(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2スペーサが、水貯留部に貯留された水を前記上流側加湿フィルタおよび前記下流側加湿フィルタの少なくとも一方に水掛けする水掛部材であることを特徴とする請求項3に記載の加湿器。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような加湿器では、送風ファンによって発生した空気流によって上流側加湿フィルタが下流側に移動する問題がある。その結果、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触して、気化効率が低下するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのを防止できる加湿器を提供することである。
【0006】
第1の発明にかかる加湿器は、ケーシングの内部に配置された送風ファンと、前記送風ファンによって発生した空気流の上流側に配置された上流側加湿フィルタと、前記上流側加湿フィルタとの間に間隙が形成されるように、前記上流側加湿フィルタの下流側に配置された下流側加湿フィルタと、前記上流側加湿フィルタおよび前記下流側加湿フィルタの中央部にそれぞれ形成された孔を通過する軸部と、前記上流側加湿フィルタの内周部の前記孔と前記下流側加湿フィルタの内周部の前記孔との間に配置される第1スペーサと、前記上流側加湿フィルタの上流側に配置され、前記上流側加湿フィルタを支持する上流側回転部材と、前記下流側加湿フィルタの下流側に配置され、前記上流側回転部材とともに一体的に回転し且つ前記下流側加湿フィルタを支持する下流側回転部材とを有し、前記第1スペーサが、前記上流側加湿フィルタの前記孔と前記下流側加湿フィルタの前記孔との
径方向内側において、前記上流側回転部材と前記下流側回転部材と
に接触することを特徴とする。
【0007】
この加湿器では、上流側加湿フィルタの内周部と下流側加湿フィルタの内周部との間にスペーサが配置されるので、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのを防止できる。
【0008】
第2の発明にかかる加湿器は、第1の発明にかかる加湿器において、前記第1スペーサが前記軸部に設けられることを特徴とする。
【0009】
この加湿器では、スペーサが軸部に設けられるので、上流側加湿フィルタの内周部と下流側加湿フィルタの内周部との間にスペーサを設けやすい。
【0010】
第3の発明にかかる加湿器は、第1または第2の発明にかかる加湿器において、前記上流側加湿フィルタの外周部と前記下流側加湿フィルタの外周部との間に配置される第2スペーサを有することを特徴とする。
【0011】
この加湿器では、上流側加湿フィルタの外周部と下流側加湿フィルタの外周部との間にスペーサが配置されるので、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタの外周部において、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのを防止できる。したがって、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのをより防止しやすい。
【0012】
第4の発明にかかる加湿器は、第3の発明にかかる加湿器において、前記第2スペーサが、水貯留部に貯留された水を前記上流側加湿フィルタおよび前記下流側加湿フィルタの少なくとも一方に水掛けする水掛部材であることを特徴とする。
【0013】
この加湿器では、水掛部材がスペーサを兼ねるので、スペーサ用に新たに部材を設ける必要がない。したがって、部材コストを上昇させることなく、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタの外周部において、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのを防止できる。
【0014】
第5の発明にかかる加湿器は、第1−第4のいずれかの発明にかかる加湿器において、
前記上流側回転部材と前記下流側回転部材とは、前
記加湿フィルタの外周部に進入して、前
記加湿フィルタを当該
上流側回転部材または下流側回転部材に固定するための突出部を有することを特徴とする。
【0015】
この加湿器では、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタの外周部において、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのをより防止しやすい。
【0016】
第6の発明にかかる加湿器は、第1−第5のいずれかの発明にかかる加湿器において、前記軸部の端部が取り付けられる取付部を有し、前記軸部を回転駆動する駆動機構を備えており、前記軸部の端部は、前記取付部に対して当該軸部の軸方向に取り外し可能に構成されることを特徴とする。
【0017】
この加湿器では、駆動機構から軸部を容易に取り外すことができるので、加湿器のメンテナンス性が向上する。
【発明の効果】
【0018】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0019】
第1の発明では、上流側加湿フィルタの内周部と下流側加湿フィルタの内周部との間にスペーサが配置されるので、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのを防止できる。
【0020】
第2の発明では、スペーサが軸部に設けられるので、上流側加湿フィルタの内周部と下流側加湿フィルタの内周部との間にスペーサを設けやすい。
【0021】
第3の発明では、上流側加湿フィルタの外周部と下流側加湿フィルタの外周部との間にスペーサが配置されるので、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタの外周部において、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのを防止できる。したがって、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのをより防止しやすい。
【0022】
第4の発明では、水掛部材がスペーサを兼ねるので、スペーサ用に新たに部材を設ける必要がない。したがって、部材コストを上昇させることなく、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタの外周部において、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのを防止できる。
【0023】
第5の発明では、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタの外周部において、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが接触するのをより防止しやすい。
【0024】
第6の発明では、駆動機構から軸部を容易に取り外すことができるので、加湿器のメンテナンス性が向上する。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
【0027】
[空気清浄機の全体構成]
本発明の実施形態にかかる加湿機能付き空気清浄機1(加湿器)は、
図1に示すように、ケーシング2と、ケーシング2の内部に配置された送風ファン3と、空気に含まれる塵埃を除去する空気清浄フィルタ4と、空気を加湿する加湿ユニット5とを有している。この加湿機能付き空気清浄機1は、加湿機能と空気清浄機能とを有し、ユーザは、空気清浄機能だけを選択することができるが、加湿機能を選択したときは空気清浄機能が伴う。
【0028】
ケーシング2は、四角柱状であり、送風ファン3が配置される送風室11と、空気清浄フィルタ4が配置される空気清浄室12と、加湿ユニット5が配置される加湿室13とを有している。これらは、下方から上方に向かって送風室11、空気清浄室12、加湿室13の順に並んでいる。つまり、空気清浄機1は、縦に延びる形状となるので、設置面積が小さくなる。
【0029】
ケーシング2の左側面14および右側面15には、それぞれ左吸込口16および右吸込口17が設けられている。また、ケーシング2の天面18には、空気吹出口19が設けられている。左吸込口16および右吸込口17は、ケーシング2の左側面14および右側面15の下方に設けられ、送風室11に連通している。また、空気吹出口19は、加湿室13に連通している。
【0030】
送風ファン3は、例えばシロッコファンであり、空気清浄フィルタ4に対して空気を送風する。この送風ファン3が駆動することによって、左吸込口16および右吸込口17から空気吹出口19に至る空気流が発生する。この空気流は、
図1に示すように、下方から上方に向かって、送風ファン3、空気清浄フィルタ4、加湿ユニット5の順に流れる。なお、空気清浄フィルタ4は、送風ファン3と加湿ユニット5との間において、略水平に配置されている。また、加湿ユニット5(後述する駆動機構24を除く)は、右側面15に設けられた扉から水平に取り出し可能となっている。
【0031】
[加湿ユニット]
図2に示すように、加湿ユニット5は、加湿部21と、加湿部21の下方に配置された水トレー22(水貯留部)と、水トレー22に取り付けられた貯水タンク23(
図1参照)と、加湿部21を回転させる駆動機構24とを備えている。
【0032】
<加湿部>
図3及び
図4に示すように、加湿部21は、上流側回転部材31(対向部材)と、上流側加湿フィルタ32と、下流側加湿フィルタ33と、下流側回転部材34とを有している。これらは送風ファン3によって発生した空気流の上流側から下流側に向かって上流側回転部材31、上流側加湿フィルタ32、下流側加湿フィルタ33、下流側回転部材34の順に配置されている。上流側回転部材31、上流側加湿フィルタ32、下流側加湿フィルタ33、および下流側回転部材34は、それぞれ駆動軸35(軸部)に取り付けられており、駆動軸35の回転に伴って一体的に回転する。
【0033】
上流側加湿フィルタ32は、例えば不織布で成形された円板状の気化フィルタであり、上流側回転部材31に取り付けられている。この上流側加湿フィルタ32の中央部には、貫通孔32A(孔)が形成されており、駆動軸35(軸部)の軸本体41が通過している。この上流側加湿フィルタ32は、上流側回転部材31とともに回転しながら、上流側加湿フィルタ32を通過する空気流に水分を供給して、上流側加湿フィルタ32を通過する空気流を加湿する。
【0034】
下流側加湿フィルタ33は、上述の上流側加湿フィルタ32と略同様の構成を有する。この下流側加湿フィルタ33は、例えば不織布で成形された円板状の気化フィルタであり、下流側回転部材34に取り付けられている。この下流側加湿フィルタ33の中央部には、貫通孔33A(孔)が形成されており、駆動軸35(軸部)の軸本体41が通過している。この下流側加湿フィルタ33は、上流側加湿フィルタ32との間に間隙が形成されるように、上流側加湿フィルタ32の下流側に配置されている。この下流側加湿フィルタ33は、下流側回転部材34とともに回転しながら、下流側加湿フィルタ33を通過する空気流に水分を供給して、下流側加湿フィルタ33を通過する空気流を加湿する。
図3に示すように、上流側加湿フィルタ32の厚みT1と下流側加湿フィルタ33の厚みT2とは略同じとされている。
【0035】
上流側加湿フィルタ32と下流側加湿フィルタ33との間の間隙Hの大きさは、例えば上流側加湿フィルタ32の厚みT1または下流側加湿フィルタ33の厚みT2と略同じまたはそれより大きくされている。また、例えば後述する第2バケット71(水掛部材、第2スペーサ)の厚みまたは後述する第1バケット81(水掛部材、第2スペーサ)の厚みと略同じとされている。この間隙Hは、例えば送風ファン3によって発生した空気流によって、上流側加湿フィルタ32が下流側加湿フィルタ33に移動・接触して気化効率が低下するのを防止するために設けられている。
図3に示すように、上流側加湿フィルタ32の内周部32Iと下流側加湿フィルタ33の内周部33Iとの間には、駆動軸35に設けられる第1スペーサ43が配置されている。したがって、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33の間において、上流側加湿フィルタ32と下流側加湿フィルタ33との間の間隙が保持されている。また、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oと下流側加湿フィルタ33の外周部33Oとの間には、後述する第2バケット71(第2スペーサ)および後述する第1バケット81(第2スペーサ)が配置されている。したがって、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33の外周部において、上流側加湿フィルタ32と下流側加湿フィルタ33との間の間隙が保持されている。なお、上流側加湿フィルタ32の内周部32Iおよび下流側加湿フィルタ33の内周部33Iとは、それぞれ、例えば上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33の内縁から内縁と外縁の中央までの範囲を言う。また、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oおよび下流側加湿フィルタ33の外周部33Oとは、それぞれ、例えば上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33の外縁から内縁と外縁の中央までの範囲を言う。
【0036】
図5及び
図6に示すように、上流側回転部材31(対向部材)は、上流側加湿フィルタ32の上流側に配置され、上流側加湿フィルタ32を支持している。この上流側回転部材31は、上流側加湿フィルタ32に対向するように配置されている。この上流側回転部材31は、中央部から径方向外側に向かって放射状に延びた例えば6本の枠部51(上流側回転部材の枠部)と、上流側加湿フィルタ32の径方向外側に配置された環状の外壁部52と、中央部に配置され下流側に向かって突出したボス部53とを有している。6本の枠部51は、上流側加湿フィルタ32の上流側から上流側加湿フィルタ32を支持している。ボス部53は、上流側加湿フィルタ32の中央部に形成された貫通孔32Aに挿入され、ボス部53の内側には、駆動軸35の軸本体41が挿通されている。ボス部53の内周面および駆動軸35の軸本体41の外周面は、例えば多角形(例えば6角形)且つ対応した大きさとされており、周方向について噛み合っている。したがって、上流側回転部材31は、駆動軸35の回転に伴って一体的に回転する。
図3に示すように、上流側加湿フィルタ32の内周部32Iは、6本の枠部51と駆動軸35の第1スペーサ43との間に配置されており、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oは、6本の枠部51(上流側回転部材の枠部)と下流側回転部材34に取り付けられた後述する6つの第1バケット81(第1水掛部材)との間に配置されている。
【0037】
下流側回転部材34は、上述の上流側回転部材31と略同様の構成を有する。
図7及び
図8に示すように、下流側回転部材34は、下流側加湿フィルタ33の下流側に配置され、下流側加湿フィルタ33を支持している。この下流側回転部材34は、下流側加湿フィルタ33に対向するように配置されている。この下流側回転部材34は、中央部から径方向外側に向かって放射状に延びた例えば6本の枠部61(上流側回転部材の枠部)と、下流側加湿フィルタ33の径方向外側に配置された環状の外壁部62と、中央部に配置され上流側に向かって突出したボス部63とを有している。6本の枠部61は、下流側加湿フィルタ33の下流側から下流側加湿フィルタ33を支持している。ボス部63は、下流側加湿フィルタ33の中央部に形成された貫通孔33Aに挿入されており、ボス部63の内側には、駆動軸35の軸本体41が挿通されている。ボス部63の内周面および駆動軸35の軸本体41の外周面は、例えば多角形(例えば6角形)且つ対応した大きさとされており、周方向について噛み合っている。したがって、下流側回転部材34は、駆動軸35および上流側回転部材31とともに一体的に回転する。
図3に示すように、下流側加湿フィルタ33の内周部33Iは、6本の枠部61と駆動軸35の第1スペーサ43との間に配置されており、下流側加湿フィルタ33の外周部33Oは、6本の枠部61と上流側回転部材31に取り付けられた後述する6つの第2バケット71(水掛部材)との間に配置されている。また、下流側回転部材34の外壁部62には、上流側に向かって突出した複数の爪部64が形成されている。この複数の爪部64が、上流側回転部材31の外壁部52に形成された凹部54に係合することにより、上流側回転部材31および下流側回転部材34が、内部に上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33を収容した状態で一体化されている。
【0038】
図3に示すように、6つの第1バケット81および6つの第2バケット71は、それぞれ上流側加湿フィルタ32の外周部32Oと下流側加湿フィルタ33の外周部33Oとの間に配置されている。具体的には、第1バケット81の後述する内側部分84および第2バケット71の後述する内側部分74が、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oと下流側加湿フィルタ33の外周部33Oとの間に配置されている。6つの第1バケット81は、水トレー22に貯留された水を汲み上げて上流側加湿フィルタ32に水掛けするものであり、下流側回転部材34の外壁部62に取り付けられている。具体的には、下流側回転部材34の外壁部62から上流側に突出するように配置されている。また、6つの第2バケット71は、水トレー22に貯留された水を汲み上げて下流側加湿フィルタ33に水掛けするものであり、上流側回転部材31の外壁部52に取り付けられている。詳しくは、上流側回転部材31の外壁部52から下流側に突出するように配置されている。6つの第1バケット81は、下流側回転部材34の周方向について離れた位置(例えば等間隔)に配置されており、6つの第2バケット71は、上流側回転部材31の周方向について離れた位置(例えば等間隔)に配置されている。
【0039】
図7及び
図8に示すように、第1バケット81(水掛部材、第2スペーサ)は、水が貯留されるバケット部82と、下流側回転部材34の回転方向前方に形成され且つバケット部82に連通する第1水汲み口83と、下流側回転部材34の外壁部62よりも径方向内側に突出した内側部分84に設けられ、上流側加湿フィルタ32に向かって開口した第1水吐出口85とを有している。この第1バケット81の第1水汲み口83は、下流側回転部材34の下端付近に位置した状態において、水トレー22の内部に配置される。したがって、第1バケット81の第1水汲み口83からバケット部82に水が汲み上げられる。そして、下流側回転部材34の回転に伴って第1バケット81が移動して、第1水吐出口85が下流側回転部材34の上端付近に移動すると、第1水吐出口85から水が放出され、上流側加湿フィルタ32に水掛けされる。
図3及び
図7に示すように、内側部分84は、第1水吐出口85がバケット部82の上流側端部よりも上流側に突出するように突出した突出部分86を有しており、第1水吐出口85が下流側加湿フィルタ33に押し付けられている。また、内側部分84は、下流側に突出したリブ87を有している。なお、この空気清浄機1では、第1水吐出口85が上流側加湿フィルタ32に対向しているが、第1水吐出口85が上流側加湿フィルタ32に向かって開口するとは、必ずしも第1水吐出口85が上流側加湿フィルタ32に対向していることを指すものではなく、第1水吐出口85から吐出された水が上流側加湿フィルタ32に水掛けされるのであれば、第1水吐出口85が上流側加湿フィルタ32に対向していなくてもよい。
【0040】
第2バケット71(水掛部材、第2スペーサ)は、第1バケット81と略同様の構成を有する。
図5及び
図6に示すように、この第2バケット71は、水が貯留されるバケット部72と、上流側回転部材31の回転方向前方に形成され且つバケット部72に連通する第2水汲み口73と、上流側回転部材31の外壁部52よりも径方向内側に突出した内側部分74に設けられ、下流側加湿フィルタ33に向かって開口した第2水吐出口75とを有している。この第2バケット71の第2水汲み口73は、上流側回転部材31の下端付近に位置した状態において、水トレー22の内部に配置される。したがって、第2バケット71の第2水汲み口73からバケット部72に水が汲み上げられる。そして、上流側回転部材31の回転に伴って第2バケット71が移動して、第2水吐出口75が上流側回転部材31の上端付近に移動すると、第2水吐出口75から水が放出され、下流側加湿フィルタ33に水掛けされる。
図3及び
図5に示すように、内側部分74は、第2水吐出口75がバケット部72の下流側端部よりも下流側に突出するように突出した突出部分76を有しており、第2水吐出口75が上流側加湿フィルタ32に押し付けられている。また、内側部分74は、上流側に突出したリブ77を有している。なお、
図3に示すように、第1バケット81のバケット部82の厚みT4と、第2バケット71のバケット部72の厚みT3は略同じである。また、
図6及び
図8に示すように、第1バケット81のバケット部82の周方向長さと、第2バケット71のバケット部72の周方向長さも略同じである。したがって、第1バケット81のバケット部82の貯水量と、第2バケット71のバケット部82の貯水量は略同じである。なお、この空気清浄機1では、第2水吐出口75が下流側加湿フィルタ33に対向しているが、第2水吐出口75が下流側加湿フィルタ33に向かって開口するとは、必ずしも第2水吐出口75が下流側加湿フィルタ33に対向していることを指すものではなく、第2水吐出口75から吐出された水が下流側加湿フィルタ33に水掛けされるのであれば、第2水吐出口75が下流側加湿フィルタ33に対向していなくてもよい。
【0041】
ここで、
図6に記載した位置(A)−(F)と、
図8に記載した位置(A)−(F)は対応している。したがって、6つの第1バケット81および6つの第2バケット71の全ては、上流側回転部材31、下流側回転部材34の周方向についてずれて配置される。ここで、第1バケット81および第2バケット71が、周方向についてずれて配置されるとは、駆動軸35の軸方向から見て、第1バケット81および第2バケット71が重ならないことを意味する。
【0042】
第1バケット81および第2バケット71の少なくとも一部は、上流側回転部材31、下流側回転部材34に平行な同一平面上(空気流の流れ方向に直交する同一平面上)に配置されている。換言すれば、
図9に示すように、加湿部21の径方向外側(側面)から見て、第1バケット81および第2バケット71の少なくとも一部が、空気流の流れ方向に直交する方向(駆動軸35の軸方向と直交する方向、
図9中の上下方向)について重なっている。
【0043】
また、
図6及び
図8に示すように、6つの第1水吐出口85および6つの第2水吐出口75の全ては、上流側回転部材31および下流側回転部材34の周方向についてずれて配置される。ここで、第1水吐出口85および第2水吐出口75が、周方向についてずれて配置されるとは、駆動軸35の軸方向から見て、第1水吐出口85および第2水吐出口75が重ならないことを意味する。
【0044】
図5及び
図6に示すように、上流側回転部材31は、下流側に向かって突出し、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oに進入して上流側加湿フィルタ32を上流側回転部材31に固定する6つの第1突出部91(突出部)を有している。詳しくは、この6つの第1突出部91は、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oに形成された穴32H(
図4参照)を貫通している。第1突出部91は、6本の枠部51のそれぞれから下流側に突出している。
【0045】
これら6つの第1突出部91と上流側回転部材31に取り付けられた第2バケット71との全ては、
図6に示すように、上流側回転部材31の周方向についてずれて配置されている。例えば、第1突出部91が上流側回転部材31の周方向について第2バケット71と同じ位置に配置される場合には、上流側加湿フィルタ32を上流側回転部材31に取り付ける際に、上流側加湿フィルタ32を上流側回転部材31の6つの枠部51と第2バケット71との間に配置させる動作(挟む動作)と、第1突出部91を上流側加湿フィルタ32に進入させる動作を略同時に行う必要があるため、上流側加湿フィルタ32を上流側回転部材31に取り付ける作業が煩雑になる。しかし、本実施形態の上流側回転部材31は、第1突出部91と第2バケット71の全てが、上流側回転部材31の周方向についてずれて配置されるので、上流側加湿フィルタ32を上流側回転部材31の6つの枠部51と第2バケット71との間に配置させたあと(挟んだあと)で、第1突出部91を上流側加湿フィルタ32に進入させればよいので、または逆に、第1突出部91を上流側加湿フィルタ32に進入させたあとで、上流側加湿フィルタ32を上流側回転部材31の6つの枠部51と第2バケット71との間に配置させれば(挟めば)よいので、上流側加湿フィルタ32を上流側回転部材31に取り付ける作業が容易となる。
【0046】
また、
図7及び
図8に示すように、下流側回転部材34は、上流側に向かって突出し、下流側加湿フィルタ33の外周部33Oに進入して下流側加湿フィルタ33を下流側回転部材34に固定する6つの第2突出部93を有している。詳しくは、この6つの第2突出部93は、下流側加湿フィルタ33の外周部33Oに形成された穴33H(
図4参照)を貫通している。第2突出部93は、6本の枠部61のそれぞれから下流側に突出している。この第2突出部93は、上述の第1突出部91と略同じ構成である。
【0047】
これら6つの第2突出部93と下流側回転部材34に取り付けられた第1バケット81との全ては、
図8に示すように、下流側回転部材34の周方向についてずれて配置されている。例えば、第2突出部93が下流側回転部材34の周方向について第1バケット81と同じ位置に配置される場合には、下流側加湿フィルタ33を下流側回転部材34に取り付ける際に、下流側加湿フィルタ33を下流側回転部材34の6つの枠部61と第1バケット81との間に配置させる動作(挟む動作)と、第2突出部93を下流側加湿フィルタ33に進入させる動作を略同時に行う必要があるため、下流側加湿フィルタ33を下流側回転部材34に取り付ける作業が煩雑になる。しかし、本実施形態の下流側回転部材34は、第2突出部93と第1バケット81の全てが、下流側回転部材34の周方向についてずれて配置されるので、下流側加湿フィルタ33を下流側回転部材34の6つの枠部61と第1バケット81との間に配置させたあと(挟んだあと)で、第2突出部93を上流側加湿フィルタ32に進入させればよいので、または逆に、第2突出部93を下流側加湿フィルタ33に進入させたあとで、下流側加湿フィルタ33を下流側回転部材34の6つの枠部61と第1バケット81との間に配置させれば(挟めば)よいので、下流側加湿フィルタ33を下流側回転部材34に取り付ける作業が容易となる。
【0048】
図5及び
図6に示すように、上流側回転部材31は、上流側加湿フィルタ32の上流側近傍に配置され、かつ上流側から見て、下流側回転部材34に取り付けられた6つの第1バケット81の6つの第1水吐出口85の略全域と重なるように設けられた6つの第1遮蔽板92を有している。この第1遮蔽板92により、送風ファン3によって発生した空気流の風圧によって第1バケット81の第1水吐出口85から水が吐出されるのが妨げられることが防止される。なお、第1遮蔽板92は、上流側から見て、第1水吐出口85の略全域と重なるが、少なくとも一部が重なっていればよい。
【0049】
図7及び
図8に示すように、下流側回転部材34は、下流側加湿フィルタ33の下流側近傍に配置され、かつ下流側から見て、上流側回転部材31に取り付けられた6つの第2バケット71の6つの第2水吐出口75の略全域と重なるように設けられた6つの第2遮蔽板94を有している。この第2遮蔽板94により、第2バケット71の第2水吐出口75から吐出され、下流側加湿フィルタ33を貫通した水が第2遮蔽板94に衝突する。したがって、第2バケット71の第2水吐出口75から吐出された水が飛び散るのを防止できる。なお、第2遮蔽板94は、下流側から見て、第2水吐出口75の略全域と重なるが、少なくとも一部が重なっていればよい。
【0050】
本実施形態の空気清浄機1では、上流側加湿フィルタ32に水掛けする第1バケット81が、上流側加湿フィルタ32が取り付けられる上流側回転部材31ではなくて、下流側加湿フィルタ33が取り付けられる下流側回転部材34に取り付けられる。また、下流側加湿フィルタ33に水掛けする第2バケット71が、下流側加湿フィルタ33が取り付けられる下流側回転部材34ではなくて、上流側加湿フィルタ32が取り付けられる上流側回転部材31に取り付けられる。そのため、以下の2つの特徴がある。
【0051】
(特徴1)
例えば上流側加湿フィルタ32が支持される対向部材と、上流側加湿フィルタ32に水掛けする第1バケットが取り付けられる対向部材とが同じである場合、すなわち第1バケット81が上流側回転部材31に取り付けられる場合には、第1水吐出口85(突出部分86)が上流側加湿フィルタ32に押し付けられるように構成するためには、上流側加湿フィルタ32を支持する上流側回転部材31の6本の枠部51と、上流側回転部材31に取り付けられた第1バケットの第1水吐出口(突出部分)との間の空間を狭くして、その狭い空間に上流側加湿フィルタ32を配置する必要がある。そのため、第1水吐出口85(突出部分86)が上流側加湿フィルタ32に押し付けられるように構成するためには、上流側加湿フィルタ32の上流側回転部材31への取り付けが煩雑となる。また、同様に、下流側加湿フィルタ33が支持される対向部材と、下流側加湿フィルタ33に水掛けする第2バケット71が取り付けられる対向部材とが同じである場合には、下流側加湿フィルタ33の下流側回転部材34への取り付けが煩雑となる。
【0052】
しかし、本実施形態の空気清浄機1では、上流側加湿フィルタ32が支持される対向部材と、上流側加湿フィルタ32に水掛けする第1バケット81が取り付けられる対向部材とが異なる、すなわち、上流側加湿フィルタ32が上流側回転部材31に取り付けられるとともに、第1バケット81が下流側回転部材34に取り付けられる。そのため、
図10(a)に示すように、上流側回転部材31に上流側加湿フィルタ32を取り付けた後で、
図10(b)に示すように、上流側回転部材31と下流側回転部材34とが係合されることによって、第1バケット81の第1水吐出口85(突出部分86)が、上流側加湿フィルタ32に押し付けられる構成となるため、上流側加湿フィルタ32の上流側回転部材31への取り付けが煩雑となることなく、第1水吐出口85(突出部分86)が上流側加湿フィルタ32に押し付けられるように構成することが可能となる。また、同様に、下流側加湿フィルタ33の下流側回転部材34への取り付けが煩雑となることなく、第2水吐出口75(突出部分76)が下流側加湿フィルタ33に押し付けられるように構成することが可能となる。
【0053】
(特徴2)
また、例えば上流側加湿フィルタ32が支持される対向部材と、上流側加湿フィルタ32に水掛けする第1バケットが取り付けられる対向部材とが同じである場合、すなわち第1バケット81が上流側回転部材31に取り付けられる場合には、上流側回転部材31単体を見たときに、第1遮蔽板92と第1バケットの第1水吐出口とが対向することとなる。そのため、第1水吐出口を成形するための金型を軸方向上流側に抜くことが不可能となり、上流側回転部材31の成形が困難となる。また、同様に、下流側回転部材34においても、第2遮蔽板94と第2バケットの第2水吐出口とが対向することとなるので、第2水吐出口を成形するための金型を軸方向下流側に抜くことが不可能となり、下流側回転部材34の成形が困難となる。
【0054】
しかし、本実施形態の空気清浄機1では、上流側加湿フィルタ32が支持される対向部材と、上流側加湿フィルタ32に水掛けする第1バケット81が取り付けられる対向部材とが異なるので、
図6に示すように、上流側回転部材31の第1遮蔽板92と、第1バケット81の第1水吐出口85とが対向することがない。したがって、上流側回転部材31を金型で成形しやすい。また、同様に、
図8に示すように、下流側回転部材34の第2遮蔽板94と、第2バケット71の第2水吐出口75とが対向することがない。したがって、下流側回転部材34を金型で成形しやすい。
【0055】
<水トレー>
図2に示すように、水トレー22(水貯留部)は、加湿部21の下方に配置されており、加湿部21の上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33に供給する水を貯留する。この水トレー22には、水トレー22内の水量が所定量以上であるか否かを判断するフロート(図示省略)が設置されている。また、この水トレー22は、加湿部21の駆動軸35を下方から支える2つの支持部22a、22b(
図3参照)を有している。
【0056】
<貯水タンク>
貯水タンク23は、水トレー22の上方、かつ加湿部21の下流側に配置されている。貯水タンク23の下部には、注水口(図示省略)が設けられており、水トレー22内の水位の減少により、貯水タンク23内の水が注水口を介して水トレー22内に流出する。
【0057】
<駆動機構>
駆動機構24は、加湿部21の駆動軸35を回転駆動させるものであり、
図3に示すように、駆動軸35の軸本体41の端部42が取り付けられる取付部24aと、モータ24bとを有している。
【0058】
図11に示すように、駆動軸35(軸部)は、軸本体41と、軸本体41と一体成形される上述の第1スペーサ43とを有している。駆動軸35の軸本体41の端部42は、駆動機構24の取付部24aに対して駆動軸35の周方向について噛み合うとともに、駆動軸35の軸方向に取り外し可能に構成されている。詳しくは、駆動軸35の端部42の外周面および駆動機構24の取付部24aの内周面が、例えば多角形(例えば6角形)かつ互いに対応した大きさに形成されることによって、周方向について噛み合うとともに、駆動軸35の軸方向に取り外し可能となっている。なお、この加湿ユニット5(加湿部21、水トレー22及び貯水タンク23)は、
図1に示すように、右側面15の扉から水平方向に取り外される。
【0059】
<本実施形態にかかる空気清浄機の特徴>
本実施形態にかかる空気清浄機1(加湿器)には、以下の特徴がある。
【0060】
本実施形態の空気清浄機1では、上流側加湿フィルタ32の内周部32Iと下流側加湿フィルタ33の内周部33Iとの間に第1スペーサ43が配置されるので、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33が接触するのを防止できる。
【0061】
また、本実施形態の空気清浄機1では、第1スペーサ43が駆動軸35(軸部)に設けられるので、上流側加湿フィルタ32の内周部32Iと下流側加湿フィルタ33の内周部33Iとの間に第1スペーサ43を設けやすい。
【0062】
また、本実施形態の空気清浄機1では、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oと下流側加湿フィルタ33の外周部33Oとの間に第1バケット81(第2スペーサ)および第2バケット71(第2スペーサ)が配置されるので、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33の外周部において、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33が接触するのを防止できる。したがって、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33が接触するのをより防止しやすい。
【0063】
また、本実施形態の空気清浄機1では、第1バケット81(水掛部材)および第2バケット71(水掛部材)がスペーサを兼ねるので、スペーサ用に新たに部材を設ける必要がない。したがって、部材コストを上昇させることなく、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33の外周部において、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33が接触するのを防止できる。
【0064】
また、本実施形態の空気清浄機1では、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oに進入して、上流側加湿フィルタ32を上流側回転部材31(対向部材)に固定するための第1突出部91(突出部)を有するので、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33の外周部において、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33が接触するのをより防止しやすい。
【0065】
また、本実施形態の空気清浄機1では、駆動機構24から駆動軸35(軸部)を容易に取り外すことができるので、空気清浄機1(加湿器)のメンテナンス性が向上する。
【0066】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0067】
上述の実施形態では、第1スペーサ43が駆動軸35(軸部)に設けられる場合について説明したが、第1スペーサが駆動軸に設けられていなくてもよい。例えば、第1スペーサが、上流側加湿フィルタと下流側加湿フィルタとの間に挟持されていてもよいし、第1スペーサが上流側回転部材や下流側回転部材に設けられていてもよい。
【0068】
また、上述の実施形態では、第1スペーサ43と駆動軸35(軸部)の軸本体41とが一体成形される場合について説明したが、第1スペーサが軸部と別体で、軸部の軸本体に取りつけられるものであってもよい。
【0069】
また、上述の実施形態では、上流側加湿フィルタ32および下流側加湿フィルタ33が回転する場合について説明したが、上流側加湿フィルタおよび下流側加湿フィルタが回転しないものであってもよい。
【0070】
また、上述の実施形態では、第1バケット81(水掛部材、第2スペーサ)および第2バケット71(水掛部材、第2スペーサ)が、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oと下流側加湿フィルタ33の外周部33Oとの間に配置される場合について説明したが、第1バケットおよび第2バケットの一方のみが、上流側加湿フィルタの外周部と下流側加湿フィルタの外周部との間に配置されてもよいし、第1バケットおよび第2バケットが、上流側加湿フィルタの外周部と下流側加湿フィルタの外周部との間に配置されなくてもよい。また、第2スペーサが水掛部材(第1バケット、第2バケット)と別のものであってもよい。
【0071】
また、上述の実施形態では、上流側加湿フィルタ32の外周部32Oに進入して、上流側加湿フィルタ32を上流側回転部材31(対向部材)に固定するための第1突出部91(突出部)、および、下流側加湿フィルタ33の外周部33Oに進入して、下流側加湿フィルタ33を下流側回転部材34に固定するための第2突出部93を有する場合について説明したが、第1突出部(突出部)のみを有していてもよいし、第1突出部(突出部)および第2突出部を有していなくてもよい。
【0072】
また、上述の実施形態では、駆動軸35(軸部)の端部42が、駆動機構24の取付部24aに対して駆動軸35の軸方向に取り外し可能なように構成される場合について説明したが、軸部の端部が、駆動機構の取付部に対して軸部の軸方向に取り外し不可であってもよい。
【0073】
また、上述の実施形態では、加湿フィルタが空気流の流れ方向に2枚配置される場合について説明したが、加湿フィルタが空気流の流れ方向に3枚以上配置されてもよい。
【0074】
また、上述の実施形態では、空気清浄機能と加湿機能を有する加湿機能付き空気清浄機1に本発明を適用した場合について説明したが、加湿機能のみを有する加湿器に本発明を適用してもよい。