特許第6075553号(P6075553)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 白元アース株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6075553-発泡性入浴剤用組成物 図000006
  • 特許6075553-発泡性入浴剤用組成物 図000007
  • 特許6075553-発泡性入浴剤用組成物 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6075553
(24)【登録日】2017年1月20日
(45)【発行日】2017年2月8日
(54)【発明の名称】発泡性入浴剤用組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/36 20060101AFI20170130BHJP
   A61K 8/19 20060101ALI20170130BHJP
   A61Q 19/10 20060101ALI20170130BHJP
【FI】
   A61K8/36
   A61K8/19
   A61Q19/10
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2013-132419(P2013-132419)
(22)【出願日】2013年6月25日
(65)【公開番号】特開2015-7006(P2015-7006A)
(43)【公開日】2015年1月15日
【審査請求日】2015年8月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】714008950
【氏名又は名称】白元アース株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100069903
【弁理士】
【氏名又は名称】幸田 全弘
(74)【代理人】
【識別番号】100101166
【弁理士】
【氏名又は名称】斎藤 理絵
(74)【代理人】
【識別番号】100157509
【弁理士】
【氏名又は名称】小塩 恒
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鹿島 健児
【審査官】 ▲高▼ 美葉子
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭54−044013(JP,A)
【文献】 特開2005−082498(JP,A)
【文献】 特開2004−131455(JP,A)
【文献】 特開昭59−070609(JP,A)
【文献】 特開2004−083584(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00−8/99
A61Q 1/00−90/00
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機酸と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩を含有する発泡性入浴剤用組成物において、
前記有機酸は、結晶子径1,300Å以上である結晶子から構成されていること
を特徴とする発泡性入浴剤用組成物。
【請求項2】
前記結晶子径は、
1,300〜3,000Åであること
を特徴とする請求項1に記載の発泡性入浴剤用組成物。
【請求項3】
前記有機酸は、
コハク酸であること
を特徴とする請求項1又は2に記載の発泡性入浴剤用組成物。
【請求項4】
前記発泡性入浴剤用組成物は、
錠剤の形態にあること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発泡性入浴剤用組成物。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれかに記載の発泡性入浴剤用組成物を含有すること
を特徴とする発泡性入浴剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、入浴剤に関するものである。
より詳しくは、浴湯中に炭酸ガスの気泡を発生する発泡性入浴剤用組成物およびこれを含有する発泡性入浴剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
浴湯中に炭酸ガスの気泡を発生させて、温浴効果や、リラックス感、爽快感などを高めるため、炭酸塩と酸を組み合わせた発泡性入浴剤が、特開昭59−70609号公報(特許文献1)で提案されている。
【0003】
しかしながら、前記の発泡性入浴剤は、浴湯へ投入した際に生じる炭酸ガスの発泡により、粘膜刺激性のある有機酸が飛散し、これを吸い込むことによって生じる「むせ」の問題がある。
【0004】
前記問題を解決するため、特定の有機酸を使用することによって、有機酸の飛散を防止した入浴剤が、特開2004−83584号公報(特許文献2)で提案されている。
【0005】
前記特許文献2の固形浴用剤組成物は、有機酸と炭酸塩を含有するものであって、前記有機酸としてリンゴ酸とフマル酸との混合物を用い、かつ前記フマル酸の含有量が組成物全体の2〜10質量%であることを特徴とするものである。
【0006】
この固形浴用剤組成物は、成形性に優れ、しっとりとした使用感を有し、浴場表面状態も良好である、という作用効果を奏するとされている。
【0007】
一方、特開2004−131455号公報(特許文献3)においては、粒径125μm以下の粉末の含有量が10重量%以下であるフマル酸又はコハク酸(成分A)および粒径1μm〜3mmの炭酸塩又は炭酸水素塩成分(B)を含有する粉末又は顆粒状浴用剤が提案されている。
【0008】
この粉末又は顆粒状浴用剤は、浴場に投入した際、有機酸によるむせを生じることがない、という作用効果を奏するとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開昭59−70609号公報(特許請求の範囲)
【特許文献2】特開2004−83584号公報(特許請求の範囲)
【特許文献3】特開2004−131455号公報(特許請求の範囲)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献2に記載された組成物では、コハク酸を用いないで、リンゴ酸とフマル酸との混合物を用い、かつフマル酸の含有量が組成物全体の2〜10質量%となるようにしている。
しかしながら、特許文献2の発明では、成形性が良好であるコハク酸を使用することはできず、使用する有機酸は特定のものに限定されてしまうばかりか、水面からの有機酸の微粉末の飛散を十分に防止できず、「むせ」の防止の点でも不十分であった。
【0011】
特許文献3に記載された浴用剤では、粒径、すなわち一次粒子径が特定の範囲(125μm以下)にある有機酸については、その含有量を限定して用いている。
しかしながら、この有機酸は、その一次粒子はさらに複数の結晶子から構成されているもので、浴湯に溶解した際には、有機酸は、結晶子もしくは結晶子がいくつか集まった単位、すなわち一次粒子よりずっと小さいサイズにまで小さくなって存在することとなる。
【0012】
「むせ」が生じるのは、浴湯に溶解した際に有機酸を構成する最小単位であるこの結晶子が、水面から飛散するためである。
したがって、特定の範囲の粒径(一次粒子径)を有する有機酸について、その含有量を限定しても、必ずしも水面からの有機酸の微粉末の飛散を防止できないため、「むせ」を十分に防止できないという問題があった。
【0013】
この発明はかかる現状に鑑み、発泡性入浴剤用組成物および発泡性入浴剤において、浴湯へ投入した際の炭酸ガスの発泡による有機酸の微粉末の飛散によって「むせ」が生ずるという問題を解決することを目的として検討を行なった。
【0014】
その結果、有機酸と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩を含有する発泡性入浴剤用組成物および発泡性入浴剤において、前記有機酸を、結晶子径1300Å以上である結晶子から構成されているものに特定することによって、上記問題を解決し得ることを見出して、この発明を完成させたものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
すなわち、この発明にかかる請求項1に記載の発明は、
有機酸と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩を含有する発泡性入浴剤用組成物において、
前記有機酸は、結晶子径1,300Å以上である結晶子から構成されていること
を特徴とする発泡性入浴剤用組成物である。
【0016】
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の発泡性入浴剤用組成物において、
前記結晶子径は、
1,300〜3,000Åであること
を特徴とするものである。
【0017】
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の発泡性入浴剤用組成物において、
前記有機酸は、
コハク酸であること
を特徴とするものである。
【0018】
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の発泡性入浴剤用組成物において、
前記発泡性入浴剤用組成物は、
錠剤の形態にあること
を特徴とするものである。
【0019】
さらに、この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の発泡性入浴剤用組成物を含有すること
を特徴とする発泡性入浴剤である。
【発明の効果】
【0020】
この発明の発泡性入浴剤用組成物および発泡性入浴剤は、有機酸と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩を含有し、前記有機酸が、結晶子径1300Å以上である結晶子から構成されているものに特定されている。
このような構成によって、浴湯へ投入した際の炭酸ガスの発泡による有機酸の微粉末の飛散によって生ずる「むせ」が防止される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、この発明の実施の形態における粉体飛散量の測定方法の説明図である。
図2図2は、この発明におけるフィッティングテスターを用いた粉体飛散量の測定フローを示した説明図である。
図3図3は、この発明の実施の形態における浴場への溶解時の粉体飛散量を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明にかかる発泡性入浴剤用組成物および発泡性入浴剤を実施するための形態を、詳細に説明するが、この発明は、これらに限定されるものではない。
【0023】
この発明の発泡性入浴剤用組成物は、特定の有機酸と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩を含有するものである。
【0024】
この発明において、前記有機酸として、結晶子径1,300Å以上、好ましくは1,300〜3,000Å、より好ましくは1,300〜1,800Åである結晶子から構成されているものが選択される。
この発明では、このような特定の有機酸を選択・使用するため、浴湯へ投入した際の炭酸ガスの発泡による有機酸の微粉末の飛散によって生ずる「むせ」が防止される。
【0025】
ここで、この発明の発泡性入浴剤用組成物、すなわち有機酸と、炭酸塩及び/又は炭酸水素塩を含有する発泡性入浴剤用組成物において、前記有機酸を、結晶子径1300Å以上である結晶子から構成されているものに特定して使用した場合の「むせ」の防止のメカニズムについて検討した。
【0026】
従来の入浴剤用組成物においては、有機酸の一次粒子径のみに着目していた。
これは製造工程においては、結晶子の単位まで砕けることはなく、一次粒子が有機酸を構成する最小の単位であるためである。
【0027】
発明者は研究の過程で、浴湯中において、有機酸は一次粒子を構成する結晶子の単位にまで細かくなって存在すること、この結晶子の大きさに起因して「むせ」が発生することを見出した。
すなわち、通常、入浴剤用組成物中においては一次粒子の形態で存在する有機酸が、浴湯に溶解した際には、最小単位である結晶子として存在することになる。
【0028】
この発明においては、有機酸として特定の大きさの結晶子から構成される有機酸を用いている。
したがって、浴湯に溶解した際には、有機酸の個々の結晶子が比較的大きいことから、有機酸は水面から飛散しづらい。
このメカニズムにより、「むせ」の防止効果が発揮されているものと考えられる。
【0029】
前記有機酸としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸等が挙げられる。
コハク酸を選択することが、取り扱い性やコストの面で好ましい。
なお、コハク酸としては、従来の石油化学原料から作られる従来のコハク酸のほか、植物由来原料など、非化石原料から作られるバイオコハク酸も使用可能である。
【0030】
この発明において、前記有機酸の発泡性入浴剤用組成物中の含有量は、炭酸ガス発生量の点から、前記発泡性入浴剤用組成物全体に対して、好ましくは15〜65質量%、より好ましくは20〜50質量%である。
【0031】
前記炭酸塩および前記炭酸水素塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩が挙げられる。
前記炭酸塩および前記炭酸水素塩については、それぞれを単独で使用してもよいし、これらの2種以上を組み合わせて使用してもよい。
【0032】
前記炭酸塩および/または炭酸水素塩の発泡性入浴剤用組成物中の含有量は、炭酸ガス発生量の点から、前記発泡性入浴剤用組成物全体に対して、好ましくは合計で20〜70質量%、より好ましくは合計で20〜65質量%となる量である。
【0033】
なお、この発明において、発泡性入浴剤用組成物ないし発泡性入浴剤は、浴湯に加えたとき、浴湯が弱酸性を呈するようにすることが好ましい。
具体的には、発泡性入浴剤用組成物ないし発泡性入浴剤の0.01質量%水溶液が、温度25℃でpH5〜7になるようにすることが好ましい。
【0034】
この発明において、前記発泡性入浴剤用組成物ないし発泡性入浴剤の形態(剤型)については、特に限定されるものではないが、錠剤、粉末又は顆粒状等が挙げられる。
中でも1回分の使用量が正確で、コンパクトで取り扱い易いことから、錠剤の形態を選択することが好ましい。
【0035】
この発泡性入浴剤用組成物ないし発泡性入浴剤には、さらに、この発明の目的及び効果(「むせ」の防止効果)を阻害しない範囲で通常の入浴剤に用いられる他の成分を適宜添加することができる。
例えば、植物成分、無水ケイ酸等の安定化剤、香料、着色剤、芒硝等の無機塩類、油性成分、界面活性剤、白濁剤、アスパラギン酸ナトリウム等のアミノ酸、保湿剤、溶解剤、各種の抽出液、ビタミン類、ホルモン、抗炎症剤、美白剤、収斂剤、清涼剤等を適宜添加することができる。
なお、前記薬剤については、遊離の状態で使用することができる他、造塩可能なものは酸または塩基の塩の型で、また、カルボン酸基を有するものはそのエステルの型で使用することができる。
【実施例】
【0036】
以下、具体的な実施例によって、この発明の発泡性入浴剤用組成物およびこれを含有する発泡性入浴剤をより詳細に説明する。
なお、この発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0037】
<実施例1および2ならびに比較例1>
[製造例]
各種発泡入浴剤を、下記のように製造した。
【0038】
<製造方法>
下記表1に示されるコハク酸を使用して、下記表2に示される処方に基づき錠剤型の発泡性入浴剤を常法に従って製造し、1錠あたり45gの錠剤型の発泡性入浴剤を得た。
【0039】
なお、各コハク酸の結晶子径については、その測定を以下に示す方法で行った。
【0040】
<測定法>
X線回折装置X’PertPRO MPD(スペクトリス)を用い、X線回折パターンを測定した。
得られたX線回折パターンから、下記Scherrerの式を用いて結晶子サイズを算出した。
各試料における結晶子サイズ解析結果を、表1に示す。
【0041】
<Scherrerの式>
結晶子径D(Å)=(Kλ)/(βcosθ)
但し、上記式において、Kはk=0.9として計算した。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
<評価例1>
上記実施例1および2ならびに比較例1において得られた発泡性入浴剤について、これらの粉体飛散量を、下記測定方法に基づいて測定した。
その結果を、表3および図3に示す。
【0045】
<測定方法>
図1に示されているように、ステンレスタンクに温度約40℃のお湯66.7Lを入れた後、労研式マスクフィッティングテスター(MT・03型)の吸引部を、水面から23cmの高さに固定した。
錠剤1錠(45g)をタンク底面中央に設置したシャーレに投入し、以下の測定条件および測定フローに基づいて、水面からの粉体飛散量の測定を行った。
なお、経過時間と粉体飛散量の関係については、例えば、経過時間が30sのとき、入浴剤を、お湯に投入後0〜30sの間にカウントした粉体の数を示している。
【0046】
<測定条件>
1)吸引流量 :1L/min
2)測定粒子径:0.5 μm以上
3)測定時間 :300秒
【0047】
<測定フロー>
図2に示されているように、
START→ 粒子計測の待ち時間(10s)→ Blankの粒子個数測定(3s)→粒子計測の待ち時間(10s) →湯面からの粒子個数測定(3s) →ENDを1サイクル(約30s)
とし、この操作を10回繰り返すことで、300秒間の粉体飛散量の測定を行った。
なお、粉体飛散量については、下記のように定義した。
【0048】
<粉体飛散量>
粉体飛散量を求める際、飛散粒子のカウント数について、以下のように定義した。
定義1:入浴剤投入前の飛散量は0とした。
定義2:入浴剤投入後以降の飛散量については、
(粉体飛散量)=(実際のカウント値)−(測定期間中での最少カウント値)
とし、測定期間中での最小カウント値を、入浴剤を投入していないときの空気中に飛散している粒子数として、実際のカウント値から差し引き、その値を粉体飛散量とした。
【0049】
【表3】
【0050】
<測定結果>
粉体は、経過時間60sのとき(入浴剤投入後30〜60sのとき)に最も多く飛散していた。
そのピーク値は、
比較例1で得られた入浴剤>実施例2で得られた入浴剤>実施例1で得られた入浴剤
の順であった。
すなわち、実施例1および2で得られた入浴剤と、比較例1で得られた入浴剤における粉体飛散量を比較すると、実施例1及び2で得られた入浴剤の方が粉体飛散量は少なく、特に実施例1で得られた入浴剤の粉体飛散量はきわめて少ない。
したがって、結晶子径が大きい方が粉体の飛散がし辛いということがわかる。
【0051】
<評価例2>
上記実施例1及び2ならびに比較例1における発泡性入浴剤について、下記評価方法および評価基準に基づいて「むせ」の評価を行った。
その結果を、表4に示す。
【0052】
<評価方法>
図1に示されているステンレスタンクに温度約40℃のお湯66.7Lを入れた後、発泡性入浴剤1錠(45g)をタンク底面中央に設置したシャーレに投入した。
男女パネル(計10名)によって、「むせ」、具体的には、錠剤投入後30秒間、ステンレスタンク内の水面から23cmの高さに顔を近づけた時にむせるか否かを、下記基準で評価した。
なお、各評価の平均値を、評価結果とした。
【0053】
<評価基準>
3:全くむせない
2:むせかける
1:むせる
【0054】
【表4】
【0055】
<結 果>
実施例1および2において得られたこの発明の発泡性入浴剤は、いずれも比較例1において得られた発泡性入浴剤よりも「むせ」の防止効果に優れていることが分かる。
したがって、この発明の優れた「むせ」の防止効果は、有機酸を、結晶子径1,300Å以上である結晶子から構成されるものに特定したことによるものであることは明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0056】
この発明は、発泡性入浴剤用組成物およびこれを含有する発泡性入浴剤に関するもので、浴湯へ投入した際の炭酸ガスの発泡による有機酸の微粉末の飛散によって「むせ」が生ずるという問題点を解決したので、入浴剤として幅広く利用されるものである。
図1
図2
図3