特許第6074103号(P6074103)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6074103
(24)【登録日】2017年1月13日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】組み立て式携帯保護帽。
(51)【国際特許分類】
   A42B 3/32 20060101AFI20170123BHJP
【FI】
   A42B3/32
【請求項の数】7
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-150643(P2016-150643)
(22)【出願日】2016年7月13日
【審査請求日】2016年7月13日
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】503052081
【氏名又は名称】柳川 省二
(72)【発明者】
【氏名】柳川 省二
【審査官】 米村 耕一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭59−181830(JP,U)
【文献】 特開2005−232663(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A42B 3/00−3/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人の頭部である前頭部と後頭部を覆う硬質板材からなるそれぞれ前頭部板と、後頭部板と、左右の側頭部を覆う一対の保護板と、頭頂部を保護する強度を有する中空ヒンジ軸とで構成される保護帽本体と、該保護帽本体の内部に装着する内装体とから構成された、使用しない時は本型に畳むことができる組み立て式携帯保護帽であって、
該本型組立体は内部に収納スペースを有し、
該収納スペース部内に前記前頭部板と、前記後頭部板と、前記内装体と、を収納できるように構成され、
前記中空ヒンジ軸は、その中空部に収納スペースを有し、少なくとも一方に蓋を設け、
前記頭部の中央を後方から前方に貫く前記中空ヒンジ軸を介して使用者の左右の側頭部を覆う角度に開閉可能に連結された前記一対の保護板を備え、
畳んだ状態の前記保護帽本体は、その内部の収納スペース部にレインコートを収納可能な略長方形を呈したレインコート収納袋を備え、
該レインコート収納袋は、上部面の中央の上布が下布に多少重なる袋状で、その中央部に前記レインコートの出し入れを可能とする開閉自在な保持手段を有した開口部を設け、
前記レインコート収納袋の左右両端に、前記後頭部板の下部に設けた係着孔に着離可能な吊持用係着具を備え、
前記レインコートを使用しない時には、組み立てた前記保護帽本体の前記後頭部板の下部に形成された係着孔の左右に、前記レインコート収納袋の吊持用係着具を係着させて前記使用者の頸部を保護し、
そして前記保護帽本体に具備した前記中空ヒンジ軸は、その中空部に円筒状の懐中電灯が収納可能なスペースを有したことを特徴とする組み立て式携帯保護帽。
【請求項2】
前記一対の保護板の長手方向の片側は、その一部が前記中空ヒンジ軸を回動可能に保持し、且つその他の一部が該中空ヒンジ軸に摺接し、
その左右の先端部には前記保護帽本体の前記使用者の顔面の幅相当で開閉できる位置で交止するストッパーが形成され、
前記一対の保護板の長手方向の両側の内面に、少なくとも一か所に内側に折り曲げ可能となるヒンジを設け、 前記使用者の頭部を覆うように丸みを形成し、
前記一対の保護板の両側の内面の左右に前記内装体のハンモックを係着可能とする係止部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の組み立て式携帯保護帽。
【請求項3】
前記一対の保護板の両側が開いた状態の短手方向の前面部に装着する前頭部を覆う前記前頭部板は左右対称の略山型を呈し、
その左右の下部の両端に上下に摺動可能な係止ピンを保持し、
前記一対の保護板の両側が開いた状態の短手方向の後面部に装着する後頭部を覆う前記後頭部板は左右対称の略山型を呈し、
その左右の下部の両端に上下に摺動可能な係止ピンを保持し、
さらにその底辺縁部の中央の左右の下方向に突出した凸型を形成し、
該凸型は下段中央部に係着孔を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の組み立て式携帯保護帽。
【請求項4】
前記一対の保護板の短手方向の前方向と後方向のそれぞれの辺縁部に、前記中空ヒンジ軸の外径の半分の幅を有した、前記一対の保護板に設けた前記ヒンジを介して該保護板の短手方向の上部と下部とが内側に折り曲げ可能となるように側板を立設し、
そして該側板と同じ大きさを有して一対となるように、前記側板の内側に前記前頭部板と前記後頭部板とをそれぞれ挟持する幅を設けた前記一対の保護板の短手方向の前後の最下部以外に挟持板を併設し、
前記一対の保護板の短手方向の前方向と後方向の最下部の左右の前記挟持板は、前記前頭部板と前記後頭部板が保持する左右の係止ピンの下部が前後に摺動可能となるように前記最下部の側板との隙間部を設け、
前記最下部の前後左右の側板は、短手方向下方中央部に前記係止ピンの中央部が前後に摺動可能な摺動溝を該側板の短手方向の中央部より上部にかけて形成し、
前記側板の摺動溝の係止部に前記係止ピンの上部が嵌合する大きさの係止孔を設け、
前記最下部の前記側板と一対の前後左右の挟持板は、前記係止ピンの上部が前記係止孔に嵌合するその直下に該係止ピンの下部が嵌合できる大きさの嵌合孔を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の組み立て式携帯保護帽。
【請求項5】
前記前頭部板と前記後頭部板が保持する上下に摺動可能な係止ピンは、
上部の先端部が凸型を呈し、
上部が前記最下部の側板に設けられた係止孔が嵌合する大きさを有し、
中間部が前記最下部の側板に設けられた摺動溝の幅に相当する摺動可能な太さを有し、
下部が前記最下部の挟持板に設けられた嵌合孔に嵌合する大きさを有し、
前記前頭部板と前記後頭部板とが保持する前記各係止ピンを前記側板の最下部の各係止孔と前記挟持板の最下部の各嵌合孔とに押嵌することにより前記保護帽本体を構設できることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の組み立て式携帯保護帽。
【請求項6】
前記一対の保護板の長手方向下部の辺縁部に薄肉ヒンジを介して屈曲可能な耳板を左右に延設し、
該左右の耳板の短手方向は前記中空ヒンジ軸の外径の半分相当の幅を有し、
該左右の耳板の内側の使用者の耳を跨ぐ位置に左右それぞれあご紐係止具を備え、
前記一対の保護板の左右を重ねた時に本型を形成し、該本の開口部を前記左右の耳板中央部に設け、該本が着離可能に開閉できるようにするための前記左右の耳板の長手方向の辺縁部接合面に係止手段を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の組み立て式携帯保護帽。
【請求項7】
前記保護帽本体の内部に装着する内装体は、該保護帽本体内に着脱可能に構成された前記使用者の頭部に被着する前記ハンモックと、
該ハンモックの下端部に連結した前記頭部の環状部に包接する周長調整可能な帯状の部材からなる環状のヘッドバンドと、から構成され、
前記ハンモックは二本の強度を有する帯状で、左右の側頭部を覆うように頭頂部で交差し、前記ヘッドバンドの上部の四か所に係着可能な係着具を設け、
前記ハンモックが前記保護帽本体内に隙間部を有して吊持されるように構成され、
前記左右の耳板の内側に耳を跨ぐ程度の前後の位置に、あご紐を固着するあご紐係止具をそれぞれ配設し、
さらに前記あご紐の左右を係止するコードストッパー備え、
前記保護帽本体を前記使用者の頭部に装着して固定することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の組み立て式携帯保護帽。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、避難用具を収納して本型に畳むことができる組み立て式携帯保護帽に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、東日本大震災や熊本地震以降、首都直下型地震、南海トラフ地震など大規模地震の発生が危惧されている。そのため多くの職場では、ヘルメットなどの避難用具を備えている。
【0003】
地震発生後の停電や雨天の際の避難用具としてヘルメットや保護帽などの他に懐中電灯と雨具も必要となるがそれらがセットになった避難用具はなかった。
【0004】
通勤通学時に、ヘルメットまたは保護帽や懐中電灯や雨具を一緒に鞄などに収納して携帯することは、それぞれの形状が異なるため困難であった。
【0005】
折り畳みヘルメット(例えば、特許文献1および2参照。)は持ち運びしやすいが、懐中電灯と雨具を備えていなかった。
【0006】
ヘルメットにライトを装着できるヘルメット用の装着用具があるが、(例えば、特許文献3参照。)携帯するには不便であった。
【0007】
作業用ヘルメットの上から装着して、雨粒が顔にかからないようにするヘルメット装着用レインキャップがあるが、(例えば、特許文献4参照。)雨具としての機能を有するものではない。
【0008】
家庭において、家族全員のヘルメットや保護帽そして懐中電灯とレインコートをコンパクトに違和感なく身近に置くことは困難であった。
【0009】
職場において、ヘルメットや保護帽そして懐中電灯と雨具等の避難用具を人数分備えておくことは収納場所を要しさらにそれらをコンパクトに収納することは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2015−61956号公報
【特許文献2】特開2014−234562号公報
【特許文献3】特開2011−111683号公報
【特許文献4】特開2012−12709号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
これは、以下のような問題がある。
避難時が雨天や停電である場合も想定されるため、ヘルメットや保護帽の他に懐中電灯と雨具を備えておきたいが、それらがセットになった避難用具がなかった。
【0012】
折り畳みヘルメットや折り畳み保護帽などは携帯しやすいが懐中電灯や雨具が一緒になった避難用具はなかった。
【0013】
携帯しやすいヘルメットまたは保護帽と懐中電灯と雨具等がワンセットになった鞄にも収まりやすい避難用具はなかった。
【0014】
従って本発明は、略型に畳むことができる保護帽本体のその内部の収納スペース部にレインコートと懐中電灯を収納した組み立て式携帯保護帽を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、以下の構成により前述の課題を解決できる。
(1)請求項1に記載の組み立て式携帯保護帽において、人の頭部である前頭部と後頭部を覆う硬質板材からなるそれぞれ前頭部板と、後頭部板と、左右の側頭部を覆う一対の保護板と、頭頂部を保護する強度を有する中空ヒンジ軸とで構成される保護帽本体と、該保護帽本体の内部に装着する内装体とから構成されている。該保護帽本体を使用しない時は、本型に畳むことができる組み立て式携帯保護帽であって、該本型組立体は内部に収納スペースを有している。該収納スペース部内に前記前頭部板と、前記後頭部板と、前記内装体とを収納できるように構成されている。さらに前記中空ヒンジ軸は、その中空部に収納スペースを有し少なくとも一方に蓋を設け、前記頭部の中央を後方から前方に貫く前記中空ヒンジ軸を介して使用者の左右の側頭部を覆う角度に開閉可能に連結された前記一対の保護板を備え、畳んだ状態の前記保護帽本体は、その内部の収納スペース部にレインコートを収納可能な略長方形を呈したレインコート収納袋を備えている。該レインコート収納袋は、上部面の中央の上布が下布に多少重なる袋状で、その中央部に前記レインコートの出し入れを可能とする開閉自在な保持手段を有した開口部を設け、前記レインコート収納袋の左右両端に、前記後頭部板の下部に設けた係着孔に着離可能な吊持用係着具を備え、前記レインコートを使用しない時には、組み立てた前記保護帽本体の前記後頭部板の下部に形成された係着孔の左右に、前記レインコート収納袋の吊持用係着具を係着させて前記使用者の頸部を保護する。そして前記保護帽本体に具備した前記中空ヒンジ軸は、その中空部に円筒状の懐中電灯が収納可能なスペースを有した構成からなることを特徴とする。
【0016】
(2)請求項2において、請求項1に記載の組み立て式携帯保護帽の前記一対の保護板の長手方向の片側は、その一部が前記中空ヒンジ軸を回動可能に保持している。且つその他の一部が該中空ヒンジ軸に摺接している。その左右の先端部には前記保護帽本体の前記使用者の顔面の幅相当で開閉できる位置で交止するストッパーが形成されていることにより一定の大きさの保護帽本体が形成されている。さらに前記一対の保護板の長手方向の両側の内面に、少なくとも一か所に内側に左右対称に折り曲げ可能となるヒンジを設けることにより前記使用者の頭部を覆うように丸みを形成することができるようになっている。そして前記一対の保護板の両側の内面の左右に前記内装体のハンモックを着脱可能とすることができる係止部を設けたことにより前記本型組立体の内部に収納スペースを確保できるように構成したことをも特徴とする。
【0017】
(3)請求項3において、請求項1と請求項2に記載の前記一対の保護板の両側が開いた状態の短手方向の前面部に装着する前頭部を覆う前記前頭部板は、上部が前記中空ヒンジ軸の前面の外円周下部に接する凹型に湾曲した半円状の略山型を呈している。その左右の両側は、左右対称で前記一対の保護板の両側が開いた状態の短手方向の前面の外枠縁部の折れ角を形成している。その開いた状態の短手方向の前面部に前記前頭部板を押止して止着するための上下に摺動可能な係止ピンを左右の下部の両端に保持している。前記一対の保護板の両側が開いた状態の短手方向の後面部に装着する後頭部を覆う前記後頭部板は、上部が前記中空ヒンジ軸の後面の外円周下部に接する凹型に湾曲した半円状の略山型を呈している。その左右の両側は、左右対称で前記一対の保護板の両側が開いた状態の短手方向の後面の外枠縁部の折れ角を形成している。その開いた状態の短手方向の後面部に前記後頭部板を押止して止着するための上下に摺動可能な係止ピンを左右の下部の両端に保持している。さらにその底辺縁部の中央の左右の下方向に突出した凸型を形成している。該凸型は下段中央部にレインコート収納袋を係着させるための係着孔を備えたことをも特徴とする。
【0018】
(4)請求項4において、請求項1から3に記載の前記一対の保護板の短手方向の前方向と後方向のそれぞれの辺縁部には、前記中空ヒンジ軸の外径の半分相当の幅を有した、前記一対の保護板に設けた前記ヒンジを介して該保護板の短手方向の上部と下部が内側に折り曲げ可能となるように側板を立設している。そして該側板と同じ大きさを有して一対となるように、前記側板の内側に前記前頭部板と前記後頭部板とをそれぞれ挟持する幅を設けた前記一対の保護板の短手方向の前後の最下部以外に挟持板を併設している。前記最下部以外の側板と挟持板との幅部に、前記前頭部板と前記後頭部板とをそれぞれ介挿させ、そして前記一対の保護板の短手方向の前方向と後方向の最下部の前記挟持板は、前記前頭部板と前記後頭部板とが保持するそれぞれの左右の係止ピンの下部が摺動可能となるように前記最下部の側板との隙間部を設けている。前記最下部の前後左右の側板は、短手方向下方中央部に前記係止ピンの中間部が前後に摺動可能な摺動溝を、該側板の短手方向の中央部より上部にかけて前記前頭部板と前記後頭部板のそれぞれの上部が前記中空ヒンジ軸のそれぞれ前後の側面下部の円周縁部に当接する手前の位置まで形成している。そして前記前頭部板と前記後頭部板のそれぞれの上部が前記中空ヒンジ軸のそれぞれ前後の側面下部の円周縁部に当接する位置に前記係止ピンの上部が嵌合する大きさの係止孔を形成している。前記最下部の側板と一対の前後左右の挟持板は、前記係止ピンの上部が前記係止孔に嵌合するその直下に該係止ピンの下部が嵌合できる大きさの嵌合孔を設けた構成により前記保護帽本体の外枠を容易に形成できるように構成していることをも特徴とする。
【0019】
(5)請求項5において、請求項4に記載の前記前頭部板と前記後頭部板が保持する上下に摺動可能な前記係止ピンは、嵌脱しやすくするために上部の先端部が凸型を形成している。その上部は、前記最下部の側板に設けられた係止孔が嵌合する大きさを有している。その中間部は、前記最下部の側板に設けられた摺動溝の幅に相当する摺動可能な太さを有している。その下部は、前記最下部の挟持板に設けられた嵌合孔に嵌合する大きさを有している。前記前頭部板と前記後頭部板とが保持する摺動可能な前記各係止ピンを、前記側板の最下部に設けた各係止孔と前記挟持板の最下部に設けた各嵌合孔とに押嵌させることにより前記一対の保護板に前記前頭部板と前記後頭部板とを繋止させることができる。従って、前記保護帽本体を容易に構設するとともに該保護帽本体を容易に畳み本型に形成することができることをも特徴とする。
【0020】
(6)請求項6において、請求項2から4に記載の前記一対の保護板の長手方向下部の辺縁部に薄肉ヒンジを介して屈曲可能な耳板を左右に延設した。その左右の耳板の内側に、前記保護帽本体を使用者の頭部に固定するあご紐を形成するための耳を跨ぐ位置に左右それぞれあご紐係止具を設けている。そして前記左右の耳板の短手方向に、前記一対の保護板の左右を前記中空ヒンジ軸を介して重ね合わせた時に本型を形成するように、前記中空ヒンジ軸の外径の半分相当の幅を設けた。該本型組立体が開閉可能とするために親指が挿入できる程度の開口部を前記左右の耳板中央部に設けた。そのため前記一対の保護板の左右が容易に開閉できて、前記左右の耳板の長手方向の辺縁部接合面に着離可能な係止手段を用いたことにより、前記本型組立体内に収納する構成部材を保持できるように構成したことをも特徴とする。
【0021】
(7)請求項7において、請求項1と2と6に記載の前記保護帽本体の内部に装着する内装体は、該保護帽本体内に着脱可能に構成された使用者の頭部に被着する前記ハンモックと、該ハンモックの下端部に連結した前記頭部の環状部に包接する周長調整可能な帯状の部材からなる環状のヘッドバンドと、から構成されている。前記ハンモックは、二本の強度を有する帯状で左右の側頭部を覆うように頭頂部で交差している。そして前記ヘッドバンドの上部の四か所に係着可能な係着具を設けた。さらに前記一対の保護板の両側の内面の左右に設けた係止部に係止することで前記ハンモックが前記保護帽本体内に隙間部を有して吊持されるように構成した。そのため前記使用者の頭部に与える衝撃を緩和して、さらに着脱可能な前記係着具により前記本型組立体内に収納スペースを確保できるように構成した。そして前記左右の耳板の内側に耳を跨ぐ前後に、あご紐を固着するあご紐係止具をそれぞれ配設して前記使用者の頬部でU字を形成するように左右の耳のそれぞれ前部と後部を前記あご紐で前記あご紐係止具に固着させる。その左右のU字型の下部をさらにあご紐でそれぞれ延設してその両端を前記使用者のあご部に着脱調整可能なコードストッパーを設けた。それにより前記保護帽本体を前記使用者の頭部に固定することができるように構成したことにより本課題を解決することができる。
【発明の効果】
【0022】
外形が本型であるため、複数の避難用具を身近に置いても違和感が緩和される効果がある。また、コンパクトに収納できるため整理しやすく収納スペースを削減できる効果が期待される。
【0023】
自転車用雨具としての用途も効果的である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の組み立て式携帯保護帽の保護帽本体を組み立てた、その内部に内装体(ハンモックとヘッドバンド)を係着する状態を示す概略斜視図である。
図2】本発明の組み立て式携帯保護帽の保護帽本体を組み立てた状態と内装体を示す概略斜視図である。
図3】本発明の組み立て式携帯保護帽の保護帽本体を組み立てる時の前頭部板と後頭部板とを、一対の保護板の設けられた側板と挟持板とに挟持させるために挿嵌する状態を示す概略斜視図である。
図4】本発明の後頭部板の係着孔にレインコート収納袋の吊持用係着具を係着する前(a)と係着した(b)状態を示す斜視図である。
図5】(a)は本発明の前頭部板の正面図と右側面図である。(b)は本発明の後頭部板の正面図と右側面図である。
図6】(a)は本発明のレインコート収納袋の概略正面図と(b)は概略右側面図である。(c)は本発明の内装体(ハンモックとヘッドバンド)の概略斜視図である。
図7】(a)から(d)は本発明の前頭部板と後頭部板が保持する係止ピン側板と挟持板との摺動と嵌合の仕組みを示す図面である。(a)は本発明の各係止ピンの縦方向の断面の形状と、一対の保護板に設けられた最下部の前後左右の側板に設けられた係止孔と、同じく保護板の最下部の前後左右の挟持板に設けられた嵌合部に、押嵌する前の前記係止ピンと前記側板と前記挟持板との嵌合状態を示す概略断面図である。(b)は係止ピンの頭部と該係止ピンの中間部が一対の保護板に設けられた最下部の前後左右の側板の摺動溝に摺動して係止孔に嵌合できる事を示す該側板の形状を示す説明図である。(c)は前頭部板と後頭部板が保持する各係止ピンが上下に摺動可能な状態と該各係止ピンの形状を示す説明図である。(d)は前頭部板と後頭部板が保持する各係止ピンの下部が一対の保護板に設けられた最下部の各挟持板に設けられた嵌合孔に嵌合できることを示す該嵌合孔の形状を示す説明図である。
図8】(a)は本発明の本型組立体の中空ヒンジ軸の中空部に懐中電灯だけを収納した状態を示す図10の(a)のA−A´線概略断面図である。(b)は本発明の本型組立体の収納スペース部に前頭部板と後頭部板と内装体とレインコート収納袋とを収納した、片側の保護板を閉じる前の前記収納スペース内部を示す概略正面図である。
図9】(a)は本発明の保護帽本体を畳んだ状態から保護板の片側を開けた状態を示す概略左側面図である。(b)は本発明の本型組立体の収納スペース部に各構成部材を収納する前の保護板を開いた状態の中空ヒンジ軸より下部を示す概略正面図である。
図10】本発明の保護帽本体を畳んだ状態を示すそれぞれ、左側面図(a)と平面図(b)と正面図(c)である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明を実施するための形態について図1図10の図面に基づいて説明する。
【0026】
図3は、本発明の組み立て式携帯保護帽の該保護帽本体の外枠の構造を示しおり、頭頂部を前方から後方に貫く頭頂部を保護する中空ヒンジ軸11と、該中空ヒンジ軸11を摺動可能に保持した左右の側頭部を覆い保護する一対の保護板12と、その前面部の前頭部を保護する前頭部板13と、その後面部の後頭部を保護する後頭部板14と、が本保護帽本体の外枠を形成し、該外枠と図2に示すように、その内部に装着する内装体51と該保護帽本体に延設した耳板に固着したあご紐52と図4に示す、前記後頭部板14に着脱可能なレインコート収納袋41とから本保護帽本体は構成され、図5に示すように前記前頭部板13と前記後頭部板14を図3に示す前記一対の保護板12の前面部と後面部にそれぞれ嵌挿し前記前頭部板13と後頭部板14が保持する係止ピン31を押嵌して本保護帽本体を構設し図2に示すように該保護帽本体の内部に前記内装体51を係止させた組み立て式携帯保護帽である。
【0027】
次に、図10は本発明の組み立て式携帯保護帽を畳んだ状態の本型を示し、該本型組立体は図9(a)に示すように中空ヒンジ軸11を介して一対の保護板12が開閉可能となり、図8(b)は、前記本型組立体の収納スペース部に前頭部板13と後頭部板14と内装体51と、レインコートを収納するレインコート収納袋41とを収納できることを示すものである。さらに図8(a)は、図10(a)のA−A‘線断面を示した、前記中空ヒンジ軸の中空部11−1に収納可能な円筒状の懐中電灯42を収納できることを示したものである。
【0028】
従って前述の構成により本発明の組み立て式携帯保護帽を組み立てる場合は、図5に示す前頭部板13と後頭部板14が保持する各係止ピン31を図3に示すように一対の保護板12に押嵌することで容易に本保護帽本体を構設でき畳むときは、その各係止ピン31の上部の先端部31−1を手前に引くことにより該保護帽本体を容易に分解できて本型を形成し、その内部の収納スペース部に各構成部材を収納できるためコンパクトに携帯できるものである。
【実施例】
【0029】
以下、実施に際し各構成部の詳細を説明する。
(1)中空ヒンジ軸11と保護板12について、
図1に示すように中空ヒンジ軸11は、強度を有する軽量な部材で構成された頭頂部を保護する柱の役割と図8(a)に示す懐中電灯42、を収納する機能を備えている。また、一対の保護板12は、左右の側頭部を保護する強度を有する不燃性または難燃性の樹脂板材でその長手方向の一部が中空ヒンジ軸11を保持して該中空ヒンジ軸11に摺動し、その他の一部が使用者の頭部を覆う幅相当で交止するストッパー12−1機能を有するように構成されている。
【0030】
(2)保護板12に設けるヒンジ12−2について、
一対の保護板12は、図3図9(b)に示すように一対の保護板12の左右の内側に少なくとも一つヒンジ12−2を設けて、該一対の保護板12に使用者の頭部の形状に近い丸みを帯びるように構成したため該ヒンジ12−2は、一つでも二つでもよい。
【0031】
(3)保護板12の内側の内装体の係止部51−3について、
畳んだ状態の本型の収納スペース部に内装体51を収納可能とするために、図9(b)に示すように一対の保護板12の両側の内側に係止部51−3を設け、図6(c)に示す前記内装体51が具備する係着具51−4を該内装体51であるヘッドバンド51−2の上部のハンモック部51−1に設けて着脱可能に構成したものである。
【0032】
(4)前頭部板13について、
図5図3に示すように前頭部を保護する前頭部板13は、強度を有する不燃性または難燃性の板材で一対の保護板12の前面部に止着させる略山型を呈し、その上部が前記中空ヒンジ軸11の前面の外周下部に接する凹型に湾曲した半円状を形成し、その左右の両側が左右対称で前記一対の保護板12の短手方向の前面の外枠縁部の折れ角を形成した形状を呈し、それにより前記一対の保護板12の短手方向の前面部に密接させて構設でき、さらに図5(a)と図7(c)に示すようにその略山型の底辺部両端に前頭部板13が保持する摺動可能な係止ピン31を前頭部板13から外れないように構成されている。
なお、前頭部板13の外面の中央部に湾曲を持たせた変形形成で、保護板の前面に止着できて前記本型組立体の収納スペース部内に収納可能となるように構成することにより、コンパクトで意匠上の効果も得られ可能性がある。
【0033】
(5)後頭部板14について
図4に示す後頭部を保護する後頭部板14は、強度を有する不燃性または難燃性の板材で一対の保護板12の後面部に止着させる略山型を呈し、その上部が中空ヒンジ軸11の前部の外円周下部に接合する凹型に湾曲した半円状を形成し、その左右の両側が左右対称で前記一対の保護板12の短手方向の後面の外枠縁部の折れ角を形成した形状を呈し、前記一対の保護板12の短手方向の後面部に密接させて構設できるようにし構成せれ、さらにその底辺部の中央左右の下方向に凸型に突出した形状を延設し、その左右の凸型部の下部中央部にレインコート収納袋41を係着させる係着孔14−1を設け、使用者の頸部を保護する機能を有するように構成されている。そして図5(b)と図7(c)に示すように略山型の底辺部両端に後頭部板14が保持する摺動可能な係止ピン31は後頭部板14から外れないように構成されている。
なお、後頭部板14の外面の中央部に湾曲を持たせた変形形成で保護板の後面に止着でき、前記本型組立体の収納スペース部内に収納可能となるように構成することにより、コンパクトで意匠上の効果も得られ可能性がある。
【0034】
(6)側板21と挟持板22について、
側板21は、図2に示すように一対の保護板12の短手方向の前方向と後方向のそれぞれの辺縁部に、図10(a)に示すように中空ヒンジ軸11の外径の半分の幅を有した、図9(a)と図3に示すように前記一対の保護板12に設けたヒンジ12−2を介して該保護板12の短手方向の上部と下部とが内側に折り曲げ可能となるように立設し、そして前記側板21と同じ大きさを有して一対となるように、図3に示すように前記側板21の内側に前頭部板13と後頭部板14とをそれぞれ挟持する幅を設けた前記一対の保護板12の短手方向の前後の最下部以外に挟持板22を併設し、図7(a)に示すように前記一対の保護板12の短手方向の前方向と後方向の最下部の左右の前記挟持板22に、前記前頭部板13と前記後頭部板14が保持するそれぞれ左右の係止ピンの下部31−4が前後に摺動可能となるように前記最下部の側板21との隙間部を設け、図7(b)と(c)に示すように前記最下部の前後左右の側板21に、短手方向下方中央部に前記係止ピンの中間部31−3が前後に摺動可能な摺動溝を該側板21の短手方向の中央部より上部にかけて形成し、さらに前記側板21の摺動溝21−1の係止部に前記係止ピンの上部31−2が嵌合する大きさの係止孔21−2を設け、図7に示すように前記側板21の最下部と一対の前後左右の挟持板22の最下部に、前記係止ピンの上部31−2が前記係止孔21−2に嵌合するその直下に該係止ピンの下部31−4が嵌合できる大きさの嵌合孔22−1を設けたことにより前記前頭部板13と前記後頭部板14が前記一対の保護板12の前面部と後面部にそれぞれが嵌着できることにより本保護帽本体の構設を容易にするように構成した。
【0035】
(7)係止ピン31の形状について、
前頭部板13と後頭部板14とが保持する係止ピン31は、強度を有しその上部の先端部と上部と中間部と下部とにより形状と機能が異なるため図7を基にその各部位の形状と機能と構成とを以下に説明する。
(1)図7(a)に示す上部の先端部31−1は、指先で容易に嵌脱可能な凸型状を呈す。
(2)図7(a)に示すその上部31−2は、図7(b)一対の保護板12に立設された最下部の側板21に設けられた各係止孔21−2と嵌合する円形を呈す。
(3)図7(c)に示すその中間部31−3は、前頭部板13と後頭部板14にそれぞれ上下に摺動可能に保持され一対の保護板12に立設された図7(b)に示す最下部の側板21に設けられた各摺動溝21−1に摺動する幅の太さを有する円筒状を呈す。
(4)図7(c)に示すその下部31−4は、一対の保護板12に立設された図7(d)に示す最下部の挟持板22に設けられた各嵌合孔22−1に嵌合する円形を呈す。
【0036】
(8)係止ピン31の嵌脱について 図3図7を基に説明する。
(1)本保護帽本体を組み立てる場合は、一対の保護板12の最下部以外の側板21と挟持板22との隙間部にそれぞれ前面部と後面部に前頭部板13と後頭部板14とを介挿して、次に前記前頭部板13と前記後頭部板14が保持するそれぞれ左右の係止ピン31を、前記一対の保護板12の前後の最下部の側板21の摺動溝21−1に、前記前頭部板13と前記後頭部板14のそれぞれ左右の係止ピンの中間部31−3を摺動させて介挿することで、その側板21に設けた係止孔21−2で係止する。次にその各係止ピンの上部の先端部31−1を押嵌することにより、前記一対の保護板12の最下部の挟持板22に設けた嵌合孔22−1にその各係止ピンの下部31−4が嵌合し、同時にその各係止ピンの上部31−2が前記側板21の係止孔21−2に嵌合することで保護帽本体を容易に構設することがでる。
(2)本保護帽本体を畳むときは、前頭部板13と後頭部板14が保持する各係止ピンの上部の先端部31−1を手前に引くことにより、前記前頭部板13と前記後頭部板14とが一対の保護板12から脱離でき容易に各構成部材に分離する。従って、図8(b)に示すように一対の保護板12から分離した前記前頭部板13と前記後頭部板14と該後頭部板14に係着したレインコート収納袋41を本型組立体内の収納スペース部に収コンパクト納できるように構成したものである。そのため係止ピンの上部先端部31−1は指先で摘みやすく尖らない形状が好ましい。
【0037】
(9)耳板23について、
図10(a)と(b)に示すように畳んだ状態が本型に形成するように、一対の保護板12の長手方向下部の辺縁部に、薄肉ヒンジを介して屈曲可能な耳板23を左右に延設し、該左右の耳板23の短手方向は、中空ヒンジ軸11の外径の半分の相当の幅を設けたことにより、図9(a)と図10(a)と(b)に示すように一対の保護板12の左右が中空ヒンジ軸11を介し重なり合った時に一対の保護板12の短手方向の前方向と後方向の辺縁部に設けられた側板21と前記耳板23とが本型を形成するように構成されている。該本型組立体は、中空ヒンジ軸11を介して開閉可能でその内部は収納スペースを有し、各構成部材をその収納スペース部に出し入れ可能に保持するように図10(b)に示すように耳板23の中央部に開口部23−1を設け、耳板23の左右の辺縁部に係止手段を設けるように構成されている。
その係止手段は、上下の接合面に磁性体を用いても、またその上下が嵌合する係止具を用いても同様の効果を得る。なお、耳板に設けられたあご紐係止具に関しては後述のあご紐について、にて説明する。
【0038】
(10)内装体51について、
図6(c)に示す内装体51は、強度を有する帯状で頭頂部を交差して左右側頭部に被着するハンモック51−1とその下端部を連結した頭部の環状部に包接する周長調整可能な帯状のヘッドバンド51−2から構成され、そのヘッドバンド51−2を用いることにより使用者の頭部に適合した大きさを形成し、該使用者の頭部からの脱離を防止できる。そのための周長調整は、そのヘッドバンド51−2の左右の端部の接合面に面ファスナーを用いるか、またはその左右の端部を織りゴムで縫着することでも可能となる。
また図9(b)に示す一対の保護板12に設けた係止可能な係止部51−3に、ヘッドバンド51−2の上部のハンモック51−1に設けた係着具51−4が本保護帽本体内部に着脱可能となるように構成したことにより、畳むと本型になる本保護帽本体のその収納スペース部に収納可能となり、さらに前記使用者が本保護帽本体を装着した際、一対の保護板12がハンモック51−1を吊持して前記使用者の頭部に接触しないように隙間部を形成して頭部に受ける衝撃を緩和するように構成したものである。
従って、ハンモック51−1は衝撃を吸収する強度を有する柔らかい部材が好ましい。
【0039】
(11)レインコート収納袋41について
図8(b)に示すように畳むと本型となる本保護帽本体の収納スペース部に備えられたレインコート収納袋41は、図6(a)と(b)に示すように下布が上布に重なりその接合面に開閉自在となる保持手段を有しているのは、そのレインコート収納袋41に収納されたレインコートが容易に落ちないようにしたためでその保持手段は面ファスナーやボタンまたはホックを用いても同様の効果が得られる。
図3に示すようにレインコート収納袋41は、本保護帽本体を使用する時で、レインコートを着用しない時には図4(b)に示すように後頭部板14の下部の係着孔14−1に、そのレインコート収納袋41の両端の吊持用係止具41−1を係止させ、図3に示すように使用者の頸部を保護するように構成されている。
レインコートを使用するときは、レインコート収納袋41からレインコートを取り出して着用する。なお、吊持用係止具41−1は、面ファスナーやボタンまたはホックを用いても同様の効果が得られる。またレインコート収納袋41は、頸部を保護する機能を有しているため不燃布で防水性も備えるものが好ましい。
また、レインコートの使用に際しては、台風や豪雨に備えてそのフード部を本保護帽本体に係止させるための面ファスナーやゴムバンドを収納スペース部に備えておくことが好ましい。
変形例として、レインコート収納袋41の収納スペース部にレインコート以外の医薬品やメディカルキット等、適宜必要と思われる収納可能な避難用品等を収納することができる。
【0040】
(12)懐中電灯42について
本保護帽本体の中空ヒンジ軸11において、使用者の顔面部にあたるその前面部の円周部に強度を有する透明の板を設け、後面部の円周部に嵌脱自在となる蓋11−2を設けその蓋11−2の内側に前記中空ヒンジ軸11の内径を有した、該中空ヒンジ軸の中空部11−1に収納可能な円筒状の懐中電灯42をその中空部11−1内に押止保持可能とする、弾性を有する緩衝材またはコイルばねを設けることにより、前記中空ヒンジ軸の中空部11−1に図8(a)に示すように収納可能な円筒状の懐中電灯42を収納することができるように構成されている。その収納する懐中電灯42は、中空ヒンジ軸の中空部11−1に収納可能な円筒状のLEDライトなど明るくて軽量で長時間使用できる防水性を有するものが好ましい。
なお、変形例として中空ヒンジ軸11においては、挿入する円筒状の懐中電灯42のライト部の円周縁部を覆うストッパーとなるガイドを前記使用者の顔面部となる該中空ヒンジ軸11の片側に設け、他の片側に嵌脱可能な蓋を設けその蓋の内側にその中空ヒンジ軸11の内径を有した、その中空ヒンジ軸の中空部11−1に収納可能な円筒状の懐中電灯42を保持可能とする長さ有する緩衝材を設けることにより、その中空ヒンジ軸の中空部11−1に収納可能な円筒状の懐中電灯42を収納することができる。また、中空ヒンジ軸11の前面部に強度を有する板状の部材を設けてその後面部に蓋を設けることにより懐中電灯に限らず、可搬性のメモリーチップなどの磁気記録媒体や重要記録等、適宜収納可能な物の収納スペースとなる。
【0041】
(13)あご紐52について
あご紐52は、強度を有する帯状が好ましいが、強度を有する帯状の弾性を有するものであれば使用者の頭部に素早く装着できる。図1に示すように本保護帽本体を前記使用者の前記頭部に装着した際、該保護帽本体を該使用者の頭部に固定するために、左右の耳板23の内側に耳を跨ぐ前後の位置にあご紐52を固着するあご紐係止具52−1をそれぞれ配設し、前記使用者の頬部でU字を形成するように、左右の耳のそれぞれ前部と後部をあご紐52であご紐係止具52−1に固着させ、さらにその左右のU字型の下部をあご紐52でそれぞれ延設してその両端を前記使用者のあご部に着脱調整可能なコードストッパー52−2を設けたものである。なお、あご紐52は、耳を跨ぎ頬部でY字を形成してその左右の端部をあごの下で係止するようにしても同様の効果が得られる。なお、本保護帽本体のサイズは2種でも3種でも構わない。
前述により、本発明は実施できる。
【産業上の利用可能性】
【0042】
来日外国人向けに、宿泊施設等に本発明を備えることは、リスク管理上においても対外的、人道的にも意義あることと思う。
【符号の説明】
【0043】
11 中空ヒンジ軸
11−1 中空ヒンジ軸の中空部
11−2 蓋
12 保護板
12−1 ストッパー
12−2 ヒンジ
13 前頭部板
14 後頭部板
14−1 係着孔
21 側板
21−1 摺動溝
21−2 係止孔
22 挟持板
22−1 嵌合孔
23 耳板
23−1 開口部
31 係止ピン
31−1 係止ピン上部の先端部
31−2 係止ピン上部
31−3 係止ピン中間部
31−4 係止ピン下部
41 レインコート収納袋
41−1 吊持用係着具
42 懐中電灯
51 内装体
51−1 ハンモック
51−2 ヘッドバンド
51−3 係止部
51−4 係着具
52 あご紐
52−1 あご紐係止具
52−2 コードストッパー
【要約】
【課題】畳むと本型になる保護帽本体の内部に、懐中電灯とレインコートとを収納できる組み立て式携帯保護帽を提供する。
【解決手段】保護帽本体と該保護帽本体の内部に装着する内装体からなる組み立て式携帯保護帽で、該保護帽本体は、前頭部板と後頭部板と中空ヒンジ軸と、一対の保護板とから構成され、該一対の保護板は両側に固着したあご紐を有し、前記内装体はハンモックと、ヘッドバンドから構成され、前記保護帽本体は前記前頭部板と前記後頭部板とが前記一対の保護板に嵌脱可能な、畳んだ状態が本型になる該本型組立体の内部に収納スペースを有し、該収納スペース内にレインコートを収納するレインコート袋を具備し、該レインコート収納袋と前記前頭部板と前記後頭部板と前記内装体とを前記収納スペース内に収納可能とし、さらに前記中空ヒンジ軸内部に円筒型の懐中電灯を収納したものである。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
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図6
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図8
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図10