(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1に記載の暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち各棘枝アセンブリに近接する前記ヘリックスコイルド伝導体の第1外径は前記1つ以上の棘枝アセンブリに近接しない部分に沿った前記ヘリックスコイルド伝導体の第2外径より小さいことを特徴とする暫定的植込み型医療装置のリード線。
請求項2に記載の暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記第2外径及び前記第1外径の間の差は1本以上の棘枝の厚さの最大2倍に達することを特徴とする暫定的植込み型医療装置のリード線。
請求項1に記載の暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち少なくとも1つの棘枝アセンブリは、前記暫定的植込み型医療装置のリード線の遠位側の軸方向の移行を抑制するように構成されることを特徴とする暫定的植込み型医療装置のリード線。
請求項1に記載の暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に、前記ヘリックスコイルド伝導体と同径上に配置される1つ以上の絶縁巻線を含み、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち各棘枝アセンブリの基部は前記1つ以上の絶縁巻線に結合されることを特徴とする暫定的植込み型医療装置のリード線。
請求項1に記載の暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に、前記1つ以上の電極より遠位側に存在するヘリックスコイルド伝導体の遠位端に配置されており、リード線の径方向の移動を抑制するように構成される遠位端の棘枝アセンブリを含むことを特徴とする暫定的植込み型医療装置のリード線。
請求項1に記載の暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記ヘリックスコイルド伝導体は1つ以上の実行部を含み、前記実行部は移植の際に、潰されることが可能で、移植後に、前記暫定的植込み型医療装置のリード線の外径を増加させることを特徴とする暫定的植込み型医療装置のリード線。
請求項7に記載の暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に前記1つ以上の実行部のうち各部分において、1つ以上の電極を含むことを特徴とする暫定的植込み型医療装置のリード線。
請求項7に記載の暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に前記ヘリックスコイルド伝導体の遠位端に接続された遠位リード線のキャップを含み、前記遠位リード線のキャップは移植の際に、前記実行部を潰す移植の工具を収納するように構成されるカップやスロットを含むことを特徴とする暫定的植込み型医療装置のリード線。
請求項1に記載の暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記ヘリックスコイルド伝導体の部分に同一に延伸する形状メモリ要素を含み、前記形状メモリ要素は移植の際に、前記ヘリックスコイルド伝導体に近接する位置に潰されることが可能で、移植後に、前記ヘリックスコイルド伝導体の外径より大きい径まで膨張可能であることを特徴とする暫定的植込み型医療装置のリード線。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、固定機構を含む暫定的埋め込み型のリード線及び暫定的植込み型医療装置のリード線の軸方向の移行を抑制する固定機構に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施例1において、暫定的植込み型医療装置のリード線は前記リード線を外部制御モジュールに接続するように構成されるコネクターと、ヘリックスコイルド伝導体とを含む。前記ヘリックスコイルド伝導体は、複数の絶縁巻線と、前記コネクターに対して機械的、かつ電気的に接続される近位端と、前記ヘリックスコイルド伝導体の非絶縁部分によって画定された1つ以上の電極とを含む。前記暫定的植込み型医療装置のリード線は更に、1つ以上の電極に近接し、暫定的植込み型医療装置のリード線の軸方向の移行を抑制するように構成される1つ以上の棘枝アセンブリを含む。各棘枝アセンブリは基部及び基部から延びる複数本の棘枝を含む。
【0006】
実施例2では、実施例1に係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち各棘枝アセンブリに近接する前記ヘリックスコイルド伝導体の第1外径は前記1つ以上の棘枝アセンブリに近接しない部分に沿った前記ヘリックスコイルド伝導体の第2外径より小さい。
【0007】
実施例3では、実施例2に係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記第2外径及び前記第1外径の間の差は前記1本以上の棘枝の厚さの最大2倍に達する。
実施例4では、実施例1〜3の何れか1つに係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち少なくとも1つの棘枝アセンブリは、前記暫定的植込み型医療装置のリード線の遠位側の軸方向の移行を抑制するように構成される。
【0008】
実施例5では、実施例1〜4の何れか1つに係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に、前記ヘリックスコイルド伝導体と同径上に配置される1つ以上の絶縁巻線を含み、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち各棘枝アセンブリの基部は前記1つ以上の絶縁巻線に結合される。
【0009】
実施例6では、実施例1〜5の何れか1つに係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に、前記1つ以上の電極より遠位側に存在するヘリックスコイルド伝導体の遠位端に配置されており、リード線の径方向の移動を抑制するように構成される遠位端の棘枝アセンブリを含む。
【0010】
実施例7では、実施例1〜6の何れか1つに係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記ヘリックスコイルド伝導体は1つ以上の実行部を含み、前記実行部は移植の際に、潰されることが可能で、移植後に、前記暫定的植込み型医療装置のリード線の外径を増加させる。
【0011】
実施例8では、実施例1〜7の何れか1つに係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に、前記1つ以上の実行部のうち各部分において、1つ以上の電極を含む。
実施例9では、実施例7に係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に、前記ヘリックスコイルド伝導体の遠位端に接続された遠位リード線のキャップを含み、前記遠位リード線のキャップは移植の際に、前記実行部を潰す移植の工具を収納するように構成されるカップやスロットを含む。
【0012】
実施例10では、実施例1〜9の何れか1つに係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記ヘリックスコイルド伝導体の部分に同一に延伸する形状メモリ要素を含み、前記形状メモリ要素は移植の際に、前記ヘリックスコイルド伝導体に近接する位置に潰されることが可能で、移植後に、前記ヘリックスコイルド伝導体の外径より大きい径まで膨張可能である。
【0013】
実施例11において、暫定的植込み型医療装置のリード線は前記リード線を外部制御モジュールに接続するように構成されるコネクターと、前記コネクターに対して機械的、かつ電気的に接続される近位端と、複数の絶縁巻線とを含むヘリックスコイルド伝導体とを含む。前記ヘリックスコイルド伝導体は更に、1つ以上の実行部を含み、前記実行部は移植の際に、潰されることが可能で、移植後に、前記暫定的植込み型医療装置のリード線の外径を増加させる。前記暫定的植込み型医療装置のリード線は更に、前記ヘリックスコイルド伝導体の非絶縁部分によって画定される1つ以上の電極を含む。
【0014】
実施例12では、実施例11に係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に、前記ヘリックスコイルド伝導体の遠位端に接続される遠位リード線のキャップを含み、前記遠位リード線のキャップは移植の際に、前記実行部を潰す移植の工具を収納するように構成されるカップやスロットを含む。
【0015】
実施例13では、実施例11または実施例12に係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記1つ以上の実行部のうち少なくとも1つ実行部は前記ヘリックスコイルド伝導体においてフレアを含む。
【0016】
実施例14では、実施例11〜13の何れか1つに係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に、前記1つ以上の実行部のうち各実行部において1つ以上の電極を含む。
【0017】
実施例15では、実施例11〜14の何れか1つに係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、更に、前記暫定的植込み型医療装置のリード線の軸方向の移行を抑制するように構成される1つ以上の棘枝アセンブリを含む。各棘枝アセンブリは基部及び基部から延びる複数本の棘枝を含み、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち各棘枝アセンブリに近接するヘリックスコイルド伝導体の第1外径は前記1つ以上の棘枝アセンブリに近接しない部分に沿ったヘリックスコイルド伝導体の第2外径より小さい。
【0018】
実施例16では、実施例15に係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記第2外径及び前記第1外径の間の差は前記1本以上の棘枝の厚さの最大2倍に達する。
実施例17では、実施例15または実施例16に係る暫定的植込み型医療装置のリード線において、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち少なくとも1つ棘枝アセンブリは前記暫定的植込み型医療装置のリード線の遠位側の軸方向の移行を抑制するように構成される。
【0019】
実施例18において、システムは外装壁型の制御モジュール及び暫定的植込み型医療装置のリード線を含む。前記暫定的植込み型医療装置のリード線は前記リード線を前記制御モジュールに接続するように構成されるコネクターと、前記コネクターに対して、機械的かつ電気的に接続される近位端を有する複数の絶縁巻線を含むヘリックスコイルド伝導体と、前記ヘリックスコイルド伝導体の非絶縁部分によって画定された1つ以上の電極とを含む。前記暫定的植込み型医療装置のリード線は更に、前記1つ以上の電極に近接し、前記暫定的植込み型医療装置のリード線の軸方向の移行を抑制するように構成される1つ以上の棘枝アセンブリを含み、各棘枝アセンブリは基部及び前記基部から延伸する複数本の棘枝を含む。
【0020】
実施例19では、実施例18に係るシステムにおいて、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち各棘枝アセンブリに近接する前記ヘリックスコイルド伝導体の第1外径は前記1つ以上の棘枝アセンブリに近接しない部分に沿った前記ヘリックスコイルド伝導体の第2外径より小さい。
【0021】
実施例20では、実施例19に係るシステムにおいて、前記第2外径及び前記第1外径の間の幅は前記1本以上の棘枝の厚さの最大2倍に達する。
実施例21では、実施例17〜20の何れか1つに係るシステムにおいて、前記1つ以上の棘枝アセンブリのうち少なくとも1つ棘枝アセンブリは前記暫定的植込み型医療装置のリード線の遠位側の軸方向の移行を抑制するように構成される。
【0022】
多くの実施形態は開示されるが、本発明に係る他の実施形態は本発明の例示的な実施形態を記載する、下記の詳細な説明から、当業者には明らかになろう。従って、図面及び詳細な説明は、説明を意図したものであって、制限的なものではない。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は制御モジュール12(例えば、刺激装置やパルス発生装置)と、制御モジュール12に接続される暫定的植込み型医療装置のリード線14とを含む電気刺激システム10の実施形態を例示する。いくつかの実施形態において、電気刺激システム10は末梢神経診断(PNE)刺激システムであり、末梢神経診断(PNE)刺激システムは神経位置においての暫定的移植を許容する。その神経位置において、神経刺激は治療される状況を改善するか否かをテストする。本実施形態に示されるように、リード線14は患者Pの尾骨神経Nに近接するように移植される。他の実施形態において、電気刺激システム10は刺激を身体の他の神経束、他の部分やシステムに提供するように構成される。暫定的リード線として例示され、説明されるが、リード線14は慢性的に埋め込まれたリード線であってもよい。
【0025】
制御モジュール12は刺激信号をリード線14に送達したり、リード線14によって検知された電気信号を受信したりするように構成される。いくつかの実施形態において、制御モジュール12は外装壁型や常規装置である。制御モジュール12は外部制御15を含み、外部制御15は臨床医がリード線14を介して治療の特性(例えば、周期、周波数、振幅など)を尾骨神経Nに送達するように設定することを許容する。制御モジュール12は更に、例えば、治療送達に関連するプログラミングを受信する、外部装置(例えば、プログラマー)と通信しているように構成されるアンテナ16を含む。
【0026】
リード線14は近位端17及び遠位端18を含む。いくつかの実施形態において、リード線14の遠位端18は尾骨神経Nに近接するように配置された複数の電極(図示せず)を含む。リード線14は仙骨の後膝部から導入され、そこの椎間孔を通って、尾骨神経の領域に進入し、かつ電気刺激のために、遠位端18における複数の電極が尾骨神経Nに近接するように配置される。患者Pの背部の経皮的な進入位置において、リード線14は暫定的包帯19を介して皮膚にコイルされ、貼り付けられる。近位端17において、リード線は、リード線14を制御モジュール12に対して機械的、かつ電気的に接続するように構成されるコネクター20を含む。コネクター20はリード線14を通って延びる伝導体を介して、リード線14の遠位端18における電極を制御モジュール12の電気部品に対して電気的に接続する複数の接触点を含む。
【0027】
リード線14を通って延びる伝導体は、ヘリックスコイルド複数の巻線タイプの伝導体である。本明細書で使用するとき、巻線は、単線式電導線や複数の束線を含むケーブルである。複数の巻線タイプの伝導体は、伝導体の異なる電線が尾骨神経Nの刺激用の異なる電気信号を伝送できるように、制御モジュール12に対して電気的に接続される。いくつかの実施形態において、複数の巻線タイプの伝導体は各巻線を包囲している絶縁材料層によって電気的に絶縁される。いくつかの実施形態において、絶縁層は遠位端18の近くにある各巻線の非絶縁部分から除去される。各巻線の非絶縁部分は、リード線14の遠位端の近くにある遠位領域に沿った、縦方向において間隔が置かれた部分において複数の電極を画定するようにリード線14の本体の外部において露出される。
【0028】
複数の電極を備えた、本発明に係るリード線14は、多極性刺激のために、単極型のPNEシステムに用いられる接地パッドを除去するように構成される。更に、リード線14の遠位端18における複数の電極は、尾骨神経Nに近接するように配置された多数の電極が原因で、診断時期において、尾骨神経Nの治療刺激が一貫して送達される可能性を改善する。即ち、診断時期中に、リード線14が移行し、かつ遠位端18における電極のうち1つの電極は尾骨神経Nから離れるように移動しても、遠位端18における他の電極は移行後に、尾骨神経Nに近接するように維持する。
【0029】
いくつかの実施形態において、リード線14は相対的に小さい外径Dを有する。いくつかの実施形態において、外径Dは約0.05インチ(1.27ミリメータ)より小さい。例えば、いくつかの実施形態において、外径は約0.025インチ(0.635ミリメータ)より小さい。外径Dはリード線14が外径Dに相当する管腔の径を有する小径のニードルを用いて植入されるように設定される。例えば、いくつかの実施形態において、リード線14の移植に用いられるニードルは16ゲージや20ゲージの椎間孔ニードルであってもよい。
【0030】
いくつかの実施形態において、リード線14の外側の表面はリード線の伝導体の絶縁巻線及び非絶縁巻線によって画定される。代替の実施形態において、リード線14はリード線の伝導体を覆うリード線の本体24を含む。遠位端18におけるリード線の伝導体の非絶縁部分の位置に設けられたリード線の本体24の部分はリード線の本体24の外部において、電極を露出させるように除去される。いくつかの実施形態において、リード線の本体24は例えば、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パリレン、他のフルオロポリマー、シリコン、ポリウレタン、ポリエステルまたはラバーなどの絶縁材料から構成される。代替の実施形態において、リード線14は絶縁リード線の本体24を含まなくてもよい。
【0031】
図2は本発明の実施形態に係る暫定的植込み型医療装置のリード線40の断面概要図を示す。リード線40は信号をリード線40(例えば、制御モジュール12)に伝送するように構成された装置とインターフェイスするように構成されるリード線の近位端において、コネクター42を含む。リード線40は更に、伝導体44、棘枝アセンブリ45a、45b、電極46a、46b及び遠位端の棘枝アセンブリ48を含む。棘枝アセンブリ45aは基部50a及び棘枝52aを含み、棘枝アセンブリ45bは基部50b及び棘枝52bを含む。遠位端の棘枝アセンブリ48は棘枝53を含む。
【0032】
伝導体44はコネクター42に対して機械的、かつ電気的に接続され、そこから遠位方向に延びる。伝導体44は複数の絶縁巻線54を含む。一例示的な実施形態において、伝導体は4つの巻線54を含む。しかし、伝導体44は任意数の巻線54を含む。例えば、他の実施形態において、伝導体44は2〜8の巻線を含む。巻線54の伝導性の部分は例えば、ステンレススティール、MP35N、プラチナ、プラチナ‐イリジウムまたはタンタルなどの導電材料から構成される。
【0033】
巻線54はそのうち各巻線の外周に絶縁材料が被覆っており、絶縁材料によって互いに電気絶縁されている。いくつかの実施形態において、他の絶縁材料は可能であるが、絶縁材料は例えば、ETFE、PTFE、パリレン、シリコンまたはポリウレタンなどの材料を含む。いくつかの実施形態において、巻線54のうち各巻線に設けられた絶縁材料は同様な絶縁材料を含む。代替の実施形態において、絶縁材料は、いくつかの巻線54の間において異なる。
【0034】
各巻線54の径は約0.006インチ(0.152ミリメータ)より小さくて、絶縁材料の厚さは約0.002インチ(0.051ミリメータ)より薄い。いくつかの実施形態において、絶縁材料の厚さは約0.00025インチから約0.001インチ(0.006−0.025ミリメータ)の範囲にある。巻線54は伝導体42の近接ターンの間における間隔が約0.005インチ(0.127ミリメータ)より小さくなるように緊密に巻かれる。いくつかの実施形態において、巻線54の近接ターンの間における間隔は約0.001インチ(0.025ミリメータ)より小さい。
【0035】
様々な実施形態において、絶縁層はリード線40の遠位端の付近にある巻線54の部分から除去され、複数の縦方向に間隔が置かれた電極46a、46bを画定する。例えば、絶縁層は切除処理を介して巻線54の部分から除去される。巻線54の非絶縁部分は電極46a、46bを画定する。例示的な実施形態において、電極46a、46bは伝導体42の外側の表面に配置され、ほぼ一定の外径を形成する。ここに記載されたリード線用の他の例示的な実施形態に係る電極は米国仮特許出願第61/675,407号明細書、題名「Temporary Implantable Medical Electrical Stimulation Lead」に例示され、記載されており、その全体は本明細書に開示されたものとする。
【0036】
棘枝アセンブリ45a、45b及び遠位端の棘枝アセンブリ48は移植後にリード線40の軸方向の移行を抑制するように構成される。特に、棘枝52aは基部50aから延伸し、棘枝52bは基部50bから延伸し、棘枝53は遠位端の棘枝アセンブリ48から延伸する。植入された場合、棘枝52a、52b及び53は組織や他の身体部位と干渉し、リード線40(例えば、リード線40の縦軸の方向において)の軸方向の移動を抑制する。更に、遠位端の棘枝アセンブリ48は移植後に、リード線40の遠位端の径方向の移動を制限するか、または抑制するように構成される。いくつかの実施形態において、棘枝52a、52b、53は約10°〜45°の間の角度をなした状態でリード線40から延びる。他の実施形態において、棘枝52a、52b、53の角度はリード線40に対して45°の角度より大きい。
【0037】
移植の際に、棘枝52a、52b、53は伝導体44の外側の表面に対して付勢されており、埋め込み型のニードルやカテーテルを通って供給される。リード線40の外径(標準な埋め込み型のニードルやカテーテルの管腔のサイズを収納する)を最小化させるために、伝導体44に対して付勢された場合、伝導体44は棘枝52a、52b、53を収納する、より小さい径を有する棘枝アセンブリ45a、45bや遠位端の棘枝アセンブリ48に近接する領域を含む。これらの領域は移植の際に、リード線40の全部の外側プロファイルはほぼ定数になるようにサイズされる。例えば、例示的な実施形態において、伝導体44は棘枝アセンブリ45a、45bに近接する外径OD
1を含み、外径OD
1は棘枝アセンブリ45a、45bに近接しない外径OD
2より小さい。更に、ここに示された実施形態において、遠位端の棘枝アセンブリの基部の径は、移植の際に、棘枝53を収納する外径OD
2より小さい。いくつかの実施形態において、外径OD
2及び外径OD
1の間における差は棘枝52a、52bの厚さや幅wの最大2倍に達する。他の実施形態において、外径OD
2及び外径OD
1の間における差は棘枝52a、52bの幅w(または径)にほぼ等しい。更に、外径OD
1を有する伝導体の長さは棘枝52a、52bの長さLにほぼ等しい。いくつかの実施形態において、棘枝52a、52b、53のうち各棘枝の幅wは約0.010インチ(0.254ミリメータ)より小さく、かつ棘枝のうち各棘枝の長さは約0.0313〜0.125インチ(0.794〜3.18ミリメータ)の間にある。代替の実施形態において、伝導体44はリード線40の長さに沿ってほぼ一定の半径を有する。
【0038】
棘枝アセンブリ45a、45b、48はあらゆる方向における何れかの本数の棘枝52、52b、53を含む。例示的な実施形態において、棘枝アセンブリ45a、45b、48は1本の棘枝を含む。他の例示的な実施形態において、棘枝アセンブリ45a、45b、48は5°〜180°の間の角度で円周方向に分岐される2本の棘枝を含む。更なる例示的な実施形態において、棘枝アセンブリ45a、45b、48は5°〜170°の間の角度で円周方向に分岐される3本の棘枝を含む。更なる例示的な実施形態において、棘枝アセンブリ45a、45b、48は5°〜165°の間の角度で円周方向に分岐される4本の棘枝を含む。棘枝アセンブリ45a、45b、48の実施形態は1〜4の棘枝として記載されるが、他の実施形態はより多い本数の棘枝を含むことと考えられる。更に、棘枝52a、52b、53はリード線40の長さに沿って互いに円周方向に配列されるか、または棘枝52a、52b、53は互いに対して円周方向に偏奇されたり、千鳥状に配列されたりしている。
【0039】
棘枝アセンブリ45a、45b及び遠位端の棘枝アセンブリ48は様々な手段で伝導体44に固定される。ここに示された実施形態において、基部50a、50bは電極46a、46bに近接する伝導体44の巻線54によって被覆われており、遠位端の棘枝アセンブリ48は電極46a、46bより遠位側の伝導体44の遠位端において巻線54によって被覆われている。いくつかの実施形態において、棘枝アセンブリ45a、45b、48によって被覆われている部分に沿った伝導体44のピッチはリード線40の他の部分に沿った伝導体44のピッチより大きいまたはそれに等しい。より大きいピッチを備えた場合、棘枝アセンブリ45a、45b、48の材料は伝導体44のターンの間に流れ、伝導体44へ棘枝アセンブリ45a、45b、48の機械的なアタッチメントを強化する。棘枝アセンブリ45a、45bや遠位端の棘枝アセンブリ48は例えば、接着剤、熱溶融、機械的なアタッチメント手段などの代替手段を介して伝導体44に固定される。いくつかの実施形態において、棘枝アセンブリ45a、45bや遠位端の棘枝アセンブリ48は、例えば、シリコン、ポリウレタン、ポリイソブチレン系ポリウレタン、フルオロポリマー、共重合体、混合物及びはそれらのブレンドなどの可撓性かつ生体適合性のポリマー材料から構成される。
【0040】
図3は本発明の他の実施形態に係る暫定的植込み型医療装置のリード線60の断面概要図を示す。リード線60はリード線60(例えば、制御モジュール12)に信号を伝送するように構成される装置とインターフェイスするように構成されるリード線の近位端においてコネクター52を含む。リード線60は更に、伝導体64、棘枝アセンブリ65a、65b、電極66a、66b、遠位端の棘枝アセンブリ68を含む。棘枝アセンブリ65aは基部70a、近位端棘枝72a、遠位端棘枝73aを含み、棘枝アセンブリ65bは基部70b、近位端棘枝72b、遠位端棘枝73bを含む。遠位端の棘枝アセンブリ68は棘枝75を含む。
【0041】
図2を参照して本明細書に記載されるように、コネクター52、伝導体64及び電極66a、66bはコネクター42、伝導体44及び電極46a、46bのそれぞれに類似する構成及び特性を有する。更に、棘枝アセンブリ65a、65b及び遠位端の棘枝アセンブリ68は本明細書に記載された棘枝アセンブリ45a、45b及遠位端の棘枝アセンブリ48のそれぞれに類似する数、配列及び材料を含む。
【0042】
図3に例示された実施形態において、棘枝アセンブリ65aは近位端棘枝72a及び基部70aから延びる遠位端棘枝73aを含み、棘枝アセンブリ65bは近位端棘枝72b及び基部70bから延びる遠位端棘枝73bを含む。近位端棘枝72a、72bは本明細書に記載された棘枝52a、52bに類似する特性を有する。遠位端棘枝73a、73bは移植後に、リード線60の遠位軸方向の移行を抑制するように配置され、構成される。特に、遠位端棘枝73a、73bは角度をなして組織や他の身体部位と干渉し、近位端から離れる方向において、リード線60の移動を抑制する。
【0043】
更に、遠位端の棘枝アセンブリ68は棘枝75を含み、棘枝75はリード線の遠位端の径方向の移動を抑制したり、低減したりするとともに、近位方向及び遠位方向においてリード線60の軸方向の移動を制限したり、抑制したりするように構成される。例示的な実施形態において、棘枝75は波構造または起伏のある構造を含む。
【0044】
移植の際に、棘枝72a、72b、73a、73b、75は伝導体64の外側の表面に対して付勢されており、埋め込み型のニードルやカテーテルを通って供給される。リード線60の外径を最小化させるために、伝導体64は伝導体64に対して付勢された場合、棘枝72a、72b、73a、73b、75を収納する、より小さい径を有する棘枝アセンブリ65a、65bや遠位端の棘枝アセンブリ68に近接する領域を含む。これらの領域は移植の際に、リード線60の全部の外側プロファイルはほぼ定数になるようにサイズされる。例えば、例示的な実施形態において、伝導体64は棘枝アセンブリ65a、65bに近接する外径OD
1を含み、外径OD
1は棘枝アセンブリ65a、65bに近接しない外径OD
2より小さい。
図2に記載された実施形態に類似して、いくつかの実施形態において、外径OD
2及び外径OD
1の間の差は棘枝72a、72b、73a、73bの厚さ(または径)の最大2倍に達する。更に、外径OD
1を有する伝導体の長さは棘枝72a、72b、73a、73bの長さにほぼ等しい。特に
図3に例示された実施形態を参照して、外径OD
1を有する、棘枝アセンブリ65a、65bの間における伝導体64の部分の長さは棘枝アセンブリ65aの遠位端棘枝73aの長さ及び棘枝アセンブリ65bの近位端棘枝72bの合計長さにほぼ等しい。
【0045】
棘枝アセンブリ65a、65b及び遠位端の棘枝アセンブリ68は様々な手段で伝導体64に固定される。例示的な実施形態において、基部70a、70bのうち各基部は内部管腔基材を含み、内部管腔基材は伝導体64をわたって基部70a、70bの残留部に接続される。類似的には、遠位端の棘枝アセンブリ68は内部管腔の部分を含み、内部管腔の部分は伝導体64(例えば熱溶融を介して)をわたって遠位端の棘枝アセンブリ68の外側部分に接続される。いくつかの実施形態において、棘枝アセンブリ65a、65b、68に機械的に結合された部分に沿った伝導体64のピッチはリード線60の他の部分に沿った伝導体64のピッチより大きいまたはそれに等しい。より大きいピッチを備えた場合、棘枝アセンブリ65a、65b、68の材料は伝導体64のターンの間に流れ、伝導体64へ棘枝アセンブリ65a、65b、68の機械的なアタッチメントを強化する。棘枝アセンブリ65a、65bや遠位端の棘枝アセンブリ68は例えば、接着剤、オーバーモールド、機械的なアタッチメント手段などの代替手段を介して伝導体64に固定される。
【0046】
図4は本発明の他の実施形態に係る暫定的植込み型医療装置のリード線80の断面概要図を示す。リード線80は信号をリード線80(例えば、制御モジュール12)に伝送するように構成される装置とインターフェイスするように構成されるリード線の近位端において、コネクター82を含む。リード線80は更に、伝導体84、棘枝アセンブリ85a、85b、電極86a、86b及び遠位端の棘枝アセンブリ88を含む。棘枝アセンブリ85aは基部90a、近位端棘枝92aを含み、棘枝アセンブリ85bは基部90b、近位端棘枝92b、遠位端棘枝93bを含む。遠位端の棘枝アセンブリ88は棘枝95を含む。
【0047】
図2を参照して本明細書に記載されるように、コネクター82、伝導体84、電極86a、86bはコネクター42、伝導体44、電極46a、46bのそれぞれに類似する構成及び特性を有する。更に、棘枝アセンブリ85a、85b及び遠位端の棘枝アセンブリ88は本明細書に記載された棘枝アセンブリ45a、45b及び遠位端の棘枝アセンブリ48のそれぞれに類似する枝の数、配置及び材料を含む。更に、具体的に
図4に例示されていないが、本明細書に記載されるように、伝導体84は移植の際に、リード線80の外側プロファイルがほぼ定数または同一になるようにリード線80の棘枝を収納する、より小さい径を有する部分を含む。
【0048】
棘枝アセンブリ85aは基部90aから延びる近位端棘枝92a及び基部90bから延びる近位端棘枝92b及び遠位端棘枝93bを含む。
図4に例示された実施形態において、近位端棘枝92a、92bの各棘枝は近位側延伸部分及び遠位側延伸部分を含む。近位端棘枝92a、92bの近位側延伸部分及び遠位側延伸部分は互いに対して角度をなしている。いくつかの実施形態において、近位側延伸部分及び遠位側延伸部分の間における角度は約90°の角度より小さいまたは約90°の角度に等しい。いくつかの実施形態において、近位端棘枝92a、92bの遠位側延伸部分の長さは約0.0625インチ(1.59ミリメータ)より短い。棘枝92a、92bの遠位側延伸部分は移植後に、リード線80の遠位側軸方向の移行を抑制するように配置され、構成される。
【0049】
遠位端棘枝93bは本明細書に記載された遠位端棘枝73a、73bに類似する特性を有する。遠位端棘枝93bは移植後に、リード線80の遠位側の軸方向の移行を抑制するように配置され、構成される。棘枝アセンブリ85bは遠位端棘枝93bを含むこととして例示されるが、棘枝アセンブリ85aは更に、1つ以上の遠位端棘枝を含んでもよい。
【0050】
更に、遠位端の棘枝アセンブリ88は棘枝95を含み、棘枝95は移植後に、リード線80の遠位端の径方向の移動を抑制したり、低減したりするとともに、近位方向及び遠位方向においてリード線80の軸方向の移動を制限したり、抑制したりするように構成される。例示的な実施形態において、棘枝95は一直線であって、遠位端の棘枝アセンブリ88の本体とほぼ直交する方向に延びる。
【0051】
棘枝アセンブリ85a、85b及び遠位端の棘枝アセンブリ88は様々な手段で伝導体84に固定される。例示的な実施形態において、1つ以上の巻線97は伝導体84の巻線と同径上に巻かれており、棘枝アセンブリ85a、85b用の結合基材として作用する。特に、基部90a、90bは1つ以上の巻線97を包囲するように配置されるか、またはそれに接するように配置されか、または基部90a、90bは1つ以上の巻線97に結合(例えば、溶接)される。いくつかの実施形態において、1つ以上の巻線97はポリマー材料を含み、ポリマー材料は例えば、ポリウレタンであって、基部90a、90bに接着されるか、または熱接着される。他の実施形態において、巻線97は金属材料を含み、金属材料は電気活性ではないが、基部90a、90bが結合される表面を提供する。更なる実施形態において、巻線97は例えば、ポリウレタン被覆金属などのポリマー被覆金属を含み、金属材料は電気活性ではないが、基部90a、90bが結合されるポリマー表面を提供する。遠位端の棘枝アセンブリ88は遠位端の棘枝アセンブリ44に関して、本明細書に検討されるものに類似する方法を利用して伝導体84の遠位端に固定される。棘枝アセンブリ85a、85bや遠位端の棘枝アセンブリ88は例えば、接着剤、オーバーモールド、機械的なアタッチメント手段などの代替手段を介して伝導体84に固定される。
【0052】
図5は本発明の他の実施形態に係る暫定的植込み型医療装置のリード線100の断面概要図を示す。リード線100は信号をリード線100(例えば、制御モジュール12)に伝送するように構成された装置とインターフェイスするように構成されるリード線の近位端において、コネクター102を含む。リード線100は更に、伝導体104、棘枝アセンブリ105、電極106a、106b及び遠位端の棘枝アセンブリ108を含む。棘枝アセンブリ105は基部110、近位端棘枝112及び遠位端棘枝113を含む。遠位リード線のキャップ108は代替的に1本以上の棘枝を含むが、遠位リード線のキャップ108はリード線100を埋め込み部位に横断することを容易にするように構成される。
【0053】
図2を参照して本明細書に記載されるように、コネクター102、伝導体104及び電極106a、106bはコネクター42、伝導体44及び電極46a、46bのそれぞれに類似する構成及び特性を有する。更に、棘枝アセンブリ105は本明細書に記載された棘枝アセンブリ45a、45bに類似する枝の数、配列及び材料を含む。更に、具体的に
図5に例示されていないが、本明細書に記載されるように、伝導体104は移植の際に、リード線100の外側プロファイルはほぼ定数または同一になるようにリード線100の棘枝を収納する、より小さい径を有する部分を含む。いくつかの実施形態において、伝導体104は巻線の間における棘枝112、113の本体を通過することを容易にする可能なピッチの領域を含む。
【0054】
棘枝アセンブリ105は近位端棘枝112及び基部110から延びる遠位端棘枝113を含む。棘枝アセンブリ105は様々な手段で伝導体104に固定される。ここに示された実施形態において、基部110は伝導体104の内部管腔を通って延伸し、近位端棘枝112及び遠位端棘枝113は伝導体104のターンの間において、リード線110の外部に向かって延びる。いくつかの実施形態において、棘枝アセンブリ105は基部110、棘枝112、113及び伝導体104の間における機械的干渉が原因で、伝導体104に対して固定される。他の実施形態において、棘枝アセンブリ105は棘枝アセンブリ105及び伝導体104を結合すること(例えば、粘着、エポキシ樹脂で接着するなど)や溶融(例えば、熱溶融、溶解など)することによって伝導体に代替的に固定される。
【0055】
暫定的植込み型医療装置のリード線はリード線の軸方向や径方向の移動を抑制する棘枝を含むこととして記載されているが、他の固定機構は移植後に、移動を抑制することも可能である。例えば、
図6は本発明の他の実施形態に係る暫定的植込み型医療装置のリード線120の部分の断面概要図を示す。リード線120は伝導体124及び遠位リード線のキャップ126を含む。
図6に具体的に例示されていないが、リード線120は本明細書に記載された、例えば、リード線120の近位端におけるコネクター、リード線120の遠位端の近くにある電極などのものに類似する他の要素を含む。
【0056】
伝導体124はリード線120が移植される場合、径方向に膨張するように構成される。特に、伝導体124はリード線120の長さに沿った伝導体124の他の部分より大きい外径を有するフレア部分128を含む。拡張状態に置かれる場合、フレア部分128は周囲の組織において半径方向の外向きの応力を提供し、リード線120の固定を容易にする。いくつかの実施形態において、フレア部分128はマンドレルの残留部分より大きい径を有する部分を備えるマンドレルや他の装置の周囲に伝導体124を巻くことによって形成される。いくつかの実施形態において、フレア部分128は1つ以上の電極を含む。
【0057】
移植の際に、フレア部分128はリード線120にほぼ同一の外側プロファイルを提供するように潰される。いくつかの実施形態において、伝導体124はねじられるか、またはフレア部分128を潰すように操縦される。他の実施形態において、リード線120はフレア部分128を潰すように軸方向に延伸される。例えば、実施形態に係るリード線120は伝導体124の遠位端に結合される遠位リード線のキャップ126を含む。いくつかの実施形態において、遠位リード線のキャップ126は針状体や他の送達装置と嵌め合うカップ、スロット130や他のインターフェイスを含む。針状体は操縦され、遠位リード線のキャップ126を遠位側に押して、フレア部分128を潰された位置に進入するように延伸させるか、またはリード線キャップ126に係合するように延伸させ、フレア部分128を潰すように回転される。
【0058】
図7は本発明の他の実施形態に係る暫定的植込み型医療装置のリード線140の部分の断面概要図を示す。リード線140は伝導体144及び遠位リード線のキャップ146を含む。
図7に具体的に例示されていないが、リード線140は本明細書に記載されるように、リード線140の近位端におけるコネクター及びリード線140の遠位端の近くにある電極などのものに類似する他の要素を含む。
【0059】
リード線140は更に、伝導体144に接続され、リード線140が移植された場合、径方向に膨張するように構成される形状メモリ要素148を含む。特に、形状メモリ要素148が拡張状態に置かれた場合、形状メモリ要素148は伝導体144より大きい外径を有する。拡張状態に置かれた場合、形状メモリ要素148は周囲の組織において半径方向の外向きの応力を提供し、リード線140の固定を容易にする。いくつかの実施形態において、形状メモリ要素148はポリマー材料や金属材料から構成される。形状メモリ要素148は導電材料から構成される場合、形状メモリ要素148は電極として操作するように構成される。
【0060】
移植の際に、形状メモリ要素148はリード線140にほぼ同一の外側プロファイルを提供するように潰される。いくつかの実施形態において、リード線140(及び形状メモリ要素148)は形状メモリ要素148を潰すように軸方向に延伸される。例えば、実施形態に係るリード線140は伝導体144の遠位端に接続される遠位リード線のキャップ146を含む。針状体は操縦され、遠位リード線のキャップ146を遠位側に押して、形状メモリ要素148を潰された位置に進入するように延伸させることができる。
【0061】
図8は本発明の他の実施形態に係る暫定的植込み型医療装置のリード線160の部分の断面概要図を示す。リード線160は固定形状166を有する伝導体164を含む。
図8に具体的例示されていないが、リード線160は本明細書に記載されるように、リード線160の近位端におけるコネクター及びリード線160の遠位端の近くにある電極などのものに類似する他の要素を含む。
【0062】
伝導体164は固定形状166に沿った伝導体164の全部の径やプロファイルがリード線160の他の部分に沿った伝導体164の径より大きくなるように移植後に、再成形するように構成される。特に、例示的な実施形態において、伝導体164はリード線160の長さに沿った伝導体164の他の部分より大きい形状のプロファイルを有する、ほぼS−形状や波形状を有する固定形状166を含む。拡張状態に置かれた場合、固定形状166は周囲の組織に半径方向の外向きの応力を提供し、リード線160の固定を容易にする。いくつかの実施形態において、固定形状166はマンドレルや他の装置の周囲にヘリックスコイルド伝導体164を巻くか、またはヘリックスコイルド伝導体164を所望の固定形状166に成形することによって形成される。固定形状166は螺旋状形状及びジグザグ形状を含む形状の他に他の形状を有するが、これに限定するものではない。いくつかの実施形態において、固定形状166は1つ以上の電極を含む。
【0063】
移植の際に、固定形状166はリード線160にほぼ同一の外側プロファイルを提供するように潰される。いくつかの実施形態において、堅硬な針状体はリード線160の管腔内に配置され、固定形状166を強化させる。他の実施形態において、リード線160(及び固定形状166)は固定形状166を潰すように軸方向に延伸される。例えば、リード線160は
図6、7に例示されるように、伝導体164の遠位端に接続される遠位リード線のキャップを含む。針状体は操縦され、遠位リード線のキャップを遠位側に押して、固定形状166を潰された位置に進入するように延伸させることができる。
【0064】
本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更や追加は本明細書に検討された例示的な実施形態に加えることができる。例えば、上述の実施形態は特別な技術特徴を意味するが、本発明の範囲は更に異なる混合物の特徴部を有する実施形態及び上述の特徴部の全てを含まない実施形態を含む。例えば、暫定的植込み型医療装置のリード線の実施形態は特別なリード線構造を含むように記載されるが、固定機構及びアタッチメント手段、本明細書に記載され、考慮された何れかのリード線構造や固定機構は本発明に応じてリード線に含まれる。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲及びそれの均等範囲に属する変更、修正及び変形を含むことと意図される。