特許第6069228号(P6069228)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6069228高速ダウンリンクパケットアクセスを介してパケットを送信し、受信する方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6069228
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】高速ダウンリンクパケットアクセスを介してパケットを送信し、受信する方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/06 20090101AFI20170123BHJP
【FI】
   H04W28/06
【請求項の数】12
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2014-4372(P2014-4372)
(22)【出願日】2014年1月14日
(62)【分割の表示】特願2009-541351(P2009-541351)の分割
【原出願日】2007年12月12日
(65)【公開番号】特開2014-64332(P2014-64332A)
(43)【公開日】2014年4月10日
【審査請求日】2014年2月13日
【審判番号】不服2016-4434(P2016-4434/J1)
【審判請求日】2016年3月24日
(31)【優先権主張番号】60/869,620
(32)【優先日】2006年12月12日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】596008622
【氏名又は名称】インターデイジタル テクノロジー コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー アール.ケイブ
(72)【発明者】
【氏名】ポール マリニエール
(72)【発明者】
【氏名】スチュアート ティー.バーチル
(72)【発明者】
【氏名】ビンセント ロイ
【合議体】
【審判長】 近藤 聡
【審判官】 加藤 恵一
【審判官】 佐藤 智康
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第93/19544(WO,A1)
【文献】 国際公開第2006/064047(WO,A1)
【文献】 Qualcomm,Need for MAC−hs segmentation mechanism,3GPP TSG−RAN WG2 meeting #28,R2−020769,2002年4月12日
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)を介してパケットを受信する方法であって、
前記方法は、
複数のHSDPAメディアアクセス制御(MAC−hs)プロトコルデータユニット(PDU)を受信することであって、各MAC−hs PDUは、少なくとも1つのMAC−hsサービスデータユニット(SDU)セグメントを含む、ことと、
MAC−hs SDUのセグメントを受信するとタイマをセットすることであって、前記タイマは、前記MAC−hs SDUの第2のセグメントを受信するとリセットするように構成される、ことと、
前記MAC−hs SDUの前記セグメントをリアセンブリのために格納することと、
前記MAC−hs SDUの前記第2のセグメントが受信される前に前記タイマが満了するという条件で、前記MAC−hs SDUの前記格納されたセグメントを廃棄すること
を備える方法
【請求項2】
前記タイマが満了する前に前記MAC−hs SDUの前記第2のセグメントが受信されるという条件に基づいて、前記MAC−hs PDUの前記MAC−hs SDUのセグメントを前記MAC−hs SDUにリアセンブルすることをさらに備える請求項1方法。
【請求項3】
送信が前記MAC−hs SDUの前記第2のセグメントについて失敗したかどうかを判定することをさらに備える請求項1方法。
【請求項4】
前記MAC−hs SDUの前記第2のセグメントが失われるという条件で、リアセンブリを待っている前記MAC−hs SDUのセグメントを廃棄することをさらに備える請求項1方法。
【請求項5】
第2のMAC−hs SDUのセグメントについてのハイブリッド自動再送要求(H−ARQ)プロセス失敗を検出することと、
リアセンブリを待っている前記第2のMAC−hs SDUの少なくとも一つの他のセグメントを廃棄すること
をさらに備える請求項1方法。
【請求項6】
高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)を介してパケットを受信する無線送受信ユニット(WTRU)であって、
前記WTRUは、
複数のHSDPAメディアアクセス制御(MAC−hs)プロトコルデータユニット(PDU)を受信し、各MAC−hs PDUは、少なくとも1つのMAC−hsサービスデータユニット(SDU)のセグメントを備え、
MAC−hs SDUのセグメントを受信するとタイマをセットし、前記タイマは、前記MAC−hs SDUの第2のセグメントを受信するとリセットするように構成され、
前記MAC−hs SDUの前記セグメントをリアセンブリのために格納し、
前記MAC−hs SDUの前記第2のセグメントが受信される前に前記タイマが満了するという条件で、前記MAC−hs SDUの前記セグメントを廃棄する
ように構成されたプロセッサを備えるWTRU
【請求項7】
前記プロセッサは、前記タイマが満了する前に前記MAC−hs SDUの前記第2のセグメントが受信されるという条件に基づいて、前記MAC−hs PDUの前記MAC−hs SDUのセグメントを前記MAC−hs SDUにリアセンブルするように構成される、請求項6WTRU。
【請求項8】
前記プロセッサは、送信が前記MAC−hs SDUの前記第2のセグメントについて失敗したかどうかを判定するように構成される、請求項6WTRU。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記MAC−hs SDUの前記第2のセグメントが失われるという条件で、リアセンブリのために格納されたMAC−hs SDUのセグメントを廃棄するように構成される、請求項6WTRU。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記MAC−hs SDUの全てのセグメントが受信される前に前記タイマが満了するという条件で、リアセンブリを待っている前記MAC−hs SDUの全てのセグメントをバッファからフラッシュするように構成される、請求項6WTRU。
【請求項11】
前記プロセッサは、ハイブリッド自動再送要求(H−ARQ)プロセス失敗が第2のMAC−hs SDUの他のセグメントについて検出されるという条件で、リアセンブリを待っている前記第2のMAC−hs SDUの少なくとも一つのセグメントを廃棄するように構成される、請求項6WTRU。
【請求項12】
リアセンブリを待っている前記MAC−hs SDUの全てのセグメントは、前記MAC−hs SDUの全てのセグメントが受信される前に前記タイマが満了するという条件で、バッファからフラッシュされる、請求項1の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
HSDPAは、パケットデータユーザのダウンリンクでのデータレートを高めるために3GPP(third generation partnership project)仕様のRelease 5で導入された特徴である。ダウンリンクデータは、Node−Bによって高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を介して無線送受信ユニット(WTRU)に送信される。WTRUは、高速専用制御チャネル(HS−DPCCH)を介してNode−Bにフィードバックを送信する。
【0003】
適応変調および符号化(AMC)、ハイブリッド自動再送要求(H−ARQ)、および高速Node−Bスケジューリングが、HSDPAの新しい特徴の一部である。AMCは、WTRUによって知覚されるチャネル状態に従ってHS−DSCH上の伝送データレートを適合させる。Node−Bは、次の情報を使用して、個々の伝送に最適のレートおよびスケジューリングを決定する。
(1)WTRUによって知覚されるチャネルの品質を示す、WTRUから報告されるチャネル品質インジケータ(CQI)、
(2)関連する専用チャネルの送信電力制御(TPC)コマンド、および
(3)前のHS−DSCH送信に応答する、肯定の肯定応答(ACK)/否定の肯定応答(NACK)フィードバック。
【0004】
より低いデータレートが、一般に、望ましくないチャネル状態を知覚するWTRU(たとえば、セルエッジにある)への送信に使用され、2msの送信タイムインターバル(TTI)あたりのより少ないトランスポートブロックをもたらす。より高いデータレートは、望ましいチャネル状態を知覚するWTRUへの送信に使用され、2ms TTIあたりのより多くのトランスポートブロックをもたらす。
【0005】
WTRUは、HS−DPCCHを介してCQIを報告し、このCQIは、WTRUによってダウンリンクで知覚されるチャネルの品質の表示をNode−Bに与える。CQIは、WTRUが2ms TTI以内にダウンリンクで受信できる最大のMAC−hsトランスポートブロックサイズを示し、このサイズについて、トランスポートブロックエラー確率は、0.1(すなわち、10%)未満である。Category 10 WTRUのCQIとトランスポートブロックサイズとの間のマッピングを、表1に示す。異なるCQIルックアップテーブルが、WTRUカテゴリごとに設けられる。より高いCQI値は、より大きいトランスポートブロックサイズに対応する。
【0006】
【表1】
【0007】
HSDPAの重要な応用が、VoIP(Voice over IP)トラフィックの伝送である。VoIPは、パケット交換網を介する音声のトランスポートのための新生のテクノロジである。VoIPは、エンドツーエンド遅延が最も厳格な要件なので、サービス品質(QoS)に関して非リアルタイムデータ指向応用とは大きく異なる。
【0008】
図1に、UMTS(universal mobile telecommunication system)内のVoIPの伝送のプロトコルアーキテクチャを示す。音声信号は、20ms持続時間のフレーム内で音声コーデックによってエンコードされる。次に、エンコードされた音声信号は、リアルタイムトランスミットプロトコル(RTP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)を介して搬送される。これらは、パケット交換網を介する音声トラフィックのトランスポートのための一般に受け入れられているプロトコルである。
【0009】
図2に、従来のVoIPパケットを示す。無線ネットワークを介して送信されるVoIPパケットは、IPバージョン(すなわち、IPv4またはIPv6)に依存して、サイズにおいて72バイトまたは92バイトとすることができる。図1をもう一度参照すると、VoIPパケットは、PDCP(packet data convergence protocol)レイヤに送達され、PDCPレイヤは、エアインターフェースを介する送信のためにRTPヘッダ、UDPヘッダ、およびIPヘッダを圧縮する。PDCPレイヤは、ROHC(robust header compression)を使用する。複数の状態を、単一のVoIP呼の寿命全体を通じてROHCについて定義することができる。1つの状態で、圧縮を全く伴わないフルフレームを、送信のためにより下位のレイヤに送達することができる。もう1つの状態で、約1バイトまでのRTP/UPD/IPヘッダのフル圧縮を行うことができる。これは、33バイトから92バイトまでの範囲にわたる、可変パケットサイズをもたらす。
【0010】
圧縮されたPDCPレイヤは、その後、無線リンク制御(RLC)レイヤに送達される。RLCレイヤは、通常、VoIPパケットについてUM(unacknowledged mode)で動作する。RLCレイヤは、追加の1バイトヘッダをPDCPレイヤパケットに追加する。メディアアクセス制御(MAC)レイヤに送達されるRLCプロトコルデータユニット(PDU)は、34バイト(IPv4に関するフルヘッダ圧縮)から93バイト(ヘッダ圧縮なし)までの範囲のサイズを有する。MACレイヤは、送信に関する単一のトランスポートブロック内に1つまたは複数のRLC PDUを含む(各RLC PDUは1つのVoIPパケットに対応する)。
【0011】
WTRUは、CQIをNode−Bに送信することによって、知覚されたダウンリンクチャネル品質を報告する。CQIは、WTRUがパケットエラーの10%確率を伴って受信できる最大のトランスポートブロックサイズを示す。低いCQI値が、より小さいトランスポートブロックサイズに対応する悪いチャネル状態でNode−Bに報告される。いくつかの場合に、WTRUに次に送信されるパケットは、CQIを介して指定される最大トランスポートブロックサイズより大きい場合がある。例としてVoIPサービスを考慮すると、RLC PDUが、サイズにおいて272ビット(34バイト)から736ビット(92バイト)までの範囲にわたる場合に、表1によれば、CQI値1、2、および3は、272ビットRLC PDUには小さすぎるトランスポートブロックを提案する。同様に、CQI値1から7までは、最大RLC PDU(すなわち、736ビット)には小さすぎるトランスポートブロックサイズを提案する。
【0012】
Node−Bは、CQIがキュー(待ち行列)内の次のパケットより小さいブロックサイズを示す時に、2つの異なる形で反応することができる。Node−Bは、チャネル状態が改善され、WTRUが穏当なエラー確率でMAC−hs PDUを受信できることをWTRUが示すまで、待つことができる。その代わりに、Node−Bが、CQIによって示されるものより大きいトランスポートブロックサイズを送信し、パケットの成功の送達に関してH−ARQプロセスに頼ることができる。
【0013】
第1の手法では、Node−Bは、Node−Bがキュー内の次のパケットを送信するのに十分に大きいCQIを受信するまで、WTRUへの送信を全くスケジューリングしない。これは、より大きいCQIレポートが、チャネル状態が改善された後に限って報告されるので、長い時間を要する可能性がある。この手法は、可変遅延を許容できる非リアルタイム応用には適するかもしれないが、VoIPなどの遅延に敏感な応用については受け入れられない。
【0014】
第2の手法では、Node−Bは、低いCQIに関わりなくVoIPパケットの送信をスケジューリングする。送信は、10%エラー確率で受信できるものより大きいトランスポートブロックのゆえに、失敗する可能性が高い。成功の送信は、最終的に、H−ARQ機構を介するある回数の再送信の後に発生しなければならない。しかし、H−ARQ再送信は、リアルタイム応用に望ましくない遅延を持ち込む。従来のHSDPAシステムは、特に悪いチャネル状態を知覚するユーザにとって、効果的にリアルタイムトラフィックを転送しない。
【発明の概要】
【0015】
HSDPAを介してパケットを送信し、受信する方法および装置を開示する。少なくとも1つのHSDPAのメディアアクセス制御(MAC−hs)サービスデータユニット(SDU)が、複数のセグメントにセグメント化(細分化)される。複数のMAC−hs PDUが、セグメントから生成され、ここで、各MAC−hs PDUは、少なくとも1つのセグメントを含む。各MAC−hs PDUは、単一のMAC−hs SDUからの1つのセグメントを含むことができる。セグメントのサイズは、MAC−hs SDUの最後のセグメントを除いて、MAC−hs PDUのサイズからMAC−hs PDUのヘッダのサイズを引いたものと一致するものとすることができる。セグメントのサイズは、MAC−hs SDUがセグメント化されるセグメントの個数に基づいて決定することができる。MAC−hs PDUに含まれるセグメントを、任意に選択することができる。あるいは、各MAC−hs PDUが、複数のMAC−hs SDUからのセグメントの組合せ、または1つのMAC−hs SDUからの少なくとも1つのセグメントと少なくとも1つのMAC−hs SDU全体との組合せを含むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
より詳細な理解を、例示として与えられ、添付図面と共に理解されるべき以下の説明から得ることができる。
図1】UMTS内のVoIPの伝送のプロトコルアーキテクチャを示す図である。
図2】従来のVoIPパケットを示す図である。
図3】Node−B内のMAC−hsレイヤを示す図である。
図4】WTRU内のMAC−hsレイヤを示す図である。
図5】第1実施形態によるMAC−hs SDUセグメント化方式を示す図である。
図6】第2実施形態によるMAC−hs SDUセグメント化方式を示す図である。
図7】第3実施形態によるMAC−hs SDUセグメント化方式を示す図である。
図8】第4実施形態によるMAC−hs SDUセグメント化方式を示す図である。
図9】MAC−hs SDUの最後のセグメントおよび1つまたは複数の後続MAC−hs SDU全体を含むMAC−hs PDUの生成を示す図である。
図10】MAC−hs SDUのセグメント化およびセグメントのうちの1つの消失を示す図である。
図11】ほとんどがパディングによって充てんされるパケットの生成を示す図である。
図12】ほとんどがMAC−hs SDUビットによって充てんされる2つのMAC−hs PDUの生成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下で参照される時に、用語「WTRU」は、ユーザ機器(UE)、移動局、固定のまたはモバイルの加入者ユニット、ポケットベル、セル電話機、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、または無線環境で動作できるすべての他のタイプのユーザデバイスを含むが、これらに限定はされない。以下で参照される時に、用語「Node−B」は、基地局、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、または無線環境で動作できるすべての他のタイプのインターフェースするデバイスを含むが、これらに限定はされない。
【0018】
本明細書で説明される実施形態は、3GPP UMTS無線通信システムを含むが、これに限定はされない任意の無線通信システムでも実施することができる。
【0019】
遅延に敏感なデータ(たとえば、VoIPトラフィック)の転送を改善するために、HSDPAシステムのダウンリンクで、パケットをMAC−hsレイヤでセグメント化することができる。より大きいパケットは、より高い信頼性でのより小さいセグメントの成功の転送を可能にするために、より小さいパケットにセグメント化される。これは、Node−Bが、複数のTTIを介してセグメントを送信し、TTIあたりのトランスポートブロックサイズを減らすことを可能にする。より小さいトランスポートブロックを、より低い変調レートおよび/またはより高い符号化レートを使用して送信し、より信頼できる転送を保証し、H−ARQ再送信を最小化することができる。
【0020】
図3に、Node−B内のMAC−hsレイヤ300の機能アーキテクチャを示す。MAC−hsレイヤ300は、スケジューリングおよび優先ハンドリングエンティティ302、セグメント化エンティティ306、H−ARQエンティティ308、ならびにトランスポートフォーマットおよびリソースコンビネーション(TFRC)選択エンティティ310を含む。MAC−hs SDUは、上位レイヤ(たとえば、MAC−dレイヤ)から受け取られ、優先キュー分配機能304に従って複数の優先キュー305のうちの1つに格納される。スケジューリングおよび優先ハンドリングエンティティ302は、各新しいMAC−hs PDUのキューIDおよびTSNを管理し、決定する。
【0021】
セグメント化エンティティ306は、少なくとも1つのMAC−hs SDUが複数のセグメントにセグメント化されるようにするためにNode−BのMAC−hsレイヤ300に含まれる。少なくとも1つのMAC−hs SDUを、セグメント化エンティティ306によって複数のセグメントにセグメント化することができる。少なくとも1つのセグメントは、その後、MAC−hs PDUに含まれ、このMAC−hs PDUは、H−ARQエンティティ308を介して送信される。H−ARQプロセスは、エアインターフェースを介してMAC−hs PDUごとに個別に実行される。TFRC選択エンティティ310は、MAC−hs PDUごとにトランスポートフォーマットおよびリソースを選択する。MAC−hs PDUは、物理レイヤ(物理層)320を介して無線で送信される。
【0022】
図4に、WTRU内のMAC−hsレイヤ400の機能アーキテクチャを示す。MAC−hsレイヤ400は、H−ARQエンティティ402、リオーダリング(並べ替え)キュー分配404、リオーダリングエンティティ406、リアセンブリ(再組み立て)エンティティ408、およびディスアセンブリ(分解)エンティティ410を含む。MAC−hs PDUは、物理レイヤ420を介してH−ARQエンティティ402によって受け取られる。受け取られたMAC−hs PDUは、送信シーケンス番号(TSN)によるリオーダリングのために、リオーダリングキュー分配404を介してリオーダリングエンティティ406に送られる。リオーダリングされたMAC−hs PDUは、リアセンブリエンティティ408によってリアセンブル(再組み立て)される。リアセンブルされたMAC−hs PDUは、上位レイヤ(たとえば、MAC−dレイヤ)に送られるMAC−hs SDUを抽出するためにディスアセンブリエンティティ410に送られる。
【0023】
Node−BとWTRUとの間のPDUのセグメント化およびリアセンブリの調整を、下で詳細に説明される新しいMAC−hsヘッダを使用することによってまたはHS−SCCH(high speed shared control channel)を介してシグナリングすることができる。
【0024】
図5に、第1実施形態によるMAC−hs SDUセグメント化方式を示す。MAC−hs SDU 502(たとえば、MAC−d PDU)を、複数のセグメントにセグメント化することができる。各MAC−hs PDU 504a〜504nは、多くとも1つのMAC−hs SDU 502からの単一のセグメント508a〜508nを含む。各セグメントのサイズは、最後のセグメントを除いて、正確にMAC−hs PDUのサイズからMAC−hsヘッダサイズを引いたものに一致する。最後のセグメントを含むMAC−hs PDU 504nは、パディング(つけ足し)ビット510を含んでもよい。
【0025】
図5には、第1実施形態によるMAC−hsヘッダフォーマットも示されている。MAC−hsヘッダ506a〜506nは、MAC−hsセグメント化方式を示す。MAC−hsヘッダ506a〜506nは、バージョンフラグ(VF)、キューID、TSN、サイズ識別子(SID)、およびフラグメントシーケンス番号(FSN)を含む。MAC−hsヘッダ506a〜506n内の情報要素の正確な順序が、重要ではなく、変更され得ることに留意されたい。
【0026】
従来の1ビットVFフィールドを、1ビットから2ビットに拡張することができる。第1ビットに’1’をセットして(既定のリザーブ値)、MAC−hs SDUのセグメント化をサポートする新しいMAC−hs PDUフォーマットを示すことができる。新しいMAC−hs PDUフォーマットは、1つのMAC−hs SDUが複数のセグメントにセグメント化される時に限って使用されなければならない。そうでない場合には、従来のMAC−hs PDUフォーマットが、MAC−hs SDUのトランスポートに使用されなければならない。VFフィールドの第2ビットには’0’をセットすることができ、値’1’は、将来目的のために予約済みである。
【0027】
キューIDは、異なるリオーダリングキューに属するデータの独立バッファ処理をサポートするために、WTRU内のリオーダリングキューを識別する。TSNは、HS−DSCH上の送信シーケンス番号のための識別子である。TSNは、上位レイヤへのシーケンス通りの送達をサポートするためのリオーダリング目的に使用される。SIDは、MAC−hs SDUのサイズのための識別子である。オプションで、SIDを、最初のセグメントを含まないすべてのMAC−hs PDU内で省略することができる。FSNは、オプションであり、フラグメントシーケンス番号のための識別子を提供する。
【0028】
オプションで、追加の1ビットフラグ(図5には図示せず)をMAC−hsヘッダに追加して、MAC−hs PDU内にパディングがあるか否かを示すことができる。この1ビットフラグは、WTRUがFSNおよび以前のセグメントのサイズに基づいてパディングビットの量を判定できるので、オプションである。セグメントのサイズは、最後のセグメントを含むMAC−hs PDUだけがパディングビットを含むので、またはMAC−hs SDUのサイズがSIDによって示されるのでのいずれかの理由で、ヘッダ内で示される必要がない。
【0029】
図6に、第2実施形態によるMAC−hs SDUセグメント化方式を示す。各MAC−hs PDU 604a〜604nは、多くとも単一のMAC−hs SDU 602を含む。MAC−hs SDU 602のすべてのセグメント608a〜608mは、セグメントの個数(合計S個のセグメント)に基づく事前に決定されるサイズを有する。サイズを計算するために、ルールを定義する。好ましくは、最初のS−1個のセグメントのサイズは、MAC−hs SDUのサイズをSの最も近い倍数へ上に丸め、その後、Sによって割ったものである。最後のセグメント608mのサイズは、MAC−hs SDU 602のサイズから前のS−1個のセグメントのサイズの合計を引いたものである。どのMAC−hs PDU 604a〜604nも、パディングビットを含んでよい。WTRUは、MAC−hs SDUのセグメントの既知のサイズに基づいて、どのビットがパディングビットであるのかを知る。各MAC−hs PDU 604a〜604nは、MAC−hs SDUの1つまたは複数のセグメントを含む(必ずしも連続的ではない)。Node−Bスケジューラは、現在のチャネル状態と、同一のMAC−hs SDUのセグメントを含むMAC−hs PDUの過去の送信の成功または失敗とに基づいて、MAC−hs SDUのセグメントの任意のサブセットを送信するという柔軟性(フレキシビリティ)を有する。
【0030】
第1実施形態と比較して、第2実施形態は、セグメントの再送信におけるより高い選択性を可能にするという利益を有する。短所は、おそらくは、ヘッダおよびパディングに起因する各MSC−hs PDU内のより大きいオーバーヘッドである。
【0031】
図6に、第2実施形態によるMAC−hsヘッダフォーマットをも示す。MAC−hsヘッダ606a〜606nは、VF、キューID、TSN、MAC−hs SDUのフラグメント数(NFM)フィールド、FSDI、およびSIDを含む。MAC−hsヘッダ内の情報要素の正確な順序が、重要ではなく、変更され得ることに留意されたい。VF、キューID、TSN、およびSIDは、第1実施形態と同一であり、したがって、説明を単純にするために、再び説明はしない。
【0032】
NFMフィールドは、MAC−hs SDUのセグメントの個数を示す。NFMフィールドは、MSC−hs SDUのセグメントの個数がある値(たとえば、8)に固定される場合に、省略されてよい。NFMフィールドのビット数は、可能なセグメントの個数に依存する。たとえば、セグメントの個数を2個または4個のいずれかとすることができる場合に、NFMフィールドを1ビットとすることができる。
【0033】
FSIDは、MAC−hs PDU内で送信されるセグメントを示すビットマップである。FSIDのサイズは、NFMフィールドによって示されるセグメントの個数である。したがって、NFMフィールドは、NFMフィールドが存在しない場合を除いて、FSIDフィールドに先行しなければならない。SIDは、最初のセグメントを含まないすべてのMAC−hs PDUで省略されてよい。
【0034】
図7に、第3実施形態によるMAC−hs SDUセグメント化方式を示す。各MAC−hs PDU 704a〜704nは、多くとも単一のMAC−hs SDU 702からの信号セグメントを含むことができる。MAC−hs SDU 702内のセグメントの位置は、任意であり、そのセグメントを含むMAC−hsヘッダ706a〜706n内で示される。Node−Bスケジューラは、現在のチャネル状態と、同一のMAC−hs SDU702のセグメントを含むMAC−hs PDU704a〜704nの過去の送信の成功または失敗とに基づいて、MAC−hs SDU702の任意の位置で任意のサイズの任意のセグメントを送信するという柔軟性を有する。
【0035】
図7には、第3実施形態によるMAC−hsヘッダフォーマットも示されている。MAC−hsヘッダ706a〜706nは、VF、キューID、TSN、開始位置識別子(SPID)、およびSIDを含む。MAC−hsヘッダ内の情報要素の正確な順序が、重要ではなく、変更され得ることに留意されたい。VF、キューID、TSN、およびSIDは、第1実施形態と同一であり、したがって、説明を単純にするために、再び説明はしない。SIDは、最初のセグメントを含まないすべてのMAC−hs PDUで省略されてよい。
【0036】
SPIDは、MAC−hs SDU内のセグメントの開始位置を示す。位置表示の粒度を定義する複数の方式が可能である。SPIDは、ビット単位またはバイト単位でセグメントの開始位置を示すことができる。たとえば、1024ビットまでのMAC−hs SDUサイズが許容される場合に、SPIDのサイズは、ビット単位で表される場合に10ビット、バイト単位で表される場合に7ビットである。
【0037】
代替案では、SPIDは、開始位置を示すセグメント番号を示すことができる。たとえば、任意のMAC−hs SDUについて4つの事前に確立された開始位置がある場合に、開始位置は、MAC−hs SDUサイズを最も近い4の倍数へ上に丸め、4で割り、この数の倍数をとることによって計算することができる。オプションで、事前に確立される開始位置の個数を、第2実施形態のNFMに似た別々のフィールドによって示すことができる。
【0038】
オーバーヘッドを減らすために、SPIDの第1ビットを、開始位置がMAC−hs SDUの始めであるかどうかを示すためにリザーブ(予約)することができる。開始位置がMAC−hs SDUの始めである場合に、SPIDフィールドを単一ビットにすることができる。したがって、SPIDのサイズを、セグメントがMAC−hs SDUの始めから始まる場合に1ビット、そうでない場合にN+1ビットとすることができ、ここで、Nは、開始位置を示すのに必要なビット数である。この方式は、開始位置を示すのに必要なビット数が、送信されるセグメントの個数より大きい場合に、オーバーヘッドを減らす。
【0039】
オプションで、終了位置インジケータ(EPID)または長さインジケータ(LID)をMAC−hs PDUヘッダに含めて、それぞれ、MAC−hs SDU内のセグメントの終了位置またはセグメントの長さを示すことができる。類似する方式を、SPIDとしてEPIDおよびLIDをエンコードするのに使用することができる。
【0040】
図8に、第4実施形態によるMAC−hs SDUセグメント化方式を示す。各MAC−hs PDU 804a〜804nは、1つまたは複数のMAC−hs SDU 802a、802bからの1つまたは複数のセグメント808a〜808mの組合せ、あるいは1つのMAC−hs SDUからの1つまたは複数のセグメントと1つまたは複数のMAC−hs SDU 802a、802b全体との組合せを含むことができる。MAC−hs PDU 804a〜804nは、パディングビットを含んでよい。WTRUは、MAC−hs SDU 802a、802bのセグメントの既知のサイズに基づいて、どのビットがパディングビットであるのかを知る。所与のMAC−hs SDUに関連付けられるセグメントのすべてが、同一のサイズを有し、このサイズは、セグメントの個数に基づく。最初のS−1個のセグメントのサイズは、MAC−hs SDUのサイズをSの最も近い倍数に上に丸め、Sで割ったものとすることができる。最後のセグメントのサイズは、MAC−hs SDUのサイズから前のセグメントのサイズの合計を引いたものである。
【0041】
第4実施形態は、Node−Bが、同一のMAC−hs PDU内で、MAC−hs SDUの最後のセグメントと、後続MAC−hs SDUの最初のセグメント(図8に示されているように)または1つもしくは複数の後続MAC−hs SDU全体(図9に示されているように)のいずれかと、を送信することを可能にする。これは、MAC−hs SDUの最後のセグメントを含むMAC−hs PDU内にまだ余地がある時に、Node−Bがパディングビットではなくトラフィックデータを送信することを可能にするので、無線リソースのより効率的な使用を可能にする。これは、悪いチャネル状態がセグメント化につながったが、最初のセグメントが送信された後にチャネル状態が改善される状況で特に有用である可能性がある。
【0042】
図8には、第4実施形態によるMAC−hsヘッダフォーマットも示されている。MAC−hsヘッダ806a〜806nは、VF、キューID、SID、TSN、NFM、FSID、Nフィールド、およびFフィールドを含む。MAC−hsヘッダ内の情報要素の正確な順序が、重要ではなく、変更され得ることに留意されたい。VF、キューID、TSN、およびSIDは、第1実施形態と同一であり、したがって、説明を単純にするために、再び説明はしない。
【0043】
SID、NFM、FSID、N、およびFのセットが、1つまたは複数のMAC−hs SDUに関連する。SID、NFM、FSID、N、およびFの複数のセットを、MAC−hs PDUヘッダ内に含めることができる。
【0044】
NFMは、SID、NFM、FSID、N、およびFの所与のセットに関連するMAC−hs SDUのセグメントの個数を示す。たとえば、’0’の値は、SID、NFM、FSID、N、およびFのセットが、どのMAC−hs SDUセグメントにも関連しないことを示すことができる。
【0045】
FSIDは、MAC−hs PDU内で送信されるセグメントを示すビットマップである。NFM(SID、NFM、FSID、N、およびFの特定のセット内)に’0’がセットされる場合に、FSIDを除去することができる。
【0046】
Nフィールドは、SID、NFM、FSID、N、およびFの特定のセットに関連する、等しいサイズの連続するMAC−hs SDU全体の個数を示す。’0’の値は、SID、NFM、FSID、N、およびFの現在のセットが、いずれかのMAC−hs SDU全体に関連するのではなく、セグメント(1つまたは複数)だけに関連することを示すことができる。
【0047】
Fフィールドは、より多くのフィールドがMAC−hs PDUヘッダ内に存在するか否かを示すフラグである。たとえば、Fフィールドに’0’がセットされる場合に、そのFフィールドには、SID、NFM、FSID、N、およびFの追加のセットが続き、逆も同様である。
【0048】
オプションで、DTSNフィールド(図8には図示せず)を追加して、そのセグメントが既に送信され、WTRUによって成功して受信されたMAC−hs SDUを含むMAC−hs PDUをNode−Bが送信することを可能にすることができる。DTSNフィールドは、重複したMAC−hs PDU(1つまたは複数)が上位レイヤ(たとえば、MAC−dレイヤ)に達するのを防ぐためにWTRUが削除する必要があるTSN(1つまたは複数)を識別する。悪いチャネル状態がセグメント化につながったが、最初のセグメント(1つまたは複数)が送信された後にチャネル状態が改善される場合には、MAC−hs SDUの諸部分が既にWTRUによって成功して受信されている場合であっても、Node−BがMAC−hs SDU全体を送信することが望ましい場合がある。
【0049】
次の例は、第4実施形態によるMAC−hs PDUヘッダセッティングを示す。
【0050】
例1:Node−Bが、MAC−hs SDU Xの最後の2つのセグメントとMAC−hs SDU Yの最初のセグメントとを送信することを望む場合に、MSC−hs PDUは、SID、NFM、FSID、N、およびFの2セットを含み、ここで、最初のセットには、SID>0、NFM>0、FSID≠0、N=0、F=0がセットされ、第2のセットには、SID>0、NFM>0、FSID≠0、N=0、F=1がセットされる。
【0051】
例2:Node−Bが、MAC−hs SDU Xの最後の2つのセグメントと、次の後続のMAC−hs SDU Y全体およびMAC−hs SDU Z全体とを送信することを望む場合に、SID、NFM、FSID、N、およびFの1つのセットには、SID>0、NFM>0、FSID≠0、N=2、F=1がセットされる。
【0052】
セグメント化を用いると、1つのMAC−hs SDUを、複数のセグメントに分割することができ、セグメントは、別々に送信される。MAC−hs SDUの1つまたは複数のセグメントが失われる場合がある。図10に、セグメントのうちの1つを失ったMAC−hs SDU 1002のセグメント化を示す。MAC−hs SDU 1002は、4つのセグメントにセグメント化される。各セグメントは、別々のMAC−hs PDU 1004a〜1004dに含まれ、別々に送信される。第1、第2、および第4のセグメント1004a、1004b、および1004dは、WTRUによって成功して受信され、バッファリングされる。しかし、第3セグメント1004cは失われる。欠けている第3セグメントに起因して、セグメント1004a〜1004dをMAC−hs SDU 1002にリアセンブルすることはできない。
【0053】
WTRUは、送信が特定のセグメントについて失敗したことを自律的に判定する。あるセグメントについてH−ARQプロセスが失敗したと判定されたならば、WTRUは、リアセンブリを待っているバッファ内の同一のMAC−hs SDUの全セグメントを削除する。
【0054】
次の機構を、セグメントが失われたことを判定するために個別にまたは任意の組合せで使用することができる。WTRUは、タイマベースの機構を使用することができる。WTRUは、タイマをセットし、同一のMAC−hs SDUの全セグメントが受信される前にタイマが満了する場合に、WTRUは、リアセンブリを待っているそのMAC−hs SDUの全セグメントをフラッシュ(掃き出し)する。タイマを、WTRUがそのMAC−hs SDUの一部であるセグメントを受信するたびに、リセットすることができる。その代わりに、タイマを、MAC−hs SDUの最初のセグメントの受信時に1回だけリセットすることができる。タイマの持続時間は、上位レイヤ(たとえば、無線リソース制御(RRC)シグナリング)によって構成可能とすることができる。
【0055】
代替案では、WTRUは、WTRUがH−ARQプロセス失敗を検出する時に、リアセンブリを待っているMAC−hs SDUの全セグメントをフラッシュすることができる。WTRUは、H−ARQ再送信の最大回数に達し、WTRUがMAC−hs PDUを成功してデコードできない時に、H−ARQプロセス失敗を検出することができる。その代わりに、WTRUは、それについてWTRUが再送信を期待していたものと同一のH−ARQプロセスで(すなわち、HS−SCCH上のH−ARQプロセス情報フィールドを介して)新しいデータを示す送信を受信する時に、H−ARQプロセス失敗を検出することができる。
【0056】
代替案では、新しいシグナリング機構をNode−Bによって使用して、あるMAC−hs SDUに対応するすべてのセグメントを削除しなければならないことをWTRUに示すことができる。このシグナリングは、新しいL1シグナリングまたはL2シグナリングによって、あるいは従来のL1シグナリングまたはL2シグナリングを変更することによって達成することができる。
【0057】
より大きいパケットのセグメント化は、上で説明した利益を有する。しかし、より小さいパケットへのより大きいパケットのセグメント化が、ほとんどがパディングで充てんされるかなりより小さいパケットをもたらす場合、そのような(ほとんどがパディングされる)MAC−hsパケットの送信は、MAC−hs送信の効率を下げ、貴重なエアインターフェースリソースを浪費するはずである。
【0058】
図11に、ほとんどがパディングによって充てんされるパケットの生成を示す。MAC−hs PDUサイズは、180ビットであり、MAC−hs SDUサイズは、200ビットである。このMAC−hs SDUは、2つのMAC−hs PDUにセグメント化される必要がある。第1のMAC−hs PDUは、完全に、MAC−hs SDUの最初の180ビットによって充填される。しかし、第2のMAC−hs PDUは、MAC−hs SDUの20ビットだけを充填され、第2のMAC−hs PDUの残り(160ビット)は、パディングになるはずである。この状況に関するより効率的な解決策は、セグメント化を避け、その代わりに、より大きいトランスポートブロックサイズ(200ビットというオリジナルMAC−hs SDUサイズに対して十分に大きい)を送信し、パケットの成功の送達についてH−ARQプロセスに応答することであろう。
【0059】
図12に、ほとんどがMAC−hs SDUビットによって充てんされる2つのMAC−hs PDUの生成を示す。MAC−hs PDUサイズは、180ビットであり、MAC−hs SDUサイズは、350ビットである。MAC−hs SDUは、2つのMAC−hs PDUにセグメント化される。第1のMAC−hs PDUは、完全に、MAC−hs SDUの最初の180ビットによって充てんされる。第2のMAC−hs PDUは、MAC−hs SDUの残りの170ビットによってほとんど完全に充てんされる。この状況では、最も効率的な解決策は、MAC−hs SDUのセグメント化を許容することであろう。連続するTTIを介して転送されるこの2つのMAC−hs PDUは、過度なH−ARQ再送信の必要を減らし、MAC−hsダウンリンク送信システムへの重荷を減らすはずである。
【0060】
一実施形態によれば、MAC−hs SDUをセグメント化する前に、Node−Bは、残りのMAC−hs PDUビットに対する、MAC−hs SDUセグメントによって占められるMAC−hs PDUビットの比を計算する。次に、Node−Bは、この比をしきい値と比較する。この比がしきい値より大きい場合に限って、Node−BはMAC−hs SDUをセグメント化してよい。
【0061】
実施形態
1.HSDPAを介してパケットを送信する方法。
2.少なくとも1つのMAC−hs SDUを生成することを含む、実施形態1の方法。
3.MAC−hs SDUを複数のセグメントにセグメント化することを含む、実施形態2の方法。
4.複数のMAC−hs PDUを生成することであって、各MAC−hs PDUは、少なくとも1つのセグメントを含む、生成することを含む、実施形態3の方法。
5.MAC−hs PDUを送信することを含む、実施形態4の方法。
6.各MAC−hs PDUは、単一のMAC−hs SDUからの1つのセグメントを含む、実施形態4〜5のいずれか1つの方法。
7.セグメントのサイズは、MAC−hs SDUの最後のセグメントを除いて、MAC−hs PDUのサイズからMAC−hs PDUのヘッダのサイズを引いたものと一致する、実施形態4〜5のいずれか1つの方法。
8.MAC−hs PDUのヘッダは、FSNを含む、実施形態4〜7のいずれか1つの方法。
9.セグメントのサイズは、MAC−hs SDUがそれにセグメント化されるセグメントの個数に基づいて決定される、実施形態4〜5のいずれか1つの方法。
10.MAC−hs SDUの最初のS−1個のセグメントのサイズは、MAC−hs SDUのサイズをSの最も近い倍数に上に丸め、その後、Sによって割ったものであり、MAC−hs SDUの最後のセグメントのサイズは、MAC−hs SDUのサイズから前のS−1個のセグメントのサイズの合計を引いたものである、実施形態9の方法。
11.MAC−hs PDUのヘッダは、MAC−hs SDUのセグメントの個数を示すフィールドを含む、実施形態9〜10のいずれか1つの方法。
12.MAC−hs PDUのヘッダは、MAC−hs PDUに含まれるMAC−hs SDUのセグメントを示すフィールドを含む、実施形態9〜11のいずれか1つの方法。
13.MAC−hs SDUのセグメントの個数は、事前定義の値に固定される、実施形態9〜12のいずれか1つの方法。
14.MAC−hs PDUに含まれるセグメントは、任意に選択される、実施形態4〜13のいずれか1つの方法。
【0062】
15.MAC−hs PDUのヘッダは、MAC−hs SDU内のセグメントの開始位置を示すSPIDを含む、実施形態14の方法。
16.SPIDは、ビット単位およびバイト単位のうちの1つでのセグメントの開始位置を示す、実施形態15の方法。
17.SPIDは、開始位置を示すセグメント番号を示す、実施形態15の方法。
18.SPIDの第1ビットは、セグメントの開始位置がMAC−hs SDUの始めであるかどうかを示す、実施形態15の方法。
19.ヘッダは、MAC−hs SDU内のセグメントの終了位置を示すEPIDおよびセグメントの長さを示すLIDのうちの少なくとも1つを含む、実施形態14の方法。
20.各MAC−hs PDUは、複数のMAC−hs SDUからのセグメントの組合せと、1つのMAC−hs SDUからの少なくとも1つのセグメントおよび少なくとも1つのMAC−hs SDU全体の組合せとのうちの1つを含む、実施形態4〜5のいずれか1つの方法。
21.MAC−hs PDUのヘッダは、MAC−hs SDUのセグメントの個数を示すフィールドを含む、実施形態20の方法。
22.MAC−hs PDUのヘッダは、1つまたは複数のMAC−hs SDUに関連する、SID、NFM、FSID、Nフィールド、およびFフィールドの少なくとも1つのセットを含み、Nフィールドは、等しいサイズの連続するMAC−hs SDU全体の個数を示し、Fフィールドは、より多くのフィールドがMAC−hs PDUヘッダ内に存在するか否かを示す、実施形態20〜21のいずれか1つの方法。
23.MAC−hs PDUのヘッダは、バッファから削除される必要があるTSNを識別するフィールドを含む、実施形態20〜22のいずれか1つの方法。
24.残りのMAC−hs PDUビットに対するセグメントによって占められるMAC−hs PDUビットの比を計算することをさらに含む、実施形態4〜23のいずれか1つの方法。
25.比を事前定義のしきい値と比較することであって、MAC−hs SDUは、比がしきい値を超える場合に限ってセグメント化される、比較することを含む、実施形態24の方法。
26.HSDPAを介してパケットを受信する方法。
27.複数のMAC−hs PDUを受信することであって、MAC−hs PDUは、MAC−hs SDUのセグメントを担持する、受信することを含む、実施形態26の方法。
28.MAC−hs PDUをバッファに格納することを含む、実施形態27の方法。
29.セグメントをMAC−hs SDUにリアセンブル(再組み立て)することを含む、実施形態27〜28のいずれか1つの方法。
30.各MAC−hs PDUは、単一のMAC−hs SDUからの1つのセグメントを含む、実施形態21の方法。
31.セグメントのサイズは、MAC−hs SDUがそれにセグメント化されるセグメントの個数に基づいて決定される、実施形態27〜30のいずれか1つの方法。
32.MAC−hs PDUに含まれるセグメントは、任意に選択される、実施形態27〜31のいずれか1つの方法。
33.各MAC−hs PDUは、複数のMAC−hs SDUからのセグメントの組合せと、1つのMAC−hs SDUからの少なくとも1つのセグメントおよび少なくとも1つのMAC−hs SDU全体の組合せとのうちの1つを含む、実施形態27〜32のいずれか1つの方法。
34.送信が複数のセグメントのうちの少なくとも1つについて失敗したかどうかを判定することをさらに含む、実施形態27〜33のいずれか1つの方法。
35.MAC−hs SDUの少なくとも1つのセグメントが失われる時に、リアセンブリを待っているバッファ内のMAC−hs SDUのセグメントを削除することをさらに含む、実施形態34の方法。
36.タイマをセットすることをさらに含む、実施形態27〜33のいずれか1つの方法。
37.同一のMAC−hs SDUの全セグメントが受信される前にタイマが満了する場合に、リアセンブリを待っているバッファ内の同一のMAC−hs SDUの全セグメントをフラッシュ(掃き出し)することを含む、実施形態36の方法。
38.タイマは、MAC−hs SDUの一部であるセグメントが正しい順序で受信されるたびにリセットされる、実施形態36〜37のいずれか1つの方法。
39.タイマは、RRCシグナリングによって構成可能である、実施形態36〜38のいずれか1つの方法。
40.タイマは、MAC−hs SDUの最初のセグメントの受信時に1回だけリセットされる、実施形態36〜39のいずれか1つの方法。
41.特定のセグメントに関するH−ARQプロセス失敗を検出することをさらに含む、実施形態27〜33のいずれか1つの方法。
42.リアセンブリを待っているバッファ内の同一のMAC−hs SDUの全セグメントをフラッシュすることを含む、実施形態41の方法。
43.H−ARQプロセス失敗は、H−ARQ再送信の最大回数に達した時に検出される、実施形態41〜42のいずれか1つの方法。
44.H−ARQプロセス失敗は、再送信を期待している間に同一H−ARQプロセス上で新しいデータを示す送信が受信される時に検出される、実施形態41〜42のいずれか1つの方法。
45.特定のMAC−hs SDUに対応する全セグメントがバッファからフラッシュされることを示す信号を受信することをさらに含む、実施形態27〜33のいずれか1つの方法。
46.示されたセグメントをバッファからフラッシュすることを含む、実施形態45の方法。
47.HSDPAを介してパケットを送信するNode−B。
48.MAC−hs SDUを複数のセグメントにセグメント化し、複数のMAC−hs PDUを生成するMAC−hsレイヤであって、各MAC−hs PDUは、少なくとも1つのセグメントを含む、MAC−hsレイヤを含む、実施形態47のNode−B。
49.MAC−hs PDUを送信する物理レイヤを含む、実施形態48のNode−B。
50.各MAC−hs PDUは、単一のMAC−hs SDUからの1つのセグメントを含む、実施形態48〜49のいずれか1つのNode−B。
51.セグメントのサイズは、MAC−hs SDUの最後のセグメントを除いて、MAC−hs PDUのサイズからMAC−hs PDUのヘッダのサイズを引いたものと一致する、実施形態48〜50のいずれか1つのNode−B。
52.MAC−hs PDUのヘッダは、FSNを含む、実施形態51のNode−B。
53.セグメントのサイズは、MAC−hs SDUがそれにセグメント化されるセグメントの個数に基づいて決定される、実施形態48〜50のいずれか1つのNode−B。
54.MAC−hs SDUの最初のS−1個のセグメントのサイズは、MAC−hs SDUのサイズをSの最も近い倍数に上に丸め、その後、Sによって割ったものであり、MAC−hs SDUの最後のセグメントのサイズは、MAC−hs SDUのサイズから前のS−1個のセグメントのサイズの合計を引いたものである、実施形態53のNode−B。
55.MAC−hs PDUのヘッダは、MAC−hs SDUのセグメントの個数を示すフィールドを含む、実施形態48〜50のいずれか1つのNode−B。
56.MAC−hs PDUのヘッダは、MAC−hs PDUに含まれるMAC−hs SDUのセグメントを示すフィールドを含む、実施形態48〜50のいずれか1つのNode−B。
57.MAC−hs SDUのセグメントの個数は、事前定義の値に固定される、実施形態48〜50のいずれか1つのNode−B。
58.MAC−hs PDUに含まれるセグメントは、任意に選択される、実施形態48〜50のいずれか1つのNode−B。
59.MAC−hs PDUのヘッダは、MAC−hs SDU内のセグメントの開始位置を示すSPIDを含む、実施形態58のNode−B。
60.SPIDは、ビット単位およびバイト単位のうちの1つでのセグメントの開始位置を示す、実施形態58〜59のいずれか1つのNode−B。
61.SPIDは、開始位置を示すセグメント番号を示す、実施形態58〜60のいずれか1つのNode−B。
62.SPIDの第1ビットは、セグメントの開始位置がMAC−hs SDUの始めであるかどうかを示す、実施形態58〜61のいずれか1つのNode−B。
63.ヘッダは、MAC−hs SDU内のセグメントの終了位置を示すEPIDおよびセグメントの長さを示すLIDのうちの少なくとも1つを含む、実施形態58のNode−B。
64.各MAC−hs PDUは、複数のMAC−hs SDUからのセグメントの組合せと、1つのMAC−hs SDUからの少なくとも1つのセグメントおよび少なくとも1つのMAC−hs SDU全体の組合せとのうちの1つを含む、実施形態48〜50のいずれか1つのNode−B。
65.MAC−hs PDUのヘッダは、MAC−hs SDUのセグメントの個数を示すフィールドを含む、実施形態64のNode−B。
66.MAC−hs PDUのヘッダは、1つまたは複数のMAC−hs SDUに関連する、SID、NFM、FSID、Nフィールド、およびFフィールドの少なくとも1つのセットを含み、Nフィールドは、等しいサイズの連続するMAC−hs SDU全体の個数を示し、Fフィールドは、より多くのフィールドがMAC−hs PDUヘッダ内に存在するか否かを示す、実施形態64〜65のいずれか1つのNode−B。
67.MAC−hs PDUのヘッダは、バッファから削除される必要があるTSNを識別するフィールドを含む、実施形態48〜66のいずれか1つのNode−B。
68.MAC−hsレイヤは、残りのMAC−hs PDUビットに対するセグメントによって占められるMAC−hs PDUビットの比を計算し、比が事前定義のしきい値を超える場合に限ってMAC−hs SDUがセグメント化されるようにするために比をしきい値と比較するように構成される、実施形態48〜67のいずれか1つのNode−B。
69.HSDPAを介してパケットを受信するWTRU。
70.複数のMAC−hs PDUを受信する物理レイヤであって、MAC−hs PDUは、MAC−hs SDUのセグメントを担持する、物理レイヤを含む、WTRU。
71.受信されたMAC−hs PDUを格納し、セグメントをMAC−hs SDUにリアセンブルするMAC−hsレイヤを含む、実施形態70のWTRU。
72.各MAC−hs PDUは、単一のMAC−hs SDUからの1つのセグメントを含む、実施形態70〜71のいずれか1つのWTRU。
73.セグメントのサイズは、MAC−hs SDUがそれにセグメント化されるセグメントの個数に基づいて決定される、実施形態72のWTRU。
74.MAC−hs PDUに含まれるセグメントは、任意に選択される、実施形態70〜73のいずれか1つのWTRU。
75.各MAC−hs PDUは、複数のMAC−hs SDUからのセグメントの組合せと、1つのMAC−hs SDUからの少なくとも1つのセグメントおよび少なくとも1つのMAC−hs SDU全体の組合せとのうちの1つを含む、実施形態74のWTRU。
76.MAC−hsレイヤは、送信が複数のセグメントのうちの少なくとも1つについて失敗したかどうかを判定するように構成される、実施形態70〜75のいずれか1つのWTRU。
77.MAC−hsレイヤは、MAC−hs SDUの少なくとも1つのセグメントが失われる時に、リアセンブリを待っている格納されたセグメントを削除するように構成される、実施形態76のWTRU。
78.MAC−hsレイヤは、同一のMAC−hs SDUの全セグメントが受信される前にタイマが満了する場合に、リアセンブリを待っている同一のMAC−hs SDUの全セグメントをバッファからフラッシュするように構成される、実施形態70〜77のいずれか1つのWTRU。
79.タイマは、MAC−hs SDUの一部であるセグメントが正しい順序で受信されるたびにリセットされる、実施形態78のWTRU。
80.タイマは、RRCシグナリングによって構成可能である、実施形態78〜79のいずれか1つのWTRU。
81.タイマは、MAC−hs SDUの最初のセグメントの受信時に1回だけリセットされる、実施形態78〜80のいずれか1つのWTRU。
82.MAC−hsレイヤは、H−ARQプロセス失敗が特定のセグメントに関して検出される時に、リアセンブリを待っている同一のMAC−hs SDUの全セグメントをバッファからフラッシュする、実施形態78〜81のいずれか1つのWTRU。
83.H−ARQプロセス失敗は、H−ARQ再送信の最大回数に達した時に検出される、実施形態82のWTRU。
84.H−ARQプロセス失敗は、再送信を期待している間に同一H−ARQプロセス上で新しいデータを示す送信が受信される時に検出される、実施形態82のWTRU。
【0063】
特徴および要素を、実施形態で特定の組合せで説明したが、各特徴または要素を、実施形態の他の特徴および要素を伴わずに単独でまたは他の特徴および要素を伴うもしくは伴わないさまざまな組合せで使用することができる。提供される方法は、汎用コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読記憶媒体内で有形に実施されるコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびディジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。
【0064】
適切なプロセッサは、たとえば、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、通常のプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
【0065】
ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、無線送受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)、または任意のホストコンピュータ内で使用されるラジオ周波数トランシーバを実施することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、ビデオ電話、スピーカホン、振動デバイス、スピーカ、マイクロホン、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニット、有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット、ディジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施されるモジュールと共に使用することができる。
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