特許第6069101号(P6069101)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6069101
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年1月25日
(54)【発明の名称】配線収納ダクト端部カバー
(51)【国際特許分類】
   A47B 13/00 20060101AFI20170116BHJP
   A47B 21/06 20060101ALI20170116BHJP
   A47B 97/00 20060101ALI20170116BHJP
【FI】
   A47B13/00 B
   A47B21/06
   A47B97/00 M
【請求項の数】1
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-111551(P2013-111551)
(22)【出願日】2013年5月28日
(65)【公開番号】特開2014-230562(P2014-230562A)
(43)【公開日】2014年12月11日
【審査請求日】2016年2月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000125990
【氏名又は名称】株式会社くろがね工作所
(72)【発明者】
【氏名】松井 和弘
【審査官】 蔵野 いづみ
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−100888(JP,A)
【文献】 特開平11−206463(JP,A)
【文献】 特開2010−099357(JP,A)
【文献】 特開2005−117712(JP,A)
【文献】 実開平06−082934(JP,U)
【文献】 実開平06−038669(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 1/00−41/06
A47B 97/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板の後端に左右方向に設けられた開口部と、該開口部を閉塞し、かつ、左右方向を回転軸として回動開閉自在に取り付けられるダクトカバーと、ダクトカバーの左右端部付近のデスクの上部に設けられるオプション部材取付部と、を備えたデスクの、前記ダクトカバーの左右方向の端部のうち、少なくとも一端部側付近のデスクの上部に設けられる端部カバー体において、端部カバー体は、前記天板の側方端部を支持する天板支持部に装着されるベース体と、該ベース体に着脱可能に被せられるカバー体とで構成され、ベース体は、前記オプション部材取付部を有する本体と、本体の前方側に設けられた配線挿通部と、本体の後方側のダクトカバー側に設けられたダクトカバー回転部と、本体後端部に立設する後面壁に形成されるオプション部材挿通口と、該オプション部材挿通口を閉塞する着脱自在なキャップと、配線挿通部のデスクの側面側に設けられた開閉蓋とを備えるものであって、カバー体は、本体の上部の開口部を閉塞する閉塞部と、閉塞部の左右方向の端部のそれぞれから垂下する側面壁と、側面壁の前方側に形成された配線挿通口とを備え、該配線挿通口の内、デスクの側面側に面する前記配線挿通口が、前記開閉蓋によって開閉自在に閉塞されるものであって、開閉蓋は、前後方向にスライド移動可能に装着され、開閉蓋を後方にスライドさせることによって配線挿通口が開放されるとともに、カバー体を取り外した状態であってもスライド移動可能にベース体に装着されていることを特徴とする端部カバー体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デスクの後端部下方の配線収納部に、デスクの側端面部から配線類を導くための挿通部を備えた端部カバー体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、デスクの後端に沿って、デスク上で使用する電子機器等の配線類をデスク上からデスク天板下方に落としこむための開口部を設け、該開口部を開閉自在なダクトカバーで閉塞し、開口部から落とし込まれた配線類をデスクの側端面側から出し入れできる配線挿通口を有する端部カバーをダクトカバーの端部に配置し、デスク後方にパネルを立設させるための支柱を、端部カバー内を利用してデスクに取り付けるものがある。(例えば、特許文献1参照。)
また、ダクトカバーを回動開閉自在とし、ダクトカバーの回動軸を端部カバーに設けたものもある。(例えば、特許文献2参照。)
【0003】
近年、天板の厚みは薄くなる傾向にあるが、このような端部カバーは、通常、意匠性、加工の容易性の点から天板の厚みと略同じ厚みで形成されることが多く、このような限られた厚みの中で本来の配線を挿通する機能に加え、様々な機能を付加した状態で配線挿通口を大きく取ることが要求されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1には、配線ダクト端部に設置された側部カバーに上下にスライド係合する蓋が設けられ、該蓋を取り外すことによって配線挿通口が形成される構成が記載されているが、この蓋では、配線挿通口に配線を挿通させていない状態では蓋によって配線挿通口が閉塞されているが、配線挿通口に配線を挿通させる時には、蓋を取り外して、配線ダクトカバー内などに別途保管しておくようになっているため、蓋を紛失する可能性がある。
【0005】
また、特許文献3には、配線挿通口の蓋を揺動可能としたものが記載されているが、このようなもの場合、揺動した蓋が厚み方向に重なるようになるため、厚みが薄い天板と略同じ厚みで形成される端部カバーに採用した場合、揺動した蓋が邪魔になり開口高さが不足することが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第2923490号公報
【特許文献2】特許第4674320号公報
【特許文献3】特許第4244183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願発明は、このような問題に鑑み、簡単な構成で、配線挿通口の蓋を紛失することがなく、開口高さへの影響を最小限に抑えることができる端部カバー体を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、天板の後端に左右方向に設けられた開口部と、該開口部を閉塞し、かつ、左右方向を回転軸として回動開閉自在に取り付けられるダクトカバーと、ダクトカバーの左右端部付近のデスクの上部に設けられるオプション部材取付部と、を備えたデスクの、前記ダクトカバーの左右方向の端部のうち、少なくとも一端部側付近のデスクの上部に設けられる端部カバー体において、端部カバー体は、前記天板の側方端部を支持する天板支持部に装着されるベース体と、該ベース体に着脱可能に被せられるカバー体とで構成され、ベース体は、前記オプション部材取付部を有する本体と、本体の前方側に設けられた配線挿通部と、本体の後方側のダクトカバー側に設けられたダクトカバー回転部と、本体後端部に立設する後面壁に形成されるオプション部材挿通口と、該オプション部材挿通口を閉塞する着脱自在なキャップと、配線挿通部のデスクの側面側に設けられた開閉蓋とを備えるものであって、カバー体は、本体の上部の開口部を閉塞する閉塞部と、閉塞部の左右方向の端部のそれぞれから垂下する側面壁と、側面壁の前方側に形成された配線挿通口とを備え、該配線挿通口の内、デスクの側面側に面する前記配線挿通口が、前記開閉蓋によって開閉自在に閉塞されるものであって、開閉蓋は、前後方向にスライド移動可能に装着され、開閉蓋を後方にスライドさせることによって配線挿通口が開放されるとともに、カバー体を取り外した状態であってもスライド移動可能にベース体に装着されているものである。
【発明の効果】
【0009】
第1の手段として構成したところによると、開閉蓋はベース体に装着された状態で前後にスライド移動するので、配線挿通口の開放時において、配線挿通口の厚み方向への影響が少なくでき、また、カバー体に開閉蓋の支持部を特段設ける必要がないのでカバー体の形状に自由度があり、カバー体の配線挿通口部の厚みを薄くして、配線挿通口高さを高くすることができる。さらに、開閉蓋を取り外すことなく配線挿通口を開放することができるので開閉蓋を紛失することがない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明のデスクの正面図。
図2】本発明のデスクの平面図。
図3】本発明のデスクの右側面図。
図4図1のA―A線断面図。
図5図3の要部拡大図。
図6図4の要部拡大図。
図7】端部カバー体の平面図。
図8】端部カバー体の右側面図。
図9】端部カバー体の背面図。
図10】端部カバー体の開閉蓋がスライド移動した状態を示す側面図。
図11図8のA−A線断面図
図12】本体の平面図。
図13】本体の右側面図。
図14】本体の左側面図。
図15】本体の正面図。
図16】本体の背面図。
図17】キャップの右側面図。
図18】キャップの底面図。
図19】開閉蓋の右側面図。
図20】開閉蓋の正面図。
図21】開閉蓋の平面図。
図22】開閉蓋の左側面図。
図23】本体に開閉蓋が取り付けられた状態の正面図。
図24】本体にキャップが取り付ける途中段階の状態の背面図。
図25】カバー体の平面図。
図26】カバー体の右側面図。
図27】カバー体の左側面図。
図28】カバー体の背面図。
図29】カバー体の正面図。
図30】オプション部材の平面図。
図31】オプション部材の右側面図。
図32】端部カバー体の使用状態を示す要部拡大断面図。
図33】カバー体を取り外した状態の要部拡大平面図。
図34】カバー体を取り外し、オプション部材を取り付けた状態の要部拡大右側面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明は、天板の後端に左右方向に設けられた上向きに開口する配線収納ダクトを閉塞するダクトカバーの両端部のうち、少なくとも一端部側付近のデスク上部に設けられる端部カバー体において、端部カバー体を前記天板の側方端部を支持する天板支持部に装着されるベース体と、該ベース体の上部に被せられる着脱可能なカバー体とで構成し、ベース体の前方側に設けられた配線挿通部の配線挿通部のデスクの側面側に、開閉蓋を設け、カバー体の前方側に形成された配線挿通口の内、デスクの側面側に面する前記配線挿通口を、前記開閉蓋によって開閉自在に閉塞し、開閉蓋を、前後方向にスライド移動可能に装着し、開閉蓋を後方にスライドすることによって配線挿通口を開放するとともに、カバー体を取り外した状態であってもスライド移動可能にベース体に装着するものである。
【実施例1】
【0012】
実施例を、添付図面に基づいて詳述する。
図1において、符号100はデスクを示し、デスク100は左右に所定間隔を有して配設された脚体11、11と、脚体11、11の上面に連結された天板2と、脚体11、11の後端部間に配設された幕板3と、天板2の後端から突出した状態の脚体11、11の上面に装着された端部カバー体4、4と、端部カバー体4、4間に配設されたダクトカバー8と、ダクトカバー8下方に位置し、天板2の下面で連結された配線収納ダクト9等より構成されている。
ダクトカバー8の後方の端部カバー体4、4間に目地材13が取り付けられ、デスク100の後端部の隙間が閉塞されている。
【0013】
脚体11は、側面視において前方が開口となる略コの字状と成し、上部側の前後に延伸する支持杆が、天板支持部111とされ、天板支持部111の上面に、平面視において矩形状を成した天板2の端部付近が載置され、ネジ等にて天板2が連結される。
この時、天板2は、天板支持部111、111の後端部側が突出する位置に連結され、天板支持部111、111の突出部の上面112、112に端部カバー体4、4が配設される。
【0014】
配線収納ダクト9は、天板2の後端面21と端部カバー体4、4間と幕板3との間で形成された配線類を上下方向に挿通させるための上下挿通開口部5の下方部に設けられるものであって、上方が開口した側面視コの字状を成しており、幕板3の上面に係合して取り付けられている。
尚、配線収納ダクト9は、配線等を受けるためのものであるが、デスクの使用状況によっては設けられない場合もある。また、幕板に取り付ける方法ではなく天板下面に取り付ける方法でもよく、取り付け方法や配線収納ダクト9の形状はデスクの形態に合わせて適宜設定すればよい。
【0015】
ダクトカバー8は、前記上下挿通開口部5を閉塞するものであって、左右方向に伸びる略板状を成し、両端部に回転軸受けが設けられ、回転軸受けを端部カバー体4、4に設けられた回転軸613、613に装着させることによって、該回転軸613、613を回転軸として回動自在に装着される。
当然のごとく、ダクトカバー8に回転軸を設けて、端部カバー体4、4側に回転軸受けを設けてもよい。
【0016】
目地材13は、ダクトカバー8後方の開口部を閉塞するものであって、中空の角パイプで形成され、左右両端が、後述するベース体6目地部材支持部615aに差し込まれ、端部カバー体4、4間に取り付けられる。
【0017】
図7図29は、実施例における端部カバー体4、あるいは、その構成部材であって、デスクの右端側に使用されるものを示している。
尚、図4、6に記載されている端部カバー体4、あるいは、その構成部材は、デスクの左端側に使用されるものを示している。
【0018】
端部カバー体4は、天板支持部111、111の突出部の上面112、112にネジ止め装着されるベース体6と、該ベース体6の上部に被せられる着脱可能なカバー体7とで構成される。
【0019】
ベース体6は、合成樹脂で一体的に製造される本体61と、本体61のオプション部材挿通口616を閉塞する着脱自在なキャップ62と、配線挿通部612のデスク100の側面側のスライド係合部617に装着される開閉蓋63とからなる。
【0020】
本体61は、ベース部611と、ベース部611の前方側に設けられた配線挿通部612と、配線挿通部612の前方部に立設する係合壁612aと、ベース部611の後方側のダクトカバー8側に設けられたダクトカバー8の回転部のダクトカバー回転軸613、ダクトカバー8の載置突片614と、ベース部611後端部に立設する後面壁615と、後面壁615に形成されるオプション部材挿通口616と、後面壁615のダクトカバー8側面に、ダクトカバー8方向に向かって突設する、目地部材支持部615aとを備えている。
【0021】
ベース部611は、天板支持部111、111の突出部の上面112、112と平面視で略同形とされる平板状であって、上面112、112にネジ止めするための貫通孔611a、611aが設けられている。
【0022】
係合壁612aは、ベース部611の前端部に立設し、カバー体7を係合装着させるための係合孔612bが設けられている。
【0023】
後面壁615は、前後方向に厚みのある形態とされ、背面視において略Uの字状を成すようにオプション部材挿通口616が設けられ、後面壁615のダクトカバー8側面に、ダクトカバー8方向に向かって、目地部材支持部615aが突設している。
【0024】
キャップ62は、前記後面壁615のオプション部材挿通口616の背面と上面を閉塞するものであって、側面視上下逆L字形をなし、垂直面621の左右端面622、622には、係合溝623、623が設けられている。
このように形成されたキャップ62が、オプション部材挿通口616の内面に設けられた係合片616a、616aに、係合溝623、623が係合するように、上方からスライド装着される。
【0025】
ダクトカバー回転軸613は、後面壁615から前方に向かってダクトカバー8側に連設される内壁618に、ダクトカバー8側に向かって突設している。
尚、ダクトカバー8側に回転軸がある場合は、ダクトカバー回転軸613は回転軸受けとされる。
載置突片614は、閉止したダクトカバー8の下面を載置させるものであって、内壁618のダクトカバー回転軸618の前方に、ダクトカバー8側に向かって突設している。
【0026】
内壁618の後端部には、後述するカバー体の背面板75の一部が挿入される、上下方向に連通した内側挟持溝618aが内壁618の後端面と後面壁615との間で形成されている。
【0027】
スライド係合部617は、後面壁615から前方に向かってデスク100の側面側に連設される外壁619と、外壁619の前方上部に、デスク100の側面側に向かって突設するスライド係合片617aと、ベース部611のデスク100の側面端面と、前記外壁619間のベース部611に前後方向に向かって設けられるスライド係合溝617bとで構成される。
【0028】
スライド係合片617aは、前記突設方向の先端が下方に向かって折れ曲がり、正面視において横向きL字状を成し、下方が開口した下向き係合溝617cを形成している。
スライド係合溝617bは、ベース部611のほぼ前方から後面壁615の前方までに設けられ、上面が開放する上向きコの字状の細溝状に形成される。
【0029】
外壁619の後端部には、後述するカバー体の背面板75の一部が挿入される、上下方向に連通した外側挟持溝619aが外壁619の後端面と後面壁615の前面との間で形成されている。
【0030】
配線挿通部612は、ベース部611の前方部の係合壁612aと内壁618の間、係合壁612aと外壁619の間に形成され、ベース部611上面に突起物が形成されない略平らな状態とされる左右方向に貫通した空間である。
【0031】
そして、配線挿通部612を形成するベース部611のダクトカバー8側の上面に、ベース部611の厚みの範囲内で、ダクトカバー8側に向かって下がるように傾斜した傾斜面612cが形成されている。
これは、ダクトカバー8が閉じた状態では、ダクトカバー8が配線挿通部612のダクトカバー8側の開口高さを減少させてしまうため、このように傾斜面612cを設けることによって開口高さを広げることができる。
さらに傾斜面612cをベース部611の厚みの範囲内とすることによって、ベース部611の下面には突起物が形成されなくなるので、天板支持部111、111の突出部のダクトカバー8側に傾斜面612cとの干渉を避ける切り欠きなどを設ける必要がないため、脚体11を左右兼用とすることができる。
【0032】
開閉蓋63は、側面視において、配線挿通部612の前後長より若干大きめの長さの横長矩形を成す平板状の閉塞面631と、閉塞面631の平板状の一面が閉塞外面631a、他面を閉塞内面631bとされ該閉塞外面631aに複数設けられた縦長細溝のスベリ止め溝632と、閉塞外面631aの先端に突設する操作片633と、閉塞内面631bに突設するスライド係合溝片634と、閉塞面631の下端に、下方に向かって突設するスライド片634とを備えたものである。
【0033】
スライド係合溝片634は、閉塞内面631bの前後方向と等しい長さに形成され、閉塞内面631bから水平方向に突設し、突設方向の先端が上方に向かって折れ曲がり、正面視においてL字状を成すことによって上向き係合溝635を形成したものである。
【0034】
スライド片634は、閉塞面631の前後方向と等しい長さに形成され、前記ベース部611に設けられるスライド係合溝617bに挿入できる厚さに設定される。
【0035】
このように形成された開閉蓋63が、ベース体6のスライド係合部617の前方から、下向き係合溝617cと上向き係合溝635が係合し、かつ、スライド片634がスライド係合溝617bに挿入するようにはめ込まれ、開閉蓋63が前後スライド移動可能に装着される。
尚、はめ込みに際しては、ベース体6、開閉蓋63がそれぞれ合成樹脂製で可撓性があるため、適宜、各部が可撓しながらはめ込まれることとなる。
したがって、開閉蓋63は、ベース体6に装着された状態が維持でき、容易にベース体6から脱落することがない。
【0036】
カバー体7は、ベース体6の後面壁615から前方の上面の開口部を閉塞する、閉塞板71と、閉塞板71の前端部から下方に向かって突設する取付片72と、閉塞板7のデスクの側面側端部から垂下する側面板73と、閉塞板7のダクトカバー8側端部から垂下する内面板74と、閉塞板7の後面壁615側の端部から垂下する背面板75とで構成されている。
【0037】
取付片72は、ベース部611の係合壁612aの係合孔612bに係合する係合片72aを備える。
【0038】
側面板73は、配線挿通部612に位置する前方部が開口し側面配線挿通口73aが形成され、側面視で横向きL字状を成している。
【0039】
内面板74も側面板73と同様に、配線挿通部612に位置する前方部が開口し内面配線挿通口74aが形成され、側面視で横向きL字状を成している。
さらに、内面配線挿通口74aの後方側の面には、ベース体6のダクトカバー回転軸613、載置突片614との干渉を避ける回転軸用切り欠き74b、載置突片切り欠き74cが設けられている。
【0040】
背面板75は、ベース部611のオプション部材挿通口616の略同じ幅の背面オプション挿通口75aが形成され、背面視で下向きコの字状を成している。
【0041】
このように形成されたカバー体7が、ベース体6の上部から被せられることによって端部カバー体4となる。
この時、取付片72の係合片72aがベース部611の係合壁612aの係合孔612bに係合するとともに、カバー体の背面板75の一部が、ベース体6内側挟持溝618aと外側挟持溝619aに挿入されることによってカバー体7が容易に外れないようになされている。
また、カバー体7の閉塞部71の裏面には、開閉蓋63の上端面の付近を挟持する案内溝部71aが設けられている。この案内溝部71aは、開閉蓋67がよりスムーズにスライドするように、開閉蓋67を前後方向に真っ直ぐ案内するものである。
【0042】
端部カバー体4の厚みは、天板2の厚みと略同じ厚みとされる。また、カバー体7の閉塞部71上面は、天板2の表面と略面一となり、カバー体7の側面板73の表面は、天板2の側面と略面一となるように設定されている。
【0043】
このように構成された端部カバー体4、4は、ベース部611の貫通孔611a、611aを介して上面112、112にネジにて取り付けられる。
【0044】
そして、配線類をデスクの左右方向に挿通させる場合には、開閉蓋63の操作片633を使って開閉蓋63を後方にスライド移動させて配線挿通部612を開放状態とし、内面配線挿通口74a、あるいは、側面配線挿通口73aから配線等を差し込み、配線挿通部612を挿通させる。
開閉蓋63が前後スライド式のため、開閉蓋63の開放によって側面配線挿通口73aの高さが低くなることもなく、カバー体7を特段取り外さなくとも配線類の挿通作業が行え、しかも、開閉蓋63を取り外す必要がないので開閉蓋63を紛失することもない。
また、開閉蓋63は、スライド開放時に後方側に移動するが、後方側はオプション部材10やダクトカバー回転軸613を備えるので、配線を挿通させることができない、いわゆるデッドスペースである。
したがって、開閉蓋63は開放時にデッドスペースに移動するだけであるので、配線挿通口の開口幅は必要十分の大きさにでき、配線挿通口の開口高さは、開閉蓋が邪魔をしないので大きく取ることができる。
【0045】
オプション部材10は、デスク上の後端にデスクトップパネル12などを取り付けるための支持部材であって、前後方向に延伸する支持脚部101と支持脚部101の後端から上方に向かって延伸する支持杆部102が合金を使って一体的に形成され、側面視においてL字状の形態を成しているものである。
そして、支持脚部101に、ベース部611の貫通孔611a、611aに対応した上下方向に貫通する貫通孔101a、101aが設けられ、支持杆部102にはデスクトップパネル12を取り付ける貫通孔102aが設けられる。
【0046】
このようなオプション部材10をデスク100に取り付けるには、まず、端部カバー体4のキャップ62とカバー体7を取り外し、端部カバー体4を取り付けているネジ14、14を取り外す。
そして、オプション部材10の支持脚部101を、ベース部611の貫通孔611a、611aとオプション部材10の貫通孔101a、101aが一致するようにベース部61上に載置し、ネジ14、14を使って、支持脚部101の下面と脚体11の上面112とでベース部611が挟持されるように脚体11の上面112にネジ止めする。
この時、支持脚部101は、背面オプション挿通口75a、オプション部材挿通口616に挿入され、ベース部611の後面壁615の後端より突出した状態とされる。
当然ながら、支持脚部101の前端部は、配線挿通部62に突出しない長さに設定されている。
そして、支持杆部102は、後面壁64のオプション部材挿通口65の上面から上方に向かって突出した状態とされている。
尚、本件実施例のデスクを背面合わせて前後に並べて配置した場合、オプション部材10の支持脚部101の後面壁615の後端より突出した部分は、他方のデスクのオプション部材挿通口616に挿入されることになるので、前後に配置されたデスクの位置が左右方向にずれることがなく、デスク配置の際の位置決めとして利用できる。
【0047】
オプション部材10は、デスク100の両端に設けられ、デスクトップパネル12の両端の下面とオプション部材10の支持杆部102とがネジ止め連結される。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上のように、本発明は、デスクやカウンターなどの什器の配線挿通口として広く利用することができる。
【符号の説明】
【0049】
100 デスク
2 天板
3 幕板
4 端部カバー体
5 上下挿通開口部
6 ベース体
61 本体
611 ベース部
612 配線挿通部
613 ダクトカバー回転軸
616 オプション部材挿通口
617 スライド係合部
62 キャップ
63 開閉蓋
7 カバー体
71 閉塞部
73 側面板
73a 側面配線挿通口
74 内面板
74a 内面配線挿通口
8 ダクトカバー
10 オプション部材
11 脚体
111 天板支持部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34