において、上記癌は、膵臓癌である。特定の実施形態において、上記癌は、甲状腺癌である。特定の実施形態において、上記癌は、結腸直腸癌である。特定の実施形態において、上記癌は、肺癌である。特定の実施形態において、上記癌は、乳癌である。特定の実施形態において、上記癌は、卵巣癌である。特定の実施形態において、上記癌は、急性骨髄性白血病である。特定の実施形態において、上記癌は、慢性骨髄単球性白血病である。特定の実施形態において、上記癌は、慢性骨髄性白血病である。特定の実施形態において、上記癌は、多発性骨髄腫である。特定の実施形態において、上記癌は、骨髄性白血病である。
【0235】
特定の実施形態において、上記炎症性障害は、関節炎、腰痛、炎症性腸疾患およびリウマチから選択され得る。
【0236】
併用療法
【0237】
本明細書に記載する化合物ならびにそれらの立体異性体、互変異性体および医薬的に許容され得る塩を処置に対して単独で使用してもよく、他の治療剤と併用してもよい。本明細書に記載する化合物を、一つもしくは複数のさらなる薬物、例えば、異なる標的タンパク質に対する作用により働く抗過剰増殖(または抗癌)剤と併用してもよい。上記医薬複合製剤または投薬レジメンの第二の化合物は、好ましくは、本明細書に記載する化合物に対する相補活性を有するので、それらは互いに有害な影響を及ぼさない。かかる分子は、意図した目的に有効である量での組み合わせで適切に存在する。上記化合物を単一の医薬組成物で一緒に投与してもよく、別々に投与してもよく、そして、別々に投与するときにはこれを同時に行ってもよく、任意の順序で逐次的に行ってもよい。かかる逐次投与は、時間的に近くてもよく、または時間的に遠くてもよい。
【実施例】
【0238】
例示を目的として、以下の実施例が挙げられる。しかし、これらの実施例が、本発明を限定しないこと、および本発明の実施方法を提案することを意図したものにすぎないことは、理解されるべきである。記載する化学反応を、本明細書に記載する多数の他の化合物の調製に容易に適応させることができること、およびそれらの化合物の代替調製方法が本発明の範囲内であると考えられることを、当業者は理解する。例えば、当業者には明白な改変により、例えば、干渉基を適切に保護することにより、記載する試薬以外の当該技術分野において公知の他の適する試薬を利用することにより、および/または反応条件の通例の改変を行うことにより、非例示化合物の合成を首尾よく行うことができる。あるいは、本明細書に開示するかまたは当該技術分野において公知の他の反応が、本明細書に記載する他の化合物の調製に対する適用可能性を有すると認識される。
【0239】
下に記載する実施例において、別段の指示がない限り、すべての温度を摂氏度で示す。試薬は、商品供給業者、例えば、Sigma−Aldrich、Alfa AesarまたはTCIから購入し、別段の指示がない限りさらに精製せずに使用した。
【0240】
下に示す反応は、一般に、無水溶媒中で(別段の記述がない限り)窒素もしくはアルゴンの正圧下でまたは乾燥管を用いて行い、反応フラスコには、典型的に、シリンジによる基質および試薬の導入用のゴムセプタムを取り付けた。ガラス器具は、オーブン乾燥および/または熱乾燥した。
【0241】
カラムクロマトグラフィーは、(別段の記述がない限り)シリカゲルカラムを有するBiotageシステム(製造業者:Dyax Corporation)でまたはシリカSepPakカートリッジ(Waters)で行った。H NMRスペクトルは、400MHzで動作するVarianの機器で記録した。H NMRスペクトルは、テトラメチルシラン(0.00ppm)または残留溶媒(CDCl:7.26ppm;CDOD:3.31ppm;DO:4.79ppm;(CDSO:2.50ppm;(CDCO:2.05ppm;C:7.16ppm;CDCN:1.94ppm)を参照基準として使用して、CDCl、CDOD、DO、(CDSO、(CDCO、C、CDCN溶液として得た(ppmで報告する)。ピーク多重度を報告するときには次の略語を用いる。s(一重線)、d(二重線)、t(三重線)、q(四重線)、m(多重線)、br(広幅化)、dd(二重線の二重線)、dt(二重線の三重線)。結合定数を、与えるときには、ヘルツ(Hz)で報告する。
【0242】
生物学的実施例1
ERK−2 酵素的アッセイ
大腸菌(E.coli)においてn−末端6−His融合タンパク質として組み換え技術によって発現し、aa8−360に対応するヒトERK−2(マイトジェン活性化キナーゼ1)を使用する酵素的アッセイで化合物を試験した。使用した基質は、蛍光OmniaペプチドS/T17(カリフォルニア州カールズバッドのInvitrogen;Cat.KNZ1171C)であった。試験化合物をジメチルスルホキシド(「DMSO」)で、100×最終濃度での3倍系列希釈で希釈した。化合物に加えて、このアッセイは、25μLの全反応体積に対して50mM HEPES[pH7.3]、10mM MgCl、1mM DTT、0.005%Triton−X100、5nM ERK−2酵素、6.25μM S/T17ペプチド基質および25μM ATPを(観察されるKに応じて)含有した。白色384ウェルポリプロピレンプレート(イリノイ州ネーパーヴィルのNunc,Inc;Cat.267462)において周囲温度でアッセイを実行して、Envisonプレートリーダー(マサチューセッツ州ウォルサムのPerkinElmer、Inc.);励起340mm/放射495nmでおおよそ30分間、50秒ごとにデータを収集した。各ウェルから収集したデータを直線にフィッティングし、得られた速度を用いて対照のパーセントを計算した。対照のパーセントを化合物濃度に対してプロットし、4パラメータフィットを用いてIC50値を決定した。表1は、本明細書において開示する実施例についての代表データを含む。表1において報告するIC50は、単一のアッセイからのもの、または複数のアッセイの平均であり得る。実施例1〜310を上記アッセイで試験し、1μM未満のIC50を有することが判明した。
【0243】
生物学的実施例2
細胞P90RSK(Ser380)リン酸化アッセイ
PMA刺激P90RSK(Ser380)リン酸化の阻害を、細胞と化合物の1.5時間のインキュベーションと、固定された細胞の蛍光pP90RSK(Ser380)シグナルの定量と、GAPDHシグナルへの正規化を含む、以下のin vitro細胞メカニズムアッセイによって判定した。
【0244】
HepG2細胞をATCCから入手し、10%ウシ胎児血清を補充したDMEM中で成長させた。細胞を96ウェルプレートに35,000細胞/ウェルで蒔き(plate)、一晩、37℃/5%COで放置して付着させた。その後、希釈した化合物を0.5%DMSOの最終濃度で添加した。1.5時間の化合物インキュベーションの後、細胞をホルボール12−ミリステート13アセテート(「PMA」)の最終濃度100ng/mLでの添加で刺激した。このPMA刺激は、37℃/5%COでの30分のインキュベーションであった。30分のPMA刺激の後、細胞をリン酸緩衝食塩水(「PBS」)で洗浄し、PBS中3.7%ホルムアルデヒドで、室温で、15〜20分間固定した。この後、PBSでのもう一度洗浄を行い、そしてその後、100%MeOH中、室温で10〜15分の透過処理を行った。透過処理インキュベーション後、細胞をPBS/0.05%Tween−20で洗浄し、その後、Odysseyブロッキングバッファー(LI−COR Biosciences)で少なくとも1時間ブロッキングした。リン酸化されたP90RSK(Ser380)に対する抗体(Cell Signaling #9335、ウサギモノクローナル)およびGAPDHに対する抗体(Fitzgerald 10R−G109a、マウスモノクローナル)を上記細胞に添加し、一晩、4℃でインキュベートした。pP90RSK(Ser380)抗体を1:250希釈で使用し、GAPDHを1:10,000希釈で使用した。PBS/0.05%Tween−20での洗浄後、細胞を蛍光標識二次抗体(抗ウサギ−Alexa Flour680、Invitrogen Cat#A21109;抗マウス−IRDye800CW、Rockland Inc.Cat#610−131−121)とともに1時間インキュベートした。両方の二次抗体を1:1000希釈で使用した。その後、細胞を洗浄し、Odyssey赤外イメージングシステム(LI−COR Biosciences)を使用して両方の波長の蛍光について分析した。リン酸化P90RSK(Ser380)シグナルをGAPDHシグナルに正規化した。表1は、本明細書において開示する実施例の代表データを含む。表1において報告するIC50は、単一のアッセイからのもの、または複数のアッセイからの平均であり得る。
【0245】
表1は、上記アッセイで試験した実施例を含む。
【表1-1】
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【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
中間体実施例A
【化87】
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4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0246】
工程A:ジオキサン/HO(100mL;1:1)中の4−ブロモ−2−(メチルチオ)ピリミジン(7.00g、34.1mmol)、2−フルオロピリジン−4−イルボロン酸(5.05g、35.8mmol)、NaCO(10.9g、102mmol)およびPd(dppf)Cl・CHCl(1.40g、1.71mmol)の懸濁液をArバルーン下で2時間、85℃に加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、濃縮した。残留物を酢酸エチル(200mL)および水(100mL)で希釈した。層を分離し、水性層を酢酸エチルで抽出した(1×)。有機部分を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(3:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジン(6.83g、90%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, (CDSO) δ 8.85 (d, J=5.2 Hz, 1H), 8.46 (d, J=5.2 Hz, 1H), 8.11 (m, 1H), 7.96 (d, J=5.2 Hz, 1H), 7.92 (s, 1H), 2.62 (s, 3H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=222.1。
【0247】
工程B:2N HCl(100mL)中の4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−2−(メチルチオ)ピリミジン(6.83g、30.9mmol)の懸濁液を2時間、加熱して還流させた。その反応混合物を室温に冷却し、氷浴に入れた。そのpHを2N NaOH(約100mL)で約7に調整した。結果として生じた固形物を濾過によって収集し、水で洗浄し、乾燥させて、4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(5.07g)を固体として得た。この材料をソックスレー(Soxhlet)装置の円筒ろ紙の中に配置し、酢酸エチル(500mL)を入れた1Lフラスコに取り付けた。その材料を3日間、連続抽出した。酢酸エチル層から結果として生じた白色沈殿物を濾過によって収集した(3.3グラム、収率49%)。H NMR (400 MHz, (CDSO) δ 11.85 (br, s, 1H), 8.75 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.79 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.54 (d, J=7.0 Hz, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.86 (d, J=7.0 Hz, 1H), 2.58 (s, 3H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=220.0。
中間体実施例B
【化88】
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メタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル
【0248】
工程A:水素化ナトリウム(8.549g、213.7mmol、鉱油中60%懸濁液)を、THF(400mL)中の4−クロロ−3−フルオロベンズアルデヒド(26.07g、164.4mmol)およびメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(70.48g、197.3mmol)の冷(0℃)溶液に少しずつ添加した。その反応混合物を一晩放置して室温に温めた。固形物を濾過によって除去し、フィルターケークをエーテルで洗浄した。濾液を濃縮し(水浴約20℃)、残留物をヘキサンに懸濁させ、30分間撹拌した。固形物(主としてPPhO)を濾過によって除去し、フィルターケークをヘキサンで洗浄した。濾液を濃縮し、その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(25:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、1−クロロ−2−フルオロ−4−ビニルベンゼン(12.1g、47%)を油状物として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.33 (m, 1H), 7.18 (m, 1H), 7.10 (m, 1H), 6.63 (m, 1H), 5.74 (d, J=17.4 Hz, 1H), 5.32 (d, J=10.8 Hz, 1H)。
【0249】
工程B:1−クロロ−2−フルオロ−4−ビニルベンゼン(12.1g、77.3mmol)をt−BuOH/HO(600mL;1:1)中のAD−mix−β(108g、139mmol)の冷(0℃)溶液に添加し、その混合物を一晩放置して室温に温めた。翌日、その反応物を氷浴に入れ、固体NaSO(114g)で失活させた。その混合物を1時間撹拌し、その後、酢酸エチル(3×500mL)で抽出した。併せた有機部分を乾燥させ、濾過し、濃縮して、(R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタン−1,2−ジオールを油状物として得た。この粗生成物を精製せずに工程Cにおいて使用した。
【0250】
工程C:イミダゾール(13.1g、193mmol)をDCM(100mL)中の(R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタン−1,2−ジオール(14.7g、77.1mmol)の冷(0℃)溶液に添加し、続いてTBSCl(12.8g、84.8mmol)を添加した。その反応混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、水(50mL)で失活させた。層を分離し、有機部分を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(100:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノール(11.0g、2工程を通して47%)を得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.36 (m, 1H), 7.20 (m, 1H), 7.08 (m, 1H), 4.71 (m, 1H), 3.75 (m, 1H), 3.49 (m, 1H), 2.96 (d, J=2.6 Hz, 1H), 0.90 (s, 9H), 0.07 (s, 3H), 0.06 (s, 3H)。
【0251】
工程D:トリエチルアミン(2.09mL、15.0mmol)をDCM(100mL)中の(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノール(3.05g、10.0mmol)の冷(0℃)溶液に添加し、続いてメタンスルホニルクロリド(0.929mL、12.0mmol)を添加した。その反応混合物を0℃で30分間撹拌し、その後、水(50mL)で失活させた。層を分離し、有機層を飽和NaHCOで洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮して粗生成物を得た。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(25:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、メタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル(3.80g、99%)を油状物として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.42 (m, 1H), 7.20 (m, 1H), 7.12 (m, 1H), 5.50 (m, 1H), 3.91 (m, 1H), 3.80 (m, 1H), 2.98 (s, 3H), 0.88 (s, 9H), 0.05 (s, 3H), 0.04 (s, 3H)。
中間体実施例C
【化89】
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(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0252】
工程A:THF溶液としての1.0M KHMDS(5.09mL、5.09mmol)を、THF(20mL)中の4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.93g、4.24mmol)の冷(0℃)懸濁液に添加した。その反応混合物を0℃で10分間撹拌した後、メタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル(2.44g、6.36mmol)をTHF溶液(5mL)として添加した。その反応物を30時間、加熱して還流させ、その後、室温に冷却し、濃縮した。残留物を酢酸エチル(200mL)に溶かし、水で洗浄した。有機部分を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(4:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(1.35g、63%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.66 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.34 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.32−7.28 (m, 2H), 7.16 (m, 1H), 6.85 (m, 1H), 6.24 (m, 1H), 4.35 (m, 1H), 4.23 (m, 1H), 2.65 (s, 3H), 0.88 (s, 9H), 0.03 (s, 3H), −0.03 (s, 3H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=506.1、508.1。
【0253】
工程B:mCPBA(7.1g、29mmol)を、DCM(100mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(5.8g、11mmol)の冷(0℃)溶液に添加し、その混合物を2時間撹拌した。その反応混合物を飽和Na(1×)、NaHCO(1×)で洗浄し、乾燥させ、濾過し、蒸発させた。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(5.5g、89%)を固体として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 9.06 (d, J=5.2 Hz, 1H), 7.91 (d, J=5.4 Hz, 1H), 7.55 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.43 (m, 1H), 7.32 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.27 (m, 1H), 7.15 (m, 1H), 6.93 (m, 1H), 6.22 (m, 1H), 4.35 (m, 1H), 4.24 (m, 1H), 3.45 (s, 3H), 0.88 (s, 9H), 0.03 (s, 3H), −0.03 (s, 3H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=538.1、540.0。
中間体実施例D
【化90】
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(3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン
【0254】
工程A:1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビステトラフルオロボレート(147g、414mmol;Selectflour(登録商標))を3L丸底フラスコの中のアセトニトリル/水(800mL;1:1)に入れ、0℃に冷却した。その後、4−メトキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン(45.0g、394mmol)の十分に撹拌したアセトニトリル(「ACN」)(120mL)溶液を滴下した。その反応物を氷浴のもとで30分間撹拌し、その後、その浴を取り外した。反応物をさらに1時間撹拌した。その後、固体NaCl(200g)を、DCM(300mL)とともに反応物に添加した。その後、pHが10になるまでゆっくりと飽和NaCO溶液を添加した。その後、その反応物を4L分液漏斗に注入し、DCMに抽出した(3×)。その後、水性層をDCMとともに連続液-液抽出装置に入れ、18時間、58℃に加熱した。その後、併せた有機部分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、ロトバップ(rotovap)を用いて20℃で濃縮して粗生成物を得た。カラムクロマトグラフィー(500:3〜500:5 DCM:MeOH)による精製によって、生成物3−フルオロジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(30g、収率64.4%)を得た。
【0255】
工程B:3−フルオロジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(30g、254mmol)を1,2−ジクロロエタン(「DCE」)(800mL)に入れ、0℃に冷却した。フェニルメタンアミン(29.8mL、267mmol)を添加し、その混合物を10分間撹拌した。続いてNaBH(OAc)(75.4g、356mmol)を添加し、その後、酢酸(14.5mL、254mmol;d1.049)を滴下した。その反応物を2時間撹拌し、その後、1M NaOHに注入し、DCMで抽出した。併せた有機画分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して粗生成物を得、それを逆相カラムクロマトグラフィー(水中0〜40%ACN)によって精製して、ラセミcis生成物(3S,4S)−および(3R,4R)−N−ベンジル−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(39g、収率73.4%)を得た。
【0256】
工程C:上記エナンチオマーを、10%IPA(0.1%NHOH)/90%COを用いて300mL/分の流量および40℃の温度で溶離するChiralpak IC、5×25cmカラムでのクロマトグラフィーによって分離した。背圧は、100バールであった。
【0257】
工程D:(3S,4S)−N−ベンジル−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(3.7g、18mmol)を室温でMeOH(40mL)に入れた。Pd/C(3.8g、1.8mmol)を添加し、H下で18時間撹拌し、濾過し、MeOHで洗浄し、濃縮して、生成物(3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(2.1g、収率100%)を得た。H NMR (400MHz, CDCl) δ 4.58−4.44 (m, 1H), 4.19−4.09 (m, 1H), 4.05−3.95 (m, 1H), 3.56−3.38 (m, 2H), 2.96−2.84 (m, 1H), 1.88−1.77 (m, 1H), 1.72−1.65 (m, 1H)。
中間体実施例E
【化91】
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(3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン
【0258】
工程A:3−フルオロジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(34.58g、292.8mmol)をTHF(350mL)に入れ、−78℃に冷却した。その後、L−Selectride(登録商標)(307.4mL、307.4mmol)を滴下し、その反応物を30分間撹拌した。その後、MeOH(35.58mL、878.4mmol)および1N NaOH(878.4mL、878.4mmol)を添加し、反応を放置して0℃に温めた。その後、H(99.59mL、1464mmol)を注意深く滴下し、その反応物をさらに30分間撹拌した。その後、飽和ブライン(50mL)溶液を添加し、その反応物を濃縮してTHFを除去し、その後、DCM(500mL)で希釈した。その後、その反応物を液-液連続抽出装置に移し、それを58℃で24時間加熱した。その後、有機画分を分離し、乾燥させ(MgSO)、濃縮して粗生成物を得、それをカラムクロマトグラフィー(5:1〜3:1 DCM/酢酸エチル)によって精製して、ラセミcis生成物(3R,4S)−および(3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(21g、収率60.2%)を得た。
【0259】
工程B:ラセミ(3R,4S)−および(3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(15.0g、125mmol)、イソインドリン−1,3−ジオン(20.2g、137mmol)および2−(ジフェニルホスフィノ)ピリジン(42.7g、162mmol)を0℃のTHF(550mL)に入れた。(E)−ジ−tert−ブチル=ジアゼン−1,2−ジカルボキシレート(37.4g、162mmol)を添加し、その後、その反応物を24時間で室温に温めた。HCl(156mL、624mmol;ジオキサン中4M)を添加し、その反応物を2時間撹拌し、その後、濃縮乾固させた。結果として生じた残留物をエーテルに溶解させ、4M HClで洗浄した(6×)。エーテルに溶解しなかった固形物は、後の精製のために取り置いた(バッチ1)。その後、有機部分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。その粗製材料をTHFに懸濁させ、濾過して、固体生成物を得た(バッチ2)。次に、濾液を濃縮し、その後、DCMに懸濁させ、濾過した。固体を廃棄した。その濾液を最初の2つの固体バッチ(バッチ1および2)と併せ、濃縮し、クロマトグラフィー(500:2〜500:5 DCM/MeOH)によって精製して、ラセミ生成物2−((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオンおよび2−((3R,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(14g、収率45.0%)を得た。
【0260】
工程C:それらのエナンチオマーを、10%MeOH/DCM(1:1)/90%COを用いて300mL/分の流量および40℃の温度で溶離するChiralpak IA、5×25cmカラムでのクロマトグラフィーによって分離した。背圧は、100バールであった。
【0261】
工程D:2−((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)イソインドリン−1,3−ジオン(8.4g、34mmol)をTHF/MeOH(160mL、1:1)に入れた。その後、ヒドラジン一水和物(17g、337mmol)を添加した。その反応物を50℃で6時間撹拌し、24時間、室温に冷却し、濾過し、THFで洗浄し、濃縮して粗生成物を得、それをカラムクロマトグラフィー(500:20〜500:25 DCM/MeOH)によって精製して、生成物(3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(4.0g、収率100%)を得た。H NMR (400MHz, CDCl) δ 4.28−4.04 (m, 2H), 3.94−3.85 (m, 1H), 3.45−3.35 (m, 1H), 3.30−3.20 (m, 1H), 3.05−2.92 (m, 1H), 1.97−1.88 (m, 1H), 1.58−1.48 (m, 1H)。
中間体実施例F
【化92】
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4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0262】
工程A:炭酸ナトリウム(4.91g、46.3mmol)をジオキサン/水(77mL、4:1)中の2−フルオロピリジン−4−イルボロン酸(2.61g、18.5mmol)および2,4−ジクロロピリミジン(77.2mL、15.4mmol)に添加し、その懸濁液をアルゴンでパージした。PdCl(dppf)*DCM(0.630g、0.772mmol)をその混合物に添加し、その混合物をアルゴン下、80℃で加熱した。3時間後、その反応混合物を水で希釈し、結果として生じた固体を真空濾過によって収集して、少量の不純物を伴う2−クロロ−4−(2−フルオロピリジン−4−イル)ピリミジン(3.12g、14.9mmol、収率96.4%)を得た。
【0263】
工程B:N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.496mL、2.86mmol)を封管(マイクロ波バイアル)の中の2−ブタノール(2mL)中のテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(0.265g、2.62mmol)および2−クロロ−4−(2−フルオロピリジン−4−イル)ピリミジン(0.50g、2.39mmol)に添加した。そのバイアルを密封し、油浴において100℃で一晩加熱した。その反応混合物を蒸発させ、暗色残留物を酢酸エチル(「EtOAc」)および水で処理し、Celite(登録商標)に通して濾過し、層を分離した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、ガラス(0.56g)を得た。これを、2:1 EtOAc/ヘキサンを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分28〜82は、4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.32g、1.17mmol、収率48.9%)を含有した。
【0264】
工程C:1M HCl(35mL)を4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.32g、1.2mmol)に添加した。その混合物を一晩、還流させながら加熱した。冷却した反応混合物を固体NaHCOで中和した。結果として生じた固体を真空濾過によって収集し、EtOAc/MeOHが入っているフラスコに入れて洗浄し、蒸発させ、乾燥させて、4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.30g、1.1mmol、収率94%)を得た。H NMR (400MHz, (CDSO) δ 11.74 (br s, 1H), 8.40 (d, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.33 (d, 1H), 7.11 (d, 1H), 6.99 (br s, 1H), 6.85−6.76 (m, 1H), 4.04−3.92 (m, 1H), 3.92−3.85 (m, 2H), 3.45−3.36 (m, 2H), 1.90−1.81 (m, 2H), 1.59−1.48 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=273.1。
中間体実施例G
【化93】
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4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0265】
工程A:ジオキサン/水(17mL;4:1)中の2−フルオロピリジン−4−イルボロン酸(0.71g、5.0mmol)および2,4−ジクロロ−5−フルオロピリミジン(0.70g、4.2mmol)への炭酸ナトリウム(1.3g、13mmol)、その混合物を窒素でパージした。PdCl(dppf)*DCM(0.17g、0.21mmol)をその混合物に添加し、密封したバイアルを80℃で加熱した。1.5時間後、冷却した反応混合物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(1.7g)を油状物として得た。その粗生成物をシリカゲルに吸着させ、2:1 ヘキサン/EtOAcを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分14〜17は、2−クロロ−5−フルオロ−4−(2−フルオロピリジン−4−イル)ピリミジン(0.82g、3.6mmol、収率86%)を含有した。
【0266】
工程B:N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.459mL、2.64mmol)およびテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(0.196g、1.93mmol)を、マイクロ波バイアルの中のジメチルアセトアミド(「DMA」)(2mL)中の2−クロロ−5−フルオロ−4−(2−フルオロピリジン−4−イル)ピリミジン(0.40g、1.76mmol)に添加した。その混合物を120℃で30分間、マイクロ波反応装置において加熱した。その反応混合物をEtOAcと水とで分配した。そのEtOAcを水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.52g)を油状物として得た。その粗生成物を、2:1 EtOAc/ヘキサンを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分14〜26は、5−フルオロ−4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.26g、0.890mmol、収率50.6%)を含有した。
【0267】
工程C:1M HCl(15mL)を5−フルオロ−4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.26g、0.89mmol)に添加した。その懸濁液を還流させながら加熱した。2.5時間後、懸濁液をNaHCOで中和し、固体を真空濾過によって収集した。これをMeOHに懸濁させ、蒸発させて、4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.25g、0.86mmol、収率97%)を得た。H NMR (400MHz, (CDSO) δ 11.80 (br s, 1H), 8.48 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.40 (d, 1H), 6.83 (br s, 1H), 6.65−6.61 (m, 1H), 3.90−3.84 (m, 3H), 3.43−3.36 (m, 2H), 1.88−1.81 (m, 2H), 1.57−1.46 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=291.1。
中間体実施例H
【化94】
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メタンスルホン酸(R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル
【0268】
工程A:THF中2Mのイソプロピルマグネシウムクロリド(91.6mL、183mmol)を、氷で冷却したTHF(500mL)中の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)酢酸エチル(10.0g、45.8mmol)およびN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(9.38g、96.2mmol)に滴下した。その混合物を4.5時間撹拌して放置してゆっくりと周囲温度に温めた。その反応混合物をNHCl水溶液で失活させ、1/3の体積に濃縮した。残留物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(8.51g、36.5mmol、収率79.6%)を油状物として得た。
【0269】
工程B:THF中0.5Mの(3−クロロ−4−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(27.4mL、13.7mmol)を、氷で冷却したTHF(20mL)中の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(2.00g、8.57mmol)に滴下した。この混合物は、そのグリニャール試薬の約半量を添加した後、濁ってきた。これを氷浴の中で2時間撹拌し、NHCl飽和水溶液で失活させ、濃縮してTHFを除去した。水性残留物を2度、DCMで抽出した。併せたDCM層をMgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(3.62g)を油状物として得た。これをヘキサンに溶かし、生成物が溶離し始めるまではヘキサン、その後、15:1 ヘキサン/EtOAcを用いてシリカゲルプラグで精製した。生成物含有画分により、2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタノン(2.28g、7.53mmol、収率87.9%)を油状物として得た。
【0270】
工程C:ジエチルアニリン−ボラン錯体(1.34mL、7.53mmol)をMTBE(45mL)中のトルエン中1.0Mの(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロール(0.753mL、0.753mmol)に添加した。その混合物を40℃で15分間加熱し(溶液が濁ってきた)、その後、MTBE(25mL)中の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタノン(2.28g、7.53mmol)の溶液を40℃のその混合物に滴下した。得られた混合物を40℃で30分間加熱し、冷却し、MeOH(3mL)を滴下して処理した。得られた溶液を1M HCl(10mL)で処理し、水で希釈し、2回分のDCMで抽出した。そのDCMをMgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて粗生成物を油状物として得た。その粗生成物を、48画分に50:1 ヘキサン/EtOAc、その後36画分に15:1 ヘキサン/EtOAcを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分40〜68は、少量の不純物とともに油状物として(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタノール(2.60g、8.53mmol、収率113%)を含有した。
【0271】
工程D:トリエチルアミン(0.480mL、3.44mmol)を、氷で冷却したDCM(10mL)中の(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタノール(0.70g、2.30mmol)に添加し、その後、メタンスルホニルクロリド(0.213mL、2.76mmol)を添加した。1時間後、その反応混合物をDCMで希釈し、NaHCO水溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、メタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル(0.87g、2.27mmol、収率98.9%)を油状物として得た。H NMR (400MHz, CDCl) δ 7.47−7.44 (m, 1H), 7.29−7.24 (m, 1H), 7.16 (t, 1H), 5.51−5.47 (m, 1H), 3.94−3.89 (m, 1H), 3.81−3.76 (m, 1H), 2.97 (s, 3H), 0.88 (s, 9H), 0.04 (d, 6H)。
中間体実施例I
【化95】
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メタンスルホン酸2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル
【0272】
工程A:乾燥THF(40mL)中の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセトアルデヒド(2.00g、10.3mmol)の溶液を氷浴に入れ、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(24.8mL、12.4mmol)をシリンジにより滴下した。その反応混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、水の滴下によって注意深く失活させた。その反応混合物を濃縮し、残留物をEtOAcとNHCl飽和水溶液とで分配した。有機部分を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/EtOAc(20:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノール(2.92g、9.58mmol、収率92.8%)を油状物として得た。
【0273】
工程B:トリエチルアミン(「TEA」)(0.741mL、5.31mmol;d.0.726)をDCM(10mL)中の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノール(1.08g、3.54mmol)の冷(0℃)溶液に添加し、続いてメタンスルホニルクロリド(0.329mL、4.25mmol)を添加した。1時間後、その反応混合物をDCMで希釈し、有機層をNaHCO飽和水溶液で洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮して、メタンスルホン酸2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチルを得た(1.30g、3.39mmol、収率95.8%)。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.33 (m, 1H), 7.18 (m, 1H), 7.10 (m, 1H), 6.63 (m, 1H), 5.74 (d, 1H), 5.32 (d, 1H)。
中間体実施例J
【化96】
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メタンスルホン酸(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロピル
【0274】
工程A:4−クロロ−3−フルオロベンズアルデヒド(15.0g、94.6mmol)をマロン酸(10.8g、104mmol)およびピリジン(11.5mL、142mmol)と併せた。その混合物を50℃に加熱し、1時間撹拌した。その後、それを100℃に加熱し、16時間撹拌した。氷(100g)および6M HCl(25mL)を添加し、その混合物を1時間撹拌した。沈殿物を濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリル酸(17.6g、87.7mmol、収率92.7%)を固体として得た。
【0275】
工程B:(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリル酸(17.3g、86.24mmol)をエタノール(200mL)に懸濁させ、クロロトリメチルシラン(24.00mL、189.7mmol)を添加した。その後、その混合物を20時間撹拌し、蒸発させて、(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリル酸エチル(19.65g、85.94mmol、収率99.65%)を油状物として得、この油状物は、後に凝固した。
【0276】
工程C:(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アクリル酸エチル(18.3g、80.0mmol)をトルエン(200mL)と併せ、−78℃に冷却した。その後、水素化ジイソブチルアルミニウム(「DIBAL−H」)(100g、176mmol)(トルエン中25%)を1時間かけて添加した。その後、その反応物を撹拌させておき、2時間かけて周囲温度に温めた。さらに1時間撹拌した後、反応を氷(200g)で失活させ、6M HCl(100mL)をゆっくりと添加した。水性層を分離し、酢酸エチルで1回抽出した。併せた有機部分をブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて蝋様固体を得、それをヘキサンで摩砕して、(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパ−2−エン−1−オール(14.0g、75.0mmol、収率93.7%)を固体として得た。
【0277】
工程D:D−酒石酸ジイソプロピル(1.690mL、8.038mmol)をジクロロメタン(500mL)に溶解させ、−20℃に冷却した。活性化粉末状4Åモレキュラーシーブ(3g)、チタン(IV)イソプロポキシド(1.570mL、5.359mmol)およびtert−ブチルヒドロペルオキシド(19.49mL、107.2mmol;デカン中)を順次添加し、その混合物を1時間、−20℃で撹拌した。(E)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパ−2−エン−1−オール(10.0g、53.59mmol)をジクロロメタン(25mL)に溶解させ、4Åモレキュラーシーブ(1.0g)で1時間処理した。この混合物を最初の混合物に20分かけて添加し、さらに3時間、−20℃で撹拌し続けた。その後、反応をNaCl飽和溶液(3mL)と50% w/v NaOH(3mL)の混合物の添加によって失活させた。エーテルを添加し(100mL)、その混合物を放置して10℃に温めた。10分間、この温度で撹拌した後、MsSO(5g)およびCelite(登録商標)(2g)を添加し、その混合物をさらに15分間撹拌した。その後、混合物を放置して沈降させ、Celite(登録商標)のパッドに通して濾過して、エーテルで洗浄した。その後、溶媒を蒸発させ、結果として生じた固体をヘキサンで摩砕して、((2R,3R)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)オキシラン−2−イル)メタノール(10.55g、52.07mmol、収率97.17%)を固体として得た。
【0278】
工程E:((2R,3R)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)オキシラン−2−イル)メタノール(10.55g、52.07mmol)を1,2−ジメトキシエタン(150mL)に溶解させ、0℃に冷却した。水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム(「Red−Al」)(17.46mL、57.28mmol)を滴下した。その混合物を3時間、室温で撹拌し、エーテル(250mL)で希釈し、HCl溶液(20mL、6M HCl+60mL水)で失活させた。30分間、撹拌した後、水性相を分離し、酢酸エチルで2回抽出した。併せた有機部分をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、蒸発させて、(S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパン−1,3−ジオール(10.5g、51.31mmol、収率98.55%)を濃稠油状物として得た。
【0279】
工程F:(S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパン−1,3−ジオール(10.5g、51.3mmol)をジクロロメタン(200mL)に溶解させ、イミダゾール(8.73g、128mmol)を添加した。その後、その混合物を0℃に冷却し、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(9.67g、64.1mmol)を添加した。その混合物を1時間撹拌し、ジクロロメタンで250mLに希釈し、水、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、5〜10%酢酸エチル/ヘキサンで溶離して、(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパン−1−オール(8.40g、26.3mmol、収率51.3%)を油状物として得た。
【0280】
工程G:(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパン−1−オール(0.600g、1.88mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解させ、0℃に冷却した。TEA(0.393mL、2.82mmol;d.0.726)を添加し、続いてメタンスルホン酸クロロ無水物(methanesulfonic acid chloroanhydride)(0.175mL、2.26mmol)を添加し、その混合物を2時間撹拌した。混合物をジクロロメタンで100mLに希釈し、水、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥させ、蒸発させて、メタンスルホン酸(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロピル(0.74g、1.86mmol、収率99.1%)を油状物として得た。
中間体実施例K
【化97】
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4−(6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0281】
工程A:4,6−ジクロロピリミジン(3.06g、20.5mmol)をジメチルホルムアミド(「DMF])(20mL)に溶解させ、CsCO(10.0g、30.8mmol)を添加した。DMF(5mL)と併せたテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(1.87g、18.5mmol)を滴下した。わずかな発熱が認められた。周囲温度で2時間撹拌した後、生成物ピークをLC/MSで見た。一晩撹拌し続けた。その後、その混合物を酢酸エチル(250mL)で希釈し、4回、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて、6−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−4−アミン(2.86g、13.4mmol、収率65.2%)を固体として得た。
【0282】
工程B:炭酸ナトリウム(4.24g、40.0mmol)を4:1 ジオキサン/水(100mL)中の2−フルオロピリジン−4−イルボロン酸(2.26g、16.0mmol)および6−クロロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−4−アミン(2.85g、13.3mmol)に添加し、その懸濁液をアルゴンでパージした。PdCl(dppf)*DCM(0.545g、0.667mmol)を添加し、その混合物を窒素下、80℃で加熱した。6時間撹拌した後、その反応混合物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。抽出物を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、50〜70%酢酸エチル/ヘキサンで溶離して、6−(2−フルオロピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−4−アミン(2.50g、9.11mmol、収率68.3%)を固体として得た。
【0283】
工程C:6−(2−フルオロピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−4−アミン(2.50g、9.11mmol)を1M HCl(50mL)に溶解させ、90℃に加熱した。その混合物を一晩撹拌し、冷却し、1M NaOH(50mL)で中和した。結果として生じたスラリーを5℃に冷却し、固形物を濾過して除去し、氷冷水で洗浄し、真空下で乾燥させて、4−(6−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(2.46g、9.03mmol、収率99.1%)を固体として得た。
中間体実施例L
【化98】
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4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0284】
工程A:4−ブロモ−2−フルオロピリジン(1.38g、7.84mmol)をDMSO(20mL)に溶解させ、(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)アミン(0.912g、9.02mmol)を添加し、続いて炭酸セシウム(5.11g、15.7mmol)を添加した。その混合物を90℃に加熱し、3時間撹拌した。冷却後、その混合物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、水(5×)、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて、4−ブロモ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−2−アミン(1.12g、4.36mmol、収率55.5%)を油状物として得た。
【0285】
工程B:炭酸ナトリウム(0.989g、9.33mmol)を、4:1 ジオキサン/水(25mL)中の2−フルオロピリジン−4−イルボロン酸(0.570g、4.04mmol)および4−ブロモ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリジン−2−アミン(0.80g、3.11mmol)に添加し、その懸濁液を窒素でパージした。PdCl(dppf)*DCM(0.127g、0.156mmol)を添加し、その混合物を窒素下、80℃で加熱した。6時間撹拌した後、その反応混合物を冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2×)。抽出物を水、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、50〜70%酢酸エチル/ヘキサンで溶離して、2’−フルオロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4’−ビピリジン−2−アミン(0.64g、2.34mmol、収率75.3%)を固体として得た。
【0286】
工程C:2’−フルオロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4,4’−ビピリジン−2−アミン(0.64g、2.3mmol)を1M HCl(25mL、25mmol)と併せ、3時間、95℃に加熱した。冷却の際、その混合物を1M NaOH(25mL)で中和した。結果として生じたスラリーを0℃に冷却し、濾過した。固形物を水で洗浄し、乾燥させて、4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.62g、2.3mmol、収率98%)を固体として得た。
中間体実施例M
【化99】
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cis−(4−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メタノール
【0287】
工程A:無水THF(15mL)中のZnCl(0.63g、4.6mmol)の溶液を、室温でトルエン(30mL)中の1−メトキシ−3−(トリメチルシリルオキシ)−1,3−ブタジエン(7.94g、46.0mmol)およびグリオキサル酸エチル(7.05g、69.0mmol)の溶液に添加した。30分間撹拌した後、水(30mL)およびTFA(2mL)を添加し、その混合物を20分間、激しく撹拌した。濃縮後、残留物をEtOAc(200mL)と水(100mL)とで分配した。分離した有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、4−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸エチルエステル(8.0g、収率100%)を油状物として得、それをさらに精製せずに次の工程に持って行った。H NMR (500 MHz, CDCl) δ 7.40 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 5.48 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 5.02 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 4.26 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 2.85 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 1.32 (t, J = 7.5 Hz 3H);LCMS(ESI)m/z:171[M+H]
【0288】
工程B:酢酸エチル(70mL)中の4−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸エチルエステル(8.0g、46mmol)とPd/C(10%、0.20g)の混合物を水素(1気圧)下で4時間撹拌した。その混合物をCelite(登録商標)のパッドに通して濾過した。濾液を濃縮し、残留物を、石油エーテル中30%のEtOAcを使用してシリカゲルカラムにより精製して、4−オキソ−テトラヒドロ−ピラン−2−カルボン酸エチルエステル(2.62g、収率33%)を油状物として得た。H NMR (500 MHz, CDCl) δ 4.40 (m, 1H), 4.23−4.31 (m, 3H), 3.79 (m, 1H), 2.61-2.74 (m, 3H), 2.40 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 1.31 (t, J = 7.5 Hz, 3H)。
【0289】
工程C:Ti(Oi−Pr)(4.26g、15.0mol)をTHFおよびCHOH(v/v=3:1、100mL)中の4−オキソ−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸エチル(1.8g、10mol)の撹拌溶液に添加した。室温で1時間撹拌した後、NaBH(CHCOO)(4.22g、20.0mol)を−20℃で添加した。その後、その反応混合物を−20℃の冷凍機の中で一晩保持した。酢酸エチル(100mL)をその反応混合物に添加し、続いてブライン(2mL)をゆっくりと添加した。30分間撹拌した後、固体を濾過して除去し、濾液を濃縮して粗生成物を得、それを、酢酸エチル中1%のメタノールを使用してシリカゲルカラムにより精製して、cis−4−(ベンジルアミノ)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸エチル(1.4g、収率51%)を固体として得た。H NMR (500 MHz, CDCl) δ 7.34−7.28 (m, 5H), 4.23 (q, J = 7.0 Hz, 2H), 4.17 (m, 1H), 3.94 (d, J = 11.5 Hz, 2H), 3.84 (m, 1H), 3.46 (m, 1H), 2.81 (m, 1H), 2.29 (d, J = 10.0 Hz, 2H), 1.86 (d, J = 14.5 Hz, 2H), 1.37 (m, 1H), 1.29 (t, J = 7.0 Hz, 3H);LCMS(ESI)m/z:264.2[M+H]
【0290】
工程D:LiAlH(1.0g、26mol)を、0℃で、無水THF(50mL)中のcis−4−(ベンジルアミノ)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸エチル(1.3g、5.0mol)の撹拌溶液に添加した。1時間撹拌した後、水(1mL)、15%NaOH(1mL)、そして水(3mL)のゆっくりとした逐次添加によって反応を失活させた。無機塩を濾過して除去し、濾液(filtrated)をEtOAc(50mL)で希釈し、乾燥させ、濃縮して、cis−4−(ベンジルアミノ)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メタノール(1.1g、収率100%)を得た。LCMS(ESI)m/z:222.3[M+H]
【0291】
工程E:メタノール(20mL)中のcis−4−(ベンジルアミノ)−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メタノール(1.1g、5.0mol)とPd/C(10%、0.10g)の混合物を水素(1気圧)下で2時間撹拌した。得られた混合物をCelite(登録商標)のパッドに通して濾過した。濾液を濃縮して、cis−(4−アミノテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メタノール(500mg、収率77%)を得た。LCMS(ESI)m/z:132.2[M+H]
実施例1
【化100】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0292】
工程A:sec−BuOH(30mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(5.77g、10.7mmol)およびテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(2.17g、21.4mmol)の懸濁液を封管の中で4時間、120℃に加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、濃縮した。その粗製(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを精製せずに工程Bにおいて使用した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=559.2、560.2。
【0293】
工程B:THF(20mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(6.00g、10.7mmol)の溶液を室温で30分間、テトラブチルアンモニウムフルオリド(12.9mL、12.9mmol)で処理した。その反応混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルおよび水に溶かした。有機層を水(1×)で洗浄した。併せた有機部分を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、酢酸エチルで溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ))ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを固体として得た(4.14g、87%;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOJ−H、4.6mm×250mm、5u、30%エタノール/70%ヘキサン、1mL/分)により96%エナンチオマー過剰率(「e.e.」))。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.38 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.20 (m, 2H), 7.10 (d, J=8.2 Hz, 1H), 6.88 (d, J=5.0 Hz, 1H), 6.78 (m, 1H), 6.20 (m, 1H), 5.16 (d, J=8.0 Hz, 1H), 4.31 (m, 2H), 4.10 (m, 1H), 4.00 (m, 2H), 3.55 (m, 2H), 2.74 (br, s, 1H), 2.06 (m, 2H), 1.58 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=445.1、447.0。
実施例2
【化101】
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1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0294】
工程A:sec−BuOH(25mL)中の(3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(2.8g、24mmol)、N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(2.9g、22mmol)および(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(8.0g、15mmol)の混合物を封管に入れ、68時間、120℃に加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、濃縮した。その粗生成物1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを精製せずに工程Bにおいて使用した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=577.2、579.2。
【0295】
工程B:ジオキサン中の塩化水素(18.6mL、74.5mmol)の4.0M溶液をMeOH(40mL)中の1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(8.6g、14.9mmol)の冷(0℃)溶液にゆっくりと添加し、その混合物を1時間撹拌した。その反応混合物を濃縮し、残留物を飽和NaHCOに溶かし、酢酸エチルで抽出した(2×)。有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(1:4)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを固体として得た(4.58g、66%;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、30%エタノール/70%ヘキサン、1mL/分)により97%e.e.)。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.38 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.41 (m, 2H), 7.21−7.09 (m, 3H), 6.89 (d, J=5.0 Hz, 1H), 6.76 (d, J=7.0 Hz, 1H), 6.20 (m, 1H), 5.55 (d, J=8.2 Hz, 1H), 4.75 (d, J=50 Hz, 1H), 4.38−4.18 (m, 4H), 4.05 (m, 1H), 3.69−3.53 (m, 2H), 3.12 (br, s, 1H), 2.08−1.84 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=463.1、465.0。
実施例3
【化102】
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1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0296】
工程A:1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例2、工程Aの一般手順に従って、しかし(3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンの代わりに(3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=577.2、579.2。
【0297】
工程B:1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(56%、2工程;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOJ−H、4.6mm×250mm、5u、20%エタノール/80%ヘキサン、1mL/分)により96%e.e.)を、実施例2、工程Bの一般手順に従って、しかし1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.39 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.21−7.09 (m, 3H), 6.91 (d, J=5.2 Hz, 1H), 6.79 (m, 1H), 6.19 (m, 1H), 5.34 (d, J=7.8 Hz, 1H), 4.61−4.42 (m, 1H), 4.38−4.26 (m, 3H), 4.10 (m, 1H), 3.90 (m, 1H), 3.61−3.51 (m, 2H), 3.05 (br, s, 1H), 2.33 (m, 1H), 1.63 (m, 1H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=463.1、465.1。
実施例4
【化103】
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1−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0298】
工程A:1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例2、工程Aの一般手順に従って、しかし(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=593.1、595.2。
【0299】
工程B:1−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(74%、2工程;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、30%エタノール/70%ヘキサン、1mL/分)により98%e.e.)を、実施例2、工程Bの一般手順に従って、しかし1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.39 (d, J=5.4 Hz, 1H), 7.50−7.38 (m, 3H), 7.24−7.15 (m, 2H), 6.91 (d, J=5.2 Hz, 1H), 6.77 (m, 1H), 6.19 (m, 1H), 5.53 (d, J=8.6 Hz, 1H), 4.75 (d, J=49 Hz, 1H), 4.40−4.18 (m, 4H), 4.10 (m, 1H), 3.70−3.54 (m, 2H), 2.65 (br, s, 1H), 2.08−01.88 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=479.0、481.0。
実施例5
【化104】
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1−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0300】
工程A:1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例2、工程Aの一般手順に従って、しかしテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンの代わりに(3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを用い、かつ、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=593.1、595.2。
【0301】
工程B:1−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(54%、2工程;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、30%エタノール/70%ヘキサン、1mL/分)により98%e.e.)を、実施例2、工程Bの一般手順に従って、しかし1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.39 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.49−7.45 (m, 2H), 7.39 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.23−7.17 (m, 2H), 6.93 (d, J=5.2 Hz, 1H), 6.79 (m, 1H), 6.19 (m, 1H), 5.31 (d, J=7.5 Hz, 1H), 4.61−4.42 (m, 1H), 4.38−4.26 (m, 3H), 4.10 (m, 1H), 3.90 (m, 1H), 3.65−3.51 (m, 2H), 2.68r, s, 1H), 2.33 (m, 1H), 1.66(m, 1H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=479.0、481.0。
実施例6
【化105】
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1−((S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0302】
工程A:1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例2、工程Aの一般手順に従って、しかし(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=577.2、579.2。
【0303】
工程B:1−((S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(66%、2工程;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、20%エタノール/80%ヘキサン、1mL/分)により99%e.e.)を、実施例2、工程Bの一般手順に従って、しかし1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.38 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.46 (d, J=7.0 Hz, 1H), 7.38 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.19−7.14 (m, 2H), 6.92 (d, J=5.0 Hz, 1H), 6.76 (d, J=6.6 Hz, 1H), 6.20 (m, 1H), 5.55 (d, J=9.4 Hz, 1H), 4.75 (d, J=50 Hz, 1H), 4.38−4.18 (m, 4H), 4.08 (m, 1H), 3.69−3.53 (m, 2H), 2.68 (br, s, 1H), 2.08−1.87 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=463.1、465.1。
実施例7
【化106】
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1−((S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0304】
工程A:1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例2、工程Aの一般手順に従って、しかしテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンの代わりに(3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを用い、かつ、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=577.2、579.2。
【0305】
工程B:1−((S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(59%、2工程;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOJ−H、4.6mm×250mm、5u、20%エタノール/80%ヘキサン、1mL/分)により99%e.e.)を、実施例2、工程Bの一般手順に従って、しかし1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.38 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.46 (d, J=7.0 Hz, 1H), 7.38 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.19−7.14 (m, 2H), 6.92 (d, J=5.0 Hz, 1H), 6.76 (d, J=6.6 Hz, 1H), 6.20 (m, 1H), 5.34 (d, J=7.8 Hz, 1H), 4.61−4.42 (m, 1H), 4.38−4.26 (m, 3H), 4.10 (m, 1H), 3.90 (m, 1H), 3.61−3.51 (m, 2H), 3.05 (br, s, 1H), 2.33 (m, 1H), 1.63 (m, 1H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=463.1、465.1。
実施例8
【化107】
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1−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0306】
工程A:1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例2、工程Aの一般手順に従って、しかしテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンの代わりに(1S,3S)−3−アミノシクロペンタノールを用い、かつ、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=575.2、577.1。
【0307】
工程B:1−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(78%、2工程;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、30%エタノール/70%ヘキサン、1mL/分)により97%e.e.)を、実施例1、工程Bの一般手順に従って、しかし(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.31 (d, J=4.2 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.44 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.39 (d, J=7.2 Hz, 1H), 7.21 (m, 1H), 7.13 (s, 1H), 6.80 (m, 2H), 6.17 (m, 1H), 5.22 (d, J=7.2 Hz, 1H), 4.60−4.43 (m, 2H), 4.30 (m, 2H), 3.50 (br, s, 2H), 2.36 (m, 1H), 2.22 (m, 1H), 2.11 (m, 1H), 1.77−1.64 (m, 2H), 1.52 (m, 1H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=461.0、463.1。
実施例9
【化108】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0308】
sec−BuOH(1mL)中の1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン(0.054g、0.56mmol)および(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.060g、0.11mmol)の溶液をマイクロ波反応装置において2時間、120℃に加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、濃縮した。残留物を酢酸エチルで希釈し、HOで洗浄した(2×)。有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、DCM/MeOH(25:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.013g、26%)を得た。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.50 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.85 (d, J=7.0 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.48 (m, 1H), 7.34−7.28 (m, 2H), 7.20−7.17 (m, 2H), 7.06 (m, 1H), 6.12 (m, 1H), 4.28 (m, 1H), 4.19 (m, 1H), 3.88 (s, 3H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=441.1、443.1。
実施例10
【化109】
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1−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((R)−ピロリジン−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0309】
工程A:DCM(50mL)中の(R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸(5.00g、23.2mmol)、塩酸O,N−ジメチルヒドロキシルアミン(2.49g、25.6mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(8.09mL、46.5mmol)および2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェートメタナミニウム(「HATU」)(9.72g、25.6mmol)を室温で2時間撹拌した。その反応混合物を水で失活させ、層を分離した。水性層をDCMで抽出し(1×)、併せた有機部分を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−tert−ブチル2−(メトキシ(メチル)カルバモイル)ピロリジン−1−カルボキシレートを油状物として得た(5.5g、92%)。m/z(APCI−ポジティブ)(M+1)−Boc=159.0。
【0310】
工程B:THF溶液としての0.5M(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(22.5mL、11.2mmol)をN下、THF(25mL)中の(R)−tert−ブチル2−(メトキシ(メチル)カルバモイル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.45g、5.61mmol)の冷(0℃)溶液に滴下し、その反応物を一晩、放置して室温に温めた。翌朝、その混合物を氷浴に入れ、氷で注意深く失活させた。その反応混合物を濃縮した。残留物を1時間、30%ナトリウムカリウムの溶液で処理し、その後、酢酸エチルで抽出した(2×)。有機層を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(5:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−tert−ブチル2−(4−クロロ−3−フルオロベンゾイル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.12g、61%)を得た。m/z(APCI−ポジティブ)(M+1)−Boc=228.1、230.1。
【0311】
工程C:(R)−tert−ブチル2−(4−クロロ−3−フルオロベンゾイル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.12g、3.42mmol)を−78℃のTHF(50mL)に入れ、THF溶液としての1.0M L−Selectride(登録商標)(5.13mL、5.13mmol)を添加した。その反応物を−78℃で1時間撹拌し、その後、0℃で2時間撹拌した。反応を1N HClで失活させ、飽和NaHCOでpHを約7に調整した。その混合物を濃縮して、大部分のTHFを除去し、残留物を酢酸エチルで抽出した(2×)。併せた有機部分を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(12:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(R)−tert−ブチル2−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(0.67g、60%)を得た。m/z(APCI−ポジティブ)(M+1)−Boc=230.1、232.1。
【0312】
工程D:THF(40mL)中の(R)−tert−ブチル2−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(0.662g、2.01mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.658g、2.51mmol)の溶液を氷浴に入れ、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.518mL、2.51mmol)を添加した。10分後に氷浴を取り外し、その反応混合物を室温で10分間撹拌した。4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.22g、1.00mmol)を添加し、反応を室温で1時間放置した。反応混合物を濃縮し、その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(大量のPPhOで汚染されている)(R)−tert−ブチル2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを得た。m/z(APCI−ポジティブ)(M+1)−Boc=431.2、433.2。
【0313】
工程E:(R)−tert−ブチル2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(33%、2工程)を、中間体実施例C、工程Bの一般手順に従って、しかし、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(R)−tert−ブチル2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)(M+1)−Boc=463.0、465.0。
【0314】
工程F:(R)−tert−ブチル2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(2−オキソ−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを、実施例1、工程Aの一般手順に従って、しかし、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(R)−tert−ブチル2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)(M+1)−Boc=484.1、486.1。
【0315】
工程G:1−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((R)−ピロリジン−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(74%、2工程)を、実施例2、工程Bの一般手順に従って、しかし、1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(R)−tert−ブチル2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.37 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.52 (d, J=7.0 Hz, 1H), 7.41−7.36 (m, 2H), 7.30 (m, 1H), 7.15 (s, 1H), 6.87 (d, J=5.2 Hz, 1H), 6.75 (m, 1H), 6.03 (d, J=9.0 Hz, 1H), 5.13 (d, J=7.6 Hz, 1H), 4.10 (m, 1H), 4.01 (m, 2H), 3.92 (m, 1H), 3.55 (m, 2H), 3.00 (m, 2H), 2.07 (m, 2H), 1.87 (m, 2H), 1.73 (m, 1H), 1.60 (m, 4H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=484.1、486.1。
実施例11
【化110】
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(S)−2−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリダジン−3(2H)−オン
【0316】
工程A:THF中1.0MのKOt−Bu(2.64mL、2.64mmol)、およびテトラブチルアンモニウムヨージド(0.0749g、0.203mmol)を、THF(10mL)中の5−ヨードピリダジン−3(2H)−オン(0.45g、2.03mmol)の溶液に添加した。その混合物を室温で10分間撹拌した後、メタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル(1.16g、3.04mmol)をTHF(10mL)溶液として添加した。その反応物を90時間、加熱して還流させ、その後、室温に冷却し、濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、水で洗浄した(2×)。有機部分を乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(25:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(S)−2−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−5−ヨードピリダジン−3(2H)−オン(0.65g、63%)を得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.98 (d, J=2.0 Hz, 1H), 7.45 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.35 (m, 1H), 7.23 (m, 1H), 7.16 (m, 1H), 6.09 (m, 1H), 4.34 (m, 1H), 4.01 (m, 1H), 0.81 (s, 9H), 0.01 (s, 3H), −0.01 (s, 3H)。
【0317】
工程B:NMP(4mL)中の(S)−2−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−5−ヨードピリダジン−3(2H)−オン(0.402g、0.790mmol)、2−(メチルチオ)−4−(トリブチルスタンニル)ピリミジン(0.361g、0.869mmol)、ヨウ化銅(I)(0.0150g、0.0790mmol)およびPdCl(PPh(0.0555g、0.0790mmol)の溶液をAr下で16時間、120℃に加熱した。その反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(200mL)で希釈した。有機部分をブライン(3×50mL)で洗浄し、乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、(S)−2−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリダジン−3(2H)−オン(0.25g、79%)を得た。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=393.0、395.0。
【0318】
工程C:(S)−2−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリダジン−3(2H)−オン(58%)を、中間体実施例C、工程Bの一般手順に従って、しかし、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−2−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリダジン−3(2H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=425.0、427.0。
【0319】
工程D:(S)−2−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリダジン−3(2H)−オン(78%)を、実施例1、工程Aの一般手順に従って、しかし、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−2−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリダジン−3(2H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.68 (d, J=2.2 Hz, 1H), 8.41 (d, J=5.2 Hz, 1H), 7.56 (d, J=2.2 Hz, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.34 (m, 1H), 7.24 (m, 1H), 7.15 (d, J=5.4 Hz, 1H), 6.18 (m, 1H), 4.42 (m, 1H), 4.06−3.97 (m, 4H), 3.56 (m, 2H), 2.00 (m, 2H), 1.62 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=446.1、448.1。
実施例12
【化111】
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1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−メチル−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0320】
工程A:炭酸ナトリウム(0.575g、5.43mmol)をジオキサン/水(10mL;4:1)中の2−フルオロピリジン−4−イルボロン酸(0.306g、2.17mmol)および2,4−ジクロロ−5−メチルピリミジン(0.212mL、1.81mmol)に添加し、その懸濁液を窒素でパージした。PdCl(dppf)*DCM(0.0739g、0.0905mmol)を添加し、そのバイアルを密封し、80℃で加熱した。3時間後、冷却した反応混合物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.50g)を固体として得た。その粗生成物をシリカゲルに吸着させ、1:1 ヘキサン/EtOAcを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分16〜34は、2−クロロ−4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−5−メチルピリミジン(0.22g、0.984mmol、収率54.4%)と少量の不純物を含有した。
【0321】
工程B:テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(0.109g、1.08mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.258mL、1.48mmol)をDMA(2mL)中の2−クロロ−4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−5−メチルピリミジン(0.22g、0.984mmol)に添加した。その混合物をマイクロ波反応装置において180℃で30分間加熱した。その反応混合物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcを水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.28g)をフィルムとして得た。その粗生成物を、EtOAcを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分17〜32は、4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−5−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.158g、0.548mmol、収率55.7%)を固体として含有した。
【0322】
工程C:1M HCl(10mL)を4−(2−フルオロピリジン−4−イル)−5−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.158g、0.548mmol)に添加した。その混合物を還流させながら加熱した。2時間後、冷却した反応混合物を固体NaHCOで中和した。結果として生じた固体を真空濾過によって収集し、乾燥させて、4−(5−メチル−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.126g、0.440mmol、収率80.3%)を固体として得た。
【0323】
工程D:0.55g PS−トリフェニルホスフィン 1.99mmol/g(0.289g、1.10mmol)を氷で冷却したDCM(15mL)中の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノール(0.268g、0.880mmol)に添加した。(E)−ジアゼン−1,2−ジカルボン酸ジイソプロピル(0.216mL、1.10mmol)をその混合物に滴下した。その反応混合物を10分放置して周囲温度に温めた後、DCM(5mL)中の4−(5−メチル−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.126g、0.440mmol)の懸濁液を添加した。その混合物を周囲温度で撹拌した。4時間後、さらに1当量のDIADを添加し、その混合物を一晩撹拌した。その反応混合物を濾過し、蒸発させた。残留物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.64g)を油状物として得た。その粗生成物を、2:1 EtOAc/ヘキサンを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分60〜84は、1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(5−メチル−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.033g、0.0576mmol、収率13.1%)をガラスとして含有した。
【0324】
工程E:THF中1Mのテトラブチルアンモニウムフルオリド(0.173mL、0.173mmol)を、THF(3mL)中の1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(5−メチル−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.033g、0.0576mmol)に添加した。その混合物を周囲温度で撹拌した。1時間後、その反応混合物を蒸発させ、残留物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.0394g)を固体として得た。その粗生成物を、10:1 EtOAc/MeOHを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィーによって精製した。画分7〜12は、1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−メチル−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0206g、0.0449mmol、収率78.0%)をガラスとして含有した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.21 (s, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.50−7.46 (m, 1H), 7.35−7.31 (m, 1H), 7.21−7.18 (m, 1H), 6.72 (d, 1H), 6.59 (dd, 1H), 4.32−4.26 (m, 1H), 4.22−4.17 (m, 1H), 4.12−4.07 (m, 1H), 4.00−3.92 (m, 2H), 3.54−3.47 (m, 2H), 2.17 (s, 3H), 1.99−1.93 (m, 2H), 1.62−1.52 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=459.1。
実施例13
【化112】
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1−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0325】
工程A:トリフェニルホスフィン(0.565g、2.15mmol)を、氷で冷却したDCM(20mL)中の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エタノール(0.494g、1.72mmol;中間体実施例I、工程AおよびBのとおりに、しかし、工程Aにおいて(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドの代わりに(3−クロロフェニル)マグネシウムブロミドを用いて調製したもの)に添加した。(E)−ジアゼン−1,2−ジカルボン酸ジイソプロピル(0.423mL、2.15mmol)をその混合物に滴下した。その反応混合物を10分放置して室温に温めた後、その溶液を4−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.25g、0.861mmol)に添加して、DCM(10mL)で洗浄した。その懸濁液を周囲温度で一晩撹拌した。その反応混合物を濾過し、濾液を蒸発させて、粗生成物を得た。その粗生成物を、2:1 EtOAc/ヘキサンを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分20〜36は、1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エチル)−4−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0307g、0.0549mmol、収率6.38%)をフィルムとして含有した。
【0326】
工程B:THF中1Mのテトラブチルアンモニウムフルオリド(0.165mL、0.165mmol)をTHF(3mL)中の1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エチル)−4−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0307g、0.0549mmol)に添加した。その混合物を室温で30分間撹拌した。その反応混合物を蒸発させ、残留物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物をフィルムとして得た。その粗生成物を、EtOAcを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィーによって精製した。画分17〜32は、ガラス(16.2mg)を含有した。そのガラスを水で摩砕し、乾燥させて、1−(1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0129g、0.0290mmol、収率52.8%)をフィルムとして得た。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.33 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.43−7.24 (m, 5H), 7.03−6.99 (m, 1H), 6.16−6.12 (m, 1H), 4.32−4.27 (m, 1H), 4.22−4.17 (m, 1H), 4.02−3.94 (m, 3H), 3.57−3.49 (m, 2H), 2.02−1.96 (m, 2H), 1.64−1.54 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=445.1。
実施例14
【化113】
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1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン
【0327】
工程A:1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタンアミン(9.87mL、74.3mmol)を1−(2−メチルチオ)ピリミジン−4−イル)エタノン(0.50g、2.97mmol)に添加した。その混合物を一晩、還流させながら加熱した。その反応混合物を半分の体積に濃縮し、EtOで処理した。結果として生じた固体を真空濾過によって収集して、所望の(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン(0.46g、2.06mmol、収率69.3%)を得た。
【0328】
工程B:(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)プロパ−2−エン−1−オン(0.206g、0.923mmol)とウレア(1.11g、18.5mmol)と60%水素化ナトリウム(0.0922g、2.31mmol)の十分に撹拌した固体混合物を、140℃に予熱した砂浴において、完全に溶融するまでの3分間加熱し、その後、さらに2分間、溶融物として加熱した。冷却した反応混合物を水で処理した。その溶液を1M HClでpH3に酸性化し、結果として生じた固体を真空濾過によって収集して、粗生成物(0.082g)を得た。その粗製物を、10:1 DCM/MeOHを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分16〜48は、所望の4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン(0.04g、0.182mmol、収率19.7%)を固体として含有した。
【0329】
工程C:2−メチルプロパン−2−オレイン酸カリウム(0.026g、0.24mmol)およびテトラブチルアンモニウムヨージド(0.0067g、0.018mmol)を、氷で冷却したTHF(4mL)に懸濁させた4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン(0.040g、0.18mmol)に添加した。10分後、THF(1mL)中のメタンスルホン酸2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル(0.10g、0.27mmol)の溶液を添加した。その混合物を室温で一晩撹拌し、その後、90℃で3日間加熱した。不完全な反応に起因して、その材料をマイクロ波バイアルに移し、マイクロ波反応装置において130℃で1時間加熱した。その反応混合物を蒸発させ、残留物を、1:1 ヘキサン/EtOAcを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分8〜13は、所望の1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン(0.030g、0.059mmol、収率33%)をフィルムとして含有した。
【0330】
工程D:3−クロロベンゾペルオキシ酸(0.0306g、0.177mmol)を、DCM(5mL)中の1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン(0.030g、0.0592mmol)に添加した。その混合物を室温で撹拌した。2時間後、その反応混合物を蒸発させた。残留物をEtOAcに溶かし、2回、Na飽和水溶液とNaHCO飽和水溶液の混合物、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン(0.0349g、0.0647mmol、収率109%)を得た。
【0331】
工程E:テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(0.0327g、0.324mmol)を、THF(5mL)中の1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン(0.0349g、0.0647mmol)に添加した。その混合物をマイクロ波反応装置において120℃で1時間、そしてその後、130℃で1.5時間加熱した。その反応混合物を蒸発させ、残留物をEtOAcと水とで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(30.2mg)をフィルムとして得た。その粗生成物を、2:1 EtOAc/ヘキサンを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分23〜34は、所望の1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン(0.0048g、0.00857mmol、収率13.2%)をフィルムとして含有した。
【0332】
工程F:THF中1Mのテトラブチルアンモニウムフルオリド(0.026mL、0.026mmol)を、THF(2mL)中の1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン(0.0048g、0.0086mmol)に添加した。その混合物を室温で1時間撹拌した。その反応混合物を蒸発させ、残留物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(2.8mg)をフィルムとして得た。その粗生成物を、10:1DCM/MeOHで溶離する分取薄層クロマトグラフィー(「TLC」)プレートでのクロマトグラフィーによって精製した。主バンドは、所望の1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリミジン−2(1H)−オン(0.0006g、0.0013mmol、収率16%)を含有した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=446.1。
実施例15
【化114】
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1−ベンズヒドリル−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0333】
工程A:60%水素化ナトリウム(0.036g、0.89mmol)を、DMF(3mL)中の(ブロモメチレン)ジベンゼン(0.19g、0.75mmol)および4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.15g、0.68mmol)の懸濁液に添加した。その混合物を周囲温度で一晩撹拌した。その後、混合物を50℃で一晩加熱した。その反応混合物を希薄NaCl水溶液で希釈し、EtOAcで抽出した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.28g)をフィルムとして得た。これを、1:1 EtOAc/ヘキサンを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分13〜22は、所望の1−ベンズヒドリル−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.11g、0.29mmol、収率42%)を固体フォームとして含有した。
【0334】
工程B:3−クロロベンゾペルオキシ酸(0.15g、0.86mmol)をDCM(10mL)中の1−ベンズヒドリル−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.11g、0.29mmol)に添加した。その混合物を周囲温度で撹拌した。5時間後、その反応混合物を蒸発させた。残留物をEtOAcに溶かし、2回、Na飽和水溶液とNaHCO飽和水溶液の混合物、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、所望の1−ベンズヒドリル−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.12g、0.29mmol、収率101%)をフィルムとして得た。
【0335】
工程C:テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(0.20g、2.0mmol)をマイクロ波バイアルの中のDMA(3mL)中の1−ベンズヒドリル−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.12g、0.29mmol)に添加した。その混合物をマイクロ波反応装置において120℃で1時間加熱した。その反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。そのEtOAcを水で、2回ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.09g)をフィルムとして得た。これを、EtOAcを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分9〜20は、フィルム(0.0764g)を含有した。これを水で摩砕し、乾燥させ、その後、ヘキサンで摩砕し、乾燥させて、所望の1−ベンズヒドリル−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.072g、0.16mmol、収率57%)をフィルムとして得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.38 (d, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.40−7.15 (m, 9H), 6.91 (d, 1H), 6.76−6.72 (m, 1H), 5.25−5.21 (m, 1H), 4.15−4.06 (m, 1H), 4.02−3.96 (m, 2H), 3.59−3.51 (m, 2H), 2.09−2.03 (m, 2H), 1.62−1.52 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=439.2。
実施例16
【化115】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0336】
工程A:THF中1.0Mの2−メチルプロパン−2−オレイン酸カリウム(0.49mL、0.49mmol)およびテトラブチルアンモニウムヨージド(0.017g、0.045mmol)を、氷で冷却したTHF(8mL)中の4−(5−フルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.13g、0.45mmol)に添加した。その混合物を10分撹拌した。THF(2mL)中のメタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル(0.31g、0.81mmol)の溶液を添加し、その混合物を密封バイアルの中で一晩、60℃で加熱した。その反応混合物を蒸発させ、残留物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.31g)を油状物として得た。これを、4:1 DCM/EtOAc、その後、1:1 DCM/EtOAcを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分76〜96は、所望の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.08g、0.14mmol、収率31%)をフィルムとして含有した。
【0337】
工程B:THF中1Mのテトラブチルアンモニウムフルオリド(0.42mL、0.42mmol)をTHF(10mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.08g、0.14mmol)に添加した。その混合物を室温で撹拌した。1時間後、その反応混合物を蒸発させ、残留物を希薄NaCl水溶液とEtOAcとで分配した。そのEtOAcを水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.10g)をフィルムとして得た。その粗生成物を、EtOAcを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィーによって精製した。画分13〜23は、所望の(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.050g、0.11mmol、収率78%)をガラスとして含有した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.24 (d, 1H), 7.42−7.37 (m, 2H), 7.25−7.19 (m, 2H), 7.12−7.08 (m, 1H), 6.83−6.80 (m, 1H), 6.23−6.19 (m, 1H), 5.27−5.24 (m, 1H), 4.30−4.25 (m, 1H), 4.15−4.09 (m, 1H), 4.03−3.95 (m, 3H), 3.57−3.50 (m, 2H), 2.05−2.00 (m, 2H), 1.61−1.50 (m, 2H)。
実施例17
【化116】
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(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0338】
工程A:THF中1.0Mの2−メチルプロパン−2−オレイン酸カリウム(2.02mL、2.02mmol)およびテトラブチルアンモニウムヨージド(0.0573g、0.155mmol)を、氷で冷却したTHF(20mL)中の4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.340g、1.55mmol)の懸濁液に添加した。氷中で10分撹拌した後、THF(5mL)中のメタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル(1.07g、2.79mmol)の溶液を添加した。その混合物を一晩、60℃で加熱した。その反応混合物を蒸発させ、残留物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(1.14g)を油状物として得た。これを、4:1 DCM/EtOAcを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分19〜46は、所望の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.45g、0.889mmol、収率57.3%)をフィルムとして含有した。
【0339】
工程B:3−クロロベンゾペルオキシ酸(0.46g、2.7mmol)を、DCM(20mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.45g、0.89mmol)に添加した。その混合物を室温で3時間撹拌した。その反応混合物を蒸発させ、残留物をEtOAcに溶かし、2回、Na飽和水溶液とNaHCO飽和水溶液の混合物、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、所望の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.48g、0.89mmol、収率100%)をフィルムとして得た。
【0340】
工程C:テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(0.45g、4.5mmol)をマイクロ波バイアルの中のDMA(4mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.48g、0.89mmol)に添加した。その混合物をマイクロ波反応装置において120℃で1時間加熱した。その反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。そのEtOAcを希薄NaCl水溶液で3回洗浄し、水で洗浄し、ブラインで2回洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、所望の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.46g、0.82mmol、収率92%)をフィルムとして得た。
【0341】
工程D:THF中1Mのテトラブチルアンモニウムフルオリド(2.5mL、2.5mmol)を、THF(40mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.46g、0.82mmol)に添加した。その混合物を室温で撹拌した。45分後、その反応混合物を蒸発させ、残留物を希薄NaCl水溶液とEtOAcとで分配した。そのEtOAcを水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.43g)をフィルムとして得た。その粗生成物を、10:1 EtOAc/MeOHを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィーによって精製した。画分19〜29は、所望の(S)−1−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.25g、0.56mmol、収率68%)を固体フォームとして含有した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.38 (d, 1H), 7.47−7.44 (m, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.29−7.24 (m, 1H), 7.18−7.14 (m, 1H), 6.88 (d, 1H), 6.80−6.77 (m, 1H), 6.21−6.17 (m, 1H), 5.17−5.14 (m, 1H), 4.32−4.29 (m, 2H), 4.15−4.08 (m, 2H), 4.03−3.98 (m, 2H), 3.60−3.52 (m, 2H), 2.70−2.66 (m, 1H), 2.09−2.03 (m, 2H), 1.63−1.53 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=445.1;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、15%エタノール/85%ヘキサン、1mL/分)により81.6%e.e.。
実施例18
【化117】
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(S)−1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0342】
工程A:THF中1Mの2−メチルプロパン−2−オレイン酸カリウム(0.815mL、0.815mmol;溶液)およびテトラブチルアンモニウムヨージド(0.0251g、0.0679mmol)を、密封バイアルの中のジオキサン(10mL)に懸濁させた4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.185g、0.679mmol)に添加した。10分撹拌した後、ジオキサン(2mL)中のメタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−フルオロフェニル)エチル(0.355g、1.02mmol;中間体実施例Bに関して記載したとおりに、しかし、工程Aにおいて4−クロロ−3−フルオロベンズアルデヒドの代わりに3−フルオロベンズアルデヒドを用いて調製したもの)の溶液を添加した。その混合物を95℃で一晩加熱した。その反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。そのEtOAcを水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.45g)を油状物として得た。その粗生成物を、4:1 EtOAc/ヘキサンを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分42〜84は、所望の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.14g、0.267mmol、収率39.3%)をガラスとして含有した。
【0343】
工程B:THF(10mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.14g、0.267mmol)へのTHF中1Mのテトラブチルアンモニウムフルオリド(0.800mL、0.800mmol)。その混合物を室温で20分間撹拌した。その反応混合物を蒸発させ、残留物を希薄NaCl水溶液とEtOAcとで分配した。そのEtOAcを水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.17g)をフィルムとして得た。その粗生成物を10:1 EtOAc/MeOHを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィーによって精製した。画分7〜11は、所望の(S)−1−(1−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.100g、0.244mmol、収率91.3%)をフィルムとして含有した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.31 (d, 1H), 7.47 (d, 1H), 7.32−7.28 (m, 1H), 7.20−7.06 (m, 3H), 6.80 (d, 1H), 6.78−6.76 (m, 1H), 6.38−6.34 (m, 1H), 5.34−5.31 (m, 1H), 4.35−4.28 (m, 3H), 4.15−4.09 (m, 2H), 4.08−3.96 (m, 2H), 3.58−3.50 (m, 2H), 2.07−2.00 (m, 2H), 1.62−1.51 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=411.1;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、20%エタノール/80%ヘキサン、1mL/分)により86%e.e.。
実施例19
【化118】
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(S)−1−(1−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0344】
工程A:THF中1Mの2−メチルプロパン−2−オレイン酸カリウム(0.815mL、0.815mmol;溶液)およびテトラブチルアンモニウムヨージド(0.0251g、0.0679mmol)を、密封バイアルの中のジオキサン(10mL)に懸濁させた4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.185g、0.679mmol)に添加した。10分撹拌した後、ジオキサン(2mL)中のメタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)エチル(0.355g、1.02mmol;中間体実施例Bに関して記載したとおりに、しかし、工程Aにおいて4−クロロ−3−フルオロベンズアルデヒドの代わりに2,3−ジフルオロベンズアルデヒドを用いて調製したもの)の溶液を添加した。その混合物を95℃で一晩加熱した。その反応混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。そのEtOAcを水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.45g)を油状物として得た。その粗生成物を、4:1 EtOAc/ヘキサンを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分42〜84は、所望の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.14g、0.267mmol、収率39.3%)をガラスとして含有した。
【0345】
工程B:THF中1Mのテトラブチルアンモニウムフルオリド(1.00mL、1.00mmol)を、THF(10mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.18g、0.33mmol)に添加した。その混合物を室温で20分間撹拌した。その反応混合物を蒸発させ、残留物を希薄NaCl水溶液とEtOAcとで分配した。そのEtOAcを水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.15g)をフィルムとして得た。その粗生成物を、10:1 EtOAc/MeOHを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィーによって精製した。画分7〜11は、所望の(S)−1−(1−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.091g、0.21mmol、収率64%)をフィルムとして含有した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.31 (d, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.36−7.28 (m, 1H), 7.15−7.08 (m, 3H), 7.04−6.98 (m, 1H), 6.80 (d, 1H), 6.77−6.74 (m, 1H), 6.30−6.26 (m, 1H), 5.46−5.43 (m, 1H), 4.41 (br s, 1H), 4.32−4.23 (m, 2H), 4.25−4.19 (m, 2H), 4.18−4.02 (m, 1H), 4.02−3.96 (m, 1H), 3.57−3.50 (m, 2H), 2.06−2.00 (m, 2H), 1.62−1.51 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=429.1;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、20%エタノール/80%ヘキサン、1mL/分)により83%e.e.。
実施例20
【化119】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0346】
工程A:炭酸ナトリウム(1.6g、15mmol)を、4:1 ジオキサン/水(25mL)中の5−フルオロ−2−メトキシピリジン−4−イルボロン酸(1.0g、6.0mmol)および2,4−ジクロロピリミジン(0.75g、5.0mmol)に添加し、その懸濁液をアルゴンでパージした。PdCl(dppf)*DCM(0.21g、0.25mmol)を添加し、その混合物をアルゴン下で一晩、80℃で加熱した。その反応混合物を水で希釈し、結果として生じた固体を真空濾過によって収集し、水で洗浄し、乾燥させて、所望の2−クロロ−4−(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−4−イル)ピリミジン(1.2g、5.0mmol、収率99%)を固体として得た。
【0347】
工程B:テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(0.101g、1.00mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.188mL、1.08mmol)を、バイアルの中の2−ブタノール(5mL)に溶解させた2−クロロ−4−(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−4−イル)ピリミジン(0.20g、0.835mmol)に添加した。そのバイアルを密封し、100℃で一晩加熱した。その混合物を蒸発させ、暗色残留物をEtOAcと水とで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.25g)を油状物として得た。これを、2:1 EtOAc/ヘキサンを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分22〜48は、所望の4−(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.0992g、0.326mmol、収率39.1%)を固体として含有した。
【0348】
工程C:ヨードトリメチルシラン(0.186mL、1.30mmol)を、室温でバイアルの中のアセトニトリル(6mL)中の4−(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.0992g、0.3260mmol)の溶液に滴下した。密封したバイアルを80℃で一晩加熱した。その反応混合物をMeOH(約2mL)および多少のNaHCO飽和水溶液で処理した。その混合物を濃縮し、その水性残留物を、黄褐色沈殿が形成される(pH2)まで1M HClを滴下して処理した。これを、2度、DCM中10%イソプロピルアルコール(「IPA」)で抽出した。併せた有機部分をMgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、5−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0293g、0.1009mmol、収率30.96%)を固体として得た。
【0349】
工程D:テトラブチルアンモニウムヨージド(0.00186g、0.00505mmol)およびTHF中1Mの2−メチルプロパン−2−オレイン酸カリウム(0.121mL、0.121mmol)を、THF(3mL)中の5−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0293g、0.101mmol)に添加した。室温で10分撹拌した後、THF(2mL)中のメタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル(0.0541g、0.141mmol)の溶液を添加した。その混合物を2時間、還流させながら加熱した。その反応混合物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.12g)をフィルムとして得た。これを、1:1 ヘキサン/EtOAcを用いる1g Sep−packカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分8〜16は、所望の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−5−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0036g、0.00624mmol、収率6.18%)を含有した。
【0350】
工程E:THF中1Mのテトラブチルアンモニウムフルオリド(0.019mL、0.019mmol)を、THF(1mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−5−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0036g、0.0062mmol)に添加した。10分後、その反応混合物を蒸発させ、残留物をEtOAcと希薄NaClとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.0092g)をフィルムとして得た。これを、10:1 EtOAc/MeOHを用いる1gシリカSep−packでのクロマトグラフィー法で分離した。画分2〜4は、所望の(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0018g、0.0039mmol、収率62%)をフィルムとして含有した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.38 (d, 1H), 7.46−7.42 (m, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.27−7.20 (m, 2H), 7.14−7.11 (m, 1H), 6.93−6.90 (m, 1H), 6.20−6.12 (m, 1H), 5.22−5.19 (m, 1H), 4.31 (d, 2H), 4.15−4.09 (m, 2H), 4.03−3.97 (m, 2H), 3.60−3.53 (m, 2H), 2.09−2.03 (m, 2H), 1.63−1.55 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=463.1。
実施例21
【化120】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0351】
工程A:炭酸ナトリウム(2.13g、20.1mmol)を、4:1 ジオキサン/水(50mL)中の2−クロロ−3−フルオロピリジン−4−イルボロン酸(1.41g、8.05mmol)および2,4−ジクロロピリミジン(1.0g、6.71mmol)に添加し、その混合物にアルゴンを注入した。PdCl(dppf)*DCM(0.274g、0.336mmol)を添加し、その混合物をアルゴン下、80℃で加熱した。4.5時間後、さらなるボロン酸(おおよそ0.2g)を添加し、合計8.5時間、加熱し続けた。その反応混合物を水で希釈し、結果として生じた固体を真空濾過によって収集して、少量の不純物を伴う所望の2−クロロ−4−(2−クロロ−3−フルオロピリジン−4−イル)ピリミジン(1.18g、4.84mmol、収率72.0%)を得た。
【0352】
工程B:N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.185mL、1.07mmol)およびテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(0.0912g、0.901mmol)を、バイアルの中の2−ブタノール(7mL)中の2−クロロ−4−(2−クロロ−3−フルオロピリジン−4−イル)ピリミジン(0.200g、0.819mmol)に加えた。そのバイアルを密封し、80℃で一晩加熱した。その反応混合物を蒸発させ、残留物をEtOAcと水とで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.25g)をフィルムとして得た。これを、EtOAcを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分8〜13は、所望の4−(2−クロロ−3−フルオロピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.08g、0.259mmol、収率31.6%)を固体として含有した。
【0353】
工程C:4−(2−クロロ−3−フルオロピリジン−4−イル)−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピリミジン−2−アミン(0.08g、0.259mmol)および1M HCl(3.89mL、3.89mmol)をマイクロ波バイアルに添加した。そのバイアルをマイクロ波反応装置において140℃で2時間ずつ合計10時間加熱した。その反応混合物を水で希釈し、所望の3−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0565g、0.195mmol、収率75.1%)を真空濾過によって収集した。
【0354】
工程D:THF中1MのKHMDS(0.234mL、0.234mmol)を、氷で冷却した2−メチルテトラヒドロフラン(5mL)に懸濁させた3−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0565g、0.195mmol)に添加した。その混合物を10分間、室温で撹拌した。その後、2−メチルテトラヒドロフラン(2mL)中のメタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル(0.112g、0.292mmol)の溶液を添加し、その混合物を80〜90℃で2日間加熱した。冷却した反応混合物を蒸発させた。残留物を希薄NaClおよびEtOAcで処理し、濾過して固形物を除去し、層を分離した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.09g)をフィルムとして得た。これを、2:1 EtOAc/ヘキサンを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分12〜16は、所望の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−3−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.02g、0.0347mmol、収率17.8%)をガラスとして含有した。
【0355】
工程E:THF中1Mのテトラブチルアンモニウムフルオリド(0.10mL、0.10mmol)を、THF(5mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−3−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.02g、0.035mmol)に添加した。30分後、その反応混合物を蒸発させ、残留物をEtOAcと希薄NaClとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.02g)をフィルムとして得た。これを、EtOAcを用いるBiotage 10g SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分23〜33は、所望の(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−3−フルオロ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.0018g、0.0039mmol、収率11%)をフィルムとして含有した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.41 (d, 1H), 7.45−7.40 (m, 1H), 7.24−7.18 (m, 2H), 7.14−7.10 (m, 2H), 6.81−6.77 (m, 1H), 6.23−6.20 (m, 1H), 5.14−5.12 (m, 1H), 4.34−4.31 (m, 2H), 4.15−4.04 (m, 2H), 4.03−3.97 (m, 2H), 3.58−3.51 (m, 2H), 2.09−2.03 (m, 2H), 1.63−1.53 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=463.1。
実施例22
【化121】
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1−((S)−1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0356】
工程A:THF中1MのKHMDS(5.47mL、5.47mmol)を、氷で冷却した2−メチルテトラヒドロフラン(15mL)中の4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(1.00g、4.56mmol)の懸濁液に添加した。室温で15分撹拌した後、2−メチルテトラヒドロフラン(5mL)中のメタンスルホン酸(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エチル(2.33g、6.39mmol;中間体実施例Bに関して記載したとおりに、しかし、工程Bにおいて1−クロロ−2−フルオロ−4−ビニルベンゼンの代わりに1−クロロ−3−ビニルベンゼンを用いて調製したもの)の溶液をその混合物に添加し、80℃で48時間加熱した。その反応混合物を蒸発させ、残留物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcを水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(2.22g)を固体として得た。これを、1:1 ヘキサン/EtOAcを用いる50g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分12〜30は、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.86g、1.76mmol、収率38.6%)を固体フォームとして含有した。
【0357】
工程B:3−クロロベンゾペルオキシ酸(0.91g、5.3mmol)を、氷で冷却したDCM(20mL)中の(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.86g、1.8mmol)に添加した。その混合物を室温で2時間撹拌した。その反応混合物をDCMで希釈し、NaHCO飽和水溶液とNa飽和水溶液の混合物で2回洗浄し、水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.83g、1.6mmol、収率91%)を得た。
【0358】
工程C:(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.200g、0.385mmol)および2−ブタノール(2mL)をバイアルに添加した。N−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.0999mL、0.577mmol)および(3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(0.0596g、0.500mmol)をその溶液に添加した。そのバイアルを密封し、120℃で40時間加熱した。その反応混合物を蒸発させ、残留物を水とEtOAcとで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.20g)をフィルムとして得た。これを、EtOAcを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分9〜18は、1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.105g、0.188mmol、収率48.8%)をガラスとして含有した。
【0359】
工程D:ジオキサン中4MのHCl(0.939mL、3.76mmol)を、MeOH(5mL)中の1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.105g、0.188mmol)に添加した。30分後、その反応混合物を蒸発させ、残留物をEtOAcとNaHCO飽和水溶液とで分配した。そのEtOAcをブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、粗生成物(0.08g)をフィルムとして得た。これを、10:1 EtOAc/i−PrOHを用いる10g Biotage SNAPカラムでのクロマトグラフィー法で分離した。画分9〜16は、1−((S)−1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを固体フォームとして含有した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.38 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.41−7.39 (m, 1H), 7.38−7.28 (m, 2H), 7.22 (d, 1H), 7.09 (d, 1H), 7.00−6.97 (m, 1H), 6.15−6.11 (m, 1H), 4.83−4.70 (m, 1H), 4.34−4.25 (m, 2H), 4.20−4.15 (m, 1H), 4.01−3.98 (m, 1H), 3.94−3.88 (m, 1H), 3.70−3.54 (m, 2H), 2.08−1.95 (m, 1H), 1.83−1.77 (m, 1H) 1.13 (d, 1H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=445.1;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、20%エタノール/80%ヘキサン、1mL/分)により97.5%e.e.。
実施例23
【化122】
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1−((S)−1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0360】
1−((S)−1−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例22に関して説明したとおりに、しかし、工程Cにおいて(3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンの代わりに(3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.39 (d, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.43−7.41 (m, 1H), 7.38−7.27 (m, 3H), 7.26 (d, 1H), 7.10 (d, 1H), 7.02 (dd, 1H), 6.14 (dd, 1H), 4.62−4.44 (m, 1H), 4.36−4.26 (m, 2H), 4.22−4.17 (m, 1H), 4.07−3.86 (m, 1H), 3.60−3.44 (m, 2H), 2.22−2.14 (m, 1H), 1.73−1.63 (m, 1H) 1.15 (d, 1H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=445.1;キラルHPLC(Chiral Tech、カラムOD−H、4.6mm×250mm、5u、20%エタノール/80%ヘキサン、1mL/分)により99%e.e.。
実施例24
【化123】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0361】
工程A:2−メチルピリミジン−4−アミン(0.41g、3.7mmol)および(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.10g、0.19mmol)をsec−BuOH(1mL)に入れ、封管の中で18時間、110℃に加熱し、その後、水に注入し、DCMで抽出した。併せた有機画分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して粗生成物を得、それをカラムクロマトグラフィー(不純物を除去するために500:5 DCM/MeOH、その後、生成物のために500:15)によって精製して、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.034g、収率32%)を得た。
【0362】
工程B:(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.034g、0.060mmol)を室温のTHF(5mL)に入れた。テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(「TBAF」)(0.18mL、0.18mmol)をその混合物に添加した。混合物を1時間撹拌し、その後、水に注入し、DCMで抽出した。併せた有機画分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して粗生成物を得、それをカラムクロマトグラフィー(DCM中0〜5.5%MeOH)によって精製して、生成物(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.005g、収率18%)を得た。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=453。
実施例25
【化124】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0363】
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((6−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例24に従って、しかし工程Aにおいて2−メチルピリミジン−4−アミンの代わりに6−メチルピリミジン−4−アミンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=453。
実施例26
【化125】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((6−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0364】
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((6−メトキシピリミジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例24に従って、しかし工程Aにおいて2−メチルピリミジン−4−アミンの代わりに6−メトキシピリミジン−4−アミンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=469。
実施例27
【化126】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0365】
工程A:2−メチルピリジン−4−アミン(0.28g、2.6mmol)をTHF(5mL)に入れ、−78℃に冷却した。t−BuLi(1.5mL、2.6mmol)を滴下し、その溶液を30分かけて0℃に温めた。その後、この溶液を、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.070g、0.13mmol)の−78℃のTHF溶液(5mL)に滴下した。その反応物をさらに30分間、−78℃で撹拌し、その後、水に注入し、DCMで抽出した。併せた有機画分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して粗生成物を得、それをカラムクロマトグラフィー(500:10〜500:20 DCM/MeOH)によって精製して、生成物(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.028g、収率38%)を得た。
【0366】
工程B:(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.028g、0.049mmol)をTHF(5mL)に入れた。その後、TBAF(0.054mL、0.054mmol)を添加し、その反応物を1時間撹拌し、その後、水に注入し、DCMで抽出した。併せた有機画分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して粗生成物を得、それをカラムクロマトグラフィー(500:40〜500:50 DCM/MeOH)によって精製して、生成物(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メチルピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.005g、収率22%)を得た。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=452。
実施例28
【化127】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0367】
工程A:(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.100g、0.186mmol)および1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−アミン(0.413g、3.72mmol)をs−BuOH(2mL)に入れ、一晩、110℃に加熱し、その後、水に注入し、DCMで抽出した。併せた有機画分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して粗生成物を得、それをカラムクロマトグラフィー(500:10 DCM/MeOH)によって精製して、生成物(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.070g、収率66.2%)を得た。
【0368】
工程B:(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.070g、0.12mmol)をTHF(3mL)に入れた。TBAF(0.14mL、0.14mmol)を添加し、その混合物を1時間撹拌し、その後、水に注入し、DCMで抽出した。併せた有機画分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して粗生成物を得、それをカラムクロマトグラフィー(500:20〜500:30 DCM/MeOH)によって精製して、生成物(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.040g、収率71%)を得た。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=455。
実施例29
【化128】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0369】
(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((2−メトキシピリジン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例27に従って、しかし工程Aにおいて2−メチルピリジン−4−アミンの代わりに2−メトキシピリジン−4−アミンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=468。
実施例30
【化129】
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(S)−1−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0370】
工程A:(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例1、工程Aの一般手順に従って、しかし1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=575.2、577.2。
【0371】
工程B:(S)−1−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(43%、2工程)を、実施例1、工程Bの一般手順に従って、しかし、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, (CDSO) δ 8.42−8.41 (d, J=5.1 Hz, 1H), 7.92−7.90 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.64−7.62 (m, 2H), 7.36−7.34 (d, J=6.9 Hz, 1H), 7.31−7.28 (d, J=10.6 Hz, 1H), 7.16−7.14 (d, J=5.1 Hz, 1H), 7.10 (s, 1H), 6.89−6.87 (d, J=5.9 Hz, 1H), 5.97−5.93 (t, 1H), 5.34−5.31 (t, 1H), 4.19−4.13 (m, 1H), 4.08−3.96 (m, 2H), 3.89−3.86 (m, 2H), 3.43−3.37 (t, 2H), 1.87−1.84 (m, 2H), 1.59−1.48 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=461.1、463.1。
実施例31
【化130】
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(S)−1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0372】
工程A:(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例1、工程Aの一般手順に従って、しかし1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=575.2、577.2。
【0373】
工程B:(S)−1−(1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(60%、2工程)を、実施例1、工程Bの一般手順に従って、しかし、(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, (CDSO) δ 8.43−8.41 (d, J=5.1 Hz, 1H), 7.96−7.94 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.39−7.38 (d, J=1.7 Hz, 2H), 7.36−7.34 (d, J=7.5 Hz, 1H), 7.17−7.15 (d, J=5.1 Hz, 1H), 7.11−7.10 (d, J=1.5 Hz, 1H), 5.94−5.91 (t, 1H), 5.36−5.33 (t, 1H), 4.21−4.14 (m, 1H), 4.09−3.95 (m, 2H), 3.89−3.86 (m, 2H), 3.43−3.37 (t, 2H), 1.88−1.84 (m, 2H), 1.58−1.49 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=461.1、463.1。
実施例32
【化131】
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1−((S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0374】
工程A:1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例3、工程Aの一般手順に従って、しかし(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=593.2、595.2。
【0375】
工程B:1−((S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(52%、2工程)を、実施例3、工程Bの一般手順に従って、しかし、1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4R)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, (CDSO) δ 8.45−8.44 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.97−7.95 (d, J=7.3 Hz, 1H), 7.63−7.61 (d, J=7.9 Hz, 1H), 7.58−7.57 (t, 1H), 7.39−7.38 (d, J=1.9 Hz, 2H), 7.22−7.21 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.13−7.12 (d, J=1.9 Hz, 1H), 6.92−6.90 (m, 1H), 5.95−5.91 (t, 1H), 5.36−5.33 (t, 1H), 4.66−4.49 (m, 1H), 4.31−4.15 (m, 2H) 4.09−3.97 (m, 2H), 3.85−3.81 (m, 1H), 3.51−3.40 (m, 2H), 2.04−2.01 (m, 1H), 1.63−1.57 (m, 1H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=479.0、481.1。
実施例33
【化132】
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1−((S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0376】
工程A:1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを、実施例2、工程Aの一般手順に従って、しかし(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。m/z(APCI−ポジティブ)M+1=593.1、595.1。
【0377】
工程B:1−((S)−1−(3,5−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(59%、2工程)を、実施例2、工程Bの一般手順に従って、しかし、1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンの代わりに1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,5−ジクロロフェニル)エチル)−4−(2−(((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを用いて調製した。H NMR (400 MHz, (CDSO) δ 8.46−8.45 (d, J=5.1 Hz, 1H), 7.96−7.94 (d, J=7.4 Hz, 1H), 7.58−7.57 (t, 1H), 7.41−7.38 (m, 3H), 7.24−7.23 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.13−7.12 (d, J=2.1 Hz, 1H), 6.93−6.91 (m, 1H), 5.95−5.91 (t, 1H), 5.36−5.33 (t, 1H), 4.86−4.73 (d, J=51.7 Hz, 1H), 4.25−4.15 (m, 2H), 4.09−3.89 (m, 3H), 3.66−3.48 (m, 2H), 2.02−1.92 (m, 1H), 1.69−1.65 (m, 1H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=479.0、481.0。
実施例34
【化133】
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1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0378】
工程A:(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(40.6mL、20.3mmol;THF中0.5M)を、窒素下、0℃でTHF(40mL)中のオキサゾール−5−カルボアルデヒド(1.97g、20.3mmol)の撹拌溶液にシリンジにより滴下した。反応を放置して室温に温め、その後、30分間、室温で撹拌した。1/1 酢酸エチル/ヘキサン中でのTLCは、出発原料のほぼ完全な消費と、新たなわずかにrfの低いスポットを主成分として示した。撹拌しながら塩化アンモニウム飽和溶液をピペットにより注意深く添加することによって反応を失活させた。塩化アンモニウム(50mL)溶液を添加した。その後、THFの大部分をロトバップによって除去した。残留水性懸濁液を酢酸エチル(100mL)および水(50mL)で希釈し、分液漏斗に移し、振盪した。層を分離し、有機部分を単離し、ブライン(100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、油状物へと濃縮した。その粗生成物を、2/3 酢酸エチル/ヘキサンを用いてBiotage 40Mカラムにロードし、溶離した。生成物含有画分をプールし、固体、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メタノール(4g、86%)へと濃縮した。
【0379】
工程B:N,N−ジイソプロピルエチルアミン(「DIEA」)(174μL、0.997mmol;d0.742)を窒素下、0℃でジクロロメタン(3mL)中の(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メタノール(227mg、0.997mmol)の撹拌溶液にニートでシリンジによって添加し、続いてメタンスルホニルクロリド(77.5μL、0.997mmol)をニートでシリンジによって添加した。1時間後、2/3 酢酸エチル/ヘキサン中でのTLCは、反応が完了したことを示した。その反応物をジクロロメタンで30mLに希釈し、2N HCl(2×30mL)および重炭酸ナトリウム飽和溶液(2×30mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、フォーム、5−(クロロ(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル)オキサゾール(240mg、90%)へと濃縮した。H NMRは、メシレートのメチルシグナルを示さなかった。この塩化物は、想定した生成物である。
【0380】
工程C:ニートのNaH(13.2mg、0.331mmol;60重量%油分散物)を固体として、窒素下、室温でDMF(600μL)中の4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(65.9mg、0.301mmol)の撹拌懸濁液に添加した。30分後、その懸濁液は溶液になっていた。その後、5−(クロロ(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル)オキサゾール(111mg、0.451mmol)の溶液を、DMF溶液(300μL)としてシリンジにより滴下した。室温で一晩撹拌した後、酢酸エチル中でのTLCは、新たな高rfのスポットばかりでなく、新たなrfが中程度のスポットも示した(UV下で両方とも鮮やかな青色)。反応を水(1mL)で失活させ、その後、酢酸エチル(30mL)と少しブラインを伴う水(30mL)とで分配した。有機部分を単離し、水/ブライン(3×30mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、油状物へと濃縮した。その混合物を、7/3 酢酸エチル/ヘキサンを用いてBiotage 12Mカラムにロードし、溶離した。2つの主スポットが溶離し、対応する画分をプールし、濃縮した。最も極性が低い画分は、ピリドン酸素がアルキル化されるようである。第二の溶離スポットは、所望のN−アルキル化ピリドンであるようであり、それをフォーム、1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(50mg、39%)として単離した。
【0381】
工程D:ニートのmCPBA(80.5mg、0.350mmol)を固体として、窒素下、室温でジクロロメタン(2mL)中の1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(50mg、0.117mmol)の撹拌溶液に添加した。1時間後、酢酸エチル中でのTLCは、出発原料の完全消費および新たなrfがより低いスポット(UV可視化により鮮やかな青色)を示した。反応を10%Na(1mL)で失活させ、5分間撹拌した。その反応物をジクロロメタン(20mL)で希釈し、10%Na(2×20mL)および重炭酸ナトリウム飽和溶液(2×20mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、油状物、1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(53mg、99%)へと濃縮した。
【0382】
工程E:マイクロ波管に、DMA(1.2mL)中の1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(53mg、0.12mmol)の溶液を入れた。テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(35mg、0.35mmol)をニートでシリンジによって添加した。その反応物をマイクロ波反応装置に入れ、120℃に加熱した。1時間後、その溶液を酢酸エチルで30mLに希釈し、水/ブライン混合物(4×30mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。酢酸エチル中でのTLCは、出発原料の完全喪失およびほぼ同じrfの新たなスポットを示した。その粗生成物を、酢酸エチルを用いてBiotage 12Mカラムにロードし、溶離した。生成物含有画分をプールし、油状物、1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(20mg、36%)へと濃縮した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.40 (d, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.43 (dd, 1H), 7.31 (d, 1H), 7.22 (br s, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.00 (m, 2H), 6.90 (s, 1H), 6.83 (dd, 1H), 5.20 (br d, 1H), 4.11 (m, 1H), 4.01 (m 2H), 3.55 (m, 2H), 2.06 (m, 2H), 1.58 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=483.0。
実施例35
【化134】
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1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0383】
工程A:BocO(2183mg、10.0mmol)を室温でアセトニトリル(30mL)中の1H−ピラゾール−4−カルボアルデヒド(961mg、10.0mmol)の撹拌溶液に添加し、続いて4−ジメチルアミノピリジン(「DMAP」)(61.1mg、0.500mmol)を添加した。一晩撹拌した後、その反応物を濃縮乾固させ、酢酸エチル(30mL)と水(30mL)とで分配した。有機部分を単離し、0.5N HCl(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、油状物へと濃縮し、それを、4/1 ヘキサン/酢酸エチルを用いてBiotage 40Mカラムにロードし、同溶媒で溶離した。生成物含有画分をプールし、油状物へと濃縮し、この油状物、4−ホルミル−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(1.4g、71%)は最終的に固体へと凝固した。
【0384】
工程B:(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(7400μL、3.70mmol)(THF中0.5M)を、窒素下、−78℃でTHF(24mL)中の4−ホルミル−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(605mg、3.08mmol)の撹拌溶液にシリンジにより滴下した。10分後、2/3 酢酸エチル/ヘキサン中でのTLCは、出発原料より低いrfの新たなスポットをおおよそ1:1の比で示した。1時間後、−78℃で、塩化アンモニウム飽和溶液(10mL)で反応を失活させ、放置して0℃に温めた。その後、その反応物をある程度濃縮してTHFを除去し、残留混合物を酢酸エチル(50mL)と水(50mL)とで分配した。有機部分を単離し、ブライン(30mL)で洗浄した。有機部分を再び単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。その粗製材料を、35/65 酢酸エチル/ヘキサンを用いてBiotage 40Sカラムにロードし、溶離した。生成物含有画分をプールし、油状物、4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(400mg、40%)へと濃縮した。
【0385】
工程C:ニートのDIEA(646μL、3.71mmol;d0.742)を、窒素下、0℃でジクロロメタン(25mL)中の4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(808mg、2.47mmol)の撹拌溶液にシリンジにより添加し、続いてニートのメタンスルホニルクロリド(191μL、2.47mmol)をシリンジにより添加した。1時間後、1/1 酢酸エチル/ヘキサン中でのTLCは、新たな高rfのスポットが優勢で反応が完了したことを示した。その反応物をジクロロメタンで50mLに希釈し、2N HCl(2×50mL)および重炭酸ナトリウム飽和溶液(2×50mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、フォーム、4−(クロロ(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(850mg、100%)へと濃縮した。この塩化物は、想定した生成物である。
【0386】
工程D:ニートのNaH(92.0mg、2.30mmol;60%油分散物)を固体として、窒素下室温でDMF(15mL)中の4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(504mg、2.30mmol)の撹拌懸濁液に添加した。15分後、溶液が形成されていた。その後、4−(クロロ(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(794mg、2.30mmol)をDMF溶液(7mL)としてシリンジにより滴下した。一晩撹拌した後、塩化アンモニウム飽和溶液(10mL)の添加により反応を失活させた。その混合物を酢酸エチル(50mL)と水(50mL)とで分配した。有機部分を単離し、水(3×50mL)およびブライン(50mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、3/2 酢酸エチル/ヘキサンを用いてBiotage 40Mカラムにロードし、同溶媒で溶離した。生成物含有画分をプールし、フォーム、4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(565mg、46%)へと濃縮した。
【0387】
工程E:トリフルオロ酢酸(「TFA」)(5mL)を、窒素下、室温でジクロロメタン(5mL)中の4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(562mg、1.06mmol)の撹拌溶液にピペットによって添加した。3時間後、その反応物をロトバップによって濃縮した。残留物をジクロロメタン(10mL)に再度溶解させ、重炭酸ナトリウム飽和溶液(10mL)で注意深く処理し、10分間、急速撹拌した。層を分離し、水性相をジクロロメタン(20mL)で抽出した。併せた有機部分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、フォーム、1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(455mg、100%)へと濃縮した。
【0388】
工程F:ニートのNaH(51.0mg、1.28mmol、60%油分散物)を固体として、窒素下、室温でDMF(5mL)中の1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(455mg、1.06mmol)の撹拌溶液に添加した。30分後、ヨウ化メチル(86.1μL、1.38mmol)をニートでシリンジによって添加した。一晩撹拌した後、塩化アンモニウム飽和溶液(5mL)の添加により反応を失活させた。その混合物を酢酸エチル(30mL)と飽和重炭酸ナトリウム(30mL)とで分配した。有機部分を単離し、水(3×30mL)およびブライン(30mL)で洗浄した。98/2 酢酸エチル/メタノール中でのTLCは、ほとんど無い残留出発原料と、わずかにrfが高い新たな主スポットを示した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、98/2 酢酸エチル/メタノールを用いてBiotage 40Sカラムにロードし、同溶媒で溶離した。生成物含有画分をプールし、フォーム、1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(340mg、72%)へと濃縮した。
【0389】
工程G:ニートのmCPBA(523mg、2.27mmol)を固体として、窒素下、室温でジクロロメタン(7.6mL)中の1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(335mg、0.758mmol)の撹拌溶液に添加した。1時間後、酢酸エチル中でのTLCは、出発原料の完全消費、および新たなrfがより低いスポット(UV可視化により鮮やかな青色)を示した。反応を10%Na(10mL)で失活させ、5分間撹拌した。その反応物をジクロロメタン(40mL)で希釈し、10%NaCO(2×50mL)および重炭酸ナトリウム飽和溶液(2×50mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、油状物、1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(343mg、95%)へと濃縮した。
【0390】
工程H:DMA溶液(5mL)としての1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(343mg、0.724mmol)を、撹拌棒を装着したマイクロ波管に添加した。その後、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(366mg、3.62mmol)をニートでシリンジによって添加した。その溶液を撹拌しながらマイクロ波反応装置において1時間、120℃に加熱した。1時間後、その溶液を酢酸エチルで30mLに希釈し、水/ブライン混合物(4×30mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。5/95 メタノール/酢酸エチル中でのTLCは、出発原料の完全喪失、およびほぼ同じrfの新たなスポットを示した。その粗生成物を、2.5/97.5 メタノール/酢酸エチルを用いてBiotage 40Sカラムにロードし、溶離した。生成物含有画分をプールし、フォーム、1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(225mg、63%)へと濃縮した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.39 (d, 1H), 7.37 (m, 4H), 7.23 (s, 1H), 7.18 (br s, 1H), 7.00 (m, 2H), 6.90 (d, 1H), 6.79 (dd, 1H), 5.15 (br d, 1H), 4.11 (m, 1H), 4.00 (m, 2H), 3.91 (s, 3H), 3.56 (m, 2H), 2.06 (m, 2H), 1.57 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=496.1。
実施例36
【化135】
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1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0391】
工程A;ニートのNaH(8.1mg、0.20mmol;60%油分散物)を固体として、窒素下、室温でDMF(1.5mL)中の4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(59mg、0.20mmol)の撹拌懸濁液に添加した。15分後、溶液が形成されていた。その後、4−(クロロ(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(70mg、0.20mmol)をDMF溶液(500μL)としてシリンジにより滴下した。一晩撹拌した後、反応を塩化アンモニウム飽和溶液(1mL)の添加により失活させた。その混合物を酢酸エチル(30mL)と水(30mL)とで分配した。有機部分を単離し、水(3×30mL)およびブライン(30mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。その粗生成物を最少量のジクロロメタンに溶解させ、濾過して不溶未反応ピリドンを除去した。濾液を再濃縮し、1/1 酢酸エチル/ヘキサンを用いてBiotage 12Mカラムにロードし、溶離した。生成物含有画分をプールし、フォーム、4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(5−フルオロ−2−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(46mg、38%)へと濃縮した。
【0392】
工程B:TFA(1mL)を窒素バルーン下、室温でジクロロメタン(1mL)中の4−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(46mg、0.077mmol)の撹拌溶液に添加した。3時間後、その反応物をロトバップによって濃縮した。残留物をジクロロメタン(10mL)に再度溶解させ、重炭酸ナトリウム飽和溶液(10mL)で注意深く処理し、10分間、急速撹拌した。層を分離し、水性相をジクロロメタン(10mL)で抽出した。併せた有機部分を乾燥させ(MgSO)、濾過し、フォーム、1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(38mg、100%)へと濃縮した。
【0393】
工程C:ニートのNaH(3.05mg、0.0762mmol;60%油分散物)を固体として、窒素下、室温でDMF(1mL)中の1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(38mg、0.0762mmol)の撹拌溶液に添加した。15分後、赤色溶液が形成されていた。その後、ヨウ化メチル(4.75μL、0.0762mmol)をニートでシリンジによって添加した。一晩撹拌した後、反応を塩化アンモニウム飽和溶液(1mL)の添加により失活させた。その混合物を酢酸エチル(15mL)と飽和重炭酸ナトリウム(15mL)とで分配した。有機部分を単離し、水(3×15mL)およびブライン(15mL)で洗浄した。95/5 酢酸エチル/メタノール中でのTLCは、出発原料の完全消費と、より高いrfの2つの新たな主スポットを示した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。その粗生成物を20cm×20cm×0.5mm分取プレートにロードし、95/5 酢酸エチル/メタノールで溶離した。3つのバンドをプレートからこすり落とした。15分間の酢酸エチル(50mL)との撹拌および濾過により、化合物をシリカゲルから遊離させた。高rf材料は、H NMRにより2つのメチルシグナルを示し、ジメチル化副生成物であると推定された。rfが低いほうの材料を、透明油状物である1−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−4−(5−フルオロ−2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(9mg、23%)として単離した。非フルオロ類似体(実施例35参照)との比較により、これが所望の生成物であるようである。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.27 (d, 1H), 7.36 (m, 3H), 7.30 (br s, 1H), 7.23 (s, 1H), 7.01 (m, 2H), 6.80 (d, 1H), 5.09 (d, 1H), 4.00 (m, 3H), 3.91 (s, 3H), 3.54 (m, 2H), 2.04 (m, 2H), 1.57 (m, 2H)。
実施例37
【化136】
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1−(4−クロロ−3−フルオロフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0394】
工程A:ニートのDIEA(172μL、0.985mmol;d0.742)を、窒素下、0℃でジクロロメタン(3mL)中の2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノール(172mg、0.985mmol)の撹拌溶液にシリンジにより添加し、続いてニートのメタンスルホニルクロリド(76.2μL、0.985mmol)をシリンジにより添加した。15分後、1/1 酢酸エチル/ヘキサン中でのTLCは、新たな高rfのスポットを示した。出発原料は、完全に消費された。その反応物をジクロロメタンで30mLに希釈し、2N HCl(2×30mL)および重炭酸ナトリウム飽和溶液(2×30mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、油状物、メタンスルホン酸4−クロロ−3−フルオロフェネチル(240mg、96%)へと濃縮した。
【0395】
工程B:ニートのNaH(11.1mg、0.277mmol;60%油分散物)を固体として、窒素下、室温でDMF(700μL)中の4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(75.4mg、0.277mmol)の撹拌懸濁液に添加した。15分後、透明溶液が形成されていた。その後、DMF(700μL)中のメタンスルホン酸4−クロロ−3−フルオロフェネチル(105mg、0.416mmol)の溶液を滴下した。一晩撹拌した後、反応を塩化アンモニウム飽和溶液(1mL)の添加により失活させた。その混合物を酢酸エチル(30mL)と水(30mL)とで分配した。有機部分を単離し、水(3×30mL)およびブライン(30mL)で洗浄した。有機部分を単離し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。その粗生成物を、2.5/97.5 メタノール/酢酸エチルを用いてBiotage 12Mカラムにロードし、溶離した。望ましくないO−アルキル化生成物が先ず溶離し、それを回収しなかった。その後、生成物含有画分が溶離し、それらをプールし、油状物へと濃縮し、この油状物である1−(4−クロロ−3−フルオロフェネチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(20mg、17%)は最終的に凝固した。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.38 (d, 1H), 7.30 (dd, 1H), 7.18 (br s, 1H), 7.02 (d, 1H), 6.98 (dd, 1H), 6.90 (m, 2H), 6.66 (dd, 1H), 5.17 (br d, 1H), 4.16 (t, 2H), 4.12 (m, 1H), 4.00 (m, 2H), 3.57 (m, 2H), 3.08 (t, 2H), 2.06 (m, 2H), 1.58 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=430.1。
実施例38
【化137】
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(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0396】
工程A:カリウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中0.91M、0.202mL)を、2−メチルテトラヒドロフラン(4mL)中の4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(40mg、0.147mmol)の0℃に冷却した懸濁液に添加した。その混合物を15分撹拌し、2−メチルテトラヒドロフラン(1mL)中のメタンスルホン酸(S)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロピル(81.6mg、0.206mmol)を添加した。その後、その混合物を75℃に加熱し、一晩撹拌した。反応を重炭酸ナトリウム飽和溶液で失活させ、酢酸エチル(5mL)で希釈した。有機層を水で洗浄し(2×)、蒸発させた。50〜75%酢酸エチル/ヘキサンで溶離させるシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製し、(R)−1−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.056g、0.0977mmol、収率66.5%)を濃稠油状物として得た。
【0397】
工程B:(R)−1−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.056g、0.098mmol)をクロロホルム(1mL)に溶解させ、ジオキサン中4MのHClを添加した。30分間撹拌した後、その混合物を蒸発させ、真空下で乾燥させて、(R)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.045g、0.098mmol、定量収率)を固体として得た。H NMR (400 MHz, CDCl) δ 9.22 (d, J=5.0 Hz, 1H), 8.37 (d, J=5.0 Hz, 1H), 7.42 (t, J=5.0 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.28−7.10 (m, 4H), 6.77 (d, J=5.0 Hz, 1H), 6.45 (m, 1H), 4.25 (br s, 1H), 4.20−4.00 (m, 2H), 3.80−3.42 (m, 9H), 2.55 (m, 1H), 2.20 (m, 1H), 2.02 (m, 2H), 1.82 (m, 2H);m/z(APCI−ポジティブ)M+1=459.0。
実施例39
【化138】
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(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0398】
工程A:(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ(siloxy))−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(47mg、0.087mmol)、2−メチルピラゾール−3−アミン(0.175mmol、2.0当量)および無水DMF(3.0mL)を、撹拌棒を装着した25mL丸底フラスコに加えた。そのフラスコをゴムセプタムでキャップし、フラスコに窒素を流した。窒素ブランケット下で水素化ナトリウム(8.5mg、鉱油中60%分散物)を一度に添加した。そのフラスコに窒素を流し、キャップし、室温で撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニターし、30分後、出発原料は消費された。その反応混合物を水(0.5mL)および酢酸エチル(15mL)の添加により失活させた。その丸底フラスコの内容物を125mL分液漏斗に移し、反応フラスコを追加の酢酸エチルで数回すすいだ。粗製(S)−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを酢酸エチルと水(80mL/30mL)で分配した。酢酸エチル層をブラインで1回洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、粗製(S)−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを得た。この粗製物を脱保護工程に直接持って行った。
【0399】
工程B:粗製(S)−1−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(48mg)を酢酸エチル(4mL)に溶解させ、酢酸エチル溶液(1.0mL、HClガスで飽和させたもの)のゆっくりとした(2分にわたっての)滴下によって処理した。その反応物を室温で15分間撹拌し、この後、LCMSは、出発原料の完全消費を示した。その反応混合物を油性残留物へと濃縮し、分取RP HPLCによって精製して、(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−((1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(20.8mg、収率54.6%)を凍結乾燥粉末として得た。H NMR (400 MHz, (CDSO) δ 9.58 (s, 1H), 8.60 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.91 (t, J = 9.0 Hz, 1H),7.58 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.52−7.41 (m, 2H), 7.37 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 7.14 (dd, J = 10.7,5.1 Hz 2H), 6.86 (dd, J = 7.3, 1.8 Hz, 1H), 6.27(d, J = 1.7 Hz, 1H), 5.97 (dd, J = 7.7, 5.7 Hz, 1H), 5.31(t, J = 5.2 Hz, 1H), 4.15 (m, 1H), 4.10−3.95 (m,1H), 3.69 (s, 3H);LCMS m/z 441(M+H)+。
実施例40
【化139】
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1−((1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0400】
工程A:N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(460mg、3.76mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(6.17g、28.3mmol)を、室温でアセトニトリル(60mL)中の1H−インドール−1,6−ジカルボン酸メチル(3.30g、18.8mmol)の溶液に添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒の除去後、残留物を、石油エーテル/酢酸エチル(10:1)で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、1H−インドール−1,6−ジカルボン酸1−tert−ブチル6−メチル(4.9g、収率95%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z 220.1[M+H−56]、276.1[M+H]
【0401】
工程B:水素化ジイソブチルアルミニウム(トルエン中1M、12mL、12mmol)を、−50℃でトルエン(15mL)中の1H−インドール−1,6−ジカルボン酸1−tert−ブチル6−メチル(1.38g、5.00mmol)の溶液に10分かけて添加した。−50℃で30分間撹拌した後、反応をメタノール(2.5mL)および水(2.5mL)で失活させた。結果として生じた沈殿物を濾過して除去し、濾液を蒸発させた。残留物を、石油エーテル/酢酸エチル(5:1から1:1)で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、6−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(815mg、収率55%)を油状物として得た。LCMS(ESI)m/z 174.3[M+H−18−56]、230.3[M+H−18]
【0402】
工程C:トリエチルアミン(122mg、1.20mmol)およびメタンスルホニルクロリド(138mg、1.20mmol)を、室温でジクロロメタン(10mL)中の6−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(198mg、0.800mmol)の溶液に添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。ジクロロメタン(15mL)で希釈した後、その混合物を水(15mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒の除去後、残留物(6−((メチルスルホニルオキシ)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル)を次の工程で直接使用した。
【0403】
工程D:KOt−Bu(180mg、1.6mmol)およびn−BuNI(37mg、0.1mmol)を、無水THF(15mL)中の6−((メチルスルホニルオキシ)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.8mmol)と4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(164mg、0.6mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を、マイクロ波を照射しながら70℃で2時間、撹拌した。LC−MSは、6−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルが消失したことを示した。その反応混合物を水(20mL)で処理し、ジクロロメタンで希釈した。濾過による不溶物の除去後、濾液をジクロロメタンで抽出した。併せた有機相をNaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をCombiflash(A:0.5%NHHCOを含むHO、B:CHCN)で精製して、6−((2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(70mg、収率23%)を得た。
【0404】
工程E:TFA(2mL)を20℃でジクロロメタン(3mL)中の6−((2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(70mg、0.14mmol)の溶液に添加した。その混合物を室温で2時間撹拌した。LC−MSは、6−((2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルが消失したことを示した。その反応混合物をNaHCO飽和溶液で約8〜9のpHに調整し、その後、ジクロロメタンで抽出し、NaSOで乾燥させた。有機相を蒸発させ、残留物を分取HPLC(A:0.5%NHHCOを含むHO、B:CHCN)で精製して、1−((1H−インドール−6−イル)メチル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(11mg、収率20%)を得た。H NMR (500 MHz, (CDSO) δ 11.10 (s, 1H), 8.41 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.92 (d, J =7.0 Hz, 1H), 7.50 (d, J =8 Hz, 1H), 7.40−7.32 (m, 3H), 7.15−7.11 (m, 2H), 7.03 (d, J =8 Hz, 1H), 6.85 (d, J =7 Hz, 1H), 6.39 (s, 1H), 5.22 (s, 2H), 3.98 (m, 1H), 3.89−3.85 (m, 2H), 3.45−3.36 (m, 2H), 1.86−1.83 (m, 2H), 1.60−1.45 (m, 2H);LCMS(ESI)m/z 402.2[M+H+]。
実施例41
【化140】
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1−((1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0405】
工程A:N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(460mg、3.76mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(4.46g、40mmol)を、室温でアセトニトリル(60mL)中の1H−インドール−1,6−ジカルボン酸メチル(3.5g、20.0mmol)の溶液に添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒の除去後、残留物を、石油エーテル/酢酸エチル(10:1)で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、1H−インドール−1,6−ジカルボン酸1−tert−ブチル2−メチル(5.1g、収率92%)を固体として得た。
【0406】
工程B:水素化ジイソブチルアルミニウム(トルエン中1M、29mL、29mmol)を、−50℃でトルエン(25mL)中の1H−インドール−1,6−ジカルボン酸1−tert−ブチル2−メチル(3.28g、12.0mmol)の溶液に10分にわたって添加した。−50℃で30分間撹拌した後、反応をメタノール(10mL)および水(10mL)で失活させた。結果として生じた沈殿物を濾過して除去し、濾液を蒸発させた。残留物を、石油エーテル/酢酸エチル(5:1から1:1)で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、2−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(1.5g、収率51%)を油状物として得た。LCMS(ESI)m/z 174.3[M+H−18−56]
【0407】
工程C:トリエチルアミン(194mg、1.7mmol)およびメタンスルホニルクロリド(171mg、1.7mmol)を、室温でジクロロメタン(10mL)中の2−(ヒドロキシメチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(300mg、1.20mmol)の溶液に添加した。その反応混合物を室温で一晩撹拌した。ジクロロメタン(15mL)で希釈した後、その混合物を水(15mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過した。溶媒の除去後、残留物(2−((メチルスルホニルオキシ)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル)を次の工程で直接使用した。
【0408】
工程D:KOt−Bu(224mg、2mmol)およびn−BuNI(37mg、0.1mmol)を、無水THF(15mL)中の2−((メチルスルホニルオキシ)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(350mg、1.07mmol)と4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(272mg、1mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を、マイクロ波を照射しながら70℃で2時間、撹拌した。LC−MSは、2−(((メチルスルホニル)オキシ)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルが消失したことを示した。その反応混合物を水(20mL)で処理し、ジクロロメタンで希釈した。濾過による不溶物の除去後、濾液をジクロロメタンで抽出した。併せた有機相をNaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をCombiflash(A:0.5%NHHCOを含むHO、B:CHCN)で精製して、2−((2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(130mg、収率26%)を得た。
【0409】
工程E:TFA(2mL)を20℃でジクロロメタン(3mL)中の2−((2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(130mg、0.32mmol)の溶液に添加した。その混合物を室温で2時間撹拌した。LC−MSは、2−((2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)メチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルが消失したことを示した。その反応混合物をNaHCO飽和溶液で約8〜9のpHに調整し、ジクロロメタンで抽出し、NaSOで乾燥させた。有機相を蒸発させ、残留物を分取HPLC(A:0.5%NHHCOを含むHO、B:CHCN)で精製して、1−((1H−インドール−2−イル)メチル)−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(60mg、収率60%)を得た。H NMR (500 MHz, (CDSO) δ 11.07 (s, 1H), 8.41 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 7.88 (d, J =7.5 Hz, 1H), 7.47 (d, J =8 Hz, 1H), 7.37−7.36 (m, 2H), 7.15−7.14 (m, 2H), 7.06 (m 1H), 6.96 (m, 1H), 6.88 (d, J =6 Hz, 1H), 6.35 (s, 1H), 5.26 (s, 2H), 3.97 (m, 1H), 3.88−3.86 (m, 2H), 3.42−3.37 (m, 2H), 1.85−1.83 (m, 2H), 1.56−1.48 (m, 2H);LCMS(ESI)m/z 402.3[M+H+]。
実施例42
【化141】
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4−(2−((1S,4R,5R)−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン
【0410】
工程A:ジフェニルホスホリルアジド(「DPPA」)(0.97g、3.5mmol)およびトリエチルアミン(384mg、3.80mmol)を、乾燥トルエン(5.0mL)中の3−オキソ−2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−カルボン酸(0.50g、3.2mmol;国際公開第2008/092955号に従って調製したもの)の溶液に添加した。得られた混合物を窒素雰囲気下、100℃で撹拌した。フェニルメタノール(354mg、3.50mmol)を添加した後、その混合物を130℃でさらに2時間撹拌した。水(1mL)で失活させた後、その混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、飽和ブライン(3×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、その後、濃縮した。残留物を、石油エーテル/酢酸エチル(4:1)で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、3−オキソ−2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルカルバミン酸ベンジル(600mg、収率72%)を固体として得た。H NMR (500 MHz, CDCl) δ 7.80-7.74 (m, 1H), 7.39-7.31 (m, 5H), 5.08-5.00 (m, 3H), 3.87 (s, 1H), 2.78 (s, 1H), 2.24-2.15 (m, 1H), 2.14 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 1.97 (t, J = 20.5 Hz, 1H), 1.71 (d, J = 14.0 Hz, 1H)。
【0411】
工程B:NaBH(0.580g、15.2mmol)を、0℃でエタノール(50mL)中の3−オキソ−2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルカルバミン酸ベンジル(1.0g、3.8mmol)およびCaCl(0.85g、7.6mmol)の溶液に添加した。室温で12時間撹拌した後、その反応混合物を濃HClで処理した。揮発分を除去し、残留物をCHCl(3×100mL)で抽出し、水(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を石油エーテルから再結晶させて、4−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)シクロペンチルカルバミン酸ベンジル(750mg、収率75%)を固体として得た。H NMR (500 MHz, (CDSO) δ 7.38-7.31 (m, 5H), 7.25 (d, J = 13.5 Hz, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.53 (d, J = 4 Hz, 1H), 4.48 (t, J = 10 Hz, 1H), 4.09 (d, J = 4 Hz, 1H), 3.73 (t, J = 15.5 Hz, 1H), 3.46-3.43 (m, 1H), 3.31-3.28 (m, 1H), 1.99 (d, J = 7 Hz, 1H), 1.80-1.74 (m, 2H), 1.57 (t, J = 12.5 Hz, 1H), 1.26 (s, 1H)。
【0412】
工程C:乾燥トルエン(3.0mL)中のTsCl(290mg、1.52mmol)の溶液を、0℃で乾燥トルエン(6.0mL)中の4−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)シクロペンチルカルバミン酸ベンジル(100mg、0.380mmol)および乾燥ピリジン(3.0mL)の溶液に滴下した。その後、その混合物を室温に温め、2日間撹拌した。その反応混合物を120℃に加熱し、さらに16時間撹拌した。濃縮後、残留物を逆相Combi−flash(0.3%NHHCO/CHCN)によって精製して、2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルカルバミン酸ベンジルを固体として得た(58mg、収率62%)。H NMR (500 MHz, CDOD) δ 7.37-7.31 (m, 5H), 5.09 (s, 2H), 4.33 (s, 1H), 3.73 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 3.63-3.61 (m, 1H), 3.48 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 2.53 (s, 1H), 2.07-2.04 (m, 1H), 1.72 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 1.61 (d, J = 11.0 Hz, 1H), 1.42 (d, J = 14.0 Hz, 1H)。
【0413】
工程D:メタノール(20mL)中の2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルカルバミン酸ベンジル(0.50g、2.0mmol)とPd/C(10%、50mg)の混合物を水素雰囲気(1気圧)下、室温で16時間撹拌した。反応の完了後、その反応混合物をメタノール中1MのHClによりpH約4に調整した。その混合物をCelite(登録商標)に通して濾過し、減圧下で濃縮して、2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−アミン塩酸塩(300mg、収率100%)を固体として得た。H NMR (500 MHz, CDOD) δ 4.43 (s, 1H), 3.72-3.70 (m, 1H), 3.54 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 3.50−3.48 (m, 1H), 2.76 (s, 1H), 2.20-2.15 (m, 1H), 1.96 (d, J = 11.0 Hz, 1H), 1.78 (d, J = 11.0 Hz, 1H), 1.61 (d, J = 11.0 Hz, 1H)。
【0414】
工程E:マイクロ波バイアルに(S)−1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(100mg、0.190mmol)、2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−アミン塩酸塩(53mg、0.47mmol)、TEA(0.50mmol、50mg)およびs−ブタノール(3.0mL)を入れた。その混合物を、マイクロ波を照射しながら130℃で3時間撹拌した。反応の完了後、その混合物を濃縮して、4−(2−(2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)ピリジン−2(1H)−オンを油状物として得、それをさらに精製せずに次の工程で使用した。LCMS(ESI)m/z:571.3[M+H]+。
【0415】
工程F:粗製4−(2−(2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)ピリジン−2(1H)−オンをメタノール中のHClの溶液(5mL、1M)に溶解させた。室温で2時間撹拌した後に、その反応混合物を飽和NaCOによってpH約8に調整した。得られた混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。併せた有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、4−(2−(2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)−1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−2(1H)−オン(23mg、収率29%)を得た。H NMR (500 MHz, CDOD) δ 8.42 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.51 (t, J = 16 Hz, 1H), 7.35−7.33 (m, 1H), 7.29 (s, 1H), 7.20 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.08−7.06 (m, 1H), 6.15−6.13 (m, 1H), 4.40 (s, 1H), 4.32−4.28 (m, 1H), 4.22−4.19 (m, 1H), 4.09−4.07 (m, 1H), 3.71−3.69 (m, 1H), 3.61 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 2.69 (s, 1H), 2.19 (t, J = 12.0 Hz, 1H), 1.86 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 1.66 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 1.58 (d, J = 14.0 Hz, 1H);LCMS(ESI)m/z:571.3[M+H]+。
実施例43
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシブチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0416】
工程A:プロリン(23mg、0.20mmol)をアセトン(2.5mL)中の4−クロロ−3−フルオロベンズアルデヒド(159mg、1.00mmol)の溶液に添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。その後、その反応混合物を飽和塩化アンモニウムで処理した。分配後、水性層を酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。併せた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1:4)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシブタン−2−オン(160mg、収率73%)を固体として得た。H NMR (500 MHz, CDCl) δ 7.36 (m, 1H), 7.19 (m, 1H), 7.06 (m, 1H), 5.13 (t, J = 6.5 Hz, 1H), 3.43 (br s, 1H), 2.82 (d, J = 6.5 Hz, 1H), 2.21 (s, 3H)。
【0417】
工程B:ナトリウムボロヒドリド(112mg、2.95mmol)を、メタノール(5mL)中の4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシブタン−2−オン(160mg、0.73mmol)の溶液に3度に分けて添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。その後、その反応混合物を飽和塩化アンモニウムで処理した。メタノールの除去後、水性層を酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。併せた有機層を乾燥させ、濃縮して、1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブタン−1,3−ジオール(130mg、収率81%)を固体として得た。H NMR (500 MHz, CDCl) δ 7.36 (m, 1H), 7.17 (m, 1H), 7.04 (m, 1H), 5.07 (m, 1H), 3.48 (br s, 1H), 2.13 (m, 1H), 1.56 (m, 1H), 1.30 (d, J = 6.0 Hz, 3H)。
【0418】
工程C:イミダゾール(96.0mg、1.42mmol)およびtert−ブチルクロロジメチルシラン(107mg、0.710mmol)を、DCM(10mL)中の1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブタン−1,3−ジオール(130mg、0.590mmol)の溶液に添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。その後、その反応混合物をDCM(15mL)で希釈し、ブラインおよび水で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1:4)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブタン−1−オール(130mg、収率66%)を油状物として得た。
【0419】
工程D:トリエチルアミン(84mg、0.85mmol)およびメタンスルホニルクロリド(94.6mg、0.850mmol)を、室温で、DCM(15mL)中の3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブタン−1−オール(250mg、0.75mmol)の溶液に添加した。室温で一晩撹拌した後、その反応混合物をジクロロメタン(15mL)で希釈し、水(15mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮した。その生成物であるメタンスルホン酸3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブチルを次の工程で直接使用した。
【0420】
工程E:2−メチルプロパン−2−オレイン酸カリウム(135mg、1.20mmol)と、テトラブチルアンモニウムヨージド(67mg、0.18mmol)と、無水THF(15mL)中のメタンスルホン酸3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブチル(0.75mmol)の溶液とを、無水THF(5.0mL)中の4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(163mg、0.600mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を、マイクロ波を照射しながら95℃で2時間撹拌した。反応を水(20mL)で失活させた。その混合物をDCMでさらに希釈した。濾過による不溶物の除去後、濾液をDCMで抽出した。併せた有機相をNaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物をCombiflash(0.5%NHHCO/CHCN)によって精製して、1−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(80mg、収率26%)を得た。LCMS(ESI)m/z:587.2[M+H]
【0421】
工程F:HCl/メタノール(3N、1.0mL)を、5℃で、メタノール(3.0mL)中の1−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(90.0mg、0.154mmol)の溶液に添加した。室温で2時間撹拌した後、その反応混合物を飽和NaHCOでpH約8〜9に調整し、ジクロロメタンで抽出し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を分取HPLCで精製して、1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシブチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(36mg、収率50%)を固体として得た。H NMR (500 MHz, (CDSO) δ 10.92 (s, 1H), 8.41 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 7.95 (m, 1H), 7.58 (m, 1H), 7.46 (m, 1H), 7.30 (m, 1H), 7.23 (m, 1H), 7.10 (m, 1H), 7.07 (m, 1H), 6.87 (m, 1H), 6.14 (m, 1H), 4.70 (m, 1H), 3.97 (m, 1H), 3.89−3.87 (m, 2H), 3.41−3.33 (m, 2H), 2.47 (m, 1H), 2.06 (m, 1H), 1.86−1.84 (m, 2H), 1.56−1.52 (m, 2H), 1.12−1.09 (m, 3H);LCMS(ESI)m/z:473.2[M+H]
実施例44
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
1−(2−ヒドロキシ−1−(1H−インドール−2−イル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0422】
工程A:水素化ジイソブチルアルミニウム(159mL、159mmol)を、−60℃で、THF(100mL)中の1H−インドール−2−カルボン酸メチル(10.0g、52.9mmol)の溶液に滴下した。1時間撹拌した後、反応を飽和NHClで失活させた。得られた混合物を酢酸エチル(2×100mL)で抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮して、(1H−インドール−2−イル)メタノール(8.0g、収率100%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z:148.1[M+H]
【0423】
工程B:酢酸エチル(200mL)中の(1H−インドール−2−イル)メタノール(8.00g、54.4mmol)と2−ヨードキシ安息香酸(「IBX」)(40.0g、0.163mol)の混合物を80℃で16時間撹拌した。固体を濾過して除去し、濾液を濃縮した。残留物を、石油エーテル/酢酸エチル(50:1)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、1H−インドール−2−カルボアルデヒド(4.0g、収率50%)を固体として得た。LCMS(ESI)m/z:146.1[M+H]
【0424】
工程C:0℃のNaH(2.6g、66.2mmol)を、乾燥THF(100mL)中の1H−インドール−2−カルボアルデヒド(4.00g、27.6mmol)とPPhCHBr(19.7g、55.2mmol)の混合物に添加した。室温で16時間撹拌した後、反応を水で失活させた。分配後、水性層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。併せた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残留物を、石油エーテル/酢酸エチル(50:1)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−ビニル−1H−インドール(4.0g、収率83%)を固体として得た。
【0425】
工程D:室温のN,N−ジメチルピリジン−4−アミン(100mg)およびトリエチルアミン(7.0mL、69mmol)を、DCM(50mL)中の2−ビニル−1H−インドール(4.0g、28mmol)とBocO(7.26g、33.6mmol)の混合物に添加した。1時間撹拌した後、その混合物を濃縮した。残留物を、石油エーテル/酢酸エチル(200:1)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−ビニル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(5.2g、収率76%)を油状物として得た。
【0426】
工程E:4−メトキシ−4−メチルモルホリン−4−イウム(1.5g、12.8mmol)と、水(10mL)と、水(10mL)中のOsO(250mg、1mmol)とを、アセトン(15mL)およびTHF(15mL)中の2−ビニル−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(2.60g、10.7mmol)の混合物に添加した。室温で16時間撹拌した後、飽和NaSOを添加し、得られた混合物を30分間撹拌した。不溶材料を濾過して除去した。濾液を酢酸エチル(2×100mL)で抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮して、2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(2.0g、収率69%)を油状物として得た。
【0427】
工程F:ジクロロメタン(20mL)中のTBSCl(1.3g、8.9mmol)を、0℃で10分にわたって、DCM(30mL)中の2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(2.0g、7.2mmol)およびイミダゾール(1.20g、17.4mmol)の溶液に滴下した。室温で1時間撹拌した後、その混合物を水(2×50mL)およびブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残留物を、石油エーテル/酢酸エチル(50:1)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して油状物を得、それを分取HPLCによってさらに精製して、2−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(500mg、収率18%)を油状物として得た。LCMS(ESI)m/z:318.3[M−56−17]
【0428】
工程G:トリエチルアミン(68mg、0.67mmol)およびメタンスルホニルクロリド(71mg、0.67mmol)を、室温で、DCM(20mL)中の2−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(240mg、0.610mmol)の溶液に添加した。室温で一晩撹拌した後、その反応混合物をジクロロメタン(15mL)で希釈した。得られた混合物を水(15mL)でさらに洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。溶媒の除去後、残留物2−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチルスルホニルオキシエチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルを次の工程で直接使用した。
【0429】
工程H:2−メチルプロパン−2−オレイン酸カリウム(114mg、1.02mmol)と、テトラブチルアンモニウムヨージド(57mg、0.15mmol)と、無水THF(15mL)中の2−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチルスルホニルオキシエチル)−1H−インドール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.61mmol)の溶液とを、無水THF(5.0mL)中の4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(139mg、0.510mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を、マイクロ波を照射しながら95℃で2時間撹拌した。その後、その反応混合物を水(20mL)で処理し、DCMで希釈した。濾過による不溶物の除去後、濾液をDCMで抽出した。併せた有機相をNaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を分取HPLCで精製して、1−(2−ヒドロキシ−1−(1H−インドール−2−イル)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンギ酸塩(4.6mg、収率1.1%)を固体として得た。H NMR (500 MHz, (CDSO) δ 11.20 (s, 1H), 8.46−8.40 (m, 2H), 7.64 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.35−7.31 (m, 2H), 7.14−7.12 (m, 2H), 7.06 (m, 1H), 6.97 (m, 1H), 6.81 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 6.54 (s, 1H), 6.24 (m, 1H), 5.30 (m, 1H), 4.13−4.07 (m, 2H), 3.97 (m, 1H), 3.88−3.86 (m, 2H), 3.41−3.36 (m, 2H), 1.85−1.83 (m, 2H), 1.56−1.49 (m, 2H);LCMS(ESI)m/z:432.2[M+H]
実施例45
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
1−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((R)−ピロリジン−3−イル)メチル−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0430】
工程A:(R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−3−カルボン酸(922.3mg、4.285mmol)を窒素下、室温でジクロロメタン(42.8mL、0.1M)に溶解させ、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(501.6mg、5.142mmol)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウレア(1955mg、5.142mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1493μL、8.570mmol)で処理した。その混合物を室温で2時間撹拌した。その後、その反応物をジクロロメタンで100mLに希釈し、水(100mL)で洗浄した。水層を4/1 ジクロロメタン/イソプロパノール(2×50mL)で抽出し戻した。併せた有機部分を水(100mL)で洗浄し、単離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、油状物へと濃縮した。その粗生成物をSP1サンプレットにロードし、ヘキサン中の10%から70%アセトン勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。生成物含有画分(ニンヒドリン可視化)をプールし、濃縮して、(R)−tert−ブチル3−(メトキシ(メチル)カルバモイル)ピロリジン−1−カルボキシレートを油状物として得た(1.1グラム、収率100%)。
【0431】
工程B:(R)−tert−ブチル3−(メトキシ(メチル)カルバモイル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.107g、4.285mmol)をTHF(21.4mL、0.2M)に溶解させ、0℃に冷却し、Nで脱気した。4−クロロ−3−フルオロフェニルマグネシウムブロミド(THF中0.5M;17.14mL、8.571mmol)をシリンジにより滴下し、その後、その反応物を0℃で1.5時間撹拌した。その後、水(10mL)を添加して、反応を失活させた。その混合物をロトバップによって濃縮して、大半のTHFを除去した。残存混合物を水で50mLに希釈し、4/1 ジクロロメタン/イソプロピルアルコール(2×50mL)で抽出した。併せた有機部分を水(100mL)で洗浄し、単離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物をSP1サンプレットにロードし、ヘキサン中の2%から50%酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。生成物含有画分をプールし、濃縮して、(R)−tert−ブチル3−(4−クロロ−3−フルオロベンゾイル)ピロリジン−1−カルボキシレート(920mg、収率65%)を得た。
【0432】
工程C:(R)−tert−ブチル3−(4−クロロ−3−フルオロベンゾイル)ピロリジン−1−カルボキシレート(920mg、2.806mmol)をTHF(14.0mL、0.2M)に溶解させ、Nで脱気し、−78℃に冷却した。リチウムトリ−sec−ブチルボロヒドリド(THF中1M;4210μL、4.210mmol)をシリンジによりゆっくりと滴下した。その後、その反応物を−78℃で30分間撹拌した。その後、水(5mL)を添加して反応を失活させた。その混合物をロトバップで濃縮して、大半のTHFを除去した。残存混合物を水で50mLに希釈し、4/1 ジクロロメタン/イソプロピルアルコール(2×50mL)で抽出した。併せた有機部分を水(100mL)で洗浄し、単離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物をSP1サンプレットにロードし、ヘキサン中の1%から55%酢酸エチル勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。生成物含有画分をプールし、濃縮して、(3R)−tert−ブチル3−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを油状物として、かつジアステレオマーの1:1混合物として得た(640mg、収率69%)。
【0433】
工程D:(3R)−tert−ブチル3−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(640mg、1.943mmol)を窒素下、DCM(4.9mL、0.2M)に溶解させ、トリフェニルホスフィン(637.0mg、2.429mmol)で処理し、0℃に冷却した。アゾジカルボン酸ジイソプロピル(478.2μL、2.429mmol)をシリンジによって添加した。5分後、その混合物を室温に温め、10分間撹拌した後、4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(213mg、0.9714mmol)で処理した。その後、その混合物を室温で16時間撹拌した。ロトバップおよび高真空による濃縮後、その混合物をC18逆相カラムにロードし、水中の5%アセトニトリルから100%アセトニトリルの勾配で溶離した。その後、単離されたジアステレオマーの混合物をSP1サンプレットにロードし、ジクロロメタン中のMTBEの20%から80%勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。各ジアステレオマーを含有する画分を単離し、濃縮して、rfが高いほうのスポットから(R)−tert−ブチル3−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを、そしてrfが低いほうのスポットとして(R)−tert−ブチル3−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを、両方とも油状物として得た(それぞれ、54mg、収率10%、および48mg、収率9%)。
【0434】
工程E:(R)−tert−ブチル3−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルチオ)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(54.5mg、0.103mmol)を窒素下、室温でDCM(1.0mL、0.1M)に溶解させ、3−クロロペルオキシ安息香酸(75.9mg、0.308mmol)で処理した。1時間撹拌した後、その混合物をEtOAc(15mL)で希釈し、10%チオ硫酸ナトリウム(15mL)およびブライン(15mL)で洗浄した。その後、単離した有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物をSP1サンプレットにロードし、ジクロロメタン中のアセトンの2%から50%勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、(R)−tert−ブチル3−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを固体として得た(45mg、収率78%)。
【0435】
工程F:(R)−tert−ブチル3−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)−2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(45.1mg、0.0801mmol)を窒素下、室温でDMA(1.0mL、0.1M)に溶解させ、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(40.5mg、0.401mmol)で処理した。その溶液を1時間、マイクロ波反応装置において120℃に加熱した。その後、その反応物をEtOAc(15mL)で希釈し、水(3×15mL)およびブライン(15mL)で洗浄した。有機部分を単離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。その粗生成物をSP1サンプレットにロードし、ヘキサン中のアセトンの10%から80%勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。生成物含有画分をプールし、濃縮し、その後、ジクロロメタン(2mL)に再度溶解させ、1:1 TFA/DCM(1.0mL)で処理し、室温で1時間撹拌した。その反応物を追加のDCMで15mLに希釈し、NaHCO(2×15mL)で洗浄した。有機部分を単離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((R)−ピロリジン−3−イル)メチル−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンを油状物状物として得た。H NMR (400 MHz, ((CDSO) δ 8.40 (d, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.62 (m, 2H), 7.37 (d, 1H), 7.34 (br s, 1H), 7.13 (d, 1H), 7.08 (s, 1H), 6.86 (d, 1H), 5.84 (br s, 1H), 3.97 (m, 1H), 3.87 (m, 2H), 3.38 (m, 2H), 2.86 (m, 1H), 2.79 (m, 2H), 2.34 (m, 1H), 1.84 (br d, 2H), 1.74 (m, 1H), 1.52 (m, 3H), 1.27 (m, 2H);LCMS(ESI)m/z 484.1[M+H+]。
実施例46
【化145】
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2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)酢酸
【0436】
工程A:撹拌棒を装着した500mL 24/40丸底フラスコに、(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)酢酸メチルエステル(4.17g)を入れ、無水四塩化炭素(200mL)に溶解させた。N−ブロモスクシンイミド(「NBS」)(4.89g)を添加し、続いて過酸化ベンゾイル(「BPO」)(550mg)を添加した。そのフラスコに水冷凝縮器を装着し、予熱した100℃の油浴に入れた。17.5時間還流させた後、フラスコを油浴から取り出し、室温に冷却し、濾過した。濾液をLCMSおよびTLCによって分析した。出発原料および両方の生成物が十分にイオン化していなかったので、TLC(40%酢酸エチル/ヘプタン)を用いて、出発原料の生成物への変換率を判定した。TLCは、出発原料が完全に消費されたことを示した。その濾液を残留物へと濃縮し、最少量のDCMに溶解させ、シリカプレカラムに吸着させた。ISCO精製(80gカラム、25カラム容量にわたって0〜100%酢酸エチル/ヘプタン)の後、主uv生成物(30〜40%酢酸エチル)についての画分を併せ、濃縮して、2−ブロモ−2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)酢酸メチル(4.73g)を得た。CDCl中でのNMRは、2−ブロモ−2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)酢酸メチルと一致し、国際公開第2007/024945号に報告されているものと一致した。uv活性二次副生成物(50〜60%酢酸エチル)についての画分を併せ、濃縮した。NMRは、二臭素化化合物である2,2−ジブロモ−2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)酢酸メチル(0.539g、6.7%)を示した。
【0437】
工程B:窒素下で冷却した、撹拌棒を装着した25mLオーブン乾燥丸底フラスコに、4−[2−(テトラヒドロピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]−1H−ピリジン−2−オン(553mg、2.031mmol)を入れた。その固体を無水THF(10mL、0.203M)に溶解させ、0℃に冷却し、テトラヒドロフラン中1Mのリチウムヘキサメチルジシラジド(3.6mL、1.8当量、3.66mmol)で処理した。氷浴を取り外し、その反応混合物を室温に温めた。室温で激しく撹拌しながら、2−ブロモ−2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)酢酸メチル(563mg、1.0当量、2.031mmol)のTHF溶液(2.0mL)を2分にわたって滴下した。その反応混合物を室温で16時間撹拌し、残留物へと濃縮した。LCMSは、新たな主生成物が、上記メチルエステルの加水分解の結果として生じた酸であることを示した。残留物をメタノール(15mL)に溶解させ、分取RP HPLC(5回注入×3mL/(注入1回あたり)、14分かけて0〜80%CHCN/(0.1%FAを伴うHO))によって精製した。すべての実行からの所望のM+H+を含みかつ純度>90%である画分を併せ、凍結乾燥させて、2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)酢酸(89mg、収率10%、純度94.2% uv、254nm)を得た。H NMR (400 MHz, (CDSO) δ 8.41 (d, J = 5.1 Hz,1H), 7.44 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.34 (m, 2H), 7.25 (m, 2H), 7.12 (br s, 2H), 6.81 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 6.32 (s, 1H), 4.13−3.91 (m, 1H), 3.90−3.83 (m, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.38 (m and HO 2H), 1.85 (m, 2H), 1.53 (dq, J = 12.0, 4.4 Hz, 2H);LC−MS:m/z=+455.17(M+H)
実施例47
【化146】
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1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ビニル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0438】
撹拌棒を装着した2−5mLマイクロ波バイアルに、1−[(1S)−2−[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ−1−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)エチル]−4−(2−メチルスルホニルピリミジン−4−イル)ピリジン−2−オン(100mg、0.1858mmol、1.0当量)および2,5−ジメチルピラゾール−3−アミン(41.31mg、0.3717mmol、2.0当量)を入れた。固形物をジメチルホルムアミド(3.0mL)に溶解させ、水素化ナトリウム(14.08mg、0.5575mmol、3.0当量、鉱油中60%分散物)を室温で添加した。そのマイクロ波バイアルをキャップし、マイクロ波反応器に入れ、160℃10分間加熱した。そのバイアルを室温に冷却し、キャップを外し、LCMSによって分析した。uv活性主生成物は、1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ビニル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オンと一致するM+H+を示した。その反応混合物を水/EtOAc間で分配した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、粗製半固体残留物へと濃縮した。その残留物をRP HPLCによって精製して、1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ビニル)−4−(2−((1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(11.7mg、収率14%、純度99.5%、uv 254nm)を得た。H NMR (400 MHz, (CDSO) δ 9.53 (s, 1H), 8.61 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 7.2 Hz 1H), 7.58 (t, J = 8.2 Hz 1H), 7.53− 7.44 (m, 2H), 7.15 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.07 (dd, J = 8.5, 2.0 Hz, 1H), 6.96 (dd, J = 7.1, 1.8 Hz 1H), 6.22(d, J = 1.5 Hz 1H), 6.05 (s, 1H), 5.63 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 3.61(s, 3H), 2.12 (s, 3H);LCMS:m/z=+437.12(M+H)
実施例48
【化147】
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1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0439】
工程A:メタノール(20mL)中の2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルカルバミン酸ベンジル(0.05g、2.0mmol)とPd/C(10%、50mg)の混合物を水素雰囲気(1気圧)下、室温で16時間撹拌した。反応の完了後、その混合物をCelite(登録商標)に通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、5−アミノ−2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−オン(360mg、100%超)を得、それをさらに精製せずに次の工程で使用した。LCMS(ESI)m/z:128.1[M+H]
【0440】
工程B:マイクロ波バイアルに、1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(メチルスルホニル)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(150mg、0.280mmol)と、5−アミノ−2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−3−オン(89mg、0.70mmol)と、1滴の濃HClと、s−ブタノール(2.0mL)を入れた。その混合物を、マイクロ波を照射しながら130℃で3時間撹拌した。反応の完了後、その混合物を濃縮して、1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(3−オキソ−2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(164mg、収率100%)を得、それをさらに精製せずに次の工程で使用した。LCMS(ESI)m/z:285.2[M+H]
【0441】
工程C:TBAF(80mg、0.31mmol)をTHF(10mL)中の1−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−4−(2−(3−オキソ−2−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(164mg、0.280mmol)の溶液に添加した。室温で16時間撹拌した後、その反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(5×30mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、1−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−4−(2−(3−オキソ−2−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン−5−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(6mg、収率5%)を得た。H NMR (500 MHz, CDCl) δ 8.45 (d, J = 3 Hz, 1H), 7.43 (t, J = 13.5 Hz, 2H), 7.20 (d, J = 10 Hz, 1H), 5.27 (d, J = 5.5, 1H), 5.03(s, 1H), 4.16 (s, 1H), 4.33 (d, J = 5 Hz, 2H), 3.21 (s, 1H), 2.62 (s, 3H), 2.32 (t, J = 13.5 Hz, 1H), 2.02 (d, J = 10.5 Hz, 1H), 1.69 (d, J = 4.5 Hz, 1H);LCMS(ESI)m/z:471.1[M+H]
実施例49
【化148】
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1−(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロキシプロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン
【0442】
工程A:n−BuLi(2.5N、8.0mL)を、−78℃で、THF(50mL)中のメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(5.6g、0.15mol)の混合物に添加した。0.5時間撹拌した後、2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノン(3.9g、0.013mol)をその反応混合物に添加した。その後、その混合物を2時間、25℃で撹拌した。飽和NHCl(100mL)で失活させた後、その反応混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。併せた有機層を乾燥させ、濃縮した。残留物を、石油エーテルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アリルオキシ)ジメチルシラン(1.6g、収率40%)を得た。
【0443】
工程B:mCPBA(372mg、2.20mmol)を、CHCl(10mL)中のtert−ブチル(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)アリルオキシ)ジメチルシラン(450mg、1.50mmol)の溶液に添加した。室温で一晩撹拌した後、Na(10%、2×10mL)で反応を失活させた。有機層を飽和NaCO(3×10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して、tert−ブチル(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)オキシラン−2−イルオキシ)ジメチルシラン(490mg、収率100%超)を得た。
【0444】
工程C:4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(136mg、0.500mmol)およびKCO(248mg、1.80mmol)を、DMF(5.0mL)中のtert−ブチル(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)オキシラン−2−イルオキシ)ジメチルシラン(200mg、0.600mmol)の溶液に添加した。80℃で一晩加熱した後、その混合物をHO(50mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。有機相をブライン(3×30mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残留物をCHClに溶解させ、続いてTFA(5.0mL)を添加した。その混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を真空下で除去し、残留物を分取HPLCによって精製して、1−(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロキシプロピル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(70mg、収率30%)を得た。H NMR (500 MHz, CDOD) δ 8.39 (m, 1H), 7.67−7.66 (m, 1H), 7.51−7.49 (m, 1H), 7.45−7.38 (m, 1H), 7.22 (s, 2H), 7.08−7.07 (m, 1H), 6.97−6.95 (m, 1H), 4.69−4.66 (m, 1H), 4.31−4.28 (m, 1H), 4.10 (s, 1H), 4.01−3.99 (m, 2H), 3.72−3.66 (m, 2H), 3.60−3.56 (m, 2H), 2.03−2.00 (m, 2H), 1.67−1.59 (m, 2H);LCMS(ESI)m/z:475.1[M+H]
【0445】
適切な出発原料および中間体を使用して、上記手順に従って、表2中の以下の化合物を調製した。
【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
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【表2-4】
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【表2-5】
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【表2-6】
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【表2-7】
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【表2-8】
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【表2-9】
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【表2-10】
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【表2-11】
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【表2-12】
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【表2-13】
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【表2-14】
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【表2-15】
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【表2-16】
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【表2-17】
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【表2-18】
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【表2-19】
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【表2-20】
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【表2-21】
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【表2-22】
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【表2-23】
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【表2-24】
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【表2-25】
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【表2-26】
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【表2-27】
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【表2-28】
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【表2-29】
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【表2-30】
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【表2-31】
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【表2-32】
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【表2-33】
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【表2-34】
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【表2-35】
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【表2-36】
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【表2-37】
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【表2-38】
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【表2-39】
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【表2-40】
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実施例α
【化149】
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リン酸二水素(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル
【0446】
工程A:1−[(1S)−1−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−4−[2−(テトラヒドロピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]ピリジン−2−オン(0.62g、1.39mmol)を100mL乾燥丸底フラスコのTHF(50mL)の中に移した。炭酸セシウム(2.26g、6.93mmol)を添加した。その混合物を室温で20分間撹拌した後、トルエン中のジベンジルホスホリルクロリド(0.91g、3.05mmol)を添加した。その混合物を一晩、室温で撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、水(2×30mL)、飽和重炭酸ナトリウム(2×30mL)およびブライン(2×30mL)で洗浄し、その後、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去して油状物を残した。その油状物をCombiFlash(24gカラム;15分かけて0〜5%メタノール/DCM)によって精製した。LCMSにより、生成物が(S)−ジベンジル(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル)ホスフェート(978mg)であることを確認した。(M+1=705)。
【0447】
工程B:5%Pd/C(0.15g)を窒素下で(S)−ジベンジル(2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル)ホスフェート(978mg)に添加した。MeOH(8mL)を添加し、その混合物を水素バルーンでパージした。混合物を水素下で一晩放置した。混合物をCelite(登録商標)に通して濾過し、溶媒を除去して固体を残した。その固体をHPLCによって精製して、リン酸二水素(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エチル(3.8mg)を得た。MS=525.0。
実施例β
【化150】
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リン酸二水素(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エトキシ)メチル
【0448】
工程A:水素化ナトリウム(44mg、1.10mmol)を0℃でDMF(10mL)中の1−[(1S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−エチル]−4−[2−(テトラヒドロピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]ピリジン−2−オン(0.49g、1.10mmol)に添加し、これを0℃で撹拌した。別のバイアルにヨウ化ナトリウム(0.17g、1.10mmol)および硫化クロロジメチル(0.11g、1.10mmol)を移し、その後、これを上記反応混合物に添加した。この反応混合物を一晩室温で撹拌した。混合物を水で注意深く失活させた後、酢酸エチルで希釈した。相を分離した。有機相を飽和重炭酸ナトリウム、水、そしてその後ブラインで洗浄した。この混合物を硫酸ナトリウムで乾燥させた後、溶媒を除去して油状物を残した。その油状物をCombiFlash(24gカラム;20分かけて0〜10%MeOH/DCM)によって精製して、(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−((メチルチオ)メトキシ)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(555mg)を固体として得た(M+1=506)。
【0449】
工程B:リン酸(0.40g、3.98mmol)、4Åモレキュラーシーブ(5g)およびN−ヨードスクシンイミド(0.46g、1.99mmol)をDMF(5mL)中の(S)−1−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−((メチルチオ)メトキシ)エチル)−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−2(1H)−オン(0.50g、1.00mmol)に添加した。その混合物を室温で2時間撹拌した。混合物をチオ硫酸ナトリウムで失活させた。炭酸ナトリウムを添加してpHを10にし、溶媒を除去した。結果として生じたものをHPLCによって精製して、リン酸二水素(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−オキソ−4−(2−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)ピリジン−1(2H)−イル)エトキシ)メチル(13mg)を得た。M+1=555.1。
【0450】
列挙した実施形態が、本発明をこれらの実施形態に限定することを意図したものではないことは、理解される。それどころか、本発明は、すべての代替形態、改変形態および等価物を包含することが意図されており、すべての代替形態、変更形態および等価物が、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内に含まれ得る。したがって、上述の説明は、単に本発明の原理の例示となるものに過ぎないと考えられる。