【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る映像表示装置は、複数の映像を受信する受信部と、表示部と、前記複数の映像を表示するための複数のウィンドウを有するマルチウィンドウで、前記複数の映像が前記表示部に表示されるように、前記表示部の表示を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記複数のウィンドウのそれぞれについて、ウィンドウの飛び出し量を示すウィンドウ飛び出し量を決定し、前記ウィンドウに対応する映像の飛び出し量を示す映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が視差によって飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御する。
【0012】
これにより、複数のウィンドウのそれぞれについて、ウィンドウの飛び出し量が決定される。そして、複数の映像が、様々な飛び出し量を有する複数のウィンドウで表示される。したがって、複数の映像が、より豊かな表現形式で表示される。
【0013】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウのうち2以上のウィンドウが重なっている領域には、重なっている前記2以上のウィンドウのうち、ウィンドウ飛び出し量が最も大きいウィンドウに対応する映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0014】
これにより、ウィンドウの前後関係がウィンドウ飛び出し量に対応する。したがって、ウィンドウの前後関係についての視認性が向上する。
【0015】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウのそれぞれについて、ウィンドウに対応する映像を3Dで表示するか否かを決定し、前記映像を3Dで表示すると決定した場合、前記映像が視差によって3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0016】
これにより、複数の映像が、ウィンドウ毎に、2Dまたは3Dで表示される。したがって、複数の映像が豊かな表現形式で表示される。
【0017】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれの属性に依存させて、前記マルチウィンドウでの表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0018】
これにより、複数の映像の属性に応じて、マルチウィンドウの表示態様が決定される。したがって、複数の映像が、それらの属性に応じて、適応的に表示される。
【0019】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像の属性に依存させて、前記映像に対応するウィンドウ飛び出し量を決定し、前記映像の映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0020】
これにより、映像の属性に応じて、ウィンドウ飛び出し量が決定される。したがって、映像の属性に応じて、飛び出し量が調整される。
【0021】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像の属性に依存させて、前記映像を3Dで表示するか否かを決定し、前記映像を3Dで表示すると決定した場合、前記映像が視差によって3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0022】
これにより、複数の映像が、映像毎の属性に応じて、2Dまたは3Dで表示される。したがって、複数の映像が豊かな表現形式で表示される。
【0023】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像の属性に依存させて、前記映像を動画で表示するか否かを決定し、前記映像を動画で表示すると決定した場合、前記映像が動画で表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0024】
これにより、複数の映像が、映像毎の属性に応じて、動画または静止画で表示される。したがって、複数の映像が豊かな表現形式で表示される。
【0025】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれのジャンルに依存させて、前記表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0026】
これにより、複数の映像のジャンルに応じて、マルチウィンドウの表示態様が決定される。したがって、複数の映像が、それらのジャンルに応じて、適応的に表示される。
【0027】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像のジャンルに依存させて、前記映像に対応するウィンドウ飛び出し量を決定し、前記映像の映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0028】
これにより、複数の映像のそれぞれが、映像のジャンルに基づく飛び出し量で、飛び出して、または、引っ込んで、表示される。
【0029】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像のジャンルに依存させて、前記映像を3Dで表示するか否かを決定し、前記映像を3Dで表示すると決定した場合、前記映像が視差によって3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0030】
これにより、複数の映像が、映像毎のジャンルに応じて、2Dまたは3Dで表示される。したがって、複数の映像が豊かな表現形式で表示される。
【0031】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像のジャンルに依存させて、前記映像に対応するウィンドウの配置を決定し、前記ウィンドウが配置される領域に前記映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0032】
これにより、映像のジャンルに応じて、ウィンドウの配置が決定される。したがって、複数の映像が、ジャンル毎に表示される。よって、視認性が向上する。
【0033】
また、前記制御部は、前記複数の映像のうち、ジャンル毎に、映像飛び出し量の最も大きい映像が3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0034】
これにより、ジャンル毎に、映像飛び出し量の最も大きい映像が3Dで表示される。したがって、映像表示装置は、負荷を抑制しつつ、効果的に3Dの映像を表示できる。
【0035】
また、前記映像表示装置は、さらに、ユーザの指示を取得するユーザインタフェース部を備え、前記ユーザインタフェース部は、複数のジャンルのそれぞれについて、ジャンルに属する映像を3Dで表示するか否かの設定、または、ジャンルに属する映像に対応するウィンドウ飛び出し量の設定を前記指示として取得し、前記制御部は、前記設定に基づいて、前記表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0036】
これにより、ジャンル毎のユーザの指示に基づいて、マルチウィンドウの表示態様が適応的に決定される。
【0037】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像に含まれる音に依存させて、前記映像に対応するウィンドウ飛び出し量を決定し、前記映像の映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0038】
これにより、複数のウィンドウのそれぞれが、映像の音に基づく飛び出し量で、飛び出して、または、引っ込んで、表示される。
【0039】
また、前記制御部は、前記複数の映像のうち第1映像の音が、前記複数の映像のうち、前記第1映像とは異なる第2映像の音よりも大きい場合、前記第1映像に対応する第1ウィンドウ飛び出し量を前記第2映像に対応する第2ウィンドウ飛び出し量よりも大きくなるように決定し、前記第1映像の映像飛び出し量に前記第1ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記第1映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0040】
これにより、音の大きい映像が、他の映像よりも、飛び出して表示される。したがって、迫力が、より大きくなる。
【0041】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれの映像飛び出し量に依存させて、前記表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0042】
これにより、映像飛び出し量に基づいて、マルチウィンドウの表示態様が決定される。すなわち、複数の映像が、それらの映像飛び出し量に基づいて、適切なマルチウィンドウの表示態様で表示される。
【0043】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像の映像飛び出し量に依存させて、前記映像に対応するウィンドウ飛び出し量を決定し、前記映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0044】
これにより、ウィンドウ飛び出し量が、映像飛び出し量に応じて、決定される。したがって、映像飛び出し量に応じて、飛び出し量が調整される。
【0045】
また、前記制御部は、前記複数の映像のうち第1映像の第1映像飛び出し量が、前記複数の映像のうち、前記第1映像とは異なる第2映像の第2映像飛び出し量よりも大きい場合、前記第1映像に対応する第1ウィンドウ飛び出し量を前記第2映像に対応する第2ウィンドウ飛び出し量よりも大きくなるように決定し、前記第1映像飛び出し量に前記第1ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記第1映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0046】
これにより、映像飛び出し量の大きい映像が、他の映像よりも、飛び出して表示される。したがって、迫力が、より大きくなる。
【0047】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像の映像飛び出し量に依存させて、前記映像を3Dで表示するか否かを決定し、前記映像を3Dで表示すると決定した場合、前記映像が視差によって3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0048】
これにより、複数の映像が、映像毎の映像飛び出し量に応じて、2Dまたは3Dで表示される。したがって、複数の映像が豊かな表現形式で表示される。
【0049】
また、前記制御部は、前記複数の映像のうち、映像飛び出し量の最も大きい映像のみが3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0050】
これにより、映像表示装置の負荷が抑制され、かつ、迫力の大きい映像が3Dで表示される。
【0051】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像が3Dの映像であるか否かに依存させて、前記映像を動画で表示するか否を決定し、前記映像を動画で表示すると決定した場合、前記映像が動画で表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0052】
これにより、複数の映像が、映像毎に2Dか3Dかに応じて、動画または静止画で表示される。したがって、複数の映像が豊かな表現形式で表示される。
【0053】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれが動画の映像であるか否かに依存させて、前記表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0054】
これにより、映像が動画か否かに基づいて、マルチウィンドウの表示態様が適応的に決定される。
【0055】
また、前記制御部は、前記複数の映像のそれぞれについて、映像が動画の映像であるか否かに依存させて、前記映像を3Dで表示するか否かを決定し、前記映像を3Dで表示すると決定した場合、前記映像が視差によって3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0056】
これにより、複数の映像が、映像毎に動画か静止画かに応じて、2Dまたは3Dで表示される。したがって、複数の映像が豊かな表現形式で表示される。
【0057】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウの全てがリフレッシュするタイミングで、前記複数の映像のそれぞれについて、映像に対応するウィンドウ飛び出し量を決定し、前記映像の映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0058】
これにより、ウィンドウのリフレッシュのタイミングで、表示が整えられる。すなわち、適切なタイミングで、表示が整えられる。
【0059】
また、前記制御部は、ユーザの指示に従って前記表示の全体が切り替えられる前記タイミングで、前記複数の映像のそれぞれについて、映像に対応するウィンドウ飛び出し量を決定し、前記映像の映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0060】
これにより、ユーザの指示に従って表示が切り替えられたタイミングで、表示が整えられる。そして、複数の映像が、初期表示において、適切に表示される。
【0061】
また、前記制御部は、一定の周期に基づく前記タイミングで、前記複数の映像のそれぞれについて、映像に対応するウィンドウ飛び出し量を決定し、前記映像の映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0062】
これにより、一定周期で、表示が整えられる。そして、複数の映像が、所定の間隔毎に、適切に整えられて、表示される。
【0063】
また、前記受信部は、特定の映像を受信し、前記制御部は、前記特定の映像に含まれる被写体を認識し、認識された前記被写体に依存させて、前記マルチウィンドウでの表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0064】
これにより、特定の映像の被写体に基づいて、マルチウィンドウの表示態様が適応的に決定される。
【0065】
また、前記制御部は、前記特定の映像に含まれる前記被写体が特定の人物であるか否かを認識し、前記特定の人物であるか否かに依存させて、前記表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0066】
これにより、特定の映像に含まれる人物に基づいて、マルチウィンドウの表示態様が適応的に決定される。
【0067】
また、前記映像表示装置は、さらに、ユーザの指示を取得するユーザインタフェース部を備え、前記制御部は、前記指示に従って、前記マルチウィンドウでの表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0068】
これにより、ユーザの指示に基づいて、マルチウィンドウの表示態様が適応的に決定される。
【0069】
また、前記ユーザインタフェース部は、前記複数のウィンドウのうちいずれかのウィンドウの配置を変更させる前記指示を取得し、前記制御部は、前記指示に従って前記ウィンドウの配置を決定し、前記ウィンドウが配置される領域に、前記ウィンドウに対応する映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0070】
これにより、ユーザの指示に基づいて、ウィンドウの配置が適切な位置および適切な大きさに変更される。
【0071】
また、前記ユーザインタフェース部は、前記複数のウィンドウのうち第1ウィンドウを移動させることにより、前記第1ウィンドウの配置を変更させる前記指示を取得し、前記制御部は、前記指示に従って前記第1ウィンドウの配置が変更されることにより、前記第1ウィンドウと、前記複数のウィンドウのうち、前記第1ウィンドウとは異なる第2ウィンドウとが重なる場合、前記第1ウィンドウの第1ウィンドウ飛び出し量と前記第2ウィンドウの第2ウィンドウ飛び出し量とに依存させて、前記表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0072】
これにより、ユーザの指示によって、2つのウィンドウが重なる場合、2つのウィンドウ飛び出し量に基づいて、マルチウィンドウの表示態様が適応的に決定される。
【0073】
また、前記制御部は、前記第1ウィンドウと前記第2ウィンドウとが重なっている領域には、前記第1ウィンドウと前記第2ウィンドウとのうち、ウィンドウ飛び出し量の大きいウィンドウの映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0074】
これにより、ウィンドウ飛び出し量の大きいウィンドウが前面に表示される。すなわち、ウィンドウの前後関係がウィンドウ飛び出し量に対応する。したがって、ウィンドウの前後関係についての視認性が向上する。
【0075】
また、前記制御部は、前記第1ウィンドウまたは前記第2ウィンドウをリサイズして、前記第1ウィンドウと前記第2ウィンドウとのうち、ウィンドウ飛び出し量の小さいウィンドウの映像が隠れないように、前記表示を制御してもよい。
【0076】
これにより、ウィンドウ飛び出し量の小さいウィンドウが、ウィンドウ飛び出し量の大きいウィンドウで隠れないように、各ウィンドウのサイズが制御される。
【0077】
また、前記制御部は、前記第1ウィンドウ飛び出し量が前記第2ウィンドウ飛び出し量よりも小さい場合、前記第1ウィンドウと前記第2ウィンドウとが重なっている領域には、前記第1ウィンドウの映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0078】
これにより、ウィンドウ飛び出し量の小さいウィンドウが、ウィンドウ飛び出し量の大きいウィンドウで隠れないように、ウィンドウ飛び出し量の小さいウィンドウが表示される。
【0079】
また、前記制御部は、前記第1ウィンドウ飛び出し量と前記第2ウィンドウ飛び出し量とが同一である場合、前記第1ウィンドウと前記第2ウィンドウとが重ね合わせて表示されないように、前記表示を制御してもよい。
【0080】
これにより、同一のウィンドウ飛び出し量を有する2つのウィンドウは、重ならないように制御される。したがって、不適切な表示が抑制される。
【0081】
また、前記制御部は、前記第1ウィンドウ飛び出し量と前記第2ウィンドウ飛び出し量とが同一でない場合、前記第1ウィンドウと前記第2ウィンドウとの相対的な配置が予め定められた配置になるように、前記表示を制御してもよい。
【0082】
これにより、2つのウィンドウのウィンドウ飛び出し量が同一でない場合、2つのウィンドウが予め定められた適切な配置で表示される。したがって、視認性が向上する。
【0083】
また、前記制御部は、前記第1ウィンドウ飛び出し量と前記第2ウィンドウ飛び出し量とが同一である場合、前記第1ウィンドウと前記第2ウィンドウとが重ね合わせて表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0084】
これにより、2つのウィンドウのウィンドウ飛び出し量が同一である場合、2つのウィンドウがまとめて表示される。
【0085】
また、前記制御部は、前記第1ウィンドウ飛び出し量と前記第2ウィンドウ飛び出し量とが同一である場合、前記第1ウィンドウと前記第2ウィンドウとの相対的な配置が予め定められた配置になるように、前記表示を制御してもよい。
【0086】
これにより、2つのウィンドウのウィンドウ飛び出し量が同一である場合、2つのウィンドウが予め定められた適切な配置で表示される。したがって、視認性が向上する。
【0087】
また、前記制御部は、前記指示に従って、前記複数のウィンドウのいずれかのウィンドウである親ウィンドウの内部に、前記複数のウィンドウのうち、前記親ウィンドウとは異なるウィンドウである子ウィンドウが表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0088】
これにより、親ウィンドウ内に子ウィンドウが表示される。したがって、複数の映像が豊かな表現形式で表示される。
【0089】
また、前記制御部は、前記子ウィンドウの子ウィンドウ飛び出し量を前記親ウィンドウの親ウィンドウ飛び出し量よりも大きくなるように決定し、前記子ウィンドウに対応する映像の映像飛び出し量に前記子ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0090】
これにより、子ウィンドウのウィンドウ飛び出し量は、親ウィンドウのウィンドウ飛び出し量よりも大きくなる。したがって、2つのウィンドウが、適切な表示形式で表示される。
【0091】
また、前記制御部は、前記指示に従って前記複数のウィンドウのいずれかのウィンドウの配置を決定し、前記ウィンドウの配置に依存させて、前記ウィンドウに対応する映像を3Dで表示するか否かを決定し、前記映像を3Dで表示すると決定した場合、前記ウィンドウの配置に基づく領域に前記映像が3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0092】
これにより、ウィンドウの配置に基づいて、ウィンドウの映像が2Dまたは3Dで表示される。すなわち、配置に基づいて、2Dまたは3Dが選択される。
【0093】
また、前記制御部は、前記ウィンドウが特定の領域に含まれる場合、前記ウィンドウに対応する映像を3Dで表示すると決定し、前記映像が3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0094】
これにより、特定の領域に配置されたウィンドウの映像が3Dで表示される。すなわち、3Dで映像が表示される領域が特定の領域に限定される。したがって、視認性が向上する。
【0095】
また、前記制御部は、前記ウィンドウが前記特定の領域の境界に跨って配置されないように、前記ウィンドウの配置を決定し、前記ウィンドウの配置に基づく領域に前記映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0096】
これにより、紛らわしい領域には、ウィンドウが配置されない。したがって、3Dで表示するか否かが、より明確化に分類される。
【0097】
また、前記制御部は、前記指示に従って前記ウィンドウの配置を決定し、前記ウィンドウの配置に依存させて、前記ウィンドウのウィンドウ飛び出し量を決定し、前記ウィンドウに対応する映像の映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0098】
これにより、ウィンドウの配置に基づいて、ウィンドウ飛び出し量が決定される。すなわち、配置に基づいて、ウィンドウ飛び出し量が選択される。
【0099】
また、前記ユーザインタフェース部は、前記複数のウィンドウのいずれかのウィンドウに対応するウィンドウ飛び出し量の設定を、前記ウィンドウが配置される領域に応じて予め決定された設定可能な範囲内に限定して、前記指示として取得し、前記制御部は、前記ウィンドウに対応する映像の映像飛び出し量に、前記設定に基づく前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記ウィンドウの配置に基づく領域に前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0100】
これにより、予め定められた設定可能な範囲内で、ウィンドウ飛び出し量等が設定される。そして、設定に基づいて、適切に表示態様が決定される。
【0101】
また、前記ユーザインタフェース部は、所定のウィンドウを消滅させる前記指示を取得し、前記制御部は、前記指示に従って前記所定のウィンドウを消滅させ、前記所定のウィンドウの背面のウィンドウのウィンドウ飛び出し量が前記所定のウィンドウの消滅前よりも大きくなるように、前記表示を制御してもよい。
【0102】
これにより、前面のウィンドウが消滅した後、背面のウィンドウが、前面のウィンドウの消滅前よりも、飛び出して表示される。これにより、立体感が適切に調整される。
【0103】
また、前記ユーザインタフェース部は、所定のウィンドウを消滅させる前記指示を取得し、前記制御部は、前記指示に従って前記所定のウィンドウを消滅させ、前記所定のウィンドウの前面のウィンドウのウィンドウ飛び出し量が前記所定のウィンドウの消滅前よりも小さくなるように、前記表示を制御してもよい。
【0104】
これにより、背面のウィンドウが消滅した後、前面のウィンドウが、背面のウィンドウの消滅前よりも、引っ込んで表示される。これにより、立体感が適切に調整される。
【0105】
また、前記制御部は、前記所定のウィンドウにおいて、前記指示によってイベントが発生したタイミングで、前記所定のウィンドウを消滅させることにより、前記表示を制御してもよい。
【0106】
これにより、イベントに応じて、ウィンドウが消滅する。そして、ウィンドウの消滅に応じて、他のウィンドウの表示が、適切に制御される。
【0107】
また、前記ユーザインタフェース部は、前記複数のウィンドウのうち最前面の第1ウィンドウに対応する情報を前記映像表示装置とは異なる他機器に転送させる前記指示を取得し、前記制御部は、前記指示によって、前記第1ウィンドウを消滅させ、前記第1ウィンドウの背面の第2ウィンドウのウィンドウ飛び出し量が前記第1ウィンドウの消滅前よりも大きくなるように、前記表示を制御してもよい。
【0108】
これにより、他機器への転送に応じて、ウィンドウが消滅する。そして、ウィンドウの消滅に応じて、他のウィンドウの表示が、適切に制御される。
【0109】
また、前記制御部は、前記映像表示装置の負荷に依存させて、前記マルチウィンドウでの表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0110】
これにより、負荷に応じて、マルチウィンドウの表示態様が決定される。したがって、複数の映像が、負荷に応じて、適応的に表示される。
【0111】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウのサイズ、前記複数のウィンドウの数、または、前記複数の映像のサイズに基づいて、前記負荷を算出し、前記負荷に依存させて、前記表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0112】
これにより、ウィンドウのサイズ、ウィンドウの数、または、映像のサイズに基づく負荷に応じて、表示態様が決定される。負荷は、ウィンドウのサイズ等で変動すると想定される。したがって、適切な負荷の想定に基づいて、表示態様が決定される。
【0113】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウのうち、映像が3Dで表示されるウィンドウの数に基づいて、前記負荷を算出し、前記負荷に依存させて、前記表示態様を決定し、前記表示態様で前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0114】
これにより、3Dの映像が表示されているウィンドウの数に基づく負荷に応じて、表示態様が決定される。負荷は、3Dの映像が表示されているウィンドウの数で変動すると想定される。したがって、適切な負荷の想定に基づいて、表示態様が決定される。
【0115】
また、前記制御部は、前記負荷が予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記複数のウィンドウの数を制限することにより、前記表示を制御してもよい。
【0116】
これにより、負荷が大きい場合、ウィンドウの数が制限される。ウィンドウの数は、負荷に影響すると想定される。したがって、ウィンドウの数を制限することにより、負荷が適切に抑制される。
【0117】
また、前記制御部は、前記負荷が予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記複数のウィンドウのサイズを制限することにより、前記表示を制御してもよい。
【0118】
これにより、負荷が大きい場合、ウィンドウのサイズが制限される。ウィンドウのサイズは、負荷に影響すると想定される。したがって、ウィンドウのサイズを制限することにより、負荷が適切に抑制される。
【0119】
また、前記制御部は、前記負荷が予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記複数の映像のうち、動画の映像が静止画で表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0120】
これにより、負荷が大きい場合、動画の表示が制限される。動画の表示は、負荷に影響すると想定される。したがって、動画の表示を制限することにより、負荷が適切に抑制される。
【0121】
また、前記制御部は、前記負荷が予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記複数の映像のうち、3Dの映像が2Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0122】
これにより、負荷が大きい場合、3Dの表示が制限される。3Dの表示は、負荷に影響すると想定される。したがって、3Dの表示を制限することにより、負荷が適切に抑制される。
【0123】
また、前記制御部は、前記負荷が予め定められた閾値以下である場合に、エラーコンシール制御が実行されるように、前記表示を制御してもよい。
【0124】
これにより、負荷が小さい場合にのみ、エラーの隠蔽処理が実行される。エラーの隠蔽処理は、負荷に影響すると想定される。したがって、エラーの隠蔽処理を制限することにより、負荷が適切に抑制される。
【0125】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウのうち最前面のウィンドウのみが、他のウィンドウの表示態様とは異なる表示態様で表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0126】
これにより、最前面のウィンドウが、より際立って表示される。したがって、最前面のウィンドウの視認性が向上する。
【0127】
また、前記制御部は、前記最前面のウィンドウが前記他のウィンドウよりも大きく表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0128】
これにより、最前面のウィンドウが、大きなサイズで表示される。したがって、最前面のウィンドウの視認性が向上する。
【0129】
また、前記制御部は、前記複数の映像のうち、前記最前面のウィンドウに対応する映像のみが3Dで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0130】
これにより、最前面のウィンドウの映像が、3Dで表示される。したがって、最前面のウィンドウの視認性が向上する。
【0131】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウに対応する複数のウィンドウ飛び出し量のうち、前記最前面のウィンドウのウィンドウ飛び出し量のみが前記他のウィンドウのウィンドウ飛び出し量よりも大きくなるように、前記複数のウィンドウ飛び出し量を決定し、前記最前面のウィンドウに対応する映像の映像飛び出し量に、前記最前面のウィンドウのウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0132】
これにより、最前面のウィンドウのウィンドウ飛び出し量が、他のウィンドウよりも大きくなる。したがって、最前面のウィンドウの視認性が向上する。
【0133】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウで表示される複数の字幕に対応する複数の字幕飛び出し量であって、それぞれが字幕の飛び出し量を示す複数の字幕飛び出し量が、前記複数のウィンドウで同一の字幕飛び出し量になるように、前記複数の字幕飛び出し量を決定し、前記複数の字幕が前記同一の字幕飛び出し量で表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0134】
これにより、複数のウィンドウに対応する複数の字幕が、同じ飛び出し量で表示される。したがって、複数のウィンドウに複数の字幕が表示される場合でも、字幕の視認性が維持される。
【0135】
また、前記映像表示装置は、さらに、ユーザの指示を取得するユーザインタフェース部を備え、前記ユーザインタフェース部は、前記複数のウィンドウのいずれかのウィンドウのウィンドウ飛び出し量の設定を前記指示として取得し、前記制御部は、前記設定が取得された場合でも、前記複数の字幕飛び出し量が前記同一の字幕飛び出し量になるように、前記複数の字幕飛び出し量を決定し、前記複数の字幕が前記同一の字幕飛び出し量で表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0136】
これにより、字幕のみが、ウィンドウ飛び出し量の設定から除外される。したがって、字幕の視認性が維持される。
【0137】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウで表示される複数の字幕に対応する複数の字幕飛び出し量であって、それぞれが字幕の飛び出し量を示す複数の字幕飛び出し量が予め定められた範囲になるように、前記複数の字幕飛び出し量を決定し、前記複数の字幕が前記予め定められた範囲の前記複数の字幕飛び出し量で表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0138】
これにより、字幕の飛び出し量が予め定められた範囲に維持される。したがって、字幕の視認性が維持される。
【0139】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウの複数のウィンドウ飛び出し量が互いに異なる値になるように調整して前記複数のウィンドウ飛び出し量を決定し、前記複数のウィンドウ飛び出し量に従って前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0140】
これにより、ウィンドウ飛び出し量が、ウィンドウ毎に異なるように、決定される。したがって、複数の映像が豊かな表現形式で表示される。
【0141】
また、前記制御部は、前記複数のウィンドウ飛び出し量が予め定められた範囲内になるように、前記複数のウィンドウ飛び出し量を決定し、前記複数のウィンドウ飛び出し量に従って前記複数の映像が表示されるように、前記表示を制御してもよい。
【0142】
これにより、ウィンドウ飛び出し量が予め定められた範囲に限定される。したがって、過剰な飛び出し量による視認性の低下が抑制される。
【0143】
また、本発明の一態様に係る映像表示方法は、複数の映像を受信する受信ステップと、前記複数の映像を表示するための複数のウィンドウを有するマルチウィンドウで、前記複数の映像が表示部に表示されるように、前記表示部の表示を制御する制御ステップとを含み、前記制御ステップでは、前記複数のウィンドウのそれぞれについて、ウィンドウの飛び出し量を示すウィンドウ飛び出し量を決定し、前記ウィンドウに対応する映像の飛び出し量を示す映像飛び出し量に前記ウィンドウ飛び出し量を加えた量で、前記映像が視差によって飛び出してまたは引っ込んで表示されるように、前記表示を制御する映像表示方法でもよい。
【0144】
これにより、前記映像表示装置が、映像表示方法として実現される。