(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記解放可能な接続部、前記被覆部品、及び前記膨張可能な要素は、前記膨張可能な要素の膨張中に、前記解放可能な接続部が解放され、前記ガスバッグの前記外被とのその固定的な接続を維持することによって前記被覆部品を前記通気開口から持ち上げ或いは前記通気開口を通じて押し得るように形成されることを特徴とする、請求項1に記載のガスバッグ構成。
前記被覆部品は、少なくとも1つの固定的な接続部が、閉塞される輪郭において前記通気開口を取り囲むように、前記少なくとも1つの固定的な接続部によって前記ガスバッグの外側に固定されることを特徴とする、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のガスバッグ構成。
膨張中、前記作動機構が、前記通気開口が開放されるという旨の前記通気開口の前記出口断面における変化をもたらすように、前記作動機構は前記被覆部品と相互作用することを特徴とする、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載のガスバッグ構成。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ガスバッグ構成の設計と一般的には大いに無関係に利用し得る、制御される部品としての膨張可能な要素を備える、ガスバッグにおける通気開口の出口断面を制御する装置を作り出すことが、本発明の下に横たわる問題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この問題は請求項1の特徴を備えるガスバッグ構成を提供することによって解決される。
【0005】
従って、被覆部品は、少なくとも1つの固定的な接続部及び少なくとも1つの解放可能な接続部を用いてガスバッグの外被と接続され、膨張可能な要素は、被覆部品と異なる(別個の)部品として形成され、膨張可能な要素は、解放可能な接続部を介して同様にガスバッグの外被と接続される。
【0006】
膨張可能な要素が追加的なガス源を用いて膨張させられるときに解放可能な接続が解放されるように、解放可能な接続部、被覆部品、及び膨張可能な要素を形成し得る。解放可能な接続部は、例えば、引裂きシーム(tear seam)であり得る。解放可能な接続部を解放することにより、ガスバッグの外被とのその固定的な接続を維持することによって被覆部品を通気開口から持ち上げ或いは通気開口を通じて押し得る。被覆部品を通気開口から持ち上げること又は通気開口を通じて被覆部品を押すことを、ガスバッグから流出するガスを用いて実施し得る。
【0007】
そのようなガスバッグ構成は、被覆部品、膨張可能な要素、及びガスバッグの外被を配置するための幾つかの可能性を含む。例えば、被覆部品を膨張可能な要素とガスバッグの外被との間に配置し得る。被覆部品及び膨張可能な要素をガスバッグ内部に或いはガスバッグの外側に配置し得る。膨張可能な要素を被覆部品と(壁とも呼ぶ)外被との間に配置することが更に可能である。
【0008】
更に、膨張可能な要素をガスバッグ内部に配置し得るのに対し、被覆部品をその外被上でバスバッグの外側に配置し得る。同様に、膨張可能な要素をガスバッグの外側に配置し得るのに対し、被覆部品をガスバッグの内部に配置し得る。
【0009】
更に、被覆部品と膨張可能な要素との間にカバーが配置されることがもたらされ得る。織物材料又は同程度の特性を備える他の種類の材料でカバーを作製し得る。
【0010】
膨張可能な要素は、通気開口の傍に延在し得る。膨張可能な要素が実質的に通気開口の1つの側で延在するように、膨張可能な要素を配置し得る。
【0011】
更に、膨張可能な要素は、少なくとも部分的に通気開口を取り囲み得る。そのようにするに際して、膨張可能な要素は、通気開口の形状に従い得る。膨張可能な要素は通気開口の円弧に寄り掛かり得るし、且つ/或いはU字形状に形成され得る。膨張可能な要素は、通気開口を完全に取り囲み得る。
【0012】
ガスバッグ構成は、1つの通気開口、2つの通気開口、又は幾つかの通気開口を含み得る。
【0013】
幾つかの通気開口を備えるガスバッグ構成では、通気開口を共通の被覆部品で覆い得る。しかしながら、通気開口を1つの被覆部品でそれぞれ被覆してもよい。
【0014】
ガスバッグ構成において、膨張可能な要素は2つの通気開口の間に延在し得る。
【0015】
少なくとも1つの解放可能な接続部を介してガスバッグ構成の膨張可能な要素を幾つかの被覆部品と接続させ得る。膨張可能な要素を膨張させることは、幾つかの被覆部品からガスバッグの外被との解放可能な接続を切り離し得る。同じ解放可能な接続部を介して幾つかの被覆部品をガスバッグの外被と接続させ得るし、1つの解放可能な接続部を介して幾つかの被覆部品をそれぞれ接続させ得る。
【0016】
既述のように、ガスバッグ構成は幾つかの通気開口及び幾つかの被覆部品を含み得る。しかしながら、ガスバッグ構成が正に1つの通気開口及び正に1つの被覆部品を含むことももたらされ得る。更に、ガスバッグ構成は幾つかの通気開口及び正に1つの被覆部品を含み得るし、或いは正に1つの通気開口及び幾つかの被覆部品を含み得る。
【0017】
ガスバッグ構成が正に1つの通気開口及び正に1つの被覆部品を有するならば、通気開口及び被覆部品の両方を膨張可能な要素の傍らで同じ側に配置し得る。
【0018】
1つの実施態様によれば、一回又は数回折り畳まれた状態にある膨張可能な要素は、ガスバッグの外被と接続される。折畳みの層を通じて延びる解放可能な接続部によって接続部を作製し得る。
【0019】
作動機構の作動前に、少なくとも部分的な領域において被覆部品を折り畳み得る。ジグザグ形状を得るために被覆部品を一回又は数回折り畳み得る。
【0020】
ガスバッグ構成の1つの実施態様において、ガスバッグの外被との被覆部品/複数の被覆部品の固定的は接続部は、共通の基部(ベース)から突出する2つの脚を含む。そのような接続の形態は、例えば、実質的にU字形状であり得る。U字形状の2つの脚は平行に延び得るし、或いはある角度で互いに対して突出し得るし、或いは互いに向かう方向に向き得る。更に、脚は屈曲可能でもあり得る。加えて、屈曲部分によって接続される代わりに、直線部分によって2つの脚を接続させ得る。U字形状の代わりに、V字形状又は円若しくは楕円の区画も着想可能である。
【0021】
少なくとも1つの固定的な接続部を用いて被覆部品を外側からガスバッグの外被と接続させ得る。この少なくとも1つの固定的な接続部は、通気開口を全体的に取り囲み得る。少なくとも1つの固定的な接続部は、被覆部品の縁領域において少なくとも部分的に延在し得る。
【0022】
解放可能な接続部は、通気開口を全体的に取り囲む少なくとも1つの固定的な接続部の輪郭を横切り得る。
【0023】
通気開口を通じてガスバッグから流出するガスが、ガスバッグ構成から流出して、例えば、車両の内部空間内に或いは周囲空気に至ることがもたらされ得る。しかしながら、ガスがガスバッグから流出してチャンバ内に至ることももたらされ得る。そのようなチャンバを外側に対して閉塞し得るし、或いはガスバッグの外被及び少なくとも1つの固定的な接続部の閉塞された輪郭を備える被覆部品によって形成し得る。
【0024】
ガスバッグ構成は弁機構を含み得る。弁機構を1つの通気開口又は幾つかの通気開口に関連付け得る。
【0025】
弁機構の開閉を−全体的に或いは部分的に−チャンバの充填に依存して作動させ得る。
【0026】
更に、被覆部品は、少なくとも部分的に1つよりも多くの層を含み得る。例えば、材料ブランクの少なくとも1つの畳込みによって或いは幾つかの材料ブランクによって、幾つかの層を形成し得る。幾つかの層を互いに接続させ得る。
【0027】
ガスバッグの外被に1つ又はそれよりも多くの通気開口を設け得る。
【0028】
ガスバッグがガスバッグ内部から流出して通気開口を通じてチャンバに至ることがもたらされ得る。そのようなチャンバをガスバッグの外皮の外側に取り付け得る。
【0029】
膨張中、通気開口が開放されるという旨の通気開口の出口断面における変化を作動機構がもたらすように、作動機構は被覆部品と相互作用し得る。これは、出口断面における変化が出口断面を増大させること又は減少させることの両方を含むこと、並びに閉塞された通気開口が少なくとも部分的に開放させられ或いは開放された通気開口が閉塞されることを意味する。
【0030】
図面を用いて本発明の様々な実施態様を以下に示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
エアバッグモジュールの必須の構成部品として、
図1は、ガスバッグ2を膨張させるためのガス発生器1の概略図を示しており、ガスバッグ2は、膨張前に、モジュールハウジング3内に(折畳み状態又は蓄積状態において)積み込まれる。エアバッグモジュールは、ガスバッグ2が既にガス発生器1からのガスで少なくとも部分的に充填され、従って、ガスハウジング3から出た状態において
図1に示されている。
【0033】
既知の方法においてハウジングを含むガス発生器1は、高温ガスを生成するための化学物質及び/又は低温ガスで充填され、出口開口を備え、ガスバッグ2をガスで充填するために、ガスがガス発生器1の内部から出ることが出来るので、ガスバッグ2の外被20(envelope)は広がり、ガスバッグ2はモジュールハウジング3から外に膨張して車両乗員を保護する。
【0034】
ここでは、ガス発生器1の出口開口から出るガスがガスバッグ2の内部に直接的に入り込み得るよう、ガス発生器1は、ガスバッグ2のいわゆる吹込み開口又は吹込みオリフィスを通じて普通の方法においてその内部に突出する。
【0035】
ガスバッグ2をモジュールハウジング3に或いはモジュールハウジング3内に固定するために、保持リング32の形態における保持手段が用いられ、保持リング32は、(例示的な実施態様ではポット形状の)ガス発生器1を環状に取り囲み、ガスバッグ2の吹込みオリフィスの縁に沿ってモジュールハウジング3の底部30と保持リング32との間でガスバッグ外被20を締め付けることによって、吹込みオリフィスの領域において、即ち、吹込みオリフィスの縁に沿って、ガスバッグ外被20を締付け式に固定する。締付力を生成する役割を同時に果たし得る、モジュールハウジング3で保持手段を固定するための要素は、ここには示されていない。例えば、これは、モジュールハウジング3でガス発生器1を固定するためにも設け得る、ラッチ要素、リベット、又はネジであり得る。
【0036】
ガス発生器1並びに膨張前のガスバッグ2を収容するために、モジュールハウジング3は上述の底部30を含み、加えて、底部から突出する横方向(円周)境界壁を含む。
【0037】
ガスバッグ2の膨張中にモジュールハウジング3の外に出る領域において、ガスバッグ2はその外被20に通気開口22を備え、ガスは通気開口22を通じてガスバッグ2の内部から環境に出ることができる。
図1に示すようにガスバッグ2が(部分的に)膨張したエアバッグモジュールの状態において、通気開口22は被覆部品7によって依然として閉塞されており、被覆部品7は、例示的な実施態様において、1つの部品の可撓な織物部分によって形成されている。この目的のために、被覆部品7は、例えば、その縁の部分的な領域に沿う、例えば、ガスバッグ2の通気開口22の縁に沿う、少なくとも1つのシーム(継ぎ目)の形態における固定的な接続部Fを介して、その外被20に固定される。その縁の第2の部分的な領域に沿って、被覆部品7は、例えば、同様にガスバッグ2の通気開口22の縁に沿う、少なくとも1つの引裂きシームの形態における解放可能な接続部Lを介して、その外被20に固定される。固定的な接続部F及び解放可能な接続部Lは、少なくともほぼ完全に、通気開口22を共同して閉塞する。
【0038】
被覆部品7とは別に、膨張可能な要素5も解放可能な接続部Lによってガスバッグ2の外被20に固定され、被覆部品7は、ここでは、外被20と膨張可能な要素5との間に配置される、即ち、被覆部品7は、膨張可能な要素5によって少なくとも部分的に覆われる。
【0039】
膨張可能な要素5は、ガスバッグ2の内部に配置され、(例えば、織物で作製される)外被51,52を含み、外被51,52を(例えば、火工品の)ガス源6からのガスで充填し得る。膨張可能な要素5は、始動状態においても充填状態においても通気開口22を覆わずに、通気開口22の方向において(ガスダクトの方法において)ガス源6から延びる、即ち、膨張可能な要素5は、(通気開口22の傍で)通気開口22に隣接して延びる。これを
図2との関係でより詳細に説明する。通気開口22から見て外方に向く膨張可能な要素5の端部分で、ガス源6から放出されるガスが膨張可能な要素5に入り込むよう、膨張可能な要素5はガス源6に接続される。
【0040】
例示的な実施態様において、ガス源6は(例示しない締結手段を介して)モジュールハウジング3に接続され、ここでは、モジュールハウジング3の外側に、例えば、ハウジング底部より下に配置される。接続ケーブル61を介して、ガス源6はコントローラと接続され、例えばセンサによって制御されるコントローラは、前記ガス源が膨張可能な要素5を充填するためのガスを放出するよう、接続ケーブル61を介してガス源6の火工品電荷を点火し得る。
【0041】
その1つの端部分を介してガス源6からのガスで膨張可能な要素5を充填し得るよう、(モジュールハウジング3内で)膨張可能な要素を固定するために、締結要素31が用いられる。締結要素31は膨張可能な要素5内に配置される。締結要素31の第1の領域が膨張可能な要素5の内側に配置されるのに対し、第2の段付き領域が膨張可能な要素5の開口を通じて広がって保持リング32で固定されるように、締結要素31は段状に設計される。
【0042】
最終的には膨張可能な要素5も保持リング32に取り付けられるよう、保持リング32での締結要素31の固定を、具体的には、ラッチ(latching)によって、例えば、積極的な方法において実施し得る。この目的のために、締結要素31を(その第2の領域で)保持リング32の関連する開口内にスナップ止めされるクリップとして設計し得る。
【0043】
その吹込みオリフィスの周囲にあるガスバッグ2に加えて、膨張可能な要素5から突出し且つ保持リング32を通じて広がるその第2の領域を用いて、締結要素31はガス源6まで延び、貫通開口を備え、ガス源6から放出されるガスは、貫通開口を通じて膨張可能な要素5の内部に入り込み得る。
【0044】
ガスを導入する役割を同時に果たす締結要素31に加えて、膨張可能な要素5を保持リング32で及び/又はモジュールハウジング3で固定するために、更なる締結手段、例えば、リベットも設け得る。
【0045】
図2は、膨張可能な要素5の領域における
図1のガスバッグ2の内部図を示しており、それを用いて、特に膨張可能な要素5の設計及びガスバッグ2の外被20及び被覆部品7とのその接続を説明する。
【0046】
膨張可能な要素5又はその外被51,52は、ここでは、例えば、織物材料の、即ち、具体的には、ガスバッグ2の外被20を製造するためにも用い得る材料の、1つの部品のブランク(one-part blank)によって形成される。ブランクは対称の線又は折畳み線Kに沿って一度折り重ねられ、順に重なって位置するブランクの2つの層51,52は、一端で閉塞されるダクト形状の膨張可能な要素5(ガスダクト)を形成するために、それらの横方向縁領域に沿って互いに堅固に接続される。例えば、縫合(sewing)、接着(gluing)、又は溶接(welding)によって、固定的な接続F’を実施し得る。ガスバッグ2の外被20への接続がこれらの地点に存在しないのが好ましい。
【0047】
ガス源側の端部分で、膨張可能な要素5(ガスダクト)は開口を有し、
図1を参照して既に記載したように、その中に配置される締結要素31の段付き領域が開口を通じて延びる。取付け状態において、膨張可能な要素5又はガスダクトは閉塞容積(閉塞された充填可能なチャンバ)を定め、締結要素31によって導入されるガス源6から放出されるガスで閉塞容積を充填し得る。
【0048】
通気開口に面するその端部分で、膨張可能な要素/ガスダクト5は、U字形状に分岐し、2つの脚及び2つの脚を接続する領域は、その縁(約270°閉塞された領域)に沿って通気開口22を部分的に閉塞する。膨張可能な要素5(又は被覆部品7)とガスバッグ2の外被20との間の解放可能な接続部Lは、ここでは、膨張可能な要素/ガスダクト5のU字形状の端部分に沿って、即ち、ガス源6によって充填されるその容積を後に(ガス源6の点火後に)制限する外被51,52の部分を通じて延びる。接続は通気開口22が膨張可能な要素/ガスダクト5によって覆われないように行われる。
【0049】
被覆部品7とガスバッグ2の外被20との間の固定的な接続部Fは、膨張可能な要素/ガスダクト5のU字形状端部分の2つの脚の上方端の間に延びる。固定的な接続部F及び解放可能な接続部Lは、例示的な実施態様において、通気開口22を完全に取り囲む。
【0050】
U字形状端部分の図示の設計は一例として理解されるべきである。2つの脚の端が被覆部品7とガスバッグ2との間の固定的な接続部Fへの距離で配置されるように、ブランク及びガスバッグ2の外被20との接続を設計し得る。それは180°未満だけ通気開口22を閉塞することも可能にする。このようにして、膨張可能な要素5の充填可能な容積を通気開口22の異なる大きさに適合させ得る。
【0051】
図3に示す断面は、
図2の平面E2において、膨張可能な要素5のガス源側と通気開口側との間に延びる。この点に関して、一方では、
図2の説明を参照する。更に示されているのは、2つの層51,52で構成されるガスダクト(2つよりも多くの層も可能である)、並びに固定シームを用いたそれらの層の接続部(固定的な接続部F’)である。より詳細な説明のために、
図1及び2の記述を参照する。
【0052】
膨張可能な要素5の被覆部品7の領域において、
図4に示す断面は、
図2の平面E3におけるガスダクトの(即ち、膨張可能な要素5)のU字形状端部の2つの脚の領域において通気開口22を通じて延びている。図示されているのは、層51,52の間の固定的な接続部F’であり、それらは膨張可能な要素5の閉塞された充填可能なチャンバ、並びに解放可能な接続部Lを用いたガスバッグ2外被20での膨張可能な要素5及び被覆部品7の固着である。更に見ることが出来るのは、解放可能な接続部又は固定的な接続部L、F’の位置付け、並びにガスバッグ2の外被20における通気開口22に対するU字形状端部又は被覆部品7の位置付けである。この点に関しては、
図2の説明を参照する。
【0053】
図5は、ガス源6がガスで充填されるよう膨張可能な要素5に関連付けられるガス源6を点火させた後の
図1のエアバッグモジュールを示している。膨張可能な要素5内に導入されるガスの圧力の故に、場合によってはその温度の故に、ガスバッグ2の外被20と膨張可能な要素5との間の解放可能な接続部Lは破壊される。これらの地点で、ガスバッグ2の外被20と被覆部品7との間の接続も同時に除去される。他方、エアバッグ外被20と被覆部品7との間の固定的な接続部Fは維持される。従って、ガスバッグ2内に存在する内圧の故に、(固定的な接続部Fを旋回運動のための関節領域として)通気開口を通じて被覆部品7を押し得るので、通気開口22はもはや閉塞されない。故に、ガスは通気開口22を通じてガスバッグ2の内部から出て、ガスバッグ2内の内圧は、ガス源6の作動後に所望に−減少させられる。
【0054】
よって、ガス源6及び膨張可能な要素5は、被覆部品7を作動させるための作動機構を形成する。
【0055】
以下の
図6乃至10に関して、ガスバッグ構成の第2の実施態様を記載する。
図1乃至5の記述における基本的な説明を第2の実施態様にも伝承し得る。これはガスバッグ構成の構造、個々の構成部品の接続、ガスバッグ構成の動作モード、並びに作動装置(作動機構)の構造及び動作に関する説明を含む。
【0056】
図6乃至10の実施態様を用いるならば、1つの/幾つかの通気開口の出口断面を制御するための装置が創り出され、それは、ガスバッグ構成(エアバッグモジュール)の使用条件に依存して通気開口の出口断面の大きさが変わらなければならない場合において、膨張可能な要素5の修正を伴わずに概ね行われ得る。膨張可能な要素5は、様々な異なる出口断面のために、標準化される設計(一定な容積、同一のシーム輪郭、及びシーム種類)において存在する。この設計の更なる利点は、膨張可能な要素5(作動装置)が幾つかの通気開口の被覆部品を作動させるので、この設計を用いて比較的大きな出口断面を制御し得るという点に存する。
【0057】
この第2の実施態様は、2つの通気開口22a,22bを含み、それらの各々は被覆部品7a,7bによって閉塞される。通気開口22a,22bは、ここでは、実質的に長方形に設計される。しかしながら、その形状はこの点に関して小さな重要性を有する。例えば、通気開口22a,22bは、2つの半円形の形態においても存在し得る。通気開口22a,22bの出口断面を制御するための装置の取付け状態において、被覆部品7a,7bは、中間領域(オーバーラップ領域U)において重なり合い、カバー8によって共に覆われる。カバー8は、2つの開口81a,81bを含み、それらの各々は、通気開口22a,22bの1つと一致して配置される。
図6の表示において、長手に延びるオーバーラップ領域Uは、垂直方向に延びる。
【0058】
被覆部品7a,7b及びカバー8は、(好ましくは、連続的なシーム又は幾つかの部分で構成されるシームの形態における)固定的な接続部Fを用いて、ガスバッグ2の外被20に共に固定される。シームは、カバー8の完全な縁に沿って延在する。しかしながら、カバー8とガスバッグ外被20との間に配置される被覆部品7a,7bの縁は、部分的に捕らえられるに過ぎない。この場合、被覆部品7a,7bは、オーバーラップ領域Uから最も遠く離れるそれらの縁の領域においてのみ、ガスバッグ外被20で固定される。
図6の表示において、これは固定的なシームFの垂直に延びる部分によって実施される。
【0059】
通気開口22a,22bの間には、膨張可能な要素5が配置され、膨張可能な要素5は、垂直方向においてカバー8を完全に覆う(
図6を参照)。この実施態様においても、膨張可能な要素5は、(始動状態及び充填状態のいずれにおいても)通気開口22a,22bを覆わずに、(ガスダクトの方法における)ガス源6から通気開口22a,22bの方向に延びる。即ち、膨張可能な要素5は、(通気開口22a,22bと並んで)通気開口22a,22bに隣接して延びる。(好ましくは引裂きシームの形態における)解放可能な接続部Lを介して、膨張可能な要素5は、ガスバッグ2の外被20に固定される。この引裂きシームを用いて、被覆部品7a,7b及びカバー8は、ガスバッグ2の外被20に固定され、取付け状態において、被覆部品7a,7b及びカバー8は、ガスバッグ2の外被20と膨張可能な要素5との間に配置される(
図7及び8を参照)。解放可能な接続部Lは、被覆部品7a,7bのほぼ中央で被覆部品7a,7bの長手に延びるオーバーラップ領域Uの方向に(
図6における垂直方向に)延びる。解放可能な接続部Lの長さは、オーバーラップ領域Uの長さに概ね対応する。
【0060】
図9は、第2の実施態様の膨張可能な要素5を示している。膨張可能な要素5は、ここでは、折り返し形態において存在する、即ち、ジグザグ形状の断面がその延長の方向に対して横方向に得られるように存在する。膨張可能な要素5をガスバッグ2の外被20に固定する解放可能な接続部L(引裂きシーム)は、この修正において、その折畳み構造も固定する。膨張可能な要素5を折り畳むことによって、解放可能な接続部Lを解放するためにガス源6によって充填されなければならない容積は減少させられる。解放のために必要な内圧はより迅速に蓄積することができ、それは最終的には出口断面のより素早い開放をもたらし、よって、特定の衝突パラメータに対するより素早い反応をもたらす。第2の実施態様の動作モードのより詳細な説明が
図10に関連して以下に与えられる。
【0061】
ジグザグ形状の断面は、例示に過ぎないと理解されるべきである。充填可能な容積の減少をもたらす如何なる他の畳込み(convolution)も着想可能である。これは膨張可能な要素5の断面がその延長の方向において変化するそれらの畳込みも含む。折り畳まれる膨張可能な要素5は、以下に記載する実施態様においても適用可能である。
【0062】
図10は、ガス源6がガスで充填されるよう膨張可能な要素5に関連付けられるガス源6の点火後の
図6からの出口断面を制御するための装置を示している。膨張可能な要素5内に導入されるガスの圧力の故に、場合によってはその温度の故に、ガスバッグ2の外被20と膨張可能な要素5との間の解放可能な接続部Lは破壊される。これらの地点で、ガスバッグ2の外被20と、被覆部品7a,7bと、カバー8との間の接続も、同時に除去される。他方、ガスバッグ外被20と被覆部品7との間の固定的な接続部Fは維持される。従って、ガスバッグ2内に存在する内圧の故に、(固定的な接続部Fを旋回運動のために関節領域として)関連付けられる通気開口22a,22bを通じて被覆部品7a,7bを押し得るので、通気開口22a,22bはもはや閉塞されない。故に、ガスは通気開口22a,22bを通じてガスバッグ2の内部から出て、ガスバッグ2内の内圧は、ガス源6の作動後に所望に−減少させられる。
【0063】
よって、ガス源6及び膨張可能な要素5は、2つの被覆部品7a,7bを作動させるための作動機構を形成する。
【0064】
対応する設計を用いるならば、既述の実施態様も、1つの被覆部品7のためにのみ適用可能であることを付記しなければならない。その場合には、通気開口22a,22b(又は通気開口22)は、膨張可能な要素5の一方の側に配置されるに過ぎず、膨張可能な要素5に対して対称的に配置されない。カバー8を省略して被覆部品7a,7bを膨張可能な要素5とガスバッグ外被20との間に配置するに過ぎないことも可能である。
【0065】
通気開口22,22a,22bの出口断面を制御するための装置の2つの上記の実施態様をガスバッグ内部における配置との関係で説明した。しかしながら、装置をガスバッグ外被20の外側にも配置し得る。
【0066】
以下には、第3の実施態様を記載する。この実施態様は第2の実施態様の修正を提示しており、ここでは、前の図面との関係において説明した基本的な事実(ガスバッグ構成の構造、個々の構成部品の接続、ガスバッグ構成の動作モード、並びに作動装置の構造及び作動)も参照する。
【0067】
第3の実施態様において、ガスバッグ構成は、通気開口22及び被覆部品7を含むに過ぎず、それらの両方は、
図11に示すように、膨張可能な要素5と並んで1つの側に配置され、ここでは、通気開口22の形状も小さな重要性を有する。更なる相違は、膨張可能な要素5がバスバッグ内部に配置されているのに対し、被覆部品7はガスバッグ2の外側で外被20に固定されている、という事実に存する。
【0068】
作動機構の作動の前に、通気開口22は被覆部品7によって閉塞され、被覆部品7はガスバッグ2の外被20の外側で固定される。この目的のために、被覆部品7は、例えば、シームの形態における固定的な接続部Fを介して、その縁の部分的な領域に沿って、例えば、ガスバッグ2の通気開口22の縁に沿って、外被20に固定される。固定的な接続部Fは、実質的にU字形状において通気開口22を取り囲む。U字形状は、ガスバッグ2の外被20と被覆部品7との間の解放可能な接続部L(例えば、引裂きシーム)によって閉塞され、解放可能な接続部Lは、U字形状の脚の外側端を接続する(横切る)。閉塞される接続は、作動機構が作動させられないときに、ガスバッグ2内に存在するガスが不注意に出ることを概ね防止する。
【0069】
被覆部品7は、2つの対向する領域71a,71bでジグザグ形状の様式において折り畳まれる1つの部品の可撓な織物のブランクによって形成され、引き続き、ガスバッグ2の外被20に固定されるに過ぎない(
図12及び13を参照)。固定は、
図11に見ることが出来るように、折畳み領域71a,71bがU字形状の脚に沿って延びる(具体的には、U字形状の脚と平行に延びる)ように実施される。折り畳まれた領域71a,71bの折畳み層をそれらの第1の端で固定することは、U字形状の脚を互いに接続するU字形状の固定的な接続部Fの部分によって実施される。第2の端で、被覆部品7の折り畳まれた領域71a,71bの折畳み層を固定することは、U字形状の脚を接続する解放可能な接続部Lによって実施される。U字形状の脚自体は、折畳み層を固定する役割を果たさない。
【0070】
既述のように、被覆部品7の折畳みは、縁の2つの対向領域71a,71bでのその固定の前に行われるのが好ましい。しかしながら、折畳みが1つの側でのみ、1つの縁領域でのみ実施されることも可能である。同様に、折り畳まれた領域71a,71bは、U字形状の脚に対して平行でなくU字形状の脚に対してある角度で延びてもよい。
【0071】
図14及び15は、ガス源6がガスで充填されるように膨張可能な要素5に関連付けられるガス源6の点火後の
図11からの出口断面を制御するための装置を示している。膨張可能な要素5内に導入される圧力の故に、場合によってはその温度の故に、ガスバッグ2の外被20と膨張可能な要素5との間の解放可能な接続部Lは破壊される。これと関連して、ガスバッグ2の外被20と被覆部品7との間の解放可能な接続部Lも除去され、同時に、その第2の端での被覆部品7の折り畳まれた領域71a,71bの折畳み層の固定も解放される。他方、ガスバッグ外被20と被覆部品7との間の(ここではU字形状の)固定的な接続部Fは維持される。
【0072】
ガスバッグ2内に存在する内圧の故に、被覆部品7をガスバッグ2の外被20から部分的に持ち上げ得るので、通気開口22はもはや閉塞されない。故に、ガスは通気開口22を通じてガスバッグ2の内部から出て、ガスバッグ2内の内圧は、ガス源6の作動後に所望に−減少させられる。
【0073】
被覆部品7とガスバッグ外被20との間の固定的な接続部FのU字形状の故に、そして、その折り畳まれた領域71a,71bの折畳み層の片側のみ解放される固定の故に、(ガスバッグ2の外被20から離れる方向に)今や外側に膨らむ被覆部品7は、ガスバッグ2から出るガスのための明確な断面を備える、フードの形状を取る。出口断面Aの大きさは、被覆部品7の折り畳まれた領域71a,71bの折畳みを寸法取ることによって決定される。フードの結果としての形状は、例えば、車両人員との接触を可能な限り防止するために、ガスバッグ内部から出るガスを特定の方向に方向付ける可能性をもたらす。
【0074】
以下に、第4の実施態様を記載する。この実施態様は第3の実施態様の修正であり、ここでは、通気開口22を覆う長手に延びる被覆部品7は、より一層長い寸法を有し、(例えば、シームの形態における)固定的な接続部Fを用いて、ガスバッグ2の外被20の外側で固定され、それは通気開口22を取り囲み且つ閉塞された輪郭を形成する。これは連続的な接続及び重なり合う接続部分の両方によって実施され得る。この場合、固定的な接続部Fは、被覆部品7の完全な縁領域に沿って延在する(
図16を参照)。
【0075】
固定的な接続部Fの閉塞された輪郭は、ガスバッグ2の外被20と被覆部品7との間の解放可能な接続部Lによって横切られ(crossed)、それは通気開口22に隣接して延在し、よって、通気開口22を閉塞状態に保持する。解放可能な接続部Lは、ここでは、同時に、作動機構の膨張可能な要素5をガスバッグ2の内部に固定する役割も果たす。
【0076】
第4の実施態様の設計に関して、
図12及び
図13(一部)における断面並びにそれらに関連する記述も参照する。
【0077】
図17は、膨張可能な要素5に関連付けられるガス源の点火後の
図16からの出口断面を制御するための装置を示している。関連するプロセスは、
図14及び15と関連して記載したものに対応する。
【0078】
第3の実施態様におけると同様に、ガスバッグ2の外被20と被覆部品7との間の固定的な接続部Fは維持される。しかしながら、固定的な接続部Fの閉塞された輪郭の故に、被覆部品7は、ガスバッグ2の外被20と共に、その内部と別個の(閉塞された)チャンバを形成し、ガスバッグ2の内部から出るガスは、通気開口22を通じてチャンバ内に流入する。そこから、ガスは環境に入り込まず、チャンバ内に留まる。しかしながら、特定の状況の下で、チャンバは、追加的な流出開口も備え得る。その場合には、ガスがある遅延を伴ってのみ環境内に放出されることで、それにも拘わらず内圧がチャンバ内に蓄積し得るよう、追加的な流出開口を寸法取り得る。
【0079】
チャンバを設けることによって、ガス発生器1によって放出されるガスによって充填されなければならない追加的な容積を備えるガスバッグ2が提供される。通気開口22を開けるための作動機構の作動のときに依存して(故に、チャンバの提供に依存して)、ガスバッグ2の内部における圧力の上昇は減少させられ、最大の超過後の圧力降下は加速させられる。ガスはチャンバから出ることが出来ないので、更なる過程においてチャンバを充填させた後に得られる圧力は、遅延を伴ってのみ減少させられる。これは充填されるガスバッグ2の拘束容量(restraining capacity)も長期間に亘って維持し得ることを意味する。チャンバ(その容積)の寸法取り及び通気開口22の大きさを介して、目標とされる圧力過程(pressure course)が事前設定され、故に、ガスバッグ構成は、既存の制約(ガス発生器1によって供給されるガス量、ガスバッグ2の大きさ等)に適合させられる。
【0080】
図18は、自動車両の助手席側のためのガスバッグ構成にある通気開口22の出口断面を制御するための装置の第4の実施態様を側面図において示している。ガス発生器1によって放出されるガスによって充填された後のガスバッグ2の状態が示されている。初期状態において、ガスバッグ構成は、自動車両のダッシュボード91より下に収容される。
【0081】
図19は、第4の実施態様の被覆部品7のための代替的な実施態様を示している。
図16乃至18と関連して記載した実施態様と対照的に、被覆部品7は、ここでは、多層式(二層式)である。それは1つの部品のブランクによって、好ましくはガスバッグ2の外被20を製造するための材料で形成され、それは対称の線に沿って折り畳まれ且つ順に重なって横たわる層の縁領域に沿って互いに堅固に接続(縫合)される(接続部R)。
【0082】
被覆部品7は、長手に延びる第1の狭い部分72aを有し、第1の狭い部分72aは、引き続き、両側で拡幅する第2の部分72bに移行する。その第1の部分72aのみにおいて、被覆部品7は、固定的な接続部Fを介して、ガスバッグ2の外被20に固定される。その結果、被覆部品7の第2の部分72bは、ガスバッグ2の充填状態において第1の部分72aに対して旋回可能である。
【0083】
被覆部品7の既述の形状は一例として理解されるべきであるに過ぎないことを付記しなければならない。その形状を介しても車両内部空間内の空間環境へのガスバッグ構成(配置されるガスバッグ2)の適合を実施し得ることを示さなければならない。被覆部品7は、例えば、その完全な長さ(第1及び第2の部分72a,72b)に亘って同一の断面を有し得るし、或いは1つの側でのみ拡径し得る。被覆部品7を製造するために、一致する形状から外れる織物層も用い得る。
【0084】
車両乗員によって未だ作動させられていない充填状態において、ガスバッグ2及び被覆部品7(チャンバ)は、同様に車両内部空間の部品(自動車両の側方構造、ダッシュボード)上で支持し得る(互いに接触し得る)。
【0085】
図20は、助手席に座る乗員の視点からの
図19のガスバッグ構成を示している。被覆部品7(チャンバ)は右側に配置され、フロントガラス92の傍らに延びる自動車両の側方構造94又はAピラー93の一部を覆う。これは、斜め衝撃の場合において、乗員が例えばガスバッグ2から滑り落ちて(slide off)、彼の頭が例えばAピラー93の方向に移動するときに、乗員を怪我から守る。
【0086】
図21は、被覆部品7の更なる修正を伴う
図19のガスバッグ構成を示している。明瞭性の理由のために、ここでは、ガスバッグ2の外被20と被覆部品7との間の固定的な接続部Fを示していない。
【0087】
この場合、弁機構27が通気開口22と関連付けられる。弁機構は、通気開口22に対して移動可能である弁要素271を含み、弁開口272と、幾つかの関連するストラップ273,274,275とを備え、少なくとも1つのストラップが弁要素271と接続させられる。この場合には、第1のストラップ273が弁要素271から被覆部品7の第2の部分72bの方向に延びる。第1のストラップ273の端を用いて、第2及び第3のストラップ274,275が接続され、それらは、それらの他の端を用いて、各々が第2の部分72bの外側領域で固定される。
【0088】
作動機構の作動直後までの始動状態において(被覆部品/チャンバ7は未だ完全に折り畳まれていない)、弁機構は通気開口22が閉塞されない位置にある。弁開口272は通気開口22と一致するので、ガスバッグ2からチャンバ内へのガスの移転が実施される。被覆部品7(チャンバ)を充填する更なる過程において、被覆部品7(チャンバ)は開き、ストラップ273,274,275を介して、(ストラップに張力をかけることによって)ある力を弁要素271内に導入する。それにより、弁要素はその位置から移動させられ、弁及び通気開口272,22は互いに一致から外れる。チャンバ内に存在するガスは、ガスバッグ2内に流れ戻ることが禁止され或いは概ね防止される。
【0089】
既述の手段によって、チャンバ内の内圧をガスバッグ2の内部における内圧よりも長く維持するこができ、それはガスバッグ2から滑り落ちる場合におけるAピラー93との接触により乗員が怪我する危険性を更に最小限化する。
【0090】
図19及び20との関連で記載した実施態様と対照的に、
図22及び23中の(第5の)例示的な実施態様の被覆部品は、運転手に面する側に配置されている。
【0091】
図22は、
図17に対応する通気開口22の出口断面を制御するための装置を備えるガスバッグ構成を側面図において示している。
図19及び20の実施態様におけると同様に、被覆部品7は多層式(二層式)であり、1つの部品のブランクによって形成され、1つの部品のブランクは、同様に、対称の線に沿って折り畳まれ、順に重なって横たわる層の縁領域に沿って互いに堅固に接続させられる。
図19及び20の実施態様と対照的に、対称の線は、ここでは、ほぼ水平に延び、第1の部分72aに隣接する第2の部分72bは、1つの側で拡幅するに過ぎない。旋回性に関して
図19及び20との関連で行った陳述は、
図22の実施態様にも当て嵌まる。
【0092】
図23は、助手席に座る乗員の視点からの
図22のガスバッグ構成を示している。(チャンバの形態における)被覆部品7は、ここでは、進行の方向において見られるときにガスバッグ2の左側に配置され、助手席に座る乗員と運転手との間に配置されるダッシュボードの領域を覆う。それにより、斜め衝突の場合における衝突方向に依存して、助手席に座る乗員及び運転手の両者が彼らの関連するガスバッグから滑り落ちるときに、助手席に座る乗員及び運転手の両者を怪我から守り得る。各1つの被覆部品7,7(各1つのチャンバ)をガスバッグ2の右側及び左側に配置し得ることも図面中に示している。
【0093】
図24及び25は、
図17に対応する通気開口の出口断面を制御するための装置を備えるガスバッグのための(チャンバの形態における)被覆部品7の更なる実施態様を示している。ガスバッグ2は、幾つかの織物ブランク(ここでは、3つの織物ブランク、即ち、中間部分20a及び2つの側方部分20b)で構成され、それらは隣接する縁領域に沿って互いに接続させられる。1つの織物ブランク(ここでは左側部分20b)が被覆部品7によって覆われ、織物ブランクの縁領域及び被覆部品7は、共に、中間部分20aの隣接する(左側の)縁領域と接続させられる。
【0094】
図24は、通気開口の出口断面を制御するための作動させられていない装置を備えるガスバッグ構成を示している、即ち、被覆部品7とガスバッグ外被20とによって形成されるチャンバは充填されない。
【0095】
出口断面を制御するための装置が作動させられるとき、通気開口は開けられて、チャンバは充填される。この状態を
図25に示す。被覆部品7は多層式である。ここでは、それは2つの織物ブランクと、隣接する側方部分20bとほぼ一致するよう設計される壁部分74bと、壁部分74bと側方部分20bとの間の距離を架橋するスペーサ部分72aとで構成される。チャンバの容積は、スペーサ部分74aの幅によって定められる。