特許第6074099号(P6074099)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 有▲吉▼ 一夫の特許一覧

<>
  • 特許6074099-円形つかみ付き介護用立上り器 図000003
  • 特許6074099-円形つかみ付き介護用立上り器 図000004
  • 特許6074099-円形つかみ付き介護用立上り器 図000005
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6074099
(24)【登録日】2017年1月13日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】円形つかみ付き介護用立上り器
(51)【国際特許分類】
   A61H 3/00 20060101AFI20170123BHJP
【FI】
   A61H3/00 Z
【請求項の数】1
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2016-117423(P2016-117423)
(22)【出願日】2016年5月2日
【審査請求日】2016年6月28日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000246354
【氏名又は名称】有▲吉▼ 一夫
(72)【発明者】
【氏名】有▲吉▼ 一夫
【審査官】 山口 賢一
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3183668(JP,U)
【文献】 特表2000−509638(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
大径の基盤(1)中央に、支承管(2)を立設し、該支承管(2)にはスライド管(3)を上下調整自在に挿入し、また、L字状のアーム(5)を4本形成し、該アーム(5)をスライド管(3)の上部に、アーム(5)を上向きにして十字方向に取り付け、該アーム(5)には円形のつかみ(4)をアーム(5)上部と中間部に取り付け、また、支承管(2)の上部には水平方向にボルト通し孔(6)を開け、スライド管(3)にはボルト通し孔(6)を複数段開け、つかみ(4)を適宜高さにする時、スライド管(3)を上下に調整し、而して、支承管(2)とスライド管(3)のボルト通し孔(6)にボルト(7)を通し、スライド管(3)を支承管(2)に固定するようにしたことを特徴とする円形のつかみ付き介護用立上り器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、円形つかみ付き介護用立ち上り器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、立ち座りの時、膝にかかる負担を軽減するための器具で、肘載置部に肘を載せ、体重を預けた状態で、レバーを操作して下降させ、椅子や洋式便所などに座り、立ち上る時も、レバーを操作し、立ち座りを、使用者自身ができるようにした構造である。
特許文献2は、介助者を必要とする身障者用で、身障者が短時間の間プレート上に立ち、立ったままプレートを回転して椅子や洋式便座に座り、その後は、上側側部や屈曲部、手すりを持って立ち、介助者がプレートを前向きに回転するようにした構造である。
【先行技術文献】
【0003】
特許文献1 実用新案登録第3183668号
特許文献2 特許出願公告番号 特表2000−509638号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は任意箇所において、身障者以外の者でも、安全に立ち座りができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
大径の基盤(1)中央に、支承管(2)を立設し、該支承管(2)にはスライド管(3)を上下調整自在に挿入し、また、L字状のアーム(5)を4本形成し、該アーム(5)をスライド管(3)の上部に、アーム(5)を上向きにして十字方向に取り付け、該アーム(5)には円形のつかみ(4)をアーム(5)上部と中間部に取り付け、また、支承管(2)の上部には水平方向にボルト通し孔(6)を開け、スライド管(3)にはボルト通し孔(6)を複数段開け、つかみ(4)を適宜な高さにする時、スライド管(3)を上下に調整し、而して、支承管(2)とスライド管(3)のボルト通し孔(6)にボルト(7)を通し、スライド管(3)を支承管(2)に固定するようにしたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、つかみを円形に形成したので、該円周のどの位置からでも、つかみを持って容易に立ったり、座ったりすることができる。
また、つかみを伝って、定位置や任意の位置に座ることができる。
立ち上る時は、つかみを持って、容易に立ち上ることができ、つかみを持って伝い歩きして任意の方向に向けるので、そのまま思いの方向に安全に歩行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の正面図
図2図1の平面図
図3図1の線A−Aの横断平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
図において、(1)は大径の基盤で、該基盤(1)の中央に支承管(2)を立設している。(3)はスライド管で支承管(2)に上下調節自在に挿入している。
(5)はL字状のアームで、該アーム(5)をスライド管(3)の上部に、アーム(5)を上向きにして十字状に取り付け、該アーム(5)には円形のつかみ(4)をアーム(5)上部と中間部に取り付けている。(8)はスライド管(3)に被せた蓋を示す。
(6)はボルト通し孔で、支承管(2)上部とスライド管(3)には、復数段開けている。而して、つかみ(4)を適正高さにする時に、支承管(2)とスライド管(3)のボルト通し孔(6)にボルト(7)を通し、スライド管(3)を支承管(2)に固定するようにしている。
なお、つかみ(4)に蛍光塗料を塗付すれば、暗がりでも、つかみ(4)の位置が確認でき使用上便利である。
【符号の説明】
【0009】
1 基盤 4 つかみ 7 ボルト
2 支承管 5 アーム 8 蓋
3 スライド管 6 ボルト通し孔
【要約】
図1
図2
図3