特許第6073412号(P6073412)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6073412
(24)【登録日】2017年1月13日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】ゴルフクラブヘッド
(51)【国際特許分類】
   A63B 53/00 20150101AFI20170123BHJP
   A63B 53/04 20150101ALI20170123BHJP
   A63B 69/36 20060101ALI20170123BHJP
【FI】
   A63B53/00 B
   A63B53/04 A
   A63B69/36 541S
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-118909(P2015-118909)
(22)【出願日】2015年6月12日
(65)【公開番号】特開2016-123838(P2016-123838A)
(43)【公開日】2016年7月11日
【審査請求日】2015年6月12日
(31)【優先権主張番号】103146080
(32)【優先日】2014年12月29日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】501106263
【氏名又は名称】明安國際企業股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】周 益男
(72)【発明者】
【氏名】蕭 ▲徳▼福
【審査官】 中澤 真吾
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−192756(JP,A)
【文献】 特開2005−161036(JP,A)
【文献】 特開2012−196241(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/149337(WO,A1)
【文献】 登録実用新案第3125585(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 53/00−53/04
A63B 69/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
重量体収容孔が形成されて前記重量体収容孔内に重量体が収容されているゴルフクラブヘッドであって、
前記重量体収容孔は、所定方向に沿って前記ゴルフクラブヘッドの表面から凹陥するように延伸すると共に、前記重量体が螺挿できるメスネジ部が形成されており、
前記重量体は、係合ユニットと、前記係合ユニット内に設置されている検測ユニットとを有し、
前記係合ユニットは、前記検測ユニットを収容する設置空間を囲むように所定の軸線に沿って延伸し、前記重量体収容孔内に挿し込むことができる中空柱状に形成されて前記設置空間に面する内周面と前記内周面の反対側にある外周面とを有すると共に、前記所定の軸線が前記所定方向と略一致して前記重量体収容孔内に挿し込まれる時に前記メスネジ部と噛み合うことができるように前記外周面に形成されているオスネジ部を有する係合ユニット本体を有しており、
前記検測ユニットは、所定の収容空間を囲むように形成されると共に、前記係合ユニットにより囲まれる前記設置空間内に収容されているハウジングと、
ゴルフクラブのスイングデータを検測できるように構成されると共に、前記収容空間内に収容されている検測手段と、
前記検測手段に電気的に接続し、前記スイングデータを無線送信できるように構成されると共に、前記収容空間内に収容されている無線送信手段と、を有しており、
前記外周面の前記係合ユニット本体の延伸方向における一端部に対応する箇所は、角柱エリアとして非円形断面を有するように形成されており、
前記重量体は、前記係合ユニット本体の前記一端部を覆う頂壁部と、前記係合ユニットと共に前記所定の軸線を軸心として回転できるように前記角柱エリアが有する非円形断面に対応して嵌合できるように形成された周壁部とを有する蓋、を更に有しており、
更に、前記蓋には、前記係合ユニット本体と共に回転駆動されることができる回転駆動手段が配置されていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項2】
前記係合ユニットは、前記一端部の周縁から前記所定の軸線と平行するように突起する第1の突起を有しており、
前記係合ユニットにより囲まれる前記設置空間内に収容されている前記ハウジングは、前記係合ユニット本体の前記一端部から露出する露出部を有し、前記露出部の周縁には、前記第1の突起に対応し、前記第1の突起が嵌入できる第1の凹部が形成されていることを特徴とする請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
前記係合ユニット本体の前記内周面には、前記所定の軸線と平行に延伸する第2の突起が突起するように形成されており、
前記ハウジングには、前記第2の突起に対応し、前記第2の突起が嵌入できる第2の凹部が形成されていることを特徴とする請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
前記係合ユニット本体の前記内周面は、前記係合ユニット本体の前記一端部の反対側にある他端部の近くに板状になるように突起する第3の突起が形成されており、
前記ハウジングは、前記第3の突起に対応し、前記第3の突起が嵌入できる第3の凹部が形成されていることを特徴とする請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
前記係合ユニット本体の前記内周面には、嵌合孔が開けられており、
前記検測ユニットの前記ハウジングは、前記嵌合孔に対応して前記嵌合孔に嵌入できるように形成される嵌合突起を有していることを特徴とする請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
前記係合ユニット本体は、前記オスネジ部の前記角柱エリアが形成されている一端の反対端から前記所定の軸線に沿って延伸する嵌合部を有しており、
前記嵌合孔は、前記嵌合部に形成されていることを特徴とする請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
前記ハウジングは、
前記露出部と、
前記露出部から前記係合ユニットにより囲まれる前記設置空間に挿し込まれる大径部と、
前記大径部から更に延伸する斜面部と、
前記斜面部から更に延伸する小径部とを順番に有するように形成され、前記大径部の断面直径は前記小径部より大になっていると共に、前記斜面部は前記大径部と前記小径部を繋ぐように断面直径が漸減するように外周が斜面になっており、
また、前記検測手段は前記大径部に取り付けられており、
前記無線送信手段は前記小径部に取り付けられており、
前記第2の凹部は前記小径部の前記斜面部に臨む箇所に形成されており、
前記第3の凹部は前記小径部の前記斜面部から離れた箇所に形成されており、
前記嵌合突起は前記第2の凹部と前記第3の凹部との間に配置されていることを特徴とする請求項に記載のゴルフクラブヘッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゴルフクラブヘッドに関し、特にゴルフクラブのスイングデータを検測できるゴルフクラブヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフクラブのスイングは、ゴルフボールの飛距離、軌跡などに大きな影響を与えるので、スイングデータを検測して、その検測データに基づいてスイングの姿勢を修正することが重要視されている。ゴルフクラブのスイングデータを収集/取得するために、ヘッドにスイングデータを収集する検測装置が設置されたゴルフクラブが開発された。例えば図1に示される特許文献1には、検測装置(図示せず)が内蔵されている重量体101が、重量体101を収容できる重量体収容溝102に収容されるゴルフクラブヘッド100が開示されている。該ゴルフクラブヘッド100は、内部に検測装置が設置された重量体101が重量体収容孔102に設置されているので、ゴルフクラブヘッド100の重心を調整できるだけでなく、スイングデータを検測することもできるという利点がある。
【0003】
しかし、特許文献1のゴルフクラブヘッド100は、重量体101を重量体収容孔102から取り外す際に、ばねを利用する解放機構を使用するので、ゴルフクラブヘッド100に更に該解放機構を設置する加工が必要である。従って、ゴルフクラブヘッドの製造の工程及びコストが増えるという欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2012/149338号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記問題点に鑑みて、本発明は、追加の加工を経なくても、検測装置を有する重量体を重量体収容孔から取り外せるゴルフクラブヘッドの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成すべく、本発明は、重量体収容孔が形成されて前記重量体収容孔内に重量体が収容されているゴルフクラブヘッドであって、前記重量体収容孔は、所定方向に沿って前記ゴルフクラブヘッドの表面から凹陥するように延伸すると共に、前記重量体が螺挿できるメスネジ部が形成されており、前記重量体は、係合ユニットと、前記係合ユニット内に設置されている検測ユニットとを有し、前記係合ユニットは、前記検測ユニットを収容する設置空間を囲むように所定の軸線に沿って延伸し、前記重量体収容孔内に挿し込むことができる中空柱状に形成されて前記設置空間に面する内周面と前記内周面の反対側にある外周面とを有すると共に、前記所定の軸線が前記所定方向と略一致して前記重量体収容孔内に挿し込まれる時に前記メスネジ部と噛み合うことができるように前記外周面に形成されているオスネジ部を有する係合ユニット本体を有しており、前記検測ユニットは、所定の収容空間を囲むように形成されると共に、前記係合ユニットにより囲まれる前記設置空間内に収容されているハウジングと、ゴルフクラブのスイングデータを検測できるように構成されると共に、前記収容空間内に収容されている検測手段と、前記検測手段に電気的に接続し、前記スイングデータを無線送信できるように構成されると共に、前記収容空間内に収容されている無線送信手段と、を有していることを特徴とするゴルフクラブヘッドを提供する。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によれば、本発明は、ゴルフクラブヘッドが元々備えているメスネジ部が形成されている重量体収容孔内に、該メスネジ部と噛み合うオスネジ部が形成された重量体内に検測ユニットを設置するので、該ゴルフクラブヘッドに対して余分の解放機構を設置するための加工が要らず、更に、該重量体を回転することにより、該重量体を該重量体収容孔に簡単に出し入れすることができるので、従来より便利な検測機能付きゴルフクラブヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】従来のゴルフクラブヘッドを示す斜視図である。
図2】本発明のゴルフクラブヘッドの一実施形態を示す分解斜視図である。
図3】上記実施形態における重量体を示す分解斜視図である。
図4】上記実施形態における重量体を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
【0010】
図2は本発明のゴルフクラブヘッドの実施形態を示す分解斜視図である。
【0011】
本発明のゴルフクラブヘッド2は、図2に示されるように、重量体収容孔21が形成されて重量体収容孔21内に重量体3が収容されるように構成されている。
【0012】
重量体収容孔21は、所定方向に沿ってゴルフクラブヘッド2の表面から凹陥するように延伸すると共に、重量体3が螺挿できるメスネジ部(図示せず)が形成されている。
【0013】
重量体3は、係合ユニット4と、係合ユニット4内に設置されている検測ユニット5と、蓋6と、を備えている。
【0014】
図3はこの実施形態における重量体を示す分解斜視図である。
【0015】
図3に示されるように、係合ユニット4は、検測ユニット5を収容する設置空間40を囲むように所定の軸線Lに沿って延伸し、重量体収容孔21内に挿し込むことができ、その延伸方向における一端部である第1の端部41と第1の端部41の反対側にある他端部である第2の端部42とを有する中空柱状に形成されていると共に、設置空間40に面する内周面44と内周面44の反対側にある外周面43とを有する係合ユニット本体45を有している。係合ユニット本体45は、外周面43の第1の端部41に対応する箇所が、角柱エリア431として非円形断面を有するように形成されており、且つ所定の軸線Lが前記所定方向と略一致するように重量体収容孔21内に挿し込まれた際に前記メスネジ部と噛み合って係合することができるように外周面43にオスネジ部432と、オスネジ部432の角柱エリア431が形成されている一端の反対端から所定の軸線Lに沿って延伸する嵌合部433と、が形成されている。
【0016】
また、係合ユニット4は、銅、アルミニウム、ニッケルまたはアルミニウム−マグネシウム合金などの電磁シールド効果が80dB以下の金属材料により作成される。この実施形態において、係合ユニット4はアルミニウム−マグネシウム合金により作成された。
【0017】
検測ユニット5は、係合ユニット4により囲まれる設置空間40内に係合ユニット4と密接するように収容されている。
【0018】
また、検測ユニット5は、所定の収容空間50を囲むように形成されると共に、係合ユニット4により囲まれる設置空間40内に収容されているハウジング51と、ゴルフクラブのスイングデータを検測できるように構成されると共に、収容空間50内に収容されている検測手段52と、検測手段52に電気的に接続し、前記スイングデータを無線送信できるように構成されると共に、収容空間50内に収容されている無線送信手段53と、を有している。
【0019】
ハウジング51は、無線送信手段53が発信する無線信号が通過できる材料、例えば、ポリウレタン、シリコーン樹脂、ゴム、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、熱溶融性接着剤などの材料を用いて作成された。
【0020】
この実施形態において、検測手段52が検測且つ統計できる前記スイングデータは、スイング速度、スイング軌道、ゴルフボールの打ち出し角度、アップスイング頻度、ダウンスイング頻度、テークバック角度、フェース面におけるインパクト角度、スイングG値、スイング面、フェース面におけるインパクト位置、ゴルフボールの飛距離、ゴルフボールの回転数、ゴルフボールの飛び軌跡などである。無線送信手段53は、検測手段52が検測または統計したデータをブルートゥース(Bluetooth(登録商標))で外部の受信装置に送信する。ちなみに、ゴルフボールの飛距離、ゴルフボールの回転数及びゴルフボールの飛び軌跡のデータは、スイング速度、スイング軌道、ゴルフボールの打ち出し角度、アップスイング頻度、ダウンスイング頻度、テークバック角度、フェース面におけるインパクト角度、スイングG値、スイング面、フェース面におけるインパクト位置などのデータにより算出される。
【0021】
蓋6は、検測ユニット5が外部の物に直接に当たらないように、係合ユニット本体45の第1の端部41を覆う頂壁部62と、係合ユニット4と共に所定の軸線Lを軸心として回転できるように角柱エリア431が有する非円形断面に対応して嵌合するように形成された周壁部61と、係合ユニット本体45と共に回転駆動されることができるように配置されている回転駆動手段621と、により構成されている。
【0022】
また、蓋6は、一般の無線通信製品のハウジングを作成する材料、例えば、ケブラー繊維またはガラス繊維により作成される。この実施形態において、蓋6は、ガラス繊維により作成された。回転駆動手段621は、所定の形の窪みであって、該所定の形に対応し、互いに嵌合して共に回転できる先端の形を有する工具(例えばドライバー)により回転駆動されることができるように形成されている。
【0023】
図4はこの実施形態における重量体を示す断面図である。
【0024】
図4に示されるように、ハウジング51は、係合ユニット4の第1の端部41から露出する露出部511と、露出部511から係合ユニット4により囲まれる設置空間40に挿し込まれる大径部513と、大径部513から更に延伸する斜面部514と、斜面部514から更に延伸する小径部515とを順番に有するように形成されている。大径部513の断面直径は小径部515より大になっていると共に、斜面部514は大径部513と小径部515を繋ぐように断面直径が漸減するように外周が斜面になっている。露出部511は、無線送信手段53から送信される信号が係合ユニット4に遮断されないために、係合ユニット4の第1の端部41から露出するように形成される。
【0025】
係合ユニット4の内周面44は、第1の端部41から第2の端部42へ延伸し、大径部513と密接して大径部513を囲むように形成される第1の延伸エリア441と、第1の延伸エリア441から更に延伸し、斜面部514と密接して斜面部514を囲むように形成される斜面エリア442と、斜面エリア442から更に延伸し、小径部515と密接して小径部515を囲むように形成される第2の延伸エリア443と、を有している。
【0026】
係合ユニット4は、第1の端部41の周縁から所定の軸線Lと平行するように突起する第1の突起444と、第2の延伸エリア443の斜面エリア442に臨む箇所に、所定の軸線Lと平行に延伸するように突起する第2の突起445と、第2の延伸エリア443における第2の端部42の近くに、板状になるように突起する第3の突起446と、嵌合部433において内周面44に開けられている複数の嵌合孔447と、が形成されている。この実施形態においては、4つの第1の突起444が互いに同じ距離を空けて形成されている。第3の突起446は3つ形成されている。
【0027】
ハウジング51は、露出部511の周縁に、第1の突起444に対応し、第1の突起444が嵌入できる第1の凹部512と、小径部515の斜面部514に臨む箇所に、第2の突起445に対応し、第2の突起445が嵌入できる第2の凹部516と、小径部515の斜面部514から離れた箇所に、第3の突起446に対応し、第3の突起446が嵌入できる第3の凹部517と、嵌合孔447に対応して、それぞれが嵌合孔447に嵌入できるように形成される複数の嵌合突起518と、が形成されている。この実施形態において、第1の凹部512は4つ形成され、第3の凹部517は3つ形成されている。
【0028】
また、検測手段52は大径部513に取り付けられており、無線送信手段53は小径部515に取り付けられており、嵌合突起518は第2の凹部516と第3の凹部517との間に配置されている。
【0029】
第1の突起444が第1の凹部512に嵌入し、第2の突起445が第2の凹部516に嵌入し、第3の突起446が第3の凹部517に嵌入し、更に、嵌合突起518が嵌合孔447に嵌入することにより、検測ユニット5は、係合ユニット4に対して回転せず、係合ユニット4の設置空間40に安定に設置することができる。
【0030】
また、蓋6の回転駆動手段621により、回転駆動手段621の形に対応する先端形状を有する工具を用いて回転駆動手段621を回転すると、蓋6が係合ユニット4と検測ユニット5と共に回転駆動されるので、重量体3を重量体収容孔21に螺挿するまたは取り外すことができる。
【0031】
上記の構成によれば、本発明のゴルフクラブヘッドは、検測ユニットを元々備え且つオスネジ部を有する重量体を、メスネジ部を有する重量体収容孔に螺挿することにより設置するので、ゴルフクラブヘッドに対して重量体とは別に検測ユニットを設置する手間が要らず、更に、重量体を回転することにより、重量体を重量体収容孔から取り外すことができるので、ゴルフクラブヘッドに対して重量体を取り外すための解放機構を設置する加工も要らなくなる。従って、従来のゴルフクラブヘッドが有する製造の工程及びコストが増えるという欠点を解消できる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明のゴルフクラブヘッドは、一般のゴルフ競技または練習に適用でき、中でも、スイングデータを検測するための練習には好適である。
【符号の説明】
【0033】
2 ゴルフクラブヘッド
21 重量体収容孔
3 重量体
L 所定の軸線
4 係合ユニット
5 検測ユニット
6 蓋
40 設置空間
41 第1の端部
42 第2の端部
43 外周面
431 角柱エリア
432 オスネジ部
433 嵌合部
44 内周面
45 係合ユニット本体
441 第1の延伸エリア
442 斜面エリア
443 第2の延伸エリア
444 第1の突起
445 第2の突起
446 第3の突起
447 嵌合孔
50 収容空間
51 ハウジング
511 露出部
512 第1の凹部
513 大径部
514 斜面部
515 小径部
516 第2の凹部
517 第3の凹部
518 嵌合突起
52 検測手段
53 無線送信手段
61 周壁部
62 頂壁部
621 回転駆動手段
図1
図2
図3
図4