(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記受け取った電子通信アイテムから、前記提案されたタスクアイテムに関連する1つまたは複数のタスクスロットを抽出するステップと、前記1つまたは複数のタスクスロットを前記コンピューター生成ユーザーインタフェース構成要素を介して前記ユーザーに提示するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記ユーザーが前記提案されたタスクアイテムを受け入れないと、前記提案されたタスクアイテムに対する修正を受け取り、電子タスクリストに修正されたタスクアイテムを取り込む、請求項3に記載の方法。
前記ユーザーが前記提案されたタスクアイテムを受け入れないと、置換タスクアイテムを受け取り、電子タスクリストに置換タスクアイテムを取り込む、請求項3に記載の方法。
コンピューターによって実行されると、電子通信からタスクアイテムを自動的に抽出する方法を実施するコンピューター実行可能命令を含んだコンピューター可読媒体であって、
電子通信アイテムを受け取るステップと、
抽出されたタスクアイテムを生成するために前記電子通信アイテムを含んだ複数のテキスト構成要素を使用できるように、前記電子通信アイテムを処理するステップと、
前記複数のテキスト構成要素のうちの前記1つまたは複数と、タスクアイテムに関連する定義済みパターンとを比較するステップと、
前記複数のテキスト構成要素のうちの1つまたは複数が、タスクアイテムに関連する定義済みパターンと整合する場合、前記複数のテキスト構成要素のうちの前記1つまたは複数を抽出されたタスクアイテムとして指定するステップと、
ユーザーによる前記抽出されたタスクアイテムの受入れのために、前記抽出されたタスクアイテムを前記ユーザーに提示するステップと、
プロジェクト作業領域のメンバーである一人のユーザーが前記タスクアイテムを受け入れると、査読のために、前記プロジェクト作業領域のすべてのメンバーの関連するカレンダーアプリケーションに、受け入れられたタスクアイテムを自動的に取り込むステップと
を含むコンピューター可読媒体。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0014]上で簡単に説明したように、本発明の実施形態は、1つまたは複数のテキスト源、例えば電子メールアイテム、テキストメッセージ、インターネットをベースとするチャットフォーラム、等々から抽出される情報をタスクまたはカレンダーアイテムとして自動的に分類することを対象としている。抽出された、タスクまたはカレンダーアイテムとして分類された情報は、検証/受入れのためにユーザーに提示することができる。推奨されているタスクまたはカレンダーアイテムをユーザーが受け入れる場合、受け入れられたタスクを自動的にユーザーのタスクアプリケーションおよびタスクリストに取り込むことができ、かつ、受け入れられたカレンダーアイテムをカレンダーエントリーとして自動的にユーザーのカレンダーアプリケーションに取り込むことができる。同様に、このような受け入れられたタスクおよびカレンダーアイテムは、必要に応じて他のユーザーのタスクアプリケーションまたはカレンダーアプリケーションに取り込むことも可能である。例えばあるアイテムが、複数のユーザーからのアクティビティを必要とするタスクとして分類され、かつ、受け入れられる場合、そのタスクを受入れのためにこれらの複数のユーザーの各々に提示することができ、またはそのタスクをこれらの複数のユーザーのタスクリストに自動的に取り込むことができる。同様に、あるアイテムがカレンダーエントリーとして分類される場合、そのカレンダーエントリーを一人または複数のユーザーのカレンダーアプリケーションに取り込むことができ、例えば会合要求としてのコンテンツアイテムの分類に応答した会合要求の自動送信に応じて、それらの一人または複数のユーザーが受け入れることができる会合要求としてそれらのユーザーのカレンダーアプリケーションに取り込むことができる。
【0009】
[0015]以下の説明には添付の図面を参照する。可能である場合、図面には必ず同じ参照番号が使用されており、かつ、以下の説明は、同じ要素または同様の要素について言及している。本発明の実施形態について説明されているが、修正、適合および他の実装形態が可能である。例えば図面に示されている要素に置換、追加または修正を加えることができ、かつ、本明細書において説明されている方法は、開示されている方法に対するステージの置換、ステージの配置換え、またはステージの追加によって修正することができる。したがって以下の詳細な説明は本発明を制限するものではない。その代わりに、本発明の適切な範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義されている。
【0010】
[0016]次に、同様の数表示はいくつかの図を通して同様の要素を表している図面を参照して、本発明の態様および例示的動作環境について説明する。本発明は、パーソナルコンピューター上のオペレーティングシステム上で走るアプリケーションプログラムと共に実行するプログラムモジュールの一般文脈で説明されているが、本発明は、他のプログラムモジュールと組み合わせて実施することも可能であることは当業者には認識されよう。
【0011】
[0017]一般に、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造、および特定のタスクを実行し、または特定の抽象データタイプを実施する他のタイプの構造を含む。さらに、本発明は、ハンドヘルドデバイス、多重プロセッサーシステム、マイクロプロセッサーをベースとする民生用電子機器またはプログラム可能民生用電子機器、ミニコンピューター、本体コンピューター、等々を含んだ他のコンピューターシステム構成を使用して実践することも可能であることは当業者には理解されよう。また、本発明は、複数のタスクが通信ネットワークを介してリンクされる遠隔処理デバイスによって実行される分散計算環境で実践することも可能である。分散計算環境では、プログラムモジュールは、局所メモリー記憶装置および遠隔メモリー記憶装置の両方に配置することができる。
【0012】
[0018]
図1は、潜在的タスクおよびカレンダーアイテム情報を含んだ電子メールアイテム例を示すコンピューター生成ユーザーインタフェースのスクリーンショットを示したものである。
図1に示されているユーザーインタフェース100は、任意のコンピューター生成ユーザーインタフェースの実例であり、本発明の実施形態によれば、このコンピューター生成ユーザーインタフェースの中に様々なテキストコンテンツを表示することができ、また、このコンピューター生成ユーザーインタフェースからタスクアイテムおよびカレンダーアイテムを自動的に抽出することができる。例えばユーザーインタフェース100は、典型的な電子メール・アプリケーション・ユーザー・インタフェースの実例であり、この電子メール・アプリケーション・ユーザー・インタフェース中に、様々なユーザーに送られた、および、様々なユーザーから受け取った電子メールアイテムを表示することができる。また、理解されるように、ユーザーインタフェース100は、同様に、テキストメッセージングのためのユーザーインタフェース、インターネットをベースとするチャットセッションのためのユーザーインタフェース、等々の実例であってもよい。さらに、ユーザーインタフェース100は、様々な文書、例えば語処理文書、表計算文書、スライド・プレゼンテーション・アプリケーション文書、等々を含むためのインタフェースの実例であってもよい。つまり、ユーザーインタフェース100は、同じように任意のユーザーインタフェースの実例であってもよく、本明細書において説明されているように、このユーザーインタフェースの中に情報を提示することができ、また、このユーザーインタフェースから1つまたは複数のタスクまたはカレンダーアイテムを抽出し、かつ、分類することができる。
【0013】
[0019]ユーザーインタフェース100の中に含まれている電子メールアイテム例を参照すると、電子メールメッセージは様々なテキストベース情報アイテムを含む。電子メールメッセージ例の最初の文に示されているように、「設備設計プロジェクトチーム」という句105が記されており、抽出された情報を1つまたは複数のタスク、カレンダーエントリー、等々に適用するために使用することができる用語を含む。また、「追加ウィングを追加する」という句106が同じく記されており、これは、建築物プロジェクトの一部として「追加ウィングを追加する」というタスクなどのタスクアイテムを抽出し、かつ、分類するために本明細書において説明されているように利用することができる。潜在的カレンダーアイテムとして抽出し、かつ、分類することができる「月曜日の正午」という他の句110が記されている。最後に、「火曜日の午後2時に、AnnおよびJoeと共に私のオフィスで」という他の句115は、受信ユーザーのカレンダーアプリケーションに自動的に取り込むことができ、また、句115の中で識別されている二人の他のユーザーのカレンダーアプリケーションに自動的に取り込むことができるカレンダーエントリーを生成するために利用することができる情報を含んでいる。
【0014】
[0020]
図2は、受け取ったコンテンツからタスクアイテムおよびカレンダーアイテムを自動的に識別するためのシステムアーキテクチャーおよび処理の流れを示したものである。方法200は操作201で始まり、構成要素/操作202へ進行して、タスクアイテムまたはカレンダーアイテムとしての解析および可能分類のために会話アイテムが検索される。
図1を参照して上で説明したように、受け取られる会話アイテムは、電子メールアイテム、テキストメッセージ、インターネットをベースとするチャットセッションを含むことができ、または会話アイテムは、語処理文書が添付された電子メールメッセージなどの会話アイテムに添付される文書であってもよく、この添付される語処理文書は、潜在的タスクまたはカレンダーアイテムを抽出することができる情報を含むことができる。
【0015】
[0021]操作204で、受け取った会話アイテムから抽出されたテキストおよび関連するメタデータが解析され、かつ、個々のテキスト構成要素(例えば語、句、用語、数値列、等々)に処理される。受け取ったテキストコンテンツおよびメタデータは、解析され、かつ、以下で説明するテキスト処理のために必要に応じてフォーマット化される。実施形態によれば、テキストコンテンツおよびメタデータ解析は、テキストコンテンツおよびメタデータを構文解析するように動作するテキスト構文解析系によって実施することができ、それによりテキストを1つまたは複数のテキスト構成要素(例えば文および1つまたは複数の文を含んだ用語)に処理することができる。例えばテキストコンテンツおよびメタデータが構造化データ言語、例えば拡張マークアップ言語(Extensible Markup Language)(XML)に従ってフォーマット化される場合、テキストコンテンツおよびメタデータ解析は、検索したテキストコンテンツおよびメタデータを関連する構造化データ言語に従って構文解析するステップを含むことができ、それにより本明細書において説明されているようにテキストを処理することができる。他の例の場合、インターネットをベースとするチャットフォーラムなどのオンラインソースからテキストコンテンツおよびメタデータを検索することができ、検索したテキストをハイパーテキスト・マークアップ言語(Hypertext Markup Language)(HTML)などのフォーマッティングに従ってフォーマット化することができる。実施形態によれば、テキストコンテンツおよびメタデータ解析は、このようなソースから検索したテキストコンテンツおよびメタデータをフォーマット化するステップを含むことができ、したがって本明細書において説明されているように、会話の話題のためにそれを処理することができる。
【0016】
[0022]テキスト処理アプリケーションを使用することができ、このテキスト処理アプリケーションを使用することによってテキストが1つまたは複数のテキスト構成要素に分解され、それにより受け取り/検索したテキストが専門的意見タグであってもよい用語を含むことができるか、または記憶されている専門的意見タグを探索するために使用することができる用語を含むことができるかを決定することができる。テキストを1つまたは複数のテキスト構成要素に分解するステップは、テキストを個々の文に分解し、引き続いて個々の文を個々のトークン、例えば語、数値列、等々に分解するステップを含むことができる。
【0017】
[0023]このようなテキスト処理は当業者によく知られており、知られているパラメータに従ってテキスト部分を個々の文および個々のトークンに分解するステップを含むことができる。例えばテキスト部分に含まれている句読点および大文字の使用を利用して文の開始と終わりを決定することができる。テキストの部分と部分の間に含まれているスペースを利用して、個々のトークン、例えば個々の文に含まれている個々の語の間の区切りを決定することができる。後続する知られているパターンの英数字列、例えば郵便番号と結合した5桁の数字を利用してテキストの部分を識別することができる。さらに、最初に識別された文または文トークンは、最初に識別された文またはトークンを知られている文またはトークンのデータベースと比較し、それにより個々の文またはトークンをさらに決定するために1つまたは複数の認識プログラムに引き渡すことができる。例えば所与の文に含まれている語をデータベースに引き渡し、その語が個人の名前であるか、都市の名前であるか、会社の名前であるかどうかを決定し、または特定のトークンが認識された頭辞語であるか、商品名、等々であるかどうかを決定することができる。理解されるように、様々な手段を使用して文または文のトークンを知られている語または他の英数字列と比較し、それによりこれらのテキストアイテムをさらに識別することができる。
【0018】
[0024]構成要素/操作208で、処理されたテキストおよびメタデータ構成要素が特徴抽出プロセスを通過する。一実施形態によれば、特徴抽出プロセスは、受け取った会話アイテムから処理されたテキストおよびメタデータから関連する構成要素を抽出するステップを含むことができ、それにより抽出された特徴を使用して、受け取った会話アイテムの構成要素をタスクアイテムまたはカレンダーアイテムとして識別し、かつ、分類することができる。例えば、理解されるように、いくつかのテキスト構成要素および関連するメタデータは、潜在的なタスクまたはカレンダーアイテムには関連性がないものとして廃棄することができる。例えば、「1つの(ある)」、「および」、「その」などの標準言語冠詞、およびタスクまたはカレンダーアイテムには一般的に無関係の他の用語は廃棄することができる。
【0019】
[0025]特徴抽出プロセスの間に抽出される特徴は、「To」行、「From」行に含まれる名前、および受け取った会話アイテムの中に含まれているテキストを含むことができる。抽出される他の特徴は、日付、時間、主題行、会話アイテムの他の受信者に関連する情報、等々を含むことができる。さらに、会話アイテムから抽出された個々のテキスト構成要素、例えば語および句は、語および句のデータベースに維持されている語および句のリストと比較することができ、それによりタスクまたはカレンダーアイテムに潜在的に使用するための語および句を識別することができる。例えばもう一度
図1を参照すると、句115から「Ann」および「Joe」という語を抽出することができる。これらの語は、特徴抽出プロセスによってテキストから抽出することができ、また、これらの語は、プロジェクトに関連する名前を含んだ語のデータベースと比較することができ、受け取った会話アイテムの送信者および受信者はそのプロジェクトのメンバーであってもよい。抽出された名前が同じプロジェクトグループすなわち作業領域のメンバーでもあるユーザーに関連している場合、抽出された特徴に基づいてこれらのユーザーのための情報を検索することができ、それによりテキストのその部分をこれらのユーザーに関連する潜在的タスクまたはカレンダーアイテムとして分類することができる。
【0020】
[0026]構成要素/操作210で、タスクまたは会合識別が実施される。タスク/会合識別プロセスは、抽出された会話アイテム特徴をタスクまたはカレンダーアイテムとして分類するための補助にするために、プロジェクトデータ/メタデータ構成要素214および訓練データ210と共同して実施することができる。一実施形態によれば、タスク/会合識別処理は、機械学習分類アプリケーションによって、抽出された会話アイテム特徴と、受け取った会話アイテムの送信者または様々な受信者に関連する所与のプロジェクト作業領域に含まれているデータ/メタデータを含んだ他のデータ/メタデータとを比較することによって実施することができる。
【0021】
[0027]一実施形態によれば、タスク/会合識別分類アプリケーションは、線形サポート・ベクトル・アプリケーションであってもよい。他の適切なアルゴリズムを使用することも、または最大エントロピー・アルゴリズムもしくは条件付ランダム・フィールド・アルゴリズムを始めとする線形サポート・ベクトル・アプリケーションと組み合わせることも可能であり、あるいはこれらのタイプのアプリケーションおよびアルゴリズムを、入力列に対して整合した、手動で予め定義されたパターンのテキスト構成要素と組み合わせることも可能であり、それによりテキスト構成要素をタスクまたはカレンダーアイテムとして識別することができる。例えば手動で入力される定義済みパターンは、カレンダーエントリーとして分類することができる日付、時間または場所が後に続く「〜で私と会って下さい」のような句を含むことができる。他の手動で入力される定義済みテキストパターンは、通常はタスクと関連している、日付または時間が後に続く「プロジェクトを終了する」というテキストパターンなどのテキストパターンを含むことができる。
【0022】
[0028]一実施形態によれば、タスク/会合識別分類アプリケーションは、手動でラベルが振られる会話アイテムデータ、例えば電子メールデータ、テキストメッセージングデータ、等々上で訓練することができ、手動でラベルが振られるデータは、個々の文からなっていても、またはタスク、非タスク、カレンダーアイテムもしくは非カレンダーアイテムとしてラベルが振られる文のグループからなっていてもよい。これらの文は特徴ベクトルとして表すことができ、かつ、タスク/会合識別分類アプリケーションは、これらの特徴ベクトル上、ならびにこれらの文が引き出される受け取った会話アイテムのメタデータ特性上で訓練することも可能である。上で説明したように、このような特徴は、例えば会話アイテムの作者、受信者、主題行情報、等々を含むことができる。
【0023】
[0029]タスク/会合識別操作210について続けると、特徴抽出操作208の間に抽出された特徴および生成された特徴ベクトルに基づいて、タスク/会合識別分類アプリケーションは、アイテムのための特徴ベクトルおよびメタデータに基づいて、識別された特徴を含んだ文がタスクまたはカレンダーアイテムを含んでいる確率を割り当てることができる。操作212で候補タスクまたは会合アイテムを生成することができ、また、操作218で、スロット/特性抽出アプリケーションは、入力テキストおよびメタデータに見出される情報および訓練データ214、216を使用して、支払い日、譲受人、話題(タスクに対する)、会合日/時間、列席者(会合アイテムに対する)、等々のようなスロットを抽出することができる。一実施形態によれば、訓練データ216の使用は、訓練データから構築されるデータモデルまたは機械学習分類モデルの使用を含む。
【0024】
[0030]操作220で、結果として得られた候補タスクまたは会合および関連するスロットをまとめることができ、かつ、
図3に示されているように、また、
図3に関連して以下で説明するように、ユーザーに提示することができる。ユーザーに提示することにより、ユーザーは、提示されているタスクまたは会合アイテムを検証することができ、またはユーザーは、提示されているタスクまたは会合アイテムを修正することができ、かつ、提示されている、抽出され、かつ、自動的に提示されたタスクまたは会合アイテムの特性を修正することができる。操作224で、提示されているタスクまたはカレンダーアイテムをユーザーが受け入れるか、または提示されているタスクまたはカレンダーアイテムをユーザーが修正もしくは置換すると、受け入れられ、修正され、または置換されたタスクまたはカレンダーアイテムをプロジェクト/カレンダー記憶装置226に記憶することができる。
【0025】
[0031]理解されるように、受け入れられ、修正され、または置換されたタスクまたはカレンダーアイテムの記憶は、タスクまたはカレンダーアイテムをユーザーのタスクアプリケーションまたはカレンダーアプリケーションに自動的に取り込むステップを含むことができ、かつ、タスクまたはカレンダーアイテム分類プロセスの一環として識別される他のユーザーにタスクまたはカレンダーアイテムを自動的に提示するステップを含むことができる。すなわち、テキスト列の分類がタスクを含んでいるものとしてユーザーによって受け入れられ、かつ、受け入れられたタスクアイテムが他のユーザーの識別を含んでいる場合、受入れのために該他のユーザーにタスクアイテムを提示することができ、または該他のユーザーのタスクアプリケーションに自動的にタスクアイテムを取り込むことができる。プロジェクト作業領域の場合、そのプロジェクト作業領域のメンバーである所与のユーザーがタスクまたはカレンダーアイテムを受け入れると、査読のために、タスクアプリケーションおよび関連するタスクリストに、またはプロジェクト作業領域のすべてのメンバーの関連するカレンダーアプリケーションに自動的にその受け入れられたタスクまたはカレンダーアイテムを取り込むことができる。システム/方法200は操作230で終了する。
【0026】
[0032]
図3は、推奨されているタスクまたはカレンダーアイテムのユーザーによる検証を可能にするためのタスク/カレンダーアイテム検証/割当てユーザーインタフェースのコンピューター生成スクリーンショットを示したものである。ユーザーインタフェース300は、ユーザーインタフェース構成要素の実例であり、このユーザーインタフェース構成要素の中で、タスクアイテムまたはカレンダーアイテムとして分類されたテキスト列を、受入れ、修正または置換のためにユーザーに提示することができる。タスク/カレンダーアイテム分類インタフェース305は、受け取るユーザーがユーザーインタフェース構成要素の性質を識別するための「以下のタスクまたはカレンダーアイテムが推奨されている」などの文310を含む。テキストボックス/欄315は、候補タスクまたはカレンダーアイテムを提示するために提供されている。例えば「追加ビルディングウィングを追加する」というタスク例がテキストボックス315の中に示されており、タスクが追加されることになる推奨プロジェクト作業領域すなわちグループの識別がその後に続いている。
【0027】
[0033]新しいタスク/会合アイテム情報テキストボックスすなわち欄317は、ユーザーが置換タスクまたは会合アイテムを手動で入力することができるようにするために含まれている。推奨されているタスクまたはカレンダーアイテムをユーザーが受け入れると、上で説明したようにその推奨されているタスクまたはカレンダーアイテムが記憶され、かつ、処理される。推奨されているタスクまたはカレンダーアイテムをユーザーが拒否すると、上で説明したように、その推奨されているタスクまたはカレンダーアイテムは、様々なユーザーに対して記憶および処理されない。ユーザーは、必要に応じて、テキストボックス315の中に提示されているタスクまたはカレンダーアイテムに修正を加えることができ、またはユーザーは、テキストボックスすなわち欄317に置換タスクまたはカレンダーアイテムを入力することができる。
【0028】
[0034]スロット・プレゼンテーション・テキストボックスすなわち欄318は、指定されたタスクまたはカレンダーアイテム、例えば支払い日、タスク譲受人、タスク話題、会合日/時間、会合列席者、等々のためのスロット情報を提供するために示されている。他の提示情報の場合と同様、ユーザーは、必要に応じて、ユーザーインタフェース305を介してスロット情報を受け入れ、拒否し、修正し、または置換することができる。ユーザーが、すべての関連するスロット情報と共に、新しいタスクアイテムもしくはカレンダーアイテム、または修正されたタスクアイテムもしくはカレンダーアイテムを受け入れると、
図2を参照して上で説明したように、その新しいタスクアイテムもしくはカレンダーアイテム、またはその修正されたタスクアイテムもしくはカレンダーアイテムを記憶し、かつ、処理することができる。
【0029】
[0035]
図4は、プロジェクト・グループ・タスク・リスト例を示し、かつ、その中に含まれているタスク例を示すコンピューター生成ユーザーインタフェースのスクリーンショットを示したものである。
図4に示されているユーザーインタフェース400は、タスクリストの実例であり、このタスクリストは、このタスクリストに関連している個々のユーザーまたはプロジェクトグループすなわち作業領域のためにタスクアプリケーションが提示することができる。
図4に示されているタスク・リスト・ユーザーインタフェース例400は、「建築物設計グループタスク」として識別されるプロジェクト作業領域のためのタスクリストの実例である。ユーザーインタフェース400の中には、プロジェクトグループすなわち作業領域例のための3つのタスクアイテム例405、410および415が示されている。図に示されているように、「追加ビルディングウィングを追加する」というタスク例415は、
図3で上で説明したように、提案されているタスクアイテムをユーザーが受け入れることによってタスクリストに自動的に常駐されるタスクの実例である。
【0030】
[0036]
図5は、抽出されたタスクおよびカレンダーアイテムを様々なクライアントデバイスに提供するためのシステムアーキテクチャーを示したものである。既に説明したように、タスク/カレンダーアイテム抽出システム200は、様々な通信チャネルおよび記憶装置を使用して検索した情報から抽出されたタスクおよびカレンダーアイテムを生成し、かつ、提案することができる。タスクおよびカレンダーアイテムの抽出に有用な情報および特徴は、異なる通信チャネルまたは他のタイプの記憶装置に記憶することも可能である。例えばタスクおよびカレンダーアイテムは、それらが抽出される情報と共に、ディレクトリーサービス522、ウェブポータル524、メールボックスサービス526、インスタントメッセージング記憶装置528およびソーシャル・ネットワーキング・サイト530を使用して記憶することができる。システム200は、任意のこれらのタイプのシステム、等々を使用して、タスクおよびカレンダーアイテムを抽出し、かつ、これらを記憶装置516に記憶することができる。サーバー512は、クライアントにタスクおよびカレンダーアイテム提案を提供することができる。一例として、サーバー512は、ウェブを介してタスクおよびカレンダーアイテム提案を提供するウェブサーバーであってもよい。サーバー514は、クライアントにネットワーク507を介して、ウェブを介してオンラインタスクおよびカレンダーアイテム提案を提供することができる。スレッド要約を得ることができるクライアントの例には、任意の汎用パーソナルコンピューターを含むことができる計算デバイス501、タブレット計算デバイス503および/またはスマートフォンを含むことができる移動計算デバイス505がある。任意のこれらのデバイスは、記憶装置516からタスクおよびカレンダーアイテムを得ることができる。
【0031】
[0037]上で説明したように、本発明の実施形態は、
図1、2、3、4および5を参照して示し、かつ、説明したシステムを含んだ、局所および遠隔計算およびデータ記憶システムを介して実施することができる。上で言及したメモリー記憶装置および処理装置は、本発明の実施形態と矛盾することなく、
図6の計算デバイス600などの計算デバイスの中で実施することができる。実施形態によれば、計算デバイスは、パーソナルコンピューター、サーバーコンピューター、ハンドヘルドコンピューター、スマートフォン、タブレットもしくはスレートデバイスの形態であっても、または本明細書において説明されている計算構成要素および機能を含むことができ、かつ、それらを動作させることができる任意の他のデバイスの形態であってもよい。さらに、以下で説明する計算デバイス構成要素は、プログラム可能チップ上に印刷された計算システムとして動作させることも可能である。ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の適切な組合せを使用して、メモリー記憶装置および処理装置を実施することができる。例えばメモリー記憶装置および処理装置は、計算デバイス600を使用して、または任意の他の計算デバイス618を計算デバイス600と組み合わせて使用して実施することができ、機能は、分散計算環境におけるネットワーク、例えばイントラネットまたはインターネットを介して1つにまとめることができ、それにより本明細書において説明されている機能を実施することができる。上で言及したシステム、デバイスおよびプロセッサーは例であり、他のシステム、デバイスおよびプロセッサーは、本発明の実施形態と矛盾することなく、上で言及したメモリー記憶装置および処理装置を備えることができる。さらに、計算デバイス600は、上で説明した動作環境100を備えることも可能である。
【0032】
[0038]
図6を参照すると、本発明の実施形態と無矛盾のシステムは、計算デバイス600などの計算デバイスを含むことができる。基本構成では、計算デバイス600は、少なくとも1つの処理装置602およびシステムメモリー604を含むことができる。システムメモリー604は、計算デバイスの構成およびタイプに応じて、それらに限定されないが、揮発性(例えばランダム・アクセス・メモリー(RAM))、不揮発性(例えばリード・オンリー・メモリー(ROM))、フラッシュメモリーまたは任意の組合せを備えることができる。システムメモリー604は、オペレーティングシステム605、1つまたは複数のプログラミングモジュール606を含むことができ、かつ、実行されると、本明細書において説明されている機能を実行する十分なコンピューター実行可能命令を有する会話話題検出、生成および記憶システム200を含むことができる。例えばオペレーティングシステム605は、計算デバイス600の動作を制御するために適したものであってもよい。さらに、本発明の実施形態は、図形ライブラリー、他のオペレーティングシステムまたは任意の他のアプリケーションプログラムと共同して実践することができ、かつ、何らかの特定のアプリケーションまたはシステムに限定されない。この基本構成は、
図6に、ダッシュ線608内のこれらの構成要素によって示されている。
【0033】
[0039]計算デバイス600は、追加特徴または機能を有することができる。例えば計算デバイス600は、例えば磁気ディスク、光ディスクまたはテープなどの追加データ記憶装置(取外し可能および/または非取外し可能)を含むことも可能である。このような追加記憶装置は、
図6に、取外し可能記憶装置609および非取外し可能記憶装置610によって示されている。また、計算デバイス600は、分散計算環境におけるネットワーク、例えばイントラネットまたはインターネットなどを介したデバイス600の他の計算デバイス618との通信を可能にすることができる通信接続616を含むことも可能である。通信接続616は通信媒体の一例である。
【0034】
[0040]上で言及したように、システムメモリー604には、オペレーティングシステム605を始めとする多数のプログラムモジュールおよびデータファイルを記憶することができる。処理装置602上での実行中、プログラミングモジュール606は、実行されると、本明細書において説明されている機能を実行する十分なコンピューター実行可能命令を含んだプログラムモジュールを含むことができるタスクおよびカレンダー項目抽出システム200を含むことができる。上で言及したプロセスは一例であり、処理装置602は他のプロセスを実行することができる。本発明の実施形態に従って使用することができる他のプログラミングモジュールは、電子メールおよびコンタクトアプリケーション、語処理アプリケーション、表計算アプリケーション、データベースアプリケーション、スライド・プレゼンテーション・アプリケーション、製図または計算機援用アプリケーションプログラム、等々を含むことができる。
【0035】
[0041]一般に、本発明の実施形態と無矛盾のプログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造、および特定のタスクを実行し、または特定の抽象データタイプを実施することができる他のタイプの構造を含むことができる。さらに、本発明の実施形態は、ハンドヘルドデバイス、多重プロセッサーシステム、マイクロプロセッサーをベースとする民生用電子機器またはプログラム可能民生用電子機器、ミニコンピューター、本体コンピューター、等々を含んだ他のコンピューターシステム構成を使用して実践することも可能である。また、本発明の実施形態は、複数のタスクが通信ネットワークを介してリンクされる遠隔処理デバイスによって実行される分散計算環境で実践することも可能である。分散計算環境では、プログラムモジュールは、局所メモリー記憶装置および遠隔メモリー記憶装置の両方に配置することができる。
【0036】
[0042]さらに、本発明の実施形態は、個別電子素子、論理ゲートを含んだパッケージもしくは集積電子チップ、マイクロプロセッサーを利用している回路を備えた電気回路の中で実践することができ、または電子素子もしくはマイクロプロセッサーを含んだ単一チップ上で実践することも可能である。また、本発明の実施形態は、それらに限定されないが、機械技術、光技術、流体技術および量子技術を始めとする、例えばAND、ORおよびNOTなどの論理操作を実行することができる他の技術を使用して実践することも可能である。さらに、本発明の実施形態は、汎用コンピューター内で、または任意の他の回路もしくはシステムの中で実践することも可能である。
【0037】
[0043]本発明の実施形態は、例えば、コンピュータープロセス(方法)、計算システムとして実施することができ、またはコンピュータープログラム製品またはコンピューター可読媒体などの製造物品として実施することができる。コンピュータープログラム製品は、コンピューターシステムによる読取りが可能なコンピューター記憶媒体であってもよく、コンピュータープロセスを実行するための命令のコンピュータープログラムを符号化することができる。したがって本発明は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、等々を含む)の中で具体化することができる。言い換えると、本発明の実施形態は、命令実行システムが使用するための、または命令実行システムと共に使用するための媒体中に具体化されたコンピューター使用可能またはコンピューター可読プログラムコードを有するコンピューター使用可能またはコンピューター可読記憶媒体上のコンピュータープログラム製品の形態を取ることができる。コンピューター使用可能またはコンピューター可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスが使用するための、または命令実行システム、装置またはデバイスと共に使用するためのプログラムを含み、記憶し、通信し、伝搬し、または輸送することができる任意の媒体であってもよい。
【0038】
[0044]本明細書において使用されているコンピューター可読媒体という用語は、コンピューター記憶媒体を含むことができる。コンピューター記憶媒体は、コンピューター可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法または技術を使用して実施される揮発性および不揮発性、取外し可能および非取外し可能媒体を含むことができる。システムメモリー604、取外し可能記憶装置609および非取外し可能記憶装置610は、すべてコンピューター記憶媒体の例である(すなわちメモリー記憶装置)。コンピューター記憶媒体は、それらに限定されないが、RAM、ROM、電気的消去可能リード・オンリー・メモリー(EEPROM)、フラッシュメモリーもしくは他のメモリー技術、CD−ROM、ディジタル汎用ディスク(DVD)もしくは他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または情報を記憶するために使用することができ、かつ、計算デバイス600がアクセスすることができる任意の他の媒体を含むことができる。このようなコンピューター記憶媒体は、すべて、デバイス600の一部であってもよい。また、計算デバイス600は、キーボード、マウス、ペン、音響入力デバイス、接触入力デバイス、等々などの1つまたは複数の入力デバイス612を有することも可能である。また、ディスプレイ、スピーカー、プリンター、等々などの1つまたは複数の出力デバイス614を含むことも可能である。上で言及したデバイスは例であり、他のデバイスを使用することも可能である。
【0039】
[0045]また、本明細書において使用されているコンピューター可読媒体という用語は、通信媒体を含むことも可能である。通信媒体は、コンピューター可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波もしくは他の輸送機構などの変調データ信号中の他のデータによって具体化することができ、かつ、任意の情報引渡し媒体を含むことができる。「変調データ信号」という用語は、信号中の情報を符号化する方法で設定または変更された1つまたは複数の特性を有する信号を表すことができる。一例として、それらに限定されないが、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体、および音響、無線周波数(RF)、赤外線および他の無線媒体などの無線媒体を含むことができる。
【0040】
[0046]例えば本発明の実施形態は、上では、本発明の実施形態による方法、システムおよびコンピュータープログラム製品のブロック図および/または操作図解を参照して説明されている。ブロックの中に示されている機能/作用は、すべての流れ図に示されている順序以外の順序で実施することができる。例えば連続して示されている2つのブロックは、実際、実質的に同時に実行することができ、または含まれている機能/作用に応じて、場合によってはこれらのブロックを逆の順序で実行することも可能である。
【0041】
[0047]以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、他の実施形態が存在していてもよい。さらに、本発明の実施形態は、メモリーおよび他の記憶媒体に記憶されているデータに関連するものとして説明されているが、データは、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクまたはCD−ROMのような二次記憶装置、インターネットからの搬送波、または他の形態のRAMもしくはROMなどの他のタイプのコンピューター可読媒体上に記憶し、またはこれらから読み出すことも可能である。さらに、開示されている方法のステージは、本発明から逸脱することなく、ステージの順序変更および/またはステージの挿入もしくは削除を始めとする任意の方法で修正することができる。
【0042】
[0048]本明細書に含まれているコードの著作権を始めとするすべての権利は、本出願人に付与され、本出願人の財産である。本出願人は、本明細書に含まれているコードのすべての権利を保持し、かつ、保留し、ならびに、付与された特許の複製に関連してのみ材料を複製する許可を付与し、その他の目的のためには付与しない。
【0043】
[0049]本明細書は例を含んでいるが、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によって示されている。さらに、本明細書は、構造的特徴および/または方法論的作用に特化された言語で記述されているが、特許請求の範囲は、上で説明した特徴または作用に限定されない。そうではなく、上で説明した特定の特徴および作用は、本発明の実施形態のための例として開示されたものである。