【実施例1】
【0012】
実施例を、添付図面に基づいて詳述する。
図1において、符号100はデスクを示し、デスク100は左右に所定間隔を有して配設された脚体11、11と、脚体11、11の上面に連結された天板2と、脚体11、11の後端部間に配設された幕板3と、天板2の後端から突出した状態の脚体11、11の上面に装着された端部カバー体4、4と、端部カバー体4、4間に配設されたダクトカバー8と、ダクトカバー8下方に位置し、天板2の下面で連結された配線収納ダクト9等より構成されている。
ダクトカバー8の後方の端部カバー体4、4間に目地材13が取り付けられ、デスク100の後端部の隙間が閉塞されている。
【0013】
脚体11は、側面視において前方が開口となる略コの字状と成し、上部側の前後に延伸する支持杆が、天板支持部111とされ、天板支持部111の上面に、平面視において矩形状を成した天板2の端部付近が載置され、ネジ等にて天板2が連結される。
この時、天板2は、天板支持部111、111の後端部側が突出する位置に連結され、天板支持部111、111の突出部の上面112、112に端部カバー体4、4が配設される。
【0014】
配線収納ダクト9は、天板2の後端面21と端部カバー体4、4間と幕板3との間で形成された配線類を上下方向に挿通させるための上下挿通開口部5の下方部に設けられるものであって、上方が開口した側面視コの字状を成しており、幕板3の上面に係合して取り付けられている。
尚、配線収納ダクト9は、配線等を受けるためのものであるが、デスクの使用状況によっては設けられない場合もある。また、幕板に取り付ける方法ではなく天板下面に取り付ける方法でもよく、取り付け方法や配線収納ダクト9の形状はデスクの形態に合わせて適宜設定すればよい。
【0015】
ダクトカバー8は、前記上下挿通開口部5を閉塞するものであって、左右方向に伸びる略板状を成し、両端部に回転軸受けが設けられ、回転軸受けを端部カバー体4、4に設けられた回転軸613、613に装着させることによって、該回転軸613、613を回転軸として回動自在に装着される。
当然のごとく、ダクトカバー8に回転軸を設けて、端部カバー体4、4側に回転軸受けを設けてもよい。
【0016】
目地材13は、ダクトカバー8後方の開口部を閉塞するものであって、中空の角パイプで形成され、左右両端が、後述するベース体6目地部材支持部615aに差し込まれ、端部カバー体4、4間に取り付けられる。
【0017】
図7〜
図29は、実施例における端部カバー体4、あるいは、その構成部材であって、デスクの右端側に使用されるものを示している。
尚、
図4、6に記載されている端部カバー体4、あるいは、その構成部材は、デスクの左端側に使用されるものを示している。
【0018】
端部カバー体4は、天板支持部111、111の突出部の上面112、112にネジ止め装着されるベース体6と、該ベース体6の上部に被せられる着脱可能なカバー体7とで構成される。
【0019】
ベース体6は、合成樹脂で一体的に製造される本体61と、本体61のオプション部材挿通口616を閉塞する着脱自在なキャップ62と、配線挿通部612のデスク100の側面側のスライド係合部617に装着される開閉蓋63とからなる。
【0020】
本体61は、ベース部611と、ベース部611の前方側に設けられた配線挿通部612と、配線挿通部612の前方部に立設する係合壁612aと、ベース部611の後方側のダクトカバー8側に設けられたダクトカバー8の回転部のダクトカバー回転軸613、ダクトカバー8の載置突片614と、ベース部611後端部に立設する後面壁615と、後面壁615に形成されるオプション部材挿通口616と、後面壁615のダクトカバー8側面に、ダクトカバー8方向に向かって突設する、目地部材支持部615aとを備えている。
【0021】
ベース部611は、天板支持部111、111の突出部の上面112、112と平面視で略同形とされる平板状であって、上面112、112にネジ止めするための貫通孔611a、611aが設けられている。
【0022】
係合壁612aは、ベース部611の前端部に立設し、カバー体7を係合装着させるための係合孔612bが設けられている。
【0023】
後面壁615は、前後方向に厚みのある形態とされ、背面視において略Uの字状を成すようにオプション部材挿通口616が設けられ、後面壁615のダクトカバー8側面に、ダクトカバー8方向に向かって、目地部材支持部615aが突設している。
【0024】
キャップ62は、前記後面壁615のオプション部材挿通口616の背面と上面を閉塞するものであって、側面視上下逆L字形をなし、垂直面621の左右端面622、622には、係合溝623、623が設けられている。
このように形成されたキャップ62が、オプション部材挿通口616の内面に設けられた係合片616a、616aに、係合溝623、623が係合するように、上方からスライド装着される。
【0025】
ダクトカバー回転軸613は、後面壁615から前方に向かってダクトカバー8側に連設される内壁618に、ダクトカバー8側に向かって突設している。
尚、ダクトカバー8側に回転軸がある場合は、ダクトカバー回転軸613は回転軸受けとされる。
載置突片614は、閉止したダクトカバー8の下面を載置させるものであって、内壁618のダクトカバー回転軸618の前方に、ダクトカバー8側に向かって突設している。
【0026】
内壁618の後端部には、後述するカバー体の背面板75の一部が挿入される、上下方向に連通した内側挟持溝618aが内壁618の後端面と後面壁615との間で形成されている。
【0027】
スライド係合部617は、後面壁615から前方に向かってデスク100の側面側に連設される外壁619と、外壁619の前方上部に、デスク100の側面側に向かって突設するスライド係合片617aと、ベース部611のデスク100の側面端面と、前記外壁619間のベース部611に前後方向に向かって設けられるスライド係合溝617bとで構成される。
【0028】
スライド係合片617aは、前記突設方向の先端が下方に向かって折れ曲がり、正面視において横向きL字状を成し、下方が開口した下向き係合溝617cを形成している。
スライド係合溝617bは、ベース部611のほぼ前方から後面壁615の前方までに設けられ、上面が開放する上向きコの字状の細溝状に形成される。
【0029】
外壁619の後端部には、後述するカバー体の背面板75の一部が挿入される、上下方向に連通した外側挟持溝619aが外壁619の後端面と後面壁615の前面との間で形成されている。
【0030】
配線挿通部612は、ベース部611の前方部の係合壁612aと内壁618の間、係合壁612aと外壁619の間に形成され、ベース部611上面に突起物が形成されない略平らな状態とされる左右方向に貫通した空間である。
【0031】
そして、配線挿通部612を形成するベース部611のダクトカバー8側の上面に、ベース部611の厚みの範囲内で、ダクトカバー8側に向かって下がるように傾斜した傾斜面612cが形成されている。
これは、ダクトカバー8が閉じた状態では、ダクトカバー8が配線挿通部612のダクトカバー8側の開口高さを減少させてしまうため、このように傾斜面612cを設けることによって開口高さを広げることができる。
さらに傾斜面612cをベース部611の厚みの範囲内とすることによって、ベース部611の下面には突起物が形成されなくなるので、天板支持部111、111の突出部のダクトカバー8側に傾斜面612cとの干渉を避ける切り欠きなどを設ける必要がないため、脚体11を左右兼用とすることができる。
【0032】
開閉蓋63は、側面視において、配線挿通部612の前後長より若干大きめの長さの横長矩形を成す平板状の閉塞面631と、閉塞面631の平板状の一面が閉塞外面631a、他面を閉塞内面631bとされ該閉塞外面631aに複数設けられた縦長細溝のスベリ止め溝632と、閉塞外面631aの先端に突設する操作片633と、閉塞内面631bに突設するスライド係合溝片634と、閉塞面631の下端に、下方に向かって突設するスライド片634とを備えたものである。
【0033】
スライド係合溝片634は、閉塞内面631bの前後方向と等しい長さに形成され、閉塞内面631bから水平方向に突設し、突設方向の先端が上方に向かって折れ曲がり、正面視においてL字状を成すことによって上向き係合溝635を形成したものである。
【0034】
スライド片634は、閉塞面631の前後方向と等しい長さに形成され、前記ベース部611に設けられるスライド係合溝617bに挿入できる厚さに設定される。
【0035】
このように形成された開閉蓋63が、ベース体6のスライド係合部617の前方から、下向き係合溝617cと上向き係合溝635が係合し、かつ、スライド片634がスライド係合溝617bに挿入するようにはめ込まれ、開閉蓋63が前後スライド移動可能に装着される。
尚、はめ込みに際しては、ベース体6、開閉蓋63がそれぞれ合成樹脂製で可撓性があるため、適宜、各部が可撓しながらはめ込まれることとなる。
したがって、開閉蓋63は、ベース体6に装着された状態が維持でき、容易にベース体6から脱落することがない。
【0036】
カバー体7は、ベース体6の後面壁615から前方の上面の開口部を閉塞する、閉塞板71と、閉塞板71の前端部から下方に向かって突設する取付片72と、閉塞板7のデスクの側面側端部から垂下する側面板73と、閉塞板7のダクトカバー8側端部から垂下する内面板74と、閉塞板7の後面壁615側の端部から垂下する背面板75とで構成されている。
【0037】
取付片72は、ベース部611の係合壁612aの係合孔612bに係合する係合片72aを備える。
【0038】
側面板73は、配線挿通部612に位置する前方部が開口し側面配線挿通口73aが形成され、側面視で横向きL字状を成している。
【0039】
内面板74も側面板73と同様に、配線挿通部612に位置する前方部が開口し内面配線挿通口74aが形成され、側面視で横向きL字状を成している。
さらに、内面配線挿通口74aの後方側の面には、ベース体6のダクトカバー回転軸613、載置突片614との干渉を避ける回転軸用切り欠き74b、載置突片切り欠き74cが設けられている。
【0040】
背面板75は、ベース部611のオプション部材挿通口616の略同じ幅の背面オプション挿通口75aが形成され、背面視で下向きコの字状を成している。
【0041】
このように形成されたカバー体7が、ベース体6の上部から被せられることによって端部カバー体4となる。
この時、取付片72の係合片72aがベース部611の係合壁612aの係合孔612bに係合するとともに、カバー体の背面板75の一部が、ベース体6内側挟持溝618aと外側挟持溝619aに挿入されることによってカバー体7が容易に外れないようになされている。
また、カバー体7の閉塞部71の裏面には、開閉蓋63の上端面の付近を挟持する案内溝部71aが設けられている。この案内溝部71aは、開閉蓋67がよりスムーズにスライドするように、開閉蓋67を前後方向に真っ直ぐ案内するものである。
【0042】
端部カバー体4の厚みは、天板2の厚みと略同じ厚みとされる。また、カバー体7の閉塞部71上面は、天板2の表面と略面一となり、カバー体7の側面板73の表面は、天板2の側面と略面一となるように設定されている。
【0043】
このように構成された端部カバー体4、4は、ベース部611の貫通孔611a、611aを介して上面112、112にネジにて取り付けられる。
【0044】
そして、配線類をデスクの左右方向に挿通させる場合には、開閉蓋63の操作片633を使って開閉蓋63を後方にスライド移動させて配線挿通部612を開放状態とし、内面配線挿通口74a、あるいは、側面配線挿通口73aから配線等を差し込み、配線挿通部612を挿通させる。
開閉蓋63が前後スライド式のため、開閉蓋63の開放によって側面配線挿通口73aの高さが低くなることもなく、カバー体7を特段取り外さなくとも配線類の挿通作業が行え、しかも、開閉蓋63を取り外す必要がないので開閉蓋63を紛失することもない。
また、開閉蓋63は、スライド開放時に後方側に移動するが、後方側はオプション部材10やダクトカバー回転軸613を備えるので、配線を挿通させることができない、いわゆるデッドスペースである。
したがって、開閉蓋63は開放時にデッドスペースに移動するだけであるので、配線挿通口の開口幅は必要十分の大きさにでき、配線挿通口の開口高さは、開閉蓋が邪魔をしないので大きく取ることができる。
【0045】
オプション部材10は、デスク上の後端にデスクトップパネル12などを取り付けるための支持部材であって、前後方向に延伸する支持脚部101と支持脚部101の後端から上方に向かって延伸する支持杆部102が合金を使って一体的に形成され、側面視においてL字状の形態を成しているものである。
そして、支持脚部101に、ベース部611の貫通孔611a、611aに対応した上下方向に貫通する貫通孔101a、101aが設けられ、支持杆部102にはデスクトップパネル12を取り付ける貫通孔102aが設けられる。
【0046】
このようなオプション部材10をデスク100に取り付けるには、まず、端部カバー体4のキャップ62とカバー体7を取り外し、端部カバー体4を取り付けているネジ14、14を取り外す。
そして、オプション部材10の支持脚部101を、ベース部611の貫通孔611a、611aとオプション部材10の貫通孔101a、101aが一致するようにベース部61上に載置し、ネジ14、14を使って、支持脚部101の下面と脚体11の上面112とでベース部611が挟持されるように脚体11の上面112にネジ止めする。
この時、支持脚部101は、背面オプション挿通口75a、オプション部材挿通口616に挿入され、ベース部611の後面壁615の後端より突出した状態とされる。
当然ながら、支持脚部101の前端部は、配線挿通部62に突出しない長さに設定されている。
そして、支持杆部102は、後面壁64のオプション部材挿通口65の上面から上方に向かって突出した状態とされている。
尚、本件実施例のデスクを背面合わせて前後に並べて配置した場合、オプション部材10の支持脚部101の後面壁615の後端より突出した部分は、他方のデスクのオプション部材挿通口616に挿入されることになるので、前後に配置されたデスクの位置が左右方向にずれることがなく、デスク配置の際の位置決めとして利用できる。
【0047】
オプション部材10は、デスク100の両端に設けられ、デスクトップパネル12の両端の下面とオプション部材10の支持杆部102とがネジ止め連結される。