(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御手段は、前記アクセルのオフ状態が検出されたときに、オルタネータにより生成された電力を前記ヒータに供給することにより、前記ヒータにより前記発熱材を加熱するように制御することを特徴とする請求項3記載の化学蓄熱装置。
【背景技術】
【0002】
従来の化学蓄熱装置としては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載の化学蓄熱装置は、触媒セラミック部の周囲に配置されたアウタシェルに保持され、蓄熱物質(CaO)を内蔵した筐体部と、蓄熱物質を発熱させるための水を供給する導水管部とを備えている。エンジンの冷間始動時には、蓄熱物質に水を供給することで、CaO+H
2O→Ca(OH)
2+熱という反応(発熱反応)が起こり、化学蓄熱装置から熱が発生するため、触媒セラミック部が加熱される。一般走行時には、排ガスの熱が化学蓄熱装置に吸収され、Ca(OH)
2+熱→CaO+H
2Oという反応(再生反応)が起こり、再生された水が水蒸気として放出される。
【0003】
しかし、発熱反応の終了後は、排ガスの温度が所定温度に上がり、その状態が所定時間維持されないと、再生反応を十分に行うことができない。そのような不具合を解決するためには、例えば特許文献2に記載されているように、再生時に、化学蓄熱材を含んだ蓄熱部をヒータにより加熱することが考えられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、化学蓄熱装置を加熱するヒータを使用する場合には、ヒータの配置箇所によっては、排ガスの温度が上昇しても、ヒータが邪魔になって排ガスの熱が化学蓄熱装置に伝わりにくくなり、却って再生反応の妨げとなることがある。
【0006】
本発明の目的は、排ガスの温度にかかわらず、再生反応を効果的に行うことができる化学蓄熱装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車両のエンジンの排気系に設けられた加熱対象物を加熱する化学蓄熱装置において、加熱対象物の周囲に配置された反応器と、反応器と接続され、反応媒体を貯蔵する貯蔵器とを備え、反応器は、反応媒体と化学反応して熱を発生させる発熱材と、発熱材の外側に配置され、発熱材を加熱するヒータとを有することを特徴とするものである。
【0008】
このような本発明の化学蓄熱装置においては、反応器内の発熱材と反応媒体とが化学反応すると、発熱材に熱が発生し(発熱反応)、その熱により加熱対象物が加熱される。一方、発熱材に熱が与えられると、発熱材と反応媒体とが分離して再生される(再生反応)。ここで、排ガスの温度が低いときは、ヒータにより発熱材を加熱し、そのヒータの熱により再生反応を行う。一方、排ガスの温度が高くなったときは、排ガスの熱のみ、または排ガスの熱及びヒータの熱により再生反応を行う。このとき、ヒータは発熱材の外側に配置されているため、排ガスの熱が発熱材に与えられる際に、ヒータが邪魔になること無く、排ガスの熱が十分に発熱材に伝えられる。以上により、排ガスの温度にかかわらず、再生反応を効果的に行うことができる。
【0009】
好ましくは、反応器と貯蔵器と接続する配管に設けられ、反応媒体の流路を開閉する開閉手段と、ヒータにより発熱材を加熱するように制御する制御手段とを更に備え、制御手段は、開閉手段が反応媒体の流路を閉じている状態では、ヒータによる発熱材の加熱を行わないように制御する。
【0010】
このような構成では、開閉手段が反応媒体の流路を開いている状態では、ヒータにより発熱材が加熱されると、発熱材から分離された反応媒体が配管を通って貯蔵器に回収される。一方、開閉手段が反応媒体の流路を閉じている状態では、ヒータにより発熱材が加熱され、発熱材より反応媒体が分離しても、反応媒体が貯蔵器に流入することができない。従って、ヒータを無駄に動作させなくて済むため、再生反応をより効果的に行うことができる。
【0011】
また、好ましくは、アクセルのオン/オフ状態を検出する検出手段と、検出手段によりアクセルのオフ状態が検出されたときに、ヒータにより発熱材を加熱するように制御する制御手段とを更に備える。
【0012】
アクセルがオフ状態になったときは、排ガスの温度が下がるため、ヒータにより発熱材を加熱して再生反応を行うのが好適である。このとき、アクセルがオフの状態では、発熱材を加熱するためにヒータに電力(電気エネルギー)を供給しても、燃費及び動力性能に影響を及ぼすことは殆ど無い。また、アクセルがオフ状態になる度に、ヒータにより発熱材が加熱されるため、再生頻度を上げることができる。
【0013】
このとき、好ましくは、制御手段は、アクセルのオフ状態が検出されたときに、オルタネータにより生成された電力をヒータに供給することにより、ヒータにより発熱材を加熱するように制御する。
【0014】
このようにアクセルがオフ状態のときに、オルタネータにより生成された電力をヒータに供給することにより、燃費及び動力性能に殆ど影響を及ぼすこと無く、車両の電力を効率良く使用して再生反応を行うことができる。
【0015】
さらに、好ましくは、反応器は、発熱材の外側に配置された断熱材を更に有し、ヒータは、発熱材と断熱材との間に介在されている。
【0016】
このように断熱材を設けることにより、ヒータで発生した熱及び排ガスの熱が逃げることが防止されるため、再生反応をより効果的に行うことができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、排ガスの温度にかかわらず、再生反応を効果的に行うことができる。これにより、化学蓄熱装置を最大活用することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る化学蓄熱装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る化学蓄熱装置の一実施形態が適用される排気浄化システムを示す概略構成図である。同図において、排気浄化システム1は、車両のディーゼルエンジン2(以下、単にエンジン2という)の排気系に設けられ、エンジン2から排出される排ガス中に含まれる有害物質(環境汚染物質)を浄化するシステムである。
【0021】
排気浄化システム1は、エンジン2と接続された排気管3の途中に上流側から下流側に向けて順に配置された酸化触媒(DOC)4、ディーゼル排気微粒子除去フィルタ(DPF)5、選択還元触媒(SCR)6及び酸化触媒(ASC)7を備えている。
【0022】
酸化触媒4は、排ガス中に含まれるHCやCO等を酸化して浄化する触媒である。DPF5は、排ガス中に含まれるPMを捕集して取り除くフィルタである。SCR6は、尿素やアンモニアを供給して、排ガス中に含まれるNOxを還元して浄化する触媒である。酸化触媒7は、SCR6の下流側に流れるNH
3を酸化する触媒である。
【0023】
ところで、酸化触媒4等の排気触媒には、環境汚染物質の浄化能力を発揮させる温度領域(触媒活性温度)が存在する。従って、エンジン2の始動直後のような排ガスの温度が低いときは、酸化触媒4の温度を触媒活性温度にするために、酸化触媒4を加熱する必要がある。
【0024】
そこで、排気浄化システム1は、
図2に示すように、本実施形態の化学蓄熱装置10を備えている。化学蓄熱装置10は、通常は排ガスの熱(排熱)を蓄えておき、必要なときに熱を使用することにより、エネルギーレスで酸化触媒4を加熱するものである。酸化触媒4は、ハニカム形状(格子状)を有している(
図3参照)。
【0025】
化学蓄熱装置10は、酸化触媒4の周囲に配置された反応器11と、この反応器11と配管12を介して接続された貯蔵器13と、配管12に設けられた電磁式の開閉弁14(開閉手段)とを備えている。反応器11は、
図3に示すように、酸化触媒4の全周を取り囲むようにリング状をなしている。
【0026】
反応器11は、金属(例えばSUS)で形成された外筒ケース21を有している。外筒ケース21内には、反応媒体であるNH
3(アンモニア)と化学反応して熱を発生させる発熱材22が収容されている。発熱材22としては、MgCl
2、CaCl
2、NiCl
2、ZnCl
2、SrCl
2等が用いられる。発熱材22は、外筒ケース21内にリング状に設けられ、排気管3と接するように配置されている。
【0027】
外筒ケース21内における発熱材22の外側周囲には、発熱材22に与えられる熱が外部に逃げることを防ぐためのリング状の断熱材15が配置されている。
【0028】
発熱材22と断熱材15との間には、発熱材22を加熱するリング状の電気ヒータ16が介在されている。電気ヒータ16は、例えばステンレス鋼(SUS)で形成され、電力(電気エネルギー)を受けて作動する。なお、断熱材15及び電気ヒータ16には、発熱材22と繋がる配管12を通すための貫通孔(図示せず)がそれぞれ形成されている。
【0029】
発熱材22(例えばMgCl
2)とNH
3とが化学反応して化学吸着(配位結合)すると、発熱材22で熱が発生する。つまり、下記の反応式(A)における左辺から右辺への反応(発熱反応)が起こる。一方、発熱材22に熱が与えられると、MgCl
2とNH
3とが分離(脱離)する。つまり、下記の反応式(A)における右辺から左辺への反応(再生反応)が起こる。
MgCl
2(NH
3)
2+4NH
3 ⇔ Mg(NH
3)
6Cl
2+熱 …(A)
【0030】
また、化学蓄熱装置10は、
図3に示すように、排ガスの温度を検出する温度センサ17と、アクセルのオン/オフ状態を検出するアクセルセンサ18と、コントローラ19とを更に備えている。アクセルセンサ18は、例えばアクセルの開度が0に近い所定値以下のときは、アクセルオフと検出し、アクセルの開度が所定値よりも大きいときは、アクセルオンと検出する。
【0031】
コントローラ19は、温度センサ17及びアクセルセンサ18の検出信号に基づいてオルタネータ20を制御することで、電気ヒータ16への電気エネルギー(電力)の供給を制御する。そのコントローラ19による電気ヒータ16の制御処理については、後で詳述する。
【0032】
また、コントローラ19は、上記の開閉弁14の制御も行う。具体的には、コントローラ19は、例えば温度センサ17により検出された排ガスの温度が予め決められた触媒活性温度よりも低く設定される基準温度より高くなったときに、開閉弁14を開くように制御すると共に、上記の再生反応が終了したときに、開閉弁14を閉じるように制御する。再生反応の終了は、例えば排ガスの温度と再生時間との積算値から判断することができるし、或いは貯蔵器13内の圧力を検出して判断することもできる。
【0033】
図4は、コントローラ19による電気ヒータ16の制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。同図において、まず開閉弁14が開いている状態であるかどうかを判断する(手順S101)。その判断は、上述したコントローラ19による開閉弁14の制御処理により行う。
【0034】
開閉弁14が開いている状態であると判断されたときは、温度センサ17により検出された排ガスの温度が再生可能温度よりも低いかどうかを判断する(手順S102)。再生可能温度は、排ガスの熱(排熱)により上記の再生反応が可能となる温度である。
【0035】
排ガスの温度が再生可能温度よりも低いと判断されたときは、アクセルセンサ18により検出されたアクセルの状態がオフであるかどうかを判断する(手順S103)。アクセルの状態がオフであると判断されたときは、オルタネータ20により発電動作を行い、オルタネータ20から電気ヒータ16に電気エネルギーを供給するように、オルタネータ20を制御する(手順S104)。これにより、電気ヒータ16が通電されるため、電気ヒータ16により発熱材22が加熱されるようになる。
【0036】
手順S101で開閉弁14が閉じた状態であると判断されたとき、手順S102で排ガスの温度が再生可能温度以上であると判断されたとき、手順S103でアクセルの状態がオンであると判断されたときは、オルタネータ20による発電動作を休止し、オルタネータ20から電気ヒータ16への電気エネルギーの供給を停止するように、オルタネータ20を制御する(手順S105)。これにより、電気ヒータ16の通電が解除されるため、電気ヒータ16による発熱材22の加熱が終了するようになる。
【0037】
以上において、アクセルセンサ18は、アクセルのオン/オフ状態を検出する検出手段を構成する。コントローラ19は、ヒータ16により発熱材22を加熱するように制御する制御手段を構成する。
【0038】
以上のような化学蓄熱装置10を備えた排気浄化システム1において、エンジン2の始動直後のように排ガスの温度が低いときは、開閉弁14は閉じたままとなっている。排ガスの温度が上昇して触媒活性温度よりも低く設定される基準温度に達すると、開閉弁14が開弁される。すると、貯蔵器13内の圧力が反応器11内の圧力よりも高いため、貯蔵器13に吸着されたNH
3が配管12を通って反応器11に供給され、反応器11に含まれる発熱材22(例えばMgCl
2)とNH
3とが化学反応して化学吸着し、反応器11に熱が発生する。つまり、上述した発熱反応が起こるようになる。反応器11に発生した熱は酸化触媒4に伝わり、酸化触媒4が活性温度まで加熱されるようになる。
【0039】
そして、排ガスの温度が更に上昇しても再生可能温度までは達していない場合に、アクセルがオフ状態(減速状態)のときは、オルタネータ20により発電が行われ、オルタネータ20から電気ヒータ16に電気エネルギーが供給される。すると、電気ヒータ16が通電され、電気ヒータ16により発熱材22が加熱されるため、その熱によってMgCl
2とNH
3とが分離し、上述した再生反応が起こるようになる。このとき、反応器11の圧力が貯蔵器13の圧力よりも高くなるため、MgCl
2から分離したNH
3が配管12を通って貯蔵器13に戻り、NH
3が活性炭に吸着されて回収されるようになる。
【0040】
一方、排ガスの温度が更に上昇しても再生可能温度までは達していない場合に、アクセルがオン状態(加速状態)のときは、オルタネータ20による発電が行われず、オルタネータ20から電気ヒータ16への電気エネルギーの供給が停止する。このため、電気ヒータ16が通電されず、電気ヒータ16による発熱材22の加熱が停止するため、上述した再生反応が起こることが無い。
【0041】
その後、排ガスの温度が更に上昇して再生可能温度に達すると、アクセルがオフ状態のときでも、オルタネータ20から電気ヒータ16への電気エネルギーの供給が停止するため、電気ヒータ16による発熱材22の加熱が停止する。その状態では、排ガスの熱(排熱)が酸化触媒4から発熱材22に与えられることで、MgCl
2とNH
3とが分離し、上述した再生反応が起こるようになる。このとき、反応器11の圧力が貯蔵器13の圧力よりも高くなるため、MgCl
2から分離したNH
3が貯蔵器13に回収されるようになる。
【0042】
その後、再生反応が終了すると、開閉弁14が閉弁され、貯蔵器13へのNH
3の回収が終了し、貯蔵器13においてNH
3が高圧状態で貯蔵されることになる。
【0043】
以上のように本実施形態にあっては、反応器11における発熱材22と断熱材15との間に電気ヒータ16を配置し、アクセルがオフ状態のときは、オルタネータ20から電気ヒータ16に電気エネルギーを供給することで、電気ヒータ16により発熱材22を加熱し、アクセルがオン状態のときは、オルタネータ20から電気ヒータ16への電気エネルギーの供給を停止することで、電気ヒータ16による発熱材22の加熱を停止する。
【0044】
このとき、電気ヒータ16は発熱材22の外側周囲に配置されているので、発熱時に電気ヒータ16が邪魔になることが無く、発熱材22で発生した熱が十分に酸化触媒4に伝えられる。また、排熱を利用した再生時にも電気ヒータ16が邪魔になることが無く、排熱が十分に発熱材22に伝えられる。
【0045】
また、アクセルがオフ状態のときは、排ガスの温度が下がる傾向にあるため、オルタネータ20から電気ヒータ16に電気エネルギーを供給して、電気ヒータ16により発熱材22を加熱することで、再生を効果的に行うことができる。ここで、アクセルがオン状態のときに、オルタネータ20を回転させて発電を行うと、燃費が悪化すると共にエンジン出力が落ちる。しかし、アクセルがオフ状態のときのみ、オルタネータ20を回転させて発電を行うことにより、燃費及び動力性能に殆ど影響を及ぼすこと無く、再生を行うことができる。また、アクセルがオフ状態になる度に、オルタネータ20から電気ヒータ16に電気エネルギーを供給して反応器11を加熱するので、再生頻度が上がり、貯蔵器13にNH
3を十分に回収することができる。
【0046】
以上のように本実施形態によれば、排ガスの温度が高くても低くても、再生反応を効果的に実施することができる。これにより、化学蓄熱装置10を有効活用することが可能となる。
【0047】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、排ガスの温度が再生可能温度までは達していない場合に、アクセルがオフ状態のときは、オルタネータ20から電気ヒータ16に電力を供給し、アクセルがオン状態のときは、オルタネータ20から電気ヒータ16への電力の供給を停止するようにしたが、特にその態様には限られず、排ガスの温度が再生可能温度以上となった場合でも、同じように動作させても良い。この場合には、排ガスの温度が再生可能温度以上になると、アクセルがオフ状態のときは、排ガスの熱と電気ヒータ16の熱とが発熱材22に与えられて、再生が行われることとなる。
【0048】
また、上記実施形態では、アクセルがオン状態のときは、オルタネータ20から電気ヒータ16への電力の供給を停止するようにしたが、特にその態様には限られず、オルタネータ20から電気ヒータ16に供給される電力を減少させても良いし、オルタネータ20から電気ヒータ16への電力の供給を停止しなくても良い。
【0049】
さらに、上記実施形態では、アクセルがオフ状態のときは、オルタネータ20から電気ヒータ16に電力を直接供給するようにしたが、特にその態様には限られず、例えばオルタネータ20により生成(発電)された電力を一旦バッテリに蓄え、そのバッテリから電気ヒータ16に電力を供給しても良い。
【0050】
また、上記実施形態では、発熱材22と化学反応する反応媒体としてNH
3を使用したが、反応媒体としては、特にNH
3には限られず、H
2Oを使用しても良い。この場合、H
2Oと化学反応する発熱材としては、CaO、MgO、MnO、CuO、Al
2O
3等を使用することができる。
【0051】
さらに、上記実施形態では、反応器11の形状をリング状としたが、反応器11としては特にそれに限られず、酸化触媒4の周囲の一部に配置されたものであっても良い。
【0052】
また、上記実施形態は、酸化触媒4を加熱する化学蓄熱装置10についてであるが、本発明の化学蓄熱装置は、ディーゼルエンジンまたはガソリンエンジンの排気系に設けられた排気触媒を加熱するもの、或いは排気系に設けられた他の加熱対象物(例えば排気管等)を加熱するものであれば適用可能である。