特許第6073181号(P6073181)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6073181-電力変換器及び電力変換システム 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6073181
(24)【登録日】2017年1月13日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】電力変換器及び電力変換システム
(51)【国際特許分類】
   G05B 9/02 20060101AFI20170123BHJP
   H02M 7/48 20070101ALI20170123BHJP
   H02M 7/493 20070101ALI20170123BHJP
【FI】
   G05B9/02 B
   H02M7/48 M
   H02M7/493
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-94169(P2013-94169)
(22)【出願日】2013年4月26日
(65)【公開番号】特開2014-215895(P2014-215895A)
(43)【公開日】2014年11月17日
【審査請求日】2015年10月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003115
【氏名又は名称】東洋電機製造株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】100161148
【弁理士】
【氏名又は名称】福尾 誠
(72)【発明者】
【氏名】上田 健吾
(72)【発明者】
【氏名】山本 知信
【審査官】 藤島 孝太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−291255(JP,A)
【文献】 特開2011−182535(JP,A)
【文献】 特開2007−312573(JP,A)
【文献】 特開2009−050063(JP,A)
【文献】 特表2003−518682(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 9/00− 9/05
23/00−23/02
H02M 7/42− 7/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力変換器が複数台接続される電力変換システムにおいて用いられる前記電力変換器であって、
ゲート信号により制御される半導体スイッチング素子からなる逆変換部の出力を遮断させるための安全機能を有する安全機能部と、
前記安全機能部の動作を監視する安全機能監視部と、を備え、
前記安全機能部は、前記安全機能を動作させるための安全機能指令に基づいて当該安全機能指令の有無を表す安全機能信号と、該安全機能信号及び前記逆変換部を動作させるためのゲート指令に基づいて前記ゲート信号を生成するためのゲート指令信号とを出力し、
前記安全機能監視部は、前記安全機能部で生成される前記安全機能信号及び前記ゲート指令信号に基づいて前記安全機能部の動作状態を示す安全機能動作信号と、前記安全機能指令、前記安全機能信号、前記安全機能動作信号及び他の電力変換器からの安全機能動作信号に基づいて前記安全機能の喪失状態の有無を表す安全機能喪失信号とを出力する、
ことを特徴とする電力変換器。
【請求項2】
請求項1に記載の電力変換器を複数台有する電力変換システムであって、
複数台の前記電力変換器に対して前記安全機能指令を送出する安全機能指令発生装置を備え、
記電力変換器は、自己の前記安全機能監視部から出力される前記安全機能動作信号を他の電力変換器の安全機能監視部に入力するとともに、他の電力変換器の前記安全機能監視部から出力される前記安全機能動作信号を入力し
複数台の前記電力変換器は、各々の前記安全機能監視部から出力される前記安全機能喪失信号を前記安全機能指令発生装置に入力し、
前記安全機能指令発生装置は、複数台の前記電力変換器からそれぞれ入力される前記安全機能喪失信号の少なくとも1つが、対応する前記安全機能の喪失状態を示すと、複数台の前記電力変換器の全ての出力を遮断する前記安全機能指令を出力する
電力変換システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全規格に準拠した安全機能を有する電力変換器、及び該電力変換器を複数備える電力変換システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
機器やそれを含むシステムについては、機器の誤使用・誤動作により想定される重大事故の発生を防止するため、世界標準の安全規格が設けられている。例えば、機械・電気のシステムに関してはISO13849の規格があり、電気・電子システムに関してはIEC62061やIEC61508の規格があり、電力変換器などを含めたパワードライブシステムに関してはIEC61800−5−2の規格がある。
【0003】
このような安全規格は、適宜見直される。また、機器の使用態様によっては、必要となる安全規格のレベルが異なる場合がある。このような安全規格の変更に対処するものとして、例えば特許文献1には、電力変換器の安全装置を、制御機能を担う制御部と安全機能を担う安全機能部とにより構成し、安全機能部を安全規格に応じて着脱自在に接続可能として、所要の安全機能部が正しい組み合わせで正しく接続されていない場合に、安全装置により制御部の信号の出力を禁止して、電力変換器を動作させないようにした技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−8642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示の電力変換器によると、一つの電力変換器における安全機能の誤動作を防止することはできるが、安全機能を有する電力変換器を複数接続して動作させるシステムの場合は、電力変換器間における誤動作を防止することはできない。そのため、このようなシステムでは、一方の電力変換器の安全機能が誤動作や故障を起こしてしまった場合に、その誤動作や故障の発生を他方の電力変換器の安全機能では検知できないために、システム全体の安全性が低下することが懸念される。また、複数の電力変換器を同時に停止することができないため、正常な電力変換器が過負荷となって電力変換器自身の故障を招くことも懸念される。
【0006】
したがって、かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、複数の電力変換器を備える電力変換システムに好適に使用され、電力変換システムの安全性を向上できる電力変換器及びこれを備える電力変換システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明は、電力変換器が複数台接続される電力変換システムにおいて用いられる前記電力変換器であって
ゲート信号により制御される半導体スイッチング素子からなる逆変換部の出力を遮断させるための安全機能を有する安全機能部と、
前記安全機能部の動作を監視する安全機能監視部と、を備え、
前記安全機能部は、前記安全機能を動作させるための安全機能指令に基づいて当該安全機能指令の有無を表す安全機能信号と、該安全機能信号及び前記逆変換部を動作させるためのゲート指令に基づいて前記ゲート信号を生成するためのゲート指令信号とを出力し、
前記安全機能監視部は、前記安全機能部で生成される前記安全機能信号及び前記ゲート指令信号に基づいて前記安全機能部の動作状態を示す安全機能動作信号と、前記安全機能指令、前記安全機能信号、前記安全機能動作信号及び他の電力変換器からの安全機能動作信号に基づいて前記安全機能の喪失状態の有無を表す安全機能喪失信号とを出力する、
ことを特徴とするものである。
【0010】
さらに、上記目的を達成する本発明に係る電力交換システムは、前記電力変換器を複数台有する電力変換システムであって、
複数台の前記電力変換器に対して前記安全機能指令を送出する安全機能指令発生装置を備え、
記電力変換器は、自己の前記安全機能監視部から出力される前記安全機能動作信号を他の電力変換器の安全機能監視部に入力するとともに、他の電力変換器の前記安全機能監視部から出力される前記安全機能動作信号を入力し
複数台の前記電力変換器は、各々の前記安全機能監視部から出力される前記安全機能喪失信号を前記安全機能指令発生装置に入力し、
前記安全機能指令発生装置は、複数台の前記電力変換器からそれぞれ入力される前記安全機能喪失信号の少なくとも1つが、対応する前記安全機能の喪失状態を示すと、複数台の前記電力変換器の全ての出力を遮断する前記安全機能指令を出力する、ものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、複数の電力変換器を備える電力変換システムに好適に使用され、電力変換システムの安全性を向上できる電力変換器及びこれを備える電力変換システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施の形態に係る電力変換システムの概略構成を示すブロック図である。
図2図1に示す各信号のタイミングチャートの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施の形態に係る電力変換システムの概略構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る電力変換システムは、共通の交流電源に並列に接続された2台の電力変換器1,2と、安全機能指令発生装置30とを備え、電力変換器1,2の出力電圧を合成して負荷に給電するものである。
【0015】
電力変換器1,2は、同一構成からなる。本実施の形態において、電力変換器1(2)は、順変換部10(20)と、直流電圧部11(21)と、逆変換部12(22)と、制御部13(23)と、ゲート制御部15(25)と、安全機能部14(24)と、安全機能監視部16(26)とを備える。順変換部10(20)は、交流電源に接続されて、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換するもので、例えばサイリスタやダイオード等の公知の電力用の半導体素子により構成される。順変換部10(20)から出力される直流電圧は、直流電圧部11(21)を経て逆変換部12(22)に給電される。
【0016】
直流電圧部11(21)は、順変換部10(20)から出力される直流電圧のリップル成分を除去するもので、例えば平滑コンデンサからなる。逆変換部12(22)は、入力される直流電圧を所要周波数の交流電圧に変換するもので、例えばパワーMOSFET、IGBT、サイリスタ、GTO、トライアック等のゲート信号によりターンオン及びターンオフする公知の電力用の半導体スイッチング素子により構成される。逆変換部12(22)の出力電圧は、出力端子Vout1(Vout2)を経て負荷に給電される。
【0017】
制御部13(23)は、逆変換部12(22)を動作させるゲート指令101(201)を出力する。このゲート指令101(201)は、安全機能部14(24)に供給される。
【0018】
安全機能部14(24)は、電力変換器1(2)の所定の安全機能を実行して逆変換部12(22)の出力を遮断するもので、安全機能信号生成回路17(27)と、ゲート指令用バッファ回路18(28)とを備える。安全機能信号生成回路17(27)は、安全機能指令発生装置30から入力される安全機能指令300に基づいて安全機能信号102(202)を生成する。この安全機能信号102(202)は、ゲート指令用バッファ回路18(28)及び安全機能監視部16(26)に供給される。
【0019】
ゲート指令用バッファ回路18(28)は、制御部13(23)から入力されるゲート指令101(201)と、安全機能信号生成回路17(27)から入力される安全機能信号102(202)とに基づいてゲート指令信号103(203)を生成する。このゲート指令信号103(203)は、ゲート制御部15(25)及び安全機能監視部16(26)に供給される。
【0020】
ゲート制御部15(25)は、安全機能部14(24)から入力されるゲート指令信号103(203)に基づいて、逆変換部12(22)のゲート信号104(204)を生成する。これにより、逆変換部12(22)の動作が制御される。
【0021】
安全機能監視部16(26)は、安全機能部14(24)の動作を監視する。具体的には、安全機能監視部16(26)は、安全機能部14(24)から入力される安全機能信号102(202)及びゲート指令信号103(203)に基づいて、逆変換部12(22)の動作状態を示す安全機能動作信号105(205)を出力する。この安全機能動作信号105(205)は、並列接続された他の電力変換器2(1)の安全機能監視部26(16)に入力される。
【0022】
さらに、本実施の形態において、安全機能監視部16(26)は、安全機能指令発生装置30から入力される安全機能指令300、安全機能部14(24)から入力される安全機能信号102(202)及びゲート指令信号103(203)、当該安全機能監視部16(26)で生成される安全機能動作信号105(205)、並列接続された他の電力変換器2(1)の安全機能監視部26(16)から入力される安全機能動作信号205(105)に基づいて、安全機能の動作状態を示す安全機能喪失信号106(206)を出力する。この安全機能喪失信号106(206)は、安全機能指令発生装置30にフィードバックされる。
【0023】
安全機能指令発生装置30は、例えば安全規格に準拠した安全PLC(Programmable Logic Controller)からなり、安全機能部14(24)及び安全機能監視部16(26)に、それらを動作させるための安全機能指令300を供給する。また、安全機能指令発生装置30は、安全機能監視部16(26)からフィードバックされる安全機能喪失信号106(206)に基づいて、安全機能指令300を制御するなどして、電力変換システム全体の運転を制御する。
【0024】
次に、図1の電力変換システムの一動作例について、図2に示す各信号のタイミングチャート及び下記の表1、表2に示す真理値表を参照して説明する。なお、表1は、安全機能監視部16(26)において安全機能動作信号105(205)を生成する際の真理値表を示す。表2は、安全機能監視部16(26)において安全機能喪失信号106(206)を生成する際の真理値表を示す。図2のタイミングチャートにおいて、OFF(低レベル)/ON(高レベル)は、表1及び表2において論理「0」/論理「1」として示している。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
安全機能指令発生装置30は、安全機能部14(24)の安全機能を不作動とする場合にOFF、作動させる場合にONとなる安全機能指令300を出力する。安全機能部14(24)の安全機能信号生成回路17(27)は、正常状態で、安全機能指令300と同期してON/OFFする安全機能信号102(202)を出力する。また、ゲート指令用バッファ回路18(28)は、正常状態で、安全機能信号102(202)がOFFのとき制御部13(23)からのゲート指令101(201)に同期してON/OFFするゲート指令信号103(203)を出力し、安全機能信号102(202)がONのときゲート指令信号103(203)の出力を遮断する。ゲート制御部15(25)は、ゲート指令信号103(203)がOFFのとき、逆変換部12(22)の電力用半導体スイッチング素子をOFFし、ONのとき電力用半導体スイッチング素子をONとするゲート信号104(204)を生成する。
【0028】
安全機能監視部16(26)は、安全機能部14(24)の安全機能が不動作の場合すなわち逆変換部12(22)が動作状態にあるときOFF、安全機能が動作している場合すなわち逆変換部12(22)が不動作状態にあるときにONとなる安全機能動作信号105(205)を出力する。また、安全機能監視部16(26)は、安全機能部14(24)の安全機能が健在の場合にOFF、安全機能が喪失している場合にONとなる安全機能喪失信号106(206)を出力する。
【0029】
例えば、安全機能監視部16は、表1及び図2に示すように、安全機能信号102が「1」(ON)のときに、ゲート指令信号103が「0」(OFF)になっている場合に、安全機能部14が逆変換部12の出力を遮断しているとみなして、安全機能動作信号105を「1」(ON)とする。この安全機能動作信号105は、他方の電力変換部2の安全機能監視部26に入力される。
【0030】
また、安全機能監視部16は、表2及び図2に示すように、安全機能指令300が「0」(OFF)すなわち安全機能を不作動とする指令を出しているにも関わらず、安全機能信号102が「1」(ON)になっている場合、安全機能が故障していると判断して、安全機能喪失信号106を「1」(ON)とする。さらに、安全機能監視部16は、安全機能指令300が「0」(OFF)で、安全機能信号102が「0」(OFF)であっても、当該安全機能監視部16で生成された安全機能動作信号105が「1」(ON)の場合、安全機能喪失信号106を「1」(ON)とする。また、安全機能監視部16は、安全機能指令300が「0」(OFF)、安全機能信号102が「0」(OFF)、当該安全機能監視部16で生成された安全機能動作信号が「0」(OFF)でっても、他方の電力変換部2の安全機能監視部26から入力される安全機能動作信号205が「1」(ON)の場合、安全機能喪失信号106を「1」(ON)とする。
【0031】
また、安全機能監視部16は、安全機能指令300が「1」(ON)すなわち安全機能を作動させる指令を出しているにも関わらず、安全機能信号102が「0」(OFF)になっている場合、安全機能が故障していると判断して、安全機能喪失信号106を「1」(ON)とする。さらに、安全機能監視部16は、安全機能指令300が「1」(ON)で、安全機能信号102が「1」(ON)であっても、当該安全機能監視部16で生成された安全機能動作信号105が「0」(OFF)の場合、安全機能喪失信号106を「1」(ON)とする。また、安全機能監視部16は、安全機能指令300が「1」(ON)、安全機能信号102が「1」(ON)、当該安全機能監視部16で生成された安全機能動作信号105が「1」(ON)でっても、他方の電力変換部2の安全機能監視部26から入力される安全機能動作信号205が「0」(OFF)の場合、安全機能喪失信号106を「1」(ON)とする。
【0032】
つまり、安全機能監視部16は、安全機能指令300、安全機能信号102、安全機能動作信号105、及び他の安全機能監視部26からの安全機能動作信号205が、全て「0」(OFF)又は「1」(ON)の場合にのみ、安全機能部14の安全機能が健全であることを示す「0」(OFF)の安全機能喪失信号106を出力し、その他の条件では安全機能部14の安全機能が喪失していることを示す「1」(ON)の安全機能喪失信号106を出力する。他方の電力変換部2の安全機能監視部26も同様に動作して、安全機能喪失信号206を出力するする。これらの安全機能喪失信号106(206)は、安全機能指令発生装置30にフィードバックされる。
【0033】
本実施の形態においては、一方の電力変換器1(2)の安全機能監視部16(26)から他方の電力変換器2(1)の安全機能監視部26(16)に入力される安全機能動作信号105(205)が逆変換部12(22)の出力の遮断を示す場合、他方の電力変換器2(1)(具体的には安全機能監視部26(16))は、逆変換部22(12)の出力を遮断する。また、安全機能指令発生装置30は、安全機能監視部16(26)からフィードバックされる安全機能喪失信号106(206)の少なくとも1つが安全機能の喪失を示す場合、安全機能指令300をONにするなどして、全ての電力変換器1,2の逆変換部12,22の出力を遮断して電力変換システム全体の運転を停止させる。
【0034】
したがって、本実施の形態によれば、例えば図2に示すように、電力変換器1の安全機能部14が故障した場合に、正常な電力変換機2の動作を停止できるので、電力変換器2の過負荷による故障等を招くことなく、電力変換システムの安全性を向上することができる。
【0035】
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、2台の電力変換器を共通電源に並列に接続し、それらの出力を合成して共通の負荷に給電するようにしたが、電力変換器は2台に限らず、任意の複数台とすることができる。また、複数台の電力変換器は、異なる電源系統に接続されてもよいし、出力も合成することなく、別々の負荷に給電されてもよい。
【0036】
また、電力変換器を3台以上接続する場合は、例えば出力が合成される電力変換器等の関連する電力変換器の安全機能監視部を相互に接続して、各電力変換器の安全機能監視部の安全機能動作信号を関連する電力変換器の安全機能監視部に入力させるようにしてもよいし、各電力変換器の安全機能監視部の安全機能動作信号を他の全ての電力変換器の安全機能監視部に入力させるようにしてもよい。さらに、各電力変換器から出力される安全機能喪失信号は、安全機能指令発生装置30にフィードバックさせることなく、自己の安全機能監視部から出力される安全機能喪失信号により自己の電力変換器が有する非常停止機能を動作させるようにしてもよい。
【0037】
さらに、電力変換器は自己の安全機能監視部から安全機能動作信号のみを出力するようにして、自己の安全機能監視部から出力される安全機能動作信号を他の電力変換器の安全機能監視部に入力し、他の電力変換器から当該他の電力変換器の出力の遮断を示す安全機能動作信号を入力すると、自己の逆変換部の出力を遮断するようにしてもよい。あるいは、電力変換器は自己の安全機能監視部から安全機能喪失信号のみを出力するようにして、複数台の電力変換器からそれぞれ出力される安全機能喪失信号の少なくとも1つが安全機能喪失状態を示す場合に複数台の電力変換器の全ての出力を遮断するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1、2 電力変換器
10、20 順変換部
11、21 直流電圧部
12、22 逆変換部
13、23 制御部
14、24 安全機能部
15、25 ゲート制御部
16、26 安全機能監視部
17、27 安全機能信号生成回路
18、28 ゲート指令用バッファ回路
30 安全機能指令発生装置
図1
図2