特許第6070888号(P6070888)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6070888
(24)【登録日】2017年1月13日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】健康管理情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/22 20120101AFI20170123BHJP
【FI】
   G06Q50/22
【請求項の数】11
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-111645(P2016-111645)
(22)【出願日】2016年6月3日
【審査請求日】2016年6月3日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514043735
【氏名又は名称】株式会社FiNC
(74)【代理人】
【識別番号】100179822
【弁理士】
【氏名又は名称】中畑 稔
(72)【発明者】
【氏名】溝口 勇児
【審査官】 梅岡 信幸
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−113466(JP,A)
【文献】 特開2016−091463(JP,A)
【文献】 特開2003−177855(JP,A)
【文献】 特開2002−024400(JP,A)
【文献】 特開2005−037563(JP,A)
【文献】 特開2005−316925(JP,A)
【文献】 特開2002−007862(JP,A)
【文献】 特開2013−050793(JP,A)
【文献】 特開2009−282722(JP,A)
【文献】 【iPhone6s】アイコン強押しで各機能にアクセスできる「クイックアクション」が便利,APPBANK,[online],2015年 9月25日,[2016年12月6日検索],インターネット<URL:http://www.appbank.net/2015/09/25/iphone-news/1100653.php>
【文献】 Nova Launcher:Android4.0がスマホに来たらホームアプリはこれで大丈夫!無料Android アプリ,OCTOBA オクトバ,[online],2012年 3月 4日,[2016年12月6日検索],インターネット<URL:http://octoba.net/archives/20120304-android-app-4.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
健康管理対象者の食事内容に関する質問メッセージと、前記質問メッセージに対する複数の料理に関する回答候補選択肢とを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記質問メッセージと、前記回答候補選択肢とを前記健康管理対象者の端末における表示画面内の同一の会話ウインドウ内に表示する表示手段と、
前記回答候補選択肢から選択された回答選択肢と、前記質問メッセージとを含むメッセージ対を前記会話ウインドウ内において時系列に沿って表示する表示制御手段と、を備える
健康管理情報処理装置であって、
前記記憶手段は、前記回答候補選択肢の下位概念に含まれる複数のサブ回答候補選択肢を更に記憶しており、
前記表示手段は、前記回答候補選択肢と選択された当該回答候補選択肢に関連付けられたサブ回答候補選択肢とを前記会話ウインドウ内に表示する、
健康管理情報処理装置において、
前記健康管理情報処理装置は、前記表示手段としてタッチ・ディスプレイを備えており、
前記表示手段は、前記回答候補選択肢に対して所定時間の接触操作が行われた場合に前記サブ回答候補選択肢を表示して、前記接触操作が維持されつついずれかの前記サブ回答候補選択肢に対応するところで前記接触操作が解除されることにより選択操作を受け付ける、
健康管理情報処理装置
【請求項2】
請求項に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記回答候補選択肢の内容を補正する補正手段を更に備える
健康管理情報処理装置。
【請求項3】
請求項に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記メッセージ対の履歴に基づいて、過去にされた同一の前記質問メッセージに対して選択された前記回答選択肢と同一内容の前記回答候補選択肢を抽出する抽出手段を更に備えており、
前記表示手段は、前記質問メッセージに対する前記回答候補選択肢として、抽出された前記回答候補選択肢を含める、
健康管理情報処理装置。
【請求項4】
請求項に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記表示手段は、前記回答候補選択肢を所定の方向に沿って並べて表示すると共に、前記抽出された前記回答候補選択肢を前記所定の方向において最も上位に表示する、
健康管理情報処理装置。
【請求項5】
請求項乃至請求項に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記記憶手段は、前記健康管理対象者に関する健康管理対象者情報を更に記憶しており、
前記補正手段は、前記健康管理対象者の健康管理対象者情報に基づいて前記回答候補選択肢の内容を補正する
健康管理情報処理装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
前記質問メッセージに対する前記回答選択肢の内容が数値化できる場合に、過去にされた同一の前記質問メッセージに対する前記回答選択肢の数値の変遷をグラフ化して表示するグラフ生成手段を更に備えており、
前記表示手段は、生成されたグラフを前記会話ウインドウ内に表示する表示手段と、を更に備える
健康管理情報処理装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
選択された前記回答選択肢の内容に基づいて評価メッセージを生成する評価生成手段を更に備えており、
前記表示手段は、生成された前記評価メッセージを前記会話ウインドウ内に表示する
健康管理情報処理装置。
【請求項8】
請求項に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記評価生成手段は、選択された前記回答選択肢の内容と過去にされた同一の前記質問メッセージに対する前記回答選択肢の内容とに基づいて前記評価メッセージを生成する、
健康管理情報処理装置。
【請求項9】
請求項1又は請求項に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記回答候補選択肢又は前記サブ回答候補選択肢の少なくともいずれかは、イラストを含む、
健康管理情報処理装置。
【請求項10】
請求項1乃至請求項のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
前記表示手段は、前記質問メッセージ及び前記回答候補選択肢を反復して表示し、
前記記憶手段は、前記質問メッセージに対して、表示した前記回答候補選択肢のいずれかが選択された時刻を記憶する健康管理情報処理装置であって、
前記表示手段は、前記時刻に基づいて前記質問メッセージ及び前記回答候補選択肢を表示する
健康管理情報処理装置。
【請求項11】
請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
前記表示手段によって前記回答候補選択肢が表示されている際に回答候補選択肢の選択を保留する保留操作を受け付ける保留受付手段を更に備え、
前記保留操作が受け付けられると、前記表示手段は、所定時間経過後に前記保留操作が選択された際に表示されていた前記質問メッセージ及び前記回答候補選択肢を再度表示する、
健康管理情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康管理情報処理装置に関し、特に、健康管理対象者の端末においてメッセージ・アプリケーションを用いることにより健康管理を行う装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ダイエットやメタボリックシンドロームの予防等の健康意識の高まりを受けて、健康指導サービスが普及している。このようなサービスの一つとして、ユーザの生体情報をリアルタイムに取得し、端末等において管理・評価する技術が提案されている(特許文献1及び特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−071263号公報
【特許文献2】特開2015−112209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、健康管理に必要な情報は、端末において機械的・自動的に取得できない情報については、健康管理対象者自身が端末に直接入力しなければならず、この入力の手間による健康管理負担が存在している。
【0005】
そこで、本発明は、健康管理負担を低減し得る健康管理情報処理装置及び健康管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、第1の健康管理情報処理装置であって、
健康管理対象者の健康状態に関する質問メッセージと、前記質問メッセージに対する複数の回答候補選択肢とを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記質問メッセージと、前記回答候補選択肢とを前記健康管理対象者の端末における表示画面内の同一の会話ウインドウ内に表示する表示手段と、
前記回答候補選択肢から選択された回答選択肢と、前記質問メッセージとを含むメッセージ対を前記会話ウインドウ内において時系列に沿って表示する表示制御手段と、を備える
健康管理情報処理装置が得られる。
【0007】
本発明によれば、第2の健康管理情報処理装置であって、第1に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記回答候補選択肢の内容を補正する補正手段を更に備える
健康管理情報処理装置が得られる。
【0008】
本発明によれば、第3の健康管理情報処理装置であって、第2に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記メッセージ対の履歴に基づいて、過去にされた同一の前記質問メッセージに対して選択された前記回答選択肢と同一内容の前記回答候補選択肢を抽出する抽出手段を更に備えており、
前記表示手段は、前記質問メッセージに対する前記回答候補選択肢として、抽出された前記回答候補選択肢を含める、
健康管理情報処理装置が得られる。
【0009】
本発明によれば、第4の健康管理情報処理装置であって、第3に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記表示手段は、前記回答候補選択肢を所定の方向に沿って並べて表示すると共に、前記抽出された前記回答候補選択肢を前記所定の方向において最も上位に表示する、
健康管理情報処理装置が得られる。
【0010】
本発明によれば、第5の健康管理情報処理装置であって、第2乃至第4に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記記憶手段は、前記健康管理対象者に関する健康管理対象者情報を更に記憶しており、
前記補正手段は、前記健康管理対象者の健康管理対象者情報に基づいて前記回答候補選択肢の内容を補正する
健康管理情報処理装置が得られる。
【0011】
本発明によれば、第6の健康管理情報処理装置であって、第1乃至第5のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
前記質問メッセージに対する前記回答選択肢の内容が数値化できる場合に、過去にされた同一の前記質問メッセージに対する前記回答選択肢の数値の変遷をグラフ化して表示するグラフ生成手段を更に備えており、
前記表示手段は、生成されたグラフを前記会話ウインドウ内に表示する表示手段と、を更に備える
健康管理情報処理装置が得られる。
【0012】
本発明によれば、第7の健康管理情報処理装置であって、第1乃至第6のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
選択された前記回答選択肢の内容に基づいて評価メッセージを生成する評価生成手段を更に備えており、
前記表示手段は、生成された前記評価メッセージを前記会話ウインドウ内に表示する
健康管理情報処理装置が得られる。
【0013】
本発明によれば、第8の健康管理情報処理装置であって、第7に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記評価生成手段は、選択された前記回答選択肢の内容と過去にされた同一の前記質問メッセージに対する前記回答選択肢の内容とに基づいて前記評価メッセージを生成する、
健康管理情報処理装置が得られる。
【0014】
本発明によれば、第9の健康管理情報処理装置であって、第1乃至第8のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
前記記憶手段は、前記回答候補選択肢に関連する複数のサブ回答候補選択肢を更に記憶しており、
前記表示手段は、前記サブ回答候補選択肢から選択されたサブ回答選択肢を前記会話ウインドウ内に表示する、
健康管理情報処理装置が得られる。
【0015】
本発明によれば、第10の健康管理情報処理装置であって、第9に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記回答候補選択肢又は前記サブ回答候補選択肢の少なくともいずれかは、イラストを含む、
健康管理情報処理装置が得られる。
【0016】
本発明によれば、第11の健康管理情報処理装置であって、第1乃至第10のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
前記表示手段は、前記質問メッセージ及び前記回答候補選択肢を反復して表示し、
前記記憶手段は、前記質問メッセージに対して、表示した前記回答候補選択肢のいずれかが選択された時刻を記憶する健康管理情報処理装置であって、
前記表示手段は、前記時刻に基づいて前記質問メッセージ及び前記回答候補選択肢を表示する
健康管理情報処理装置が得られる。
【0017】
本発明によれば、第12の健康管理情報処理装置であって、第1乃至第11のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
前記表示手段によって前記回答候補選択肢が表示されている際に回答候補選択肢の選択を保留する保留操作を受け付ける保留受付手段を更に備え、
前記保留操作が受け付けられると、前記表示手段は、所定時間経過後に前記保留操作が選択された際に表示されていた前記質問メッセージ及び前記回答候補選択肢を再度表示する、
健康管理情報処理装置が得られる。
【0018】
本発明によれば、第13の健康管理情報処理装置であって、第1乃至第12のいずれかに記載の健康管理情報処理装置であって、
前記記憶手段は、質問情報および回答情報を更に記憶しており、
前記質問メッセージに対して、健康管理対象者から自然言語によるフリーワード回答を受け付ける手段と、
受付けた前記フリーワード回答に基づいて言語情報を解析し、該解析した言語情報から前記質問情報を取得する解析手段と、
前記取得した質問情報に対応する前記回答情報を抽出し、該抽出した回答情報に基づいて文例を生成する生成手段と、
前記抽出された回答情報を、該回答情報の確からしさを示す確信度で評価する評価手段とを備える
健康管理情報処理装置が得られる。
【0019】
本発明によれば、第14の健康管理情報処理装置であって、第13に記載の健康管理情報処理装置であって、
前記記憶手段は、前記健康管理対象者の健康管理対象者情報を更に有しており、
健康管理情報処理装置は、前記文例および前記評価を、前記健康管理対象者情報に基づいて補正する文例評価補正手段を更に有しており、
前記表示部は、補正された前記文例および前記評価を、同一の会話ウインドウ内に表示する、
健康管理情報処理装置が得られる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、健康管理負担を低減し得る健康管理情報処理装置及び健康管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の実施の形態による健康管理システムの構成を示す図である。
図2図1の健康管理システムに含まれる健康管理情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
図3図1の健康管理システムに含まれるユーザ端末の機能構成を示すブロック図である。
図4図1のユーザ端末に表示される画面例である。
図5図1の健康管理システムに用いられるデータテーブルの概念図である。
図6図1の健康管理システムに用いられるデータテーブルの他の概念図である。
図7図1の健康管理システムに用いられるデータテーブルの更に他の概念図である。
図8図1のユーザ端末に表示される他の画面例である。
図9図1のユーザ端末に表示される更に他の画面例である。
図10図1のユーザ端末に表示される更に他の画面例である。
図11図1のユーザ端末に表示される更に他の画面例である。
図12図1のユーザ端末に表示される更に他の画面例である。
図13図1の健康管理システムに用いられるデータテーブルの更に他の概念図である。
図14図1のユーザ端末に表示される更に他の画面例である。
図15図1のユーザ端末に表示される更に他の画面例である。
図16図1のユーザ端末に表示される更に他の画面例である。
図17図1の健康管理システムにおける健康管理情報処理装置とユーザ端末における処理フローである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
<概要>
図1に示されるように、本実施の形態による健康管理システム1は、健康管理情報処理装置(以下「サーバ」と呼ぶ)10と、健康管理対象者(以下「ユーザ」と呼ぶ)の端末(以下「ユーザ端末」と呼ぶ)20と、ウェアラブル端末100とを備えている。
【0023】
健康管理システム1は、ネットワーク30を介して相互に通信可能に接続された、サーバ10と、ユーザ端末20とで構成される所謂クライアント/サーバモデルのシステムである。なお、ネットワーク30は、携帯電話機やスマートフォン等に対するキャリアネットワークと、IPベースのコンピュータネットワークとを含む。また、コンピュータネットワークは、図示されていない無線基地局(例えばWiFi)によって構築される無線ネットワークを含んでも良い。
【0024】
<サーバ>
図2に示されるように、サーバ10は、処理部11、メインメモリ12、外部メモリ13、インターフェース14、通信部15及びディスクドライブ16等を備え、これらはバスを介して電気的に相互に接続される。処理部11は、外部メモリ13に格納されたプログラム・モジュール、及びディスクドライブ16に格納された各種データ等をメインメモリ12にロードして、順次プログラムを実行することにより健康管理システムによる処理を制御する。特に、処理部11は、通信部15を介して取得したユーザの情報に基づいてユーザの健康情報を管理する機能や、ユーザ端末10に送信・表示するための情報を生成して通信部15を介してユーザ端末10に戻すように構成される。インターフェース14は、サーバ10の管理者によってアクセスされ、各種サーバ機能設定やネットワーク設定を実施する。
【0025】
<ユーザ端末>
図3に示されるように、ユーザ端末20は、サーバ10で生成される情報をブラウザ等のアプリケーションにより表示したりすることができる装置であればよく、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム用コンソールその他の電子機器等であればよい。図示されるように、ユーザ端末20は、端末表示部21、端末入力部22、端末処理部23、端末通信部24および端末記憶部25等を備え、これらはバスを介して電気的に相互に接続される。端末表示部21は、サーバ10から端末通信部24で受信した情報を端末記憶部25に一時的に格納し、ブラウザ等を通じて表示する(表示の仕方はこれに限られない)。端末表示部21は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等によって実現することができるが、本実施の形態においては、特にタッチ・ディスプレイとして構成するのがよい。端末入力部22は、ユーザ作用(メニュー等の「選択」、「移動」、「削除」等)を受け付ける。入力手段としては、キーボードや仮想キーボードによる文字入力、マウスによるオブジェクトのクリック、画面内のオブジェクトの位置に対応するタッチ・ディスプレイ上での指によるタッチ入力やスタイラスによる入力、およびその組み合わせとすることができるが、これらに限定されない。端末入力部22で受けた入力命令に基づいて、端末処理部23がユーザ命令を作成し、端末通信部24およびネットワーク30を通じてサーバ10と通信を行う。そして、サーバ10内において関連の健康状態予測プログラム(後述)が実行される。端末記憶部25は、ユーザ端末20に関連付けられる各種データ、および画像データの表示に必要なブラウザ等のアプリケーションを格納すると共に、サーバ10から受信する画像データ等の各種データも一時的に格納する。
【0026】
上述したサーバ10に関する情報処理装置としての様々な機能の全部又は一部は、ユーザ端末20が担うように構成してもよい。この場合には、ユーザ端末20単体で情報処理装置を構成するか、またはユーザ端末20及びサーバ10全体で情報処理装置が構成される。
【0027】
<健康管理システム>
本実施の形態による健康管理システムは、ユーザ端末20の画面(タッチパネル等)に表示されるメッセージ・アプリケーション(チャット・アプリケーション)上で、身体に関する情報(ユーザに健康状態)の入力を促し、入力された情報にユーザの健康状態を管理すると共に取得した情報に基づいたアドバイスを提供することによって、当該ユーザの健康管理を行うものである。このような健康管理は、図4に示されるように、ユーザ端末20(図示せず)の画面200内に、質問メッセージ110と、回答候補選択肢120と、回答選択肢130とを表示することによって行われる。即ち、図示されるように、サーバ10は「こんにちは、XXさん 昨日の睡眠時間は何時間ですか?」という質問メッセージ110をユーザ端末20に送信して画面200に表示すと共に、回答候補選択肢120を表示して、回答を促す。ユーザが「5〜6時間」の回答候補選択肢を選択すると、当該選択肢を回答選択肢130として質問メッセージ110と対以下(以下「メッセージ対」と呼ぶ)を成すようにして続けて表示する。図示されるように、本実施の形態による質問メッセージ110と、回答候補選択肢120と、回答選択肢130とは、共通の画面200内に表示される。
【0028】
より詳しくは、本実施の形態における画面200は、メッセージ対表示領域202と選択肢表示領域204とを備えている。上述したメッセージ対は、画面200の上から下に向かって順次表示されるものである。より詳しくは、左寄せされた質問メッセージ110と右寄せされた回答選択肢130とが(原則的には)交互に対を成して表示される。なお、メッセージ対が所定数以上になった場合や、メッセージ対がメッセージ対表示領域202の最下部を超えて表示されそうな場合には、時系列的に古いメッセージ対は画面上方にスクロールアウトされる。
【0029】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態による健康管理システムは、ユーザの回答状況に応じて回答候補選択肢を柔軟に変更し、よりユーザの状況に合った回答候補選択肢を提示することにより、回答の負荷低減を図るものである。
【0030】
本実施の形態による健康管理システムにおいて、ユーザの睡眠時間を問う場合を例示する。サーバ10は、図5に示されるようなデータベースを管理している。図5に示されるように、当該データベースは、質問IDと、質問項目と、質問msg(質問メッセージ)と、回答候補選択肢とが関連付けられている。図4に示される質問メッセージ110はこのようなデータベースに基づいて生成される。図5のデータベースにおいては、質問msg「こんにちは{%name}さん 昨日の睡眠時間は何時間ですか?」という質問メッセージに対する回答候補選択肢として、「3〜4時間」、「4〜5時間」、「5〜6時間」、「7〜8時間」、「8〜9時間」の5種類が予め用意されている(回答候補選択肢の種類はこれ以上あってもよく、選択肢の時間幅も自由に設計可能である)。初期状態において(即ち、初めてこの質問msgを表示したとき)は、予め初期回答候補選択肢として定められた「4〜5時間」、「5〜6時間」、「7〜8時間」等の標準的なものを表示する(図4参照)。なお、上述した{%name}は変数を意味し、ユーザが予め登録した名前やニックネーム等が表示される。
【0031】
ユーザから回答があると、サーバ10は、選択された回答候補選択肢を回答選択肢130として上述したメッセージ対を構成するように表示する。同時に、サーバ10は、選択された回答候補選択肢の重み付けに関するスコアを増加させる。このような重み付けは図6に示されるデータベースによって、管理、保存される。図6に示されるデータベースは、質問IDと、質問項目と、回答候補選択肢と、スコアと、直前スコアとが関連づけられている。スコアは、当該回答候補選択が選択された累計回数を表している。直前スコアは、直前の質問msgに対してどの回答候補選択肢を選択したかのフラグとして機能しており、図示される例であれば、「5〜6時間」が選択されたことを意味している。なお、スコアの算定方法については、例えば、選択回数の単純な和であってもいいし、ある期間内に選択された回数の和としてもよいし、直近のユーザの活動を重視するために直前になるほどより高いを加算することとしてもよい。図6に示されるユーザの例では、「5〜6時間」を選択肢した回数が最も多く、次いで「4〜5時間」、「6〜7時間」と続いている。また、直前に選択したものは「5〜6時間」であることが記録されている。図8に示されるように、サーバ10は、次に質問メッセージを表示した際には、スコアの高い「5〜6時間」、「4〜5時間」、「6〜7時間」を回答候補選択肢として表示すると共に、直前に選択された「5〜6」時間を上位に(選択しやすい場所に)表示する。
【0032】
上述した実施の形態による健康管理システムにおいては、ユーザの回答履歴に基づいて回答候補選択肢を補正することとしていたが、図7に示されるようにユーザの健康管理対象者情報に基づいて補正することとしてもよく、これらを組み合わせることとしてもよい。
【0033】
本実施の形態による健康管理システムにおいては、図9に示されるように、記質問メッセージが表示される直前に当該質問メッセージを表示する箇所に所定のアニメーション140を表示することによって、質問メッセージが入力中である演出を行うこととしている。
【0034】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態による健康管理システムは、ユーザの回答内容や回答履歴に基づいて評価メッセージを作成するものである。例えば、第1の実施の形態による健康管理システムによって回答の入力負荷を低減させた上で、当該ユーザの回答に対して適切な評価をフィードバックすることにより、ユーザに対して適切な行動の実行を補助することができる。なお、第1の実施の形態と同一の構成要素については同一の名称を用いその詳細な説明を省略する。
【0035】
図10に示されるように、本実施の形態においては、質問メッセージ111として「××さん、本日の体重を教えてください」という質問と共に、ダイヤル式の回答候補選択肢121が表示される。このように、日々変動し得る数値についての質問を行う場合にはダイヤル式等の回答候補選択肢を表示することにより、各桁の数字を一つ一つ選択して入力する場合に比べて入力負荷を低減することができる。ユーザは、自分の体重(例えば「73kg」)を示す数値にカーソル150を合わせると、図11に示されるように選択した「73.0kg」が回答選択肢131として表示される。
【0036】
健康管理システムは、選択された「73.0kg」という選択肢と前日に回答された選択肢(図示せず)とに基づいて、例えば、回答選択肢131に対して「おめでとうございます!昨日よりも0.5kg低いですね」という評価メッセージ116を生成して表示する。また、当該ユーザの質問メッセージ111に対する過去の回答の履歴を参照して「3日連続減少しています!この調子で頑張りましょう!」という評価メッセージ117も生成する。このように、本実施の形態による健康管理システムは、直近の回答選択肢に基づくフィードバック(評価メッセージ116)と、ユーザに選択された選択肢の履歴に基づくフィードバック(評価メッセージ117)とを行う。
【0037】
また、本実施の形態のように、回答選択肢の内容(体重)が数値化できる場合に、当該履歴を可視化することとしてもよい。より詳しくは、図12に示されるようなメッセージ160aと共にグラフ160が示される。この際、「1週間で2.2kg減量に成功しました!」という評価メッセージ118も併せて表示される。
【0038】
上述したグラフ160及び評価メッセージ118を表示するために、サーバ10は、例えば、当該ユーザに関して、図13に示されるようなデータテーブルを参照する。図示されるデータテーブルは、各ユーザに関連付けられたユーザIDと、当該ユーザの日ごとの体重を管理するものである。
【0039】
このように、本実施の形態によれば、ユーザは、当該ユーザによる回答候補選択肢の選択操作に基づいたフィードバックや、その履歴に基づいたフィードバックを受けることができる。
【0040】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態による健康管理システムは、上述した第1又は第2の実施の形態による回答候補選択肢を階層化することにより、回答の入力負荷を低減させるものである。なお、上述した第1又は第2の実施の形態と同一の構成要素については同一の名称を用いその詳細な説明を省略する。
【0041】
図14に示されるように、本実施の形態による健康管理システムは、質問メッセージ113として「××さん、お昼ご飯は食べましたか?」という食事内容に関する質問を表示する。この際、ユーザには「はい」及び「いいえ」という回答候補選択肢(図示せず)が表示されユーザは「はい」という選択肢を回答選択肢132として選択し、これが表示される。ユーザの回答選択肢132をトリガーとして、健康管理システムは更に「何を食べましたか?」という質問メッセージ114と、図示される回答候補選択肢122を同時に表示する。本実施の形態においては、図示されるように「和食」、「洋食」及び「中華」という3種類の回答候補選択肢122がイメージと共に表示されている。
【0042】
なお、表示される回答候補選択肢は文字だけでもよく、料理の種類を象徴するイメージだけでもよい。また、最初に表示される回答候補選択肢122は、過去の選択履歴から決定することとしてもよい。例えば、食事履歴から中華をほとんど食べず代わりにパンを食べるユーザに対しては、パンの回答候補選択肢を最初に表示することとしてもよい。
【0043】
図15に示されるように、ユーザが「中華」を選択すると、データベース(図示せず)において関連付けられているサブ回答候補選択肢がポップアップ表示される。サブ回答候補選択肢に表示されるものは、回答候補選択肢の下位概念に含まれるものである。即ち、回答候補選択肢に表示される名称は、サブ回答候補選択肢に表示される名称の包括概念となる。
【0044】
本実施の形態においては、より回答操作の負荷を低減させるために、回答候補選択肢122のいずれかに対して所定時間の間接触操作(例えば、タッチ操作や長押し操作等)を行うことによりサブ回答候補選択肢が表示され、当該接触操作を維持しつつ(即ち、タッチパネル等から指を離さずに)サブ回答候補選択肢のいずれかに対応するところで接触操作を解除(指を離す等)することにより選択操作を行うことができる。これにより、回答候補選択肢の選択及びサブ回答候補選択肢の選択ちいう2つの選択操作が一回の接触/接触解除操作で行うことができる。
【0045】
図16に示されるように、例えば、ユーザがラーメンを選択すると、図16に示されるように、回答選択肢1300として表示される。
【0046】
本実施の形態においては、回答候補選択肢又はサブ回答候補選択肢の少なくともいずれかにイラストが含まれており、直観的な操作を可能としている。イラスト情報は、具体的には、GIF(Graphic Interchange Format)データ、JPEG(Joint Photographic Experts Group)データなどの静止画、MPEG(Moving Picture Experts Group)データなどの動画であってもよい。
【0047】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態による健康管理システムは、上述した第1乃至第3の実施の形態による健康管理システムにおいて、回答候補選択肢が表示された際に回答を保留するためのものである。質問メッセージの表示のタイミングが適切でない場合や、ユーザ側に回答の準備ができていない場合には、当該質問メッセージに対する回答を保留する必要がある。本実施の形態によれば、当該保留操作についての入力負荷を低減させることができる。なお、上述した第1乃至第3の実施の形態と同一の構成要素については同一の名称を用いその詳細な説明を省略する。
【0048】
図4を再び参照して、本実施の形態による健康管理システムを説明する。図4に示されるように、画面200の左下に保留キー170が表示されている。保留キー170は、質問メッセージ110及び回答候補選択肢120の表示と同一のタイミングでもよいが、誤操作を防ぐために回答候補選択肢に対して一定時間操作がない場合に表示することとしてもよい。
【0049】
保留キー170が選択されると、質問メッセージ110及び回答候補選択肢120は非表示となる。本実施の形態においては、その後、一定時間経過後に保留操作をした質問メッセージ110が再表示される。再表示されるタイミングをユーザに選択可能としてもよい。
【0050】
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態による健康管理システムは、上述した第1乃至第4の実施の形態による健康管理システムにおいて、反復して(定期的に)表示される質問メッセージの表示タイミングを最適化する。本実施の形態によれば、ユーザにとって最適なタイミングで質問メッセージを表示することにより、間接的に入力負荷を低減することができる。なお、上述した第1乃至第4の実施の形態と同一の構成要素については同一の名称を用いその詳細な説明を省略する。
【0051】
本実施の形態においては、記憶部が、質問メッセージに対するユーザの回答操作がされた時刻を記憶しておき、当該時刻の傾向や規則性に基づいて次回の質問メッセージの表示時刻を決定する。これにより、毎日定時に回答している場合にはリマインドとしての機能を提供することができ、また、第4の実施の形態で説明した保留キー(図4参照)が操作された場合等のように、特定の曜日だけは通常とは異なる回答時刻であるというようなことを学習することができる。
【0052】
なお、例えば、ユーザ自信に質問メッセージの表示時刻を予め設定させておき、その時刻を初期値としてもよい。さらに、他のユーザの回答時刻の傾向を更に参照することとしてもよい。
【0053】
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態による健康管理システムは、上述した第1乃至第4の実施の形態による健康管理システムにおいて、反復して(定期的に)表示される質問メッセージの表示タイミングを最適化する。本実施の形態によれば、ユーザにとって最適なタイミングで質問メッセージを表示することにより、間接的に入力負荷を低減することができる。なお、上述した第1乃至第5の実施の形態と同一の構成要素については同一の名称を用いその詳細な説明を省略する。
【0054】
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態による健康管理システムは、上述した第1乃至第4の実施の形態による健康管理システムにおいて、ユーザが行った回答に関する情報を当該ユーザの健康に関する情報として登録するものである。本実施の形態によれば、立えば、健診機関や、受診医療機関のデータベースと連携等することにより、ユーザの回答情報がリアルタイムでこれらの機関に共有されるため、当該機関において同じような問診に回答する手間がなくなる。なお、上述した第1乃至第6の実施の形態と同一の構成要素については同一の名称を用いその詳細な説明を省略する。
【0055】
本実施の形態による健康管理システムは、ユーザが回答した回答選択肢を当該ユーザに関する健康情報として、専門家の端末に送信し、その情報を共有する。専門家は、受診した健康情報に基づいてアドバイスメッセージを作成し、当該アドバイスメッセージを、イラストとともに、または別に、ユーザに送信することで、健康管理のための指導を行う。なお、当該指導は、健康管理者毎に個別で行ってもよいし、健康管理対象者をグルーピングして、当該グループ単位で指導してもよい。ここで、グルーピングとは、複数の健康管理対象者を対象に、グループ指導を行うための組分けをいう。
【0056】
図17を参照して、本実施の形態によるサーバ10とユーザ端末との処理フローを説明する。なお、以下におけるフローは一般的な例示にすぎず、種々の通処理フローを採用することができる。ユーザ端末20においてメッセージ・アプリケーションが起動されると(SQ101)、サーバ10に対してログイン処理が行われる(SQ102)。サーバ10は、ユーザデータベース(User_DB)を参照して(SQ103)、当該ユーザに関する情報(質問メッセージ送信の有無、質問メッセージトリガーの確認等)を取得し、それに基づいて質問メッセージの表示に必要な質問情報をユーザ端末20に送信する(SQ104)。ユーザ端末20においては、上述したように(図4等参照)、質問メッセージ及び回答候補選択肢に対する回答操作としての入力を受付け(SQ105)、回答選択肢の情報をサーバ10に送信する(SQ106)。サーバ10は、ユーザデータベースおよび文例データベース(文例DB)を参照し、評価メッセージを生成すると共にユーザ端末20に送信する(SQ109)
【0057】
なお、メッセージの生成に関しては、例えば、以下のような動作・処理が例示できる。即ち、ユーザ端末20から送信された選択肢情報に基づいて、サーバ10の生成部(図示せず)が、送信した質問情報とユーザから取得した選択肢情報との組み合わせから、当該選択肢情報に紐づく回答情報を抽出し、当該抽出された回答情報から、文例を生成し、当該生成した文例に所定の評価基準によって評価処理した確信度を関連付ける。評価処理については、生成部が所定のアルゴリズムに従って検証した根拠および当該選択肢情報の過去の評価等をもって、確信度を評価する。選択肢情報に紐づく回答情報が複数存在する場合にはより確信度の高いものを採用する。
【0058】
サーバは、当該抽出された複数の回答情報の確信度を補正する補正機能を備えていてもよい。具体的には、抽出した回答情報が、メッセージA、メッセージB、メッセージCの順で確信度が評価された場合、ユーザの属性(行動傾向等)に必ずしも合致していない可能性がある。そこで、ユーザ属性に所定の傾向等がある場合は、メッセージA乃至Cに所定の補正値(重み付け)を付与し、当該補正値を確信度に加える処理等によって確信度を補正することができる。なお、補正の方法は、当該計算方法に限定されることなく、例えば、生体の特徴値または行動の傾向値と、いずれかの指標の値の二つの値の相関係数を、二つの値の共分散および標準偏差から求め、当該相関係数をもって、補正することもできる。補正後の評価に基づき、表示すべきメッセージの確信度の順位を入れ替えることで、より健康管理対象者に合致したメッセージをアドバイスすることができる。なお、当該補正にあたって、ユーザの傾向だけではなく、過去に表示したメッセージの履歴および頻度から補正してもよい。
【0059】
なお、回答候補選択肢からの選択操作をさせず、フリーワードで入力させることとしてもよい。この場合、サーバ10が備える解析部(図示せず)は、受信したフリーワードの言語情報を解析し、選択肢情報を取得する。ここで言語情報の解析とは、具体的には、文章を、より形式的な表現に変換することをいい、例えば、形態素解析および構文解析等の自然言語処理の技術を用いて行えばよい。
【0060】
<その他>
本発明に係るサービスとして、健康管理サービスを取りあげているが、本発明は当該事業以外の事業においても用いることができる。特に、人の心理や精神への働きかけを用いる事業(例えば、人のモチベーションを上げるため、アドバイスを行う事業)、福祉(例えば、専門家が地域のコミュニティの福祉に対して遠隔でアドバイスする場合等)、教育等の事業において用いることができる。
【符号の説明】
【0061】
1 健康管理システム
10 サーバ
11 処理部
12 メインメモリ
13 外部メモリ
14 インターフェース
15 通信部
16 ディスクドライブ
20 ユーザ端末
21 端末表示部
22 端末入力部
23 端末処理部
24 端末通信部
25 端末記憶部
30 ネットワーク
100 アイコン
110、111、112、113、114 質問メッセージ
116、117、118 評価メッセージ
120、121、122 回答候補選択肢
1200 サブ回答候補選択肢
130、131、132 回答選択肢
1300 サブ回答候補選択肢
140 入力中メッセージ
150 カーソル
160 グラフ
170 保留キー
200 画面
202 メッセージ対表示領域
204 選択肢表示領域

【要約】
【課題】健康管理対象者の健康管理負担を低減すること。
【解決手段】本発明による健康管理情報処理装置は、健康管理対象者の健康状態に関する質問メッセージと、前記質問メッセージに対する複数の回答候補選択肢とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記質問メッセージと、前記回答候補選択肢と、当該回答候補選択肢から選択された回答選択肢とを共通の会話ウインドウ内に表示する表示手段と、前記質問メッセージ及び前記回答選択肢を含むメッセージ対を前記会話ウインドウ内において時系列に沿って表示する表示制御手段と、を備えている。
【選択図】図4
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17