(54)【発明の名称】端末用プログラム、端末用プログラムを記憶した記憶媒体、管理装置用のプログラム、管理装置用のプログラムを記憶した記憶媒体、ポイントカード管理システム用のプログラム、ポイントカード管理システム用のプログラムを記憶した記憶媒体、ポイントカード管理システム
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ポイントカードを利用したポイントサービスで付与されたポイントを、ユーザが所持するポイントカードの識別子に関係付けて管理する管理装置に、ユーザが所持する端末を、電気通信回線を介して接続させて前記ポイントサービスを利用する端末用プログラムであって、
前記端末を、
前記ポイントカードの識別子を特定するための識別情報を含む前記ポイントカードのカード画像を、前記端末の識別子に関連付けて管理装置に送信して、ポイントカードの使用登録を要求する登録要求手段、
前記管理装置の記憶部を参照して、前記端末の識別子に関連付けて登録されている前記ポイントカードの名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの前記識別情報と前記カード画像を取得する取得手段、
前記取得手段が取得した前記名称リストを前記端末の表示部に提示する名称リスト提示手段、
提示された名称リストに含まれる名称のうちの少なくともひとつが選択されると、選択された名称のポイントカードの前記識別情報と前記カード画像を前記端末の表示部に表示する表示手段、として機能させることを特徴とする端末用プログラム。
前記管理装置の前記記憶部には、付与されているポイントを前記ポイントカードの識別子に関係付けて、前記ポイントカードの名称毎に管理するポイントデータベースが記憶されており、
前記取得手段は、
前記名称リストに含まれる名称のポイントカードの前記識別子に基づいて前記ポイントデータベースを参照して、前記名称リストに含まれる名称のポイントカードの各々に付与されているポイント数を取得し、
名称リスト提示手段は、
前記取得手段が取得したポイント数を、前記ポイントカードの名称リストと共に、前記端末の前記表示部に提示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端末用プログラム。
前記表示手段は、前記選択された名称のポイントカードの前記識別情報を、前記端末の表示部に表示させる際に、前記選択された名称のポイントカードに付与されているポイント数を、さらに表示させることを特徴とする請求項3に記載の端末用プログラム。
前記交換可能ポイント提示手段は、前記選択された名称のポイントカードとの間でポイント交換が可能な他のポイントカードの名称と、前記他のポイントカードのポイントから前記選択された名称のポイントカードのポイントへの交換が可能なポイント数を、前記端末の表示部に表示させる際に、
前記他のポイントカード各々のポイントの有効期限を確認し、有効期限が近いポイントカードの名称から順番に表示させることを特徴とする請求項7に記載の端末用プログラム。
ポイントカードを利用したポイントサービスで付与されたポイントを、ユーザが所持するポイントカードの識別子に関係付けて管理すると共に、電気通信回線を介して接続された端末のユーザに前記ポイントサービスを利用可能とする管理装置用のプログラムであって、
前記管理装置は、
前記端末で利用するポイントカードとして登録されたポイントカードを管理すると共に、前記端末の識別子と、当該端末の識別子に関連付けられた前記ポイントカードの識別子、前記ポイントカードの識別情報、および前記ポイントカードの名称、が関係付けて登録された登録カードデータベースと、
前記ポイントカードの名称を特定するための比較用の画像データを記憶するカード名称特定用データベースと、を有しており、
前記管理装置を、
前記端末から、前記ポイントカードの識別子を特定するための識別情報を含む前記ポイントカードのカード画像が、当該カード画像を送信する端末の識別子に関連付けて送信されて、前記ポイントカードの使用登録の要求があると、
前記端末から送信された前記カード画像に基づいて、前記カード名称特定用データベースを参照して、前記使用登録の要求があった前記ポイントカードの名称を特定するカード名称特定手段、
特定された前記ポイントカードの名称と、前記識別情報と、前記識別情報から特定した前記ポイントカードの識別子と、前記ポイントカードのカード画像とを、前記端末の識別子に関係付けて、前記登録カードデータベースに登録する登録手段、
前記端末から、前記登録カードデータベースに前記端末の識別子に関連付けて登録されている前記ポイントカードの名称リストの送信要求があると、前記名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの前記識別情報と前記カード画像を、前記登録カードデータベースから取得して、前記名称リストの送信要求をした前記端末に送信する送信手段、として機能させることを特徴とする管理装置用のプログラム。
ポイントカードを利用したポイントサービスで付与されたポイントを、ユーザが所持するポイントカードの識別子に関係付けて管理すると共に、電気通信回線を介して接続された端末のユーザに前記ポイントサービスを利用可能とする管理装置を有するポイントカード管理システム用のプログラムであって、
前記管理装置は、
前記端末で利用するポイントカードとして登録されたポイントカードを管理すると共に、前記端末の識別子と、当該端末の識別子に関連付けられた前記ポイントカードの識別子、前記ポイントカードの識別情報、および前記ポイントカードの名称、が関係付けて登録された登録カードデータベースと、
前記ポイントカードの名称を特定するための比較用の画像データを記憶するカード名称特定用データベースと、を有しており、
前記管理装置を、
前記端末から、前記ポイントカードの識別子を特定するための識別情報を含む前記ポイントカードのカード画像が、当該カード画像を送信する端末の識別子に関連付けて送信されて、前記ポイントカードの使用登録の要求があると、
前記端末から送信された前記カード画像に基づいて、前記カード名称特定用データベースを参照して、前記使用登録の要求があった前記ポイントカードの名称を特定するカード名称特定手段、
特定された前記ポイントカードの名称と、前記識別情報と、前記識別情報から特定した前記ポイントカードの識別子と、前記ポイントカードのカード画像とを、前記端末の識別子に関係付けて、前記登録カードデータベースに登録する登録手段、
前記端末から、前記登録カードデータベースに前記端末の識別子に関連付けて登録されている前記ポイントカードの名称リストの送信要求があると、前記名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの前記識別情報と前記カード画像を、前記登録カードデータベースから取得して、前記名称リストの送信要求をした前記端末に送信する送信手段、として機能させる管理装置用のプログラムと、
前記端末を、
前記ポイントカードの識別子を特定するための識別情報を含む前記ポイントカードのカード画像を、前記端末の識別子に関連付けて管理装置に送信して、ポイントカードの使用登録を要求する登録要求手段、
前記管理装置の前記登録カードデータベースを参照して、前記端末の識別子に関連付けて登録されている前記ポイントカードの名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの前記識別情報と前記カード画像を取得する取得手段、
前記取得手段が取得した前記名称リストを前記端末の表示部に提示する名称リスト提示手段、
提示された名称リストに含まれる名称のうちの少なくともひとつが選択されると、選択された名称のポイントカードの前記識別情報と前記カード画像を前記端末の表示部に表示する表示手段、として機能させることを特徴とする端末用プログラムと、を有することを特徴とするポイントカード管理システム用のプログラム。
前記端末用プログラムは、前記電気通信回線を介して前記管理装置に接続された前記端末が、前記管理装置からダウンロードするものであることを特徴とする請求項16に記載のポイントカード管理システム用のプログラム
管理装置と、当該管理装置に電気通信回線を介して接続可能な端末と、を有すると共に、付与されたポイントを、ユーザが所持するポイントカードの識別子に関係付けて管理するポイントカード管理システムであって、
前記端末は、
前記ポイントカードの識別子を特定するための識別情報を含む前記ポイントカードのカード画像を、前記端末の識別子に関連付けて前記管理装置に送信して、ポイントカードの使用登録を要求する登録要求手段と、
前記管理装置の記憶部を参照して、前記端末の識別子に関連付けて登録されている前記ポイントカードの名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの前記識別情報と前記カード画像を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記名称リストを前記端末の表示部に提示する名称リスト提示手段と、
提示された名称リストに含まれる名称のうちの少なくともひとつが選択されると、選択された名称のポイントカードの前記識別情報と前記カード画像を前記端末の表示部に表示する表示手段と、を有することを特徴とするポイントカード管理システム。
前記登録手段は、前記使用登録の要求のあったポイントカードの名称を特定できない場合には、前記端末から送信された前記カード画像を、前記登録カードデータベースに登録することを特徴とする請求項21または請求項22に記載のポイントカード管理システム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、ポイントカード管理システム1の全体概要図である。
図2は、ポイントカード管理システムの構成を示すブロック図である。
【0012】
図1および
図2に示すように、ポイントカード管理システム1は、管理装置10と、各店舗に設置される店舗端末20と、ユーザが携帯する携帯端末(以下、端末30と標記する)と、を備える。管理装置10、店舗端末20、および端末30は、電気通信回線であるインターネットなどの公衆電気通信回線網40によって接続される。
【0013】
管理装置10は、CPU(central processing unit)などの演算装置を含む制御部110と、キーボード、マウス、ディスプレイなどの装置を含む入出力部130と、通信を行う通信部140と、メモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む記憶部120と、を備える。
【0014】
記憶部120は、端末30毎に固有に割り当てられる端末ID毎に、ポイントカード(以下、カードとも標記する)に関する情報を格納する登録カードデータベース(以下、データベースをDBとも標記する)121と、カードの種類を示すカード名毎に、ユーザが携帯するカードに固有に割り当てられる識別子およびポイントに関する情報を格納するポイントDB122と、カード名毎に、当該カードのポイントと他のカードのポイントとの交換率を格納する交換率テーブル123と、カード名毎に、カード運営会社としての店舗のメールアドレスを格納するアドレステーブル124と、端末30側から使用登録の要求があったカードの名称の特定に用いられるカード名称特定用データベース125と、端末30がダウンロードするための管理アプリを格納するアプリ記憶部126と、を記憶する。
【0015】
記憶部120は、ポイントカード管理プログラムをさらに記憶し、制御部110は記憶部120からポイントカード管理プログラムを順次読み出して実行する。
【0016】
店舗端末20は、CPUなどの演算装置を含む制御部210と、キーボード、マウス、ディスプレイ、読込装置であるバーコードリーダなどの装置を含む入出力部230と、通信を行う通信部240と、メモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む記憶部220と、を備える。
【0017】
記憶部220は、ユーザが商品またはサービスを購入した場合に付与または使用するポイントを一時的に格納するトランザクションファイル221を記憶する。
【0018】
記憶部220は、ポイントカード管理プログラムをさらに記憶し、制御部210は記憶部220からポイントカード管理プログラムを順次読み出して実行する。
【0019】
店舗端末20は、いわゆるPOS(point of sales)端末でも、パソコン、タブレット端末でもよい。
【0020】
端末30は、CPUなどの演算装置を含む制御部310と、キーボード、マウス、ディスプレイやタッチパネルなどの装置を含む入出力部330と、カメラなどの画像を撮影する撮像部340と、通信を行う通信部350と、メモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む記憶部320と、を備える。
【0021】
記憶部320は、端末30において実行される管理アプリ321を記憶する。制御部310は記憶部320から管理アプリ321を順次読み出して実行する。
記憶部320は、ポイントカードの識別情報と、ポイントカードのカード画像(表示用画像)を、ポイントカードのカードの名称に関連付けて記憶するカード画像記憶部322と、端末30の端末IDを格納する端末ID記憶部323と、を記憶する。
【0022】
端末30は、いわゆるスマートフォンでも、タブレット端末でも、その他の携帯可能な情報処理装置でもよい。携帯性の観点から、スマートフォンが望ましい。
【0023】
図3は、登録カードDB121の構成を示す図である。
図3に示すように、登録カードDB121には、端末30毎に固有に割り当てられる端末ID毎に、カードの表面の画像であって端末30側に表示させる表示用の画像(表示用画像)と、ポイントカードの識別子を特定するための識別情報であるコード画像、ポイントカードの識別子、利用可否、ポイントカードの正式な名称(正式名称)が格納されている。
【0024】
ポイントカードのコード画像は、カードに固有に割り当てられるバーコード、2次元コードなどの識別用の画像であり、この識別用の画像を読み取り装置で読み取ることで、識別子を特定できるようになっている。ポイントカードの識別子は、ポイントカードに割り当てられた固有の識別符号(番号、文字、番号と文字の組み合わせ)などであり、バーコード、2次元コードなどのデコードなどにより特定できるようになっている。
【0025】
利用可否は、管理装置10におけるポイントの管理可否を示し、ポイントの管理が可能である場合に「可」が格納され、管理が不可能な場合に「不可」が格納される。
ポイントカード管理システム1が備えるポイントサーバ(図示せず)によってポイントを管理していない店舗のカードや、ポイントサーバによって管理していてもポイントカード管理システム1の運用者と契約関係にない店舗のカードは「不可」が格納される。正式名称は、各カードの正式名称である。
【0026】
図3の(a)に示すように、登録カードDB121は、一つの端末IDに複数のカードに関する情報を格納する。例えば、端末ID「150001」について、「Aカード」、「Bカード」、および「Cカード」が登録される。
【0027】
ここで、「Cカード」は利用可否に「不可」が格納されている。これは、「Cカード」が、ポイントサーバによってポイントを管理していない店舗のカード、またはポイントサーバによって管理していてもポイントカード管理システム1の運用者と契約関係にない店舗のカードであることを示し、ポイントの管理をその時点において行えないことを示す。
【0028】
図3の(b)に示すように、新たなユーザが登録された場合、例えば、登録カードDB121には、斜線に示す新規の端末ID「150522」を有するレコードが追加される。
【0029】
図3の(c)に示すように、既存のユーザが新たにカードを追加登録することも可能である。この場合、例えば、斜線に示す同一の端末ID「150001」を有するレコードが登録カードDB121に追加される。
【0030】
図4は、カード名称特定用データベース125の構成を示す図である。
図4に示すように、カード名称特定用データベース125には、カードの正式名称に関係付けて、カードの撮像画像(カード表面画像、カード裏面画像)から抽出した特徴量、カード表面の撮像画像(カード表面画像)、カード裏面の撮像画像(カード裏面画像)、信用補強データ、利用可否の情報(利用可否)、表示用画像、が登録されている。
【0031】
特徴量は、カードを撮像した画像の特徴を数値化した特徴量である。特徴量は、例えば画像の特徴を数値化した複数の数値の組み合わせであり、特徴量からカードの画像をある程度再現できる。特徴量は特徴データともいわれる。
【0032】
ここで、信用補強データとは、店舗のオペレータが、提示されたカードが確かにその店舗のカードであると信頼することを補強する表示である。
信用補強データには、例えばカード表面に記載された各種のロゴマークや、ホログラム、各種のコード、数字などが含まれる。信用補強データは、カードの裏面に記載される場合もある。カードの裏面の信用補強データはコード画像に含まれる。
【0033】
なお、信用補強データには、カード名称特定用データベース125に登録されている正式名称のカードの各々において、当該カードにおけるどの部分に、識別情報や信用補強データが位置しているのかを示す位置情報も含まれており、後記する登録処理や、マッチング処理の際に、この位置情報を参照することによっても、識別情報や信用補強データを取得できるようになっている。
【0034】
図5は、ポイントDB122の構成を示す図である。
図5に示すように、ポイントDB122は、カードの種類を示すカード名毎に、課金情報と、基準となるカードの表面の画像である表示用画像と、識別子およびポイントに関する情報であるポイント残高、および当該ポイントの有効期限を格納する。
【0035】
課金情報は、各カードの発行元である各店舗に対する課金高を示す。ユーザが商品またはサービスを購入して店舗がポイントを発行する場合、発行するポイントの数量に応じた課金が発生する。
【0036】
例えば、ユーザが10,000円の商品を購入し、これに対して1,000ポイントを付与した場合、付与した店舗に対して500ポイントに対応する金銭が課金される。
【0037】
図6は、交換率テーブル123の構成を示す図である。
図6に示すように、交換率テーブル123は、カード名毎に、交換先のカード名との交換率を格納する。ここで、ポイントサーバによってポイントを管理していない店舗のカードまたは、ポイントサーバによって管理していてもポイントカード管理システム1の運用者と契約関係にない店舗のカードについては、ポイントの交換ができないため、交換不可を示す「*」が格納される。
【0038】
図7は、端末30における新規カード登録(使用登録)動作を示すフローチャートである。
図8は、端末30における新規カード登録動作の際の画面遷移を示す図である。
新規カード登録動作は、端末30の制御部310が管理アプリを実行することにより実現される。従って、まず管理アプリを管理装置10からダウンロードし、端末30にインストールする必要がある。
【0039】
端末30がスマートフォンである場合、ブラウザ、あるいは専用のダウンロードアプリを起動して管理装置10からダウンロードして、インストールする。インストール後に、管理アプリを起動させる。
【0040】
ステップ601において、制御部310は、入出力部330のディスプレイに「カードを新規に登録しますか?」のメッセージを表示し、ユーザの入力を待つ。
【0041】
カード新規登録が選択された場合(ステップ601のY)、ステップ602に進み、カードの新規登録が選択されなかった場合(ステップ601のN)、
図9のステップ702に進む。
【0042】
ステップ602において、制御部310は、撮像部340の撮像装置を起動する。
【0043】
ステップ603において、
図8の(a)に示すように、端末30の制御部310は入出力部330のディスプレイに「フレームにカードを収めてシャッターを押してください」などの撮像を促すメッセージとともに、撮像部340のカメラによって捕らえた画像を入出力部330のディスプレイのフレーム1101の中に表示させる。ユーザはこの際に、登録しようとするカードの表面の撮像をする。
【0044】
ステップ604において、制御部310は、カードの表面の撮像が完了しているかを判定する。具体的には、制御部310は入出力部330のディスプレイに「カードの表面の撮像は完了しましたか?」などの撮像完了を問うメッセージを「OK」ボタンとともに表示し、この「OK」ボタンが押下されたと判定した場合には撮像完了と判定して(ステップ604のY)ステップ605に進む。制御部310は撮像完了と判定しない場合には(ステップ604のN)ステップ604に戻る。
【0045】
ステップ605において、
図8の(b)に示すように、制御部310は入出力部330のディスプレイに「フレームにカードを収めてシャッターを押してください」などの撮像を促すメッセージとともに、撮像部340のカメラによって捕らえた画像を入出力部330のディスプレイのフレーム1103の中に表示させる。ユーザはこの際に、登録しようとするカードの裏面の撮像をする。
【0046】
ステップ606において、制御部310は、カードの表面の撮像が完了しているかを判定する。具体的には、制御部310は入出力部330のディスプレイに「カードの裏面の撮像は完了しましたか?」などの撮像完了を問うメッセージを「OK」ボタンとともに表示し、この「OK」ボタンが押下されたと判定した場合には撮像完了と判定する(ステップ606のY)。
制御部310は、撮像完了と判定した場合、ステップ607に進む。制御部310は撮像完了と判定しない場合には(ステップ606のN)ステップ606に戻る。
【0047】
ステップ607において、制御部310は、撮像したカードの表面と、ポイントカードの識別子を含む裏面の画像を、端末30の端末IDに関連付けて、管理装置10に送信して、ポイントカードの使用登録を要求する。
【0048】
ステップ608において、管理装置10の制御部110は、使用登録の要求があると、
端末30側から送信された画像(カードの表面と、ポイントカードの識別子を含む裏面の画像)に基づいて、カード名称特定用データベース125を参照して、使用登録の要求があったポイントカードの名称と、識別情報(例えばバーコード)を取得する。
【0049】
具体的には、端末30側から送信された画像(カードの表面と、ポイントカードの識別情報を含む裏面の画像)と、カード名称特定用データベース125に登録されているカード画像(カード表面画像、カード裏面画像)とのマッチングによりポイントカードの名称を特定する。
【0050】
ここで、画像同士のマッチングに代えて、端末30側から送信された画像(カードの表面と、ポイントカードの識別子を含む裏面の画像)から特徴量を抽出し、抽出した特徴量と、カード名称特定用データベース125に登録されている特徴量とのマッチングにより、ポイントカードの名称を特定しても良い。
また、画像同士のマッチングと特徴量同士のマッチングを併用しても良い。
【0051】
ここで、ポイントカードの名称を特定する際のマッチングは、端末30側から送信された画像(特徴量)とカード名称特定用データベース125に登録されているカード画像(特徴量)とが、完全に一致していることをもって、ポイントカードの名称を特定する必要は無く、画像(特徴量)が所定の誤差範囲内で一致していることをもって、ポイントカードの名称を特定するようにしても良い。
【0052】
また、管理装置10の制御部110は、端末30側から送信された画像(カードの表面と、ポイントカードの識別子を含む裏面の画像)から信用補強データを抽出し、抽出した信用補強データと、カード名称特定用データベース125に登録されている信用補強データとを比較して、特定したポイントカードの名称の妥当性を判断する構成としても良い。
【0053】
さらに、管理装置10の制御部110は、端末30側から送信された画像(ポイントカードの識別子を含む裏面の画像)送信された画像の中から、ポイントカードの識別情報(例えば、バーコード)の部分を抜き出して、抜き出した識別情報のデコードなどにより、ポイントカードの識別子を取得する。
【0054】
続く、ステップ609において制御部110は、特定した名称のポイントカードの利用許諾の有無を確認し、利用許諾がない場合には、端末30側から送信された画像(カードの表面と、ポイントカードの識別子を含む裏面の画像)を破棄する。
【0055】
続く、ステップ610において制御部110は、特定したポイントカードの名称と、ポイントカードの裏面の画像から抽出したポイントカードの識別情報と、特定したポイントカードの名称に割り当てられた表示用画像とを、端末30に送信して、使用登録の要求があったポイントカードを、送信した画像にて登録しても良いか否かを問い合わせる。
【0056】
ここで、端末30に送信する識別情報(例えば、バーコード)は、ポイントカードの裏面の画像から抽出した画像情報であっても良いが、抽出した画像情報(例えば、バーコード)からポイントカードの識別子を取得し、取得した識別子から生成した識別情報(例えば、バーコード)したものを送信するようにしても良い。
【0057】
端末30が、管理装置10側から送信された問い合わせを受信すると(ステップS611、Y)、ステップ612において、端末30の制御部310は入出力部330のディスプレイに、
図8の(c)に示す確認画面を表示する。
図8の(c)に示すように、制御部310は、確認画面に撮像したカードの表面の画像をカード撮影写真フレーム1104に表示する。
また、制御部310はカードから企業名が取得できる場合には企業名1105を表示する。制御部310は、確認画面にカード裏面の撮像画像から取得した識別子1106を表示する。あわせて、制御部310は確認画面に「登録する」ボタン1107および「撮り直す」ボタン1108を表示する。
【0058】
ステップ612において、制御部310は、「登録する」ボタン1107がタップされたと判定した場合は(ステップ612、Y)、使用登録の要求を出したポイントカードの登録了承があったとして、「登録了承」を管理装置10に送信する(ステップ613)。これにより、管理装置10は、登録了承のあったポイントカードの表示用画像、コード画像(識別情報)、識別子、利用可否、正式名称を、端末30の端末IDに関連付けて、登録カードDB121に登録する(ステップ614)。
【0059】
「撮り直す」ボタン1108がタップされたと判定した場合には(ステップ612、N)、ステップ603に戻り、
図8の(a)に示す画面を表示させる。
【0060】
なお、端末30の制御部310は、「登録する」ボタン1107がタップされた際に、管理装置10の制御部110から送信されたデータ(ポイントカードの正式名称、ポイントカードの識別情報(例えば、バーコード)と、ポイントカードの表示用画像を、端末30の記憶部320に記憶する構成としても良い。
【0061】
図9は、ユーザがポイントを利用する場合の動作を示すフローチャートである。
図10は、ユーザがポイントを利用する場合の端末30の画面遷移を示す図である。
図9に示すように、ステップ701において、ユーザは商品やサービスを購入する場合に、端末30の管理アプリを起動すると、端末30の制御部310は新規カードの登録をするか否かの問い合わせを入出力部330のディスプレイに表示させ、新規カードの登録をするか否かの判定を行う。
【0062】
制御部310は、新規カードの登録でない旨の入力があったと判定した場合(ステップ701のN)ステップ702に進む。制御部310は新規カードの登録を行う旨の入力があった場合には(ステップ701のY)、
図7のステップ602に進む。
【0063】
ステップ702において、制御部310は、管理装置10にポイント情報の送信を要求するポイント情報要求コマンドを、端末IDとともに送信する。
【0064】
ステップ703において、管理装置10の制御部110は、ポイント情報要求コマンドを受信すると、受信した端末IDに基づいて登録カードDB121を検索し、該当する端末IDを有するレコードを読み出す。
制御部110は、当該レコードの識別子と、正式名称(カード名)に基づいてポイントDB122を検索し、ポイント情報(ポイント数、ポイントの有効期限など)と、カード画像(表示用画像)を読み出す。
そして、制御部110は、識別子を特定するための識別情報と、ポイント情報と、カード画像(表示用画像)と、を端末30に送信する。
ここで、該当する端末IDの利用可否が「不可」の場合、ポイントDB122には該当するレコードが存在しないため、カード画像は原則として格納されていない。この場合には、制御部110はカード画像としてNULLを端末30に送信する。
なお、利用可否が「不可」の場合の専用の画像を送信しても良い。
【0065】
ステップ704において、端末30の制御部310は、受信したポイント情報と、画像データ(表示用画像)と、識別情報と、をポイントカードの名称毎に記憶部220のカード画像記憶部322に格納する。
【0066】
ステップ705において、端末30の制御部310は、カード画像記憶部322からカード画像を順次読み出す。ここで、制御部310はカード画像がNULLであった場合には、NULLを、画像がない旨を表示する「NO IMAGE」画像に置き換えてカード画像記憶部322に格納する。
【0067】
ステップ706において、端末30の制御部310は、
図10の(a)に示すように、入出力部330のディスプレイにカード毎のポイント残高を含むポイント残高一覧画面1201をリスト形式によって表示する。例えば、ポイント一覧画面2101には、有効期限の近い順に、カード画像のサムネイル1202と、ポイント残高および有効期限が、横長の短冊形式などにより表示される。
このサムネイル1202は、制御部310が管理装置10から受信したカード画像または、利用可否が「不可」であるために画像がないことを示す「NO IMAGE」画像を縮小した画像である。
【0068】
ステップ707において、制御部310は、ユーザの動作によりカードの選択入力をする。具体的には、制御部310は、複数表示されたカードの表面のサムネイルのうちの一つがタップされたと判定した場合、そのタップされたサムネイルに対応するカードが選択されたと判定する。
【0069】
ステップ708において、制御部310は画面を
図10の(b)に示す画面に遷移させる。
図10の(b)に示すように、制御部310はディスプレイに、カード画像を表示するカード撮影写真フレーム1203と、企業名1204と、バーコード、2次元コードなどの識別情報1205と、ポイント残高1206と、有効期限1207と、当該カードの運営会社のWebサイトをブラウザによって表示させる「Webサイト URL」ボタン1208と、交換可能ポイントの残高1209と、を表示する。ここで、ユーザが識別情報1205をタップすると、画面が
図10の(c)に示す画面に遷移する。そして、ユーザは、識別子が表示された状態の端末30を店舗端末20のオペレータに提示する。
図10の(c)に示すように、制御部310はディスプレイに識別子の拡大画像2110のみを表示する。ユーザが識別子の拡大画像1210をタップすると、制御部310は画面を
図10の(b)に示す画面に遷移させる。
【0070】
ステップ709において、オペレータが端末30に表示された識別子を入出力部230のバーコードリーダにかざすと、店舗端末20の制御部210は識別子を、バーコードリーダを介して読み込む。
【0071】
ステップ710において、制御部210は、識別子をデコードし、ポイント情報の送信を要求するポイント情報要求コマンドとともに管理装置10に送信する。
【0072】
ステップ711において、管理装置10の制御部110は、受信した識別子に基づいてポイントDB122を検索し、該当するポイント残高と、有効期限と、を読み出す。その後、制御部110は、読み出したポイント残高をポイント情報として店舗端末20に送信する。
【0073】
ステップ712において、店舗端末20の制御部210は、例えば商品またはサービスの売上高に応じたポイントを付与し、または顧客の指示に従ってポイントを使用することによって取引を清算する。この際、制御部210は付与または使用したポイント数をトランザクションファイル221に格納する。そして、制御部210は取引の清算完了のタイミング、例えばPOSの小計ボタン押下のタイミングにて識別子とともに付与または使用したポイント数をトランザクションファイル221から読み出して管理装置10に送信する。
【0074】
ステップ713において、管理装置10の制御部110は、受信した識別子に基づいてポイントDB122を検索し、該当するレコードのポイント残高を更新する。この際、制御部110は、ポイントが付与された場合に、この付与されたポイント数に対応する課金を行い、ポイントDB122の対応するレコードの課金情報を更新する。具体的には、1,000ポイント付与された場合に、制御部110は500ポイントに相当する料金である500円を課金して、この500円を加算することにより課金情報を更新する。
【0075】
ステップ714において、制御部110は更新後のポイント情報を店舗端末20と、端末30と、に送信する。
【0076】
ステップ715において、端末30の制御部310は入出力部330のディスプレイに更新後のポイント残高を表示させる。ステップ716において、店舗端末20の制御部210は入出力部230のディスプレイに更新後のポイント残高を表示させる。
【0077】
なお、端末30が公衆電気通信回線網40を使用できない場合、端末30は、カード画像記憶部322から識別子と、カード表面画像と、カード裏面画像と、を読み出して入出力部330のディスプレイに表示させる。従って、端末30が公衆電気通信回線網40を使用できない場合でも商品やサービスを購入する際に識別子を店舗のオペレータに提示することが可能となり、ポイントを取得または使用することができる。
【0078】
なお、
図9では、端末30の制御部310が、管理装置10にポイント情報の送信を要求するポイント情報要求コマンドを、端末IDとともに送信した際に、管理装置10が、端末IDに関係付けられたポイントカードの名称と、カード画像(表示用画像)と、ポイントカードの識別子と、ポイントカードのポイント情報と、を端末30に送信する場合を例示した。
この場合において、管理装置10の制御部110が、受信した端末IDで利用可能なポイントカードとして登録されているポイントカードの名称リストを抽出し、抽出したポイントカードの名称リストのみ、または名称リストに、ポイントカードの識別子、カード画像、ポイント情報、有効期限のうちの少なくとも1つを付加して、端末30に送信する構成としても良い。
この場合には、端末30を操作するユーザが、名称リストに表示されているポイントカードのうちの1つを選択した際に、ポイントカードの識別子、カード画像、ポイント情報、有効期限のうちの端末30で受信していないものを、端末30側に送信する構成とすれば良い。
【0079】
図11は、ポイント交換動作を示すフローチャートである。
図12は、ポイント交換動作における端末30の画面遷移を示す図である。ここで、ポイント交換とは、あるユーザが所有する第1のカードのポイントを第2のカードのポイントに変更することを言う。具体的には、あるユーザが、AカードとBカードを所有しており、これらが登録カードDB121およびポイントDB122に登録されていたとし、Aカードのポイント残高が100ポイント、Bカードのポイント残高が300ポイントであるとする。
【0080】
そして、AカードとBカードのポイント交換率が1:2であるとすると、ユーザはポイント交換を行うことにより、Aカードの100ポイントをBカードの200ポイントと交換することが可能となる。この結果、ポイント交換後のポイント残高は、Aカードが0ポイント、Bカードが500ポイントとなる。
【0081】
図12の(a)は、
図10の(b)に示す画面と同一の内容を示した図である。この画面において、ユーザが交換可能ポイントの残高1209をタップすると、制御部310はポイント交換動作の起動が指示されたと判定し、画面を
図12の(b)に示す画面に遷移させる。
【0082】
そして、
図11に示すように、ステップ801において、端末30の制御部310は、まず管理装置10に交換率の送信を要求する交換率要求コマンドを、端末IDとともに送信する。
【0083】
ステップ802において、管理装置10の制御部110は、受信した端末IDに基づいて登録カードDB121を検索し、登録されている識別子を順次読み出す。そして、制御部110は読み出した識別子に基づいてポイントDB122を検索し、カード名称毎の最新のポイント残高と、有効期限と、カード画像と、を読み出し、端末30に送信する。
【0084】
ステップ803において、制御部110は、交換率テーブル123を読み出して端末30に送信する。
【0085】
ステップ804において、端末30の制御部310は、カード画像記憶部322からカード画像を順次読み出す。ここで、制御部310はカード画像がNULLであった場合には、NULLを、画像がない旨を表示する「NO IMAGE」画像に置き換えてカード画像記憶部322に格納する。
【0086】
ステップ805において、端末30の制御部310は、入出力部330のディスプレイにカード毎のポイント残高を表示する。この際、制御部310は有効期限の近いポイントを有するカードから順に表示させることが望ましい。また、制御部310はポイント残高をカード画像のサムネイルに並べて表示させることが望ましい。
【0087】
具体的には、
図12の(b)に示すように、制御部310はディスプレイに、利用可能残高1302と、交換可能なカードのサムネイル1303と、利用可能残高を交換した場合のポイント数1304と、交換の実行を指示する「EX実行」ボタン1305と、を表示させる。
【0088】
ステップ806において、制御部310はユーザの指示に従ってカードを選択入力する。具体的には、ユーザが交換可能なカードのサムネイル1303のうち少なくとも一つをタップして選択する。
【0089】
ステップ807において、制御部310は入出力部330のディスプレイに、選択されたカードのサムネイルと、利用可能ポイント残高と、交換可能ポイントと、を表示する。制御部310は、利用可能残高に、交換率テーブルから読み出した交換率を乗じて得た交換後のポイント数を交換可能ポイントとしてディスプレイに表示する。交換可能なカードが複数ある場合には、有効期限の近いカードから順に表示させることが望ましい。
【0090】
ステップ808において、制御部310はポイントを交換するカードの選択が完了したかを判定する。制御部310はタップされたサムネイルに対応するカードが交換先のカードとして選択されたカードであると判定する。
制御部310は、カードの選択が完了したと判定した場合、具体的には
図12の(b)の「EX実行」ボタン1305をタップすると、制御部310は
図12の(c)に示す画面に遷移させ(ステップ807のY)、ステップ808に進む。制御部310は、カードの選択が完了していないと判定した場合(ステップ807のN)、ステップ807に戻る。
【0091】
ステップ809において、制御部310は、選択された交換元のカードの識別子と、交換先のカードの識別子と、交換要求コマンドと、を管理装置10に送信する。
【0092】
ステップ810において、管理装置10の制御部110は、受信した交換元のカードの識別子に基づいてポイントDB122からポイント残高を読み出す。
【0093】
制御部110は、すでに取得してある交換元のカードの正式名称と、交換先のカードの正式名称と、に基づいて対応する交換率を交換率テーブルから読み出し、交換元のカードのポイント残高に乗じて交換後のポイントを算出する。制御部110は、交換後のポイントを交換先のカードのポイント残高に加算してポイントDB122を更新し、さらに、交換前のポイントを交換元カードのポイント残高から減算してポイントDB122を更新する。
【0094】
図13は、ポイント交換の様子を示す図である。
図13の(a)に示すように、交換前に識別子WX001の交換先カードMについて100ポイントあり、識別子WX002の交換元カードNについて200ポイントあり、カードMとカードNとのポイントの交換率が1:2であるとする。この場合、交換後は
図13の(b)に示すように、カードNの200ポイントがカードMのポイント100ポイントに換算され、カードMの識別子WX001に加算される結果、識別子WX001については元あった100ポイント+交換された100ポイントにより200ポイントが格納され、識別子WX002からは交換された200ポイントが減算される結果0ポイントが格納される。
【0095】
ステップ811において、制御部110は更新後のポイント情報を、交換元のカードおよび交換先のカードについて端末30に送信する。
【0096】
ステップ812において、端末30の制御部310は、受信した交換後のポイント残高を交換元のカードおよび交換先のカードそれぞれについて表示する。
【0097】
具体的には、
図12の(c)に示すように、制御部310はディスプレイに、交換元のカードのポイント交換後の残高1306と、交換した交換先のカードのポイント数1307と、交換に使った交換元のカードのポイント数1308と、企業名1309と、識別子1310と、端末ID1311と、を表示させる。
【0098】
図14は、管理装置10の勧誘メール送信動作を示すフローチャートである。管理装置10は、ポイントサーバによってポイントを管理していない店舗のカードまたは、ポイントサーバによって管理していてもポイントカード管理システム1の運用者と契約関係にない店舗のカードについて、登録カードDB121への登録件数が所定の閾値を上回った場合、ポイントカード管理システム1によってポイントを管理することを勧めるメールを、当該カードを運営する店舗または運営会社に送信する。
【0099】
図14に示すように、ステップ901において、管理装置10の制御部110は、前回のメール送信日から所定期間、例えば30日経過しているかを判定する。制御部110は、所定期間経過していると判定した場合(ステップ901のY)、ステップ902に進み、所定期間経過していないと判定した場合(ステップ901のN)、ステップ901に戻る。
【0100】
ステップ902において、管理装置10の制御部110は、登録カードDB121から利用可否が「不可」であるレコードを抽出する。
【0101】
ステップ903において、制御部110は、抽出したレコードにつき、カード毎に端末IDの数をカウントする。
【0102】
ステップ904において、制御部110はカウントした端末IDの数が閾値を上回るカードのカード名を抽出する。ステップ905において、制御部110は抽出したカード名を入出力部130のディスプレイにリスト形式にて表示し、オペレータによる選択と送信指示の入力を待機する。
【0103】
ステップ906において、制御部110は管理装置10の入出力部130から送信指示が入力されたかを判定する。制御部110は送信指示があったと判定した場合(ステップ906のY)、ステップ907に進み、送信指示があったと判定しない場合(ステップ906のN)、ステップ906に戻る。
【0104】
ステップ907において、制御部110は抽出したカード名に基づいてアドレステーブル124を検索し、メールアドレスを読み込む。
【0105】
ステップ908において、制御部110は、ポイントカード管理システム1によってポイントを管理することを勧める定形文に、カウントした端末IDの数を登録件数として付加してメール本文を生成し、メール送信する。
【0106】
図15は、勧誘メール1501の例を示す図である。
図15に示すように、勧誘メール1501は、送信先(To:)、送信元(From:)、件名、および本文を含む。本文は、ポイントカード管理システム1によってポイントを管理することを勧める旨の定形文と、抽出されてカウントされた登録数である「弊社システムへの登録数」を含む生成文と、を含む。
【0107】
図16は、スタンプカードの利用の際の動作を示すフローチャートである。従来、ユーザに紙製のカードにハンコやシールなどのスタンプを押印または貼付させ、ある程度スタンプがたまると特典や景品が得られるサービスが行われてきた。このようなスタンプカードになれているユーザにとっては、数値によって示されるポイントよりスタンプのほうが親しみやすい。
【0108】
ポイントカード管理システム1は、従来のスタンプカードも管理することができる。具体的には、管理装置10はスタンプ数をポイントに換算してポイントDB122に格納し、端末30の入出力部330のディスプレイに表示する場合は、端末30は格納されているポイント数をスタンプ数に換算し、このスタンプの数だけスタンプ画像を表示させる。
【0109】
図16に示すように、ステップ1001において、ユーザは商品やサービスを購入する場合に、端末30の管理アプリを起動すると、端末30の制御部310は新規カードの登録をするか否かの問い合わせを入出力部330のディスプレイに表示させ、新規カードの登録を行うか否かの判定を行う。
【0110】
制御部310は、新規カードの登録でない旨の入力があったと判定した場合(ステップ1001のN)ステップ1002に進む。制御部310は新規カードの登録を行う旨の入力があった場合には(ステップ1001のY)、
図7のステップ602に進む。
【0111】
ステップ1002において、制御部310は、管理装置10にポイント情報の送信を要求するポイント情報要求コマンドを、端末IDとともに送信する。
【0112】
ステップ1003において、管理装置10の制御部110は、受信した端末IDに基づいて登録カードDB121を検索し、該当する端末IDを有するレコードを読み出す。制御部110は、当該レコードの識別子と、正式名称(カード名)に基づいてポイントDB122を検索し、ポイント情報およびカード画像を読み出す。そして、制御部110は、識別子と、ポイント情報と、カード画像と、信用補強データと、を端末30に送信する。ここで、該当する端末IDの利用可否が「不可」の場合、ポイントDB122には該当するレコードが存在しないため、カード画像は格納されていない。この場合には、制御部110はカード画像としてNULLを端末30に送信する。ここで、対応テーブルはカードの正式名称に対応する、スタンプカードであるか否かの別を格納する。制御部110は識別子を送信する際にスタンプカードであるか否かの別も端末30に送信する。
【0113】
ステップ1004において、端末30の制御部310は、受信したポイント情報と、画像データと、を記憶部220のカード画像記憶部322に格納する。
【0114】
ステップ1005において、端末30の制御部310は、カード画像記憶部322からカード画像を順次読み出す。ここで、制御部310はカード画像がNULLであった場合には、NULLを、画像がない旨を表示する「NO IMAGE」画像に置き換えてカード画像記憶部322に格納する。
【0115】
ステップ1006において、端末30の制御部310は、入出力部330のディスプレイにカード毎のポイント残高を、
図10の(a)に示す画面によって表示する。
【0116】
ステップ1007において、制御部310は、ユーザの動作によりカードの選択入力をする。具体的には、制御部310は、複数表示されたカードの表面のサムネイルのうちの一つがタップされたと判定した場合、そのタップされたサムネイルに対応するカードが選択されたと判定する。
【0117】
ステップ1008において、制御部310は画面を、
図17に示すスタンプ残高詳細画面1401に遷移させる。このスタンプ残高詳細画面1401は、
図10の(a)に示すポイント残高一覧画面1201において選択したカードが、受信したスタンプカードであるか否かの別に基づいてスタンプカードであると制御部310によって判定された場合に表示される。端末30の記憶部320は1スタンプあたりのポイント数を記憶している。
【0118】
図17に示すように、スタンプ残高詳細画面1401は、スタンプカードの表面の画像であるカード画像を表示するスタンプカード欄1402と、スタンプカードの名称1408と、受信したポイント残高を1スタンプあたりのポイント数によって除算した数のスタンプ数を示すスタンプ1403と、現在のスタンプ数1404と、「ポイントと交換する」ボタン1405と、スタンプを使用する場合にタップされる「使う」ボタン1406と、全画面に戻るための「戻る」1407ボタンと、を含む。スタンプ残高詳細画面1401は、さらに選択されたカードの正式名称と、バーコード、2次元コードなどのコードにエンコードされた識別子と、を含むことができる。
【0119】
制御部310は、管理装置10から取得したポイント残高を1スタンプあたりのポイント数によって除算した数だけスタンプ1403を並べて表示させる。
【0120】
制御部310は、「ポイントと交換する」ボタン1405がタップされたと判定した場合、
図12の(b)に示す画面に遷移させ、「使う」ボタン1406、またはエンコードされた識別子がタップされたと判定した場合、
図10の(c)に示す識別子の拡大画像1210を表示する画面に遷移する。そして、ユーザは、識別子が表示された状態の端末30を店舗端末20のオペレータに提示する。
【0121】
ステップ1009において、オペレータが端末30に表示された識別子を入出力部230のバーコードリーダにかざすと、店舗端末20の制御部210は識別子を、バーコードリーダを介して読み込む。
【0122】
ステップ1010において、制御部210は、識別子をデコードし、ポイント情報の送信を要求するポイント情報要求コマンドとともに管理装置10に送信する。
【0123】
ステップ1011において、管理装置10の制御部110は、受信した識別子に基づいてポイントDB122を検索し、該当するポイント残高と、有効期限と、を読み出す。その後、制御部110は、読み出したポイント残高をポイント情報として店舗端末20に送信する。
【0124】
ステップ1012において、店舗端末20の制御部210は、例えば商品またはサービスの購入額(売上高)に応じたスタンプを付与する。店舗端末20の記憶部220は1スタンプあたりのポイント数を記憶している。制御部210は付与されたスタンプ数に1スタンプあたりのポイント数を乗じた数を付与されたポイント数としてトランザクションファイル221に格納する。ユーザ(顧客)の指示によってスタンプを使用する場合、制御部210は使用するスタンプ数に1スタンプあたりのポイント数を乗じた数を使用されたポイント数としてトランザクションファイル221に格納する。
【0125】
そして、制御部210は取引の清算完了のタイミング、例えばPOSの小計ボタン押下のタイミングにて識別子とともに付与または使用したポイント数をトランザクションファイル221から読み出して管理装置10に送信する。
【0126】
ステップ1013において、管理装置10の制御部110は、受信した識別子に基づいてポイントDB122を検索し、該当するレコードのポイント残高を更新する。この際、制御部110は、ポイントが付与された場合に、この付与されたポイント数に対応する課金を行い、ポイントDB122の対応するレコードの課金情報を更新する。具体的には、1,000ポイント付与された場合に、制御部110は500ポイントに相当する料金を課金して課金情報を更新する。
【0127】
ステップ1014において、制御部110は更新後のポイント情報を店舗端末20と、端末30と、に送信する。
【0128】
ステップ1015において、端末30の制御部310は更新後のポイント情報を管理装置10から受信する。端末30の記憶部320は1スタンプあたりのポイント数を記憶している。制御部310は更新後のポイント残高を1スタンプあたりのポイント数によって除算した数の分だけ入出力部330のディスプレイにスタンプ画像を表示させる。
【0129】
ステップ1016において、店舗端末20の制御部210は更新後のポイント残高を1スタンプあたりのポイント数によって除算した数の分だけ入出力部230のディスプレイにスタンプ画像を表示させる。
【0130】
以上の通り、実施の形態では、
(1)ポイントカードを利用したポイントサービスで付与されたポイントを、ユーザが所持するポイントカードの識別子に関係付けて管理する管理装置10に、ユーザが所持する端末30を、電気通信回線を介して接続させて前記ポイントサービスを利用する端末用プログラムであって、
端末30を、
ポイントカードの識別子を特定するための識別情報(例えば、バーコード画像)を含むポイントカードのカード画像(表面画像、裏面画像)を、端末30の端末ID(識別子)に関連付けて管理装置10に送信して、ポイントカードの使用登録を要求する登録要求手段(ステップ607)、
管理装置10の記憶部120を参照して、端末30の端末IDに関連付けて登録されているポイントカードの名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報とカード画像を取得する取得手段(ステップ702)、
取得手段が取得した名称リストを端末30の入出力部230(ディスプレイ:表示部)に提示する名称リスト提示手段(ステップ705〜ステップ706)、
提示された名称リストに含まれる名称のうちの少なくともひとつが選択されると、選択された名称のポイントカードの識別情報とカード画像を端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示する表示手段(ステップ707〜ステップ708)、として機能させることを特徴とする端末用プログラムとした。
【0131】
このように構成すると、端末30のディスプレイ(表示部)上に、ポイントカードの識別情報(例えば、バーコード)と共に、カード画像が表示されるので、店舗側では、提示された識別情報が、当該店舗で利用可能なポイントカードの識別子であるかを、ポイントカードのカード画像を参照することで把握することができることになる。そして、端末30のディスプレイ(表示部)上に表示される識別子に基づいてポイントの付与等を行うことが可能となる。
【0132】
前記(1)において、
(2)端末30を、
取得手段が取得したポイントカードの識別情報とカード画像を、名称リストと共に端末30の記憶部320(カード画像記憶部322)に記憶させる記憶手段として機能させると共に、
取得手段は、
名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報とカード画像を、管理装置10側から取得できない場合であって、端末30の記憶部320に記憶されている場合には、名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報とカード画像を、端末30の記憶部320から取得する構成とした。
【0133】
このように構成すると、管理装置10に電気通信回線を介して接続できない場合であっても、端末30のディスプレイ(表示部)上に、名称リストと、ポイントカードの識別子とガード画像を表示させることができるので、表示された識別子に基づいてポイントの付与等を行うことが可能となる。
【0134】
前記(1)または(2)において、
(3)管理装置10の記憶部120には、付与されているポイントをポイントカードの識別子に関係付けて、ポイントカードの名称毎に管理するポイントデータベース122が記憶されており、
取得手段は、
名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別子に基づいてポイントデータベース122を参照して、名称リストに含まれる名称のポイントカードの各々に付与されているポイント数を取得し、
名称リスト提示手段は、
取得手段が取得したポイント数を、ポイントカードの名称リストと共に、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に提示する構成とした。
【0135】
このように構成すると、名称リストに含まれる名称のポイントカード各々について、付与されているポイント数を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0136】
前記(3)において、
(4)表示手段は、選択された名称のポイントカードの識別情報を、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示させる際に、選択された名称のポイントカードに付与されているポイント数を、さらに表示させる構成とした。
【0137】
このように構成すると、名称リストに含まれる名称のうちの1つを選択して、選択した名称のポイントカードを利用する際に、選択した名称のポイントカードの識別情報と共に、付与されているポイント数を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0138】
前記(3)または(4)において、
(5)ポイントデータベース122では、付与されているポイントの有効期限が、ポイントカードの識別子に関係付けて記憶されており、
取得手段は、名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別子に基づいてポイントデータベース122を参照して、名称リストに含まれる名称のポイントカードの各々に付与されているポイントの有効期限を取得し、
名称リスト提示手段は、取得手段が取得した有効期限を、ポイントカードの名称リストと共に、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に提示する構成とした。
【0139】
このように構成すると、名称リストに含まれる名称のポイントカード各々について、付与されているポイントの有効期限を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0140】
前記(5)において、
(6)表示手段は、選択された名称のポイントカードの識別情報を、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示させる際に、
選択された名称のポイントカードに付与されているポイントの有効期限を、さらに表示させる構成とした。
【0141】
このように構成すると、名称リストに含まれる名称のうちの1つを選択して、選択した名称のポイントカードを利用する際に、選択した名称のポイントカードの識別情報と共に、付与されているポイント数と有効期限を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0142】
前記(1)または(6)の何れかにおいて、
(7)管理装置10の記憶部120には、ポイントカードの相互間における交換率を格納する交換率テーブル123が記憶されており、
端末30を、
提示された名称リストに含まれる名称のうちの少なくともひとつが選択されると、選択された名称のポイントカードとの間でポイント交換が可能な他のポイントカードの名称と、他のポイントカードのポイントから選択された名称のポイントカードのポイントへの交換が可能なポイント数を、端末の表示部に表示させる交換可能ポイント提示手段として機能させる構成とした。
【0143】
このように構成すると、交換率の異なるポイントカード間においてもポイントカードのポイントを交換することができるようになるため、ユーザは、ポイントを交換することにより、好みのポイントカードにポイントを移すことが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
【0144】
前記(7)において、
(8)交換可能ポイント提示手段は、選択された名称のポイントカードとの間でポイント交換が可能な他のポイントカードの名称と、他のポイントカードのポイントから選択された名称のポイントカードのポイントへの交換が可能なポイント数を、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示させる際に、
他のポイントカード各々のポイントの有効期限を確認し、有効期限が近いポイントカードの名称から順番に表示させる構成とした。
【0145】
このように構成すると、付与されているポイント数と有効期限を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
なお、ポイントデータベース122や他のデータベースに、他のポイントカード各々の利用頻度や、管理装置10側で設定した優先順位などを記憶しておき、交換可能ポイント提示手段が、他のポイントカード各々の名称を順番に表示させる際に、利用頻度順や、優先順位順に表示させる構成としても良い。このようにすることによっても、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0146】
前記(1)において、
(9)管理装置10の記憶部120には、
ポイントカードの名称を特定するための比較用の画像データと、ポイントカードの名称と、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示させる表示用画像と、を関係付けて記憶するカード名称特定用データベース125が記憶されていると共に、
カード名称特定用データベース125では、端末30から送信されたカード画像と、カード名称特定用データベースの比較用の画像データとの比較により、使用登録の要求のあったポイントカードの名称を特定し、特定した名称と、特定した名称に関係付けられた表示用画像とが登録されている構成とした。
【0147】
このように構成すると、登録カードデータベース121に登録するカードの正式名称の振れを無くすことができる。ユーザに登録するカード名称の標記を一任すると、同じカード名称であっても、異なる標記が複数混在することになり、データの検索精度の低下などが懸念されるが、かかる事態の発生を好適に防止できる。
さらに、登録カードデータベース121に登録される表示用画像も、ユーザが撮像したカード画像ではなく、予め用意されたカード画像(表示用画像)となるので、不鮮明なカード画像や、傾いた状態で撮像されたカード画像が登録されて、端末30の表示部に表示されることがない。よって、端末30の表示部に表示されるカード画像に統一感を与えることが可能になる。
【0148】
ここで、(10)前記(1)から(9)の何れかに記載の端末用プログラムは、ハードディスクドライブなどの磁気記憶媒体や光記憶媒体などの情報記憶媒体に記憶されている構成とした。
【0149】
(11)ポイントカードを利用したポイントサービスで付与されたポイントを、ユーザが所持するポイントカードの識別子に関係付けて管理すると共に、電気通信回線を介して接続された端末30のユーザにポイントサービスを利用可能とする管理装置10用のプログラム(管理装置用プログラム)であって、
管理装置10は、
端末30で利用するポイントカードとして登録されたポイントカードを管理すると共に、端末30の端末ID(識別子)と、当該端末IDに関連付けられたポイントカードの識別子、ポイントカードの識別情報(例えば、バーコード)、およびポイントカードの名称、が関係付けて登録された登録カードデータベース121と、
ポイントカードの名称を特定するための比較用の画像データを記憶するカード名称特定用データベース125と、を有しており、
管理装置10を、
端末30から、ポイントカードの識別子を特定するための識別情報(例えば、バーコード画像)を含むポイントカードのカード画像(表面画像、裏面画像)が、当該カード画像を送信する端末30の端末ID(識別子)に関連付けて送信されて、ポイントカードの利用登録の要求があると、
端末30から送信されたカード画像に基づいて、カード名称特定用データベース125を参照して、利用登録の要求があったポイントカードの名称を特定するカード名称特定手段(ステップ608)、
特定されたポイントカードの名称と、識別情報と、識別情報から特定したポイントカードの識別子と、ポイントカードのカード画像(表面画像、裏面画像)とを、端末30の端末IDに関係付けて、登録カードデータベース121に登録する登録手段(ステップ614)、
端末30から、登録カードデータベース121に端末30の端末IDに関連付けて登録されているポイントカードの名称リストの送信要求があると、名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報とカード画像を、登録カードデータベース121から取得して、名称リストの送信要求をした端末30に送信する送信手段(ステップ703)、として機能させることを特徴とする管理装置用プログラムとした。
【0150】
このように構成すると、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)上に、ポイントカードの識別情報(例えば、バーコード)と共に、カード画像が表示されるので、店舗側では、提示された識別情報が、当該店舗で利用可能なポイントカードの識別情報であるかを、ポイントカードのカード画像を参照することで把握することができることになる。そして、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)上に表示される識別情報に基づいてポイントの付与等を行うことが可能となる。
【0151】
前記した(11)において、
(12)登録カードデータベース121では、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示させる表示用のカード画像が、端末30の端末IDに関係付けて登録されていると共に、
カード名称特定用データベース125では、カード名称に関係付けて表示用のカード画像が登録されており、
登録手段は、特定されたポイントカードの名称と共に、特定された名称のポイントカードの表示用のカード画像を、登録カードデータベースに登録し、
送信手段は、登録カードデータベースに表示用のカード画像が登録されている場合には、カード画像に代えて、登録されている表示用のカード画像を名称リストの送信要求をした端末30に送信する構成とした。
【0152】
このように構成すると、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示させるカード画像が、ユーザが撮像したカード画像ではなく、予め用意されたカード画像(表示用画像)となるので、不鮮明なカード画像や、傾いた状態で撮像されたカード画像が登録されて、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示されることがない。よって、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示されるカード画像に統一感を与えることが可能になる
【0153】
前記した(12)において
(13)カード名称特定用データベース125では、
さらに、ポイントカードの画像の使用可否が、ポイントカードの名称と関係付けて記憶されており、
使用登録の要求のあったポイントカードが、ポイントカードの画像の使用が許可されていないポイントカードである場合には、使用登録の要求のあったポイントカードの表示用画像に、画像の使用が許可されていない場合用の画像を登録する、または表示用画像に画像を登録しない構成とした。
【0154】
このように構成すると、カードの画像に使用許諾が必要な画像が含まれることを知らずに、ユーザが利用登録を要求しても、使用許諾が必要な画像を使用し続けることを好適に防止できる。
【0155】
前記した(11)から(13)の何れかにおいて、
(14)管理装置10の記憶部120には、ポイントカードの名称毎に、カード運営会社のメールアドレスを格納するアドレステーブル124が記憶されており、
管理装置10を
ポイントカードの画像の使用が許可されていないポイントカードに対する使用登録の要求があった回数を、ポイントカードの名称毎にカウントする計数手段(ステップ903)、
使用登録の要求があった回数が閾値回数を超えたポイントカードの名称を抽出する抽出手段(ステップ904)、
抽出手段により、ポイントカードの名称が抽出されると、アドレステーブルを参照して、抽出したポイントカードの名称により特定されるカード運営会社のメールアドレスにメールを送信する準備を行うメール送信手段(ステップ907、908)、として機能させる構成とした。
【0156】
このように構成すると、ポイントサーバによってポイントを管理していない店舗のカードや、ポイントサーバによって管理していても当該システムの運用者と契約関係にない店舗のカードは、ポイントの利用可否を「不可」としてデータベースに登録できる。
従って、利用可否が「不可」のデータを抽出することにより、ポイント管理していないポイントカードであって登録者の多いポイントカードを抽出し、運営会社に対してポイントの管理を開始するための勧誘メールを送信することが可能となり、効率のよい勧誘を行うことが可能となる。
【0157】
ここで、(15)前記(11)から(14)の何れかに記載の管理装置用プログラムは、ハードディスクドライブなどの磁気記憶媒体や光記憶媒体などの情報記憶媒体に記憶されている構成とした。
【0158】
(16)ポイントカードを利用したポイントサービスで付与されたポイントを、ユーザが所持するポイントカードの識別子に関係付けて管理すると共に、電気通信回線を介して接続された端末30のユーザにポイントサービスを利用可能とする管理装置10を有するポイントカード管理システム用のプログラムであって、
管理装置10は、
端末30で利用するポイントカードとして登録されたポイントカードを管理すると共に、端末30の端末ID(識別子)と、当該端末30の端末IDに関連付けられたポイントカードの識別子、ポイントカードの識別情報(バーコードなど)、およびポイントカードの名称、が関係付けて登録された登録カードデータベース121と、
ポイントカードの名称を特定するための比較用の画像データを記憶するカード名称特定用データベース125と、を有しており、
管理装置10を、
端末30から、ポイントカードの識別子を特定するための識別情報(例えば、バーコード画像)を含むポイントカードのカード画像(表面画像、裏面画像)が、当該カード画像を送信する端末30の端末ID(識別子)に関連付けて送信されて、ポイントカードの利用登録の要求があると、
端末30から送信されたカード画像に基づいて、カード名称特定用データベース125を参照して、利用登録の要求があったポイントカードの名称を特定するカード名称特定手段(ステップ608)、
特定されたポイントカードの名称と、識別情報と、識別情報から特定したポイントカードの識別子と、ポイントカードのカード画像とを、端末30の端末IDに関係付けて、登録カードデータベース121に登録する登録手段(ステップ614)、
端末30から、登録カードデータベース121に端末30の端末IDに関連付けて登録されているポイントカードの名称リストの送信要求があると、名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報とカード画像を、登録カードデータベース121から取得して、名称リストの送信要求をした端末30に送信する送信手段(ステップ703)、として機能させる管理装置用プログラムと、
端末30を、
ポイントカードの識別子を特定するための識別情報(例えば、バーコード画像)を含むポイントカードのカード画像(表面画像、裏面画像)を、端末30の端末ID(識別子)に関連付けて管理装置10に送信して、ポイントカードの使用登録を要求する登録要求手段(ステップ607)、
管理装置10の登録カードデータベース121を参照して、端末30の端末IDに関連付けて登録されているポイントカードの名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報とカード画像取得する取得手段(ステップ702)、
取得手段が取得した名称リストを端末30の入出力部230(ディスプレイ:表示部)に提示する名称リスト提示手段(ステップ705〜ステップ706)、
提示された名称リストに含まれる名称のうちの少なくともひとつが選択されると、選択された名称のポイントカードの識別情報とカード画像を端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示する表示手段(ステップ707〜ステップ708)、として機能させることを特徴とする端末用プログラムと、を有することを特徴とするポイントカード管理システム用のプログラムとした。
【0159】
このように構成すると、端末30のディスプレイ(表示部)上に、ポイントカードの識別情報(例えば、バーコード)と共に、カード画像が表示されるので、店舗側では、提示された識別情報が、当該店舗で利用可能なポイントカードの識別子であるかを、ポイントカードのカード画像を参照することで把握することができることになる。そして、端末30のディスプレイ(表示部)上に表示される識別子に基づいてポイントの付与等を行うことが可能となる。
【0160】
ここで、(17)前記(16)記載のポイントカード管理システム用のプログラムは、ハードディスクドライブなどの磁気記憶媒体や光記憶媒体などの情報記憶媒体に記憶されている構成とした。
【0161】
前記(16)において、
(18)端末用プログラムは、電気通信回線を介して管理装置10に接続された端末30が、管理装置10からダウンロードするものである構成とした。
【0162】
このように構成すると、電気通信回線を介して管理装置10に接続可能な総ての端末30を、ポイントサービスを利用可能な端末にすることができるので、ユーザの利便性が向上する。
【0163】
(19)管理装置10と、当該管理装置に電気通信回線を介して接続可能な端末30と、を有すると共に、付与されたポイントを、ユーザが所持するポイントカードの識別子に関係付けて管理するポイントカード管理システム1であって、
端末30は、
ユーザが使用登録を希望するポイントカードのカード画像の取得をアシストするアシスト取得手段(ステップ602からステップ606)と
ポイントカードの識別子を特定するための識別情報を含むポイントカードのカード画像(表面画像、裏面画像)を、端末30の端末ID(識別子)に関連付けて管理装置10に送信して、ポイントカードの使用登録を要求する登録要求手段(ステップ607)と、
管理装置10の記憶部120を参照して、端末30の端末IDに関連付けて登録されているポイントカードの名称リストと、名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報と表示用のカード画像を取得する取得手段(ステップ702)と、
取得した名称リストを端末30の入出力部330の表示部に提示する名称リスト提示手段(705〜ステップ706)と、
提示された名称のリストに含まれる名称のうちの少なくともひとつが選択されると、選択された名称のポイントカードの識別情報とカード画像を、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示する表示手段(ステップ707〜ステップ708)と、を有する構成のポイントカード管理システム1とした。
【0164】
このように構成すると、端末の表示部上に、ポイントカードの識別情報(例えば、バーコード)と共に、カード画像が表示されるので、店舗側では、提示された識別情報が、当該店舗で利用可能なポイントカードの識別子であるかを、ポイントカードのカード画像を参照することで把握することができることになる。そして、端末の表示画面上に表示される識別子に基づいてポイントの付与等を行うことが可能となる。
【0165】
前記した(19)において、
(20)管理装置10の記憶部120には、
端末30で利用するポイントカードとして登録されたポイントカードを管理する登録カードデータベース121が記憶されており、
登録カードデータベース121では、
端末30の端末ID(識別子)と、
当該端末30の端末IDに関連付けられたポイントカードの識別子、ポイントカードの識別情報、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示させるポイントカードの表示用画像、およびポイントカードの名称、が関係付けて登録されている構成とした。
【0166】
このように構成すると、端末30の端末IDに基づいて登録カードデータベース121を参照することで、端末30で利用可能なポイントカードとして登録されているポイントカードの名称リストと、名称リストに含まれる名称のポイントカード各々のポイントを速やかに知ることができるので、ユーザの利便性が向上する。
【0167】
前記した20において
(21)管理装置10の記憶部120には、
ポイントカードの名称を特定するための比較用の画像データと、ポイントカードの名称と、端末30の入出力部330(ディスプレイ:表示部)に表示させる表示用画像と、を関係付けて記憶するカード名称特定用データベース125が記憶されていると共に、
管理装置10は、
端末30からポイントカードの使用登録の要求があると、端末30から送信されたカード画像(表面画像、裏面画像)と、カード名称特定用データベース125の比較用の画像データとの比較により、使用登録の要求のあったポイントカードの名称を特定し、特定した名称と、特定した名称に関係付けられた表示用画像とを、登録カードデータベース121に登録する登録手段(ステップ614)、を有する構成とした。
【0168】
このように構成すると、登録カードデータベース121に登録するカードの正式名称の振れを無くすことができる。ユーザに登録するカード名称の標記を一任すると、同じカード名称であっても、異なる標記が複数混在することになり、データの検索精度の低下などが懸念されるが、かかる事態の発生を好適に防止できる。
さらに、登録カードデータベース121に登録される表示用画像も、ユーザが撮像したカード画像ではなく、予め用意されたカード画像(表示用画像)となるので、不鮮明なカード画像や、傾いた状態で撮像されたカード画像が登録されて、端末30の表示部に表示されることがない。よって、端末30の表示部に表示されるカード画像に統一感を与えることが可能になる。
【0169】
前記した(21)において
(22)カード名称特定用データベース125では、
さらに、ポイントカードの画像の使用可否が、ポイントカードの名称と関係付けて記憶されており、
使用登録の要求のあったポイントカードが、ポイントカードの画像の使用が許可されていないポイントカードである場合には、使用登録の要求のあったポイントカードの表示用画像に、画像の使用が許可されていない場合用の画像を登録する、または表示用画像に画像を登録しない構成とした。
【0170】
カードの画像に使用許諾が必要な画像が含まれることを知らずに、ユーザが利用登録を要求しても、使用許諾が必要な画像を使用し続けることを好適に防止できる。
【0171】
前記した(21)または(22)において
(23)登録手段は、使用登録の要求のあったポイントカードの名称を特定できない場合には、端末30から送信されたカード画像を、登録カードデータベース121に登録する構成とした。
【0172】
使用登録の要求のあったポイントカードの名称を特定できない場合には、使用登録の要求のあったポイントカードに関係する情報が、登録カードデータベース121に登録されていないことになる。
よって、この場合には、端末から送信されたカード画像を登録カードデータベース121に登録することで、ユーザの利便性が向上する。
【0173】
前記した(19)から(23)の何れかにおいて
(24)管理装置10の記憶部120には、ポイントカードの名称毎に、カード運営会社のメールアドレスを格納するアドレステーブル124が記憶されており、
管理装置10は、
ポイントカードの画像の使用が許可されていないポイントカードに対する使用登録の要求があった回数を、ポイントカードの名称毎にカウントする計数手段(ステップ903)と、
使用登録の要求があった回数が閾値回数を超えたポイントカードの名称を抽出する抽出手段(ステップ904)と、
抽出手段により、前記ポイントカードの名称が抽出されると、アドレステーブル124を参照して、抽出したポイントカードの名称により特定されるカード運営会社のメールアドレスにメールを送信するメール送信手段(ステップ907〜ステップ908と、を有する構成とした。
【0174】
このように構成すると、ポイントサーバによってポイントを管理していない店舗のカードや、ポイントサーバによって管理していても当該システムの運用者と契約関係にない店舗のカードは、ポイントの利用可否を「不可」としてデータベースに登録できる。
従って、利用可否が「不可」のデータを抽出することにより、ポイント管理していないポイントカードであって登録者の多いポイントカードを抽出し、運営会社に対してポイントの管理を開始するための勧誘メールを送信することが可能となり、効率のよい勧誘を行うことが可能となる。
【0175】
前記した(19)から(24)の何れかにおいて
(25)端末30は、
取得手段が取得したポイントカードの識別情報とカード画像を、名称リスト共に端末30の記憶部320に記憶させる記憶手段を有しており、
取得手段は、名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報とカード画像を、管理装置10側から取得できない場合であって、端末30の記憶部に記憶されている場合には、
名称リストと、名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報とカード画像を、端末30の記憶部320から取得する構成とした。
【0176】
このように構成すると、管理装置10に電気通信回線を介して接続できない場合であっても、端末30の表示画面上に、名称リストと、ポイントカードの識別子とガード画像を表示させることができるので、表示された識別子に基づいてポイントの付与等を行うことが可能となる。
【0177】
前記した(19)または(25)において、
(26)管理装置10の記憶部120には、付与されているポイントをポイントカードの識別子に関係付けて、ポイントカードの名称毎に管理するポイントデータベース122が記憶されており、
取得手段は、名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別子に基づいてポイントデータベース122を参照して、名称リストに含まれる名称のポイントカードの各々に付与されているポイント数を取得し、
名称リスト提示手段は、取得手段が取得したポイント数を、ポイントカードの名称リストと共に、端末30の表示部に提示する構成とした。
【0178】
このように構成すると、名称リストに含まれる名称のポイントカード各々について、付与されているポイント数を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0179】
前記した(26)において、
(27)表示手段は、選択された名称のポイントカードの識別情報を、端末30の表示部に表示させる際に、選択された名称のポイントカードに付与されているポイントを、さらに表示させる構成とした。
【0180】
このように構成すると、名称リストに含まれる名称のうちの1つを選択して、選択した名称のポイントカードを利用する際に、選択した名称のポイントカードの識別情報と共に、付与されているポイント数を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0181】
前記した(26)または(27)において、
(28)ポイントデータベース122では、付与されているポイントの有効期限が、ポイントカードの識別子に関係付けて記憶されており、
取得手段は、名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別子に基づいてポイントデータベース122を参照して、前記名称リストに含まれる名称のポイントカードの各々に付与されているポイントの有効期限を取得し、
名称リスト提示手段は、取得手段が取得した有効期限を、名称リストに含まれる名称と共に、端末30の表示部に提示する構成とした。
【0182】
このように構成すると、名称リストに含まれる名称のポイントカード各々について、付与されているポイントの有効期限を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0183】
この場合において、名称リストに表示されるポイントカードの名称は、有効期限が近い名称ほど、上位に表示せることが好ましい。
このように構成すると、ポイント残高の有効期限が近いポイントカードほど上位に表示されるので、ユーザは有効期限が近いポイントを容易に認識でき、有効期限前にポイントを使用することができる。従って、ユーザは有効期限の到来によって失効するポイントを減少させることが可能となる。
【0184】
前記した(28)において、
(29)表示手段は、選択された名称のポイントカードの識別情報を、端末30の表示部に表示させる際に、選択された名称のポイントカードに付与されているポイントの有効期限を、さらに表示させる構成とした。
【0185】
このように構成すると、名称リストに含まれる名称のうちの1つを選択して、選択した名称のポイントカードを利用する際に、選択した名称のポイントカードの識別情報と共に、付与されているポイント数と有効期限を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0186】
前記した(19)から(29)の何れかにおいて、
(30)管理装置10の記憶部120には、ポイントカードの相互間における交換率を格納する交換率テーブル123が記憶されており、
端末30は、
提示された名称リストに含まれる名称のうちの少なくともひとつが選択されると、選択された名称のポイントカードとの間でポイント交換が可能な他のポイントカードの名称と、他のポイントカードのポイントから選択された名称のポイントカードのポイントへの交換が可能なポイント数を、端末30の表示部に表示させる交換可能ポイント提示手段(ステップ804〜807)を、さらに有している構成とした。
【0187】
このように構成すると、交換率の異なるポイントカード間においてもポイントカードのポイントを交換することができるようになるため、ユーザは、ポイントを交換することにより、好みのポイントカードにポイントを移すことが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
【0188】
前記した(30)において、
(31)交換可能ポイント提示手段は、選択された名称のポイントカードとの間でポイント交換が可能な他のポイントカードの名称と、他のポイントカードのポイントから選択された名称のポイントカードのポイントへの交換が可能なポイント数を、端末30の表示部に表示させる際に、
他のポイントカード各々のポイントの有効期限を確認し、有効期限が近いポイントカードの名称から順番に表示させて、有効期限が近いポイントカードの名称ほど、ユーザが選択しやすい上位の位置に表示されるように構成した。
【0189】
このように構成すると、付与されているポイント数と有効期限を把握することができるので、端末30を利用するユーザの利便性が向上する。
【0190】
前記した(19)から(31)の何れかにおいて、
(32)端末30は、
ポイントに応じた数のスタンプを表示部に表示させるスタンプ表示手段(ステップ1006、ステップ1013)をさらに備える構成とした。
【0191】
このように構成すると、ポイントカードのみならずスタンプカードも管理することが可能となり、スタンプをポイント数に応じた数だけ表示することによりスタンプカードに慣れ親しんだユーザもスタンプの残高を容易に把握することができる。
従って、スタンプカードに慣れ親しんだユーザも躊躇なくポイントカード管理システム1を利用することが可能となる。
【0192】
前記した(19)から(12)の何れかにおいて、
(33)ポイントデータベース122は、ポイントカード毎に、課金情報をさらに格納し、管理装置10は、ポイントデータベース122が更新される毎に課金して課金情報を更新する構成とした(ステップ711、ステップ809)。
【0193】
このように構成すると、ポイントデータベースが更新されるたびに確実に課金を行うことが可能となり、課金の取りこぼしをなくすことが可能となる。
端末30を、ポイントカードのカード画像を端末30の端末IDに関連付けて管理装置10に送信して、ポイントカードの使用登録を要求する登録要求手段(ステップ607)、管理装置10を参照して、端末IDに関連付けて登録されているポイントカードの名称リストと、当該名称リストに含まれる名称のポイントカードの識別情報とカード画像を取得する取得手段(ステップ702)、取得手段が取得した名称リストを端末30で提示する名称リスト提示手段(ステップ705〜ステップ706)、提示された名称リストに含まれる名称のうちの少なくともひとつが選択されると、選択された名称のポイントカードの識別情報とカード画像を端末30で表示する表示手段(ステップ707〜ステップ708)、として機能させることを特徴とする端末用プログラムとした。