特許第6073119号(P6073119)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6073119
(24)【登録日】2017年1月13日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】ラベル型抜装置及びラベル型抜方法
(51)【国際特許分類】
   B31D 1/02 20060101AFI20170123BHJP
【FI】
   B31D1/02 A
【請求項の数】3
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2012-262487(P2012-262487)
(22)【出願日】2012年11月30日
(65)【公開番号】特開2014-108527(P2014-108527A)
(43)【公開日】2014年6月12日
【審査請求日】2015年10月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】591186888
【氏名又は名称】株式会社トッパンTDKレーベル
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100108578
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 詔男
(74)【代理人】
【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(72)【発明者】
【氏名】小島 雅広
【審査官】 西堀 宏之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−000577(JP,A)
【文献】 特開2009−241177(JP,A)
【文献】 特開2009−214232(JP,A)
【文献】 特開2009−050979(JP,A)
【文献】 特開昭59−064295(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B31D 1/02
B26F 1/00− 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転するロータリシリンダと、
前記ロータリシリンダに巻き付けられたロータリ刃部と、
前記ロータリシリンダに対向配置されて前記ロータリシリンダと反対方向に回転して前記ロータリ刃部に加圧されるアンビルロールと、
前記ロータリシリンダおよび前記アンビルロールの動作を制御する主制御部と、
を備え、
前記ロータリ刃部は、
複数種類で選択可能な異なる形状の型抜刃と、
前記型抜刃を特定可能な符号化されたコード化指標マークと、
を有し、
前記主制御部は、前記ロータリ刃部が前記ロータリシリンダに巻きつけられた状態で前記ロータリシリンダを回転させることにより、前記コード化指標マークを読み取って前記ロータリシリンダに取り付けられた前記ロータリ刃部の種類を特定し、
前記ロータリ刃部と前記アンビルロールとの間でラベル部材を搬送させ、前記ロータリ刃部に対応した型抜方法を用いて前記ラベル部材からラベルを型抜きすることを特徴とするラベル型抜装置。
【請求項2】
前記コード化指標マークは、前記型抜刃の数情報、前記型抜刃の高さ情報、前記型抜刃の長さ情報、前記型抜刃の幅情報、及び前記型抜刃のギャップ情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載のラベル型抜装置。
【請求項3】
回転するロータリシリンダと、
前記ロータリシリンダの外周面に巻き付け可能なロータリ刃部と、
前記ロータリシリンダに対向配置されて前記ロータリシリンダと反対方向に回転して前記ロータリ刃部に加圧されるアンビルロールと、
を用いたラベル型抜方法であって、
前記ロータリ刃部が、
複数種類で選択可能な異なる形状の型抜刃と、
前記型抜刃の情報を特定可能な符号化されたコード化指標マークと、
を有し、
前記ロータリ刃部が前記ロータリシリンダの外周面に巻きつけられた状態で前記ロータリシリンダを回転させることにより前記ロータリシリンダの近傍に配置されたセンサを用いて前記コード化指標マークを読み取り、
前記センサによって読み取られた前記コード化指標マークを用いて前記型抜刃の情報を特定し、
特定された前記情報を用いて前記ロータリシリンダ及び前記アンビルロールの動作手順を設定し、前記動作手順に従ってラベル部材からラベルを型抜きする
ことを特徴とするラベル型抜方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品に貼り付けるラベルを得るためにラベル部材からラベルを所望の形状に型抜きするラベル型抜装置及びラベル型抜方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ラベル型抜装置、ロータリ刃部及び、ラベル型抜方法の一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1のラベル型抜装置は、帯状シートに略閉ループ状の軌跡に沿う断続的な切り込みを形成する切り込み形成手段を備える。また、特許文献1のラベル型抜装置は、切り込みで囲まれる内側領域を接着用シートとして被着体に貼付する。そして、特許文献1のラベル型抜装置は、接着用シートの外側の不要シート部分を接着用シートから分離する貼付分離手段を備える。
【0003】
ラベル型抜装置、ロータリ刃部及び、ラベル型抜方法の他例が特許文献2に記載されている。特許文献2のラベル型抜装置は、原反の繰り出し経路上でテープ基材に閉ループ状の切り込みを形成して貼付用テープを形成するカット装置を備える。特許文献2のラベル型抜装置は、貼付用テープをベースシートから剥離する剥離装置を備える。また、特許文献2のラベル型抜装置は、所定の被着体を支持する支持体と剥離装置とを相対移動させて貼付用テープを被着体に貼付する貼付装置を備える。そして、特許文献2のラベル型抜装置は、剥離装置で貼付用テープを剥離した後の原反を巻き取る巻取装置を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−98278号公報
【特許文献2】特開2006−73920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び特許文献2のようなラベル型抜装置は、抜き型形状の異なる型抜刃を形成して任意の抜き形状を選択して型抜きをすることが考慮されておらず、型抜刃に形成された抜き型の形状に合わせた動作を設定するのが煩雑である。さらに、特許文献1及び特許文献2のようなラベル型抜装置は、個々の型抜刃に対応関連した種々の情報を一元管理できないので、型抜刃を取り付けて使用するための管理が煩雑である。
【0006】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数種類の型抜刃を好適に管理できるラベル型抜装置及びラベル型抜方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、回転するロータリシリンダと、前記ロータリシリンダに巻き付けられたロータリ刃部と、前記ロータリシリンダに対向配置されて前記ロータリシリンダと反対方向に回転して前記ロータリ刃部に加圧されるアンビルロールと、前記ロータリシリンダおよび前記アンビルロールの動作を制御する主制御部と、を備え、前記ロータリ刃部は、複数種類で選択可能な異なる形状の型抜刃と、前記型抜刃を特定可能な符号化されたコード化指標マークと、を有し、前記主制御部は、前記ロータリ刃部が前記ロータリシリンダに巻きつけられた状態で前記ロータリシリンダを回転させることにより、前記コード化指標マークを読み取って前記ロータリシリンダに取り付けられた前記ロータリ刃部の種類を特定し、前記ロータリ刃部と前記アンビルロールとの間でラベル部材を搬送させ、前記ロータリ刃部に対応した型抜方法を用いて前記ラベル部材からラベルを型抜きすることを特徴とするラベル型抜装置である。
【0009】
本発明のさらに別の態様は、回転するロータリシリンダと、前記ロータリシリンダの外周面に巻き付け可能なロータリ刃部と、前記ロータリシリンダに対向配置されて前記ロータリシリンダと反対方向に回転して前記ロータリ刃部に加圧されるアンビルロールと、を用いたラベル型抜方法であって、前記ロータリ刃部が、複数種類で選択可能な異なる形状の型抜刃と、前記型抜刃の情報を特定可能な符号化されたコード化指標マークと、を有し、前記ロータリ刃部が前記ロータリシリンダの外周面に巻きつけられた状態で前記ロータリシリンダを回転させることにより前記ロータリシリンダの近傍に配置されたセンサを用いて前記コード化指標マークを読み取り、前記センサによって読み取られた前記コード化指標マークを用いて前記型抜刃の情報を特定し、特定された前記情報を用いて前記ロータリシリンダ及び前記アンビルロールの動作手順を設定し、前記動作手順に従ってラベル部材からラベルを型抜きすることを特徴とするラベル型抜方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るラベル型抜装置及びラベル型抜方法によれば、複数種類の型抜刃の個々に対応関連した種々の情報を一元管理できるので、複数種類の型抜刃を好適に管理できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る一実施形態のラベル型抜装置の概略外観斜視図である。
図2】本発明に係る一実施形態のラベル型抜装置のロータリ刃部の展開状態での平面図である。
図3図2に示すロータリ刃部のC−C線断面図である。
図4図2に示すロータリ刃部におけるコード化指標マークの情報説明図である。
図5図2に示すロータリ刃部におけるコード化指標マークの詳細図である。
図6】本発明に係る一実施形態のラベル型抜装置におけるモータ速度定速時のインデックス信号のタイミングチャートである。
図7】本発明に係る一実施形態のラベル型抜装置の主制御部のブロック構成図である。
図8A】本発明に係る一実施形態のラベル型抜方法を説明するロータリシリンダ駆動処理部の制御流れを説明するフローチャートである。
図8B】本発明に係る一実施形態のラベル型抜方法を説明するロータリシリンダ駆動処理部の制御流れを説明するフローチャートである。
図9】本発明に係る一実施形態のラベル型抜方法を説明する管理情報コード分離とコード判定の制御流れを説明するフローチャートである。
図10】本発明に係る一実施形態のラベル型抜方法を説明する主制御処理部の制御流れを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る一実施形態のラベル型抜装置、ロータリ刃部及び、ラベル型抜方法について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のラベル型抜装置の概略外観斜視図である。図2は、本実施形態のラベル型抜装置のロータリ刃部の展開状態での平面図である。図3は、図2に示すロータリ刃部のC−C線断面図である。図4は、図2に示すロータリ刃部におけるコード化指標マークの情報説明図である。図5は、図2に示すロータリ刃部におけるコード化指標マークの詳細図である。
【0013】
図1に示すように、ラベル型抜装置10は、ロールラベル11が取り付けられ、ロールラベル11から複数のラベルSを型抜きする装置である。
【0014】
ロールラベル11は、型抜きされる対象となるラベルSと、ラベルSの開始位置を知らせるための黒色等のアイマーク12が印刷された剥離紙の無いラベル部材Rとを有する。
【0015】
アイマーク12は、後述する光学反射式アイマークセンサ13により読み取られるマークであり、ラベル部材R上のラベルSの先端を検出させるためにラベル部材R上に設けられている。アイマークセンサ13がアイマーク12を検出することにより、ラベルSを型抜きする際の位置決めが行われる。
【0016】
ラベル型抜装置10によって型抜きされたラベルSは、不図示の張り付け機構等により商品に張り付けられる。また、型抜きにより残ったラベル部材Rの残存部Tは、不図示の残存ラベル巻取り機構により順次巻き取られる。
【0017】
次に、ラベル型抜装置10の構造について説明する。
図1に示すように、ラベル型抜装置10は、ラベル搬送ユニット14と、ロータリユニット15と、アンビルユニット18と、主制御部30とを備える。
【0018】
ラベル搬送ユニット14は、ロールラベル11を送り出す装置である。ラベル搬送ユニット14は、ロールラベル搬送駆動用モータ20と、ロールラベル搬送駆動用モータ20に連結された歯車減速機構21と、を備える。本実施形態では、ロールラベル搬送駆動用モータ20として、ステッピングモータが採用されている。歯車減速機構21には、複数のラベル搬送用ローラ22が連結されている。ラベル搬送用ローラ22は、ロータリユニット15とアンビルユニット18との間へとロールラベル11を送り込む。
【0019】
ロータリユニット15は、ロータリシリンダ17と、ロータリシリンダ駆動用モータ23と、歯車減速機構24と、アイマークセンサ13と、光学反射式インデックスセンサ26とを備える。
ロータリシリンダ17は、外周面にロータリ刃部16が取り付けられる略円筒状の部材であり、ロータリシリンダ駆動用モータ23を動力源として一方向に回転動作する。ロータリシリンダ17の外周面には、磁石が埋め込まれており、ロータリ刃部16が磁力によりロータリシリンダ17の外周面に保持される。また、ロータリシリンダ17には、ロータリ刃部16を位置決めして取り付けるための突起が形成されている。この突起は、ロータリ刃部16に設けられた取付孔36に挿入される。
【0020】
図5に示すように、ロータリ刃部16は、その全長Lがロータリシリンダ17の周長と等しい。また、図2図3に示すように、ロータリ刃部16は、本体31、第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、第4型抜刃35、取付孔36、第1指標マーク37、第2指標マーク38、第3指標マーク39、及び第4指標マーク40、及び管理情報コード領域25を有する。
【0021】
本実施形態では、図2,3に示すロータリ刃部16の第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、及び第4型抜刃35とは形状が異なる第1型抜刃ないし第4型抜刃(不図示)を有する他のロータリ刃部がロータリシリンダ17に取り付け可能に設けられている。互いに抜刃形状や抜刃構成内容が異なる複数のロータリ刃部を交換して、ロータリシリンダ17に取り付けることにより、ラベル型抜装置10は、ロールラベル11における多様な抜き形状に対応する。以下では、図2,3に示すロータリ刃部16について詳細に説明し、他の形状のロータリ刃部については説明を省略する。
【0022】
本体31は、磁性材により形成され、ロータリシリンダ17の外周面に倣った形状となるように変形可能な薄板状部材である。
【0023】
第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、及び第4型抜刃35は、ロータリシリンダ17にロータリ刃部16が取り付けられた状態において、ロータリシリンダ17の周方向に沿って並べて本体31に形成されている。第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、及び第4型抜刃35の形状は、ラベルSの抜き形状を規定する。
【0024】
本実施形態では、第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、及び第4型抜刃35は、互いに異なる形状を有している。例えば、第1型抜刃32は、本体31の幅寸法よりもわずかに小さい幅寸法を有する大きい四角形に形成されている。第2型抜刃33は、例えば本体31の幅寸法よりもわずかに小さい幅寸法を有する菱形に形成されている。第3型抜刃34は、例えば本体31の幅寸法の1/3の幅寸法を有する小さい四角形に形成されている。第4型抜刃35は、例えば本体31の幅寸法よりもわずかに小さい内径寸法を有する長円形に形成されている。なお、第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、及び第4型抜刃35の各々の形状およびこれらの形状の組み合わせは、上記形状には限られない。
第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、及び第4型抜刃35は、エッチング法によって形成されている。
第1型抜刃32と第2型抜刃33との間、第2型抜刃33と第3型抜刃34との間、及び第3型抜刃34と第4型抜刃35との間には、ギャップ量Gだけ隙間が開けられている。
【0025】
取付孔36は、ロータリ刃部16をロータリシリンダ17に位置決めして取り付けるための孔である。なお、ロータリ刃部16がロータリシリンダ17に取り付けられた状態でロータリシリンダ17とともに回転したときに取付孔36がインデックスセンサ26の検出領域を通過するような位置に取付孔36が形成される場合、取付孔36の内径は、インデックスセンサ26における誤検出を防止することを考慮した内径であることが好ましい。
【0026】
第1指標マーク37は、第1型抜刃32が設けられていること及び第1型抜刃32の位置を示すマークであり、本体31の側縁部に設けられている。また、本実施形態では、第1指標マーク37は、ロータリ刃部16における全体の先頭であることを示す。第1指標マーク37は、第2指標マーク38、第3指標マーク39、及び第4指標マーク40とは異なる形状を有していることにより、第2指標マーク38、第3指標マーク39、及び第4指標マーク40と区別してインデックスセンサ26に検出されることが可能である。具体的には、第1指標マーク37は、第2指標マーク38、第3指標マーク39、及び第4指標マーク40よりも幅広な切り欠きとされている。
【0027】
第2指標マーク38は、第2型抜刃33が設けられていること及び第2型抜刃33の位置を示すマークである。
第3指標マーク39は、第3型抜刃34が設けられていること及び第3型抜刃34の位置を示すマークである。
第4指標マーク40は、第4型抜刃35が設けられていること及び第4型抜刃35の位置を示すマークである。
【0028】
第1指標マーク37、第2指標マーク38、第3指標マーク39、及び第4指標マーク40は、それぞれ、インデックスセンサ26によって読み取られ、第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、及び第4型抜刃35の位置を示すインデックス情報として、後述するロータリシリンダ駆動処理部51に認識される。
【0029】
管理情報コード領域25は、第1指標マーク37と第2指標マーク38との間に設けられている。本実施形態では、管理情報コード領域25は、例えばロータリシリンダ17の最小送り量を1ピッチとしたときの280ピッチの領域内に、本体31が矩形状に切り欠かれた形状をなす複数の凹部を有している。凹部は、第1指標マーク37と第2指標マーク38との間において互いに隣接する10箇所に形成可能であり、各凹部は2進数の0と1に対応する。具体的には、本実施形態では、凹部が形成されていれば1、凹部が形成されておらず本体31が残されていれば0である。
【0030】
なお、10箇所に形成可能な凹部のうち、両端の2つは、開始及び終了を示すビットとして使用されており、本実施形態では常に凹部が形成された状態とされている。したがって、本実施形態では、開始と終了とを示すビットの間にある8ビット分が、管理情報コードの実体部分であり、本実施形態におけるコード化指標マークである。管理情報コードの実体部分は、ロータリ刃部16を特定するための番号が符号化されたものであり、本実施形態では、最大で256種類のロータリ刃部を区別して符号化することができる。
本実施形態では、型抜刃33ないし36の形状が互いに合同であるロータリ刃部には同一パターンの管理情報コード25が形成されている。
【0031】
図6は、本実施形態のラベル型抜装置におけるモータ速度定速時のインデックス信号のタイミングチャートである。
図5図6に示すように、管理情報コード領域25に設けられる凹部は、各指標マーク37、38、39、40よりも狭い所定幅の凹部とされている。そして、最初の第1型抜刃32の開始位置を示す第1指標マーク37の直後に、一定の規則性を持った距離ピッチで凹部が構成されている。なお、本実施形態では、距離ピッチは、ロータリシリンダ17を回転させるロータリシリンダ駆動用モータ23(本実施形態ではステッピングモータ)における1ステップを基準として最少ステップ送り量(S1)として規定されている。
【0032】
本実施形態では、第1指標マーク37の直後に5ピッチ(S1の5倍)の間隔を空けた後に管理情報コード領域25が配置されている。また、開始及び終了を示すビットとして使用される凹部は、5ピッチの幅を有する凹部とされている。さらに、管理情報コード領域25における各1ビットは、5ピッチ間隔で構成され、管理情報コード領域25において5ピッチ分の隙間が存在した場合に当該ビットは「1」である。また、5ピッチ間隔分の切り欠けが存在しなければ当該ビットは「0」である。
【0033】
第1指標マーク37、第2指標マーク38、第3指標マーク39、第4指標マーク40、及び管理情報コード領域25は、いずれも、本体31の4辺のうちの1辺に並べて設けられている。これにより、第1指標マーク37、第2指標マーク38、第3指標マーク39、第4指標マーク40、及び管理情報コード領域25は、ロータリ刃部16がロータリシリンダ17に取り付けられて回転しているときに、いずれもインデックスセンサ26の検出範囲を通過して検出される。
【0034】
図1に示すロータリシリンダ駆動用モータ23は、ロータリシリンダ17を回転させるための動力源であり、本実施形態ではステッピングモータが使用されている。
【0035】
歯車減速機構24は、ロータリシリンダ駆動用モータ23が発する駆動力をロータリシリンダ17に伝達する。
【0036】
アイマークセンサ13は、ラベル部材R上に設けられたアイマーク12を検出し、主制御部30へと出力する。
【0037】
インデックスセンサ26は、本体31に形成された第1指標マーク37、第2指標マーク38、第3指標マーク39、第4指標マーク40、及び管理情報コード領域25を検出し、主制御部30へと出力する。本実施形態では、インデックスセンサ26は、光の反射不反射を検出して2進数に置き換えて主制御部30へ出力する。
【0038】
アンビルユニット18は、回転軸27を有するアンビルロール19と、アンビルロール上下駆動用モータ28と、アンビルロール上下駆動用モータ28が発する動力をアンビルロール19へ伝達する図示しないカム機構とを有する。
アンビルロール19は、それ自体が回転軸27に対して自由回転する。
【0039】
本実施形態では、アンビルロール上下駆動用モータ28として、ステッピングモータが採用されている。また、アンビルロール上下駆動用モータ28は、第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、及び第4型抜刃35の高さとラベル部材R等の厚みを加算した十分な上下駆動量を持つように、駆動ストローク(H)並びにステップ送り量(h1)が設定されている。
【0040】
また、アンビルユニット18は、アンビルロール19の上死点位置と下死点位置とを検出するアンビルロールセンサ29を備える。これにより、アンビルロールセンサ29により、アンビルロール19の上下位置がわかる構造になっている。
【0041】
図7は、本実施形態のラベル型抜装置の主制御部のブロック構成図である。
図7に示すように、主制御部30は、ロータリシリンダ駆動処理部51、ロールラベル搬送駆動処理部52、アンビルロール上下駆動処理部53、主制御処理部54、共通メモリ55、抜き情報ファイル56を備える。
【0042】
ロータリシリンダ駆動処理部51は、ロータシリンダモータ駆動回路57を通じてロータリシリンダ駆動用モータ23に電気的に接続している。ロータリシリンダ駆動処理部51は、インデックスセンサ検出回路58を通じてインデックスセンサ26からセンサ信号が与えられる。
【0043】
すなわち、ロータリシリンダ駆動処理部51は、第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、及び第4型抜刃35の開始位置(すなわちインデックス情報)を、第1指標マーク37、第2指標マーク38、第3指標マーク39、第4指標マーク40を検出することにより認識する。
【0044】
また、ロータリシリンダ駆動処理部51は、管理情報コード領域25において符号化された管理情報コードをインデックスセンサ26が読み取ることによって得られたセンサ信号に基づいて、ロータリシリンダ17に取り付けられたロータリ刃部16の種類を特定する。
【0045】
具体的には、ロータリシリンダ駆動処理部51は、第1指標マーク37の検出後、引き続いて管理情報コード領域25の読み取りを行なう。すなわち、管理情報コード領域25におけるスタートビットの開始エッジ(ロータリ刃部16の先端側のエッジ)において光不反射から光反射に変化することにより管理情報コードの実体部分の読み取りを開始する。管理情報コード領域25の読み取りにおいて、インデックスセンサ26の参照は、スタートビットの開始エッジを検出してから3ピッチ後に開始し、以後5ピッチごとに行なう。これにより、各凹部のエッジではなく各凹部の中央部分において「1」「0」の判定が行われる。(図6のA↓位置)。
【0046】
インデックスセンサ26が管理情報コード領域25を読み取ることにより、ロータリシリンダ駆動処理部51は、管理情報コード領域25に符号化されたロータリ刃部16を特定するための番号(コード番号)を取得する。
【0047】
ロータリシリンダ駆動処理部51は、インデックスセンサ26から与えられるセンサ信号に対応して、インデックス情報とコード番号を認識し、共通メモリ55に設定する。これにより、共通メモリ55に設定された情報に基づいて、ロータリ刃部16の種類と、ロータリシリンダ17の現在位置を管理することができる。
【0048】
ロールラベル搬送駆動処理部52は、ロールラベル搬送モータ駆動回路59を通じてロールラベル搬送駆動用モータ20に電気的に接続している。ロールラベル搬送駆動処理部52は、ロールラベル11を搬送するロールラベル搬送駆動用モータ20を動作させる。また、ロールラベル搬送駆動処理部52は、アイマークセンサ検出回路60を通じてアイマークセンサ13に電気的に接続している。これにより、ロールラベル搬送駆動処理部52は、アイマークセンサ検出回路60を通じてアイマークセンサ13からセンサ信号が与えられ、ラベル部材R上のアイマーク12の検出をする。
ロールラベル搬送駆動処理部52は、ロールラベル11の型抜き開始位置情報を共通メモリ55に設定する。
【0049】
アンビルロール上下駆動処理部53は、アンビルロール上下モータ駆動回路61を通じてアンビルロール上下駆動用モータ28に電気的に接続している。アンビルロール上下駆動処理部53は、アンビルロールセンサ検出回路62を通じてアンビルロールセンサ29からセンサ信号が与えられる。アンビルロール上下駆動処理部53は、アンビルロール19の上下位置を示す状態情報を共通メモリ55に設定する。
【0050】
また、共通メモリ55には、複数のロータリ刃部16の各々に固有の設定情報を含んだ抜き情報ファイル56が記憶されている。抜き情報ファイル56は、管理情報コード領域25に符号化されたロータリ刃部16のコード番号に対応して、型抜刃の数、高さ、長さ、幅、ギャップ量、対応するラベルSの構成情報、最適な型抜き加圧力と速度、並びにラベル部材Rの搬送速度(以下、これらを総称して「設定情報」と称する。)が記憶されたファイルである。
【0051】
主制御処理部54では、抜き情報ファイル56を参照して、ロータリシリンダ17に取り付けられているロータリ刃部16に対応する設定情報を取得する。これにより、主制御部30では、ロータリシリンダ17の回転動作、アンビルロール19の上下動作、及びラベル搬送ユニット14におけるラベル部材Rの搬送速度を含んだ動作手順が設定される。
【0052】
次に、本実施形態のラベル型抜装置10、ロータリ刃部16、及びラベル型抜方法の作用効果について、ラベル型抜装置10の使用時の動作とともに説明する。図8A及び図8Bは、本実施形態のラベル型抜方法を説明するロータリシリンダ駆動処理部の制御流れを説明するフローチャートである。図9は、本実施形態のラベル型抜方法を説明する管理情報コード分離とコード判定の制御流れを説明するフローチャートである。図10は、本実施形態のラベル型抜方法を説明する主制御処理部の制御流れを説明するフローチャートである。
【0053】
本実施形態では、複数のロータリ刃部16がロータリシリンダ17に対して交換可能に用意されたラベル型抜装置10であるので、主制御処理部54では、ロータリシリンダ17に取り付けられたロータリ刃部16の型抜刃32、33、34、35の構成を知る必要がある。
【0054】
主制御処理部54は、ロータリシリンダ駆動処理部51に対して図8Aに『開始1』と示す処理する指令を出す。ロータリシリンダ駆動処理部51では、インデックステーブルと称するインデックスNo.(番号)に対応した3つの項目からなる有限配列の情報保存領域が、共通メモリ55に確保されている。そして、『開始1』の処理が開始されると、主制御処理部54は、情報保存領域の内容を「0」に初期化する。また、インデックスNo.は「0」とされる。インデックスNo.が「0」である状態は、ロータリ刃部16が検出されていないことを示す状態である。
【0055】
ロータリシリンダ17のロータリ刃部16は、ロータリシリンダ駆動用モータ23のステッピング駆動によりピッチS1単位で回転移動する。そのため、このステップ移動量をステップアドレスとして管理し、1ステップ毎に加算される(S101〜S118)。
ロータリシリンダ17は、2100ステップで一周する。このため、ステップアドレスは「0〜2099」の変化として扱い、ロータリシリンダ駆動処理部51の不図示のモータ加減速処理で処理される。
【0056】
主制御処理部54では、ロータリシリンダ17上の目的の型抜刃nを選択し、型抜きを行う。そのため、ロータリシリンダ駆動処理部51に対して図8Bに示す『開始2』、『開始3』を処理する指令を出す。『開始2』の指令では、ロータリシリンダ駆動処理部51は、型抜刃nに対応したインデックスNo.の示すインデックステーブル内の開始位置を停止位置とする。そして、ロータリシリンダ17をV1加速回転し停止させることで抜き原点位置へ型抜刃nの刃先を移動させる(S121〜S125)。
【0057】
『開始3』の指令では、ロータリシリンダ駆動処理部51は、抜き原点位置から型抜刃nに対応した型刃の長さを加算した停止位置まで、V1速度に加速回転し停止させる。ここで、型抜刃nに対応した型刃の長さとは、WnをステップS1で換算した値)を加算した停止位置である。そして、ラベル部材Rの型抜きを行う(S131〜S135)。
【0058】
続いて、ロータリシリンダ17を停止状態からV1速度まで加速回転させ定速V1で回転を維持する。この状態で、光学反射式のインデックスセンサ26によりロータリ刃部16上の第1指標マーク37ないし第4指標マーク40並びに管理情報コード領域25が検出される。最初に検出したインデックステーブル内の開始位置にステップアドレスが再び達すると、ロータリシリンダ17が一周し、第1指標マーク37ないし第4指標マーク40並びに管理情報コード領域25の検出が終了したことになる。
【0059】
第1指標マーク37ないし第4指標マーク40が検出されたら、インデックステーブルにはロータリ刃部16のインデックス情報が記憶される。このとき、この時点での各位置は、最初の検出時で使用したステップアドレスであり、一時的な位置を示している。
【0060】
また、インデックステーブル内には、TL1、TLc2、TL2領域の情報が混在しているので、インデックステーブルに記憶された情報から、管理情報コード領域25に符号化された情報を分離して共通メモリ55に記憶する。インデックステーブル内の開始位置間の差分は、インデックスの距離を示しているために、差分を計算することでインデックスの種別を判定できることになる。
【0061】
例えば、管理情報コード領域25の幅が280ピッチ以下の場合には、1ビット幅に相当する5ピッチ幅を差し引いた値(275)が、管理情報コード領域25を分離するための判定基準となる。すなわち、図9に示すように、差分情報から275以下のインデックス行を管理情報コード領域25と見なし『管理情報テーブル』に移動させる。
この後、管理情報テーブル内の最初の開始位置を基準として3ピッチ加算された開始位置より、終了位置との比較によりコード領域のビット変化を判定している。つまり、スタートビットから終了ビットまでを5ピッチ間隔で位置の大小判定を行い、終了位置が5ピッチ単位でも大きい間は「1」のコード情報が連続しているものと判定する。そのため、ビット列に「1」を挿入しながら左シフトしてコード生成を行っている。終了位置が5ピッチ単位で超えた場合は「0」挿入となる。
【0062】
そして、次の管理情報コードテーブル行の開始位置より同様の処理を行うことでコード情報がビット列として認識される。認識されたビット列の内、8ビットを取り出すことでコード化された型抜刃32、33、34、35の定義情報を索引することができる。管理情報コード領域25の情報が分離されたインデックステーブルは、L1、L2の情報のみが残されている。そのため、開始位置と終了位置の差分から、L1領域かL2領域かを容易に判別できる。L1領域とL2領域との判別をした後、L2領域を基準としてロータリシリンダ17の一周分のステップ数2100をベースに正規化ソートする。
そして、インデックステーブル内は、L1領域を最初のインデックスNo.として順次並び替えられる。すなわち、3以上の型抜刃がある場合には複数のL2領域が存在するが、ロータリシリンダ17の回転方向に順に並べられることにより区別することができる。
このように、インデックステーブル内では、第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、第4型抜刃35の順番となるように昇順に並べられる。
【0063】
この後に、ロータリシリンダ17の抜き原点からインデックスセンサ26までの機械的な距離:オフセット(例えば400)を一周長さ:2100で正規化加算する(S201〜S218)。これにより、ロータリシリンダ17上のロータリ刃部16の第1型抜刃32、第2型抜刃33、第3型抜刃34、第4型抜刃35の開始位置が、相対位置から絶対位置へと変換される。従って、ラベル部材Rの型抜き位置合わせ制御の基準を、抜き原点位置基準で処理することができる。
【0064】
次に、ラベル型抜装置10においてラベルSの型抜きをする際の処理について説明する。
主制御部30では、ロータリシリンダ17の回転動作、アンビルロール19の上下動作、及びラベル搬送ユニット14におけるラベル部材Rの搬送速度を含んだ動作手順が、管理情報コード領域25を読み取ることによって設定される。そして、ラベル型抜装置10は、この動作手順に従って動作する。
【0065】
具体的には、まず、図10に示すように、『開始1』では各部の初期化処理を行うために、アンビルロール19を下降させながら下死点位置等の検出処理を行う。そして、ロータリシリンダ17上のインデックス検出とインデックステーブルと管理情報コードテーブル作成を行う。また、ロールラベル11上のアイマーク12の検出を行って、ラベル部材Rの抜き開始位置を抜き原点まで搬送する。
【0066】
『開始2』では、『開始1』で準備した状態からアンビルロール19を上昇させる(加圧状態)。同時に、ロールラベル11を搬送しながらロータリシリンダ17を型抜刃nの抜き長さWn量回転させながらラベル部材Rの型抜きを行う。ラベルSの1枚の型抜きが終了するとアンビルロール19を下降させた後、次の型抜きの準備のためにロールラベル11を搬送する。そして、アイマーク12の検出位置から抜き原点まで搬送し、同時にロータリシリンダ17を回転させて同じ型抜刃nの選択を進める。これ等を順次繰り返すことで、型抜刃nを選択してラベルSの型抜きを行うことができる。このように、本実施形態では、ロータリ刃部16が主制御部30によって特定され、ロータリ刃部16の構成に対応した型抜方法(型抜刃の選択、圧力、ラベル部材Rの送り速度等)を用いてラベル部材RからラベルSを型抜きすることができる。
【0067】
以上、説明したように、本実施形態のラベル型抜装置10では、ロータリ刃部16が、複数種類で選択可能な異なる形状の型抜刃32、33、34、35を有し、且つ、型抜刃32、33、34、35の情報を知るための管理情報コード領域25を有する。従って、本実施形態のラベル型抜装置10によれば、複数種類の型抜刃32、33、34、35の各々に固有の情報を管理情報コード領域25を用いて一元管理できる。これにより、ロータリ刃部16の交換に伴う情報管理の煩わしさや誤りが解消され、型抜き制御に必要な種々の設定を自動的に行うことができるようになる。
【0068】
また、ラベル型抜装置10によれば、管理情報コード領域25が、型抜刃32、33、34、35の数情報、高さ情報、長さ情報、幅情報、ギャップ情報を特定することができるようになっているので、これらの情報を手入力する必要がない。
【0069】
本実施形態のロータリ刃部16によれば、型抜刃32、33、34、35の情報を知るための管理情報コード領域25を有するために、複数の型抜刃を用いて好適に型抜きをするための設定が容易である。
【0070】
本実施形態のラベル型抜方法によれば、複数種類の型抜刃32、33、34、35に固有の情報を管理情報コード領域25を用いて一元管理できる。
【0071】
なお、本発明のラベル型抜装置及びラベル型抜方法は、前述した各実施形態に限定するものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。
【0072】
上記に説明した一実施例の応用として、型抜刃上に設けたインデックス形成方法として以下の方法が考えられる。
例えば、インデック形成の内、各抜き型刃の開始インデックスを示す部分と、管理コード情報領域を示すインデックスとを分離して設けてもよい。
また、インデックス形成方法として、切り欠け方法を示したが、ロータリ刃部に凸凹を設け、これらをセンサ(例えば静電容量センサ等)で検出する方法も同様に実現できる。
さらに、管理コード情報領域を示すインデックスのビット列と長さ、符号化、構成方法は一例であり、他のビット列・長さ、符号化、構成方法でもよい。
【符号の説明】
【0073】
10 ラベル型抜装置
16 ロータリ刃部
17 ロータリシリンダ
19 アンビルロール
25 管理情報コード領域(コード化指標マーク)
30 主制御部
32 第1型抜刃(型抜刃)
33 第2型抜刃(型抜刃)
34 第3型抜刃(型抜刃)
35 第4型抜刃(型抜刃)
R ラベル部材
S ラベル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10