(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1左目映像フレームと第1右目映像フレームとで、それぞれ2〜5本のラインが同時にスキャニングされることを特徴とする請求項1に記載の立体映像ディスプレイ装置。
前記シャッタ制御部が、前記第1左目映像フレームと第2左目映像フレームとが混合する左目有効区間で、左目シャッタを開放し、第1右目映像フレームと第2右目映像フレームとが混合する右目有効区間で、右目シャッタを開放することを特徴とする請求項1に記載の立体映像ディスプレイ装置。
前記第1左目映像フレームと第2左目映像フレームとが混合する左目有効区間で、前記第2左目映像フレームの領域を含む左目有効区間の一部が、第1左目映像フレームを含む左目有効区間の一部より広いことを特徴とする請求項4に記載の立体映像ディスプレイ装置。
前記ディスプレイパネルに光を照射するバックライト・ユニットをさらに含み、前記バックライト・ユニットが、前記左目有効区間と右目有効区間とでターンオンされ、他の区間でターンオフされることを特徴とする請求項5に記載の立体映像ディスプレイ装置。
前記ディスプレイパネルが、前記第1左目映像、第1右目映像をスキャニングするとき、2〜5本のラインが同時にスキャニングされることを特徴とする請求項7に記載の立体映像ディスプレイ装置。
前記シャッタ制御部が、前記第2左目映像のスキャニング区間で、左目シャッタが開放されるように制御し、第2右目映像のスキャニング区間で、右目シャッタが開放されるように制御することを特徴とする請求項7に記載の立体映像ディスプレイ装置。
前記シャッタ制御部が、前記第1左目映像が、スキャニング区間で、左目シャッタが開放されるように制御し、第1右目映像のスキャニング区間で、右目シャッタが開放されるように制御することを特徴とする請求項10に記載の立体映像ディスプレイ装置。
それぞれ独立してスキャニングされる第1領域と第2領域とを含み、前記第1領域及び第2領域それぞれは、第1左目映像スキャニング区間、第1左目映像ホールディング区間、第2左目映像スキャニング区間、第2左目映像ホールディング区間、第1右目映像スキャニング区間、第1右目映像ホールディング区間、第2右目映像スキャニング区間、第2右目映像ホールディング区間を含むディスプレイパネルと、
前記ディスプレイパネルに映像信号を入力する映像信号入力部と、
前記ディスプレイパネルに光を照射するバックライト・ユニットと、
前記第1左目映像ホールディング区間、第2左目映像スキャニング区間、第2左目映像ホールディング区間で、左目シャッタを開放し、第1右目映像ホールディング区間、第2右目映像スキャニング区間、第2右目映像ホールディング区間で、右目シャッタを開放するシャッタ制御部と、を含み、
前記第1左目映像スキャニング区間と、前記第1左目映像ホールディング区間とのフレーム周波数は、60Hzの偶数倍の周波数を有し、
第1左目映像と第1右目映像がそれぞれ第1フレーム周波数でスキャニングされ、かつ、第2左目映像と第2右目映像がそれぞれ第2フレーム周波数でスキャニングされ、
第1フレーム周波数が前記第2フレーム周波数より大きく、
前記第1左目映像スキャニング区間で前記第1フレーム周波数で駆動されて前記ディスプレイパネルが活性化された後で、前記第2フレーム周波数で第2左目映像をスキャニングし、かつ、
前記第1右目映像スキャニング区間で前記第1フレーム周波数で駆動されて前記ディスプレイパネルが活性化された後で、前記第2フレーム周波数で第2右目映像をスキャニングする、
立体映像ディスプレイ装置。
前記ディスプレイパネルに光を照射するバックライト・ユニットをさらに含み、前記バックライト・ユニットは、前記第1左目映像ホールディング区間、第2左目映像スキャニング区間、第2左目映像ホールディング区間でターンオンされ、(第1右目映像ホールディング区間、第2右目映像スキャニング区間、第2右目映像ホールディング区間でターンオンされることを特徴とする請求項12に記載の立体映像ディスプレイ装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、クロストークが減少または除去された映像を表示する立体映像ディスプレイ装置及びその駆動方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
例示的な一実施形態による立体映像ディスプレイ装置は、互いに異なる2種の第1フレーム周波数と第2フレーム周波数とで交互に映像をスキャニングするディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルに映像信号を入力する映像信号入力部と、前記ディスプレイパネルに光を照射するバックライト・ユニットと、シャッタグラスの左目シャッタと右目シャッタとを選択的に開閉するシャッタ制御部と、を含んでもよい。
【0008】
前記第1フレーム周波数は、第2フレーム周波数の2〜5倍であってもよい。
【0009】
前記ディスプレイパネルは、第1左目映像フレーム、第2左目映像フレーム、第1右目映像フレーム、第2右目映像フレームを含み、前記第1左目映像フレームと第1右目映像フレームとが第1フレーム周波数でスキャニングされ、第2左目映像フレームと第2右目映像フレームとが第2フレーム周波数でスキャニングされてもよい。
【0010】
前記第1左目映像フレームと第1右目映像フレームとが、2〜5本のラインが同時にスキャニングされてもよい。
【0011】
前記シャッタ制御部が、前記第1左目映像フレームと第2左目映像フレームとが混合する左目有効区間で、左目シャッタを開放するように制御し、第1右目映像フレームと第2右目映像フレームとが混合する右目有効区間で、右目シャッタを開放するように制御することができる。
【0012】
前記第2左目映像フレームを含む左目有効区間の一部が、前記第1左目映像フレームを含む左目有効区間の一部より大きくなってもよい。
【0013】
前記バックライト・ユニットが、左目有効区間と右目有効区間とでターンオンされ、他の区間でターンオフされる。
【0014】
前記第1左目映像フレームと第1右目映像フレームとがブラックを表示することができる。
【0015】
前記第2左目映像フレームと第1右目映像フレームとが混合する左目有効区間で、左目シャッタが開放され、第2右目映像フレームと第1左目映像フレームとが混合する右目有効区間で、右目シャッタが開放されてもよい。
【0016】
前記バックライト・ユニットが、左目有効区間と右目有効区間とでターンオンされ、他の区間でターンオフされてもよい。
【0017】
例示的な他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置は、第1左目映像、第2左目映像、第1右目映像、第2右目映像が順次にスキャニングされるディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルに映像信号を入力する映像信号入力部と、前記ディスプレイパネルに光を照射するバックライト・ユニットと、右目映像と左目映像とが混合する区間で、左目シャッタと右目シャッタとを閉鎖するシャッタ制御部と、を含んでもよい。
【0018】
前記第1左目映像、第2左目映像、第1右目映像、第2右目映像をスキャニングするとき、2〜5本のラインが同時にスキャニングされてもよい。
【0019】
前記第2左目映像のスキャニング区間で、左目シャッタが開放され、第2右目映像のスキャニング区間で、右目シャッタが開放されてもよい。
【0020】
例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置は、それぞれ独立してスキャニングされる第1領域と第2領域とを含み、前記第1領域及び第2領域それぞれは、第1左目映像スキャニング区間、第1左目映像ホールディング区間、第2左目映像スキャニング区間、第2左目映像ホールディング区間、第1右目映像スキャニング区間、第1右目映像ホールディング区間、第2右目映像スキャニング区間、第2右目映像ホールディング区間を含むディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルに映像信号を入力する映像信号入力部と、前記ディスプレイパネルに光を照射するバックライト・ユニットと、前記第1左目映像ホールディング区間、第2左目映像スキャニング区間、第2左目映像ホールディング区間で、左目シャッタを開放し、第1右目映像ホールディング区間、第2右目映像スキャニング区間、第2右目映像ホールディング区間で、右目シャッタを開放するシャッタ制御部と、を含んでもよい。
【0021】
前記バックライト・ユニットは、前記第1左目映像ホールディング区間、第2左目映像スキャニング区間、第2左目映像ホールディング区間でターンオンされ、第1右目映像ホールディング区間、第2右目映像スキャニング区間、第2右目映像ホールディング区間でターンオンされてもよい。
【0022】
前記第1左目映像スキャニング区間と、第1左目映像ホールディング区間とのフレーム周波数は、60Hzの偶数倍の周波数を有することができる。
【0023】
前記第1領域と第2領域とのスキャニングが、それぞれディスプレイパネルの中間ラインから始まってもよい。
【0024】
前記第1領域のスキャニングが、ディスプレイパネルの最初のラインから第1中間ラインまで進められ、第2領域のスキャニングが、ディスプレイパネルの第2中間ラインから最後のラインまで進められる。
【0025】
前記第1領域のスキャニングが、ディスプレイパネルの最初のラインから第1中間ラインまで進められ、第2領域のスキャニングが、ディスプレイパネルの最後のラインから第2中間ラインまで進められてもよい。
【0026】
前記第1領域と第2領域は、同時にスキャニングされてもよい。
【0027】
例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置は、左目映像信号と右目映像信号とを周期的に生成する映像信号入力部と、前記左目映像信号の入力の間、以前周期の右目映像ホールディング区間、左目映像スキャニング区間を含み、右目映像信号の入力の間、左目映像ホールディング区間と、右目映像スキャニング区間とを含むディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルに光を照射するバックライト・ユニットと、シャッタグラスの左目シャッタと右目シャッタとを選択的に開閉するシャッタ制御部と、を含んでもよい。
【0028】
例示的な一実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法は、映像信号入力部からディスプレイパネルに映像信号を入力する段階と、前記ディスプレイパネルで、互いに異なる2種の第1フレーム周波数と第2フレーム周波数とで交互に映像をスキャニングする段階と、バックライト・ユニットから、前記ディスプレイパネルに光を照射する段階と、シャッタ制御部が、シャッタグラスの左目シャッタと右目シャッタとを選択的に開閉する段階と、を含んでもよい。
【0029】
例示的な他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法は、映像信号入力部からディスプレイパネルに映像信号を入力する段階と、前記ディスプレイパネルが、第1左目映像、第2左目映像、第1右目映像、第2右目映像を順次にスキャニングする段階と、バックライト・ユニットから、前記ディスプレイパネルに光を照射する段階と、シャッタ制御部が、右目映像と左目映像とが混合する区間で、左目シャッタと右目シャッタとを閉鎖する段階と、を含んでもよい。
【0030】
例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法は、映像信号入力部からディスプレイパネルに映像信号を入力する段階と、前記ディスプレイパネルがそれぞれ独立してスキャニングされる第1領域と第2領域とを含み、前記ディスプレイパネルが、前記第1領域及び第2領域それぞれで、第1左目映像をスキャニングし、第1左目映像をホールディングし、第2左目映像をスキャニングし、第2左目映像をホールディングする段階と、前記ディスプレイパネルが、前記第1領域及び第2領域それぞれで、第1右目映像をスキャニングし、第1右目映像をホールディングし、第2右目映像をスキャニングし、第2右目映像をホールディングする段階と、バックライト・ユニットから、前記ディスプレイパネルに光を照射する段階と、シャッタ制御部が、前記第1左目映像ホールディング区間、第2左目映像スキャニング区間、第2左目映像ホールディング区間で、左目シャッタを開放する段階と、前記シャッタ制御部が第1右目映像ホールディング区間、第2右目映像スキャニング区間、第2右目映像ホールディング区間で、右目シャッタを開放する段階と、を含んでもよい。
【0031】
例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法は、映像信号入力部が、前記ディスプレイパネルに左目映像信号を入力する段階と、前記左目映像信号の入力の間、前記ディスプレイパネルが、以前にスキャニングされた右目映像をホールディングし、左目映像をスキャニングする段階と、前記映像信号入力部が、前記ディスプレイパネルに右目映像信号を入力する段階と、前記右目映像信号の入力の間、前記ディスプレイパネルが、前記左目映像をホールディングし、右目映像をスキャニングする段階と、バックライト・ユニットから、前記ディスプレイパネルに光を照射する段階と、シャッタ制御部が、シャッタグラスの左目シャッタと右目シャッタとを選択的に開閉する段階と、を含んでもよい。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、両眼のイメージが混合しない区間で映像表示が可能であるので、クロストークが減少または除去された映像を表示する立体映像ディスプレイ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置を概略的に図示した図面である。
【
図2】例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を示した図面である。
【
図3】他の例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を示した図面である。
【
図4】例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動時に使用されるタイミング・ダイヤグラムである。
【
図5】例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動時に使用されるタイミング・ダイヤグラムである。
【
図6】さらに他の例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法で、二次元映像を表示する例を図示した図面である。
【
図7】さらに他の例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法で、三次元映像を表示する例を図示した図面である。
【
図8】さらに他の例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法で、三次元映像を表示する例を図示した図面である。
【
図9】例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置を図示した図面である。
【
図10】例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を図示した図面である。
【
図11】例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を図示した図面である。
【
図12】例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を図示した図面である。
【
図13】例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を図示した図面である。
【
図14】例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を図示した図面である。
【
図15】例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を図示した図面である。
【
図16】例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置を図示した図面である。
【
図17】
図16に図示された立体映像ディスプレイ装置に採用されたバックライト・ユニットの一例を図示した図面である。
【
図18】例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置を図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置及びその駆動方法について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図面で、同一の参照番号は、同一の構成要素を指し、各構成要素の大きさや厚みは、説明の便宜のために誇張されていることもある。一方、以下で説明する実施形態は、単に例示的なものに過ぎず、かような実施形態から多様な変形が可能である。
【0035】
図1は、例示的な一実施形態による立体映像ディスプレイ装置を概略的に図示したものである。例示的な一実施形態による立体映像ディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイパネル10と、前記ディスプレイパネル10に光を照射するバックライト・ユニット20と、前記ディスプレイパネル10に映像信号を入力する映像信号入力部30とを含んでもよい。
【0036】
立体映像ディスプレイ装置は、LCD(liquid crystal display)、PDP(plasma display panel)、OLED(organic light emitting diode)などで具現される。前記ディスプレイパネル10は、例えば、液晶パネル(LCD)を含む。液晶パネルは、複数個の画素を含み、画素ごとに薄膜トランジスタと電極とが具備され、映像信号入力部30から入力された映像信号によって、画素単位で液晶に電界を加え、前記バックライト・ユニット20から出射された光を変調する方式で映像を表示することができる。
【0037】
前記バックライト・ユニット20は、例えば、CCFL(cold cathode fluorescent light)または発光ダイオード(LED)のような光源を含み、バックライト・ユニット制御部35が。前記バックライト・ユニット20を制御することができる。バックライト・ユニット20は、直下型または側光型で具現されてもよい。前記映像信号入力部30は、例えば、二次元(2D)映像信号または三次元(3D)映像信号を、ディスプレイパネル10に入力することができる。
【0038】
例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ装置では、シャッタグラス45を利用して三次元映像を視聴することができる。前記映像信号入力部30から、左目映像信号と右目映像信号とがディスプレイパネル10に順次に入力され、シャッタ制御部40が左目映像信号に同期して、シャッタグラス45の左目シャッタ45aを開放し、右目シャッタ45bを閉鎖することができる。そして、シャッタ制御部40が右目映像信号に同期して、シャッタグラス45の左目シャッタ45aを閉鎖し、右目シャッタ45bを開放して三次元映像が表示される。しかし、シャッタ制御部が、左目映像信号と右目映像信号とに同期して制御されることだけに限定されるものではない。シャッタ制御部40は、右目映像信号と左目映像信号とについて区間を選択し、左目シャッタと右目シャッタとの開閉を制御することができる。シャッタグラス45は、有線または無線で制御される。一方、映像信号入力部30からディスプレイパネル10に、二次元映像信号が入力された場合、シャッタグラス45をはずして二次元映像を視聴することができる。
【0039】
図2は、例示的な一実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を示したものである。
図2を参照すれば、ディスプレイパネル10は、互いに異なる2種の第1フレーム周波数f1と、第2フレーム周波数f2とで交互に映像をスキャニングすることができる。前記第1フレーム周波数f1は、第2フレーム周波数f2より大きくてもよい。例えば、前記第1フレーム周波数f1が、第2フレーム周波数f2の2〜5倍である。例えば、前記第1フレーム周波数f1は、360Hz、第2フレーム周波数f2は、180Hzであることがある。例えば、前記1フレーム周波数f1は、480Hz、第2フレーム周波数f2は、160Hzである。例えば、前記1フレーム周波数f1は、600Hz、第2フレーム周波数f2は、150Hzである。
【0040】
前記ディスプレイパネル10は、第1左目映像フレーム、第2左目映像フレーム、第1右目映像フレーム、第2右目映像フレームを含んでもよい。前記ディスプレイパネル10は、第1フレーム周波数f1で、第1左目映像L1をスキャニングし、第2フレーム周波数f2で、第2左目映像L2をスキャニングすることができる。そして、前記ディスプレイパネル10は、第1フレーム周波数f1で、第1右目映像R1をスキャニングし、第2フレーム周波数f2で、第2右目映像R2をスキャニングすることができる。前記第1左目映像フレームと第1右目映像フレームとが高速でスキャニングされるように、例えば、2〜5本のスキャニングライン(以下、ラインとする)が同時にスキャニングされてもよい。例えば、2本のラインを同時にスキャニングする場合、2本のラインに入力されるデータ信号値は、2本のラインに対応する各データ信号値の平均、または2本のラインのうち、1ラインのデータ信号値を選択するなど、多様な方法が使用されもする。
【0041】
前記シャッタ制御部40が、左目映像と右目映像とが混合しない一部区間で、左目シャッタと右目シャッタとを開放することができる。左目シャッタの開放と、バックライト・ユニットのターンオンとの組み合わせによって左目映像を表示する区間を、左目有効区間Leという。右目シャッタの開放と、バックライト・ユニットのターンオンとの組み合わせによって右目映像を表示する区間を、右目有効区間Reという。例えば、前記左目有効区間Leは、第1左目映像区間L1の一部区間と、第2左目映像区間L2の一部区間とを含んでもよく、左目有効区間Leで、左目シャッタが開放されてもよい。前記右目有効区間Reは、第1右目映像区間R1の一部区間と、第2右目映像区間R2の一部区間とを含んでもよく、右目有効区間Reで、右目シャッタが開放されてもよい。以下では、映像と映像区間とについて、同一の参照番号を使用することにする。
【0042】
例示的な実施形態による立体映像ディスプレイ駆動方法では、第1フレーム周波数で駆動される区間は、データ活性化区間として使用され、第2フレーム周波数で駆動される区間は、データの光学維持区間として使用されもする。例えば、ディスプレイパネルの応答速度には限界があり、フレーム周波数を増加させるのに困難がある。従って、左目有効区間Le前に、ディスプレイパネルが映像データによって、第1フレーム周波数であらかじめ活性化される区間を具備し、活性化されたディスプレイパネルにおいて、第2フレーム周波数でスキャニングすれば、ディスプレイパネルの応答速度の遅延を補償しつつ、光学的に映像を表示することができる光学維持区間が確保される。第1左目映像フレームを高速の第1フレーム周波数でスキャニングしてデータを活性化することにより、第2左目映像フレームを、所望の第2フレーム周波数でスキャニングしつつ、光学維持区間を確保することができる。例えば、第1左目映像L1を360Hzでスキャニングしてデータを活性化させた後、第2左目映像L2を180Hzでスキャニングする場合、第2左目映像の第2フレーム周波数が若干高いといっても、第1左目映像のスキャニングによって、あらかじめデータが活性化されているから、ディスプレイパネルがさらに早く応答することができる。その場合、第2左目映像区間の一部区間を左目有効区間Leとして選択し、左目有効区間で、左目シャッタを開放し、バックライト・ユニットをターンオンして左目映像を表示することができる。左目有効区間Leには、第1左目映像区間の一部が含まれもする。第2左目映像の表示領域が、第1左目映像の表示領域より大きくなるように、第1左目映像と第2左目映像とが混合する区間を選択し、左目映像を表示することができる。
【0043】
第1右目映像フレームを第1フレーム周波数でスキャニングしてデータを活性化し、第2右目映像フレームを第2フレーム周波数でスキャニングして光学維持区間を確保することができる。第2右目映像区間の一部区間を右目有効区間Reとして選択し、右目有効区間で、右目シャッタを開放し、バックライト・ユニットをターンオンして右目映像を表示することができる。右目有効区間Reには、第1右目映像区間の一部が含まれもする。第2右目映像の表示領域が、第1右目映像の表示領域より大きくなるように、第1右目映像と第2右目映像とが混合する区間を選択し、右目映像を表示することができる。これにより、クロストークのない左目映像と右目映像とを表示することができる。そして、データ活性化区間を具備することにより、光学維持区間を確保することができ、明るい輝度を得ることができる。
【0044】
一方、左目シャッタと右目シャッタとの開閉と、バックライト・ユニットのターンオン/ターンオフとの組み合わせを利用して、選択された区間の映像を表示することができる。例えば、前記左目有効区間Leで、左目シャッタを開放し、右目有効区間Reで、右目シャッタを開放することができる。このとき、バックライト・ユニットに対して、左目有効区間Leと、右目有効区間Reとでブロッキング動作させることができる。または、バックライト・ユニットが続けてターンオンされることも可能である。
【0045】
次に、
図3を参照すれば、ディスプレイパネル10は、第1左目映像フレーム、第2左目映像フレーム、第1右目映像フレーム、第2右目映像フレームを含んでもよい。前記ディスプレイパネル10は、第1フレーム周波数f1で、第1左目映像L1をスキャニングし、第2フレーム周波数f2で、第2左目映像L2をスキャニングすることができる。そして、前記ディスプレイパネル10は、第1フレーム周波数f1で、第1右目映像L1をスキャニングし、第2フレーム周波数f2で、第2右目映像L2をスキャニングすることができる。前記第1左目映像は、ブラックを表示し、第2左目映像は、左目映像を、第1右目映像は、ブラックを表示し、第2右目映像は、右目映像を表示することができる。左目映像を表示するための左目有効区間Leが、第2左目映像区間L2の一部と、ブラックを表示する第1右目映像区間R1の一部とを含んでもよい。前記左目有効区間Leは、ブラックを表示する第1左目映像区間L1の一部をさらに含んでもよい。前記左目有効区間Leに含まれた第2左目映像領域Lmは、左目有効区間Leに含まれた第1右目映像領域Rmより大きくてもよい。左目有効区間Leに含まれた第1右目映像領域Rmは、ディスプレイパネルの応答時間の遅延によって、実質的に第1右目映像(ブラック)を表示しないこともある。従って、左目有効区間Leの間、第2左目映像L2が表示されてもよい。そして、前記左目有効区間Leに、第1左目映像(ブラック)が一部含まれても、人間の目では、認知することができない。それにより、左目映像と右目映像との混合なしに、左目映像を表示することができる。
【0046】
右目映像を表示するための右目有効区間Reが、第2右目映像区間R2の一部と、ブラックを表示する第1左目映像区間L1の一部とを含んでもよい。前記右目有効区間Reは、ブラックを表示する第1右目映像区間R1一部をさらに含んでもよい。前記右目有効区間Reに含まれた第2右目映像領域は、右目有効区間Reに含まれた第1左目映像領域Lnより大きくてもよい。右目有効区間Reに含まれた第1左目映像領域Lnは、ディスプレイパネルの応答時間の遅延によって、実質的に第1左目映像(ブラック)を表示しないこともある。従って、右目有効区間Reの間、第2右目映像R2が表示されてもよい。そして、前記右目有効区間Reに、第1右目映像(ブラック)が一部含まれても、人間の目では、認知することができない。それにより、左目映像と右目映像との混合なしに、右目映像を表示することができる。
【0047】
図4は、例えば、第1フレーム周波数f1で、映像をスキャニングする場合のタイミング・ダイヤグラムを図示したものである。
図4は、2本のラインが同時にスキャニングされるところを示している。
図5は、第2フレーム周波数f2で、映像をスキャニングする場合のタイミング・ダイヤグラムを図示したものである。
図5は、一回で1本のラインをスキャニングする例を示している。
【0048】
図6ないし
図8は、例示的な他の実施形態を図示したものである。
図6は、二次元映像を表示する例を図示したものであり、第1フレーム周波数、例えば、120Hzのフレーム周波数で映像をスキャニングし、右目映像と左目映像との区分なしに、映像を表示することができる。この場合には、一回で1本のラインをスキャニングし、シャッタグラスなしに、裸眼で二次元映像を視聴することができる。第1フレーム周波数は、120Hzに限定されず、例えば、60Hzでスキャニングすることも可能である。
【0049】
図7は、第2フレーム周波数で、第1左目映像L1、第2左目映像L2、第1右目映像R1、第2右目映像R2をスキャニングし、三次元映像を表示する例を図示したものである。第2フレーム周波数は、第1フレーム周波数より大きくてもよい。例えば、第2フレーム周波数は、第1フレーム周波数の2〜5倍であってもよい。例えば、一回で2〜5本のラインを同時スキャニングすることにより、第1左目映像L1、第2左目映像L2、第1右目映像R1、第2右目映像R2を高速でスキャニングすることができる。2本のラインを同時スキャニングする場合、例えば、240Hzの第2フレーム周波数で、第1左目映像L1、第2左目映像L2、第1右目映像R1、第2右目映像R2をスキャニングすることができる。2本のラインを同時スキャニングする場合、2本のラインに入力されるデータ信号値は、2本のラインに対応する各データ信号値の平均、または2本のラインのうち、1ラインのデータ信号値を選択するなど、多様な方法が使用されもする。例えば、2本のラインのうち、1ラインのデータ信号値を入力する場合、第1左目映像L1は、偶数番目ラインのデータ信号値を入力し、第2左目映像L2は、奇数番目ラインのデータ信号値を入力することができる。また、第1右目映像R1は、偶数番目ラインのデータ信号値を入力し、第2右目映像R2は、奇数番目ラインのデータ信号値を入力することができる。
シャッタ制御部は、第2左目映像区間L2で、左目シャッタを開放し、第2右目映像区間R2で、右目シャッタを開放することができる。バックライト・ユニットは、第2左目映像区間L2及び第2右目映像区間R2でブロッキング動作いたり、あるいは全区間でターンオンされてもよい。
【0050】
図8は、第2フレーム周波数で、左目映像L、ブラックB、右目映像R、ブラックBをスキャニングし、三次元映像を表示する例を図示したものである。左目映像Lと右目映像Rとを表示するとき、例えば、2〜5本のラインを同時にスキャニングすることができる。そして、シャッタ制御部は、左目映像区間Lで、左目シャッタを開放し、右目映像区間Rで、右目シャッタを開放し、バックライト・ユニットは、左目映像区間Lと右目映像区間Rとでブロッキング動作を行うことができる。または、バックライト・ユニットは、すべての区間でターンオンされていることも可能である。このように、右目シャッタと左目シャッタとの開閉動作と、バックライト・ユニットのターンオン/ターンオフ動作との組み合わせによって、有効左目区間と有効右目区間とを選択することができる。
【0051】
図9は、例示的な他の実施形態による立体映像表示装置150を図示したものである。前記立体映像表示装置150は、それぞれ独立して駆動される第1領域101及び第2領域102を含むディスプレイパネル100と、前記第1領域と第2領域とに対応するように分割されて光を供給するバックライト・ユニット110とを含んでもよい。前記第1領域101及び第2領域102は、それぞれディスプレイパネル100の上部領域と下部領域とに対応する。
【0052】
前記バックライト・ユニット110は、第1領域に対向する第1バックライト領域111、及び第2領域に対向する第2バックライト領域(112を含んでもよい。また、前記ディスプレイパネル100の第1領域101に、データ信号を供給するための第1データドライバ121と、第2領域102にデータ信号を供給するための第2データドライバ122が具備される。前記データ信号に対応して、第1領域101にスキャン信号を供給するための第1ゲートドライバ131と、第2領域102にスキャン信号を供給するための第2ゲートドライバ132とが具備される。
【0053】
前記ディスプレイパネル100は、m×n個の画素がマトリックス・タイプに配列され、n本のデータラインD
1ないしD
nと、m本のスキャニングラインG
1ないしG
mとが交差し、データラインとスキャニングライン(以下、ラインとする)との交差部に、TFT(thin film transistor)が形成されてもよい。第1領域101は、第1ラインG
1から第1中間ラインG
m1まで含み、第2領域102は、第2中間ラインG
m2から最後のmラインG
mまで含んでもよい。前記第1中間ラインG
m1は、第1領域の最後のラインを、第2中間ラインG
m2は、第2領域の最初のラインを示すことができる。
【0054】
バックライト・ユニット制御部145は、映像信号入力部140から入力された垂直同期信号によって、バックライト・ユニット110を駆動することができる。前記映像信号入力部140は、タイミング制御部(timing controller)を含んでもよい。前記第1データドライバ121及び第2データドライバ122と、第1ゲートドライバ131及び第2ゲートドライバ132は、映像信号入力部140によって制御される。映像信号入力部140は、垂直同期信号を利用して、前記第1ゲートドライバ131及び第2ゲートドライバ132を制御し、水平同期信号を利用して、前記第1データドライバ121及び第2データドライバ122を制御することができる。前記第1領域101及び第2領域102は、同時に駆動されてもよい。一方、シャッタ制御部148は、映像信号入力部140からの信号によって、左目シャッタと右目シャッタとの開閉を制御することができる。
【0055】
図10は、前記ディスプレイパネル100のタイミング・ダイヤグラムを概略的に図示したものである。前記ディスプレイパネル100の前記第1領域101及び第2領域102それぞれは、第1左目映像スキャニング区間L1s、第1左目映像ホールディング区間L1h、第2左目映像スキャニング区間L2s、第2左目映像ホールディング区間L2h、第1右目映像スキャニング区間R1s、第1右目映像ホールディング区間R1h、第2右目映像スキャニング区間R2s、第2右目映像ホールディング区間R2hを含んでもよい。映像は、ディスプレイパネルのゲート信号またはデータ信号が出力されずに、ディスプレイパネルの状態が変わらないで維持されるようにして、ホールディングさせることができる。
【0056】
左目映像を表示するための左目有効区間Leは、前記第1左目映像ホールディング区間L1h、第2左目映像スキャニング区間L1s、第2左目映像ホールディング区間L2hを含んでもよい。また、右目有効区間Reは、第1右目映像ホールディング区間R1h、第2右目映像スキャニング区間R2s、第2右目映像ホールディング区間R2hを含んでもよい。左目有効区間Leと右目有効区間Reは、左目シャッタと右目シャッタとの開閉動作と、バックライト・ユニットのターンオン/ターンオフ動作との組み合わせによって選択されてもよい。
【0057】
シャッタ制御部150は、前記第1左目映像ホールディング区間L1h、第2左目映像スキャニング区間L1s、第2左目映像ホールディング区間L2hで、左目シャッタを開放し、第1右目映像ホールディング区間、第2右目映像スキャニング区間、第2右目映像ホールディング区間で、右目シャッタを開放することができる。そして、バックライト・ユニットが、前記第1左目映像ホールディング区間L1h、第2左目映像スキャニング区間L2s、第2左目映像ホールディング区間L2hでターンオンされ、第1右目映像ホールディング区間、第2右目映像スキャニング区間、第2右目映像ホールディング区間でターンオンされ、残りの区間でターンオフされるブロッキング動作が行うことができる。または、バックライト・ユニットは、全区間でターンオンされもする。
【0058】
左目映像が入力されれば、ディスプレイパネルの第1領域と第2領域は、同時にスキャニングされる。スキャニングは、
図10に図示されたように、第1領域101では、ディスプレイパネルの第1中間ラインG
m1から第1ラインG
1にスキャニングを行い、第2領域102では、ディスプレイパネルの第2中間ラインG
m2から最後のmラインG
mにスキャニングが行うことができる。このように、ディスプレイパネルを2つの領域に分けてスキャニングを行えば、2つの領域に分けずにスキャニングする場合に比べ、2倍早く映像を出力することができ、ディスプレイパネルが映像ホールディング時間をさらに長く有することができる。例えば、第1左目映像L1が240Hzフレーム周波数を有し、第2左目映像L2が240Hzフレーム周波数を有するとき、1/120秒の3/4区間(160Hz)の間、左目映像と右目映像とのクロストークなしに、左目映像を表示することができる。このように、クロストークなしに左目映像を表示することができる区間が増加される。右目映像についても同様に、クロストークなしに、右目映像を表示することができる区間が増加される。前記第1左目映像スキャニング区間と、第1左目映像ホールディング区間とのフレーム周波数は、60Hzの偶数倍の周波数を有することができる。
【0059】
図11は、シャッタの開閉動作と、バックライト・ユニットのターンオン/ターンオフ動作との組み合わせの他の例を図示したものである。
【0060】
第1左目映像スキャニング区間L1s、第1左目映像ホールディング区間L1h、第2左目映像スキャニング区間L2s、第2左目映像ホールディング区間L2hで、左目シャッタが開放され、第1右目映像スキャニング区間R1s、第1右目映像ホールディング区間R1h、第2右目映像スキャニング区間R2s、第2右目映像ホールディング区間R2hで、右目シャッタが開放されてもよい。そして、バックライト・ユニットが、第1左目映像ホールディング区間L1h、第2左目映像スキャニング区間L2s、第2左目映像ホールディング区間L2hでターンオンされ、第1右目映像ホールディング区間R1h、第2右目映像スキャニング区間R2s、第2右目映像ホールディング区間R2hで、ターンオンされ、残りの区間でターンオフされる。
【0061】
図12は、ディスプレイパネルの第1領域101及び第2領域102でのスキャニング方向を変更した例を図示したものである。
図9及び
図12を参照すれば、前記第1領域101で、ディスプレイパネルの第1ラインG
1から第1中間ラインG
m1までスキャニングを行い、第2領域102で、ディスプレイパネルの第2中間ラインG
m2から最後のラインG
mまでスキャニングを行うことができる。そして、左目映像と右目映像とが混合しない左目有効区間Leで、左目シャッタが開放され、左目映像と右目映像とが混合しない右目有効区間Reで、右目シャッタが開放されてもよい。そして、前記左目有効区間Leと右目有効区間Reとで、バックライト・ユニットをターンオンすることができる。
図13は、ディスプレイパネルの第1領域101及び第2領域102でのスキャニング方向を変更した他の例を図示したものである。前記第1領域101で、ディスプレイパネルの第1ラインG
1から第1中間ラインG
m1までスキャニングを行い、第2領域102で、ディスプレイパネルの最後のラインG
mから第2中間ラインG
m2までスキャニングを行うことができる。スキャニング区間でのスキャニング方向に関係なく、左目有効区間と右目有効区間とが選択されてもよく、左目有効区間と右目有効区間とで、左目シャッタと右目シャッタとの開閉動作と、バックライト・ユニットのターンオン/ターンオフ動作との組み合わせによって、クロストークなしに、左目映像と右目映像とを表示することができる。
【0062】
図14は、例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置の駆動方法を説明するためのタイミング・ダイヤグラムを図示したものである。
図14を参照すれば、左目映像信号Liが入力されるフレームの間、右目シャッタを開放して右目映像を表示し、右目映像信号Riが入力されるフレームの間、左目シャッタを開放して左目映像を表示する。ディスプレイパネルは、右目映像スキャニング区間Rs、右目映像ホールディング区間Rh、左目映像スキャニング区間Ls、左目映像ホールディング区間Lhを周期的に含んでもよい。映像信号入力部は、前記右目映像ホールディング区間Rhと、前記左目映像スキャニング区間Lsとで、ディスプレイパネルに左目映像信号Liを入力し、前記左目映像ホールディング区間Lhと、次の周期の右目映像スキャニング区間Rsとで、ディスプレイパネルに、右目映像信号Riを入力することができる。映像信号入力部から左目映像信号Liが入力されれば、ディスプレイパネルは、それ以前の周期の右目映像が、所定区間の間ホールディングされていて、前記左目映像信号Liによって、左目映像Lがスキャニングされる。映像信号入力部から右目映像信号Riが入力されれば、ディスプレイパネルは、前記左目映像Lが所定区間の間ホールディングされていて、前記右目映像信号Riによって、右目映像Rがスキャニングされる。映像は、液晶ディスプレイパネルのゲート信号(またはスキャニング信号)が出力されないか、あるいはデータ信号(DE信号:data enable signal)が出力されず、液晶状態が変わらないで維持されるようにして、ホールディングさせることができる。ここでは、データ信号が出力されたが、ゲート信号が出力されず、その前の状態をホールディングさせることができる。
【0063】
そして、右目映像ホールディング区間Rhで、右目シャッタを開放し、左目映像ホールディング区間Lhで、左目シャッタを開放することができる。バックライト・ユニットは、前記右目映像ホールディング区間Rhと、左目映像ホールディング区間Lhとでターンオンし、残りの区間でターンオフする。または、
図15のように、前記右目映像ホールディング区間Rhと、左目映像スキャニング区間Lsとで、右目シャッタを開放し、前記左目映像ホールディング区間Lhと、右目映像スキャニング区間Rsとで、左目シャッタを開放し、バックライト・ユニットは、右目映像ホールディング区間Rhと、左目映像ホールディング区間Lhとでブロッキング動作を行うことができる。
【0064】
図16は、例示的な他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置200を図示したものである。前記立体映像ディスプレイ装置200は、ディスプレイパネル210と、バックライト・ユニット220と、映像信号入力部230とを含んでもよい。前記映像信号入力部230は、タイミング制御部を含んでもよい。前記ディスプレイパネル210にデータ信号を供給するためのデータドライバ223と、スキャニング信号を供給するためのゲートドライバ225とが具備される。前記映像信号入力部230から出力される左目映像信号及び右目映像信号から、映像データ及びタイミング制御データが抽出されてもよい。ここで、映像データは、mini−LVDSを介して送信されてPOL(polarity control)、TP(latch clock input)などを含んでもよく、ゲートタイミング制御信号は、STV(start vertical)、CPV(clock pulse vertical)を含んでもよい。
【0065】
前記ディスプレイパネル210は、m×n個の画素がマトリックス・タイプに配列され、n本のデータラインD
1ないしD
nと、m本のゲートライン(またはスキャニングライン)G
1ないしG
mとが交差されるように配列され、データラインとゲートラインとが交差する部分に、TFTが形成されてもよい。ゲートドライバ225は、映像信号入力部230から生成されたタイミング制御データに応答し、スキャニング選択信号をゲートラインに順次に供給し、データ電圧が供給されるラインを選択することができる。データドライバ223は、映像信号入力部230から供給される映像データを、当該データラインに供給する。
【0066】
バックライト・ユニット制御部240は、前記映像信号入力部230から受けた信号によって、バックライト・ユニット220を制御することができる。バックライト・ユニット制御部240は、バックライト・ユニットのブロッキング動作またはスキャニング動作を制御することができる。バックライト・ユニット制御部240は、映像信号入力部230から抽出された映像信号の垂直同期信号Vsyncを利用して、バックライト駆動制御信号を生成することができる。また、シャッタ制御部250は、映像信号入力部230から抽出された映像信号の垂直同期信号Vsyncを利用して、シャッタグラス制御信号を生成することができる。他の実施形態で、STV(start vertical)信号がバックライト・ユニット制御信号のための基準信号として利用されてもよい。バックライト・ユニット制御部240は、ラッチやインバータのような論理回路を利用して、垂直同期信号に同期し、トグル形態のバックライト駆動制御信号を生成することができる。一方、バックライト・ユニット制御部240は、左目映像と右目映像とがミックスされる区間の間、バックライト・ユニットをオフにし、左目映像または右目映像だけ表示される区間の間、バックライト・ユニットをオンにすることができる。
【0067】
他の実施形態で、バックライト・ユニット制御部240は、映像信号入力部230で発生する映像信号の垂直同期Vsync信号に同期し、複数個のブロックに分けられたバックライト・ユニットのターンオン周期及びターンオン区間を調節するバックライト駆動制御信号を生成することができる。
図17を参照すれば、バックライト・ユニット220が、第1ブロックないし第5ブロック220a,220b,220c,220d,220eに区画され、前記ブロック別にバックライト・ユニットのターンオン区間が調節されてもよい。例えば、映像のスキャニングによって、前記複数個のブロック単位で、バックライト・ユニットがターンオン/ターンオフされる。
【0068】
バックライト・ユニット220は、バックライト・ユニット制御部240から出力されるバックライト駆動信号によって、ディスプレイパネル210に光を照射する。前記ディスプレイパネル210は、左目映像と右目映像とがミックスされない左目有効区間と右目有効区間とで、映像が表示されることにより、クロストークを減少または除去させることができる。左目映像と右目映像とがミックスされない区間でのみ、選択的に映像を表示させる方法にはさまざまがある。例えば、バックライト・ユニットが、左目映像と右目映像とがミックスされない区間でのみターンオンされ、残りの区間ではターンオフさせ、その区間の映像に対応する左目シャッタと右目シャッタとの開閉を制御することにより、クロストークのない立体映像を表示することができる。
【0069】
図18は、例示的なさらに他の実施形態による立体映像ディスプレイ装置300を図示したものである。立体映像ディスプレイ装置300は、映像が表示されるディスプレイ・ユニット370と、ディスプレイ・ユニット370に映像信号を入力する映像信号入力部360と、を含んでもよい。前記ディスプレイ・ユニット370は、ディスプレイパネル310と、バックライト・ユニット320と、を含んでもよい。前記映像信号入力部360は、映像ボード350を含んでもよい。前記映像信号入力部360がディスプレイ・ユニット370と別途の装備として具備され、外部からディスプレイ・ユニット370に映像信号を入力することができる。前記ディスプレイパネル310に、データ信号を供給するためのデータドライバ323と、スキャン信号を供給するためのゲートドライバ325とが具備されてもよい。
【0070】
前記映像信号入力部360は、垂直同期信号Vsyncを映像ボード350で変調してタイミング・コントローラ(timing controller)330に伝送することができる。そして、タイミング・コントローラ330が、ディスプレイパネル310のゲートドライバ325に信号を入力する。前記映像ボード350で。垂直同期信号Vsysncがバックライト・ユニット制御部340に入力され、前記バックライト・ユニット制御部340が、垂直同期信号に同期されてバックライト・ユニット320を制御することができる。
【0071】
バックライト・ユニット320は、バックライト・ユニット制御部340から出力されるバックライト駆動信号によって、ディスプレイパネル310に光を照射する。前記ディスプレイパネル310は、左目映像と右目映像とがミックスされない区間で、映像が表示されることにより、クロストークを減少または除去させることができる。左目映像と右目映像とがミックスされない区間で、映像を表示させる方法は、
図2ないし
図15を参照して説明した通りである。
【0072】
前記実施形態は、例示的なものに過ぎず、当該技術分野の当業者であるならば、それらから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であろう。従って、例示的な実施形態による真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲に記載した発明の技術的思想によって決まらなければならないのである。