特許第6074546号(P6074546)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シャオミ・インコーポレイテッドの特許一覧

特許6074546座席選択提示方法、座席選択提示装置、プログラム、及び記憶媒体
<>
  • 特許6074546-座席選択提示方法、座席選択提示装置、プログラム、及び記憶媒体 図000003
  • 特許6074546-座席選択提示方法、座席選択提示装置、プログラム、及び記憶媒体 図000004
  • 特許6074546-座席選択提示方法、座席選択提示装置、プログラム、及び記憶媒体 図000005
  • 特許6074546-座席選択提示方法、座席選択提示装置、プログラム、及び記憶媒体 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6074546
(24)【登録日】2017年1月13日
(45)【発行日】2017年2月1日
(54)【発明の名称】座席選択提示方法、座席選択提示装置、プログラム、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/02 20120101AFI20170123BHJP
   G06F 3/048 20130101ALI20170123BHJP
【FI】
   G06Q10/02
   G06F3/048
【請求項の数】15
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-524681(P2016-524681)
(86)(22)【出願日】2014年10月23日
(65)【公表番号】特表2016-529601(P2016-529601A)
(43)【公表日】2016年9月23日
(86)【国際出願番号】CN2014089327
(87)【国際公開番号】WO2015184724
(87)【国際公開日】20151210
【審査請求日】2014年12月19日
(31)【優先権主張番号】201410250656.9
(32)【優先日】2014年6月6日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】カン シャンミンシュエ
(72)【発明者】
【氏名】ノン ジーリン
(72)【発明者】
【氏名】シャ ジェンユ
【審査官】 宮地 匡人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−109336(JP,A)
【文献】 特開2007−310634(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2013−0068623(KR,A)
【文献】 特開2003−076903(JP,A)
【文献】 特開2008−027301(JP,A)
【文献】 特開2003−296620(JP,A)
【文献】 特開2004−310520(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/02
G06F 3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
座席選択提示装置の座席選択提示方法であって、
前記座席選択提示装置が、
視聴場所のIDを受信するステップと、
データベース中から前記視聴場所のIDに対応する座席ID、及び前記座席IDに対応する座席パラメータを特定するステップと、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップと、
前記目標座席IDを出力するステップと
実施し、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値未満であるか否かを判断するステップと、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値以下である場合、前記目標座席IDを出力するステップを実行するステップと、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値を超える場合には、前記音源までの距離が遠すぎであるとの提示情報を出力するステップと
を、さらに実施することを特徴とする座席選択提示装置の座席選択提示方法。
【請求項2】
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域のトップ端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップ
を含むことを特徴とする請求項1に記載の座席選択提示方法。
【請求項3】
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の右端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出し、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の左端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、前記第1挟み角度と前記第2挟み角度とを加算して得られた値を第3挟み角度にして、予め設定された範囲内の前記第3挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップ
を含むことを特徴とする請求項1に記載の座席選択提示方法。
【請求項4】
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域のトップ端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出して、予め設定された第1範囲内の前記第1挟み角度に対応する座席IDを選択して第1目標座席IDにするステップと、
前記第1目標座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記第1目標座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の右端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、前記第1目標座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の左端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第3挟み角度を算出し、前記第2挟み角度と前記第3挟み角度とを加算して得られた値を第4挟み角度にして、予め設定された第2範囲内の前記第4挟み角度に対応する第1目標座席IDを選択して目標座席IDにするステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の座席選択提示方法。
【請求項5】
前記座席選択提示装置が、
前記目標座席IDが履歴データであるか否かを判断するステップと、
前記目標座席IDが履歴データである場合、前記目標座席IDを出力するステップを実行するステップと、
前記目標座席IDが履歴データでない場合、前記目標座席IDが履歴データでないとの提示情報を出力するステップと
を、さらに実施することを特徴とする請求項1に記載の座席選択提示方法。
【請求項6】
前記座席選択提示装置が、
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上であるか否かを判断するステップと、
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上である場合、前記目標座席IDを出力するステップを実行するステップと、
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満である場合、前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満であるとの提示情報を出力するステップと
を、さらに実施することを特徴とする請求項1に記載の座席選択提示方法。
【請求項7】
視聴場所のIDを受信するための受信モジュールと、
データベース中から前記視聴場所のIDに対応する座席ID、及び前記座席IDに対応する座席パラメータを特定するための特定モジュールと、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするための選択モジュールと、
前記目標座席IDを出力するための出力モジュールと
を備え
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値未満であるか否かを判断するための第1判断モジュールと、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値以下である場合には、前記出力モジュールを実行させ、前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値を超える場合には、前記音源までの距離が遠すぎであるとの提示情報を出力するための第1実行モジュールと
を、さらに備えることを特徴とする座席選択提示装置。
【請求項8】
前記選択モジュールは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域のトップ端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面との挟まれた挟み角度を算出するための第1算出ユニットと、
予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするための第1選択ユニットと
を備えることを特徴とする請求項に記載の座席選択提示装置。
【請求項9】
前記選択モジュールは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の右端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出し、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の左端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、前記第1挟み角度と前記第2挟み角度とを加算して得られた値を第3挟み角度にするための第2算出ユニットと、
予め設定された範囲内の前記第3挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするための第2選択ユニットと
を備えることを特徴とする請求項に記載の座席選択提示装置。
【請求項10】
前記選択モジュールは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域のトップ端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出するための第3算出ユニットと、
予め設定された第1範囲内の前記第1挟み角度に対応する座席IDを選択して第1目標座席IDにするための第3選択ユニットと、
前記第1目標座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記第1目標座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の右端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、前記第1目標座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の左端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第3挟み角度を算出して、前記第2挟み角度と前記第3挟み角度とを加算して得られた値を第4挟み角度にするための第4算出ユニットと、
予め設定された第2範囲内の前記第4挟み角度に対応する第1目標座席IDを選択して目標座席IDにするための第4選択ユニットと
を備えることを特徴とする請求項に記載の座席選択提示装置。
【請求項11】
前記目標座席IDが履歴データであるか否かを判断するための第2判断モジュールと、
前記目標座席IDが履歴データである場合には、前記出力モジュールを実行させ、前記目標座席IDが履歴データでない場合には、前記目標座席IDが履歴データでないとの提示情報を出力するための第2実行モジュールと
を、さらに備えることを特徴とする請求項に記載の座席選択提示装置。
【請求項12】
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上であるか否かを判断するための第3判断モジュールと、
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上である場合には、前記出力モジュールを実行させ、前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満である場合には、前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満であるとの提示情報を出力するための第3実行モジュールと
を、さらに備えることを特徴とする請求項に記載の座席選択提示装置。
【請求項13】
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
視聴場所のIDを受信し、
データベース中から前記視聴場所のIDに対応する座席ID、及び前記座席IDに対応する座席パラメータを特定し、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにし、
前記目標座席IDを出力し、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値未満であるか否かを判断し、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値以下である場合、前記目標座席IDを出力し、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値を超える場合には、前記音源までの距離が遠すぎであるとの提示情報を出力するように構成される
ことを特徴とする座席選択提示装置。
【請求項14】
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項のいずれかに記載の座席選択提示方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項15】
請求項14に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号が201410250656.9であって、出願日が2014年06月06日である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を援用するようにする。
本発明は、通信技術分野に関し、さらに、具体的には、座席選択提示方法、座席選択提示装、プログラム、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、映画館、公演劇場、コンサート、等の発券システムにおいて、すべて、座席を選択するための機能が提供されている。発券システムによって提供する座席選択インターフェイス上で、ユーザにより自分の欲しい座席をクリックして選択するだけで、発券システムは、ユーザがクリックして選択した座席を、当該ユーザに予約する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ユーザは発券システムによって自分の欲しい座席が選択できるが、常に、ユーザが選択した座席は最適な視聴位置でない場合がある。例えば、映画館の内の一部の座席では、視聴角度、視聴距離、等の問題のため、ユーザは、映画を視聴する過程中に、左右に頭を絶えずに動かしながら映画スクリーンを見るか、或は、長い時間かけて頭を上げながら映画スクリーンを見る必要がある。この場合、ユーザに疲労を発生させて、映画鑑賞のエクスペリエンスを低下させる。
【0004】
ユーザは、どのような座席が映画を鑑賞するのに理想的であるかが分からないので、従来の座席選択方法はユーザの座席を選択する時間を無駄にし、最適な視聴効果(optimal viewing effects)を有する座席を選択できない。
【0005】
関連技術中に存在する問題を解決するために、本発明は、どの一部が最適な視聴効果を有する座席であるかを提示することにより、ユーザの座席を選択する時間コストを減少するための座席選択提示方法、座席選択提示装、プログラム、及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る実施例の第1の態様によると、座席選択提示方法を提供する。
【0007】
当該方法は、
視聴場所のIDを受信するステップと、
データベース中から前記視聴場所のIDに対応する座席ID、及び前記座席IDに対応する座席パラメータを特定するステップと、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップと、
前記目標座席IDを出力するステップとを含む。
【0008】
オプションとして、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域のトップ端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップを含む。
【0009】
オプションとして、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の右端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出し、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の左端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、前記第1挟み角度と前記第2挟み角度とを加算して得られた値を第3挟み角度にして、予め設定された範囲内の前記第3挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップを含む。
【0010】
オプションとして、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域のトップ端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出して、予め設定された第1範囲内の前記第1挟み角度に対応する座席IDを選択して第1目標座席IDにするステップと、
前記第1目標座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記第1目標座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の右端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、前記第1目標座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の左端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第3挟み角度を算出し、前記第2挟み角度と前記第3挟み角度とを加算して得られた値を第4挟み角度にして、予め設定された第2範囲内の前記第4挟み角度に対応する第1目標座席IDを選択して目標座席IDにするステップとを含む。
【0011】
オプションとして、
前記方法は、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値未満であるか否かを判断するステップと、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値以下である場合、前記目標座席IDを出力するステップを実行するステップと、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値を超える場合には、前記音源までの距離が遠すぎであるとの提示情報を出力するステップとを、さらに含む。
【0012】
オプションとして、
前記方法は、
前記目標座席IDが履歴データであるか否かを判断するステップと、
前記目標座席IDが履歴データである場合、前記目標座席IDを出力するステップを実行するステップと、
前記目標座席IDが履歴データでない場合、前記目標座席IDが履歴データでないとの提示情報を出力するステップとを、さらに含む。
【0013】
オプションとして、
前記方法は、
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上であるか否かを判断するステップと、
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上である場合、前記目標座席IDを出力するステップを実行するステップと、
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満である場合、前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満であるとの提示情報を出力するステップとを、さらに含む。
【0014】
本発明に係る実施例の第2の態様によると、座席選択提示装置を提供する。当該装置は、
視聴場所のIDを受信するための受信モジュールと、
データベース中から前記視聴場所のIDに対応する座席ID、及び前記座席IDに対応する座席パラメータを特定するための特定モジュールと、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするための選択モジュールと、
前記目標座席IDを出力するための出力モジュールとを備える。
【0015】
オプションとして、
前記選択モジュールは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域のトップ端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面との挟まれた挟み角度を算出するための第1算出ユニットと、
予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするための第1選択ユニットを備える。
【0016】
オプションとして、
前記選択モジュールは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の右端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出し、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の左端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、前記第1挟み角度と前記第2挟み角度とを加算して得られた値を第3挟み角度にするための第2算出ユニットと、
予め設定された範囲内の前記第3挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするための第2選択ユニットとを備える。
【0017】
オプションとして、
前記選択モジュールは、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域のトップ端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出するための第3算出ユニットと、
予め設定された第1範囲内の前記第1挟み角度に対応する座席IDを選択して第1目標座席IDにするための第3選択ユニットと、
前記第1目標座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記第1目標座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の右端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、前記第1目標座席IDに対応する実体の座席から前記視聴領域の左端までの最短の線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた第3挟み角度を算出して、前記第2挟み角度と前記第3挟み角度とを加算して得られた値を第4挟み角度にするための第4算出ユニットと、
予め設定された第2範囲内の前記第4挟み角度に対応する第1目標座席IDを選択して目標座席IDにするための第4選択ユニットとを備える。
【0018】
オプションとして、
前記装置は、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値未満であるか否かを判断するための第1判断モジュールと、
前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値以下である場合には、前記出力モジュールを実行させ、前記目標座席IDに対応する実体の座席と音源との間の距離が閾値を超える場合には、前記音源までの距離が遠すぎであるとの提示情報を出力するための第1実行モジュールとを、さらに備える。
【0019】
オプションとして、
前記装置は、
前記目標座席IDが履歴データであるか否かを判断するための第2判断モジュールと、
前記目標座席IDが履歴データである場合には、前記出力モジュールを実行させ、前記目標座席IDが履歴データでない場合には、前記目標座席IDが履歴データでないとの提示情報を出力するための第2実行モジュールとを、さらに備える。
【0020】
オプションとして、
前記方法は、さらに、
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上であるか否かを判断するための第3判断モジュールと、
前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上である場合には、前記出力モジュールを実行させ、前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満である場合には、前記目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満であるとの提示情報を出力するための第3実行モジュールとを、さらに備える。
【0021】
本発明に係る実施例の第3の態様によると、座席選択提示装置を提供する。
【0022】
当該装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリとを備え、
前記プロセッサは、
視聴場所のIDを受信し、
データベース中から前記視聴場所のIDに対応する座席ID、及び前記座席IDに対応する座席パラメータを特定し、
前記座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、前記座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の前記挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにし、
前記目標座席IDを出力するように構成される。
本発明にかかる実施例の第4の態様によると、プロセッサに実行されることにより、上記の座席選択提示方法を実現するプログラムを提供する。
本発明にかかる実施例の第5の態様によると、上記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0023】
本発明の実施例が提供する技術方案の有益な効果は以下のとおりである。
【0024】
ユーザにより座席を選択する前に、ユーザが入力した視聴場所のIDを受信し、当該視聴場所のIDに基づいて座席IDと当該座席IDに対応する座席パラメータとを特定できる。次に、出座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と前記視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出する。挟み角度が予め設定された範囲内にある場合に最適な視聴位置になることを予め了解できるため、予め設定された範囲内の挟み角度に対応する目標座席IDを出力して、ユーザが選択するようにする。それで、本発明によって提供する構成によると、視聴効果が最適な目標座席IDを提示できるため、ユーザの座席を選択する時間コストを減少できる。
【0025】
以上の統括な記述と以下の細部記述は、ただ例示的なものであり、本発明を制限するものではないと、理解するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
ここでの図面は明細書に合併されて本明細書の一部を構成する。これらの図面は、本発明に合致する実施例を示すためのものであり、明細書と一緒に本発明の原理を説明するためのものである。
図1図1は、例示的な一実施例に係る座席選択提示方法を示すフローチャートである。
図2図2は、例示的な一実施例に係る映画館のスクリーニングルームの縦断面を示すシーン図である。
図3図3は、例示的な一実施例に係る座席選択提示装置を示すブロック図である。
図4図4は、例示的な一実施例に係る座席選択提示装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、また、説明中の例を図面に示している。以下の記述において、図面を説明する際に、特に、説明しない場合、異なる図面中の同一の符号は、同一、或は、同様な要素を意味する。以下の例示的な実施例において記述する実施方法は、本発明に合致するすべての実施方法を代表しない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲において詳細に記述された、本発明のいくつかの態様と合致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0028】
実施例1
図1は、例示的な一実施例に係る座席選択提示方法のフローチャートである。図1に示したように、図1に示す座席選択提示方法を端末に利用できる。本発明によって提供する座席選択提示方法によると、最適な視聴効果を有する目標座席ID(識別符号)を提示できるため、ユーザの座席を選択する時間コストを減少できる。当該方法は、以下のステップを含む。
【0029】
ステップS11において、視聴場所のIDを受信する。
【0030】
ここで、ユーザにより視聴場所のIDを入力してもよい。視聴場所のIDは視聴場所のシリアル番号、名称、他の種類のキャラクタ、等であってもよい。例えば、視聴場所のIDは、“北京映画館11号のスクリーニングルーム”である。また、視聴場所は、映画館、オペラ館、コンサート現場、等である。
【0031】
ステップS12において、データベース中から視聴場所のIDに対応する座席ID、及び座席IDに対応する座席パラメータを特定する。
【0032】
ここで、視聴場所のIDが受信された後、データベース中から当該視聴場所のIDに対応する座席ID、及び与座席IDに対応する座席パラメータを検索する必要がある。一般的に、各々の視聴場所のIDそれぞれに対応する座席IDは複数あり、各々の座席IDそれぞれには、一つの座席パラメータが対応されている。
【0033】
座席IDは、実体の座席の行と列であってもよい。例えば、座席IDが第5行第3列である場合は、第5行の3番目の位置を意味する。座席パラメータは、複数のパラメータを含んでもよい。例えば、座席パラメータは、視聴領域の長さと幅、視聴領域のボトム端から地面に対して垂直な直線の長さ、各々の座席IDそれぞれに対応する実体の座席から視聴領域に対して垂直な直線の長さ、各々の座席IDそれぞれに対応する実体の座席から地面に対して垂直な直線の長さ、各々の座席IDそれぞれに対応する実体の座席から視聴領域のトップ端までの最短の線分の長さ、各々の座席IDそれぞれに対応する実体の座席から視聴領域の左端までの最短の線分の長さ、各々の座席IDそれぞれに対応する実体の座席から視聴領域の右端までの最短の線分の長さ、等を含んでもよい。
【0034】
ステップS13において、座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにする。
【0035】
ここで、視聴領域は、映画スクリーン、オペラ館のステージ、等であってもよい。視聴領域内の予め設定された位置は、視聴領域のトップ端、視聴領域の左端、視聴領域の右端であってもよい。座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分を、ユーザがいずれか一つの座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置を見る視線とみなしてもよい。即ち、線分を視線とみなしてもよい。座席IDに対応する実体の座席から視聴領域のお互いに異なる位置までの線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度の意義は、お互いに異なる。
【0036】
例えば、座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域のトップ端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにする。ここで、挟み角度を算出する目的は、ユーザが視聴領域に向けて長い時間かけて、頭をあげている必要があるか否かを解するためである。もし、挟み角度が55度未満である場合、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域のトップ端までの最短の線分と、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域が位置する平面に垂直な線分とに挟まれた挟み角度は、35度より大きくなる。この場合、当該挟み角度に対応する座席IDの実体の座席に座っているユーザは、長い時間かけて頭をあげて視聴領域を見る必要がある。もし、挟み角度が55度以上である場合、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域のトップ端までの最短の線分と、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域が位置する平面に垂直する線分とに挟まれた挟み角度は、35度より小さくなる。当該挟み角度に対応する座席IDの実体の座席に座っているユーザは、長い時間かけて頭をあげて視聴領域を見る必要がない。それで、予め設定された範囲は、0度から35度までの範囲であってもよい。それで、0度から35度までの範囲内の挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにして、ユーザが目標座席IDに対応する実体の座席を選択すると、ユーザは頸椎の疲労を避けることができ、ユーザの視聴のエクスペリエンスを改善できる。
【0037】
ここで、上記の例に結合して、適用例をあげて、さらに詳しく説明する。図2は、映画館のスクリーニングルームの縦断面を示した図である。図2に示した映画館のスクリーニングルームの最後の行の座席の垂直方向における高さは、第1行の座席より、4mも高い。同時に、映画館のスクリーニングルームには16行の座席がある。各々の行の座席同士の間の水平距離が1mであると想定すると、最後の行の座席と第1行の座席の間の水平距離はおよそ15mである。これから、観客席の座席は、およそ15°の傾きによって1行ずつ高くなったことを算出できる。映画館のスクリーニングルームは、幅が9mで、且つ高さが6.75mであるスクリーンから構成されたと想定する。スクリーンのボトム端と地面との距離が1mである、スクリーンと第1行との距離は 5mであると想定する。xによって観衆とスクリーンとの間の距離を示すと、その観衆が位置する位置の地面からの高さは、y=(x-5)4/15である。トップ端への視線方向と水平面とに挟まれた挟み角度を35°未満にする条件を満たすために、以下の数学式により、即ち、
【数1】
により、最終的に、x > 9.36mを得る。第5行からスクリーンまでの水平距離は9mであり、第6行からスクリーンまでの水平距離は10mである。つまり、第6行から、初めて、スクリーントップ端を見る視線と水平面とに挟まれた挟み角度が35°未満になる。ユーザが長い時間かけて頭をあげてスクリーンを見ることを避けるために、座席IDが第6行の後にある座席を出力することにより、ユーザに当該状況を通知する。
【0038】
また、例えば、座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の右端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出し、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の左端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、第1挟み角度と第2挟み角度とを加算して得らえた値を第3挟み角度にして、予め設定された範囲内の第3挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにする。ここで、第3挟み角度を算出する目的は、ユーザが視聴領域を向けて頭を左右に頻繁に動かす必要があるか否か、又は、ユーザから視聴領域までの距離が比較的に遠いか、を探り当てることである。もし、第3挟み角度が140度未満である場合、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の右端までの最短の線分と、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の左端までの最短の線分とに挟まれた挟みは、40度以上になる。それで、ユーザが位置する座席IDの実体の座席から視聴領域までの距離が近すぎるので、当該挟み角度に対応する座席IDの実体の座席に座っているユーザは、頭を左右に動かして視聴領域全体を見る必要がある。もし、第3挟み角度が154度以上である場合、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の右端までの最短の線分と、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の左端までの最短の線分とに挟まれた挟み角度は、26度未満になる。それで、ユーザが位置する座席IDの実体の座席から視聴領域での距離は遠すぎるので、当該挟み角度に対応する座席IDの実体の座席に座っているユーザは、視聴領域をはっきり見ることができなくなる。もし、第3挟み角度が140度以上、且つ154度未満である場合、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の右端までの最短の線分と、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の左端までの最短の線分とに挟まれた挟み角度は、26度から40度までの間にある。それで、26度から40度までの範囲内の第3挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにすると、ユーザが位置する座席IDの実体の座席から視聴領域までの距離は、遠くもないし、近くもないし、適当になる。ユーザは、視聴領域をはっきり見ることができるし、さらに、頭を左右に動かす必要もなくなる。これにより、ユーザの視聴のエクスペリエンスを改善した。
【0039】
また、例えば、座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域のトップ端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出して、予め設定された第1範囲内の第1挟み角度に対応する座席IDを選択して第1目標座席IDにし、第1目標座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、第1目標座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の右端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、第1目標座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の左端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第3挟み角度を算出して、第2挟み角度と第3挟み角度とを加算して得られた値を第4挟み角度にして、予め設定された第2範囲内の第4挟み角度に対応する第1目標座席IDを選択して目標座席IDにする。本例は上記の二つの例の組み合わせであるため、上記の二つの例の利点をもつ。最終的に選択し得た目標座席IDに対応する実体の座席は、視聴領域をはっきり見ることができるし、また、頭を左右に動かす必要もなくなり、さらに、長い時間かけて頭を上げる必要がなくなる。頸椎の疲労を避けることができるので、ユーザの視聴のエクスペリエンスを改善した。
【0040】
ステップS14において、目標座席IDを出力する。
【0041】
ここで、視聴する距離が適当な目標座席IDが選び取られた場合、ユーザが選択するために、当該目標座席IDを出力する。
【0042】
図1に示した実施例において、ユーザにより座席を選択する前に、ユーザが入力した視聴場所のIDを受信し、当該視聴場所のIDに基づいて座席IDと当該座席IDに対応する座席パラメータとを特定することにより、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出する。挟み角度が予め設定された範囲内にある場合に最適な視聴位置になることを予め知ることができるため、予め設定された範囲内の挟み角度に対応する目標座席IDを出力して、ユーザが選択するようにする。それで、本発明によって提供する構成によると、視聴効果が最適な目標座席IDを提示できるため、ユーザの座席を選択する時間コストを減少できる。
【0043】
オプションとして、図1に示した実施例において、本発明によって提供する構成によると、以下のステップを、さらに含んでもよい。目標座席IDに対応する実体の座席と音源の間の距離が閾値未満であるか否かを判断して、目標座席IDに対応する実体の座席と音源の間の距離が閾値以下である場合には、ステップS14を実行し、目標座席IDに対応する実体の座席と音源の間の距離が閾値より大きい場合には、音源との距離は遠すぎるとの提示情報を出力する。例えば、人類の音と映像のギャップ時間を感知する時間閾値は、およそ、-160msから+65 msまでの間にいる。つまり、音は映像より0.065s早く到着するか、0.16s遅く到着することは、すべて、許容できる。音の空気中で伝播する速度は340m/sぐらいであり、音は0.16s の期間内で54mの距離を伝播できるため、閾値を54mに設定してもよい。目標座席IDに対応する実体の座席と音源の間の距離が54mより小さいと、当該目標座席IDに対応する実体の座席においては音と映像とが同期化されない現像が発生しなくなるため、ステップS14を実行して、目標座席IDを出力する。目標座席IDに対応する実体の座席と音源の間の距離が54mより大きいと、当該目標座席IDに対応する実体の座席においては音と映像とが同期化されない現像が発生するため、音源との距離は遠すぎるとの提示情報を出力して、ユーザに、当該目標座席IDに対応する実体の座席においては音と映像とが同期化されない現像が発生するおそれがあると通知する。
【0044】
オプションとして、図1に示した実施例において、本発明によって提供する構成によると、以下のステップを、さらに含んでもよい。目標座席IDが履歴データであるか否かを判断して、目標座席IDが履歴データである場合には、ステップS14を実行し、目標座席IDが履歴データではない場合には、目標座席IDが履歴データではないとの提示情報を出力する。例えば、もし、履歴データの座席IDに第7行第8列が含まれており、目標座席IDが第7行第8列である場合、ユーザは当該目標座席IDをいっそう好むことを、意味する。それで、目標座席IDである第7行第8列を出力する。もし、目標座席IDが第6行第9列である場合、ユーザは当該目標座席IDがあまり好まないことを、意味する。それで、「目標座席IDである第7行第8列は履歴データではない」とのキャラクタを出力して、ユーザに通知してもよい。それで、ユーザが過去に選択したことがある座席IDを出力できて、ユーザが目標座席IDから自分好みの座席を選択するようにする。
【0045】
オプションとして、図1に示した実施例において、本発明によって提供する構成によると、以下のステップを、さらに含んでもよい。目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上であるか否かを判断し、目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値以上である場合には、ステップS14を実行し、目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満である場合には、目標座席IDが履歴データ中に出現した回数閾値未満であるとの提示情報を出力する。例えば、もし、目標座席IDが第7行第8列であり、履歴データ中で座席IDである第7行第8列が5回出現したとし、閾値を3回に想定する場合、履歴データ中で座席IDである第7行第8列が出現した回数である5回が、閾値である3回より多いため、ユーザは当該目標座席IDをいっそう好むことを、意味する。それで、目標座席IDである第7行第8列を出力する。もし、目標座席IDが第7行第8列であり、履歴データ中で座席IDである第7行第8列が2回出現したとし、閾値を3回に想定すると、履歴データ中で座席IDである第7行第8列が出現した回数である2回が閾値である3回未満であるため、ユーザは当該目標座席IDがあまり好まないことを、意味する。それで、「目標座席IDである第7行第8列が履歴データ中に出現した回数である2回は閾値である3回未満である」とのキャラクタを出力して、ユーザに通知してもよい。それで、ユーザが過去に選択したことがある座席IDを出力できて、ユーザが目標座席IDから自分好みの座席を選択するようにする。
【0046】
実施例2
図3は、例示的な一実施例に係る座席選択提示装置を示すブロック図である。本発明によって提供する座席選択提示装置によると、最適な視聴効果を有する標座席IDを提示できるため、ユーザの座席を選択する時間コストを減少できる。図3を参照すると、当該装置は、受信モジュール11、特定モジュール12、選択モジュール13、及び出力モジュール14を備える。
【0047】
受信モジュール11は、視聴場所のIDを受信する。
【0048】
特定モジュール12は、データベース中から視聴場所のIDに対応する座席ID、及び座席IDに対応する座席パラメータを特定する。
【0049】
選択モジュール13は、座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにする。
【0050】
出力モジュール14は、目標座席IDを出力する。
【0051】
オプションとして、本発明によって提供する選択モジュールは、座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域のトップ端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出するための第1算出ユニットと、予め設定された範囲内の挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするための第1選択ユニットとを備えてもよい。
【0052】
オプションとして、
本発明によって提供する選択モジュールは、座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の右端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出し、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の左端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出して、第1挟み角度と第2挟み角度とを加算して得らえた値を第3挟み角度にするための第2算出ユニットと、予め設定された範囲内の第3挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするための第2選択ユニットとを備えてもよい。
【0053】
オプションとして、本発明によって提供する選択モジュールは、座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域のトップ端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第1挟み角度を算出するための第3算出ユニットと、予め設定された第1範囲内の第1挟み角度に対応する座席IDを選択して第1目標座席IDにするための第3選択ユニットと、第1目標座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、第1目標座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の右端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第2挟み角度を算出し、第1目標座席IDに対応する実体の座席から視聴領域の左端までの最短の線分と視聴領域が位置する平面とに挟まれた第3挟み角度を算出して、第2挟み角度と第3挟み角度とを加算して得られた値を第4挟み角度にするための第4算出ユニットと、予め設定された第2範囲内の第4挟み角度に対応する第1目標座席IDを選択して目標座席IDにするための第4選択ユニットとを備えてもよい。
【0054】
オプションとして、本発明によって提供する構成によると、当該装置は、目標座席IDに対応する実体の座席と音源の間の距離が閾値未満であるか否かを判断するための第1判断モジュールと、目標座席IDに対応する実体の座席と音源の間の距離が閾値以下である場合には、出力モジュールを実行し、目標座席IDに対応する実体の座席と音源の間の距離が閾値を超える場合には、音源との距離は遠すぎるとの提示情報を出力するための第1実行モジュールとを備えてもよい。
【0055】
オプションとして、本発明によって提供する構成によると、目標座席IDが履歴データであるか否かを判断するための第2判断モジュールと、目標座席IDが履歴データである場合には、出力モジュールを実行し、目標座席IDが履歴データではない場合には、目標座席IDが履歴データではないとの提示情報を出力するための第2実行モジュールとを備えてもよい。
【0056】
オプションとして、本発明によって提供する構成によると、目標座席IDが履歴データ中に出現した回が数閾値以上であるか否かを判断するための第3判断モジュールと、目標座席IDが履歴データに出現した回数が閾値以上である場合には、出力モジュールを実行し、目標座席IDが履歴データ中に出現した回数が閾値未満である場合には、目標座席IDが履歴データ中に出現した回数閾値未満であるとの提示情報を出力するための第3実行モジュールとを備えてもよい。
【0057】
上記の実施例の装置について、その各モジュールが実行する操作の具体的な形態は既に当該方法に関する実施例において詳細に説明したため、ここでは詳細に説明しない。
【0058】
実施例3
図4は、例示的な一実施例に係る座席選択提示装置を示すブロック図である。例えば、装置800は、携帯電話、コンピューター、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
【0059】
図8を参照して、装置800は、プロセスアセンブリ802、メモリ804、電源アセンブリ806、マルチメディアアセンブリ808、オーディオアセンブリ810、入出力(I/ O)インターフェイス812、センサアセンブリ814、及び通信アセンブリ816のような一つ以上のアセンブリを含んでよい。
【0060】
プロセスアセンブリ802は、一般的には装置800の全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ802は、一つ以上のプロセッサ820を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ802は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ802と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ802は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ808とプロセスアセンブリ802の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0061】
メモリ804は、各種類のデータを記憶することにより装置800の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置800において操作されるいずれのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ804は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0062】
電源アセンブリ806は、装置800の多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ806は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び装置800のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0063】
マルチメディアアセンブリ808は、前記装置800とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスライドの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或はスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ808は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置800が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0064】
オーディオアセンブリ810は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ810は、一つのマイク(MIC)を含み、装置800が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されたり、通信アセンブリ816を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ810は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0065】
I/Oインターフェイス812は、プロセスアセンブリ802と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0066】
センサアセンブリ814は、装置800に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ814は、装置800のON/OFF状態、装置800のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサアセンブリ814は、装置800、或は装置800の一つのアセンブリの位置変更、ユーザと装置800とが接触しているか否か、装置800の方位、又は加速/減速、装置800の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ814は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ814は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)、又はCCD(Charge-coupled device)イメージセンサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ814は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0067】
通信アセンブリ816は、装置800と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。装置800は、例えばWiFi(Wireless Fidelity)、2G(第2世代移動通信システム)、3G(第3世代移動通信システム)、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ816は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信アセンブリ816は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth(登録商標))技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0068】
例示的な実施例において、装置800は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記方法を実行する。
【0069】
例示的な実施例において、さらに、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体、例えば命令を含むメモリ804を提供しており、装置800のプロセッサ820により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、前記コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM(Compact Disc ROM)、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ記憶デバイス等である。
【0070】
コンピュータ読取り可能な非一時的な記録媒体は、当該記録媒体中の命令が移動端末のプロセッサによって実行される際に、移動端末に座席選択提示方法を実行させることができる。当該方法は、視聴場所のIDを受信するステップと、データベース中から視聴場所のIDに対応する座席ID、及び座席IDに対応する座席パラメータを特定するステップと、座席IDに対応する座席パラメータに基づいて、座席IDに対応する実体の座席から視聴領域内の予め設定された位置までの線分と、視聴領域が位置する平面とに挟まれた挟み角度を算出して、予め設定された範囲内の挟み角度に対応する座席IDを選択して目標座席IDにするステップと、目標座席IDを出力するステップとを含む。
【0071】
本発明は映画館のみに適用できるだけでなく、座席の選択を支援する発券のケースに、すべて、適用できることが説明すべきである。例えば、演出、コンサート、劇場、及び大型の会議に適用できる。また、本発明は携帯電話のアプリケーション中のみに利用できるだけでなく、さらに、各々の発券システム、PC(パーソナルコンピュータ)ソフト、ホームページの座席選択サービス、等の、プログラムを利用して座席を選択するケースに組み合わせることができる。それで、本発明は、以下の優位性が存在する。その一つは、異なる演出場所に基づいて、異なる結果を取得できることである。即ち、現場の違いを考慮して、最適の座席を探すことができる。もう一つは、視覚と聴覚との重要な視聴覚のエクスペリエンスを改善できる。さらにもう一つは、ユーザのデータを統計及び/又は分析することにより、異なるユーザの習慣に基づいて、座席の算出の個性化を最適化できる。
【0072】
当業者は、明細書を検討して本発明を実践した後、本発明の他の実施案を容易に考え出すことができる。本願は、本発明のいずれの変形、用途、又は適応的な変更をカバーすることを狙っているし、これらの変形、用途、又は適応的な変更は、本発明の一般的な原理に従い、また、本発明は公開していない当業界の公知の知識又は通常の技術手段を含む。明細書と実施例はただ例示として考慮され、本発明の本当の範囲と精神は以下の特許請求の範囲に記載される。
【0073】
本発明は上記に記述され、また図面で示した正確な構成に限定されず、その範囲を逸脱しない限り多様な置換えと変更を行うことができると、理解するべきである。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより限定される。
図1
図2
図3
図4