【実施例1】
【0067】
本発明に基づく陳列具5Aは、本体部10と、本体部10に対して設置される引出し部350とを有している。
図1の例では、3つの引出し部350が本体部10に設けられている。
【0068】
ここで、本体部(陳列具用本体部)10は、
図1〜
図3に示すように、右構成部20と、右構成部20と間隔を介して設けられた左構成部70と、右構成部20及び左構成部70の背面側の端部から連設された背面構成部100と、本体部10の底部を構成する底構成部120とを有している。
【0069】
本体部10は、
図4に示すブランク10Aと、
図5に示すブランク10Bと、
図6に示すブランク10Cとから構成され、右構成部20は、主としてブランク10Aにより構成され、左構成部70と背面構成部100は、主としてブランク10Bにより構成され、底構成部120は、主としてブランク10Cにより構成されている。ブランク10A、10B、10Cはいずれも1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール製のブランクであり、厚紙製のブランク等の他の紙製のブランクでもよい)により形成されている。つまり、本体部10は、シート状のブランクにより形成されていて、段ボール材(特に、両面段ボール材)等の紙製である。段ボールにおける断面略波形形状の中芯の段の方向は、
図4、
図6、
図8における円内に示す方向となっている。すなわち、ブランク10Aにおいては、辺部22fに対して平行で、辺部22aに対して直角の方向で、ブランク10Bにおいては、辺部72fに対して平行で、辺部72aに対して直角の方向で、ブランク10Cにおいては、辺部130aと平行な方向である。
【0070】
ここで、ブランク10Aは、
図4に示すように、外側右板部22と、外側右板部22の正面側の傾斜辺(辺部22d)から折れ線を介して連設された帯状部(右構成部帯状部)24と、外側右板部22の上側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部25と、外側右板部22の正面下側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部26と、帯状部26の外側右板部22とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された糊代部27と、外側右板部22の背面側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部28と、帯状部28の外側右板部22とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された糊代部29と、帯状部24から折れ線を介して連設された内側右板部30と、内側右板部30の背面側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部40と、帯状部40の内側右板部30とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された折返し接着板部42と、帯状部25の外側右板部22とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内側上右板部44と、内側上右板部44の帯状部25と反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部46と、帯状部46の内側上右板部44と反対側の辺部から連設された接着板部48とを有している。
【0071】
ここで、外側右板部22は、縦長の略台形形状を呈し、底側の辺部22aと、辺部22aの正面側の端部から辺部22aに対して直角に形成された辺部22bと、辺部22bの上端から背面側斜め上方に形成された辺部22cと、辺部22cの辺部22bとは反対側の端部から背面側斜め上方に形成された辺部22dと、辺部22dの上端から背面側に向けて辺部22aと平行に形成された辺部22eと、辺部22eの背面側の端部と辺部22aの背面側の端部間に形成された辺部22fとにより囲まれた形状を呈している。辺部22dの辺部22aの方向に対する角度(鋭角)は、辺部22bの辺部22aの方向に対する角度(鋭角)よりも大きく形成されている。つまり、辺部22dは、辺部22aの方向に対する直角方向に対してやや傾斜して形成されている。辺部22a〜辺部22fは、直線状の辺部である。
【0072】
また、帯状部24は、外側右板部22の辺部22dに沿って形成され、上側から下側に向けて間隔を介して帯状部24−1と、帯状部24−2と、帯状部24−3とを有している。すなわち、帯状部24−1と帯状部24−2間には、隙間(右開設部)J25が設けられ、帯状部24−2と帯状部24−3間には、隙間(右開設部)J26が形成されている。隙間J25は、引出し部350のフラップ部224を差し込むための被差込み部32の一部を構成し、隙間J26は、引出し部350のフラップ部234を差し込むための被差込み部34の一部を構成する。このように隙間J25、J26が設けられているので、フラップ部224、234を挿入する際に帯状部24が邪魔になることがない。なお、隙間J25、J26は、帯状部24を上側と下側に分離する隙間であるが、切欠きJ32、J34から連設された凹部の切欠き(つまり、該凹状の切欠きは縦方向に細長い切欠きであり、凹状の切欠きの右側面側では、帯状部24が上下方向につながっている)としてもよい。
【0073】
また、帯状部25は、外側右板部22の上辺(辺部22e)に沿って形成され、辺部22eに沿って帯状に形成されている。
【0074】
また、帯状部26は、外側右板部22の正面下側の辺部(辺部22b)から折れ線を介して連設され、辺部22bに沿って帯状を呈している。
【0075】
また、糊代部27は、帯状部26に沿って形成され、帯状(具体的には、台形形状)を呈している。糊代部27は、ブランク10Cの底正面部122と接着される。
【0076】
また、帯状部28は、外側右板部22の背面側の辺部(辺部22f)から折れ線を介して連設され、辺部22fに沿って帯状に形成されている。
【0077】
また、糊代部29は、帯状部28の外側右板部22と反対側の辺部から折れ線を介して連設され、帯状部28に沿って帯状(具体的には、細長台形形状)に形成されている。糊代部29は、本体部10を組み立てた状態では、背面板部102の右側端部領域の内側の面と接着される。
【0078】
また、内側右板部30は、ブランク10Aの展開状態において、帯状部24を介して外側右板部22と線対称で、かつ、外側右板部22に対応する領域の一部を欠切した形状を呈し、帯状部24に沿った辺部30aと、辺部30aの下端から本体部10の組立て状態において背面側に向けて斜め下方に形成された辺部30bと、辺部30bの背面側の端部から本体部10の組立て状態において、辺部22aと平行に形成された辺部30cと、辺部30cの背面側の端部から形成され、本体部10の組立て状態において辺部22fと平行に形成された辺部30dと、辺部30dの上端から形成され、本体部10の組立て状態において辺部22eと平行に正面側に向けて形成された辺部30eと、辺部30eの辺部30dとは反対側の端部(正面側の端部)から形成され、本体部10の組立て状態において正面側斜め上方に向けて形成された辺部30fとに囲まれた形状を呈している。つまり、内側右板部30は、外側右板部22と線対称の形状において、下端側の領域と上端側の領域が欠切された形状であるといえる。
【0079】
内側右板部30には、隙間J25から連設された切欠き(右切欠き)J32が形成され、隙間J25から連設された幅広部(右幅広部)J32aと、幅広部J32aの背面側の端部から背面側に形成された幅狭部(右幅狭部)J32bとを有し、全体に略鉤状を呈している。つまり、幅広部J32aの上辺と下辺とは、ブランク10Aの展開状態において、隙間J25の上辺と下辺の延長線上に形成され、また、切欠きJ32の下辺の背面側の端部からは上方(つまり、外側右板部22の辺部22dと平行な方向)に直線状に伸び、その後、幅狭部J32bの下辺とアールを介して連設するように円弧状に形成されている。幅広部J32aの上辺と下辺とは直線状を呈している。なお、幅広部J32aや隙間J25の上下方向の幅は、フラップ部224が挿入可能なように、フラップ部224の基端から先端までの長さよりも長く形成されている。つまり、幅広部J32aにおいては、内側右板部30における正面側の辺部の方向の幅が差込み部221や差込み部425(後述)を差込み可能な幅に形成されている。
【0080】
また、幅狭部J32bは、帯状に形成され、その上辺は、幅広部J32aの上辺から連設され、下辺は、該円弧状の辺部から連設されていて、上辺と下辺とは平行に形成されている。幅狭部J32bは、本体部10の組立て状態において背面側にいくに従い下方に傾斜するように形成され、幅狭部J32bの背面側の端部は、内側右板部30の背面側の辺部には達しておらず、幅狭部J32bの背面側の端部と辺部30d間には間隔が設けられている。幅狭部J32bにおける上辺と下辺間の間隔は、引出し部350を構成するブランクの厚みよりも長く、フラップ部224の基端から先端までの長さよりも短く形成されている。
【0081】
なお、ブランク10Aの展開状態においては、切欠きJ32と隙間J25とで略鉤状の開口部H10が形成されている。切欠きJ32と隙間J25により被差込み部(右被差込み部)32が形成される。
【0082】
また、内側右板部30には、隙間J26から連設された切欠き(右切欠き)J34が形成され、隙間J26から連設された幅広部(右幅広部)J34aと、幅広部J34aの背面側の端部から背面側に形成された幅狭部(右幅狭部)J34bとを有し、全体に略鉤状を呈している。幅広部J34aは幅広部J32aと同様の構成であり、また、幅狭部J34bは幅狭部J32bとその長手方向の長さが異なる以外は同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。なお、幅狭部J34bは、幅狭部J32bと平行に形成されている。また、幅狭部J34bの背面側の端部から辺部30dまでの長さ(すなわち、幅狭部J34bの延長線に沿った長さ)は、幅狭部J32bの背面側の端部から辺部30dまでの長さ(すなわち、幅狭部J32bの延長線に沿った長さ)と同一(略同一としてもよい)に形成されている。幅広部J34aにおいては、内側右板部30における正面側の辺部の方向の幅が差込み部221や差込み部425を差込み可能な幅に形成されている。
【0083】
なお、ブランク10Aの展開状態においては、切欠きJ34と隙間J26とで略鉤状の開口部H11が形成されている。切欠きJ34と隙間J26により被差込み部(右被差込み部)34が形成される。なお、隙間(左開設部)J75、J76は、帯状部74を上側と下側に分離する隙間であるが、切欠きJ82、J84から連設された凹部の切欠き(つまり、該凹状の切欠きは縦方向に細長い切欠きであり、凹状の切欠きの右側面側では、帯状部74が上下方向につながっている)としてもよい。
【0084】
また、内側右板部30には、支持フラップ(右支持フラップ)36が形成されている。支持フラップ36は、切欠きJ32の下側位置で、切欠きJ34よりも上側位置に形成され、支持フラップ36は、略台形形状の本体部36−1と、本体部36−1の下辺から突出した突状部36−2とを有している。
【0085】
本体部36−1は、台形形状の上側の2つの角部を円弧状に欠切した形状を呈し、また、突状部36−2は、本体部36−1の下辺に沿って細長の長方形状を呈している。また、支持フラップ36は、内側右板部30の支持フラップ36、38以外の領域である本体部(内側右板部本体部)31とは、本体部36−1の背面側の辺部に沿った切込みJ36aと、半円状の開口部J36bと、本体部36−1の正面側の辺部に沿った切込みJ36cと、突状部36−2の三辺を構成する略コ字状の切込みJ36dと、切込みJ36aと切込みJ36d間の折れ線C36aと、切込みJ36cと切込みJ36d間の折れ線C36bとにより区画されている。。
【0086】
支持フラップ36を折れ線C36a、C36bを中心に回動して、本体部31に対して直角とすることにより突状部36−2の先端(本体部36−1とは反対側の端部)が外側右板部22の内側の面に接して、支持フラップ36が本体部31に対して直角方向の向きで維持される。
【0087】
また、支持フラップ36の上下方向の形成位置は、引出し部350のフラップ部224を被差込み部32に差し込むとともに、引出し部350のフラップ部234を被差込み部82に差し込んで引出し部350を本体部10に取り付けた際に、引出し部350の底面部250が支持フラップ36の上面に接する長さに形成されている。これにより、引出し部350は、支持フラップ36に支持される。
【0088】
また、内側右板部30には、支持フラップ(右支持フラップ)38が形成されている。支持フラップ38は、切欠きJ34の下側位置に形成され、支持フラップ38は、略台形形状の本体部38−1と、本体部38−1の下辺から突出した突状部38−2、38−3とを有している。
【0089】
本体部38−1は、台形形状の上側の2つの角部を円弧状に欠切した形状を呈し、また、突状部38−2と突状部38−3は、本体部38−1の下辺に沿って細長の長方形状を呈している。突状部38−2と突状部38−3とは間隔を介して設けられている。また、支持フラップ38は、本体部31とは、本体部36−1の背面側の辺部に沿った切込みJ38aと、半円状の開口部J38bと、本体部36−1の正面側の辺部に沿った切込みJ38cと、突状部38−2の三辺を構成する略コ字状の切込みJ38dと、突状部38−3の三辺を構成する略コ字状の切込みJ38eと、切込みJ38aと切込みJ38d間の折れ線C38aと、切込みJ38dと切込みJ38e間の折れ線C38bと、切込みJ38cと切込みJ38e間の折れ線C38cとにより囲まれた形状を呈している。
【0090】
支持フラップ38を折れ線C38a、C38b、C38cを中心に回動して、本体部31に対して直角とすることにより突状部38−2の先端(本体部36−1とは反対側の端部)が外側右板部22の内側の面に接して、支持フラップ38が本体部31に対して直角方向の向きで維持される。
【0091】
また、支持フラップ38の上下方向の形成位置は、引出し部350のフラップ部224を被差込み部34に差し込むとともに、引出し部350のフラップ部234を被差込み部84に差し込んで引出し部350を本体部10に取り付けた際に、引出し部350の底面部250が支持フラップ38の上面に接する長さに形成されている。これにより、引出し部350は、支持フラップ38に支持される。
【0092】
また、帯状部40は、内側右板部30の背面側の辺部(辺部30d)から折れ線を介して連設され、辺部30dに沿って帯状を呈している。
【0093】
また、接着板部42は、帯状部40の内側右板部30とは反対側の辺部から折れ線を介して連設され、帯状部40に沿って帯状(細長長方形状)に形成されている。接着板部42は、ブランク10Aを組み立てた状態では、内側右板部30に対して内側に折り返した状態で外側右板部22に接着されている。この接着板部42と帯状部24とにより、外側右板部22と内側右板部30間の背面側に、フラップ部224を配置するための隙間が形成されるので、帯状部24により外側右板部22と内側右板部30間の正面側に隙間が形成されているのと相まって、外側右板部22と内側右板部30間の正面側から背面側にかけて隙間が形成され、フラップ部224を外側右板部22と内側右板部30間に挿入しやすくできる。帯状部40と接着板部42とで、折返し接着部(折返し右接着部)43が構成される。
【0094】
また、内側上右板部44は、台形形状(正面側の辺部が帯状部25側の辺部に対して鋭角に傾斜している台形形状)を呈し、本体部10の組立て状態では、正面側の辺部は、内側右板部30の辺部30fと当接する。
【0095】
また、帯状部46と接着板部48とは、長手方向(帯状部46と接着板部48間の折れ線に沿った方向)に同一長さを有し、接着板部48は、長方形状を呈している。接着板部48は、ブランク10Aを組み立てた状態では、内側右板部30に対して内側に折り返した状態で外側右板部22に接着されている。帯状部46と接着板部48とで、折返し接着部49が構成される。
【0096】
次に、ブランク10Bは、
図5に示すように、外側左板部72と、外側左板部72の正面側の傾斜辺から折れ線を介して連設された帯状部(左構成部帯状部)74と、外側左板部72の上側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部75と、外側左板部72の正面下側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部76と、帯状部76の外側左板部72とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された糊代部77と、外側左板部72の背面側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部78と、帯状部74から折れ線を介して連設された内側左板部80と、内側左板部80の背面側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部90と、帯状部90の内側右板部30とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された接着板部92と、帯状部75の外側左板部72とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内側上左板部94と、内側上左板部94の帯状部75と反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部96と、帯状部96の内側上左板部94と反対側の辺部から連設された接着板部98と、帯状部78の外側左板部72とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された背面板部102とを有している。
【0097】
ここで、外側左板部72は、縦長の略台形形状を呈し、糊代部29の代わりに背面板部102が設けられている点を除き、外側右板部22と左右対称(本体部10の組立て状態においては、前後及び上下方向の仮想平面を中心に面対称)に形成されている。
【0098】
すなわち、縦長の略台形形状を呈し、底側の辺部72aと、辺部72aの正面側の端部から辺部72aに対して直角に形成された辺部72bと、辺部72bの上端から背面側斜め上方に形成された辺部72cと、辺部72cの辺部72bとは反対側の端部から背面側斜め上方に形成された辺部72dと、辺部72dの上端から背面側に向けて辺部72aと平行に形成された辺部72eと、辺部72eの背面側の端部と辺部72aの背面側の端部間に形成された辺部72fとにより囲まれた形状を呈している。辺部72dの辺部72aの方向に対する角度(鋭角)は、辺部72bの辺部72aの方向に対する角度(鋭角)よりも大きく形成されている。つまり、辺部72dは、辺部72aの方向に対する直角方向に対してやや傾斜して形成されている。辺部72a〜辺部72fは、直線状の辺部である。
【0099】
また、帯状部74は、外側左板部72の辺部72dに沿って形成され、上側から下側に向けて間隔を介して帯状部74−1と、帯状部74−2と、帯状部74−3とを有している。すなわち、帯状部74−1と帯状部74−2間には、隙間J75が設けられ、帯状部74−2と帯状部74−3間には、隙間J76が形成されている。隙間J75は、引出し部350のフラップ部234を差し込むための被差込み部(左被差込み部)82を構成し、隙間J76は、引出し部350のフラップ部234を差し込むための被差込み部(左被差込み部)84を構成する。
【0100】
また、帯状部75は、外側左板部72の上辺(辺部72e)に沿って形成され、辺部72eに沿って帯状に形成されている。
【0101】
また、帯状部76は、外側左板部72の正面下側の辺部(辺部72b)から折れ線を介して連設され、辺部72bに沿って帯状を呈している。
【0102】
また、糊代部77は、帯状部76に沿って形成され、帯状(具体的には、台形形状)を呈している。糊代部77は、本体部10を組み立てた状態では、ブランク10Cの底正面部122と接着される。
【0103】
また、帯状部78は、外側左板部72の背面側の辺部(辺部72f)から折れ線を介して連設され、辺部72fに沿って帯状に形成されている。
【0104】
また、内側左板部80は、ブランク10Bの展開状態において、帯状部74を介して外側左板部72と線対称で、かつ、外側左板部72に対応する領域の一部を欠切した形状を呈し、帯状部74に沿った辺部80aと、辺部80aの下端から本体部10の組立て状態において背面側に向けて斜め下方に形成された辺部80bと、辺部80bの背面側の端部から本体部10の組立て状態において、辺部72aと平行に形成された辺部80cと、辺部80cの背面側の端部から形成され、本体部10の組立て状態において辺部72fと平行に形成された辺部80dと、辺部80dの上端から形成され、本体部10の組立て状態において辺部72eと平行に正面側に向けて形成された辺部80eと、辺部80eの辺部80dとは反対側の端部(正面側の端部)から形成され、本体部10の組立て状態において正面側斜め上方に向けて形成された辺部80fとに囲まれた形状を呈している。つまり、内側左板部80は、外側左板部72と線対称の形状において、下端側の領域と上端側の領域が欠切された形状であるといえる。
【0105】
内側左板部80には、隙間J75から連設された切欠き(左切欠き)J82が形成され、隙間J75から連設された幅広部(左幅広部)J82aと、幅広部J82aの背面側の端部から背面側に形成された幅狭部(左幅狭部)J82bとを有し、全体に略鉤状を呈している。つまり、幅広部J82aの上辺と下辺とは、ブランク10Bの展開状態において、隙間J75の上辺と下辺の延長線上に形成され、また、切欠きJ82の下辺の背面側の端部からは上方(つまり、外側左板部72の辺部72dと平行な方向)に直線状に伸び、その後、幅狭部J82bの下辺とアールを介して連設するように円弧状に形成されている。幅広部J82aの上辺と下辺とは直線状を呈している。なお、幅広部J82aや隙間J75の上下方向の幅は、フラップ部234が挿入可能なように、フラップ部234の基端から先端までの長さよりも長く形成されている。つまり、幅広部J82aにおいては、内側左板部80における正面側の辺部の方向の幅が差込み部231や差込み部435(後述)を差込み可能な幅に形成されている。
【0106】
また、幅狭部J82bは、帯状に形成され、その上辺は、幅広部J82aの上辺から連設され、下辺は、該円弧状の辺部から連設されていて、上辺と下辺とは平行に形成されている。幅狭部J82bは、本体部10の組立て状態において背面側にいくに従い下方に傾斜するように形成され、幅狭部J82bの背面側の端部は、内側左板部80の背面側の辺部には達しておらず、幅狭部J82bの背面側の端部と辺部80d間には間隔が設けられている。幅狭部J82bにおける上辺と下辺間の間隔は、引出し部350を構成するブランクの厚みよりも長く、フラップ部234の基端から先端までの長さよりも短く形成されている。
【0107】
なお、ブランク10Bの展開状態においては、切欠きJ82と隙間J75とで略鉤状の開口部H20が形成されている。切欠きJ82と隙間J75により被差込み部82が形成される。
【0108】
また、内側左板部80には、隙間J76から連設された切欠き(左切欠き)J84が形成され、隙間J76から連設された幅広部(左幅広部)J84aと、幅広部J84aの背面側の端部から背面側に形成された幅狭部(左幅狭部)J84bとを有し、全体に略鉤状を呈している。幅広部J84aは幅広部J82aと同様の構成であり、また、幅狭部J84bは幅狭部J82bとその長手方向の長さが異なる以外は同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。なお、幅狭部J84bは、幅狭部J82bと平行に形成されている。また、幅狭部J84bの背面側の端部から辺部80dまでの長さ(すなわち、幅狭部J84bの延長線に沿った長さ)は、幅狭部J82bの背面側の端部から辺部80dまでの長さ(すなわち、幅狭部J82bの延長線に沿った長さ)と同一(略同一としてもよい)に形成されている。また、幅広部J84aにおいては、内側左板部80における正面側の辺部の方向の幅が差込み部231や差込み部435(後述)を差込み可能な幅に形成されている。
【0109】
なお、ブランク10Bの展開状態においては、切欠きJ84と隙間J76とで略鉤状の開口部H21が形成されている。切欠きJ84と隙間J76により被差込み部84が形成される。
【0110】
また、内側左板部80には、支持フラップ(左支持フラップ)86が形成されている。支持フラップ86は、切欠きJ82の下側位置で、切欠きJ84よりも上側位置に形成され、支持フラップ86は、略台形形状の本体部86−1と、本体部86−1の下辺から突出した突状部86−2とを有している。
【0111】
本体部86−1は、台形形状の上側の2つの角部を円弧状に欠切した形状を呈し、また、突状部86−2は、本体部86−1の下辺に沿って細長の長方形状を呈している。また、支持フラップ86は、内側左板部80の支持フラップ86、88以外の領域である本体部(内側左板部本体部)81とは、本体部86−1の背面側の辺部に沿った切込みJ86aと、半円状の開口部J86bと、本体部86−1の正面側の辺部に沿った切込みJ86cと、突状部86−2の三辺を構成する略コ字状の切込みJ86dと、切込みJ86aと切込みJ86d間の折れ線C86aと、切込みJ86cと切込みJ86d間の折れ線C86bとにより区画されている。
【0112】
支持フラップ86を折れ線C86a、C86bを中心に回動して、本体部81に対して直角とすることにより突状部86−2の先端(本体部86−1とは反対側の端部)が外側右板部22の内側の面に接して、支持フラップ86が本体部81に対して直角方向の向きで維持される。
【0113】
また、支持フラップ86の上下方向の形成位置は、引出し部350のフラップ部224を被差込み部32に差し込むとともに、引出し部350のフラップ部234を被差込み部82に差し込んで引出し部350を本体部10に取り付けた際に、引出し部350の底面部250が支持フラップ86の上面に接する長さに形成されている。これにより、引出し部350は、支持フラップ86に支持される。
【0114】
また、内側左板部80には、支持フラップ(左支持フラップ)88が形成されている。支持フラップ88は、切欠きJ84の下側位置に形成され、支持フラップ88は、略台形形状の本体部88−1と、本体部88−1の下辺から突出した突状部88−2、88−3とを有している。
【0115】
本体部88−1は、台形形状の上側の2つの角部を円弧状に欠切した形状を呈し、また、突状部88−2と突状部88−3は、本体部88−1の下辺に沿って細長の長方形状を呈している。突状部88−2と突状部88−3とは間隔を介して設けられている。また、支持フラップ88は、本体部81とは、本体部86−1の背面側の辺部に沿った切込みJ88aと、半円状の開口部J88bと、本体部86−1の正面側の辺部に沿った切込みJ88cと、突状部88−2の三辺を構成する略コ字状の切込みJ88dと、突状部88−3の三辺を構成する略コ字状の切込みJ88eと、切込みJ88aと切込みJ88d間の折れ線C88aと、切込みJ88dと切込みJ88e間の折れ線C88bと、切込みJ88cと切込みJ88e間の折れ線C88cとにより囲まれた形状を呈している。
【0116】
支持フラップ88を折れ線C88a、C88b、C88cを中心に回動して、本体部81に対して直角とすることにより突状部88−2の先端(本体部86−1とは反対側の端部)が外側右板部22の内側の面に接して、支持フラップ88が本体部81に対して直角方向の向きで維持される。
【0117】
また、支持フラップ88の上下方向の形成位置は、引出し部350のフラップ部224を被差込み部34に差し込むとともに、引出し部350のフラップ部234を被差込み部84に差し込んで引出し部350を本体部10に取り付けた際に、引出し部350の底面部250が支持フラップ88の上面に接する長さに形成されている。これにより、引出し部350は、支持フラップ88に支持される。
【0118】
また、帯状部90は、内側左板部80の背面側の辺部(辺部80d)から折れ線を介して連設され、辺部80dに沿って帯状を呈している。
【0119】
また、接着板部92は、帯状部90の内側左板部80とは反対側の辺部から折れ線を介して連設され、帯状部90に沿って帯状(細長長方形状)に形成されている。接着板部92は、ブランク10Bを組み立てた状態では、内側左板部80に対して内側に折り返した状態で外側左板部72に接着されている。この接着板部92と帯状部74とにより、外側左板部72と内側左板部80間の背面側に、フラップ部234を配置するための隙間が形成されるので、帯状部74により外側左板部72と内側左板部80間の正面側に隙間が形成されているのと相まって、外側左板部72と内側左板部80間の正面側から背面側にかけて隙間が形成され、フラップ部234を外側左板部72と内側左板部80間に挿入しやすくできる。帯状部90と接着板部92とで、折返し接着部(折返し左接着部)93が構成される。
【0120】
また、内側上左板部94は、台形形状(正面側の辺部が帯状部75側の辺部に対して鋭角に傾斜している台形形状)を呈し、本体部10の組立て状態では、正面側の辺部は、内側左板部80の辺部80fと当接する。
【0121】
また、帯状部96と接着板部98とは、長手方向(帯状部96と接着板部98間の折れ線に沿った方向)に同一長さを有し、接着板部98は、長方形状を呈している。接着板部98は、ブランク10Bを組み立てた状態では、内側左板部80に対して内側に折り返した状態で外側左板部72に接着されている。帯状部96と接着板部98とで、折返し接着部99が構成される。
【0122】
また、背面板部102は、縦長の長方形状を呈し、その左右方向の長さは、包装箱201の左右方向の長さ(すなわち、正面部210や背面部240の左右方向の長さ)よりも若干大きく形成され、引出し部350のフラップ部224を被差込み部34に差し込むとともに、引出し部350のフラップ部234を被差込み部84に差し込むことができる長さに形成されている。
【0123】
次に、ブランク10Cは、方形状の底正面部122と、底正面部122の上辺から折れ線を介して連設された方形状の台板部124と、台板部124の背面側の辺部から折れ線を介して連設された背面板部(傾斜板部としてもよい)126と、台板部124の右側面側の辺部から折れ線を介して連設された右フラップ(右側片部)128と、台板部124の左側面側の辺部から折れ線を介して連設された左フラップ(左側片部)130とを有している。
【0124】
底正面部122の左右方向の長さは、背面板部102の左右方向の長さと同一(略同一としてもよい)であり、その上下方向の長さは、外側右板部22の辺部22bや外側左板部72の辺部72bの長さと略同一である。底正面部122の右側面側端部領域の内側の面に糊代部27が接着され、左側面側端部領域の内側の面に糊代部77が接着されている。
【0125】
背面板部126は、略方形状であり、上辺の両側の角部にアールが形成された形状である。
【0126】
また、右フラップ128は略台形形状を呈し、台板部124との折れ線に沿った辺部128aと、辺部128aの正面側の端部から連設され、該辺部128aと鋭角をなす直線状の辺部128bと、辺部128bの辺部128aと反対側の端部から連設された略円弧状の辺部128cと、辺部128cの辺部128bと反対側の端部から連設された直線状の辺部128dと、辺部128dの辺部128cと反対側の端部から連設された略円弧状の辺部128eと、辺部128eの辺部128dと反対側の端部から連設された直線状(略直線状としてもよい)の辺部128fにより囲まれた形状を呈している。
【0127】
ここで、辺部128aと反対側の辺部128dは、辺部128aの方向に対して傾斜して形成され、辺部128dの辺部128aの方向との角度α11は、内側右板部30の切欠きJ32や切欠きJ34の方向の辺部22a(つまり、水平方向)に対する傾斜角度と同一(略同一としてもよい)に形成され、これにより、台板部124に設置した引出し部350の背面側への傾斜角度と、被差込み部32、82や被差込み部34、84に取り付けた引出し部350の背面側への傾斜角度が同一になるように構成されている。
【0128】
また、左フラップ130は略台形形状を呈し、右フラップ128と対称(ブランク10Cの展開状態で線対称であり、本体部10の組立て状態において、前後及び上下方向の仮想平面を中心に面対称)に形成されている。
【0129】
この左フラップ130においても、台板部124との間の折れ線に沿った辺部130aと反対側の辺部130dは、辺部130aの方向に対して傾斜して形成され、辺部130dの辺部130aの方向との角度α12は、内側左板部80の切欠きJ82や切欠きJ84の方向の辺部72a(つまり、水平方向)に対する傾斜角度と同一(略同一としてもよい)に形成され、これにより、台板部124に設置した引出し部350の背面側への傾斜角度と、被差込み部32、82や被差込み部34、84に取り付けた引出し部350の背面側への傾斜角度が同一になるように構成されている。
【0130】
本体部10を構成する各ブランクは以上のように構成され、右構成部20は、ブランク10Aにおける糊代部27と糊代部29を除く構成により構成され、左構成部70は、ブランク10Bにおける糊代部77と背面板部102を除く構成により構成され、背面構成部100は、背面板部102と糊代部29により構成され、底構成部120は、ブランク10Cと糊代部27、77により構成される。
【0131】
本体部10を組み立てた状態(「本体部の組立て状態」としてもよい)では、右構成部20において、外側右板部22と内側右板部30の本体部31とは互いに平行であり、左構成部70において、外側左板部72と内側左板部80の本体部81とは互いに平行であり、さらに、本体部31と本体部81とは左右両側に互いに対向して設けられている(「左右方向に間隔を介して互いに平行に形成されている」としてもよい)。また、右構成部20と左構成部70とは、左右両側に対向して設けられ、右構成部20と背面構成部100とは直角(略直角としてもよい)をなし、左構成部70と背面構成部100とは直角(略直角としてもよい)をなしている。
【0132】
また、本体部10を組み立てた状態では、被差込み部32と被差込み部82とは左右両側に互いに対向して設けられ(「左右方向に対向して設けられ」としてもよい)、被差込み部34と被差込み部84とは左右両側に互いに対向して設けられている(「左右方向に対向して設けられている」としてもよい)。
【0133】
また、本体部10を組み立てた状態では、支持フラップ36と支持フラップ86とは左右両側に互いに対向して設けられ(「左右方向に対向して設けられ」としてもよい)、支持フラップ38と支持フラップ88とは左右両側に互いに対向して設けられている(「左右方向に対向して設けられている」としてもよい)。
【0134】
また、底構成部120において、右フラップ128と左フラップ130とは台板部124に対して下側に折曲され、右フラップ128は外側右板部22及び内側右板部30の内側に配置され、左フラップ130は外側左板部72及び内側左板部80の内側に配置される。右フラップ128の辺部128dと左フラップ130の辺部130dは本体部10の設置面に接し、これにより、台板部124は、背面側に向けて下方に傾斜して設けられ、また、背面板部126は、その上辺が背面構成部100に接することにより、背面側に向けて上方に傾斜して設けられる。
【0135】
なお、本体部10は、
図9に示すように折り畳むことができる。つまり、底構成部120の底正面部122以外の部分を右構成部20と左構成部70間の領域から正面側に引き出して、底構成部120を展開状態とし、左構成部70を背面構成部100側に回動させることにより、左構成部70と背面構成部100間の角度が小さくなり、右構成部20と背面構成部100間の角度が大きくなって、本体部10を折り畳んだ状態とすることができる。これにより、本体部10の保管や運搬で省スペースとすることができる。
【0136】
なお、本体部10において、帯状部26、28、76、78を省略した構成としてもよい。また、ブランクの厚みが薄い場合には、帯状部25、40、46、75、90、96を省略した構成としてもよい。
【0137】
次に、引出し部350を構成するための包装箱(陳列具用包装箱)201について説明する。なお、包装箱201と本体部10により、陳列具セットが構成される。
【0138】
包装箱201は、
図11〜
図13に示すように、スリーブ状部205と、スリーブ状部205の下辺から連設された底面部(箱底面部、引出し部底面部)250と、蓋部300と、横フラップ304、306とを有している。
【0139】
包装箱201は、1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール製(例えば、薄型段ボール製)のブランクであり、厚紙製のブランク等の他の紙製のブランクでもよい)により形成されている。つまり、包装箱201は、段ボール材(特に、両面段ボール材)等の紙製の箱である。段ボールにおける断面略波形形状の中芯の段の方向は、
図13における円内に示す方向となっている。つまり、正面部210の下辺に対して直角で、正面部210の右側面側の辺部や左側面側の辺部に対して平行な方向である。
【0140】
ここで、スリーブ状部205は、筒状を呈し、正面部(箱正面部)210と、正面部210の右側面側の辺部から折れ線を介して連設された側面部(箱右側面部)220と、正面部210の左側面側の辺部から折れ線を介して連設された側面部(箱左側面部)230と、側面部220の背面側の辺部から折れ線を介して連設された背面部(箱背面部)240と、側面部230の背面側の辺部から折れ線を介して連設された糊代部249とを有し、糊代部249は、背面部240の左側面側の端部領域に接着されている。
【0141】
正面部210と側面部220と側面部230と背面部240とは、いずれも方形状を呈し、正面部210の横方向の長さと背面部の横方向の長さは同一で、側面部220の横方向の長さと側面部230の横方向の長さは同一である。包装箱201の組立て状態では、正面部210と側面部220と側面部230と背面部240における隣接する各部は互いに直角となり、正面部210と背面部240とは互いに平行となり、側面部220と側面部230とは互いに平行となる。正面部210は包装箱201の正面を構成し、側面部220は包装箱201の右側面を構成し、側面部230は包装箱201の左側面を構成し、背面部240は包装箱201の背面を構成する。正面部210と側面部220、230と背面部240とで周壁部が構成される。
【0142】
また、底面部250は、いわゆるワンタッチ底であり、第1片部(底面部第1片部)260と、第2片部(底面部第2片部)270と、第3片部(底面部第3片部)280と、第4片部(底面部第4片部)290とを有し、包装箱201の組立て状態においては、略方形状の外形を呈している。底面部250は、包装箱201の底面を構成する。
【0143】
ここで、第1片部260は、正面部210の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が包装箱201の内底面の一部を形成している。この第1片部260は、底面部250の組立て状態においては、第4片部290と点対称に形成されている。
【0144】
また、第2片部270は、側面部220の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第2片部270の上面の一部が包装箱201の内底面の一部を形成している。また、第2片部270の角部(側面部220と背面部240の境界位置の下端)からは第2片部270の正面部210との境界をなす辺部に対して斜めに所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)折れ線270−1(この折れ線270−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、包装箱201を折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第2片部270は、折れ線270−1を介して本体部272と先端部274とに区画される。本体部272の先端の先端部274側には、他方の本体部282と互いに係止するように切欠部272aが形成されている。先端部274の上面は、第4片部290の下面に接着されている。
【0145】
また、第3片部280は、側面部230の下端から折れ線を介して連設され、底面部250の組立て状態においては、第2片部270と点対称に形成されている。すなわち、第3片部280は、背面部240の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第3片部280の上面の一部が包装箱201の内底面の一部を形成している。また、第3片部280の角部(正面部210と側面部230の境界位置の下端)からは第3片部280の側面部230との境界をなす辺部に対して斜めに所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)折れ線280−1(この折れ線280−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、包装箱201を折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第3片部280は、折れ線280−1を介して本体部282と先端部284とに区画される。本体部282の先端の先端部284側には、他方の本体部272と互いに係止するように切欠部282aが形成されている。先端部284の上面は、第1片部260の下面に接着されている。
【0146】
また、第4片部290は、背面部240の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。
【0147】
以上のように、底面部250において、隣接する2つの片部(第1片部260と第3片部280)である底面部第1片部対の一方における他方の側の部分である先端部(第1端部領域)284が折れ線を介して折曲げ可能であり、該先端部284が第1片部260に接着され、他の隣接する2つの片部(第2片部270と第4片部290)である底面部第2片部対の一方における他方の側の部分である先端部(第2端部領域)274が折れ線を介して折曲げ可能であり、該先端部274が第4片部290に接着されている。
【0148】
また、蓋部300は、蓋本体部301と、蓋フラップ302とを有し、蓋本体部301は、側面部230の上辺から折れ線を介して連設され、方形状を呈している。蓋フラップ302は、蓋部300の側面部230とは反対側の辺部から折れ線を介して連設され、細長長方形状の先端の角部にアールを形成した形状を呈している。蓋本体部301と蓋フラップ302の境界の両側には切込みが形成されている。蓋部300は、包装箱201の上面を構成する。
【0149】
また、横フラップ304は、正面部210の上辺から折れ線を介して連設され、略台形形状に形成されており(側面部220側の辺部が正面部210との折れ線に対して傾斜した傾斜辺であり、該傾斜辺と横フラップ304の先端辺間の角部にアールが形成されている)、また、横フラップ306は、背面部240の上辺から折れ線を介して連設され、略台形形状に形成されている(側面部220側の辺部が背面部240との折れ線に対して傾斜した傾斜辺であり、該傾斜辺と横フラップ304の先端辺間の角部にアールが形成されている)。
【0150】
また、スリーブ状部205には、スリーブ状部205を上下に分割可能なジッパー310が形成されている。このジッパー310は、スリーブ状部205に周設されていて、スリーブ状部205は、上側に設けられた切目線(分離用切目線)310−1と下側に設けられた切目線(分離用切目線)310−2とが平行に設けられて構成されている。
【0151】
すなわち、ジッパー310は、正面部210の左右方向の中央から側面部220を経て背面部240にまで形成された第1ジッパー312と、正面部210の左右方向の中央から側面部230にまで形成された第2ジッパー314とを有している。第1ジッパー312と第2ジッパー314はいずれも切込みを複数の間隔を介して形成された切れ目線を平行に設けることにより構成されている。
【0152】
ここで、第1ジッパー312は、正面部210の左右方向の中央から正面部210の右側面側の端部にまで左右方向に形成されたジッパー構成部312aと、ジッパー構成部312aの右側面側の端部から連設され、背面側に向けて上方となるように傾斜して形成されたジッパー構成部312bと、ジッパー構成部312bの背面側の端部から連設され、側面部220の背面側の端部にまで前後方向に形成されたジッパー構成部312cと、ジッパー構成部312cの背面側の端部から連設され、背面部240の左側面側の端部にまで左右方向に形成されたジッパー構成部312dとを有している。
【0153】
ジッパー構成部312aは、正面部210の下辺と平行な方向に直線状に形成され、ジッパー構成部312cは、側面部220の下辺と平行な方向に直線状に形成され、ジッパー構成部312dは、背面部240の下辺と平行な方向に直線状形成されている。また、ジッパー構成部312bは、側面部220の下辺に対して傾斜した直線状に形成されている。
【0154】
また、第2ジッパー314は、正面部210の左右方向の中央から正面部210の左側面側の端部にまで左右方向に形成されたジッパー構成部314aと、ジッパー構成部314aの左側面側の端部から連設され、背面側に向けて上方となるように傾斜して形成されたジッパー構成部314bと、ジッパー構成部314bの背面側の端部から連設され、側面部230の背面側の端部にまで前後方向に形成されたジッパー構成部314cと、ジッパー構成部314cの背面側の端部から連設され、糊代部249を横切るように形成されたジッパー構成部314dとを有している。
【0155】
ジッパー構成部314aは、正面部210の下辺と平行な方向に直線状に形成され、ジッパー構成部314cは、側面部220の下辺と平行な方向に直線状に形成されている。また、ジッパー構成部312bは、側面部230の下辺に対して傾斜した直線状に形成されている。ジッパー構成部314dは、糊代部249の左側面側の端部から右側面側の端部にまで左右方向に形成されている。
【0156】
なお、第1ジッパー312と第2ジッパー314とは、正面部210における左右方向の中央位置において、それらの端部が切込みを介して対向している。
【0157】
スリーブ状部205を構成する各部におけるジッパー310よりも下側の領域が下側領域となり、正面部210におけるジッパー310よりも下側の領域が下側領域210−1となり、側面部220におけるジッパー310よりも下側の領域が下側領域220−1となり、側面部230におけるジッパー310よりも下側の領域が下側領域230−1となり、背面部240におけるジッパー310よりも下側の領域が下側領域240−1となる。
【0158】
また、スリーブ状部205を構成する各部におけるジッパー310よりも上側の領域が上側領域となり、正面部210におけるジッパー310よりも上側の領域が上側領域210−2となり、側面部220におけるジッパー310よりも上側の領域が上側領域220−2となり、側面部230にけるジッパー310よりも上側の領域が上側領域230−2となり、背面部240におけるジッパー310よりも上側の領域が上側領域240−2となる。
【0159】
また、側面部220には、ジッパー構成部312b、312cの下側にジッパー構成部312b、312cに隣接してフラップ部(右フラップ部)224と、帯状部(右差込み部帯状部)222とが形成されている(フラップ部224と帯状部222とで差込み部(右差込み部)221が構成される)。つまり、ジッパー構成部312cのジッパー構成部312bとの接続位置から側面部220の背面側の端部への途中位置から下方に向けて(側面部220と背面部240間の折れ線と平行に)直線状の切目線(第1切目線)K220が形成され、切目線K220の下端から側面部220の下辺と平行な折れ線C222がジッパー構成部312bにまで形成され、さらに、折れ線C222の上側に折れ線C222と平行に折れ線C220が切目線K220とジッパー構成部312b間に形成されている。そして、折れ線C220とジッパー構成部312b、312cと切目線K220により囲まれた領域がフラップ部224となり、折れ線C220と折れ線C222間の領域が帯状部222となる。また、下側領域220−1におけるフラップ部224と帯状部222以外の領域が、下側領域主構成部(右主構成部)220−1aとなる。
【0160】
ここで、折れ線C220と折れ線C222間の幅は、内側右板部30を構成するブランク10Aの厚みよりも長く形成され、これにより、フラップ部224を被差込み部32、34に差し込んだ際に内側右板部30と外側右板部22間にフラップ部224が配置されるようになっている。
【0161】
また、フラップ部224の横方向の長さは、被差込み部32、34を構成する切欠きJ32、J34の長さ(正面側の挿入口から奥側までの長さ)以下の長さに形成され、これにより、フラップ部224を被差込み部32、34に差し込んだ際にフラップ部224が右構成部20の正面側から突出しないようになっている。
【0162】
また、側面部230には、ジッパー構成部314b、314cの下側にジッパー構成部314b、314cに隣接してフラップ部(左フラップ部)234と、帯状部(左差込み部帯状部)232とが形成されている(フラップ部234と帯状部232とで差込み部(左差込み部)231が構成される)。つまり、ジッパー構成部314cのジッパー構成部314bとの接続位置から側面部230の背面側の端部への途中位置から下方に向けて(側面部230と糊代部249間の折れ線と平行に)直線状の切目線(第2切目線)K230が形成され、切目線K230の下端から側面部230の下辺と平行な折れ線C232がジッパー構成部314bにまで形成され、さらに、折れ線C232の上側に折れ線C232と平行に折れ線C230が切目線K230とジッパー構成部314b間に形成されている。そして、折れ線C230とジッパー構成部314b、314cと切目線K230により囲まれた領域がフラップ部234となり、折れ線C220と折れ線C222間の領域が帯状部232となる。また、下側領域230−1におけるフラップ部234と帯状部232以外の領域が、下側領域主構成部(左主構成部)230−1aとなる。
【0163】
ここで、折れ線C230と折れ線C232間の幅は、内側左板部80を構成するブランク10Bの厚みよりも長く形成され、これにより、フラップ部234を被差込み部82、84に差し込んだ際に内側左板部80と外側左板部72間にフラップ部234が配置されるようになっている。
【0164】
また、フラップ部234の横方向の長さは、被差込み部82、84を構成する切欠きJ82、J84の長さ(正面側の挿入口から奥側までの長さ)以下の長さに形成され、これにより、フラップ部234を被差込み部82、84に差し込んだ際にフラップ部234が左構成部70の正面側から突出しないようになっている。
【0165】
切目線K220、K230は、複数の切込みを間隔を介して直線状に形成したもので、該切込みはブランクの一方の面から他方の面まで貫通している。なお、切目線K220、K230は、連続した直線状の切込みにより形成してもよい。
【0166】
フラップ部224、234を被差込み部32、82に差し込んで、引出し部350を被差込み部32、82に取り付けた状態においては、フラップ部224が外側右板部22と内側右板部30間に挟まれた状態となり、帯状部222は、切欠きJ32の幅狭部J32bの上辺と下辺の間に設けられ、該下辺に沿って該下辺の上に乗った状態となり、フラップ部234が外側左板部72と内側左板部80間に挟まれた状態となり、帯状部232は、切欠きJ82の幅狭部J82bの上辺と下辺の間に設けられ、該下辺に沿って該下辺の上に乗った状態となる。
【0167】
包装箱201においては、包装箱201を組み立てた状態において、第1ジッパー312の正面部210における端部を手前に引き、第1ジッパー312を構成する切目線を破断するとともに、第2ジッパー314の正面部210における端部を手前に引き、第2ジッパー314を構成する切目線を破断して、ジッパー310を取り除くことにより、スリーブ状部205がジッパー310よりも上側の上側部分とジッパー310よりも下側の下側部分とに分離され、
図14に示すように、スリーブ状部205における下側部分(つまり、正面部210の下側領域210−1と、側面部220の下側領域(引出し部右側面部)220−1と、側面部230の下側領域(引出し部左側面部)230−1と、背面部240の下側領域(引出し部背面部)240−1)と底面部(引出し部底面部)250により引出し部350が構成される。つまり、引出し部350の底面部(引出し部底面部)が底面部250により構成され、引出し部350の正面部(引出し部正面部)が正面部210における下側領域210−1により構成され、引出し部350の右側面部(引出し部右側面部)が側面部220における下側領域220−1により構成され、引出し部350の左側面部(引出し部左側面部)が側面部230における下側領域230−1により構成され、引出し部350の背面部(引出し部背面部)が背面部240における下側領域240−1により構成される。
【0168】
また、包装箱201における引出し部350以外の部分、すなわち、ジッパー310とジッパー310よりも上側の部分(つまり、スリーブ状部205における上側領域と、蓋部300と、横フラップ304、306)が非引出し部となる。つまり、非引出し部が、ジッパー310とジッパー310よりも上側の部分を含んでいる。
【0169】
陳列具5Aの使用状態について説明すると、
図15に示すように、包装箱201に商品(被収納物)Gを収納して、蓋フラップ302を正面部210の内側に差し込み、
図16に示すように、包装箱201を閉状態とする。
【0170】
その後、商品Gの陳列場所にまで、本体部10と複数の包装箱201を運ぶ(商品Gの陳列場所にすでに本体部10がある場合には、商品Gが入った包装箱201のみを運べばよい)。
【0171】
そして、商品Gの陳列場所において、本体部10を組み立てるとともに、包装箱201のジッパー310を取り除いて、
図17に示すように引出し部350を形成する。つまり、ジッパー310を形成する2つの切目線310−1、310−2を破断することにより引出し部350を形成できるので、容易に引出し部を形成することができる。
【0172】
その後、フラップ部224を帯状部222に対して折曲するとともに帯状部222を下側領域主構成部220−1aに対して折曲し、フラップ部234を帯状部232に対して折曲するとともに帯状部232を下側領域主構成部230−1aに対して折曲して、
図18に示す状態とする。
図18において、商品Gを省略した状態が
図10に示される。
【0173】
なお、本体部10の下段には、引出し部350を台板部124に載置するので、
図18に示すようにフラップ部224、234や帯状部222、232を折曲する必要がなく、
図17に示す状態とすればよい。
【0174】
そして、引出し部350を本体部10に設置することにより
図1に示す商品Gの陳列状態とする。つまり、差込み部221、231を被差込み部32、34、82、84に差し込むことにより引出し部350を本体部10に取り付ける。
【0175】
つまり、支持フラップ36を内側右板部30(厳密には、本体部31(内側右板部30における支持フラップ36が折れ線(第1折れ線)C36a、C36bを介して連設された領域))に対して外側に(外側右板部22とは反対側に)略直角に回動させた状態とするとともに、支持フラップ86を内側左板部80(厳密には、本体部81(内側左板部80における支持フラップ86が折れ線(第2折れ線)C86a、C86bを介して連設された領域))に対して外側に(外側左板部72とは反対側に)略直角に回動させた状態で、差込み部221を被差込み部32に差し込むとともに、差込み部231を被差込み部82に差し込んで、上段位置に引出し部350を取り付ける。その際、差込み部221における帯状部222は、被差込み部32の辺部(具体的には、被差込み部32の下側の辺部(下辺)で、幅狭部J32bにおける下側の辺部(下辺))の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部224は、外側右板部22と内側右板部30の間に挟まれた状態で設けられ、差込み部231における帯状部232は、被差込み部82の辺部(具体的には、被差込み部82の下側の辺部(下辺)で、幅狭部J82bにおける下側の辺部(下辺))の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部234は、外側左板部72と内側左板部80の間に挟まれた状態で設けられる。
【0176】
なお、差込み部221、231の差込みに際して、被差込み部32の隙間J75と幅広部J82aが幅広に形成されているので、差込みが容易となる。
【0177】
また、引出し部350を本体部10に取り付けた状態では、差込み部221における帯状部222は、被差込み部32の辺部の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部224は、外側右板部22と内側右板部30の間に設けられ、差込み部231における帯状部232は、被差込み部82の辺部の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部234は、外側左板部72と内側左板部80の間に設けられるので、引出し部350を安定した状態で本体部10に取り付けることができる。
【0178】
また、フラップ部224は、幅狭部J32bの位置で、外側右板部22と内側右板部30の間に設けられ、フラップ部224は、フラップ部224の外側の面は、外側右板部22の内側の面に接着した状態で固定されるので、フラップ部224が被差込み部32から脱落することがない。同様に、フラップ部234は、幅狭部J82bの位置で、外側左板部72と内側左板部80の間に設けられ、フラップ部234は、フラップ部234の外側の面は、外側左板部72の内側の面に接着した状態で固定されるので、フラップ部234が被差込み部82から脱落することがない。
【0179】
また、支持フラップ38を内側右板部30(厳密には、本体部31(内側右板部30における支持フラップ38が折れ線(第1折れ線)C38a、C38b、C38cを介して連設された領域))に対して外側に(外側右板部22とは反対側に)略直角に回動させた状態とするとともに、支持フラップ88を内側左板部80(厳密には、本体部81(内側左板部80における支持フラップ88が折れ線(第2折れ線)C88a、C88b、C88cを介して連設された領域))に対して外側に(外側左板部72とは反対側に)略直角に回動させた状態で、差込み部221を被差込み部34に差し込むとともに、差込み部231を被差込み部84に差し込んで、中段位置に引出し部350を取り付ける。その際、差込み部221における帯状部222は、被差込み部34の辺部(具体的には、被差込み部34の下側の辺部(下辺)で、幅狭部J34bにおける下側の辺部(下辺))の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部224は、外側右板部22と内側右板部30の間に挟まれた状態で設けられ、差込み部231における帯状部232は、被差込み部84の辺部(具体的には、被差込み部84の下側の辺部(下辺)で、幅狭部J84bにおける下側の辺部(下辺))の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部234は、外側左板部72と内側左板部80の間に挟まれた状態で設けられる。
【0180】
なお、差込み部221、231の差込みに際して、被差込み部34の隙間J76と幅広部J84aが幅広に形成されているので、差込みが容易となる。
【0181】
また、引出し部350を本体部10に取り付けた状態では、差込み部221における帯状部222は、被差込み部34の辺部の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部224は、外側右板部22と内側右板部30の間に設けられ、差込み部231における帯状部232は、被差込み部84の辺部の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部234は、外側右板部22と内側右板部30の間に設けられるので、引出し部350を安定した状態で本体部10に取り付けることができる。
【0182】
また、フラップ部234は、幅狭部J34bの位置で、外側右板部22と内側右板部30の間に設けられ、フラップ部224は、フラップ部224の外側の面は、外側右板部22の内側の面に接着した状態で固定されるので、フラップ部224が被差込み部34から脱落することがない。同様に、フラップ部234は、幅狭部J84bの位置で、外側左板部72と内側左板部80の間に設けられ、フラップ部234は、フラップ部234の外側の面は、外側左板部72の内側の面に接着した状態で固定されるので、フラップ部234が被差込み部82から脱落することがない。
【0183】
また、下段位置には、引出し部350を台板部124上に載置して引出し部350を設置する。
【0184】
また、引出し部350の状態においては、背面部240の上側領域240−2が取り除かれているので、引出し部350を本体部10に取り付ける際に背面部が邪魔になることがない。
【0185】
また、本体部10に設置されている引出し部350内の商品Gが全て取り出されて引出し部350が空になった場合には、空になった引出し部350を引き出して本体部10から取り外し、新たに商品Gが収納された包装箱201のジッパー310を取り除いて、上記と同様に本体部10に商品Gを収納した引出し部350を設置する。
【0186】
よって、商品Gの運搬に使用した包装箱の一部をそのまま利用して引出し部350とできるので、商品Gを包装箱から移し替える必要がなく、運搬された商品の陳列を容易とすることができる。
【0187】
なお、上記の説明において、ジッパー310が第1ジッパー312と第2ジッパー314とから形成されるとしたが、2つに分けずに1本のジッパーにより形成してもよい。
【0188】
また、包装箱201においては、2つの切目線を平行に設けたジッパー310によりスリーブ状部205を上下に分離する構成としたが、1つの切目線をスリーブ状部205に周設することにより、スリーブ状部205を上下に分離する構成としてもよい。
【0189】
また、上記の説明においては、包装箱201の正面部210がジッパー310により下側領域210−1と上側領域210−2に分離するとして説明したが、ジッパー310が正面部210の下端に左右方向に形成されて(つまり、下側の切目線310−2は、正面部210と第1片部260間の折れ線に沿って形成される)、これにより、ジッパー310を破断して引出し部350の状態とした場合には、正面部210の全体が取り除かれる。つまり、引出し部350には、正面部(引出し部正面部)が設けられない構成となる。この場合には、商品の入った引出し部350を本体部10に取り付ける際に、引出し部350の正面側から商品が落下しないように注意する必要があるが、引出し部350が本体部10に取り付けられた状態で商品を取り出す場合には、引出し部350の正面側が開いているので、商品を取り出しやすい。なお、この場合でも、2つの切目線を平行に設けたジッパー310によるのではなく、1つの切目線を正面部210と第1片部260間の折れ線に沿って形成してもよい。
【0190】
また、上記の説明では、背面部240がジッパー310により下側部分240−1と上側部分240−2とに分離されるとしたが、背面部240にはジッパーを設けず(つまり、背面部240を上下で分離する分離用切目線を設けない)に、引出し部350の状態でも背面部240をそのまま残す構成としてもよい。その場合の構成としては、側面部220に設けられたジッパー-を背面側の端部では、側面部220と背面部240間の折れ線の上端に向けて形成し(具体的には、下側の切目線310−2が側面部220と背面部240間の折れ線の上端に接するようにする)、側面部220に設けられたジッパー-を背面側の端部では、側面部230と糊代部249間の折れ線の上端に向けて形成する(具体的には、下側の切目線310−2が側面部220と糊代部249間の折れ線の上端に接するようにする)。2つの切目線を平行に設けたジッパー310によるのではなく、1つの切目線を側面部220、230に形成する場合には、該切目線が側面部220と背面部240間の折れ線の上端に接するようにするとともに、側面部220と糊代部249間の折れ線の上端に接するようにする。なお、その場合には、引出し部350において横フラップ306が残ったままとなるので、背面部240と横フラップ306間にミシン目状の切目線を設けて、横フラップ306を背面部240から分離できるようにするのが好ましい。なお、この場合には、正面部210に設けられたジッパーと、側面部220、230に設けられたジッパーと、それらのジッパーの上側の領域(蓋部300を含む)と、横フラップ306とが非引出し部となる。つまり、分離用切目線(つまり、ジッパーを構成する切目線)よりも上側の部分を含む領域が非引出し部となる。すなわち、この場合には、分離用切目線よりも上側の部分以外の部分も非引出し部となる。
【0191】
なお、上記の例では、蓋部300が側面部230の上辺から連設され、横フラップ304が正面部210の上辺から連設され、横フラップ306が背面部240の上辺から連設されるとしたが、蓋部300は、正面部210、側面部220、背面部240のいずれかの上辺から連設した構成としてもよい。その場合には、横フラップは、蓋部300が連設された部材に隣接する部材の上辺から連設されることになる。上記のように、背面部240を引出し部350にそのまま残す構成の場合には、正面部210の上辺から蓋部300を連設させることにより、背面部240には横フラップが連設されないので、背面部240と横フラップ間の切目線が必要ないことになる。また、蓋部は、正面部と2つの側面部と背面部とからなる周壁部における相対する2つの部材から連設された構成としてもよい。
【0192】
また、背面部240を上下で分離する分離用切目線を設けない場合で、背面部240の上端から蓋部300を形成する場合には、背面部240と蓋部300間にミシン目状の切目線を設けて、蓋部300を背面部240から分離できるようにするのが好ましい。なお、この場合には、正面部210に設けられたジッパーと、側面部220、230に設けられたジッパーと、それらのジッパーの上側の領域と、蓋部300とが非引出し部となる。つまり、分離用切目線(つまり、ジッパーを構成する切目線)よりも上側の部分を含む領域が非引出し部となる。すなわち、この場合には、分離用切目線よりも上側の部分以外の部分も非引出し部となる。
【0193】
また、包装箱201においては、底面部250はワンタッチ底であるとして説明したが、これには限られず、方形状の板状とし、底面部の各辺から正面部と2つの側面部と背面部が連設され、正面部と2つの側面部と背面部において、隣接する部材を糊代部により連結する構成としてもよい。その場合も、蓋部は、正面部と2つの側面部と背面部の少なくともいずれかから連設される。特に、引出し部350の状態で、正面部が設けられていない構成とする場合には、底面部の強度の点で、ワンタッチ底ではなく、板状の底面部とするのが好ましい。
【実施例2】
【0194】
次に、陳列具の他の例について説明する。陳列具5Bは、
図19に示すように、本体部10と、本体部10に設置される引出し部351とを有している。本体部10は、陳列具5Aにおける本体部10と同一の構成である。
【0195】
また、引出し部351は、
図20〜
図27に示す包装箱(陳列具用包装箱)401の一部により構成したものである。つまり、包装箱401における内箱部A1の分離部424、434を除いた構成が引出し部351となる。なお、包装箱401と本体部10により、陳列具セットが構成される。
【0196】
包装箱401は、内箱部A1と、外箱部A2とを有していて、それぞれが1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール製(例えば、薄型段ボール製)のブランクであり、厚紙製のブランク等の他の紙製のブランクでもよい)により形成されている。つまり、内箱部A1と外箱部A2は、段ボール材(特に、両面段ボール材)等の紙製の箱である。段ボールにおける断面略波形形状の中芯の段の方向は、
図25、
図27における円内に示す方向となっている。つまり、内箱部A1では、側面部420の下辺に対して直角で、側面部420の背面側の辺部や正面側の辺部に対して平行な方向であり、外箱部A2では、側面部520の下辺や上辺に対して直角で、側面部520の背面側の辺部や正面側の辺部に対して平行な方向である。
【0197】
内箱部A1は、全体に上部が開口した容器状を呈し、
図22等に示すように、スリーブ状部(内側スリーブ状部)405と、底面部450とを有している。スリーブ状部405は、組立て状態では、底面部450の周囲から立設して形成され、正面部(内側正面部)410と、側面部(内側側面部)420と、側面部(内側側面部)430と、背面部(内側背面部)440と、糊代部449とを有していて、その展開状態は、
図25に示すように形成されている。
【0198】
ここで、
図26に示すように、正面部410は、正面本体部412と、正面本体部412から折れ線C400を介して連設された折り出し板部1200と、正面本体部412から折れ線C1202を介して連設された折り出し板部1202と、折り出し板部1200から折れ線C1210を介して連設されるとともに、折り出し板部1202から折れ線C1211を介して連設された広告正面板部1210と、広告正面板部1210から折れ線C1220、C1221を介して連設された背面板部1220とを有している。広告正面板部1210における正面本体部412以外の構成、すなわち、折り出し板部1200、1202と、広告正面板部1210と、背面板部1220とが広告表示部Pを構成する。広告正面板部1210は、広告表示部Pを組み立てる前の状態では、平板状を呈している。
【0199】
正面本体部412は、方形状(具体的には、長方形状)の上側に2つの切欠部を形成した形状を呈し、この2つの切欠部は、折り出し板部1200と同大同形状をなす切欠部と、折り出し板部1202と同大同形状をなす切欠部となっている。正面本体部412の上辺と下辺(折れ線C1260と一致する)は互いに平行に形成され水平方向をなしている。
【0200】
つまり、長方形状の上辺から該上辺に垂直に形成された直線状の切目線K1200と略鉤状の切目線K1201を形成し、切目線K1200の下端と切目線K1201の下端を結ぶ水平(正面本体部412と第1片部460間の折れ線C460と平行)な折れ線C1200を形成することにより、該上辺と一致する折れ線C1210と切目線K1200、K1201と折れ線C1200とで囲まれる領域が折り出し板部1200となる。
【0201】
なお、切目線K1200は、ミシン目状の切込み(間隔をおきながら形成された切込み)(切断予定線)により形成され、部分的に切目線K1200を挟んだ両側がつながっている。また、切目線K1201は、正面本体部412の上辺から垂直に形成され、直線状の切込みにより形成された切目線(第1構成部)K1201−1と、切目線K1201−1の下端から下方に行くほど内側(つまり、他の一方の第4切目線である切目線K1203側(折り出し板部1202側としてもよい))に傾斜して形成され、直線状の切込みにより形成された切目線K1201−2と、切目線K1201−2の下端から切目線K1201−1と同方向に形成され、直線状の切込みにより形成された切目線(第3構成部)K1201−3とを有していて、切目線K1201は、全体に連続した切込みにより形成されている。
【0202】
また、長方形状の上辺から該上辺に垂直に形成された直線状の切目線K1202と略鉤状の切目線K1203を形成し、切目線K1202の下端と切目線K1203の下端を結ぶ水平(正面本体部412と第1片部460間の折れ線C460と平行)な折れ線C1202を形成することにより、該上辺と一致する折れ線C1211と切目線K1202、K1203と折れ線C1202とで囲まれる領域が折り出し板部1202となる。
【0203】
なお、切目線K1202は、ミシン目状の切込み(間隔をおきながら形成された切込み)(切断予定線)により形成され、部分的に切目線K1202を挟んだ両側がつながっている。また、切目線K1203は、正面本体部412の上辺から垂直に形成され、直線状の切込みにより形成された切目線K1203−1と、切目線K1203−1の下端から下方に行くほど内側(つまり、折り出し板部1200側)に傾斜して形成され、直線状の切込みにより形成された切目線K1203−2と、切目線K1203−2の下端から切目線K1203−1と同方向に形成され、直線状の切込みにより形成された切目線K1203−3とを有していて、切目線K1203は、全体に連続した切込みにより形成されている。
【0204】
正面本体部412において、切目線K1202は、切目線K1200と線対称に形成され、切目線K1203は、切目線K1201と線対称に形成されている。なお、切目線K1201−2と切目線K1203−2とは、下方に行くほど幅狭となるテーパ状を呈している。
【0205】
ここで、ポケット正面板部1210を正面本体部412に対して正面側に引き出して、折り出し板部1200と折り出し板部1202を正面本体部412に対して回動させた際に、折り出し板部1200と折り出し板部1202間に形成される開口部T0は、
図34に示すように、幅広部T1と、幅変化部T2と、幅狭部T3とを有している。なお、幅変化部T2は、両側がテーパ状に形成されているので、幅広部T1側から幅狭部T3側にいくに従い、左右方向の幅が狭くなる。
【0206】
また、広告正面板部1210は、折り出し板部1200から折れ線C1210を介して連設されるとともに、折り出し板部1202から折れ線C1211を介して連設され、全体に方形状を呈している。ポケット正面板部1210の左右両側の辺部H1210a、H1210bは、正面本体部412の上辺に対して直角に形成され、辺部H1210aと正面本体部412の左端の間の距離と、辺部H1210bと正面本体部412の右端の間の距離は同一に形成されている。
【0207】
この広告正面板部1210は、正面本体部412とは、切目線K1210と切目線K1211と切目線K1212を介して隣接している。つまり、切目線K1210は、ミシン目状の切込み(間隔をおきながら形成された切込み)(切断予定線)であり、切目線K1201と切目線K1203の間に形成されている。また、切目線K1211は、連続した切込みであり、切目線K1200から連設されている。また、切目線K1212は、連続した切込みであり、切目線K1202から連設されている。この広告正面板部1210の正面側の面には、収納する商品の広告を印刷等により表示させておく。
【0208】
切目線K1211と折れ線C1210と切目線K1210と折れ線C1211と切目線K1212は、折れ線C1260と平行な一直線上に形成されている。
【0209】
また、背面板部1220は、広告正面板部1210の折り出し板部1200、1202側とは反対側の辺部から折れ線C1220を介して連設され、略長方形状の一方の辺部から係止片1224を形成した形状を呈している。
【0210】
つまり、背面板部1220は、略長方形状の本体部1222と、本体部1222の広告正面板部1210側とは反対側の辺部から突出して形成された係止片1224とを有している。本体部1222は、長方形状における広告正面板部1210側とは反対側の2つの角部にアールを形成した形状となっている。
【0211】
また、係止片1224は、本体部1222から突出して形成された幅狭部1225と、幅狭部1225の先端から連設された幅広部1226とを有し、幅広部1226の基端側に幅狭部1225が連設されていることにより、係止片1224は、基端側がくびれた形状となっている。幅狭部1225は、細長の長方形状を呈し、幅広部1226は、長方形状の両側を円弧状に形成した形状となっていて、左右方向の両側に幅狭部1225から突出した形状となっている。なお、突出した部分の本体部1222側の辺部は、幅狭部1225側にいくほど本体部1222に近づくように傾斜した直線状に形成され、係止片1224と本体部1222との間の切欠部K1220、K1221が切欠部の開口側にいくほど幅広となるように形成されている。
【0212】
なお、幅広部1226の左右方向の幅をα1、幅狭部1225の左右方向の幅をα2、切目線K1201−1と切目線K1203−1間の左右方向の長さをβ1、切目線K1201−3と切目線K1203−3間の左右方向の長さをβ2とした場合に、幅広部1226が折り出し板部1200と折り出し板部1202間に形成される開口部T0における幅広部T1に入り込むことができるように、α1≦β1(具体的には、α1=β1又はα1≒β1)に形成され、係止片1224が幅狭部T3の位置では折り出し板部1200、1202と係止するように、α1>β2に形成され、また、幅狭部1225が折り出し板部1200と折り出し板部1202間に形成される開口部T0における幅狭部T3に入り込むことができるように、α2≦β2(具体的には、α2=β2又はα2≒β2)に形成されている。
【0213】
また、背面板部1220における折れ線C420と幅広部1226の横方向の先端間の上下方向における長さγ3は、ポケット正面板部1210における折れ線C1210と折れ線C1220間の長さγ4より短く形成されている。また、本体部1222における折れ線C1220と折れ線C1220の反対側の辺部間の長さは、長さγ4よりも小さく形成されている。
【0214】
広告正面板部1210は上記のように構成されていて、広告正面板部1210は、広告正面板部1210の外形を有するシート状部材に、切目線と折れ線を形成することにより形成される。
【0215】
なお、広告正面板部1210において、ミシン目状の切込みにより形成した切目線は、連続した切込みにより形成してもよく、また、連続した切込みにより形成した切目線は、ミシン目状の切込みにより形成してもよい。例えば、切目線K1200、K1202、K1210は、ミシン目状の切込みであるとしたが、連続した切込みにより構成してもよく、また、切目線K1201、K1203は、連続した切込みであるとしたが、ミシン目状の切込みとしてもよい。
【0216】
また、側面部420は、正面部410の正面視における右側の端部から折れ線を介して連設され、方形状における上側の一部を切り欠いた形状を呈し、側面部420の上辺は、正面部410の本体部412の上辺から連続して水平方向(側面部420の下辺(片部470との折れ線と一致する辺部)と平行な方向)に形成された直線状の辺部420aと、辺部420aの背面側の端部から連設され、背面側に上方に傾斜して形成された直線状の辺部420bと、辺部420bの上端から上方(側面部420の正面側の辺部や背面側の辺部に平行な方向)に向けて形成された辺部420cと、辺部420cの上端から背面側に向けて円弧状に形成された辺部420dと、辺部420dの背面側の端部から水平方向に形成された直線状の辺部420eと、辺部420eの背面側の端部から上方に形成された直線状の辺部420fと、辺部420fの上端から背面側に円弧状に形成された辺部420gと、辺部420gの背面側の端部から水平方向に形成された辺部420hとを有している。側面部420の背面側の端部においては、背面部440の上端の縁部の高さと同じに形成されている。この側面部420は、本体部(内側側面部本体部)422と、分離部424とを有し、本体部422は、本体部422における帯状部426及びフラップ部428以外の領域である主構成部(右主構成部)422−1と、帯状部(右差込み帯状部)426と、フラップ部(右フラップ部)428とを有している。
【0217】
また、分離部424は、側面部420の下端から形成された切目線424aにより区画された領域であり、切目線424aは、上下方向に円弧状に形成された(円弧は外側に膨出している)一対のミシン目状の切目線424a−1、424a−2と該一対のミシン目の上端をつなぎ水平方向に形成された切込みからなる切目線424a−3とにより形成されている。つまり、側面部420の下辺と切目線424aにより囲まれた領域が分離部424となる。分離部424の下端には、指を係止しやすいように凹部424dが形成されている。本体部422は、側面部420において分離部424を除いた領域である。ここで、ミシン目状の切目線とは、間隔をおきながら連続して形成された複数の切込みをいう(他においても同じ)。
【0218】
この分離部424の形成位置は、外箱部A2の片部522の裏側の領域であり、分離部424は片部522の裏側に接着され、片部522の下端を外側かつ上方に回動させることにより、分離部424も片部522の裏側に接着したまま切目線424aが破断されて、分離部424が本体部422から分離するように形成されている。分離部424は、
図23に示すように、片部522よりも小さく形成されていて、分離部424の外形が片部522の外形よりもはみだすことがない。
【0219】
また、側面部420の辺部420fの下端から下方に(側面部420と背面部440間の折れ線と平行に)直線状の切目線(第1切目線)K420が形成され、切目線K420の下端から側面部420の下辺と平行な折れ線C422が辺部420bと辺部420c間の角部にまで形成され、さらに、折れ線C422の上側に折れ線C422と平行に折れ線C420が切目線K420と辺部420c間に形成されている。そして、折れ線C420の上側で切目線K420の正面側の領域がフラップ部428となり、折れ線C420と折れ線C422間の領域が帯状部(右差込み部帯状部)426となる。フラップ部428と帯状部426とで、差込み部(右差込み部)425が形成される。
【0220】
ここで、折れ線C420と折れ線C422間の幅は、内側右板部30を構成するブランク10Aの厚みよりも長く形成され、これにより、フラップ部428を被差込み部32、34に差し込んだ際に内側右板部30と外側右板部22間にフラップ部428が配置されるようになっている。
【0221】
また、フラップ部428の横方向の長さは、被差込み部32、34を構成する切欠きJ32、J34の長さ(正面側の挿入口から奥側までの長さ)以下の長さに形成され、これにより、フラップ部428を被差込み部32、34に差し込んだ際にフラップ部428が右構成部20の正面側から突出しないようになっている。
【0222】
また、側面部430は、正面部410の正面視における左側の端部から折れ線を介して連設され、方形状における上側の一部を切り欠いた形状を呈し、側面部430の上辺は、正面部410の正面本体部412の上辺から連続して水平方向(側面部430の下辺(辺部470との折れ線と一致する辺部)と平行な方向)に形成された直線状の辺部430aと、辺部430aの背面側の端部から連設され、背面側に上方に傾斜して形成された直線状の辺部430bと、辺部430bの上端から上方(側面部430の正面側の辺部や背面側の辺部に平行な方向)に向けて形成された辺部430cと、辺部430cの上端から背面側に向けて円弧状に形成された辺部430dと、辺部430dの背面側の端部から水平方向に形成された直線状の辺部430eと、辺部430eの背面側の端部から上方に形成された直線状の辺部430fと、辺部430fの上端から背面側に円弧状に形成された辺部430gと、辺部430gの背面側の端部から水平方向に形成された辺部430hとを有している。この側面部430は、本体部(内側側面部本体部)432と、分離部434とを有し、本体部432は、本体部432における帯状部(左差込み部帯状部)436及びフラップ部438以外の領域である主構成部(左主構成部)432−1と、帯状部(左差込み帯状部)436と、フラップ部(左フラップ部)438とを有している。
【0223】
この側面部430の構成は、内箱部A1の組立て状態では、側面部420と前後方向に垂直な仮想的な平面である中心面を介して対称に形成されていて、本体部432は本体部422と対称(展開状態では線対称)に形成され、分離部434は分離部424と対称(展開状態では線対称)に形成されていることから詳しい説明を省略する。なお、分離部434は、側面部430の下端から形成された切目線(第1切目線)434aにより区画された領域であり、切目線434aは、上下方向に円弧状に形成された(円弧は外側に膨出している)一対のミシン目状の切目線434a−1、434a−2と該一対のミシン目の上端をつなぎ水平方向に形成された切込みからなる切目線434a−3とにより形成されている。また、分離部434の下端には、指を係止しやすいように凹部434dが形成されている。
【0224】
この分離部434の形成位置は、外箱部A2の片部532の裏側の領域であり、分離部434は片部532の裏側に接着され、片部532の下端を外側かつ上方に回動させることにより、分離部434も片部532の裏側に接着したまま切目線434aが破断されて、分離部434が本体部432から分離するように形成されている。分離部434は、片部532よりも小さく形成されていて、分離部434の外形が片部532の外形よりもはみだすことがない。
【0225】
また、側面部430の辺部420fの下端から下方に(側面部430と糊代部449間の折れ線と平行に)直線状の切目線(第2切目線)K430が形成され、切目線K430の下端から側面部430の下辺と平行な折れ線C432が辺部430bと辺部430c間の角部にまで形成され、さらに、折れ線C432の上側に折れ線C432と平行に折れ線C430が切目線K430と辺部420c間に形成されている。そして、折れ線C430の上側で切目線K430の正面側の領域がフラップ部438となり、折れ線C430と折れ線C432間の領域が帯状部436となる。フラップ部438と帯状部436とで、差込み部(左差込み部)435が形成される。
【0226】
ここで、折れ線C430と折れ線C432間の幅は、内側右板部30を構成するブランク10Aの厚みよりも長く形成され、これにより、フラップ部428を被差込み部32、34に差し込んだ際に内側右板部30と外側右板部22間にフラップ部438が配置されるようになっている。
【0227】
また、フラップ部438の横方向の長さは、被差込み部32、34を構成する切欠きJ32、J34の長さ(正面側の挿入口から奥側までの長さ)以下の長さに形成され、これにより、フラップ部438を被差込み部32、34に差し込んだ際にフラップ部428が右構成部20の正面側から突出しないようになっている。
【0228】
フラップ部428、438を被差込み部32、82に差し込んで、引出し部351を被差込み部32、82に取り付けた状態においては、フラップ部428が外側右板部22と内側右板部30間に挟まれた状態となり、帯状部426は、切欠きJ32の幅狭部J32bの上辺と下辺の間に設けられ、該下辺に沿って該下辺の上に乗った状態となり、フラップ部438が外側左板部72と内側左板部80間に挟まれた状態となり、帯状部436は、切欠きJ82の幅狭部J82bの上辺と下辺の間に設けられ、該下辺に沿って該下辺の上に乗った状態となる。
【0229】
なお、切目線K420、K430は、連続した直線状の切込みにより形成されているが、複数の切込みを間隔を介して直線状に形成したものでもよい。
【0230】
また、背面部440は、側面部420の右側面視における右端から折れ線を介して連設され、全体に方形状を呈している。この背面部440の横幅は、正面部410の横幅と同一に形成され、背面部440の縦幅は、側面部420、430の縦幅(最大縦幅)と同一に形成されている。
【0231】
また、糊代部449は、側面部430の左側面視における左端から折れ線を介して連設され、縦方向に細長の帯状台形形状を呈している。この糊代部449、その外側の面が背面部440の内側の面(左側面側の端部領域)に接着されている。
【0232】
また、底面部450は、第1片部460と、第2片部470と、第3片部480と、第4片部490とを有し、包装箱401の組立て状態においては、
図24に示すように、略方形状の外形を呈している。
【0233】
ここで、第1片部460は、正面部410の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。この第1片部460は、底面部450の組立て状態においては、第4片部490と点対称に形成されている。
【0234】
また、第2片部470は、側面部420の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第2片部470の上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。また、第2片部470の角部(側面部420と背面部440の境界位置の下端)からは第2片部470の側面部420との境界をなす辺部に対して斜めに所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)折れ線470−1(この折れ線470−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、内箱部A1を折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第2片部470は、折れ線470−1を介して本体部472と先端部474とに区画される。本体部472の先端の先端部474側には、他方の本体部482と互いに係止するように切欠部472aが形成されている。先端部474の上面は、第4片部490の下面に接着されている。
【0235】
また、この第1片部460の側面部420との境界側には、分離部424の下位置に分離部424の下端の横幅と略同幅の切欠部470aが形成されている。この切欠部470aは、片部522を回動させる際に、指を係止しやすくするために形成されている。
【0236】
また、第3片部480は、側面部430の下端から折れ線を介して連設され、底面部450の組立て状態においては、第2片部470と点対称に形成されている。すなわち、第3片部480は、側面部430の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第3片部480の上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。また、第3片部480の角部(側面部430と正面部410の境界位置の下端)からは第3片部480の側面部430との境界をなす辺部に対して斜めに所定間隔で切込みが形成された(つまり、折曲しやすいように切込みが形成されている)折れ線480−1(この折れ線480−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、内箱部A1を折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第3片部480は、折れ線480−1を介して本体部482と先端部484とに区画される。本体部482の先端の先端部484側には、他方の本体部472と互いに係止するように切欠部482aが形成されている。先端部484の上面は、第1片部460の下面に接着されている。
【0237】
また、第4片部490は、背面部440の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が内箱部A1の内底面の一部を形成している。
【0238】
また、この第4片部490の側面部430との境界側には、分離部434の下位置に分離部434の下端の横幅と略同幅の切欠部480aが形成されている。この切欠部470aは、片部522を回動させる際に、指を係止しやすくするために形成されている。
【0239】
内箱部A1を箱状に組み立てた状態では、正面部410と背面部440とが互いに平行になり、側面部420と側面部430とが互いに平行になり、底面部450を構成する各部材は、正面部410、側面部420、430、背面部440に対して略直角(直角でもよい)となる。つまり、スリーブ状部405は、底面部450に対して略直角(直角でもよい)となる。また、スリーブ状部405を構成する各部材(正面部410、側面部420、430、背面部440)における隣接する部材は互いに直角となっている。また、内箱部A1は、平板状に折り畳むことができ、正面部410と側面部430との角度を小さくし、背面部440と側面部420との角度を小さくさせることにより、底面部450を構成する各部がスリーブ状部405内に回動して、
図29に示すように、内箱部A1が全体に平板状に折り畳むことができる。また、内箱部A1を折り畳んだ状態では、底面部450を構成する各部は、スリーブ状部405内にスリーブ状部405を構成する正面部410、側面部420、430、背面部440に対して略平行な状態となる。
【0240】
次に、外箱部A2は、内箱部A1を覆う箱体であり、
図20〜
図22等に示すように、スリーブ状部(外側スリーブ状部)505と、蓋部570、580と、蓋フラップ560、590とを有していて、その展開状態は、
図27に示すように形成されている。
【0241】
ここで、スリーブ状部505は、組み立てた状態では、四角形状の筒状を呈し、正面部(外側正面部)510と、側面部(外側側面部)520と、側面部(外側側面部)530と、背面部(外側背面部)540とを有している。
【0242】
ここで、正面部510は、方形状(長方形状)の板状を呈している。この正面部510の横幅は、内箱部A1を外箱部A2内に収納することができるように、正面部410の横幅よりも若干大きく形成されている。
【0243】
また、側面部520は、正面部510の正面視における右側の端部から折れ線を介して連設され、方形状を呈している。また、側面部520の下端からは、一対の略円弧状のミシン目状の切目線522a、522bが縦方向に互いに対向して形成され、切目線522a、522bの上端を結ぶ折れ線522cが形成されていて、側面部520の下辺と切目線522a、522bと折れ線522cにより囲まれた領域が片部522となる。側面部520における片部522以外の部分が本体部521となる。つまり、片部522は、下端を外側に引き出すことにより切目線522a、522bが破断して折れ線522cを中心に本体部521(つまり、側面部520における片部522以外の部分)に対して回動するようになっている。
【0244】
なお、正面部510と側面部520の境界線の下側には、縦長の開口部K510が形成されている。
【0245】
また、側面部530は、正面部510の正面視における左側の端部から折れ線を介して連設され、方形状を呈し、ミシン目状の切目線532aとミシン目状の切目線532bと折れ線532cとが形成され、側面部530の下辺と切目線532a、532bと折れ線532cにより囲まれた領域が片部532となる。側面部530における片部532以外の部分が本体部531となる。切目線522a、522b、532a、532bが第2切目線に当たる。切目線522a、522b、532a、532bは、ミシン目状の切目線としたが、連続して形成された1本の切目線でもよい。
【0246】
側面部530は、外箱部A2の組立て状態において、側面部520と前後方向に垂直な仮想的な平面である中心面を介して対称に形成されていて、切目線532aは切目線522aと対称に形成され、切目線532bは切目線522bと対称に形成され、折れ線532cは折れ線522cと対称に形成されている。
【0247】
つまり、片部532は、下端を外側に引き出すことにより切目線532a、532bが破断して折れ線532cを中心に本体部531(つまり、側面部530における片部532以外の部分)に対して回動するようになっている。
【0248】
なお、正面部510と側面部530の境界位置における下側には、縦長の切欠部K511が形成されている。
【0249】
また、背面部540は、側面部520の右側面視における右端から折れ線を介して連設され、方形状を呈している。この背面部540の横幅は、内箱部A1を外箱部A2内に収納することができるように、背面部440の横幅よりも若干大きく形成されている。
【0250】
また、糊代部542は、背面部540の背面視における右端から折れ線を介して連設され、縦方向に細長の帯状台形形状を呈している。この糊代部542は、
図21に示すように、その内側の面が側面部530の外側の面に接着されている。
【0251】
また、正面部510と側面部520、530と背面部540の縦幅は同一に形成されていて、内箱部A1の縦幅と同一又は若干大きく形成されている。
【0252】
また、蓋フラップ560は、正面部510の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。また、蓋部570は、側面部520の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。また、蓋部580は、側面部530の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。また、蓋フラップ590は、背面部540の上端から折れ線を介して連設され、方形状(長方形状)を呈している。これら2つの蓋部570、580と2つの蓋フラップ560、590は、外箱部A2の上面を開閉するものであり、特に、蓋部570と蓋部580を閉状態とすることにより外箱部A2の上面が塞がれる。蓋部570と蓋部580とを閉じた状態では、蓋部570と先端と蓋部580の先端が当接する。
【0253】
なお、蓋部570、580と蓋フラップ560、590は、予め上方に立設した状態になっていて、外箱部A2の上方が開口した状態になっている。なお、外箱部A2の展開状態においては、
図27に示すように、蓋部570、580と蓋フラップ560、590における隣接した上面部においては、隙間が形成されている。なお、蓋部570、580はスリーブ状部505における上辺における対向する辺部から連設されているが、少なくとも1つの辺部から連設されていればよい。
【0254】
外箱部A2を箱状に組み立てた状態では、正面部510と背面部540とが互いに平行になり、側面部520と側面部530とが互いに平行になる。また、スリーブ状部505を構成する各部材(正面部510、側面部520、530、背面部540)における隣接する部材は互いに直角となっている。
【0255】
次に、内箱部A1と外箱部A2とは、分離部424、434の箇所で互いに接着されている。つまり、分離部424の外側の面と側面部520の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されるとともに、分離部434の外側の面と側面部530の内側の面とが接着剤その他の接着手段により接着されることにより、包装箱201が全体に一体に形成される。つまり、分離部424の外側の面の全部又は一部の領域と側面部520(特に、片部522)の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられていて、同様に、分離部434の外側の面の全部又は一部の領域と側面部530(特に、片部532)の内側の面の間には接着剤層(図示せず)が設けられている。これにより、外箱部A2のスリーブ状部505は、内箱部A1におけるスリーブ状部405の外側の面に沿って設けられ、例えば、正面部410の外側の面に沿って正面部510が設けられ、側面部420の外側の面に沿って側面部520が設けられ、側面部430の外側の面に沿って側面部530が設けられ、背面部440の外側の面に沿って背面部540が設けられている。該接着剤層の接着力は、外箱部A2の片部522を外側に回動させた際に、同時に分離部424の周囲の切目線424aが破れて、分離部424が内箱部A1から分離し、回動させた片部522に接着した状態で片部522に従動するように設定されていて、同様に、外箱部A2の片部532を外側に回動させた際に、同時に分離部434の周囲の切目線434aが破れて、分離部434が内箱部A1から分離し、回動させた片部532に接着した状態で片部532に従動するように設定されている。
【0256】
また、内箱部A1と外箱部A2とが接着された状態では、内箱部A1の下端と外箱部A2の下端とが同じ高さになるように形成されている。なお、内箱部A1と外箱部A2とは、分離部424、434の箇所以外は互いに接着されていない。以上のように、内箱部A1は外箱部A2の内側に収納した状態となっていて、内箱部A1の底面部450以外は外箱部A2に被覆された状態となっている。つまり、外箱部A2の下端の高さ方向の位置は、内箱部A1の下端の高さ方向の位置と略同一であり、蓋部570、580を封止した状態では内箱部においては底面部450のみが露出している。
【0257】
なお、上記構成の包装箱201は、内箱部A1が上記のように折り畳むことができ、また、外箱部A2がスリーブ状部505を有し、全体に略スリーブ状を呈しているので、包装箱201の状態においても平板状に折り畳むことができ、正面部510を側面部530に対して略平行になるようにし、かつ、側面部520を背面部540に対して略平行になるようにすることにより、
図28に示すように平板状に折り畳むことができる。
【0258】
上記構成の包装箱401の使用状態について説明する。包装箱401を使用しない状況では、上記のように包装箱401は平板状に折り畳むことができるので、折り畳んで保管しておく。
【0259】
そして、包装箱401を使用する際に、包装箱401を組み立てる。すなわち、外箱部A2における正面部510と背面部540とが互いに平行になり、側面部520と側面部530とが互いに平行になるようにするとともに、内箱部A1における正面部410と背面部440とが互いに平行になり、側面部420と側面部430とが互いに平行になるようにし、底面部450がスリーブ状部405、505に直角になるようにすることにより包装箱401が立体状に組み立てられる。
【0260】
そして、
図30に示すように、包装箱401の上方から複数の商品(被収納物)Gを内箱部A1内に収納する。
図30は、箱状の商品である例を示しているが、他の商品であってもよい。なお、商品の形状は任意である。また、蓋フラップ560、590と蓋部570、580は、予め上方に立設した状態になっていて、外箱部A2の上方が開口した状態になっているので、商品Gはそのまま包装箱401の上方から収納すればよい。その後、蓋フラップ560、590と蓋部570、580を閉状態にして、接着テープTを外箱部A2の側面部520から上面を経て側面部530側にまで接着させることにより、
図31に示すように、蓋部570、580を封止する。
【0261】
以上のようにして、商品Gを包装箱401に包装したら、商品Gを収納した包装箱401を商品Gを陳列する場所に搬送する。
【0262】
その後、商品を陳列する場合には、外箱部A2を内箱部A1から分離する。すなわち、
図32に示すように、外箱部A2の片部522を外側に引き出して切目線522a、522bを破断して折れ線522cを中心に回動させることにより、分離部424も片部522の裏側に接着したまま切目線424aが破断されて、分離部424が本体部422から分離する。同様に、片部532を外側に引き出して切目線532a、532bを破断して折れ線532cを中心に回動させることにより、分離部434も片部532の裏側に接着したまま切目線434aが破断されて、分離部434が本体部432から分離する。
【0263】
なお、片部522、532が回動する際の回動軸となる折れ線522c、532cの箇所には折れ線として罫線を形成しておくのが好ましいが、罫線を形成しておかなくても片部522、532を回動させることにより自然と折れ線が形成されるが、予め該折れ線の箇所に罫線を形成しておいてもよい。
【0264】
以上のように、外箱部A2の片部522を上側に回動させた際に、同時に分離部424の周囲の切目線424aが破れて、分離部424が内箱部A1から分離し、回動させた片部522に接着した状態で片部522に従動し、同様に、外箱部A2の片部532を上側に回動させた際に、同時に分離部434の周囲の切目線434aが破れて、分離部434が内箱部A1から分離し、回動させた片部532に接着した状態で片部532に従動する。
【0265】
そして、
図33に示すように、外箱部A2を上方に引き上げることにより、商品を収納した状態で、かつ、分離部424、434が分離した状態の内箱部A1が残る。内箱部A1において、分離部424、434が分離した構成が引出し部351となる。引出し部351の底面部(引出し部底面部)が底面部450により構成され、引出し部351の正面部(引出し部正面部)が正面部410により構成され、引出し部351の右側面(引出し部右側面部)部が本体部422(つまり、分離部424が分離した側面部420)により構成され、引出し部351の左側面部(引出し部左側面部)が本体部432(つまり、分離部434が分離した側面部430)により構成され、引出し部351の背面部(引出し部背面部)が背面部440により構成される。
【0266】
また、包装箱401における引出し部351以外の部分、すなわち、外箱部A2と内箱部A1における分離部424、434が非引出し部となる。なお、外箱部A2には、切欠部K511や開口部K510が設けられているので、外箱部A2を内箱部A1に対して容易に引き上げることができる。
【0267】
その後、引出し部351において、広告表示部Pを組み立てるとともに、フラップ部428、438と帯状部426、436を本体部10に差込み可能な状態にする。
【0268】
広告表示部Pを組み立てる際には、
図34〜
図37に示すように組立てを行なう。なお、
図34〜
図36においては、広告表示部Pの状態を分かりやすくするために商品を省略して描いている。
【0269】
まず、
図34に示すように、広告表示部Pにおける折り出し板部1200、1202以外の構成(広告正面板部1210と背面板部1220)を正面本体部412に対して手前に引き出して、折り出し板部1200、1202を正面本体部412に対して回動させる。つまり、折り出し板部1200、1202を正面本体部412に対して正面側に折れ線C1200、C1202を中心に折り曲げる。すると、折り出し板部1200と折り出し板部1202間には開口部T0が形成される。この操作は、片手で行なうことができる。
【0270】
その後、背面板部1220を広告正面板部1210に対して折れ線C1220、C1221を中心に(折れ線C1220、C1221を介してとしてもよい)背面側に折り曲げる。この操作は、中指と薬指と小指とを開口部T0に入れた状態で、親指で背面板部1220を折り曲げることにより、片手で行なうことができる。
【0271】
そして、広告正面板部1210を一対の折り出し板部1200、1202に対して背面側に折れ線C1210、C1211を中心に(折れ線C1210、C1211を介してとしてもよい)折り曲げ、背面板部1220を広告正面板部1210の背面側に回動させて、係止片1224を開口部T0の幅広部T1に挿通する(
図35参照)。例えば、親指と人差し指とで背面板部1220をつまんだ状態で操作する。この操作も片手で行なうことができる。
【0272】
係止片1224を幅広部T1に挿通した状態で、背面板部1220を支持していた手を離すと、広告正面板部1210に対して折り曲げた状態の背面板部1220が元に戻ろうとして背面板部1220と広告正面板部1210のなす角度が大きくなり、係止片1224の幅狭部1225が開口部T0における幅狭部T3に入り込み、係止片1224は、一対の折り出し板部1200、1202に係止される。なお、幅広部T1と幅狭部T3の間には、幅変化部T2が設けられているので、係止片1224は、幅広部T1からスムーズに幅狭部T3に移動する(
図36参照)。以上のようにして、広告表示部Pが組み立てられて、
図36〜
図38に示すように、広告正面板部1210が正面側斜め上側を向いた状態となる。
【0273】
この状態では、背面板部1220の係止片1224は幅狭部T3に位置することから、背面板部1220は前後方向において幅狭部T3の位置にあり、背面板部1220の背面側の面は、正面本体部412の正面側の面に接する。
【0274】
また、広告正面板部1210は、正面本体部412に対して傾斜した状態となり、側面視においては、広告正面板部1210と背面板部1220と折り出し板部1200、1202は略三角形状を呈する。
【0275】
また、フラップ部428、438と帯状部426、436を本体部10に差込み可能な状態にするには、フラップ部428を帯状部426に対して折曲するとともに帯状部426を主構成部422−1に対して折曲し、フラップ部438を帯状部436に対して折曲するとともに帯状部436を主構成部432−1に対して折曲して、
図38に示す状態とする。なお、本体部10の下段には、引出し部351を台板部124に載置するので、フラップ部428、438や帯状部426、436を折曲する必要がなく、
図37に示す状態とすればよい。
【0276】
そして、引出し部351を本体部10に設置することにより
図19に示す商品Gの陳列状態とする(なお、
図19では、実際には、引出し部351に商品Gが収納されている)。つまり、フラップ部428、438を差込み部に差し込むことにより引出し部351を本体部10に取り付ける。
【0277】
つまり、差込み部425を被差込み部32に差し込むとともに、差込み部435を被差込み部82に差し込んで、上段位置に引出し部351を取り付ける。その際、差込み部425における帯状部426は、被差込み部32の辺部(具体的には、被差込み部32の下側の辺部(下辺)で、幅狭部J32bにおける下側の辺部(下辺))の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部428は、外側右板部22と内側右板部30の間に設けられ、差込み部435における帯状部436は、被差込み部82の辺部(具体的には、被差込み部82の下側の辺部(下辺)で、幅狭部J82bにおける下側の辺部(下辺))の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部438は、外側右板部22と内側右板部30の間に設けられる。
【0278】
また、差込み部425を被差込み部34に差し込むとともに、差込み部435を被差込み部84に差し込んで、中段位置に引出し部351を取り付ける。その際、差込み部425における帯状部426は、被差込み部34の辺部(具体的には、被差込み部34の下側の辺部(下辺)で、幅狭部J34bにおける下側の辺部(下辺))の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部428は、外側右板部22と内側右板部30の間に設けられ、差込み部435における帯状部436は、被差込み部84の辺部(具体的には、被差込み部84の下側の辺部(下辺)で、幅狭部J84bにおける下側の辺部(下辺))の上に該辺部に沿って設けられ、フラップ部438は、外側右板部22と内側右板部30の間に設けられる。
【0279】
また、下段位置には、引出し部351を台板部124上に載置して引出し部351を設置する。
【0280】
つまり、
図19では、上段位置のみに引出し部351が設けられているが、実際には、中段位置や下段位置にも引出し部351が設けられる。
【0281】
また、本体部10に設置されている引出し部351内の商品Gが全て取り出されて引出し部351が空になった場合には、空になった引出し部351を引き出して本体部10から取り外し、新たに商品Gが収納された引出し部351(包装箱401から取り出した引出し部351)を本体部10に設置する。
【0282】
よって、商品Gの運搬に使用した包装箱の一部をそのまま利用して引出し部351とできるので、商品Gを包装箱から移し替える必要がなく、箱詰めで運搬された商品の陳列を容易とすることができる。
【0283】
また、本実施例の包装箱401によれば、上方が開口した包装箱401に対して上方から被収納物である商品を収納して、蓋部570、580を閉じて1つの接着テープTにより封止するのみであるので、容易に商品(被収納物)の梱包作業を行うことができる。
【0284】
また、本実施例の包装箱401によれば、片部522、532を外側に回動させて、分離部424、434を内箱部A1から分離して外箱部A2を上方に引き上げるのみで引出し部351を形成できるので、容易に引出し部を形成することができる。
【0285】
また、特に、内箱部A1には、広告表示部Pが設けられ、広告表示部Pに広告等を表示することによりPOP広告として使用することができる。
【0286】
また、上記の説明では、片部522、532は、側面部520、530の下端領域に設けられ、分離部424、434も側面部420、430の下端領域に設けられているとしたが、片部522、532を側面部420、430の下端領域以外の領域に設けるとともに、分離部424、434を側面部420、430の下端領域以外の領域に設けてもよい。
【0287】
なお、上記の説明において、「陳列具5A」、「陳列具5B」は、「陳列棚5A」、「陳列棚5B」としてもよい。