特許第6069808号(P6069808)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6069808メディア提示を監視するための方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6069808
(24)【登録日】2017年1月13日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】メディア提示を監視するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20170123BHJP
【FI】
   G06Q50/10
【請求項の数】40
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2015-525651(P2015-525651)
(86)(22)【出願日】2014年3月13日
(65)【公表番号】特表2015-531122(P2015-531122A)
(43)【公表日】2015年10月29日
(86)【国際出願番号】US2014026336
(87)【国際公開番号】WO2014160332
(87)【国際公開日】20141002
【審査請求日】2015年1月30日
(31)【優先権主張番号】13/828,971
(32)【優先日】2013年3月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510130723
【氏名又は名称】ザ ニールセン カンパニー (ユー エス) エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(72)【発明者】
【氏名】ボスワース, アラン エヌ.
(72)【発明者】
【氏名】ボラウスキー, アルバート ティー.
(72)【発明者】
【氏名】クーパー, スコット
(72)【発明者】
【氏名】ゲイナー, ケヴィン ケー.
【審査官】 大野 朋也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−053871(JP,A)
【文献】 竹森 敬祐,スマートフォンアプリ向け独自IDの生成・管理,情報処理学会研究報告 2012(平成24)年度▲5▼ [CD−ROM],日本,一般社団法人情報処理学会,2013年 2月15日,pp.1-8
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアデバイスを監視するための方法であって、
前記メディアデバイスのレジストラが、ユーザから人口学的情報を収集するステップと、
前記人口学的情報を前記レジストラから中心設備に送信するステップと、
前記レジストラを実行するプロセッサが、パネリスト識別子を前記メディアデバイスの共有メモリに記憶するステップであって、前記パネリスト識別子が第1の監視可能アプリケーション及び第2の監視可能アプリケーションによってアクセス可能であり、前記第1の監視可能アプリケーション及び前記第2の監視可能アプリケーションは前記レジストラから独立しており、前記パネリスト識別子が前記第1の監視可能アプリケーションによって取り出されることが可能であり、前記第1の監視可能アプリケーションが、前記パネリスト識別子が前記共有メモリにある場合はメディア監視情報を収集し、前記パネリスト識別子が前記共有メモリにない場合は前記メディア監視情報の収集を停止することが可能である、記憶するステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記レジストラが、前記ユーザから監視を可能にする許可を要求するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
許可が受信された場合、前記レジストラが、前記第1の監視可能アプリケーション及び前記第2の監視可能アプリケーションによるメディア監視情報の前記収集を可能にする同意識別子を記憶するステップと、
許可が受信されない場合、前記レジストラが、前記同意識別子を記憶しないこと、又は、前記同意識別子を消去することのうちの少なくとも一方を行うステップと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
監視を可能にする前記同意識別子が前記パネリスト識別子である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記パネリスト識別子が前記人口学的情報に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記パネリスト識別子が前記中心設備から要求される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記パネリスト識別子が暗号化されたパネリスト識別子である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の監視可能アプリケーションが、前記暗号化されたパネリスト識別子を解読不能である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記共有メモリがペーストボード(pasteboard)である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
メディアデバイスであって、
ユーザから人口学的情報を受信し、前記人口学的情報を中心設備に送信し、同意識別子を当該メディアデバイスのデータストアに記憶するためのレジストラであって、前記同意識別子は、サンドボックス環境内にて実行される第1の計装アプリケーション及び第2の計装アプリケーションによりアクセス可能であ前記同意識別子は、監視が許可されていることを前記第1の計装アプリケーション及び前記第2の計装アプリケーションに示し、当該レジストラはプロセッサによって実装される、レジストラと、
前記データストアから前記同意識別子にアクセスする第1の計装アプリケーションであって当該第1の計装アプリケーションはメディアを提示し、当該第1の計装アプリケーションは前記同意識別子が監視情報の収集を許可する場合は監視情報を生成し、当該第1の計装アプリケーションは前記同意識別子が前記監視情報の前記収集を許可しない場合は監視情報を生成せず、当該第1の計装アプリケーションは前記監視情報を前記中心設備に送信する、第1の計装アプリケーションと
を備える、メディアデバイス。
【請求項11】
前記レジストラが、当該メディアデバイスと関連するパネリストを識別するパネリスト識別子を記憶する、請求項10に記載のメディアデバイス。
【請求項12】
前記パネリスト識別子が前記中心設備から受信される、請求項11に記載のメディアデバイス。
【請求項13】
前記パネリスト識別子が前記レジストラによって決定される、請求項11に記載のメディアデバイス。
【請求項14】
前記パネリスト識別子が前記パネリストから受信されるユーザ識別情報に基づく、請求項11に記載のメディアデバイス。
【請求項15】
前記パネリスト識別子が暗号化されたパネリスト識別子である、請求項14に記載のメディアデバイス。
【請求項16】
前記第1の計装アプリケーションが視聴者測定とは無関係の機能を実行する、請求項10に記載のメディアデバイス。
【請求項17】
前記機能が、ゲーム、メディアプレゼンタ、又はニュースプレゼンタのうち少なくとも1つである、請求項16に記載のメディアデバイス。
【請求項18】
前記レジストラが、当該メディアデバイスの販売時点よりも前に当該メディアデバイスにインストールされる、請求項10に記載のメディアデバイス。
【請求項19】
前記レジストラが、当該メディアデバイスの販売時点において当該メディアデバイスにインストールされる、請求項10に記載のメディアデバイス。
【請求項20】
前記第1の計装アプリケーションがアプリケーションストアを介してインストールされる、請求項10に記載のメディアデバイス。
【請求項21】
命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、実行されると、コンピュータに少なくとも、
メディアデバイスのレジストラにて、ユーザから人口学的情報を収集するステップと、
前記人口学的情報を前記レジストラから中心設備に送信するステップと、
ユーザを識別するパネリスト識別子を前記メディアデバイスの共有メモリに記憶するステップであって、前記パネリスト識別子が第1の監視可能アプリケーション及び第2の監視可能アプリケーションによってアクセス可能であり、前記第1の監視可能アプリケーション及び前記第2の監視可能アプリケーションは前記レジストラから独立しており、前記パネリスト識別子が前記第1の監視可能アプリケーションによって取り出されることが可能であり、前記第1の監視可能アプリケーションはメディアを提示し、前記第1の監視可能アプリケーションが、前記パネリスト識別子が前記共有メモリにある場合はメディア監視情報を収集し、前記パネリスト識別子が前記共有メモリにない場合は前記メディア監視情報の収集を停止することが可能である、記憶するステップと
を実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項22】
前記命令は、実行されると、前記コンピュータに、前記ユーザから監視を可能にする許可を要求するステップを実行させる、請求項21に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項23】
前記命令は、実行されると、前記コンピュータに、少なくとも、
許可が受信された場合、前記第1の監視可能アプリケーションによるメディア監視情報の前記収集を可能にする同意識別子を記憶するステップと、
許可が受信されない場合、前記同意識別子を記憶しないこと、又は、前記同意識別子を消去することのうちの少なくとも一方を行うステップと
を実行させる、請求項22に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項24】
監視を可能にする前記同意識別子が前記パネリスト識別子である、請求項23に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項25】
前記パネリスト識別子が前記人口学的情報に基づく、請求項21に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項26】
前記パネリスト識別子が前記中心設備から要求される、請求項21に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項27】
前記パネリスト識別子が暗号化されたパネリスト識別子である、請求項21に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項28】
前記共有メモリがペーストボード(pasteboard)である、請求項21に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項29】
メディアデバイスを監視するための方法であって、
プロセッサが、ユーザから第1の監視可能アプリケーション及び第2の監視可能アプリケーションの監視機能を有効化することに対する同意を得るステップであって、前記第1の監視可能アプリケーション及び前記第2の監視可能アプリケーションが、前記同意を要求するアプリケーションとは異なる、同意を得るステップと、
前記プロセッサが、前記ユーザの前記同意を示す同意識別子を前記メディアデバイスのペーストボード(pasteboard)に記憶するステップであって、前記同意識別子が前記第1の監視可能アプリケーション及び前記第2の監視可能アプリケーションによってアクセス可能であり、前記同意識別子が前記第1の監視可能アプリケーションによって取り出されることが可能であり、前記第1の監視可能アプリケーションが、前記同意識別子が前記ペーストボードにある場合は監視情報を収集し、前記同意識別子が前記ペーストボードにない場合は前記監視情報の収集を停止することが可能である、記憶するステップと
を含む方法。
【請求項30】
前記プロセッサが、前記ユーザから人口学的情報を要求するステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記プロセッサが、前記人口学的情報を中心設備に送信するステップと、
前記プロセッサが、前記ユーザを識別するためのパネリスト識別子を生成するステップと、
前記プロセッサが、前記パネリスト識別子を前記ペーストボードに記憶するステップと
をさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記パネリスト識別子が前記人口学的情報に基づく、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記パネリスト識別子が前記中心設備から要求される、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記パネリスト識別子が暗号化されたパネリスト識別子である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記第1の監視可能アプリケーションは、前記監視情報と関連する前記パネリスト識別子を前記中心設備に送信する、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記パネリスト識別子が暗号化されたパネリスト識別子であり、前記第1の監視可能アプリケーションが、前記暗号化されたパネリスト識別子を解読不能である、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
前記第1の監視可能アプリケーションが、前記第1の監視可能アプリケーションの前記監視機能を有効化することに対する前記同意への参照無く、前記メディアデバイスにインストールされる、請求項29に記載の方法。
【請求項38】
メディアデバイスを監視する方法であって、
中心設備から、ソフトウェア開発キットをアプリケーション開発者に提供するステップであって、前記ソフトウェア開発キットにより、前記アプリケーション開発者は第1の監視可能アプリケーションを作成することが可能である、提供するステップと、
前記中心設備から、レジストラをメディアデバイスに設けるステップと、
前記レジストラからの要求に応答して前記中心設備からパネリスト識別子を送信するステップであって、前記要求は、前記メディアデバイスのユーザと関連する人口学的情報を含前記レジストラは、前記ユーザを識別する前記パネリスト識別子を前記メディアデバイスの共有メモリに記憶し、前記パネリスト識別子が前記第1の監視可能アプリケーション及び第2の監視可能アプリケーションによってアクセス可能であり、前記第1の監視可能アプリケーション及び前記第2の監視可能アプリケーションは前記レジストラから独立しており、前記パネリスト識別子が前記第1の監視可能アプリケーションによって取り出されることが可能であり、前記第1の監視可能アプリケーションはメディアを提示し、前記第1の監視可能アプリケーションが、前記パネリスト識別子が前記共有メモリにある場合は監視情報を収集し、前記パネリスト識別子が前記共有メモリにない場合は前記監視情報の収集を停止することが可能である、送信するステップと、
前記中心設備にて、前記第1の監視可能アプリケーションからのアプリケーション監視データ又はメディア監視データの少なくとも1つを収集するステップと
を含む方法。
【請求項39】
前記中心設備にて、前記パネリスト識別子を生成するステップをさらに含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記パネリスト識別子が前記人口学的情報に基づいて生成される、請求項39に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【開示の分野】
【0001】
[0001]本開示は、一般には視聴者測定に関し、より詳細には、メディア提示を監視するための方法及び装置に関する。
【背景】
【0002】
[0002]近年、消費者デバイスには、インターネット接続及びインターネットからメディアを取り出す機能が提供されている。そのため、メディア露出は、テレビ放送のような従来の提示方法から、インターネットにアクセスしてメディアを取り出し表示する消費者デバイスを介した提示へと変わってきている。
【0003】
[0003]たとえば、広告会社、放送網などのようなメディア提供者及び/又は他の団体は、観衆及び/又は一般公衆の視覚体験、聴覚体験、及び/又はメディア挙動に関心があることが多い。これらの挙動を監視するために、視聴者測定会社が、パネリスト(たとえば、監視されることに合意した個人)に視聴者測定研究に協力するように求める場合がある。これらのパネリストのメディア使用及び/又は露出習慣並びにパネリストに関する人工統計学データが収集され、対象のより多くの視聴者の規模及び人口統計学データを統計学的に判定するのに使用される。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】[0004]メディア提示を監視するための、本開示の教示に従って構築されている例示的なシステムのブロック図である。
図2】[0005]図1の例示的なメディアデバイス130の例示的な実施態様のブロック図である。
図3】[0006]図1及び/又は図2の例示的なレジストラを実装するために実行され得る例示的な機械可読命令を表す流れ図である。
図4】[0007]図1及び/又は図2の例示的な計装アプリケーションを実装するために実行され得る例示的な機械可読命令を表す流れ図である。
図5】[0008]図1の中心設備を実装するために実行され得る例示的な機械可読命令を表す流れ図である。
図6】[0009]図1及び/若しくは図2の例示的なレジストラ並びに/又は図1及び/若しくは図2の例示的な計装アプリケーションを実装するために図3及び/又は図4の例示的な機械可読命令を実行することが可能な例示的なプロセッサプラットフォームのブロック図である。
【0005】
[0010]図面は原寸に比例していない。可能な限り、同じ又は同様の部分を参照するために、図面(複数可)及び添付の書面の説明全体を通じて同じ参照符号が使用される。
【詳細な説明】
【0006】
[0011]監視会社は、ユーザがスマートフォン、タブレット、ラップトップ、スマートテレビなどのようなメディアデバイスとどのように対話するかに関する知識を得ることを所望する。特に、メディア監視会社は、とりわけ、広告に対する露出を監視し、広告の有効性を判定し、ユーザ挙動を判定し、様々な人口統計学データと関連付けられる購入挙動を特定するなどのために、メディアデバイスにおいて行われるメディア提示を監視することを望む。
【0007】
[0012]本明細書において使用される場合、「メディア」という用語は、任意のタイプの配信媒体を介して送達される任意のタイプのコンテンツ及び/又は広告を含む。したがって、メディアは、テレビ番組又は広告、ラジオ番組又は広告、映画、ウェブサイト、ストリーミングメディアなどを含む。本明細書に開示される例示的な方法、装置、及び製造品は、メディアデバイスにおけるメディア提示を監視する。そのようなメディアデバイスは、たとえば、インターネットへの接続が可能なテレビ、パーソナルコンピュータ、インターネットへの接続が可能な携帯ハンドセット(handset)(たとえば、スマートフォン)、ビデオゲームコンソール(たとえば、Xbox(登録商標)、PlayStation(登録商標)3)、タブレットコンピュータ(たとえば、iPad(登録商標))、デジタルメディアプレーヤ(たとえば、Roku(登録商標)メディアプレーヤ、Slingbox(登録商標)など)などを含んでもよい。いくつかの例において、メディアデバイスの所有権及び/若しくは使用状況統計、メディアデバイスの使用状況及び/若しくは所有権の相対的なランク付け、メディアデバイスの使用のタイプ(たとえば、デバイスがインターネットの閲覧に使用されているか、インターネットからのメディアのストリーミングに使用されているか、など)、並びに/又は他のタイプのメディアデバイス情報を判定するために、メディア監視情報が収集される。本明細書に開示されている例において、監視情報は、限定されないが、メディア識別情報(たとえば、メディア識別メタデータ、符号、署名、透かし、及び/又は、提示されているメディアを識別するのに使用することができる他の情報)、アプリケーション使用状況情報(たとえば、アプリケーションの識別子、アプリケーションの使用の時刻及び/又は継続時間、アプリケーションの格付けなど)、及び/又はユーザ識別情報(たとえば、人口学的情報、パネリスト識別子、ユーザ名など)を含む。
【0008】
[0013]タブレットコンピュータのようなメディアデバイス(たとえば、Apple iPad(登録商標)、Asus Transformer(商標)など)は、メディア(たとえば、インターネットメディア)に対するアクセス、取り出し、要求、及び/又は提示を行うアプリケーション(「アプリ」と称されることがある)を使用してメディアを提示する。多くの異なる「アプリ」が存在し、ユーザによって、たとえば、Apple iTunes(登録商標)、Google Play(登録商標)などのようなアプリストアを通じてダウンロードすることができる。メディアの提示を可能にする、数千ではないにしても、数百のアプリが、アプリストア内で利用可能である。そのようなアプリケーションの例は、限定されないが、Hulu(登録商標)、Netflix(登録商標)、HBO Go(登録商標)などを含む。
【0009】
[0014]メディアデバイス上で使用されるオペレーティングシステムは、閉じたプラットフォームであることが多い。すなわち、オペレーティングシステムは、メディアデバイスによって実行されるアプリケーションが、たとえば、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を介してアクセスすることができる制限された機能セットを提供する。いくつかのオペレーティングシステムにおいては、一度に単一のアプリケーションしか実行されない。メディアデバイスがアプリを実行するとき、アプリは一般的に「サンドボックス」内で作動される。すなわち、アプリは、メディアデバイスによって実行されている他のアプリと通信することを許可されない。いくつかの例において、アプリは、データを他のアプリと共有するための制限された機能セットにアクセスする。たとえば、iOSオペレーティングシステム上で実行されるアプリケーションは、アプリケーションが情報を共有することを可能にする「ペーストボード(pasteboard)」にアクセスする。
【0010】
[0015]「サンドボックス」手法を使用してデバイス上のメディア提示事象を識別及び/又は監視するためにアプリケーションと通信することは困難であるため、本明細書に開示される例において、監視は、アプリケーションに監視機能を追加することによって可能にされる。本明細書に開示される例において、ソフトウェア開発キット(SDK)が、たとえば、視聴者測定団体からアプリケーション開発者に提供される。SDKは、監視情報を収集し監視団体に送信することが可能である監視機能をアプリケーション(たとえば、メディアアプリケーション(ストリーミングビデオアプリケーションなど)、新規のアプリケーション、ブラウザアプリケーション、画像アプリケーション、ソーシャルメディアアプリケーション、ゲームなど)に計装及び/又は他の様態で有効化することを促進する。特に、アプリケーション開発者は、SDKを使用してメディア監視機能を含むアプリを作成する。したがって、パネリストのコンピュータ(たとえば、タブレット、ラップトップ、スマートフォンなど)にインストールされた専用監視アプリケーションに依拠するのではなく、本明細書に開示される計装アプリケーションは、当該アプリが、当該アプリケーション自体、及び/又は、計装アプリとのユーザ対話(複数可)を効果的に監視するような命令を計装される。いくつかの例において、計装アプリケーションは、監視可能アプリケーションと称される。計装アプリケーションは当該アプリケーション自体を監視するため、計装アプリケーション及び/又はSDKによって提供される監視機能は、計装アプリケーションが、たとえば、アプリ及び/又はアプリと関連付けられるメディアが提示されるときに中心設備に通知すること、どのメディア及び/又はアプリ(複数可)が提示されているかを中心設備に通知すること、アプリ及び/又はメディアがどのように(たとえば、タブレットディスプレイを介して、テレビを介してなど)提示されているかを中心設備に通知すること、アプリ及びアプリと関連付けられるメディアの露出の継続時間を中心設備に通知することなどを可能にする。いくつかの例において、メディア監視機能はたとえば、たとえばビデオ、音声、及び画像などのようなメディア要素の提示によってトリガされてもよい。
【0011】
[0016]しかしながら、メディア監視機能がアプリケーションによって実装されているだけで、ユーザが監視されることに同意しているとは限らない。それゆえ、監視されることに合意していない個人のプライバシーを保護するために、監視する前に同意を求めることが望ましい。原則として、そのような同意は、監視機能が計装されるアプリケーションごとに、そのような各計装アプリケーションに、監視を有効化する許可をユーザに求めさせることによって得られ得る。しかしながら、多くのアプリを含み得るデバイスでは、ユーザはアプリの許可を何度も求められることになる。ユーザに監視を有効化する許可を繰り返し求めることによって、ユーザが監視に同意する気にならなくなるおそれがある。さらに、人口学的情報をメディア露出及び/又はアプリ使用データと結びつけるためには、そのような人口学的情報をユーザから得る必要がある。原則として、ユーザに監視の許可を求めるときはいつでも、そのような人口学的情報を要求することが可能である。しかしながら、ユーザにアプリの許可を繰り返し求めること、及び/又は、ユーザに自身の人口学的情報を再入力するよう繰り返し求めることは、ユーザにとって煩わしく、ユーザが監視を有効化する気にならなくするおそれがある。本明細書に開示する例において、計装アプリは、ユーザに監視されることへの同意及び/又はさらなる人口学的情報を直接求めない。そうではなく、単一のレジストラ(登録アプリケーションと呼ばれることがある)が、監視を有効化しユーザからの人口学的情報を収集することへのユーザからの同意を要求する。監視への同意の指示(たとえば、同意指示子)がその後、メディアデバイスの共有記憶場所(たとえば、ペーストボード、レジスタ、データファイルなど)に記憶される。収集された人口学的情報は、登録アプリケーションによって監視団体に送信される。本明細書に開示されるように、この1つの登録事象が、計装アプリケーションによる監視への同意としての役割を果たす。特に、監視機能を有するアプリケーション(たとえば、計装アプリケーション)は、ユーザに同意を求めることはせず、代わりに、たとえば、ペーストボードなどにある同意指示子を調べる。同意指示子が存在しており、同意を示す場合、アプリの監視機能が起動される。同意指示子が存在せず、及び/又は同意を示さない場合、アプリの監視機能は停止され、及び/又は実行されない。
【0012】
[0017]たとえば、監視機能が計装されているメディアアプリケーションについて考える。計装アプリケーションが(たとえば、アプリストアにおける購入を介して)メディアデバイスにダウンロードされているものと仮定する。計装メディアアプリケーションの動作中、メディアアプリケーションは、ユーザが監視されることに対する自身の許可を与えているか否かを識別する。本明細書に開示される例において、メディアアプリケーションは、監視されることに対する同意が与えられているか否かを判定するために、共有記憶場所を調べる。計装アプリケーションが同意指示子を求めて共有記憶場所にアクセスするとき、計装アプリケーションは、監視されるメディア提示と関連付けられるパネリスト識別子(存在する場合)も取り出す。パネリスト識別子は、メディアデバイスのメディア活動をパネリストと関連付けるのに使用される。いくつかの例において、パネリスト識別子が同意識別子である。
【0013】
[0018]図1は、メディア及び/又はアプリを監視するための、本開示の教示に従って構築されている例示的なシステム100のブロック図である。図1の例示的なシステム100は、メディアデバイス130と、中心設備170とを含む。図示の例のメディアデバイス130は、計装アプリケーション135と、データストア150と、レジストラ155とを含む。図1の示されている例示的な中心設備170は、HTTPインターフェース175と、登録データ受信機177と、データストア176と、監視データ受信機179と、ソフトウェア開発キット(SDK)プロバイダと、レポータ182とを含む。示されている例示的な計装アプリケーション135は、メディアプロバイダ110からメディアを取り出すためにネットワーク120を介して通信する。さらに、図示の例のアプリケーション135は、監視機能が計装されている。監視機能は、同意指示子が適切な状態に設定されており、及び/又はメディアデバイス130上に存在するか否かに応じて選択的に起動される。いくつかの例において、監視機能が有効化されると、アプリケーション135は、例示的な中心設備170に監視情報を送信する。
【0014】
[0019]図1の示されている例示的なメディアプロバイダ110は、インターネットメディア(たとえば、ウェブページ、音声、ビデオ、画像など)を提供する1つ又は複数のサーバを含む。図1の例示的なメディアプロバイダ110は、デジタルメディアブロードキャスタ、マルチキャスタ、若しくはユニキャスタ(たとえば、ケーブルテレビサービス、光ファイバテレビサービス、IPTVプロバイダなど)及び/又はオンデマンドデジタルメディアプロバイダ(たとえば、Netflix(登録商標)、YouTube(登録商標)、Hulu(登録商標)、Pandora(登録商標)Last.fm(登録商標)など)のようなインターネットストリーミングビデオ及び/又は音声サービス)、ウェブページ及び/又は任意の他のメディアのプロバイダのうちのいずれかのプロバイダ(複数可)によって実装されてもよい。追加として又は代替として、例示的なメディアプロバイダ110は、インターネットプロバイダでなくてもよい。たとえば、メディアプロバイダは、プライベート、仮想プライベート、及び/又はセミプライベートネットワーク(たとえば、LAN)上にあってもよい。
【0015】
[0020]図1の示されている例示的なアプリストア112は、Apple iTunesアプリストアである。図示の例において、アプリストア112は、ユーザにメディアデバイス(たとえば、iPad)上で使用するためのアプリケーション(たとえば、アプリ)を提供する。図示の例においては、例示的なアプリストア112はApple iTunesアプリストアであるが、たとえば、Google Play、Windows Phoneアプリストア、Ubuntu Software Centerなどのような、任意の他のアプリストア及び/又はアプリケーション/アプリのレポジトリが追加として又は代替として使用されてもよい。
【0016】
[0021]図1の示されている例示的なネットワーク120は、インターネットのような広域ネットワーク(WAN)である。しかしながら、いくつかの例において、ローカルネットワークが追加として又は代替として使用されてもよい。たとえば、複数のネットワーク(たとえば、セルラネットワーク、Ethernetネットワークなど)が、図1の例示的なネットワーク120を実装するために利用されてもよい。
【0017】
[0022]図1に示されている、示されている例示的なメディアデバイス130は、メディアプロバイダ110から提示のためにメディアを取り出すデバイスである。いくつかの例において、メディアデバイス130は、メディアを(たとえば、ディスプレイを介して)直接提示することが可能であるが、他の例において、メディアデバイス130は、別個のメディア提示機器(たとえば、スピーカ、ディスプレイなど)上にメディアを提示する。したがって、本明細書において使用される場合、「メディアデバイス」は、第2のデバイスからの補助なしでメディアを提示することが可能であってもよいし、又は可能でなくてもよい。メディアデバイスは一般的に、家庭用電化製品である。たとえば、図示の例のメディアデバイス130は、Apple iPad(商標)のようなタブレットであり、したがって、メディアを(たとえば、一体型ディスプレイ及びスピーカを介して)直接提示することが可能である。図示の例において、タブレットが示されているが、任意の他のタイプ(複数可)及び/又は数(複数可)のメディアデバイス(複数可)が追加として又は代替として使用されてもよい。たとえば、インターネットへの接続が可能な携帯ハンドセット(たとえば、スマートフォン、iPod(登録商標)など)、ビデオゲームコンソール(たとえば、Xbox(登録商標)、PlayStation 3など)、タブレットコンピュータ(たとえば、iPad(登録商標)、Motorola(商標)、Xoom(商標)など)、デジタルメディアプレーヤ(たとえば、Roku(登録商標)メディアプレーヤ、Slingbox(登録商標)、Tivo(登録商標)など)、スマートテレビなどが追加として又は代替として使用されてもよい。
【0018】
[0023]図1の図示の例の計装アプリケーション135は、インターネットを介してダウンロード可能なソフトウェアである。そのため、計装アプリケーションは、メディアデバイス130のプロセッサのような論理回路上で実行するコンピュータ可読命令として実装される。図示の例において、計装アプリケーション135は、メディアプロバイダ110によって提供される。しかしながら、計装アプリケーション135は、任意の他のエンティティによって提供されてもよい。いくつかの例において、計装アプリケーションは、ユーザによって、アプリストア112(たとえば、Apple iTunes、Google playなど)から計装アプリケーション135をダウンロードすることによって、メディアデバイス130にインストールされる。アプリケーション135(たとえば、アプリ)は、メディアプロバイダ110から取り出されるメディアを提示する。本明細書に開示される例において、計装アプリケーション135は、たとえば、ソフトウェア開発キット(SDK)を介して監視団体によって提供される監視機能を含むように実装される。監視機能は、(同意及び/又はパネリスト識別子が共有メモリに記憶されているか否かに基づいて)有効化されると、中心設備170に監視情報を送信する。すなわち、監視可能アプリケーション(たとえば、計装アプリケーション135)は、パネリスト識別子が共有メモリにある場合は監視情報を収集し、パネリスト識別子が共有メモリにない場合はメディア監視情報の収集を停止するように意図されている。
【0019】
[0024]図1の示されている例示的なデータストア150は、たとえば、フラッシュメモリ、磁気媒体、光媒体などのような、データを記憶するための任意のデバイスであってもよい。図示の例において、データストア150は、メディアデバイス130のランダムアクセスメモリである。さらに、データストア150に記憶されているデータは、たとえば、2進データ、カンマ区切りデータ、タブ区切りデータ、構造化照会言語(SQL)構造などのような任意のデータフォーマットにあってもよい。図示の例において、データストア150は単一のデータベースとして示されているが、データストア150は、複数のデータベースによって実装されてもよく、及び/又は、メディアデバイスの複数の記憶場所に記憶されてもよい。
【0020】
[0025]図1の示されている例示的なレジストラ155は、命令を実行するプロセッサによって実装されるが、レジストラは、ASIC、DSP、FPGA、又は他の回路(たとえば、専用回路)によって実装されてもよい。たとえば、レジストラは、メディアデバイス130に内蔵されている構成要素であってもよい。図示の例において、レジストラは、メディアデバイス130にダウンロードされる。図1の例示的なレジストラ155は、ユーザの監視を有効化する許可を要求する。さらに、例示的なレジストラ155は、(たとえば、ユーザに調査を提起することによって)ユーザから人口学的情報を収集する。
【0021】
[0026]図1の例において、たとえば、視聴者測定団体の中心設備170からメディアプロバイダ(たとえば、アプリケーション開発者)110へSDKキットが提供される。このSDKの提供は、ネットワーク120にわたる電子通信111を介したものとすることができる。メディアプロバイダ110は、計装アプリ135を生成するためにSDKを利用する。その後、メディアプロバイダ110は、図1の電子メッセージ113によって示されるようにアプリストア112に計装アプリを投稿する。いくつかの例において、計装アプリは最初に、アプリストア112内で利用可能になる前に、第三者(たとえば、Apple)によって認可されなければならない。
【0022】
[0027]計装アプリ135がアプリストア内で利用可能になると、そのうちのいくらかが視聴者測定団体のパネリストである一般公衆の成員が、図1に示されているように電子メッセージ115を介して自身のそれぞれのメディアデバイス(複数可)130にアプリをダウンロードすることができる。計装アプリのダウンロードとはまったく無関係のものであり得る別個のトランザクションにおいて、視聴者測定団体は、パネリスト(複数可)の携帯デバイス(複数可)にレジストラアプリをダウンロードすることができる。レジストラ155は、図1に示すように中心設備から電子メッセージ116においてダウンロードされるアプリであってもよく、及び/又は、アプリストア112を介して(たとえば、電子メッセージ115と同じ及び/又は類似の経路に沿って)ダウンロードされてもよい。実行されると、レジストラ155は、パネリストに、計装アプリによる監視に同意するよう求める。パネリストが合意した場合、レジストラ155は、計装アプリにとってアクセス可能な共有記憶場所内に、携帯デバイスに対する同意識別子を設定する。レジストラ155は人口学的情報をも収集し、当該人口学的情報を中心設備170にアップロードし、中心設備において、人口学的情報はパネリスト識別子と関連付けて記憶される。
【0023】
[0028]計装アプリ135が携帯デバイス上で実行されると、計装アプリ135は、携帯デバイスのユーザが監視に同意したか否かを判定するために、共有記憶場所にアクセスする。そうである場合、監視情報を収集し、当該監視情報を電子メッセージ117を介して中心設備にアップロードするために、アプリ135の監視命令が実行される。同意識別子が存在しない場合、監視命令は停止され、アプリ135は監視情報を収集することなく、また監視情報を中心設備170にアップロードすることなく実行される。
【0024】
[0029]図示の例の中心設備170は、視聴者測定団体(たとえば、Nielsen Company (US) LLC)の設備であり、メディアデバイス130からネットワーク120を介して報告された計測情報(たとえば、メタデータ)を受信するためのインターフェースを含む。図1の示されている例示的な中心設備170は、HTTPインターフェース175と、登録データ受信機177と、データストア176と、監視データ受信機179と、ソフトウェア開発キット(SDK)プロバイダと、レポータ182とを含む。
【0025】
[0030]図示の例において、中心設備170は、メディア監視情報、人口学的情報などを含むHTTP要求を受信するためのHTTPインターフェース175を含む。HTTP要求は、当該要求のペイロードにおいてメディア監視要求とともに送られる。本メディア監視情報は、メディア識別情報(たとえば、メディア識別メタデータ、符号、署名、透かし、及び/又は、提示されているメディアを識別するのに使用することができる他の情報)、アプリケーション使用状況情報(たとえば、アプリケーションの識別子、アプリケーションの使用の時刻及び/又は継続時間、アプリケーションの格付けなど)、ユーザ識別情報(たとえば、人口学的情報、パネリスト識別子、ユーザ名など)などを含んでもよい。要求は、実際には同意を取り出すように意図されていない場合もあり、代わりに、計測情報を伝達するための通信手段として使用される。したがって、HTTP要求は、「ダミー要求」と称される場合がある。中心設備170には、ダミー要求(複数可)のペイロードから計測情報を抽出するためのソフトウェア(たとえば、デーモン)が設けられている。追加として又は代替として、たとえば、HTTPセキュアプロトコル(HTTPS)、ファイル転送プロトコル(FTP)、セキュアファイル転送プロトコル(SFTP)、HTTP及び/又はHTTPS GET要求、HTTP及び/又はHTTPS POST要求などのような、計測情報を転送するための任意の他の方法(複数可)が使用されてもよい。
【0026】
[0031]図1の示されている例示的なデータストア176は、たとえば、フラッシュメモリ、磁気媒体、光媒体などのような、データを記憶するための任意のデバイスであってもよい。図1の図示の例のデータストア176は、登録データ受信機において受信される監視情報(たとえば、レジストラ155によって送信される人口学的情報)、及び/又は、監視データ受信機179において受信される監視情報(たとえば、メディア識別情報、アプリケーション使用状況情報など)を記憶する。しかしながら、データストア176は追加として又は代替として、任意の他の情報を記憶してもよい。さらに、データストア176に記憶されるデータは、たとえば、2進データ、カンマ区切りデータ、タブ区切りデータ、構造化照会言語(SQL)構造などのような、任意のデータフォーマットにあってもよい。図示の例において、データストア176は単一のデータベースとして示されているが、データストア176は、複数のデータベースによって実装されてもよく、及び/又は、メディアデバイスの複数の記憶場所に記憶されてもよい。
【0027】
[0032]図1の示されている例示的な登録データ受信機177は、命令を実行するプロセッサのような論理回路によって実装されるが、受信機は、追加として又は代替として、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(複数可))、プログラム可能論理デバイス(複数可)(PLD(複数可))及び/若しくはフィールドプログラマブル論理デバイス(複数可)(FPLD(複数可))、アナログ回路、並びに/又は他の回路によって実装されてもよい。例示的な登録データ受信機177は、複数のメディアデバイス上のレジストラアプリケーション155から人口学的情報を受信する。受信された登録/人口学的情報は、データストア176に記憶される。いくつかの例において、登録データ受信機177は、対応するパネリストを識別するのに使用されるべきパネリスト識別子を生成する。パネリスト識別子は、データストア176に記憶される。パネリスト識別子は後に、メディア露出及び/又はアプリケーション使用状況を、特定のパネリスト及び/又は人口統計学データに相関付けるのに使用され得る。いくつかの例において、パネリスト識別子は、受信される人口学的情報の確認応答として、対応するパネリストと関連付けられるレジストラ155に送信される。
【0028】
[0033]図1の示されている例示的な監視データ受信機179は、命令を実行するプロセッサのような論理回路によって実装されるが、受信機は、追加として又は代替として、ASIC、PLD、FPLD、アナログ回路、及び/又は他の回路によって実装されてもよい。例示的な監視データ受信機179は、計装アプリケーション135からメディア監視情報を受信する。本明細書に開示されるように、メディア監視情報は、メディア識別情報(たとえば、メディア識別メタデータ、符号、署名、透かし、及び/又は、提示されているメディアを識別するのに使用することができる他の情報)、アプリケーション使用状況情報(たとえば、アプリケーションの識別子、アプリケーションの使用の時刻及び/又は継続時間、アプリケーションの格付けなど)、ユーザ識別情報(たとえば、人口学的情報、パネリスト識別子、ユーザ名など)などを含んでもよい。監視データ受信機179は、受信された監視情報をデータストア176に記憶する。
【0029】
[0034]図示の例において、例示的な監視データ受信機179は、複数の異なるメディアデバイスからの、計装アプリケーション(複数可)135から受信された監視情報を記憶及び分析する。たとえば、例示的な監視データ受信機179は、メディアプロバイダ110によって、(たとえば、特定のメディアプロバイダ110と関連付けられるすべての計測データ及び/又は特定の計装アプリケーション135と関連付けられるすべての計測データをグループ化することによって)計測情報を並べ替え及び/又はグループ化することができる。メディア監視情報の任意の他の処理が、追加として又は代替として実行されてもよい。いくつかの例において、監視データ受信機179は、メディア監視情報を受信すると、当該情報にタイムスタンプを付す。タイムスタンプを付す(たとえば、事象が発生した時刻を記録する)ことによって、提示されたメディア及び/又はメディアが提示された時刻の正確な識別及び/又はメディアデバイス(複数可)のユーザ(複数可)の人口統計学データとの相関付けが可能になる。
【0030】
[0035]図1の示されている例示的なSDKプロバイダ180は、命令を実行するプロセッサのような論理回路によって実装されるが、受信機は、追加として又は代替として、ASIC、PLD、FPLD、アナログ回路、及び/又は他の回路によって実装されてもよい。例示的なSDKプロバイダ180は、アプリケーション開発者に、計装アプリケーション135の作成を促進するための命令を提供する。いくつかの例において、SDKは、アプリケーション開発者(複数可)がSDKを既存のアプリケーションに統合することができるように提供される。図示の例においてはSDKが提供されているが、SDKによって計装される監視構成要素及び/又はSDKによって提供される監視命令が、任意の他の様式で提供されてもよい。たとえば、監視構成要素は、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)、プラグイン、アドオンなどとして提供されてもよい。
【0031】
[0036]図1の示されている例示的なレポータ182は、命令を実行するプロセッサのような論理回路によって実装されるが、受信機は、追加として又は代替として、ASIC、PLD、FPLD、アナログ回路、及び/又は他の回路によって実装されてもよい。レポータ182は、1つ又は複数の異なるタイプのクライアントデバイス(たとえば、パーソナルコンピュータ、ポータブルデバイス、携帯電話、タブレットなど)に基づいて、メディア露出測定基準及び/又はアプリケーション使用状況測定基準を示す報告を生成する。たとえば、レポータ270は、メディア識別情報、アプリケーション使用状況情報、及びユーザ識別情報の相関に基づいてメディア露出測定基準をコンパイルする。その後、メディア露出及び/又はアプリケーション使用状況統計を示すための報告が生成される。いくつかの例において、露出測定値は、複数の異なるメディア(たとえば、特定のテレビ番組、特定のウェブサイト、特定の映画など)に関する格付け情報を提供する。いくつかの例において、露出測定値は、複数の異なる計装アプリケーションに関する格付け情報及び/又は使用状況統計を示す。
【0032】
[0037]追加として又は代替として、複数の異なるデバイスタイプにわたる複数の異なるタイプのメディアの人気が報告されてもよい。そのような複数の異なるタイプのメディアは、たとえば、ニュース、映画、テレビ番組、オンデマンドメディア、インターネットに基づくメディア、ゲーム、ストリーミングゲーム、広告などであってもよい。そのような比較は、たとえば、携帯電話、スマートフォン、専用ポータブルマルチメディア再生デバイス、iPod(登録商標)デバイス、タブレットコンピューティングデバイス(たとえば、iPad(登録商標))、標準画質(SD)テレビ、高画質(HD)テレビ、三次元(3D)テレビ、据え置き型コンピュータ、ポータブルコンピュータ、インターネットラジオなどを含む、任意のタイプ(複数可)及び/又は数のデバイスにわたって行われてもよい。任意の他のタイプ(複数可)及び/又は数のメディア及び/又はデバイスが分析されてもよい。報告はまた、メディア露出測定基準をクライアントデバイス(複数可)のユーザ(複数可)に対応する人口区分(たとえば、年齢、団体(group)、性別、民族など)と関連付けてもよい。追加として又は代替として、報告は、1つ又は複数の人口区分(複数可)、1つ又は複数の年齢層(複数可)、1つ又は複数の性別(複数可)、及び/又は任意の他のユーザ特性(複数可)から選択される1つ又は複数のユーザ特性にわたって、メディア露出測定基準を、アーティスト(artist)、ジャンル(genre)、楽曲、題名などの人気の測定基準指示子と関連付けてもよい。
【0033】
[0038]いくつかの例において、メディア露出測定基準は、ストリーミングメディアの人口統計学的範囲、ストリーミングメディアの格付け、ストリーミングメディアの没入度指数、ストリーミングメディア、ブロードキャストメディアと関連付けられるユーザアフィニティ及び/若しくはストリーミングメディア、並びに/又は局所的に記憶されるメディアと関連付けられる任意の他の視聴者測定基準を判定するために使用される。図示の例において、メディア露出測定基準は、ストリーミングメディアに関する情報を提供するのに使用されるが、メディア露出測定基準は、たとえば、ウェブサイト、非ストリーミングメディアなどのような任意の他のタイプのメディアに関する情報を提供するのに使用されてもよい。いくつかの例において、メディア露出測定基準は、同じメディアにアクセスした複数の異なるアプリケーション及び/又はアプリケーションのタイプに関する視聴者の割合を示す視聴者共有測定基準である。たとえば、第1の割合の視聴者がブラウザアプリケーションを介してニュースメディアに露出されている場合があり、一方、第2の割合の視聴者が、ニュースリーダアプリケーションを介して同じニュースメディアに露出されている場合がある。
【0034】
[0039]簡潔にするために、上記の説明は単一のメディアデバイス、単一の計装アプリ135、単一のメディアプロバイダ、単一のアプリストア112、及び単一の中心設備170に焦点を当てているが、これらの要素のいずれかが任意の数で存在してもよい。たとえば、一般的な実施態様において、複数のメディアプロバイダが、複数の異なる計装アプリを一般公衆に提供することになることが予測される。したがって、当該計装アプリにアクセスする多くのメディアデバイスが存在することになること、及び、相当部分のユーザがパネリストになることに合意することになることが予測される。したがって、重なり合う及び/又は別個の時刻において多くのデバイスにわたって行われる上記プロセスの多くのインスタンスがあることになることが予測される。したがって、たとえば、同時又は異なる時刻において動作する、上記フローチャートにおいて開示されている機械可読命令の多くのインスタンス化があり得る。これらのインスタンスのいくらかは、同じデバイス上で動作する並列スレッドとして実装されてもよい。
【0035】
[0040]図2は、図1の例示的なメディアデバイス130の例示的な実施態様のブロック図である。図2の例示的なメディアデバイス130は、例示的な計装アプリケーション135と、例示的なデータストア150と、例示的なレジストラ155と、ネットワーク通信器280とを含む。図2の例示的な計装アプリケーション135は、メディアプレゼンタ(presenter)210と、メディア監視器220と、許可監視器230と、監視データコントローラ240とを含む。図2の例示的なレジストラ155は、ユーザ情報ソリシタ(solicitor)260と、識別子ストアラ(storer)270と、登録データ送信機275と、起動タイマ290と、同意ストアラ295とを含む。
【0036】
[0041]図2の例示的なメディアプレゼンタ210は、コンピュータ実行可能命令によって実装される。図示の例において、メディアプレゼンタ210は、メディアデバイス130を介してメディアを表示するために、QuickTime(登録商標)アプリケーションプログラミングインターフェース(API)と対話する。図示の例においては、QuickTime(登録商標)APIが使用されているが、追加として又は代替として、任意の他のメディア提示フレームワークが採用されてもよい。たとえば、図示の例のメディアプレゼンタ210は、Adobe(登録商標)Flash(登録商標)メディア提示フレームワークと対話してもよい。
【0037】
[0042]図2の示されている例示的なメディア監視器220は、コンピュータ実行可能命令によって実装される。図2のメディア監視器220は、計装アプリ135がダウンロードされ、当該アプリがメディアデバイス130で立ち上げられると起動される。図示の例のメディア監視器220は、メディアプレゼンタ210によって提示されるメディアから計測データ(たとえば、署名、透かしなど)を抽出する。たとえば、メディア監視器220は、メディアプレゼンタ210によって提示されるメディアの音声及び/又はビデオに埋め込まれている1つ又は複数の音声透かし、1つ又は複数のビデオ(たとえば、画像)透かしなどを抽出するための、ソフトウェア開発キット(SDK)によって提供される機能を実装することができる。(たとえば、メディアは、パルス符号変調(PCM)音声データ又は他のタイプの音声データ、非圧縮ビデオ/画像データなどを含んでもよい。)
【0038】
[0043]音声透かし入れは、テレビ放送、ラジオ放送、広告(テレビ及び/又はラジオ)、ダウンロードされたメディア、ストリーミングメディア、実装済みメディアなどのようなメディアを識別するのに使用される技法である。既存の音声透かし入れ技法は、メディア識別情報、及び/又は、メディア識別情報にマッピングされ得る識別子のような1つ又は複数の音声符号(たとえば、1つ又は複数の透かし)を、音声及び/又はビデオ構成要素に埋め込むことによってメディアを識別する。いくつかの例において、音声又はビデオ構成要素は、透かしを隠すのに十分な信号特性を有するように選択される。本明細書において使用される場合、「符号」又は「透かし」という用語は、交換可能に使用され、メディアを識別する目的、又は、同調のような別の目的のためにメディア(たとえば、番組又は広告)の音声又はビデオに挿入又は埋め込むことができる任意の識別情報(たとえば、識別子)を意味するように定義される(たとえば、パケット識別ヘッダ)。本明細書において使用される場合、「メディア」は、音声及び/又は視覚(静止画又は動画)コンテンツ及び/又は広告を指す。透かしの入ったメディアを識別するために、透かし(複数可)が抽出され、メディア識別情報にマッピングされる基準透かしの表にアクセスするのに使用される。
【0039】
[0044]監視されるメディアとともに含まれる符号及び/若しくは透かし並びに/又は監視されるメディアに埋め込まれる符号及び/若しくは透かしに基づくメディア監視技法とは異なり、指紋又は署名に基づくメディア監視技法は、一般的に、メディアに対して実質的に一意のプロキシを生成するために監視時間間隔中に監視されるメディアの1つ又は複数の固有の特性を使用する。そのようなプロキシは署名又は指紋と称され、メディア信号(複数可)(たとえば、監視されているメディア提示を形成する音声及び/又はビデオ信号)の任意の態様(複数可)を表す任意の形態(たとえば、一連のデジタル値、波形など)をとることができる。良好な署名とは、同じメディア提示を処理するときに反復可能であるが、他の(たとえば、異なる)メディアの他の(たとえば、異なる)提示に対して一意であるものである。したがって、「指紋」及び「署名」という用語は、本明細書において交換可能に使用され、本明細書において、メディアの1つ又は複数の固有の特性から生成される、メディアを識別するためのプロキシを意味するように定義される。
【0040】
[0045]署名に基づくメディア監視は、一般的に、監視されるメディアデバイスによって出力されるメディア信号(たとえば、音声信号及び/又はビデオ信号)を表す署名(複数可)を決定(たとえば、生成及び/又は収集)することと、監視される署名(複数可)を、既知の(たとえば、基準)メディアソースに対応する1つ又は複数の基準署名と比較することとを含む。相互相関値、ハミング距離などのような様々な比較基準が、監視される署名が特定の基準署名に一致するか否かを判定するために評価され得る。監視される署名と基準署名のうちの1つとの間に一致が判明した場合、監視されるメディアは、監視される署名と一致した基準署名によって表される特定の基準メディアに対応するものとして識別され得る。メディアの識別子、提示時間、ブロードキャストチャネルなどのような属性が基準署名に対して収集されるため、これらの属性はその後、監視される署名が基準署名に一致した監視されるメディアと関連付けられ得る。符号及び/又は署名に基づいてメディアを識別するための例示的なシステムは長らく既知であり、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、Thomasの米国特許第5,481,294号に最初に開示された。
【0041】
[0046]いくつかの例において、符号/透かしは、メディア識別メタデータとして、メディアとともに、及び/又はメディアと関連付けて送信される。メディア識別メタデータは、たとえば、ID3タグのような、テキスト又は2進フォーマットでフォーマット化され得る。いくつかの例において、メディア識別メタデータは、符号/透かしなどからのデータを含む。しかしながら、いくつかの他の例において、メディア識別メタデータは、符号/透かし、及び/若しくは署名などから導出され、並びに/又は符号/透かし、及び/若しくは署名などを表す。透かしをID3タグにトランスコードするための例示的な方法及び装置は、参照により全体が本明細書に組み込まれる、米国特許出願第13/341,646号、米国特許出願第13/341,661号、米国特許出願第13/443,596号、米国特許出願第13/455,961号、米国特許出願第13/341,646号、及び米国特許出願第13/472,170号に開示されている。
【0042】
[0047]図2の図示の例において、例示的なメディア監視器220は、(たとえば、ID3タグ、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ライブストリーミング(HLS)マニフェスト、ムービングピクチャエキスパートグループバージョン2(MPEG2)トランスポートストリーム、timed textトラック、メディアと関連付けられる暗号鍵などにおいて)メディアと関連付けられる(たとえば、メディア識別情報、ソース識別情報、透かし、符号などのような)メディア識別メタデータ及び/又はメディアとともに送信されるメディア識別メタデータを決定(たとえば、抽出、転換、導出、復号、変換など)する。メディア識別メタデータは、たとえば、メディアと関連付けられるID3タグに配置されるテキスト又は2進フォーマットにある符号であってもよい。いくつかの例において、メディア監視器220は、計測データを、中心設備170に送信するためにテキスト及び/又は2進フォーマットに変換する。
【0043】
[0048]図2の示されている例示的な許可監視器230は、コンピュータ実行可能命令によって実装される。示されている例示的な許可監視器230は、監視が有効化されるべきか否かを判定するために、データストア150を監視する。いくつかの例において、許可監視器230は、同意識別子の存在、同意識別子の状態、及び/又はパネリスト識別子について監視する。
【0044】
[0049]図2の示されている例示的な監視データコントローラ240は、コンピュータ実行可能命令によって実装される。図示の例において、監視データコントローラ240は、データストア150に記憶されているレコードを管理する。たとえば、データコントローラ240は、記憶されているレコードの送信、古くなったレコードの消去、データストア150の記憶閾値を超えているか否かの判定などを制御する。
【0045】
[0050]図2の示されている例示的なユーザ情報ソリシタ260は機械可読命令によって実装されるが、追加として又は代替として、専用論理回路、ASIC、DSP、FPGA並びに/又は他のアナログ及び/若しくはデジタル回路によって実装されてもよい。ユーザ情報ソリシタ260は、ユーザに、ユーザのメディア及び/又はアプリ使用状況を監視することを可能にするよう求めるユーザインターフェースを開く。ユーザが断った場合、ユーザ情報ソリシタ260は閉じ、いくつかの例において、一定期間の後、ユーザにパネル(panel)に参加するよう要求するために再び開いてもよく、又は、他の例においては、二度と求めなくてもよい。ユーザが受け入れた場合、図示の例のユーザ情報ソリシタ260は、ユーザの人口統計学データ及び/又は他の情報を請求する。この情報は、一度要求され、計測機能を有するすべてのアプリにわたる監視を可能にする。図示の例において、ユーザがパネルに参加する(すなわち、パネルに登録する)と、登録データ(たとえば、人口学的情報)がユーザから得られる。図示の例において、登録データは、メディアデバイスのユーザインターフェース(たとえば、ディスプレイ、タッチスクリーンなど)を介してユーザから受信される。追加として又は代替として、人口学的情報は、任意の他の方法で(たとえば、電話による聞き取りを介して、ユーザにオンライン調査を完了させることによってなどで)ユーザから得られてもよい。追加として又は代替として、パネリストは、任意の所望の方法(たとえば、ランダム選択、統計的選択、電話勧誘、インターネット広告、調査、商店街、製品包装における広告など)を使用して接触され、及び/又は協力を求められてもよい。
【0046】
[0051]図2の示されている例示的な識別子ストアラ270はコンピュータ実行可能命令によって実装されるが、追加として又は代替として、専用論理回路、ASIC、DSP、FPGA並びに/又は他のアナログ及び/若しくはデジタル回路によって実装されてもよい。図示の例において、識別子ストアラ270は、パネリスト識別子をデータストア150に記憶する。いくつかの例において、識別子ストアラ270は、パネリスト識別子を暗号化した後、識別子(又は暗号化された形態の識別子)をデータストア150に記憶する。パネリスト識別子を暗号化することによって、そうでなければ慎重に扱うべきパネリスト情報にアクセスしようと試みるアプリケーションに、慎重に扱うべきパネリスト情報が晒されないことが確実になる。したがって、計装アプリケーションは、パネリストを識別している間、パネリストに関する慎重に扱うべき情報(たとえば、電話番号、電子メールアドレス、郵送先住所、社会保障番号、クレジットカード番号など)を一切特定しないパネリスト識別子以外のパネリスト情報にアクセスしない。
【0047】
[0052]図2の示されている例示的な登録データ送信機275はコンピュータ実行可能命令によって実装されるが、追加として又は代替として、専用論理回路、ASIC、DSP、FPGA並びに/又は他のアナログ及び/若しくはデジタル回路によって実装されてもよい。図示の例において、登録データ送信機275は、ユーザ情報ソリシタ260を介して受信される登録データを、ネットワーク通信器280を介して中心設備170に送信する。図示の例において、ユーザがパネルに参加すると、登録データ送信機275は、パネリスト識別子を要求するために中心設備170に接触する。しかしながら、いくつかの例においては、中心設備170にパネリスト識別子を求めるのではなく、登録データ送信機275及び/又はユーザ情報ソリシタ260が、パネリスト識別子を生成する。いくつかの例において、パネリスト識別子は、登録データ(たとえば、人口学的データ及び/又は他のパネリスト情報)に基づいて生成される。たとえば、パネリスト識別子は、パネリストに関連付けられる電話番号、メディアデバイスのハードウェアアドレス(たとえば、媒体アクセス制御(MAC)アドレス、通し番号など)などであってもよい。いくつかの例において、パネリスト識別子は、登録データに基づかず、代わりに、ランダム識別子及び/又は疑似ランダム識別子である。
【0048】
[0053]図2の示されている例示的な起動タイマ290はコンピュータ実行可能命令によって実装されるが、追加として又は代替として、専用論理回路、ASIC、DSP、FPGA並びに/又は他のアナログ及び/若しくはデジタル回路によって実装されてもよい。いくつかの例において、ユーザは監視に同意しない場合がある。ユーザが同意しない例において、定期的にユーザに同意するよう促すこと及び/又は非定期的にユーザに同意するよう促すことが有利であり得る。いくつかの例において、ユーザには、監視を可能にする許可と引き換えにインセンティブ(たとえば、現金、ギフトカード、物品、サービスなど)が与えられ得る。図示の例において、起動タイマ290は、一定期間(たとえば、1週間、1ヶ月、2ヶ月、1年など)待った後、ユーザに監視を可能にする同意を促す。いくつかの例において、起動タイマ290は、たとえば、デバイスが電源オンにされていた時間、デバイスへ送信されたデータ及び/又はデバイスから送信されたデータの量、新たなアプリ(計装又は計装でない)のダウンロードなどに基づいて、ユーザを非定期的に促す。ユーザが同意した例において、ユーザに、監視されることに同意したことを定期的に思い出させること及び/又は非定期的に思い出させることがさらに有利であり得る。
【0049】
[0054]図2の示されている例示的な同意ストアラ295はコンピュータ実行可能命令によって実装されるが、追加として又は代替として、専用論理回路、ASIC、DSP、FPGA並びに/又は他のアナログ及び/若しくはデジタル回路によって実装されてもよい。図示の例において、同意ストアラ295は、同意識別子をデータストア150に記憶する。図示の例において、同意識別子は、監視が有効化されているか否かを示す、パネリスト識別子とは別個の2進指示子である。
【0050】
[0055]図2の示されている例示的なネットワーク通信器280は、Ethernetインターフェースである。図示の例において、ネットワーク通信器280は、データストア150に記憶されているデータ及び/又はユーザ情報ソリシタ260によって受信される登録データを中心設備170に送信する。データは、1つ又は複数のHTTP要求を使用して中心設備170に送信される。たとえば、HTTP要求は、データを受信するようには意図されておらず、監視データ(たとえば、パネリスト人口学的情報、アプリ使用状況情報、メディア識別情報など)を中心設備170に搬送するための通信手段として使用されるという点において、ダミー要求であってもよい。しかしながら、たとえば、ファイル転送プロトコル(FTP)などのような、データを送信する任意の他の方法が、追加として又は代替として使用されてもよい。
【0051】
[0056]重大なことには、図2のレジストラ155は、監視機能を有する任意のアプリによって(たとえば、計装アプリによって)、ユーザがメディア及び/又はアプリの監視を可能にすることに同意することを可能にする。同意識別子はメディアデバイスに対して設定されるため、監視機能が計装される任意のダウンロード可能なアプリは、同意識別子が適切な状態に設定されていることを検証した後に使用状況情報を収集することができる。当該手法は、すべてのそのような計装アプリを、視聴者測定に有用なソフトウェア計測器にするのに有利である。その上、そのような各計装アプリ/ソフトウェア計測器は、当該アプリ/ソフトウェア計測器が関連付けられるアプリを監視するように調整され得る。代替的に、ソフトウェア計測器は、すべての計装アプリが同じタイプ(複数可)のデータを収集するような、一般的なフォーマットを有してもよい。
【0052】
[0057]いくつかの例において、メディアデバイス130は、複数のプロファイル及び/又はユーザアカウント(たとえば、親のユーザアカウント及び子のユーザアカウント)が使用されることを可能にしてもよい。したがって、そのような例において、同意識別子は、監視されることに同意したプロファイル(複数可)の同意を示す。たとえば、第1のプロファイル(たとえば、親プロファイル)は、監視されることに同意し得、一方、第2のプロファイル(たとえば、子プロファイル)は同意しない場合がある。いくつかの例において、プロファイル間同意が与えられてもよい。たとえば、子プロファイルの監視をも可能にするために、親が子の代理として同意してもよい。いくつかの例において、複数の同意識別子が記憶されてもよく、各々がそれぞれのユーザアカウント及び/又はプロファイルに関連付けられる。他の例において、いずれのプロファイル及び/又はユーザアカウントが同意したかを示す単一の識別子が記憶されてもよい。そのような例において、同意している個人のみが監視されることを保証するために、監視を開始する前にマルチユーザデバイスのユーザが識別される。
【0053】
[0058]例示的なメディアデバイス130及び/又は例示的な中心設備170を実装する例示的な様式が図1及び/又は図2に示されているが、図1及び/又は図2に示されている要素、プロセス及び/又はデバイスの1つ又は複数は、組み合わせ、分割、再構成、省略、除外及び/又は他の様態で実装されてもよい。さらに、例示的なHTTPインターフェース175、例示的なデータストア176、例示的な登録データ受信機177、例示的な監視データ受信機179、例示的なSDKプロバイダ180、例示的なレポータ182、及び/若しくは、より一般的には、図1の例示的な中心設備170、並びに/又は、例示的なメディアプレゼンタ210、例示的なメディア監視器220、例示的な許可監視器230、例示的な監視データコントローラ240、及び/若しくは、より一般的には、図1及び/若しくは図2の計装アプリケーション135、並びに/又は、例示的なユーザ情報ソリシタ260、例示的な識別子ストアラ270、例示的な登録データ送信機275、例示的な起動タイマ290、例示的な同意ストアラ295、並びに/又は、より一般的には、図1及び/又は図2の例示的なレジストラ155は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、並びに/又は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/若しくはファームウェアの任意の組合せによって実装されてもよい。したがって、たとえば、例示的なHTTPインターフェース175、例示的なデータストア176、例示的な登録データ受信機177、例示的な監視データ受信機179、例示的なSDKプロバイダ180、例示的なレポータ182、及び/若しくは、より一般的には、図1の例示的な中心設備170、並びに/又は、例示的なメディアプレゼンタ210、例示的なメディア監視器220、例示的な許可監視器230、例示的な監視データコントローラ240、及び/若しくは、より一般的には、図1及び/若しくは図2の計装アプリケーション135、並びに/又は、例示的なユーザ情報ソリシタ260、例示的な識別子ストアラ270、例示的な登録データ送信機275、例示的な起動タイマ290、例示的な同意ストアラ295、並びに/又は、より一般的には、図1及び/又は図2の例示的なレジストラ155のいずれかは、1つ若しくは複数のアナログ若しくはデジタル回路(複数可)、論理回路、プログラム可能プロセッサ(複数可)、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(複数可))、プログラム可能論理デバイス(複数可)(PLD(複数可))及び/又はフィールドプログラマブル論理デバイス(複数可)(FPLD(複数可))によって実装されてもよい。純粋にソフトウェア及び/又はファームウェアの実施態様を包含するように本特許の装置又はシステムの特許請求項のいずれかを読むとき、例示的なHTTPインターフェース175、例示的なデータストア176、例示的な登録データ受信機177、例示的な監視データ受信機179、例示的なSDKプロバイダ180、例示的なレポータ182、例示的なメディアプレゼンタ210、例示的なメディア監視器220、例示的な許可監視器230、例示的な監視データコントローラ240、例示的なユーザ情報ソリシタ260、例示的な識別子ストアラ270、例示的な登録データ送信機275、例示的な起動タイマ290、例示的な同意ストアラ295のうちの少なくとも1つは本明細書において、ソフトウェア及び/又はファームウェアを記憶する、メモリ、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、Blu−rayディスクなどのような有形コンピュータ可読記憶デバイス又は記憶ディスクを含むように明示的に定義される。さらにまた、図1及び/若しくは図2の例示的な計装アプリケーション135並びに/又は図1及び/若しくは図2のレジストラ155は、図2に示されているものに加えて、又は図2に示されているものに代えて、1つ若しくは複数の要素、プロセス及び/若しくはデバイスを含んでもよく、並びに/又は、示されている要素、プロセス及びデバイスのいずれか又はすべての2つ以上を含んでもよい。
【0054】
[0059]図1及び/又は図2のレジストラ155を実装するための例示的な機械可読命令を表す流れ図が図3に示されている。図1及び/又は図2の計装アプリケーション135を実装するための例示的な機械可読命令を表す流れ図が図4に示されている。図1の中心設備170を実装するための例示的な機械可読命令を表す流れ図が図5に示されている。これらの例において、機械可読命令は、図6に関連して下記に説明される例示的なプロセッサプラットフォーム600に示されているプロセッサ612のようなプロセッサによって実行するためのプログラム(複数可)を含む。プログラムは、CD−ROM、フロッピーディスク、ハードドライブ、デジタル多用途ディスク(DVD)、Blu−rayディスク、又はプロセッサ612と関連付けられるメモリのような有形コンピュータ可読記憶媒体に記憶されるソフトウェアにおいて具現化されてもよいが、プログラム全体及び/又はプログラムの一部は、代替的に、プロセッサ612以外のデバイスによって実行され、及び/又は、ファームウェア若しくは専用ハードウェアにおいて具現化されてもよい。さらに、例示的なプログラム(複数可)が図3図4、及び/又は図5に示されている流れ図を参照して説明されるが、例示的な計装アプリケーション135、例示的なレジストラ155、及び/又は例示的な中心設備170を実装する多くの他の方法が代替的に使用されてもよい。たとえば、ブロックの実行の順序は変更されてもよく、及び/又は、説明されているブロックのいくつかは、変更、除外、若しくは組み合わされてもよい。
【0055】
[0060]上記で言及されたように、図3図4、及び/又は図5の例示的なプロセスは、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又は、任意の継続時間にわたって(たとえば、長期間にわたって、永続的に、短い瞬間にわたって、情報の一時的なバッファリングのために、及び/又はキャッシングのために)情報が記憶される任意の他の記憶デバイス若しくは記憶ディスクのような、有形コンピュータ可読記憶媒体に記憶される符号化命令(たとえば、コンピュータ及び/又は機械可読命令)を使用して実装されてもよい。本明細書において使用される場合、有形コンピュータ可読記憶媒体という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読記憶デバイス及び/又は記憶ディスクを含み、伝搬信号を除外するように明示的に定義される。本明細書において使用される場合、「有形コンピュータ可読記憶媒体」及び「有形機械可読記憶媒体」は交換可能に使用される。追加として又は代替として、図3図4、及び/又は図5の例示的なプロセスは、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ、及び/又は、任意の継続時間にわたって(たとえば、長期間にわたって、永続的に、短い瞬間にわたって、情報の一時的なバッファリングのために、及び/又はキャッシングのために)情報が記憶される任意の他の記憶デバイス若しくは記憶ディスクのような、持続性コンピュータ及び/又は機械可読媒体に記憶される符号化命令(たとえば、コンピュータ及び/又は機械可読命令)を使用して実装されてもよい。本明細書において使用される場合、持続性コンピュータ可読媒体という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読デバイス又はディスクを含み、伝搬信号を除外するように明示的に定義される。本明細書において使用される場合、「少なとも」という語句が特許請求項のプリアンブルにおいて移行用語として使用されているとき、この語句は、「備える(comprising)」という用語が非限定であるのと同じように、非限定である。
【0056】
[0061]図3は、図1及び/又は図2の例示的なレジストラ155を実装するために実行され得る例示的な機械可読命令を表す流れ図である。図3の例示的なプログラム300は、例示的なレジストラ155がインストールされると開始する。図示の例において、レジストラ155は、アプリストア(たとえば、Apple iTunes、Google Playなど)を介してインストールされる。しかしながら、レジストラ155は、任意の他の様式でインストールされてもよい。たとえば、レジストラ155は、インストーラプログラムを実行することによってインストールされてもよい。追加として又は代替として、図3の例示的なプログラム300は、ユーザがレジストラ155を実行するときに開始してもよい。いくつかの例において、ユーザは、レジストラ155のアイコンをクリックすることによってレジストラ155を実行する。追加として又は代替として、レジストラ155は、メディアデバイス130の販売時点において、又は販売時点よりも前にインストールされてもよい。たとえば、消費者は、たとえば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願第61/774,461号に開示されているように、監視を可能にするための金銭的なインセンティブを与えられてもよい。
【0057】
[0062]ブロック305において、図示の例のユーザ情報ソリシタ260が、ユーザがパネリストになることに合意したか否かを判定する。いくつかの例において、ユーザ情報ソリシタ260は、ユーザにパネリストになるよう促すことによって、ユーザがパネリストになることに合意したか否かを判定する。たとえば、促しは、ユーザに「あなたのメディア露出及び/又はアプリ使用状況を監視させてくださいませんか?(Would you allow us to monitor your media exposure and/or app usage?)」と求めて表示されてもよい。しかしながら、いくつかの例において、ユーザは、たとえば、レジストラ155をインストールすることに合意することによって、パネリストになることを望むことをすでに示していてもよい。ユーザがパネルに参加する(たとえば、パネリストになる)ことに合意した場合(ブロック305)、ユーザ情報ソリシタ260は、パネリストにユーザ識別情報及び/又は人口学的データを請求する(ブロック310)。図示の例において、ユーザ情報ソリシタ260は、パネリストによって入力される人口学的情報を収集する(ブロック310)。図示の例において、人口学的情報は、たとえば、パネリストの民族、所得水準、住所、趣味、及び/又はパネリストに関する任意の他の人口学的情報を含んでもよい。
【0058】
[0063]登録データ送信機275は、収集された人口学的情報を中心設備170に送信する(ブロック315)。図示の例において、人口学的情報は、登録データ送信機275によって、ネットワーク通信器280を介して送信される。図示の例において、人口学的情報は、ユーザ情報ソリシタ260を介してパネリストから人口学的データが収集されると即座に送信される。しかしながら、データは、任意の他の様式で送信されてもよい。たとえば、データは、データストア150に記憶され、後に中心設備170に送信されてもよい。
【0059】
[0064]登録データ送信機275はその後、パネリスト識別子を決定する(ブロック320)。図示の例において、パネリスト識別子は、中心設備170からパネリスト識別子を要求することによって決定される。しかしながら、パネリスト識別子は、たとえば、パネリストの社会保障番号、パネリストの電話番号、メディアデバイスのハードウェアアドレス(たとえば、メディアデバイスの媒体アクセス制御(MAC)アドレス)などに基づいてパネリスト識別子を導出することによってなどの任意の他の様式で決定されてもよい。その後、識別子ストアラ270が、パネリスト識別子をデータストア150に記憶する(ブロック325)。図示の例において、識別子ストアラ270がパネリスト識別子を暗号化した後、パネリスト識別子(及び/又は暗号化された形態のパネリスト識別子)がデータストア150に記憶される。パネリスト識別子を暗号化することによって、識別子が匿名のままであることが保証される。たとえば、パネリストの社会保障番号がパネリスト識別子として使用された場合、パネリスト識別子は、他のアプリケーションと共有されるべきでない、慎重に扱うべきパネリスト情報を含むことになる。しかしながら、慎重に扱うべきパネリスト情報(たとえば、社会保障番号)が暗号化された場合、当該情報に含まれる慎重に扱うべき情報は、データストア150内の共有場所にアクセスすることができる他のアプリケーションによって識別可能でない。
【0060】
[0065]図示の例において、同意ストアラ295は、同意識別子をデータストア150に記憶する(ブロック330)。図示の例において、同意識別子は、監視が有効化されているか否かを示す、パネリスト識別子とは別個の2進指示子である。しかしながら、いくつかの例において、パネリスト識別子とは別個の同意識別子は記憶されなくてもよい。同意識別子が記憶されない例においては、パネリスト識別子自体が、監視が有効化されているか否かに関する指標としての役割を果たしてもよい。計装アプリ(たとえば、監視可能アプリ)による監視を有効化するための同意識別子が記憶された後、プロセスは終了する。しかしながら、メディアデバイス130上のレジストラアプリケーション155を実行することによって、プロセスはいつでも再開されてもよい。いくつかの例において、起動タイマ290が、ユーザにパネルに参加するよう促すことによってプロセス300を再開する。ユーザにパネルに参加するよう促すことは、以前はメディア提示活動及び/又はアプリケーション使用状況が監視されることに理解のなかったユーザが後に監視されることに同意する場合があるため、有利であり得る。いくつかの例において、デバイスの第2のユーザが監視機能を有効化することに理解がある場合がある。第2のユーザを促す結果として、ユーザが監視機能を有効化することに合意することになり得る。さらに、パネリストに監視が有効化されていることを思い出させるために、起動タイマ290がプロセス300を再開してもよい。
【0061】
[0066]ブロック305に戻って参照して、ユーザがパネルブロック305に参加することに合意しなかった場合、同意ストアラ295は、同意識別子及び/又はパネリスト識別子がデータストア150に確実に記憶されないようにする。そのような識別子がないことが、監視可能アプリに対する、監視が拒否された旨のメッセージとしての役割を果たす。いくつかの例において、同意ストアラ295は、監視を有効化するパネリスト識別子及び/又は同意識別子を消去する。しかしながら、いくつかの例において、同意ストアラ295は、監視を有効化する同意識別子のみを消去する。すなわち、同意ストアラ295は、パネリスト識別子をデータストアに残す。パネリスト識別子をデータストアに残すことによって、パネリストが後にパネルに再参加することを決断した場合に、同じパネリスト識別子が使用される。そのような例において、パネリスト識別子は同意識別子としての役割を果たさなくてもよい。監視を可能にする指示子が記憶されないことが保証された後(ブロック335)、プロセスは終了する。しかしながら、メディアデバイス130上のレジストラアプリケーション155を実行することによって、プロセスはいつでも再開されてもよい。
【0062】
[0067]図4は、図1及び/又は図2の例示的な計装アプリケーション135のような監視可能(たとえば、計装)アプリを実装するために実行され得る例示的な機械可読命令を表す流れ図である。図4の例示的なプログラム400は、例示的な計装アプリケーション135がインストールされると開始する。図示の例において、アプリケーション135は、「アプリストア」(たとえば、apple iTunes、Google Playなど)を介してインストールされる。しかしながら、アプリケーション135は、任意の他の様式でインストールされてもよい。たとえば、アプリケーション135は、メディアデバイスにプレインストールされてもいてもよい(たとえば、メディアデバイスが購入された時点で存在していてもよい)。いくつかの例において、図4の例示的なプログラム400は、例示的なアプリケーション135が実行されると開始する。例示的なアプリケーション135は、たとえば、ユーザがアプリケーション135と関連付けられるアイコンをクリックすると実行されてもよい。本明細書に開示される例において、計装アプリケーション135は、視聴者測定とは無関係の機能(たとえば、ゲーム機能、メディア提示機能、ニュース提示機能など)を実行することになる。アプリケーション135は、たとえば、ゲーム、ウィジェット、ニュースリーダ、ブラウザなどを含む任意のタイプのアプリであってもよい。
【0063】
[0068]例示的な計装アプリケーション135の許可監視器230が、監視が有効化されているか否かを判定する(ブロック405)。図示の例において、提示監視器230は、監視を有効化する同意識別子が中に記憶されているか否かを確かめるためにデータストア150を調べることによって、監視が有効化されているか否かを判定する。いくつかの例において、同意識別子は、メディア監視が有効化されていることを示す2進指示子である。しかしながら、いくつかの他の例において、同意識別子はパネリスト識別子である。
【0064】
[0069]監視が有効化されない場合(ブロック405)、ユーザが監視されることに同意しなかったため、プロセス400は終了する。いくつかの例において、メディアデバイスのオペレーティングシステムが、一度に1つのみのアプリケーションが実行されることを可能にする。したがって、そのような例において計装アプリケーション135が始動した後、ユーザが監視されることに同意しなかった場合、計装アプリケーション135が実行されている間同意は与えられ得ない。すなわち、(たとえば、レジストラ155を立ち上げることによって)監視を有効化するためにユーザは計装アプリケーション135を終了しなければならない。いくつかの例において、メディアデバイスのオペレーティングシステムは、一度に複数のアプリケーションが実行されることを可能にする。そのような例において、許可監視器230は、ユーザが監視されることに同意したか否かを定期的に判定してもよい。追加として又は代替として、許可監視器230は、メディア監視器220がメディア事象を検出したときに、監視が有効化されているか否かを判定するためにデータストア150を調べてもよい。
【0065】
[0070]監視が有効化されている場合(ブロック405)、メディア監視器220はメディア事象が検出されるまで待つ。メディア事象は、たとえば、メディアプレゼンタ210がビデオの再生を開始するとき、メディアプレゼンタ210が画像(たとえば、広告)を表示するとき、メディアアプリケーション135が再始動されるときなどにトリガされてもよい。メディア事象が検出されない場合(ブロック410)、メディア監視器220はメディア事象を待ち続ける。
【0066】
[0071]図示の例においては、許可及び/又は同意が与えられない限り監視は行われないが、いくつかの例において、監視は許可及び/又は同意が与えられるか否かにかかわらず行われてもよい。しかしながら、収集される監視情報は中心設備170には送信されない。すなわち、計装アプリケーション135の監視機能は動作し得るが、同意が受信されない限り、収集された監視データは送信されない。同意が受信されると(たとえば、同意及び/又はパネリスト識別子の検出によって)、監視データコントローラ240が、以前に収集された監視情報(及び将来の監視情報)を中心設備170に送信してもよい。言い換えれば、同意識別子は、以前の監視活動の正当性を認めるという点において遡及効果がある。
【0067】
[0072]メディア事象が検出された場合(ブロック410)、メディア監視器220は、計装アプリケーション135によって提示されるメディアと関連付けられるメディア識別子を決定する(ブロック415)。図示の例において、メディア監視器220は、提示されるメディアと関連付けて送信されるID3タグからメディア識別メタデータを抽出する(たとえば、米国特許出願第13/341,646号、米国特許出願第13/341,661号、米国特許出願第13/443,596号、米国特許出願第13/455,961号、米国特許出願第13/341,646号、及び米国特許出願第13/472,170号参照)。いくつかの例において、メディア監視器220は、提示されるメディアに埋め込まれている符号、署名、及び/又は透かしを抽出、復号などすることによってメディア識別子を決定する。
【0068】
[0073]図示の例の許可監視器230が、データストア150からパネリスト識別子を取り出す(ブロック420)。図示の例において、パネリスト識別子は暗号化パネリスト識別子である。パネリスト識別子を暗号化することによって、アプリケーション135が慎重に扱うべきパネリスト情報にアクセスしないことが保証される。
【0069】
[0074]メディア監視器220はその後、タイムスタンプを作成する(ブロック425)。タイムスタンプを付す(たとえば、事象が発生した時刻を記録する)ことによって、提示されたメディア及び/又はメディアが提示された時刻の正確な識別及び/又はそのときメディアデバイスを使用したユーザ(複数可)との相関付けが可能になる。メディアデバイスの使用状況が、任意の所望の方法で識別されてもよい。
【0070】
[0075]図示の例の監視データコントローラ240はその後、メディア識別子(たとえば、ブロック415において得られるメディア識別子)、(ブロック420の)パネリスト識別子、及び(ブロック425の)タイムスタンプを含むレコードを作成する。図示の例において、レコードはカンマ区切り値(CSV)レコードとしてフォーマット化される。しかしながら、任意の他のタイプ(複数可)及び/又はフォーマット(複数可)のレコードが、追加として又は代替として使用されてもよい。たとえば、レコードは、拡張マークアップ言語(XML)レコードとしてフォーマット化されてもよい。
【0071】
[0076]示されている例示的な監視データコントローラ260が、レコードが中心設備170に送信されるべきか否かを判定する(ブロック430)。いくつかの例において、レコードは識別及び/又は作成されると中心設備170にストリーミングされる。例示的な監視データコントローラ260がレコードを中心設備170に送信すべきである場合(ブロック430)、ネットワーク通信器280がレコードを中心設備170に送信する(ブロック440)。いくつかの例において、レコードは、一回の送信(たとえば、単一のHTTP要求、単一のファイル転送プロトコル(FTP)コマンドなど)において送信することができるように、データストア150に記憶される。例示的なネットワーク通信器がレコードを中心設備170に送信すべきでない場合(ブロック430)、レコードは監視データコントローラ260によってデータストア150に記憶される(ブロック435)。
【0072】
[0077]図示の例の監視データコントローラ260が、データストア150の記憶閾値を満たしているか又は超えているかを判定する(ブロック445)。図示の例において、閾値は、レコードを中心設備170に送信される前にデータストア150に記録することができる時間量を表す。レコードは、たとえば、1時間、1日、1週間、1ヶ月などにわたって記憶され得る。しかしながら、たとえば、記憶制限(たとえば、1kB、64kB、1MBなど)のような、任意の他のタイプの閾値が、追加として又は代替として使用されてもよい。記憶閾値を超える場合、ネットワーク通信器280がストアレコードを中心設備170に送信する(ブロック440)。その後、メディア監視器は、メディアプレゼンタ210からのメディア事象を待ち続ける(ブロック410)。記憶閾値を超えていない場合、メディア監視器220は、メディアプレゼンタ210からのメディア事象を待ち続ける(ブロック410)。
【0073】
[0078]図示の例において、監視情報をいつ送信すべきかを判定するために記憶閾値が使用されているが、そのような判定を行う任意の他の方法が、追加として又は代替として使用されてもよい。監視情報は固定間隔(たとえば、30分、3時間、1日、1週間など)において中心設備170に送信されてもよく、監視情報は、外部事象(たとえば、ユーザが同期ボタンを押す、中心設備170が更新された監視情報を要求する、計装アプリケーション135が始動される、計装アプリケーション135が終了される、など)に応答して送信されてもよい。
【0074】
[0079]図5は、図1の中心設備170を実装するために実行され得る例示的な機械可読命令を表す流れ図である。図5の例示的なプログラム500は、SDKプロバイダ180がソフトウェア開発キット(SDK)をアプリケーション開発者に提供すると開始する(ブロック510)。SDKは、アプリケーション開発者が計装アプリケーション135を作成することを可能にする。図示の例において、監視機能はSDKを介して提供される。しかしながら、監視機能は、たとえば、API、プログラミングライブラリ、動的リンクライブラリ(DLL)、プラグイン、アドオンなどを介して提供されてもよい。
【0075】
[0080]例示的なHTTPインターフェース175が、レジストラ155をメディアデバイスに提供する(ブロック510)。図示の例において、レジストラ155は、たとえば、Apple iTunes、Google Playなどのような「アプリストア」112を介して提供される。いくつかの例において、レジストラ155は、たとえば、ウェブサイト、郵送されたコンパクトディスクなどを介して直接メディアデバイスに提供される。いくつかの例において、レジストラ155はメディアデバイス製造者及び/又は再販業者に提供される。レジストラ155がメディアデバイス製造者に提供される例において、メディアデバイス製造者は、レジストラ155を内蔵構成要素として有するメディアデバイスを設計(たとえば、開発、製作、製造など)してもよい。レジストラ155が再販業者に提供される例において、再販業者は、メディアデバイスの小売業者及び/又はエンドユーザ(たとえば、消費者)への販売時点において又は販売時点よりも前に、レジストラ155を含むようにメディアデバイスをインストール(たとえば、修正、変更、適合など)してもよい。
【0076】
[0081]例示的な登録データ受信機177は、レジストラ155から人口学的情報を受信する(ブロック530)。図示の例において、人口学的情報は、登録データ送信機275がユーザから受信された人口学的情報を登録データ受信機177に送信すると、受信される。人口学的情報の受信(ブロック530)に応答して、登録データ受信機177は、パネリストに関連付けられるパネリスト識別子を生成する。いくつかの例において、パネリスト識別子は人口学的情報に基づいて生成される。登録データ受信機177は、レジストラ155の登録データ送信機275にパネリスト識別子を提供する(ブロック540)。その後、計装アプリケーション135によって使用するために、パネリスト識別子は、識別子ストアラ270によって共有メモリ(たとえば、ペーストボード)に記憶される。
【0077】
[0082]例示的な監視データ受信機179が、監視情報を収集する(ブロック550)。本明細書に開示されている例において、監視情報は、限定ではないが、メディア識別情報(たとえば、メディア識別メタデータ、符号、署名、透かし、及び/又は、提示されているメディアを識別するのに使用することができる他の情報)、アプリケーション使用状況情報(たとえば、アプリケーションの識別子、アプリケーションの使用の時刻及び/又は継続時間、アプリケーションの格付けなど)、及び/又はユーザ識別情報(たとえば、人口学的情報、パネリスト識別子、ユーザ名など)を含む。いくつかの例において、収集された監視情報は、メディア測定基準及び/又はアプリケーション使用状況統計を作成するために、レポータ182によって受信された人口学的情報と相関付けられる。
【0078】
[0083]図6は、図1及び/若しくは図2の例示的なレジストラ155及び/又は例示的な計装アプリケーション135を実装するために図3及び/又は図4の例示的な機械可読命令を実行することが可能な例示的なプロセッサプラットフォーム600のブロック図である。プロセッサプラットフォーム600は、たとえば、サーバ、パーソナルコンピュータ、携帯デバイス(たとえば、携帯電話、スマートフォン、iPad(商標)のようなタブレット)、携帯情報端末(PDA)、インターネット家電、スマートTV、DVDプレーヤ、CDプレーヤ、デジタルビデオレコーダ、Blu−rayプレーヤ、ゲーミングコンソール、パーソナルビデオレコーダ、セットトップボックス、又は任意の他のタイプのコンピューティングデバイスとすることができる。
【0079】
[0084]図示の例のプロセッサプラットフォーム600はプロセッサ612を含む。図示の例のプロセッサ612は、ハードウェアである。たとえば、プロセッサ612は、任意の所望のファミリ又は製造者からの1つ若しくは複数の集積回路、論理回路、マイクロプロセッサ又はコントローラによって実装することができる。
【0080】
[0085]図示の例のプロセッサ612はローカルメモリ613(たとえば、キャッシュ)を含む。図示の例のプロセッサ612は、バス618を介して、揮発性メモリ614及び不揮発性メモリ616を含む主記憶装置と通信する。揮発性メモリ614は、同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、RAMBUSダイナミックランダムアクセスメモリ(RDRAM)及び/又は任意の他のタイプのランダムアクセスメモリデバイスによって実装されてもよい。不揮発性メモリ616は、フラッシュメモリ及び/又は任意の他の所望のタイプのメモリデバイスによって実装されてもよい。主記憶装置614、616に対するアクセスは、メモリコントローラによって制御される。
【0081】
[0086]図示の例のプロセッサプラットフォーム600はインターフェース回路620をも含む。インターフェース回路620は、Ethernetインターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)、及び/又はPCIエクスプレスインターフェースのような、任意のタイプのインターフェース規格によって実装されてもよい。
【0082】
[0087]図示の例において、1つ又は複数の入力デバイス622がインターフェース回路620に接続される。入力デバイス(複数可)622は、ユーザがプロセッサ612にデータ及びコマンドを入力することを可能にする。入力デバイス(複数可)は、たとえば、音声センサ、マイクロホン、カメラ(静止又はビデオ)、キーボード、ボタン、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、トラックボール、アイソポイント及び/又は音声認識システムによって実装することができる。
【0083】
[0088]1つ又は複数の出力デバイス624も、図示の例のインターフェース回路620に接続される。出力デバイス624は、たとえば、表示デバイス(たとえば、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、液晶ディスプレイ、陰極線管ディスプレイ(CRT)、タッチスクリーン、触覚出力デバイス、発光ダイオード(LED)、プリンタ及び/又はスピーカ)によって実装することができる。したがって、図示の例のインターフェース回路620は、一般的に、グラフィクスドライバカード、グラフィクスドライバチップ又はグラフィクスドライバプロセッサを含む。
【0084】
[0089]図示の例のインターフェース回路620は、ネットワーク626(たとえば、Ethernet接続、デジタル加入者線(DSL)、電話線、同軸ケーブル、携帯電話システムなど)を介した外部機械(たとえば、任意の種類のコンピューティングデバイス)とのデータの交換を促進するために、送信機、受信機、送受信機、モデム及び/又はネットワークインターフェースカードのような通信デバイスをも含む。
【0085】
[0090]図示の例のプロセッサプラットフォーム600は、ソフトウェア及び/又はデータを記憶するための1つ又は複数の大容量記憶デバイス628をも含む。そのような大容量記憶デバイス628の例は、フロッピーディスクドライブ、ハードドライブディスク、コンパクトディスクドライブ、Blu−rayディスクドライブ、RAIDシステム、及びデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブを含む。
【0086】
[0091]図3及び/又は図4の符号化命令632は、大容量記憶デバイス628、揮発性メモリ614、不揮発性メモリ616、及び/又はCD若しくはDVDのような取り外し可能有形コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。
【0087】
[0092]本明細書に開示される例示的なシステムは、アプリの使用状況及び/又はアプリを介して提示されるメディアへの露出を監視することを可能にする。開示される例示的なシステムは、監視されることへの同意を求める度重なる要求及び/又は人口学的情報を求める度重なる要求によって消費者に負担を課すことを回避するという点において有利である。さらに、そのような例示的なシステムは、監視命令を計装される特定のアプリに対して調整することができる詳細な測定データを収集することを可能にする(たとえば、第1の監視命令セットが第1のアプリに使用され得、第1のセットとは異なる第2の監視命令セットが、第1のアプリとは異なる第2のアプリによって使用され得る)。それにもかかわらず、この複数の異なるアプリに対する異なる監視機能は、メディアデバイス上の単一の(すなわち、同じ)同意識別子によって起動することができる。さらに、計装アプリは、パネリストでない個人が意に反して監視される懸念なしに、一般公衆にとって利用可能にすることができる。その上、いずれか及び/又はすべてのそのような計装アプリが、同意しているユーザ(すなわち、パネリスト)によってアクセスされるときはいつでも、監視情報を収集することができる。したがって、計装アプリは、要求しているユーザのパネリスト/非パネリストステータスの予備知識なしにダウンロードすることができる。その上、この監視のすべてが、AppleデバイスのiOSオペレーティングシステムによってもたらされる環境のような、厳密に制御されたサンドボックス環境内で達成することができる。重大なことには、複数の異なる計装アプリ(たとえば、第1の計装アプリ及び第2の計装アプリ)が存在する例において、これらの異なるアプリにわたる監視が、専用のデバイス上計測器(ODM)を使用することなく達成される。結果として、視聴者測定会社は、Coffeyの米国特許第5,675,510号に開示されているもののような従来のコンピュータに基づくメディア監視システムに使用されているもののようなODMをサポートしないサンドボックス環境にあっても、複数の異なる計装アプリに対する相対的な使用状況測定基準及び/又は複数の異なる計装アプリを介してアクセスされるメディアのメディア格付けを開発することが可能である。
【0088】
[0093]特定の例示的な方法、装置及び製造品が本明細書に開示されたが、本特許が対象とする範囲はこれに限定されない。逆に、本特許は、本特許の特許請求の範囲に正しく入るすべての方法、装置、及び製造品を包含する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6