(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ローカルから前記ユーザ情報を取得するか、或いはユーザの入力によって前記ユーザ情報を取得するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のNFCデータ伝送方法。
前記サーバ、又は第三者プロバイダーがオーダーの処理状況に基づいて生成したオーダー状態情報をリアルタイムに受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のNFCデータ伝送方法。
前記サーバ、又は前記第三者プロバイダーがオーダーの処理状況に基づいて生成したオーダー状態情報をリアルタイムに受信するための受信モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
第三者プロバイダーの識別コード、及び取引情報を書き換え可能なNFCタグを端末装置がスキャンすることによって取得したタグデータにより生成されたオーダーを前記端末装置から受信するステップと、
前記オーダーを解析して、前記オーダーにおける前記識別コード、前記取引情報、及びユーザ情報を取得するステップと、
前記取引情報と前記ユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信することによってオーダー提出操作を完成するステップと
を含み、
サーバが前記オーダーを前記端末装置にフィードバックし、前記サーバは、前記第三者プロバイダーの前記取引情報、或いはユーザの消費情報を統計して、それぞれ前記第三者プロバイダー、或いは前記ユーザに提供する
ことを特徴とするNFCデータ伝送方法。
前記オーダーの処理状況に基づいてオーダー状態情報を生成し、前記オーダー状態情報を前記端末装置に送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のNFCデータ伝送方法。
前記オーダーに基づいてユーザの消費情報を統計し、前記ユーザの消費情報を前記端末装置にフィードバックするステップをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のNFCデータ伝送方法。
第三者プロバイダーの識別コード、及び取引情報を書き換え可能なNFCタグを端末装置がスキャンすることによって取得したタグデータにより生成されたオーダーを前記端末装置から受信するための受信モジュールと、
前記オーダーを解析して、前記オーダーにおける前記識別コード、前記取引情報、及びユーザ情報を取得するための解析モジュールと、
前記取引情報と前記ユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信することによってオーダー提出操作を完成するための送信モジュールと
を含み、
サーバが前記オーダーを前記端末装置にフィードバックし、前記サーバは、前記第三者プロバイダーの前記取引情報、或いはユーザの消費情報を統計して、それぞれ前記第三者プロバイダー、或いは前記ユーザに提供する
ことを特徴とするサーバ。
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項6、請求項14から請求項17のいずれかに記載のNFCデータ伝送方法を実現することを特徴とするプログラム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、これらのプログラムは、携帯電話の設定の修正、ショートメッセージの送信、アプリケーションプログラムの起動などの機能だけ許可されなく、完成する機能も端末内で行うものに限られている。
【0006】
本発明の実施例は、NFCデータ伝送方法、端末装置
、サーバ
、プログラム、及び記録媒体を提供し、ユーザが移動端末を通じて第三者サービスを受ける時間が短縮され、第三者サービスを受けることを便利にするためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例の第1の局面によると、NFCデータ伝送方法を提供し、当該方法は、予め用意されたNFCタグをスキャンすることによって、少なくとも第三者プロバイダーの識別コードと取引情報とを含むタグデータを取得するステップと、前記識別コード、取引情報、及びユーザ情報に基づいてオーダーを生成するステップと、サーバに前記オーダーを送信するステップとを含み、前記オーダーは、前記サーバが、当該オーダーを解析して識別コード、取引情報、及びユーザ情報を取得し、前記取引情報とユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信することによってオーダー提出操作を完成させるために用いられる。
【0008】
本発明によると、NFCタグのタグデータに第三者プロバイダーの識別コード及び取引情報が含まれ、端末装置は、当該識別コードに基づいて第三者プロバイダーを確定し、相応するオーダーを生成してサーバに送信する。そのため、ユーザは、異なる第三者プロバイダーが提供するサービスソフトウェア、或いはウェブサイトによってオーダーを提出する必要がなく、サーバによってオーダーに対応する第三者プロバイダーを識別し、オーダーを相応する第三者プロバイダーに送信してもらう。このようにして、ユーザが移動端末によって第三者サービスを受ける時間が短縮され、第三者サービスを受けることが便利になる。また、第三者プロバイダーにとっても、自らアプリケーションを開発したりサービスウェブサイト又はカスタマーサービスシステムを搭載する必要がなく、サーバにアクセスし登録することで、すぐにユーザにサービスを提供することができるため、大量にサービスコストを節約し、サービス効率を向上させる有益な効果がある。
【0009】
前記方法は、前記第三者プロバイダーの識別コード、及び取引情報を前記NFCタグに書き込むステップをさらに含む。
【0010】
本発明によると、第三者プロバイダーの識別コード、及び取引情報を予めNFCタグに記憶することによって、ユーザがオーダーを発注する時、毎回これらの情報を入力する必要がなく、NFCタグをスキャンするだけで、これらの情報が自動的にオーダーに合成され、ユーザが第三者サービスを受ける時間コストを大きく節約し、第三者サービスを受けることが便利になる有益な効果がある。
【0011】
前記方法は、前記ユーザ情報を暗号化して前記NFCタグに書き込むステップをさらに含む。
【0012】
前記方法は、前記暗号化されたユーザ情報を復号化して前記ユーザ情報を取得するステップをさらに含む。
【0013】
本発明によると、ユーザ情報を予めNFCタグに記憶することによって、ユーザがオーダーを発注する時、毎回これらの情報を入力する必要がなく、NFCタグをスキャンするだけで、これらの情報が自動的にオーダーに合成され、ユーザが第三者サービスを受ける時間コストを大きく節約し、第三者サービスが便利になる有益な効果がある。
【0014】
前記方法は、ローカルから前記ユーザ情報を取得するか、或いはユーザの入力によって前記ユーザ情報を取得するステップをさらに含む。
【0015】
本発明によると、ローカルにユーザ情報を記憶するか、或いはユーザがユーザ情報を入力することによって、ユーザ個人情報のセキュリティを向上させ、且つユーザが第三者サービスを受ける時間コストを節約し、第三者サービスを受けることが便利になる有益な効果がある。
【0016】
前記方法は、センサーによって前記ユーザ情報を取得するステップをさらに含む。
本発明によると、センサーによってユーザ情報を取得することによって、ユーザ情報取得の正確性と便利性を向上させ、ユーザ入力を減少し、ユーザが第三者サービスを受ける時間コストを節約し、第三者サービスを受けることが便利になる有益な効果がある。
【0017】
前記方法は、前記サーバ、又は第三者プロバイダーがオーダーの処理状況に基づいて生成したオーダー状態情報をリアルタイムに受信するステップをさらに含む。
【0018】
本発明によると、端末装置は、リアルタイムにオーダー状態情報を受信することによって、ユーザがリアルタイムにオーダー処理の状況を把握でき、便利に調査できるようにし、ユーザが第三者サービスを受けることがさらに便利になる有益な効果がある。
【0019】
本発明の実施例の第2の局面によると、端末装置を提供し、前記端末装置は、予め用意されたNFCタグをスキャンすることによって、少なくとも第三者プロバイダーの識別コードと取引情報を含むタグデータを取得するためのスキャンモジュールと、前記識別コード、取引情報、及びユーザ情報に基づいてオーダーを生成するためのオーダー生成モジュールと、サーバに前記オーダーを送信するための送信モジュールを含み、前記オーダーは、前記サーバが、当該オーダーを解釈して識別コード、取引情報、及びユーザ情報を取得し、前記取引情報とユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信することによってオーダー提出操作を完成させるために用いられる。
【0020】
前記端末装置は、前記第三者プロバイダーの識別コード、及び取引情報を前記NFCタグに書き込むための書き込みモジュールをさらに含む。
前記端末装置は、前記ユーザ情報を暗号化するための暗号化モジュールをさらに含み、前記書き込みモジュールは、暗号化されたユーザ情報を前記NFCタグに書き込む。
前記端末装置は、前記暗号化されたユーザ情報を復号化して前記ユーザ情報を取得するための復号化モジュールをさらに含む。
【0021】
前記端末装置は、前記ユーザ情報を記憶するための記憶モジュールと、前記記憶モジュールから前記ユーザ情報を取得するための取得モジュールとをさらに含むか、或いは、ユーザ入力によって前記ユーザ情報を取得するための入力取得モジュールをさらに含む。
【0022】
前記端末装置は、前記ユーザ情報を取得するためのセンサーをさらに含む。
前記端末装置は、前記サーバ、又は第三者プロバイダーがオーダーの処理状況に基づいて生成したオーダー状態情報をリアルタイムに受信するための受信モジュールをさらに含む。
【0023】
本発明の実施例の第3の局面によると、端末装置を提供し、当該端末装置は、メモリ、及び一つ或は一つ以上のプログラムを含み、前記一つ或いは一つ以上のプログラムは、メモリに記憶され、一つ或いは一つ以上のプロセッサにより実行されるとともに、予め用意されたNFCタグをスキャンすることによって、少なくとも第三者プロバイダーの識別コードと取引情報を含むタグデータを取得するための指令と、前記識別コード、取引情報、及びユーザ情報に基づいてオーダーを生成するための指令と、サーバに前記オーダーを送信するための指令とを含み、前記オーダーは、前記サーバが、当該オーダーを解析して識別コード、取引情報、及びユーザ情報を取得し、前記取引情報とユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信することによってオーダー提出操作を完成させるために用いられる。
【0024】
本発明の実施例の第4の局面によると、NFCデータ伝送方法を提供し、当該方法は、端末装置から、前記端末装置が予め用意されたNFCタグをスキャンすることによって取得したタグデータにより生成されたオーダーを受信するステップと、前記オーダーを解析して、前記オーダーにおける識別コード、取引情報、及びユーザ情報を取得するステップと、前記取引情報とユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信して、オーダー提出操作を完成するステップと
を含む。
【0025】
本発明によると、サーバがオーダーを相応する第三者プロバイダーに送信するため、ユーザは、異なる第三者プロバイダーが提供するサービスソフトウェア、或いはURL
(Uniform Resource Locator)によってオーダーを提出する必要がなく、サーバによってオーダーに対応する第三者プロバイダーを識別し、オーダーを相応する第三者プロバイダーに送信する。このようにして、ユーザが移動端末を通じて第三者サービスを受ける時間が短縮され、第三者サービスを受けることが便利になる。また、第三者プロバイダーにとっても、自分でアプリケーションを開発したり、サービスウェブサイト又はカスタマーサービスシステムを搭載する必要がなく、サーバにアクセスし登録するだけで、すぐユーザにサービスを提供でき、大量のサービスコストを節約し、サービス効率を向上させる有益な効果がある。
前記方法は、前記オーダーの処理状況に基づいてオーダー状態情報を生成し、前記オーダー状態情報を前記端末装置に送信するステップをさらに含む。
【0026】
本発明によると、サーバがオーダー状態を端末装置にフィードバックすることによって、ユーザがリアルタイムにオーダー処理の状況を把握でき、ユーザが便利に調査できるようにし、ユーザが第三者サービスを受けることがさらに便利になる有益な効果がある。
【0027】
前記方法は、前記オーダーに基づいて第三者プロバイダーの取引データを統計するステップをさらに含む。
【0028】
前記方法は、前記オーダーに基づいてユーザの消費情報を統計し、前記ユーザの消費情報を端末装置にフィードバックするステップをさらに含む。
【0029】
本発明によると、サーバは、第三者プロバイダーの取引データ、或いはユーザの消費情報を統計して、それぞれ第三者プロバイダー、或いはユーザに提供する。そのため、第三者プロバイダーにとって、自分で統計する必要がなく、正確な取引データが取得でき、大量なサービスコストを節約でき、サービス効率を向上させる。ユーザにとっては、サーバが消費情報を提供するため、ユーザが正確に自分の消費記録を把握することができ、便利に過去の消費記録を調査することができ、ユーザ体験を向上させる。
【0030】
本発明の第5の局面によると、サーバを提供し、当該サーバは、端末装置から、前記端末装置が予め用意されたNFCタグをスキャンすることによって取得したタグデータにより生成されたオーダーを受信するための受信モジュールと、前記オーダーを解析して、前記オーダーにおける識別コード、取引情報、及びユーザ情報を取得するための解析モジュールと、前記取引情報とユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信してオーダー提出操作を完成するための送信モジュールとを含む。
【0031】
前記サーバは、オーダーの処理状況に基づいてオーダー状態情報を生成するためのオーダー状態生成モジュールをさらに含み、前記送信モジュールは、前記オーダー状態情報を前記端末装置に送信する。
【0032】
前記サーバは、前記オーダーに基づいて前記第三者プロバイダーの取引データを統計するための第1の統計モジュールをさらに含む。
【0033】
前記サーバは、前記オーダーに基づいて前記ユーザの消費情報を統計するための第2の統計モジュールをさらに含み、前記送信モジュールは、前記ユーザの消費情報を前記端末装置にフィードバックする。
【0034】
本発明の実施例の第6の局面によると、サーバを提供し、当該サーバは、メモリ、及び一つ或は一つ以上のプログラムを含み、前記一つ或いは一つ以上のプログラムは、メモリに記憶され、一つ或いは一つ以上のプロセッサにより実行されるとともに、端末装置から、前記端末装置が予め用意されたNFCタグをスキャンすることによって取得したタグデータにより生成されたオーダーを受信するための指令と、前記オーダーを解析して、前記オーダーにおける識別コード、取引情報、及びユーザ情報を取得するための指令と、前記取引情報とユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信してオーダー提出操作を完成させるための指令とを含む。
本発明の実施例の第7の局面によると、プロセッサに実行されることにより、上記NFCデータ伝送方法を実現するプログラムを提供する。
本発明の実施例の第8の局面によると、上記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0035】
理解すべきことは、以上の統括な記述と以下の詳細記述は、ただ例示的なものであり、本発明を限定するものではない。以下に、図面と実施例を通じて、本発明の技術案に対してさらに詳しく説明する。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、本発明の目的、技術案及び利点をさらに明確にするために、図面を参照しながら本発明の実施例をさらに詳しく説明する。ここで、本発明の例示的な実施例、及びその説明は、本発明を解釈するためのものであって、本発明を限定するためのものではない、ことを理解すべきである。
【0038】
本発明において、NFCタグのデータフォーマットを改めて定義することによって、端末装置がデータフォーマットに基いてサービス要求を識別し、サーバを経由してサービスオーダーを第三者プロバイダーに転送し、サーバでユーザのオーダーが処理でき、ユーザにサービスを提供できるようになる。
【0039】
本発明の実施例は、NFCデータ伝送方法、端末装置、およびサーバを提供し、以下、図面と合わせて本発明に対して詳細に説明する。
【0040】
一つの実施例において、
図1に示すような、端末装置に応用されるNFCデータ伝送方法を提供する。
【0041】
ステップ101において、予め用意されたNFCタグをスキャンすることによってタグデータを取得する。そのうち、タグデータには、少なくとも第三者プロバイダーの識別コード、及び取引情報が含まれている。
【0042】
ステップ102において、識別コード、取引情報、及びユーザ情報に基づいてオーダーを生成する。
【0043】
ステップ103において、サーバにオーダーを送信する。ここで、オーダーは、サーバが、当該オーダーを解析して識別コード、取引情報とユーザ情報を取得し、取引情報とユーザ情報を識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信することによってオーダー提出操作を完成させるために用いられる。
【0044】
本実施例において、取引情報は、ユーザが注文したサービス内容であって、例えば、マクドナルド
(登録商標)の出前を注文するNFCタグであれば、取引情報は、注文する定食のタイプであり、電話料金を支払うNFCタグであれば、取引情報は、電話料金の限度額である。
【0045】
本実施例において、NFCタグのタグデータには第三者プロバイダーの識別コード及び取引情報が含まれ、端末装置は、当該識別コードに基づいて第三者プロバイダーを確定し、相応するオーダーを生成してサーバに送信する。そのため、ユーザは、異なる第三者プロバイダーが提供するサービスソフトウェア、或いはウェブサイトを使用してオーダーを提出する必要がなく、サーバがオーダーに対応する第三者プロバイダーを識別し、オーダーを相応する第三者プロバイダーに送信する。このように、ユーザが移動端末を経由して第三者サービスを受ける時間が短縮されるので、第三者サービスを受けることが便利になる。また、第三者プロバイダーにとっても、アプリケーションを開発したりサービスウェブサイト又はカスタマーサービスシステムを作る必要がなく、サーバにアクセスし登録した後、すぐにユーザにサービスを提供できるため、サービスコストを大量に節約し、サービス効率を向上させる。
【0046】
本実施例において、ステップ101前に、予め第三者プロバイダーの識別コード、及び取引情報をNFCタグに書き込んでもいい。
【0047】
本実施例において、第三者プロバイダーの識別コード及び取引情報を予めNFCタグに記憶すると、ユーザがオーダーを発注する時、毎回これらの情報を入力する必要がなく、NFCタグをスキャンするだけで、これらの情報が自動的にオーダーに合成され、ユーザが第三者サービスを受ける時間コストを大幅に節約し、第三者サービスを受けることが便利になる。
【0048】
本実施例において、ステップ102におけるユーザ情報は、以下の三つの方法によって取得できる。
(1)予めNFCタグに記憶し、端末装置を用いてNFCタグをスキャンすることによって取得する。
NFCタグに記憶されるユーザ情報は暗号化する必要があり、端末装置によって暗号化後のユーザ情報をNFCタグに書き込む。
【0049】
端末装置は、タグデータに暗号化後のユーザ情報が含まれている場合、予め用意されたNFCタグをスキャンすることによってタグデータを取得した後、暗号化されたユーザ情報について復号化を行って、ユーザ情報を得る。
【0050】
NFCタグに記憶されるユーザ情報を暗号化することによって、所定の端末装置だけがNFCタグにおけるユーザ情報を読み取りできるようにし、ユーザ個人情報のセキュリティを向上させる。
【0051】
且つ、ユーザ情報を予めNFCタグに記憶することによって、ユーザがオーダーを発注する時、毎回これらの情報を入力する必要がなく、NFCタグをスキャンするだけで、これらの情報が自動的にオーダーに合成され、ユーザが第三者サービスを受ける時間コストを大きく節約し、第三者サービスを受けることが便利になる。
【0052】
(2)ローカルでユーザ情報を取得するか、或いはユーザによりユーザ情報を入力する場合、ユーザ情報に対して暗号化する必要がない。
ローカルにユーザ情報を記憶するか、或いはユーザによりユーザ情報を入力することによって、ユーザ個人情報のセキュリティを向上させ、且つユーザが第三者サービスを受ける時間コストを節約し、第三者サービスを受けることが便利になる。
【0053】
(3)センサーによってユーザ情報を取得する。
例えば、ユーザがタクシーをひろうとすると、直接GPSで位置を決め、その位置決め結果をユーザ情報とする。センサーを用いてユーザ情報を取得することによって、ユーザ情報取得の正確性と便利性を向上させ、ユーザ入力を減少し、ユーザが第三者サービスを受ける時間コストを節約し、第三者サービスを受けることが便利になる。
【0054】
以下、例を挙げて本実施例の方法を説明し、ユーザは、端末装置を用いて、予め書き換え型のNFCタグに以下の内容を書き込むことができる。
第三者プロバイダーの識別コード:000001(マクドナルド)
取引情報:定食タイプ:ビッグマック
(登録商標)セット
ユーザ情報:
ユーザ姓名:XXX,
連絡番号:XXXXXXXXXXX,
配達住所:XXXビルX階XXX室。
【0055】
ユーザが端末装置で当該NFCタグをタッチすると、
図2に示すように、端末装置の画面に当該オーダーが現れ、ユーザが確認すると、端末装置は当該オーダーをサーバに送信し、サーバを経由して当該オーダーをマクドナルドに送信する。マクドナルドは、当該オーダーを受信すると、ユーザにファストフードを配達する。
【0056】
上記の具体的な実例のように、ユーザの毎回注文操作は非常に簡単で、端末装置でNFCタグをスキャンし、ユーザインタフェースで確認するだけで済み、予約しようとする定食のタイプ、及び注文に必要なユーザ情報を毎回入力する必要がなく、ユーザが移動端末によって第三者サービスを受ける時間が短縮され、第三者サービスを受けることが便利になる。
【0057】
本実施例の方法においては、さらに、サーバ或いは第三者プロバイダーがオーダーの処理状況に基づいて生成したオーダー状態情報をリアルタイムに受信することができる。端末装置は、リアルタイムにオーダー状態情報を受信することによって、ユーザがリアルタイムにオーダー処理の状況を把握でき、ユーザが便利に調査できるようにし、ユーザが第三者サービスを受けることがさらに便利になる。
【0058】
もう一つの実施例において、
図3に示すような、サーバに応用されるNFCデータ伝送方法を提供する。
【0059】
ステップ301において、端末装置から送信されたオーダーを受信する。オーダーは、端末装置が予め用意されたNFCタグをスキャンして取得したタグデータにより生成される。
【0060】
ステップ302において、オーダーを解析して、オーダーにおける識別コード、取引情報、及びユーザ情報を取得する。
【0061】
ステップ303において、取引情報とユーザ情報を識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信して、オーダー提出操作を完成する。
【0062】
本実施例において、サーバを経由してオーダーを相応する第三者プロバイダーに送信するため、ユーザは、異なる第三者プロバイダーが提供するサービスソフトウェア、或いはURLによってオーダーを提出する必要がなく、サーバによってオーダーに対応する第三者プロバイダーを識別し、サーバを経由してオーダーを相応する第三者プロバイダーに送信する。このように、ユーザが移動端末を通じて第三者サービスを受ける時間が短縮され、第三者サービスを受けることが便利になる。また、第三者プロバイダーにとっても、アプリケーションを開発したりサービスウェブサイト又はカスタマーサービスシステムを作る必要がなく、サーバにアクセスし登録するだけで、すぐユーザにサービスを提供できるため、大量のサービスコストを節約し、サービス効率を向上させる。
【0063】
本実施例の方法において、さらに、オーダーの処理状況に基づいてオーダー状態情報を生成し、当該オーダー状態情報を端末装置に送信することができる。サーバは、オーダー状態を端末装置にフィードバックすることによって、ユーザがリアルタイムにオーダー処理の状況を把握でき、ユーザが便利に調査できるようにし、ユーザが第三者サービスを受けることがさらに便利になる。
本実施例の方法において、さらに、オーダーに基づいて、第三者プロバイダーの取引データを統計することができる。例えば、マクドナルドが当該サーバを通じて取得したオーダーの数と金額を把握できる。
【0064】
本実施例の方法において、さらに、オーダーに基づいてユーザの消費情報を統計し、ユーザの消費情報を端末装置にフィードバックすることができる。例えば、あるユーザが当該サーバを通じて何回注文したか、ここで、マクドナルドが何回か、タクシー注文が何回か、及び各サービスの消費がいくらかを把握できる。
【0065】
本実施例において、サーバは、第三者プロバイダーの取引データ、或いはユーザの消費情報を統計して、それぞれ第三者プロバイダー、或いはユーザに提供する。第三者プロバイダーにとって、自分で統計する必要がなく、正確な取引データが取得でき、大量なサービスコストが節約でき、サービス効率を向上させる。ユーザにとっては、サーバから提供された消費情報によって、自分の消費記録を正確に把握でき、便利に過去の消費記録が調査でき、ユーザ体験を向上させる。
【0066】
もう一つの実施例において、
図4に示すような端末装置400を提供し、当該端末装置400は、予め用意されたNFCタグをスキャンすることによって、少なくとも第三者プロバイダーの識別コード、及び取引情報が含まれているタグデータを取得するためのスキャンモジュール401と、識別コード、取引情報、及びユーザ情報に基づいてオーダーを生成するためのオーダー生成モジュール402と、サーバにオーダーを送信するための送信モジュール403とを含む。ここで、オーダーは、サーバが、当該オーダーを解釈して識別コード、取引情報とユーザ情報を取得し、取引情報とユーザ情報を識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信することによってオーダー提出操作を完成させるために用いられる。
【0067】
本実施例において、当該端末装置400は、第三者プロバイダーの識別コード及び取引情報をNFCタグに書き込むための書き込みモジュール404をさらに含む。
【0068】
本実施例において、当該端末装置400は、暗号化モジュール405と復号化モジュール406とをさらに含む。ここで、暗号化モジュール405は、ユーザ情報を暗号化するために用いられ、書込みモジュール404によって、暗号化後のユーザ情報をNFCタグに書込み、復号化モジュール406は、暗号化したユーザ情報に対して復号化を行って、ユーザ情報を取得するために用いられる。
【0069】
本実施例において、当該端末装置400は、ユーザ情報を記憶するための記憶モジュール407と、記憶モジュールからユーザ情報を取得するための取得モジュール408とをさらに含む。或いは、当該端末装置400は、ユーザ入力に基づいてユーザ情報を取得するための入力取得モジュール409をさらに含む。
【0070】
本実施例において、当該端末装置400は、ユーザ情報を取得するためのセンサー410をさらに含む。
【0071】
本実施例において、当該端末装置400は、サーバ、或いは第三者プロバイダーがオーダーの処理状況に基づいて生成したオーダー状態情報をリアルタイムに受信するための受信モジュール411をさらに含む。
【0072】
もう一つの実施例においては、
図5に示すようなサーバ500を提供し、当該サーバ500は、端末装置から送信されたオーダーを受信するための受信モジュール501と、オーダーを解析して、オーダーにおける識別コード、取引情報とユーザ情報を取得するための解析モジュール502と、取引情報とユーザ情報を識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信してオーダー提出操作を完成する送信モジュール503とを含む。ここで、上記オーダーは、端末装置が予め用意されたNFCタグをスキャンして取得したタグデータにより生成される。
【0073】
本実施例において、当該サーバ500は、オーダーの処理状況に基づいてオーダー状態情報を生成するためのオーダー状態生成モジュール504と、オーダー状態情報を端末装置に送信するための送信モジュール503とをさらに含む。
【0074】
本実施例において、当該サーバ500は、オーダーに基づいて第三者プロバイダーの取引データを統計するための第1の統計モジュール505をさらに含む。
【0075】
本実施例において、当該サーバ500は、オーダーに基づいてユーザの消費情報を統計する第2の統計モジュール506をさらに含み、送信モジュール503によってユーザの消費情報を端末装置にフィードバックする。
【0076】
図6は、本発明の実施例における端末装置の構成を模式的に示す図である。
図6を参照すると、当該端末は、上記実施例に係る方法を実行することができる。例えば、
【0077】
端末装置600は、通信ユニット110、コンピューターが読み取り可能な記録媒体を一つ以上含むメモリ120、入力ユニット130、表示ユニット140、センサー150、オーディオ回路160、WiFi(wireless fidelity)モジュール170、一つ以上の処理コアを有するプロセッサ180、及び電源190などの部品を含む。当業者は、
図6に示す端末装置の構成は端末装置に対する限定ではなく、当該端末装置が、図示した部品より多い数、または少ない数の部品を備えてもよく、或いは、幾つかの部品の組み合わせ、または異なる部品配置を有してもよい、ことを理解すべきである。
【0078】
ここで、通信ユニット110は、情報の送受信または通話中において、信号を受信及び送信するためのものである。当該通信ユニット110は、RF(Radio Frequency)回路、ルーター、モデム等のネットワーク通信装置であってもよい。特に、通信ユニット110がRF回路である場合、基地局からの下り情報を受信した後、1つ、或いは1つ以上のプロセッサ180に渡して処理させる。また、上りデータを基地局に送信する。一般的に、通信ユニットとしてのRF回路は、アンテナ、少なくとも1つのアンプ、チューナー、1つ又は複数の発振器、加入者識別モジュール(SIM)カード、受発信機、カプラー、LNA(Low Noise Amplifier、ローノイズアンプ)、デュプレクサ等を含むが、これらに限らない。なお、通信ユニット110は、無線通信でネットワーク、及び他の装置と通信することができる。上記無線通信として、GSM(Global System of Mobile communication)
(登録商標)、GPRS(General Packet Radio Service)、CDMA(Code Division Multiple Access)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)
(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)、電子メール、SMS(Short Messag
e Service)等を含む任意の通信規格またはプロトコルを利用してもよいが、これらに限らない。メモリ120は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するためのものであり、プロセッサ180は、メモリ120に格納されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することで、各種機能のアプリ及びデータ処理を実施する。メモリ120には、主に、プログラム格納領域とデータ格納領域を有する。プログラム格納領域には、OS、少なくとも1つの機能を実行するアプリ(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等が格納される。データ格納領域には、端末装置600の使用により作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等が格納される。また、メモリ120は、高速RAM(Random Access Memory)を含んでもよく、さらに、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリ、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、或いは他の揮発性のSSD(solid state drive)メモリを含んでもよい。また、メモリ120は、プロセッサ180及び入力ユニット130がメモリ120にアクセスできるように、メモリ制御器をさらに含んでもよい。
【0079】
入力ユニット130は、数字或いはキャラクター情報の入力の受け付け、及び、ユーザ設定及び機能制御に関するキーボード、マウス、ジョイスティック、光学ボールやトラックボールにより信号入力を発生させるためのものである。入力ユニット130は、タッチセンシティブ表面131及び他の入力装置132を含んでもよい。タッチセンシティブ表面131は、タッチパネルやタッチパッドとも呼ばれ、ユーザがその表面上や付近に対するタッチ操作(例えば、ユーザが指やタッチペンなどの任意の適した物や付属品を使用して、タッチセンシティブ表面131上やタッチセンシティブ表面131付近に対して行う操作)を収集するとともに、予め設定されたプログラムにしたがって、関連する接続装置を駆動する。タッチセンシティブ表面131は、選択的に、タッチ検出手段及びタッチ制御器の2つの部分を含んでもよい。ここで、タッチ検出手段は、ユーザのタッチ位置を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、そのタッチ情報をタッチ制御器に送信する。タッチ制御器は、タッチ検出手段からタッチ情報を受信し、当該情報を接触点座標に変換してプロセッサ180に送信するとともに、プロセッサ180からのコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの様々な方式によりタッチセンシティブ表面131を実現することができる。入力ユニット130は、タッチセンシティブ表面131に加えて、他の入力装置132をさらに含んでもよい。他の入力装置132は、物理的なキーボード、ファンクションキー(例えば、ボリュームボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、ジョイスティック等の中の一つ又は複数を含んでもよいが、これらに限らない。
【0080】
表示ユニット140は、ユーザが入力した情報やユーザに提供する情報、及び端末装置600の各種のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)を表示するためのものであり、これらのグラフィカル・ユーザー・インターフェースは、図形、テキスト、アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組合せで構成されることができる。表示ユニット140は、表示パネル141を含む。選択的に、表示パネル141は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light−Emitting Diode)等の形態で構成されてもよい。さらに、タッチセンシティブ表面131は、表示パネル141を覆うように設けられ、タッチセンシティブ表面131がその表面または付近に対するタッチ操作を検出すると、その検出結果をプロセッサ180に転送してタッチイベントのタイプを確認させ、その後、プロセッサ180は、タッチイベントのタイプに基づいて、表示パネル141上に対応する視覚的出力を提供するように構成されてもよい。
図6において、タッチセンシティブ表面131と表示パネル141とが2つの独立した部品として出力及び入力の機能を実現するように構成されているが、タッチセンシティブ表面131と表示パネル141とを集積構成して入力及び出力機能を実現する実施例もあり得る。
【0081】
端末装置600は、さらに、例えば光センサー、運動センサー及び他のセンサーなどの、少なくとも1つのセンサー150を含んでもよい。光センサーは、環境光センサーと近接センサーを含んでもよいが、環境光センサーは、環境光の明るさに基づいて、表示パネル141の輝度を調整することができ、近接センサーは、端末装置600が耳元まで移動すると、表示パネル141及び/又はバックライトをオフする。運動センサーの一種としての重力加速度センサーは、各方向(一般的には、3軸)における加速度の大きさを検出することができ、静止の状態では、重力の大きさ及びその方向を検出することができるので、携帯電話の姿勢を認識するアプリ(例えば、画面の横縦向きの切り替え、ゲーム、磁力計の姿勢校正)、振動認識に関する機能(例えば、歩数計、パーカッション)等に使用される。端末装置600には、さらに、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサー等のほかのセンサーが備えられるが、ここで、その具体的な説明は省略する。
【0082】
オーディオ回路160、スピーカ161、マイク162は、ユーザと端末装置600との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路160は、受信したオーディオデータから変換された電気信号をスピーカ161に転送し、スピーカ161により音声信号に変換して出力する。一方、マイク162は、収集した音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路160が当該電気信号を受信した後オーディオデータに変換し、オーディオデータをプロセッサ180に転送して処理してから、RF回路110を介して例えば他の端末に転送するか、或いはオーディオデータをメモリ120に送信して更に処理を行うようにする。オーディオ回路160は、端末装置600が外部のイヤホンと通信できるように、イヤホン挿入孔を含んでもよい。
【0083】
当該端末装置は、無線通信を実現するために、無線通信ユニット170を備えてもよい。当該無線通信ユニット170は、WiFiモジュールであってもよい。WiFiは近距離無線通信技術に属し、ユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供するので、ユーザは、端末装置600の無線通信ユニット170を利用して、電子メールの送受信、ウェブの閲覧、ストリーミングメディアのアクセス等を行なうことができる。
図6において、無線通信ユニット170を示しているが、当該無線通信ユニット170は、端末装置600にとって不可欠な構成ではなく、本発明の趣旨を変更しない範囲内で必要に応じて省略することができる、ことを理解すべきである。
【0084】
プロセッサ180は、端末装置600の制御センターであり、各種のインタフェース及び回路を介して携帯電話全体の各部と接続され、メモリ120内に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行または作動させるとともに、メモリ120内に格納されたデータを呼び出すことによって、端末装置600の各種機能の実行及びデータの処理を実現することで、携帯電話全体をコントロールする。プロセッサ180は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよく、アプリプロセッサとモデムプロセッサを集積して構成されてもよい。ここで、アプリプロセッサは、主に、OS、ユーザインタフェース、及びアプリなどを処理し、モデムプロセッサは、主に、無線通信を処理する。また、上記モデムプロセッサがプロセッサ180に集積されなくてもよい、ことを理解すべきである。
【0085】
端末装置600は、さらに、各部に電力を供給する電源190(例えば、バッテリー)を含み、当該電源190は、電源管理システムを介してプロセッサ180にロジック的に接続されることにより、電源管理システムを介して充電・放電管理、及び電力管理等の機能を実現することができる。電源190は、さらに、1つ或いは1つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源故障検出回路、電源コンバータ又はインバータ、電源状態インジケータ等の任意のアセンブリを含んでもよい。
【0086】
端末装置600は、図示してはないが、カメラ、ブルートゥース
(登録商標)モジュール等をさらに含んでもよいが、ここで、その具体的な説明は省略する。
【0087】
具体的には、本実施例において、端末装置の表示ユニットはタッチパネルディスプレイーであり、端末装置は、メモリ、及び一つ或いは一つ以上のプログラムをさらに含み、ここで、一つ或いは一つ以上のプログラムはメモリに記憶され、一つ或いは一つ以上のプロセッサにより実行されるとともに、予め用意されたNFCタグをスキャンすることによって、少なくとも第三者プロバイダーの識別コード及び取引情報を含むタグデータを取得し、前記識別コード、取引情報、及びユーザ情報に基づいてオーダーを生成し、サーバに前記オーダーを送信する、操作を行うための指令を含む。
【0088】
ここで、前記オーダーは、前記サーバが、当該オーダーを解析して識別コード、取引情報とユーザ情報を取得し、前記取引情報とユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信することによってオーダー提出操作を完成させるために用いられる。
【0089】
当該プログラムは、前記第三者プロバイダーの識別コード及び取引情報を前記NFCタグに書込む、操作を行うための指令をさらに含む。
【0090】
当該プログラムは、前記ユーザ情報を暗号化した後前記NFCタグに書込み、前記タグデータに前記暗号化後のユーザ情報が含まれている場合、予め用意されたNFCタグをスキャンすることによってタグデータを取得し、前記暗号化されたユーザ情報に対して復号化を行って、前記ユーザ情報を取得する、操作を行うための指令をさらに含む。
【0091】
当該プログラムは、ローカルで前記ユーザ情報を取得するか、或いはユーザ入力によって前記ユーザ情報を取得する、操作を行うための指令をさらに含む。
当該プログラムはま、センサーによって前記ユーザ情報を取得する操作を行うための指令をさらに含む。
【0092】
当該プログラムは、前記サーバ、或いは第三者プロバイダーがオーダーの処理状況に基づいて生成したオーダー状態情報をリアルタイムに受信する操作を行うための指令をさらに含む。
【0093】
図7は、本発明の実施例にかかるサーバの構成を模式的に示す図である。当該サーバ1900は、配置、或いは性能によって比較的に大きい差異が発生する可能性があり、1つ或いは1つ以上のCPU(central processing units,中央プロセッサ)1922(例えば、1つ或いは1つ以上のプロセッサ)、メモリ1932、APP(アプリケーション)1942又はデータ1944を記録する1つ或いは1つ以上の記録媒体1930(例えば、1つ或いは1つ以上の大容量の記録デバイス)を含んでもよい。ここで、メモリ1932と記録媒体1930は、一時的に記録するか持久的に記録することができる。記録媒体1930に記録されているプログラムは、1つ或いは1つ以上のモジュール(未図示)を含み、各モジュールは、サーバの一連の命令操作を含むことができる。さらに、中央プロセッサ1922は、記録媒体1930と通信し、サーバ1900で記録媒体1930の一連の命令操作を実行するように設置されてもよい。
【0094】
サーバ1900は、さらに、1つ或いは1つ以上の電源1926、1つ或いは1つ以上の有線または無線ネットワークインターフェース1950、1つ或いは1つ以上の入出力インターフェース1958、1つ或いは1つ以上のキーボード1956、及び/或いは、1つ或いは1つ以上のOS1941(例えば、Windows ServerTM
(登録商標)、Mac OS XTM
(登録商標)、UnixTM
(登録商標)、LinuxTM
(登録商標)、FreeBSDTM
(登録商標)など)を含んでもよい。
【0095】
具体的には、本実施例において、サーバは、メモリ、及び一つ或は一つ以上のプログラムをさらに含み、ここで、一つ或いは一つ以上のプログラムは、メモリに記憶され、一つ或いは一つ以上のプロセッサにより実行されるとともに、端末装置から、前記端末装置が予め用意されたNFCタグをスキャンすることによって取得したタグデータに基づいて生成したオーダーを受信し、前記オーダーを解析して、前記オーダーにおける識別コード、取引情報とユーザ情報を取得し、前記取引情報とユーザ情報を前記識別コードに対応する第三者プロバイダーに送信してオーダー提出操作を完成する、操作を行うための指令を含む。
【0096】
当該プログラムは、前記オーダーの処理状況に基づいてオーダー状態情報を生成し、前記オーダー状態情報を前記端末装置に送信するための指令をさらに含む。
【0097】
当該プログラムは、前記オーダーに基づいて前記第三者プロバイダーの取引データを統計するための指令をさらに含む。
当該プログラムは、前記オーダーに基づいて前記ユーザの消費情報を統計し、前記ユーザの消費情報を前記端末装置にフィードバックするための指令をさらに含む。
【0098】
なお、典型的には、本発明に記載の移動端末は、例えば携帯電話、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)等の各種の手持ち端末装置であってもよいため、本発明の保護範囲をある特定タイプの移動端末に限定すべきではない。
【0099】
なお、本発明に係る方法は、さらに、CPUにより実行されるコンピュータプログラムとしても実現され得る。該コンピュータプログラムがCPUにより実行されると、本発明の方法において限定される上述の機能が実現される。
【0100】
なお、上記の方法の各ステップ及びシステム要素は、コントローラ、及びコントローラに上記のステップ又は要素の機能を実現させるコンピュータプログラムを記録するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によりも実現され得る。
【0101】
なお、当業者であれば、本発明に記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体(例えば、メモリ)は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであってもよく、あるいは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を備えてもよい、とのことを理解すべきである。例えば、不揮発性メモリには、ROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(
Erasable PROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、又はフラッシュメモリが含まれてもよく、揮発性メモリには、外部のキャッシュメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)が含まれてもよいが、両方ともこれに限定されるものではない。例えば、RAMは、
SRAM(
Statics RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDR SDRAM(ダブル・データ・レートSDRAM)、ESDRAM(エンハンストSDRAM)、SLDRAM(シンクリンクDRAM)及びDRRAM(ダイレクトRambus RAM)
(登録商標)などの多くの形式により実現可能であるが、これに限定されるものではない。ここで上記の記録媒体を開示するのは、本発明の保護範囲にこれらの記録媒体及び他の適したタイプの記録媒体を含ませるためであって、これらのみに限定されないことを意図する。
【0102】
当業者は、更に、本発明に記載の種々の例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせにより実現され得る、ことを理解すべきである。ハードウェアとソフトウェアの間のこのような互換性を明確に説明するために、種々の例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップの機能について、以上において通常的な説明を行っている。このような機能が、ソフトウェアにより実現されるか、又は、ハードウェアにより実現されるかは、具体的なアプリ、及びシステム全体に課される設計上の制約により選択される。当業者は、具体的なアプリそれぞれにおいて、様々な方式を選択して前記機能を実現してもよく、このような選択は、本発明の範囲を逸脱したものとして解釈されるべきではない。
【0103】
以上の開示内容に結び付けられて説明される種々の例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、上述の機能を行なうように設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、或いは、これら部材の任意の組み合わせによって、実現又は実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、マイクロプロセッサの代わりに、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサは、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと1つ又は複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、或いは任意のこのような他の構成といった、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実現されてもよい。
【0104】
以上の開示内容に結び付けられて説明される方法、又は、アルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はこの両者の組合せに直接的に含まれてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、又は当該分野において公知の他の形態で存在する任意の記憶媒体に格納されてもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出すことができ、且つ、プロセッサが記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代案として、前記記憶媒体はプロセッサと一体的に集積されてもよい。プロセッサと記憶媒体はASICに格納されてもよい。ASICはユーザ端末に格納されてもよい。代案として、プロセッサと記憶媒体は別個のコンポーネントとしてユーザ端末に格納されてもよい。
【0105】
1つ又は複数の例示的な設計として、前記機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの任意の組み合わせによって実現され得る。ソフトウェアにより実現される場合、前記機能を1つ又は複数の指令、又はコードとしてコンピュータ読取り可能な媒体に記憶するか、又は、コンピュータ読取り可能な媒体を用いて伝送する。コンピュータ読取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、該通信媒体には、コンピュータプログラムを1つの位置から他の位置へ伝送するための任意の媒体が含まれる。記憶媒体は、汎用又は専用コンピュータによりアクセス可能な任意の使用可能媒体であり得る。例として、該コンピュータ読取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は他の光ディスク記憶デバイス、ディスク記憶デバイス又は他の磁性記憶デバイスを含んでもよく、或いは、携帯できるもの、又は記憶形態が指令又はデータ構造である必要なプログラムコードを記憶するためのもので、且つ、汎用又は専用コンピュータ或いは汎用又は専用プロセッサによりアクセス可能な任意の他の媒体であり得るが、これに限定されるものではない。なお、任意の接続であっても、コンピュータ読取り可能な媒体として称され得る。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は、赤外線、ワイヤレス及びマイクロ波のような無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ又は他のリモートソースからソフトウェアを送信する場合、上記の同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は、赤外線、ワイヤレス及びマイクロ波のような無線技術の何れもが媒体の定義に含まれる。以上の磁気ディスク及び光ディスクは、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク
(登録商標)、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー
(登録商標)・ディスク、ブルーレイ
(登録商標)ディスクを含んでおり、磁気ディスクは、通常磁性を利用してデータの再生を行なうものであり、光ディスクは、レーザ光を用いて光学的にデータの再生を行なうものである。また、以上の構成の組合わせもコンピュータ読取り可能な媒体の範囲に含まれるべきである。
【0106】
以上の開示内容により、本発明の実施例を例示的に示しているが、請求項により限定される本発明の範囲を逸脱しない限り、多種の変更及び修正を行うことができる。以上に開示された実施例に基づく方法請求項の機能、ステップ及び/又はジェスチャーは、ある特定の手順で実行する必要はない。なお、本発明に係る要素は、個体として記載又は要求されているが、単数であると明確に限定されていない限りは複数であってもよい。
【0107】
上記の具体的な実施形態において、本発明の目的、技術案及び有益な効果について更に詳細に説明しているが、上記の内容は、本発明の具体的な実施形態であって、本発明の保護範囲に対する限定ではなく、本発明の趣旨及び原則範囲内で行われる任意の修正、均等の取替、改良などは、その何れも本発明の保護範囲に含まれるべきである、ということを理解すべきである。