【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1局面に従って、
振動する動作流体からエネルギーを抽出するタービンであって、
前記動作流体のための流路を画成するハウジングと、
前記ハウジングに配置されたエネルギー変換部と、
流れ制御手段と、を備え、
前記流れ制御手段は、前記動作流体が導かれ前記エネルギー変換部のある部分に作用するように、前記流路の所定部分を遮るために選択的に移動可能である、タービンが提供される。
好ましくは、前記流れ制御手段は、前記流れ制御手段が前記流路の第1位置を遮り、前記動作流体が前記エネルギー変換部の第1動作部に作用できる第1構成と、前記流れ制御手段が前記流路の第2位置を遮り、前記動作流体が前記エネルギー変換部の第2動作部に作用できる第2構成と、の間で前記流路の構成を変化させるように移動可能である。
本発明のタービンは、特に海洋波エネルギー抽出システムで使用するために適合されており、前記動作流体は前記海洋波エネルギー抽出システムの振動する水円柱によって生成される振動するエアフローであり、前記振動する水円柱(およびそのようなエアフロー)は、通過する海洋波の落下の上昇に応じて振動する。
好ましくは、前記エネルギー変換部は前記流路内で回転する。前記回転子は、単一で回転するように適合され、前記流体の流れ方向と独立しているのが好ましい。好ましくは、前記回転子は前記流体の流れ方向に対して実質的に垂直となるように配置されている。
前記回転子は中心のハブと、前記ハブまわりに配置され前記ハブの周囲から延びる複数のブレードを有し、前記複数のブレードは前記流路内に配置されているのが好ましい。各ブレードは圧力側表面および吸引側表面を有しているのが好ましい。好ましくは、各圧力側表面は凹面である。各吸引側表面は凸面であるのが好ましい。
前記エネルギー変換部の前記第1動作部は、前記回転子の所定の部分であるのが好ましい。ある実施の形態において、前記第1動作部は、所定の数の連続するブレードである。他の実施の形態において、前記第1動作部は、前記回転子の所定の円周範囲である。
前記流路は、環形での断面を有しているのが好ましい。第1構成において、前記流れ制御機構は、前記入口端で前記環形の一部を遮り、前記第1方向に流入する動作流体が前記回転子の第1動作部に作用するために通過する入口開口を画成するのが好ましい。
好ましくは、第1固定子又はノズルは前記回転子の第1側に配置され、前記第1方向に流れる動作流体を前記回転子のブレードの圧力面に向ける。好ましい一実施の形態において、前記第1固定子又はノズルは、前記流路の環形まわりに約180度の円周範囲を有するように配置された複数の案内静翼を含む。
前記流れ制御機構は、前記動作流体が前記第1動作部に作用可能なように第1入口開口を画成する第1構成と、前記動作流体が前記第1動作部に作用可能なように第2入口開口を画成する第2構成と、の間で前記流路の入口開口の構成を変化させる手段を含むのが好ましい。前記入口及び出口開口は前記回転子の反対側に配置されているのが好ましい。
ある実施の形態において、前記流れ制御機構は前記流路の円周範囲に関連し、前記第1固定子に覆われていない第1ゲート又はバルブ型機構を含み、前記第1ゲート型機構は、開位置と、前記動作流体が前記回転子に対して開いたノズル部を通過することのみを認めた閉位置と、の間で移動可能であるのが好ましい。
好ましくは、第2固定子又はノズルは、前記回転子の反対の第2側に配置され、前記第2方向に流れる動作流体を前記回転子のブレードの圧力面に向ける。好ましい一実施の形態において、前記第2固定子又はノズルは、前記流路の環形周りに約180度の円周範囲を有するように配置された複数の案内静翼を含む。
ある実施の形態において、前記流れ制御機構は前記流路の円周範囲に関連し、前記第2固定子に覆われていない第2ゲート又はバルブ型機構を含み、前記第2ゲート型機構は、開位置と、前記動作流体が前記回転子に対して開いたノズル部を通過することのみを認めた閉位置と、の間で移動可能であるのが好ましい。
他の好ましい実施の形態において、前記流れ制御機構は、前記流路の入口開口の一部を遮るための回転可能なディスクを含む。好ましくは、回転可能なディスクは、前記エネルギー変換部の各側面に設けられ、前記流路の各入口開口の一部を遮る。前記回転可能なディスクは、半円形であるのが好ましい。好ましくは、前記ディスクは、相互に相対して180度オフセットしている。両ディスクは前記第1流れ方向から前記第2流れ方向へ流れる流体の方向の変化に応じて、相互に180度まで同時に回転し、前記動作流体が夫々第1及び第2動作部に作用できるのが好ましい。
本発明の第2局面に従って、振動する動作流体からエネルギーを抽出するタービンであって、
前記動作流体のための流路を画成するハウジングと、
前記ハウジングに配置され、第1動作部および第2動作部を有するエネルギー変換部と、
前記動作流体が第1の所定方向で流れるとき前記動作流体が前記第1動作部に作用することができる第1構成と、前記動作流体が第2の所定方向で流れるとき前記動作流体が前記第2動作部に作用することができる第2構成と、の間で前記流路の構成を変化させる流れ制御手段と、を含む、タービンを提供する。
本発明の第3の局面に従って、振動する動作流体からエネルギーを抽出するタービンであって、
前記動作流体のための流路を画成するハウジングと、
前記ハウジングに配置されたエネルギー変換部と、
前記動作流体が前記エネルギー変換部に作用する能動的構成と、前記動作流体が前記エネルギーを迂回するバイパス構成と、の間で前記流路の構成を選択的に変化させる流れ制御機構と、を含む、タービンを提供する。
ある実施の形態において、前記エネルギー変換部は、第1エネルギー変換モジュールと第2エネルギー変換モジュールとを含む。第1エネルギー変換モジュールは、所定の第1方向に流れる動作流体に応じて動作するように適合されているのが好ましい。前記第2エネルギー変換モジュールは、所定の第2方向に流れる前記動作流体に応じて、動作するように適合されているのが好ましい。
好ましくは、前記流れ制御機構により、前記流路の能動的構成を、前記動作流体が前記第1エネルギー変換モジュール作用し、前記第2エネルギー変換モジュールを迂回する第1能動的構成と、前記動作流体が前記第2エネルギー変換モジュールに作用し第1エネルギー変換モジュールを迂回する第2能動的構成と、の間で選択的に変化させる。
前記ハウジングは、縦であり、縦の軸に沿って延びているのが好ましい。ある実施の形態において、前記ハウジングは、その縦軸が前記振動する動作流体の流れの方向に対して実質的に平行に配置されるように、配置される。他の実施の形態において、前記ハウジングは、その縦軸が前記振動する動作流体の流れの方向に対して実質的に垂直に配置されるように配置されている。
例えば、ある実施の形態において、前記ハウジングは、前記縦軸が実質的に垂直となるように、配置され得る。他の好ましい形式において、前記ハウジングは前記縦軸が実質的に水平となるように配置され得る。その技術の熟練した者により、前記ハウジングは上述した方向に限定されず、特別な応用に適合するように、前記動作流体の流れの方向に関して、他の適切な方向に配置され得ることが認められるであろう。
好ましくは、前記第1エネルギー変換モジュールおよび第2エネルギー変換モジュールは、相互に離れた空間を空けて軸方向に配置されている。前記第1及び第2エネルギー変換モジュールは、前記ハウジングの長手軸に沿って実質的に同軸状に配置されるのが好ましい。
好ましい一実施の形態において、前記ハウジングは、一般に円筒形体を有している。前記ハウジングは、内側及び外側フレームを含むのが好ましい。好ましくは、前記内側及び外側フレームは、相互に関連して配置されており、その間の空所又は空間が前記流路の少なくとも一部を形成している。前記内側及び外側フレーム間の空所又は空間は前記流路の中心路を形成するのが好ましい。
好ましくは、前記ハウジングの内側及び外側フレームは、前記長手軸周りに実質的に同心に配置され、前記流路の断面、より詳細には、前記中心又は主要の路の断面が環形の形態となっている。
好ましくは、前記ハウジングは、前記第1エネルギー変換モジュールと関連する第1バイパス部と、前記第2エネルギー変換モジュールと関連する第2バイパス部と、を有している。前記第1バイパス部は、前記第1エネルギー変換モジュールに接しており、前記第1エネルギー変換モジュール周りに流れる(又はそうでなければ作用しない)前記動作流体のための第1バイパス路を画成するのが好ましい。前記第2バイパス部は、前記第2エネルギー変換モジュールに接しており、前記第2エネルギー変換モジュール周りに流れる(又はそうでなければ作用しない)前記動作流体のための第2バイパス路を画成するのが好ましい。
好ましくは、前記流れ制御手段は、前記第1バイパス路を開閉するために、前記ハウジング内に移動可能に設けられた第1ゲート型機構を有している。前記流れ制御手段は、前記第2バイパス路を開閉するために、前記ハウジング内に移動可能に設けられた第2ゲート型機構を有している。いくつかの好ましい実施の形態において、前記第1及び第2ゲート型機構は、前記ハウジングの外側フレームにヒンジ式で接続された複数のゲート部材を含み、各ゲート部材は、前記関連するバイパス路を閉じるための前記外側フレームと実質的に同一平面の第1位置から、前記バイパス路を開くための前記流路の環形を横切って延びる第2位置まで、移動可能であるのが好ましい。好ましくは、前記複数のゲート部材は、極列で配置されている。
ある好ましい実施の形態において、前記第1ゲート型機構は、前記第1エネルギー変換モジュールの夫々上流及び下流に配置されたゲート部材の上流セットとゲート部材の下流セットを含む。
前記第2ゲート機構は、前記第2エネルギー変換モジュールの夫々上流及び下流に配置されたゲート部材の上流セットとゲート部材の下流セットを含むのが好ましい。用語"上流"及び"下流"は、比較上の意味で用いられており、前記振動する動作流体の流れの方向によるものであることを認めるであろう。
前記流れ制御機構は、上述したヒンジ式のゲート型機構に限定されず、例えば、前記流路の構成を変えることができる流れ制御バルブの配置のような、1又はそれ以上の前記流路の部分を遮るための適した遮り手段である、ということも、その技術に熟練した者によって認められるであろう。
好ましくは、各エネルギー変換モジュールは、前記ハウジングの長手軸周りの回転のために支持された回転子を有している。前記第1及び第2エネルギー変換モジュールの回転子は、同軸状に位置調整されているのが好ましい。
好ましくは、各回転子は、中心のハブと、前記ハブ周りに配置され、前記ハブの周囲から延びる複数のブレードと、を有している。各回転子は、前記複数のブレードが前記流路内、より詳細には、前記ハウジングの内側及び外側フレーム間の中心路内に、配置されるように、配置されるのが好ましい。
各回転子の複数のブレードは、各回転子が所定方向に回転するように構成されているのが好ましい。好ましくは、各回転子は、前記動作流体の流れ方向に対して実質的に垂直となるように配置され、各回転子が前記ハウジングの長手軸周りに回転する。他の好ましい形式において、各回転子は、前記流体の流れ方向に対して実質的に平行な方向で回転するように配置されている。好ましい一実施の形態において、前記第1エネルギー変換モジュールの回転子および前記第2エネルギー変換モジュールの回転子は、同一方向に回転するように配置されている。
好ましくは、各回転子ブレードは、一般に、三日月形、または弓形の断面輪郭を有している。各三日月形のブレードは、収束する凹凸形態を有し、凹状表面および凸状表面を含むのが好ましい。
好ましくは、各ブレードが実質的に平行な外側先端を有するように、各三日月形のブレードの断面輪郭が収束する。各ブレードの外側先端は、平滑な傾斜なる輪郭、または、そうでなければ、円形の輪郭、鋭利又は尖った端でないもの、を有しているのが好ましい。ある実施の形態において、各外側先端は、所定の曲率半径を有している。
ある実施の形態において、各エネルギー変換モジュールは、関連する回転子に隣接して配置された入口固定子を含んでおり、前記動作流体を前記回転子に向ける。前記入口固定子は、前記動作流体の進行又は流路をそらすように適合されており、所定方向で関連する回転子の回転を容易にしていることを認めるであろう。
好ましくは、各固定子は、前記回転子ブレードの凹状表面に作用するように、前記動作流体を案内する複数の案内静翼を有しており、使用中、前記関連する回転子が回転するとき、前記凸状表面が前記凹状表面をリードする。
前記複数の案内静翼が前記流路内、より詳細には、前記ハウジングの内側及び外側フレーム間の前記中心路内に配置されるように、各固定子が配置されるのが好ましい。前記案内静翼は前記流体の流れ方向に対して実質的に垂直となるように配置されるのが好ましい。各固定子の複数の案内静翼は、極列で、好ましくは、前記ハウジングの長手軸周りに配置されるのが良い。
好ましくは、前記第1エネルギー変換モジュールに関連する前記固定子は、前記ハウジングの入口端に向かって配置され、この固定子は、前記動作流体が前記第1方向に流れるとき、前記第1回転子の下流側にある。好ましくは、前記第2エネルギー変換モジュールに関連する前記固定子は、前記ハウジングの排出端に向かって配置され、この固定子は、前記動作流体が前記第2方向に流れているとき、前記第2回転子の下流側にある。好ましい一実施の形態において、前記第1及び第2エネルギー変換部は、相互に同軸状に位置調整され、前記第1及び第2エネルギー変換部の前記回転子は、前記関連する固定子に介在している。
いくつかの好ましい実施の形態において、各案内静翼は、反った断面の輪郭を有している。好ましくは、各案内静翼の反った断面の輪郭は、非対称形である。各案内静翼は、凹状表面及び凸状表面を有する、非対称の収束する凹凸の形態を有しているのが好ましい。好ましくは、使用中、前記流路が関連する能動的構成であるとき、前記凹状表面が前記動作流体に付帯するように、各案内静翼は配置されている。
各案内は、前縁端、中間部、及び後縁端を有しているのが好ましい。各静翼の前記中間部は、前記後縁端よりも前記前縁端に近いのが好ましい。各前縁端は平滑な傾斜、又は、そうでなければ、円形の輪郭を有しているのが好ましい。好ましくは、各後縁端は、平滑な傾斜、又はそうでなければ、円形の輪郭を有している。各案内静翼の前記前縁及び後縁端は、鋭利又は尖った先端でないのが好ましい。ある好ましい実施の形態において、前記案内静翼の各前縁及び後縁端は、所定の曲率半径を有している。好ましくは、前記前縁端の曲率半径は、前記後縁端の曲率半径よりも大きい。
前記案内静翼は、上述した好ましい形態に限定されず、前記流体の流れ方向を前記回転子ブレードの凹状表面へそらすために、平面形状を含む適切な形状であり得ることは当然に認められるであろう。
しかしながら、平滑な表面及び円形の端を有する前記回転子ブレード及び案内静翼の好ましい形態は、前記エネルギー変換モジュール、及び、前記回転子を回転させるために増量した動作流体が捉えら使用させるので、全体として、タービン、の向上した効率及び動作に関して利益をもたらす。
好ましくは、各回転子は、前記中心のハブに、その近接した端で連結された駆動軸を有し、前記回転子の回転により前記駆動軸の対応する回転が生じ、それにより、その末端が電気発電機に係合し駆動するために使用され得る。いくつかの好ましい実施の形態において、前記第1及び第2エネルギー変換モジュールと関連する駆動軸は、同一の電気発電機を駆動する。ある好ましい形態において、前記電気発電機は、両端を有する発電機である。前記電気発電機は、前記ハウジングの内側フレームに設けられているのが好ましい。
振動する動作流体は、振動するエアフローであるのが好ましい。本発明のある好ましい形態において、前記エアフローは、海洋波エネルギー抽出システムの振動する水円柱、通過する海洋波の下降の上昇に従って振動する振動水円柱(及びそのようなエアフロー)、によって生成される。
しかしながら、前記振動する動作流体は、振動するエアフローに限定されず、特に、振動する水円柱から生成される振動するエアフローに限定されない、ことはその技術の熟練した者によって認められるであろう。例えば、他の好ましい形態において、振動する動作流体は、気体、例えば、蒸気のような適切な圧縮性の流体であり得る。他の実施の形態において、振動する動作流体は、液体、例えば、水のような非圧縮性の流体であり得る。
本発明の第4の局面に従って、振動する動作流体からエネルギーを抽出するタービンであって、
前記動作流体のための流路を画成するハウジングと、
前記ハウジング内に配置された第1エネルギー変換モジュールと、
前記ハウジング内に配置された第2エネルギー変換モジュールと、
前記第1エネルギー変換部が動作可能で前記第2エネルギー変換部が非活動状態である第1構成と、前記第2エネルギー変換部が動作可能で前記第1エネルギー変換部が非活動状態である第2構成と、の間で前記流路の構成を変化させる流れ制御手段と、
を含むタービンを提供する。
本発明の第5の局面に従って、
中心のハブを有する回転子と、
前記ハブまわりに配置され、各ブレードが一般に三日月形又は弓形の断面輪郭を有する複数のブレードと、
を含むタービンを提供する。
各三日月形のブレードは、凹状表面及び凸状表面を含む、収束する凹凸の形態を有しているのが好ましい。好ましくは、前記ブレードは、前記ハブまわりに配置され、凹状表面が前記ブレードの圧力面として構成され、前記凸状表面が前記ブレードの吸引面として構成されるのが好ましい。
好ましくは、各三日月形のブレードの断面輪郭は、各ブレードが実質的に平行な外側先端を有するように、収束している。各ブレードの前記外側先端は、平滑な傾斜の輪郭、又は、そうでなければ、円形の輪郭、鋭利又は尖った端でないもの、を有しているのが好ましい。ある実施の形態において、各外側先端は所定の曲率半径を有している。
各回転子ブレードは、対称であるのが好ましい。
ある実施の形態において、前記タービンは、前記動作流体を前記回転子ブレードの圧力面に向けるために、前記回転子に隣接して配置された複数の案内静翼を有する入口固定子を含んでいる。前記入口案内静翼は、所定又は所望の流れ角度で、前記動作流体を前記回転子ブレードに向けるのが好ましい。前記入口固定子は、前記動作流体の進行又は流路をそらすように適合され、所定方向で関連する回転子の回転を容易にする、ということが認められるであろう。
いくつかの好ましい実施の形態において、前記タービンは、前記回転子から離れるように排出流れを案内するために、前記回転子に隣接して配置された出口固定子を含んでいる。
それらの機能が可逆性を有し、両方向または振動する流体流れで動作し易くなるように、前記入口及び出口固定子は構成されていることが認められるであろう。
いくつかの好ましい実施の形態において、各入口及び出口案内静翼は、反った断面輪郭を有している。好ましくは、各案内静翼の前記反った断面輪郭は、非対称である。各案内静翼は、凹状表面及び凸状表面を有する、非対称の収束する凹凸の形態を有しているのが好ましい。好ましくは、使用中、前記流路が関連する能動的構成であるとき、前記凹状表面が前記動作流体に付帯するように、各案内静翼は配置されている。
各案内は、前縁端、中間部、及び後縁端を有しているのが好ましい。各静翼の前記中間部は、前記後縁端よりも前記前縁端に近いのが好ましい。各前縁端は、平滑な傾斜、または、そうでなければ、円形の輪郭を有しているのが好ましい。好ましくは、各後縁端は、平滑な傾斜、または、そうでなければ、円形の輪郭を有している。各案内静翼の前記前縁及び後縁端は、鋭利又は尖った先端がないのが好ましい。ある好ましい実施の形態において、前記案内静翼の各前縁及び後縁端は、所定の曲率半径を有している。好ましくは、前記前縁端の曲率半径は、前記後縁端の曲率半径よりも大きい。
ある実施の形態において、前記回転子ブレードは、異なる輪郭のブレードと交換可能であり、前記タービンの異なる動作特性を達成してもよい。同様に、前記第1及び第2回転子の案内静翼は、ある実施の形態において、交換可能であり得る。
いくつかの好ましい形態において、前記回転子ブレード及び/又は案内静翼は、各ハブに移動可能に取り付けられている。例えば、ブレード及び/又は案内静翼は、各ハブにヒンジ式又は回転可能に取り付けられ、流体の流れ方向に関して前記ブレードのピッチが変化する。
例のみを用いて、付随する図面を参照して、本発明の好ましい実施形態はここで説明されるであろう。