特許第6069320号(P6069320)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6069320排気ガスターボチャージャーの駆動力伝達装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6069320
(24)【登録日】2017年1月6日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】排気ガスターボチャージャーの駆動力伝達装置
(51)【国際特許分類】
   F02B 37/18 20060101AFI20170123BHJP
【FI】
   F02B37/18 A
【請求項の数】12
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-522854(P2014-522854)
(86)(22)【出願日】2012年7月11日
(65)【公表番号】特表2014-521865(P2014-521865A)
(43)【公表日】2014年8月28日
(86)【国際出願番号】US2012046165
(87)【国際公開番号】WO2013015985
(87)【国際公開日】20130131
【審査請求日】2015年3月12日
(31)【優先権主張番号】102011108888.5
(32)【優先日】2011年7月28日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】500124378
【氏名又は名称】ボーグワーナー インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100093861
【弁理士】
【氏名又は名称】大賀 眞司
(74)【代理人】
【識別番号】100129218
【弁理士】
【氏名又は名称】百本 宏之
(72)【発明者】
【氏名】ユルゲン・チルシュケ
【審査官】 安井 寿儀
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/135104(WO,A2)
【文献】 実開平07−010434(JP,U)
【文献】 特開2005−113797(JP,A)
【文献】 特表2007−522372(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0213195(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0318168(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02B 33/00 − 41/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
排気ガスターボチャージャー(1)の駆動力伝達装置(10)であって、
アクチュエーター(11)によって変位されることができる調節ロッド(12)を有し、
前記調節ロッド(12)の自由端領域(14)に配置された案内片(15)を有し、
前記案内片(15)の案内片のピン(19)に締結されるレバー(16)を有し、レバー穴(50)と、前記レバー穴(50)を通して延びる前記案内片のピン(19)との間に半径方向の遊び(SR)があり、前記案内片(15)と前記レバー(16)との間に軸方向の遊び(SA)がある駆動力伝達装置(10)において、
前記案内片のピン(19)に対して前記レバー(16)に予荷重をかける挟持ばね(20、20’、20”)を特徴とする駆動力伝達装置(10)。
【請求項2】
前記調節ロッド(12)に固定クリップ(22)が配設され、
前記挟持ばね(20)が、第1の端部領域(21)により前記固定クリップ(22)に締結され、前記挟持ばねの第2の端部領域(23)が前記レバー(16)の下側(24A)を支承する、請求項1に記載の駆動力伝達装置。
【請求項3】
前記第2の端部領域(23)が、レバー(16)の下側(24A)に対する接触点(P)が得られるように湾曲した丸い形状である、請求項2に記載の駆動力伝達装置。
【請求項4】
前記固定クリップ(22)が、前記調節ロッド(12)に配置され、また前記案内片(15)の上方に、かつ前記案内片(15)の両側において前記調節ロッド(12)のねじ付き部分(32)にねじ留めされる2つのナット(30、31)の上方に係合する、請求項2又は3に記載の駆動力伝達装置。
【請求項5】
前記挟持ばね(20’、20”)が、2つのブラケット脚部(35、36)を有するブラケットであり、前記2つのブラケット脚部のフック状の端部領域(37、38)が、前記レバー(16)の当接ショルダー(39、40)の背後に係合し、前記ブラケット脚部(35、36)を接続する接続脚部(42)の当接部(41)に向かって、前記レバーの頭部(34)に予荷重をかける、請求項1に記載の駆動力伝達装置。
【請求項6】
前記レバーの頭部がリベット頭部(34)の形態である、請求項5に記載の駆動力伝達装置。
【請求項7】
前記当接部(41)が、前記接続脚部(42)の前記レバーの頭部(34)に向けられるドームの形態である、請求項5又は6に記載の駆動力伝達装置。
【請求項8】
前記挟持ばね(20’、20”)が、前記フック状の端部領域(37、38)の領域で、前記ブラケット脚部(35、36)の外側面(それぞれ45と46)から突出し、かつ前記案内片(15)の溝(それぞれ47と48)内に係合する2つのウェブ(43、44)を有する、請求項5〜7のいずれか一項に記載の駆動力伝達装置。
【請求項9】
前記ウェブ(43、44)がそれぞれ、前記案内片のピン(19)の長手方向軸線(L)に対して鋭角(α)に配置される、請求項8に記載の駆動力伝達装置。
【請求項10】
前記頭部(34)がドーム形の形態であり、前記当接部(41)が前記接続脚部(42)の内壁(49)の当接点である、請求項5に記載の駆動力伝達装置。
【請求項11】
アクチュエーター(11)によって変位されることができる調節ロッド(12)を有し、
前記調節ロッド(12)の自由端領域(14)に配置された案内片(15)を有し、
前記案内片(15)の案内片のピン(19)に締結されるレバー(16)を有し、レバー穴(50)と、前記レバー穴(50)を通して延びる前記案内片のピン(19)との間に半径方向の遊び(SR)があり、前記案内片(15)と前記レバー(16)との間に軸方向の遊び(SA)がある、駆動力伝達装置(10)を有する排気ガスターボチャージャー(1)において、
前記案内ピン(19)に対して前記レバー(16)に予荷重をかける挟持ばね(20、20’、20”)を特徴とする排気ガスターボチャージャー(1)。
【請求項12】
請求項2〜10のいずれか一項に記載の駆動力伝達装置を有する請求項11に記載の排気ガスターボチャージャー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に記載の排気ガスターボチャージャーの駆動力伝達装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば排気ガスターボチャージャーのウェイストゲートフラップ装置を駆動させるために、一方の端部においてアクチュエーターに動作可能に接続される、例えば電気モーター又は空圧式制御カプセルの形態の調節ロッドを有する駆動力伝達装置が設けられる。
【0003】
調節ロッドの他方の自由端領域に、案内片のピンを介してレバーに接続される案内片が配置される。
【0004】
このために、レバーは、案内片のピンが案内されるレバー穴を有し、例えばリベット接続を設けることによって、レバーを案内片のピンに接続することができる。
【0005】
レバー穴と案内片のピンとの間の相対運動を可能にするために、半径方向の遊びが前記部分の間に設けられ、軸方向の遊びが案内片とレバーとの間に設けられる。
【0006】
前記遊びは、案内片とレバーとの間の不整列をもたらすことがあり、この場合、運転中にエンジンによってもたらされる特に調節ロッドの回転方向の振動の結果、レバー穴は、リベット接続が不具合になるような激しい摩耗を受ける可能性があり、これにより、排気ガスターボチャージャー全体の故障をもたらす恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の目的は、振動によって誘発される摩耗を削減するか又は完全に排除することが可能である、排気ガスターボチャージャーの駆動力伝達装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的は、請求項1の特徴によって達成される。
【0009】
案内片のピンに対するレバーの予荷重の結果、冒頭に説明した軸方向の遊び、好ましくは半径方向の遊びが、排気ガスターボチャージャーの運転中に「移動する」ことができず、むしろ、エンジンによって発生された振動を構成要素に伝達することができる当該構成要素の間の規定位置に維持されることができる状況が達成される。
【0010】
この結果、例えば、レバー穴と案内片のピンとの間の接続部における振動によって誘発された摩耗は、少なくとも低減されるか又は完全に排除される。
【0011】
同様に、クランプばねの提供は、排気ガスターボチャージャーの組立順序の変化を必要とせず、更には後装着を可能にするという利点が得られる。
【0012】
従属請求項は、本発明の有利な改良に関する。
【0013】
請求項11及び12は、排気ガスターボチャージャーを独立して販売できる物体と規定している。
【0014】
本発明の更なる詳細、特徴及び利点は、図面に基づき例示的な実施形態の以下の説明から理解される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明による排気ガスターボチャージャーの部分断面斜視図である。
図2A-2B】駆動力伝達装置の第1及び第2の実施形態の単純化した概略図である。
図3】駆動力伝達装置の第1及び第2の実施形態の単純化した概略図である。
図4】本発明による駆動力伝達装置の第3の実施形態の単純化した概略斜視図である。
図5図4による駆動力伝達装置の部分断面平面図である。
図6】本発明による駆動力伝達装置の、図5に対応する、別の実施形態の図面である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、従来のように、タービンハウジング5内のコンプレッサーホイール2とコンプレッサーハウジング3とタービンホイール4とを有する本発明による排気ガスターボチャージャー1の斜視図を示している。タービンハウジング5及びコンプレッサーハウジング3は、ローターシャフト17が取り付けられる軸受ハウジング18によって従来の方法で互いに接続され、ローターシャフトは、その2つの自由端において、それぞれコンプレッサーホイール2とタービンホイール4とを支承する。
【0017】
タービンハウジング5には、図1に選択した図のため見えないウェイストゲートダクトを開閉するためのウェイストゲートフラップ装置6が設けられる。前記ウェイストゲートダクトは、ウェイストゲートフラップ装置6によって開放されるとき、タービンハウジング入口をタービンハウジング出口に接続する。
【0018】
ウェイストゲートフラップ装置6は、フラップレバー8に取り付けられるフラッププレート7を有する。フラップレバー8には、フラップシャフト9が設けられ、フラップシャフトは、タービンハウジング5から案内され、かつその端部において、実施例では頂端において駆動力伝達装置10のレバー16に接続される。伝達装置10のレバー16は、案内片15を介して調節ロッド12に接続される。その第1の端部領域13において、調節ロッド12はアクチュエーター11に接続され、第2の自由端領域14において、調節ロッド12は案内片15を介してレバー16に接続される。このために、第2の端部領域14は、実施例では、2つのナット30と31がねじ留めされるねじ付き部分32を有し、2つのナットの間に、案内片15が端部領域14に固定される。
【0019】
前記構成の結果、調節ロッド12の線形運動Bは、駆動力伝達装置によってレバー16の回転運動、従って回転軸線Dを中心とするフラップシャフト9の回転運動に変換され、この結果、フラッププレート7は、ウェイストゲート開口部から離れて旋回されることができ、当該開口部を閉鎖するために当該開口部に向かって旋回されることができる。
【0020】
図2A及び図3を共に見ることにより、図1に示した排気ガスターボチャージャー1に使用することができる駆動力伝達装置10の第1の実施形態が理解される。ここで、図1を参照してすでに説明したそれらの部分は、図2A及び図3に同一の参照番号で示されている。
【0021】
従って、図2A及び図3による実施形態の駆動力伝達装置10は、第1の端部領域21により固定クリップ22に取り付けられるクランプばね20を有する。固定クリップ22は調節ロッド12に配置され、このために、ロッドガイド26と28を有し、これらのガイドに、片側に溝が形成されるロッドリセス27と29が配置され、図1に見ることできるように、これらのロッドリセスを通して調節ロッド12が延びる。2つのロッドガイド26と28は、前記ロッドガイドが少なくともほぼ直角に配置される接続プレート25を介して互いに接続される。ここで、クランプばね20の第1の端部領域21は、接続プレート25に係合し、図2Aから理解できるように、第2の端部領域23によりレバー16の下側24Aを支承する。
【0022】
図2A及び図3を共に見ることにより、第2の端部領域23が、レバー16の下側24Aに対する接触点Pが得られるようにフック状の丸い形状であり、この結果、摩耗を低減又は防止するために、前記接触点で行われる相対運動から生じる摩擦が最小にされることを理解できる。
【0023】
図2Aから理解できるように、前記構成において、軸方向の遊びSは、案内片のピン(図2Aには見えない)とレバー16との間のリベット頭部によって示されたリベット接続部のリベット座金33の領域内に再配置され、これに対し、前記軸方向の遊びSを隠す固定クリップ22の構成のため図2Aに見えないレバー16と案内片15との間の前記軸方向の遊びSは、値0に低減される。これにより、特に振動によって前記領域に発生された摩耗の防止又は摩耗の排除に関して、冒頭に説明した利点が得られる。
【0024】
図2Bは、本発明による駆動力伝達装置10の第2の実施形態を示しており、この場合、図1図2A及び図3を参照してすでに説明した構成要素及び部分のすべては、この点に関して上記の説明を参照できるように、同一の参照番号で示されている。
【0025】
図2Bは、前記実施形態において、クランプばね20のフック状の端部領域23が、上述の接触点Pが再び形成されるように、レバー16の下側又は前側24Aの反対に位置する上側又は後側24Bに係合することを示している。前記構成において、遊びSは、案内片のピン19に対するレバー16の予荷重によって、レバー16と案内片15との間の領域に規定方法で再び設定され、この結果、前記構成においても、遊びSの「移動」及び摩擦摩耗の関連の問題を排除できる。
【0026】
図4及び図5を共に参照すると、本発明による駆動力伝達装置10の別の実施形態が理解される。
【0027】
この点に関して、図4は、案内片15を有する調節ロッド12を再び示しており、案内片は、図1を参照して既に説明したねじ30と31によって調節ロッド12に締結される。図4及び図5による実施形態は、本実施形態では参照番号20’によって示されているクランプばねの設計により図2の実施形態とは異なる。
【0028】
図5の詳細図から理解できるように、前記クランプばね20’は、2つのブラケット脚部35と36を有するブラケットの形態である。ブラケット脚部35と36は、図5に見ることができるU字形構造が得られるように、接続脚部42によって互いに接続される。ブラケット脚部35と36には、フック状の端部領域37と38がそれぞれ設けられる。前記フック状の端部領域37と38は、レバー16の関連の当接ショルダー39と40のそれぞれの背後に係合する。図5に示した実施形態では、レバー16は、上述のリベット座金33及びリベット頭部34の形成部によって案内片のピン19に接続される。同様に図5に示されているように、リベット頭部34には、クランプばね20’の作用の下に接続脚部42の当接部41に向かって予荷重がかけられ、前記当接部は、前記リベット頭部と当接部との間の摩耗を低減するために実施例ではドーム形の構造であり、この場合、ドームは、リベット頭部34の方向に内側方向に延びる。
【0029】
振動によって誘発される摩耗の排除は、本実施形態では、レバー16がクランプばね20’の作用の下に当接部41に向かって引っ張られ、レバー16と案内片15との間の軸方向の遊びSがこのように設定されることによって達成される。
【0030】
図6は、本発明による駆動力伝達装置10の別の実施形態を示している。前記説明を簡略化するために、図5に示したようなナット30と31を有する調節ロッド12は、再び図示されていない。
【0031】
図6による実施形態は、軸方向の減衰に加えて半径方向の減衰が設けられるという点で図5の実施形態とは異なる。前記半径方向の減衰は、クランプばね20”が2つのウェブ43と44を有し、これらのウェブが、フック状の端部領域37と38のそれぞれの領域におけるブラケット脚部35と36の外側面45と46のそれぞれから突出することによって達成される。ここで、ウェブ43と44は、レバー穴50の内側面を案内片のピン19の外側面から遊びSに対応する距離に維持することが可能であるように、案内片15の関連の溝47と48のそれぞれに係合する。
【0032】
同様に図6が示すように、ウェブ43と44は、案内片のピン19の長手方向軸線Lに対して鋭角αに配置され、このことは、ウェブ43に基づく両方のウェブに関して一例として示されている。
【0033】
図5による実施形態と対照的に、更に、接続脚部42の内壁49がドーム形の構造でないことが当てはまる。しかし、リベット頭部34は、内壁49に対する接触点が当接部41として生成されるようにドーム形の構造であり、この接触点は、同様に少なくとも摩擦及び摩耗の低減に寄与する。
【0034】
しかし、図6の実施形態は、図5によるドーム形の当接部41により形成してもよいことを強調しなければならない。
【0035】
図6の実施形態は、他の点では、図5の実施形態に対応し、この結果、構成要素及び操作モードに関して上記の説明を参照してもよい。
【0036】
上述の開示に加えて、この場合、図1図6の概略図が明示的に参照される。
【符号の説明】
【0037】
1 排気ガスターボチャージャー
2 コンプレッサーホイール
3 コンプレッサーハウジング
4 タービンホイール
5 タービンハウジング
6 ウェイストゲートフラップ装置
7 フラッププレート
8 フラップレバー
9 フラップシャフト
10 駆動力伝達装置
11 アクチュエーター
12 調節ロッド
13 第1の端部領域
14 第2の端部領域
15 案内片
16 レバー
17 ローターシャフト
18 軸受ハウジング
19 案内ピン
20、20’、20” クランプばね
21 第1の端部領域
22 固定クリップ
23 第2の端部領域
24A 下側/前側
24B 上側/後側
25 接続プレート
26、28 ロッドガイド
27、29 ロッドリセス
30、31 ナット
32 ねじ付き部分
33 リベット座金
34 リベット頭部
35、36 ブラケット脚部
37、38 端部領域
39、40 当接ショルダー
41 当接部
42 接続脚部
43、44 ウェブ
45、46 外側面
47、48 溝
49 内壁
50 レバー穴
D 回転軸線
L 長手方向軸線
B 移動方向
軸方向の遊び
半径方向の遊び
α 角度
P 接触点
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6