(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示は、例えば石膏壁用ボードなどのセメント質の製品を含む製品の製造に用いることができるスラリー分配システムの様々な実施形態を提供する。本開示の原理により構成されたスラリー分配器の実施形態は、
製造プロセスで用いることができ、多相スラリ
ー、例えば水性の発泡石膏スラリーに見出されるような、気相および液相を含有するものなど
を効果的に分配することができる。
【0016】
本開示の原理により構成された分配システムの実施形態は、連続ボード(例えばウォールボード)製造プロセスの間にコンベア上を移動する前進ウェブ(例えば紙またはマット)上にスラリー(例えば水性焼石膏スラリー)を分配するために用いることができる。 1つの態様において、本開示の原理により構成されたスラリー分配システムは、水性焼石膏スラリーを形成するために焼石膏と水とを撹拌するように構成されたミキサに取り付けられた放出ダクトとして、または該放出ダクトの一部として、従来の石膏石壁の製造プロセスにて用いることができる。
【0017】
本開示の原理により構成されたスラリー分配システムの実施形態は、一様な石膏スラリーの(幅方向に沿った)より広い分配を行うことを目的とする。本開示のスラリー分配システムは、石膏壁用ボードを製造するために通常用いられるWSR、および相対的に低いWSRであって相対的に高い粘性率を有するWSRを含む、WSRの範囲を有する石膏スラリーとともに用いるのに適している。さらに、本開示の石膏スラリー分配システムは、非常に高い泡量を有する発泡石膏スラリーを含む水性の発泡石膏スラリーなどの中のスラリーの気液相分離を制御することを支援するために用いることができる。前進ウェブ上
での水性焼石膏スラリーの
拡がりは、本明細書において示し記載するような分配システムを用いて、スラリーを送り、分配することによって制御することができる。
【0018】
本開示の原理により石膏製品を前処理する方法の実施形態は、本開示の原理により構成されたスラリー分配器を用いて、前進ウェブ上に水性焼石膏スラリーを分配することを含むことができる。移動ウェブ上に水性焼石膏スラリーを分配する方法の様々な実施形態を、本明細書に記載する。
【0019】
ここで図に転じると、
図1は、本開示の原理によるスラリー分配器20の1つの実施形態を示す。スラリー分配器20は、1対の供給注入口24、25を含む供給ダクト22と、供給ダクトの供給注入口24、25と流体的に連通し、分配流出口30を含む分配ダクト28と、分配ダクト28の分配流出口30のサイズおよび/または形状を局部的に変更するように構成されたプロファイリングシステム32とを含む。
【0020】
供給ダクト22は、
長手方向軸または
機械方向50に対して実質的に垂直である横軸または幅方向60に沿って実質的に延
在する。第1の供給注入口24は、第2の供給注入口25と間隔を置いて配置される関係にある。第1の供給注入口24および第2の供給注入口25は、実質的に同一の面積を有する開口部34、35の境界を定める。第1および第2の供給注入口24、25の図示する開口部34、35は、両方とも、この例に図示するような円環状断面の形状を有する。他の実施形態において、供給注入口24、25の断面形状は、対象とする用途および当面のプロセス条件に依存して、他の形状をとることができる。第1および第2の供給注入口24、25
は横軸または幅方向60に沿って互いに
反対を向く関係にあ
り、開口部34、35によって境界を定められた横断平面は横軸60に対して実質的に垂直である。
【0021】
供給ダクト22は、第1および第2の入口区間36、37と中間コネクタ区間39とを含む。第1および第2の入口区間36、37は、概して円柱状であり、横軸60に沿って延
在する。第1および第2の供給注入口24、25は、第1および第2の入口区間36、37の遠位端部にてそれぞれ配置され、第1および第2の入口区間36、37と流体的に連通する。
【0022】
連結区間39は、概して円柱状であり、第1および第2の入口区間36、37の双方と流体的に連通する。連結区間39は、第1および第2の供給注入口24、25および分配ダクト28と流体的に連通する供給流出口40の境界を定める。供給流出口40は、第1および第2の供給注入口24、25から、水性焼石膏スラリーの第1のフィード方向90における第1の流れと第2の流れ方向91における第2の流れとをそれぞれ受け入れ、分配ダクト28の中に水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ90、91を導くように構成される。供給流出口40は、第1の供給注入口24と第2の供給注入口25との間の中間に配置される。図示する供給流出口40は、図示する実質的に円柱状の供給ダクト22の弯曲を追従する概して矩形の開口部42の境界を定める。
【0023】
分配ダクト28は、概して
長手方向軸50に沿って延
在し、入口部52および分配流出口30を含む。入口部52は、供給ダクト22の供給流出口40と、したがって、同様に、第1および第2の供給注入口24、25と流体的に連通する。入口部52は、供給ダクト22の供給流出口40から水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ90、91の双方を受け入れるように構成される。分配ダクト28の入口部52は、供給ダクト22の供給流出口40と流体的に連通する分配注入口54を含む。図示する分配注入口54は、供給流出口40の開口部42に対して実質的に対応する開口部56の境界を定める。
【0024】
分配流出口30は、入口部52と、したがって、供給流出口40および第1および第2の供給入口24、25の双方と流体的に連通する。図示する分配流出口30は、概して矩形の開口部62の境界を定める。分配流出口30は、横軸60に沿った所定の距離を延
在する幅、および
長手方向軸50および横軸60に対して互いに垂直である垂直軸55に沿った所定の距離を延
在する高さを有する。分配流出口開口部62は、分配注入口54の開口部56の面積よりも小さい(
図1〜
図3を参照)が、第1および第2の供給入口24、25の開口部34、35の面積の合計よりも大きい面積を有する。
【0025】
スラリー分配器は、水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流90、91が、入口部52を通って分配注入口54から概して分配方向93に沿って分配流出口開口部62に向かって移動するように構成される。図示する分配方向93は、実質的に
長手方向軸50に沿う。
【0026】
プロファイリングシステム32は、板70と、分配流出口30
に隣接する分配ダクト28に板を固定する複数の取り付けボルト72と、板70にねじ的に固定された一連の調整ボルト74、75とを含む。取り付けボルト72は、分配流出口30に隣接する分配ダクト28に板70を固定するために用いられる。板70は、分配流出口30の幅上を実質的に横軸60に沿って延
在する。図示する実施形態において、板70は、角鉄の長さの形状である。他の実施形態において、板70は、異なる形状を有することができ、異なる物質を含むことができる。さらに別の実施形態において、プロファイリングシステム32は、他の部品および/または追加部品を含むことができる。
【0027】
分配流出口30の境界を定める分配ダクト28の一部は、その形状が例えば調整ボルト74、75などによって、横の幅方向60のその幅に沿って可変であるように構成されるように、弾性的な可撓性材料から作られる。調整ボルト74、75は、分配流出口30の幅にわたって横軸60に沿って互いに規則的に間隔を置いて配置される関係ある。調整ボルト74、75は、板70とねじ式に係合される。調整ボルト74、75は、分配流出口30のサイズおよび/または形状を局部的に変更するために独立して調整可能である。
【0028】
図2を参照すると、供給ダクト22は、実質的に横軸60に沿って延
在する。第1および第2の供給入口24、25は、供給ダクト22の遠位端部76、77に配置される。供給流出口40は、実質的に横軸60に沿って延
在し、横軸60に沿った中心中間点78を含む。供給流出口40は、第1の供給注入口24と第2の供給注入口25との間の中間に配置される。第1および第2の供給入口24、25を通じてスラリーの実質的に同一の流れをもたらすのを支援するために、供給流出口40を、このような(第1の供給注入口24が供給流出口40の中心中間点78から第1の距離D
1を配置され、第2の供給注入口25が供給流出口40の中心中間点78から第2の距離D
2を配置されるように、第1の供給注入口24と第2の供給注入口25との間に中間に配置することができ、第1の距離D
1と第2の距離D
2とは実質的に等しい。他の実施形態において、第1の距離D
1は第2の距離D
2と異なり得る。
【0029】
第1および第2の供給入口24、25、および第1および第2の入口区間36、37は、
長手方向軸または
機械方向50に対して供給角(feed angle)θで配置される。図示する実施形態において、供給角は、約90°である。他の実施形態において、第1および第2の供給入口24、25を、
機械方向50に対して異なる方式で配置することができる。
【0030】
1対のインサートブロック81、82を、1対の側壁84、85の境界を定めるために、分配ダクト28の内部に設けることができる。各側壁84、85は、
長手方向軸50と実質的に平行な
長手方向部分86と、先細り部分87とを含むことができる。側壁84、85の
長手方向部分86は、分配流出口30と隣接して配置される。側壁84、85の先細り部分87は、入口部52と隣接して配置され、分配注入口54から分配流出口30に向う方向に横方向に内側に収斂する。側壁84、85の表面を通過する第1および第2の供給入口24、25からの水性焼石膏スラリーの複合流90、91の流れを促進するように、側壁84および85の形状を構成することができる。
【0031】
いくつかの実施形態において、インサートブロック81、82が、異なる形状を有する他の少なくとも1対のインサートブロックに交換可能な分配ダクト28の内部に着脱可能に固定され、それによって分配ダクト28に対する異なる内面の形状の境界を定めるように、インサートブロック81、82を構成することができる。他の実施形態において、第1および第2の供給入口24、25からの水性焼石膏スラリーの複合流の端が、側壁84、85の表面を通りすぎて流れるように、側壁84、85からの流れの分離を抑止するために、側壁84、85の形状を変更することができる。他の実施形態において、他の構造部材によって側壁84、85の境界を定めることができる。
【0032】
使用時において、水性焼石膏スラリーの第1の流れは、第1の供給方向90に移動して第1の供給注入口24を通過し、水性焼石膏スラリーの第2の流れは、第2の供給方向91に移動して第2の供給注入口25を通過する図示する第1の供給方向90および第2の供給方向91は、互いに対向する関係にあり、両方とも横軸60と実質的に平行である。カバーシート材料のウェブが移動する
機械方向92と実質的に一致する
長手方向軸50に沿って延
在するように、分配ダクト28を配置することができる。
長手方向軸50は、横軸60、および第1および第2の供給方向90、91に対して実質的に垂直である。水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ90、91は、水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流90、91が、概して
長手方向軸50および
機械方向92の方向に沿って分配方向93に分配流出口30を通過するように、スラリー分配器20内で複合される。
【0033】
スラリー分配器20から分配される水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流90、91の流れの形を局部的に変化させるように、分配流出口30のサイズおよび/または形状を変更するように、プロファイリングシステム32を構成することができる。例えば、中央線の調整ボルト75は、幅方向60におけるスラリーの流れの均一性を向上させるだけでなく
、容易に
広がるようにするために、
長手方向軸50から離れた両方向の幅方向60のエッジ流れ角を増加させるために分配流出口30の横の中心中間点94を締めつけるために、下方へ締めることができる。
【0034】
図3を参照すると、分配流出口30の開口部62は、概して矩形である。図示する分配流出口30は、24インチの幅W
1と、1インチの高さH
1とを有する。この
矩形領域は、350フィート毎分(fpm)の公称作業ライン速度で移動カバーシートを前進させる製造ライン上での使用のためにモデル化された。他の実施形態において、異なるサイズおよび/または形状を有する分配流出口を、350fpmの公称作業速度で、製造ライン上で用いることができる。さらに別の実施形態において、分配流出口の開口部のサイズおよび/または形状は、特にその操作特性に基づいた所定の
ライン上の所望の結果をもたらすために変更することができるし、または、異なるライン速度およびオペレーティングパラメータに応じた製造ライン上での使用のために変更することができる。
【0035】
分配流出口30は、実質的に横軸60に沿って延
在する。分配流出口30は、分配注入口54よりも、横軸60に沿って狭い。第1の供給注入口24および第2の供給注入口25が分配流出口30を横切る中心中間点94からの実質的に同一の距離D
1、D
2に配置されるように、分配流出口30は、第1の供給注入口24と第2の供給注入口25との間の中間に配置される。分配流出口30は、その形状および/またはサイズが、例えば調整ボルト74、75などによって、横軸60に沿って可変であるように構成されるように、弾性的な可撓性材料から作られる。
【0036】
横軸60に沿った分配流出口30の形状および/またはサイズを変更し、且つ新しい形状における分配流出口30を維持するために、プロファイリングシステム32を用いることができる。板70が新しい形状に分配流出口30を促す際に調整ボルト74、75によって行われる調整に呼応して、調整ボルト74、75によって加えられた反力に耐え得るように、板70を適切で強固な物質から作ることができる。プロファイリングシステム32は、分配ダクト28からのスラリーの流出パターンがより一様になるように、分配流出口30から放出される(例えば異なるスラリー密度および/または異なる供給注入口速度の結果としての)スラリーの流れプロファイルにおける変化を安定させるのを支援するために用いることができる。
【0037】
他の実施形態において、隣接する調整ボルト間の間隔が変化するように、調整ボルトの数を変更することができる。分配流出口30の幅が異なる他の実施形態において、隣接するボルトの所望の間隔を得るために、調整ボルトの数も変更することができる。さらに他の実施形態において、隣接するボルト間の間隔は、例えば、分配流出口30の側端面97、98にて、さらに大きく局部的に変化する制御を提供するために、横軸60に沿って変更することができる。
【0038】
図4を参照すると、分配ダクト28は、入口部52と流体的に連通する収斂部102を含む。収斂部102は、隣接領域において適用された局所剪断に関連して収斂部102を通過する水性焼石膏スラリーの流れに対して適用された局所剪断を増加させるのに効果的な隣接領域の高さよりも小さい高さを有することができる。収斂部102は、底面104および最上面105を含む。最上面105は、最上面105が、入口部52に隣接する最上面105の第1の端107における底面104から第1の高さH
2、およびに分配流出口30に隣接する最上面105の第2の端108における底面104から第2の高さH
3に配置されるように、底面104に対して傾けられ間隔を置いて配置された関係にある。第1の高さH
2は、第2の高さH
3よりも高い(
図5も参照)。
【0039】
収斂部102および分配流出口30の高さH
1は、より一層の流れの安定性のために、分配ダクト28から分配される水性の焼石膏の複合流の平均速度を加速するのを支援するように相互に協働することができる。分配流出口30の高さおよび/または幅を、分配するスラリーの平均速度を調整するために変更することができる。
【0040】
図示する供給ダクト22は、中空、概して円筒状パイプである。図示する供給注入口の開口部34および35は、350fpmの公称ライン速度で用いるために、約3インチの径φ
1を有する。他の実施形態において、供給注入口の開口部34、35のサイズを変更することができる。一般的原理として、供給注入口の開口部34、35のサイズは、公称のライン速度に応じて変更することができることが想定される。
【0041】
図5を参照して、
プロファイリングシステムを取り外した状態のスラリー分配器20
を示
す。他の実施形態において、供給ダクト22は、他の形状を有することができるし、供給注入口24、25は、異なる断面の形状を有することができる。さらに別の実施形態において、供給ダクト22は、横軸60上のその長さに沿って変化する断面形状を有することができる。同様に、他の実施形態において、分配ダクト28および/または分配流出口30は、異なる形状を有することができる。
【0042】
供給ダクト22および分配ダクト28は、任意の適した材料を含むことができる。いくつかの実施形態において、供給ダクト22および分配ダクト28は、任意の適した実質的に剛性の材料を含むことができる。例えば、適当に硬質なプラスチックまたは金属を、供給ダクト22用に用いることができ、適当に弾性的な可撓物質を、供給ダクト22用に用いることができる。
【0043】
分配流出口の開口部の幅および/または高さを、異なる動作条件の他の実施形態にて変更することができることが想定される。概して、本明細書に開示されるようなスラリー分配器のための様々な実施形態の最大寸法は、製造される製品の種類、例えば、製作される製品の厚さおよび/または幅、用いる製造ラインの速度、分配器を通じてのスラリーの堆積速度、スラリーの粘性率、および同種のものに応じて拡大または縮小され得る。例えば、ウォールボードの製造プロセスで使用される分配流出口の横軸に沿った幅(通常は高々54インチの公称幅において設けられる)は、いくつかの実施形態において約8から約54インチまでの範囲内、他の実施形態において約18インチから約30インチまでの範囲内であり得る。分配流出口の高さは、いくつかの実施形態において約3/16インチから約2インチまでの範囲内、他の実施形態において約3/16インチから約1インチの間であり得る。流出口開口部の矩形の高さに対する矩形の幅の比は、約4以上、他の実施形態において約8以上、いくつかの実施形態において約4から約288まで、他の実施形態において約9から約288まで、他の実施形態において約18から約288まで、およびさらに別の実施形態において約18から約160までであり得る。
【0044】
本開示の原理により構成されたスラリー分配器は、任意の好適な材料を含むことができる。いくつかの実施形態において、スラリー分配器は、例えば、流出口のサイズおよび形状を、プロファイルシステムを用いて変更することを可能にする適切な物質を含むことができる、任意の適切な実質的に硬質材料を含むことができる。例えば、極めて高い分子量(UHMW)のプラスチックまたは金属容器などの適切な硬質プラスチックを用いることができる。他の実施形態において、本開示の原理により構成されたスラリー分配器は、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)またはウレタンを含む、適切な軟質プラスチック物質などの可撓性材料から作ることができる。
【0045】
本開示の原理によりスラリー分配器を構成させるための任意の適切な技術を用いることができる。例えば、PVCまたはウレタンなどの可撓性材料からスラリー分配器が作られる実施形態において、数個構成金型を用いることができる。数個構成金型の外表面は、スラリー分配器の内部の流れ形状の境界を定めることができる。数個構成金型は、例えばアルミニウムなどの任意の適切な材料から作ることができる。金型は、PVCまたはウレタンなどの可撓性材料の加熱溶液に浸すことができる。その後、浸された材料からモールドを取り除くことができる。
【0046】
所望の形状を
もたらすよう相互に
噛み合うように設計した複数の個別のアルミニウム片で金型を作ることによって、金型ピース
を、互いに
分離させ、
且つ、溶液がまだ温かい間に
そこから引き抜くことができる。十分な高温
では、可撓性材料は、切り離さずに、成型されたスラリー分配器の小さな領域を通
して、より大きな金型ピース
を引き
抜けるよう十分に柔軟である。いくつかの実施形態において、金型ピース面積は、約115%、他の実施形態においては約110%、または
、金型ピースが
除去中に引き抜かれる成型スラリー分配器の
領域未満である
。接合におけるフラッシュが低減され、
また、成型スラリー分配器の内部からの金型の除去間に数個構成金型を分解するためにボルトを除去することができる
ように、継手ボルトは、金型ピースを連結し整列させるように配置することができる。
【0047】
本開示の別の態様によれば、石膏スラリーの混合および
分配アセンブリは、本開示の原理によって構成されたスラリー分配器を含むことができる。水性焼石膏スラリーを形成するために水と焼石膏とを撹拌するように構成された石膏スラリーミキサと流体的に連通するスラリー分配器を配置することができる。1つの実施形態において、スラリー分配器は、石膏スラリーミキサから水性焼石膏スラリーの第1の流れおよび第2の流れを受け入れ、且つ前進ウェブ上に水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れを分配するように構成される。
【0048】
本開示の原理によって構成された石膏スラリー分配器は、形成テーブル上を移動するカバーシート材料のウェブ上
で高粘着性/低WSRの石膏スラリー
が広がることを容易にするために、水性焼石膏スラリーの広い幅方向の分配を供給するのを支援するために用いることができる。同様に、スラリーの気液相分離を十分に抑止するのを支援するために、石膏スラリー分配システムを用いることができる。
【0049】
スラリー分配器は、当該技術分野において周知のような、従来の石膏スラリーミキサ(例えばピンミキサ)の放出ダクトの一部を含む(または、その放出ダクトとして機能する)ことができる。スラリー分配器は、従来の放出ダクトの構成部品とともに用いることができる。例えば、当該技術分野において周知のような、または特許分配3〜6に記載の放出ダクト設備のスラリー分配器を、ゲート・キャニスター・ブート設備の構成部品とともに用いることができる。
【0050】
本開示の原理により構成されたスラリー分配器を、好ましくは、既存のウォールボード製造システムにおけるレトロフィットとして構成することができる。好ましくは、従来の放出ダクトにおいて用いられる従来の単一または複数のブランチのブートと置き換えるために、スラリー分配器を用いることができる。この石膏スラリー分配器は、遠位の
分配口またはブートの代わりとして、例えば、特許文献4または5に示すものなどの既存のスラリー放出ダクト設備に改造され得る。但し、いくつかの実施形態において、スラリー分配器は、その代わりに、1つ以上のブート流出口に取り付けられてもよい。
【0051】
図6を参照すると、石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ110の1つの実施形態は、スラリー分配器120と流体的に連通する石膏スラリーミキサ112を含む。石膏スラリーミキサ112は、水性焼石膏スラリーを形成するために水と焼石膏とを撹拌するように構成される。当該技術分野内に周知のように、水と焼石膏との両方を、1つ以上の注入口を介してミキサ112に供給することができる。任意の適切なミキサをスラリー分配器とともに用いることができる。
【0052】
スラリー分配器120は、石膏スラリーミキサ112と流体的に連通する。スラリー分配器120は、石膏スラリーミキサ112から水性焼石膏スラリーの第1の流れを受け入れるように構成された第1の供給注入口124と、石膏スラリーミキサ112から水性焼石膏スラリーの第2の流れを受け入れるように構成された第2の供給注入口125と、第1および第2の供給入口124、125の双方と流体的に連通する分配流出口130とを含み、水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れが分配流出口130を通ってスラリー分配器120から放出するように構成される。
【0053】
スラリー分配器120は、分配ダクト128と流体的に連通する供給ダクト122を含む。供給ダクトは、概して横軸60に沿って延
在する。そして、供給ダクトは、第1の供給注入口124と、第1の供給注入口124に対して間隔を置いて配置された関係にて配置された第2の供給注入口125と、第1の供給注入口124および第2の供給注入口125と流体的に連通する供給流出口140とを含む。分配ダクト128は、概して
長手方向軸60に対して実質的に垂直である
長手方向軸50に沿って延
在し、入口部152および分配流出口130を含む。入口部152は、入口部152が供給ダクト122の供給流出口140から水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れの双方を受け入れるように構成されるように、供給ダクト122の供給流出口140と流体的に連通する。分配流出口130は、入口部152と流体的に連通する。分配ダクト128の分配流出口130は、横軸60に沿って所定の距離を延
在する。スラリー分配器120は、
図1のスラリー分配器と他の点で類似し得る。
【0054】
送出導管114は、石膏スラリーミキサ112とスラリー分配器120との間に配置され、石膏スラリーミキサ112およびスラリー分配器120と流体的に連通する。送出導管114は、メインの送出トランク115と、スラリー分配器120の第1の供給注入口124と流体的に連通する第1の送出ブランチ117と、スラリー分配器120の第2の供給注入口125と流体的に連通する第2の送出ブランチ118とを含む。メインの送出トランク115は、第1および第2の送出ブランチ117、118の双方と流体的に連通する。他の実施形態において、第1および第2の送出ブランチ117、118は、石膏スラリーミキサ112と独立して流体的に連通することができる。
【0055】
送出導管114は、任意の適切な材料から作ることができ、異なる形状を有することができる。いくつかの実施形態において、送出導管は、可撓ダクトを含むことができる。
【0056】
水性発泡体供給ダクト121は、石膏スラリーミキサ112と送出導管114とのうちの少なくとも1つと流体的に連通することができる。供給源からの水性発泡体は、ミキサ112の下流の任意の好適な位置にて発泡体供給ダクト121を通じて構成材料に追加することができる、および/または、スラリー分配器120に供給される泡立った石膏スラリーを形成するためにミキサ112自身内に追加することができる。図示する実施形態において、発泡体供給ダクト121は、石膏スラリーミキサ112の下流に配置される。図示する実施形態において、水性発泡体供給ダクト121は、例えば特許文献4に記載されるような、送出導管114に連結された噴射リングまたはブロックに発泡体を供給するための連成設備を有する。
【0057】
他の実施形態において、1つ以上の二次的な発泡体供給ダクトを、ミキサと流体的に連通して備えることができる。さらに他の実施形態において、水性発泡体供給ダクトは、石膏スラリーミキサのみと流体的に連通することができる。当業者によって十分に理解されるように、アセンブリにおけるその相対的な位置を含む石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ110内の石膏スラリー内に水性発泡体を導入するための手段は、その意図する目的に適合するボードを製作するために、石膏スラリー内の水性発泡体の均一分散を供給するために変更および/または最適化され得る。
【0058】
泡立った石膏スラリーが
固まり乾燥させられるとき、スラリー内に分散した発泡体は、ウォールボードの総合密度を引き下げるように作用するエアーボイドをその中に生成する。発泡体の量および/または発泡体における空気の量は、結果として生じるウォールボード製品が所望の重量範囲内にある
ように、乾燥したボード密度を調整するために変更することができる。
【0059】
任意の適切な泡立て剤を用いることができる。好ましくは、水性発泡体は、泡立て剤と水との混合物の流れが泡発生器に対して向けられる、連続する方式で生成され、結果として得られる水性発泡体の流れは、生成器を離れて、焼石膏スラリーに向けられて混合される。例えば、好適な泡立て剤のいくつかの例は、特許文献1および2に記載される。
【0060】
1つ以上の流れ変更部品(flow−modifying element)123は、送出導管114と連結され、且つ石膏スラリーミキサ112からの水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れを制御するように構成されることができる。流れ変更部品123を、水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れの動作特性を制御するために用いることができる。
図6の図示する実施形態において、流れ変更部品123は、メインの送出トランク115に連結される。適切な流れ変更部品の例は、例えば特許文献3〜6に記載されたものを含む、ボリュームレストリクタ、減圧弁、コンストリクターバルブ、およびキャ二スターなどを含む。
【0061】
図7を参照すると、石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ210の別の実施形態を示す。石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ210は、スラリー分配器220と流体的に連通する石膏スラリーミキサ212を含む。石膏スラリーミキサ212は、水性焼石膏スラリーを形成するために水と焼石膏とを撹拌するように構成される。スラリー分配器220は、
図1のスラリー分配器120と構造的に類似し得る。
【0062】
送出導管214は、石膏スラリーミキサ212とスラリー分配器220との間に配置され、石膏スラリーミキサ212およびスラリー分配器220と流体的に連通する。送出導管214は、メインの送出トランク215と、スラリー分配器220の第1の供給注入口224と流体的に連通する第1の送出ブランチ217と、スラリー分配器220の第2の供給注入口225と流体的に連通する第2の送出ブランチ218とを含む。
【0063】
メインの送出トランク215は、石膏スラリーミキサ212と第1および第2の送出ブランチ217、218の双方と間に配置さ、石膏スラリーミキサ212と第1および第2の送出ブランチ217、218の双方と流体的に連通する。水性発泡体供給ダクト221は、石膏スラリーミキサ212と送出導管214とのうちの少なくとも1つと流体的に連通することができる。図示する実施形態において、水性発泡体供給ダクト221は、送出導管214のメインの送出トランク215に連結される。
【0064】
第1の送出ブランチ217は、石膏スラリーミキサ212とスラリー分配器220の第1の供給注入口224と間に配置され、石膏スラリーミキサ212およびスラリー分配器220の第1の供給注入口224と流体的に連通する。少なくとも1つの第1の流れ変更部品223は、第1の送出ブランチ217に連結され、石膏スラリーミキサ212からの水性焼石膏スラリーの第1の流れを制御するように構成される。
【0065】
第2の送出ブランチ218は、石膏スラリーミキサ212とスラリー分配器220の第2の供給注入口225と間に配置され、石膏スラリーミキサ212およびスラリー分配器220の第2の供給注入口225と流体的に連通する。少なくとも1つの第2の流れ変更部品227は、第2の送出ブランチ218に連結され、石膏スラリーミキサ212からの水性焼石膏スラリーの第2の流れを制御するように構成される。
【0066】
第1および第2の流れ変更部品223、227を、水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れの動作特性を制御するために操作することができる。第1および第2の流れ変更部品223、227は、独立して動作可能になり得る。いくつかの実施形態において、所定の時間において、第1のスラリーがスラリーの第2の流れよりも速い平均速度を有し、別の時点において、第1のスラリーが第2のスラリーの流れよりも遅い平均速度を有するように、反対の方式で比較的遅い平均速度と比較的速い平均速度と間で交互になるスラリーの第1および第2の流れを送り出すために、第1および第2の流れ変更部品223、227を作動させることができる。
【0067】
当業者が十分に理解するように、カバーシート材料のウェブの一方または両方は、ウェブ
分野の技術
で大抵の場合スキムコートと呼ばれ
る非常に薄く
(コアを含む石膏スラリーに対して)相対的に緻密
な石膏スラリーの層、および/または、必要に応じて生成
されるウェブのエッジ
での少なくとも1つのより緻密
な石膏スラリーの流れにより前もって処理することができる。そのために、ミキサ212は、スラリー分配器に対して送り出された水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れよりも比較的緻密である緻密水性焼石膏スラリーの流れ(すなわち「フェース・スキムコート/ハードエッジストリーム」(face skim coat/hard edge stream))を堆積させるように構成された第1の補助ダクト229を含む。第1の補助ダクト229は、カバーシート材料の移動ウェブに対してスキムコート層を加え、且つ当該技術分野において周知である移動ウェブの幅未満であるローラ231の幅により移動ウェブの周囲におけるハードエッジの境界を定めるように構成されるスキムコートローラ231の上流にカバーシート材料の移動ウェブ上のフェース・スキムコート/ハードエッジストリームを堆積させることができる。ハードエッジは、ウェブに対して緻密層を加えるために用いられるローラの端部の周囲
に緻密スラリーの一部を
向けることによって、薄い緻密層を形成するのと同じ緻密スラリーから形成することができる。
【0068】
ミキサ212は、また、スラリー分配器に対して送り出され
る水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れよりも比較的緻密である緻密水性焼石膏スラリーの流れ(すなわち「バック・スキムコートストリーム」)を堆積させるように構成された第2の補助ダクト233を含むことができる。第2の補助ダクト2
33は、当該技術分野において周知であるカバーシート材料の第2の移動ウェブに対してスキムコート層を加えるように構成されるスキムコートローラ237の(第2のウェブの移動方向の)上
流でカバーシート材料の第2の移動ウェブ上にバック・スキムコートストリームを堆積させることができる(
図8も参照)。
【0069】
他の実施形態において、カバーシート材料の移動ウェブに対して1つ以上の個別のエッジ流れを送り出すために、個別の補助ダクトをミキサに接続することができる。スラリー内の発泡体を機械的に分解するによって、および/または、好適な消泡剤の使用を通じて発泡体を化学的に分解することなどによって、スラリーをより緻密にそこに作ることを支援するために、(補助ミキサなどの)他の好適な機器を補助ダクト内に備えることができる。
【0070】
さらに他の実施形態において、第1および第2の送出ブランチは、各々、スラリー分配器に送り出された水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れの中に水性発泡体を独立して導入するようにそれぞれ構成される発泡体供給ダクトをその内部に含むことができる。さらに別の実施形態において、本開示の原理により構成されたスラリー分配器の第1および第2の供給入口にスラリーの独立した流れを供給するために、複数のミキサを備えることができる。他の実施形態も可能であることは十分に理解されるだろう。
【0071】
図8を参照すると、石膏壁用ボード製造ラインのウェットエンド311の例示的な実施形態を示す。ウェットエンド311は、スラリー分配器320を含む石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ310と、スラリー分配器320の上流に配置され、カバーシート材料の第1の移動ウェブ339がその間に配置されるように形成テーブル338上に支持されたハードエッジ/フェース・スキムコートローラ331と、カバーシート材料の第2の移動ウェブ343がその間に配置されるように支持部品341上に配置されたバックスキムコートローラ337と、プレフォームを所望の厚さに形成するように構成された形成ステーション345とを含む。スキムコートローラ331、337、形成テーブル338、支持部品341、および形成ステーション345は、すべて、当該技術分野において周知のような、それらの意図する目的に適した従来の機器を含むことができる。ウェットエンド311は、当該技術分野において周知のような、他の従来の機器を装備することができる。
【0072】
本開示の別の態様において、本開示の原理により構成されたスラリー分配器を、様々な製造プロセスにおいて用いることができる。例えば、1つの実施形態において、スラリー分配システムを、石膏製品を前処理する方法において用いることができる。スラリー分配器を、第1の前進ウェブ339上に水性焼石膏スラリーを分配するために用いることができる。
【0073】
水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ347、348を形成するために、水および焼石膏をミキサ312内で混合することができる。いくつかの実施形態において、水および焼石膏は、連続的に約0.5から約1.3までの水対焼石膏比、他の実施形態においては約0.75以下の水対焼石膏比で、ミキサに対して追加することができる。
【0074】
石膏ボード製品は、典型的には、前進ウェブ339が、完成したボードの「フェース」カバーシートとして機能するように、「
表を下(face down)」に形成される。フェース・スキムコート/ハードエッジストリーム349(水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れの少なくとも1つに比べて、より緻密の水性焼石膏スラリーの層)は、第1のウェブ339にスキムコート層を適用し、ボードのハードエッジの境界を定めるために、
機械方向392に対して、ハードエッジ/フェース・スキムコートローラ331の上流の第1の移動ウェブ339に適用することができる。
【0075】
水性焼石膏スラリーの第1の流れ347および第2の流れ348は、第1の供給注入口324およびスラリー分配器320の第2の供給注入口325をそれぞれ通過する。第1の供給注入口324および第2の供給注入口325は、スラリー分配器320の対向する側面上に、それぞれ配置される。水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ347、348は、スラリー分配器320内で複合される。水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ347、348は、最小限のスラリーの気液相分離を受けて、またはスラリーの気液相分離を実質的に受けずに、および実質的に渦流路(vortex flow path)を経ずに、
層流(streamline flow)の方式でスラリー分配器320を通って流路に沿って移動する。
【0076】
第1の移動ウェブ339は、
長手方向軸50に沿って移動する。水性焼石膏スラリーの第1の流れ347は、第1の供給方向90に移動して第1の供給注入口324を通過し、水性焼石膏スラリーの第2の流れ348は、第1の供給方向90
と反対の関係にある第2の供給方向91に移動して第2の供給注入口325を通過する。第1および第2の供給方向90、91は、
長手方向軸50に対して実質的に垂直である横軸60と実質的に平行である(
図2も参照)。
【0077】
カバーシート材料の第1のウェブ339が移動する
機械方向392と実質的に一致するか
長手方向軸50に沿って延
在するように、分配ダクト328を配置する。好ましくは、(横軸/幅方向に沿った)分配流出口330の中心中間点は、第1の移動カバーシート339の中心中間点に実質的に一致する。水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ347、348は、水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流351が、概して
長手方向軸50に沿って分配方向93に分配流出口330を通過するようにスラリー分配器320内で複合される。
【0078】
いくつかの実施形態において、分配ダクト328は、形成テーブルに沿って移動する第1のウェブ339の
長手方向軸50および横軸60によって境界を定められる平面と実質的に平行に配置される。他の実施形態において、分配ダクトの入口部は、第1のウェブ339に対して、分配流出口330よりも低くまたは高く垂直に配置することができる。
【0079】
水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流351は、第1の移動ウェブ339上のスラリー分配器320から放出される。フェース・スキムコート/ハードエッジストリーム349は、第1の移動ウェブ339上
にスラリー分配器320から水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ347、348が放出される
機械方向392
における第1の移動ウェブ339の移動方向に対し
て上流の地点
でミキサ312から堆積されることができる。水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流347および348は、第1の移動ウェブ339上に堆積したフェース・スキムコート/ハードエッジストリーム349の「流失(washout)」
(すなわち、堆積したスキムコート層の一部分がその上に堆積するスラリーの衝突に呼応して、移動ウェブ339上のその位置から移動される状況)を阻止することを支援するために、従来のブート設計に比べて、幅方向に沿って単位幅当たりの低減した推進力によりスラリー分配器から放出することができ
る。
【0080】
スラリー分配器320の第1および第2の供給入口324、325をそれぞれ通過した水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ347、348を、少なくとも1つの流れ変更部品323とともに選択的に制御することができる。例えば、いくつかの実施形態において、水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ347、348は、第1の供給注入口324を通過する水性焼石膏スラリーの第1の流れ347の平均速度、および第2の供給注入口325を通過する水性焼石膏スラリーの第2の流れ348の平均速度を変更するように、選択的に制御される。
【0081】
他の実施形態において、水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ347、348の平均速度は、比較的高速い速度と比較的遅い速度との間を交互に振れる方式で変更される。このように、ある時点において、第1の供給注入口324を通過する水性焼石膏スラリーの第1の流れ347の平均速度は、第2の供給注入口325を通過する水性焼石膏スラリーの第2の流れ348の平均速度よりも速く、別の時点において、第1の供給注入口324を通過する水性焼石膏スラリーの第1の流れ347の平均速度は、第2の供給注入口325を通過する水性焼石膏スラリーの第2の流れ348の平均速度よりも遅い。
【0082】
水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流351は、分配流出口320を通ってスラリー分配器320から放出される。分配流出口320は、横軸60に沿って延
在する幅を有し、分配流出口330の幅に対するカバーシート材料の第1の移動ウェブ339の幅の比が、約1:1と約6:1と含み且つ約1:1から約6:1の間の範囲内にあるような大きさで作られる。スラリー分配器320から
機械方向392に沿って移動するカバーシート材料の移動ウェブ339の速度に対する、放出する水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流351の平均速度の比は、いくつかの実施形態においては約2:1またはそれ以下、他の実施形態においては約1:1から約2:1までになり得る。
【0083】
スラリー分配器320から放出する水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流351は、移動ウェブ339上に
拡がりパターンを形成する。分配流出口330のサイズおよび形状の少なくとも1つを、調整することができ、
これにより、今度は、拡がりパターンを変更することができる。
【0084】
したがって、スラリーは、供給ダクト322の供給注入口324、325の双方に供給され、その後、調整可能な間隙をもつ分配流出口330を通って出る。収斂部402は、不要な
出口効果を低減し、且つ自由表面(free surface)における流れの安定性をさらに向上させるために、スラリー速度のわずかな増加を提供することができる。横方向の流れの変化および/または任意の局所変化は、プロファイリングシステム332を用いた放出流出口330において、幅方向(CD)のプロファイリング制御を行うことによって低減することができる。この分配システムは
、スラリー内のスラリーの気液分離を阻止することを支援することができ
、これにより、より一様で且つよりばらつきのない材料が形成テーブル338に送り出される。いくつかの実施形態において、供給ダクト322の供給注入口324、325におけるスラリー速度は、形状自体の内部の積層の確率を低減するのを支援するために、比較的速い平均速度と比較的遅い平均速度との間で周期的に振れることができる(ある時点において、一方の注入口は、他方の注入口よりも高い速度を有し、その後、所定の時点において、逆の場合も同様である)。
【0085】
バック・スキムコートストリーム353(水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ347、348の少なくとも1つに比べて、より緻密である水性焼石膏スラリーの層)を、第2の移動ウェブ343に加えることができる。バックスキムコートローラ337の第2の移動ウェブ343の移動方向に対して上流の地点にて、バック・スキムコートストリーム353を、ミキサ312から堆積することができる。
【0086】
図9を参照すると、本開示の原理によるスラリー分配器420の別の実施形態を示す。
図9に示すスラリー分配器420の内部の流動形状は、
図12に示すものと同一であり、スラリー分配器420のこの実施形態のために、
図12もまた参照するべきである。スラリー分配器420は、第1および第2の供給入口424、425を有する供給ダクト422と、供給ダクト428と流体的に連通し、且つ分配流出口430を含む分配ダクト428とを含む。分配ダクト428の分配流出口430のサイズを局部的に変更するように構成されたプロファイリングシステム32(
図1を参照)も備えることができる。
【0087】
供給ダクト422は、概して
長手方向軸または
機械方向50に対して実質的に垂直である横軸または幅方向60に沿って延
在する。第1の供給注入口424は、第2の供給注入口425と間隔を置いて配置される関係にある。第1の供給注入口424および第2の供給注入口425は、実質的に同一の面積を有するそれぞれの開口部434、435の境界を定める。第1および第2の供給注入口424、425は
、横軸または幅方向60に沿って互いに
反対を向く関係にあ
り、開口部434、435によって境界を定められた断面平面は横軸60に対して実質的に垂直である。第1および第2の供給注入口424、425の図示する開口部434、435は、両方とも、円環状断面の形状を有する。他の実施形態において、第1および第2の供給入口424、425の開口部434、435の断面形状は、対象とする用途および当面のプロセス条件に依存して、他の形状をとることができる。
【0088】
供給ダクト422は、第1および第2の入口区間436、437と、第1および第2の入口区間436、437との間に配置された、分岐した連結区間439を含む。第1および第2の入口区間436、437は、概して円柱状であり、それらが
長手方向軸50および横軸60によって境界を定められた平面57と実質的に平行なように横軸60に沿って延
在する。第1および第2の供給注入口424、425は、第1および第2の入口区間436、437の遠位端部にそれぞれ配置され、第1および第2の入口区間436、437と流体的に連通する。
【0089】
他の実施形態において、第1および第2の供給入口424、425および第1および第2の入口区間436、437を、
長手方向軸50および横軸60によって境界を定められ
た平面57
、横軸60、及び/又は、機械方向50に対して異なる方式で配置することができる。例えばいくつかの実施形態において、第1および第2の供給入口424、425および第1および第2の入口区間436、437は、各々、
機械方向50に対して約135°までの範囲、他の実施形態において約30°から約135°までの範囲、さらに他の実施形態において約45°から約135°までの範囲、さらに別の実施形態において約40°から約110°までの範囲の角度である
長手方向軸または
機械方向50に対する供給角θにて、
長手方向軸50および横軸60によって境界を定められた平面57内に実質的に配置することができる。
【0090】
分岐した連結区間439は、第1および第2の供給入口424、425および第1および第2の入口区間436、437と流体的に連通する。分岐した連結区間439は、第1および第2の形成ダクト441、443を含む。供給ダクト22の第1および第2の供給入口24、25は、第1および第2の形成ダクト441、443とそれぞれ流体的に連通する。連結区間439の第1および第2の形成ダクト441、443は、第1および第2の供給入口424、425からの第1の供給方向490における第1の流れおよび水性焼石膏スラリーの第2の流れ方向491における第2の流れをそれぞれ受け入れ、且つ分配ダクト428の中に水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れ490、491を導くように構成される。連結区間439の第1および第2の形成ダクト441、443は、第1および第2の供給入口424、425とともに流体的に連通する第1および第2の供給流出口440、445の境界をそれぞれ定める。各供給流出口440、445は、分配ダクト428と流体的に連通する。図示する第1および第2の供給流出口440、445の各々は、概して矩形の内部部分447および実質的に円形の側部分449とともに開口部442の境界を定める。円形の側部分445は、分配ダクト428のサイドフレーム451、453に隣接して配置される。
【0091】
連結区間439は、
長手方向軸50および横軸60によって境界を定められた平面57と実質的に平行である。他の実施形態において、連結区間439を、
長手方向軸50および横軸60によって境界を定められ
た平面57
、横軸60、及び/又は、機械方向50に対して異なる方式で配置することができる。
【0092】
第1の供給注入口424、第1の入口区間436、および第1の形成ダクト441は、それぞれ、第2の供給注入口425、第2の入口区間437、および第2の形成ダクト443の鏡像である。したがって、対応する方式と同様に、一方の供給注入口の説明が他方の供給注入口に対して適用可能であり、一方の入口区間の説明が他方の入口区間に対して適用可能であり、一方の形成ダクトの説明が他方の形成ダクトに対して適用可能であることは理解されるであろう。
【0093】
第1の形成ダクト441は、第1の供給注入口424および第1の入口区間436に対して流体的に接続される。第1の形成ダクト441も、また、分配ダクト428に流体的に接続され、それによって、スラリーの第1の流れ490が第1の供給注入口424に入り、第1の入口区間436、第1の形成ダクト441、および分配ダクト428を通じて進み、分配流出口430を通ってスラリー分配器420から放出されることができるように、第1の供給注入口424および分配流出口430を流体的に接続するのを支援する。
【0094】
第1の形成ダクト441は、横方向または幅方向60と実質的に平行である第1の供給流れ方向490からのスラリーの第1の流れを、
長手方向軸または
機械方向50と実質的に平行で、且つ第1の供給流れ方向490に対して実質的に垂直である流出口流れ方向492に向け直すように構成された湾曲ガイド面465の境界を定める前部の外部湾曲壁457および対向する後部の内部湾曲壁458を有する。
図9に示すように、第1の形成ダクト441は、スラリーの第1の流れが実質的に流出口流れ方向492に移動して分配ダクト428内に運ばれるように、第1の供給流れ方向490に移動するスラリーの第1の流れを受け入れ、且つ方向角αの変更によってスラリーの流れ方向を向け直すように構成される。
【0095】
使用時において、水性焼石膏スラリーの第1の流れは、第1の供給注入口424を第1の供給方向490に通過し、水性焼石膏スラリーの第2の流れは、第2の供給注入口425を第2の供給方向491に通過する。第1および第2の供給方向490、491は、いくつかの実施形態において、
長手方向軸50に沿って互いに線対称になり得る。第1の供給流れ方向490に移動するスラリーの第1の流れは、流出口流れ方向492に対して約135°までの範囲での方向角αの変更によってスラリー分配器420に向け直される。第2の供給流れ方向sに移動するスラリーの第2の流れは、流出口流れ方向492に対して約135°までの範囲での方向角αの変更によってスラリー分配器に向け直される。水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流490、491は
、スラリー分配器420から放出
され、概して流出口流れ方向492に移動する。流出口流れ方向492は、
長手方向軸または
機械方向50と実質的に平行であり得る。
【0096】
例えば、図示する実施形態において、スラリーの第1の流れは、幅方向60に沿った第1の供給流れ方向490から、垂直軸55のまわりの約90度の方向角αの変更によって、
機械方向50に沿った流出口流れ方向492に向け直される。いくつかの実施形態において、スラリーの流れは、第1の供給流れ方向490から、約135度までの範囲、他の実施形態において約30°から約135°までの範囲、さらに他の実施形態において約45°から約135°までの範囲、さらに別の実施形態において約40°から約110°までの範囲の
垂直軸55のまわりの方向角θの変化によって、流出口流れ方向492に向け直すことができる。
【0097】
いくつかの実施形態において、後部湾曲ガイド面465の形状は、図示する実施形態において形状Ax
2+Bの放物線によって境界を定めることができる、概して放物線状になり得る。別の実施形態において、高次曲線を、後部湾曲ガイド面465の境界を定めるために用いてもよい。または、その代わりに、後部の内壁458は、概して湾曲壁の境界をまとめて定めるためにそれらの端部に配置された、直線状または線形の区間から構成される概して曲線状の形状を有することができる。さらに、外壁の比形態係数を定めるために用いるパラメータは、スラリー分配器が使用される処理の特定のオペレーティングパラメータに依存され得る。
【0098】
供給ダクト422および分配ダクト428の少なくとも1つは、供給ダクト422から分配ダクト428に向かう方向における拡大面積から上流の隣接エリアの流れ断面積よりも大きな流れ断面積を有する拡大面積を含むことができる。第1の入口区間436および/または第1の形成ダクト441は、そこを通って移動するスラリーの第1の流れを分配するのを支援するために流れ方向に沿って変化する断面を有することができる。形成ダクト441は、第1の形成ダクト441を通過するにつれてスラリーの第1の流れが減速されるように、第1の供給注入口424から分配ダクト428に向かう第1の流れ方向495に増加する流れ断面積を有することができる。いくつかの実施形態において、第1の形成ダクト441は、第1の流れ方向495に沿った所定の地点において最大の
流れ断面
積を有し、第1の流れ方向495にさらに沿った地点
で最大の流れ断面積より減少することができる。
【0099】
いくつかの実施形態において、第1の形成ダクト441の最大の流れ断面積は、第1の供給注入口424の開口部434の断面積の約200%またはそれ以下である。さらに他の実施形態において、形成ダクト441の最大の流れ断面積は、第1の供給注入口424の開口部434の断面積の約150%またはそれ以下である。さらに別の実施形態において、形成ダクト441の最大の流れ断面積は、第1の供給注入口424の開口部434の断面積の約125%またはそれ以下である。さらに他の実施形態において、形成ダクト441の最大の流れ断面積は、第1の供給注入口424の開口部434の断面積の約110%またはそれ以下である。いくつかの実施形態において、流れ断面積は、フローレジムにおける大きな変化
を阻止するのを支援するために流
れ面積が所定の長さにわたって所定の量以
上変わらないように、制御される。
【0100】
いくつかの実施形態において、第1の入口区間436および/または第1の形成ダクト441は、供給ダクト422の外壁および/または内壁457、458に向かってスラリーの第1の流れを分配するのを支援するように構成される1つ以上のガイド流路467、468を含むことができる。ガイド流路467、468は、スラリー分配器420の境界内壁層の周囲でスラリーの流れを増加させるように構成される。スラリー分配器420の壁領域にそれぞれ配置された隣接するガイド流路467、468に対する流れを促進する絞り穴(restriction)の境界を定める供給ダクト422の隣接部分471よりも大きな断面積を有するように、ガイド流路467、468を構成することができる。図示する実施形態において、供給ダクト422は、外壁457および分配ダクト428の側壁451に隣接する外部のガイド流路467と、第1の形成ダクト441の内壁458に隣接する内部のガイド流路468とを含む。外部および内部のガイド流路467、468の断面積は、第1の流れ方向495に移動しながら次第に小さくなることができる。外部のガイド流路467は、実質的に分配ダクト428の側壁451に沿って分配流出口430に延
在することができる。第1の流れ方向495に対して垂直な方向
において第1の形成ダクト441を通
る所定の断面の位置において、外部のガイド流路467は、外壁457に向かう第1の供給方向490への移動のその原線から、スラリーの第1の流れの進路を変えるのを支援するために、内部のガイド流路468よりも大きな断面積を有する。
【0101】
壁領域に隣接したガイド流路を備えることは、スラリーの低流量の「デッドスポット」が見出される従来方式内の面積であり得る、それらの領域にスラリーの流れを向けるまたは導くことを支援することができる。ガイド流路を備えることによってスラリー分配器420の壁領域にてスラリーの流れを助長することによって、スラリー分配器の内部のスラリーの積層は妨げられ、スラリー分配器420の内部の清浄度を向上させることができる。カバーシート材料の移動ウェブを切り離す可能性がある塊に離脱していくスラリーの積層の頻度も、減少させることができる。
【0102】
他の実施形態において、流れの安定性を向上させ、且つスラリーの気液相分離の発生を低減するためにスラリーの流れを調整するのを支援するために、外部および内部のガイド流路467、468の相対的なサイズを変更することができる。例えば、比較的粘着性の高いスラリーを用いる用途において、第1の流れ方向495に対して垂直な方向
において第1の形成ダクト441を通
る所定の断面の位置において、外部のガイド流路467は、内壁458に向かうスラリーの第1の流れを促すのを支援するために、内部のガイド流路468よりも少ない断面積を有することができる。
【0103】
第1および第2の形成ダクト441、442の内部湾曲壁458は、分配ダクト428の入口部452に隣接するピーク475の境界を定めるために接触する。ピーク475は、連結区間439を効果的に二叉に分ける。
【0104】
長手方向軸50に沿ったピーク475の位置は、他の実施形態において変更することができる。例えば
、第1および第2の形成ダクト441、442の内部湾曲壁458を、他の実施形態において、ピーク475が図示するスラリー分配器420に示すよりも
長手方向軸50に沿って分配流出口430からさらに離れるように、あまり湾曲させないこともできる。他の実施形態において、ピーク475は、図示するスラリー分配器420において図示するよりも、
長手方向軸50に沿って分配流出口430の近くにすることもできる。
【0105】
分配ダクト428は、
長手方向軸50および横軸60によって境界を定められた平面57と実質的に平行であり、さらなる安定性および均一性のために第1および第2の形成ダクト441、442から概して二次元的な流れの形に水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流を促すように構成される。分配流出口430は、横軸60に沿って所定の距離を延
在する幅、および
長手方向軸50および横軸60に対して互いに垂直である垂直軸55に沿って延
在する高さを有する。分配流出口430の高さは、その幅に対して小さい。分配ダクト428が移動ウェブと実質的に平行であるように、分配ダクト428を、形成テーブル上のカバーシートの移動ウェブに対して配置することができる。
【0106】
分配ダクト428は、概して
長手方向軸50に沿って延
在し、入口部452および分配流出口430を含む。入口部452は、供給ダクト422の第1および第2の供給入口424、425と流体的に連通する。入口部452は、供給ダクト422の第1および第2の供給入口424、425から水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れの双方を受け入れるように構成される。分配ダクト428の入口部452は、供給ダクト422の第1および第2の供給流出口440、445と流体的に連通する分配注入口454を含む。図示する分配注入口454は、第1および第2の供給流出口440、445の開口部442に実質的に対応する開口部456の境界を定める。水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れは、複合流がウォールボード製造ライン内の形成テーブル上に移動するカバーシート材料のウェブの移動の線に実質的に整列され得る、流出口流れ方向492に概して移動するように、分配ダクト428内で複合される。
【0107】
分配流出口430は、入口部452、したがって第1および第2の供給入口424、425と、供給ダクト422の第1および第2の供給流出口440、445と流体的に連通する。分配流出口430は、第1および第2の形成ダクト441、443と流体的に連通し、
機械方向50に沿って前進するカバーシート材料のウェブ上の流出口流れ方向492に沿って、分配流出口430からスラリーの第1および第2の複合流を放出するように構成される。
【0108】
図示する分配流出口430は、半円形の狭い端部483、485により、概して矩形である開口部481の境界を定める。分配流出口430の開口部481の半円形の端部483、485は、分配ダクト428のサイドフレーム451、453に隣接して配置された外部のガイド流路467の終端端部になり得る。
【0109】
分配流出口開口部481は、分配注入口454、455の合計の面積よりも小さいが、第1および第2の供給入口424、425の開口部434、435の面積の合計よりも大きな面積を有する。例えば、いくつかの実施形態において、分配流出口430の開口部481の断面積は、第1および第2の供給入口424、425の開口部434、435の断面積の合計より大きい面積から、該断面積の合計の約400%の面積までの範囲内になり得る。他の実施形態において、分配流出口430の開口部481に対する、第1および第2の供給入口424、425の開口部434、435の断面積の合計の比は、製造ラインの速度、分配器420によって分配されるスラリーの粘性率、分配器420により作られるボード製品の幅などを含む1つ以上の要素に基づいて変更することができる。
【0110】
分配流出口430は、横軸60に沿って実質的に延
在する。分配流出口430の開口部481は、横軸60に沿って約24インチの幅と、垂直軸55に沿って1インチの高さとを有する。他の実施形態において、分配流出口430の開口部のサイズおよび形状を変更することができる。
【0111】
分配流出口430は、第1の供給注入口424および第2の供給注入口425が分配流出口430を横切る中心中間点487からの実質的に同一の距離D
3、D
4に配置されるように、第1の供給注入口424と第2の供給注入口425との間の横軸60に沿った中間に配置される。分配流出口430は、その形状が例えばプロファイリングシステム32などによって横軸60に沿って可変であるように構成されるように、弾性的な可撓性材料から作られる。
【0112】
分配ダクト428は、入口部452と流体的に連通する収斂部482を含む。収斂部482の高さは、第1および第2の形成ダクト441、443の最大の流れ断面積における高さ未満であり、且つ分配流出口430の開口部481の高さ未満である。いくつかの実施形態において、収斂部482の高さは、分配流出口430の開口部481の高さの約半分になり得る。
【0113】
収斂部482
と分配流出口430の高さ
とは、分配ダクト428から分配される水性の焼石膏の第1および第2の複合流の平均速度を制御することを支援するように、相互に協働することができる。分配流出口430の高さおよび/または幅は、スラリー分配器420から放出するスラリーの第1および第2の複合流の平均速度を調整するために変更することができる。
【0114】
いくつかの実施形態において、流出口流れ方向は、カバーシート材料の前進ウェブを移送するシステムの
機械方向50および交わる幅方向60によって境界を定められる
平面57と実質的に平行である。他の実施形態において、第1および第2の供給方向490、491、および流出口流れ方向492は、すべて、カバーシート材料の前進ウェブを移送するシステムの
機械方向50および交わる幅方向60によって境界を定められる平面57と実質的に平行である。いくつかの実施形態において、スラリー分配器は、スラリーの流れが、幅方向60のまわりを回転することによって実質的な流れの向け直しを経ずに、第1および第2の供給方向490、491から流出口流れ方向492にスラリー分配器420内で向け直されるように、形成テーブルに対して構成され配置され得る。
【0115】
いくつかの実施形態において、スラリー分配器は、約45度以下の角度にわたって幅方向60のまわりで回転することによって、スラリーの第1および第2の流れを向け直すことによって、スラリーの第1および第2の流れが、第1および第2の供給方向490、491から流出口流れ方向492にスラリー分配器内で向け直されるように、形成テーブルに対して構成され配置され得る。このような回転は、第1および第2の供給入口424、425、およびスラリーの第1および第2の流れの第1および第2の供給方向490、491が、機械軸50および機械横断軸60によって形成された
平面57及び垂直軸5
5に対する垂直オフセット角度ωにて配置されるように、スラリー分配器を構成されることによって、いくつかの実施形態において達成することができる。実施形態において、第1および第2の供給入口424、425、およびスラリーの第1および第2の流れの第1および第2の供給方向490、491は、スラリーの流れが機械軸50のまわりで向け直され、第1および第2の供給方向490、491から流出口流れ方向492にスラリー分配器420内の垂直軸55に沿って移動するように、0から約60度までの範囲内の垂直オフセット角度ωにて配置され得る。実施形態において、それぞれの入口区間436、437および形成ダクト441、443のうちの少なくとも1つは、機械軸50のまわりで且つ垂直軸55に沿ったスラリーの向け直しを容易にするように構成され得る。実施形態において、スラリーの第1および第2の流れは、第1および第2の供給方向490および491から、垂直オフセット角度ωに対して実質的に垂直な軸および/または約45度〜約150度までの範囲内の他の1つ以上の回転機械横断軸のまわりの方向角αの変更によって、流出口流れ方向492が
機械方向50と概して整列するように、流出口流れ方向492に向け直すことができる。
【0116】
使用時において、水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れは、第1および第2の供給方向490、491を収斂させる際に第1および第2の供給入口424、425を通過する。第1および第2の形成ダクト441、443は、スラリーの第1および第2の流れが、方向角αの変更を通じて、横軸60と実質的に平行な双方の方向から、
機械方向50と実質的に平行な双方の方向に移動するように、第1の供給方向490および第2の供給方向491からのスラリーの第1および第2の流れを、向け直す。石膏ボードを製作する方法において、カバーシート材料のウェブが移動する
機械方向50と実質的に一致する
長手方向軸50に沿って延
在するように、分配ダクト428を配置することができる。水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れは、水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流が、概して
長手方向軸50および
機械方
向の方向に沿って流出口流れ方向492に、分配流出口430を通過するように、スラリー分配器420内で複合される。
【0117】
スラリー分配器420から分配される水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流の流れの形を局部的に変化させるように分配流出口430を変更するために、プロファイリングシステム32を用いることができる。横軸60に沿った分配流出口430のサイズを変更し、且つ新しい形状
に分配流出口430を維持するために、プロファイリングシステム32を用いることができる。
【0118】
図10を参照すると、図示する実施形態において例えばPVCまたはウレタンなどの可撓性材料から作られるスラリー分配器420を支えるのを支援するために、スラリー分配器支持体500を備えることができる。スラリー分配器支持体500を、可撓スラリー分配器420を支えるのを支援するために適切な硬質材料から作ることができる。スラリー分配器支持体500は、ツーピース構造を含むことができる。2つの部品(ツーピース)501、503は、支持体500の内部507への即座のアクセスを可能にするために、その後方端にてヒンジ505のまわりで互いに枢動可能に移動可能になり得る。支持体500の内部506は、スラリー分配器420が支持体500に関して経ることができる移動の量を制限するのを支援するために、内部506がスラリー分配器420の外部に実質的に一致するように構成され得る。
【0119】
いくつかの実施形態において、支持体500に取り付けたプロファイリングシステム32(
図1を参照)を支持し、且つ該プロファイリングシステム32に応じて変形され得る適切な弾性的な可撓性材料から、スラリー分配器支持体500を作ることができる。プロファイリングシステム32を、スラリー分配器420の分配流出口430に隣接する支持体に取り付けることができる。そのように設置されたプロファイリングシステム32は、厳密に適合する支持体500のサイズおよび/または形状をも変更することによって、分配ダクト428の分配流出口430のサイズおよび/または形状を局部的に変更するように機能することができる。
【0120】
図11および
図12は、実質的に剛性の材料から構成される以外は
図9のスラリー分配器420と同様である、スラリー分配器620の別の実施形態を図示する。
図11のスラリー分配器620は、ツーピース構造を有する。スラリー分配器の上部部品621は、プロファイリングシステム32をそこに受け入れるように構成された凹部627を含む。取り付け穴629は、上部部品621とその嵌合する下部部品623との接続を容易にするために備えられる。
図11のスラリー分配器620の内部の形状は、
図9のスラリー分配器420のものと同様であり、同様の構造を示すために、同様の参照符号を用いる。
【0121】
図13〜
図15を参照すると、本開示の原理により構成されたスラリー分配器720の別の実施形態を示す。
図13のスラリー分配器720の第1および第2の供給入口724、725、および第1および第2の入口区間736、737が、約60°の
長手方向軸または
機械方向50に対して供給角θにて配置される点を除いて、
図13のスラリー分配器720は、
図9スラリー分配器420および
図11の620と同様である(
図14を参照)。
【0122】
スラリー分配器720は、上部部品721とその嵌合する下部部品723とを含むツーピース構造を有する。スラリー分配器720の2つの部品721、723は、例えば、各部品712、723内に備えられた相当数の取り付け穴729を通じてファスナを用いることなどによって、任意の適切な技術を用いて相互に固定することができる。スラリー分配器720の上部部品721は、プロファイリングシステム32をそこに受け入れるように構成された凹部727を含む。
図13のスラリー分配器720は、
図9のスラリー分配器420および
図11のスラリー分配器620と他の点で類似する。
【0123】
図16および
図17を参照すると、
図13のスラリー分配器720の下部部品723を示す。下部部品723は、
図13のスラリー分配器720の内部の形状の第1の部分731の境界を定める。上部部品は、上部および下部部品721、723が相互に嵌合されるとき、それらが
図13のスラリー分配器720の完成した内部形状の境界を定めるように、内部の形状の線対称の第2の部分の境界を定める。
【0124】
図16を参照すると、第1および第2の形成ダクト771,743は、第1および第2の供給流れ方向790、791に移動するスラリーの第1および第2の流れを受け入れ、且つ、スラリーの第1および第2の流れが、
機械方向また
長手方向軸50と整列する流出口流れ方向792に実質的に移動して分配ダクト728内に運ばれるように、方向角αの変更によってスラリーの流れ方向を向け直すように、構成される。
【0125】
図18および
図19は、外部および内部のガイド流路767、768の断面積が、分配流出口730に向かって第2の流れ方向797に移動しながら、どのようにして次第に減少していくことができるかを図示する。外部のガイド流路767は、第2の形成ダクト743の外壁757および分配ダクト728の側壁753に沿って、分配流出口730に対して実質的に延
在することができる。内部のガイド流路768は、第2の形成ダクト743の内壁758に隣接し、二等分された連結区間739のピーク775で終端となる。
【0126】
図20を参照すると、石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ810の1つの実施形態は、
図13のスラリー分配器720と流体的に連通する石膏スラリーミキサ812を含む。石膏スラリーミキサ812は、水性焼石膏スラリーを形成するために水と焼石膏とを撹拌するように構成される。当該技術分野内に周知のように、水と焼石膏との両方を、1つ以上の注入口を介してミキサ812に供給することができる。任意の適切なミキサをスラリー分配器とともに用いることができる。
【0127】
スラリー分配器720は、石膏スラリーミキサ812と流体的に連通する。スラリー分配器720は、石膏スラリーミキサ812から第1の供給方向790に移動する水性焼石膏スラリーの第1の流れを受け入れるように構成された第1の供給注入口724と、石膏スラリーミキサ812から第2の供給方向791に移動する水性焼石膏スラリーの第2の流れを受け入れるように構成された第2の供給注入口725と、第1および第2の供給入口724、725の双方と流体的に連通し、且つ水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れが
機械方向50に沿って分配流出口730を通ってスラリー分配器720から実質的に放出するように構成された分配流出口730とを含む。
【0128】
スラリー分配器720は、分配ダクト728と流体的に連通する供給ダクト722を含む。供給ダクトは、第1の供給注入口724に対して間隔を置いて配置された関係で配置された第1の供給注入口724および第2の供給注入口725を含み、双方とも
機械方向50に対して約60°の供給角θにて配置される。供給ダクト722は、第1および第2の供給流れ方向790、791に移動するスラリーの第1および第2の流れを受け入れ、且つ、スラリーの第1および第2の流れが、
機械方向と実質的に整列する流出口流れ方向792に実質的に移動して分配ダクト728内に運ばれるように、方向角αの変更によってスラリーの流れ方向を向け直すようにそこに構成される構造を含む。
【0129】
分配ダクト728は、横軸60に対して実質的に垂直である、概して
長手方向軸または
機械方向50に沿って延
在する。分配ダクト728は、入口部752と分配流出口730とを含む。入口部752は、入口部752が第1および第2の供給入口724、725から水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れの双方を受け入れるように構成されるように、供給ダクト722の第1および第2の供給入口724、725と流体的に連通する。分配流出口730は、入口部752と流体的に連通する。分配ダクト728の分配流出口730は、幅方向にまたは横軸60に沿った水性焼石膏スラリーの第1および第2の複合流の放出を容易にするために、横軸60に沿って所定の距離を延
在する。
【0130】
送出導管814は、石膏スラリーミキサ812とスラリー分配器720との間に配置され、石膏スラリーミキサ812およびスラリー分配器720と流体的に連通する。送出導管814は、メインの送出トランク815と、スラリー分配器720の第1の供給注入口724と流体的に連通する第1の送出ブランチ817と、スラリー分配器720の第2の供給注入口725と流体的に連通する第2の送出ブランチ818とを含む。メインの送出トランク815は、第1および第2の送出ブランチ817、818の双方と流体的に連通する。
【0131】
水性発泡体供給ダクト821は、石膏スラリーミキサ812および送出導管814のうちの少なくとも1つと流体的に連通することができる。供給源からの水性発泡体は、
スラリー分配器720に供給される泡立った石膏スラリーを形成するために、ミキサ812の下流の任意の好適な位置にて
及び/又はミキサ812自身内に発泡体供給ダクト821を通じて構成材料に追加することがで
きる。
【0132】
メインの送出トランク815を、適当なY形のフロースプリッタ819を介して第1および第2の送出ブランチ817、818に連結することができる。フロースプリッタ819は、メインの送出トランク815と第1の送出ブランチ817との間と、メインの送出トランク815と第2の送出ブランチ818との間に配置される。いくつかの実施形態において、石膏スラリーの第1および第2の流れを、実質的に等しくなるように分岐するのを支援するように、フロースプリッタ819を構成することができる。他の実施形態において、スラリーの第1および第2の流れを調節するのを支援するために、追加部品を追加することができる。
【0133】
使用時において、水性焼石膏スラリーは、ミキサ812から放出される。ミキサ812からの水性焼石膏スラリーは、フロースプリッタ819内において、水性焼石膏スラリーの第1の流れおよび水性焼石膏スラリーの第2の流れに分岐する。ミキサ812からの水性焼石膏スラリーは、水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れが実質的に平衡を保たれるように分岐されることができる。
【0134】
図20の石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ810は、
図6の石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ110と他の点で類似し得る。本開示の原理により構成されたスラリー分配器を、本明細書に記載されるような石膏スラリーの混合および
分配アセンブリの他の実施形態においても用いることができることが、さらに想定される。
【0135】
図21を参照すると、本開示の原理により構成された石膏スラリーの混合および
分配アセンブリに使用するのに適したY形のフロースプリッタ900の1つの実施形態を示す。フロースプリッタ900がミキサから水性焼石膏スラリーの単一の流れを受け入れ、水性焼石膏スラリーの2つの個別の流れをそこからスラリー分配器の第1および第2の供給入口に放出するように、フロースプリッタ900を、石膏スラリーミキサおよびスラリー分配器と流体的に連通して配置することができる。ミキサとフロースプリッタ900との間に、および/または、スプリッタ900と関連するスラリー分配器との間を導く送出ブランチの一方または両方の間に、1つ以上の流れ変更部品を配置することができる。
【0136】
フロースプリッタ900は、スラリーの単一の流れを受け入れるように構成された主分岐903内に配置された実質的に円形の注入口902と、スラリーの2つの流れがスプリッタ900から放出することを可能にする第1および第2の流出口分岐905、907内にそれぞれ配置された1対の実質的に円形の流出口904、906とを有する。注入口902および流出口904、906の開口部の断面積を、所望の流速に応じて変更することができる。流出口904、906の開口部の断面積が注入口902の開口部の断面積と各々実質的に等しい実施形態において、各流出口904、906から放出するスラリーの流速は、注入口902および流出口904、906の双方を通じての流量が実質的に同一である場合に注入口902に入るスラリーの単一の流れの速度の約50%に低減することができる。
【0137】
いくつかの実施形態において、流出口904、906の径は、スプリッタ900を通じて比較的速い流速を維持するために、注入口902の径よりも小さくすることができる。流出口904、906の開口部の断面積が、注入口902の開口部の断面積よりも各々小さい実施形態において、流速は、流出口904、906内で維持され得る、または、流出口904、906および注入口902がすべて実質的に等しい断面積を有する場合よりも少なくとも少ない程度に低減され得る。例えば、(他の実施形態においては他の注入口径および流出口径を用いることができるが)いくつかの実施形態において、フロースプリッタ900は、約3インチの内径(ID
1)を有する注入口902を有し、各流出口904、906は、約2.5インチの内径(ID
2)を有する。350fpmのライン速度でこれらの寸法をもつ1つの実施形態において、流出口904、906の小径は、各流出口内の流速を、注入口902でのスラリーの単一の流れの流速の約28%
だけ低減する。
【0138】
フロースプリッタ900は、第1および第2の流出口分岐905、907の間の凹型中心部914と接合部920とを含むことができる。凹型中心部914は、接合部920でのスラリーの積層の発生を低減するために、スプリッタの外端910、912に対する流れを促進するのを支援する接合部920の上流のフロースプリッタ900の中心内部領域に絞り
部908を
形成する。凹型中心部914の形状は、フロースプリッタ900の外端910、912に隣接するガイド流路911、913をもたらす。凹型中心部914内の絞り
部908は、ガイド流路911、913の高さH
3よりも低い高さH
2を有する。ガイド流路911、913は、中央の絞り穴908の断面積よりも大きい断面積を有する。結果として、流動するスラリーは、中央の絞り
部908を通じてよりも、ガイド流路911、913を通じて少ない流れ抵抗に遭遇し、流れは、スプリッタ接合部920の外端に向かって向けられる。
【0139】
接合部920は、第1および第2の流出口分岐905、907に開口部を構築する。接合部920は、注入口流れ方向925に対して実質的に垂直な、平面的壁面923から構成される。
【0140】
いくつかの実施形態において、
図23を参照すると、調整可能で規則的な時間間隔でスプリッタ900を締めつけるための自動装置950を、スプリッタ900の内部で積層する固形物を防止するために備えることができる。いくつかの実施形態において、締めつけ装置950は、凹型中心部914の対向した側面942、943上に配置された1対の板952、954を含むことができる。板952、954は、適当なアクチュエータ960によって互いに移動可能である。凹型中心部914および接合部920でスプリッタ900上に圧縮力を加えるために、互いにに板952、954を相互に移動するために、アクチュエータ960を自動的または選択的に操作することができる。
【0141】
締めつけ装置950がフロースプリッタを締めつけるとき、締めつけ作用は、フロースプリッタ900に対して圧縮力を加え、フロースプリッタ900は、それに応じて内側に屈曲する。この圧縮力は、流出口904、906を通じてスラリー分配への実質的に均等の分流を妨害するかもしれないスプリッタ900の内部の固形物の積層を防止するのを支援することができる。いくつかの実施形態において、締めつけ装置950は、アクチュエータとともに動作可能に配置されたプログラマブルコントローラーの使用を通じて、自動的にパルスを発するように設計される。締めつけ装置950
による圧縮力の印加の時間
および/またはパルス間の間隔を調整することができる。さらに、板952、954が互いに圧縮方向に進むストローク長を調整することができる。
【0142】
スラリー分配器、石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ、およびそれを用いる方法の実施形態は、商業的環境における石膏壁用ボードの製造に有用な多数改善されたプロセスの特徴を提供することができる本明細書において提供される。本開示の原理により構成されたスラリー分配器は、形成ステーションに向かって製造ラインのウェットエンドでミキサを通過して前進するときに、カバーシート材料の移動ウェブ上
での水性焼石膏スラリーの
拡がりを容易にすることができる。
【0143】
本開示の原理により構成された石膏スラリーの混合および
分配アセンブリは、所望の散布パターンを提供するために本開示の原理により構成されたスラリー分配器内の下流で再複合することができる水性焼石膏スラリーの2つの個別の流れの中に、ミキサからの水性焼石膏スラリーの流れを分岐
させることができる。2重の注入口構成および分配流出口の設計は、カバーシート材料の移動ウェブ上の幅方向に、粘着性の高いスラリー
がさらに広
範に広がることを可能にすることができる。スラリー分配器は、水性焼石膏スラリーの2つの独立した流れが幅方向成分を含む供給注入口方向に沿ってスラリー分配器に入り、スラリー分配器の内部に再度向けられる2つのスラリーの流れが実質的に
機械方向に移動し、横軸または幅方向に沿って
経時的流体質量変化を低減するのを支援するために、スラリー分配器の分配流出口から放出される水性焼石膏スラリーの複合流の幅方向の均一性を改善するように分配器内で再結合されるように、構成されることができる。幅方向性の成分を含む第1および第2の供給方向に水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れを導入することは、低減された推進力および/またはエネルギーによりスラリー分配器からのスラリー放出の再複合流を支援することができる。
【0144】
スラリーの2つの流れの各々が
層流
としてスラリー分配器を通って移動するように、スラリー分配器の内部のフローキャビティを構成することができる。スラリーの2つの流れの各々が、最小限のスラリーの気液相分離を伴って、または実質的にスラリーの気液相分離を伴わずに、スラリー分配器を通じて移動するように、スラリー分配器の内部のフローキャビティを構成することができる。スラリーの2つの流れの各々が、実質的に渦流路を経ずに、スラリー分配器を通って移動するように、スラリー分配器の内部のフローキャビティを構成することができる。
【0145】
1つまたは複数のステップにおけるスラリー速度を低減するために、本開示の原理により構成された石膏スラリーの混合および
分配アセンブリは、スラリー分配器の分配流出口の上流に流動形状を含むことができる。例えば、スラリー分配器に入るスラリー速度を低減するために、フロースプリッタを、ミキサとスラリー分配器との間に備えることができる。別の例として、スラリーがスラリー分配器の分配流出口から放出されるときに扱いやすいように、石膏スラリーの混合および
分配アセンブリ内の流動形状は、スラリーの速力を落とすために拡大面積を上流およびスラリー分配器内部に含むことができる。
【0146】
分配流出口の形状は、また、スラリーがカバーシート材料の移動ウェブ上のスラリー分配器から放出されるときに、スラリーの放出速度および推進力を制御するのを支援することができる。分配流出口から放出するスラリーが、安定性および均一性の向上を支援するために幅方向の広い流出口に比べて比較的低い高さをもつ二次元的な流れの形に実質的に維持されるように、スラリー分配器の流動形状を構成することができる。
【0147】
比較的広い放出流出口は、同様の作業条件下で従来のブートから放出されたスラリーの単位幅当たりの推進力よりも低い、分配流出口から放出されるスラリーの単位幅当たりの推進力をもたらす。1つの単位幅当たりの低減された推進力は、スラリーがウェブ上のスラリー分配器から放出される位置から上流のカバーシート材料のウェブに対して加えられた緻密層のスキムコートの流失を防止するのを支援することができる。
【0148】
従来のブート流出口が、6インチ幅で2インチ厚が用いられる状況において、高容積生産物に対する流出口の平均速度は、761フィート/分である。本開示の原理により構成したスラリー分配器が24インチ幅および0.75インチ厚である隙間を有する分配流出口を含む実施形態において、平均速度は550フィート/分である。質量流量は、3,437ポンド/分で、双方の装置に同一である。双方の場合のスラリーの推進力(質量流量×平均速度)は、それぞれ、従来のブートおよびスラリー分配器に対して〜2,618,000および1,891,000lb・ft/分
2になるだろう。従来のブート流出口およびスラリー分配器の流出口の幅によりそれぞれの計算された推進力を除算して、従来のブートから放出するスラリーの単位幅当たりの推進力は、402,736(lb・ft/分2)/(ブート幅の端から端までのインチ)であり、本開示の原理により構成されたスラリー分配器から放出するスラリーの単位幅当たりの推進力は、78,776(lb・ft/分2)/(スラリー分配器幅の端から端までのインチ)。この場合、スラリー分配器から放出するスラリーは、従来のブートと比較して約20%の単位幅当たりの推進力を有する。
【0149】
本開示の原理により構成されたスラリー分配器は、例えば、約0.4から約1.2まで、いくつかの実施形態においては0.75以下、および他の実施形態においては約0.4から約0.8の間の水対焼石膏の比などの、比較的低いWSRまたはさらに従来のWSRを含む様々な水対スタッコ比にわたる水性焼石膏スラリーを用いながら、所望の
拡がりパターンを得ることができる。本開示の原理により構成されたスラリー分配器の実施形態は、第1および第2の流れが第1および第2の供給入口からスラリー分配器を通じて分配流出口に向かって進むときに、水性焼石膏スラリーの第1および第2の流れに
対して制御される剪断効果を生成するように構成された内部流れ形状を含むことができる。スラリー分配器における制御された剪断の適用は、このような剪断を受けた結果としてスラリーの粘性率を選択的に低減することができる。スラリー分配器における制御された剪断の影響下では、低い水対スタッコ比を有するスラリーは、従来のWSRを有するスラリーに匹敵す
る幅方向
の拡がりパターン
でスラリー分配器から分配することができる。
【0150】
スラリー分配器の内部の流動形状は、スラリー分配器の内部の形状の境界壁領域に隣接した流れの増加を提供するために、様々な水対スタッコ比のスラリー
にさらに適応するように構成され得る。境界壁層の周囲の流れの程度を増加させるように構成されたスラリー分配器内に流動形状の特徴を含むことによって、スラリー分配器において再循環
したりおよび/または流れを止め
たりしてスラリー分配器内でスラリー
が固まる傾向は低減される。したがって、スラリー分配器内のセットスラリーの積層を、結果的に低減することができる。
【0151】
本開示の原理により構成されたスラリー分配器は、形成ステーションに向かって製造ラインの下方へ移動する基板上の幅方向のスラリーの
拡がり角および
拡がり幅を選択的に制御するために、分配流出口から放出するスラリーの複合流の幅方向の速度成分を変更する分配流出口に隣接して取り付けられたプロファイルシステムを含むことができる。プロファイルシステムは、分配流出口から放出されるスラリーが、スラリー粘度およびWSRに対してそれほど影響を受けない一方で、所望の
拡がりパターンを達成するのを支援することができる。スラリーがより均一の等速度を幅方向に有するように、スラリーの流れを導くためにスラリー分配器の分配流出口から放出するスラリーの流れ力学を変化するために、プロファイルシステムを用いることができる。プロファイルシステムを用いることは、また、本開示の原理により構成された石膏スラリーの混合および
分配アセンブリが異なる種類や量のウォールボードを製造する石膏壁用ボード製造
設定で用いられるのを支援することができる。
【0152】
本明細書に引用した公報、特許出願、特許を含む参考文献は、各参考文献が参照によってその全体を本明細書に援用するために個々に具体的に示し、且つ説明したように、すべてが参照によって同一の程度に本明細書に援用される。
【0153】
本明細書に示さない限り、あるいは内容によって明らかに矛盾しない限り、用語「a」、「an」、「the」の使用、および本発明を記載する内容における(とりわけ以下のクレームの内容における)同様の参照対象が、単数と複数の双方をカバーするよう構成される。用語「備える(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」、および「包含する(containing)」は、注釈しない限り、オープンエンドターム(開放式の用語)(すなわち「〜を含むが、それに限定されない」を意味する)として構成される。本明細書中の数値範囲の具陳は、本明細書中で特に指摘しない限り、単にその範囲内に該当する各値を個々に言及するための略記法としての役割を果たすことだけを意図しており、各値は、本明細書中で個々に列挙されるかのように、明細書に組み込まれる。本明細書中で説明されるすべての方法は、本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、あらゆる適切な順番で行うことができる。本明細書中で使用するあらゆる例または例示的な言い回し(例えば「など(such as)」)は、特に主張しない限り、単に本発明をよりよく説明することだけを意図し、本発明の範囲に対する制限を設けるものではない。明細書中の如何なる言い回しも、本発明の実施に不可欠である、請求項に記載されていない要素を示すものとは解釈されないものとする。
【0154】
本明細書では、発明を実施するため本発明者が知っている最良の形態を含め、本発明の好ましい実施の形態について説明している。当業者にとっては、上記説明を読んだ上で、これらの好ましい実施の形態の変形が明らかとなろう。本発明者は、熟練者が適宜このような変形を適用することを期待しており、本明細書中で具体的に説明される以外の方法で発明が実施されることを意図する。したがって、本発明は、準拠法で許されているように、本明細書に添付された請求項に記載の内容の修正および均等物をすべて含む。さらに、本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、好ましい実施の形態で考えられるすべての変形における上記要素のいずれの組み合せも本発明に包含される。
[付記1]
第1の供給注入口をもつ第1の入口区間と、前記第1の供給注入口に対して間隔を置いた関係で配置された第2の供給注入口をもつ第2の入口区間とを含む供給ダクトと、
概して長手方向軸に沿って延在し、入口部と前記入口部と流体的に連通する分配流出口とを含む分配ダクトであって、前記入口部は前記第1の供給注入口および前記第2の供給注入口と流体的に連通し、前記分配流出口は横軸に沿って所定の距離延在し、前記横軸は前記長手方向軸に対して実質的に垂直である、分配ダクトと
を備えるスラリー分配器。
[付記2]
前記第1の供給注入口および前記第2の供給注入口ならびに前記第1の入口区間および前記第2の入口区間は、前記長手方向軸に対して約135°までの範囲のそれぞれの供給角で配置される付記1に記載のスラリー分配器。
[付記3]
前記供給ダクトは、実質的に前記横軸に沿って延在する付記1または付記2に記載のスラリー分配器。
[付記4]
前記第1の供給注入口および前記第2の供給注入口は、それぞれ、断面積をもつ開口部を有し、
前記分配流出口は、前記第1の供給注入口および前記第2の供給注入口の前記開口部の断面積の合計よりも大きい断面積をもつ開口部を有する付記1〜3のいずれか1つに記載のスラリー分配器。
[付記5]
前記供給ダクトは、約135°の範囲内の方向角の変更によって、前記第1の供給注入口および前記第1の入口区間を通って第1の供給流れ方向に移動するスラリーの第1の流れを流出口流れ方向に向け直すように構成されたガイド表面を含む付記1〜4のいずれか1つに記載のスラリー分配器。
[付記6]
前記供給ダクトは、第1のガイド表面および第2のガイド表面を含む分岐した連結区間を含み、前記第1のガイド表面および前記第2のガイド表面は、それぞれ、約135°の範囲内の方向角の変更によって、前記第1の供給注入口および前記第1の入口区間を通って第1の供給流れ方向に移動するスラリーの第1の流れを流出口流れ方向に向け直すように、および、約135°の範囲内の方向角の変更によって、前記第2の供給注入口および前記第2の入口区間を通って第2の供給流れ方向において移動するスラリーの第2の流れを前記流出口流れ方向に向け直すように構成された付記1〜4のいずれか1つに記載のスラリー分配器。
[付記7]
前記供給ダクトはガイド流路を含み、前記ガイド流路は前記ガイド流路を通ったスラリーの流れを促進するために前記供給ダクトの隣接部分よりも大きな断面積を有するように構成されており、前記ガイド流路は壁面に隣接して配置されている付記1〜6のいずれか1つに記載のスラリー分配器。
[付記8]
前記分配流出口の開口部は、前記横軸に沿った幅と、前記長手方向軸および前記横軸に対して互いに垂直な垂直軸に沿った高さとを有し、且つ、前記高さに対する前記幅の割合は、約4以上である付記1〜7のいずれか1つに記載のスラリー分配器。
[付記9]
前記供給ダクトおよび前記分配ダクトのうちの少なくとも1つは、拡大面積を含み、前記拡大面積は、前記供給ダクトから前記分配ダクトに向かう方向において前記拡大面積から上流にある隣接エリアの流れ断面積よりも大きな流れ断面積を有する付記1〜8のいずれか1つに記載のスラリー分配器。
[付記10]
前記分配ダクトは、隣接領域において加えられる局所剪断に関して収斂部を通過する水性焼石膏スラリーの流れに対して加えられる前記局所剪断を増加させるのに効果的な隣接領域内の高さよりも小さい高さを有する収斂部を含む付記1〜9のいずれか1つに記載のスラリー分配器。
[付記11]
前記横軸に沿った前記分配流出口の形状および/またはサイズを変更するように構成されたプロファイリングシステムをさらに備える付記1〜10のいずれか1つに記載のスラリー分配器。
[付記12]
水性焼石膏スラリーを形成するために水と焼石膏とを撹拌するように構成されたミキサと、
前記ミキサと流体的に連通する付記1〜9のいずれか1つに記載のスラリー分配器であって、前記第1の供給注入口は、前記ミキサから水性焼石膏スラリーの第1の流れを受け入れるように構成され、前記第2の供給注入口は、前記ミキサから水性焼石膏スラリーの第2の流れを受け入れるように構成され、前記分配流出口は、前記第1の供給注入口および前記第2の供給注入口の双方と流体的に連通し、且つ前記水性焼石膏スラリーの前記第1の流れおよび前記第2の流れが前記スラリー分配器から前記分配流出口を通じて放出するように構成された、スラリー分配器と
を備える石膏スラリーの混合および分配アセンブリ。
[付記13]
前記ミキサと前記スラリー分配器との間に配置され、前記ミキサおよび前記スラリー分配器と流体的に連通する送出導管であって、メインの送出トランクならびに第1の送出ブランチおよび第2の送出ブランチを含む前記送出導管と、
前記メインの送出トランクならびに前記第1の送出ブランチおよび前記第2の送出ブランチを接合するフロースプリッタであって、前記メインの送出トランクと前記第1の送出ブランチとの間と、前記メインの送出トランクと前記第2の送出ブランチとの間に配置されたフロースプリッタと、
をさらに含み、
前記第1の送出ブランチは、前記スラリー分配器の前記第1の供給注入口と流体的に連通し、前記第2の送出ブランチは、前記スラリー分配器の前記第2の供給注入口と流体的に連通する付記10に記載の石膏スラリーの混合および分配アセンブリ。
[付記14]
機械方向に沿って移動するカバーシート材料の移動ウェブ上に水性焼石膏スラリーを分配する方法であって、
付記1〜11のいずれか1つに記載のスラリー分配器の前記第1の供給注入口を通じて水性焼石膏スラリーの第1の流れを通過させるステップと、
前記スラリー分配器の前記第2の供給注入口を通じて水性焼石膏スラリーの第2の流れを通過させるステップと、
前記スラリー分配器内で前記水性焼石膏スラリーの前記第1の流れおよび前記第2の流れを混合するステップと、
前記スラリー分配器から前記水性焼石膏スラリーの前記第1の流れおよび前記第2の流れの複合流を前記移動ウェブ上に放出するステップと
を含む方法。
[付記15]
前記水性焼石膏スラリーの前記第1の流れおよび前記第2の流れの前記複合流はある平均流速で放出され、前記カバーシート材料のウェブはあるウェブ速度で前記機械方向に沿って移動し、前記ウェブ速度に対する前記平均流速の比は、約2以下である付記14に記載の移動ウェブ上に水性焼石膏スラリーを分配する方法。
[付記16]
前記移動ウェブは、前記機械方向に対して実質的に垂直な幅方向に沿って延在する幅を有し、前記分配流出口の開口部の幅が、前記幅方向に沿って延在し、且つ前記分配流出口の前記開口部の前記幅に対するカバーシートの前記幅の比が、約1から約6までの範囲内にあるような大きさで作られた付記14または付記15に記載の移動ウェブ上に水性焼石膏スラリーを分配する方法。
[付記17]
前記水性焼石膏スラリーの前記第1の流れおよび前記第2の流れを形成するために、約0.4から約1.2までの水に対する焼石膏の比で、水と焼石膏とを混合し撹拌するステップ
をさらに含む付記14〜16のいずれか1つに記載の移動ウェブ上に水性焼石膏スラリーを分配する方法。
[付記18]
前記スラリー分配器から放出する前記水性焼石膏スラリーの前記第1の流れおよび前記第2の流れは、前記移動ウェブ上の拡がりパターンの境界を定め、前記方法は、
前記拡がりパターンを変更するために前記分配流出口のサイズおよび形状のうちの少なくとも1つを調整するステップ
をさらに含む付記14〜17のいずれか1つに記載の移動ウェブ上に水性焼石膏スラリーを分配する方法。
[付記19]
前記水性焼石膏スラリーの前記第1の流れおよび前記第2の流れは、前記水性焼石膏スラリーの前記第1の流れおよび前記第2の流れの前記複合流が概して前記長手方向軸に沿って分配方向に移動するように、前記スラリー分配器において複合される付記14〜18のいずれか1つに記載の移動ウェブ上に水性焼石膏スラリーを分配する方法。
[付記20]
ミキサから水性焼石膏スラリーを放出するステップと、
前記ミキサからの水性焼石膏スラリーを、前記水性焼石膏スラリーの前記第1の流れと前記水性焼石膏スラリーの前記第2の流れとに分岐するステップと
をさらに含む付記14〜19のいずれか1つに記載の移動ウェブ上に水性焼石膏スラリーを分配する方法。