特許第6069192号(P6069192)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6069192流体バルブから流体を取り出すための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6069192
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】流体バルブから流体を取り出すための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   F16K 51/00 20060101AFI20170123BHJP
【FI】
   F16K51/00 C
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-512661(P2013-512661)
(86)(22)【出願日】2011年5月17日
(65)【公表番号】特表2013-527406(P2013-527406A)
(43)【公表日】2013年6月27日
(86)【国際出願番号】US2011036853
(87)【国際公開番号】WO2011149719
(87)【国際公開日】20111201
【審査請求日】2014年4月11日
(31)【優先権主張番号】12/786,119
(32)【優先日】2010年5月24日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】510279033
【氏名又は名称】エマーソン プロセス マネージメント レギュレーター テクノロジーズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100098914
【弁理士】
【氏名又は名称】岡島 伸行
(72)【発明者】
【氏名】デッカー, トレント
【審査官】 冨永 達朗
(56)【参考文献】
【文献】 特公昭48−013503(JP,B1)
【文献】 特開平07−269725(JP,A)
【文献】 米国特許第03439897(US,A)
【文献】 特開昭50−030120(JP,A)
【文献】 特開平04−054390(JP,A)
【文献】 英国特許出願公開第00761319(GB,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 51/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体流を制御するための装置であって、
本体を含み、該本体が流入ポート、流出ポート、前記流入ポートと前記流出ポートとの間に位置付けられた孔、および螺刻プラグを有して、該螺刻プラグがその内部にボアを規定し、前記ボアが前記流出ポートまたは前記流入ポートのうちの少なくとも1つに流体的に接続されている、流体調節器と、
前記流体調節器に連結されて前記ボア流体的に連通し、前記本体内の流体を前記本体から取り出し可能なバルブと、
前記バルブに接続され、前記バルブを作動可能なアクチュエータと、
前記本体内の流体のサンプルを取り出すため、前記アクチュエータにより前記バルブを自動的に作動させるべく配置されたプロセス制御器と
を備える、流体流を制御するための装置。
【請求項2】
前記ボアは螺刻カップリングを受容するよう構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ボアの開口部は前記流入ポートまたは前記流出ポートのうちの1つの表面に近接している、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記バルブはボールバルブを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記プロセス制御器は、前記本体内の前記流体のサンプルを取り出すために、時間間隔に基づいて前記バルブを作動させる、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記の取り出されたサンプルは1つまたは複数の保存容器内に保存される、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記1つまたは複数の保存容器内の前記サンプルの少なくとも1部分をテストするための流体テスタをさらに備える、請求項に記載の装置。
【請求項8】
前記バルブは迅速交換式カップリングをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
請求項1の装置を使用して流体調節器内の流体を取り出すための方法であって、
前記バルブを通じて前記流体調節器内から流体の流れを許容すべく前記バルブを開放する工程と、
前記流体調節器内からの流体の流れを実質的に妨げるべく前記バルブを閉じる工程と、
を含む方法。
【請求項10】
前記バルブの迅速交換式カップリングに流路を接続する工程をさらに含む、請求項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体制御プロセスに関し、さらに詳細には、流体バルブから流体を取り出すための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プロセス制御システムは、プロセスパラメータを製御するために、さまざまな現場装置を利用する。流体バルブ(例えば、流体調節器)が、一般に、様々な流体(例えば、液体、ガス、その他)の圧力を制御するために、プロセス制御システムの全域に配分される。いくつかの事例において、これらの流体バルブに対してメンテナンスが実施される。係るメンテナンス作業は、流体バルブもしくは調節器の本体から、および/またはプロセス制御システムの他の部分から、流体を取り出すことを含む。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
流体流を制御するための装置は、流入ポート、流出ポート、流入ポートと流出ポートとの間の孔および螺刻プラグを有した本体を含み、螺刻プラグ内にボアが規定された流体調節器を備える。前記ボアは、流出ポートまたは流入ポートのうちの少なくとも1つに流体的に接続され、装置は、本体内の流体を本体から取り出し可能なバルブをさらに含む。
【0004】
流体調節器内流体を取り出す方法例は、バルブを開放することを含む。このバルブは、流体調節器における本体ボアに流体的に接続されている。この流体調節器の本体は、流入ポート、流出ポート、流入ポート流出ポートの間の孔を含む。この方法は、バルブを閉止することにより流体調節器内からの流体の流れを実質的に妨げることを含む。
【0005】
さらに、装置は、バルブを作動させるアクチュエータと、本体内における流体のサンプルを自動的に取り出すため、前記アクチュエータにより前記バルブを作動させるべく配置されたプロセス制御を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】既知の潤滑システムを示す図である。
図2】流体調節器例および関連する流体取出装置を有する潤滑システム例を示す図である。
図3流体取出装置例として実装するために用いることができる流体調節器および排出バルブ装置の参考例を示す図である。
図4流体取出装置例として実装するために用いることができる他の流体調節および排出バルブ装置の参考例を示す図である。
図5】自動流体サンプル採取システム例を備えた一実施例の流体取出装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
参考例及び一実施例が、上に挙げた図面において示され、以下に記述される。これらの参考例および一実施例を記述するにあたり、同様のまたは同じ参照番号は、同一のまたは類似の構成要素を識別するために用いられる。これらの図面は必ずしも原寸に比例しておらず、図面の特定の特徴および特定の視野は、明瞭化のために、および/または簡略化のために、縮尺において、または概略図において誇張されて示される場合がある。加えて、いくつかの参考例および一実施例がこの明細書全体を通して記述される。任意の参考例および一実施例に属する任意の特徴は、他の参考例および一実施例に属する他の特徴に含まれてもよく、係る特徴と置換されてもよく、または係る特徴と別様に組み合わされてもよい。
【0008】
本明細書に説明する参考例および一実施例は、流体調節器および/または他のプロセス制御装置等の、流体バルブから流体を取り出すための方法例および装置例に関する。流体制御プロセスは、一般的に、調節器、バルブ、ポンプ、その他等のプロセス制御装置を含む。これらの装置は、通常動作の間、少なくとも部分的にプロセス流体で満たされてもよい。これらのプロセス制御装置に対してならびにこれらのプロセス制御装置が動作するプロセス制御システムの他のパーツに対してメンテナンスを実施するためには装置内(例えば、流体調節器本体内のキャビティ)からプロセス流体を部分的にまたは実質的にその全部を取り出すことが有利である場合がある。いくつかの参考例および一実施例において、流体取出または排出バルブは、本明細書に記述するプロセス制御装置例に連結または別様に一体化される。流体取出または排出バルブを、バルブ、調節器その他等の流体制御装置と一体化することは、流体制御プロセスの配管長さ(例えば、様々な流体制御装置を相互接続する配管の長さ)を短縮化し、いくつかの既知の流体制御プロセスにおいて一般的に要求される装置または構成品の必要性を排除する可能性がある。
【0009】
本明細書に記述するいくつかの参考例および一実施例において、流体取出装置例はサンプル採取システム例をともなって実装されてもよい。サンプル採取システムは、1つまたは複数の流体制御装置内に含まれ、かつ/または、さらに全般的に1つまたは複数の流体制御装置が作動可能であるプロセス制御システム内に含まれる、プロセス流体の自動化されたサンプル採取および/またはテスト実施を支援する場合がある。プロセス流体の係るサンプル採取および/または監視は、例えば、プロセス流体の品質維持を確保する場合がある。
【0010】
図1は、既知の潤滑システム100を示す。潤滑システム100は、設備102を潤滑するように構成される。設備102は、タービン、エンジン、ポンプ、その他であってもよい。潤滑システム100は、油タンク、スキッド、または貯蔵槽104、ポンプ106、第1調節器108、第2調節器110、第1バルブ112、第2バルブ114、および流路116を含む。油タンク104は潤滑流体を保存してもよい。ポンプ106は、設備102を潤滑するために、潤滑流体を、油タンク104から流路116を通して送り出してもよい。潤滑流体は、例えば、油タンク104から設備102に送り出されてもよく、次いで油タンク104に送り戻されてもよい。第1調節器108は、設備102への潤滑流体の流れを調節するための減圧調節器として構成されてもよい。第2調節器110は、例えば、第1調節器108における背圧を調節するための背圧調節器として構成されてもよい。第1バルブ112は、例えば、第1調節器108に対して点検作業を実施する前に、潤滑流体が潤滑システム100から流れ出ることを可能にする。同様に、第2バルブ114は、例えば、第2調節器110を修理する前に、潤滑流体が潤滑システム100から流れ出ることを可能にする。
【0011】
実用時には、潤滑流体が潤滑システム100を通って流れるとき、調節器108および110は、潤滑流体により少なくとも部分的に満たされる。いくつかの事例において、調節器108および/または110に対してメンテナンスが実施される。調節器108および110は、潤滑流体で満たされている場合、修理がより困難となる。第1バルブ112を作動させることにより、第1調節器108内の潤滑流体は、取り出され得るかまたは排出される場合がある。同様に、第2バルブ114を作動させることにより、第2調節器110内の潤滑流体は、取り出されるかまたは排出されてもよい。
【0012】
図1に示す参考例において、第1バルブ112は第1調節器108の下流側にあり第1調節器108から離間し、第2バルブ114は第2調節器110の下流側にあり第2調節器110から離間する。カップリングまたはスプールピース118および120が、バルブ112および114を潤滑システム100に連結するために利用されてもよい。バルブ112および114がそれぞれ調節器108および110から離間して配置されるため、流路116の配管長さがより長くなり、多数の構成品(例えば、カップリンクまたはスプールピース118および120)の購入および取り付けが必要となる。いくつかの設備または場所においては、潤滑システム100が実装される空間は制限される場合がある。したがって、スプールピース118および120を含むことにより流路116の配管長さがより長くなると、潤滑システム100の計画および/または取り付けの困難度およびコストが増大する。
【0013】
図2は、流体調節器例213および216と、関連する流体取出または排出バルブ装置214および218とを有する潤滑システム例200を示す。潤滑システム200は、上述した既知の潤滑システム100の機能と同様の機能を提供する場合がある。しかしながら、本明細書に説明する実施例を用いると、潤滑システム例200は、例えば既知の潤滑システム100と比較して、実装するために、より少ない構成品を含み、および/または、顕著により少ない空間を要求する。いくつかの参考例および一実施例において、潤滑システム200は、設備202を潤滑するように構成される。この設備は、タービン、エンジン、ポンプ、その他であってもよい。潤滑システム200は、油タンク、スキッド、または貯蔵槽204、ポンプ206、第1流体制御装置例208、第2流体制御装置例210、および流路212を備える。油タンク204は潤滑流体を保存してもよい。ポンプ206は、設備202を潤滑するために、潤滑流体を、油タンク204から流路212を通して送り出してもよい。潤滑流体は、例えば、油タンク204から設備202に送り出されてもよく、次いで油タンク204に送り戻されてもよい。
【0014】
第1流体制御装置例208は、第1流体調節器例213と、第1流体取出または排出バルブ例214とを含む。いくつかの参考例および一実施例において、第1流体調節器213は、設備202への潤滑流体の流れを調節するための減圧調節器として構成されてもよい。しかしながら、第1流体調節器213は異なる構成を有してもよい。例えば、第1流体調節器213は、代わって、バルブ、ポンプ、その他等の流体制御プロセスにおいて用いられる任意の他の装置であってもよい。第1流体取出または排出バルブ214は、例えば、第1流体調節器213および/または第1装置208を修理する前に、潤滑流体が第1流体調節器213から流れ出ることを可能にする場合がある。いくつかの参考例および一実施例において、第1流体調節器213内に含まれた何らかのプロセス流体がある場合にこれの完全な排出を支援するために、第1流体取出または排出バルブ214は、第1流体調節器213に連結されるかまたはこれと別様に一体化され、第1流体調節器213の実質的に下方に配置されてもよい。いくつかの参考例および一実施例において、第1装置208の面間寸法は、図1に示す既知の調節器108の面間寸法と同様であってもよい。しかしながら、潤滑システム100に調節機能のみを提供する既知の調節器108とは対照的に、第1装置例208は、調節機能と流体取出または排出機能との両方を潤滑システム例200に提供する。既知のバルブ112から離間した既知の調節器108の代わりに第1装置例208を用いて潤滑システム例200を実装することにより、例えば、スプールピース118は排除されてもよく、流路212の配管長さは顕著に短縮化される場合がある。
【0015】
第2装置例210は、第2流体調節器例216と、第2流体取出または排出バルブ例218とを含む。いくつかの参考例および一実施例において、第2流体調節器216は、第1装置208における背圧を調節するための背圧調節器として構成されてもよい。しかしながら、第2流体調節器216は異なる構成を有してもよい。例えば、第2流体調節器216は、代わって、バルブ、ポンプ、その他等の流体制御プロセスにおいて用いられる任意の他の装置であってもよい。第2流体取出または排出バルブ218は、例えば、第2流体調節器216および/または第2装置210を修理する前に、潤滑流体が第2流体調節器216から流れ出ることを可能にする場合がある。いくつかの参考例および一実施例において、第2流体取出または排出バルブ218は、第2流体調節器216と連結されるかまたは別様に一体化されてもよい。いくつかの参考例および一実施例において、第2流体調節器216内に含まれた何らかのプロセス流体がある場合にこれの完全な排出を支援するために、第2流体取出または排出バルブ218は、第2流体調節器216の実質的に下方に配置されてもよい。いくつかの参考例および一実施例において、第2装置210の面間寸法は、図1に示す既知の調節器110の面間寸法と同様であってもよい。しかしながら、潤滑システム100に調節機能のみを提供する既知の調節器110とは対照的に、第2装置例210は、調節機能と流体取出または排出機能との両方を潤滑システム例200に提供する。既知のバルブ114から離間した既知の調節器110の代わりに第2装置例210を用いて潤滑システム例200を実装することにより、スプールピース120は排除されてもよく、流路212の配管長さは顕著に短縮化される場合がある。
【0016】
実用時には、潤滑流体が潤滑システム200を通って流れるとき、装置208および210それぞれの流体調節器213および216は、潤滑流体で少なくとも部分的に満たされる。いくつかの事例において、流体調節器213および/または216に対してメンテナンス作業が実施される。しかしながら、流体調節器213および216が潤滑流体で満たされている場合、流体調節器213および216の修理はより困難となる。第1流体取出または排出バルブ214を作動させることにより、第1流体調節器213内の潤滑流体は、取り出され得るかまたは排出されてもよい。同様に、第2流体取出または排出バルブ218を作動させることにより、第2流体調節器216内の潤滑流体は、取り出されてもよく、または排出されてもよい。
【0017】
図3は、本明細書に記述する流体取出装置例を実装するために用いられてもよい、流体調節および排出バルブ装置例300を示す。装置例300は、流体調節器例302と、流体取出または排出バルブ例304とを含む。流体調節器302は、減圧調節器、背圧調節器、その他として構成されてもよい。流体取出または排出バルブ304は、ボールバルブ、シャットオフバルブ、その他であってもよい。
【0018】
流体調節器302は、流入ポート308と、流出ポート310と、流入ポートおよび流出ポートの間の孔312とを画成する本体306を含む。いくつかの参考例および一実施例において、本体306はプラグ316により螺合される螺刻孔314を画成する。いくつかの参考例および一実施例において、プラグ316は、流入ポート308および/または流出ポート310がカップリングまたはパイプ320を介してバルブ304に流体連結されることを可能にするボア318を画成する。いくつかの参考例および一実施例において、カップリング320は、ボア318と螺合し、かつバルブ304のポート322と螺合する。装置例300は、カップリング320を介して流体調節器302に連結された流体取出または排出バルブ304を示すが、流体取出または排出バルブ304は、流体調節器302に一体的に連結されてもよい。例えば、流体取出または排出バルブ304は、ボア318内に配置された、または部分的にボア318内に配置された、ポート(図示せず)として構成されてもよい。このポートは、アダプタ(例えば、迅速交換式カップリング)を含んでもよい。係る参考例および一実施例において、流体取出または排出バルブ304は、ホースまたは流路がアダプタに連結されると、流体取出または排出バルブ304を通る流体流を可能にする場合がある。ボア318の開口部324は、バルブ304が開放されると流体調節器302内に含まれる流体の大部分が排出されることを可能にするため、流入ポート308の表面326に近接して配置されてもよい。
【0019】
実用時には、流体調節器302が連結されたシステム(例えば、潤滑システム200)を通って流体が流れると、流体調節器302は流体で少なくとも部分的に満たされる。いくつかの事例において、流体調節器302に対してメンテナンスを実施する必要が生じる場合がある。流体調節器302から流体を排出するために、装置300は、システムの他のバルブ(図示せず)を用いて分離されてもよい。いくつかの参考例および一実施例において、流路またはホース328がバルブ304の迅速交換式カップリング330に連結されてもよい。バルブ304が開放され、バルブ304を通る流体流が可能になるように、バルブ304のハンドル332が作動されてもよい。ホース328を通って流体調節器302から流れる流体は、例えば、後の使用のために保存されてもよく、または廃棄されてもよい。流体調節器302内に含まれた流体が排出された後、または所望の量が取り出された後、流体取出または排出バルブ304を閉止し、流体取出または排出バルブ304を通って流れる流体流を妨げようにハンドル332を作動させてもよい。次いで、ホース328は迅速交換式カップリング330から切り離されてもよい。
【0020】
図4は、本明細書に説明する流体取出装置例を実装するために用いられてもよい、別の流体調節および排出バルブ装置例400を示す。装置例400は、流体調節器例402と、流体取出または排出バルブ例404とを含む。装置例400は、上述の装置例300と同様である。しかし、プラグ406を通るボア穴を画成する代わりに、対照的に、流体調節器402の本体408がボア410を画成する。ボア410は、カップリング320および/またはバルブ404が流体調節器402に対して異なる位置に配置されるように、本体408上の任意の位置に配置されてもよい。
【0021】
図5は、自動流体サンプル採取システム502を含む、一実施例の流体取出装置例500を示す。サンプル採取システム例502を用いて本明細書に説明する実施例を実装することにより、品質確保のために、潤滑流体を自動的にサンプル採取および/またはテストすることが可能になる。潤滑流体を監視することにより、例えば、システム(例えば、潤滑システム200)の早すぎるまたは時期を逸した交換または放出を防ぐことが可能である。いくつかの実施例において、流体サンプルは、流体調節器302から自動的に取り出される場合がある。実施例において、流体調節器302から取られた流体サンプルは自動的にテストされる。
【0022】
サンプル採取システム502は、アクチュエータ504と、プロセス制御器506と、流体保存槽508と、流体テスタ510とを含む。プロセス制御器506は、アクチュエータ504を介して流体取出または排出バルブ512を作動させる。流体取出または排出バルブ512が作動されると、流体は、流体調節器302から流体保存槽508に流れることが可能になる。実施例において、プロセス制御器506は、バルブ512所定の時間間隔に基づいて作動させる場合がある。この時間間隔は、流体調節器302内に含まれた流体のサンプル、および/または流体調節器302が連結されたシステム内に含まれた流体のサンプルを取得するためのスケジュールに関連付けられてもよい。流体サンプルは、流体保存槽508内に保存されてもよい。実施例において、流体保存槽508は、取得された流体サンプル(単数または複数)が保存されてもよい、複数の保存容器(例えば、2個、3個、4個、その他の)を含んでもよい。実施例において、流体テスタ510は、流体の品質を判定するために、これら保存容器のうちの1つに含まれるサンプルの1部分をテストしてもよい。実施例において、流体テスタ510は、テスト結果および/または他の関連データを別の場所に伝達し、かつ/または、テストに基づいてレポートを生成してもよい。
【0023】
本明細書において、いくつかの方法例、装置例、および製造品例を記述してきたが、本発明の包含範囲はこれらに限定されない。逆に、本発明は、字義通りにまたは均等論に基づいて添付の請求項の範囲の範囲に公正に含まれるすべての方法、装置、および製造品を含むものである。
図1
図2
図3
図4
図5