【課題を解決するための手段】
【0005】
(概要)
一つの局面において、圧迫デバイスを制御する方法は、対象者の身体の一部へ圧迫を付与するために加圧されることが可能である膨張可能袋部を有する圧迫デバイスの排気段階を制御する。この方法は、加圧流体を、加圧流体の供給源から対象者の身体の一部の周りに配置された第一の膨張可能袋部へ送達することと、第一の弁を開放することにより、加圧流体を、第一の膨張可能袋部から排気することを含む。この方法は、さらに、第一の膨張可能袋部の排気の間、第一の膨張可能袋部における流体圧力をモニターすることを含む。モニターされた流体圧力に少なくとも部分的に基づき、第一の弁は、選択的に閉鎖され、かつ選択的に再開放されて、第一の膨張可能袋部における流体圧力を制御して、所望される残留圧力範囲内に留まらせる。
【0006】
別の局面において、圧迫デバイスを制御する方法は、対象者の身体の一部(apart)へ圧迫を付与するために加圧されることが可能な膨張可能袋部を含む圧迫デバイスの排気段階を制御することを含む。この方法は、加圧流体を、加圧流体の供給源から対象者の身体の一部の周りに配置された膨張可能袋部へ送達することと、比例弁を部分的に開放することにより、加圧流体を、膨張可能袋部から排気することとを含む。この方法は、さらに、排気の間、膨張可能袋部における流体圧力をモニターすることを含む。膨張可能袋部におけるモニターされた流体圧力に少なくとも部分的に基づき、膨張可能袋部における流体圧力が所望される残留圧力範囲内にある場合、比例弁は閉鎖される。
【0007】
さらに別の局面において、対象者の身体部分へ圧迫療法を付与するための圧迫デバイスであるこのデバイスは、制御器、該制御器と流体連通する第一の膨張可能袋部、および第一の膨張可能袋部と流体連通する第一の3方向/2位置(3−way/2−position)常時開(normally open)弁を含む。この制御器は、加圧流体を供給するように構成され、その加圧流体は、第一の膨張可能袋部により受容可能である。第一の弁は、制御器により作動可能であって、第一の膨張可能袋部からの加圧流体の排気を制御する。
【0008】
なおも別の局面において、対象者の身体部分へ圧迫療法を付与するための圧迫デバイスであるこのデバイスは、制御器、複数の膨張可能袋部、および複数の弁を含む。この制御器は、加圧流体を供給するように構成される。複数の膨張可能袋部は、制御器と流体連通にあり、そして制御器からの加圧流体は、複数の膨張可能袋部の各々により受容可能である。複数の弁の各々は、各膨張可能袋部と流体連通にある。全てよりは少ない複数の弁が、複数の膨張可能袋部から流体を排気する。例えば、この構成は、袋部を排気するために必要とされる弁の数を減らし得、それゆえ、圧迫デバイスの全体寸法を減らし得る。
【0009】
一つもしくはそれよりも多くの局面において、多岐管が、各袋部と流体連通し得、そして単一の圧力変換器が、各袋部における流体圧力を測定するために多岐管と流体連通し得る。いくつかの局面において、逆止弁が、多岐管から上流にあり得、多岐管と流体連通し得る。付加的もしくは代替的に、特定の局面において、この多岐管は、フェイルセーフ孔を定め得る。
【0010】
実施形態は、下記の利点のうちの一つもしくはそれよりも多くを含み得る。
【0011】
いくつかの実施形態において、圧迫デバイスの排気段階を制御する方法は、袋部において計測された流体圧力に少なくとも部分的に基づいて、弁を、選択的に閉鎖し、かつ選択的に再開放して、袋部における流体圧力を制御して、所望される残留圧力範囲内(例えば、周囲の圧力を上回り、かつ対象者を治療するための圧迫圧力を下回る圧力範囲)に留めることを含む。例えば、排気段階の間での袋部内の流体のこのような制御は、後に続く治療の段階の間に袋部を膨張させるために必要である流体(例えば、空気)の量を減らし得る。袋部を膨張させるために必要である流体の量を減らすことは、圧迫プロセスおよび排気プロセスの総サイクル時間を減らし得て、対象者の身体の一部の改善された治療を促進し得る。付加的もしくは代替的に、袋部を膨張させるために必要である流体の量を減らすことは、袋部を膨張させることに関連した空気供給部の寸法を減らし得、そのことは、例えば圧迫デバイスの携帯性を促進し得、および/もしくは対象者の近傍において圧迫デバイスにより取られる空間の量を減らし得る。
【0012】
特定の実施形態において、圧迫デバイスの排気段階を制御する方法は、一つもしくはそれよりも多くの弁を制御して、一つもしくはそれよりも多くの袋部において残留圧力を制御することを含む。いくつかの実施態様において、三つの袋部における残留圧力のこのような制御は、三つの袋部における残留圧力の勾配の使用を促進し得る。例えば、対象者の足首の周りに配置可能な第一の袋部が、約4mmHgの残留圧力を有し得、対象者の下腿の周りに配置可能な第二の袋部が、約2mmHgの残留圧力を有し得、そして対象者の大腿の周りに配置可能な第三の袋部が、約0mmHgの残留圧力を有し得る。残留圧力におけるこのような勾配は、袋部が膨張して対象者へ圧迫圧力の勾配を付与する際に、各々の袋部の各膨張時間および/もしくは各膨張体積を減らし得る。
【0013】
上述の課題を解決するために、本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1A)圧迫デバイスを制御する方法であって、該方法が以下:
加圧流体を加圧流体の供給源から対象者の身体の部分の周りに配置された第一の膨張可能袋部へ送達する工程;
第一の弁を開放することにより、該加圧流体を該第一の膨張可能袋部から排気する工程;
該排気する工程の間、該第一の膨張可能袋部における流体圧力をモニターする工程;および
該モニターされた流体圧力に少なくとも部分的に基づき、該第一の弁を選択的に閉鎖および選択的に再開放して、該第一の膨張可能袋部における流体圧力を制御して、所望される残留圧力範囲内に留まらせる工程
を含む、方法。
(項目2A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記所望される残留圧力範囲が、約1mmHgから約10mmHgに亘る、方法。
(項目3A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記弁を選択的に閉鎖および再開放する前記工程を繰り返して、前記第一の膨張可能袋部における流体圧力を前記所望される残留圧力範囲内に維持する工程をさらに含む、方法。
(項目4A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記弁が規則的な時間間隔で選択的に閉鎖および選択的に再開放されて、前記第一の膨張可能袋部における流体圧力を前記所望される残留圧力範囲内に維持する、方法。
(項目5A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記時間間隔が約200msである、方法。
(項目6A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、流体圧力をモニターする前記工程が、前記第一の膨張可能袋部と流体連通する圧力変換器からの信号を受ける工程を含む、方法。
(項目7A)上記項目のうちのいずれかに記載の記載の方法であって、該方法が、
加圧流体を加圧流体の前記供給源から第二の膨張可能袋部および第三の膨張可能袋部へ送達する工程であって、前記第一の膨張可能袋部、該第二の膨張可能袋部、および第三の膨張可能袋部の各々が、前記対象者の身体の各部分の周りに配置される、工程;
該第一の袋部、第二の袋部、および第三の袋部を各第一の弁、第二の弁、および第三の弁を開放することにより排気する工程;および
該第一の弁、第二の弁、および第三の弁を選択的に閉鎖して、該各第一の袋部、第二の袋部、および第三の袋部における流体圧力を所望される残留圧力範囲内に維持する工程
をさらに含む、方法。
(項目8A)上記項目のうちのいずれかに記載の記載の方法であって、前記第一の袋部、第二の袋部、および第三の袋部と流体連通する単一の圧力変換器で、該第一の袋部、第二の袋部、および第三の袋部の各々における流体圧力をモニターする工程をさらに含む、方法。
(項目9A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記第一の袋部、第二の袋部、および第三の袋部を排気する工程が、前記第一の弁、第二の弁、および第三の弁を逐次的に開放する工程を含む、方法。
(項目10A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記第一の袋部、第二の袋部、および第三の袋部を排気する工程が、前記第一の弁、第二の弁、および第三の弁を同時に開放する工程を含む、方法。
(項目11A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記第一の袋部、第二の袋部、および第三の袋部と流体連通する単一の圧力変換器で、該第一の袋部、第二の袋部、および第三の袋部の各々における流体圧力をモニターする工程をさらに含む、方法。
(項目12A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって:
前記第一の弁が受動逆止弁であり;
該第一の弁を選択的に閉鎖する前記工程が、前記袋部における圧力が下降して該第一の弁のクラッキング圧力を下回る場合、該弁を閉鎖する工程を含み;そして
該第一の弁を選択的に再開放する前記工程が、該袋部における圧力が上昇して該第一の弁の該クラッキング圧力を上回る場合、該第一の弁を開放する工程を含む、方法。
(項目13A)圧迫デバイスを制御する方法であって、該方法が以下:
加圧流体を加圧流体の供給源から対象者の身体の部分の周りに配置された膨張可能袋部へ送達する工程;
比例弁を部分的に開放することにより、加圧流体を該膨張可能袋部から排気する工程;
該排気する工程の間、該膨張可能袋部における流体圧力をモニターする工程;および
該膨張可能袋部における該モニターされた流体圧力に少なくとも部分的に基づき、該膨張可能袋部における流体圧力が所望される残留圧力範囲内にある場合、該比例弁を閉鎖する工程
を含む、方法。
(項目14A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記所望される残留圧力範囲が、約1mmHgから約10mmHgに亘る、方法。
(項目15A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記比例弁が前記膨張可能袋部における圧力変化の速度に比例して開放される、方法。
(項目16A)上記項目のうちのいずれかに記載の方法であって、前記比例弁が前記袋部の前記モニターされた圧力と、前記所望される残留圧力範囲における圧力設定点との間の差異に比例して開放される、方法。
(項目17A)圧迫療法を対象者の身体部分へ付与するための圧迫デバイスであって、該デバイスが以下:
加圧流体を供給するように構成された制御器;
該制御器と流体連通する第一の膨張可能袋部であって、該制御器からの該加圧流体が該第一の膨張可能袋部により受容可能である、第一の膨張可能袋部;および
該第一の膨張可能袋部と流体連通する第一の3方向/2位置常時開弁であって、該第一の弁が、該制御器により作動可能であって該第一の膨張可能袋部から該加圧流体を排気することを制御する、第一の3方向/2位置常時開弁。
を含む、デバイス。
(項目18A)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、該デバイスが以下:
前記制御器と流体連通する第二の膨張可能袋部であって、該制御器からの前記加圧流体が該第二の膨張可能袋部により受容可能である、第二の膨張可能袋部;
該第二の膨張可能袋部から流体を排気するための、該第二の膨張可能袋部と流体連通する第二の3方向/2位置常時開弁;
該制御器と流体連通する第三の膨張可能袋部であって、該制御器からの該加圧流体が該第三の膨張可能袋部により受容可能である、第三の膨張可能袋部;および
該第三の膨張可能袋部から流体を排気するための、該第三の膨張可能袋部と流体連通する第三の弁;
をさらに含む、デバイス。
(項目19A)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記第三の弁が3方向/2位置常時閉弁である、デバイス。
(項目20A)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって:
前記第一の袋部が、圧迫を前記対象者の足首へ付与するために構成され;
前記第二の袋部が、圧迫を前記対象者の下腿へ付与するために構成され;そして
前記第三の袋部が、圧迫を前記対象者の大腿へ付与するために構成される、
デバイス。
(項目21A)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、該デバイスが以下:
前記袋部の各々と流体連通する多岐管;および
該袋部の各々における流体圧力を測定するための、該多岐管と流体連通する単一の圧力変換器
をさらに含む、デバイス。
(項目22A)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記多岐管から上流にあり、該多岐管と流体連通する逆止弁をさらに含む、デバイス。
(項目23A)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記多岐管がフェールセーフ孔部を定める、デバイス。
(項目24A)圧迫療法を対象者の身体部分へ付与するための圧迫デバイスであって、該デバイスが以下:
加圧流体を供給するように構成された制御器;
該制御器と流体連通する複数の膨張可能袋部であって、該制御器からの該加圧流体が該複数の膨張可能袋部の各々により受容可能である、複数の膨張可能袋部;および
複数の弁であって、各弁が各膨張可能袋部と流体連通し、全てよりは少ない該複数の弁が流体を該複数の膨張可能袋部から排気する、複数の弁
を含む、デバイス。
(項目25A)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、該デバイスが以下:
前記複数の袋部の各々と流体連通する多岐管;および
該複数の袋部の各々における流体圧力を測定するための、該多岐管と流体連通する単一の圧力変換器
をさらに含む、デバイス。
(項目26A)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記多岐管から上流にあり、該多岐管と流体連通する逆止弁をさらに含む、デバイス。
(項目27A)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記多岐管がフェールセーフ孔部を定める、デバイス。
(項目1B)圧迫療法を対象者の身体部分へ付与するための圧迫デバイスであって、該デバイスが:
加圧流体を提供するように構成された制御器;
該制御器と流体連通する第一の膨張可能袋部であって、該制御器からの該加圧流体が該第一の膨張可能袋部により受容可能である、第一の膨張可能袋部;および
該第一の膨張可能袋部と流体連通する第一の3方向/2位置常時開弁であって、該第一の弁が、該加圧流体を該第一の膨張可能袋部から排気する工程を制御するように、該制御器により作動可能である、第一の弁
を含む、デバイス。
(項目2B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、該デバイスが、
前記制御器と流体連通する第二の膨張可能袋部であって、該制御器からの前記加圧流体が該第二の膨張可能袋部により受容可能である、第二の膨張可能袋部;および
流体を該第二の膨張可能袋部から排気する工程のための、該第二の膨張可能袋部と流体連通する第二の3方向/2位置常時開弁;
該制御器と流体連通する第三の膨張可能袋部であって、該制御器からの該加圧流体が該第三の膨張可能袋部により受容可能である、第三の膨張可能袋部;および
流体を該第三の膨張可能袋部から排気する工程のための、該第三の膨張可能袋部と流体連通する第三の弁;
をさらに含む、デバイス。
(項目3B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記第三の弁が3方向/2位置常時閉弁である、デバイス。
(項目4B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって:
前記第一の膨張可能袋部が、圧迫を前記対象者の足首へ付与する工程のために構成されれ;
前記第二の膨張可能袋部が、圧迫を該対象者の下腿へ付与する工程のために構成され;そして
前記第三の膨張可能袋部が、圧迫を該対象者の大腿へ付与する工程のために構成される、デバイス。
(項目5B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、該デバイスが以下:
前記袋部の各々と流体連通する多岐管;および
該袋部の各々における流体圧力を測定するための、該多岐管と流体連通する単一の圧力変換器
をさらに含む、デバイス。
(項目6B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記多岐管から上流にあり、該多岐管と流体連通する逆止弁をさらに含む、デバイス。
(項目7B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記多岐管がフェールセーフ孔部を定める、デバイス。
(項目8B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記制御器が、コンピュータ実行可能な命令を実行するように構成されたプロセッサーを有し、該コンピュータ実行可能な命令が、
加圧流体を、加圧流体の供給源から対象者の身体の部分の周りに配置された前記第一の膨張可能袋部へ送達する工程;
前記排気する工程の間、該加圧流体を該第一の膨張可能袋部から排気する工程;
該排気する工程の間、該第一の膨張可能袋部における流体圧力をモニターする工程;および
該モニターされた流体圧力に少なくとも部分的に基づいて、前記第一の弁を選択的に閉鎖および選択的に再開放して、該第一の膨張可能袋部における流体圧力を制御して、所望される残留圧力範囲内に留まらせる工程
のための命令を含む、デバイス。
(項目9B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記所望される残留圧力範囲が、約1mmHgから約10mmHgに亘る、デバイス。
(項目10B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記プロセッサーが、さらに、前記第一の膨張可能袋部における流体圧力を前記所望される残留圧力範囲内に維持するために、前記第一の弁を選択的に閉鎖および再開放する前記工程を繰り返す工程を含むコンピュータ実行可能な命令を実行するように構成される、デバイス。
(項目11B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記プロセッサーが、さらに、前記第一の弁を規則的な時間間隔で選択的に閉鎖および選択的に再開放して、前記第一の膨張可能袋部における流体圧力を前記所望される残留圧力範囲内に留める工程を含むコンピュータ実行可能な命令を実行するように構成される、デバイス。
(項目12B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、前記規則的な時間間隔が約200msである、デバイス。
(項目13B)上記項目のうちのいずれかに記載の圧迫デバイスであって、流体圧力をモニターする工程のための前記コンピュータ実行可能な命令が、前記第一の膨張可能袋部と流体連通する圧力変換器からの信号を受ける工程を含む、デバイス。
【0014】
(摘要)
圧迫デバイスを制御する方法が、圧迫を対象者の身体の部分へ付与するために加圧されることが可能な膨張可能袋部を有する圧迫デバイスの排気段階を制御する。この方法は、加圧流体を加圧流体の供給源から対象者の身体の部分の周りに配置された第一の膨張可能袋部へ送達する工程と、第一の弁を開放することにより加圧流体を第一の膨張可能袋部から排気する工程とを含む。この方法は、第一の膨張可能袋部の排気工程の間に第一の膨張可能袋部における流体圧力をモニターする工程をさらに含む。モニターされた流体圧力に少なくとも部分的に基づいて、第一の弁は、選択的に閉鎖および選択的に再開放されて、第一の膨張可能袋部における流体圧力を制御して、所望される残留圧力範囲内に留める。
【0015】
他の目的および特徴は、説明および図面から、ならびに特許請求の範囲から明らかである。